JP2014510209A - マルチ噴射式ビデ - Google Patents

Abstract

ビデは、１つ以上の水源と、概ね細長いワンドと、噴射ヘッドとを含む。ワンドは、噴射ヘッドに１つ以上の水源から水を連通させるように構成される。噴射ヘッドは、水源から受け入れた水を噴射するように構成され、噴射ヘッドは、さらに、ワンドの上側表面を貫通してそのレセプタクルに受け入れられることで、取り外し可能にワンドに連結するように構成される。

Description

本出願は、２０１１年３月４日出願の米国仮特許出願第６１／４４９，５６５号および２０１１年６月２７日出願の米国特許出願第１３／１６９,８７３号に対する優先権を主張し、同仮出願および出願の開示を全て参考文献としてここに援用する。

本開示は、バスルーム用途で使用されるビデに関する。より厳密には、本開示は、ビデ用噴射ワンドおよび噴射ヘッドに関する。

ビデは、ユーザの身体の一部を清浄するための水を噴射するように構成される一つ以上の噴射器を含む。それぞれの噴射器は、通常、ワンドすなわちアームに設けられる噴射ヘッドを含む。噴射ヘッドは、水源と噴射ヘッドの間で流体連通が可能になるように水源に接続される。ワンドは、水がユーザの身体を清浄するために水を噴射し得る作動構成に移動し、噴射ヘッドをユーザの真下に配置する、および／または噴射ヘッドをユーザの方に向けて角度をつけるように構成される。さらに、ワンドは、ワンドおよび噴射ヘッドがユーザに支障をきたさないように配置される非作動構成に移動するように構成され得る。

ビデが本出願で説明するような機能を有するように、噴射ワンドおよび／または噴射ヘッドを改良することは有益である。

例示的実施形態によれば、ビデ用噴射器は、本体部分およびヘッド部分から成る概ね細長いワンドおよび噴射ヘッドを含む。ワンドは、噴射ヘッドの本体部分に水を連通させるように構成され、噴射ヘッドの本体部分は、ヘッド部分に水を連通させるように構成され、ヘッド部分は、水を噴射するように構成される。噴射ヘッドは、ヘッド部分がワンドの上側表面に関して中央に位置するように、取り外し可能にワンドに連結するように構成される。

別の例示的実施形態によれば、ビデ用噴射ヘッドは、第１のポートおよび第１のポートを概ね取り囲む第２のポートから成る本体部分を含み、ヘッド部分は、本体部分より上に設けられる。ヘッド部分は、第１のノズルグループおよび第２のノズルグループから成る。第１のノズルグループは、１つ以上のノズルを含み、第２のノズルグループは、第一グループと異なる１つ以上のノズルを含む。第１のポートは、第１のノズルグループに水を連通させるように構成され、第２のポートは、第２のノズルグループに水を連通させるように構成される。

別の例示的実施形態によれば、ビデは、１つ以上の水源と、概ね細長いワンドと、噴射ヘッドを含む。ワンドは、噴射ヘッドに１つ以上の水源から水を連通させるように構成され、噴射ヘッドは、水源から受け取った水を噴射するように構成される。噴射ヘッドは、取り外し可能にワンドに連結するように構成され、ワンドの上側表面から其のレセプタクルの中に入って受け取られる。

図１は、例示的実施形態による噴射ヘッドおよびレセプタクルの側面図である。 例示的実施形態による噴射ヘッドおよびレセプタクルの斜視図である。 例示的実施形態による噴射ヘッドおよびレセプタクルの斜視図である。 例示的実施形態による噴射ヘッドおよびレセプタクルの斜視図である。 例示的実施形態による、噴射ヘッドと組み立てられたワンドおよびレセプタクルの斜視図である。 例示的実施形態による、内部が見えるように描かれたワンドを備えた組み立てられた噴射器の斜視図である。 例示的実施形態による、内部が見えるように描かれたワンドを備えた組み立てられた噴射器の正面図である。 例示的実施形態による噴射ヘッドおよびレセプタクルの斜視分解図である。 例示的実施形態による、水流を示している噴射ヘッドおよびレセプタクルの斜視分解図である。 例示的実施形態による噴射器の側面図である。 例示的実施形態による噴射器の上面図である。 例示的実施形態による噴射器の底面図である。 例示的実施形態による噴射器の側面図である。 例示的実施形態による噴射器の斜視図である。 例示的実施形態による噴射器の斜視図である。 例示的実施形態によるビデすなわち便器の斜視図であり、例示的実施形態による噴射ヘッドおよびワンドの近景図を含む。

