JP2014527646A - 光学フィルタ - Google Patents

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Abstract

本出願は、光学フィルタ及び立体映像表示装置に関する。例示的な光学フィルタは、例えば、立体映像表示装置に適用され、輝度の損失なしに広い視野角で立体映像を観察することができる。【選択図】図1

Description

本出願は、光学フィルタ及び立体映像表示装置に関する。
立体映像表示装置は、深さ感がある映像を表示することができるディスプレイ装置である。立体映像表示装置は、空間内で対象を立体的に表示することができるので、物体本来の3次元情報を完全に観察者に伝達することができ、リアリティーある表現が可能である。立体映像表示技術は、大きく、メガネ方式と無メガネ方式に区別される。また、メガネ方式は、偏光メガネ方式と液晶シャッターメガネ(liquid crystal shutter glass)方式に分類されることができ、無メガネ方式は、2眼式/多視点両眼視差方式、体積型方式またはホログラフィック方式などに分類されることができる。
本出願は、光学フィルタ及び立体映像表示装置を提供する。
例示的な光学フィルタは、互いに位相遅延特性が異なる第1領域及び第2領域を含み、また、上記第1及び第2領域と位相遅延特性が異なるかまたは散乱機能を有する第3領域を含むことができる。本明細書において「領域間の位相遅延特性が互いに異なるということ」は、対象領域がすべて位相遅延特性を有する領域である状態で各領域が互いに同一であるかまたは異なる方向に形成されている光軸を有し、また、位相遅延数値が互いに異なる領域である場合;及び互いに同一の位相遅延数値を有しながら異なる方向に形成されている光軸を有する場合が含まれることができる。他の例示では、「領域間の位相遅延特性が異なるということ」は、対象領域のうちいずれか1つの領域は、位相遅延特性を有する領域であり、他の領域は、位相遅延特性がない領域、例えば、光学的に等方性領域である場合が含まれることができる。1つの例示で、上記第1及び第2領域は、互いに異なる位相遅延特性を有し、例えば、線偏光された光が入射されれば、互いに偏光軸が実質的に垂直な2種の光に分割することができるか、または線偏光された光が入射されれば、互いに回転方向が逆方向である円偏光または互いに回転方向が逆方向である楕円偏光に分割することができる領域であることができる。
上記光学フィルタは、例えば、立体映像表示装置に適用される立体映像表示装置用光学フィルタであることができる。
1つの例示で、立体映像表示装置(以下、簡略に表示装置と呼称されることができる)は、図2のように、光源4、表示素子2及び光学フィルタ1を含むことができる。表示装置が偏光メガネタイプなら、観察者は、偏光メガネを着用し、表示装置から出力される立体映像を観察することができる。
表示装置において光源4は、例えば、駆動状態で非偏光状態の光を表示素子2に向けて射出することができる。用語表示装置の「駆動状態」は、上記表示装置が動作している状態であって、映像、例えば、立体映像を表示している状態を意味することができる。
表示素子2の両側には、偏光板3A、3Bが配置されることができる。以下、本明細書においては、表示素子2と光源4との間に配置された偏光板3Aを第1偏光板と称し、表示素子2と光学フィルタ1との間に配置された偏光板3Bは、第2偏光板と称することができる。第1及び第2偏光板3A、3Bは、例えば、それぞれ透過軸及び上記透過軸に直交する吸収軸を有することができる。また、第1及び第2偏光板の透過軸は、互いに異なる方向、例えば、互いに直交する方向に表示装置内に配置されていてもよい。
本明細書において角度を定義しながら使用する「垂直」、「水平」、「直交」または「平行」のような用語は、それぞれ目的とする効果を確保することができる範囲内での実質的な垂直、水平、直交または平行を意味することができる。上記各用語は、例えば、製造誤差(error)または偏差(variation)などを勘案したものである。したがって、例えば、上記それぞれの用語は、約±15度以内の誤差、約±10度以内の誤差、約±5度以内の誤差または約±3度以内の誤差を含むことができる。
表示装置において光源4から射出された光が第1偏光板3Aに入射すれば、上記第1偏光板の透過軸と平行な線偏光された光だけが表示素子2に伝達されることができる。
1つの例示で表示素子2は、2枚の基板の間に存在する液晶層を含む透過型液晶パネルであることができる。液晶パネルは、例えば、光源4側から順に配置された第1基板24、画素電極、第1配向膜、液晶層、第2配向膜、共通電極及び第2基板25を含むことができる。第1基板には、例えば、透明画素電極に電気的に接続された駆動素子としてTFT(Thin Film Transistor)と配線などを含むアクティブ型駆動回路が形成されていてもよい。画素電極は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)などの金属酸化物を含むものであり、画素別電極として機能することができる。また、第1または第2配向膜は、例えば、液晶層の液晶を配向させる役目をすることができる。液晶層は、例えば、VA(Vertical Alignment)、TN(Twisted Nematic)、STN(Super Twisted Nematic)またはIPS(In Plane Switching)モードの液晶を含むことができる。液晶層は、駆動回路から印加される電圧によって、光源4からの光を画素別に透過または遮断する機能を有することができる。共通電極は、例えば、共通の対向電極として機能することができる。
