JP2014527424A - 接眼レンズ切断装置 - Google Patents

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Abstract

レンズフラグメントのような組織を患者の眼から切断および除去するための接眼レンズ切断装置および方法が開示される。一実施形態において、接眼レンズ切断装置は、外側部材と、外側部材内に配置された内側部材とを含む。外側部材および内側部材はそれぞれ、少なくとも1つの刃先を含み得る。外側部材の少なくとも1つの刃先と、内側部材の少なくとも1つの刃先とが協働して、内側部材が外側部材に対して移動する際、切断構造を形成する。接眼レンズ切断装置は、真空源にも接続される。真空源により、接眼レンズ切断装置が切断すべき組織を把持し、切断されたフラグメントを手術領域から除去することが可能になる。【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
本出願はPCT出願であり、米国仮出願第61/505,959号(出願日:2011年7月8日、名称「OCULAR LENS CUTTING DEVICE」)の恩恵を主張する。本出願は、PCT国際出願第PCT/US2010/030296号(出願日:2010年4月7日、WO2010/118172として公開)に関連する。本明細書中、同文献の内容全体を参考のため援用する。
本明細書中の特定の実施形態は、組織カッター技術に主に関する。より詳細には、例えば接眼レンズ切断装置を用いた組織の切断および除去を容易化するためのシステム、方法およびデバイスに関する。本明細書中に記載される多様な実施形態は、眼科手術時における眼組織(例えば、レンズフラグメント)の切断および除去のための水晶体腫細切除去術デバイス、システムおよび方法にさらに関する。
眼科手術においては、眼組織の除去が頻繁に行われる。例えば、白内障手術においては、レンズの除去および交換が頻繁に必要になる。その後、人工レンズまたは眼球内レンズインプラントを眼内に移植して、患者の視力を回復または向上させることができる。他の手術においても、レンズ組織および/または他の種類の眼組織の除去が行われる。
眼組織除去のために開発された手術およびデバイスが複数存在する。例えば、水晶体超音波乳化吸引は、罹患したレンズ組織または損傷を受けたレンズ組織の除去のための広範に用いられている方法である。水晶体超音波乳化吸引プロセスにおいては、小型角膜切開を通じてプローブを挿入し、白内障手術においてレンズの破砕および除去が主に行われる。
水晶体超音波乳化吸引においては、1つ以上の切開を眼中で主に行って、手術器具を導入する。その後、外科医は、眼中にレンズを含むカプセルの前面を除去する。先端が超音波周波数で振動する超音波ハンドピースを主に用いて、白内障の細断および乳化を行う。白内障除去後、後部カプセルは概して無傷のままであり、眼球内レンズインプラント(IOL)を残りのレンズカプセル中に配置することができる。水晶体超音波乳化吸引手術時において、カプセルを破裂させることができ、これにより、レンズフラグメントが眼中へ落下しかつ/または網膜上へ落下する。上記および他の問題は、手術時において発生し得る。
眼科手術(例えば、水晶体超音波乳化吸引プロセスおよび水晶体腫細切除去術または接眼レンズ切断のための装置、システムおよび方法)における向上が主に必要とされている。また、眼の後部からのレンズフラグメントの取り出しおよび/または除去ならびに/あるいは網膜の上方からのレンズフラグメントの獲得およびレンズフラグメントの除去を行うためのデバイスも必要とされている。いくつかの実施形態において、接眼レンズ切断装置を用いて、眼科手術時において眼組織(例えば、レンズフラグメント)の切断および/または除去を行うことができる。多様な実施形態において、接眼レンズ切断装置は、眼からレンズフラグメントを除去することができる。いくつかの実施形態において、接眼レンズ切断装置は、網膜の上方から取り出し、レンズフラグメントを除去することができる。
眼切断装置は、多様な内部コンポーネントおよび作業端のための外側ハウジングを持ち得る。作業端は、手術時における作業を行うために用いることができ、多様な機能(例えば、切断先端、吸引機能および洗浄機能)を備え得る。
いくつかの実施形態において、眼切断装置は、ハウジングと、吸引ラインと、作業端とを有し得る。作業端は、外側スリーブ部材を含み得る。外側スリーブ部材は、ハウジングと固定関係にある近位端と、第1の開口部および第2の開口部を有する遠位端とにおいて接続される。第1の開口部は、第1の刃先を含み得る。作業端はまた、外側スリーブ部材内に配置された内側スリーブ部材を含み得る。ハウジング中のモータは、内側スリーブ部材を外側スリーブ部材に対して移動させるように、内側スリーブ部材の近位端へ動作可能に接続され得る。内側スリーブ部材は、第2の刃先を備えた第3の開口部を持ち得、第1の開口部および第3の開口部は、相互作用して第1の刃先と第2の刃先との間の組織を切断するように、構成される。
さらに、いくつかの実施形態において、外側スリーブの第2の開口部は、内側スリーブの動きにより非閉塞状態のままとなるように構成され得、これにより、吸引ラインを通じて真空が作業端へ付加されると、第2の開口部が組織塊の第1の位置において組織塊を把持する。その間、第1の位置から間隔を空けて配置された組織塊の第2の位置において、組織が作業端によって切断および除去される。
さらに、いくつかの実施形態において、デバイスは、組織塊から組織が切断されているときの一部において内側スリーブの一部が第1の開口部内に配置されるように構成され得、これにより、第2の開口部における吸引が増加する。
このデバイスは、内側スリーブ上の第3の刃先を有する第4の開口部を含み得る。第4の開口部は、第1の開口部と相互作用して、第1の刃先と第3の刃先との間の組織を切断するように構成される。第4の開口部は、内側スリーブの開口遠位端であり得る。いくつかの実施形態において、第3の開口部は、内側スリーブの軸に対して垂直な中心軸を有する。いくつかの実施形態において、第1の開口部は、3つの概して円形または楕円状の切り欠きを持ち得、第3の開口部は、概して円形または楕円状の切り欠きを2つ持ち得る。
いくつかの実施形態によれば、眼切断装置は、ハウジングと、固定外側管状切断部材と、モータと、内側切断部材と、吸引ラインとを備え得る。この固定外側管状切断部材は、近位端および遠位端を持ち得る。近位端はハウジングへ接続され、遠位端は、第1のポートおよび第2のポートを有し、第1のポートは第1の刃先を有する。モータは、ハウジング内に配置することができ、ハウジングへ接続された1つ以上のユーザ制御入力によって選択的に制御可能である。内側切断部材は、近位端および遠位端を持ち得、内側切断部材は、固定外側管状切断部材内に配置され得、モータは、内側切断部材を固定外側管状切断部材に対して移動させるように近位端へ接続され、内側切断部材は、遠位端において第2の刃先を有する。外側管状切断部材の第2のポートは、組織切断のための内側切断部材の動きによって非閉塞状態のままとなるように構成され得、これにより、真空を吸引ラインを通じて作業端へ付加することにより、組織が第1のポートにおいて切断および除去されている間に第2のポートは組織へ密着したままとなる。
