JP2014514087A - 溶着された熱可塑性マスク本体を有するフェイスマスク - Google Patents

溶着された熱可塑性マスク本体を有するフェイスマスク Download PDF

Info

Publication number
JP2014514087A
JP2014514087A JP2014505176A JP2014505176A JP2014514087A JP 2014514087 A JP2014514087 A JP 2014514087A JP 2014505176 A JP2014505176 A JP 2014505176A JP 2014505176 A JP2014505176 A JP 2014505176A JP 2014514087 A JP2014514087 A JP 2014514087A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermoplastic
peripheral portion
central portion
respirator
welded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014505176A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014514087A5 (ja
Inventor
ドン−イル チョ,
キョンホ リ,
ジン−ホ リ,
ボンヒュプ カン,
ドン−スン ノ,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Innovative Properties Co
Original Assignee
3M Innovative Properties Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 3M Innovative Properties Co filed Critical 3M Innovative Properties Co
Publication of JP2014514087A publication Critical patent/JP2014514087A/ja
Publication of JP2014514087A5 publication Critical patent/JP2014514087A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62BDEVICES, APPARATUS OR METHODS FOR LIFE-SAVING
    • A62B18/00Breathing masks or helmets, e.g. affording protection against chemical agents or for use at high altitudes or incorporating a pump or compressor for reducing the inhalation effort
    • A62B18/02Masks
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62BDEVICES, APPARATUS OR METHODS FOR LIFE-SAVING
    • A62B18/00Breathing masks or helmets, e.g. affording protection against chemical agents or for use at high altitudes or incorporating a pump or compressor for reducing the inhalation effort
    • A62B18/02Masks
    • A62B18/025Halfmasks
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62BDEVICES, APPARATUS OR METHODS FOR LIFE-SAVING
    • A62B23/00Filters for breathing-protection purposes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62BDEVICES, APPARATUS OR METHODS FOR LIFE-SAVING
    • A62B7/00Respiratory apparatus
    • A62B7/10Respiratory apparatus with filter elements

Abstract

マスク本体(12)と少なくとも1つのフィルタカートリッジ(24)とを含む、レスピレータ(10)。マスク本体(12)は、中央部分(14)と周辺部分(16)とを有する。フィルタカートリッジ(24)は、剛性の中央部分(16)に取り付けられる。周辺部分14は低剛性の第1熱可塑性材料で作製され、中央部分(16)は剛性の第2熱可塑性材料で作製される。第1熱可塑性材料は、第2熱可塑性材料に溶着される。この構造のレスピレータは、重量を軽くしつつまた、部品間に健全な気密ボンドを用いて、便利な方法で作製できる。
【選択図】図4