表示素子2には、駆動状態で右眼用信号(以下、「R信号」という)を生成することができる右眼用信号生成領域21(以下、「UR領域」という)と左眼用信号(以下、「L信号」という)を生成することができる左眼用信号生成領域22(以下、「UL領域」という)として、それぞれ1つ以上の画素(pixel)を含むUR及びUL領域21、22が形成されていてもよい。例えば、液晶パネルにおいて第1及び第2配向膜の間に密封された液晶を含む1つ以上の単位画素がURまたはUL領域を形成していてもよい。UR及びUL領域は、行及び/または列方向に配置されていてもよい。
UR及びUL領域は、例えば、図3のように、それぞれ共通方向に延長するストライプ状を有しながら互いに隣接して交互に配置されることができる。他の例示で、UR及びUL領域は、図4のように格子パターンで互いに隣接して交互に配置されていてもよい。
例示的な表示素子は、また、UR及びUL領域に隣接する光透過量調節領域(以下、「TC領域」)(図2の場合23)を含むことができる。用語「TC領域」は、入射される光を遮断するか、または入射される光の一部を吸収し、他の一部のみを透過させることができるように形成された領域を意味することができる。TC領域は、例えば、入射される光の透過率、すなわち光透過率が0%〜20%、0%〜15%、0%〜10%または0%〜5%である領域を意味することができる。
TC領域は、例えば、ブラックマトリックスであることができる。例えば、表示素子2が透過型液晶パネルである場合、TC領域は、前述したように、液晶パネルに含まれることができる第2基板に通常的に存在するカラーフィルタに含まれるブラックマトリックスであることができる。1つの例示で、TC領域は、クロム(Cr)、クロムとクロム酸化物の二層膜(Cr/CrOx二層膜)、カーボンブラック(carbon black)、カーボン顔料などのような顔料(pigment)を含む樹脂層またはグラファイト(Graphite)を含んで形成される領域であることができる。上記素材を使用してTC領域を形成する方式は、特に制限されない。例えば、TC領域は、ブラックマトリックスを形成する通常的な方式であるポトリソグラフィ(photolithography)やリフトオフ(lift off)方式などで形成することができる。
TC領域がUR及びUL領域に隣接するということは、視野角の範囲内に属する少なくともいずれか1つの角度で映像を観察するとき、UR及び/またはUL領域で生成されたR信号及び/またはL信号が光学フィルタに伝達される過程でR及び/またはL信号の少なくとも一部がTC領域に入射し、TC領域に入射した信号がTC領域によって遮断されるか、またはTC領域に入射した信号の一部だけがTC領域を透過し、光学フィルタに伝達され得るようにする位置にTC領域が存在することを意味することができる。1つの例示で、図3のように、UR及びUL領域がストライプパターンで形成されている場合、TC領域は、図5のように、UR及びUL領域の間に形成されることができる。他の例示で、図4のように、UR及びUL領域が格子パターンで形成されている場合、TC領域は、図6のように、UR及びUL領域の間に形成されることができる。
用語「視野角」は、例えば、UL領域で生成されたL信号が光学フィルタの左眼用信号偏光調節領域(以下、「FL領域」)を透過し、また、右眼用信号偏光調節領域(以下、「FR領域」)を透過することなく観察者に伝達されることができる角度の範囲またはUR領域で生成されたR信号が光学フィルタのFR領域を透過し、また、FL領域を透過することなく観察者に伝達されることができる角度の範囲を意味することができる。視野角を超過する角度では、L信号がFR領域を透過するか、あるいはR信号がFL領域を透過した後、観察者に伝達され、映像の品質を劣化させるいわゆるクロストーク(crosstalk)現象が起きることができる。上記で、FR及びFL領域は、R及びL信号の偏光状態を互いに異なるように制御して射出させることができる光学フィルタの領域であり、例えば、上記光学フィルタが表示装置に適用されれば、第1及び第2領域のうちいずれか1つの領域は、FR領域として作用し、他の領域は、FL領域として作用することができる。
1つの例示で、UR及びUL領域に隣接して存在するTC領域は、UR及びUL領域の間に位置することができる。TC領域がUR及びUL領域の間に存在する態様の例としては、同一平面上でUR、TC及びUL領域が順に位置する場合、または、UR及びUL領域が位置する平面の前面または後面にTC領域が位置する場合などが例示されることができる。UR及びUL領域が位置する平面の前面または後面にTC領域が位置する場合には、TC領域は、上記装置を正面で観察するとき、上記UR及び/またはUL領域の少なくとも一部と重なった状態で存在することができる。
第1偏光板3Aを通じて線偏光された光が表示素子2のUR領域21を透過すれば、R信号になり、上記線偏光された光が表示素子2のUL領域22を透過すれば、L信号になることができる。
第2偏光板3Bは、表示素子2からR及びL信号が入射されれば、第2偏光板3Bの透過軸と平行に線偏光された光のみを透過させることができる。
光学フィルタ1は、入射される光を互いに異なる偏光状態を有する2種以上の光、例えば、上記記述した互いに垂直な方向に直線偏光された2種の光または互いに回転方向が逆方向である円偏光または楕円偏光された光に分割することができる。
光学フィルタは、例えば、FR領域には、第2偏光板3Bを経たR信号が入射され、FL領域には、第2偏光板3Bを経たL信号が入射され得るように配置されていてもよい。光学フィルタのFR及びFL領域にそれぞれ入射したR及びL信号は、互いに偏光状態が異なるように変換されて射出され、観察者は、偏光メガネを着用し、上記信号を観察することによって、立体映像を認知することができる。
光学フィルタは、例えば、偏光調節層を含むことができる。偏光調節層には、前述した第1〜第3領域が形成されていてよい。
第1及び第2領域は、例えば、共通方向に延長するストライプ形状に形成され、また、互いに隣接して交互に配置されていてもよい。図7は、上記のように配置された第1領域11と第2領域12を例示的に示している。また、他の例示で、図8のように、第1及び第2領域11、12は、例えば、格子パターンで互いに隣接して交互に配置されていてもよい。