全体にわたって図を参照してゆくが、例示的実施形態によれば、ビデすなわち便器１０は、噴射器すなわち噴射組立体１００を含む。ビデ噴射器１００は、標準的には、ワンドすなわちアーム１１０と、ワンド１１０に連結されるマルチ噴射用噴射ヘッドまたは先端１３０を含む。ワンド１１０は、ユーザを清浄するために水を噴射する１つ以上の作動構成と非動作または休止の構成との間で噴射ヘッド１３０を動かすように構成される。噴射ヘッド１３０は、ノズル１４１、１４２の２つ以上のグループを含み、ノズルは、独立して制御される水源から水を選択的に供給される。

例示的実施形態によれば、ワンド１１０は、概ね細長い中空部材であり、後方端１１２および前方端１１１を有する。噴射ヘッド１３０は、ワンド１１０に関して中央に位置し、前方端１１１の概ね近くに配置され、左右方向の中央に置かれるようになる。ワンド１１０は、作動および非作動位置の間で噴射ヘッド１３０を動かすように構成される。非作動位置では、ワンド１１０および噴射ヘッド１３０は、ユーザを邪魔しないように配置される。作動位置では、ワンド１１０および噴射ヘッド１３０は、ユーザを清浄する水を噴射するように配置されるおよび／または傾けられる。例えば、機構１０１の提供により、この機構が、ワンド１１０を、並進させて、伸縮状態に、回転させてまたは何らかの他のやり方で動かし、作動および非作動の構成または位置の間でワンドを動かすまたは別の方法で構成し得る。ワンド１１０は、単一構成の、ハイドロ形成されたステンレス鋼コンポーネントである。他の例示的実施形態によれば、ワンド１１０は、例えば、他の材料（例えば、他の金属または金属合金、プラスチック、エラストマ、複合材など）から、他の製造方法（例えば、押し出し成形、射出成形など）に従って、他の構成（例えば、多ピースなど）で、衛生的な処理（例えば、コーティング、添加物、バスルーム、便器またはビデ環境に用いられる他の処理）を施してまたは施さずに、製造される。

例示的実施形態によれば、ビデ噴射器は、レセプタクル１６０を含む。レセプタクル１６０は、単一構成の射出成形プラスチック部品であり、噴射ヘッド１３０をワンド１１０に連結し、１つ以上の流体源から水を噴射ヘッド１３０に連通させることができるように構成される。レセプタクル１６０は、ワンド１１０の前方端１１１に押し込まれるとき、例えば締まり嵌め合いまたはスナップ式嵌め合いで、ワンド１１０に連結するように構成される。噴射ヘッド１３０は、キャップを形成して前方端１１１でワンド１１０の前方開きを覆う、および／または光および／またはレンズ１８０を受ける、ように構成されてもよい。他の例示的実施形態によれば、レセプタクル１６０は、他の材料（例えば、など金属、金属合金、他のプラスチック、複合材など）から製造され、他の方法（例えば、ブロー成形、機械加工など）に従って作られ、他の方法（例えば、スナップ式嵌め合い、接着剤、ワンド１１０と一体化して形成される、着脱可能または移動できないようになど）によって、ワンド１１０に連結される。

例示的実施形態によれば、レセプタクル１６０は、噴射ヘッド１３０をワンド１１０に連結するように構成される。上記のように、レセプタクル１６０は、ワンド１１０の前方端１１１に連結されるまたはワンド１１０の前方端１１１と一体化して形成される。レセプタクル１６０は、さらに受け口１６１を含み、受け口は、概ね空洞であり、噴射ヘッド１３０を受け入れて密接に係合するように構成される。受け口１６１および噴射ヘッド１３０の相互作用の詳細に関しては、この後で詳しく論ずる。

