JP2014509282A - 少なくとも一の深海対象物を回収する深海装置 - Google Patents

少なくとも一の深海対象物を回収する深海装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014509282A
JP2014509282A JP2013548745A JP2013548745A JP2014509282A JP 2014509282 A JP2014509282 A JP 2014509282A JP 2013548745 A JP2013548745 A JP 2013548745A JP 2013548745 A JP2013548745 A JP 2013548745A JP 2014509282 A JP2014509282 A JP 2014509282A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deep sea
deep
sea
capture
capture device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013548745A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5789674B2 (ja
Inventor
アール フーア,ギュンター
Original Assignee
フラウンホーファーゲゼルシャフト ツール フォルデルング デル アンゲヴァンテン フォルシユング エー.フアー.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by フラウンホーファーゲゼルシャフト ツール フォルデルング デル アンゲヴァンテン フォルシユング エー.フアー. filed Critical フラウンホーファーゲゼルシャフト ツール フォルデルング デル アンゲヴァンテン フォルシユング エー.フアー.
Publication of JP2014509282A publication Critical patent/JP2014509282A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5789674B2 publication Critical patent/JP5789674B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63CLAUNCHING, HAULING-OUT, OR DRY-DOCKING OF VESSELS; LIFE-SAVING IN WATER; EQUIPMENT FOR DWELLING OR WORKING UNDER WATER; MEANS FOR SALVAGING OR SEARCHING FOR UNDERWATER OBJECTS
    • B63C7/00Salvaging of disabled, stranded, or sunken vessels; Salvaging of vessel parts or furnishings, e.g. of safes; Salvaging of other underwater objects
    • B63C7/16Apparatus engaging vessels or objects
    • B63C7/20Apparatus engaging vessels or objects using grabs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63GOFFENSIVE OR DEFENSIVE ARRANGEMENTS ON VESSELS; MINE-LAYING; MINE-SWEEPING; SUBMARINES; AIRCRAFT CARRIERS
    • B63G8/00Underwater vessels, e.g. submarines; Equipment specially adapted therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63CLAUNCHING, HAULING-OUT, OR DRY-DOCKING OF VESSELS; LIFE-SAVING IN WATER; EQUIPMENT FOR DWELLING OR WORKING UNDER WATER; MEANS FOR SALVAGING OR SEARCHING FOR UNDERWATER OBJECTS
    • B63C11/00Equipment for dwelling or working underwater; Means for searching for underwater objects
    • B63C11/52Tools specially adapted for working underwater, not otherwise provided for
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63GOFFENSIVE OR DEFENSIVE ARRANGEMENTS ON VESSELS; MINE-LAYING; MINE-SWEEPING; SUBMARINES; AIRCRAFT CARRIERS
    • B63G8/00Underwater vessels, e.g. submarines; Equipment specially adapted therefor
    • B63G8/001Underwater vessels adapted for special purposes, e.g. unmanned underwater vessels; Equipment specially adapted therefor, e.g. docking stations

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Abstract

【課題手段】本発明は、少なくとも一の深海対象物、特に少なくとも一の生物及び/又は細胞材料を回収する深海装置に関する。深海装置は、深海において少なくとも一の深海対象物を収容するための捕獲装置(14)と、深海装置を駆動するための駆動ユニット(16)と、を備える。深海装置は、特に水面に向かって実質的に浮力方向(Ar)に少なくとも部分的に駆動されるよう形成され構成される。深海装置は、特に魚雷状に形成される。
【選択図】図15

Description