第3領域は、例えば、上記のように配置された第1及び第2領域の境界に位置することができる。図9は、上記記述した第1及び第2領域の配置が図7に示されたような状態で第3領域13の存在を勘案してさらに図示した図である。図10は、上記記述した第1及び第2領域の配置が図8に示されたような状態で第3領域13の存在を勘案してさらに図示した図である。
例えば、線偏光された光が第1及び第2領域をそれぞれ透過すれば、実質的に互いに垂直な方向に線偏光されている光として排出されることができる。他の例示で、線偏光された光が第1及び第2領域をそれぞれ透過すれば、第1領域を透過した光と第2領域を透過した光のうちいずれか一方は、左円偏光された円偏光または楕円偏光の状態であり、他方の光は、右円偏光された円偏光または楕円偏光の状態で排出されることができる。このために、第1及び第2領域のうち1つ以上は、位相差層を含むことができる。例えば、左円及び右円偏光された信号を生成することができる場合としては、第1及び第2領域がいずれも位相差層を含み、第1領域に含まれる位相差層と第2領域に含まれる位相差層が1/4波長層である場合が例示されることができる。互いに逆方向に回転する円偏光または楕円偏光された光を生成するために、第1領域に配置された1/4波長層の光軸と第2領域に配置された1/4波長層の光軸は、互いに異なるように形成されていてもよい。1つの例示で、第1領域は、位相差層として第1方向に光軸を有する1/4波長層を含み、第2領域は、位相差層として上記第1方向とは異なる第2方向に光軸を有する1/4波長層を含むことができる。本明細書において、用語「n波長層」は、入射する光をその波長のn倍だけ位相遅延をさせることができる位相遅延素子を意味することができ、上記で、nは、例えば、1/2、1/4または3/4であることができる。また、本明細書において用語「光軸」は、光が当該領域を透過する過程での遅相軸(slow axis)または進相軸(fast axis)を意味することができ、例えば、遅相軸を意味することができる。
第1及び第2領域の態様が上記のような態様に制限されるものではない。例えば、第1及び第2領域のうちいずれか1つは、3/4波長層を含み、他の領域は、1/4波長層を含む場合にも、左円及び右円偏光された光を生成することができる。
他の例示では、上記第1及び第2領域のうちいずれか1つの領域は、1/2波長層であり、他の領域は、光学的に等方性である領域であることができる。このような場合には、第1及び第2領域をそれぞれ透過したR及びL信号は、実質的に互いに垂直な方向に偏光軸を有するように直線偏光された光の形態で光学フィルタで射出されることができる。
偏光調節層、例えば、上記第1及び/または第2領域と場合によって第3領域を形成する上記波長層は、例えば液晶層であることができる。例えば、配向されて位相遅延特性を示す液晶化合物を配向させ、必要な場合、重合させて、上記第1及び/または第2領域を形成することができる。
液晶層は、例えば、重合性液晶化合物を含むことができる。1つの例示で、液晶層は、重合性液晶化合物を重合された形態で含むことができる。用語「重合性液晶化合物」は、液晶性を示すことができる部位、例えば、メソゲン(mesogen)骨格などを含み、また、重合性官能基を1つ以上含む化合物を意味することができる。また、「重合性液晶化合物が重合された形態で含まれているということ」は、上記液晶化合物が重合され、液晶層内で液晶高分子の主鎖または側鎖のような骨格を形成している状態を意味することができる。
液晶層は、また、重合性液晶化合物を非重合された状態で含むか、重合性非液晶化合物、安定剤、非重合性非液晶化合物または開始剤などの公知の添加剤をさらに含むことができる。
1つの例示で、液晶層に含まれる重合性液晶化合物は、多官能性重合性液晶化合物と単官能性重合性液晶化合物を含むことができる。
用語「多官能性重合性液晶化合物」は、上記液晶化合物のうち重合性官能基を2個以上含む化合物を意味することができる。1つの例示で、多官能性重合性液晶化合物は、重合性官能基を2個〜10個、2個〜8個、2個〜6個、2個〜5個、2個〜4個、2個〜3個または2個含むことができる。また、用語「単官能性重合性液晶化合物」は、上記液晶化合物のうち1つの重合性官能基を含む化合物を意味することができる。多官能性及び単官能性重合性化合物を一緒に使用する場合、液晶層の位相遅延特性を効果的に調節することができ、また、具現された位相遅延特性、例えば、位相遅延層の光軸や、位相遅延値を安定的に維持することができる。本明細書において用語「光軸」は、光が当該領域を透過するときの遅相軸または進相軸を意味することができる。
液晶層は、単官能性重合性液晶化合物を多官能性重合性液晶化合物を100重量部に対して0重量部超過100重量部以下、1重量部〜90重量部、1重量部〜80重量部、1重量部〜70重量部、1重量部〜60重量部、1重量部〜50重量部、1重量部〜30重量部または1重量部〜20重量部で含むことができる。
上記範囲内で多官能性及び単官能性重合性液晶化合物の混合効果を極大化することができ、目的とする位相遅延値及び光軸を安定的に維持することができる。本明細書において特に別途規定しない限り、単位「重量部」は、重量の比率を意味することができる。
1つの例示で、上記多官能性または単官能性重合性液晶化合物は、下記化学式1で表示される化合物であることができる。
[化学式1]
Figure 2014527646
