JP2014530867A - キナーゼのピリドピリミジノン阻害剤 - Google Patents

キナーゼのピリドピリミジノン阻害剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2014530867A
JP2014530867A JP2014537252A JP2014537252A JP2014530867A JP 2014530867 A JP2014530867 A JP 2014530867A JP 2014537252 A JP2014537252 A JP 2014537252A JP 2014537252 A JP2014537252 A JP 2014537252A JP 2014530867 A JP2014530867 A JP 2014530867A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkyl
amino
dichlorophenyl
pyrido
phenyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014537252A
Other languages
English (en)
Inventor
マストラッチオ,アンソニー
ライ,チュンチウ
ペニング,トーマス・ディー
Original Assignee
アッヴィ・インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アッヴィ・インコーポレイテッド filed Critical アッヴィ・インコーポレイテッド
Publication of JP2014530867A publication Critical patent/JP2014530867A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D471/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D471/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D471/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
    • C07D471/12Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains three hetero rings
    • C07D471/14Ortho-condensed systems

Abstract

本発明は、式(I)(式中、R1、R2、R3、R4およびBは明細書において定義した通りである。)の化合物または医薬として許容される塩に関する。本発明はさらに、キナーゼ、例えばwee−1を阻害するために有用な前記化合物を含有する組成物および疾患、例えばがんを治療する方法にも関する。

Description

本発明は、Wee−1キナーゼの活性を阻害する化合物、該化合物の作製方法、該化合物を含有する組成物および該化合物を使用する治療方法に関する。
適切な細胞分裂を起こすために、真核細胞はこれらのゲノムを忠実に複製し、その後、これらの染色体を2つの娘細胞に正確に分離しなければならない。細胞周期とも呼ばれる細胞分裂のこの過程は、ゲノムの完全性を確保するチェックポイントにより管理される、段階的過程である。DNA複製が完了(S期)すると、細胞は成長期(G2期)に移行し、その後染色体分離の有糸分裂(M期)に進む。有糸分裂の鍵となるレギュレーターは、キナーゼCdk1(Cdc2とも呼ばれる。)である(Nurse,P.(1990)Universal control mechanism regulating onset of M−phase.Nature 344,503−508)。Cdk1の活性により有糸分裂の開始がもたらされ、続いて起こるこの不活性化により、有糸分裂の終了が始まる。Cdk1は、Cyclin AまたはCyclin Bの結合により活性化される。Cyclin A−Cdk1およびCyclin B−Cdk1複合体は両方とも、有糸分裂の開始のために機能する(Lindqvist,A.,et.Al.(2009)The decision to enter mitosis:feedback and redundancy in the mitotic entry network.The Journal of cell biology 185,193−202)。Cyclin Bの分解はCdk1の不活性化を誘発し、有糸分裂終了をもたらし、成長(G1)期に移行し、その後、細胞周期の新しいラウンドが始まる(Glotzer,M.,et al.(1991)Cyclin is degraded by the ubiquitin pathway.Nature 349,132−138)。
Cyclinに加えて、Cdk1はWee1によっても制御され、Wee1は、チロシン15(Y15)上のCdk1をリン酸化し、Cdk1を不活性化する非定型チロシンキナーゼである(McGowan,C.H.,et al.(1993)Human Wee1 kinase inhibits cell division by phosphorylating p34cdc2 exclusively on Tyr15. The EMBO journal 12, 75−85;Parker,L.L.,et al.(1992)Inactivation of the p34cdc2−cyclin B complex by the human WEE1 tyrosine kinase.Science 257,1955−1957)。Wee1はCdk1の重要な負のレギュレーターであり、G2−M期のチェックポイントにおいて機能し、有糸分裂へ移行する前に、DNAの複製が完了し、ゲノムに損傷がないことを確実にする(O’Connell,et al.(1997)Chk1 is a wee1 kinase in the G2 DNA damage checkpoint inhibiting cdc2 by Y15 phosphorylation.The EMBO journal 16,545−554)。Wee1の喪失は、有糸分裂への未熟な移行をもたらし、分裂期細胞死および細胞死をもたらし得る(Stumpff,J.,et al.(2004)Drosophila Wee1 kinase regulates Cdk1 and mitotic entry during embryogenesis. Curr Biol 14,2143−2148)。さらに、多くのがんは、これらのG1期チェックポイントに欠損があり、G2−M期チェックポイントに頼っている(Sancar,A.,et al.(2004)Molecular mechanisms of mammalian DNA repair and the DNA damage checkpoints.Annual review of biochemistry 73,39−85)。実際に、Wee1発現の喪失は、G2−M期チェックポイントの抑止につながり、腫瘍細胞、特にp53タンパク質における欠損のためにこれらのG1期チェックポイントを喪失した腫瘍細胞をDNAの損傷に対して感作することが示されている(Wang,Y.,et al.(2004)Knockdown of Chk1,Wee1 and Myt1 by RNA interference abrogates G2 checkpoint and induces apoptosis.Cancer biology&therapy 3,305−313)。
Wee1の阻害剤は、他の細胞周期のチェックポイントを欠損したがん細胞において致死を選択的に引き起こす可能性があるが、一方、他の細胞周期チェックポイントを活性化できる正常組織は残す。従って、Wee1の低分子阻害剤は、がんおよび他の細胞増殖障害における治療介入にとって有益なものとなるであろう。
Nurse,P.(1990)Universal control mechanism regulating onset of M−phase.Nature 344,503−508 Lindqvist,A.,et.Al.(2009)The decision to enter mitosis:feedback and redundancy in the mitotic entry network.The Journal of cell biology 185,193−202 Glotzer,M.,et al.(1991)Cyclin is degraded by the ubiquitin pathway.Nature 349,132−138 McGowan,C.H.,et al.(1993)Human Wee1 kinase inhibits cell division by phosphorylating p34cdc2 exclusively on Tyr15. The EMBO journal 12,75−85 Parker, L.L.,et al.(1992)Inactivation of the p34cdc2−cyclin B complex by the human WEE1 tyrosine kinase.Science 257,1955−1957 O’Connell,et al.(1997)Chk1 is a wee1 kinase in the G2 DNA damage checkpoint inhibiting cdc2 by Y15 phosphorylation.The EMBO journal 16,545−554 Stumpff,J.,et al.(2004)Drosophila Wee1 kinase regulates Cdk1 and mitotic entry during embryogenesis. Curr Biol 14,2143−2148 Sancar,A.,et al.(2004)Molecular mechanisms of mammalian DNA repair and the DNA damage checkpoints.Annual review of biochemistry 73,39−85 Wang,Y.,et al.(2004)Knockdown of Chk1,Wee1 and Myt1 by RNA interference abrogates G2 checkpoint and induces apoptosis.Cancer biology&therapy 3,305−313
本発明は、数多くの実施形態を有する。本発明の一実施形態は、従って、式(I)
Figure 2014530867
(式中、B、R、R、RおよびRは下記において定義されたものおよびこの中のサブセットである。)
を有する化合物に関する。
さらに、治療有効量の式(I)の化合物および医薬として許容される塩を、医薬として適切な担体と組み合わせて含む、医薬として許容される組成物を提供する。
一実施形態は、治療として許容される量の式(I)の化合物または医薬として許容される塩を哺乳動物に投与するステップを含む、哺乳動物においてがんを治療する方法を対象とする。別の実施形態は、治療として許容される量の式(I)の化合物または医薬として許容される塩を哺乳動物に投与するステップを含む、哺乳動物において腫瘍体積を減少させる方法に関する。
この詳細な説明は、出願者の発明、この原理およびこの実際の適用を、本発明が特定の使用の必要条件に最もよく適し得るように、当業者が、本発明をこの数多くの形態で適合および応用可能なように、当業者に単に紹介することを意図している。この説明およびこの具体的実施例は、単に例示目的として意図されている。従って、本発明は、この特許出願に記載の実施形態に限定されるものではなく、さまざまに改変可能である。
略語および定義
本明細書において特に他のことが定義されない限り、本発明に関連して使用される科学用語および技術用語は、当業者が一般的に理解する意味を有するものである。しかし、用語の意味および範囲は、いくらかでも潜在的あいまいさがあった場合、明確にされなければならず、本明細書において提供される定義は、任意の辞書または外部の定義に先立つものである。本出願において「または」の使用は、特に他のことが述べられない限り、「および/または」を意味する。さらに、「含んでいる(including)」ならびに他の形態、例えば「含む(includes)」および「含んだ(included)」などの用語の使用は、限定するものではない。本特許出願(特許請求の範囲を含む。)における「含む(comprise)」または「含む(comprises)」または「含んでいる(comprising)」という単語の使用に関しては、出願者は、文脈が他のことを要求しない限り、これらの単語は、排他的ではなく、包括的に解釈されることを基準とし、およびこのような了解のもとで使用されることを特筆し、出願者は、これらの単語はそれぞれ、下記の特許請求の範囲を含む本出願の理解においてこのように解釈されることを意図している。任意の置換基または本発明の化合物または本明細書における任意の他の式において、複数回出現する可変部分に関して、個々の出現ごとのこの定義は、すべての他の出現における定義とは独立している。置換基の組み合わせは、このような組み合わせが安定な化合物をもたらす場合に限り容認される。安定な化合物は、反応混合物から有用な程度の純度で単離可能な化合物である。
固有の原子価が本明細書におけるすべての組み合わせに関して維持され、複数の原子を有する1価部分は、これらの左末端を介して結合され、二価部分は左から右に描かれることが理解されるはずである。
本明細書および添付の特許請求の範囲において使用する場合、逆のことが指定されない限り、下記の用語は示された意味を有する:
「アルキル」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、通常1から約10の炭素原子または別の実施形態において1から約8の炭素原子、別の実施形態において1から約6の炭素原子および別の実施形態において1から約4の炭素原子を含有する、直鎖または分枝鎖の飽和ヒドロカルビル置換基を意味する。このような置換基の例としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソ−アミルおよびヘキシルなどが挙げられる。
「アルケニル」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、1以上の二重結合ならびに通常2から約10の炭素原子または別の実施形態において2から約8の炭素原子、別の実施形態において2から約6の炭素原子および別の実施形態において2から約4の炭素原子を含有する、直鎖または分枝鎖のヒドロカルビル置換基を意味する。このような置換基の例としては、エテニル(ビニル)、2−プロペニル、3−プロペニル、1,4−ペンタジエニル、1,4−ブタジエニル、1−ブテニル、2−ブテニルおよび3−ブテニルなどが挙げられる。
「アルキニル」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、1以上の三重結合ならびに通常2から約10の炭素原子または別の実施形態において2から約8の炭素原子、別の実施形態において2から約6の炭素原子および別の実施形態において2から約4の炭素原子を含有する、直鎖または分枝鎖のヒドロカルビル置換基を意味する。このような置換基の例としては、エチニル、2−プロピニル、3−プロピニル、2−ブチニルおよび3−ブチニルなどが挙げられる。
「カルボシクリル」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、飽和環状(即ち「シクロアルキル」)、部分的飽和環状(即ち「シクロアルケニル」)または完全に不飽和(即ち「アリール」)である、3から14の炭素環原子(「環原子」は、一緒に結合して環状置換基の環(単数または複数)を形成する原子である。)を含有するヒドロカルビル置換基を意味する。カルボシクリルは、単一の環(単環式)であっても、または多環式環構造であってもよい。
カルボシクリルは単一環構造であってもよく、これは通常3から8の環原子、より典型的には3から6の環原子およびさらにより典型的には5から6の環原子を含有する。このような単一環カルボシクリルの例としては、シクロプロピル(シクロプロパニル)、シクロブチル(シクロブタニル)、シクロペンチル(シクロペンタニル)、シクロペンテニル、シクロペンタジエニル、シクロヘキシル(シクロヘキサニル)、シクロヘキセニル、シクロヘキサジエニルおよびフェニルが挙げられる。カルボシクリルは、または多環式(即ち、複数の環を含有し得る。)であってもよい。多環式カルボシクリルの例としては、架橋、縮合およびスピロ環のカルボシクリルが挙げられる。スピロ環カルボシクリルにおいて、1原子が2つの異なる環に共通である。スピロ環カルボシクリルの例は、スピロペンタニルである。架橋カルボシクリルにおいて、該環は、少なくとも2の共通の非隣接原子を共有する。架橋カルボシクリルの例としては、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エニルおよびアダマンタニルが挙げられる。縮合環カルボシクリル系において、2以上の環が一緒に縮合され、従って2つの環が1つの共通の結合を共有していてよい。2または3の縮合環カルボシクリルの例としては、ナフタレニル、テトラヒドロナフタレニル(テトラリニル)、インデニル、インダニル(ジヒドロインデニル)、アントラセニル、フェナントレニルおよびデカリニルが挙げられる。
「シクロアルキル」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、3から14の炭素環原子を含有する、飽和環状ヒドロカルビル置換基を意味する。シクロアルキルは、通常3から8の炭素環原子、より典型的には3から6の環原子を含有する、単一の炭素環であってよい。単一環のシクロアルキルの例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルが挙げられる。シクロアルキルは、または多環式であってもよく、もしくは複数の環を含有してもよい。多環式シクロアルキルの例としては、架橋、縮合およびスピロ環のカルボシクリルが挙げられる。
「アリール」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、6から14の炭素環原子を含有する芳香族カルボシクリルを意味する。アリールは、単環式であっても、または多環式であってもよい(即ち、複数の環を含有してもよい。)。多環式芳香族環の場合、多環系の1つの環だけが不飽和である必要があり、残りの環は、飽和、部分的飽和または不飽和であってよい。アリールの例としては、フェニル、ナフタレニル、インデニル、インダニルおよびテトラヒドロナフチル(tetrahydronapthyl)が挙げられる。
ある場合には、ヒドロカルビル置換基(例えば、アルキル、アルケニル、アルキニルまたはシクロアルキル)中の炭素原子の数は、接頭辞「C−C−」(式中、xは最小およびyは最大の置換基中の炭素原子の数である。)により示される。従って、例えば「C−C−アルキル」は、1から6の炭素原子を含有するアルキル置換基を指す。さらに例示すれば、C−C−シクロアルキルは、3から8の炭素環原子を含有する、飽和ヒドロカルビル環を意味する。
「水素」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、水素基を意味し、−Hとして表すことができる。
「ヒドロキシ」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、−OHを意味する。
「カルボキシ」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、−C(O)−OHを意味する。
「アミノ」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、−NHを意味する。
「ハロゲン」または「ハロ」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、フッ素基(−Fとして表すことができる。)、塩素基(−Clとして表すことができる。)、臭素基(−Brとして表すことができる。)またはヨウ素基(−Iとして表すことができる。)を意味する。
置換基が、「置換された」と記載される場合、非水素基が、置換基の炭素または窒素上の水素基と代わっている。従って、例えば、置換されたアルキル置換基は、少なくとも1つの非水素基が、アルキル置換基の水素基と代わっているアルキル置換基である。例示のために、モノフルオロアルキルは、フルオロ基により置換されたアルキルであり、ジフルオロアルキルは、2つのフルオロ基により置換されたアルキルである。置換基において複数の置換が存在した場合、個々の非水素基は、(特に他のことが述べられない限り)同一であっても、または異なっていてもよいことを認識すべきである。
置換基が、「場合により置換された」と記載される場合、該置換基は、(1)置換されていなくても、または(2)置換されていてもどちらでもよい。置換基が、特定数までの非水素基により場合に置換されたと記載される場合、この置換基は、(1)置換されなくても、または(2)この特定数までの非水素基もしくは置換基の置換可能な位置の最大数までのどちらか少ない方により置換されても、どちらでもよい。従って、例えば置換基が、最大3の非水素基により場合により置換されたヘテロアリールであると記載された場合、3未満の置換可能位置を有する任意のヘテロアリールは、該ヘテロアリールが有する置換可能位置と同じ数の非水素基までだけ、場合により置換される。例示のために、テトラゾリル(置換可能位置を1つしか持たない。)は、最大1の非水素基により、場合により置換される。さらなる例示のために、アミノ窒素が、最大2の非水素基により場合により置換されたと記載される場合、第1級アミノ窒素は最大2の非水素基により場合に置換されるが、第2級アミノ窒素は、わずか最大1の非水素基で、場合により置換されるものである。
本特許出願は、「置換基」および「基」という用語を交換可能に使用する。
接頭辞「ハロ」は、該接頭辞が付く置換基が、独立して選択された1以上のハロゲン基により置換されていることを示す。例えば、ハロアルキルは、少なくとも1つの水素基が、ハロゲン基により交換されたアルキル置換基を意味する。ハロアルキルの例としては、クロロメチル、1−ブロモエチル、フルオロメエチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチルおよび1,1,1−トリフルオロエチルが挙げられる。置換基が複数のハロゲン基により置換される場合、これらのハロゲン基は、(特に他のことが述べられていない限り)同一であっても、または異なっていてもよいことを認識するべきである。
接頭辞「ペルハロ」は、該接頭辞が付く置換基のすべての水素基が、独立して選択されたハロゲン基で交換されている、即ち、置換基の個々の水素基がハロゲン基で交換されていることを示す。すべてのハロゲン基が同一である場合、接頭辞は通常ハロゲン基を特定する。従って、例えば、「ペルフルオロ」という用語は、該接頭辞が付く置換基のすべての水素基が、フッ素基により置換されていることを意味する。例示のために、「ペルフルオロアルキル」という用語は、フッ素基が、個々の水素基と代わったアルキル置換基を意味する。
「カルボニル」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、−C(O)−を意味する。
「アミノカルボニル」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、−C(O)−NHを意味する。
「オキソ」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、(=O)を意味する。
「オキシ」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、エーテル置換基を意味し、−O−として表される。
「アルキルヒドロキシ」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、−アルキル−OHを意味する。
「アルキルアミノ」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、−アルキル−NHを意味する。
「アルキルオキシ」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、アルキルエーテル置換基、即ち−O−アルキルを意味する。このような置換基の例としては、メトキシ(−O−CH)、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソ−ブトキシ、sec−ブトキシおよびtert−ブトキシが挙げられる。
「アルキルカルボニル」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、−C(O)−アルキルを意味する。
「アミノアルキルカルボニル」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、−C(O)−アルキル−NHを意味する。
「アルキルオキシカルボニル」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、−C(O)−O−アルキルを意味する。
「カルボシクリルカルボニル」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、−C(O)−カルボシクリルを意味する。
同様に、「ヘテロシクリルカルボニル」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、−C(O)−ヘテロシクリルを意味する。
「カルボシクリルアルキルカルボニル」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、−C(O)−アルキル−カルボシクリルを意味する。
同様に、「ヘテロシクリルアルキルカルボニル」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、−C(O)−アルキル−ヘテロシクリルを意味する。
「カルボシクリルオキシカルボニル」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、−C(O)−O−カルボシクリルを意味する。
「カルボシクリルアルキルオキシカルボニル」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、−C(O)−O−アルキル−カルボシクリルを意味する。
「チオ」または「チア」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、チアエーテル置換基、即ち二価のイオウ原子がエーテル酸素原子に代わったエーテル置換基を意味する。このような置換基は、−S−として表すことができる。これは、例えば、「アルキル−チオ−アルキル」はアルキル−S−アルキル(アルキル−スルファニル−アルキル)を意味する。
「チオール」または「スルフヒドリル」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、スルフヒドリル置換基を意味し、−SHとして表すことができる。
「(チオカルボニル)」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、酸素原子がイオウと代わったカルボニルを意味する。このような置換基は−C(S)−として表すことができる。
「スルホニル」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、
−S(O)−を意味する。
「アミノスルホニル」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、−S(O)−NHを意味する。
「スルフィニル」または「スルホキシド」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、−S(O)−を意味する。
「ヘテロシクリル」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、飽和(即ち「ヘテロシクロアルキル」)、部分的飽和(即ち「ヘテロシクロアルケニル」)または完全に不飽和(即ち「ヘテロアリール」)の、合計3から14の環原子を含有する環構造を意味する。環原子の少なくとも1つはヘテロ原子(即ち酸素、窒素またはイオウ)であり、残りの環原子は、炭素、酸素、窒素およびイオウからなる群から独立して選択される。ヘテロシクリルは、単一環(単環式)の環構造であっても、または多環式の環構造であってもよい。
ヘテロシクリルは、通常3から7の環原子、より典型的には3から6の環原子、さらにより典型的には5から6の環原子を含有する単一環であってよい。単一環ヘテロシクリルの例としては、フラニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロフラニル、チオフェニル(チオフラニル)、ジヒドロチオフェニル、テトラヒドロチオフェニル、ピロリル、ピロリニル、ピロリジニル、イミダゾリル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ピラゾリル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、イソオキサゾリジニル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアゾリニル、イソチアゾリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリニジル、チオジアゾリル、オキサジアゾリル(1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル(フラザニル)または1,3,4−オキサジアゾリルを含む。)、オキサトリアゾリル(1,2,3,4−オキサトリアゾリルまたは1,2,3,5−オキサトリアゾリルを含む。)、ジオキサゾリル(1,2,3−ジオキサゾリル、1,2,4−ジオキサゾリル、1,3,2−ジオキサゾリルまたは1,3,4−ジオキサゾリルを含む。)、オキサチアゾリル、オキサチオリル、オキサチオラニル、ピラニル、ジヒドロピラニル、チオピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピリジニル(アジニル)、ピペリジニル、ジアジニル(ピリダジニル(1,2−ジアジニル)、ピリミジニル(1,3−ジアジニル)またはピラジニル(1,4−ジアジニル)を含む。)、ピペラジニル、トリアジニル(1,3,5−トリアジニル、1,2,4−トリアジニルおよび1,2,3−トリアジニルを含む。))、オキサジニル(1,2−オキサジニル、1,3−オキサジニルまたは1,4−オキサジニル)を含む。)、オキサチアジニル(1,2,3−オキサチアジニル、1,2,4−オキサチアジニル、1,2,5−オキサチアジニルまたは1,2,6−オキサチアジニルを含む。))、オキサジアジニル(1,2,3−オキサジアジニル、1,2,4−オキサジアジニル、1,4,2−オキサジアジニルまたは1,3,5−オキサジアジニルを含む。))、モルホリニル、アゼピニル、オキセピニル、チエピニルおよびジアゼピニルが挙げられる。
ヘテロシクリルは、または多環式であってもよい(即ち、複数の環を含有してもよい。)。多環式ヘテロシクリルの例としては、架橋、縮合およびスピロ環のヘテロシクリルが挙げられる。スピロ環ヘテロシクリルにおいて、1原子が2つの異なる環に共通である。架橋ヘテロシクリルにおいて、該環は、少なくとも2の共通の非隣接原子を共有する。縮合環ヘテロシクリルにおいて、2以上の環が一緒に縮合され、従って2つの環が1つの共通の結合を共有していてよい。2または3の環を含有する縮合環ヘテロシクリルの例としては、インドリジニル、ピラノピロリル、4H−キノリジニル、プリニル、ナフチリジニル、ピリドピリジニル(ピリド[3,4−b]−ピリジニル、ピリド[3,2−b]−ピリジニルまたはピリド[4,3−b]−ピリジニルを含む。)およびプテリジニルが挙げられる。縮合環ヘテロシクリルの他の例としては、ベンゾ縮合ヘテロシクリル、例えば、インドリル、イソインドリル(イソベンゾアゾリル、擬イソインドリル)、インドレニニル(擬インドリル)、イソインダゾリル(ベンゾピラゾリル)、ベンゾアジニル(キノリニル(1−ベンゾアジニル)またはイソキノリニル(2−ベンゾアジニル)を含む。)、フタラジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、ベンゾジアジニル(シンノリニル(1,2−ベンゾジアジニル)またはキナゾリニル(1,3−ベンゾジアジニル)を含む。)、ベンゾピラニル(クロマニルまたはイソクロマニルを含む。)、ベンゾオキサジニル(1,3,2−ベンゾオキサジニル、1,4,2−ベンゾオキサジニル、2,3,1−ベンゾオキサジニルまたは3,1,4−ベンゾオキサジニルを含む。)およびベンゾイソオキサジニル(1,2−ベンゾイソオキサジニまたは1,4−ベンゾイソオキサジニルを含む。)が挙げられる。
「ヘテロシクロアルキル」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、飽和ヘテロシクリルを意味する。
「ヘテロアリール」(単独でもしくは別の用語と組み合わせて)という用語は、5から14の環原子を含有する芳香族ヘテロシクリルを意味する。ヘテロアリールは、単一環であっても、または2環性または3環性の縮合環であってもよい。ヘテロアリール置換基の例としては、6員環置換基、例えば、ピリジル、ピラジル、ピリミジニル、ピリダジニルおよび1,3,5−、1,2,4−または1,2,3−トリアジニル;5員環置換基、例えば、イミダジル、フラニル、チオフェニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、1,2,3−、1,2,4−、1,2,5−または1,3,4−オキサジアゾリルおよびイソチアゾリル;6/5員縮合環置換基、例えば、ベンゾチオフラニル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、プリニルおよびアントラニリル;ならびに6/6員縮合環、例えば、ベンゾピラニル、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、キナゾリニルおよびベンゾオキサジニルが挙げられる。
多成分置換基に着く接頭辞は、第1成分にのみ適用される。例示のために、「アルキルシクロアルキル」という用語は、2成分:アルキルおよびシクロアルキルを含有する。従って、C−C−アルキルシクロアルキルに接頭辞として付けるC−C−は、アルキルシクロアルキルのアルキル成分が、1から6の炭素原子を含有し、C−C−接頭辞は、シクロアルキル成分を説明するものではないことを意味する。さらなる例示のために、ハロアルキルオキシアルキルの接頭辞「ハロ」は、アルキルオキシアルキル置換基のアルキルオキシ成分だけが、1以上のハロゲン基により置換されていることを示す。これに代わって、またはこれに加えて、ハロゲン置換がアルキル成分において起こり得る場合、該置換基は、代わって「ハロゲン置換アルキルオキシアルキル」と記載され、「ハロアルキルオキシアルキル」ではない。また最終的に、ハロゲン置換がアルキル成分だけに起こり得る場合、代わりに該置換基は、「アルキルオキシハロアルキル」と記載されるものである。
「治療する(treat)」、「治療している(treating)」および「治療(treatment)」という用語は、疾患および/またはこの付随する症状を、緩和または解消する方法を指す。
「予防する(prevent)」、「予防している(preventing)」および「予防(prevention)」という用語は、疾患および/またはこの付随する症状の発症を予防する、または対象を疾患の獲得から防ぐ方法を指す。本明細書において使用する場合、「予防する(prevent)」、「予防している(preventing)」および「予防(prevention)」は、疾患および/またはこの付随する症状の発症の遅延、および疾患獲得の対象者のリスクの減少もさらに含む。
「治療有効量」という用語は、治療される病態または障害の1以上の症状の発生の予防またはある程度緩和するために十分な、投与される化合物の量を指す。
「調整する」という用語は、キナーゼの機能または活性を増加または減少させる化合物の能力を指す。「調整」は、このさまざまな形態で本明細書において使用する場合、キナーゼに関連する活性の拮抗作用、アゴニズム、部分的拮抗作用および/または部分的アゴニズムを包含することが意図される。キナーゼ阻害剤は、例えば、刺激に結合、または刺激を部分的もしくは完全に遮断する、シグナル伝達を減少、予防、活性化の遅延、不活性化、脱感作もしくは下方制御する化合物である。キナーゼアクチベーターは、シグナル伝達に結合、シグナル伝達を刺激、増加、開放、活性化、促進、活性強化、感作または上方制御する化合物である。
「組成物」という用語は、本明細書において使用する場合、指定の原料を指定の量で含む製品および指定の原料の指定の量の組み合わせから直接または間接的に生じる任意の製品を包含することが意図される。「医薬として許容される」は、担体、希釈剤または賦形剤が製剤の他の原料と混合可能でなければならず、これらのレシピエントに有害でないことを意味する。
「対象」は、本明細書において、動物、例えば哺乳動物を含むように定義され、限定するものではないが、霊長類(例えばヒト)、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、イヌ、ネコ、ウサギ、ラット、ネズミなどを含む。好ましい実施形態において、対象はヒトである。
化合物
式(I)の実施形態
一実施形態において、本発明は一部、式(I):
Figure 2014530867
(式中、
Bは、
(a)C3−8シクロアルキル、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インデニルもしくはインダニルであり、該C3−8シクロアルキル、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インデニルもしくはインダニルは、1以上のRにより場合により置換されている、または
(b)5−16員の単環式、二環式または三環式のヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルは1以上のRにより場合により置換されており、
は、水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、C3−8−シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリール−C1−6−アルキル−、C3−8シクロアルキル−C1−6−アルキル−もしくはヘテロアリール−C1−6−アルキル−であり、(a)該C1−8−アルキル、C2−8−アルケニルもしくはC2−8−アルキニルは、単独もしくは別の部分の一部として、CN、NO、ハロ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NR、−NRC(O)R、−NHC(O)NHR、−C(O)NR、−NHSOおよび−SONRNRからなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されており、(b)該C3−8−シクロアルキル、アリールもしくはヘテロアリールは、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C2−6−アルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、オキソ、CN、NO、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−SR、−S(O)R、−SO、−NR、−NHC(O)R、−NHC(O)NHR、−NHC(O)OR、−NHSO、−C(O)NHRおよび−SONHNRからなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されており、
は、水素、C1−6−アルキル、C3−8シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリール−C1−6−アルキル−、シクロアルキル−C1−6−アルキル−、ヘテロアリール−C1−6−アルキル−もしくはヘテロシクロアルキル−C1−6−アルキル−であり、該C1−6−アルキルは、ハロ、ヒドロキシ、C1−6−アルコキシ、−NH、−NHC1−6−アルキルおよび−N(C1−6−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されており、該C3−8シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールもしくはヘテロシクロアルキルは、単独もしくは別の部分の一部として、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)およびN(C1−6−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されており、
は、水素、C1−6−アルキル、C3−8シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリール−C1−6−アルキル−、シクロアルキル−C1−6−アルキル−、ヘテロアリール−C1−6−アルキル−もしくはヘテロシクロアルキル−C1−6−アルキル−であり、該C1−6−アルキルは、ハロ、ヒドロキシ、C1−6−アルコキシ、−NH、−NHC1−6−アルキルおよび−N(C1−6−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されており、該C3−8シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは、単独もしくは別の部分の一部として、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)およびN(C1−6−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されているか、
