JP2014512382A5

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Publication number: JP2014512382A5
Application number: JP2014506434A
Authority: JP
Filing date: 2012-04-04
Publication date: 2015-05-21
Anticipated expiration: 2032-04-04

Claims

以下の：
ａ)磁性コア、ならびに凝集β−アミロイドタンパク質および／または神経原繊維濃縮体を結合する官能基を含む機能性磁性ナノ粒子（ＭＮＰ）であって、
前記官能基が、２−（１−｛６−［（２−ヒドロキシエチル）（メチル）アミノ］−２−ナフチル｝エチリデン）マロノニトリル（ＨＯＤＤＮＰ）またはその誘導体もしくは類似体であり、当該官能基がリンカーを介して磁性コアと連結され、前記機能性磁性ナノ粒子が、哺乳類被験体の血流中に導入されると、哺乳類被験体の血液脳関門を横断し得るものである、機能性磁性ナノ粒子と、
ｂ）製薬上許容可能な担体とを含む薬学的組成物。
前記機能性磁性ナノ粒子（ＭＮＰ）が、次式で表され、
Ｍ−Ｓ−（Ｌ）−Ｚ
式中、Ｍは磁性コアであり、Ｓはポリマーであり、Ｌは任意のリンカーであり、そしてＺは官能基である、請求項１に記載の薬学的組成物。
前記官能基が、直接またはリンカーを介してポリマーに連結される、請求項２に記載の薬学的組成物。
前記官能基が、エポキシ基を介して磁性コアに結合する、請求項１に記載の薬学的組成物。
ＨＯＤＤＮＰ官能基が、ＨＯＤＤＮＰのヒドロキシル基を介して磁性コアに結合される、請求項１に記載の薬学的組成物。
前記機能性ＭＮＰがさらに治療薬を含む、請求項１に記載の薬学的組成物。
前記機能性ＭＮＰがアルブミンマトリックス中にカプセル化される、請求項１に記載の薬学的組成物。
前記機能性ＭＮＰがアポリポタンパク質を含む、請求項１に記載の薬学的組成物。
前記機能性ＭＮＰがポリ（ブチルシアノアクリレート）（ＰＢＣＡ）を含む、請求項１に記載の薬学的組成物。
前記機能性ＭＮＰがＰＢＣＡ粒子の表面に付着する、請求項９に記載の薬学的組成物。
前記機能性ＭＮＰが界面活性剤を含む、請求項１に記載の薬学的組成物。
前記界面活性剤が、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレートおよびポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートから選択される、請求項１１に記載の薬学的組成物。
前記界面活性剤が、ポリエチレンオキシドおよびポリプロピレンオキシドのブロックコポリマーである、請求項１１に記載の薬学的組成物。
前記機能性ＭＮＰがポロキサミンを含む、請求項１１に記載の薬学的組成物。
前記ポリマーがデキストランである、請求項２に記載の薬学的組成物。
生存哺乳動物の脳におけるアルツハイマー病またはその疾病素質の検出に使用するための、請求項１から１５のいずれか一項に記載の薬学的組成物であって、
当該組成物の診断的有効量を哺乳動物に投与することにより機能性ＭＮＰが脳組織中に分布され、磁気共鳴画像処理を用いた脳組織の画像処理による前記機能性ＭＮＰと脳組織との結合が正常対照レベルの結合と比較して増大していることが、当該哺乳動物がアルツハイマー病に罹患しているかまたは発症する危険性があるということを示す薬学的組成物。
前記組成物が静脈内注射により投与される、請求項１６に記載の薬学的組成物。
前記生存哺乳動物がヒトである、請求項１６に記載の薬学的組成物。
生存哺乳動物の脳におけるβ−アミロイド沈着物および／または神経原繊維濃縮体の検出に使用するための、請求項１から１５のいずれか一項に記載の薬学的組成物であって、
当該組成物の診断的有効量を哺乳動物に投与することにより機能性ＭＮＰが脳組織中に分布され、磁気共鳴画像処理を用いた脳組織の画像処理による前記機能性ＭＮＰと脳組織との結合が正常対照レベルの結合と比較して増大していることが、脳におけるβ−アミロイド沈着物および／または神経原繊維濃縮体の存在を示す薬学的組成物。
前記組成物が静脈内注射により投与される、請求項１９に記載の薬学的組成物。
前記生存哺乳動物がヒトである、請求項１９に記載の薬学的組成物。
前記生存哺乳動物が、β−アミロイド沈着物および／または神経原繊維濃縮体に関連した疾患の非ヒト動物モデルである、請求項１９に記載の薬学的組成物。