化学式1で、Aは、単一結合、−COO−または−OCO−であり、R〜R10は、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、−O−Q−Pまたは下記化学式2の置換基であるか、R〜Rのうち隣接する2個の置換基の対またはR〜R10のうち隣接する2個の置換基の対は互いに連結され、−O−Q−Pで置換されたベンゼンを形成し、且つ、R〜R10のうち少なくとも1つは、−O−Q−Pまたは下記化学式2の置換基であるか、R〜Rのうち隣接する2個の置換基またはR〜R10のうち隣接する2個の置換基のうち少なくとも1つの対は、互いに連結され、−O−Q−Pで置換されたベンゼンを形成し、上記で、Qは、アルキレン基またはアルキリデン基であり、Pは、アルケニル基、エポキシ基、シアノ基、カルボキシル基、アクリロイル基、メタクリロイル基、アクリロイルオキシ基またはメタクリロイルオキシ基などの重合性官能基である。
[化学式2]
Figure 2014527646
化学式2で、Bは、単一結合、−COO−または−OCO−であり、R11〜R15は、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基または−O−Q−Pであるか、R11〜R15のうち隣接する2個の置換基の対は、互いに連結され、−O−Q−Pで置換されたベンゼンを形成し、且つ、R11〜R15のうち少なくとも1つが−O−Q−Pであるか、R11〜R15のうち隣接する2個の置換基の対は、互いに連結され、−O−Q−Pで置換されたベンゼンを形成し、上記で、Qは、アルキレン基またはアルキリデン基であり、Pは、アルケニル基、エポキシ基、シアノ基、カルボキシル基、アクリロイル基、メタクリロイル基、アクリロイルオキシ基またはメタクリロイルオキシ基などの重合性官能基である。
化学式1及び2で隣接する2個の置換基が互いに連結され、−O−Q−Pで置換されたベンゼンを形成するということは、隣接する2個の置換基が互いに連結され、全体的に−O−Q−Pで置換されたナフタレン骨格を形成することを意味することができる。
化学式2で、Bの左側の「−」は、Bが化学式1のベンゼンに直接連結されていることを意味することができる。
化学式1及び2で用語「単一結合」は、AまたはBで表示される部分に別途の原子が存在しない場合を意味する。例えば、化学式1でAが単一結合である場合、Aの両側のベンゼンが直接連結され、ビフェニル(biphenyl)構造を形成することができる。
化学式1及び2でハロゲンとしては、塩素、ブロムまたはヨードなどが例示されることができる。
本明細書において用語「アルキル基」は、特に別途規定しない限り、例えば、炭素数1〜20、炭素数1〜16、炭素数1〜12、炭素数1〜8または炭素数1〜4の直鎖または分岐鎖アルキル基を意味するか、または、例えば、炭素数3〜20、炭素数3〜16または炭素数4〜12のシクロアルキル基を意味することができる。上記アルキル基は、任意的に1つ以上の置換基により置換されることができる。
本明細書において用語「アルコキシ基」は、特に別途規定しない限り、炭素数1〜20、炭素数1〜16、炭素数1〜12、炭素数1〜8または炭素数1〜4のアルコキシ基を意味することができる。上記アルコキシ基は、直鎖、分岐鎖または環状であることができる。また、上記アルコキシ基は、任意的に1つ以上の置換基により置換されることができる。
また、本明細書において用語「アルキレン基」または「アルキリデン基」は、特に別途規定しない限り、炭素数1〜12、炭素数4〜10または炭素数6〜9のアルキレン基またはアルキリデン基を意味することができる。上記アルキレン基またはアルキリデン基は、例えば、直鎖、分岐鎖または環状であることができる。また、上記アルキレン基またはアルキリデン基は、任意的に1つ以上の置換基により置換されることができる。
また、本明細書において「アルケニル基」は、特に別途規定しない限り、炭素数2〜20、炭素数2〜16、炭素数2〜12、炭素数2〜8または炭素数2〜4のアルケニル基を意味することができる。上記アルケニル基は、例えば、直鎖、分岐鎖または環状であることができる。また、上記アルケニル基は、任意的に1つ以上の置換基により置換されることができる。
また、化学式1及び2でPは、例えば、アクリロイル基、メタクリロイル基、アクリロイルオキシ基またはメタクリロイルオキシ基であるか、アクリロイルオキシ基またはメタクリロイルオキシ基であることができ、他の例示では、アクリロイルオキシ基であることができる。
本明細書において特定官能基に置換されていてもよい置換基としては、アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、エポキシ基、オキソ基、オキセタニル基、チオール基、シアノ基、カルボキシル基、アクリロイル基、メタクリロイル基、アクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基またはアリール基などが例示されることができるが、これに限定されるものではない。
化学式1及び2で少なくとも1つ以上存在することができる−O−Q−Pまたは化学式2の残基は、例えば、R、RまたはR13の位置に存在することができる。また、互いに連結され、−O−Q−Pで置換されたベンゼンを構成する置換基は、例えば、R及びRであるか、またはR12及びR13であることができる。また、上記化学式1の化合物または化学式2の残基で−O−Q−Pまたは化学式2の残基以外の置換基または互いに連結されてベンゼンを形成している置換基以外の置換基は、例えば、水素、ハロゲン、炭素数1〜4の直鎖または分岐鎖のアルキル基、炭素数1〜4の直鎖または分岐鎖アルコキシ基を含むアルコキシカルボニル基、炭素数4〜12のシクロアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、シアノ基またはニトロ基であることができ、他の例示では、塩素、炭素数1〜4の直鎖または分岐鎖のアルキル基、炭素数4〜12のシクロアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4の直鎖または分岐鎖アルコキシ基を含むアルコキシカルボニル基またはシアノ基であることができる。
