JP2014518103A - 清涼化組成物及び該清涼化組成物を含む吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
高い分子量を有するポリエチレングリコール(PEG)又は種々のPEGの混合物とともに清涼化剤を含む清涼化組成物、及び該清涼化組成物を含む吸収性物品。組成物の清涼化剤は、室温で気化及び蒸発する傾向が小さい。
Description
本発明は、安定性が向上した清涼化剤を含む組成物に関し、また該組成物を含む吸収性物品に関する。本組成物は、哺乳動物、好ましくはヒトの皮膚及び/又は粘膜に適用された場合に、体表面の温度を変える必要なく、長く持続する清涼化効果を与えることが可能である。
乳酸メンチルなどの清涼化剤を含有する組成物を含む吸収性物品は当該技術分野では周知のものである。こうした吸収性物品は、皮膚及び/又は粘膜に対する安全性プロファイルにおいて妥協することなく、あるいは場合によってはこれを改善しつつ、着用者に冷感を与えることが可能である。
しかしながら、従来技術の組成物の問題点として、冷涼化剤が室温で気化及び蒸発する傾向を有しうることがある。これは、物品の使用前、特に、吸収性物品が時として高温に曝されうる倉庫内で物品が保管される間に生じうる。こうした場合、物品は、短期間の保管後であっても、目的とする機能を与えることができなくなる可能性がある。
このような不都合を解消するため、清涼化剤を含む吸収性物品は、物品の使用前に物品から清涼化剤が放出されるリスクを低減するために清涼化剤の蒸気を通さない包装に個別に包装されてきた。しかしながら、個別の包装の使用によって、こうした物品の製造コストは大幅に増大してしまう。
したがって、使用前に吸収性物品内部に清涼化剤をコスト効率の高い方法で保持することが可能な、清涼化剤を含む組成物を提供することが求められている。
本発明者らは、清涼化剤と、高分子量を有するポリエチレングリコール(PEG)又は種々のポリエチレングリコールの混合物とを含む組成物を提供することにより、上記の課題を解決する方法を新たに見出したものである。
本発明は、
a)ケタール、カルボキサミド、シクロヘキシル誘導体、シクロヘキサノール誘導体、メントール誘導体、樟脳、ボルネオール、ユーカリプトール、サリチル酸メチル、ティーツリー油、ユーカリ油、及びこれらの混合物からなる群から選択される清涼化剤と、
b)2000Da以上の重量平均分子量Mwを有するポリエチレングリコール又は種々のポリエチレングリコールの混合物と、を含む、組成物に関する。
a)ケタール、カルボキサミド、シクロヘキシル誘導体、シクロヘキサノール誘導体、メントール誘導体、樟脳、ボルネオール、ユーカリプトール、サリチル酸メチル、ティーツリー油、ユーカリ油、及びこれらの混合物からなる群から選択される清涼化剤と、
b)2000Da以上の重量平均分子量Mwを有するポリエチレングリコール又は種々のポリエチレングリコールの混合物と、を含む、組成物に関する。
本発明はまた、こうした組成物を含む吸収性物品にも関する。
本明細書では、「清涼化剤」なる用語は、哺乳動物、好ましくはヒトに局所的に適用される場合に爽快感(本明細書では冷感とも称される)を前記哺乳動物/ヒトに与えることが可能な薬剤を指して用いられる。清涼化剤は、化合物であってもよい。
本明細書では、「吸収性物品」なる用語は、身体からの排出物を吸収して閉じ込める装置を指して用いられ、より具体的には、着用者の体に接触、又は近接して配置されることによって身体から排出される様々な排出物を吸収して閉じ込める装置を指す。吸収性物品としては、おむつ、トレーニングパンツ、成人用失禁下着、女性用衛生用品などが挙げられる。本明細書で使用するところの「体液」又は「身体排出物」なる用語には、これらに限定されるものではないが、尿、血液、膣排泄物、母乳、汗及び糞便が含まれる。
本発明は、清涼化剤と、2000Da以上の重量平均分子量を有するポリエチレングリコール又はポリエチレングリコールの混合物とを含む組成物に関するものである。
清涼化剤
本明細書における使用に適した清涼化剤としては、皮膚のバリアに浸透することが可能であり、その清涼化作用(本明細書では爽快感効果とも称する)が、身体の表面にいっさいの温度変化を生じることなく冷感が検出される原因となる、身体の神経終末に対するこれらの薬剤の直接的作用による生理的作用であるようなすべての清涼化剤が含まれる。これらの薬剤は、神経終末の冷感受容体に直接的な化学刺激として作用し、これにより中枢神経系を刺激するものと考えられる。このようにして、爽快感/冷感が皮膚温度に実際の変化がなくとも刺激される。刺激の持続効果のため、長く持続する爽快感/冷感が清涼化剤の除去後であっても与えられる。本明細書では、爽快感/冷感は特定の個人に特有のものであると理解すべきである。皮膚試験は幾分主観的である点は認めざるをえず、同じ試験が行われた場合、ある者は他の者よりも高いか又は低い爽快感/冷感を感じる。こうした知覚は、皮膚上の熱受容体の密度及び皮膚の厚さに依存する。一般的には、皮膚が薄いほど冷感(本明細書では爽快感とも称する)はより強くなることが観察されている。何らの理論によって束縛されるものではないが、皮膚が薄いほど、皮膚への清涼化剤の浸透がより速やかとなり、その吸収レベルが高くなると考えられる。更に、地理的要因及び/又は人種が爽快感の知覚において更なる役割を担っていることが研究によって示されている。
