JP2014529713A - ロッドスクレーピング装置およびこの装置を備えた往復ピストンエンジン - Google Patents

ロッドスクレーピング装置およびこの装置を備えた往復ピストンエンジン Download PDF

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Abstract

流動体が付着したロッドの円周面を掻き取るための装置において、装置がロッド寸法に合わせられ、ロッドが軸方向に移動可能であり、装置は、互いに軸方向にずれ、かつ半径方向可変な等しい形状の少なくとも2つのスクレーパ層板(23a、23b)を備え、前記各層板(23a、23b)が入る半径方向内側に開いた環状溝をそれぞれ備え、同様に半径方向可変な共通のホルダリング(21)に、スクレーパ層板(23a、23b)の半径方向突出部が受けられ、半径方向外面に対応するばね構成によって、スクレーパ層板(23a、23b)の半径方向の大きさを減少させることができ、ロッド(11)の移動方向における少なくとも後層板(23a)が前記層板の環状溝の溝底部に対して半径方向に弾性支持されるという点で、共通のホルダリング(21)のすべてのスクレーパ層板(23a、23b)の最適な掻き取り効果を達成することができる。

Description

本発明は、流動体が付着したロッド円周面を掻き取るための装置であって、装置がロッド寸法に合わせられ、ロッドが前記装置の開口を通って軸方向に移動可能であり、前記装置は、互いに軸方向にずれ、かつそれぞれ分割されて個々の半径方向可変な等しい形状の少なくとも2つのスクレーパ層板を備え、前記各層板が入る半径方向内側に開いた環状溝をそれぞれ備え、分割設計により同様に半径方向可変な共通のホルダリングに、半径方向突出部が受けられ、これにより、前記ホルダリングの半径方向外面に対応するばね構成によって、前記ホルダリングが外接する領域に対して半径方向のばね付勢適応を可能にする装置に関する。
本発明は、さらに、特にこのような装置を備えた大型の2ストロークユニフロー内燃機関の形状のクロスヘッド往復ピストンエンジンに関する。
このタイプの公知の構成では、スクレーピング層板が、ロッドと協働する同一固定内径を有するよう、対応する溝底部上で半径方向に堅く支持されている。ロッドとロッド掻取りスクレーパ層板との間の間隙内にある流体膜に発生する流体力学的支持力は、ホルダリングに作用するばね力と釣り合う。このため、ホルダリングの半径方向位置と、これによるロッドとその層板の間の間隙の大きさとは、1組のスクレーパ層板中、主スクレーパ層板が、ロッド回転による成分もロッド移動パターンに影響するものの、ほぼ軸方向に移動するロッドの実方向所定領域と最初に協働することにより決まる。主となるスクレーパ層板により、流体膜厚が半分に減少する。このため、次の層板が流体膜に効果的に到達してさらに確実に掻き取ることが困難になる。その結果、流動体の掻取りが不十分となり、比較的厚い流体膜がロッドに残る。掻き取られたロッドがクロスヘッドモータのピストンロッドである場合、燃焼残渣で汚染されたシリンダ潤滑油がクランクケース上方領域のピストンロッドに接触すれば、前述の結果によって、上下移動するピストンロッドが、比較的多くのシリンダ潤滑油と燃焼残渣とを上部からクランクケースへ供給することになるため、クランクケース内のシステム油が汚染され、軸受潤滑用および油圧用として十分清浄でなければならないこのシステム油を頻繁に濾過しなければならないという不便が生じる。
特許文献1は、2つのスクレーピングエッジをもつスクレーピングリング部材を有するロッドまたはシャフトの穴を詰める際に使用する、油スクレーパリングを開示している。
特許文献2は、分割密封リングと分割スペーサ要素とを有する環状密封手段を開示しており、分割密封リングと分割スペーサ要素を組み立てて、シールを形成するための、一対の相対的に可動な、全体が円形断面の同軸部材の1つの環状溝内に位置するように構成される。
英国出願公開GB1265967 米国特許第3522949号
この観点から、本発明の目的は、共通のホルダリングの各スクレーパ層板が最適な掻き取り効果を確実に有するようにすることである。
本発明によれば、この目的は、少なくとも後層板または少なくとも1つの主層板が、それぞれロッド移動方向に見て、前記層板の環状溝の溝底部に対して半径方向に弾性支持されることで達成される。