本発明は、少なくとも一の(好ましくは生物学的)深海対象物を深海から回収する(取り出す)ための深海装置及び方法に関する。少なくとも一の深海対象物は、特に少なくとも一の(生命力のある又は生命力のない)生物学的生物及び又はその細胞材料を含む。
深海は、その表現が一般的用法では深さの範囲で正確に定義されていないものの、地球上で最大のバイオトープ(生息場所)を表している。以下、本明細書において深海とは、ほぼ暗闇の海洋、海又は湖の領域であって、そこに広がる条件(圧力、温度、栄養素濃度等)に最大限適応し、その生物の寿命の殆どの時間、ここに絶対的に生息していかなければならない生物が生息している海洋、海又は湖の領域を意味する。この領域は、水深約1000mから、現在知られている内では約11034m(地球の海洋の中で最も深い点と考えられているマリアナ海溝)までの領域である。
地球の海及び海洋の平均深さは、3000mより深く、地球の半分より遙かに大きい面を占めている。広い領域にもかかわらず、生物圏のこの部分に関する知識は、とりわけ上側領域(水深約3000mまで)に限定されており、局所的な非常に狭い範囲が限界となっている。これはむしろ、主として、とりわけ技術的・ロジスティックスの問題に起因し試験が選択的なためであり、同じく、深海対象物すなわちサンプルを採取したり、動物を見つけて観察したり、他の作業を行うのに、深さに応じて高騰する相当な額のコストにも起因する。
深海生物には、科学的な面のみならず経済的な面から見ても多くの関心が集まる。深さの増加と共に、深海生物は絶対的な「好圧性」すなわち「圧を好む」ようになり、つまり深海の高い圧力条件に適応している。深海生物は大きな圧力変化下では生きられないであろう。技術的には、マクロな生物(バクテリアではなく)の生きたままの回収は、現時点では水深2500mまでであっても十分に行えない(B.シリト、G.ヘメル、C.ドゥチ、D.コッティン、J.ザラツィン、P.−M.サラディン、J.ラヴォー、F.ゲイル、新しく設計された加圧回収装置を用いた水深2300mからの大型動物類の生きたままの捕獲、深海研究I55(2008年)881〜889頁)。生きている生物又は生きている細胞材料のみの回収の試みや、増殖可能なインヴィトロ細胞培養の長期的に安定した達成が成功していない理由は、特に以下のものが挙げられる。
−水深の増加及び自然の生育地における安定度と共に増す生物の高圧への適応性
−極めて安定した低温(約1℃〜6℃+/−0.1℃、好冷生物)又は熱源近傍の高温(好熱性生物)のいずれかへの適応性、及びその結果としての温度変化に対する生物の耐性の低さ
−高圧(水深約11000mでは約110MPaに達する)に対する殆どすべての高分子の最適化、したがって低圧における損失による機能的低下や生命力低下
−おそらくは水深約5000mから現れる絶対的な好圧性生物、また同じく手軽な方法では今まで十分には解決されていない、そのような高圧の下での動物蓄養、細胞培養、分離法等の活動にともなう技術的問題
−深い海からの適当な捕獲・移送装置の有効性、
−生物の管理に関する経験の不足、及びそれら生物の生理学的性質、栄養等についての知識の不足
−これまでは対応する正確に働く移送システムが存在していないので、動物をその深さから移送して細胞を分離するまでの間の相当な時間的プレッシャー
特に、この数十年間で、以下の二つの理由のために、深海対象物の、好ましくは深海のマクロな生物の少なくとも生きている組織材料を回収する必要があった。
まず、科学研究の必要性である。どんな種の深海生物であっても実験蓄養又は少なくとも細胞の培養を通じて通常の実験培養作業へと生きたまま移送することさえできれば、研究の十分な材料の準備が整うことになるからである。深海に滞在できるのは短い時間だけである。恒久的な研究ユニットは現時点では存在せず、技術的な複雑さについては宇宙ステーションにも匹敵するといえよう。一方、大きな資源の経済的開発に対する要望や商業的に利用可能な対応する大量のバイオマテリアルを得る要望もある。地球表面上のバイオ研究所においてのみ、深海生物の細胞、高分子及び他の物質を十分な量で分離でき、動物又は細胞は、応用可能な場合には、培養され、必要な量に拡張され、変更され、そして経済的に利用できる。多くの場合、深海の生物密度は非常に低く、したがって商業的捕獲には向かないからである。
バイオテクノロジーでは、特に生きている細胞、小さな組織複合体及び高分子に関心があり、一方、科学では、むしろ主な関心は生命力のある動物にある。また、分離された生きている細胞の安定化及び細胞の培養がこれまで成功している深さは不十分なものであった。大型動物類の深海生物については、成功している水深は約1162mである(S.小山、深海多細胞生物の細胞生物学、細胞工学(2007年)55:125〜133頁(非特許文献1))。ここで、その上、いままで、特にこの成功は、大きな圧力低下に耐性がある生物、つまり絶対的な好圧性ではない生物(例えば深海ウナギ)に対するものであった。絶対的な深海生物の大多数はより深いところにおり、したがってこれまでは実験室の細胞培養におけるマクロな生物の種類の範囲では表されておらず、辿り着けていない。
これまでは、深海対象物の回収には、実質的には以下の二つのアプローチがあった。
まず、深海対象物の回収には、捕獲場所の水深の圧力を維持せず捕獲するアプローチがある。一方、深海船の加圧室に回収し、捕獲した深海対象物の元の生息領域における圧力をある程度維持しながら海面まで移送するアプローチもある。第一の方法では、マクロな生物ではない生物(例えばバクテリア)であって、絶対的な好圧性ではない生物のみが生き延びることができる。したがって、この方法は約2000mより浅い水深に限定される。第二の方法では、上昇に時間単位の時間がかかることを意味し、したがって、非常に正確に温度を調節し圧力を安定させる必要がある。また、この場合、実質的な水深限界があり、生きたままの回収は上記のものを除いて成功していない。
深海のマクロな生物の生きたままの回収、又は絶対的な好圧性生物(例えば魚、甲殻類等)の完全な状態の細胞からの細胞培養の設備に対する上記理由を考慮すると、新規な装置及び方法が必要とされていると言える。つまり、圧力及び温度の点で多少調整可能な捕獲チャンバのアプローチによる現在知られている技術では不十分である。
生物全体の生命活動が失われる、同じく細胞のレベルにおける生命過程が失われるという本質的な理由は、大部分が最適周辺条件(特に圧力、温度、光)に満たない状態にある、深いところからの長い上昇時間が現在必要とされていることにある。このように、上昇動作は、水深7000mに対しては従来の水中船又は従来捕獲システムのこれまでの好ましい上昇速度の1m/sで7000秒つまりほぼ2時間を要する。回収に必要な時間を加えると、生物の回収までに要する時間は、ほぼ数時間である。