重合性液晶化合物は、水平配向された状態で液晶層に含まれていてもよい。1つの例示において上記化合物は、 水平配向状態で重合され、液晶層に含まれていてもよい。本明細書において、用語「水平配向」は、液晶化合物を含む液晶層の光軸が液晶層の平面に対して約0度〜約25度、約0度〜約15度、約0度〜約10度、約0度〜約5度または約0度の傾斜角を有する場合を意味することができる。
1つの例示で偏光調節層の液晶層、例えば第1及び/または第2領域は、面内における遅相軸方向の屈折率と面内における進相軸方向の屈折率の差が0.05〜0.2、0.07〜0.2、0.09〜0.2または0.1〜0.2の範囲であることができる。上記で面内における遅相軸方向の屈折率は、液晶層の平面で最も高い屈折率を示す方向の屈折率を意味し、進相軸方向の屈折率は、液晶層の平面上で最も低い屈折率を示す方向の屈折率を意味することができる。通常、光学異方性の液晶層において進相軸と遅相軸は、互いに垂直な方向に形成されている。上記それぞれの屈折率は、550nmまたは589nmの波長の光に対して測定した屈折率であることができる。上記屈折率の差は、例えば、Axomatrix社のAxoscanを利用して製造社のマニュアルによって測定することができる。液晶層は、また、厚さが約0.5μm〜2.0μmまたは約0.5μm〜1.5μmであることができる。上記屈折率の関係と厚さを有する液晶層は、適用される用途に適した位相遅延特性を具現することができる。1つの例示で、上記屈折率の関係と厚さを有する液晶層は、光分割用光学素子に適している。
第1及び第2領域の境界に存在することができる第3領域は、例えば、上記第1及び第2領域とは位相遅延特性が異なる領域であるか、位相遅延特性を有しない領域または散乱機能を有する領域であることができる。例えば、第3領域は、線偏光された光が入射すれば、これを線偏光された光として射出させるか、あるいは非偏光された光として射出させることができる。第3領域が線偏光された光を線偏光された状態で射出させるときには、例えば、第1及び第2領域が実質的に互いに垂直な方向に線偏光された光を生成する場合には、上記互いに垂直な方向に線偏光された光の偏光軸とは異なる第3の方向に線偏光された光として射出させることができる。
例えば、光学フィルタが立体映像表示装置に適用される場合に、上記第3領域を透過した光を偏光メガネを着用して観察すれば、上記光は、第1及び第2領域を透過した光に比べて減少した強さで偏光メガネを透過するか、あるいは遮断されることができる。これにより、上記光学フィルタを含む表示装置では、例えば、クロストーク率を減少させることができるなどの利点がある。1つの例示で、上記第3領域で射出された光は、第1または第2領域で射出された光に比べて30%以上、30〜80%、30〜75%、30〜70%、30〜65%、30〜60%、30〜55%、35〜80%、40〜80%、45〜80%、35〜75%、35〜70%、40〜65%、40〜60%、45〜55%または約50%程度減少した比率で偏光メガネを透過することができる。
第3領域は、例えば、等方性領域、位相遅延領域または光散乱領域であることができる。等方性領域である場合は、例えば、液晶層のような偏光調節層が第1及び/または第2領域に対応する領域にのみ存在する場合、または第3領域に対応する領域にはガラスや等方性物質が存在する場合が例示されることができる。
位相遅延領域または光散乱領域である場合には、第3領域が上記記述したような液晶層であることができる。
例えば、上記第1〜第3領域は、いずれも液晶層であることができる。このような場合に、例えば、第1領域は、第1方向に形成された光軸を有し、第2領域は、上記第1方向と同一であるかまたは異なる第2方向に形成された光軸を有し、第3領域は、上記第1及び第2方向とは異なる第3方向に光軸を有する領域であることができる。
上記のような場合、例えば、上記第1及び第2方向は、異なっていて、また、互いに垂直を成していてもよい。例えば、上記第1及び第2方向が互いに異なっていて、上記第3方向は、上記第1及び第2方向が成す角度を二等分する線と実質的に平行するか、垂直な方向に形成されることができる。すなわち、第3方向は、下記一般式1の条件を満たすことができる。
[一般式1]
2xA=(R+L)
一般式1で、Aは、光学フィルタ平面の任意の仮想の直線から時計方向に測定された上記仮想の直線と第3方向が成す角度であり、Rは、上記仮想の直線から時計方向に測定された上記仮想の直線と第1方向が成す角度であり、Lは、上記仮想の直線から時計方向に測定された上記仮想の直線と第2方向が成す角度である。
例えば、上記光学フィルタが上記記述した表示装置に適用されるフィルタである場合に、上記仮想の直線は、表示装置の偏光板、例えば、第2偏光板の光吸収軸と平行な方向であることができる。
第3領域が上記のような光軸を有するようにする方法は、特に制限されない。例えば、後述する液晶の配向過程で第1〜第3領域の配向方向をそれぞれ制御すれば、上記のような第3領域を形成することができる。第3領域の位相差は、上記のような光軸を有すれば、特に制限されず、例えば、工程性を考慮して第1及び/または第2領域の位相差と同一の位相差を有することができる。
第3領域が散乱領域である場合には、第3領域に対応する部分に散乱性物質が存在することができる。散乱性物質の例としては、非配向された液晶化合物が例示されることができる。すなわち、上記光学フィルタにおいて第1及び/または第2領域は、上記記述したような配向された液晶領域であり、第3領域は、非配向された液晶領域であることができる。このような第3領域は、後述する液晶の配向過程で第3領域に該当する部分の液晶化合物を配向させないことによって形成することができる。
光学フィルタは、基材層をさらに含むことができる。上記記述した偏光調節層は、例えば上記基材層上に形成されていてもよい。
基材層としては、例えば、ガラス基材層またはプラスチックフィルムまたはシートなどを使用することができる。プラスチックフィルムまたはシートとしては、例えば、可視光線領域の光に対する透過率が約80%以上または約85%以上のフィルムまたはシートを使用することができる。