Description

発明の詳細な説明
[0001] 本発明は、マスク本体の中央部分が周辺部分に溶着されたレスピレータに関する。
[背景]
[0002] 今日製造販売されている多数のレスピレータは、フィルタエレメント及び弁をマスク本体に取り付けるための薄い剛性構造部品を用いている。これらの剛性構造部品は、射出成形により一般に製造され、また「ノーズピース」、「剛性インサート」、あるいは「中央部分」と称されることが多い。人の顔にしっくり合う、エラストマーの順応性のある材料が、一般に剛性構造インサートの上又はその周りに周辺的に配置されている。順応性の周辺部分は、着用者の鼻と口を覆ってぴったりとフィットすることに寄与する。順応性の周辺部分と共に剛性の中央部分の使用は、特にフィルタカートリッジ及び弁を支持するために本質的にマスク本体全体にわたって厚いゴムを使用していた従来のマスクと比べた場合、マスクをより軽くさせ、かつ着用をより快適にさせる傾向にある。順応性顔面接触部材と共に剛性インサートを使用するマスクの例が、例えば、米国特許第6,016,804号(Gleasonらに付与)及び米国特許第5,592,937号(Freundに付与)、並びに米国特許出願第7,650,884号(Flanniganらに付与)に示されている。
[0003] 順応性の周辺部分と共に剛性の中央部分を使用する呼吸マスクを製造するには、この周辺部分が剛性の中央部分へ一般にオーバモールド成形される−例えば、米国特許第5,062,421号(Burnsらに付与)を参照する。このような製造努力は、部品間の気密シールを生成するために射出成形操作の慎重な制御を必要とし、かつ順応性部分が部品の結合と同時に組み立てられることを必要とする。
[発明の概要]
[0004] 本発明は、マスク本体と少なくとも1つのフィルタカートリッジとを含むレスピレータを提供する。マスク本体は、中央部分と顔面接触部分とを含む。フィルタカートリッジは中央部分に固定される。中央部分は剛性の第1熱可塑性材料を含み、顔面接触部分は順応性非エラストマーの第2熱可塑性材料を含む。第1熱可塑性材料は第2熱可塑性材料に溶着される。
[0005] 本発明はまた剛性の中央部分と順応性の周辺部分とを有するレスピレータを作製する新方法を提供する。この方法は、(a)第1熱可塑性材料を含む剛性の中央部分を設ける工程と、(b)第2熱可塑性材料を含む順応性の周辺部分を設ける工程と、(c)剛性の中央部分と順応性の周辺部分との間に気密シールが生成されるように、剛性の中央部分を順応性の周辺部分に溶着する工程と、を含む。
[0006]
本発明は、順応性の周辺部分に接合された剛性の中央部分を有する既知の呼吸マスクとは、部品が両方とも熱可塑性(全体又は一部において)であり、またオーバモールド成形工程よりもむしろ溶着操作によって共に固定される点において異なる。本発明のこの方法を用いて、剛性の中央部分と順応性の周辺部分との間に気密シールを得ることができる。上記の通り、従来の製造方法は、部品間の気密シールを得るためにオーバモールド成形操作に依存してきた。頑丈な気密シールが溶着工程においてこのような部品間で得られること、またこのような安全確実な継手を作製する方法がこれまで知られていなかった。本発明の物品及び方法は、2つの部品を別々に作製でき、それらを製造者にとって都合のいい時間及び場所において引き続いて共に接合させることを可能にすることから有益である。結果として生ずる製品コストはまた、本発明の方法を用いて低減できる。本発明に関する物品は、熱可塑性部品間の極めて良好なボンドを得ることができ、かつより少ない材料を使用しつつ順応性部分に対して十分な構造的健全性をもたらすことができる。これは結果的に、特に既知のオーバモールド成形される呼吸マスク本体と比べた場合に軽量な製品を生み出す。より軽い呼吸マスクは、特に長時間にわたる場合、着用がより快適になる傾向にある。軽量呼吸マスクは、それらのマスクが作業場所において顔から取り外されることが少ないという点において着用者の安全性を向上させることができる。
[用語]
[0007] 本明細書において、以下に表記される用語は以下のような定義を有する。
[0008] 「順応性の周辺部分」とは、中央部分と係合してそこから横方向に延出し、かつマスク本体が人の鼻及び口の上に適切に配置されることを可能にするために順応性をもたせて作られた、マスク本体の部分を意味する。
[0009] 「外部気体空間」とは、マスク本体が人に着用されたときにマスク本体を取り囲み、かつ吐かれた気体がマスク本体の内部気体空間を出た後にそれを最終的に受容する、周囲の大気気体空間を意味する。
[0010] 「剛性の中央部分」とは、濾過エレメント(フィルタカートリッジなど)及び/又は弁をそれに適切に固定できるようにフェイスマスク本体に構造的健全性をもたらす剛性部品を意味する。
[0011] 「フェイスシール」とは、マスク本体が人の顔面上のその目標とする位置に着用されるときに、顔に係合する部品又は複数部品を意味する。
[0012] 「流体連通コンポーネント」は、流体が内部気体空間から外部気体空間へあるいはその逆に通過可能なように構成された構成要素を意味する。
[0013] 「ハーネス」とは、その構成要素又は組み合わせがマスク本体を少なくとも着用者の鼻及び口を覆って支持可能にする、構成要素又は構成要素即ち部品の組み合わせを意味する。
[0014] 「内部気体空間」とは、レスピレータが着用されているときに、マスク本体と人の顔との間に存在する空間を意味する。
[0015] 「マスク本体」とは、少なくとも人の鼻及び口を覆ってフィットすることができ、かつ外部気体空間から分離された内部気体空間を画定するのに役立つことができる構造を意味する。
[0016] 「非一体型」とは、部品が共に接合される前にそれらが別々に作製されることを意味する。
[0017] 「ポリマー」とは、規則的に又は不規則的に配置された、反復化学単位を含む材料を意味する。
[0018] 「ポリマー」及び「プラスチック」はそれぞれ、主として1つ以上のポリマーを含み、かつ他の成分をも含有し得る材料を意味する。
[0019] 「熱可塑性」とは、可逆性の物理的な過程において、熱によって軟化可能でありかつ冷却によって硬化可能であるポリマー又はポリマー材料を意味する。
[0020] 「溶着部」又は「溶着」とは、接合される部品(又はその部分)を溶融又は液化することによって部品を共に接合する行為を意味する。
[0021] 呼吸マスク10の斜視図。 [0022] マスク本体12の斜視図。 [0023] 剛性の中央部分16の背面図。 [0024] 順応性の周辺部分14及び剛性の中央部分16とマスク本体12との間の溶着部60の拡大図。
[好ましい実施形態の詳細な説明]
[0025] 本発明の実践において、重量が軽く、かつ2つの部品間の気密シールを有するマスク本体を作り出すために、剛性の中央部分が順応性の周辺部分に溶着される。溶着工程は、2つの部品を別々に作製して、かつ製造するのに都合のよい後の時点において互いにしっかりと固定することを可能にする。マスク本体が、非エラストマー材料で作製される場合、マスク本体はより少ない量のマスク本体材料を含有するように作製することができる。結果として得られる呼吸マスクは、したがって、エラストマーの順応性部分が使用される場合に、オーバモールド成形操作で作製される類似のマスク本体よりも軽くなり得る。更に、マスク本体は、構造的線材及び部材を補強する必要なく十分な構造的健全性を得ることができる。そこで、部品間の健全な気密ボンドを用いた従来方法で軽量な製品が生産可能となる。