これらの方法により、公知の構成の欠点が回避される。弾性支持により、各層板が半径方向に個々に可変となるため、半径方向に作用する力により調節される。これは、1つの層板に作用する力が、本発明の構成の他の層板には全く影響を与えないため、特に2つの層板の共通の弾性支持部を有する公知の実施形態と比較して有利である。溝底部に対するその支持部の弾性に応じて、各層板は前記層板の溝内に多少後戻りするため、後戻りしない次の層板が有効になり得る。有効な各層板によって膜厚が半分に減少するため、本発明により膜厚が大きく減少し、クロスヘッドモータとの接続において、シリンダ潤滑油を上から、かつシステム油を下から確実にはっきりと分離することによって、高度の洗浄が必要なシステム油の濾過の必要を確実に最小限にする。本発明のさらなる利点は、シリンダ環境から頻繁に化学的に侵入する落下性流体が減少し、これによる繊細なシステム油の化学汚染が減少することで、たとえば軸受を腐食させる化学汚染は濾過で除去できずシステム油の交換が必要であるが、その必要が減少することである。本発明のさらなる利点は、層板の可撓支持によって、簡単な摩耗補償も可能になることである。
以下で、着想の積み重ねによるさらなる有利な開発と、好ましい実施形態について説明する。
便利なことに、ホルダリングの各層板を半径方向に弾性支持することができる。これにより、往復ロッドの場合には、ロッドがストロークする毎に前後または上下にそれぞれ同一の効果で確実に掻き取られる。
有利には、対応する環状溝内での層板の弾性支持を、好ましくはいわゆるOリング状の外形を有する可撓性パディングインレーにより達成することができ、低価格で非常に簡単な実施形態となる。また、簡単な改造も可能である。もちろん、前記溝内の個々の可撓性パディングインレーは、層板の半径方向移動を多くしたり少なくしたりするための圧縮を可能にするため、他の適切な断面外形/形状、さらには空洞を有することもできるが、好ましくは、弾性特性をもつ適切に選択されたポリマー材料と組み合わせるものとする。
対応する環状溝内で層板を弾性支持するための別の有利な方法によれば、層板は、その半径方向外面に、適切に圧縮できる構造または外形の弾性材料の層とすることができ、かつ/または付勢力を増加させることにより層板をさらに半径方向外側に移動させることができる。このような層を、好ましくは、たとえば何らかの加硫プロセスにより、対応する層板と一体化してもよく、これにより、部品の数が減少して組立てが簡単になる。好ましくは、溝底部の容積が、完全には材料で満たされない方がよく、さらに好ましくは、材料が溝容積内でスポンジ状であるのがよい。一実施形態によれば、エラストマーの正方形断面は、許容された溝容積を完全には満たしていない。
実際、ホルダリングは2つのスクレーパ層板を含み、両層板によってロッドに対するホルダリングの支持が静的に定義され確実になるため、バランスのとれた摩耗が生じる。
さらなる実際的方法は、2つのスクレーパ層板間の領域に開口する少なくとも1つの排出出口を、ホルダリングに設けることにある。これにより、掻き取られ収集された流体を確実に流出し、層板間の空間に圧力が蓄積されるのを避けられる。
加えて、またはあるいは、ホルダリングは、少なくとも1つの前(軸方向)側、および/または1つの外面、好ましくは両方の前側、および/または両方の外面に、少なくとも1つの各排出溝を備えることができ、後層板の前で止められる流動体(すなわち、ロッドが軸方向に実移動したところで、ロッド面と、所与のロッド領域を最初に掻き取った層板との間に溜まった流動体)を確実に流出させることができる。これにより、対応する層板の作業を簡略化することができる。前(軸方向)側を外面に一致させることができることに注目されたい。
実際には、各排出出口および/または排出溝がドレン管路と連通することができ、ドレン管路は、対応するホルダリングを受けるために環状ハウジング内に設けられた環状リング溝に接続され得る。
さらなる好ましい実施形態によれば、ホルダリングと層板とを、数組のより多くの片に、周方向にセグメント化して、ロッドが関連機器内の定位置に維持される場合にも、ロッド周りに取り付けることができる。
実際には、少なくともホルダリングのセグメントが、互いに重なる舌をもつ両端部に設けられ、これにより、重なる舌の領域が、有利には、ホルダリングの半径方向外面に配置されたカバー要素により外側に密封される。これらの方法により、掻き取られた流動体の漏れを回避することができる。