またはRおよびRは一緒に接合され、5−8員のヘテロ環を形成することができ、該環は、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)およびN(C1−6−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されており、
は、水素またはC1−6−アルキルであり、
は、いずれの出現においても、独立してCN、NO、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、NR、NRC(O)R、S(O)、NRS(O)、S(O)NR、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリール−C1−6−アルキル−、シクロアルキル−C1−6−アルキル−、ヘテロアリール−C1−6−アルキル−もしくはヘテロシクロアルキル−C1−6−アルキル−であり、該アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは、単独もしくは別の部分の一部として、1以上のRにより場合により置換されており、
は、いずれの出現においても、独立してCN、NO、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルもしくはC1−4−アルキル−ヘテロシクロアルキル−;R、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、NR、NRC(O)R、S(O)、NRS(O)もしくはS(O)NRであり、
は、いずれの出現においても、独立してCN、NO、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−アルキル−N(C1−6−アルキル)、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、NR、NRC(O)R、S(O)、NRS(O)、もしくはS(O)NRであり、
は、いずれの出現においても、独立して水素、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、
およびRは、いずれの出現においても、独立して水素、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、
は、いずれの出現においても、独立して水素、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、
およびRは、いずれの出現においても、独立して水素、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、
は、いずれの出現においても、独立して、水素、C1−6アルキル、アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、該C1−6−アルキルは、ハロ、ヒドロキシ、C1−6−アルコキシ、−NH、−NHC1−6−アルキルおよび−N(C1−6−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されており、該アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルは、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)および−N(C1−6−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されており、
およびRは、いずれの出現においても、独立して水素、C1−6アルキル、アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、該C1−6−アルキルは、ハロ、ヒドロキシ、C1−6−アルコキシ、−NH、−NHC1−6−アルキルおよび−N(C1−6−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されており、該アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルは、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)および−N(C1−6−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されており、
は、いずれの出現においても、独立して水素、C1−6アルキル、アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、該C1−6−アルキルは、ハロ、ヒドロキシ、C1−6−アルコキシ、−NH、−NHC1−6−アルキルおよび−N(C1−6−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されており、該アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルは、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)および−N(C1−6−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されており、
およびRは、いずれの出現においても、独立して水素、C1−6アルキル、アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、該C1−6−アルキルは、ハロ、ヒドロキシ、C1−6−アルコキシ、−NH、−NHC1−6−アルキルおよび−N(C1−6−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されており、該アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルは、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)および−N(C1−6−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されており、
は、いずれの出現においても、独立して水素、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、ならびに
およびRは、いずれの出現においても、独立して水素、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルからなる群から選択される。)
の構造を有する化合物のクラスまたはその医薬として許容される塩もしくは溶媒和物を対象とする。
式(I)の一実施形態において、Rは、C1−8−アルキルまたはC2−8−アルケニルであり、該C1−8−アルキルまたはC2−8−アルケニルは、ハロ、CN、NO、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NR、−NRC(O)R、−NHC(O)NHR、−C(O)NR、−NHSOおよび−SONRNRからなる群から独立して選択される1以上の置換基により場合により置換されている。式(I)の別の実施形態において、Rは、C1−8−アルキルまたはC2−8−アルケニルであり、該C1−8−アルキルまたはC2−8−アルケニルは非置換である。式(I)のさらに別の実施形態において、Rは、−CH3、−CHCH、−CHCHCH、−CHCHCHCH、−CH(CH、−CHCH(CH、−CHCH=CH、CHCH=CHCHまたは−CHCHCH=CHである。
式(I)の一実施形態において、Rは、C3−8−シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、該C3−8−シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールは、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C2−6−アルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、オキソ、CN、NO、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−SR、−S(O)R、−SO、−NR、−NHC(O)R、−NHC(O)NHR、−NHC(O)OR、−NHSO、−C(O)NHRおよび−SONHNRからなる群から独立して選択される、1、2または3の置換基により場合により置換されている。
式(I)の別の実施形態において、Rは、4−8員の単環式ヘテロアリールであり、該ヘテロアリールは、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C2−6−アルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、オキソ、CN、NO、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−SR、−S(O)R、−SO、−NR、−NHC(O)R、−NHC(O)NHR、−NHC(O)OR、−NHSO、−C(O)NHRおよび−SONHNRからなる群から独立して選択される1、2または3の置換基により場合により置換されている。別の実施形態において、ヘテロアリールは非置換である。式(I)のさらに別の実施形態において、Rは、ピリジル、ピラジル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、1,3,5−、1,2,4−もしくは1,2,3−トリアジニル、イミダジル、フラニル、チオフェニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、1,2,3−、1,2,4−、1,2,5−もしくは1,3,4−オキサジアゾリルまたはイソチアゾリルである。
式(I)の別の実施形態において、Rはアリールであり、該アリールは、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インデニルまたはインダニルである。さらに別の実施形態において、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インデニルまたはインダニルは、非置換である。さらに別の実施形態において、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インデニルまたはインダニルは、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C2−6−アルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、オキソ、CN、NO、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−SR、−S(O)R、−SO、−NR、−NHC(O)R、−NHC(O)NHR、−NHC(O)OR、−NHSO、−C(O)NHRおよび−SONHNRからなる群から独立して選択される1、2または3の置換基により場合により置換されている。
式(I)の別の実施形態において、Rはフェニルであり、該フェニルは、CN、NO、ハロ、−OR、−C(O)OR、−NR、−NRC(O)Rおよび−C(O)NRからなる群から独立して選択される1、2または3の置換基により場合により置換されている。さらに別の実施形態において、フェニルは非置換である。さらに別の実施形態において、フェニルは、1、2または3のハロにより置換されている。
式(I)の一実施形態において、Rは水素である。
式(I)の一実施形態において、Rはアリールであり、該アリールは、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インデニルまたはインダニルである。さらに別の実施形態において、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インデニルまたはインダニルは、非置換である。さらに別の実施形態において、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インデニルまたはインダニルは、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)および−N(C1−6−アルキル)からなる群から独立して選択される1、2または3の置換基により場合により置換されている。式(I)のさらに別の実施形態において、Rはフェニルである。
式(I)の一実施形態において、Rは、C1−6−アルキルまたはC3−8シクロアルキルであり、該C1−6−アルキルまたはC3−8シクロアルキルは非置換である。別の実施形態において、C1−6−アルキルは、ハロ、ヒドロキシ、C1−6−アルコキシ、−NH、−NHC1−6−アルキルおよび−N(C1−6−アルキル)からなる群から独立して選択される1、2または3の置換基により場合により置換されている。さらに別の実施形態において、C3−8−シクロアルキルは、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ,オキソ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)およびN(C1−6−アルキル)からなる群から独立して選択される1、2または3の置換基により場合により置換されている。
式(I)の一実施形態において、Rは水素である。
式(I)の一実施形態において、Rは、アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルであり、該アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)および−N(C1−6−アルキル)からなる群から独立して選択される1以上の置換基により場合により置換されている。別の実施形態において、アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは、非置換である。
式(I)の一実施形態において、Rはアリールであり、該アリールは、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インデニルまたはインダニルである。さらに別の実施形態において、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インデニルまたはインダニルは非置換である。さらに別の実施形態において、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インデニルまたはインダニルは、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)および−N(C1−6−アルキル)からなる群から独立して選択される1、2または3の置換基により場合により置換されている。式(I)のさらに別の実施形態において、Rはフェニルである。
式(I)の別の実施形態において、Rは、4−8員の単環式ヘテロアリールであり、該ヘテロアリールは、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)および−N(C1−6−アルキル)からなる群から独立して選択される1、2または3の置換基により場合により置換されている。別の実施形態において、ヘテロアリールは非置換である。式(I)のさらに別の実施形態において、Rは、ピリジル、ピラジル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、1,3,5−、1,2,4−もしくは1,2,3−トリアジニル、イミダジル、フラニル、チオフェニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、1,2,3−、1,2,4−、1,2,5−もしくは1,3,4−オキサジアゾリルまたはイソチアゾリルである。式(I)のさらに別の実施形態において、Rはピリジルである。
式(I)の一実施形態において、RはC3−8シクロアルキルであり、該シクロアルキルは、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)および−N(C1−6−アルキル)からなる群から独立して選択される1、2または3の置換基により場合により置換されている。式(I)の別の実施形態において、C3−8シクロアルキルは非置換である。式(I)の別の実施形態において、C3−8シクロアルキルは、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタンまたはシクロオクタンである。
式(I)の一実施形態において、Rは3−8員のヘテロシクロアルキルであり、該ヘテロシクロアルキルは、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)および−N(C1−6−アルキル)からなる群から独立して選択される1、2または3の置換基により場合により置換されている。別の実施形態において、ヘテロシクロアルキルは非置換である。式(I)のさらに別の実施形態において、3−8員のヘテロシクロアルキルは、オキシラニル、オキセタニル、アジリジニル、アゼチジニル、チエタニル、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロチエニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピペラジニル、ジオキサニル、モルホリニル、2−オキソピロリジニル、2,5−ジオキソピロリジニル、2−オキソピペリジニル、4−オキソピペリジニルまたは2,6−ジオキソピペリジニルである。
式(I)の一実施形態において、RはC1−6−アルキルであり、該C1−6−アルキルは、ハロ、ヒドロキシ、C1−6−アルコキシ、−NH、−NHC1−6−アルキルおよび−N(C1−6−アルキル)からなる群から独立して選択される1以上の置換基により場合により置換されている。さらに別の実施形態において、C1−6−は非置換である。式(I)のさらに別の実施形態において、Rは、場合により置換された、−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CHCHCHCH、−CH(CH、−C(CHまたは−CHCH(CHである。
式(I)の一実施形態において、Rは、アリール−C1−6−アルキル−、シクロアルキル−C1−6−アルキル−、ヘテロアリール−C1−6−アルキル−またはヘテロシクロアルキル−C1−6−アルキル−であり、該アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)および−N(C1−6−アルキル)からなる群から独立して選択される1以上の置換基により場合により置換されている。
式(I)の一実施形態において、RおよびRは一緒に連結され、5−8員のヘテロ環を形成することができ、該環はヘテロシクロアルキル環であり、該環は、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)およびN(C1−6−アルキル)からなる群から独立して選択される1、2または3の置換基により場合により置換されている。別の実施形態において、ヘテロシクロアルキル環は非置換である。
式(I)の一実施形態において、Rは水素である。
式(I)の一実施形態において、BはC3−8シクロアルキルであり、該C3−8シクロアルキルは非置換である。式(I)の別の実施形態において、BはC3−8シクロアルキルであり、C3−8シクロアルキルは1、2または3のRにより置換されており、Rは、いずれの出現においても、独立してハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、NR、NRC(O)R、S(O)、NRS(O)またはS(O)NRである。
式(I)の別の実施形態において、Bは、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インデニルまたはインダニルであり、該ナフチル、テトラヒドロナフチル、インデニルまたはインダニルは、非置換である。式(I)のさらに別の実施形態において、Bは、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インデニルまたはインダニルであり、該ナフチル、テトラヒドロナフチル、インデニルまたはインダニルは、1、2または3のRにより置換されており、Rは、いずれの出現においても、独立してハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、NR、NRC(O)R、S(O)、NRS(O)またはS(O)NRである。
式(I)の一実施形態において、Bは、フェニルまたはピリミジニルである。式(I)の別の実施形態において、Bはフェニルであり、該フェニルは非置換である。式(I)の別の実施形態において、Bは、フェニルまたはピリミジニルであり、該フェニルまたはピリミジニルは、1、2または3のRにより置換されており、Rは、いずれの出現においても、独立してハロ、C1−6−アルキル、C1−6ハロアルキル、OR、NR、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル−C1−6−アルキル−またはヘテロアリールであり、該シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは、単独もしくは別の部分の一部として、1、2または3のRにより場合により置換されており、Rは、いずれの出現においても、独立してハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、OR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、NR、NRC(O)R、S(O)またはS(O)NRである。式(I)のさらに別の実施形態において、Rは、C1−6−アルキル、C1−6ハロアルキルまたはC(O)Rであり、Rは、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキルおよびC3−8シクロアルキルからなる群から選択される。
式(I)の一実施形態において、Bはフェニルであり、該フェニルは、ヘテロシクロアルキルおよび場合により1または2のRにより置換されており、Rは、いずれの出現においても、独立してハロ、C1−6−アルキル、C1−6ハロアルキルまたはORであり、該ヘテロシクロアルキルは、1、2または3のRにより場合により置換されており、Rは、いずれの出現においても、独立してハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、OR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、NR、NRC(O)R、S(O)またはS(O)NRである。さらに別の実施形態において、フェニルは、ヘテロシクロアルキルにより置換されており、該ヘテロシクロアルキルは、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、アゼパニル、ジアゼパニルまたはヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)イルである。式(I)の別の実施形態において、Bは、フェニルであり、該フェニルは、NRまたはORにより置換されており、RおよびRは、独立してヘテロシクロアルキルであり、Rは水素である。さらに別の実施形態において、RおよびRのヘテロシクロアルキルは、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニルまたはピペラジニルであり、該ヘテロシクロアルキルは、C1−6−アルキルまたは−N(C1−6−アルキル)により場合により置換されている。
式(I)の別の実施形態において、Bは、
Figure 2014530867
(式中、Rは、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6ハロアルキルまたはORであり、pは0または1であり、Rは、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、OR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、NR、NRC(O)R、S(O)またはS(O)NRであり、qは0または1である。)
である。
式(I)の一実施形態において、
Bは、
Figure 2014530867
(Rはハロ、C1−6−アルキル、C1−6ハロアルキルまたはORであり、RはC1−6−アルキルであり、pは0または1である。)
である。
式(I)の一実施形態において、Bは、4−8員の単環式ヘテロシクリルである。別の実施形態において、Bは、4−8員のヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルである。別の実施形態において、Bは、5−7員のヘテロアリールである。式(I)のさらに別の実施形態において、Bは、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロチエニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、ピペラジニル、ジオキサニル、モルホリニル、2−オキソピロリジニル、2,5−ジオキソピロリジニル、2−オキソピペリジニル、4−オキソピペリジニルまたは2,6−ジオキソピペリジニルである。式(I)のさらに別の実施形態において、Bは、ピリジル、ピラジル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、1,3,5−、1,2,4−もしくは1,2,3−トリアジニル、イミダジル、フラニル、チオフェニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、1,2,3−、1,2,4−、1,2,5−もしくは1,3,4−オキサジアゾリルまたはイソチアゾリルである。一実施形態において、Bは非置換である。別の実施形態において、Bは、1、2または3のRにより置換されており、Rは、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、ヘテロシクロアルキル、C1−4−アルキル−ヘテロシクロアルキル−、OR、C(O)R、C(O)OR、NRまたはS(O)である。
式(I)の一実施形態において、Bは、7−11員の二環式ヘテロシクリルである。別の実施形態において、Bは、7−11員の二環式ヘテロシクロアルキルまたは二環式ヘテロシクロアルケニルである。別の実施形態において、Bは、7−11員の二環式ヘテロアリールである。さらに別の実施形態において、Bは、2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−インドリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチエニル、キヌクリジニル、キノリニル、キノリニル−N−オキシド、テトラヒドロイソキノリニル、イソキノリニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾピラニル、インドリジニル、ベンゾフリル、クロモニル、クマリニル、シンノリニル、キノキサリニル、インダゾリル、ピロロピリジル、フロピリジニル、ジヒイソインドリル、ジヒドロキナゾリニル、3,4−ジヒドロ−4−オキソ−キナゾリニル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾジアジニル、ベンゾフラザニル、ベンゾチオピラニル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾピラゾリル、1,3−ベンゾジオキソリル、ジヒドロベンゾフリル、ジヒドロベンゾチエニル、ジヒドロベンゾチオピラニル、ジヒドロベンゾチオピラニルスルホン、ジヒドロベンゾピラニル、ジヒドロベンゾオキサジニル、3−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,4−ベンゾオキサジニル、インドリニル、インダゾリル、イソクロマニル、イソインドリニル、ナフチリジニル、フタラジニル、ピペロニル、プリニル、ピリドピリジル、ピロロトリアジニル、キナゾリニル、テトラヒドロキノリニル、チエノフリル、チエノピリジル、3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジニルまたはチエノチエニルである。式(I)の一実施形態において、Bは非置換である。式(I)の別の実施形態において、Bは、1、2または3のRにより置換されており、Rは、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、OR、C(O)R、C(O)OR、NRまたはS(O)である。
式(I)の一実施形態において、Bは、10−15員の三環式ヘテロシクリルである。別の実施形態において、Bは、10−15員の三環式ヘテロシクロアルキルまたは三環式ヘテロシクロアルケニルである。別の実施形態において、Bは、10−15員の三環式ヘテロアリールである。式(I)の一実施形態において、Bは、5−オキソ−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−aピリミド[5,4−e]ピリミジン−2−イル(pyrimidiny−2−yl)または2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イルである。式(I)の一実施形態において、Bは非置換である。式(I)の別の実施形態において、Bは、1、2または3のRにより置換されており、Rは、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、OR、C(O)R、C(O)OR、NRまたはS(O)である。
式(I)の一実施形態において、Bは、
Figure 2014530867
Figure 2014530867
である。
式(I)の別の実施形態において、Bは、
Figure 2014530867
である。
本発明の一部とし企図される特定の実施形態は、限定するものではないが、式(I)の化合物、例えば:
6−(2−クロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2−クロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2−クロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−7−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2−クロロフェニル)−8−メチル−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8,9−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−5(7H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8−(ピリジン−4−イル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−(4−フルオロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
8−シクロプロピル−6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8−(ピリジン−4−イルメチル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−[(2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
8−シクロブチル−6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
8−シクロプロピル−6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−{[3−メチル−4−(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−[(2,4,4−トリメチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イルアミノ)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[2−(ジメチルアミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル]アミノ}−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
8−シクロプロピル−6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(2,4,4−トリメチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
8−シクロプロピル−6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
8−シクロプロピル−6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[2−(ジメチルアミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8−(プロパン−2−イル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8−(オキセタン−3−イル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
8−tert−ブチル−6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−(4−メトキシベンジル)−2−[(2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−エチル−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−エチル−2−[(2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−メチル−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−メチル−2−[(2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−(4−メトキシベンジル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−(4−メトキシベンジル)−2−[(2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−シクロプロピル−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−シクロプロピル−2−[(2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−2−[(2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[2−(ジメチルアミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(2,4,4−トリメチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−({4−[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]フェニル}アミノ)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(4,4−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)アミノ]−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−{[4−(モルホリン−4−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イルアミノ)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−{[4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−[(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−[(2−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−[(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
5−{[6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−5−オキソ−5,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−2−イル]アミノ}−1H−イソインドールe−1,3(2H)−ジオン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−{[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−(4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−c]ピリジン−2−イルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−{[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−5−イル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−[(1,1,2−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−({4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)アミノ]フェニル}アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−({2−[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]ピリミジン−5−イル}アミノ)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−({4−[(3R)−ピロリジン−3−イルアミノ]フェニル}アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−({4−[(3S)−ピロリジン−3−イルアミノ]フェニル}アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(1,1−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イル)アミノ]−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−{[4−(ピペリジン−4−イルアミノ)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−({4−[(1−メチルピロリジン−3−イル)アミノ]フェニル}アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−({4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニル}アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−メチル−2−({4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)アミノ]フェニル}アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−メチル−2−[(1,1,2−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
メチル5−{[6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−5−オキソ−5,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−2−イル]アミノ}−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンゾエート、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−({2−[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル}アミノ)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−メチル−2−{[4−(ピペリジン−4−イルアミノ)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−メチル−2−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−メチル−2−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン,