例示的実施形態によれば、レセプタクル１６０は、噴射ヘッド１３０に水源から水を連通させるように構成される１つ以上の入口１６２を含む。入口１６２のそれぞれは、概ね空洞であり、受け口１６１の外部表面から延在する雄部材である。それぞれの入り口は、１つの流体管、チャネルまたは導管１７０の前方端の中で受け入れられ、密接に連結するように構成される。それぞれの入り口、コネクタまたはチャネル１６２は、例えば、外周突起部すなわち先端１６３を含んでもよい。外周突起部または先端１６３は、入口１６２の外縁の周囲で流体管１７０と継続的に接触する部分となり、それによってシールを形成し、入口１６２および流体管１７０が分離することを防止するように構成される。他の例示的実施形態によれば、入口１６２および流体管１７０のそれぞれは、例えば、異なる雄／雌型の方向付け、嵌め合いを含む他の方法で連結されてもよい。

例示的実施形態によれば、それぞれの流体管１７０は、水を水源（図示せず）からレセプタクル１６０を経由させて噴射ヘッド１３０に連通させるように構成される。それぞれの流体管１７０の前方端１７１は、レセプタクル１６０の入口１６２に連結される一方、それぞれの流体管１７０の後方端１７２は、水源に連結される、または他の方法で水源に流体連通されるそれぞれの流体管１７０は、ワンド１１０の空洞部分の中をレセプタクル１６０とワンド１１０の後方端１１２との間の少なくとも一部に延在する。それぞれの流体管１７０は、例えば、押し出し成形ポリプロピレン材でもよい。他の例示的実施形態によれば、それぞれの流体管１７０は、例えば、他の材料（例えば、金属、金属合金、複合材、エラストマ材料、他のプラスチックなど）から製造されてもよく、他の製造方法（例えば、射出成形、ブロー成形）に従って作られてもよく、ワンド１１０と一体化して形成されてもよい。

例示的実施形態によれば、ビデは、噴射ヘッド１３０に選択的に水を供給するように構成される１つ以上の水源を含む。１つ以上の水源は、水をノズルグループ１４１、１４２のどちらにも供給しない、いずれかに供給する、両方に供給することができるように、第１および第２のノズルグループ１４１、１４２に、選択的に、独立して供給するようにさらに構成される。水は、第１および第２のノズルグループ１４１、１４２に順番におよび／または同時に供給されてもよい。例えば、それぞれの水源は、１つ以上の弁および／または１つ以上のポンプを組み合せて使用することで、選択的に水温、圧力、流量および／またはパターン（水源によって制御する、機構１０１を用いてワンド１１０を動かすおよび／またはそれらを組み合わせることによる、脈動、揺動または波動など）を制御してもよい。１つの例示的実施形態によれば、それぞれの水源は、１つの流体管１７０だけに、したがって、１つのノズルグループ（例えば１４１または１４２）だけに水を選択的に供給する。他の例示的実施形態によれば、それぞれの水源は、出力弁または他の装置を制御して選択的に、独立して水流を制御できるようにすることで、１つ以上の流体管１７０に、したがって、第１および第２のノズルグループ１４１、１４２に水を選択的に、別々に供給してもよい

例示的実施形態によれば、噴射ヘッド１３０は、それぞれの流体管１７０から水を受け入れて、ユーザを清浄することを目的とした異なるやり方で水をユーザに向けて送る（例えば、噴射する）ように構成される。噴射ヘッド１３０は、標準的には、本体部分１３１およびヘッド部分１４０を含む。本体部分１３１は、レセプタクル１６０に連結して、ヘッド部分１４０に水を連通させるように構成される。ヘッド部分１４０は、異なったノズルの２つ以上のグループ１４１、１４２を含む。

例示的実施形態によれば、噴射ヘッド１３０は、単一構成の、機械加工またはフライス加工されたステンレス鋼片である。他の例示的実施形態によれば、噴射ヘッド１３０は、他の材料（例えば、衛生目的で処理されていないまたは処理済みの金属、他の金属合金、複合材、ポリマー）から製造され、他の製造方法（例えば、鋳込み成形、射出成形、ブロー成形など）に従って作られる、または同じ材料または異なる材料および／または同じ製造方法または異なる製造方法の複数の構成部品から製造される。