フィルムまたはシートとしては、TAC(triacetyl cellulose)フィルムまたはシート;ノルボルネン誘導体などのCOP(cyclo olefin polymer)フィルムまたはシート;PMMA(poly(methyl methacrylate)フィルムまたはシート;PC(polycarbonate)フィルムまたはシート;PE(polyethylene)フィルムまたはシート;PP(polypropylene)フィルムまたはシート;PVA(polyvinyl alcohol)フィルムまたはシート;DAC(diacetyl cellulose)フィルムまたはシート;Pac(Polyacrylate)フィルムまたはシート;PES(poly ether sulfone)フィルムまたはシート;PEEK(polyetheretherketone)フィルムまたはシート;PEI(polyetherimide)フィルムまたはシート;PEN(polyethylenenaphthalate)フィルムまたはシート;PET(polyethyleneterephthalate)フィルムまたはシート;PI(polyimide)フィルムまたはシート;PSF(polysulfone)フィルムまたはシート;PVA(polyvinylalcohol)フィルムまたはシート;PAR(polyarylate)フィルムまたはシート;または非晶質フッ素樹脂フィルムまたはシートなどが例示されることができる。
偏光調節層が上記液晶層である場合に、光学フィルタは、基材層と液晶層との間に配向層をさらに含むことができる。
配向層は、液晶層の配向過程で配向方向を制御し、液晶層の光軸を制御する役目をする層であることができる。配向層としては、この分野で公知されている通常的な配向膜を使用することができる。配向層としては、線偏光された光の照射によって誘導される異性化(isomerization)、フリース転位(fries rearrangement)または二量化(dimerization)反応によって配向が決定され、決定された配向によって隣接する液晶層に配向を誘導することができる光配向層、ラビング処理されたポリイミド層のような高分子層または複数の溝領域がパターニングされているアクリル系硬化型樹脂層などが例示されることができる。
光学フィルタは、例えば、基材層上に配向層を形成し、上記配向層上に液晶層を形成する方式で製造することができる。この過程で配向層の形成領域を調節するか、あるいは配向方向を調節することによって、第1〜第3領域を形成することができる。
この分野では、液晶フィルムの製造のための配向層の種類や形成方法及びそれを使用した液晶層の形成方法が多様に公知されており、このような内容は、すべて採用されることができる。
本出願は、また、表示装置、例えば立体映像表示装置に関する。上記表示装置は、上記光学フィルタを含むことができる。
表示装置は、例えば、R及びL信号をそれぞれ生成することができる上記UR及びUL領域を含む上記表示素子及び上記光学フィルタを含むことができる。また、上記表示素子は、上記記述したTC領域を含むことができる。
光学フィルタは、上記装置において駆動状態でR信号が第1及び第2領域のうちいずれか1つの領域に入射し、L信号は、第1及び第2領域のうち他の領域に入射することができるように配置されることができる。
表示装置の各部品に対する具体的な事項は、既に記述した内容が同一に適用されることができる。
表示装置の光学フィルタは、例えば、下記数式1を満たす角度"θ"及び下記数式2を満たす角度"θ"の最大値がいずれも3度以上、5度以上、8度以上、8.5度以上、9度以上、9.5度以上、10度以上、10.5度以上、11度以上、11.5度以上、12度以上、12.5度以上、13度以上、13.5度以上、14度以上、14.5度以上または15度以上になるように第3領域を含みながら表示装置に配置されていてもよい。
[数式1]
tanθ=(H+2y)/2T
[数式2]
tanθ=(H+2H−2y)/2T
数式1及び2で、Hは、TC領域の幅であり、Hは、第3領域の幅であり、Tは、表示素子のTC領域から光学フィルタ議題3領域までの距離であり、yは、TC領域の幅を二等分する線の上記TC領域の表面に対する仮想の法線が第3領域と当接する地点から第3領域が存在する部分までの距離である。
数式1及び数式2を図11を参照して説明すれば、下記の通りである。
図11を参照すれば、表示素子のL信号が第1領域11を透過することなく観察者に伝達されることができる角度の範囲θまたはR信号が第2領域12を透過することなく観察者に伝達されることができる角度の範囲θは、TC領域23から第3領域13までの距離TとTC領域23及び第3領域13の幅によって決定されることが分かる。上記で距離Tは、例えば、TC領域が光学フィルタと対向する面から光学フィルタの表示素子と対向する面までの距離であることができる。
距離Tは、表示装置の仕様によって決定されものであって、特に制限されない。例えば、上記距離Tは、5mm以下または約0.5mm〜5mm程度であることができる。また、UR、UL及びTC領域の幅や第1〜第3領域の幅は、表示装置の仕様によって適正範囲で決定されることができる。例えば、約42インチ〜50インチ程度の表示装置に適用される光学フィルタの場合、第1及び第2領域の幅は、約50〜1000μm、約50〜750μmまたは約100〜500μmに調節されることができる。また、例えば、第3領域の幅は、約50〜150μm、約50〜120μmまたは70〜120μmに調節されることができる。これにより、UR、UL及びTC領域の幅は、例えば、第1〜第3領域の幅を考慮して同等な範囲の幅に調節されることができる。
図11を参照すれば、角度"θ"及び"θ"は、距離Tが同一であるとき、TC及び第3領域の幅(H及びH)とTC及び第3領域の相対的位置によって決定されることが分かる。