一般的な従来技術に関しては、国際特許出願公開第WO2010/145791号(特許文献1)が参考文献として挙げられるが、捕獲装置における、例えば風船を用いた非常に遅く受動的な浮力を単に開示しているに過ぎず、本発明の目的には適わない。また、従来の潜水艇を開示する欧州特許出願公開第1493656号明細書(特許文献2)も参考文献として挙げられるものの、深海には適しておらず、よって本発明の目的には適わない。
国際特許出願公開第WO2010/145791号 欧州特許出願公開第1493656号明細書
S.小山、深海多細胞生物の細胞生物学、細胞工学(2007年)55:125〜133頁 B.シリト、G.ヘメル、C.ドゥチ、D.コッティン、J.ザラツィン、P.−M.サラディン、J.ラヴォー、F.ゲイル、新しく設計された加圧回収装置を用いた水深2300mからの大型動物類の生きたままの捕獲、深海研究I55(2008年)881〜889頁
本発明の目的は、少なくとも一の深海対象物を回収する改良深海装置及び改良方法を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の目的は特に、少なくとも細胞のレベルの少なくとも一の深海対象物(好ましくはマクロな生物)を生きたまま回収でき、任意選択的に細胞を安定して増殖可能なインヴィトロ培養へと移送する深海装置及びそれに関連する方法を提供することにある。
これらの目的は、特に独立請求項の特徴を備える装置及び方法により達成される。
本発明は、概して、少なくとも一の深海対象物を現在知られているアプローチと比較して可能な限り迅速に回収する(取り出す)技術的教示に特に関する。
本発明では、少なくとも一の好ましくは生物学的深海対象物を回収する深海装置を提供する。
少なくとも一の深海対象物には特に、生命力のある及び/又は生命力のない生物及び/又はその細胞材料が含まれるだけでなく、深海に存在する他のタイプや態様の対象物や材料(例えば魚、甲殻類、単細胞生物、高分子、組織複合体等)も含まれる。好ましくは、生物は、少なくとも一の生物学的細胞、好ましくは微生物の細胞又は下等生物や高等生物の動物細胞を有する生物学的生物である。
深海装置は、深海において少なくとも一の深海対象物を収容し特に捕獲するための捕獲及び/又は収容手段と、深海装置を能動的に駆動するための駆動ユニットと、を備える。
深海装置は好ましくは、水面に向かって実質的に浮力方向に深海と水面との間で少なくとも部分的に(好ましくは駆動ユニットを用いて)駆動されるよう、特に魚雷のように水面に向かって駆動されるよう、形成され構成される。
深海装置を、実質的に浮力方向に深海から水面まで全経路で駆動できるが、必ずしも全経路で駆動する必要はない。また、深海装置を、浮力方向からずれた部分における水面に、例えば水面上の特定の目標領域に浮上させるよう、深海から駆動することも可能である。
浮力方向は重力方向とは反対方向であり、仮想的な水平面と直交する。
好ましくは、深海装置は魚雷状に形成される。本発明の明細書において「魚雷状」とは、特に次の特性の少なくとも一を含む。つまり、任意選択的に追加部品を加えた通常の魚雷の態様、通常の魚雷の大きさ、従来の魚雷が到達可能な速度(つまり25km/h、50km/h、75km/h又は100km/hを超える速度)、水平方向とは異なる方向に、好ましくは実質的に浮力方向に所定の方法で移動する能力である。
本発明に係る深海装置を用いて、深海からの例えば水深7000mからの上昇時間を著しく、10分未満に低減できる。したがって、能動的に駆動される従来の魚雷では、100km/hを超える速度を達成できる。それは、例えば水深7000mでは約5分の上昇時間に相当する。
好ましくは深海装置が、受動的に深海底に沈降するよう形成し構成する。ただ深海装置は、深海底上方の離れた水深目標領域に保持するように形成し構成することもできる。
深海装置を、深海において実質的に浮力方向にその姿勢が方向付けられるよう、特に直立するよう、好ましくは深海装置の頭側端部が水面を向きそして駆動ユニットが深海底を向くように、形成し構成することができる。つまり、深海装置は好ましくは、深海装置の長手方向軸が浮力方向と実質的に平行である、すなわち浮力方向に実質的に対応するよう、かつ/又は仮想的な水平面に対して垂直に方向付けられるよう、深海においてその姿勢が方向付けられるように形成され構成される。
深海装置を、少なくとも部分的に浮力方向と実質的に平行にその姿勢が方向付けられ駆動されるよう、好ましくは深海装置の頭側端部が水面に向きそして駆動ユニットが深海底を向くように、形成し構成できる。ここで、言いかえれば、深海装置の長手方向軸は浮力方向と実質的に平行に方向付けられている、すなわち浮力方向に実質的に対応しており、かつ/又は仮想的な水平面に対して垂直に方向付けられている。
深海装置は好ましくは落下可能なウェイト手段及び/又は浮力ユニットを備えることもできる。
好ましくは、深海装置の頭側端部領域はウェイト手段及び/又は浮力ユニットを備える。
特に、深海装置の頭側端部領域には、深海装置の頭側三分の一、頭側四分の一又は頭側六分の一が含まれる。
ウェイト手段は好ましくは深海装置の沈降過程において深海装置の頭側を形成するよう形成される。これにより、例えば確実に、深海装置は頭側から先に、特にウェイト手段が先に沈降させ、これによって、深海装置は頭側端部から先に深海底にぶつかることができるので有用であり、かつ/又は深海装置の駆動ユニット、捕獲装置又は他の検出部品が深海底にぶつかることを防止できる。
好ましくは、ウェイト手段は、落下機構を用いて深海装置から落下可能である。
落下機構は好ましくは、水深目標領域(例えば深海底上又は深海底上方)でウェイト手段を落下するよう、形成され構成される。
好ましくはウェイト手段が落下した後、深海において深海装置の姿勢を方向付けるかつ/又は直立させるために、浮力ユニットは、好ましくは深海装置の頭側端部領域に特にウェイト手段の下に形成される。このように深海装置の姿勢が方向付けられると、その結果、深海装置の長手方向軸は浮力方向と実質的に平行に方向付けられている、すなわち浮力方向に実質的に対応しており、かつ/又は仮想的な水平面に対して垂直に方向付けられる。ここでは、特に、深海装置の頭側端部は水面を向き、そして駆動ユニットは深海底を向く。
ウェイト手段を落下させる前には、ウェイト手段が深海装置の頭側端部を形成し、一方、落下後には浮力ユニットが頭側端部を形成する又は少なくとも可能な限り頭側端部に近くに位置することができる。
浮力ユニットは好ましくは非駆動的に浮上するよう形成され構成される。浮力ユニットは、浮力流体(好ましくは浮力ガス)及び/又は浮力体(例えばグラス中空球システム、グラス中空球セメント混合物等)を備えることができる。