例示的実施形態によれば、本体部分１３１は、取り外し可能にレセプタクル１６０の受け口１６１に連結するように構成される。本体部分１３１は、本体部分１３１を受け口１６１に挿入することができるように、受け口１６１よりわずかに小さい直径を有する概ね円筒形の部材である。本体部分１３１は、本体部分１３１の外縁の周囲に延在していて、Oリングまたは他のガスケット１３３を受けるように構成される１つ以上のスロットすなわち凹み１３２を含む。レセプタクル１６０は、対応スロットおよび／または内部周面を含む。Oリングすなわちガスケット１３３は、本体部分１３１および受け口１６１の両方と継続的に接触することを維持するように構成されるので、その間で圧縮され、シールを形成する。さらに、受け口１６１のスロット１３２は、ガスケット１３３と協働して、噴射ヘッド１３０の本体部分１３１をレセプタクル１６０の中に保つ。

例示的実施形態によれば、噴射ヘッド１３０、レセプタクル１６０および／またはワンド１１０は、交換または整備のために噴射ヘッド１３０を容易に取り除くことができるように構成される。例えば、噴射ヘッド１３０は、レセプタクル１６０および／またはワンド１１０によって画定される中央開口部の中に入るおよび／またはそこから出て現れるように構成されてもよい。レセプタクル１６０は、レセプタクル１６０の概ね底部分に向けて配置される切り欠き１６５を含む。ワンド１１０は、レセプタクル１６０の切り欠き１６５に近接して配置される切り欠きをさらに含む。噴射ヘッド１３０は、レセプタクル１６０および／またはワンド１１０の切り欠き１６５の中に配置されるように構成される底部分１３６を含む。レセプタクル１６０およびワンド１１０の底に切り欠きが設けてあるので、ユーザまたは作業員は、指または機器など用いて、噴射ヘッド１３０の底部分１３６に押し上げる力を加えることで噴射ヘッド１３０を取り除くことができる。さらに、噴射ヘッド１３０の底部分１３６およびレセプタクルの切り欠き１６５および／またはワンド１１０の切り欠きは、確実に適正に揃えることができ、噴射ヘッド１３０が、レセプタクル１６０およびワンド１１０に対して相対的回転することを防ぐような形状にすることができる。

他の例示的実施形態によれば、噴射ヘッド１３０、レセプタクル１６０および／またはワンド１１０は、噴射ヘッド１３０を取り外し可能に連結するための他の方法で、構成される。例えば、ねじ、掛け金、差し込み付きの（例えば、押しボタンリリース）、部分的に回す（例えば、４分の１回す）、バネ式またはスナップ式の連結によって構成される。

例示的実施形態によれば、噴射ヘッド１３０のヘッド部分１４０は、ワンド１１０の上側表面１１３と、同一平面に、平坦にまたは同じ高さに取り付けるように構成される。ワンド１１０は、ヘッド部分１４０を受け入れたとき、ワンド１１０とヘッド部分の間の間隙はごく僅かになるように、対応する形状およびサイズの上側表面１１３上の開口部すなわち切り欠き１１４を含む。ヘッド部分１４０およびレセプタクル１６０は、さらに、ヘッド部分１４０がワンド１１０の上側表面と同一平面になるように、対応する厚みおよび高さを備えるように構成される。他の例示的実施形態によれば、ヘッド部分１４０、ワンド１１０およびレセプタクル１６０は、他の方法で構成されてもよく、ワンドの上側表面の最上部にあるヘッド部分１４０の表面取り付け部を、これに限定するわけではないが含んでいて、同一平面嵌め合いのためにヘッド部分１４０の高さに対応する深さを備えた凹部（切り欠きではなく）を、ワンド１１０の上側表面に設けてもよい。