眼手術時において眼切断装置を用いる方法は、以下のステップのうち1つ以上を備え得る。眼切断装置の遠位端を、眼内の手術部位内へと前進させる。眼切断装置は、遠位端において第1の開口部および第2の開口部を有する外側管状切断部材を持ち得る。第1の開口部は、第1の刃先を有する。内側切断部材は、第2の刃先を備えた第3の開口部を有する。吸引ラインは、第1の開口部および第2の開口部において真空を眼切断装置の遠位端へ付加するように構成される。真空を付加する。眼切断装置の第1の開口部および/または第2の開口部において真空において吸引により眼のレンズを把持する。レンズの第1の部分を、外側管状切断部材中の第1の開口部中へ引き込む。内側切断部材を外側管状切断部材に対して移動させ、第1の開口部においてレンズ第1の部分を切断することにより、レンズの第1の部分をフラグメント化させ、これにより第1のレンズフラグメントを生成する。第2の開口部において、レンズは、眼切断装置によって把持されたままである。吸引および外側管状切断部材および/または内側切断部材を通じて、第1のレンズフラグメントを手術部位から除去する。
いくつかの実施形態による方法は、以下のさらなるステップも含み得る。内側切断部材を移動させるステップは、直線様態および回転様態のうち少なくとも1つの様態で外側管状切断部材に対して移動させるステップを備える。レンズの第2の部分を外側管状切断部材中の第1の開口部中へ引き込む。内側切断部材を外側管状切断部材に対して移動させ、第1の開口部においてレンズの第2の部分を切断することにより、レンズの第2の部分をフラグメント化し、これにより、第2の開口部にあるときに第2のレンズフラグメントを生成する。レンズは、眼切断装置によって把持されたままである。内側切断部材は管状部材をさらに備え得、これにより、吸引を通じておよび外側管状切断部材を通じてレンズフラグメントを手術部位から除去することは、内側切断部材を通じてレンズフラグメントを除去することをさらに備える。内側切断部材を外側管状切断部材に対して移動させることは、第1の刃先および第2の刃先を移動させて、レンズの第1の部分を切断することをさらに備え得る。内側切断部材は、第4の開口部および第3の刃先をさらに備え得る。内側切断部材を外側管状切断部材に対して移動させることは、第1の刃先および第3の刃先を移動させて、レンズの第1の部分を切断することをさらに備える。眼のレンズを把持することは、眼の網膜からレンズを除去することをさらに備える。
上記および他の機能、局面および利点について、図面を参照して以下に説明する。図面は、本発明を例示するためのものであり、本発明を限定することは意図していない。図面中、類似の参照符号は、類似の実施形態全体において、対応する機能を一貫して示す。
は、眼の一般的な生体構造と、接眼レンズ切断装置の挿入のための例示的な手術開始位置とを示す。 は、眼の一般的な生体構造と、接眼レンズ切断装置の挿入のための例示的な手術開始位置とを示す。 は、眼の一般的な生体構造と、接眼レンズ切断装置の挿入のための例示的な手術開始位置とを示す。 は、眼の一般的な生体構造と、接眼レンズ切断装置の挿入のための例示的な手術開始位置とを示す。 は、眼の一般的な生体構造と、接眼レンズ切断装置の挿入のための例示的な手術開始位置とを示す。
は、接眼レンズ切断装置の模式的断面図である。 は、接眼レンズ切断装置の模式的断面図である。 は、接眼レンズ切断装置の模式的断面図である。
は、接眼レンズ切断装置の遠位端と、デバイスの多様な使用方法とを示す。 は、接眼レンズ切断装置の遠位端と、デバイスの多様な使用方法とを示す。 は、接眼レンズ切断装置の遠位端と、デバイスの多様な使用方法とを示す。 は、接眼レンズ切断装置の遠位端と、デバイスの多様な使用方法とを示す。 は、接眼レンズ切断装置の遠位端と、デバイスの多様な使用方法とを示す。 は、接眼レンズ切断装置の遠位端と、デバイスの多様な使用方法とを示す。
は、接眼レンズ切断装置の遠位端を示す。
は、図7の接眼レンズ切断装置の遠位端が異なる位置にある様子を示す。
は、図7の接眼レンズ切断装置の遠位端の内側管を示す。
は、図7の接眼レンズ切断装置の遠位端の外側管を示す。
いくつかの実施形態において、切断装置を用いて、例えば眼科手術において組織(例えば、眼組織(例えば、レンズフラグメント、硝子体))の切断および/または除去を行うことができる。この切断装置を用いて、(例えば白内障手術時において)組織を細断して、除去することができる。また、デバイスを用いて、組織フラグメントを手術部位から除去することができる。本明細書中、切断装置を主に接眼レンズ切断装置と呼び、例えば白内障手術時における眼からの組織除去について主に述べていくが、デバイスおよび方法を他の分野および用途において用いることも可能である(例えば、手術時における軟骨、筋肉、靱帯、腱または骨組織の除去)ことが理解される。
図1および図1A〜図1Dを参照して、眼100の全体的生体構造の断面図と、接眼レンズ切断装置10の模式図とが示されている。眼の最外層は、強膜102および角膜104によって構成される。強膜102および角膜104は、角膜/強膜接合部または縁106において出会う。虹彩108は、透明な角膜104を通じて視認可能であり、虹彩108中の瞳孔110または開口部の外径を形成する。虹彩108および瞳孔110の後部には、レンズ112が設けられる。レンズ112は、カプセル116によって包囲されたレンズ繊維114によって構成される。カプセル116は、肉薄の透明な薄膜である。レンズ112は、毛様体120へ接続されたレンズの懸垂帯靱帯118によって所定位置に保持されるかまたは懸下される。硝子体体液または本体111は透明なゲルであり、レンズ112と眼の網膜113との間の空間を充填する。
レンズ112は、眼中の透明な両凸構造であり、角膜と共に、反射光を網膜113上に集束させることを支援する。網膜113は、感光性組織であり、眼100の内面を縁取る。このレンズは、形状を変更することにより眼の焦点距離を変化させることができ、これにより多様な距離において対象上に集束することができ、これにより、対象の実像をはっきりと網膜上に形成することが可能になる。
レンズの最も一般的な病気の1つとして、白内障がある。白内障に起因して、レンズの不透明性または曇りが発生する。処置が全く不要な白内障もあるものの、他の白内障の場合には、大きくなりすぎて光の遮断および視覚妨害に繋がる。白内障および他の眼疾患においては、手術が必要になり得る。例えば、白内障手術においては、レンズの除去および交換が必要になる場合が多い。
再度図1および図1A〜図1Dを参照して、接眼レンズ切断装置10の例示的挿入部が図示されている。接眼レンズ切断装置を用いて、眼中の組織(例えば、レンズ)を除去することができる。いくつかの実施形態において、切断先端を含み得る切断装置の遠位端12を角質/強膜接合部106に設けられた小型切開を通じて挿入した後、レンズカプセル116中の穴へ挿入することができる。切断装置10の眼100中への挿入は、多数の位置のうちの1つにおいて(例えば、角質/強膜接合部106の近隣において、強膜102を通じて、角膜104を通じて、または眼の他の位置において)行うことができる。例えば、図1A〜図1Dに示すように、強膜102の領域上に設けられた小型切開部を通じて切断装置10の遠位端12を挿入することができ、これにより、切断装置の遠位端12が(角膜/強膜接合部106へアクセスしたり、レンズカプセル116を穿刺することなく)眼の硝子体および/または後部へアクセスすることができる。接眼レンズ切断装置10が眼100へ挿入された後、接眼レンズ切断装置10をオンにし、接眼レンズ切断装置10を用いてレンズ繊維114の組織または他の眼組織を細断することができる。例えば、図1C〜図1Dに示すように、切断装置10の構成は、眼の後部にアクセスして、レンズ除去手術時において眼の内部および/または後部中へ落下したレンズフラグメントまたは粒子122を取り出すことができる。切断装置10のユーザは、遠位端12を用いて、レンズフラグメント122または他の組織を獲得または引き出し、保持することができる。その間、レンズフラグメントまたは組織を切断し、物質を細断して、切断装置10の内部ルーメン中へ吸引し、眼から除去する。