好ましくは、ウェイト手段の重力は、浮力ユニットの浮力を大きく超える。
深海装置は、好ましくは受動的に又は自律的に深海に沈降するよう形成され構成される。
捕獲装置は圧力制御可能とでき、かつ/又は温度制御可能とできる。このために、深海装置は温度制御装置及び/又は圧力調整装置を備えることができる。
捕獲装置は好ましくは、少なくとも一の収容された深海対象物の温度を深海の収容した領域の温度に確実に実質的に対応させるよう、形成され構成される。
さらに捕獲装置を、少なくとも一の収容された深海対象物の圧力を深海の収容した領域の圧力に確実に実質的に対応させるよう、形成し構成できる。
短時間の圧力緩和では細胞高分子の構造及び機能において可逆的に変化することが文献中に見受けられるので、回収の後、細胞材料が初めの圧力を再び受ける又は直ちに低温保存される場合、本発明に係る短い回収時間により、捕獲装置の内部を常に外圧と共に変化させることができる。細胞材料及び組織材料の圧力緩和を可能な限り短くする必要があるので、少なくとも分離しまだ生命力のある細胞材料に対して、例えばインヴィトロ培養の達成には、能動的な高速回収が重要であることは間違いない。
したがって捕獲装置を、少なくとも一の収容された深海対象物の圧力を外圧すなわち周辺圧力に確実に実質的に対応させるよう、形成し構成することもできる。
このように捕獲装置を耐圧性(例えば50Mpa超、75Mpa超、100Mpa超又は110MPa超)とする、又は圧力制限なしで設計することもできる。
また好ましくは、捕獲装置がチャンバ、特に少なくとも一の深海対象物に対する捕獲チャンバを備える。
さらに捕獲装置は、1つ以上の深海対象物が収容されたか否かを検出するための判定ユニットを備えることもできる。
チャンバは、好ましくは可閉手段を用いて閉じることができるチャンバである。例えば一以上の深海対象物が捕獲装置にいると判定ユニットが判定したとき、可閉チャンバは閉じられる。
捕獲装置はさらに、少なくとも一の深海対象物を捕獲装置へと引き寄せるための誘引物を備えることができる。
さらに捕獲装置は、深海水及び特に少なくとも一の深海対象物を捕獲装置へ吸引するための吸引装置と、少なくとも一の吸収された深海対象物を深海水から篩い分けるすなわち捕獲するためのフィルタリング装置すなわちスクリーニング(篩)装置と、を備えることができる。
好ましくは、吸引装置を用いて、少なくとも一の深海対象物をスクリーニング装置に衝突させる。
さらに、例えば判定ユニットが捕獲装置に少なくとも一の深海対象物がいると判定した後、及び/又は水面からの深海装置の浮上の前に既に、例えば深海において既に及び/又は深海装置が水面に向かって駆動されている間に、捕獲装置に収容した少なくとも一の深海対象物を準備するための1つ以上の準備装置を、深海装置は備えることができる。
例えば準備装置を、捕獲装置に収容した少なくとも一の深海対象物を、例えば突き刺しによって固定し、かつ/又は例えば切断によって分割し、かつ/又は殺すように構成できる。このため準備装置は、切断手段及び/又は突き刺し手段の態様の固定部品及び/又は分解部品を備えることができる。好ましくは、少なくとも一の深海対象物は分割される、かつ/又は挟んで固定される。
さらに、捕獲装置に収容した少なくとも一の深海対象物に少なくとも一の活性剤を供給する準備装置を備えることもできる。
活性剤は、例えば少なくとも一の保存物質、少なくとも一の栄養媒体、少なくとも一の酵素溶液(特に深海対象物の組織複合体の分解のための)及び/又は少なくとも一の凍結防止剤(特に少なくとも一の深海対象物の生命力の維持のための)とできる。
好ましくは、例えば準備装置及び/又は捕獲装置から周辺水を排出する又は衝突させる(吸引する又は加圧する)ことによって、周辺水から少なくとも一の収容された深海対象物を実質的に分離するよう、準備装置及び/又は捕獲装置は形成され構成される。これによって、例えば活性剤が水で薄められたり洗い流されたりするという不都合がなくなる、又は水によって準備が妨げられたりしないという利点がある。
ただ、準備装置及び/又は捕獲装置に収容した(深海)水が漏れ出ないよう、例えば漏れのない密閉によって、周辺水によって囲まれた状態で少なくとも一の収容された深海対象物を回収するように、準備装置及び/又は捕獲装置を形成し構成することもできる。
深海装置は好ましくは長手方向軸を有する本体を有する。長手方向軸を有する本体は、金属、プラスチック及び/又はセラミック構造とできる。
長手方向軸を有する本体は、実質的に円筒形状及び/又は円錐形状を有することができる。さらに、長手方向軸を有する本体を、一体部品又は複数部品のボディとして形成できる。
好ましくは、捕獲装置又はチャンバは、特に内部に収容された少なくとも一の深海対象物と共に取り外し可能にかつ再装着可能に長手方向軸を有する本体の内部に組み込むことができる。
例えば内部に収容された少なくとも一の深海対象物を確実に迅速に後処理するために、捕獲装置を少なくとも部分的に、つまり一部が又は全体が、好ましくはモジュール法でかつ/又は内部に収容された少なくとも一の深海対象物と共に、深海装置から、取り外し可能とする(かつ好ましくは再装着可能とする)ことができる。
捕獲装置は、外圧システムに接続するための接続装置を備えることもできる。このように、回収後、内部に収容された少なくとも一の深海対象物又はその一部と共に捕獲装置を迅速に完全に又は部分的に取り出せること、他の加圧システムにそれを接続できること、追加的に又は選択的に、それを少なくとも一の収容された深海対象物(例えば、細胞、組織又は捕獲した生物全体)が入っているサブアセンブリ全体として又は部品として後処理できる例えば十分に冷凍できる(冷凍保存できる)ことは有用である
捕獲装置を、深海装置からすぐに取り外せる器具(quick release)を用いて取り外し可能とする、好ましくは再装着可能とすることもできる。同様に、捕獲装置の一部分(捕獲装置の残りの部分から取り外し可能)を、捕獲装置又は深海装置の他の適当な部分から取り外し可能に好ましくは再装着可能にクイックリリースを用いて固定できる。
深海装置は、捕獲装置の吸い込み開口部が深海底に位置し深海底によって塞がれるのを防止するための少なくとも一のスペーサ装置をさらに備えることができる。好ましくは、スペーサ装置はスターラップ状であり、かつ/又は捕獲装置の吸い込み開口部に延設される。好ましくは、スペーサ装置は、例えば深海底にぶつかるときに損傷を受けやすい捕獲装置が破損するのを防止するための保護装置としてもさらに機能する。
駆動ユニットをプロペラ駆動ユニット及び/又は反衝駆動ユニットとして形成できる。さらに、駆動ユニットをスクリュー駆動ユニットとして好ましくは二重スクリュー駆動ユニットとして形成することもできる。