本明細書における使用に適した清涼化剤としては、皮膚のバリアに浸透することが可能であり、その清涼化作用(本明細書では爽快感効果とも称する)が、身体の表面にいっさいの温度変化を生じることなく冷感が検出される原因となる、身体の神経終末に対するこれらの薬剤の直接的作用による生理的作用であるようなすべての清涼化剤が含まれる。これらの薬剤は、神経終末の冷感受容体に直接的な化学刺激として作用し、これにより中枢神経系を刺激するものと考えられる。このようにして、爽快感/冷感が皮膚温度に実際の変化がなくとも刺激される。刺激の持続効果のため、長く持続する爽快感/冷感が清涼化剤の除去後であっても与えられる。本明細書では、爽快感/冷感は特定の個人に特有のものであると理解すべきである。皮膚試験は幾分主観的である点は認めざるをえず、同じ試験が行われた場合、ある者は他の者よりも高いか又は低い爽快感/冷感を感じる。こうした知覚は、皮膚上の熱受容体の密度及び皮膚の厚さに依存する。一般的には、皮膚が薄いほど冷感(本明細書では爽快感とも称する)はより強くなることが観察されている。何らの理論によって束縛されるものではないが、皮膚が薄いほど、皮膚への清涼化剤の浸透がより速やかとなり、その吸収レベルが高くなると考えられる。更に、地理的要因及び/又は人種が爽快感の知覚において更なる役割を担っていることが研究によって示されている。
本発明の組成物に使用するのに適した清涼化剤としては、本明細書に援用するところの米国特許出願公開第2005/0203473A1に開示される清涼化剤が含まれる。
特定の実施形態では、本発明の組成物中に含まれる清涼化剤は、ケタール、カルボキサミド、シクロヘキシル誘導体、シクロヘキサノール誘導体、メントール誘導体、樟脳、ボルネオール、ユーカリプトール、サリチル酸メチル、ティーツリー油、ユーカリ油、及びこれらの混合物からなる群から選択される。
特定の実施形態では、清涼化剤はメントール又は乳酸メンチル又はメントングリセリンアセタールである。
ポリエチレングリコール(PEG)
本発明の組成物は、高い分子量を有するポリエチレングリコール又は種々のポリエチレングリコールの混合物を更に含む。ポリエチレングリコールは、2000Da以上、又は2000〜50000Da、又は10000〜25000Da、又は10000〜20000Daの重量平均分子量Mwを有する。
本発明の組成物は、高い分子量を有するポリエチレングリコール又は種々のポリエチレングリコールの混合物を更に含む。ポリエチレングリコールは、2000Da以上、又は2000〜50000Da、又は10000〜25000Da、又は10000〜20000Daの重量平均分子量Mwを有する。
PEGは、着用者の皮膚に有効濃度の清涼化剤を供給するための担体賦形剤として通常は使用されるが、PEGは皮膚軟化剤でもあることから、PEGは皮膚にとって特に有用であり、皮膚の水和度及び柔軟性を高め、ひいては皮膚の健康を維持又は更には高めるものである。PEGは、皮膚の膜形成能を確実なものとすることから、皮膚軟化性を与えるとともに皮膚と直接接触する際の皮膚の脱水を防止する助けとなり、これにより皮膚の痒み及び灼熱感の発生を低減するか又は更には防止する。PEGはまた、表皮の層の間に位置する性質を有する(表皮に自然に含まれる物質(角質層)とPEGの類似性のため)ことにより皮膚の弾性を高める。
2000Da以上の重量平均分子量を有するPEGは、皮膚に清涼化剤を供給するための担体賦形剤として機能するばかりでなく、組成物中の清涼化剤の安定性を高める助けとなる(すなわち、組成物中に清涼化剤を保持することによって清涼化剤が室温で気化及び蒸発するリスクを低減させる)。
理論によって束縛されるものではないが、清涼化剤がPEG基質中にいったん捕捉されると、清涼化剤はPEGの分子構造の内部に閉じ込められた状態になることから、物理的な理由によっても清涼化剤の蒸発が抑制されると考えられる。高い重量平均分子量を有するPEGほど、高い閉じ込め効果を有している。
特定の実施形態では、組成物中に存在する清涼化剤の重量比率(%)は、1〜99重量%、10〜70重量%、又は30〜60重量%である。
吸収性物品
特定の実施形態では、本発明の吸収性物品は、トップシート、バックシート、及びトトップシートとバックシートとの間に配置された吸収性コアを備える。
特定の実施形態では、本発明の吸収性物品は、トップシート、バックシート、及びトトップシートとバックシートとの間に配置された吸収性コアを備える。
トップシートは、通常、使用時には着用者に直接面し、バックシートは使用時には着衣に直接面し、これらの間に吸収性コアが挟まれる。
吸収性コア
吸収性コアは以下の要素を有しうる。すなわち、(a)好ましくは必要に応じて設けられる二次流体分配層とともに必要に応じて設けられる一次流体分配層、(b)流体貯蔵層、(c)必要に応じて設けられる、貯蔵層の下層となる繊維(「ダスティング」)層、及び(d)必要に応じて設けられる他の要素である。本発明に基づけば吸収材は、想定される最終用途に応じて任意の厚さを有しうる。
吸収性コアは以下の要素を有しうる。すなわち、(a)好ましくは必要に応じて設けられる二次流体分配層とともに必要に応じて設けられる一次流体分配層、(b)流体貯蔵層、(c)必要に応じて設けられる、貯蔵層の下層となる繊維(「ダスティング」)層、及び(d)必要に応じて設けられる他の要素である。本発明に基づけば吸収材は、想定される最終用途に応じて任意の厚さを有しうる。