スクレーパ層板をロッドに係合させるための半径方向内向きの力を発生させるため、ホルダリングは、ばねにより、より小さい直径に変位される。環状ばねを受けるため、ホルダリングは、有利には、半径方向外側に開いた環状溝を備えることができる。
さらなる実際的な方法は、装置の要素の少なくとも1つが、前記要素または装置を明確に定義する記憶データを含む、少なくとも1つのタグ、好ましくはRFID型のタグを備えることである。これにより、本発明による装置の組立ておよび/または補修を簡略化することができる。
以下で、本発明の好ましい実施例を図面により説明する。
クロスヘッドタイプの大型ディーゼルエンジンの縦断面図である。 図1による構成の捕集チャンバの下部領域の拡大図である。 同一の固定内径を有する2つのスクレーパ層板をもつ、本設計のスクレーピング装置の図である。 本発明によるスクレーピング装置を示す図である。 セグメント化されたホルダリングの平面図である。 図5によるホルダリングの側面図である。 セグメント化されたホルダリングを外側に密封するための例を示す図である。
図1に示すようなディーゼルエンジンを使用して、海上物体または大型動力装置等を駆動することができる。このような内燃機関は、クロスヘッドタイプのスコープ付き往復ピストンエンジンの例として使用される。このような往復エンジンの基本構造および動作モードは公知であるため、本発明を理解するのに必要である場合に限ってのみ、以下でこれらについて説明する。
図1に示すエンジンは、クランクシャフト2がいわゆる主軸受により担持されるクランクケース1を下部に含む。クランクケース1の上側に、シリンダ3の列が配置される。各シリンダ3はシリンダライナ4を含み、シリンダライナ4内には上下移動可能なピストン5が配置される。ピストン5は、ライナ4内で燃焼チャンバ6の下方可動限界として機能する。シリンダライナ4は、捕集空気またはガスを充填可能な捕集チャンバ7の周囲ハウジング上に支持される。
ライナ4は、下部が捕集チャンバ7内へ延び、チャンバ底部8上方に隙間を有して終端する。ライナ4の下端領域に、入口9が設けられる。ピストン5は、上下移動するときに、入口9を通過し、これにより、捕集チャンバ7と燃焼チャンバ6との連通が開閉する。
ピストン5は、シリンダライナ4およびピストン5の軸に沿って配置されたピストンロッド11により、対応するクロスヘッド10に接続される。クロスヘッド10は、クランクケース1内に位置決めされ、上下移動し、かつピストン5およびピストンロッド11の軸に平行な対応するガイド12により案内されるスレッジとして設計される。クロスヘッド10は、ピストンロッド11に固定されたクロスヘッドピン13を含む。このピン13上で、クロスヘッド10をクランクシャフト2に接続する接続ロッド14が担持される。捕集チャンバ底部8がクランクケース1の天井に載置される。ピストンロッド11が、捕集チャンバ底部8およびクランクケース天井により構築された壁構成を通過し、これにより、ピストンロッド11が、捕集チャンバ底部8に設けられた対応するシールパッキン15を貫通する。
シリンダライナには、燃焼されない限り、燃焼残渣とともに捕集チャンバ底部8へ落下可能な適切な潤滑油(本願ではシリンダ油と呼ぶ)が供給される。この落下する流動体を処理するために、捕集チャンバ7の底部領域に連通するドレン16が設けられる。チャンバ底部8をドレン16側へ傾斜させ、かつ/またはシールパッキン15を囲みドレン16と連通するリングチャネルを備える。さらなる燃焼残渣を含む排ガスは、ピストン5の下降ストローク中に入口9が開いているときに、捕集チャンバ7に入る。
クランクケース1内には、清浄度の高い油(本願ではシステム油と呼ぶ)があり、この油を軸受の潤滑用および油圧用に使用する。この油を濾過するために、濾過ステーション(図示せず)が設けられる。システム油がシリンダ油で汚染されるのを防止するため、クランクケース1を捕集チャンバ7から分離しなければならない。この目的のため、スタッフィングボックスとして設計されたシールパッキン15が設けられる。
前記スタッフィングボックスは、図2に最もよく示すように、環状ハウジング17を有する。このハウジング17は、捕集チャンバ底部8の周囲ソケット18内に配置され、このソケットは、ピストンロッド11が通過する孔を画定する。ハウジング17は、半径方向内側に開いた環状溝を備える。これらの溝のそれぞれに、対応するリング構成が着座される。これらのリング構成は、一部はスクレーパリング19、一部は密封リング20として設計される。実際には、スクレーパリング19は密封リング20上方に位置決めされる。