例示的実施形態によれば、本体部分１３１は、ノズルグループ１４１、１４２に連通させるためにそれぞれの流体管１７０から水を受け入れるように構成される。本体部分１３１は、下部ポート１３４および上部ポート１３５を含む。下部ポート１３４は、本体部分１３１の中に延在する概ね円筒形の開口部である。下部ポート１３４は、第１のノズルグループ１４１に通じる中心の、垂直チャネルにつながる。下部ポート１３４は、受け口１６１の内面と共に、第１のノズルグループ１４１に水を連通させる前に、流体管１７０のうちの１つおよび／または入口１６２から水を受け入れるための室を形成する切り欠き１３６を含んでもよい。上部ポート１３５は、概ね水平チャネルであり、垂直チャネルの周囲をめぐって、本体部分１３１の外縁まで延在する。上部ポート１３５は、受け口１６１の内面と共に、流体管１７０のうちの１つから水を受け入れる、および第２のノズルグループ１４２に水を連通させるための室を形成する。他の例示的実施形態によれば、本体部分１３１は、他の方法で構成されてもよく、例えば、異なる数のポート（例えば、１つまたは２つ以上の）、異なるポート形状（例えば、チャネル、円筒形開口部など）、異なるポートの向き（例えば、並行の、交互のなど）、異なる連通部（例えば、チャネル、室など）を含む。

例示的実施形態によって、本体部分１３１のそれぞれのスロット１３２、受け口１６１のスロットすなわち凹み１６４およびガスケット１３３は、噴射ヘッド１３０から漏出することを防止し、第１および第２のノズルグループ１４１、１４２の間で水が混じることを防止するように構成される。本体部分１３１のスロット１３２は、ガスケット１３３を受け入れるように構成される。上部スロット１３２は、下部ポート１３４の下方に配置され、中間スロット１３２は、下部ポート１３４と上部ポート１３５の間に配置され、上部スロット１３２は、上部ポート１３５の上方に配置される。受け口１６１は、嵌合するガスケット１３３ごとに、対応スロット１６４または表面を備えている。例えば、受け口１６１は、本体部分１３１の下部スロット１３２に対応する下部スロット１６４を含んでいて、ガスケット１３３を受け入れる。受け口は、本体部分１３１の中間スロット１３２に対応する中間スロット１６４を含んでいて、ガスケット１３３を受け入れる。受け口は、ガスケット１３３と嵌合するために本体部分１３１の上部スロット１３２に対応する上側表面を含む。他の例示的実施形態によれば、スロット、表面および／またはガスケットは、他の方法で構成されてもよく、例えば、異なる数（例えば、より多い数のまたはより少ない数のスロット、表面および／またはガスケット）、異なる形状（例えば、本体部分１３１および／または受け口１６１の周囲を完全に囲んで延在していないスロット）、異なるガスケット（例えば、他の型のシール、本体部分１３１および／または受け口１６１に成形されたシール／ガスケット、本体部分１３１および／または受け口１６１と一体化して形成されるシール／ガスケットなど）、異なる位置（例えば、本体部分１３１および／または受け口１６１の底および／または上部分の間にシールを形成するための）などを含む。

例示的実施形態によれば、噴射ヘッド１３０のヘッド部分１４０は、異なる方法で異なる水源から水を送るまたは噴射するように構成される第１および第２のノズルグループ１４１、１４２を含む。第１のノズルグループ１４１は、例えば、本体および第１の水源の下部ポートと流体連通する１つのノズルを含んでもよい。第１のノズルグループのノズルは、噴射ヘッド１３０のヘッド部分１４０上の中央に位置し、ユーザの後方部分に向けて単一水流の水を送るまたは噴射するように構成される。第２のノズルグループ１４２は、例えば、第１のグループのノズルの周りに配置される個々の８つのノズルを含んでもよい。第２のノズルグループ１４２のノズルは、第２の水源と流体連通している。第２のノズルグループ１４２のノズルは、ユーザの前方部分に向けて複数の水流の水を送るまたは噴射するように構成される。例えば、ノズルは、穿孔してまたは他の方法で設けた孔であってもよく、ヘッド部分１４０の上側表面を貫通して下部ポートおよび上部ポート１３４、１３５につながるチャネルに向かってで突出する。さらに、ノズルは、例えばヘッド部分の表面に対して異なる角度の孔を設けること、ノズルインサートを設けることなどで、ヘッド部分から所望の方向で水を送るように構成されてもよい。他の例示的実施形態によれば、噴射ヘッド１３０のヘッド部分１４０は、異なる方法で構成されており、例えば、より多い数のまたはより少ない数のノズルグループ（例えば、２つより１つ以上多い）、を含んでいて、より多い数のまたはより少ない数のノズルを有するノズルグループ（例えば、１つから７つまたは９つより多いノズル）が、異なる方向へ水を送る（例えば複数のノズルグループが、ユーザの前方部分または後方部分に向けられ、ノズルグループの１つが、ユーザの他の部分に向けられる）。