ここで図2を参照して、接眼レンズ切断装置10の模式図が図示されている。図示のように、デバイスは任意選択的には、ハンドヘルドデバイスであり得る。接眼レンズ切断装置10は、外側ハウジング14および作業端16を持ち得る。作業端16は、1つ以上の機能を持ち得る(例えば、切断機能、吸引機能、および洗浄機能)。いくつかの実施形態において、作業端16は、デバイスの遠位端12に設けられるが、他の構成も可能である。例えば、いくつかの実施形態において、作業端16は、外側ハウジング14の残り部分に対して垂直であり得、これによりデバイスは「L」字形状を形成する。
ハウジング14は、接眼レンズ切断装置10の内部コンポーネントを封入し得、これにより、手術時において外科医がデバイスを把持および操作することが可能になる。いくつかの実施形態において、接眼レンズ切断装置10は、片手操作用に構成される。内部コンポーネントは、制御/駆動回路20およびモータ22を含み得る。いくつかの実施形態において、デバイスは、内部電源18(例えば、バッテリ)を含み得る。他の実施形態において、デバイスは、外部電源へ接続することができる。
デバイス10は、ギアボックス24も含み得る。ギアボックス24を用いて、モータ22からの出力を変更または改変することができる。例えば、ギアボックス24は、相対的により高い速度およびより低いトルクの回転運動からより低い速度かつより高いトルク運動(およびよってより高い力)へと遷移して、硬質の組織(例えば、核、白内障、軟骨)を切断することができる。ギアボックス24は、高速モータを用いることなく、モータ22のトルク出力を有利に増加させることができる。別の例として、ギアボックス24は、回転運動を直線運動へ変換することができる。例えば、ギアボックス24は、球を備え得る。この球は、正弦溝部を追随してモータの回転運動を往復直線運動へ変換して、内側管またはスリーブ38が外側管またはスリーブ40上の開口部またはポート(図3〜図6に示す)上において移動することを可能にするように、構成される。あるいは、図2Aに示すように、球の代わりに、カム従動子または突起または他の突出部27を用いることも可能である。この突出部27は、円筒カム25内の正弦溝部29内に配置されるように構成され、正弦溝部29を追随して、回転運動を往復直線運動へ変換して、内側管またはスリーブ38が外側管またはスリーブ40の開口部またはポート(図2A中に示す)上において移動することを可能にする。図2Aに示すように、フォロワ27は、往復スライダ13へ接続される。往復スライダ13は、ハウジング13A内においてスライドするように構成される。フォロワ27が正弦溝部29を追随すると、往復スライダ13は、ハウジング13A内をスライドして往復する。内側管またはスリーブ38が外側管またはスリーブ40内において往復直線運動することが可能なように、スライダ13が内側管またはスリーブ38へと接続され得る。上記の他の構成も可能である。あるいは、ギアボックス24は、スライダ(図示せず)へ接続されたウォブルプレートを備え得る。このスライダは、ウォブルプレートの動きに追随して、回転運動を直線往復運動へ変換するように、構成される。図2Bに示すように、ギアボックス24は、要素200によって示すように回転運動を直線往復運動へ変換する上記のカム構成のうち任意のものを備え得る。さらに、図3〜図6に示すように、外側管40の開口部またはポート36Bの近隣から内側管またはスリーブ38を前進および退避させるためのクラッチが設けられ得る。モータ22により提供された第1の方向における回転運動により、クラッチ203は内側管またはスリーブ38を退避させ、これにより、切断装置がオフにされるかまたは非活性化されたとき、外側管40の開口部またはポート36Bは開口状態のままとなる。切断装置がオフになったときに外側管の開口部を開口状態のままにしておくことにより、開口部を通じた吸引レベルを外科医が制御することが可能になる。また、ポート36Bを開口状態で維持することにより、組織が内側管38と外側管40との間に挟まって遠位端12の退避時における牽引損傷が発生する可能性も回避することができる。モータ22を第2の方向に回転させると、クラッチは、内側管またはスリーブ38を外側管40の開口部またはポート36Bの近隣において前進させ、これにより、内側管またはスリーブ38が外側管40の開口部またはポート36Bと係合して組織を切断することが可能になる。モータ22および/またはギアボックス24を用いて、回転運動、円形または直線振動および/または振動を発生させることができる。モータ22は、当該分野において公知の空気式駆動機構であってもよく、その場合、ギアボックス24は不要であり、内側カッターを空気式駆動機構へ取り付け、内側カッターの往復運動を空気式パルスによって制御する。
再度図2を参照して、接眼レンズ切断装置10は、1つ以上の入力26を持ち得る。1つ以上の入力26を用いて、接眼レンズ切断装置10(例えば、作業端16の動き)を制御することができる。制御入力26は、スイッチ、ボタン、タッチセンサー式要素および/または他の入力デバイスを備え得る。例えば、入力26はプッシュボタンスイッチであり得、電源18によって電力供給される制御/駆動回路20を介してモータ22をオンにする。その後、制御/駆動回路20は、モータ22の動作を制御して、作業端16の動きを可能にする。いくつかの実施形態において、制御/駆動回路は、回路基板と、回路基板へ接続された1つ以上の電子デバイスまたはコンポーネントとを備え得る。
デバイス10は、吸引または真空ライン28および/または洗浄ライン30を含み得かつ/または吸引または真空ライン28および/または洗浄ライン30へ接続され得る。他の実施形態において、吸引または真空ライン28および/または洗浄ライン30は任意選択である。なぜならば、(例えば強膜を通じて)眼内に挿入された任意選択のポートを通じて挿入された他のカニューレによって吸引および/または洗浄および/または点滴を行うことが可能であるからである。真空ライン28および/または洗浄ライン30を除去することにより、デバイス10のサイズ、コストおよび/または複雑性の低減が可能になる。実施形態において、任意選択の真空ライン28および/または洗浄ライン30を無くすことにより、ユーザの手の変形を低減することができる。なぜならば、デバイス10の近位端から吊されている真空ラインまたは洗浄ラインに起因するさらなる重量および/または引っ張りが無くなるからである。いくつかの実施形態において、ハウジング14は、図2に示すような内部吸引ライン28および/または洗浄ライン30を含み得る。ハウジング14はまた、吸引チャンバ32を含み得る。吸引チャンバ32は、還流目的の可能性のための廃液リザーバとして機能し得る。吸引ライン28を吸引チャンバ32へ接続することにより、接眼レンズ切断装置10の動作時において、組織のバラバラの破片を除去することができる。いくつかの実施形態において、吸引チャンバ32および/または吸引ライン28によって提供される真空/吸引機能により、組織フラグメントの把持および保持が促進され、これにより、組織の切断および除去が向上する。
吸引ライン28および/または洗浄ライン30は、使用時における吸引および/または洗浄が可能となるように、作業端16へと接続される。作業端16は、手術部位への真空および/または洗浄流体の送達を可能にする1つ以上のアパチャ、開口部またはポート34および36を含み得る。
制御入力26を用いて、電源のオンおよびオフをトグルし、作業端16における切断速度を変化させ、吸引のオンおよびオフをトグルし、吸引レベルを調節し、洗浄のオンおよびオフをトグルし、洗浄レベルを調節することができる。いくつかの実施形態において、第1の制御入力26を用いてデバイス10を電源オンおよびオフし、第2の制御入力26(図示せず)を用いて作業端16における機能を活性化させる。デバイス10は、公知のようなフットコントローラ(図示せず)によって制御してもよい。