(a)一次/二次流体分配層
本発明に基づく吸収性物品の吸収性コアの必要に応じて設けられる要素の1つとして、一次流体分配層及び二次流体分配層がある。一次流体分配層は、通常、トップシートの下層をなし、トップシートと流体連通している。トップシートは、捕捉した液体を、最終的に貯蔵層に分配されるようにこの一次流体分配層に移送する。一次流体分配層を通じたこのような流体の移送は、吸収性物品の厚さ方向だけではなく、長さ及び幅方向にも生じる。特定の実施形態では、やはり必要に応じて設けられる二次流体分配層が通常は一次流体分配層の下層をなし、一次流体分配層と流体連通する。この二次流体分配層の目的は、一次流体分配層から速やかに流体を捕捉してこれを下層の貯蔵層に速やかに移送することである。このことは、下層の貯蔵層の流体容量を充分に利用するうえで助けとなる。各流体分配層は、こうした流体分配層において一般的な任意の材料で形成することができる。特に、濡れた場合でも繊維間の毛管を維持する繊維層が、流体分配層として有用である。
本発明に基づく吸収性物品の吸収性コアの必要に応じて設けられる要素の1つとして、一次流体分配層及び二次流体分配層がある。一次流体分配層は、通常、トップシートの下層をなし、トップシートと流体連通している。トップシートは、捕捉した液体を、最終的に貯蔵層に分配されるようにこの一次流体分配層に移送する。一次流体分配層を通じたこのような流体の移送は、吸収性物品の厚さ方向だけではなく、長さ及び幅方向にも生じる。特定の実施形態では、やはり必要に応じて設けられる二次流体分配層が通常は一次流体分配層の下層をなし、一次流体分配層と流体連通する。この二次流体分配層の目的は、一次流体分配層から速やかに流体を捕捉してこれを下層の貯蔵層に速やかに移送することである。このことは、下層の貯蔵層の流体容量を充分に利用するうえで助けとなる。各流体分配層は、こうした流体分配層において一般的な任意の材料で形成することができる。特に、濡れた場合でも繊維間の毛管を維持する繊維層が、流体分配層として有用である。
(b)流体貯蔵層
流体貯蔵層が、一次及び二次分配層と流体連通し、通常これらの下層をなすように配置される。流体貯蔵層は、通常、任意の通常の吸収性ゲル化材料を含む。流体貯蔵層は、こうした材料を適当な担体と組み合わせて備えることが好ましい。
流体貯蔵層が、一次及び二次分配層と流体連通し、通常これらの下層をなすように配置される。流体貯蔵層は、通常、任意の通常の吸収性ゲル化材料を含む。流体貯蔵層は、こうした材料を適当な担体と組み合わせて備えることが好ましい。
適当な担体としては、天然、改質、又は合成繊維、詳細には毛羽及び/又はティッシュの形態の改質又は非改質セルロース繊維などの吸収性構造中に従来より用いられている材料が挙げられる。特定の実施形態では、適当な担体は、生理用ナプキン及びパンティーライナーとの関連におけるティッシュ及びティッシュ積層体である。
特定の実施形態では、流体貯蔵層は、ティッシュをそれ自身の上に折り畳むことによって通常形成される二層ティッシュ積層体を備える多層からなる。これらの層は、例えば、接着剤、又は機械的噛み合わせ、又は水素結合バンドによって互いに接合することができる。吸収性ゲル化材料及び/又は他の場合に応じて用いられる材料が層間に含まれてもよい。
特定の実施形態では、流体貯蔵層は、剛化されたセルロース繊維などの改質セルロース繊維を含む。合成繊維を使用することも可能であり、酢酸セルロース、ポリフッ化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、アクリル樹脂(オーロンなど)、ポリ酢酸ビニル、不溶性ポリビニルアルコール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド(ナイロンなど)、ポリエステル、2成分繊維、3成分繊維、これらの混合物などから形成されたものが含まれる。好ましくは、繊維の表面は親水性であるか、又は親水性となるように処理される。流体貯蔵層は、液体保持率を高めるためにパーライト、ケイソウ土、バーミキュライトなどの充填材料を更に含みうる。
吸収性ゲル化材料が担体中に不均一に分散されている場合にも、流体貯蔵層は局所的に均一となりえる(すなわち、貯蔵層の寸法内の1乃至複数の方向に分布勾配を有する)。不均一な分布は、部分的又は全体的に吸収性ゲル化材料を封入した担体の積層体にも当てはまる。
(c)場合に応じて設けられる繊維(「ダスティング」)層
吸収性コアに含まれる、場合に応じて設けられる要素としては、流体貯蔵層に隣接し、通常はその下層となる繊維層がある。この下層の繊維層は、吸収性コアの製造時に貯蔵層内で吸収性ゲル化材料を堆積するための基材を与えることから一般的に「ダスティング」層と呼ばれる。実際、吸収性ゲル化材料が、繊維、シート、又はストリップなどのマクロ構造の形態である場合には、こうした繊維「ダスティング」層を設ける必要はない。しかしながらこの「ダスティング」層は、パッドの長さに沿った流体の速やかなウィッキングのような一定の更なる流体処理性能を与えるものである。