[0026] 図1は、剛性の中央部分16に固定される順応性の周辺部分14を有するマスク本体12を有する呼吸マスク10を示す。順応性の部分14は、マスク本体12が人の鼻及び口を覆って快適に定置できるようにする。周辺部分14は、着用者の鼻を覆って及び着用者の頬に対してマスクが快適にかつぴったりとフィットできるように、一体型折り返し羽飾りのあるカフを有してよい。あるいは、別個のフェイスシール20を周辺部分14にその外辺部22に沿って接合させることができる。剛性の中央部分16は、1つ以上のフィルタカートリッジ24を支持するのに十分な構造的健全性をもたらすようにマスク本体12において中央に配置される。フィルタカートリッジ(単数又は複数)24は中央に位置付けてよい、あるいはマスク本体12の反対側に位置付けてよい。フィルタカートリッジ24は1つ以上の流体取入れ開口部25を有して、周囲の空気がカートリッジ24内のフィルタ媒体の中を通って吸い込まれるようになっている。ハーネス26はマスク本体12に取り付けられて、マスク本体12を着用者の顔を覆って支持可能にさせている。ハーネス26は、中央部分16においてマスク本体12に固定されるヨーク28を含んでよい。1つ以上の調節可能なストラップ30は、中央部分16の反対側の第1及び第2ストラップ端部32においてヨーク28に接合されてよい。ストラップ30の残りは、レスピレータ10が使用中の際には着用者の首の後ろに延出してもよい。ストラップ30は、同様に調節可能であってよく、かつ噛み合うバックル部品を含んでもよい。レスピレータ10を人の頭の後部から快適に支持可能なようにクラウン部材をハーネス26に用いてもよい−例えば、米国特許第6,732,733号(Brostromらに付与)を参照する。
[0027] 図2は、マスク本体12並びにその中央部分及び周辺部分14及び16(its central and peripheral portions 14 and 16)それぞれと、周辺部分14の外辺部22から半径方向内側に延在するフェイスシール20とを示す。中央部分14は、流体連通コンポーネント34及び36を含む。液体連通コンポーネント34及び36は、吸う空気及び吐く空気をそれぞれ、マスク本体内部へ引き込むこと及びマスク本体内部から排出することを可能にする。流体連通コンポーネント34及び36は、中央部分14の主支持部38よりも細部を有し、かつより高い許容差要件に一般に従っている。流体連通コンポーネント34は、着用者の吸気と同時に開きかつ呼気と同時に強制的に閉じられる吸気弁である。流体連通コンポーネント36は、各呼気の最中に吐いた空気をマスク内部から排出可能にさせる呼気弁である。フィルタカートリッジ24は、様々な機構を用いて中央部分に固定することができる。カートリッジは、例えば、中央部分14にねじ込むことができるか、あるいはスナップ嵌め係合装置を用いて中央部分へ圧入されてもよい。フィルタカートリッジ24(図1)は、開口部を(その後ろ側に)備えてもよく、その内側アパーチュアが流体連通コンポーネント34の外側アパーチュアに係合する。フィルタカートリッジ24は、マスク本体12に向けて押されると、フィルタカートリッジの裏側の開口部がわずかに膨らみ、一部分において、中央部分14の流体連通コンポーネント34を画定する環状壁部39にスナップ嵌合する−スナップ嵌めフィルタカートリッジに関する説明は米国特許RE第39,493号を参照する。あるいは、流体連通コンポーネント34は、フィルタカートリッジ即ち供給空気源(図示せず)を面体中央部分に取り付け可能にする差し込み構造を備えることが可能である−例えば、米国特許出願第2005/0145249号(Solyntjesに付与)を参照する。フィルタカートリッジは、その対応する噛み合い構造を差し込み構造の上に定置しかつフィルタカートリッジをマスク本体12に対して回転することによって、差し込み構造に固定されることが可能であろう。フィルタカートリッジは、反対方向に回転することによってマスク本体から取り外すことができる。取り外し可能なフィルタカートリッジは、フィルタカートリッジがその耐用期間の最終年を迎えたときにマスク本体を再使用可能にする点において有益であり得る。フィルタカートリッジはまたカートリッジが決してゆるまないことを確実にするように恒久的に取り付け可能である−米国特許第5,062,421号(Burns及びReischelに付与)を参照する。フィルタカートリッジを通過する空気は、吸気の最中に内部気体空間に進入するが、呼気の最中に弁オリフィスを介して内部気体空間からフィルタカートリッジ内へ通り抜けることは禁止される。呼気弁36を通って内部気体空間から追い出される吐出し空気は外部気体空間に進入することによって、マスクの着用をより快適なものにする。弁34及び36は、セントラルハブ44、46を支持する一連のスポークス40、42をそれぞれ含む。セントラルハブ44、46には、ボタン式弁を形成するようにバルブ・フラップ即ち隔膜48、50が取り付けられてよい。あるいは、フラッパー即ち片持ち弁が、内部気体空間から吐出し空気を抜くために、特に呼気弁として、使用可能であろう。本発明のマスク本体での使用に好適であり得る呼気弁の例としては、米国特許RE第37,974号(Bowersに付与)、並びに米国特許第7,493,900及び同第7,428,903号(Japuntichらに付与)、並びに同第7,188,622号(Martinらに付与)、並びに米国特許第7,849,856号(Mittelstadtらに付与)に開示されている弁が挙げられる。中央部分16は非一体型部品ではあるが単体として図面に示されているけれども、本発明は複数の別個の部品から構成される面体インサートを意図している−例えば、米国特許第5,592,937号(Freundに付与)を参照する。順応性の顔面接触部材14はまた、恐らく、1つ以上の別個の部品も同様に含むであろう。
[0028] 図3は、中央部分16の背面52を示す。マスク本体を組み立てるに際して、周辺部分14(図1及び図2)は、外辺部54に沿って中央部分16に溶着される。溶着操作を容易にするために、中央部分16の背面52は、溶着エネルギー伝達を促進するために1つ以上のエネルギー・ディレクタ56を備えてもよい−例えば、米国特許第6,729,332号(Castiglioneに付与)を参照する。あるいは、周辺部分はエネルギー・ディレクタ付きで作られてもよい。エネルギー・ディレクタ56は中央部分16(又は周辺部分又は両方)の周囲56の周りに連続して延在してもよい。エネルギー・ディレクタ56は典型的には、高さが約0.3〜1.5mm及び幅が約0.2〜1.0mmである。エネルギー・ディレクタ56は、熱可塑性材料を含み、かつ周辺部分14上で平滑な又は相補性熱可塑性表面と噛み合うように作られてよい。このような熱可塑性表面は、周辺部分14上で半径方向内側に位置付けられた環状表面58(図2)を含んでよい。環状表面58は、卵形、楕円形、円形などであってもよい。中央部分と周辺部分との接合面は、第1及び第2熱可塑性材料で作製されてよく、ここで第1及び第2材料は同じであっても異なってもよい。2つの部品の一体化は、超音波溶着、ホットプレート溶着、高周波溶着、レーザー溶着、加熱ツール溶着、振動溶着、又は第1及び第2熱可塑性材料を共に接合するために十分な熱及び/若しくは圧力を供給するのに適したその他の技術によっても実現することができる。ピース間の材料相溶性要件は、溶着方法に関係なく、一般に同じであろう。