25km/h、50km/h、75km/h、100km/h、125km/h又は150km/hを超える速度で深海装置を駆動するよう形成され構成される。
さらに深海装置は、(例えばドリフトした場合に)迅速に場所を特定できるように、信号装置(例えば無線機、発光器、反射器等)を備えることができる。
また、例えばドリフトや他の意図しない方向のずれを補正するために、かつ/又は水面上の目標領域に深海装置を確実に浮上させるために、特に浮上の際に深海装置の速度及び/又は移動方向を調整する(例えば、制御、規制、設定等)調整システムを、深海装置に備えることもできる。
同様に深海装置は、例えば音響指向性ビームを検出するためのセンサ装置を備えることもできる。さらに深海装置の位置、水深、姿勢又は移動方向を検出、確認、測定、決定可能な判定手段(特にセンサ又は測定機器)を、深海装置は備えることができる。例えばそれに応じて、浮上の際に、深海装置の移動方向及び/又は速度を調整できる。さらに例えばそれに応じて、深海装置の浮上速度を調整することができる、かつ/又は深海装置の沈降を停止することもできる。深海装置の沈降の停止に関して、深海装置を深海底上方の水深目標領域に維持するために、例えばウェイト手段が落下され、深海装置が水深目標領域を離れないよう、つまり、沈みも浮き上がりもしないよう、浮力ユニットが形成され構成される。水深目標領域を、駆動ユニットを用いて又は他の適当な方法で維持することもできる。
深海装置の水深の判定は、特に検出された水圧を用いて又は光に基づいた方法で行うことができる。水深には、深海装置と水面の間の距離、及び/又は深海底からの深海装置の距離を含めることができる。
深海装置は特に約1000m〜約11000mの応用範囲で設計されている。
深海装置は、深海プローブとして好ましくは形成され、かつ/又は無人で好ましくは自律的に機能する。
駆動ユニットによる駆動をあらかじめプログラムすることもできる。
本発明にはまた、深海装置、好ましくはここに記載した深海装置を用いて少なくとも一の深海対象物を回収する(取り出す)方法も含まれる。
この方法では、深海において少なくとも一の深海対象物が捕獲装置を用いて収容され、そして収容後、深海装置は駆動ユニットを用いて駆動される。
水面に向かって実質的に浮力方向に深海と水面との間で少なくとも部分的に(好ましくは駆動ユニットを用いて)深海装置を駆動できる。選択的又は追加的に、深海装置を魚雷状に形成でき、特に魚雷のように水面に向かって駆動できる。
本発明に係る他の工程ステップは、深海装置の関連する記載と対応する。
本発明に係る上記特徴及び態様を、所望により、他の特徴及び態様と組み合わせることができる。本発明の他の好ましい態様を、従属請求項に記載する。また、本発明の他の好ましい態様は添付の図面を参照して好ましい実施形態の以下の説明から明らかとなろう。
本発明の実施形態に係る深海装置を示す概略的な断面図である。 本発明の実施形態に係る深海装置を示す概略的な断面図である。 本発明の実施形態に係る深海装置を示す概略的な断面図である。 本発明に係る深海対象物を準備するための準備装置を示す概略的な断面図である。 本発明の一実施形態に係る深海装置の一部分を示す概略的な断面図である。 特に本発明の一実施形態に係る捕獲装置を示す概略的な断面図である。 本発明に係る深海対象物を準備するための準備装置の概略的な断面図及び深海対象物の回収後のさらに例示的な工程を示す図である。 本発明に係る、少なくとも一の深海対象物を回収する工程の実施形態を示す概略図である。
図に示される種々の実施形態は部分的に一致する。同様な又は同じ部品には同じ参照符号を用いる。繰り返しを避けるために、同じ参照符号の説明に1つ以上の他の実施形態の説明を用いる。
図1は、例えば(好ましくは生命力のある生物学的な)生物及び/又はその細胞材料の態様の少なくとも一の深海対象物13を取り出す(回収する)ための深海装置1の例示的な図を示す。深海装置1は、無人の魚雷状深海プローブとして形成されている。
深海装置1の好ましい目標は、これまで成功していない深海から大型動物類の生きている生物の移送を実現することにある。生きている生物全体の回収は、意図しているものの、本目標の達成を目指した活動の最前面にはない。むしろ、その生物の生きている細胞を地球表面で見つけることが主であり、そしてそこから、適当な圧力制御細胞培養システムにおいて(B.シリト、G.ヘメル、C.ドゥチ、D.コッティン、J.ザラツィン、P.−M.サラディン、J.ラヴォー、F.ゲイル、新しく設計された加圧回収装置を用いた水深2300mからの大型動物類の生きたままの捕獲、深海研究I55(2008年)881〜889頁(非特許文献2)参照)捕獲した生物の細胞を長期的に安定して増殖できる海中浮遊培養又は地球表面培養を実験施設において達成することができる。
深海装置1は、深海において少なくとも一の深海対象物13を収容し捕獲するための捕獲装置14と、深海装置1を能動的に駆動するための駆動ユニット16と、を備える。
深海装置1は、駆動ユニット16を用いて深海から実質的に浮力方向Arに、したがって仮想的な水平面に実質的に垂直に、水面へ向けて(図15参照)駆動されるよう、形成され構成される。
図1から判るように、深海装置1は魚雷状に形成されている。ただ深海装置1は、爆破装置を備えておらず、また魚雷では水平に移動するところであるが、深海装置は実質的に浮力方向Arに水面に向かって移動するよう用いられる。
さらに深海装置1は、水面に向かう浮力方向Arと実質的に平行にその姿勢が方向付けられて移動するよう、深海装置1の長手方向延長線、つまり長手方向軸Laが浮力方向Arと実質的に平行に方向付けられるように、又は浮力方向Arに実質的に一致するように、形成され構成される。
深海装置1は、頭側端部領域を有する。頭側端部領域上又は内には、ウェイト手段11aと浮力ユニット11bとが配置される。ウェイト手段は落下機構を用いて落下可能であり、錘状の覆いとして形成されている。浮力ユニットは浮力体として形成される。
ウェイト手段11aを落下させる前に、ウェイト手段11aが深海装置1の頭側端部を形成し、一方、落下後には浮力ユニット11bが頭側端部を形成し、又は少なくとも可能な限り頭側端部に近くに位置する。
ウェイト手段11aの重さは、浮力ユニット11bの浮力を大きく超える。ウェイト手段11aにより、入水後、深海地面又は深海目標水深領域に確実にウェイト手段11aが頭側から先になった状態で深海装置1が沈降する。
深海装置1はさらに円筒状の、少なくとも部分的に中空の本体12を備える。本体は、その後側端部に間接的に又は直接的に駆動ユニット16を有する。また、本体は、頭側端部に間接的に又は直接的にウェイト手段11a及び/又は浮力ユニット11bを有する。