吸収性コアに含まれる、場合に応じて設けられる要素としては、流体貯蔵層に隣接し、通常はその下層となる繊維層がある。この下層の繊維層は、吸収性コアの製造時に貯蔵層内で吸収性ゲル化材料を堆積するための基材を与えることから一般的に「ダスティング」層と呼ばれる。実際、吸収性ゲル化材料が、繊維、シート、又はストリップなどのマクロ構造の形態である場合には、こうした繊維「ダスティング」層を設ける必要はない。しかしながらこの「ダスティング」層は、パッドの長さに沿った流体の速やかなウィッキングのような一定の更なる流体処理性能を与えるものである。
(d)吸収性構造体の他の必要に応じて設けられる要素
吸収性コアは、吸収性ウェブ内に通常存在する他の場合に応じて設けられる要素を含むことができる。例えば、強化スクリムを、吸収性コアのそれぞれの層内、又はそれぞれの層間に配置することができる。こうした強化スクリムは、流体移動に対する界面バリアを形成しないような構成のものとしなければならない。熱接着の結果として構造的一体性が通常は生じるため、強化スクリムは、熱接着された吸収性構造体では通常は必要とされない。
吸収性コアは、吸収性ウェブ内に通常存在する他の場合に応じて設けられる要素を含むことができる。例えば、強化スクリムを、吸収性コアのそれぞれの層内、又はそれぞれの層間に配置することができる。こうした強化スクリムは、流体移動に対する界面バリアを形成しないような構成のものとしなければならない。熱接着の結果として構造的一体性が通常は生じるため、強化スクリムは、熱接着された吸収性構造体では通常は必要とされない。
トップシート
吸収性物品はトップシートを備える。トップシートは、単一の層又は複数の層を備えうる。
吸収性物品はトップシートを備える。トップシートは、単一の層又は複数の層を備えうる。
トップシートは全体として、したがって各層が個々に着用者の皮膚に対して適合性、柔らかな感触を有し、かつ刺激を与えないものである必要がある。また、トップシートは、1又は2方向に伸張させることが可能な弾性特性を有しうる。特定の実施形態では、トップシートは、この目的で利用可能な、当該技術分野で知られる織布及び不織布並びにフィルムなどの任意の材料から形成される。
特定の実施形態では、トップシートは、トップシートの使用者対向面を与える上層、及び上層と吸収性コアとの間の下層(二次トップシートとも称する)を備える。
特定の実施形態では、トップシートは、0.0001mm〜5mmの孔径を有する複数の開口を備える有孔トップシートである。すべての開口が同じ寸法を有するか、又は異なる寸法の開口が存在してもよい。有孔トップシートの開放領域は、一般的には1%〜50%、又は5%〜45%、又は10%〜40%、又は20%〜35%である。
こうした実施形態では、有孔トップシートは、一般的に有孔ポリマーフィルムを備える。本明細書で使用するのに適した有孔ポリマーフィルムとしては、ポリマー有孔成形フィルム、有孔成形熱可塑性フィルム、有孔プラスチックフィルム、及びハイドロフォーミングされた熱可塑性フィルム、多孔質発泡材、網目状発泡材、網目状熱可塑性フィルム、及び熱可塑性スクリムが挙げられる。
特定の実施形態では、トップシートは有孔形成フィルムを備える。有孔形成フィルムは、身体排出物を透過する一方で非吸収性であり、流体が逆流して着用者の肌を再び濡らす傾向が低い。したがって、身体と接触する成形フィルムの表面が乾燥状態に保たれることによって、身体の汚れが低減され、着用者の快適性が更に向上する。適当な成形フィルムについては、1975年12月30日発行の米国特許第3,929,135号(トンプソン(Thompson)、1982年4月13日発行の米国特許第4,324,246号(マレーン(Mullane)ら)、1982年8月3日発行の米国特許第4,342,314号(ラデル(Radel)ら)、1984年7月31日発行の米国特許第4,463,045号(アール(Ahr)ら)、及び1991年4月9日発行の米国特許第5,006,394号(ベイルド(Baird)に述べられている。特に好ましい微小有孔成形フィルムトップシートが、1986年9月2日発行の米国特許第4,609,518号(クロ(Curro)ら)、及び1986年12月16日発行の米国特許第4,629,643号(クロ(Curro)ら)に開示されている。
本明細書での使用に適した他の有孔トップシートは、織布若しくは不織布材料又はニット材料で形成されたものである。こうした材料は、天然繊維(例えば、木材繊維若しくは綿繊維)、合成繊維(例えば、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、若しくはポリエチレン繊維などのポリマー繊維)、又は天然繊維と合成繊維との組み合わせから形成することができる。
好適な不織布材料/層としては、カーディングプロセス又はスパンボンドプロセス又はメルトブローンプロセスによって形成された繊維質不織布材料が挙げられる。これらの方法は、溶融された高分子材料をダイから押出し、押出されたポリマーを長く引き伸ばして繊維としその直径が減少するように細化した後、成形面上に集積するものである。このような不織布材料の成形方法は当業者には周知のものである。このような繊維質不織布材料を形成するうえでの使用に適した高分子材料としては、ポリエチレン及びポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリエステル、ナイロン、エチレン酢酸ビニル、エチレンメタクリレート、上記の材料のコポリマー、スチレンとブタジエンとのA−B−Aブロックコポリマーのようなブロックコポリマーなどが挙げられる。