[0029] 図4は、周辺部分14と中央部分16との間の溶着継手部60の断面を示す。図示されているように、部分14及び16は、第1及び第2熱可塑性材料間に決定的な線が存在しないように、継手部60において溶着されるようになる。溶着部を固定するために加えられる熱及び/又は圧力は、第1及び第2熱可塑性材料を共に融解又は溶融させて2つの部分間に気密ボンドをもたらすのに十分である。このボンドは気密であるばかりでなく、2つの部品をレスピレータの耐用期間全体を通じて共に接合されたままにするのに十分な強度も有している。超音波アセンブリの原理は、境界面において摩擦熱蓄積を発生させるために熱可塑性部品を通して伝達される高周波機械的振動の利用を伴う。接合されつつあるプラスチック部品の境界面における超音波振動エネルギーは、プラスチック材料を軟化させかつ流動させる。これらの材料が共に加圧され、液化され、かつ再固化されると、ボンドが生成される。ポリマー構造及び他の因子が、各種ポリマーの溶着性に影響を及ぼす。本発明において有用なポリマーは、溶着操作において材料を共に接合可能にするのに十分な相溶性を有する熱可塑性ポリマーである。ポリマー合金及びポリマーの混合物が使用できる。溶着に対して材料の相溶性に影響を及ぼす主要な因子としては、ポリマー構造、溶解温度、メルト・インデックス(流量)、弾性係数(剛性)、及び化学組成が挙げられる。
[0030] ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチレン又は修飾されたスチレンコポリマー、及びポリオレフィンなどの非晶質及び準結晶質ポリマーが、本発明において有効に使用され得る。アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリスチレン(PS)、スチレンアクリロニトリル(SAN)、及びポリ塩化ビニル(PVC)などの非晶質ポリマーが、有益な溶着特性を有するものと認められている。ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、及びポリエチレンテレフタレート(PET)などの準結晶質ポリマーもまた、有益な溶着特性を有するものと認められている。溶着は同種の材料から形成されたピース間で実施されることが多いが、ポリ(メチルメタクリレート)(PMMA)及びポリカーボネート(PC)などの一部の非晶質ポリマーはうまく溶着することができる。メルト・インデックス、又はフローレイトは、材料が融解したときにそれが流れる速さである。同じ材料でも等級によってフローレイト(例えば、射出成形されたナイロン及び押出し成形されたナイロン)が異なることがある。このような差により、結果として溶着中に組立品の1成分の融解が生じる(他の成分の融解は生じない)ことがある−恐らく均質のボンドという結果になる。メルト・インデックス(流量)の観点から、相溶性を得るために、溶着されるピースのメルトフロは一般に、ASTM D1238によって定められている2〜4ユニット以内であってよい。加えて、異種プラスチックスを溶着するには、溶着されるプラスチックが典型的に、材料のなんらかの成分と同様な分子構造(化学的に相溶性である)、通常はブレンド、を有しなければならない。一般的に、存在する同様のラジカル及び十分な割合の同様の化学ラジカルを有する相溶性熱可塑材が、分子相溶性を決定することになる。化学的に相溶性であるが、異種の樹脂を溶着する場合には、それぞれの部品の樹脂の溶解温度は、一般的に約22℃を超えて離れてはならない。
[0031] 周辺部分は、熱可塑性ポリマーシートを真空成形することによって作製することができる。結果として得られる成形シートは、着用者の快適さを保証しかつ最良のフェイスシールをもたらすよう顔の特徴に従うのに十分に順応性でありつつ、全体的に顔面接触形状を保持するように十分に剛性でなければならない。周辺部分は加えてヘッドストラップの伸張に起因することもあり得る型崩れに対して強くなければならず、またカートリッジ及びフィルタホルダーの支持重量を支持するのに十分な剛性を有しなければならない。米国特許出願第2005/0211251号(Hendersonらに付与)は、どのようにして非エラストマーのマスク本体が熱変形され得るかを記載している。周辺部分の内周は、以下に説明する気密シール試験に従って試験される場合に漏れのない溶着部が得られるように、中央部分に溶着される。部品間の溶着部強度は、少なくとも100ニュートン、より典型的には少なくとも150ニュートン、更により典型的には少なくとも200ニュートンである。順応性の熱可塑性エラストマー材料のシートで作られたフェイスシールは、名目上0.5ミリメートル未満の厚さである。この材料のシートは、典型的には、マスクの周辺部分の外辺部の輪郭の形状に、打ち抜き型を用いて形成されている。打ち抜き型はまた、一般に、フェイスシール内の中央呼吸開口部を切り抜くために用いられ、ここで、開口部は着用者の鼻及び口の前方中央にくるように作られている。所望の結果を達成するであろう、レーザー又は水ジェット裁断などの幾つもの裁断方法が、フェイスシールを形成するために用いられるであろう。一旦形成されると、熱可塑性フェイスシールは、熱接着によってマスクの周辺部分の外周に取り付けられる。接着は、各種ホットツール溶断方法によって達成させることができる。マスクに取り付けられると、フェイスシールは、マスク中心へ向けて半径方向内側に延びる、非常に順応性又はエラストマーのバンド材料を提供する。この高度に順応性のバンド材料は、周辺部分と共同して着用者にぴったりとしたフェイスフィットをもたらするように機能する。
気密シール試験
[0032] レスピレータマスク本体の中央部分と周辺部分との間の気密シールは、液体比色指示薬及び反応性投与気体(reactive challenge gas)を用いて評価された。この使用された指示薬はイソプロピルアルコール中の1%フェノールフタレンであり、投与気体は空気中の300百万分率(ppm)のアンモニアであった。指示薬と投与気体との接触の場合には、アンモニア接触により溶液が塩基性になる結果として、指示薬は赤色になるであろう。
[0033] 評価を行うために、テストマスクをマネキン頭部に装着した。投与気体がレスピレータ内部気体空間へ送達され得るように、貫通孔がテストマスクに設けられた。次に、マスク本体は、気体漏れがマスク境界面において生じないように、マネキンに対して密封された呼気又は吸入弁ポートなどの、いずれのマスク本体開口も密封された。マスクはこうして投与手順の準備が整った。これは白い木綿布を指示薬溶液で濡らしかつマスクを覆うことを伴った。マスク本体が濡れた布の中に完全に包まれると、投与気体は内部気体空間へ送達された。投与気体は、内圧が2キロパスカル(kPa)に達するまで約30リットル/分の割合で徐々に送達された。1分後、指示薬で濡らした布を色変化について観察した。布のいかなる表面上での白から赤への変化は、漏れが存在していたことを示した。