密封リング20の目的は、捕集箱8内の圧力(約5バール)とクランクケース1内の圧力(約1バール)との圧力差を克服することであり、スクレーパリング19の目的は、ピストンロッド11の外面上の油膜を減少させることである。この点、シールパッキン15上方のピストンロッド11が、シリンダ油に接触することを考慮しなければならない。シリンダ油は、ピストンロッドの外面にいくらか厚みのある油膜状に堆積する。
図3および図4からわかるように、各スクレーパリング19は、ハウジング17の対応する環状溝22内に着座するホルダリング21と、ホルダリング21の対応する環状溝内に着座する1組の2つ以上の均一なスクレーパ層板23a、23bとを備える。本実施形態では、2つのスクレーパ層板23a、23bがホルダリング21ごとに設けられる。これにより、スクレーパ層板23a、23bのいずれかが、往復ピストンロッド11の移動方向Dに関して最初または最後として機能する。当然、1組の3つ以上のスクレーパ層板を、共通のホルダリングに設けてもよい。等しい形状のスクレーパ層板23a、23bが、互いに軸方向にずれ、対応するホルダリング21の半径方向内面上に半径方向に突出して、スクレーパ縁部が生じる。
ホルダリング21およびスクレーパ層板23a、23bは、半径方向可変性を有し、ホルダリング21は、スクレーパ層板23a、23bをピストンロッド11に係合させるため、周囲のリング状ばね24によって、より小さい直径にばね付勢される。リング状ばね24は、ホルダリング21の外側に開いた環状溝25内に配置される。ピストンロッド11の外面に堆積した油膜26の厚さを、スクレーパ層板23a、23bにより減少させるべきである。
図3による公知の構成では、スクレーパ層板23a、23bが、ホルダリング21の対応する溝内に半径方向に堅く着座される。ピストンロッド11の移動方向Dにおける後層板である第1のスクレーパ層板23aが、シリンダ油のある層を掻き取り、これにより、d1およびd2で示すように、油膜26の厚さが半分に減少する。掻き取る層板23aとピストンロッド11の外面との間の間隙に、リング状ばね24の内向きのばね力と釣り合う流体力学的圧力が発生する。その結果、ホルダリング21の半径方向位置と、これによるさらなる各層板、ここでは第2のスクレーパ層板23bの半径方向位置とが、第1のスクレーパ層板23aの半径方向位置により定義される。スクレーパ層板23a、23bは同一形状であり、これにより同一の直径を有するが、第1のスクレーパ層板23aによって、油膜厚が半分に減少するため、次の層板、ここでは第2のスクレーパ層板23bは残りの油膜の表面から離れ、したがって掻取り効果をもたないことになる。
この否定的な結果は、本発明により、図4に見られるように、少なくとも第1のスクレーパ層板23aをホルダリング21の対応する環状溝内に半径方向に弾性着座させることによって克服される。図示した実施形態では、両スクレーパ層板23a、23bが、溝底部と層板23a、23bの半径方向外面との間に位置決めされた可撓性要素27により、ホルダリング21の対応する溝内に弾性着座される。この可撓性要素27により、対応する層板23a、23bは、半径方向に作用する力によって半径方向に調節可能となる。したがって、各スクレーパ層板23a、23bは油膜26に到達することができ、これにより、各層板23a、23bによって、油膜26の厚さを、図4にd1、d2、d3で示すように約半分に減少させる。肯定的な結果は、油膜26の厚さがより確実に減少するため、ピストンロッド11によってシールパッキン15上方から下方へクランクケース1内に供給されるシリンダ油の量が、比較的少なく、実質的に減少することである。したがって、クランクケース1のシステム油がシリンダ油で汚染されるという、損失の大きい有害な汚染も実質的に減少する。