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(4−{[trans−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル]アミノ}フェニル)アミノ]−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(4−{[cis−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル]アミノ}フェニル)アミノ]−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(4−{4−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、および
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(4−{4−[2−(ジメチルアミノ)エチル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
を含む。
式(II)の実施形態
一実施形態において、本発明は、一部、式(II)
Figure 2014530867
(式中、
およびBは、式(I)に記載の通りであり、Rは、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C2−6−アルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、CN、NO、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−SR、−S(O)R、−SO、−NR、−NHC(O)R、−NHC(O)NHR、−NHC(O)OR、−NHSO、−C(O)NHRまたは−SONHNRであり、rは0、1、2または3である。)
の構造を有する化合物のクラスを対象とする。
式(II)の一実施形態において、Rは、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ハロ、CNまたはNOであり、rは、1または2である。式(II)の別の実施形態において、Rはハロであり、rは1または2である。
一実施形態において、本発明は、一部、式(IIA)または(IIB)
Figure 2014530867
の構造を有する化合物のクラスを対象とする。
式(II)、(IIA)または(IIB)の一実施形態において、Rは水素である。
式(II)、(IIA)または(IIB)の一実施形態において、Rは、アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルであり、該アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)および−N(C1−6−アルキル)からなる群から独立して選択される1以上の置換基により場合により置換されている。別の実施形態において、アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは、非置換である。
式(II)、(IIA)または(IIB)の一実施形態において、Rはアリールであり、該アリールは、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インデニルまたはインダニルである。さらに別の実施形態において、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インデニルまたはインダニルは、非置換である。さらに別の実施形態において、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インデニルまたはインダニルは、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)および−N(C1−6−アルキル)からなる群から独立して選択される1、2または3の置換基により場合により置換されている。式(I)のさらに別の実施形態において、Rはフェニルである。
式(II)、(IIA)または(IIB)の別の実施形態において、Rは、4−8員の単環式ヘテロアリールであり、該ヘテロアリールは、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)および−N(C1−6−アルキル)からなる群から独立して選択される1、2または3の置換基により場合により置換されている。別の実施形態において、ヘテロアリールは非置換である。式(II)、(IIA)または(IIB)のさらに別の実施形態において、Rは、ピリジル、ピラジル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、1,3,5−、1,2,4−もしくは1,2,3−トリアジニル、イミダジル、フラニル、チオフェニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、1,2,3−、1,2,4−、1,2,5−もしくは1,3,4−オキサジアゾリルまたはイソチアゾリルである。式(II)、(IIA)または(IIB)のさらに別の実施形態において、Rはピリジルである。
式(II)、(IIA)または(IIB)の一実施形態において、RはC3−8シクロアルキルであり、該シクロアルキルは、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)および−N(C1−6−アルキル)からなる群から独立して選択される1、2または3の置換基により場合により置換されている。式(II)、(IIA)または(IIB)の別の実施形態において、C3−8シクロアルキルは非置換である。式(II)、(IIA)または(IIB)の別の実施形態において、C3−8シクロアルキルは、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタンまたはシクロオクタンである。
式(II)、(IIA)または(IIB)の一実施形態において、Rは、3−8員のヘテロシクロアルキルであり、該ヘテロシクロアルキルは、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)および−N(C1−6−アルキル)からなる群から独立して選択される1、2または3の置換基により場合により置換されている。別の実施形態において、ヘテロシクロアルキルは非置換である。式(II)、(IIA)または(IIB)のさらに別の実施形態において、3−8員のヘテロシクロアルキルは、オキシラニル、オキセタニル、アジリジニル、アゼチジニル、チエタニル、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロチエニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピペラジニル、ジオキサニル、モルホリニル、2−オキソピロリジニル、2,5−ジオキソピロリジニル、2−オキソピペリジニル、4−オキソピペリジニルまたは2,6−ジオキソピペリジニルである。
式(II)、(IIA)または(IIB)の一実施形態において、RはC1−6−アルキルであり、該C1−6−アルキルは、ハロ、ヒドロキシ、C1−6−アルコキシ、−NH、−NHC1−6−アルキルおよび−N(C1−6−アルキル)からなる群から独立して選択される1以上の置換基により場合により置換されている。さらに別の実施形態において、C1−6−アルキルは非置換である。式(I)のさらに別の実施形態において、Rは、−CH、−CHCH、−CHCHCH、−CHCHCHCH、−CH(CH、−C(CHまたは−CHCH(CHであり、これは場合により置換されている。
式(II)、(IIA)または(IIB)の一実施形態において、Rは、アリール−C1−6−アルキル−、シクロアルキル−C1−6−アルキル−、ヘテロアリール−C1−6−アルキル−またはヘテロシクロアルキル−C1−6−アルキル−であり、該アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)および−N(C1−6−アルキル)からなる群から独立して選択される1以上の置換基により場合により置換されている。
式(II)、(IIA)または(IIB)の一実施形態において、RおよびRは一緒に連結され、5−8員のヘテロ環を形成することができ、該環は、ヘテロシクロアルキル環であり、該環は、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)およびN(C1−6−アルキル)からなる群から独立して選択される1、2または3の置換基により場合により置換されている。別の実施形態において、ヘテロシクロアルキル環は非置換である。
式(II)、(IIA)または(IIB)の一実施形態において、BはC3−8シクロアルキルであり、該C3−8シクロアルキルは非置換である。式(II)、(IIA)または(IIB)の別の実施形態において、BはC3−8シクロアルキルであり、該C3−8シクロアルキルは、1、2または3のRにより置換されており、Rは、いずれの出現においても、独立してハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、NR、NRC(O)R、S(O)、NRS(O)またはS(O)NRである。
式(II)、(IIA)または(IIB)の別の実施形態において、Bは、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インデニルまたはインダニルであり、該ナフチル、テトラヒドロナフチル、インデニルまたはインダニルは非置換である。式(II)、(IIA)または(IIB)のさらに別の実施形態において、Bは、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インデニルまたはインダニルであり、該ナフチル、テトラヒドロナフチル、インデニルまたはインダニルは、1、2または3のRにより置換されており、Rは、いずれの出現においても、独立してハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、NR、NRC(O)R、S(O)、NRS(O)またはS(O)NRである。
式(II)、(IIA)または(IIB)の一実施形態において、Bは、フェニルまたはピリミジニルである。式(II)、(IIA)または(IIB)の別の実施形態において、Bはフェニルであり、該フェニルは非置換である。式(II)、(IIA)または(IIB)の別の実施形態において、Bは、フェニルまたはピリミジニルであり、該フェニルまたはピリミジニルは、1、2または3のRにより置換されており、Rは、いずれの出現においても、独立してハロ、C1−6−アルキル、C1−6ハロアルキル、OR、NR、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル−C1−6−アルキル−またはヘテロアリールであり、該シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルは、単独もしくは別の部分の一部として、1、2または3のRにより場合により置換されており、Rは、いずれの出現においても、独立してハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、OR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、NR、NRC(O)R、S(O)またはS(O)NRである。式(II)、(IIA)または(IIB)のさらに別の実施形態において、Rは、C1−6−アルキル、C1−6ハロアルキルまたはC(O)Rであり、Rは、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキルおよびC3−8シクロアルキルからなる群から選択される。
式(II)、(IIA)または(IIB)の一実施形態において、Bはフェニルであり、該フェニルは、ヘテロシクロアルキルおよび場合により1または2のRにより置換されており、Rは、いずれの出現においても、独立してハロ、C1−6−アルキル、C1−6ハロアルキルまたはORであり、該ヘテロシクロアルキルは、1、2または3のRにより場合により置換されており、Rは、いずれの出現においても、独立してハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、OR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、NR、NRC(O)R、S(O)またはS(O)NRである。さらに別の実施形態において、フェニルは、ヘテロシクロアルキルにより置換されており、該ヘテロシクロアルキルは、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、アゼパニル、ジアゼパニルまたはヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)イルである。式(II)、(IIA)または(IIB)の別の実施形態において、Bはフェニルであり、該フェニルは、NRまたはORにより置換されており、RおよびRは、独立してヘテロシクロアルキルであり、Rは水素である。さらに別の実施形態において、RおよびRのヘテロシクロアルキルは、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニルまたはピペラジニルであり、該ヘテロシクロアルキルは、C1−6−アルキルまたは−N(C1−6−アルキル)により場合により置換されている。
式(II)、(IIA)または(IIB)の別の実施形態において、Bは、
Figure 2014530867
Figure 2014530867
(式中、
は、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6ハロアルキルまたはORであり、pは0または1であり、Rは、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、OR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、NR、NRC(O)R、S(O)、またはS(O)NRであり、qは0または1である。)
である。
式(II)、(IIA)または(IIB)の一実施形態において、Bは、
Figure 2014530867
(Rは、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6ハロアルキルまたはORであり、RはC1−6−アルキルであり、pは0または1である。)
である。
式(II)、(IIA)または(IIB)の一実施形態において、Bは、4−8員の単環式ヘテロシクリルである。別の実施形態において、Bは、4−8員のヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルである。別の実施形態において、Bは、5−7員のヘテロアリールである。式(II)、(IIA)または(IIB)のさらに別の実施形態において、Bは、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロチエニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、ピペラジニル、ジオキサニル、モルホリニル、2−オキソピロリジニル、2,5−ジオキソピロリジニル、2−オキソピペリジニル、4−オキソピペリジニルまたは2,6−ジオキソピペリジニルである。式(II)、(IIA)または(IIB)のさらに別の実施形態において、Bは、ピリジル、ピラジル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、1,3,5−、1,2,4−もしくは1,2,3−トリアジニル、イミダジル、フラニル、チオフェニル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、1,2,3−、1,2,4−、1,2,5−もしくは1,3,4−オキサジアゾリルまたはイソチアゾリルである。一実施形態において、Bは非置換である。別の実施形態において、Bは、1、2または3のRにより置換されており、Rは、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、ヘテロシクロアルキル、C1−4−アルキル−ヘテロシクロアルキル−、OR、C(O)R、C(O)OR、NR、またはS(O)である。
式(II)、(IIA)または(IIB)の一実施形態において、Bは、7−11員の二環式ヘテロシクリルである。別の実施形態において、Bは、7−11員の二環式ヘテロシクロアルキルまたは二環式ヘテロシクロアルケニルである。別の実施形態において、Bは、7−11員の二環式ヘテロアリールである。さらに別の実施形態において、Bは、2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−インドリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチエニル、キヌクリジニル、キノリニル、キノリニル−N−オキシド、テトラヒドロイソキノリニル、イソキノリニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾピラニル、インドリジニル、ベンゾフリル、クロモニル、クマリニル、シンノリニル、キノキサリニル、インダゾリル、ピロロピリジル、フロピリジニル、ジヒドロイソインドリル、ジヒドロキナゾリニル、3,4−ジヒドロ−4−オキソ−キナゾリニル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾジアジニル、ベンゾフラザニル、ベンゾチオピラニル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾピラゾリル、1,3−ベンゾジオキソリル、ジヒドロベンゾフリル、ジヒドロベンゾチエニル、ジヒドロベンゾチオピラニル、ジヒドロベンゾチオピラニルスルホン、ジヒドロベンゾピラニル、ジヒドロベンゾオキサジニル、3−オキソ−3,4−ジヒドロ−1,4−ベンゾオキサジニル、インドリニル、インダゾリル、イソクロマニル、イソインドリニル、ナフチリジニル、フタラジニル、ピペロニル、プリニル、ピリドピリジル、ピロロトリアジニル、キナゾリニル、テトラヒドロキノリニル、チエノフリル、チエノピリジル、3H−イミダゾ[4,5−c]ピリジニルまたはチエノチエニルである。式(II)、(IIA)または(IIB)の一実施形態において、Bは非置換である。式(II)、(IIA)または(IIB)の別の実施形態において、Bは、1、2または3のRにより置換されており、Rは、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、OR、C(O)R、C(O)OR、NRまたはS(O)である。
式(II)、(IIA)または(IIB)の一実施形態において、Bは、10−15員の三環式ヘテロシクリルである。別の実施形態において、Bは、10−15員の三環式ヘテロシクロアルキルまたは三環式ヘテロシクロアルケニルである。別の実施形態において、Bは、10−15員の三環式ヘテロアリールである。式(II)、(IIA)または(IIB)の一実施形態において、Bは、5−オキソ−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−aピリミド[5,4−e]ピリミジン−2−イル(pyrimidin−2−yl)または2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イルである。式(II)、(IIA)または(IIB)の一実施形態において、Bは非置換である。式(II)、(IIA)または(IIB)の別の実施形態において、Bは、1、2または3のRにより置換されており、Rは、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、OR、C(O)R、C(O)OR、NRまたはS(O)である。
式(II)、(IIA)または(IIB)の一実施形態において、Bは、
Figure 2014530867
Figure 2014530867
である。
式(II)、(IIA)または(IIB)の別の実施形態において、Bは、
Figure 2014530867
である。
本発明の化合物は、RまたはSの立体配置で非対称に置換された炭素原子を含有してもよく、「R」および「S」という用語は、Pure Appl.Chem.(1976)45,13−10において定義されている通りである。RおよびSの立体配置が等量の非対称に置換された炭素原子を有する化合物は、これらの原子においてラセミ化合物である。一方の立体配置を他方よりも過剰、好ましくは約85%−90%過剰、より好ましくは約95%−99%過剰、さらにより好ましくは約99%を超えて過剰に有する原子は、過剰な立体配置が指定される。従って、本発明は、これらの化合物のラセミ混合物ならびに相対的および絶対的ジアステレオ異性体を包含することを意味している。
本発明の化合物は、炭素−炭素二重結合または炭素−窒素二重結合を、EまたはZ立体配置でさらに含有してよく、カーン・インゴルド・プレローグ順位側(Cahn−Ingold−Prelog Priority Rules)により決定されているように、「E」という用語は、炭素−炭素二重結合または炭素−窒素二重結合の反対側に順位の高い置換基があること表し、「Z」という用語は、炭素−炭素二重結合または炭素−窒素二重結合と同じ側に順位が高い置換基があることを表す。本発明の化合物は、「E」および「Z」異性体の混合物としてもまた存在し得る。
さらなる幾何異性体も本化合物中に存在し得る。例えば、本発明は、シクロアルキル基またはヘテロ環基の周りの置換基の配置によりもたらされるさまざまな幾何異性体およびこれらの混合物も企図する。シクロアルキルまたはヘテロ環の周りの置換基は、cisまたはtrans立体配置にあるものとして指定される。
本発明の化合物は、化合物のプロトンが1つの原子から他へ転移した互変異性体またはこれらの平衡混合物としても存在し得る。互変異性体の例としては、限定するものではないが、ケト−エノール、フェノール−ケト、オキシム−ニトロソ、ニトロ−アシ、イミン−エナミンなどが挙げられる。互変異性型は、互変異性体が1つしか表されなくても、本発明の範囲に包含されることが意図される。
本発明は、一部において式(I)の化合物のすべての塩もまた対象とする。化合物の塩は、塩の1以上の特性、例えば、異なる温度および湿度における医薬としての安定性の強化または水もしくは他の溶媒における望ましい溶解度のため有利であり得る。塩を、(例えばin vitro関連における使用に対立するものとして)患者に投与することを意図する場合、塩は、医薬として許容される、および/または生理学的に混合可能であることが好ましい。「医薬として許容される」という用語は、本特許出願において形容詞的に使用され、修飾される名詞が、医薬品または医薬品の一部としての使用に適切であることを意味する。医薬として許容される塩としては、アルカリ金属塩を形成するためおよび遊離酸または遊離塩基の付加塩を形成するために一般的に使用される塩が挙げられる。概して、これらの塩は通常、例えば適切な酸または塩基と、本発明の化合物とを反応させるなど、既存の手段によって調製可能である。
式(I)の化合物の医薬として許容される酸付加塩は、無機酸または有機酸から調製可能である。多くの場合適切な無機酸の例としては、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硝酸、炭酸、硫酸およびリン酸が挙げられる。適切な有機酸の例としては、一般に、例えば、脂肪族、脂環式、芳香族、芳香脂肪族、ヘテロ環、カルボン酸およびスルホン酸クラスの有機酸が挙げられる。多くの場合適切な有機酸の具体例は、酢酸、トリフルオロ酢酸、ホルメート、プロピオネート、スクシネート、グリコネート、グルコネート、ジグルコネート、ラクテート、マレート、酒石酸、シトレート、アスコルベート、グルクロネート、マレエート、フマレート、ピルベート、アスパルテート、グルタメート、ベンゾエート、アントラニル酸、メシレート、ステアレート、サリチレート、p−ヒドロキシベンゾエート、フェニルアセテート、マンデレート、エンボネート(パモエート)、エタンスルホネート、ベンゼンスルホネート、パントテネート、2−ヒドロキエタンスルホネート、スルファニレート、シクロヘキシルアミノスルホネート、アルギン酸(algenic acid)、べータ−ヒドロキシ酪酸、ガラクタレート、ガラクツロネート、アジペート、アルギネート、ビスルフェート、ブチレート、カンホレート(camphorate)、カンファースルホネート(camphorsulfonate)、シクロペンタンプロピオネート、ドデシルスルフェート、グリコヘプタノエート、グリセロホスフェート、ヘプタノエート、ヘキサノエート、ニコチネート、オキサレート、パルモエート、ペクチネート、2−ナフタレンスルホネート(naphthalesulfonate)、3−フェニルプロピオネート、ピクレート、ピバレート、チオチアネート、トシレートおよびウンデカノエートが挙げられる。
式(I)の化合物の医薬として許容される塩基付加塩としては、例えば、金属塩および有機塩が挙げられる。好ましい金属塩としては、アルカリ金属(第Ia族)塩、アルカリ土類金属(第IIa族)塩および他の生理学的に許容される金属塩が挙げられる。このような塩は、アルミニウム、カルシウム、リチウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムおよび亜鉛から作製可能である。好ましい有機塩は、アミン、例えばトロメタミン、ジエチルアミン、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン、クロロプロカイン、コリン、ジエタノールアミン、エチレンジアミン、メグルミン(N−メチルグルカミン)およびプロカインから作製可能である。塩基性窒素含有基は、低級アルキル(C−C)ハロゲン化物(例えば、メチル、エチル、プロピルおよびブチルの塩化物、臭化物およびヨウ化物)、ジアルキルスルフェート(例えば、ジメチル、ジエチル、ジブチルおよびジアミルのスルフェート)、長鎖ハロゲン化物(例えば、デシル、ラウリル、ミリスチルおよびステアリルの塩化物、臭化物およびヨウ化物)、アリールアルキルハロゲン化物(例えば、ベンジルおよびフェネチルの臭化物)などの薬剤により四級化できる。
任意のレベル(純粋および実質的に純粋を含む。)の純度を有する式(I)の化合物(およびこれらの塩)は、本出願人の発明の範囲内である。化合物/塩/異性体に関する「実質的に純粋」という用語は、化合物/塩/異性体を含有する調製品/組成物が、約85重量%を超える化合物/塩/異性体、好ましくは約90重量%を超える化合物/塩/異性体、好ましくは約95重量%を超える化合物/塩/異性体、好ましくは約97重量%を超える化合物/塩/異性体および好ましくは約99重量%を超える化合物/塩/異性体を含有することを意味する。
化合物の調製
本発明の化合物は合成化学的方法により作製可能であり、この例を本明細書に示す。該方法のステップの順番は変動可能であり、試薬、溶媒および反応条件は、具体的に述べられたものに対し代えることができ、脆弱な部分は、必要に応じて保護および脱保護可能であることは理解されるべきである。
C(O)OH部分ための保護基としては、限定するものではないが、アセトキシメチル、アリル、ベンゾイルメチル、ベンジル、ベンジルオキシメチル、tert−ブチル、tert−ブチルジフェニシリル、ジフェニルメチル、シクロブチル、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロプロピル、ジフェニルメチルシリル、エチル、パラ−メトキシベンジル、メトキシメチル、メトキシエトキシメチル、メチル、メチルチオメチル、ナフチル、パラ−ニトロベンジル、フェニル、n−プロピル、2,2,2−トリクロロエチル、トリエチルシリル、2−(トリメチルシリル)エチル、2−(トリメチルシリル)エトキシメチル、トリフェニルメチルなどが挙げられる。
C(O)およびC(O)H部分ための保護基としては、限定するものではないが、1,3−ジオキシケタール(dioxylketal)、ジエチルケタール、ジメチルケタール、1,3−ジチアニル(dithianyl)ケタール、O−メチルオキシム、O−フェニルオキシなどが挙げられる。
NH部分の保護基としては、限定するものではないが、アセチル、アラニル、ベンゾイル、ベンジル(フェニルメチル)、ベンジリデン、ベンジルオキシカルボニル(Cbz)、tert−ブトキシカルボニル(Boc)、3,4−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、ジフェニルメチル、ジフェニルホスホリル、ホルミル、メタンスルホニル、パラ−メトキシベンジルオキシカルボニル、フェニルアセチル、フタロイル、スクシニル、トリクロロエトキシカルボニル、トリエチルシリル、トリフルオロアセチル、トリメチルシリル、トリフェニルメチル、トリフェニルシリル、パラ−トルエンスルホニルなどが挙げられる。
OHおよびSH部分のための保護基としては、限定するものではないが、アセチル、アリル、アリルオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル(Cbz)、ベンゾイル、ベンジル、tert−ブチル、tert−ブチルジメチルシリル、tert−ブチルジフェニルシリル、3,4−ジメトキシベンジル、3,4−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、1,1−ジメチル−2−プロペニル、ジフェニルメチル、ホルミル、メタンスルホニル、メトキシアセチル、4−メトキシベンジルオキシカルボニル、パラ−メトキシベンジル、メトキシカルボニル、メチル,パラ−トルエンスルホニル、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル、2,2,2−トリクロロエチル、トリエチルシリル、トリフルオロアセチル、2−(トリメチルシリル)エトキシカルボニル、2−トリメチルシリルエチル、トリフェニルメチル、2−(トリフェニルホスホニオ)エトキシカルボニルなどが挙げられる。
スキーム
スキーム1
Figure 2014530867
スキーム1に示すように、1,4−クロロ−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−カルボニルクロリドを、式(1)の化合物(式中、Rは、Rの置換基に関して本明細書において記載の通りであり、nは0−5であり、MXはMgClまたはZnClである。)と反応させ、式(2)の化合物を提供することができる。MXがMgClである場合、反応は通常低温において、限定するものではないが、テトラヒドロフランなどの溶媒中で実施される。MXがZnClである場合、CuCN:2LiClと式(1)の化合物との混合物を、4−クロロ−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−カルボニルクロリドと反応させ、式(2)の化合物を提供することができる。付加は通常低温において、限定するものではないが、テトラヒドロフランなどの溶媒中で実施される。
スキーム2
Figure 2014530867
式(2)の化合物を、触媒、例えば、限定するものではないがトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、リガンド、例えば、限定するものではないがキサントホスおよび塩基、例えば、限定するものではないが炭酸セシウムの存在下で、式(3)のアミド(式中RおよびRは本明細書において記載の通りである。)と反応させ、式(4)の化合物を提供することができる。反応は通常昇温において、限定するものではないが、ジオキサンなどの溶媒中で実施される。
スキーム3
Figure 2014530867
スキーム2において記載のように調製可能な式(5)の化合物(式中、Rは水素であり、R、Rおよびnは、スキーム1および2に記載の通りである。)を、式(6)のボロン酸(式中、Rは本明細書に記載の置換基である。)、酢酸銅(II)および限定するものではないがトリエチルアミンなどの塩基と反応させ、式(7)の化合物を提供することができる。反応は通常周囲温度において、限定するものではないが、ジクロロメタンなどの溶媒中で実施される。
スキーム4
Figure 2014530867
スキーム1に記載のように調製可能な式(2)の化合物を、式(8)のアミン(式中、Rは本明細書に記載の通りである。)と反応させ、式(9)の化合物を提供することができる。反応は通常昇温において、限定するものではないが、イソプロパノールなどの溶媒中で実施される。式(7)の化合物(式中、RはHである。)は、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(dimethylformide dimethyl acetal)と式(9)の化合物とを反応させることによって調製可能である。反応は通常昇温において実施され、マイクロ波反応器において加熱してもよい。
スキーム5
Figure 2014530867
スキーム5に示すように、式(7)の化合物を、式(10)のアミン(式中、RおよびBは、本明細書に記載の通りである。)と反応させ、式(I)の化合物を提供することができる。反応は通常昇温において実施される。または式(7)の化合物を、m−CPBAで周囲温度において処理し、次いで式(10)の化合物と、限定するものではないがアセトニトリルなどの溶媒および限定するものではないがトリフルオロ酢酸などの酸の中で、昇温において反応させ、式(I)の化合物を提供することができる。
組成物
別の態様において、本発明は、キナーゼ活性を、ヒトおよび動物において調整する、通常式(I)の化合物および医薬として許容される担体を含有する医薬組成物を提供する。
式(I)を有する化合物は、例えば、口腔内(bucally)、眼球、経口、浸透圧的、非経口、(筋肉内、腹腔内(intraperintoneally)、胸骨内(intrasternally)、静脈内、皮下)、直腸内、局所的、経皮的、経膣的および動脈内に投与でき、ならびに関節内注射、点滴および体内配置、例えば血管系によって投与できる。
式(I)を有する化合物は、賦形剤と共に、または賦形剤なしで投与できる。賦形剤としては、限定するものではないが、カプセル化材料および添加剤、例えば、吸収促進剤、酸化防止剤、結合剤、緩衝剤、コーティング剤、着色剤、希釈剤、崩壊剤、乳化剤、増量剤、フィラー、香味剤、保水剤、滑沢剤、香料、保存剤、高圧ガス、放出剤、滅菌剤、甘味料、可溶化剤、湿潤剤、これらの混合物などが挙げられる。
経口投与される、式(I)を有する化合物を含む組成物の調製のための賦形剤としては、限定するものではないが、寒天、アルギン酸、水酸化アルミニウム、ベンジルアルコール、ベンジルベンゾエート、1,3−ブチレングリコール、カルボマー、ひまし油、セルロース、酢酸セルロース、ココアバター、コーンスターチ、コーン油、綿実油、クロスポビドン(cross−povidone)、ジグリセリド、エタノール、エチルセルロース、エチルラウリエート、エチルオレエート、脂肪酸エステル、ゼラチン、胚芽油、グルコース、グリセロール、落花生油、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、イソプロパノール、等張食塩水、ラクトース、水酸化マグネシウム、マグネシウムステアレート、麦芽、マンニトール、モノグリセリド、オリーブ油、ピーナッツ油、リン酸カリウム塩、ジャガイモデンプン、ポビドン、プロピレングリコール、リンゲル液、サフラワー油、ゴマ油、カルボキシメチルセルロースナトリウム、リン酸ナトリウム塩、ラウリル硫酸ナトリウム、ソルビトールナトリウム、ダイズ油、ステアリン酸、ステアリルフマレート、スクロース、界面活性剤、タルク、トラガカント、テトラヒドロフルフリルアルコール、トリグリセリド、水、これらの混合物などが挙げられる。眼または経口で投与される、式(I)を有する化合物を含む組成物の調製のための賦形剤としては、限定するものではないが、1,3−ブチレングリコール、ひまし油、コーン油、綿実油、エタノール、ソルビタンの脂肪酸エステル、胚芽油、落花生油、グリセロール、イソプロパノール、オリーブ油、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ゴマ油、水、これらの混合物などが挙げられる。浸透圧的に投与される、式(I)を有する化合物を含む組成物の調製のための賦形剤としては、限定するものではないが、クロロフルオロ炭化水素、エタノール、水、これらの混合物などが挙げられる。非経口投与される、式(I)を有する化合物を含む組成物の調製のための賦形剤としては、限定するものではないが、1,3−ブタンジオール、ひまし油、コーン油、綿実油、デキストロース、胚芽油、落花生油、リポソーム、オレイン酸、オリーブ油、ピーナッツ油、リンゲル液、サフラワー油、ゴマ油、ダイズ油、U.S.P.または等張性塩化ナトリウム溶液、水、これらの混合物などが挙げられる。直腸内または経膣的に投与される、式(I)を有する化合物を含む組成物の調製のための賦形剤としては、限定するものではないがココアバター、ポリエチレングリコール、ワックス、これらの混合物などが挙げられる。
本発明の医薬組成物および方法は、上記の病態の治療に通常適用される、本明細書に指摘した他の治療的活性化合物をさらに含んでよい。
使用方法
別の態様において、本発明は、本発明の化合物または組成物を、哺乳動物において、キナーゼの媒介、過剰発現または調節不全を伴う疾患または病態を治療または予防するために使用する方法を提供する。特に、本発明の化合物は、この間にタンパク質キナーゼ、例えば、wee−1ファミリーメンバーのいずれかまたはすべてが発現する疾患または病態の治療に有用であることが予想される。
実施形態の一群において、キナーゼの阻害剤により治療可能な、ヒトまたは他の動物の病態の疾患および病態としては、限定するものではないが、聴神経腫瘍、急性白血病、急性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病(単球性、骨髄芽球性、腺がん、血管肉腫、星状細胞腫、骨髄単球性および前骨髄球性)、急性t細胞白血病、基底細胞がん、胆管がん、膀胱がん、脳腫瘍、乳がん、気管支原性がん、子宮頸がん、軟骨肉腫、脊索腫、絨毛がん、慢性白血病、慢性リンパ球性白血病、慢性骨髄球性(顆粒急性)白血病、慢性骨髄性白血病、結腸がん、結直腸がん、頭蓋咽頭腫、嚢胞腺がん、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、異常増殖への変化(dysproliferative changes)(異形成および化生)、胎生期がん、子宮内膜がん、内皮肉腫(endotheliosarcoma)、上衣腫、上皮性がん、赤白血病、食道がん、エストロゲン受容体陽性乳がん、本態性血小板血症、ユーイング腫、線維肉腫、濾胞性リンパ腫、生殖細胞精巣がん、神経膠腫、重鎖病、血管芽腫、ヘパトーマ、肝細胞がん、ホルモン不応性前立腺がん、平滑筋肉腫、脂肪肉腫、肺がん、リンパ管内皮肉腫、リンパ管肉腫、リンパ芽球性白血病、リンパ腫、(ホジキンおよび非ホジキン)、膀胱、乳房、結腸、肺、卵巣、脾臓、前立腺、皮膚および子宮の悪性腫瘍および過剰増殖性障害、T細胞またはB細胞起源のリンパ性悪性腫瘍、白血病、リンパ腫、髄様がん、髄芽腫、黒色腫、髄膜腫、中皮腫、多発性骨髄腫、骨髄性白血病、骨髄腫、粘液肉腫、神経芽細胞腫、非小細胞肺がん、乏突起膠腫、口腔がん、骨肉腫、卵巣がん、膵臓がん、乳頭腺がん、乳頭がん、松果体種、真性赤血球増加症、前立腺がん、直腸がん、腎細胞がん、網膜芽腫、横紋筋肉腫、肉腫、皮脂腺がん、精上皮腫、皮膚がん、小細胞肺がん(small cell lung carcinoma)、固形腫瘍(がん種および肉腫)、小細胞肺がん(small cell lung cancer)、胃がん、扁平上皮がん、滑膜種、汗腺がん、甲状腺がん、ワルデンシュトレームマクログロブリン血症、精巣腫瘍、子宮がんおよびウィルムス腫瘍が挙げられる。
実施形態の一群において、キナーゼの阻害剤により治療可能な、ヒトまたは他の動物の疾患および病態としては、限定するものではないが、p53タンパク質に欠損がある腫瘍が挙げられる。p53タンパク質は、TP53遺伝子によりヒトにおいてコードされる腫瘍抑制タンパク質である。p53タンパク質は、細胞周期を調節し、従って、がんの予防に関連する腫瘍抑制因子として機能する。Wee1キナーゼの阻害は、腫瘍細胞、特にp53タンパク質の欠損のため、これらのG期チェックポイントを喪失した腫瘍細胞を、DNA損傷および/または細胞周期の攪乱に感作する。
Wee1の発現の喪失およびこれがいかにp53タンパク質の欠損に関係するかについての考察は、Annual Review of Biochemistry,2004,73:39−85に見出すことができる。
p53遺伝子の突然変異およびヒト腫瘍タイプの関与は、Nature,1989,342:705−708に見出すことができる。
Wee1キナーゼおよびp53欠損腫瘍細胞についての考察は、Molecular Cancer Therapy,2009,8:11に見出すことができる。
p53およびWee1キナーゼおよび抗がん療法についての考察は、BMC Cancer 2006,6:292に見出すことができる。
Wee1キナーゼおよびp53欠損腫瘍細胞についての考察は、Current Clinical Pharmacology,2010,5:186−191に見出すことができる。
本発明の方法は、通常、治療処置の必要な対象に 有効量の式(I)の化合物を投与するステップを伴う。式(I)を有する化合物の治療有効量は、治療のレシピエント、治療する疾患およびこれらの重症度、式(I)を有する化合物を含む組成物、投与時間、投与経路、治療期間、効力、クリアランス速度ならびに別の薬剤が共投与されるか否かに依存する。単回用量または分割用量で毎日患者に投与する組成物を作製するために使用される、式(I)を有する化合物量は、約0.03から約200mg/kg体重である。単回用量組成物は、これらの量またはこれらの約数の組み合わせを含有する。
併用療法
本発明は、本発明の化合物または組成物を、1以上の追加の活性薬剤と組み合わせて使用する方法を、さらに提供する。