溶着部強度試験
[0034] 中央部分と周辺部分との間の溶着部の機械的強度は、張力の下で、通常指示される荷重下に置かれる場合に部品間の分離の開始を引き起こすのに十分な、力として測定された。分離開始の域を越えて変形した場合には、部品間に漏れが発生したと予想されるであろう。試験はマスク本体をマスクに対して垂直な中心線に沿って張力下に置くことが可能であるように、鼻及びマスクの周辺部分が付属品に固定された状態で、マスク本体及び装着付属品の組立品上で実施された。この組立品は、MTSシステムズ社(MTS Systems Corporation)、(14000 Technology Drive Eden Prairie,MN 55344)からの引張試験器、MTSランドマーク(MTS Landmark)に装着され、50ミリメートル/分のクロスヘッド速度で伝達された引張荷重を受けた。最大引張荷重が記録された。
レスピレータの組立
[0035] 図1に示されたデバイスと似たレスピレータが作製された。このレスピレータは、3つの主要構成要素:周辺部分、中央部分、及びフェイスシールから形成された。
[0036] 周辺部分は、低剛性の熱可塑性ポリオレフィンの押し出しシートである、バセルポリオレフィンズ・コリア社(Basell Polyolefins Korea Ltd)、(Seoul,Republic of Korea)からのソフテル(Softel)、グレードCA 02 Aで作製された。1.5ミリメートル(mm)シートが、約200℃において押し出されて冷却された。シートは次いで、140mmの幅及び155mmの長さに裁断された。裁断されたシートは次いで、周辺部分を形成するために真空成形プロセスで使用された。
[0037] 周辺部分は真空成形プロセスで形成された。この真空成形プロセスは、裁断シートを成形フレームの中へ締め付けること、シートを約130℃の温度まで加熱すること、次いで周辺部分の成形型をシート上に下から持ち上げることを含んだ。シートと成形型との間に捕捉された空気は、133パスカル(Pa)の真空を出力したバキューム・ポンプを用いて排出された。シートは成形型へぴったりと引き付けられ、次いで20〜30分間冷却することができる。一旦冷却すると、周辺部分側を成形型から取り外すために逆方向空気供給が起動された。この周辺部分側は次いでマスク外辺部を形成するようにトリミングされ、中央部分を受けるための開口部を設けるために、開放区間が周辺部分の中央前側から裁断された。仕上げられた周辺部分の形状は、図面に示される周辺部分に概ね似ていた。その最大幅距離における周辺部分の幅は110mmであり、上面から底面までの周辺部分の高さは140mmであり、また前側開口部53を画定する平面の中心から周辺部分の後ろでマスク外辺部22と接した後部開口部に平行な平面までの、周辺部分の深さは40mmであった。周辺部分の準備後、フェイスシールが周辺部分の外辺部に添えられた。
[0038] フェイスシールは、スチレン熱可塑性エラストマーのシートから打ち抜かれた。0.3mm厚のシートは、クムホ・ペトロケミ社(Keumho Petrochem)(Seoul,Republic of Korea)からの、SEBS、K9120から押出し成形され、打ち抜き型を用いて正しい形状に裁断された。フェイスシールの形状は、中央開口部が外辺部の外形に概ね従っているが周辺部分の縁部から20mm離れた状態で、周辺部分の外周の形状に従った。事前に裁断されたフェイスシールが、熱接着プロセスによって周辺部分の外周に取り付けられた。1.5秒の滞在時間の間約70kPaの接合圧力で、接合温度は約130℃であった。フェイスシールを周辺部分に取り付け後、中央部分が周辺部分に添えられた。
[0039] 中央部分は、ケイ酸マグネシウム添加剤付きポリプロピレンである、マトリックス・グループ(Matrixx Group)傘下のアクロ・コンパウンダズ社(Aclo Compounders)(カナダ・オンタリオ州)からのファイバフィル(Fiberfill)PP−68/TC/20ポリプロピレンコポリマー(Polypropylene Copolymer)を用いて、射出成形プロセスで形成された。中央部分は、公称肉厚が1.5mmであり、周辺部分の開口部に位置付けされるように構成され、また図2に示すように、開口部外辺部シェルフ58上に位置合わせされた。最も幅の広い部分における中央部分の幅は約4センチメートルであった。中央部分の長さは、上面から底面まで、82mmであり、中央部分の厚さは18mmであった。一旦周辺部分に位置付けされると、中央部分は、エネルギー・ディレクタ56(図3)において周辺部分に超音波溶着された。超音波溶着は、ブランソン・ウルトラソニック社(Branson Ultrasonic Corporation)(P.O.Box 1961,Danbury,CT 06813−1961)からの超音波溶着機ブランソン2000X(Branson 2000X)に近接場ホーン及びアンビル配置を用いて実施された。このホーン及びアンビルは、中央部分の外辺部接触区域を周辺部分の開口部外辺部シェルフ58に1つの工程で密封するように構成された。合計溶着部面積は約965平方mmであった。圧縮圧力は約551kPaであり、ホーン溶着エネルギーは500〜700ヘルツであり、トリガ力は15kPaであり、下り速度は15mm/秒であり、また滞在時間は0.5秒であった。溶着直前の部品の温度は22℃であった。
[0040] 周辺部分の材料は、オレフィン組成物中に約20%のポリプロピレンを有した、オレフィン・ベースのトリブロックコポリマーを含んだ。中央部分は、機械的安定性を向上させるために、ポリプロピレン及び20重量%タルクから構成された。周辺部分及び中央部分の材料は、約145℃及び165℃の融解温度をそれぞれ有した。
[0041] 組み立てられたマスクが溶着プロセスから冷却することができた後、気密性及び溶着部強度試験方法に従って試験された。これらの試験の下で、周辺部分と中央部分との間の溶着シールが気密的にも機械的にも両方安定していたことが確認された。2kPaにて実施された、リーク試験は、溶着部強度が230ニュートン超であった間は漏れを全く示さなかった。したがって、頑丈な溶着部が得られた。
[0042] 本発明には、その趣旨及び範囲から逸脱することなく、様々な改変及び変更を行うことができる。したがって本発明は上記の記載によって限定されるものではないが、以下の「特許請求の範囲」及びそのあらゆる均等物において記載される限定条件によって規制されるものである。
[0043] 更に本発明は、ここに具体的に開示されていないいずれかの要素がなくとも適切に実施可能であり得る。
[0044] 上記に引用したすべての特許及び特許出願を、「背景技術」の項において引用したものを含め、その全容にわたって本文書に援用するものである。そのような組み込まれる文献の開示と上記明細書との間に不一致又は矛盾がある限りにおいては、上記明細書が優先する。