前述した可撓性要素27を構築するために、可撓性パディングを、対応するスクレーパ層板23a、23b後方のホルダリング21の対応する環状溝内に堆積させる。この可撓性パディングは、可撓性横断面設計を有し、かつ/または可撓性材料から作成してもよい。実際には、複数の目的で公知のいわゆるOリングを挿入することができる。もちろん、前記溝内の個々の可撓性パディングインレーは、層板の半径方向移動を多くしたり少なくしたりするための圧縮を可能にするため、他の適切な断面外形/形状、さらには空洞を有することもできるが、好ましくは、弾性特性をもつ適切に選択されたポリマー材料と組み合わせるものとする。あるいは、または加えて、スクレーパ層板23a、23bの外周に、可撓性材料からなり、かつ/または可撓性横断面をもって設計された弾性層を設けることもできる。ゴム状材料を使用する場合、前記弾性層を上に加硫してもよい。他の材料の場合、層板と一体化するための他の結合プロセスとして、たとえば圧着/弾性把持、接着剤の塗布等をとり得る。
掻取り領域が油であふれることを回避するため、掻き取られた油、またはシリンダ油と燃焼残渣とを含む油混合物を、掻き取り領域から流出させなければならない。このため、ホルダリング21は、2つのスクレーパ層板23a、23b間の領域に開口する少なくとも1つの排出出口28を備える。図4に示す実施形態では、さらにホルダリング21は、少なくとも後層板23aに隣接する前側に、好ましくは両方の前側に、少なくとも1つの各排出溝29を設ける。当然、ホルダリング21の周囲上に均等に配置された2つ以上の出口および/または排出溝を設けることもできる。収集された油を流出させるため、出口28および排出溝29は、油リザーバ(図示せず)につながる、図2に示すドレン管路30に連通する。排出出口28および溝29により流出された油は、ハウジング17の対応する環状溝22に入るが、速度を落とさず絶え間ない流路を確保するため、ハウジング17のこのような各溝22はドレン管路30に接続される。
スクレーパリング19を、捕集チャンバ底部8またはクランクケース天井を通過して定位置に維持されるピストンロッド11の周りに簡単に取り付けるため、ホルダリング21および対応するスクレーパ層板23a、23bから構成されるスクレーパリング19を周方向にセグメント化することができる。これにより、ホルダリング21およびスクレーパ層板23a、23bは、より多くのセグメント片のセットから構成される。図5に示す実施例では、3つのセグメント区分が使用されている。したがって、ここではそれぞれ120°の3つのセグメント片19a、19b、19cが設けられている。複数のセグメント片19a、19b、19c間の間隙によって掻き取り油用の直線チャネルを構築することを回避するため、図6に示すように、ホルダリング21の少なくともセグメント片が、互いに重なる舌31をもつ両端部に設けられる。これにより、特にスクレーパ層板を取り付けて使用するときに、間隙32の二重山形チャネルを通る自由通路が実質的に減少する。
実際には、重なる舌の領域を半径方向外側にブロックして、間隙32が前述したドレンを損なう妨害漏れチャネルとして機能することができないようにする。このため、図7に示すように、外側で間隙32を覆うカバー要素33を設ける。カバー要素33は、薄いカバー板または帯として設計することができる。図7に示す実施形態では、円形形状に対するホルダリング21の外周が、平坦部分34によって示されるように、各区分の領域で平坦化され、したがって各間隙32の領域で平坦化される。この場合、カバー要素33の構成は、平坦部分34を受けるために除去されたリング部分と対応するよう設計され、平坦部分(34)の外側およびホルダリング全体の回転周面内側に画定された各容積を満たす。もちろん、ハウジング17を分割設計にして、ピストンロッドを下方クロスヘッドと上方シリンダのピストンの両方に接続したまま、取外し/取付けが可能になるようにしてもよい。
前述した実施例では、クロスヘッドモータとの接続において、掻き取られる流動体はシリンダ潤滑油であり、関連するロッドはピストンロッドである。しかし、他の使用、たとえば油圧シリンダピストン集合体も例となり得る。説明した実施例では、1つまたは複数のスクレーピング装置を備えたシールパッキン15が、捕集チャンバ7およびその中のシリンダ油と、クランクケース1の内側空間およびその中のシステム油を効果的に分離することができるはずである。この分離作業は、ピストンの上昇ストローク開始中に発生し、シリンダライナ4の下縁部を通過して、燃焼残渣で汚染されているであろう大量のシリンダ油を直接ピストンロッド11に推進させる送風が、半径方向から少なくとも概ね軸方向へ転換する場合に容易になり得る。