式(I)を有する化合物は、アルキル化剤、血管新生阻害剤、抗体、代謝拮抗剤、抗有糸分裂剤、抗増殖剤、抗ウイルス剤、オーロラキナーゼ阻害剤、アポトーシ促進因子(例えば、Bcl−xL、Bcl−wおよびBfl−1)阻害剤、細胞死受容体経路のアクチベーター、Bcr−Ablキナーゼ阻害剤、BiTE(Bi−Specific T cell Engager)抗体、抗体−薬剤接合体、生体応答調節剤、サイクリン依存性キナーゼ阻害剤、細胞周期阻害剤、シクロオキシゲナーゼ−2阻害剤、DVD、白血病ウイルスがん遺伝子ホモログ(ErbB2)受容体阻害剤、成長因子阻害剤、ヒートショックタンパク質(HSP)−90阻害剤、ヒストンデアセチラーゼ(HDAC)阻害剤、ホルモン療法、免疫療法薬、アポトーシスタンパク質阻害因子(IAP)の阻害剤、挿入抗生物質、キナーゼ阻害剤、キネシン阻害剤、Jak2阻害剤、哺乳動物標的のラパマイシン阻害剤、マイクロRNA、有糸分裂促進因子活性化細胞外シグナル調節キナーゼ阻害剤、多価結合タンパク質、非ステロイド系抗炎症剤(NSAID)、ポリADP(アデノシン二リン酸)−リボースポリメラーゼ(PARP)阻害剤、プラチナ化学療法薬、ポロ様キナーゼ(Plk)阻害剤、ホスホイノシチド−3キナーゼ(PI3K)阻害剤、プロテオソーム阻害剤、プリンアナログ、ピリミジンアナログ、受容体チロシンキナーゼ阻害剤、レチノイド類(etinoids)/デルトイド類(deltoids)植物アルカロイド、低分子阻害性リボ核酸(siRNA)、トポイソメラーゼ阻害剤、ユビキチンリガーゼ阻害剤など、およびこれらの薬剤の1以上との組み合わせと一緒に使用した場合、有用であることが予想される。
BiTE抗体は、T細胞を対象とする二重特異性抗体あり、同時に2つの細胞と結合することによってがん細胞を攻撃する。その後、T細胞が標的がん細胞を攻撃する。BiTE抗体の例としては、アデカツムマブ(adecatumumab)(Micromet MT201)、ブリナツモマブ(blinatumomab)(Micromet MT103)などが挙げられる。理論に縛られるものではないが、T細胞が標的がん細胞のアポトーシスを誘発する機序の1つは、パーフォリンおよびグランザイムBを含む細胞溶解性顆粒成分のエキソサイトーシスによる。この件については、Bcl−2が、パーフォリンおよびグランザイムBの両方によるアポトーシスの誘導を弱めることが示されている。これらのデータは、Bcl−2の阻害が、がん細胞を標的とした場合、T細胞により誘発される細胞障害効果を強化する可能性を示唆している(V.R.Sutton,D.L.Vaux and J.A.Trapani,J.of Immunology 1997,158(12),5783)。
SiRNAは、内因性RNA塩基または化学的に修飾されたヌクレオチドを有する分子である。修飾は、細胞活性を無効にすることはなく、むしろ安定性の増加および/または細胞の効力増加をもたらす。化学的修飾の例としては、ホスホロチオエート基、2’−デオキシヌクレオチド、2’−OCH−含有リボヌクレオチド、2’−F−リボヌクレオチド、2’−メトキシエチルリボヌクレオチド、これらの組み合わせなどが挙げられる。siRNAは、さまざまな長さ(例えば10−200bps)および構造(例えば、ヘアピン、一本鎖/二本鎖、バルジ、ニック/ギャップ、ミスマッチ)を有することができ、細胞において処理され、活性遺伝子サイレンシングを提供する。二本鎖siRNA(dsRNA)は、同じ数のヌクレオチドを各鎖(平滑末端)または非対称末端(オーバーハング)に有することができる。1−2ヌクレオチドのオーバーハングは、センスおよび/またはアンチセンス鎖に存在してよく、所与の鎖の5’末端および/または3’末端に存在してよい。
多価結合タンパク質は、2以上の抗原結合部位を含む結合タンパク質である。多価結合タンパク質は、3以上の抗原結合部位を有するように遺伝子工学的に操作され、概して、天然の抗体ではない。「多重特異的結合タンパク質」という用語は、2以上の関連または非関連の標的と結合できる結合タンパク質を意味する。二重可変ドメイン(DVD)結合タンパク質は、2以上の抗原結合部位を含む4価または多価の結合タンパク質である。このようなDVDは、単一特異的(即ち、1つの抗原と結合可能)であっても、または多重特異性(即ち、2以上の抗原と結合可能)であってもよい。2つの重鎖DVDポリペプチドおよび2つの軽鎖DVDポリペプチドを含むDVD結合タンパク質は、DVD Igと称される。DVD Igの半分はそれぞれ、1つの重鎖DVDポリペプチド、1つの軽鎖DVDポリペプチドおよび2つの抗原結合部位を含む。各結合部位は、重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメインおよび抗原結合に関係する合計6つのCDR/抗原結合部位を含む。多重特異的DVDは、DLL4およびVEGFまたはC−metおよびEFGRまたはErbB3およびEGFRと結合するDVD結合タンパク質を含む。
アルキル化剤としては、アルトレタミン、AMD−473、AP−5280、アパジクオン、ベンダムスチン、ブロスタリシン、ブスルファン、カルボクオン、カルムスチン、(BCNU)、クロランブシル、CLORETAZINE(登録商標)(ラロムスチン、VNP40101M)、シクロホスファミド、デカルバジン(decarbazine)、エストラムスチン、フォテムスチン、グルホスファミド、イホスファミド、KW−2170、ロムスチン、(CCNU)、マホスファミド、メルファラン、ミトブロニトール、ミトラクトール、ニムスチン、ナイトロジェンマスタード−オキシド、ラニムスチン、テモゾロミド、チオテパ、TREANDA(登録商標)(ベンダムスチン)、トレオスルファン、ロホスファミド(rofosfamide)などが挙げられる。
血管新生阻害剤としては、内皮特異的受容体チロシンキナーゼ(Tie−2)阻害剤、表皮成長因子受容体(EGFR)阻害剤、インスリン成長因子−2受容体(IGFR−2)阻害剤、マトリックスメタロプロテイナーゼ−2(MMP−2)阻害剤、マトリックスメタロプロテイナーゼ−9(MMP−9)阻害剤、血小板由来成長因子受容体(PDGFR)阻害剤、トロンボスポンジンアナログ、血管内皮成長因子受容体チロシンキナーゼ(VEGFR)阻害剤などが挙げられる。
代謝拮抗剤としては、ALIMTA(登録商標)(ペメトレキセド二ナトリウム、LY231514、MTA)、5−アザシチジン、XELODA(登録商標)(カペシタビン)、カルモフール、LEUSTAT(登録商標)(クラドリビン)、クロファラビン、シタラビン、シタラビンオクホスファート、シトシンアラビノシド、デシタビン、デフェロキサミン、ドキシフルリジン、エフロルニチン、EICAR(5−エチニル−1−β−D−リボフラノシルイミダゾール−4−カルボキサミド)、エノシタビン、エトニルシチジン(ethnylcytidine)、フルダラビン、5−フルオロウラシル単独またはロイコボリンとの組み合わせ、GEMZAR(登録商標)(ゲムシタビン)、ヒドロキシ尿素、ALKERAN(登録商標)(メルファラン)、メルカプトプリン、6−メルカプトプリンリボシド、メトトレキサート、ミコフェノール酸、ネララビン、ノラトレキシド、オクホスファート、ペリトレキソール、ペントスタチン、ラルチトレキセド、リバビリン、トリアピン、トリメトレキサート、S−1、チアゾフリン、テガフール、TS−1、ビダラビン、UFTなどが挙げられる。
抗ウイルス剤としては、リトナビル、ヒドロキシクロロキンなどが挙げられる。
オーロラキナーゼ阻害剤としては、ABT−348、AZD−1152、MLN−8054、VX−680,オーロラA−特異的キナーゼ阻害剤、オーロラB−特異的キナーゼ阻害剤およびパンオーロラキナーゼ阻害剤などが挙げられる。
Bcl−2タンパク質阻害剤としては、AT−101((−)ゴシポール)、GENASENSE(登録商標)(G3139またはオブリメルセン(Bcl−2−標的化アンチセンスオリゴヌクレオチド))、IPI−194、IPI−565、N−(4−(4−((4’−クロロ(1,1’−ビフェニル)−2−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ベンゾイル)−4−(((1R)−3−(ジメチルアミノ)−1−((フェニルスルファニル)メチル)プロピル)アミノ)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド)(ABT−737)、N−(4−(4−((2−(4−クロロフェニル)−5,5−ジメチル−1−シクロヘキサ−1−エン−1−イル)メチル)ピペラジン−1−イル)ベンゾイル)−4−(((1R)−3−(モルホリン−4−イル)−1−((フェニルスルファニル)メチル)プロピル)アミノ)−3−((トリフルオロメチル)スルホニル)ベンゼンスルホンアミド(ABT−263)、GX−070(オバトクラックス)などが挙げられる。
Bcr−Ablキナーゼ阻害剤としては、DASATINIB(登録商標)(BMS−354825)、GLEEVEC(登録商標)(イマチニブ)などが挙げられる。
CDK阻害剤としては、AZD−5438、BMI−1040、BMS−032、BMS−387、CVT−2584、フラボピリドール、GPC−286199、MCS−5A、PD0332991、PHA−690509、セリシクリブ(CYC−202、R−ロスコビチン)、ZK−304709などが挙げられる。
COX−2阻害剤としては、ABT−963、ARCOXIA(登録商標)(エトリコキシブ)、BEXTRA(登録商標)(バルデコキシブ)、BMS347070、CELEBREX(登録商標)(セレコキシブ)、COX−189(ルミラコキシブ)、CT−3、DERAMAXX(登録商標)(デラコキシブ)、JTE−522、4−メチル−2−(3,4−ジメチルフェニル)−1−(4−スルファモイルフェニル−1H−ピロール)、MK−663(エトリコキシブ)、NS−398,パレコキシブ、RS−57067、SC−58125、SD−8381、SVT−2016、S−2474、T−614、VIOXX(登録商標)(ロフェコキシブ)などが挙げられる。
EGFR阻害剤としては、ABX−EGF、抗EGFRイムノリポソーム、EGF−ワクチン、EMD−7200、ERBITUX(登録商標)(セツマキシブ)、HR3、IgA抗体、IRESSA(登録商標)(ゲフィチニブ)、TARCEVA(登録商標)(エルロチニブまたはOSI−774)、TP−38、EGFR融合タンパク質、TYKERB(登録商標)(ラパチニブ)などが挙げられる。
ErbB2受容体阻害剤としては、CP−724−714、CI−1033(カネルチニブ)、HERCEPTIN(登録商標)(トラスツズマブ)、TYKERB(登録商標)(ラパチニブ)、OMNITARG(登録商標)(2C4、ペツズマブ(petuzumab))、TAK−165、GW−572016(イオナファルニブ(ionafarnib))、GW−282974、EKB−569、PI−166、dHER2(HER2ワクチン)、APC−8024(HER−2ワクチン)、抗HER/2neu二重特異性抗体、B7.her2IgG3、AS HER2三機能性二重特異的抗体、mAB AR−209、mAB 2B−1などが挙げられる。
ヒストンデアセチラーゼ阻害剤としては、デプシペプチド、LAQ−824、MS−275、トラポキシン、ヒドロキサミン酸サブエロイルアニリド(SAHA)、TSA、バルプロ酸などが挙げられる。
HSP−90阻害剤としては、17−AAG−nab、17−AAG、CNF−101、CNF−1010、CNF−2024、17−DMAG、ゲルダナマイシン、IPI−504、KOS−953、MYCOGRAB(登録商標)(HSP−90に対するヒト組み換え抗体)、NCS−683664、PU24FCl、PU−3,ラディシコール、SNX−2112、STA−9090 VER49009などが挙げられる。
アポトーシスタンパク質阻害因子の阻害剤としては、HGS1029、GDC−0145、GDC−0152、LCL−161、LBW−242などが挙げられる。
抗体−薬剤接合体としては、抗CD22−MC−MMAF、抗CD22−MC−MMAE、抗CD22−MCC−DM1、CR−011−vcMMAE、PSMA−ADC、MEDI−547、SGN−19AmSGN−35、SGN−75などが挙げられる。
細胞死受容体経路のアクチベーターとしては、TRAIL、TRAILまたは細胞死受容体(例えば、DR4およびDR5)を標的とする抗体または他の薬剤、例えば、Apomab、コナツムマブ、ETR2−ST01、GDC0145、(レクサツムマブ)、HGS−1029、LBY−135、PRO−1762およびトラスツズマブが挙げられる。
キネシン阻害剤としては、Eg5阻害剤、例えばAZD4877、ARRY−520;CENPE阻害剤、例えばGSK923295Aなどが挙げられる。
JAK−2阻害剤としては、CEP−701(レサウルチニブ(lesaurtinib))、XL019およびINCB018424などが挙げられる。
MEK阻害剤としては、ARRY−142886、ARRY−438162PD−325901、PD−98059などが挙げられる。
mTOR阻害剤としては、AP−23573、CCI−779,エベロリムス、RAD−001、ラパマイシン、テムシロリムス、ATP−競合TORC1/TORC2阻害剤(PI−103、PP242、PP30、Torin1を含む。)などが挙げられる。
非ステロイド系抗炎症薬としては、AMIGESIC(登録商標)(サルサレート)、DOLOBID(登録商標)(ジフルニサール)、MOTRIN(登録商標)(イブプロフェン)、ORUDIS(登録商標)(ケトプロフェン)、RELAFEN(登録商標)(ナブメトン)、FELDENE(登録商標)(ピロキシカム)、イブプロフェンクリーム、ALEVE(登録商標)(ナプロキセン)およびNAPROSYN(登録商標)(ナプロキセン)、VOLTAREN(登録商標)(ジクロフェナク)、INDOCIN(登録商標)(インドメタシン)、CLINORIL(登録商標)(スリンダック)、TOLECTIN(登録商標)(トルメチン)、LODINE(登録商標)(エトドラク)、TORADOL(登録商標)(ケトロラク)、DAYPRO(登録商標)(オキサプロジン)などが挙げられる。
PDGFR阻害剤としては、C−451、CP−673、CP−868596などが挙げられる。
プラチナ化学療法薬としては、シスプラチン、ELOXATIN(登録商標)(オキサリプラチン)エプタプラチン、ロバプラチン、ネダプラチン、PARAPLATIN(登録商標)(カルボプラチン)、サトラプラチン、ピコプラチンなどが挙げられる。
ポロ様キナーゼ阻害剤としては、BI−2536などが挙げられる。
ホスホイノシチド−3キナーゼ(PI3K)阻害剤としては、ウォルトマンニン、LY294002、XL−147、CAL−120、ONC−21、AEZS−127、ETP−45658、PX−866、GDC−0941、BGT226、BEZ235、XL765などが挙げられる。
トロンボスポンジンアナログとしては、ABT−510、ABT−567、ABT−898、TSP−1などが挙げられる。
VEGFR阻害剤としては、AVASTIN(登録商標)(ベバシズマブ)、ABT−869、AEE−788、ANGIOZYME(商標)(血管新生を阻害するリボザイム(Ribozyme Pharmaceuticals(Boulder、CO.)およびChiron、(Emeryville、CA))、アキシチニブ(AG−13736)、AZD−2171、CP−547,632、IM−862、MACUGEN(ペガプタミブ)、NEXAVAR(登録商標)(ソラフェニブ、BAY43−9006)、パゾパニブ(GW−786034)、バタラニブ(PTK−787、ZK−222584)、SUTENT(登録商標)(スニチニブ、SU−11248)、VEGF trap、ZACTIMA(商標)(バンデタニブ、ZD−6474)、GA101、オファツムマブ、ABT−806(mAb−806)、ErbB3特異的抗体、BSG2特異的抗体、DLL4特異的抗体およびC−met特異的抗体などが挙げられる。
抗生物質としては、挿入抗生物質のアクラルビシン、アクチノマイシンD、アムルビシン、アナマイシン、アドリアマイシン、BLENOXANE(登録商標)(ブレオマイシン)、ダウノルビシン、CAELYX(登録商標)またはMYOCET(登録商標)(リポソーム化ドキソルビシン)、エルサミトルシン、エピルブシン、グラルビシン(glarbuicin)、ZAVEDOS(登録商標)(イダルビシン)、ミトマイシンC、ネモルビシン、ネオカルチノスタチン、ペプロマイシン、ピラルビシン、レベッカマイシン、スチマラマー、ストレプトゾシン、VALSTAR(登録商標)(バルルビシン)、ジノスタチンなどが挙げられる。
トポイソメラーゼ阻害剤としては、アクラルビシン、9−アミノカンプトテシン、アモナファイド、アムサクリン、ベカテカリン、ベロテカン、BN−80915、CAMPTOSAR(登録商標)(塩酸イリノテカン)、カンプトテシン、CARDIOXANE(登録商標)(デクスラゾキシン)、ジフロモテカン、エドテカリン、ELLENCE(登録商標)またはPHARMORUBICIN(登録商標)(エピルビシン)、エトポシド、エキサテカン、10−ヒドロキシカンプトテシン、ギマテカン、ラルトテカン、ミトキサントロン、オラテシン、ピラルブシン、ピクサントロン、ルビテカン、ソブゾキサン、SN−38、タフルポシド、トポテカンなどが挙げられる。
抗体としては、AVASTIN(登録商標)(ベバシズマブ)、CD40特異的抗体、chTNT−1/B、デノスマブ、ERBITUX(登録商標)(セツキシマブ)、HUMAX−CD4(登録商標)(ザノリムマブ)、IGF1R−特異的抗体、リンツズマブ、PANOREX(登録商標)(エドレコロマブ)、RENCAREX(登録商標)(WX G250)、RITUXAN(登録商標)(リツキシマブ)、チシリムマブ、トラツジマブ(trastuzimab)、CD20抗体タイプIおよびIIなどが挙げられる。
ホルモン療法薬としては、ARIMIDEX(登録商標)(アナストロゾール)、AROMASIN(登録商標)(エキセメスタン)、アルゾキシフェン、CASODEX(登録商標)(ビカルタミド)、CETROTIDE(登録商標)(セトロレリックス)、デガレリクス、デスロレリン、DESOPAN(登録商標)(トリロスタン)、デキサメタゾン、DROGENIL(登録商標)(フルタミド)、EVISTA(登録商標)(ラロキシフェン)、AFEMA(商標)(ファドロゾール)、FARESTON(登録商標)(トレミフェン)、FASLODEX(登録商標)(フルベストラント)、FEMARA(登録商標)(レトロゾール)、ホルメスタン、グルココルチコイド、HECTOROL(登録商標)(ドキセルカルシフェロール)、RENAGEL(登録商標)(炭酸セベラマー)、ラソフォキシフェン、酢酸リュープロリド、MEGACE(登録商標)(メゲステロール)、MIFEPREX(登録商標)(ミフェプリストン)、NILANDRON(商標)(ニルタミド)、NOLVADEX(登録商標)(クエン酸タモキシフェン)、PLENAXIS(商標)(アバレリクス),プレドニゾン、PROPECIA(登録商標)(フィナステライド)、リロスタン(rilostane)、SUPREFACT(登録商標)(ブセレリン)、TRELSTAR(登録商標)(黄体形成ホルモン放出ホルモン(LHRH))、VANTAS(登録商標)(ヒストレリンインプラント)、VETORYL(登録商標)(トリロスタンまたはモドラスタン)、ZOLADEX(登録商標)(フォスレリン、ゴセレリン)などが挙げられる。
デルトイド類およびレチノイド類としては、セオカルシトール(EB1089、CB1093)、レクサカルシトロール(KH1060)、フェレンチニド、PANRETIN(登録商標)(アリレチノイン)、ATRAGEN(登録商標)(リポソーム化トレチノイン)、TARGRETIN(登録商標)(ベキサロテン)、LGD−1550などが挙げられる。
PARP阻害剤としては、ABT−888(ベリパリブ)、オラパリブ、KU−59436、AZD−2281、AG−014699、BSI−201、BGP−15、INO−1001、ONO−2231などが挙げられる。
植物アルカロイドとしては、限定するものではないが、ビンクリスチン、ビンブラスチン、ビンデシン、ビノレルビンなどが挙げられる。
プロテアソーム阻害剤としては、VELCADE(登録商標)(ボルテゾミブ)、MG132、NPI−0052、PR−171などが挙げられる。
免疫学的な例としては、インターフェロンおよび他の免疫強化剤が挙げられる。インターフェロンとしては、インターフェロンアルファ、インターフェロンアルファ−2a、インターフェロンアルファ−2b、インターフェロンベータ、インターフェロンガンマ−1a、ACTIMMUNE(登録商標)(インターフェロンガンマ−1b)またはインターフェロンガンマn1、これらの組み合わせなどが挙げられる。他の薬剤としては、ALFAFERONE(登録商標)、(IFN−α)、BAM−002(酸化型グルタチオン)、BEROMUN(登録商標)(タソネルミン)、BEXXAR(登録商標)(トシルモマブ)、CAMPATH(登録商標)(アレムツズマブ)、CTLA4(細胞障害性リンパ球抗原4)、デカルバジン、デニロイキン、エプラツズマブ、GRANOCYTE(登録商標)(レノグラスチム)、レンチナン、白血球アルファインターフェロン、イミキモド、MDX−010(抗CTLA−4)、黒色腫ワクチン、ミツモマブ、モルグラモスチム、MYLOTARG(商標)(ゲムツズマブ・オゾガマイシン)、NEUPOGEN(登録商標)(フィルグラスチム)、OncoVAC−CL、OVAREX(登録商標)(オレゴボマブ)、ペンツモマブ(Y−muHMFG1)、PROVENGE(登録商標)(シプロイセル−T)、サルガラモスチム(sargaramostim)、シゾフィラン(sizofilan)、テセロイキン、THERACYS(登録商標)(カルメット−ゲラン桿菌)、ウベニメクス、VIRULIZIN(登録商標)(免疫療法薬、Lorus Pharmaceuticals)、Z−100(丸山ワクチン(Specific Substance of Maruyama)(SSM))、WF−10(テトラクロロデカオキシド(TCDO))、PROLEUKIN(登録商標)(アルデスロイキン)、ZADAXIN(登録商標)(チマルファシン)、ZENAPAX(登録商標)(ダクリズマブ)、ZEVALIN(登録商標)(90Y−イブリツモマブ・チウキセタン)などが挙げられる。
生体応答調節剤は、生存生物の防御機構または生体応答、例えば、組織細胞の生存、成長もしくは分化を調節する薬剤であり、クレスチン、レンチナン、シゾフィラン、ピシバニールPF−3512676(CpG−8954)、ウベニメクスなどが挙げられる。
ピリミジンアナログとしては、シタラビン(アラCまたはアラビノシドC)、シトシンアラビノシド、ドキシフルリジン、FLUDARA(登録商標)(フルダラビン)、5−FU(5−フルオロウラシル)、フロクスウリジン、GEMZAR(登録商標)(ゲムシタビン)、TOMUDEX(登録商標)(ラルチトレキセド)、TROXATYL(商標)(トリアセチルウリジン・トロキサシタビン)などが挙げられる。
プリンアナログとしては、LANVIS(登録商標)(チオグアニン)およびPURI−NETHOL(登録商標)(メルカプトプリン)などが挙げられる。
抗有糸分裂剤としては、バタブリン,エポチロンD(KOS−862)、N−(2−((4−ヒドロキシフェニル)アミノ)ピリジン−3−イル)−4−メトキシベンゼンスルホンアミド、イキサベピロン(BMS247550)、パクリタキセル、TAXOTERE(登録商標)(ドセタキセル)、PNU100940(109881)、パツピロン、XRP−9881(ラロタキセル)、ビンフルニン、ZK−EPO(合成エポチロン)などが挙げられる。
ユビキチンリガーゼ阻害剤としては、MDM2阻害剤、例えば、ナトリン、NEDD8阻害剤、例えばMLN4924などが挙げられる。
本発明の化合物は、放射線療法の効率を強化する放射線増感剤としても使用可能である。放射線療法の例としては、外部ビーム放射線療法、遠隔放射線療法、小線源療法および密閉、非密閉の線源放射線療法などが挙げられる。
加えて、式(I)を有する化合物は、他の化学療法剤、例えば、ABRAXANE(商標)(ABI−007)、ABT−100(ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤)、ADVEXIN(登録商標)(Ad5CMV−p53ワクチン)、ALTOCOR(登録商標)またはMEVACOR(登録商標)(ロバスタチン)、AMPLIGEN(登録商標)(ポリI:ポリC12U、合成RNA)、APTOSYN(登録商標)(エクシスリンド)、AREDIA(登録商標)(パミドロン酸)、アルグラビン、L−アスパラギナーゼ、アタメスタン(1−メチル−3,17−ジオン−アンドロスタ−1,4−ジエン)、AVAGE(登録商標)(タザロテン)、AVE−8062(コンブレアスタチン(combreastatin)誘導体)BEC2(ミツモマブ)、カケクチンまたはカケキシン(腫瘍壊死因子)、カンバキシン(ワクチン)、CEAVAC(登録商標)(がんワクチン)、CELEUK(登録商標)(セルモロイキン)、CEPLENE(登録商標)(ヒスタミン二塩酸塩)、CERVARIX(登録商標)(ヒトパピローマウイルスワクチン)、CHOP(登録商標)(C:CYTOXAN(登録商標)(シクロホスファミド);H:ADRIAMYCIN(登録商標)(ヒドロキシドキソルビシン);O:ビンクリスチン(ONCOVIN(登録商標));P:プレドニゾン)、CYPAT(商標)(酢酸シプロテロン)、コンブレスタチン(combrestatin)A4P、DAB(389)EGF(His−Alaリンカーによってヒト表皮成長因子に融合されたジフテリア毒素の触媒ドメインおよび転移ドメイン)またはTransMID−107R(商標)(ジフテリア毒素)、ダカルバジン、ダクチノマイシン、5,6−ジメチルキサンテノン−4−酢酸(DMXAA)、エニルウラシル、EVIZON(商標)(乳酸スクアラミン)、DIMERICINE(登録商標)(T4N5リポソームローション)、ディスコデルモリド、DX−8951f(メシル酸エキサテカン)、エンザスタウリン、EPO906(エポチロンB)、GARDASIL(登録商標)(四価ヒトパピローマウイルス(タイプ6、11、16、18)組み換えワクチン)、GASTRIMMUNE(登録商標)、GENASENSE(登録商標)、GMK(ガングリオシド接合ワクチン)、GVAX(登録商標)(前立腺がんワクチン)、ハロフジノン、ヒステレリン(histerelin)、ヒドロキシカルバミド、イバンドロン酸、IGN−101、IL−13−PE38、IL−13−PE38QQR(シントレデキン・ベスドトックス)、IL−13−シュードモナス外毒素、インターフェロン−α、インターフェロン−γ、JUNOVAN(商標)またはMEPACT(商標)(ミファムルチド)、ロナファルニブ、5,10−メチレンテトラヒドロフォレート、ミルテホシン(ヘキサデシルホスホコリン)、NEOVASTAT(登録商標)(AE−941)、NEUTREXIN(登録商標)(トリメトレキサートグルクロネート)、NIPENT(登録商標)(ペントスタチン)、ONCONASE(登録商標)(リボヌクレアーゼ酵素)、ONCOPHAGE(登録商標)(黒色腫ワクチン治療)、ONCOVAX(登録商標)(IL−2ワクチン)、ORATHECIN(商標)(ルビテカン)、OSIDEM(登録商標)(抗体系細胞薬)、OVAREX(登録商標)MAb(ネズミモノクローナル抗体)、パクリタキセル、PANDIMEX(商標)(20(S)プロトパナキサジオール(aPPD)および20(S)プロトパナキサトリオール(aPPT)を含むチョウセンニンジン由来アグリコンサポニン)、パニツムマブ、PANVAC(登録商標)−VF(治験がんワクチン)、ペグアスパラガーゼ、PEGインターフェロンA、フェノクソディオール、プロカルバジン、レビマスタット、REMOVAB(登録商標)(カツマキソマブ)、REVLIMID(登録商標)(レナリドマイド)、RSR13(エファプロキシラル)、SOMATULINE(登録商標)LA(ランレオチド)、SORIATANE(登録商標)(アシトレチン)、スタウロスポリン(ストレプトミセス・スタウロスポレス(Streptomyces staurospores))、タラボスタット(PT100)、TARGRETIN(登録商標)(ベキサロテン)、TAXOPREXIN(登録商標)(DHA−パクリタキセル)、TELCYTA(登録商標)(カンホスファミド、TLK286)、テミリフェン、TEMODAR(登録商標)(テモゾロミド)、テスミリフェン、サリドマイド、THERATOPE(登録商標)(STn−KLH)、チミタク(2−アミノ−3,4−ジヒドロ−6−メチル−4−オキソ−5−(4−ピリジルチオ)キナゾリンジヒドロクロリド)、TNFERADE(商標)(アデノベクター:腫瘍壊死因子−αに関する遺伝子を含有するDNAキャリア)、TRACLEER(登録商標)またはZAVESCA(登録商標)(ボセンタン)、トレチノイン(レチン−A)、テトランドリン、TRISENOX(登録商標)(三酸化ヒ素)、VIRULIZIN(登録商標)、ウクライン(クサノオウ植物(greater celandine plant)由来のアルカロイドの誘導体)、ビタキシン(抗−アルファベータ3抗体)、XCYTRIN(登録商標)(モテキサフィンガドリニウム)、XINLAY(商標)(アトラセンタン)、XYOTAX(商標)(パクリタキセル・ポリグルメックス)、YONDELIS(登録商標)(トラベクテジン)、ZD−6126、ZINECARD(登録商標)(デクスラゾキサン)、ZOMETA(登録商標)(ゾレドロン酸)、ゾルビシンなどと併用可能である。
[実施例1]
6−(2−クロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例1A]
1−(4−クロロ−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−イル)−2−(2−クロロフェニル)エタノン
スターラーバーおよびセプタムを装備した、オーブンで乾燥させたフラスコに、4−クロロ−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−カルボニルクロリド(Aaron Chemistry、1338mg、6mmol)を入れた。このフラスコにセプタムで蓋をし、脱気および窒素充填(3回)した。固体をテトラヒドロフラン(24.0mL)に溶解し、−78℃に冷却し、窒素下に維持した。その後、(2−クロロベンジル)マグネシウムクロリド(14.40mL、7.20mmol)を、ゆっくりと加えた。添加完了後、ドライアイス/アセトンバスを取り外し、混合物を、周囲温度において3時間撹拌した。混合物を水性1M HCl(50mL)により反応停止させ、酢酸エチルで抽出し(3×80mL)、統合した抽出液を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム(MgSO)で脱水し、ろ過し、濃縮した。得られた粗生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、0−30%酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,CDCl)δppm 8.72(s,1H),7.47−7.36(m,1H),7.36−7.21(m,3H),4.41(s,2H),2.61(s,3H);MS(ESI)m/z 313(M+H)
[実施例1B]
6−(2−クロロフェニル)−2−(メチルチオ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
スターラーバーおよびセプタムを装備した、2ドラムバイアルに、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(27.8mg、0.030mmol)、キサントホス(4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン、44.0mg、0.076mmol)、実施例1A(238mg、0.760mmol)および炭酸セシウム(743mg、2.28mmol)を入れた。混合物を脱気および窒素充填(3回)した。ジオキサン(1.9mL、0.4M)およびホルムアミド(60.6μl、1.520mmol)を加え、混合物を脱気およびアルゴン充填(3回)し、その後、100℃において3時間撹拌した。周囲温度に冷却後、水性の1M HCl(40mL)を加え、混合物を分液漏斗に注ぎ、混合物を酢酸エチルで抽出した(3×40mL)。統合した有機抽出液を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、ろ過し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、0−85%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 12.56(d,J=5.0,1H),9.17(s,1H),7.95(d,J=5.6,1H),7.56−7.48(m,1H),7.45−7.34(m,3H),2.61(s,3H);MS(ESI)m/z 304(M+H)
[実施例1C]
6−(2−クロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
5mLのマイクロ波容器に、実施例1B(24mg、0.079mmol)および4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリン(76mg、0.395mmol)を入れた。容器に蓋をし、この後固体混合物を150℃において16時間加熱した(LC/MS分析により約40%の変換が示された。)。周囲温度に冷却後、粗材料を、1:1 メタノール:ジメチルスルホキシド(および数滴のTFAを加えた。)に溶解し、Gilson(登録商標)逆相prepHPLC(5から70%のアセトニトリル/水および0.1% TFA、線形勾配)により精製し、表題化合物をビストリフルオロ酢酸(TFA)塩として得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 12.03(s,1H),10.01(s,1H),9.64(s,1H),9.06(s,1H),7.77(d,J=5.9,2H),7.73(s,1H),7.56−7.48(m,J=5.7,3.9,2.3,1H),7.42−7.32(m,3H),7.00(d,J=9.1,2H),3.79(brd,J=13.2,2H),3.53(brd,J=11.7,2H),3.30−3.08(m,J=10.3,2H),3.03−2.81(m,5H);MS(ESI)m/z 448(M+H)
[実施例2]
6−(2−クロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例2A]
6−(2−クロロフェニル)−2−(メチルチオ)−8−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
25mLの反応容器に、実施例1B(143mg、0.471mmol)、フェニルボロン酸(86mg、0.706mmol)および酢酸銅(II)(103mg、0.565mmol)を入れた。ジクロロメタン(4.7mL、0.1M)を加え、次いでトリエチルアミン(131μl、0.942mmol)を加えた。フラスコに蓋をして、周囲温度において一晩撹拌した。シリカゲルを加え(無水添加(dry loading)のため)、次いでCHCl(10mL)を加え、混合物を濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム12G Redi−Sepカラム、0%から60%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 380(M+H)
[実施例2B]
6−(2−クロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
5mLのマイクロ波容器に、実施例2A(51mg、0.134mmol)および4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリン(257mg、1.343mmol、10当量)を入れた。容器に蓋をし、固体混合物を180℃において16時間加熱した。周囲温度に冷却後、粗材料を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム12Gカラム、酢酸エチル中0−50%の2:1 メタノール:水)により精製した。分画を回収し、濃縮し、Gilson(登録商標)逆相prepHPLC(5から70%のアセトニトリル/水および0.1%TFA、線形勾配)により再度精製し、表題化合物を、ビスTFA塩として得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm10.15(s,1H),9.60(s,1H),9.15(s,1H),8.06(s,1H),7.72−7.31(m,11H),6.88−6.62(m,2H),3.70(brd,J=13.0,2H),3.51(brd,J=11.7,2H),3.25−3.04(m,J=8.3,2H),2.97−2.76(m,5H);MS(ESI)m/z 523(M+H)
[実施例3]
6−(2−クロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−7−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例3A]
6−(2−クロロフェニル)−2−(メチルチオ)−7−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
スターラーバーおよびセプタムを装備した2ドラムバイアルに、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(27.8mg、0.030mmol)、ベンズアミド(184mg、1.520mmol)、キサントホス(4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン、44.0mg、0.076mmol)、実施例1A(238mg、0.760mmol)および炭酸セシウム(743mg、2.280mmol)を入れた。混合物を脱気および窒素充填(3回)した。ジオキサン(1.9mL、0.4M)を加え、混合物を脱気および窒素充填(3回)した。混合物を100℃において3時間撹拌した。次に、ナトリウムtert−ブトキシド(146mg、1.520mmol)を加え、混合物を100℃においてさらに1時間撹拌した。周囲温度に冷却後、水性の1M HCl(50mL、1M)を加え、該混合物を分液漏斗に注ぎ、酢酸エチルで抽出した(3×50mL)。統合した有機抽出液を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、ろ過し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)40Gカラム、0−85%勾配)により精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 380(M+H)
[実施例3B]
6−(2−クロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−7−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
5mLのマイクロ波容器に、実施例3A(24mg、0.063mmol)および4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリン(121mg、0.63mmol)を入れた。容器に蓋をし、該固体混合物を、180℃において3.5時間加熱した。周囲温度に冷却後、粗材料を、1:1 メタノール:ジメチルスルホキシド(および数滴のTFA)に溶解し、Gilson(登録商標)逆相prepHPLC(5から70%のアセトニトリル/水および0.1% TFA、線形勾配)により精製し、表題化合物を、ビスTFA塩として得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 12.12(s,1H),10.05(s,1H),9.58(s,1H),9.06(s,1H),7.86(d,J=7.9,2H),7.40−7.27(m,6H),7.25−7.03(m,J=20.9,19.6,7.5,1.9,3H),6.96(d,J=9.1,2H),3.76(brd,J=13.2,2H),3.52(brd,J=11.9,2H),3.31−3.06(m,J=8.7,2H),2.97−2.78(m,5H);MS(ESI)m/z 523(M+H)
[実施例4]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例4A]
1−(4−クロロ−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−イル)−2−(2,6−ジクロロフェニル)エタノン
ステップ1:CuCN/2LiCl溶液の調製
250mLの丸底フラスコに、シアン化銅(I)(8.95g、100mmol)および塩化リチウム(8.48g、200mmol)を加えた。フラスコにセプタムで蓋をして、高真空下で140℃において3時間加熱した。周囲温度に冷却後、乾燥テトラヒドロフラン(90mL)を加え、該混合物を、塩が溶解するまで(24時間)撹拌し、約1Mの溶液を得た。
ステップ2:有機亜鉛の付加
CuCN:2LiClの1.0Mの溶液(64.6ml、64.6mmol)に、−25℃において、(2,6−ジクロロベンジル)亜鉛(II)クロリド(129ml、64.6mmol)の0.5M溶液をゆっくりと加えた。得られた反応混合物を、15分間この温度において撹拌した。この溶液を、10分間かけて、110mLの乾燥テトラヒドロフラン中4−クロロ−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−カルボニルクロリド(12g、53.8mmol)の撹拌溶液にカニューレによって加えた。添加完了後、バスを取り外し、混合物を、周囲温度において窒素下で1.5時間撹拌した。混合物を、200mLの飽和水性重炭酸ナトリウムで反応停止させ、15分間激しく撹拌後、混合物を酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。統合した有機抽出液を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、ろ過し、濃縮した。粗材料を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、0−30%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製し、加算量の表題化合物を得た。H NMR(300MHz,CDCl)δppm 8.79(s,1H),7.41−7.31(m,2H),7.25−7.16(m,J=8.8,7.3,1H),4.68(s,2H),2.63(s,3H);MS(ESI)m/z 347(M+H)