深海装置1及びその機能部品には、このことを回避可能ではある場合には、気体空間を配置しない。これにより、耐圧容器は必要ではなくなる。このことは、今日では既に実用化されている、例えば成型電子部品、外部空間と連通する室、モータ等及び耐圧バッテリーシステムによって達成される。
図1に示す捕獲装置14は、外部空間と特に水と水圧を通じて接続されており、したがって非耐圧部品として薄い壁で形成できる。
参照符号Ahはスペーサ装置を示している。スペーサ装置は、複数のスターラップ(U形鉄筋)を備える。複数のスターラップにより、捕獲装置14の吸い込み開口部(図1には図示せず)が深海地面上に位置し、深海地面によって塞がれるのを防止する。吸い込み開口部を通って深海対象物13は捕獲装置14に入ることができる。同時に、スペーサ装置Ahは、深海装置1が深海底にぶつかるとき、捕獲装置14が破損するのを防止するよう構成されている。複数のスターラップ、好ましくは四つ以上のスターラップは、好適にはオフセット角90°で配置されている。
図1では、駆動ユニット16を気体駆動システムとして示している。気体駆動システムは、ノズルと気体貯蔵部とを備える。気体貯蔵部は、深海からの深海対象物13の回収を可能な限り短い時間で行えるよう、特に大きな速度を達成できる。高圧気体はノズルを通じて気体貯蔵部から流出可能である。気体貯蔵部は特に液体ガス貯蔵部である。気体ガス発生と推進が燃焼によって得られる。燃焼部材、混合室及び燃焼要素を有する複数の気体容器を配置することもできる(ここでは図示せず)。
特に浮上の際に深海装置1の移動を安定させるために、深海装置1は、複数の、好ましくは四つの側面要素17をさらに有する。側面要素17は、特に後側フィンとして形成される。
種々の方法で、深海対象物13を引きつけて捕獲することができる。これにはまず、周辺水を吸引して、捕獲装置14に流入させ、少なくとも一の深海対象物13を篩にかけて、捕獲装置14に残すことが挙げられる。これには、例えばポンプシステムと制御電子回路が必要である(図1には図示せず)。例えば入水前に捕獲装置14に入れられた餌を用いて、深海対象物13を捕獲装置14へ引き寄せることもできる。
少なくとも一の深海対象物13が捕獲装置14に収容されたか否かを判定するために、捕獲装置14は判定ユニット(例えばセンサ、光遮断器、動き検出器、接触センサ等)を備えることができる。1つ以上の深海対象物13がいると判定された場合、例えば可閉手段を用いて捕獲装置14の吸い込み開口部Eoを閉じることによって、深海対象物13は捕獲装置14に捕獲される、あるいは深海対象物13は捕獲装置14に固定させる。
深海対象物13を捕獲した後、ウェイト手段11aを落下させることができる。深海装置1の頭側端部領域上の浮力ユニット11bを用いた浮力の作用を通じて、深海装置1は自ら浮力方向Arに直立し、任意選択的に受動的すなわち非駆動的に浮上できる。姿勢の方向付け後に又はプログラムにしたがって、能動的駆動は駆動ユニット16によって始動し、これによって、深海装置1は浮力方向Arと実質的に平行にその姿勢が方向付けられて浮力方向Arに水面へ向けて、例えば50km/hを超える高速で駆動される。方向を補正可能又はドリフトを補正可能な制御装置又は調整装置によって、浮上を補正できる。これによって、水面上の目標領域へ確実に浮上できる。
約30km/h超の速度では、深海装置1は水面から飛び出し、水面でぶつかり、容器が破損する可能性もある。これを回避する必要がある場合、水圧を例えば測定機器を用いて検出でき、水面に達する直前に、速度を所定の方法で低減することもできる。位置検出を、測光によって行うことができる。一方、浮上の場所を迅速に特定できるよう、水面から深海装置1を射出させることが望ましい場合もある。捕獲装置14内の深海対象物13が小さい場合又は既に分割されている場合、単に生命力のある細胞を回収するのみが目的とするときには、水面にぶつかること及びそれに関連する衝撃は問題にならないであろう。
例えば見通しが悪い条件で、高波又は夜間に深海装置1を見つけるために、深海装置1は(好ましくは浮上後に)無線信号、閃光、音響信号又は他の位置特定信号を発するための信号装置を備えることもできる。
例えば船上に深海装置1を回収した後に、あるいは例えばより小さいボートを用いて深海装置1に達している場合、少なくとも一の深海対象物13が入っている捕獲装置14全体又は捕獲装置14の少なくとも一部分を深海装置1から取り外すことができ、例えばさらにその場で処理したり、例えば凍らせたり(冷凍保存)、又は研究室を有する船に積み込むこともできる。後者の場合、例えば細胞分離又は細胞、組織部分又は生物全体を加圧チャンバ等に入れて移送できる。
図2に示す実施形態の特徴は、捕獲装置14が耐圧性であり、特に耐圧性の厚い壁のチャンバとして形成されることにある。図1の捕獲装置14は、生きている生物ではなく生きている細胞を回収するものであったが、図2の捕獲装置14は、生きている細胞及び生きている生物のどちらでも回収できるようにしたものである。図2に示す実施形態のさらなる特徴は、電池と電気モータと駆動部品とを備える電気駆動として駆動ユニット16が形成されることにある。駆動部品を、プロペラ又はスクリューとして、そしてトルクの補償のために好ましくは対向回転二重スクリューシステムとして形成できる。
図1及び図2に示す捕獲装置14は、クイックリリースによって取り外し可能にそして再装着可能にモジュール方式で本体12に固定される。これにより複数回使用できる。したがって、浮上後に、収容された深海対象物13と共に捕獲装置14を迅速に取り外すことができ、深海対象物13をいっそう取り扱いやすくなる。捕獲装置14の取り外しは、範囲A〜B(図2参照)で行われる。
図3は、深海装置1をより詳細に示している。位置Aで切断しているので、深海装置1の後部は深海装置1の前部の下方に示している。実際には、前部及び後部は両方共に線形ユニットを形成している。
深海装置1の頭側端部領域上又は内に、ウェイト手段11aと、ウェイト手段11aを落下させる落下機構211と、が配置される。落下機構211は、例えばウェイト手段11aを深海において離れる方向に発射する小さな雷管とでき、又は例えば電気機械的に作動しウェイト手段11aを落下させるバネ機構とすることもできる。同様に、深海装置1の頭側端部領域上又は内に、かつウェイト手段11aの下に、浮力ユニット11bが配置される。ウェイト手段11bの落下後、浮力ユニットは、深海装置1を水面へ向けて直立させ、そして任意選択的に、深海装置1を確実に非駆動的に浮上させることができる。浮力ユニット11bは、浮力特性を有するグラス中空球システム又はグラス中空球セメント混合物とできる。