この目的のため、図2に示すように、捕集チャンバ底部8から直立し、ピストンロッド11を囲むスカート35を設けることができる。スカート35は、シリンダ油粒子および燃焼残渣の堆積物からピストンロッド11を遮蔽する。原則として、ピストンロッド11を遮蔽する簡単な管状構造で十分である。好ましくは、漏斗状またはトランペット状の上部リムを設けてもよい。実際には、スカート35は、好ましくは取り付けるピストンロッドの周りに配置するための分割設計としており、ハウジング17の上部フランジに取り付けることもできるし、または図2に示すように、ハウジング17を囲むソケット18の上部前端に取り付けてもよい。
本発明によるスクレーピング装置の要素の少なくとも1つが、前記要素または装置を明確に認証する記憶データを含む、少なくとも1つのタグ、好ましくはRFID型のタグを備えると、組立ておよび保守の側面でも有用であることが、経験からわかっている。通常、認証データは、製造データ、承認データ、履歴データ、および可能なまたは計画された将来の使用データ等をも含み得る。
好ましい実施形態の前述した説明は、特許請求の範囲で定義される本発明の範囲を限定するものではない。

Claims (27)

  1. 流動体が付着したロッド円周面を掻き取るための装置であって、前記装置が前記ロッド寸法に合わせられ、前記ロッドが前記装置の開口を通って軸方向に移動可能であり、前記装置は、互いに軸方向にずれ、かつそれぞれ分割されて個々の半径方向可変な等しい形状の少なくとも2つのスクレーパ層板(23a、23b)を備え、
    前記各層板(23a、23b)が入る半径方向内側に開いた環状溝をそれぞれ備え、分割設計により同様に半径方向可変な共通のホルダリング(21)に、半径方向突出部が受けられ、
    これにより、前記ホルダリングの半径方向外面に対応するばね構成によって、前記ホルダリングが外接する領域に対して半径方向のばね付勢適応を可能にする装置において、前記ロッド(11)の移動方向に見て、少なくとも後層板(23a)が、前記層板(23a)の環状溝の溝底部に対して半径方向に弾性支持されることを特徴とする装置。
  2. 流動体が付着したロッド円周面を掻き取るための装置であって、前記装置が前記ロッド寸法に合わせられ、前記ロッドが前記装置の開口を通って軸方向に移動可能であり、前記装置は、互いに軸方向にずれ、かつそれぞれ分割されて個々の半径方向可変な等しい形状の少なくとも2つのスクレーパ層板(23a、23b)を備え、
    前記各層板(23a、23b)が入る半径方向内側に開いた環状溝をそれぞれ備え、分割設計により同様に半径方向可変な共通のホルダリング(21)に、半径方向突出部が受けられ、
    これにより、前記ホルダリングの半径方向外面に対応するばね構成によって、前記ホルダリングが外接する領域に対して半径方向のばね付勢適応を可能にする装置において、前記ロッド(11)の移動方向に見て、少なくとも1つの主層板(23b)が、前記層板(23a)の環状溝の溝底部に対して半径方向に弾性支持されることを特徴とする装置。
  3. 前記ホルダリング(21)の各層板(23a、23b)が弾性支持されることを特徴とする、請求項1または2に記載の装置。
  4. 層板(23a、23b)を弾性支持するために、少なくとも可撓性パディング(27)を、前記対応する環状溝の底部に着座させることを特徴とする、請求項1または2に記載の装置。
  5. 前記可撓性パディング(27)が、弾性材料から作成されるリングにより構築されることを特徴とする、請求項4に記載の装置。
  6. 前記弾性リングがOリングであることを特徴とする、請求項5に記載の装置。
  7. 弾性支持されたスクレーパ層板(23a、23b)の少なくとも半径方向外面に、弾性材料の層が設けられることにより、増加した付勢力によって層板をさらに半径方向外側に移動させることができることを特徴とする、前記請求項のいずれか一項に記載の装置。
  8. 前記弾性層が、前記スクレーパ層板(23a、23b)の半径方向外周面に加硫されることを特徴とする、請求項6に記載の装置。
  9. それぞれ2つのスクレーパ層板(23a、23b)を有する少なくとも2つのホルダリング(21)が、共通のハウジング(17)に設けられることを特徴とする、前記請求項のいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記ホルダリング(21)が、2つのスクレーパ層板(23a、23b)間の領域に開口する少なくとも1つの排出出口(28)を備えることを特徴とする、前記請求項のいずれか一項に記載の装置。