例示的実施形態によって、噴射器１００は、非作動位置にあるときに、オンになるような送風機および照明および／または光ファイバ用の空気孔および温度センサーなどの、他の機能を含んでもよい。さらに、前述の設計は、ステンレス鋼または他の比較的強度のある材料を利用することで、設計美学を高めし、中央に位置する噴射ヘッドとワンドの間に合う同一平面で嵌め合う事を可能にすることで、ミニマリスト設計を実現する。

例示的実施形態によれば、噴射器１００は、最初にワンド１１１の前方端１１１に向ってレセプタクル１６０をワンド１１０に挿入するまたは他の方法で連結することで、組み立てられる。次いで、流体管１７０を、受け口１６０の入口１６２に連結する。次いで、ワンド１１０および流体管１７０を、水源および／または移動機構１０１などのビデの他の部分に連結してもよい。次いで、噴射ヘッド１３０を、ワンド１１０の上側表面の切り欠きからレセプタクル１６０の受け口１６１に挿入する。他の例示的実施形態によれば、ビデまたは噴射器１００を、異なる順番で構成部品を組み立てるなど、他の任意の適切な組み立て方法に従って組み立ててもよい。

例示的実施形態によれば、噴射器１００は、機構１０１などを用いて噴射器１００を動かすまたは他のやり方で、非作動位置すなわち非作動構成から作動位置すなわち作動構成に操作される。例えば、ワンド１１０を、回転させて、並進させておよび／または伸縮状態に動かして、ユーザを清浄するように噴射ヘッド１６０を配置するまたはその他の方法で構成する。次いで、水源は、流体管１７０の１つ以上および第１のおよび／または第２のノズルグループ１４１、１４２を通して水をユーザに供給するように構成してもよい。水源は、さらに、例えば温度、圧力、流量、流れパターン（例えば脈動的な、安定した、様々な圧力など）などを特徴とする異なる方法で水を供給してもよい。ワンド１１０を、さまざまなパターンで動かしてもよく、その間、水が水源によって第１のおよび／または第２のノズルグループ１４１、１４２に供給される。１つ以上の水源および／またはワンド１１０は、噴射ヘッド１３０を清浄するために配置されるおよび／または、別の方法で構成されてもよく、例えば、水を高圧で第１のノズルグループおよび第２のノズルグループの中を進める、および／または水を噴射ヘッド１３０の最上部を通じて噴射させる、水を噴射ヘッド１３０の表面から偏向させて出して噴射ヘッド１３０の上方に進める、などによる。

本願明細書において使用されるように、用語「およそ」、「約」、「実質的に」、および同類の用語は、一般的な、本開示の主題に関連する当業者が容認する使用方法と調和するように幅広い意味を有するように意図されている。本開示を検討する当業者であれば理解されるように、これらの用語は、特徴の範囲を提示した厳密な数値領域に制限することなく、これらの特定の特徴の説明を記載および開示することを可能にするためのものである。したがって、これらの用語は、説明および請求した本主題にわずかなまたは重要でない修正または変更を加えることは、添付する請求の範囲に記載される本発明の範囲内であるとみなされるということを示すものとして解釈されなければならない。

本明細書において様々な実施形態を説明するにあたって使用した用語「例証的な」は、これらの実施形態が、実施可能な例、代表例、および／または可能な実施形態の具体例であることを示すためのものであることを留意されたい。

本明細書において使用した用語「連結した」、「接続した」などは、２つの部材を直接的または間接的に互いに接合することを意味するものである。このような接合は、固定的（例えば、永続的）または移動可能（例えば、取り外し可能または解除可能）であってもよい。このような接合を行うにあたって、２つの部材を用いてもよく、あるいは、２つの部材に加えて、互いにまたは２つの部材とあわせて単一の一体構造として一体化して形成される任意の中間部材、および互いに取り付けられた任意の中間部材、を用いてもよい。