[実施例4B]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(メチルチオ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例1Aを実施例4Aと置き換えて、実施例1Bに記載のように調製した。残留物を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、0−60%の酢酸エチル/ヘキサン、勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 12.68(s,1H),9.17(s,1H),8.03(d,J=5.0,1H),7.67−7.52(m,2H),7.43(dd,J=8.8,7.1,1H),2.62(s,3H);MS(ESI)m/z 338(M+H)
[実施例4C]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(メチルチオ)−8−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例1Bを実施例4Bと置き換え、反応を、325mg(0.961mmol)の規模で実施し、実施例2Aに記載のように調製した。フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、0%から60%の酢酸エチル/ヘキサン)により精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 414(M+H)
[実施例4D]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
5mLのマイクロ波容器に、実施例4C(206mg、0.497mmol)および4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリン(951mg、4.97mmol)を入れた。容器に蓋をして、次いで固体混合物を、18℃において16時間加熱した。周囲温度に冷却後、粗材料を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中0−60%の2:1 メタノール:水、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 10.14(s,1H),9.12(s,1H),8.17(s,1H),7.76−7.51(m,7H),7.44(d,J=7.2,1H),7.32(d,J=8.6,2H),6.75−6.57(m,2H),3.11−2.96(m,4H),2.47−2.37(m,4H),2.22(s,3H);MS(ESI)m/z557(M+H)
[実施例5]
6−(2−クロロフェニル)−8−メチル−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
Figure 2014530867
[実施例5A]
2−(2−クロロフェニル)−1−(4−(メチルアミノ)−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−イル)エタノン
表題化合物を、4Aを1Aと置き換えて、実施例8Aに記載のように調製した。残留物を、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、0−30%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 308(M+H)
Figure 2014530867
[実施例5B]
6−(2−クロロフェニル)−8−メチル−2−(メチルチオ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例8Aを実施例5Aと置き換えて、実施例8Bに記載のように調製した。混合物を濃縮し、得られた残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 318(M+H)
Figure 2014530867
[実施例5C]
6−(2−クロロフェニル)−8−メチル−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
5mLのマイクロ波容器に、実施例5B(21.7mg、0.068mmol)および4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリン(131mg、0.683mmol)を入れた。容器に蓋をし、その後固体混合物を、180℃において16時間加熱した。周囲温度に冷却後、粗材料を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中0−50%の2:1 メタノール:水、線形勾配)により精製した。材料を、Gilson(登録商標)逆相prepHPLC(5から70%のアセトニトリル/水および0.1% TFA、線形勾配)によりさらに精製し、表題化合をビスTFA塩として得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 10.17(s,1H),9.55(s,1H),9.08(s,1H),8.08(s,1H),7.75(d,J=7.8,2H),7.60−7.48(m,1H),7.46−7.30(m,3H),7.03(d,J=9.2,2H),3.88−3.74(m,5H),3.27−3.06(m,2H),3.01−2.80(m,4H),2.50(s,3H,within dimethylsulfoxide−d);MS(ESI)m/z 461(M+H)
[実施例6]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8,9−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−5(7H)−オン
[実施例6A]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(メチルチオ)−8,9−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−5(7H)−オン
表題化合物を、実施例1Aを実施例4A(0.150g、0.431mmol)と置き換え、ベンズアミドをピロリジン−2−オン(0.033ml、0.431mmol)と置き換えて、実施例3Aに記載のように調製した。フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、0−60%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 9.12(s,1H),7.63−7.56(m,2H),7.46(dd,J=9.0,7.2,1H),4.50−4.34(m,2H),2.81(t,J=7.7,2H),2.64(s,3H),2.30−2.13(m,2H);MS(ESI)m/z 461(M+H)
[実施例6B]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8,9−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−5(7H)−オン
表題化合物を、実施例5Bを実施例6A(45mg、0.119mmol)と置き換えて、実施例5に記載のように調製した。粗残留物を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中0−50%の2:1 メタノール:水、線形勾配)により精製した。得られた材料を、Gilson(登録商標)逆相prepHPLC(5から70%のアセトニトリル/水および0.1% TFA、線形勾配)によりさらに精製し、表題化合物をビスTFA塩として得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 10.16(s,1H),9.55(s,1H),9.01(s,1H),7.77(d,J=7.0,2H),7.63−7.53(m,2H),7.44(dd,J=8.9,7.2,1H),7.03(d,J=9.1,2H),4.36(t,J=7.2,2H),3.75−3.59(m,2H),3.27−3.05(m,2H),3.01−2.83(m,4H),2.82−2.68(m,2H),2.50(s,3H),2.32−2.12(m,2H);MS(ESI)m/z 521.0(M+H)
[実施例7]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8−(ピリジン−4−イル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例7A]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(メチルチオ)−8−(ピリジン−4−イル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例1Bを実施例4B(199mg、0.588mmol)と置き換え、フェニルボロン酸をピリジン−4−イルボロン酸(217mg、1.765mmol)と置き換えて、実施例2Aに記載のように調製した。フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 415(M+H)
[実施例7B]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8−(ピリジン−4−イル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
4ドラムバイアルに、実施例7A(50mg、0.120mmol)、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリン(230mg、1.204mmol)を入れ、該混合物を、180℃において16時間撹拌した。周囲温度に冷却後、混合物を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中0%の2:1 メタノール:水から50%、線形勾配)により直接精製した。得られた材料を、Gilson(登録商標)逆相prepHPLC(5から70%のアセトニトリル/水および0.1% TFA、線形勾配)によりさらに精製し、表題化合物をトリスTFA塩として得た。H NMR(300MHz,CDOD)δppm 9.25(s,1H),8.80(dd,J=4.7,1.6,2H),8.13(s,1H),7.72(d,J=6.2,2H),7.54−7.47(m,2H),7.43−7.29(m,4H),6.96−6.75(m,2H),3.87−3.70(m,2H),3.67−3.56(m,2H),3.56−3.50(m,1H),3.40−3.36(m,1H),3.26−3.21(m,1H),3.10−3.04(m,1H),2.99(s,3H);MS(ESI)m/z 558(M+H)
[実施例8]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例8A]
2−(2,6−ジクロロフェニル)−1−(4−(メチルアミノ)−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−イル)エタノン
セプタムを装備した2ドラムバイアルに、実施例4A(500mg、1.438mmol)、メタンアミン(1438μl、2.88mmol)およびイソプロパノール(IPA)(4mL)を入れた。フラスコに蓋をして、混合物を、50℃において2.5時間撹拌した。周囲温度に冷却後、混合物を減圧下で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)0−30%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 9.06(s,1H),9.03−8.95(m,J=4.5,1H),7.54−7.45(m,2H),7.35(dd,J=8.8,7.3,1H),4.67(s,2H),2.96(d,J=4.8,3H),2.53(s,3H);MS(ESI)m/z 342(M+H)
[実施例8B]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−(メチルチオ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
5mLのマイクロ波容器に、実施例8A(366mg、1.069mmol)を入れ、DMF−ジメチルアセタール(2000μl、14.94mmol)を加え、混合物を、Biotage Initiator(登録商標)マイクロ波反応器中で150℃において、反応完了がLC/MS分析により示されるまで(約2時間)加熱した。得られた混合物を減圧下で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、0%から100%の酢酸エチル/ヘキサン)により直接精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 352(M+H)
[実施例8C]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
実施例8B(84mg、0.238mmol)をCHCl(2385μl)に溶解し、m−CPBA(64.1mg、0.286mmol)を加えた。混合物を周囲温度において20分間撹拌し、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリン(54.7mg、0.286mmol)およびTFA(36.7μl、0.477mmol)を加えた。混合物を濃縮して、大部分のCHClを除去し、1mLのアセトニトリルに再溶解した。混合物を90℃において16時間加熱した。周囲温度に冷却後、混合物を分液漏斗に注ぎ、30mLの酢酸エチルで希釈し、20mLの飽和水性重炭酸ナトリウム、20mLの飽和水性塩水で洗浄し、有機物を硫酸マグネシウムで脱水し、ろ過し、減圧下で濃縮した。得られた残留物を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中0−50%の2:1 メタノール:水、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(400MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 9.72(s,1H),9.04(s,1H),7.94(s,1H),7.64(d,J=9.0,2H),7.55−7.47(m,2H),7.39(dd,J=8.8,7.3,1H),6.92(d,J=9.1,2H),3.75(s,3H),3.18−3.07(m,4H),2.51−2.42(m,4H),2.23(s,3H);MS(ESI)m/z 495(M+H)
[実施例9]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−(4−フルオロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例9A]
2−(2,6−ジクロロフェニル)−1−(4−(4−フルオロフェニルアミノ)−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−イル)エタノン
表題化合物を、メタンアミンを4−フルオロアニリン(49.7μl、0.518mmol)に置き換えて、実施例4Aの90mg規模(0.259mmol)で、実施例8Aに記載のように調製した。残留物を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、0−30%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 10.93(s,1H),9.29(s,1H),7.76−7.63(m,2H),7.57−7.47(m,2H),7.38(dd,J=8.8,7.3,1H),7.27−7.10(m,2H),4.81(s,2H),2.50(s,J=1.8,3H,within the dimethylsulfoxide−d signal);MS(ESI)m/z 422(M+H)
[実施例9B]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−(4−フルオロフェニル)−2−(メチルチオ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例8Aを実施例9Aに置き換え、混合物を、Biotage Initiator(登録商標)マイクロ波反応器中で、代わりに140℃において45分加熱することを除き、実施例8Bに記載のように調製した。混合物を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、0から50%酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により直接精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 9.25(s,1H),8.40(s,1H),7.74−7.62(m,2H),7.61−7.53(m,2H),7.50−7.36(m,3H),2.32(s,3H);MS(ESI)m/z 432.1(M+H)
[実施例9C]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−(4−フルオロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例5Bを実施例9Bに置き換えて、実施例5Cに記載のように調製した。粗残留物を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中0%の2:1 メタノール:水から酢酸エチル中50%の2:1 メタノール:水、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 10.15(s,1H),9.09(s,1H),8.21(s,1H),7.68−7.59(m,2H),7.59−7.53(m,2H),7.52−7.39(m,3H),7.31(d,J=8.4,2H),6.68(d,J=7.3,2H),3.09−2.98(m,4H),2.47−2.40(m,4H),2.27−2.16(m,3H);MS(ESI)m/z 575(M+H)
[実施例10]
8−シクロプロピル−6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例10A]
1−(4−(シクロプロピルアミノ)−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−イル)−2−(2,6−ジクロロフェニル)エタノン
表題化合物を、メタンアミンをシクロプロパンアミンに置き換え、反応を180mg規模(実施例4A)において実施して、実施例8Aに記載のように調製した。粗材料を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム 0−40%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 367(M+H)
[実施例10B]
8−シクロプロピル−6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(メチルチオ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例8Aを実施例10Aに置き換え、混合物を、Biotage Initiator(登録商標)マイクロ波反応器中で140℃において90分間加熱し、反応を0.388mmol規模(実施例10A)において実施したことを除いて、実施例8Bに記載のように調製した。混合物をその後濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、0から50%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により直接精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 9.16(s,1H),8.23(s,1H),7.61−7.53(m,2H),7.44(dd,J=9.0,7.1,1H),3.75−3.61(m,1H),2.67(s,3H),1.22−0.97(m,4H);MS(ESI)m/z 378(M+H)
[実施例10C]
8−シクロプロピル−6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例5Bを実施例10Bと置き換え、反応を、0.161mmol規模(実施例10B)において実施し、実施例5Cに記載のように調製した。粗材料を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中0%の2:1 メタノール:水から酢酸エチル中50%の2:1 メタノール:水、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d6)δppm 10.18(s,1H),9.04(s,1H),7.98(s,1H),7.95−7.76(m,2H),7.61−7.49(m,2H),7.42(dd,J=9.0,7.2,1H),6.96(d,J=9.2,2H),3.66−3.48(m,1H),3.16−3.04(m,4H),2.48−2.40(m,4H),2.26(s,3H),1.30−0.94(m,4H);MS(ESI)m/z 521(M+H)+.
[実施例11]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例11A]
2−(2,6−ジクロロフェニル)−1−(2−(メチルチオ)−4−(2,2,2−トリフルオロエチルアミノ)ピリミジン−5−イル)エタノン
表題化合物を、メタンアミンを2,2,2−トリフルオロエタンアミンに置き換え、反応を180mg規模(実施例4Aの0.518mmol)で実施して、実施例8Aに記載のように調製した。粗材料を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム0−30%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 410(M+H)
[実施例11B]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(メチルチオ)−8−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例8Aを実施例11Aに置き換え、混合物を、Biotage Initiator(登録商標)マイクロ波反応器中で、代わりに140℃において45分間加熱し、0.285mmol規模(実施例11A)で実施したことを除いて、実施例8Bに記載のように調製した。混合物をその後濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、0から50%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により直接精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 9.23(s,1H),8.33(s,1H),7.67−7.57(m,2H),7.49(dd,J=8.9,7.1,1H),5.33(d,J=8.8,3H),2.64(s,3H);MS(ESI)m/z 420.3(M+H)
[実施例11C]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例5Bを実施例11Bに置き換え、反応を0.121mmol規模(実施例11B)で実施し、実施例5に記載のように調製した。粗材料を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム 酢酸エチル中0%の2:1 メタノール:水から酢酸エチル中50%の2:1 メタノール:水、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 10.30(s,1H),9.09(s,1H),8.11(s,1H),7.69−7.52(m,4H),7.46(dd,J=8.9,7.1,1H),6.93(d,J=9.1,2H),5.16(q,J=8.7,2H),3.19−3.04(m,4H),2.48−2.39(m,4H),2.22(s,3H);MS(ESI):m/z 564(M+H)
[実施例12]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8−(ピリジン−4−イルメチル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例12A]
2−(2,6−ジクロロフェニル)−1−(2−(メチルチオ)−4−(ピリジン−4−イルメチルアミノ)ピリミジン−5−イル)エタノン
表題化合物を、メタンアミンをピリジン−4−イルメタンアミンに置き換え、反応は、180mg規模(0.518mmol 実施例4A)で実施し、代わりに60℃において4時間撹拌して、実施例8Aに記載のように調製した。粗材料を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム 0−100%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 419(M+H)
[実施例12B]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(メチルチオ)−8−(ピリジン−4−イルメチル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例8Aを実施例12Aに置き換え、混合物を、Biotage Initiator(登録商標)マイクロ波反応器中で、代わりに140℃において45分間加熱し、反応を、0.424mmol規模(実施例12A)で実施したことを除き、実施例8Bに記載のように調製した。混合物を減圧下で濃縮し、その後、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、20%の酢酸エチル/ヘキサンから100%の酢酸エチル、その後15%のメタノール/酢酸エチル)により直接精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 429(M+H)
[実施例12C]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8−(ピリジン−4−イルメチル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例5Bを実施例12Bに置き換え、反応を0.163mmol規模(実施例12B)で実施して、実施例5Cに記載のように調製した。粗材料を、Gilson(登録商標)逆相prepHPLC(5から70%のアセトニトリル/水および0.1% TFA、線形勾配)により精製し、表題化合物を、トリスTFA塩として得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 10.19(s,1H),9.70(s,1H),9.10(s,1H),8.64(d,J=6.1,2H),8.31(s,1H),7.65−7.54(m,2H),7.52−7.31(m,5H),6.92(d,J=8.8,2H),5.54(s,2H),3.79(brd,J=13.3,2H),3.54(brd,J=11.9,2H),3.27−3.10(m,2H),3.01−2.82(m,5H);MS(ESI)m/z 572.1(M+H)
[実施例13]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例13A]
2−(2,6−ジクロロフェニル)−1−(4−(2−(ジメチルアミノ)エチルアミノ)−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−イル)エタノン
表題化合物を、メタンアミンを2−(ジメチルアミノ)エチルアミンに置き換え、反応を180mg規模(0.518mmolの実施例4A)で実施し、代わりに60℃において4時間撹拌して、実施例8Aに記載のように調製した。粗材料を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム 20%の酢酸エチル/ヘキサンから100%の酢酸エチル、その後15%のメタノール/酢酸エチル)により精製し、表題化合物を得た。MS(ESI):m/z 399(M+H)
[実施例13B]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−2−(メチルチオ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例8Aを実施例13Aに置き換え、混合物を、Biotage Initiator(登録商標)マイクロ波反応器中で140℃において45分間加熱し、反応を、0.446mmol規模(実施例13A)で実施したことを除き、実施例8Bに記載のように調製した。混合物を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、20%の酢酸エチル/ヘキサンから100%の酢酸エチル、その後15%のメタノール/酢酸エチル)により直接精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 410(M+H)
[実施例13C]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例5Bを実施例13Bに置き換え、反応を0.156mmol規模(実施例13B)で実施して、実施例5Cに記載のように調製した。粗材料を、Gilson(登録商標)逆相prepHPLC(5から70%のアセトニトリル/水および0.1% TFA、線形勾配)により精製し、表題化合物をトリスTFA塩として得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 9.88(s,3H),9.09(s,1H),8.16(s,1H),7.71−7.53(m,3H),7.46(dd,J=9.0,7.2,1H),7.03(d,J=9.1,2H),4.56(s,2H),3.61−3.47(m,5H),3.17(s,3H),3.02−2.72(m,11H);MS(ESI)m/z 552(M+H)
[実施例14]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−[(2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−アミンに置き換え、反応を0.238mmol規模(実施例8B)で実施して、実施例8Cに記載のように調製した。残留物を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中0−40%の2:1 メタノール:水、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 10.23(s,1H),9.08(s,1H),8.15(s,1H),7.69−7.50(m,4H),7.44(dd,J=8.8,7.2,1H),6.71(d,J=8.6,1H),3.78(s,3H),3.59(s,2H),2.45(s,2H),2.32(s,3H),1.00−0.75(m,J=20.6,4H);MS(ESI)m/z 492(M+H)
[実施例15]
8−シクロブチル−6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例15A]
1−(4−(シクロブチルアミノ)−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−イル)−2−(2,6−ジクロロフェニル)エタノン
表題化合物を、メタンアミンをシクロブタンアミンに置き換え、反応を180mg規模(0.518mmolの実施例4A)で実施して、実施例8Aに記載のように調製した。粗材料を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム 0−30%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 382(M+H)
[実施例15B]
8−シクロブチル−6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(メチルチオ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例8Aを実施例15Aに置き換え、混合物を、Biotage Initiator(登録商標)マイクロ波反応器中で140℃において45分間加熱し、反応を、0.282mmol規模(実施例15A)で実施したことを除いて、実施例8Bに記載のように調製した。混合物をその後濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、0から50%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により直接精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 9.18(s,1H),8.43(s,1H),7.62−7.54(m,2H),7.45(dd,J=9.0,7.1,1H),5.66−5.44(m,1H),2.66(s,3H),2.49−2.38(m,4H),1.94−1.67(m,2H);MS(ESI)m/z 392(M+H)
[実施例15C]
8−シクロブチル−6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例5Bを実施例15Bに置き換え、反応を0.212mmol規模(実施例15B)で実施して、実施例5Cに記載のように調製した。粗材料を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中0%の2:1 メタノール:水から酢酸エチル中40%の2:1 メタノール:水、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 10.09(s,1H),9.05(s,1H),8.25(s,1H),7.64(brd,J=7.5,2H),7.59−7.50(m,2H),7.43(dd,J=8.9,7.2,1H),6.97(d,J=9.0,2H),5.68−5.28(m,1H),3.16−3.04(m,4H),2.48−2.30(m,8H),2.23(s,3H),1.93−1.67(m,2H).MS(ESI)m/z 535(M+H)
[実施例16]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例16A]
2−(2,6−ジクロロフェニル)−1−(4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピルアミノ)−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−イル)エタノン
表題化合物を、メタンアミンを1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オールに置き換え、反応を、180mg規模(0.518mmolの実施例4A)で、代わりに50℃において4時間撹拌して実施して、実施例8Aに記載のように調製した。粗材料を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム0−50%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 400(M+H)
[実施例16B]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−2−(メチルチオ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例8Aを実施例16Aに置き換え、混合物を、Biotage Initiator(登録商標)マイクロ波反応器中で、代わりに150℃において90分間加熱し、0.44mmol規模の実施例12Aで実施したことを除いて、実施例8Bに記載のように調製した。混合物をその後濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、20%の酢酸エチル/ヘキサンから100%酢酸エチル、線形勾配)により直接精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 9.19(s,1H),8.11(s,1H),7.62−7.55(m,2H),7.46(dd,J=9.0,7.1,1H),4.75(s,1H),4.37(s,2H),2.64(s,3H),1.13(s,6H);MS(ESI)m/z 410(M+H)
[実施例16C]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例8Bを実施例16Bに置き換え、0.171mmol規模(実施例16B)で実施して、実施例8Cに記載のように調製した。粗材料を、Gilson(登録商標)逆相prepHPLC(5から70%のアセトニトリル/水および0.1% TFA、線形勾配)により精製し、表題化合物をビスTFA塩として得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 10.14(brs,1H),9.59(brs,1H),9.09(s,1H),7.92(s,1H),7.72(d,J=8.3,2H),7.61−7.52(m,2H),7.44(dd,J=8.9,7.1,1H),7.03(d,J=9.1,2H),4.29(s,2H),3.90−3.73(m,2H),3.54−3.46(m,2H),3.29−3.07(m,2H),2.88(d,J=3.7,5H),1.14(s,6H);MS(ESI)m/z 553(M+H)
[実施例17]
8−シクロプロピル−6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−アミンに置き換え、実施例8Bを実施例10Bに置き換え、0.139mmol規模(実施例10B)を使用して、実施例8Cに記載のように調製した。残留物を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中0−40%の2:1 メタノール:水、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 10.23(d,J=14.0,1H),9.07(s,1H),8.05(s,1H),7.78−7.64(m,2H),7.60−7.50(m,2H),7.42(dd,J=9.0,7.2,1H),6.72(d,J=9.2,1H),3.67−3.50(m,3H),2.45(s,2H),2.32(s,3H),1.27−0.99(m,4H),0.87(d,J=23.9,4H);MS(ESI)m/z 518.1(M+H)
[実施例18]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例5Bを実施例4Bに置き換え、0.103mmol規模(実施例4B)で実施して、実施例5Cに記載のように調製した。粗材料を、Gilson(登録商標)逆相prepHPLC(5から70%のアセトニトリル/水および0.1% TFA、線形勾配)により精製し、表題化合物をビスTFA塩として得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 12.12(s,1H),10.04(s,1H),9.63(s,1H),9.05(s,1H),7.82(d,J=5.9,1H),7.74(d,J=7.5,2H),7.58−7.51(m,2H),7.47−7.35(m,1H),7.00(d,J=9.1,2H),3.84−3.74(m,2H),3.57−3.47(m,2H),3.25−3.11(m,2H),2.98−2.84(m,5H);MS(ESI)m/z 481.3(M+H)
[実施例19]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−{[3−メチル−4−(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを2−メチル−4−(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)アニリンに置き換え、反応を0.156mmol規模(実施例8B)で実施して、実施例8Cに記載のように調製した。粗材料を、Gilson(登録商標)逆相prepHPLC(5から70%のアセトニトリル/水および0.1% TFA、線形勾配)により精製し、表題化合物をビスTFA塩として得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d6)δppm 10.21(brs,1H),9.52(brs,1H),9.08(s,1H),8.15(s,1H),7.75−7.61(m,2H),7.60−7.53(m,2H),7.44(dd,J=9.0,7.2,1H),7.12(d,J=8.4,1H),3.79(s,3H),3.58−3.17(m,6H),3.14−3.03(m,2H),2.90(d,J=4.9,3H),2.31(s,3H),2.16−2.01(m,2H);MS(ESI)m/z 523.3(M+H)+.