Claims (17)

  1. (a)マスク本体であって、
    (i)剛性の第1熱可塑性材料を含む中央部分と、
    (ii)順応性非エラストマーの第2熱可塑性材料を含む顔面接触部材と、を含み、前記中央部分と周辺部分との間に気密シールを生成するために、前記第1熱可塑性材料が前記第2熱可塑性材料に溶着された、マスク本体と、
    (b)前記剛性の中央部分に固定される少なくとも1つのフィルタカートリッジと、を含む、レスピレータ。
  2. 前記第1及び第2熱可塑性材料が、超音波溶着、ホットプレート溶着、又は高周波溶着された、請求項1に記載のレスピレータ。
  3. 前記第1及び第2熱可塑性材料が、共に超音波溶着された、請求項2に記載のレスピレータ。
  4. 前記周辺部分が、第1開口部と、前記第1開口部の周りに配設された熱可塑性外辺部とを含み、前記中央部分が、熱可塑性外辺部を更に含み、前記中央部分の前記熱可塑性外辺部が、前記周辺部分の前記熱可塑性外辺部に溶着された、請求項1に記載のレスピレータ。
  5. 前記中央部分が、前記周辺部分に溶着される前に、前記中央部分の前記外辺部において可視熱可塑性エネルギー・ディレクタを含む、請求項4に記載のレスピレータ。
  6. 前記周辺部分が、前記中央部分の前記外辺部に溶着されるようになる熱可塑性表面を含む、請求項5に記載のレスピレータ。
  7. 前記マスク本体が、第2外辺部において前記周辺部分に固定されるエラストマーフェイスシールを更に含む、請求項4に記載のレスピレータ。
  8. 前記周辺部分が、その所望の形状に熱形成された、請求項1に記載のレスピレータ。
  9. 共に溶着される前記第1及び第2熱可塑性材料が、非晶質ポリマーを含む、請求項1に記載のレスピレータ。
  10. レスピレータを作製する方法であって、
    (a)第1熱可塑性材料を含む剛性の中央部分を設ける工程と、
    (b)第2熱可塑性材料を含む順応性の周辺部分を設ける工程と、
    (c)前記剛性の中央部分と前記順応性の周辺部分との間に気密シールが生成されるように、前記剛性の中央部分を前記順応性の周辺部分に溶着する工程と、を含む、方法。
  11. 前記第1及び第2熱可塑性材料が、共に超音波溶着される、請求項10に記載の方法。
  12. 前記剛性の中央部分が、前記中央部分の外辺部の周りに環状に延びる熱可塑性エネルギー・ディレクションを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記周辺部分が、その外辺部において前記中央部分に超音波溶着されるようになる環状熱可塑性表面を含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記第1及び第2熱可塑性材料が、非晶質ポリマー材料を含む、請求項10に記載の方法。
  15. 前記非晶質ポリマー材料が、ポリプロピレンを含む、請求項14に記載の方法。
  16. フェイスシールを前記周辺部分の外周に固定する工程を更に含む、請求項10に記載の方法。
  17. 前記周辺部分が非エラストマーであり、前記フェイスシールがエラストマーである、請求項16に記載の方法。
JP2014505176A 2011-04-15 2012-04-02 溶着された熱可塑性マスク本体を有するフェイスマスク Pending JP2014514087A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/087,629 2011-04-15
US13/087,629 US20120260920A1 (en) 2011-04-15 2011-04-15 Face mask having welded thermoplastic mask body
PCT/US2012/031841 WO2012141930A2 (en) 2011-04-15 2012-04-02 Face mask having welded thermoplastic mask body