ここで図3を参照して、いくつかの実施形態による作業端16について、以下により詳細に説明する。作業端16は、多様な構成および機能を持ち得る。既述したように、作業端16は、機能(例えば、切断先端、吸引および/または洗浄)を持ち得る。図3に示す作業端16は、切断先端および連続吸引双方を組み合わせたものである。切断先端は、組織の切断、乳化および/または除去を行うように、構成され得る。作業端16を用いて、眼100のレンズ112を部分的または全体的に除去することができる。
いくつかの実施形態において、作業端16上の機能数を最小限に抑えることにより、作業端16のサイズを低減することができる。例えば、作業端16は切断先端および吸引を含み得、洗浄は別のデバイスによって提供することができる。作業端16のサイズを最小化することにより、眼中へと前進する作業端16のサイズを有利に低減することができる。眼中の特定の小型切開は、術後の切開部を閉めるための縫合が不要である。例えば、作業端16は、約23〜30ゲージまたは25〜30ゲージであり得る。特定の実施形態による作業端16を、術後の縫合が必要なことの多い小型切開部を通じて前進させることができる。
図示のように、作業端16は、2部構成を備える。この2部構成において、内側管またはスリーブ38は、外側管またはスリーブ40内に嵌められかつ外側管またはスリーブ40に対して移動することができる。この動きに起因して、レンズ112を切断してフラグメント112Aとするために用いられる鋏と同様の運動が発生する。さらに、作業端16は、作業端16において真空状態を生成する遠隔の真空源へと接続され得る。このような真空により、レンズ112の作業端16への保持を支援することができる(一般的に滑車と呼ぶ)。また、このような真空により、レンズ112の一部を作業端16中へと引き込んで、レンズを切断してフラグメント112Aとし、切断されたフラグメント112Aを作業端16からデバイス10を通じて吸引することができる。
ここで、作業端16の切断機能および吸引機能について、以下により詳細に説明する。接眼レンズ切断装置10を眼内の所望の位置に配置した後、図2に示す入力26を通じて真空をオンにすることができる。吸引または真空をオンにした状態で、切断および/または除去の対象となる組織(例えば、レンズ112)へとデバイス10を固定することができる。これは、穴、開口部またはポート36Aおよび36Bに発生した吸引によって吸引ラインを通じて発生した吸引力により、行われる。内側管38および外側管40は、中空であるかまたは実質的に中空であり得、これにより、管38および40を通じた吸引が可能になる。これらの管は、管状であるか、円筒部材であるかまたは他の形状である。いくつかの実施形態において、内側管38の遠位端44を開口させることにより内部の通過が可能になり、この場合、内側管38を通じた真空による吸引が可能になる。実施形態において、外側管40における遠位先端を吸引させた場合に外科医が遠位端を視認することができずに安全問題が発生し得るため、外側管40の遠位端を閉鎖させる。実施形態において、外側管40の遠位端を開口させることにより、内部を通じた吸引が可能となる。作業端の遠位端および/または穴36Aおよび36Bにおいて真空を生成するための他の構成も可能である。2つの穴部36Aおよび36Bを図示しているが、デバイス10は、より多数またはより少数の穴部36を含み得る。加えて、穴部36は、多数の要素(例えば、切断対象となる組織)に応じて決定され得る多数の異なる形状(例えば、切断機能および吸引機能を最良に用いるための形状)を持ち得る。
真空を生成し、切断対象となる組織112の隣の所定位置に作業端16を配置した後、内側管38を外側管40に対して移動させて、切断運動を発生させることができる。図3〜図6を参照すれば分かるように、内側管を直線状に移動させる(すなわち、押し引きする)ことにより、内側管および外側管により組織を切断することができる。組織は、これら2つの管間に捕獲された後、フラグメント化される。
図3および図4は、内側管38を外側管40の遠位端12に向かって移動させる場合の押圧ストロークを示す。切断動作は、内側管の穴部、開口部またはポート44と、穴部、開口部またはポート36Bの外周縁部との間において発生し得る。穴部36B中へ引き込まれたレンズ112の一部または他の組織をこれら2つの管間に捕獲し、切断してフラグメント112Aとすることができる。その後、フラグメント112Aを吸引によって作業端16中へと引き込むことができ、これにより、フラグメント112Aを作業端16から除去し、最終的にデバイス10から除去する。
ここで図5および図6を参照して、牽引ストロークが図示されている。上記と同様に、穴部36Bは、レンズの別の部分または他の組織を穴部36B中へと引き込むことができる。その後、この部分を切断してレンズ112Aのフラグメントとし、内側管38の穴部、開口部またはポート42が穴部36Bの近位端と協働して組織を切断する際、フラグメントが除去される。内側管38をポート42と共に図示しているが、内側管38はこのようなポート無しで構築することも可能であるため、押圧および伸長ストロークにより組織のみを切断する。その結果、外側ポート36Bを完全に内側管38によって遮断することができ、特定の用途において望ましい場合がある。加えて、組織112の完全切断を信頼性を以て確実に行うために、内側カッターを外側ポート36Bに向かって付勢するためのいくつかの公知の方法が必要となる場合がある。このような多数の付勢方法は、当業者にとって公知である。
図3および図5は、切断ストロークの開始および/または終了を示し、図4および図6は、切断ストローク時における位置を示す。このプロセスは、多数の切断ストロークを通じて繰り返され得ることが理解されるべきである。換言すれば、図6の後、プロセスは、図3に示す位置に戻った後、1つ以上のさらなる切断ストロークを通じて進む。加えて、プロセスは、外側管40内の任意の位置(例えば、図3〜図6に示す位置のうち任意の位置、ならびにこれらの位置の間の位置)において、内側管38と共に開始または終了し得る。
図3〜図6の図示の実施形態において、内側管38は、2つの別個の刃先を穴部42および44中に有する。穴部42は、穴部全体の周囲に延びる1つの刃先を持ち得る。他の実施形態において、穴部42は、別個の刃先(例えば、遠位刃先および近位刃先)を持ち得る。他の穴部36および44も、同様に、1つ以上の刃先を持ち得る。作業端16も、異なる構成を持ち得る。例えば、内側管が外側管に対して直線状に移動する構成の代わりに、例えば内側管および外側管の軸周囲において回転するかまたは部分的に回転するように、内側管をラジアル方向に移動させることができる。その結果、穴部36Bの遠位端および近位端からラジアル側部への切断動作が行われる。この切断構成は、図示の実質的に円形楕円の構成の他にも、他の形状、サイズまたは構成を取り得る。実施形態において、開口部36Bの軸方向長さ(外側管40の長さに沿った長さ)は、約0.30インチ〜約0.1インチであり得る。実施形態において、開口部42の軸方向長さ(内側管38の長さに沿った長さ)は、約0.020インチ〜約0.1インチであり得る。例えば、開口部42は、開口部36Bよりも小さいかまたは大きい軸方向長さまたはサイズを持ち得る。開口部42を開口部36Bと異なるサイズにすることにより、内側管のより効率的な切断および/または内側管の詰まりの回避を有利に得ることができる。開口部42を開口部36Bよりも小型に構成することにより、切断装置をより小型の組織片を切断できるように構成することが可能になり、これにより、内側管の詰まりの回避を支援することができる。