本明細書において上記に述べた従来の不織布材料以外に、本明細書で使用するための有孔トップシートは、スパンボンドプロセスなどの本明細書で上記に述べた任意のプロセスによって一般的に与えられる従来の不織布材料で形成することが可能であり、不織布材料自体が形成された後でこの目的で当業者に知られる任意の従来の方法によって更なる開口を不織布材料に形成することができる。
トップシートが上層及び下層を備える特定の実施形態では、上層及び下層の少なくとも一方、好ましくは上層が、液体透過性有孔ポリマーフィルムを備える。適当な有孔ポリマーフィルムとしては、本明細書で上記に開示した有孔ポリマーフィルムが挙げられる。
特定の実施形態では、上層は、着用者対向面から吸収性コアに向かう液体の輸送を促進するために設けられた開口を有するフィルム材料によって与えられる。
トップシートが上層及び下層を備える特定の実施形態では、下層は、不織布層、有孔成形フィルム、又はエアレイドティッシュを備えることが好ましい。適当な成形フィルムとしては、本明細書で上記に開示した有孔成形フィルムが挙げられる。
特定の実施形態では、トップシートは、有孔ポリマーフィルム又は有孔成形フィルムを、着用者面に向けられた不織布層とともに備える有孔トップシートである。一般的に、少なくとも、吸収性物品上に液体が排出されることが予想される領域に不織布層が存在しないように、不織布層は有孔ポリマーフィルム又は有孔成形フィルム上に不連続的に配置される。
特定の実施形態では、トップシートは、着用者接触面の長手方向の中心に有孔ポリマーフィルムが設けられる一方で、中心を含まない領域には、例えば、嵩高い不織布又は特に肌に優しい他の不織布などの不織布が設けられた、いわゆる、ハイブリッドトップシートである。このようなトップシートは、欧州特許出願公開第EPA−523 683号、同第EP−A−523 719号、同第EP−A−612 233号、又は同第EP−A−766 953号に開示されている。
バックシート
バックシートは、主として、吸収性コアに吸収されて閉じ込められた身体排出物が、アンダーパンツ、パンツ、パジャマ及び肌着などの吸収性製品と接触する物品を濡らすことを防止する。バックシートは、液体(例えば、経血及び/又は尿)に対して不透過性であることが好ましく、好ましくは薄いプラスチックフィルムから製造されるが、他の可撓性の液体不透過性材料を使用すること可能である。本明細書で使用するところの「可撓性」なる用語は、適合性があり、人体の大まかな形状及び外形に容易に適合する材料を指す。また、バックシートは、1又は2方向に伸張させることが可能な弾性特性を有しうる。特定の実施形態では、バックシートは、バックシートの衣類対向面を与える第1の層、及び第1の層と吸収性コアとの間の第2の層(二次バックシートとも称される)を備える。
バックシートは、主として、吸収性コアに吸収されて閉じ込められた身体排出物が、アンダーパンツ、パンツ、パジャマ及び肌着などの吸収性製品と接触する物品を濡らすことを防止する。バックシートは、液体(例えば、経血及び/又は尿)に対して不透過性であることが好ましく、好ましくは薄いプラスチックフィルムから製造されるが、他の可撓性の液体不透過性材料を使用すること可能である。本明細書で使用するところの「可撓性」なる用語は、適合性があり、人体の大まかな形状及び外形に容易に適合する材料を指す。また、バックシートは、1又は2方向に伸張させることが可能な弾性特性を有しうる。特定の実施形態では、バックシートは、バックシートの衣類対向面を与える第1の層、及び第1の層と吸収性コアとの間の第2の層(二次バックシートとも称される)を備える。
特定の実施形態では、バックシートは、バックシートを通る液体の輸送を防止することに加えて通気性を有することが好ましい。したがって、バックシートは、水蒸気、及び好ましくは水蒸気と空気の両方がバックシートを通って移送されることを更に可能とし、物品が接触する皮膚上の湿った閉鎖的環境を低減させるものである。バックシートの通気性は、本発明に基づく清涼化剤の使用にともなう爽快感及び乾燥感を更に向上させる。
特定の実施形態では、使い捨て吸収性物品は、本発明の組成物を含む物品の爽快感を更に向上させるために通気性バックシート及び有孔ポリマーフィルムトップシートの両方を備える。
本明細書で使用するための適当な通気性バックシートには、当該技術分野では周知のあらゆる通気性バックシートが含まれる。原則として、通気性を有し液体に対して不透過性の単一層通気性バックシートと、少なくとも2層を有し、これらが組み合わされて通気性及び液体不透過性を与えるバックシートの2種類の通気性バックシートがある。
本明細書における使用に適した単一層通気性バックシートとしては、例えば、イギリス特許出願公開第GB A 2184 389号、同第GB A 2184 390号、同第GB A 2184 391号、米国特許第4 591 523号、同第3 989 867号、同第3 156 242号、及び国際特許公開第WO 97/24097号に述べられるものが挙げられる。
本明細書における使用に適した2層又は多層通気性バックシートとしては、米国特許第3 881 489号、同第4 341 216号、同第4 713 068号、同第4 818 600号、欧州特許第EP 203 821号、同第EP 710 471号、同第EP 710 472号、国際特許公開第WO 97/24095号、同第WO 97/24096号、同第WO 97/24097号及び欧州特許EP 793 952号に例示されるものが挙げられる。