  11. 前記ホルダリング(21)が、少なくとも1つの軸方向外面の領域に、少なくとも1つの各排出溝(29)を備えることを特徴とする、前記請求項のいずれか一項に記載の装置。
  12. 前記ホルダリング(21)が、両方の軸方向外面の領域に排出溝(29)を有することを特徴とする、請求項11に記載の装置。
  13. 各排出出口(28)および/または排出溝(29)が、ドレン管路(30)と連通可能であることを特徴とする、請求項10から12に記載の装置。
  14. 前記ホルダリング(21)を、環状ハウジング(17)の対応する半径方向内側に開いたリング溝(22)に配置することができ、前記リング溝(22)を前記ドレン管路(30)に接続することができることを特徴とする、請求項13に記載の装置。
  15. 前記ホルダリング(21)および前記層板(23a、23b)が、数組のより多くの片(19a、19b、19c)に、周方向にセグメント化され、前記ホルダリングの少なくとも前記片が、互いに重なる舌(31)をもつ両端部に設けられることを特徴とする、前記請求項のいずれか一項に記載の装置。
  16. 前記重なる舌(31)の領域が、前記ホルダリング(21)の前記半径方向外面に配置されたカバー要素(33)により密封されることを特徴とする、請求項15に記載の装置。
  17. 前記ホルダリング(21)の前記半径方向外面が、前記重なる舌(31)の領域に平坦部分(34)を有し、対応する各カバー要素(33)が、前記平坦部分(34)の外側および前記ホルダリングの全体の回転周面の内側に画定された各容積を満たすように設けられることを特徴とする、請求項16に記載の装置。
  18. 前記ホルダリング(31)が、対応するばね構成を構築する環状ばね(24)を受けるための半径方向外側に開いた環状溝(25)を備えることを特徴とする、前記請求項のいずれか一項に記載の装置。
  19. ホルダリング(31)の大部分を、共通の環状ハウジング(17)内に含むことができることを特徴とする、前記請求項のいずれか一項に記載の装置。
  20. 前記ホルダリング(31)の大部分を含むことのできる前記共通の環状ハウジング(17)が分割設計であり、前記ロッド端部を通過することなく前記ロッド周りの位置決めを可能にすることを特徴とする、請求項19に記載の装置。
  21. 請求項1または2に記載の、モータのピストンロッド用のシリンダ潤滑油を掻き取るための装置であって、掻き取られた流動体がシリンダ潤滑油であることを特徴とする装置。
  22. 前記ロッドが、ピストンロッド(11)を有するモータのピストンロッド(11)であることを特徴とする、請求項21に記載の装置。
  23. 前記装置の要素の少なくとも1つが、前記要素または装置を明確に定義する記憶データを含む、少なくとも1つのタグを備えることを特徴とする、前記請求項のいずれか一項に記載の装置。
  24. 前記タグがRFID型であることを特徴とする、請求項23に記載の装置。
  25. クロスヘッドタイプのエンジン、特に大型の往復ピストン2ストローク内燃機関であって、クランクケース(1)と少なくとも1つのシリンダ(3)とを備え、前記シリンダ(3)が、周囲の捕集チャンバ(7)内で延びるシリンダライナ(4)と、前記シリンダ(3)内に配置されたピストン(5)とを含み、前記ピストン(5)が、前記クランクケース(1)内に配置された対応するクロスヘッド(10)に、ピストンロッド(11)により接続され、前記ピストンロッド(11)が、前記捕集チャンバ(7)と前記クランクケース(1)との間の壁構成に配置されたシールパッキン(15)を貫通するエンジンにおいて、少なくとも1つの前記シールパッキン(15)が、前記請求項のいずれか一項に記載の少なくとも1つの装置を備えることを特徴とするエンジン。
  26. 少なくとも1つのピストンロッド(1)について、捕集チャンバ底部(8)から直立し、少なくとも1つの前記シールパッキン(15)に対応した、前記対応するピストンロッド(11)を囲むスカート(35)が設けられることを特徴とする、請求項25に記載のエンジン。
  27. 前記スカート(35)が、前記シールパッキン(15)の前記ハウジング(17)の上部フランジ、または前記シールパッキン(15)の前記ハウジング(17)を囲むソケット(18)の上部前端に取り付けられることを特徴とする、請求項26に記載のエンジン。
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