[実施例20]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−[(2,4,4−トリメチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを2,4,4−トリメチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−アミンに置き換え、反応を0.156mmol規模(実施例8B)で実施して、実施例8cに記載のように調製した。粗材料を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中0%の2:1 メタノール:水から酢酸エチル中30%の2:1 メタノール:水、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 10.24(brs,1H),9.09(s,1H),8.15(s,1H),7.67−7.51(m,4H),7.44(dd,J=8.9,7.2,1H),7.32(d,J=8.4,1H),3.80(s,3H),3.46(s,2H),2.40−2.29(m,5H),1.25(s,6H);MS(ESI):m/z 494(M+H)
[実施例21]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イルアミノ)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンをtert−ブチル 7’−アミノ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−2’(3’H)−カルボキシレートに置き換え、反応を0.156mmol規模(実施例8B)で実施して、実施例8Cに記載のように調製した。粗材料を、Gilson(登録商標)逆相prepHPLC(5から70%のアセトニトリル/水および0.1% TFA、線形勾配)により精製し、表題化合物をTFA塩として得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 10.40(brs,1H),9.22(brs,2H),9.12(s,1H),8.18(s,1H),7.79(brs,1H),7.70−7.61(m,1H),7.61−7.52(m,2H),7.45(dd,J=8.9,7.2,1H),6.88(d,J=8.7,1H),4.42(s,2H),3.80(s,3H),3.28(s,2H),1.18−0.99(m,4H).MS(ESI)m/z 478(M+H)
[実施例22]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[2−(ジメチルアミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル]アミノ}−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンをN,N−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2,5−ジアミンに置き換え、反応を0.156mmol規模(実施例8B)で実施して、実施例8Cに記載のように調製した。粗材料を。Gilson(登録商標)逆相prepHPLC(5から70%のアセトニトリル/水および0.1% TFA、線形勾配)により精製し、表題化合物をTFA塩として得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 10.36(brs,1H),9.80(brs,1H),9.11(s,1H),8.16(s,1H),7.79(brs,1H),7.68(d,J=8.2,1H),7.61−7.53(m,2H),7.44(dd,J=9.0,7.2,1H),7.25(d,J=8.3,1H),4.19−4.04(m,1H),3.79(s,3H),3.41−3.02(m,4H),2.84(d,J=4.7,6H);MS(ESI):m/z 480(M+H)
[実施例23]
8−シクロプロピル−6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(2,4,4−トリメチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを2,4,4−トリメチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−アミンに置き換え、実施例8Bを実施例10B置き換え、反応を0.145mmol規模(実施例10B)で実施して、実施例8Cに記載のように調製した。粗材料を、Gilson(登録商標)逆相prepHPLC(5から70%のアセトニトリル/水および0.1% TFA、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(400MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 9.86(brs,1H),9.06(s,1H),7.89(s,1H),7.70(dd,J=8.5,2.2,1H),7.63(d,J=2.1,1H),7.55−7.47(m,2H),7.39(dd,J=8.8,7.3,1H),7.29(d,J=8.5,1H),3.68−3.56(m,1H),3.48(s,2H),2.40−2.31(m,5H),1.26(s,6H),1.21−1.14(m,2H),1.09−1.01(m,2H);MS(ESI):m/z 520.1(M+H)
[実施例24]
8−シクロプロピル−6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
8−シクロプロピル−6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(メチルチオ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン(55mg、0.145mmol)を、CHCl(1.4mL)に溶解し、メタ−クロロペルオキシ安息香酸(43.0mg、0.174mmol)を加えた。混合物を、周囲温度において20分間撹拌し、その後tert−ブチル7’−アミノ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−2’(3’H)−カルボキシレート(47.9mg、0.174mmol)を加えた。混合物を、周囲温度において24時間撹拌し、その後減圧下で濃縮した。残留物を、フラッシュクロマトグラフィー(2−60%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、N−boc保護中間体を得た。中間体を、TFA−CHCl(0.6mL、1:1)で室温において1時間処理した。濃縮後、表題化合物を得た。H NMR(400MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 10.05(brs,1H),9.37−9.04(m,3H),7.92(s,1H),7.85−7.76(m,2H),7.55−7.47(m,2H),7.39(dd,J=8.8,7.3,1H),6.88(d,J=9.3,1H),4.40(s,2H),3.70−3.55(m,1H),3.27(s,2H),1.22−1.02(m,8H);MS(ESI):m/z 504(M+H)
[実施例25]
8−シクロプロピル−6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[2−(ジメチルアミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンをN,N−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2,5−ジアミンに置き換え、実施例8Bを実施例10Bに置き換え、0.145mmol規模(実施例10B)を使用して、実施例8Cに記載のように調製した。粗材料を、Gilson(登録商標)逆相prepHPLC(5から70%のアセトニトリル/水および0.1% TFA、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(400MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 9.87(brs,1H),9.06(s,1H),7.92−7.82(m,2H),7.63(d,J=8.1,1H),7.52−7.46(m,2H),7.39(dd,J=8.7,7.3,1H),7.14(d,J=8.1,1H),3.63−3.54(m,1H),3.13−2.71(m,5H),2.20(d,J=2.8,6H),1.22−0.99(m,4H);MS(ESI)m/z 506(M+H)
[実施例26]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8−(プロパン−2−イル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例26A]
2−(2,6−ジクロロフェニル)−1−(4−(イソプロピルアミノ)−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−イル)エタノン
表題化合物を、メタンアミンをイソプロピルアミンに置き換え、反応を200mg規模(実施例4A)で実施して、実施例8Aに記載のように調製した。粗材料を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム2−25%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 370(M+H)
[実施例26B]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−イソプロピル−2−(メチルチオ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例8Aを実施例26Aに置き換え、混合物を、Biotage Initiator(登録商標)マイクロ波反応器中で、代わりに160℃において60分加熱し、反応を、0.451mmol規模(実施例26A)で実施したことを除いて、実施例8Bに記載のように調製した。混合物をその後濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、2から45%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により直接精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 380(M+H)
[実施例26C]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8−(プロパン−2−イル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例5Bを実施例26Bに置き換え、反応を、0.118mmol規模(実施例26B)で実施して、実施例5Cに記載のように調製した。粗材料を、Gilson(登録商標)逆相prepHPLC(5から70%のアセトニトリル/水および0.1% TFA、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(400MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 9.68(brs,1H),9.05(s,1H),7.97(s,1H),7.59(d,J=9.1,2H),7.53−7.46(m,2H),7.43−7.35(m,1H),6.92(d,J=9.1,2H),5.56−5.46(m,1H),3.16−3.00(m,8H),2.23(s,3H),1.44(d,J=6.8,6H);MS(ESI)m/z 522(M+H)
[実施例27]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8−(オキセタン−3−イル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例27A]
2−(2,6−ジクロロフェニル)−1−(2−(メチルチオ)−4−(オキセタン−3−イルアミノ)ピリミジン−5−イル)エタノン
表題化合物を、メタンアミンをオキセタン−3−アミンに置き換え、反応を200mg規模(実施例4A)で実施して、実施例8Aに記載のように調製した。粗材料を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム 2−45%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 384(M+H)
[実施例27B]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(メチルチオ)−8−(オキセタン−3−イル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例8Aを実施例27Aに置き換え、混合物を、Biotage Initiator(登録商標)マイクロ波反応器中で150℃において60分間加熱し、反応を0.452mmol規模(実施例27A)で実施したことを除き、実施例8Bに記載のように調製した。混合物を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、2から45%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により直接精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 394(M+H)
[実施例27C]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8−(オキセタン−3−イル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例5Bを実施例27Bに置き換え、反応を0.076mmol規模(実施例27B)で実施して、実施例5Cに記載のように調製した。粗材料を、Gilson(登録商標)逆相prepHPLC(5から70%のアセトニトリル/水および0.1% TFA、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(400MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 9.68(s,1H),9.05(s,1H),8.03(s,1H),7.54−7.46(m,4H),7.40(dd,J=8.7,7.3,1H),6.95(d,J=9.0,2H),5.82(p,J=7.0,1H),4.91(t,J=7.5,2H),4.83(t,J=7.1,2H),3.17−3.11(m,4H),3.03−2.98(m,4H),2.23(s,3H);MS(ESI)m/z 537(M+H)
[実施例28]
8−tert−ブチル−6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例28A]
1−(4−(tert−ブチルアミノ)−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−イル)−2−(2,6−ジクロロフェニル)エタノン
表題化合物を、メタンアミンを2−メチルプロパン−2−アミンに置き換え、反応を200mg規模で(実施例4A)実施して、実施例8Aに記載のように調製した。粗材料を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム 2−45%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 384(M+H)
[実施例28B]
8−tert−ブチル−6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(メチルチオ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例8Aを実施例28Aに置き換え、混合物を、Biotage Initiator(登録商標)マイクロ波反応器中で170℃において90分間加熱し、0.453mmol規模(実施例28A)で実施したことを除き、実施例8Bに記載のように調製した。混合物を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、2から45%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により直接精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 394(M+H)
[実施例28C]
8−tert−ブチル−6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例5Bを実施例28Bに置き換え、反応を0.081mmol規模(実施例28B)で実施して、実施例5Cに記載のように調製した。粗材料を、Gilson(登録商標)逆相prepHPLC(5から70%のアセトニトリル/水および0.1% TFA、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(400MHz,dimethylsulfoxide−d)δppm 9.69−9.53(m,1H),9.10(s,1H),7.92(s,1H),7.54(d,J=8.9,2H),7.50(d,J=7.9,2H),7.38(dd,J=8.7,7.4,1H),7.01(d,J=9.0,2H),3.50−3.21(m,8H),2.88(s,3H),1.75(s,9H);MS(ESI):m/z 536.8(M+H)
[実施例29]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−(4−メトキシベンジル)−2−[(2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例29A]
2−(2,6−ジクロロフェニル)−1−(4−(4−メトキシベンジルアミノ)−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−イル)エタノン
表題化合物を、メタンアミンを(4−メトキシフェニル)メタンアミンに置き換えて、実施例8Aに記載のように調製した。粗材料を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム 2−45%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 448.1(M+H)
[実施例29B]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−(4−メトキシベンジル)−2−(メチルチオ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例8Aを実施例29Aに置き換え、混合物を、Biotage Initiator(登録商標)マイクロ波反応器中で150℃において60分間加熱したことを除き、実施例8Bに記載のように調製した。混合物を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、2から45%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により直接精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 457.6(M+H)
[実施例29C]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−(4−メトキシベンジル)−2−[(2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例5Bを実施例29Bに置き換え、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−アミンに置き換え、実施例5Cに記載のように調製した。フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中2−40%のCHOH:HO(2:1)、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(400MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 9.92(s,1H),9.10(s,1H),8.09(s,1H),7.53−7.47(m,4H),7.40(dd,J=8.8,7.3,1H),7.25(d,J=8.7,2H),6.87(d,J=8.7,2H),6.75(d,J=8.3,1H),5.41(s,2H),3.98(s,2H),3.72(s,3H),2.95(s,2H),2.65(s,3H),1.07−0.93(m,4H);MS(ESI):m/z 598.3(M+H)
[実施例30]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
実施例29C(46mg、0.077mmol)を、1mLのトリフルオロ酢酸に溶解した。2滴の濃硫酸を加え、混合物を、60℃において24時間撹拌し、減圧下で濃縮した。材料を、逆相prepHPLC(Zorbax C−18、0.1% TFA/CHCN/HO)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(400MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 9.66(s,1H),9.05(s,1H),7.68(s,1H),7.55−7.46(m,4H),7.38(dd,J=8.7,7.4,1H),6.65(d,J=8.5,1H),3.63(s,2H),2.95(s,2H),2.35(s,3H),0.94−0.78(m,4H);MS(ESI):m/z 478.2(M+H)
[実施例31]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−エチル−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例31A]
2−(2,6−ジクロロフェニル)−1−(4−(エチルアミノ)−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−イル)エタノン。
表題化合物を、メタンアミンをエタンアミン(THF中2M)に置き換えて、実施例8Aに記載のように調製した。粗材料を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム2−45%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 356.1(M+H)
[実施例31B]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−エチル−2−(メチルチオ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン。
表題化合物を、実施例8Aを実施例31Aに置き換え、混合物を、Biotage Initiator(登録商標)マイクロ波反応器中で150℃において6時間加熱したことを除き、実施例8Bに記載のように調製した。混合物を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、4から45%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により直接精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 366.1(M+H)
[実施例31C]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−エチル−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例5Bを実施例29Bに置き換えて、実施例5Cに記載のように調製した。材料を、逆相prepHPLC(Zorbax C−18、0.1% TFA/CHCN/HO)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(400MHz,dimethylsulfoxide−d)δ9.70(s,1H),9.05(s,1H),7.97(s,1H),7.67−7.58(m,2H),7.53−7.47(m,2H),7.39(dd,J=8.8,7.4,1H),6.97−6.88(m,2H),4.27(q,J=7.1,2H),3.16−3.08(m,6H),2.47−2.43(m,2H),2.23(s,3H),1.37(t,J=7.1,3H);MS(ESI):m/z 509.2(M+H)
[実施例32]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−エチル−2−[(2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例5Bを実施例31Bに置き換え、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−アミンに置き換えて、実施例5Cに記載のように調製した。材料を、逆相prepHPLC(Zorbax C−18、0.1% TFA/CHCN/HO)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(400MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 9.83(s,1H),9.08 (s,1H),8.01(s,1H),7.57(d,J=2.0,1H),7.53−7.49(m,2H),7.46(dd,J=8.5,2.2,1H),7.40(dd,J=8.7,7.4,1H),6.69(d,J=8.5,1H),4.29(q,J=7.1,2H),3.61(s,2H),2.95(s,2H),2.34(s,3H),1.40(t,J=7.1,3H),0.96−0.80(m,4H);MS(ESI):m/z506.2(M+H)
[実施例33]
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−メチル−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例33A]
1−(4−クロロ−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−イル)−2−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)エタノン。
表題化合物を、(2,6−ジクロロベンジル)亜鉛(II)クロリドを(2−クロロ−6−フルオロベンジル)亜鉛(II)クロリドに置き換えて、実施例4Aに記載のように調製した。シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、2から30%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 332(M+H)+。
[実施例33B]
2−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−1−(4−(メチルアミノ)−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−イル)エタノン。
表題化合物を、実施例4Aを実施例33Aに置き換えて、実施例8Aに記載のように調製した。粗材料を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム 2−30%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 326.0(M+H)
[実施例33C]
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−メチル−2−(メチルチオ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン。
表題化合物を、実施例8Aを実施例33Bに置き換え、混合物を、Biotage Initiator(登録商標)マイクロ波反応器中で150℃において90分間加熱したことを除き、実施例8Bに記載のように調製した。混合物を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、2から70%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により直接精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 336.1(M+H)
[実施例33D]
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−メチル−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例5Bを実施例33Cに置き換えて、実施例5Cに記載のように調製した。フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中0−60%のCHOH:HO(2:1)、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 10.13(s,1H),9.05(s,1H),8.15(s,1H),7.69(d,J=7.5,2H),7.51−7.40(m,2H),7.35−7.25(m,1H),6.95(d,J=9.1,2H),3.76(s,3H),3.14−3.07(m,4H),2.49−2.42(m,4H),2.22(s,3H);MS(ESI):m/z 479.3(M+H)
[実施例34]
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−メチル−2−[(2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−アミンに置き換えて、実施例33Dに記載のように調製した。フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中2−60%のCHOH:HO(2:1)、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 10.24(s,1H),9.08(s,1H),8.19(s,1H),7.63−7.39(m,4H),7.36−7.25(m,1H),6.71(d,J=8.6,1H),3.78(s,3H),3.60(s,2H),2.45(s,2H),2.33(s,3H),0.97−0.79(m,4H);MS(ESI):m/z 476.2(M+H)
[実施例35]
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−(4−メトキシベンジル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例35A]
2−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−1−(4−(4−メトキシベンジルアミノ)−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−イル)エタノン
表題化合物を、実施例4Aを実施例33Aに置き換え、メタンアミンを(4−メトキシフェニル)メタンアミンに置き換えて、実施例8Aに記載のように調製した。粗材料を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム 2−30%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 432.5(M+H)
[実施例35B]
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−(4−メトキシベンジル)−2−(メチルチオ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例8Aを実施例33Bに置き換え、混合物を、Biotage Initiator(登録商標)マイクロ波反応器中で150℃において60分間加熱したことを除き、実施例8Bに記載のように調製した。混合物を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、2から100%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により直接精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 442(M+H)
[実施例35C]
66−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−(4−メトキシベンジル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例5Bを実施例35Bに置き換えて、実施例5Cに記載のように調製した。フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中2−60%のCHOH:HO(2:1)、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 10.11(s,1H),9.05(s,1H),8.32(s,1H),7.58−7.40(m,4H),7.36−7.20(m,3H),6.92(dt,J=10.5,7.9,4H),5.37(q,J=14.8,2H),3.70(s,3H),3.16−3.06(m,4H),2.48−2.41(m,4H),2.23(s,3H);MS(ESI):m/z 585.4(M+H)
[実施例36]
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−(4−メトキシベンジル)−2−[(2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例5Bを実施例35Bに置き換え、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−アミンに置き換えて、実施例5Cに記載のように調製した。フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中2−50%のCHOH:HO(2:1)、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 10.22(s,1H),9.10(s,1H),8.33(s,1H),7.51−7.20(m,7H),6.95−6.84(m,2H),6.67(d,J=8.6,1H),5.40(q,J=15.1,2H),3.70(s,3H),3.42(s,2H),2.42(s,2H),2.28(s,3H),0.95−0.79(m,4H);MS(ESI):m/z 582.3(M+H)
[実施例37]
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−シクロプロピル−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例37A]
2−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−1−(4−(シクロプロピルアミノ)−2−(メチルチオ)ピリミジン−5−イル)エタノン。
表題化合物を、実施例4Aを実施例33Aに置き換え、メタンアミンをシクロプロパンアミンに置き換えて、実施例8Aに記載のように調製した。粗材料を、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム 2−30%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 352(M+H)
[実施例37B]
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−シクロプロピル−2−(メチルチオ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例8Aを実施例37Aに置き換え、混合物を、Biotage Initiator(登録商標)マイクロ波反応器中で140℃において60分間加熱したことを除き、実施例8Bに記載のように調製した。混合物を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、2から100%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により直接精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 362(M+H)
[実施例37C]
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−シクロプロピル−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例5Bを実施例37Bに置き換えて、実施例5Cに記載のように調製した。フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中2−60%のCHOH:HO(2:1)、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 10.18(s,1H),9.04(s,1H),8.05(s,1H),7.86(d,J=7.9,2H),7.54−7.37(m,2H),7.33−7.23(m,1H),7.02−6.91(m,2H),3.61−3.50(m,1H),3.15−3.06(m,4H),2.48−2.41(m,4H),2.22(s,3H),1.22−1.02(m,4H);MS(ESI):m/z 505.2(M+H)
[実施例38]
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−シクロプロピル−2−[(2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例5Bを実施例37Bに置き換え、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−アミンに置き換えて、実施例5Cに記載のように調製した。フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中2−50%のCHOH:HO(2:1)、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 10.26(s,1H),9.07(s,1H),8.09(s,1H),7.78−7.67(m,2H),7.51−7.39(m,2H),7.33−7.23(m,1H),6.72(d,J=9.3,1H),3.67−3.53(m,3H),2.45(s,2H),2.32(s,3H),1.22−1.03(m,4H),0.95−0.78(m,4H);MS(ESI):m/z 502.3(M+H)
[実施例39]
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−2−[(2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例29Cを実施例36に置き換えて、実施例30に記載のように調製した。フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中2−50%のCHOH:HO(2:1)、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 12.18(s,1H),10.11(s,1H),9.07(s,1H),7.93(d,J=5.0,1H),7.67(s,1H),7.60−7.51(m,1H),7.49−7.38(m,2H),7.33−7.23(m,1H),6.70(d,J=8.6,1H),3.87−3.63(m,2H),2.68−2.54(m,2H),2.43(s,3H),1.02−0.84(m,4H);MS(ESI):m/z 462.4(M+H)
[実施例40]
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例29Cを実施例35Cに置き換えて、実施例30に記載のように調製した。フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中2−50%のCHOH:HO(2:1)、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 9.92(s,1H),9.03(s,1H),7.84(s,1H),7.68(d,J=8.9,2H),7.48−7.37(m,2H),7.31−7.22(m,1H),6.92(d,J=9.1,2H),3.13−3.06(m,4H),2.47−2.41(m,J=4.8,4H),2.22(s,3H);MS(ESI):m/z 465.2(M+H)
[実施例41]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[2−(ジメチルアミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例41A]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(2−(ジメチルアミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イルアミノ)−8−(4−メトキシベンジル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−アミンをN,N−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2,5−ジアミンに置き換えて、実施例29Cに記載のように調製した。粗材料を、さらなる精製をせずに次のステップに移した。MS(ESI)m/z 586.3(M+H)
[実施例41B]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[2−(ジメチルアミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例29Cを実施例41Aに置き換えて、実施例30に記載のように調製した。逆相prepHPLC(Zorbax C−18、0.1%の酢酸アンモニウム/CHCN/HO)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(400MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 9.69(s,1H),9.05(s,1H),7.70−7.65(m,2H),7.57−7.52(m,1H),7.50(d,J=8.1,2H),7.38(dd,J=8.6,7.4,1H),7.13(d,J=8.1,1H),2.88−2.73(m,4H),2.26(s,6H);MS(ESI):m/z 466.3(M+H)
[実施例42]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(2,4,4−トリメチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例42A]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−(4−メトキシベンジル)−2−(2,4,4−トリメチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−アミンを2,4,4−トリメチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−アミンに置き換えて、実施例29Cに記載のように調製した。粗材料を、さらなる精製をせずに次のステップに移した。MS(ESI)m/z 599.8(M+H)
[実施例42B]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(2,4,4−トリメチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例29Cを実施例42Aに置き換えて、実施例30に記載のように調製した。逆相prepHPLC(Zorbax C−18、0.1%の酢酸アンモニウム/CHCN/HO)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(400MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 11.89(s,1H),9.91(s,1H),9.09(s,1H),7.82−7.66(m,3H),7.53−7.47(m,2H),7.45−7.34(m,2H),4.36(s,2H),3.34(s,2H),2.98(s,3H),1.39(s,6H);MS(ESI):m/z 480.2(M+H)
[実施例43]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例43A]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イルアミノ)−8−(4−メトキシベンジル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−アミンを2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−アミンに置き換えて、実施例29Cに記載のように調製した。粗材料を、さらなる精製をせずに次のステップに移した。MS(ESI)m/z 584.3(M+H)
[実施例43B]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例29Cを実施例43Aに置き換えて、実施例30に記載のように調製した。逆相prepHPLC(Zorbax C−18、0.1% TFA/CHCN/HO)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(400MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 11.82(s,1H),9.88(s,1H),9.17(brs,2H),9.08(s,1H),7.84−7.71(m,2H),7.65(dd,J=8.6,2.0,1H),7.50(d,J=7.9,2H),7.39(dd,J=8.7,7.4,1H),6.82(d,J=8.6,1H),4.39(s,2H),3.27(s,2H),1.15−1.05(m,4H);MS(ESI):m/z 464.2(M+H)
[実施例44]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−({4−[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]フェニル}アミノ)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを1−(4−アミノフェニル)−N,N−ジメチルピペリジン−4−アミンに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。逆相prepHPLC(Zorbax C−18、0.1% TFA/CHCN/HO)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(400MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 9.76(s,1H),9.05(s,1H),7.96(s,1H),7.67(d,J=9.0,2H),7.54−7.49(m,2H),7.40(dd,J=8.7,7.4,1H),6.97(d,J=8.9,2H),3.83−3.77(m,2H),3.36−3.26(m,2H),2.80(s,6H),2.79−2.70(m,2H),2.13−2.05(m,2H),1.82−1.69(m,2H);MS(ESI):m/z 523.2(M+H)
[実施例45]
2−アミノ−6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンをアンモニア(CHOH中7M)に置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。逆相prepHPLC(Zorbax C−18、0.1% TFA/CHCN/HO)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 8.94(s,1H),8.03(s,1H),7.58−7.48(m,J=11.7,4.1,4H),7.42(dd,J=8.9,7.2,2H),3.67(s,3H);MS(ESI):m/z 321.0(M+H)
[実施例46]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンをtert−ブチル6−アミノ−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−カルボキシレートに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、2−100%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、Boc保護中間体を得た。該生成物に、0.5mLのCHCl、0.5mLのCHOHおよび2mLの酢酸エチルを加えた。5mLの、ジエチルエーテル中2モルのHClを加え、混合物を、50℃において3時間撹拌した。その後、固体をろ過し、ジエチルエーテルで洗浄し、表題化合物をHCl塩として得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 10.40(s,1H),9.31(brs,2H),9.12(s,1H),8.18(s,1H),7.80(s,1H),7.67(dd,J=8.5,2.1,1H),7.60−7.54(m,2H),7.45(dd,J=9.0,7.2,1H),7.21(d,J=8.5,1H),4.26−4.20(m,2H),3.80(s,3H),3.43−3.33(m,2H),3.09−2.97(m,2H);MS(ESI):m/z 452.3(M+H)