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017117152A Division JP2017185265A (ja) 2011-04-15 2017-06-14 レスピレータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014514087A true JP2014514087A (ja) 2014-06-19
JP2014514087A5 JP2014514087A5 (ja) 2016-07-07

Family

ID=47005455

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014505176A Pending JP2014514087A (ja) 2011-04-15 2012-04-02 溶着された熱可塑性マスク本体を有するフェイスマスク
JP2017117152A Pending JP2017185265A (ja) 2011-04-15 2017-06-14 レスピレータ

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017117152A Pending JP2017185265A (ja) 2011-04-15 2017-06-14 レスピレータ

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20120260920A1 (ja)
EP (1) EP2696939A4 (ja)
JP (2) JP2014514087A (ja)
KR (1) KR20140047604A (ja)
CN (1) CN103476462A (ja)
AU (1) AU2012243172B2 (ja)
RU (1) RU2555682C2 (ja)
WO (1) WO2012141930A2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019166411A (ja) * 2014-01-17 2019-10-03 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 呼吸保護マスク
JP2021164659A (ja) * 2015-10-22 2021-10-14 スコット テクノロジーズ インコーポレイテッドScott Technologies, Inc. 音声伝達機能を備えた呼吸用マスク

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013165988A1 (en) * 2012-04-30 2013-11-07 Scott Technologies, Inc. Half facepiece
US9517367B2 (en) 2013-02-01 2016-12-13 3M Innovative Properties Company Respiratory mask having a clean air inlet chamber
US11052268B2 (en) 2013-02-01 2021-07-06 3M Innovative Properties Company Respirator negative pressure fit check devices and methods
US9950202B2 (en) 2013-02-01 2018-04-24 3M Innovative Properties Company Respirator negative pressure fit check devices and methods
WO2014143863A1 (en) * 2013-03-15 2014-09-18 Scott Technologies, Inc. Reconfigurable full facemask having a cartridge module for respiratory protection
US9814913B2 (en) 2013-11-15 2017-11-14 3M Innovative Properties Company Respirator with floating elastomeric sleeve
US10765176B2 (en) 2014-05-22 2020-09-08 3M Innovative Properties Company Personal protective device strap connecting buckle assembly
US9999546B2 (en) 2014-06-16 2018-06-19 Illinois Tool Works Inc. Protective headwear with airflow
USD757249S1 (en) * 2015-01-13 2016-05-24 Lu Xu Respirator mask
USD747795S1 (en) * 2015-02-27 2016-01-19 3M Innovative Properties Company Respirator mask body
USD762845S1 (en) * 2015-02-27 2016-08-02 3M Innovative Properties Company Respirator cartridge
US10751660B2 (en) 2015-06-30 2020-08-25 3M Innovative Properties Company Filter cartridge comprising filter media with adhesively edge-sealed ends, and method of making and using
CN105029770B (zh) 2015-07-31 2016-08-17 小米科技有限责任公司 智能口罩、计算污染物吸附量的方法、智能口罩及装置
USD842982S1 (en) 2016-03-28 2019-03-12 3M Innovative Properties Company Hardhat suspension adapter for half facepiece respirators
USD816209S1 (en) 2016-03-28 2018-04-24 3M Innovative Properties Company Respirator inlet port connection seal
US11219787B2 (en) 2016-03-28 2022-01-11 3M Innovative Properties Company Respirator fit check sealing devices and methods
AU2017240444B2 (en) 2016-03-28 2019-10-31 3M Innovative Properties Company Multiple chamber respirator sealing devices and methods
USD827810S1 (en) 2016-03-28 2018-09-04 3M Innovative Properties Company Hardhat suspension adapter for half facepiece respirators
US11812816B2 (en) 2017-05-11 2023-11-14 Illinois Tool Works Inc. Protective headwear with airflow
USD868960S1 (en) * 2018-10-22 2019-12-03 Jinfuyu Industrial Co., Ltd. Mask
BR112021022626A2 (pt) * 2019-05-10 2022-01-04 3M Innovative Properties Co Recurso de retenção de queixo da peça facial
US10835704B1 (en) 2019-05-15 2020-11-17 Applied Research Associates, Inc. Reusable respiratory protection device
US11596816B2 (en) * 2020-04-08 2023-03-07 Claudio H Caycedo Rapidly deployable, cough and sneeze, aerosol containment apparatus
US11452890B2 (en) * 2020-04-08 2022-09-27 Claudio H. Caycedo Rapidly deployable, cough and sneeze, aerosol containment apparatus
US20210387026A1 (en) * 2020-06-16 2021-12-16 Jose Pablo Cortina-Cordero Breathing mask and hood
RU2753293C1 (ru) * 2020-08-05 2021-08-12 Акционерное общество "Кампо" Противогаз (респиратор) противоаэрозольный с дополнительной очисткой выдыхаемого воздуха