さらに、開口部32を開口部36Bよりも小さく構成することにより、デバイス10を、レンズ112のうちより小型の一部を内側管38によって切断している間、レンズ112のうちより大型の部分を保持することを支持するように構成することができ、この場合においても、同時の保持および切断が可能である。例えば、開口部36Bの軸方向長さに対する開口部42の軸方向長さの比率は約1:2であり得、他の実施形態において、この比率は約1:3、1:4、1:5、3:4、4:5、9:10などであり得る。さらに他の実施形態において、比率は、約2:1、3:1、4:1、5:1、4:3、5:4、10:9などであり得る。詰まりが発生した場合、デバイス10は、真空をオフにし内側ルーメン中に流体を注入することにより、内側管のルーメン中の流れを逆転させるかまたは環流を発生させるように構成され得る。穴部36Bおよび42ならびに/または44は、鋸歯状縁部、斜め縁部または点を持ち得る。いくつかの実施形態において、穴部の周囲のうち少なくとも一部を曲線状または弓状とする。加えて、内側管38を穴部42および44を含む円筒として図示しているが、別の構成も可能である(例えば、内側管38の代わりにまたは内側管38の一部として遠位端において切断ループを有する細長部材を、穴部44および42において刃先として類似の様態で機能させることができる)。
いくつかの実施形態において、穴部36A、36B、42および/または44のうち1つ以上は、概して円形または楕円、四角形、矩形、三角形、菱形、五角形または他の形状であり得る。加えて、穴部は、図7〜図9に示す接続された概して円形または楕円の2つまたは3つ以上の切り欠きの組み合わせであり得る。実施形態において、開口部36Bおよび42は、より多くの切断面およびより高い切断効率が可能となるよう、複数の開口部を備え得る。
既述したように、吸引を用いて、組織をデバイス中へ引き込むことができる。これは、多様な目的を提供することができる。吸引を用いて、組織を所定位置(例えば、カッター内)に保持することができ、これにより、組織の一部を穴部36B中へ引き込んで、穴部36Bの対応する縁部および穴部42または穴部44によって切断することができる。吸引により、組織をデバイスの隣接位置に保持することも可能である
有利なことに、切断装置10は、2つ以上の穴部を作業端16において有し、吸引力が組織上に作用する。図3〜図6に示すように、各穴部は、別個の主な目的を提供することができるが、他の構成も可能である。穴部36Aを用いて、主に組織(例えば、レンズフラグメント112)をデバイスへ保持または滑らせることができる。実施形態において、開口部36Aの軸方向長さは、約0.007インチ〜約0.025インチであり得る。その結果、外側ポート36Bを介して組織を除去するための所望の位置においてレンズ112を切断装置10に対して配置することが支援される。第2の穴部36Bを用いて、組織をデバイス10中へ引き込んで、外側ポート36Bを介して切断および除去することができる。このようにして、他の穴部36Bによる組織切断と、デバイス中への組織フラグメントの引き込みおよび除去とが行われている間、1つの穴部(ここでは36A)を用いて組織を保持するかまたはデバイスを組織へ固定することができる。実施形態において、開口部36Aは、複数のより小型の開口部の集合を備え得る。このような開口部の集合は、組織を眼から除去するために第2の開口部36Bを用いて組織を切断および分解している間、組外側管40内部の組織を引き込むことなく組織を作業端16へ保持できるため、有利である。
穴部36Bにおける吸引力は、常に変動する。なぜならば、内側管38は、穴部36Bに対して移動し、場合によっては穴部36Bを妨害するからである(実施形態において、管38が開口部42を持たない場合のみに上記が当てはまる。なぜならば、開口部42により、36Bにおいて常に吸引が行われることが多いからである)。この動きに起因して、穴部36Bのサイズと、切断対象組織112の吸引に用いることが可能な領域とが変化する。実際、内側管の遠位端が穴部36B内に入ると、内側管38により、穴部36Bが有効に分割されて2つの別個の穴部となるとみなすことができる。その結果、組織へ付加することが可能な吸引量も変化する。
これと同時に、図示のように、穴部36Aは、露出した表面領域内において不変のまま残留している。なぜならば、内側管38は、穴部36Aを妨害することも穴部36Aと相互作用することもないからである。このプロセスにおいて、その結果、穴部36Aへ付加される吸引を増加させることができ、これにより、レンズフラグメント112または切断対象組織を作業端16に対して保持することが可能になる。このような構成により、開口部36Aにおける連続吸引によって作業端を正しい位置に維持することができ、また、開口部36Bにおいて所望の組織を切断および除去することもできる。
図3〜図6において、曲線矢印は、切断および除去プロセスにおける特定のタイミングにおいて各特定の穴部36Aおよび36Bにおいて発生した真空の相対的サイズまたはレベルを示す。理解されるように、真空レベルは、組織切断のために内側管および外側管を移動させる際、内側管および外側管の相対的位置による影響を受け得る。実質的には、いくつかの位置において、内側管は、穴部36Bのサイズを遮断または低減する。これにより、穴部36Aにおける吸引を増加させつつ、穴部36Bにおける吸引を低減させることが可能になる。
図3および図5に示す切断ストロークの開始時および/または終了時において、穴部36Bは、内側管38によって非閉塞状態とされている。そのため、高い吸引力が穴部36Bにおいて発生する。吸引力は、穴部36Aにおいても発生する。穴部36Aおよび36Bにおける相対的吸引力のサイズは、多数の要素(例えば、相対的穴部サイズ、吸引源への近接度)によって決定される。図4および図6に示すように、切断ストローク時において、内側管38の一部が穴部36Bの一部を遮断し得る。その結果、穴部36Bにおける全体的吸引力が低下し得、穴部36Aにおける全体的吸引力が増加し得る。
他の構成も可能である。例えば、各穴部36Aおよび36Bは、専用の吸引または真空ラインを持ち得る。加えて、外側管40のみを通過しかつ内側管38を通過しないさらなる導管を追加してもよい。加えて、内側管および外側管は、真空のためのさらなる空間または導管を生成するために、異なる外径または異なる外側形状を持ち得る。
眼手術時において眼切断装置を用いる方法は、以下のステップのうち1つ以上を備え得る。眼切断装置の遠位端を眼内の手術部位内へと前進させる。この眼切断装置は、第1の開口部および第2の開口部を有する外側管を遠位端において持ち得る。第1の開口部は、第1の刃先と、第2の刃先を備えた第3の開口部を有する内側管と、第1の開口部および第2の開口部において眼切断装置の遠位端へ真空を付加するように構成された吸引ラインとを有する。第1の開口部および第2の開口部において、眼切断装置の遠位端へ真空を付加する。眼切断装置上の第1の開口部および第2の開口部において真空からの吸引により、眼のレンズを把持する。レンズの第1の部分を、外側管中の第1の開口部内へと引き込む。内側管を外側管に対して移動させて、第1の開口部において、第1の開口部中へ引き込まれたレンズの第1の部分を切断し、これによりレンズフラグメントを生成する。その間、第2の開口部においては、レンズは、眼切断装置と密着した状態のままで保持される。吸引および外側管を通じて、レンズフラグメントを手術部位から除去する。