図11を参照すれば、角度"θ"は、tanθがTC領域の幅Hの1/2倍の数値及びTC領域の幅を二等分する線の上記TC領域または表示素子の表面に対する仮想の法線Cが第3領域と当接する地点から第3領域が存在する部分までの距離yの和H/2+yを上記距離Tで分けた数値と同一になるように形成されていることが分かる。また、角度"θ"は、tanθがTC領域の幅Hの1/2倍の数値に上記第3領域の幅H2からTC領域の幅Hを二等分する線の上記TC領域または表示素子の表面に対する仮想の法線Cが第3領域と当接する地点から第3領域が存在する部分までの距離yを差し引いた数値H2−yの和H/2+H2−yを上記距離Tで分けた数値と同一になるように形成されていることが分かる。
TC及び第3領域を含む表示装置では、TC及び第3領域のサイズ、例えば、幅と上記TC及び第3領域の相対的位置を適切に調節することによって、立体映像の観察時に広い視野角を確保しながらも、輝度特性を優秀に確保することができる。
これにより、上記表示装置は、正面で観察した相対輝度が60%以上、65%以上または70%以上であり、また、それと同時に上記数式1を満たす角度"θ"の最大値及び上記数式2を満たす角度"θL"の最大値がいずれも3度以上、5度以上、8度以上、8.5度以上、9度以上、9.5度以上、10度以上、10.5度以上、11度以上、11.5度以上、12度以上、12.5度以上、13度以上、13.5度以上、14度以上、14.5度以上または15度以上であることができる。
用語「相対輝度」は、第3領域が形成されない光学フィルタを含むか、または第3領域が形成されない光学フィルタを含み、表示素子にTC領域が形成されない表示装置での輝度Iに対して第3領域が形成されている光学フィルタを含むか、または第3領域が形成されている光学フィルタを含み、TC領域が形成されている表示素子での輝度Iの比率I/Iを意味することができる。
例示的な光学フィルタは、例えば立体映像表示装置に適用され、輝度の損失なしに広い視野角で立体映像を観察することができる。
例示的な光学フィルタを模式的に示す。 例示的な表示装置を模式的に示す。 TC領域を含まない例示的な表示素子を示す。 TC領域を含まない例示的な表示素子を示す。 TC領域を含む例示的な表示素子を示す。 TC領域を含む例示的な表示素子を示す。 第3領域を含まない例示的な光学フィルタを示す。 第3領域を含まない例示的な光学フィルタを示す。 第3領域を含む例示的な光学フィルタを示す。 第3領域を含む例示的な光学フィルタを示す。 数式1及び数式2を説明するための図である。
以下、実施例及び比較例により上記光学フィルタを説明するが、上記光学フィルタの範囲が下記提示された実施例によって制限されるものではない。
製造例:光学フィルタの製造
TAC基材(屈折率:1.49、厚さ:80,000nm)の一面に光配向層形成用組成物を乾燥後の厚さが約1,000Åになるようにコーティングし、80℃のオーブンで2分間乾燥させた。上記で光配向層形成用組成物としては、下記化学式3のシンナメート基を有するポリノルボルネン(分子量(M)=150,000)及びアクリル単量体の混合物を光開始剤(Igacure 907)と混合し、さらにその混合物をトルエン溶媒にポリノルボルネンの固形分濃度が2wt%になるように溶解させて製造した組成物を使用した(ポリノルボルネン:アクリル単量体:光開始剤=2:1:0.25(重量比))。
[化学式3]
Figure 2014527646
次いで、上記乾燥した光配向層形成用組成物を配向処理し、且つ互いに異なる方向に配向された第1〜第3配向領域を含む光配向層を形成した。上記配向工程は、マスクを介した直線偏光の照射を通じて行い、光配向層が形成されているTAC基材を約3m/minの速度で移動させながら、マスクを介して光配向層形成用組成物に線偏光された紫外線(300mW/cm)を照射する過程を繰り返して進行した。配向領域は、図9のように、第1及び第2配向領域が共通方向に延長するストライプ形状を有しながら互いに隣接して交互に配置され、第3配向領域が第1及び第2配向領域の間に存在するように形成した。第1及び第2配向領域の配向方向は、それぞれ第3配向領域の延長方向と時計または反時計方向に45度を成すようにし、第3配向領域は、第3配向領域の延長方向と配向方向が平行に配向した。次いで、配向処理された配向層上に液晶層を形成した。具体的には、液晶組成物として下記化学式4で表示される多官能性重合性液晶化合物70重量部及び下記化学式5で表示される単官能性重合性液晶化合物30重量部を含み、適正量の光開始剤を含む液晶組成物を約1μmの乾燥厚さになるように塗布し、下部の配向層の配向によって配向させた後に、紫外線(300mW/cm)を約10秒間照射して液晶を架橋及び重合させて、下部光配向層の配向によって配向された第1〜第3領域を含み、全体的に1/4波長層の特性を示す液晶層を形成した。第1〜第3領域の幅は、それぞれ約350μm、約350μm及び約100μmになるようにした。
[化学式4]
Figure 2014527646
[化学式5]
Figure 2014527646
実施例1
図2のような構造を有し、製造例1で製造された光学フィルタ1を含み、表示素子2として、透過型液晶パネルを含む装置を構成した。液晶パネルとしては、UR及びUL領域は、図5の配置のような形態に配置され、TC領域23が液晶パネルのカラーフィルタのブラックマトリックスによって形成され、TC領域がUR及びULの領域の間でUR及びUL領域の一部分と重なるように形成されているパネルを使用した。TC領域がUR領域と重なる範囲とUL領域と重なる範囲は、同一になるようにTC領域を形成した。また、光学フィルタ1の第1〜第3領域11、12、13は、図9のような形態で配置されるようにした。光学フィルタの配置は、例えば、図11でyがH/2と同一になるように配置した。TC及び第3領域間の距離(図11でのT)は、約0.7mmであった。
比較例1
製造例1と同一の方式で光学フィルタを製造し、且つ第3領域を形成せず、第1及び第2領域のみをそれぞれ幅が約450μmになるように形成した光学フィルタを使用したことを除いて、実施例と同一の方法で表示装置を製造した。