本明細書で構成要素の位置に関する表現（例えば、「最上」、「底」、「上方」、「下方」など）は、単に、図面における様々な構成要素の向きを説明するために用いられたにすぎない。様々な構成要素の向きは、他の例示的な実施形態では異なっている場合もあり、そのような変型例は、本開示は包含されるものと意図することを留意されたい。

様々な例示的な実施形態で示したような二重ギア組立体の構造および装置は、単なる一例であることに留意されたい。本開示では、ごく少数の実施形態しか詳細に説明していないが、本開示を検討する当業者であれば容易に理解されるように、本明細書に記載した主題の新規な教示および利点から実質的に逸脱することなく、多くの変更（例えば、様々な構成要素の大きさ、寸法、構造、形状および比率、パラメータ数値、装着配列、使用材料、色、向きなどの変更）を加えることが可能である。例えば、一体形成されるように示される構成要素を、複数の部品すなわち複数の構成要素で作成してもよく、構成要素の位置を逆にしても、または変更してもよく、離散構成要素の性質または数、あるいは位置を変更または修正してもよい。どの様な工程すなわち方法の段階の順序または配列も代替実施形態によって変更または再配列してもよい。さらに、本発明の範囲を逸脱することなく、さまざまな例示的実施形態の設計、動作条件および配置に他の置き換え、修正、変化および省略を加えてもよい。

Claims (20)