いくつかの実施形態による方法は、以下のさらなるステップも含み得る。内側管を移動させることは、外側管に対して直線様態で移動させることを備える。別の実施形態において、内側管は、外側管に対して回転様態で移動するように構成され得る。さらに別の実施形態において、内側管は、外側管に対して回転様態および直線様態双方で移動するように、構成され得る。内側管を回転動きのために構成した実施形態において、内側管は、完全回転を行うように構成され、および/または、内側管は、部分的回転を行うように構成され得る(例えば、1方向において90度だけ回転した後に開始位置へ戻り、その後第2の方向において90度だけ回転する)。部分的回転の角度は、0度〜360度(例えば、45度、180度)の任意の度の回転であり得る。レンズ112の第2の部分を外側管40中の第1の開口部36B中へと引き込み、内側管38を外側管40に対して移動させ、これにより、第1の開口部36Bにおいて、レンズ112の第2の部分が第1の開口部36B中へと引き込まれて切断され、その結果、レンズフラグメントが生成される。その間、第2の開口部36Aにおいては、レンズは、眼切断装置と密着したままの状態である。内側管38はルーメンをさらに備え得、これにより、吸引を通じてレンズフラグメントを手術部位から除去する。内側管38を外側管40に対して移動させることは、第1の刃406先および第2の刃先404を移動させて、レンズの第1の部分を切断することをさらに備え得る。内側管38は、第4の開口部44および第3の刃先402をさらに備え得る。内側管38を外側管40に対して移動させることは、第1の刃先406および第3の刃先402を移動させて、レンズ112の第1の部分を切断することをさらに備える。
本明細書中に開示される眼切断装置10は、多数の手術に理想的に適している。一例において、レンズカプセル116を破裂させることにより、レンズ112を網膜113上に落下させる。このような手術において、眼切断装置10を用いて、1つ以上の穴部36における吸引力により、レンズ112を網膜113から取り出すことができる。その後、眼切断装置10は、上記したように、レンズを切断してフラグメント状とし、除去することができる。眼切断装置10により、レンズフラグメントが網膜上に落下する事態または網膜上に突出する事態を回避することができる。加えて、眼切断装置10からの吸引力により、レンズが網膜上に落下する事態を回避することができる。
いくつかの手術において、眼切断装置10は、手術のための主要な切断および除去のための器具として用いることができる。いくつかの手術において、眼切断装置10は、他の切断器具と共にまたは他の切断器具に加えて用いることができる。例えば、レンズカプセル116が破裂してレンズが網膜上に落下した場合、レンズの初期除去を、カプセル116を破裂させた別のデバイスによって行うことができる。加えて、硝子体111を別のデバイスによって除去した後、眼切断装置10によりレンズ112を網膜113から取り出す。加えて、適切な眼圧(IOP)を維持するために、別個の洗浄デバイスを用いて平衡塩類溶液(BSS)を眼内に注入することができる。
いくつかの実施形態において、組織を同時に保持しつつ、器具を用いて、組織を眼から除去することができる。この器具は、直線振動駆動機構からなる。この直線振動駆動機構は、本体、中空管または外側ルーメン内に収容され、遠位端において密封され、2つの近密に間隔を空けて配置されたポートが遠位先端、第2の中空管または内側ルーメンに設けられ、遠位先端の近隣の材料の一部を除去することにより細長片を生成し、長手方向軸に対して上側および下側双方において縁部が設けられる。外側ルーメンは、器具本体にリジッド取り付けされ得、内側ルーメンは、外側ルーメン内に同心に配置され、駆動機構へ取り付けられる。
組織切断を行うためには、内側ルーメンを外側ルーメン内において往復移動させることにより、遠位ポートのうちの1つ(例えば、切断ポート)の上において剪断動作が、遠位細長片の双方の縁部により、上方ストロークおよび下方ストローク双方において行われる。例えば、実施形態において、図4に示すように、内側管38は、開口部36Bの周囲全体に沿って刃先406を備えるだけでなく、内側管38の遠位端および開口部44において刃先402を備える。内側管38の遠位端の刃先402と、開口部36Bに沿った刃先406とはどちらとも、内側管が切断装置の遠位端12へ向かって移動する際、下方ストロークにおいて組織を切断するように構成され得る。一方、開口部36Bに沿った刃先404は、内側管が切断装置の遠位端12から離隔方向に移動する際、上方ストロークにおいて組織112を切断するように構成され得る。他の実施形態において、図6Aに示すように、内側管38は、下方ストローク(または押圧ストローク)のみにおいてデバイス10の遠位端12に向かって組織を切断するように、構成される。外側ルーメンの先端(すなわち、保持ポート)に最も近い第2のポートは、内側ルーメンの往復移動により先端からの組織落下を回避できるように、組織を保持する。内側ルーメンおよび外側ルーメンは、真空源への流体連通を有し、切断ポートおよび保持ポートにおける組織の引き込みおよび保持のための負圧を生成することができる。レンズ材料を除去するための現行の器具類においては、フラグメントをポート近隣において保持して除去するために両手による操作が必要となる。保持ポート36Aにより、両手操作の必要性を低減または排除することができる。本明細書中開示されるデバイスのうち少なくともいくつかは、必要な器具および手術複雑性を低減するための機能を行い得る。その結果、手術の迅速化患者の危険性の低減が可能となる。
いくつかの実施形態において、切断ポートは、第2の保持ポートよりもサイズが大きくかつ器具本体により近接する。外側ルーメンは、器具の本体へリジッド固定され得、内側ルーメンは、器具本体内に設けられた往復運動のための機械機構へと取り付けられる。内側ルーメンは、遠位端において除去された材料のうち一部も持ち得、これにより、2つの刃先が切断ポート上を往復運動し、ポートの上縁部および下縁部双方に剪断動作を行うと、肉薄の横方向細長片が残留する。真空源は、材料中に引き込まれて材料を剪断できるように、内側ルーメンへと接続され得る。
いくつかの実施形態において、図6Bに示すように、保持ポート36Cは、切断ポート36Bから近位位置に配置される。その後、内側ルーメンは、保持ポート36Cを収容するために除去された大部分42Bを有する。いくつかの実施形態において、内側ルーメンの遠位端における細長片は、漸進的な剪断が可能となるよう、横方向に対して角度を以て設けられる。いくつかの実施形態において、内側ルーメンは、軸方向に配置された切断細長片を含む。この切断細長片は、振動回転機構または切断ポート上の全回転機構によって駆動される。軸方向に配置された切断細長片を漸進的な剪断が得られるように角度を以て配置してもよい。いくつかの実施形態において、保持ポートは、メッシュ状構成を形成する一連の小型穴部または1つよりも多くの穴部により形成され得る。
ここで図7〜図9を参照して、別の切断構成が図示される。図7および図7Aは、組み立てられた状態の切断装置を示し、図8は内側管38´を示し、図9は外側管40´を示す。図示の切断先端は、管状外側切断部材40´と、管状外側切断部材40´内に同心に配置された内側切断部材38´とを有する。穴部42´および36´は、例えば回転または内側管38´の直線動きあるいは回転または外側管42´の直線動きにより、相互に移動することができる。実施形態において、開口部42´は、開口部42´の周囲全体または周囲の一部に沿って刃先を備え得る。実施形態において、開口部36´は、開口部36´の周囲全体または周囲の一部に沿って刃先を備え得る。実施形態において、開口部42´および36´はどちらとも、開口部42´および36´の周囲全体または周囲の一部に沿って刃先を備え得る。いくつかの実施形態において、内側管および外側管はどちらとも、切断運動を発生させるように移動することができる。