試験例1.視野角改善効果
視野角は、クロストーク率が7%またはそれ以下で発生する角度として定義する。本実施例では、上記クロストーク率を下記のような方式で測定した。まず、表示装置の観測地点に偏光メガネを位置させる。その後、表示装置がL信号を出力するようにした状態で偏光メガネの左眼用及び右眼用レンズの背面に輝度計(SR−UL2 Spectrometer)を配置し、それぞれの場合の輝度を測定する。上記で左眼用レンズの背面で測定される輝度は、明状態(Bright state)の輝度であり、右眼用レンズの背面で測定される輝度は、暗状態(Dark state)の輝度である。各輝度を測定した後、明状態の輝度に対する暗状態の輝度の比率([暗状態の輝度]/[明状態の輝度])を求め、これをクロストーク率として規定した。
実施例1及び比較例1の装置で表示素子のTC領域の幅Hを変化させながら測定した視野角は、次の通りである。下記表1から上記光学フィルタの使用によって約3.3〜3.5度の視野角改善効果があることを確認することができる。
Figure 2014527646
1 光学フィルタ
11 第1領域
12 第2領域
13 第3領域
2 表示素子
21 UR領域
22 UL領域
23 TC領域
24、25 基板
3A、3B 偏光板
4 光源

Claims (17)

  1. 入射光を互いに偏光状態が異なる2種の光に分割することができるように形成されている互いに位相遅延特性が異なる第1領域及び第2領域と;上記第1領域及び上記第2領域とは位相遅延特性が異なるか、等方性または光散乱性領域である第3領域と;を含む偏光調節層を有する光学フィルタ。
  2. 上記第1領域及び上記第2領域は、線偏光された入射光を回転方向が互いに逆方向である2種の円偏光または楕円偏光に分割して射出させることができるように形成されている、請求項1に記載の光学フィルタ。
  3. 上記第3領域は、線偏光された入射光を線偏光された光または非偏光された光として射出させることができるように形成されている、請求項1または2に記載の光学フィルタ。
  4. 上記第1領域及び上記第2領域は、共通方向に延長するストライプ形状を有しながら互いに隣接して交互に配置されており、上記第3領域は、上記第1領域及び上記第2領域の間に配置されている、請求項1から3の何れか1項に記載の光学フィルタ。
  5. 上記第1領域及び上記第2領域は、格子形状で隣接して互いに交互に配置されており、上記第3領域は、上記第1領域及び上記第2領域の間に配置されている、請求項1から3の何れか1項に記載の光学フィルタ。
  6. 上記第1領域は、第1方向に形成された光軸を有する位相遅延領域であり、上記第2領域は、上記第1方向とは異なるかまたは同一の方向に光軸を有する位相遅延領域であり、上記第3領域は、上記第1方向及び上記第2方向とは異なる第3方向に光軸を有する位相遅延領域、等方性領域または光散乱性領域である、請求項1から5の何れか1項に記載の光学フィルタ。
  7. 上記第1領域は、第1方向に形成された光軸を有する位相遅延領域であり、上記第2領域は、上記第1方向とは異なる方向に光軸を有する位相遅延領域であり、上記第3領域は、上記第1方向及び上記第2方向とは異なる第3方向に光軸を有する位相遅延領域である、請求項1から5の何れか1項に記載の光学フィルタ。
  8. 上記第1方向と上記第2方向は、互いに垂直である、請求項7に記載の光学フィルタ。
  9. 上記第1方向と上記第2方向が成す角度を二等分する線と上記第3方向は、平行に形成されている、請求項7に記載の光学フィルタ。
  10. 上記第1領域及び上記第2領域は、水平配向された重合性液晶化合物を含む、請求項1から9の何れか1項に記載の光学フィルタ。
  11. 上記第1領域及び上記第2領域は、面内における遅相軸方向の屈折率と面内における進相軸方向の屈折率の差が0.05〜0.2であり、厚さが0.5μm〜2.0μmである、請求項1から10の何れか1項に記載の光学フィルタ。
  12. 上記第3領域は、非配向された液晶化合物を含む、請求項10に記載の光学フィルタ。
  13. 右眼用信号と左眼用信号をそれぞれ生成することができる右眼用及び左眼用信号生成領域を含む表示素子と;
    請求項1に記載の光学フィルタと;を含み、上記光学フィルタは、上記右眼用信号が入射され得る位置に第1領域及び第2領域のうちいずれか一方の領域が配置され、上記左眼用信号が入射され得る位置に上記第1領域及び上記第2領域のうち他方の領域が配置されるように含まれている表示装置。
  14. 上記表示素子は、右眼用及び左眼用信号生成領域に隣接する光透過量調節領域をさらに含む、請求項13に記載の表示装置。
  15. 上記光透過量調節領域は、正面観察した場合、上記右眼用及び左眼用信号生成領域の境界に位置し、また、上記右眼用または左眼用信号生成領域の一部分と重なるように位置する、請求項14に記載の表示装置。
  16. 上記光学フィルタは、下記数式1を満たす角度θ及び下記数式2を満たす角度θLの最大値がいずれも3度以上になるように配置されている、請求項14または15に記載の表示装置:
    [数式1]
    tanθ=(H+2y)/2T
    [数式2]
    tanθ=(H+2H−2y)/2T
    上記数式1及び2で、Hは、上記光透過量調節領域の幅であり、Hは、上記光学フィルタの第3領域の幅であり、Tは、上記光透過量調節領域から上記光学フィルタの上記第3領域までの距離であり、yは、上記光透過量調節領域の幅を二等分する線の上記光透過量調節領域の表面に対する仮想の法線が上記第3領域と当接する地点から上記第3領域が存在する部分までの距離である。
  17. 正面で観察した相対輝度が60%以上である、請求項16に記載の表示装置。
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