深海装置1の頭側端部領域上あるいは内に、又は他の適当な点に、特に浮上プロセスの際に用いられるセンサ及び信号要素213が配置される。センサは圧力センサ又は光センサだけでなく、指向性マイクロホンのような音響センサとすることもできる。誘導ビームは水面から好ましくは音響学的に生成され、これにより、深海装置1の移動方向及び水面上の目標領域への深海装置1の舵取りを制御できる。この点に関して、例えばステレオ又は四チャンネル音響指向性受信装置が、深海装置1の頭側端部領域上あるいは内に設置される。信号の差動測定により常に、指向性ビームからずれを判定でき、深海装置1の後部上の舵要素220及び221を用いて深海装置1の移動方向を変更できる。
深海装置1は、例えばセンサシステムに必要な電子部品、落下機構、捕獲装置14の制御器等が配置される空間214をさらに備える。空間は気体が入ることなく成型されており、したがって、耐圧で実現する必要がない。
図3から判るように、個々の機能部品、特に捕獲装置14及び駆動ユニット16の部品は、本体12に収容される。本体は、軽量構造として設計されており好ましくは耐圧性ではない。本体12は、例えば金属、プラスチック又はセラミック構造とできる。本体12は開口部(図示せず)を有し、その結果、内圧は常に外圧に対応する。
捕獲装置14は、チャンバ24を有する。チャンバには、少なくとも一の深海対象物13を収容でき、特に捕獲できる。深海対象物13の収容領域の圧力を維持しながら深海対象物13を移送する場合には、捕獲装置14は耐圧性として設計され、したがって厚い壁で形成される。適当な寸法は好ましくは直径数センチメートルから1メートル、又はそれ以上である。捕獲装置14及びチャンバ24は吸い込み開口部Eoを有する。吸い込み開口部は、可閉部品22(例えばドア、フラップ、摺動要素等)で閉じることができる。同様に、可閉部品は、深海においてかつ及び浮上の際の圧力条件に耐えられ、例えば判定ユニットが収容された深海対象物13を検出したとき能動的に閉じることができる。
誘引手段222がチャンバ24内又は吸い込み開口部Eoに配置される。誘引手段によって、深海対象物13がチャンバ24内へ引きつけられることになる。誘引手段222は餌、音響信号発信器又は光学信号発信器とできる。音響信号発信器又は光学信号発信器は、深海対象物13自身が捕獲のために用いるような例えば閃光、音を発する。
選択的又は追加的に、少なくとも一の深海対象物13が捕獲装置14に収容されるまで、ポンプシステムを用いて、深海水13を吸い込み開口部Eoを通じて吸引し、そして排出できる。ポンプシステムはポンプ29とライン27、28とを備える。特に、板状スクリーン要素又はフィルタ要素26が好ましくは立設されている。スクリーン要素26は水の流路を有する。液体は水の流路を流れるが、吸引された深海対象物13は水の流路を通過できない。
判定ユニット(例えばセンサ、光遮断器、接触センサ等)を用いて、深海対象物13が収容されたか否かを確認できる。これに応じて、吸い込み開口部Eoを可閉部品22を用いて閉じることができる。
図3に示す深海装置1は、少なくとも一の収容された深海対象物13に対する準備装置をさらに備える。
準備装置は、少なくとも一の深海対象物13を固定し、かつ/又は分解するための固定及び/又は分解要素25を備える。固定及び/又は分解要素25は、スクリーン要素26の方向に移動可能である。追加的に又は選択的に、スクリーン要素を同様に固定及び/又は分解要素として設計できる。それらの機能及び動作方法を図4及び図5を参照して説明する。
図3に示す深海装置1はさらに空間215を備える。空間には、ポンプ29の駆動電子部品、また追加的又は選択的に、さらなる負荷、測定モジュール、サンプリングシステム等が収容される。さらに、空間215は外部空間と直接つながっており、したがって外圧に対応する。
深海装置1は、バッテリーシステムを収容する空間216をさらに備える。バッテリーシステムは、気体のない、フィルム状で圧縮されない積層システム又は今日深海船において既に用いられている他の適当なバッテリーシステムが好ましい。
図3に示す駆動ユニット16は、深海に適した電気モータ217と、電気モータ217によって駆動可能なスクリューシステム218と、を備える。深海装置1にトルクが伝わるのを回避するために、対向回転二重スクリューシステムが一般的に用いられる。
図4及び図5は、捕獲装置14の二つの実施形態を示す。図4は、深海対象物収容領域の圧力を維持できる又は制御できる実施形態を示している。図5は、捕獲装置14における圧力が外圧に対応する実施形態を示している。
図4の実施形態は、特に生きている深海生物を主に移送するために、浮上と回収まで、圧力条件、そして好ましくは深海対象物収容領域において広がっていた温度条件を維持するよう機能する。このために、図4の深海装置1は圧力調整装置、そして好ましくは温度制御装置を備えることができる。図5の実施形態は、特に深海生物が生命力を失う間に組織から生命力のある細胞を抽出するよう機能する。
どちらの実施形態においても、捕獲装置14は、少なくとも一の深海対象物13の予備準備を可能にするために準備装置を備える。予備準備には、例えば生命力のある細胞を意図的に分離する及び/又は低温試料の作成すなわち浮上前及び浮上の際に既にインヴィトロ細胞培養しておくことが含まれる。同様に、どちらの実施形態においても、捕獲装置14は、少なくとも一の深海対象物13を固定し、かつ/又は分解するための固定及び/又は分解要素25(以下に固定要素という)を備える。
細胞を生きた増殖可能な状態で分離できる可能性は捕獲からの経過時間と共に急速に低下するので、深海対象物13の準備は特に必要とされる。以下の三つの理由で特に急ぐことが必要である。第一に、捕獲時の深度の増加と共に回避することが非常に難しくなる、圧力及び温度条件の小さな変化でさえ生物全体が壊れるからである。第二に、大きな圧力変化に対する細胞及び分子レベルの耐性は限られた時間内でしか得られないからである。第三に、細胞の分離は回収ストレスに加えてさらなるストレス要因を表し、ストレス期間全体を可能な限り短くする必要があるからである。
一例として、準備装置及び関連する準備方法を、図4の実施形態においてより詳細に説明する。
深海に達した後、捕獲装置14の吸い込み開口部Eoを、例えば非常に簡略的に示した機構34を用いて可閉手段22を開くことにより、開くことができる。ただ一般的には、深海装置1は、吸い込み開口部Eoが開いた状態で、深海へと沈降する。