[実施例47]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(4,4−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)アミノ]−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンをtert−ブチル7−アミノ−4,4−ジメチル−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−カルボキシレートに置き換え、実施例8Cに記載のように調製した。シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、2−100%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、Boc保護中間体を得た。該生成物を、0.5mLのCHCl、0.5mLのCHOHおよび2mLの酢酸エチルに溶解した。4mLの、ジエチルエーテル中2モルのHClを加え、混合物を、50℃において3時間撹拌した。固体をその後ろ過し、ジエチルエーテルで洗浄し、表題化合物をHCl塩として得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 10.40(s,1H),9.12(s,1H),9.02(brs,2H),8.18(s,1H),7.79−7.67(m,2H),7.61−7.54(m,2H),7.51−7.40(m,2H),4.34−4.25(m,2H),3.81(s,3H),3.28−3.20(m,2H),1.36(s,6H);MS(ESI):m/z 480.1(M+H)
[実施例48]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−{[4−(モルホリン−4−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを4−モルホリノアニリンに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。逆相prepHPLC(Zorbax C−18、0.1% TFA/CHCN/HO)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 10.18(s,1H),9.06(s,1H),8.12(s,1H),7.73(brd,J=8.4,2H),7.61−7.50(m,2H),7.43(dd,J=9.0,7.2,1H),7.01(d,J=9.1,2H),3.83−3.68(m,7H),3.15−3.05(m,4H);MS(ESI):m/z 482.2(M+H)
[実施例49]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イルアミノ)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンをtert−ブチル5−アミノイソインドリン−2−カルボキシレートに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、2−100%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、Boc保護中間体を得た。該生成物を、0.5mLのCHCl、0.5mLのCHOHおよび2mLの酢酸エチルに溶解した。4mLの、ジエチルエーテル中2モルのHClを加え、混合物を、50℃において3時間撹拌した。固体をその後ろ過し、ジエチルエーテルで洗浄し、表題化合物をHCl塩として得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 10.51(s,1H),9.80(brm,2H),9.13(s,1H),8.19(s,1H),7.95(s,1H),7.78(dd,J=8.4,1.3,1H),7.61−7.53(m,2H),7.49−7.35(m,2H),4.56−4.44(m,4H),3.80(s,3H);MS(ESI):m/z 438.2(M+H)
[実施例50]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−{[4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを4−(1−メチルピペリジン−4−イル)アニリンに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。逆相prepHPLC(Zorbax C−18、0.1% TFA/CHCN/HO)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 10.28(s,1H),9.09(s,1H),8.14(s,1H),7.78(d,J=8.3,2H),7.59−7.54(m,2H),7.44(dd,J=8.9,7.2,1H),7.23(d,J=8.6,2H),3.79(s,3H),2.87(d,J=11.3,2H),2.47−2.36(m,1H),2.20(s,3H),2.02−1.92(m,2H),1.77−1.56(m,4H);MS(ESI):m/z 494.3(M+H)
[実施例51]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンをtert−ブチル7−アミノ−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−カルボキシレートに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、2−100%酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、Boc保護中間体を得た。該生成物に、0.5mLのCHCl、0.5mLのCHOHおよび2mLの酢酸エチルを加えた。4mLの、ジエチルエーテル中2モルのHClを加え、混合物を50℃において3時間撹拌した。固体をその後ろ過し、ジエチルエーテルで洗浄し、表題化合物をHCl塩として得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 10.40(s,1H),9.31(s,2H),9.12(s,1H),8.19(s,1H),7.80(brs,1H),7.64(dd,J=8.4,2.1,1H),7.60−7.54(m,2H),7.45(dd,J=8.9,7.2,1H),7.22(d,J=8.4,1H),4.32−4.24(m,2H),3.80(s,3H),3.43−3.33(m,2H),3.03−2.94(m,2H);MS(ESI):m/z 452.1(M+H)
[実施例52]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−[(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
ジクロロエタン(730μl)中実施例51(33mg、0.073mmol、HCl塩)の撹拌懸濁液に、ホルムアルデヒド(32.6μl、0.438mmol)を加えた。反応混合物を、周囲温度において30分間撹拌し、その後、トリアセトキシホウ化水素ナトリウム(30.9mg、0.146mmol)を加え、混合物を周囲温度において3時間撹拌した。混合物を、20mLの酢酸エチルに溶解し、その後、20mLの飽和水性重炭酸ナトリウム、20mLの飽和水性塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、ろ過し、濃縮した。シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中2−70%のCHOH:HO(2:1)、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 10.23(s,1H),9.09(s,1H),8.15(s,1H),7.65−7.51(m,4H),7.44(dd,J=8.9,7.2,1H),7.09(d,J=8.3,1H),3.78(s,3H),3.51−3.47(m,2H),2.83−2.75(m,2H),2.62−2.55(m,2H),2.35(s,3H);MS(ESI):m/z 466.1(M+H)
[実施例53]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−[(2−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例51を実施例49に置き換えて、実施例52に記載のように調製した。シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中2−90%のCHOH:HO(2:1)、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 10.30(s,1H),9.10(s,1H),8.14(s,1H),7.76(s,1H),7.65−7.54(m,3H),7.44(dd,J=8.9,7.2,1H),7.20(d,J=8.2,1H),3.86−3.74(m,7H),2.48(s,3H);MS(ESI):m/z 452.1(M+H)
[実施例54]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−[(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例51を実施例46に置き換えて、実施例52に記載のように調製した。シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中2−70%のCHOH:HO(2:1)、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 10.23(s,1H),9.09(s,1H),8.15(s,1H),7.66(s,1H),7.61−7.53(m,3H),7.44(dd,J=8.9,7.2,1H),7.03(d,J=8.4,1H),3.79(s,3H),3.45(s,2H),2.87−2.80(m,2H),2.63−2.55(m,2H),2.34(s,3H);MS(ESI):m/z 466.4(M+H)
[実施例55]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−{[2−(ピロリジン−1−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例55A]
1−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)ピロリジン。
100mLのメタノール中1H−インデン−2(3H)−オン(6g、45.4mmol)の溶液に、ピロリジン(7.51ml、91mmol)、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(5.71g、91mmol)および酢酸(5.20ml、91mmol)を加えた。反応混合物を一晩撹拌し、その後濃縮した。粗残留物を、400mLの酢酸エチルに溶解し、水性重炭酸ナトリウム(2×400mL)および飽和水性塩水(1×200mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、ろ過し、濃縮した。酢酸エチル/ヘキサン中で再結晶化させ、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 188(M+H)
[実施例55B]
1−(5−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)ピロリジン。
TFA(320ml、4154mmol)中実施例55A(8.38g、44.7mmol)の溶液に、濃硝酸(2.86ml、44.7mmol)を0℃において滴下して加えた。混合物を0−15℃において5時間撹拌した。混合物を次に濃縮し、その後、200mLの酢酸エチルに溶解し、有機溶液を分液漏斗に注ぎ、飽和水性重炭酸ナトリウム(2×150mL)および飽和水性塩水(1×100mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、ろ過し、濃縮した。粗生成物を、酢酸エチル/ヘキサン混合物中で再結晶化させ。表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 233.1(M+H)
[実施例55C]
2−(ピロリジン−1−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−アミン。
156mLのメタノール中実施例55B(7.25g、31.2mmol)の溶液に、パラジウム炭素(10重量%)(7.25g、6.81mmol)を加えた。反応混合物を脱気および窒素充填し(3回)、その後、脱気および水素充填した。混合物をその後H(1atm、バルーン)下で、周囲温度において一晩撹拌させた。混合物をセライトパッドを介してろ過し、その後濃縮し、粗生成物を酢酸エチル/ヘキサン混合物中で再結晶化させ、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 203.1(M+H)
[実施例55D]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−{[2−(ピロリジン−1−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを実施例55Cに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。逆相prepHPLC(Zorbax C−18、0.1% TFA/CHCN/HO)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 10.35(s,1H),9.97(brs,1H),9.11(s,1H),8.16(s,1H),7.81(s,1H),7.68(d,J=8.0,1H),7.61−7.54(m,2H),7.44(dd,J=9.0,7.2,1H),7.26(d,J=8.3,1H),4.20−4.05(m,1H),3.79(s,3H),3.42−3.02(m,8H),2.15−1.82(m,4H);MS(ESI):m/z 466.4(M+H)
[実施例56]
5−{[6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−5−オキソ−5,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−2−イル]アミノ}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを5−アミノイソインドリン−1,3−ジオンに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。逆相prepHPLC(Zorbax C−18、0.1% TFA/CHCN/HO)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 11.20(s,1H),11.01(s,1H),9.22(s,1H),8.50−8.41(m,1H),8.27−8.15(m,2H),7.83(d,J=8.3,1H),7.64−7.54(m,2H),7.45(dd,J=8.9,7.2,1H),3.86(s,3H);MS(ESI):m/z 466.3(M+H)
[実施例57]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−{[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例57A]
1−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)−4−メチルピペラジン
表題化合物を、表題化合物が得られるように、ピロリジンを1−メチルピペラジンに置き換えて、実施例55Aに記載のように得た。得られた粗材料を、さらなる精製をせずに次のステップに移した。MS(ESI)m/z 217.1(M+H)
[実施例57B]
1−メチル−4−(5−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)ピペラジン。
表題化合物を、実施例55を実施例57Aに置き換えて、実施例55Bに記載のように得た。シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中2−40%のCHOH:HO(2:1)、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 262.2(M+H)
[実施例57C]
2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−アミン。
表題化合物を、粗表題化合物が得られるように、実施例55Bを実施例57Bに置き換えて、実施例55Cに記載のように得た。これを、精製せずに次のステップに移した。MS(ESI)m/z 232.1(M+H)
[実施例57D]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−{[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを実施例57Cに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。逆相prepHPLC(Zorbax C−18、0.1% TFA/CHCN/HO)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 10.30(s,1H),9.10(s,1H),8.15(s,1H),7.77(s,1H),7.64(d,J=8.0,1H),7.59−7.54(m,2H),7.44(dd,J=8.9,7.2,1H),7.22(d,J=8.2,1H),3.79(s,3H),3.69−3.59(m,1H),3.51−2.84(m,12H),2.80(s,3H);MS(ESI):m/z 535.3(M+H)
[実施例58]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−(4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−c]ピリジン−2−イルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例58A]
tert−ブチル2−アミノ−6,7−ジヒドロチエノ[3,2−c]ピリジン−5(4H)−カルボキシレート
TFA(6.89ml、89mmol)中tert−ブチル6,7−ジヒドロチエノ[3,2−c]ピリジン−5(4H)−カルボキシレート(200mg、0.836mmol)の溶液に、濃硝酸(0.053ml、0.836mmol)を、0℃において滴下して加えた。混合物を次に濃縮し、その後、20mLの酢酸エチルに溶解し、二炭酸ジ−tert−ブチル(0.194ml、0.836mmol)を加えた。混合物を、周囲温度において60分間撹拌し、その後、混合物を分液漏斗に注ぎ、20mLの飽和水性重炭酸ナトリウムおよび20mLの飽和水性塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、ろ過し、濃縮した。シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、2−50%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、tert−ブチル2−ニトロ−6,7−ジヒドロチエノ[3,2−c]ピリジン−5(4H)−カルボキシレート(107mg、0.376mmol)を得た。この中間体にパラジウム炭素(10重量%)(89mg、0.836mmol)を加え、フラスコにセプタムで蓋をした。フラスコを脱気および窒素充填し、10mLのメタノールを加えた。混合物を脱気および窒素充填し(3回)、その後脱気および水素充填した。混合物を水素化(1atm、バルーン)で3時間撹拌した。混合物を、セライトパッドを介してろ過し、ろ過ケークを20mLのジクロロメタンで洗浄した。混合物を濃縮し、粗材料を、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、0−100%酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)で精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 255.1(M+H)
[実施例58]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−(4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−c]ピリジン−2−イルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを実施例58Aに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、2−100%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、Boc保護中間体を得た。該生成物に、0.5mLのCHCl、0.5mLのCHOHおよび2mLの酢酸エチルを加えた。4mLの、ジエチルエーテル中2モルのHClを加え、混合物を、50℃において3時間撹拌した。固体をろ過し、ジエチルエーテルで洗浄し、HCl塩を得、これをさらに逆相prepHPLC(Zorbax C−18、0.1% TFA/CHCN/HO)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 11.60(s,1H),9.12(s,1H),8.98(brs,2H),8.17(s,1H),7.62−7.53(m,2H),7.45(dd,J=9.0,7.2,1H),6.64(s,1H),4.16(s,2H),3.89(s,3H),3.47−3.39(m,2H),3.04−2.93(m,2H);MS(ESI):m/z 460.1(M+H)
[実施例59]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−{[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−5−イル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−5−アミンに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中2−50%のCHOH:HO(2:1)および2%トリエチルアミン、線形勾配)により精製し、次いで、酢酸エチル/ヘキサン混合物中で再結晶化させ、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 10.16(s,1H),9.07(s,1H),8.79(brs,2H),8.13(s,1H),7.61−7.52(m,2H),7.43(dd,J=8.9,7.2,1H),3.76−3.68(m,7H),2.41−2.33(m,4H),2.22(s,3H);MS(ESI):m/z 497.3(M+H)
[実施例60]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−[(1,1,2−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを1,1,2−トリメチルイソインドリン−5−アミンに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。逆相prepHPLC(Zorbax C−18、0.1% 酢酸アンモニウム/CHCN/HO)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(400MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 9.88(s,1H),9.08(s,1H),7.98(s,1H),7.69(s,1H),7.63(dd,J=8.1,1.7,1H),7.53−7.49(m,2H),7.39(dd,J=8.7,7.4,1H),7.13(d,J=8.2,1H),3.85(s,2H),3.78(s,3H),2.38(s,3H),1.20(s,6H);MS(ESI):m/z 480.0(M+H)
[実施例61]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−({4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)アミノ]フェニル}アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンをN−(1−メチルピペリジン−4−イル)ベンゼン−1,4−ジアミンに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。逆相prepHPLC(Zorbax C−18、0.1% TFA/CHCN/HO)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(400MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 9.60(s,1H),9.02(s,1H),7.93(s,1H),7.54−7.48(m,4H),7.39(dd,J=8.7,7.4,1H),6.68(d,J=8.8,2H),3.73(s,3H),3.54−3.02(m,5H),2.79(s,3H),2.25−1.53(m,4H);MS(ESI):m/z 509.3(M+H)
[実施例62]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−({2−[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]ピリミジン−5−イル}アミノ)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを1−(4−アミノフェニル)−N,N−ジメチルピペリジン−4−アミンに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中2−50%のCHOH:HO(2:1)および2%トリエチルアミン、線形勾配)により精製し、酢酸エチル/ヘキサン混合物中で再結晶化させ、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 10.14(s,1H),9.07(s,1H),8.77(brs,2H),8.13(s,1H),7.59−7.53(m,2H),7.43(dd,J=8.8,7.2,1H),4.65−4.55(m,2H),3.73(s,3H),2.95−2.84(m,2H),2.40−2.30(m,1H),2.19(s,6H),1.86−1.77(m,2H),1.39−1.23(m,2H);MS(ESI):m/z 525.4(M+H)
[実施例63]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−({4−[(3R)−ピロリジン−3−イルアミノ]フェニル}アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを(R)−tert−ブチル3−(4−アミノフェニルアミノ)ピロリジン−1−カルボキシレートに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、2−100%酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、Boc保護中間体を得た。該生成物に、0.5mLのCHCl、0.5mLのCHOHおよび2mLの酢酸エチルを加えた。4mLの、ジエチルエーテル中2モルのHClを加え、混合物を、50℃において3時間撹拌した。その後固体をろ過し、ジエチルエーテルで洗浄し、表題化合物をHCl塩として得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 10.15(s,1H),9.29(brs,2H),9.05(s,1H),8.12(s,1H),7.67(brd,J=7.7,2H),7.59−7.53(m,2H),7.44(dd,J=8.8,7.2,1H),6.82(d,J=8.1,2H),4.17−4.10(m,1H),3.76(s,3H),3.48−3.08(m,4H),2.28−2.14(m,1H),2.01−1.90(m,1H);MS(ESI):m/z 481.4(M+H)
[実施例64]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−({4−[(3S)−ピロリジン−3−イルアミノ]フェニル}アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを(S)−tert−ブチル3−(4−アミノフェニルアミノ)ピロリジン−1−カルボキシレートに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、2−100%酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、Boc保護中間体を得た。該生成物に、0.5mLのCHCl、0.5mLのCHOHおよび2mLの酢酸エチルを加えた。4mLの、ジエチルエーテル中2モルのHClを加え、混合物を50℃において3時間撹拌した。その後固体をろ過し、ジエチルエーテルで洗浄し、表題化合物をHCl塩として得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 10.15(s,1H),9.29(brs,2H),9.05(s,1H),8.12(s,1H),7.67(brd,J=7.7,2H),7.59−7.53(m,2H),7.44(dd,J=8.8,7.2,1H),6.82(d,J=8.1,2H),4.17−4.10(m,1H),3.76(s,3H),3.48−3.08(m,4H),2.28−2.14(m,1H),2.01−1.90(m,1H);MS(ESI):m/z 481.4(M+H)
[実施例65]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(1,1−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イル)アミノ]−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンをtert−ブチル5−アミノ−1,1−ジメチルイソインドリン−2−カルボキシレートに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、2−100%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、Boc保護中間体を得た。該生成物に、0.5mLのCHCl、0.5mLのCHOHおよび2mLの酢酸エチルを加えた。4mLの、ジエチルエーテル中2モルのHClを加え、混合物を50℃において3時間撹拌した。その後固体をろ過し、ジエチルエーテルで洗浄し、表題化合物をHCl塩として得た。H NMR(400MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 10.14(s,1H),9.79(brs,2H),9.12(s,1H),8.02(s,1H),7.90(s,1H),7.81(dd,J=8.4,1.4,1H),7.54−7.49(m,2H),7.40(dd,J=8.7,7.4,1H),7.32(d,J=8.3,1H),4.54(s,2H),3.80(s,3H),1.67(s,6H);MS(ESI):m/z 466.3(M+H)
[実施例66]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−{[4−(ピペリジン−4−イルアミノ)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンをtert−ブチル4−(4−アミノフェニルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、3−50%酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、Boc保護中間体を得た。該生成物に、0.5mLのCHCl、0.5mLのCHOHおよび2mLの酢酸エチルを加えた。4mLの、ジエチルエーテル中2モルのHClを加え、混合物を50℃において3時間撹拌した。その後固体をろ過し、ジエチルエーテルで洗浄し、表題化合物をHCl塩として得た。H NMR(400MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 9.77(s,1H),9.05(s,1H),9.03−8.72(m,2H),7.96(s,1H),7.65(d,J=8.8,2H),7.53−7.47(m,2H),7.39(dd,J=8.7,7.4,1H),6.93(d,J=8.7,2H),3.76(s,3H),3.69−3.66(m,1H),3.63−3.48(m,2H),3.04−2.92(m,2H),2.16−2.06(m,2H),1.83−1.72(m,2H);MS(ESI):m/z 494.9(M+H)
[実施例67]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−({4−[(1−メチルピロリジン−3−イル)アミノ]フェニル}アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンをN−(1−メチルピロリジン−3−イル)ベンゼン−1,4−ジアミンに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中2−50%のCHOH:HO(2:1)および2%トリエチルアミン、線形勾配)により精製し、次いで酢酸エチル/ヘキサン混合物中で再結晶化させ、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 9.99(s,1H),9.01(s,1H),8.08(s,1H),7.60−7.50(m,4H),7.43(dd,J=8.9,7.2,1H),6.56(d,J=8.8,2H),5.57(d,J=7.1,1H),3.91−3.83(m,1H),3.74(s,3H),2.77−2.70(m,1H),2.61−2.53(m,1H),2.45−2.31(m,2H),2.26(s,3H),2.24−2.13(m,1H),1.63−1.52(m,1H);MS(ESI):m/z 495.4(M+H)
[実施例68]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−({4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニル}アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを4−(1−メチルピペリジン−4−イルオキシ)アニリンに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。逆相prepHPLC(Zorbax C−18、0.1% 酢酸アンモニウム/CHCN/HO)により精製し表題化合物を得た。H NMR(400MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 9.79(s,1H),9.06(s,1H),7.95(s,1H),7.70(d,J=9.0,2H),7.52−7.48(m,2H),7.39(dd,J=8.7,7.4,1H),6.94(d,J=9.0,2H),4.34−4.27(m,1H),3.76(s,3H),2.73−2.66(m,2H),2.34−2.28(m,2H),2.26(s,3H),1.98−1.90(m,2H),1.74−1.65(m,2H);MS(ESI):m/z 510.0(M+H)
[実施例69]
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−メチル−2−({4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)アミノ]フェニル}アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例8Bを実施例33Cに置き換えて、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンをN−(1−メチルピペリジン−4−イル)ベンゼン−1,4−ジアミンに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。逆相prepHPLC(Zorbax C−18、0.1% 酢酸アンモニウム/CHCN/HO)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(400MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 9.53(s,1H),9.00(s,1H),7.96(s,1H),7.47(d,J=8.8,2H),7.43−7.34(m,2H),7.25−7.18(m,1H),6.60(d,J=8.8,2H),3.72(s,3H),3.23−3.15(m,1H),2.78−2.72(m,2H),2.22(s,3H),2.15−2.08(m,2H),1.94−1.86(m,2H),1.50−1.39(m,2H);MS(ESI):m/z 493.2(M+H)
[実施例70]
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−メチル−2−[(1,1,2−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例8Bを実施例33Cに置き換えて、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを1,1,2−トリメチルイソインドリン−5−アミンに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。逆相prepHPLC(Zorbax C−18、0.1%の酢酸アンモニウム/CHCN/HO)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(400MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 9.98(s,1H),9.19(s,1H),8.13(s,1H),7.80(s,1H),7.75−7.71(m,1H),7.56−7.46(m,2H),7.36−7.30(m,1H),7.24(d,J=8.2,1H),3.96(s,2H),3.88(s,3H),2.49(s,3H),1.31(s,6H);MS(ESI):m/z 464.1(M+H)
[実施例71]
メチル5−{[6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−5−オキソ−5,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−2−イル]アミノ}−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンゾエート
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンをメチル5−アミノ−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンゾエートに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。逆相prepHPLC(Zorbax C−18、0.1%の酢酸アンモニウム/CHCN/HO)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(500)MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 10.05(s,1H),9.08(s,1H),8.25(d,J=2.3,1H),8.00(s,1H),7.81(dd,J=8.9,2.7,1H),7.53−7.50(m,2H),7.42−7.38(m,1H),7.13(d,J=8.9,1H),3.82(s,3H),3.79(s,3H),3.02−2.87(m,6H),2.48−2.45(m,2H),2.25(s,3H);MS(ESI):m/z 553.1(M+H)
[実施例72]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−({2−[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル}アミノ)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例72A]
1−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)−N,N−ジメチルピペリジン−4−アミン
表題化合物を、ピロリジンをN,N−ジメチルピペリジン−4−アミンに置き換えて、実施例55Aに記載のように得た。得られた粗材料を、酢酸エチル/ヘキサン混合物中で再結晶化させ、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 245.1(M+H)
[実施例72B]
N,N−ジメチル−1−(5−ニトロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)ピペリジン−4−アミン。
表題化合物を、実施例55Aを実施例72Aに置き換えて、実施例55Bに記載のように得た。シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中2−60%のCHOH:HO(2:1)および2%トリエチルアミン、線形勾配)により精製し、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z 290.2(M+H)
[実施例72C]
1−(5−アミノ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)−N,N−ジメチルピペリジン−4−アミン。
表題化合物を、実施例55Bを実施例72Bに置き換えて、パラジウム炭素(10重量%)をパラジウム炭素(5重量%、湿潤)に置き換えて、30psiにおいて6時間、実施例55Cに記載のように得た。粗表題化合物を、さらなる精製をせずに次のステップに移した。MS(ESI)m/z 260(M+H)
[実施例72D]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−({2−[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル}アミノ)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを実施例72Cに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。フラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、酢酸エチル中2−50%のCHOH:HO(2:1)および2%トリエチルアミン、線形勾配)、次いで逆相prepHPLC(Zorbax C−18、0.1% TFA/CHCN/HO)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(300MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 10.36(s,1H),9.95(brs,2H),9.12(s,1H),8.17(s,1H),7.81(s,1H),7.69(d,J=6.9,1H),7.60−7.54(m,2H),7.47−7.40(m,1H),7.27(d,J=8.0,1H),4.19−4.05(m,1H),3.79(s,3H),3.73−2.96(m,6H),2.80(s,6H),2.34−2.25(m,2H),1.93−1.74(m,2H);MS(ESI):m/z 563.3(M+H)
[実施例73]
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−メチル−2−{[4−(ピペリジン−4−イルアミノ)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例8Bを実施例33Cに置き換えて、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンをtert−ブチル4−(4−アミノフェニルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシレートに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、10−90の%酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、Boc保護中間体を得た。該生成物に、0.5mLのCHCl、0.5mLのCHOHおよび2mLの酢酸エチルを加えた。4mLの、ジエチルエーテル中2モルのHClを加え、混合物を50℃において3時間撹拌した。その後固体をろ過し、ジエチルエーテルで洗浄し、表題化合物をHCl塩として得た。H NMR(500)MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 9.85(s,1H),9.05(s,1H),8.90(brm,2H),8.03(s,1H),7.67(d,J=8.7,2H),7.46−7.36(m,2H),7.27−7.20(m,1H),6.95(d,J=7.9,2H),3.76(s,3H),3.52−3.48(m,J=11.7,4.6,1H),3.35−3.29(m,2H),3.01−2.93(m,2H),2.13−2.07(m,2H),1.82−1.73(m,2H);MS(ESI):m/z 479.1(M+H)
[実施例74]
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−メチル−2−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例8Bを実施例33Cに置き換えて、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンをtert−ブチル7−アミノ−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−カルボキシレートに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、10−90%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、Boc保護中間体を得た。該生成物に、0.5mLのCHCl、0.5mLのCHOHおよび2mLの酢酸エチルを加えた。4mLの、ジエチルエーテル中2モルのHClを加え、混合物を50℃において3時間撹拌した。その後固体をろ過し、ジエチルエーテルで洗浄し、表題化合物をHCl塩として得た。H NMR(500)MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 10.07(s,1H),9.55(brs,2H),9.10(s,1H),8.08(s,1H),7.75(s,1H),7.66−7.64(m,1H),7.47−7.36(m,2H),7.27−7.18(m,2H),4.25(s,2H),3.79(s,3H),3.39−3.32(m,2H),3.03−2.98(m,2H);MS(ESI):m/z 436.0(M+H)
[実施例75]
6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−メチル−2−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン6−イルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、実施例8Bを実施例33Cに置き換えて、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンをtert−ブチル6−アミノ−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−カルボキシレートに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(Isco(登録商標)、Redi−Sep(登録商標)カラム、10−90%の酢酸エチル/ヘキサン、線形勾配)により精製し、Boc保護中間体を得た。該生成物に、0.5mLのCHCl、0.5mLのCHOHおよび2mLの酢酸エチルを加えた。4mLの、ジエチルエーテル中2モルのHClを加え、混合物を50℃において3時間撹拌した。その後固体をろ過し、ジエチルエーテルで洗浄し、表題化合物をHCl塩として得た。H NMR(500)MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 10.07(s,1H),9.57(brs,2H),9.11(s,1H),8.09(s,1H),7.76(s,1H),7.67(dd,J=8.4,2.1,1H),7.47−7.37(m,2H),7.26−7.22(m,1H),7.20(d,J=8.4,1H),4.21(s,2H),3.79(s,3H),3.38−3.31(m,2H),3.08−3.03(m,2H);MS(ESI):m/z 435.7(M+H)
[実施例76]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(4−{[trans−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル]アミノ}フェニル)アミノ]−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