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10502565A (ja) * 1995-01-20 1998-03-10 ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー 圧縮性圧入フィルター要素を有する呼吸用保護具
JPH11513272A (ja) * 1995-09-12 1999-11-16 ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー 熱変色性装着状態表示シールを有する呼吸マスク
JP2001505080A (ja) * 1996-09-24 2001-04-17 ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー レンズ領域内に一体成形コネクタを有するフルフェイス呼吸マスク
JP2002239018A (ja) * 2001-02-21 2002-08-27 Koken Ltd 排気孔付きのマスク
JP2003527889A (ja) * 1999-10-22 2003-09-24 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 圧縮要素を有する保持アセンブリ及びその使用方法
JP2007530141A (ja) * 2004-03-26 2007-11-01 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 変形可能な頬部分を有する非エラストマー呼吸用マスク

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4739755A (en) * 1986-10-17 1988-04-26 American Cyanamid Company Respirator
US5062421A (en) * 1987-11-16 1991-11-05 Minnesota Mining And Manufacturing Company Respiratory mask having a soft, compliant facepiece and a thin, rigid insert and method of making
WO1996028216A1 (en) * 1995-03-09 1996-09-19 Minnesota Mining And Manufacturing Company Fold flat respirators and processes for preparing same
US5592937A (en) * 1995-06-07 1997-01-14 Mine Safety Appliances Company Respirator mask with stiffening elements
US5857460A (en) * 1996-03-14 1999-01-12 Beth Israel Deaconess Medical Center, Inc. Gas-sensing mask
AU2001256547B2 (en) * 2000-05-16 2004-09-30 Norton Healthcare, Ltd. Drug delivery mask
US7650884B2 (en) * 2003-11-21 2010-01-26 3M Innovative Properties Company Respiratory facepiece and method of making a facepiece using separate molds
US20070068529A1 (en) * 2005-09-27 2007-03-29 Suresh Kalatoor Respirator that uses a polymeric nose clip
US20070235031A1 (en) * 2006-03-31 2007-10-11 3M Innovative Properties Company Full face respiratory protection device
RU2415687C1 (ru) * 2007-09-20 2011-04-10 Зм Инновейтив Пропертиз Компани Фильтрующая респираторная лицевая маска, содержащая "живые" шарниры

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10502565A (ja) * 1995-01-20 1998-03-10 ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー 圧縮性圧入フィルター要素を有する呼吸用保護具
JPH11513272A (ja) * 1995-09-12 1999-11-16 ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー 熱変色性装着状態表示シールを有する呼吸マスク
JP2001505080A (ja) * 1996-09-24 2001-04-17 ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー レンズ領域内に一体成形コネクタを有するフルフェイス呼吸マスク
JP2003527889A (ja) * 1999-10-22 2003-09-24 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 圧縮要素を有する保持アセンブリ及びその使用方法
JP2002239018A (ja) * 2001-02-21 2002-08-27 Koken Ltd 排気孔付きのマスク
JP2007530141A (ja) * 2004-03-26 2007-11-01 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 変形可能な頬部分を有する非エラストマー呼吸用マスク

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019166411A (ja) * 2014-01-17 2019-10-03 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 呼吸保護マスク
JP2021164659A (ja) * 2015-10-22 2021-10-14 スコット テクノロジーズ インコーポレイテッドScott Technologies, Inc. 音声伝達機能を備えた呼吸用マスク
JP7426001B2 (ja) 2015-10-22 2024-02-01 スコット テクノロジーズ インコーポレイテッド 音声伝達機能を備えた呼吸用マスク

Also Published As

Publication number Publication date
RU2555682C2 (ru) 2015-07-10
CN103476462A (zh) 2013-12-25
AU2012243172A1 (en) 2013-10-24
US20120260920A1 (en) 2012-10-18
RU2013145853A (ru) 2015-05-20
WO2012141930A3 (en) 2013-01-03
EP2696939A4 (en) 2015-08-19
WO2012141930A2 (en) 2012-10-18
KR20140047604A (ko) 2014-04-22
AU2012243172B2 (en) 2015-06-25
EP2696939A2 (en) 2014-02-19
JP2017185265A (ja) 2017-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017185265A (ja) レスピレータ
JP2014514087A5 (ja)
US20120125341A1 (en) Filtering face-piece respirator having an overmolded face seal
US20130340768A1 (en) Filtering face-piece respirator having support structure injection molded to filtering structure
AU2008311137B2 (en) Filtering face-piece respirator having nose clip molded into the mask body
US8171933B2 (en) Respirator having preloaded nose clip
US7650884B2 (en) Respiratory facepiece and method of making a facepiece using separate molds
AU2009228888B2 (en) Filtering face-piece respirator having an integrally-joined exhalation valve
CN1938064B (zh) 具有可变形的面颊部分的非弹性体呼吸面具
AU2008302602B2 (en) Filtering face-piece respirator having a frame for supporting the exhalation valve

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150326

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160209

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20160509

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161228

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170214

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20180405

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180411