本明細書で上記に述べた要素以外に、吸収性物品は、翼状部及びサイドフラップ、肌着接着手段、剥離紙、包装要素、締結手段などの、目的とする製品の用途との関連で製品に一般的に用いられているあらゆる構造及び部材を更に備える。必要に応じて、吸収性物品は、目的とする製品の用途において一般的なあらゆる要素を備えることができる。例えば、吸収性物品は、特に物品の後端に向かう位置決め性能及び汚れ防止性能を高めるための翼状部などの要素を備えうる。このような設計は、例えば、欧州特許第EP130 848号又は同第EP 134 086号に示されており、翼状部を有するソングライナーが米国デザイン特許第394,503号、イギリス意匠第2,076,491号及び同第2,087,071号、並びに、1988年10月21日登録の、へーグ協定の下に国際出願された工業モデル第DM 045544号に示されている。
翼状部がソングライナー用又は従来の吸収性物品用に特別に設計されているかに関わらず、翼状部は別個の部材として設けられ、ソングライナー又は従来のパンティーライナー若しくは生理用ナプキンに取り付けられるか、又は、例えば、トップシート、バックシート、又はこれらの組み合わせの一体の延長部分とすることにより、吸収性物品の材料と一体に形成することができる。翼状部が取り付けられる場合、それらは基本的な外側を向いた配置で取り付けられるか、又は使用時の配置で、すなわち長手方向の中心線に向かって予め配置されうる。
吸収性物品は、取り付け用の締着接着剤を更に備えうる。生理用ナプキン、パンティーライナー又はソングライナーの場合では、いわゆるパンティー締着接着剤が、肌着への取り付け用にバックシート上に置かれる場合がある。
特定の実施形態では、吸収性物品は、おむつ、トレーニングパンツ、痔用物品、又は成人失禁用下着でありうる。
特定の他の実施形態では、吸収性物品は婦人用衛生吸収性物品でありうる。これらの実施形態の特定のものでは、吸収性物品は生理用ナプキン、パンティーライナー、膣タンポン又は陰唇間パッドでありうる。
本発明に基づく組成物を含む吸収性物品は、物品が接触する皮膚及び/又は粘膜表面の領域内の熱受容体を刺激するうえで充分な量の清涼化剤を含むことにより、所望の清涼感が与えられる。
特定の実施形態では、吸収性物品は、吸収性物品1個当たり5〜500mg、又は10〜300mg、又は15〜200mgの清涼化剤を含む。
特定の実施形態では、吸収性物品は、4〜200gsm(グラム/平方メートル)、又は10〜100gsm、又は20〜100gsmの本発明に基づく組成物を含む。1平方メートル当たりのグラム数は、組成物の質量を組成物が適用される面積で割ることによって求められる。
吸収性物品がトップシート、バックシート、及びトップシートとバックシートとの間に配置された吸収性コアを備える実施形態では、組成物は、吸収性物品のトップシート及び/又はバックシート及び/又は吸収性コアに含まれうる。
薬剤は、トップシート、バックシート、又は吸収性コアの吸収性物品の要素の1つから放出される場合、その要素の位置から吸収性物品の着用者の皮膚及び/又は粘膜表面へと自由に移動することができる。
吸収性物品が、おむつ、トレーニングパンツ、又は成人失禁用下着である特定の実施形態では、組成物は、吸収性物品のレッグカフ、及び/又はサイドパネル、及び/又は腰部領域などの吸収性物品の更なる要素に(上記の要素の代わりに、又は上記の要素に加えて)含まれてもよい。
吸収性物品が、生理用ナプキンである特定の実施形態では、組成物は、生理用ナプキンの翼状部などの吸収性物品の更なる要素に(上記の要素の代わりに、又は上記の要素に加えて)含まれてもよい。
特定の実施形態では、組成物は、本明細書で上記に述べたようにトップシートの使用者対向面を与える上層、及び上層と吸収性コアとの間に配置される下層を備えるトップシートに含まれうる。このような実施形態では、組成物は、上層若しくは下層又は両方の層に含まれうる。しかしながら、下層に含まれる組成物を有すると、こうした構成では、組成物が着用者の皮膚と近接するために着用者の皮膚への薬剤の移動が促進されるが、組成物が着用者の皮膚と直接接触することはないことから、組成物が着用者の皮膚と接触する場合に最終的に発生しうる皮膚の炎症のリスクが低減されるために特に有利である。
組成物が吸収性物品の吸収性コアに含まれる実施形態では、組成物は、一次及び/又は二次流体分配層(存在する場合)及び/又は流体貯蔵層及び/又は存在する場合には「ダスティング」層に含まれうる。
本発明に基づく組成物は、一般的に、加熱されると液体となるワックス状固形物の形態を有する。組成物は、例えば、ホットメルト接着用途用の装置を使用する、又はその要素を組成物中に浸漬するなど、当業者には明らかな任意の方法によって吸収性物品の各要素に塗布することができる。
特定の実施形態では、組成物は、吸収性物品への組成物の塗布を容易にするため、吸収性物品の各要素への塗布に先立って、50℃〜100℃の温度に加熱される。