[実施例76A]
,N−ジメチル−N−(4−ニトロフェニル)シクロヘキサン−1,4−ジアミン
4mLのジメチルスルホキシド中1−フルオロ−4−ニトロベンゼン(0.392ml、3.69mmol)の溶液に、N,N−ジメチルシクロヘキサン−1,4−ジアミン(500mg、3.52mmol)およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(2.449ml、14.06mmol)を加えた。反応混合物を、100℃において24時間撹拌した。混合物を分液漏斗に注ぎ、50mLの酢酸エチルで希釈した。その後有機混合物を50mLの水で洗浄し、次いで、50mLの飽和水性塩水で洗浄した。有機相を、硫酸ナトリウムで脱水し、ろ過し、濃縮した。得られた粗材料を、精製せずに次のステップに移した。MS(ESI)m/z 264.1(M+H)
[実施例76B]
N1−(4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)ベンゼン−1,4−ジアミン。
表題化合物を、粗表題化合物が得られるように、実施例55Bを実施例76Aに置き換えて、実施例55Cに記載のように得た。これを精製せずに次のステップに移した。MS(ESI)m/z 234.2(M+H)
[実施例76C]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(4−{[trans−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル]アミノ}フェニル)アミノ]−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを実施例76B(cis/trans混合物)に置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。逆相prepHPLC(Zorbax C−18、0.1% TFA/CHCN/HO)により精製し、2種の生成物を得た。COSY ROESYおよびHSQC実験により、速く抽出された生成物が表題化合物(trans異性体)であることが示された。H NMR(500)MHz,pyridine−d)δ 10.61(s,1H),9.54(s,1H),7.90(d,J=8.4,2H),7.74(s,1H),7.43(d,J=8.1,2H),6.91(d,J=8.4,2H),3.64(s,3H),3.36−3.29(m,1H),3.07−2.99(m,1H),2.70(s,6H),2.28−2.22(m,2H),2.16−2.09(m,2H),1.67−1.57(m,2H),1.32−1.21(m,2H);MS(ESI):m/z 537.0(M+H)
[実施例77]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(4−{[cis−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル]アミノ}フェニル)アミノ]−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンを76B(cis/trans混合物)に置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。逆相prepHPLC(Zorbax C−18、0.1% TFA/CHCN/HO)により精製し、2種の生成物を得た。COSY ROESYおよびHSQC実験により、遅く抽出された生成物が表題化合物(cis異性体)であることが示された。H NMR(500)MHz,pyridine−d)δ10.59(s,1H),9.53(s,1H),7.87(d,J=8.5,2H),7.73(s,1H),7.42(d,J=8.1,2H),6.97(d,J=8.5,2H),3.69−3.66(m,1H),3.62(s,3H),3.05−2.97(m,1H),2.68(s,6H),2.09−1.97(m,4H),1.89−1.83(m,2H),1.57−1.50(m,2H);MS(ESI):m/z 537.0(M+H)
[実施例78]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(4−{4−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンをN−(3−(ジメチルアミノ)プロピル)ベンゼン−1,4−ジアミンに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。逆相prepHPLC(Zorbax C−18、0.1% TFA/CHCN/HO)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(400MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 9.71(s,1H),9.04(s,1H),7.94(s,1H),7.64(d,J=9.1,2H),7.53−7.48(m,2H),7.39(dd,J=8.8,7.3,1H),6.92(d,J=9.1,2H),3.75(s,3H),3.13−3.08(m,4H),2.54−2.50(m,4H),2.38−2.28(m,4H),2.17(s,6H),1.65−1.55(m,2H);MS(ESI):m/z 566.4(M+H)
[実施例79]
6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(4−{4−[2−(ジメチルアミノ)エチル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン
表題化合物を、4−(4−メチルピペラジン−1−イル)アニリンをN−(2−(ジメチルアミノ)エチル)ベンゼン−1,4−ジアミンに置き換えて、実施例8Cに記載のように調製した。逆相prepHPLC(Zorbax C−18、0.1% TFA/CHCN/HO)により精製し、表題化合物を得た。H NMR(400MHz,dimethylsulfoxide−d)δ 9.73(s,1H),9.04(s,1H),7.95(s,1H),7.66(d,J=9.0,2H),7.54−7.48(m,2H),7.39(dd,J=8.8,7.3,1H),6.94(d,J=9.1,2H),3.75(s,3H),3.20−3.10(m,6H),2.71(s,6H),2.71−2.63(m,6H);MS(ESI):m/z 552.4(M+H)
[実施例80]
Wee1アッセイ:
Wee1キナーゼを、時間分解蛍光平衡配向結合アッセイを使用し、急速可逆的オレゴン・グリーン標識ATP−競合キナーゼプローブの(N−(2−(2−(2−(4−(4−(5−クロロ−4−(2−(1−ヒドロキシシクロブチル)チアゾール−5−イル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)フェニル)ピペラジン−1−イル)エトキシ)エトキシ)エチル)−2’,7’−ジフルオロ−3’,6’−ジヒドロキシ−3−オキソ−3H−スピロ[イソベンゾフラン−1,9’−キサンテン]−5−カルボキサミド)の、競合Wee1阻害剤による転置をモニターしてアッセイした。GST−タグ付−Wee1キナーゼ(Carnabio #05−177、最終濃度2nM)を、蛍光プローブ(最終濃度300nM、K=137nM)およびテルビウム標識抗GST抗体(最終濃度1nM、Invitrogen #PV3551)と混合し、その後、阻害剤(0.003から10マイクロモル)を最終体積18μlのキナーゼ緩衝液(20mM HEPES、pH7.5、10mM MgCl、100μM NaVO、0.0075% Triton X−100、1mM DTT、2% DMSO)と混合し、インキュベート(1時間)し、平衡に到達させ、Envisionプレートリーダー(Perkin Elmer;ex=337nM、em=495/520nM)を使用して時間分解蛍光を測定した。
表1は、例示的化合物の酵素結合阻害のデータ(K)を表す。
Figure 2014530867
本明細書に引用したすべての刊行物および特許出願は、各個別の刊行物または特許出願が、具体的および個別に参照により本明細書に組み込まれることが示されたように、参照により本明細書に組み込まれる。前述の発明を、例示および実施例によって、明確な理解を目的としていくらか詳しく説明したが、本発明の教示に照らして、添付の特許請求の範囲の精神または範囲から逸脱することなく、特定の変更および変形が本発明の教示に実施可能であることは、当業者には容易に明らかであると思われる。

Claims (24)

  1. 式(I)
    Figure 2014530867
    の化合物またはその医薬として許容される塩もしくは溶媒和物であって、
    式中、Bが、
    (a)C3−8シクロアルキル、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インデニルもしくはインダニルであり、前記C3−8シクロアルキル、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インデニルもしくはインダニルが、1以上のRにより場合により置換されている、または
    (b)5−16員の単環式、二環式または三環式のヘテロシクリルであり、前記ヘテロシクリルは1以上のRにより場合により置換されており、
    が、水素、C1−8−アルキル、C2−8−アルケニル、C2−8−アルキニル、C3−8−シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリール−C1−6−アルキル−、C3−8シクロアルキル−C1−6−アルキル−もしくはヘテロアリール−C1−6−アルキル−であり、(a)前記C1−8−アルキル、C2−8−アルケニルもしくはC2−8−アルキニルが、単独もしくは別の部分の一部として、CN、NO、ハロ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NR、−NRC(O)R、−NHC(O)NHR、−C(O)NR、−NHSOおよび−SONRNRからなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されており、および(b)前記C3−8−シクロアルキル、アリールもしくはヘテロアリールが、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C2−6−アルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、オキソ、CN、NO、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−SR、−S(O)R、−SO、−NR、−NHC(O)R、−NHC(O)NHR、−NHC(O)OR、−NHSO、−C(O)NHRおよび−SONHNRからなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されており、
    が、水素、C1−6−アルキル、C3−8シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリール−C1−6−アルキル−、シクロアルキル−C1−6−アルキル−、ヘテロアリール−C1−6−アルキル−もしくはヘテロシクロアルキル−C1−6−アルキル−であり、前記C1−6−アルキルが、ハロ、ヒドロキシ、C1−6−アルコキシ、−NH、−NHC1−6−アルキルおよび−N(C1−6−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されており、前記C3−8シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールもしくはヘテロシクロアルキルが、単独もしくは別の部分の一部として、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)およびN(C1−6−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されており、
    が、水素、C1−6−アルキル、C3−8シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリール−C1−6−アルキル−、シクロアルキル−C1−6−アルキル−、ヘテロアリール−C1−6−アルキル−もしくはヘテロシクロアルキル−C1−6−アルキル−であり、前記C1−6−アルキルが、ハロ、ヒドロキシ、C1−6−アルコキシ、−NH、−NHC1−6−アルキルおよび−N(C1−6−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されており、前記C3−8シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルが、単独もしくは別の部分の一部として、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)およびN(C1−6−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されているか、
    またはRおよびRが一緒に連結され、5−8員のヘテロ環を形成することができ、前記環が、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)およびN(C1−6−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されており、
    が、水素またはC1−6−アルキルであり、
    が、いずれの出現においても、独立してCN、NO、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、NR、NRC(O)R、S(O)、NRS(O)、S(O)NR、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリール−C1−6−アルキル−、シクロアルキル−C1−6−アルキル−、ヘテロアリール−C1−6−アルキル−もしくはヘテロシクロアルキル−C1−6−アルキル−であり、前記アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルが、単独もしくは別の部分の一部として、1以上のRにより場合により置換されており、
    が、いずれの出現においても、独立してCN、NO、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルもしくはC1−4−アルキル−ヘテロシクロアルキル−;R、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、NR、NRC(O)R、S(O)、NRS(O)もしくはS(O)NRであり、
    が、いずれの出現においても、独立してCN、NO、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−アルキル−N(C1−6−アルキル)、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、NR、NRC(O)R、S(O)、NRS(O)もしくはS(O)NRであり、
    が、いずれの出現においても、独立して水素、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、
    およびRが、いずれの出現においても、独立して水素、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、
    が、いずれの出現においても、独立して水素、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、
    およびRが、いずれの出現においても、独立して水素、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、
    が、いずれの出現においても、独立して水素、C1−6アルキル、アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−6−アルキルが、ハロ、ヒドロキシ、C1−6−アルコキシ、−NH、−NHC1−6−アルキルおよび−N(C1−6−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されており、前記アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルが、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)および−N(C1−6−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されており、
    およびRが、いずれの出現においても、独立して水素、C1−6アルキル、アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−6−アルキルが、ハロ、ヒドロキシ、C1−6−アルコキシ、−NH、−NHC1−6−アルキルおよび−N(C1−6−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されており、前記アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルが、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)および−N(C1−6−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されており、
    が、いずれの出現においても、独立して水素、C1−6アルキル、アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−6−アルキルが、ハロ、ヒドロキシ、C1−6−アルコキシ、−NH、−NHC1−6−アルキルおよび−N(C1−6−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されており、前記アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルが、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)および−N(C1−6−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されており、
    およびRが、いずれの出現においても、独立して水素、C1−6アルキル、アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、前記C1−6−アルキルが、ハロ、ヒドロキシ、C1−6−アルコキシ、−NH、−NHC1−6−アルキルおよび−N(C1−6−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されており、前記アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルが、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)および−N(C1−6−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されており、
    が、いずれの出現においても、独立して水素、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルからなる群から選択され、ならびに
    およびRが、いずれの出現においても、独立して水素、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルからなる群から選択される、
    化合物またはその医薬として許容される塩もしくは溶媒和物。
  2. がC1−8−アルキルまたはC2−8−アルケニルであり、前記C1−8−アルキルまたはC2−8−アルケニルが、CN、NO、ハロ、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−NR、−NRC(O)R、−NHC(O)NHR、−C(O)NR、−NHSOおよび−SONRNRからなる群から独立して選択される1、2または3の置換基により場合により置換されている、式(I)の請求項1に記載の化合物またはその医薬として許容される塩もしくは溶媒和物。
  3. が、C3−8−シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、前記C3−8−シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールが、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C2−6−アルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、オキソ、CN、NO、−OR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−SR、−S(O)R、−SO、−NR、−NHC(O)R、−NHC(O)NHR、−NHC(O)OR、−NHSO、−C(O)NHRおよび−SONHNRからなる群から独立して選択される1、2または3の置換基により場合により置換されている、式(I)の請求項1に記載の化合物またはその医薬として許容される塩もしくは溶媒和物。
  4. がフェニルであり、前記フェニルが、CN、NO、ハロ、−OR、−C(O)OR、−NR、−NRC(O)Rおよび−C(O)NRからなる群から独立して選択される1、2または3の置換基により場合により置換されている、式(I)の請求項1または3に記載の化合物またはその医薬として許容される塩もしくは溶媒和物。
  5. がC1−6−アルキルまたはC3−8シクロアルキルであり、前記C1−6−アルキルまたはC3−8シクロアルキルが非置換である、式(I)の請求項1から4のいずれかに記載の化合物またはその医薬として許容される塩もしくは溶媒和物。
  6. が水素である、式(I)の請求項1から4のいずれかに記載の化合物またはその医薬として許容される塩もしくは溶媒和物。
  7. およびRが一緒に連結され、5−8員のヘテロ環を形成することができ、前記環がヘテロシクロアルキル環であり、前記環が、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)およびN(C1−6−アルキル)からなる群から独立して選択される1、2または3の置換基により場合により置換されている、式(I)の請求項1から4のいずれかに記載の化合物またはその医薬として許容される塩もしくは溶媒和物。
  8. が水素である、式(I)の請求項1から6のいずれかに記載の化合物またはその医薬として許容される塩もしくは溶媒和物。
  9. が、アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリール−C1−6−アルキル−、シクロアルキル−C1−6−アルキル−、ヘテロアリール−C1−6−アルキル−またはヘテロシクロアルキル−C1−6−アルキル−であり、前記アリール、C3−8シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルが、単独もしくは別の部分の一部として、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)およびN(C1−6−アルキル)からなる群から選択される1以上の置換基により場合により置換されている、式(I)の請求項1から6のいずれかに記載の化合物またはその医薬として許容される塩もしくは溶媒和物。
  10. が、フェニルまたはピリジルであり、前記フェニルまたはピリジルが、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)およびN(C1−6−アルキル)からなる群から独立して選択される1、2または3の置換基により場合により置換されている、式(I)の請求項9に記載の化合物またはその医薬として許容される塩もしくは溶媒和物。
  11. が、C3−8シクロアルキルまたは3−8員のヘテロシクロアルキルであり、前記シクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルが、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、C1−6−ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6−アルコキシ、C1−6−ハロアルコキシ、−NH、−NH(C1−6−アルキル)およびN(C1−6−アルキル)からなる群から独立して選択される1、2または3の置換基により場合により置換されている、式(I)の請求項9に記載の化合物またはその医薬として許容される塩もしくは溶媒和物。
  12. がC1−6−アルキルであり、前記C1−6−アルキルが、ハロ、ヒドロキシ、C1−6−アルコキシ、−NH、−NHC1−6−アルキルおよび−N(C1−6−アルキル)からなる群から独立して選択される1以上の置換基により場合により置換されている、式(I)の請求項1から6のいずれかに記載の化合物またはその医薬として許容される塩もしくは溶媒和物。
  13. Bがフェニルであり、前記フェニルが、1、2または3のRにより置換されており、
    が、いずれの出現においても、独立してハロ、C1−6−アルキル、C1−6ハロアルキル、OR、NR、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキル−C1−6−アルキル−であり、前記ヘテロシクロアルキルが、単独もしくは別の部分の一部として、1、2または3のRにより場合により置換されており、
    が、いずれの出現においても、独立してC1−6−アルキル、C1−6ハロアルキルまたはC(O)Rである、式(I)の請求項1から12のいずれかに記載の化合物またはその医薬として許容される塩もしくは溶媒和物。
  14. Bが、
    Figure 2014530867
    であって、式中、Rが、ハロ、C1−6−アルキル、C1−6ハロアルキルまたはORであり、pが0または1であり、RがC1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、OR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、NR、NRC(O)R、S(O)またはS(O)NRであり、qが0または1である、
    式(I)の請求項1から12のいずれかに記載の化合物またはその医薬として許容される塩もしくは溶媒和物。
  15. Bが、C3−8−シクロアルキル、テトラヒドロナフチルまたはインダニルであり、前記C3−8−シクロアルキル、テトラヒドロナフチルまたはインダニルが、1、2または3のRにより場合により置換されており、Rが、いずれの出現においても、独立してハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、NR、NRC(O)R、S(O)、NRS(O)、またはS(O)NRである、式(I)の請求項1から12のいずれかに記載の化合物またはその医薬として許容される塩もしくは溶媒和物。
  16. Bが単環式ヘテロシクリルであり、前記ヘテロシクリルが5−7員のヘテロアリールであり、1、2または3のRにより場合により置換されており、Rが、いずれの出現においても、独立してハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、OR、C(O)R、C(O)OR、NRまたはS(O)である、式(I)の請求項1から12のいずれかに記載の化合物またはその医薬として許容される塩もしくは溶媒和物。
  17. Bが二環式ヘテロシクリルであり、前記ヘテロシクリルが7−11員の二環式ヘテロシクリルであり、1、2または3のRにより場合により置換されており、Rが、いずれの出現においても、独立してハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、OR、C(O)R、C(O)OR、NR、またはS(O)である、式(I)の請求項1から12のいずれかに記載の化合物またはその医薬として許容される塩もしくは溶媒和物。
  18. Bが、
    Figure 2014530867
    Figure 2014530867
    である、式(I)の請求項1から12のいずれかに記載の化合物またはその医薬として許容される塩もしくは溶媒和物。
  19. Bが三環式ヘテロシクリルであり、前記ヘテロシクリルが10−15員の三環式ヘテロシクリルであり、1、2または3のRにより場合により置換されており、Rが、いずれの出現においても、独立してハロ、C1−6−アルキル、C1−6−ハロアルキル、OR、C(O)R、C(O)OR、NRまたはS(O)である、式(I)の請求項1から12のいずれかに記載の化合物またはその医薬として許容される塩もしくは溶媒和物。
  20. Bが、
    Figure 2014530867
    である、式(I)の請求項1から12のいずれかに記載の化合物またはその医薬として許容される塩もしくは溶媒和物。
  21. 6−(2−クロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2−クロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2−クロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−7−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8−フェニルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2−クロロフェニル)−8−メチル−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8,9−ジヒドロピリミド[4,5−e]インドリジン−5(7H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8−(ピリジン−4−イル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−(4−フルオロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    8−シクロプロピル−6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8−(ピリジン−4−イルメチル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−[(2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    8−シクロブチル−6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    8−シクロプロピル−6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−{[3−メチル−4−(4−メチル−1,4−ジアゼパン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−[(2,4,4−トリメチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イルアミノ)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[2−(ジメチルアミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル]アミノ}−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    8−シクロプロピル−6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(2,4,4−トリメチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    8−シクロプロピル−6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    8−シクロプロピル−6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[2−(ジメチルアミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8−(プロパン−2−イル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}−8−(オキセタン−3−イル)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    8−tert−ブチル−6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−(4−メトキシベンジル)−2−[(2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−エチル−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−エチル−2−[(2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−メチル−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−メチル−2−[(2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−(4−メトキシベンジル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−(4−メトキシベンジル)−2−[(2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−シクロプロピル−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−シクロプロピル−2−[(2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−2−[(2’−メチル−2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−2−{[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−{[2−(ジメチルアミノ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(2,4,4−トリメチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(2’,3’−ジヒドロ−1’H−スピロ[シクロプロパン−1,4’−イソキノリン]−7’−イルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−({4−[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]フェニル}アミノ)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(4,4−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)アミノ]−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−{[4−(モルホリン−4−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イルアミノ)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−{[4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−[(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−[(2−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−[(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    5−{[6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−5−オキソ−5,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−2−イル]アミノ}−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−{[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−(4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−c]ピリジン−2−イルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−{[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−5−イル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−[(1,1,2−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−({4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)アミノ]フェニル}アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−({2−[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]ピリミジン−5−イル}アミノ)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−({4−[(3R)−ピロリジン−3−イルアミノ]フェニル}アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−({4−[(3S)−ピロリジン−3−イルアミノ]フェニル}アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(1,1−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イル)アミノ]−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−{[4−(ピペリジン−4−イルアミノ)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−({4−[(1−メチルピロリジン−3−イル)アミノ]フェニル}アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−2−({4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)オキシ]フェニル}アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−メチル−2−({4−[(1−メチルピペリジン−4−イル)アミノ]フェニル}アミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−メチル−2−[(1,1,2−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−5−イル)アミノ]ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    メチル5−{[6−(2,6−ジクロロフェニル)−8−メチル−5−オキソ−5,8−ジヒドロピリド[2,3−d]ピリミジン−2−イル]アミノ}−2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンゾエート、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−({2−[4−(ジメチルアミノ)ピペリジン−1−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イル}アミノ)−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−メチル−2−{[4−(ピペリジン−4−イルアミノ)フェニル]アミノ}ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−メチル−2−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−8−メチル−2−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イルアミノ)ピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(4−{[trans−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル]アミノ}フェニル)アミノ]−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(4−{[cis−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル]アミノ}フェニル)アミノ]−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(4−{4−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、および
    6−(2,6−ジクロロフェニル)−2−[(4−{4−[2−(ジメチルアミノ)エチル]ピペラジン−1−イル}フェニル)アミノ]−8−メチルピリド[2,3−d]ピリミジン−5(8H)−オン、
    からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物またはその医薬として許容される塩もしくは溶媒和物。
  22. 請求項1から21のいずれかに記載の化合物または医薬として許容される塩および医薬として許容される賦形剤を含む、医薬組成物。
  23. 哺乳動物に、治療として許容される量の、請求項1から21のいずれかに記載の化合物または医薬として許容される塩を投与するステップを含む、哺乳動物においてがんを治療する方法。
  24. 哺乳動物に、治療として許容される量の、請求項1から21のいずれかに記載の化合物または医薬として許容される塩を投与するステップを含む、哺乳動物において腫瘍体積を減少させる方法。
JP2014537252A 2011-10-20 2012-10-18 キナーゼのピリドピリミジノン阻害剤 Pending JP2014530867A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201161549294P 2011-10-20 2011-10-20
US61/549,294 2011-10-20

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014530867A true JP2014530867A (ja) 2014-11-20

Family

ID=47144137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014537252A Pending JP2014530867A (ja) 2011-10-20 2012-10-18 キナーゼのピリドピリミジノン阻害剤

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9181239B2 (ja)
EP (1) EP2776434A1 (ja)
JP (1) JP2014530867A (ja)
CN (1) CN104011049A (ja)
CA (1) CA2851640A1 (ja)
WO (1) WO2013059485A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015019037A1 (en) * 2013-08-05 2015-02-12 Almac Discovery Limited Pharmaceutical compounds
GB201322602D0 (en) * 2013-12-19 2014-02-05 Almac Discovery Ltd Pharmaceutical compounds
JP6717457B2 (ja) 2017-01-23 2020-07-01 シージャーズォアン サガシティ ニュー ドラッグ デベロップメント カンパニー リミテッド Wee1阻害剤としての1,2−ジヒドロ−3H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−3−オン誘導体
CA3058457A1 (en) 2017-03-31 2018-10-04 Seattle Genetics, Inc. Combinations of chk1- and wee1 - inhibitors
WO2019074981A1 (en) * 2017-10-09 2019-04-18 GiraFpharma LLC HETEROCYCLIC COMPOUNDS AND USES THEREOF
WO2019074979A1 (en) 2017-10-09 2019-04-18 Girafpharma, Llc HETEROCYCLIC COMPOUNDS AND USES THEREOF
BR112020008664A8 (pt) 2017-11-01 2023-01-17 Shijiazhuang Sagacity New Drug Dev Co Ltd Composto macrocíclico que atua como inibidor de weel e aplicações do mesmo
JP2022505756A (ja) 2018-10-26 2022-01-14 シージャーヂュアン・サガシティー・ニュー・ドラッグ・デヴェロップメント・カンパニー・リミテッド Wee1阻害剤としてのピリミドピラゾロン類誘導体及びその使用
US11332473B2 (en) 2019-04-09 2022-05-17 Nuvation Bio Inc. Substituted pyrazolo[3,4-d]pyrimidines as Wee1 inhibitors
SG11202111315XA (en) 2019-04-30 2021-11-29 Shijiazhuang Sagacity New Drug Development Co Ltd Crystal form of wee1 inhibitor compound and use thereof
EP4169919A1 (en) 2020-06-17 2023-04-26 Wigen Biomedicine Technology (Shanghai) Co., Ltd. Pyrazolo[3,4-d]pyrimidine-3-ketone derivative as wee-1 inhibitor
EP4332104A1 (en) 2021-04-30 2024-03-06 Wigen Biomedicine Technology (Shanghai) Co., Ltd. Fused ring compound as wee-1 inhibitor, and preparation method therefor and use thereof
CN116836184A (zh) * 2022-03-25 2023-10-03 药雅科技(上海)有限公司 Wee1激酶抑制剂的制备及其应用

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
PE20080695A1 (es) 2006-04-27 2008-06-28 Banyu Pharma Co Ltd Derivados de dihidropirazolopirimidinona como inhibidores de quinasa weel
US20080114007A1 (en) * 2006-10-31 2008-05-15 Player Mark R 5-oxo-5,8-dihydro-pyrido-pyrimidines as inhibitors of c-fms kinase

Also Published As

Publication number Publication date
CN104011049A (zh) 2014-08-27
CA2851640A1 (en) 2013-04-25
WO2013059485A1 (en) 2013-04-25
EP2776434A1 (en) 2014-09-17
US9181239B2 (en) 2015-11-10
US20130102590A1 (en) 2013-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9718821B2 (en) Pyridopyrimidinone inhibitors of kinases
US8716297B2 (en) Chemical entities to be used for Wee1 inhibition for the treatment of cancer
US9181239B2 (en) Pyridopyrimidinone inhibitors of kinases
EP2454257A1 (en) Pyrrolopyridine inhibitors of kinases
WO2012097682A1 (en) Bicyclic inhibitors of alk
EP2560971B1 (en) Pyrrolopyridines as inhibitors of kinases
JP2013525304A (ja) ピロロピラジノン系キナーゼ阻害薬
JP2013525303A (ja) フタラジン−(2h)−オン系キナーゼ阻害薬
CA2824873A1 (en) Bicyclic carboxamide inhibitors of kinases