好適には、内側管または外側管は、切断動きを発生させるように、1方向または交互の方向において相互に回転させることができる。一実施形態において、内側切断部材38´が管状外側切断部材40´内において回転している間、管状外側切断部材40´は固定されたままである。他の実施形態において、外側切断部材40´は、内側切断部材38´に対して移動する。さらに他の実施形態において、外側切断部材40´および内側切断部材38´双方は、反対方向に回転する。あるいは、内側管および外側管のうちいずれかまたは双方を押し引くような状態で直線状に移動させてもよい。その結果切断動きが発生し、穴部内の歯または角度付き突出部が相互作用して、これらの角度付き突出部間の材料全てを切断することができる。
再度図7〜図9を参照して、デバイスの作業端16´における切断先端は、多数の異なる構成のうち1つを持ち得る。切断先端の組み合わせの多様な実施形態(例えば、対称な設計または非対称な設計)が得られるように、内側切断部材38´および管状外側切断部材40´の多様な実施形態を設計することが可能であることが理解される。内側切断部材38´および管状外側切断部材40´はどちらとも、内側管38´および外側管40´それぞれの上の1つ以上の穴部36´および42´を含み得る。例えば、内側切断部材38´は、管(図7A)を包囲する2つまたは3つの穴部42´を含み得る。内側切断部材38´は、片側(例えば、上側)上に1つの穴部42´を持ち得、他方側(例えば、下側)上に1つの穴部42´を持ち得る。2つ以上の穴部42´を、内側管38´の周囲に均等に間隔を空けて配置することができる。他の実施形態において、穴部42´間の異なる間隔が用いられる。
図7Aを参照して、作業端16中への開口部が常に存在するように、作業端16を構成することができる。例えば、内側管38´が外側管40´に対して回転されると、上側上の穴部42´の露出が穴部36´に相対して低減し得、下側上の穴部42´の露出が穴部36´に相対して増加し得る。実施形態において、内側管38´の対向する側部上の二重開口部42´が有利であり得る。なぜならば、この構成により、図7Aに示すように開口部36´を通じて真空を連続的に付加することが可能になるからである。内側管38´が外側管40´内を回転すると、第1の開口部42´は組織112中を切断し、回転して開口部36´から視界外へと出て行く。第1の開口部42´が回転して視界外へと出て行くと、内側管38´の反対側の第2の開口部42´が開口部36´の視界内に入り、開口部36´を通じた吸引を可能にする。実施形態において、二重開口部42´は、二重開口部42´のうち少なくとも1つが開口部36´へと露出されて、開口部36´を通じた吸引が可能となるように、構成される。この構成により、開口部36´を通じた連続的吸引が可能となる。開口部36´を通じた連続真空により、開口部36´が組織を切断しつつ組織112および122を連続的に把持することが可能になり、これにより、組織切断時において組織112および122が網膜または眼の他の領域中に突出する事態が回避される。このように組織突出を回避することにより、眼中の繊細な組織構造の損傷の回避を支援することができる。
図示のように、各内側管38´および外側40´管上の穴部36´および42´は、1つ以上の歯、角度付き突出部または点を含む。いくつかの実施形態において、これらの点は、穴部36´および42´の周囲の一部を形成する2つの交差する円弧によって形成される。穴部36´および42´の周囲は、刃先を提供するように、斜め形状、鋸歯状または他の鋭利な形状にすることができる。いくつかの実施形態において、穴部36´および42´の周囲のうち少なくとも一部は、曲線状または弓状である。実施形態において、このような角度付き突出部は、組織切断組織112および122の把持または保持において有利であり得、これにより、組織切断時における繊細な組織構造中への組織の突出に起因する損傷が回避される。
図8において、内側管38´が図示される。内側管38´中の穴部42´は、3つの概して円形または楕円の切り欠きにより、「雪だるま」構成を持ち得る。最遠位の楕円状切り欠きは、その他の2つよりも小さくすることができる。最近位の楕円状切り欠きは、最大であり得る。他の構成も可能であり、例えば、穴部42´は、三角形切り欠き、矩形切り欠き、菱形切り欠きなどを備え得る。
図9において、外側管40´が図示される。外側管40´中の穴部36´は、概して円形または楕円の切り欠きを2つ有する構成を持ち得る。最遠位の楕円状切り欠きは、最近位の楕円状切り欠きよりも小さくすることができる。他の構成も可能であり、例えば、穴部36´は、三角形切り欠き、矩形切り欠き、菱形切り欠きなどを備え得る。
外側管40´および内側管38´の穴部36´および42´の縁部は、切断管が相互に直線方向またはラジアル方向に移動するかに関係無く、一対の鋏として機能することもできるし、あるいは、組織を切断する切断効果も提供し得る。
図7〜図9に示す構成は、図3〜図6について図示および記載したような1つ以上の吸引穴部36Aをさらに含み得る。
超音波水晶体超音波乳化吸引デバイスの場合と対照的に、本明細書中に記載される接眼レンズ切断装置の実施形態は、低コスト材料で構成することができるため、接眼レンズ切断装置を1回の手術後に処分することが可能になり、これにより、適切な滅菌無しにデバイスを反復使用した場合の汚染および感染の危険性が無くなることが明らかである。加えて、接眼レンズ切断装置の実施形態は低電力で動作することが可能であるため、手術時において角膜が過熱または焦げる危険性が低減する。
本明細書中、実施形態において、携行可能であり、使い捨て型であり、ロバストであり、低電力であり、コスト効果が高く、かつ患者からの組織を細断および/または除去することが可能な接眼レンズ切断装置および分割デバイスについて例示した。本明細書中に記載される水晶体腫細切除去術デバイスの実施形態は、レンズフラグメントが眼の後部に向かって突出する事態を回避できるように有利に構成可能であるため、網膜および他の後部眼構造の損傷の可能性が回避される。実施形態において、この利点は、切断装置が物質を細断および破砕して(切断装置の内側ルーメンを通じた除去に適した)より小型の破片としつつ、レンズフラグメントまたは他の組織を獲得および連続的に牽引および保持することにより、達成される。レンズフラグメントおよび他の組織を連続的に牽引および保持しない場合、切断器具が物質を切断し、当該物質の一部を除去する可能性があり、当該物質の残り部分は、切断器具および網膜または他の後部眼構造に向かって突出し得る。よって、本明細書中に開示される実施形態は、切断時において物質を連続的に保持することが可能であり、これにより、物質部分が眼の後部中へ突出する事態を回避することが可能であるため、有利である。
本発明について、特定の実施形態および例の文脈において開示してきたが、当業者であれば、本発明は、開示の実施形態を超えて他の代替的実施形態および/または本発明の利用および明白な改変例および相当物を包含することを理解する。さらに、本発明の記載の多様な局面および特徴は、別個に行ってもよいし、共に組み合わせてもよいし、あるいは相互に代替してもよく、特徴および局面の多様な組み合わせおよびそのさらなる組み合わせが可能であり、本発明の範囲内であることが企図される。よって、本発明の範囲は、上記の記載によって限定されるのではなく、特許請求の範囲のみによって決定されるべきであることが意図される。

Claims (23)

  1. 眼切断装置であって、次のものを備える:
    前記ハウジング内に配置されたモータを有するハウジング;
    吸引ライン;および
    前記吸引ラインへ接続された作業端であって、次のものを備える:
    前記ハウジングへ固定関係で接続されかつ近位端および遠位端を有する外側スリーブ部材であって、前記近位端は前記ハウジングへと接続され、前記遠位端は第1の開口部および第2の開口部を有し、前記第1の開口部は第1の刃先を有する、外側スリーブ部材;および
    近位端および遠位端を有する内側スリーブ部材であって、前記内側スリーブ部材は前記外側スリーブ部材内に配置され、前記モータは前記内側スリーブ部材を前記外側スリーブ部材に対して移動させるように前記近位端へ動作可能に接続され、前記内側スリーブ部材は第2の刃先を備えた第3の開口部を有し、前記第1の開口部および第3の開口部は前記第1の刃先および第2の刃先間の組織を切断するように相互作用するように構成される、内側スリーブ部材;
    前記外側スリーブの前記第2の開口部は、前記内側スリーブの動きによって非閉塞状態のままとなるように構成され、これにより、前記吸引ラインを通じて真空が前記作業端へと付加されると、前記第1の位置から間隔を空けて配置された前記組織塊の第2の位置において前記組織塊が前記作業端によって切断および除去されている間、前記第2の開口部は、前記組織塊の第1の位置において組織塊を保持する。
  2. 前記第2の開口部は前記第1の開口部に対して近位であり、前記内側スリーブ部材は、前記第2の開口部に対応する細長開口部を有し、これにより、前記第2の開口部は前記内側スリーブの動きにより非閉塞状態のままとなる、請求項1のデバイス。
  3. 前記吸引ラインは前記ハウジングへ接続される、請求項1のデバイス。
  4. 前記吸引ラインのうち一部は前記ハウジングの一部を備える、請求項1のデバイス。
  5. 前記第1の開口部は前記外側スリーブ上の前記第2の開口部の近位に配置される、請求項1のデバイス。
  6. 前記外側スリーブは管状の円筒部材を備える、請求項1のデバイス。
  7. 前記内側スリーブは第3の刃先を有する第4の開口部をさらに備え、前記第4の開口部は前記第1の開口部と相互作用して前記第1の刃先と前記第3の刃先との間の組織を切断するように構成される、請求項1のデバイス。
  8. 前記第3の開口部は前記内側スリーブの開口遠位端を備える、請求項7のデバイス。
  9. 前記第4の開口部は前記内側スリーブの軸に対して垂直な中心軸を有する、請求項8のデバイス。
  10. 前記第1の開口部は3つの概して円形または楕円状の切り欠きを備え、前記第3の開口部は2つの概して円形または楕円状の切り欠きを備える、請求項1のデバイス。
  11. 前記内側スリーブは前記外側スリーブに対する直線または回転動きのために構成される、請求項1のデバイス。
  12. 眼切断装置であって、次のものを備える:
    ユーザによる片手操作のために構成されたハンドルを有するハウジング;
    近位端および遠位端を有する固定外側管状切断部材であって、前記近位端は前記ハウジングへと接続され、前記遠位端は第1のポートおよび第2のポートを有し、前記第1のポートは第1の刃先を有する、固定外側管状切断部材;
    前記ハウジング内に配置されたモータ;
    近位端および遠位端を有する内側切断部材であって、前記内側切断部材は前記固定外側管状切断部材内に配置され、前記モータは前記内側切断部材を前記固定外側管状切断部材に対して移動させるように前記近位端へ接続され、前記内側切断部材は前記遠位端において第2の刃先を有する、内側切断部材;
    前記内側切断部材へ接続された吸引ライン;
    前記外側管状切断部材の前記第2のポートは、前記内側切断部材の動きによって非閉塞状態のままとなるように構成され、これにより、前記吸引ラインへ真空が付加されると、組織が前記第1のポートにおいて切断および除去されている間に前記第2のポートが組織へ密着するように、組織切断が行われる。
  13. 前記第2のポートは前記第1のポートの近位にあり、前記内側切断部材は、前記第2のポートに対応する細長開口部を有し、これにより、前記第2のポートは前記内側切断部材の動きにより非閉塞状態のままとなる、請求項12のデバイス。
  14. 前記内側切断部材は前記管状部材の壁部中の第3のポートを有する管状部材を備え、前記第3のポートは刃先を備える、請求項12のデバイス。
  15. 前記第1のポートは前記外側管状切断部材上の前記第2のポートの近位に配置される、請求項12のデバイス。
  16. 前記内側切断部材は管状の円筒部材を備える、請求項12のデバイス。
  17. 眼の手術時において眼切断装置を用いる方法であって、次のものを備える:
    眼切断装置の遠位端を前記眼内の手術部位内へと前進させること、前記眼切断装置は、次のものを有する:
    前記遠位端に第1の開口部および第2の開口部を有し、前記第1の開口部は第1の刃先を有する、外側管状切断部材;
    第2の刃先を備えた第3の開口部を有する内側切断部材;および
    前記第1の開口部および第2の開口部において前記眼切断装置の前記遠位端へ真空を付加するように構成された吸引ライン;
    前記第1の開口部および第2の開口部において前記眼切断装置の前記遠位端へ真空を付加すること;
    前記眼切断装置の前記第1の開口部および/または第2の開口部において前記真空からの前記吸引により眼のレンズを滑らせること;
    前記レンズの第1の部分を前記外側管状切断部材中の前記第1の開口部中に引き込むこと;
    前記内側切断部材を前記外側管状切断部材に対して移動させ、前記第1の開口部において前記レンズの前記第1の部分を切断して第1のレンズフラグメントを生成することであって、前記生成時において、前記第2の開口部において前記レンズは前記眼切断装置によって把持されたままであること;および
    吸引および前記吸引ラインを通じて前記第1のレンズフラグメントを前記手術部位から除去すること。
  18. 前記内側切断部材を前記外側管状切断部材に対して移動させることは、前記外側管状切断部材に対して直線様態および回転様態のうち少なくとも1つにおいて前記内側切断部材を移動させることを備える、請求項17のデバイス。
  19. 前記外側管状切断部材中の前記第1の開口部中へ前記レンズの第2の部分を引き込むこと;および
    前記内側切断部材を前記外側管状切断部材に対して移動させ、前記第1の開口部において前記レンズの前記第2の部分を切断して、第2のレンズフラグメントを生成することにより、前記レンズの前記第2の部分をフラグメント化することであって、前記生成時において、前記第2の開口部において前記レンズは前記眼切断装置によって把持されたままであることをさらに備える、請求項17のデバイス。
  20. 前記内側切断部材は管状部材をさらに備え、これにより、吸引および前記外側管状切断部材を通じて前記レンズフラグメントを前記手術部位から除去することは、前記内側切断部材を通じて前記レンズフラグメントを除去することをさらに備える、請求項17のデバイス。
  21. 前記内側切断部材は、第4の開口部および第3の刃先をさらに備え、前記内側切断部材を前記外側管状切断部材に対して移動させることは、前記第1の刃先および第3の刃先を移動させて前記レンズの前記第1の部分を切断することをさらに備える、請求項17のデバイス。
  22. 前記眼の前記レンズを把持することは、前記眼の網膜から前記レンズを除去することをさらに備える、請求項17のデバイス。
  23. 前記外側管状切断部材を通じて前記第1のレンズフラグメントを除去することは、前記内側切断部材および前記外側管状切断部材双方を通じて前記第1のレンズフラグメントを除去することをさらに備える、請求項17のデバイス。
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