組成物は、点、縞、正方形、円、又は楕円などの様々な所定のパターンで吸収性物品に塗布することができる。組成物が吸収性物品に縞のパターンで塗布される実施形態では、それぞれの縞の長さは、最大で吸収性物品の長さまでであってもよく、幅は、0.1mm〜50mm、又は0.5mm〜20mm、又は1mm〜10mmとすることができる。
特定の実施形態では、組成物は、例えば国際特許公開WO 03/051260 A1号に開示されるように吸収性物品の特定の領域に塗布される。
特定の実施形態では、本発明の組成物は、物品の着用時に吸収性物品に挿入される吸収性材料又は材料のストリップのような挿入式要素に含まれてもよい。このような挿入式要素は、通常、着用者の皮膚に近接して配置される。
特定の実施形態では、組成物は、身体排出物からの水分との接触によって溶解する際、又は物品を着用者に適用する前に身体からの圧力により破裂させられるか又は使用者により手で破裂させられる際に組成物を放出するように誘導される圧力破裂式又は溶解式マイクロカプセルなどの供給システムに含まれてもよい。例えば、粉末を封入し、水分と接触するとこれを放出する水溶性フィルムが、米国特許第4,790,836号に述べられており、組成物を閉じ込めるマイクロカプセルに使用するのに適した材料となる。薬剤を閉じ込めるのに適した圧力破裂式マイクロカプセルの例が、米国特許第3,585,998号に述べられている。このようなマイクロカプセルは、着用者対向面をはじめとする物品のあらゆる部分に存在させることができる。米国特許第4,623,339号は、使用に先立って物品から取り外し、層に設けられたスリットから物質が放出されるように手の圧力で作動させることが可能な挿入式層について述べている。上記の特許のそれぞれの開示内容をここに援用するものである。
組成物を閉じ込めるのに適した他の供給システムとしては、これらに限定されるものではないが、水分、熱又は圧力と接触すると組成物を放出する、規則的又は不規則な形状の包囲又は部分的に包囲された空間である、物品内の「セル」、及び、水溶性接着剤、並びに、水分と接触すると組成物を放出する他のこのような組成物などが挙げられる。
本発明に基づく組成物を含む吸収性物品の上記に述べた構成のすべてにおいて、清涼化剤は、尿、汗、糞便、又は経血などの身体排出物からの水分との接触によって活性化される。実際、身体排出物が本発明の組成物と接触すると、組成物中に含まれるPEGが身体排出物によって溶解する。これにより、組成物から清涼化剤が放出されることになる。
組成物
3つの異なる組成物を調製し、下記に述べる比較オーブン試験に基づいて比較を行って、各組成物中の乳酸メンチルの安定性を評価した。
3つの異なる組成物を調製し、下記に述べる比較オーブン試験に基づいて比較を行って、各組成物中の乳酸メンチルの安定性を評価した。
・比較例1
比較例1の組成物は、シムライズ社(Symrise GmbH & Co. KG)(ミューレンフェルトシュトラッセ1、D−37603ホルツミンデン)よりFrescolat ML(登録商標)の商品名で販売される乳酸メンチルのみを含むものである。
比較例1の組成物は、シムライズ社(Symrise GmbH & Co. KG)(ミューレンフェルトシュトラッセ1、D−37603ホルツミンデン)よりFrescolat ML(登録商標)の商品名で販売される乳酸メンチルのみを含むものである。
・比較例2
比較例2の組成物は、比較例1と同じ乳酸メンチル、及びクラリアント・プロドッティ社(Clariat prodotti)(イタリア、S.p.A,マンツォーニ通り37,20030パラッツォロミラネーゼ(MI))よりpolyglykol 1500 Sの商品名で販売されるPEG 1500を含む組成物である。
比較例2の組成物は、比較例1と同じ乳酸メンチル、及びクラリアント・プロドッティ社(Clariat prodotti)(イタリア、S.p.A,マンツォーニ通り37,20030パラッツォロミラネーゼ(MI))よりpolyglykol 1500 Sの商品名で販売されるPEG 1500を含む組成物である。
70gのPEG 1500を250mLビーカー中、80℃で溶融する。次いで加熱を停止し、30gの乳酸メンチルを加え、乳酸メンチルの結晶が溶けて混合物が均一となるまでマグネチックスターラーで攪拌する。この後、室温で混合物を固化させる。
・(実施例1)
実施例1の組成物は、比較例1と同じ乳酸メンチル、及びクラリアント・プロドッティ社(Clariat prodotti)(イタリア、S.p.A,マンツォーニ通り37,20030パラッツォロミラネーゼ(MI))よりpolyglycol 20000 Sの商品名で販売されるPEG 20000を含む組成物である。
実施例1の組成物は、比較例1と同じ乳酸メンチル、及びクラリアント・プロドッティ社(Clariat prodotti)(イタリア、S.p.A,マンツォーニ通り37,20030パラッツォロミラネーゼ(MI))よりpolyglycol 20000 Sの商品名で販売されるPEG 20000を含む組成物である。
70gのPEG 20000を250mLビーカー中、80℃で溶融する。次いで加熱を停止し、30gの乳酸メンチルを加え、結晶が溶けて混合物が均一となるまでマグネチックスターラーで攪拌する。この後、室温で混合物を固化させる。
吸収性物品