1. ビデ用噴射器において、
   概ね細長いワンドと、
   本体部分およびヘッド部分を備える噴射ヘッドと、を備え、
   前記ワンドは、前記噴射ヘッドの前記本体部分に水を連通させるように構成され、前記噴射ヘッドの前記本体部分は、前記ヘッド部分に前記水を連通させるように構成され、前記ヘッド部分は、前記水を噴射するように構成され、
   前記噴射ヘッドは、前記ヘッド部分が前記ワンドの上側表面に対して中央に位置するべく、取り外し可能に前記ワンドに連結するように構成される、噴射器。
2. 前記ヘッド部分が、前記ワンドの上側表面に向けて概ね配置される、請求項１に記載の噴射器。
3. 前記噴射ヘッドが、取り外し可能に前記ワンドに連結するように構成され、前記本体部分が、前記ワンドの前記上側表面の開口部から挿入可能である、請求項２に記載の噴射器。
4. 前記ワンドが、取り外し可能に前記噴射ヘッドに連結するように構成されるレセプタクルを備えており、
   前記レセプタクルが、前記噴射ヘッドの前記本体部分を受け入れるように構成され、かつ前記噴射ヘッドに１つ以上の水源から水を連通させるように構成される、請求項３に記載の噴射器。
5. 前記噴射ヘッドの前記本体部分が、その前記外縁周囲に延在している１つ以上のスロットおよび１つ以上の前記スロットのそれぞれに配置されているガスケットを備え、
   前記レセプタクルは、１つ以上のスロットまたは表面を含み、それぞれのスロットまたは表面が、前記噴射ヘッドの前記本体部分の１つ以上の前記スロットのうちの１つと位置が揃うように構成され、
   シールは、前記水が漏出するのを防止し、前記噴射ヘッドの前記本体部分が前記レセプタクルの中で保持されるように、前記本体部分の前記スロットと前記位置が揃ったスロットまたは前記レセプタクルの表面の間のそれぞれのガスケットによって形成される、請求項４に記載の噴射器。
6. 前記噴射ヘッドの前記ヘッド部分が、１つ以上のノズルの第１のグループと、前記第１のグループの前記ノズルとは異なる１つ以上のノズルの第２のグループを備える、請求項１に記載の噴射器。
7. 前記第１のグループの前記１つ以上のノズルが、ユーザの前方部分に向けて水を噴射し、前記第２のグループの前記１つ以上のノズルが、前記ユーザの後方部分に向けて水を噴射するように構成される、請求項６に記載の噴射器。
8. 前記第１のグループの前記１つ以上のノズルが、第１の水源から水を受け入れるように構成され、前記第２のグループの前記１つ以上のノズルが、前記第１の水源とは異なる第２の水源から水を受け入れるように構成される、請求項６に記載の噴射器。
9. 前記第１の水源および前記第２の水源の前記流量、温度、圧力または流れパターンのうちの少なくとも１つが、独立して制御することができる、請求項８に記載の噴射器。
10. 前記ワンドまたは前記噴射ヘッドの内の少なくとも１つが、ステンレス鋼の少なくとも一部から構成される、請求項１に記載の噴射器。
11. 前記ワンドの上側表面が、前記噴射ヘッドの前記ヘッド部分を有する同一平面である、請求項１に記載の噴射器。
12. ビデ用噴射ヘッドにおいて、
    第１のポートおよび前記第１のポートを概ね取り囲む第２のポートを備える本体部分と、
    前記本体部分の上方に設けられるヘッド部分であって、前記ヘッド部分が、第１のノズルグループおよび第２のノズルグループを備え、前記第１のノズルグループが、１つ以上のノズルを備え、前記第２のノズルグループが、前記第１のグループとは異なる１つ以上のノズルを備える、ヘッド部分と、を備え、
    前記第１のポートが、前記第１のノズルグループに水を連通させるように構成され、前記第２のポートが、前記第２のノズルグループに水を連通させるように構成される、ビデ用噴射ヘッド。
13. 前記第２のポートの少なくとも一部が、前記第１のポートの少なくとも一部の上方に配置され、前記第１のポートが、概ね垂直なチャネルを含み、かつ前記第２のポートが、前記第１のポートの前記垂直なチャネルの周囲に延在する概ね水平のチャネルを含む、請求項１２に記載の噴射ヘッド。
14. 前記噴射ヘッドが、取り外し可能にビデワンドに連結するように構成され、前記第２のポートが、集合的に上部チャンバを前記ワンドと共に形成するように構成され、かつ前記上部チャンバが前記第１のポートの前記垂直なチャネルを概ね取り囲む、請求項１３に記載の噴射ヘッド。
15. 前記第１のポートが、集合的に下部チャンバを前記ワンドと共に形成するように構成され、かつ前記下部チャンバが前記上部チャンバの概ね下方に配置される、請求項１４に記載の噴射ヘッド。
16. 前記第１のノズルグループの前記１つ以上のノズルが、前記噴射ヘッドの上側表面上の中央に位置し、前記第２のノズルグループが、前記噴射ヘッドの前記上側表面上で前記第１のノズルグループの前記１つ以上のノズルの周囲に配置される複数のノズルを備える、請求項１２に記載の噴射ヘッド。
17. 前記第１のポートが、概ね垂直なチャネルを含み、前記第２のポートが、前記垂直チャネルの周囲に延在する概ね水平なチャネルを含み、
    前記第１のノズルグループの１つ以上のノズルが、前記噴射ヘッドの前記上側表面を貫通して、前記中央チャネルまで延在する孔であり、前記第２のノズルグループの前記複数のノズルが、前記噴射ヘッドの前記上側表面を貫通して、前記水平チャネルまで延在する孔である、請求項１６に記載の噴射ヘッド。
18. ビデにおいて、
    １つ以上の水源と、
    概ね細長いワンドと、
    噴射ヘッドと、を備え、
    前記ワンドは、前記噴射ヘッドに１つ以上の水源から水を連通させるように構成され、
    前記噴射ヘッドは、水源から受け入れられる前記水を噴射するように構成され、
    前記噴射ヘッドは、前記ワンドの上側表面を貫通してそのレセプタクルに受け入れられることで、取り外し可能に前記ワンドに連結するように構成される、ビデ。
19. 前記ワンドが、その前記上側表面の開口部と、前記上側表面の下方に配置されるレセプタクルと、を含み、前記噴射ヘッドが、前記開口部を貫通して前記レセプタクルに挿入可能である本体部分を含む、請求項１８に記載のビデ。
20. 前記噴射ヘッドが、前記ヘッド部分の上で概ね中央に置かれる１つ以上のノズルの第１のノズルグループと、前記第１のノズルグループの前記１つ以上のノズルの概ね周囲に配置される複数のノズルの第２のノズルグループと、を含むヘッド部分を備え、
    前記本体部分が、第１の水源から水を受け入れて、前記第１のノズルグループに前記水を連通させるように構成される第１のポートを備え、
    前記本体部分が、前記第１のポートの概ね上方に配置される第２のポートを備え、前記第２のポートが、第２の水源から水を受け入れて、前記第２のノズルグループに前記水を連通させるように構成される、請求項１９に記載のビデ。

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