90gの実施例1に基づく化合物を、約90℃のヘッド動作温度を有するMeltex EP45ホットメルトアプリケーターを使用し、6本の1mm幅の縞のパターンで、ザ・プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニー社(The Procter & Gamble Company)により販売される女性用パッドAlways(商標)Regularのトップシートの着用者対向面の長手方向表面にわたって塗布した。
90gの実施例1に基づく化合物を、約90℃のヘッド動作温度を有するMeltex EP45ホットメルトアプリケーターを使用し、6本の1mm幅の縞のパターンで、ザ・プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニー社(The Procter & Gamble Company)により販売される女性用パッドAlways(商標)Regularのトップシートの着用者対向面の長手方向表面にわたって塗布した。
比較試験−オーブン試験
3×25mLのPyrex(登録商標)ビーカー(直径3cm、高さ4.5cm)を用意し、1〜3の番号を振る。0.5gの比較例1からの清涼化剤(乳酸メンチル)をビーカー番号1中に秤量する。1.67gの比較例1の組成物(0.5gの乳酸メンチルを含むもの)をビーカー2中に秤量する。1.67gの実施例1の組成物(0.5gの乳酸メンチルを含むもの)をビーカー3中に秤量する。
3×25mLのPyrex(登録商標)ビーカー(直径3cm、高さ4.5cm)を用意し、1〜3の番号を振る。0.5gの比較例1からの清涼化剤(乳酸メンチル)をビーカー番号1中に秤量する。1.67gの比較例1の組成物(0.5gの乳酸メンチルを含むもの)をビーカー2中に秤量する。1.67gの実施例1の組成物(0.5gの乳酸メンチルを含むもの)をビーカー3中に秤量する。
これらの3つのビーカーを換気した精密オーブンMemmert UFE 400モデルに入れる。温度を40℃に設定し、平均空気速度が0.60m/秒、吸入空気の体積が1.96m3/時となるように換気を調節した。
各ビーカーをオーブン内に60日間置いた後、秤量した。PEGは揮発性ではないため、重量の減少は乳酸メンチルの蒸発によるものである。各ビーカーについて乳酸メンチルの損失の重量比率(%)を下記表1にまとめて示す。
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。むしろ、特に断らないかぎり、そのような寸法のそれぞれは、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40ミリメートル」として開示される寸法は、「約40ミリメートル」を意味するものである。
Claims (15)
- a)ケタール、カルボキサミド、シクロヘキシル誘導体、シクロヘキサノール誘導体、メントール誘導体、樟脳、ボルネオール、ユーカリプトール、サリチル酸メチル、ティーツリー油、ユーカリ油、及びこれらの混合物からなる群から選択される清涼化剤と、
b)2000Da以上の重量平均分子量Mwを有するポリエチレングリコール又は種々のポリエチレングリコールの混合物と、を含む、組成物。 - 前記ポリエチレングリコールの重量平均分子量Mwが2000〜50000Daである、請求項1に記載の組成物。
- 前記ポリエチレングリコールの重量平均分子量Mwが5000〜40000Daである、請求項1に記載の組成物。
- 前記ポリエチレングリコールの重量平均分子量Mwが10000〜30000Daである、請求項1に記載の組成物。
- 前記清涼化剤が、メントール、乳酸メンチル、メントングリセリンアセタール、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1〜4のいずれかに記載の組成物。
- 前記組成物中の清涼化剤の重量比率が、1〜99重量%である、請求項1〜5のいずれかに記載の組成物。
- 前記組成物中の清涼化剤の重量比率が、10〜70重量%である、請求項1〜6のいずれかに記載の組成物。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の組成物を含む吸収性物品。
- 5〜500mgの清涼化剤を含む、請求項8に記載の吸収性物品。
- 10〜300mgの清涼化剤を含む、請求項8に記載の吸収性物品。
- おむつ、トレーニングパンツ、痔用物品、又は成人失禁用下着である、請求項8〜10に記載の吸収性物品。
- 生理用ナプキン、パンティーライナー、膣タンポン又は陰唇間パッドからなる群から選択される婦人用衛生吸収性物品である、請求項8〜10に記載の吸収性物品。
- 前記吸収性物品がトップシート、バックシート、及び前記トップシートと前記バックシートとの間に配置される吸収性コアを備え、前記組成物が、トップシート、バックシート、吸収性コア、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される要素のいずれかに含まれる、請求項8〜12に記載の吸収性物品。
- 前記トップシートが、使用時に使用者に面する上層、及び前記上層と前記吸収性コアとの間に配置される下層を備え、前記組成物が前記トップシートの前記下層に含まれる、請求項13に記載の吸収性物品。
- 前記組成物が、前記物品の使用時に前記物品に挿入される挿入式要素に含まれる、請求項8〜14に記載の吸収性物品。
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