図4において、深海対象物13(例えば深海のマクロな生物)は、チャンバ24へそして特に捕獲装置14へ吸引される。図4における点線矢印は、深海水の流れの方向を表している。吸引は、ポンプ29とライン27及び28を備えるポンプシステムを用いて行われる。ポンプ29の上流に配置されたライン27、及び/又はポンプ29の下流に配置されたライン28は、逆流又は例えば深海装置1の浮上の際の受動的な流れを防止するために、バルブを有することもできる。吸引によって、深海対象物13はスクリーン要素26に当たるが、深海水及び小さな粒子(ミリメートル及びミリメートル未満の範囲)は、スクリーン要素26の隙間を通過する。
吸い込み開口部Eoは固定要素25とスクリーン要素26との間に配置される。固定要素25は、例えば好ましくはバネ装填機構310を用いて、ガイド機構39に沿って軸方向にスクリーン要素25の方向に移動可能である。ガイド機構はここでは均一断面ロッドとして形成される。一般的に、これは迅速に行われる(数秒内)。
固定要素25及びスクリーン要素26は、固定及び/又は分解部品44、45(例えば切断手段、爪状部品、矢状部品又はピン状部品のような貫通手段)を有する。固定及び/又は分解部品は互いに対応しており、少なくとも一の深海対象物13を例えば突き刺しによって挟持して固定するよう、かつ/又は切断を用いて深海対象物を分解するよう、配置される。固定要素25を用いて、深海対象物13はスクリーン要素26に対して押圧され、より小さな体積へと分解されて、第一準備プロセスが開始可能となる。
固定要素25がスクリーン要素26上に配置されると、深海対象物固定ユニットが形成される。深海対象物固定ユニットは好ましくは、深海装置1及び捕獲装置14の残りの部分から、接続装置312を用いて、少なくとも一の収容された深海対象物13と共に取り外すことができる。ここで、接続装置312は例えば気密ねじ込み接続機構又は他の機構とできる。一般的に、深海対象物固定ユニットは、水面で、船上で又は研究室において開かれ取り外され、深海対象物13を意図する方法で迅速にさらに処理できる。
図5に示す実施形態において、捕獲装置14は、耐圧に形成されておらず、したがって薄い壁で設計できる。このため、捕獲装置14は、吸い込み開口部Eoに加えて、水が流入し流出でき圧力を均等にできるさらなる開口部316を有することができる。図5における点線矢印は、生じうる深海水の流れの方向を表している。
吸引が望ましくない場合、代わりに、例えば深海対象物13を例えばLED317を用いて閃光で誘引する。この場合、ポンプシステムが不要となる。さらに、深海対象物13を捕獲装置14において固定できる場合、吸い込み開口部Eoは可閉手段22で閉じる必要はない。逆に、可閉手段22が提供される場合、深海対象物13の固定を不要とできる。
図6及び図7に、固定要素25及びスクリーン要素26を先の図より拡大して示す。図6において、固定要素25及びスクリーン要素26は、互いに未だ係合しておらず、深海対象物13はまだ傷ついていない。図7において、固定要素25及びスクリーン要素26は互いと係合し、深海対象物13は、固定要素25とスクリーン要素26との間に挟持して固定され、突き刺され、分解され、回収後の生命力のある細胞の分離の準備がされている。
スクリーン要素26は、固定部品45間に配置される流路46を備える。例えば固定要素25がスクリーン要素26に向かって移動されるとき、水が流路を流れることができる。固定要素25は、固定部品44を備える、固定部品は、スクリーン要素26の流路46を通るよう形成され配置される。また、固定部品は、固定要素25がスクリーン要素26と係合するとき、流路をしたがって固定要素25とスクリーン要素26との間の隙間を塞ぎ、収容された深海対象物13が周辺水から分離されるよう、形成され配置される。
捕獲装置14は、深海対象物13に対する活性剤の貯蔵部47を備える。特に、フィルムで閉じられた塊47を、固定要素25の隙間に配置できる。塊には、例えば組織複合体を分解する酵素溶液及び/又は冷凍の際や冷凍後に細胞の生命力を維持するための凍結防止剤が含まれる。同様に、貯蔵部47を、追加的に又は選択的に、スクリーン要素26上に又は他の適当な場所に配置することもできる。
準備プロセス特に組織分離は、捕獲場所において既に作動していることが有用である。このために、深海対象物13は固定され組織の小片へと分解され、貯蔵部47は、スクリーン要素26の固定部品45によって開かれ、これにより、貯蔵部47の内容物が組織へと流れ込むことができる。さらに、固定要素25の固定部品44は、スクリーン要素26の流路46を密閉し、これにより、水が深海対象物13に達せず、活性剤の作用特に組織複合体を分解する溶液又は組織複合体を低温保存する準備のための溶液の濃度をほぼ一定にできる。
図8〜図10は、深海対象物13の固定、分解及び準備の時間的進行を示す。このプロセスは、非常に迅速に例えば1秒以内に実行できる。速度を例えば先の装填機構310の装填を用いて制御できる。
図8〜図10においても、厚い壁で形成された、耐圧性捕獲装置14を示す。これらの図は、深海対象物13を固定し分解する過程を特に示している。この過程には、同時に及び/又はその後活性剤の放出を追加できる。深海対象物13を固定した後に、ライン27及び28に配置されたバルブが閉じられ、捕獲装置14に収容した深海対象物13の圧力を維持することができる。深海対象物13を殺さずかつ組織を準備せず捕獲することが望まれている場合、分解機能を不要とできる。
図11もまた、固定要素25及びスクリーン要素26は互いに係合し、深海対象物13がその間に固定され分解される、深海装置1に配置された捕獲装置14を示している。
図11〜図13から判るように、捕獲装置14を、深海装置1の浮上後、位置Aと位置Bとの間でモジュール方式で部品毎に又は全体を取り外すことができる(例えば、クイックリリースを用いて係合を解除することによって)。生命力のある材料(生物、組織又は細胞)の回収には、捕獲そして任意選択的な固定/分解と、さらなる処理(例えば船上の研究室における処理)との間の時間を可能な限り短くすることが重要である。したがって、捕獲装置14の取り外し、そしてこの捕獲装置からの深海対象物固定ユニット(図13参照)の取り外しが重要な役割を果たす。深海対象物固定ユニットは、特にスクリーン要素26と固定要素25とを備えている。
図12は取り外された捕獲装置14を示している。一方、図13は、さらなる処理のため研究室へ直接に移送されるよう取り外された深海対象物固定ユニットを示している。同様に、深海対象物固定ユニットのみを深海装置1から取り外し可能である、捕獲装置の他の部品を深海装置1上に又は装置内に残しておく実施形態も可能である。
例えば捕獲が水深6000mであり、例えば速度60km/hで浮上すると仮定した場合、深海装置1が水面に達するのに要する時間は6分となる。これは、組織複合体を分解する酵素が作用する、又は不凍剤が細胞内へと浸透する通常の時間であり、この時間において、放出された物質が予備準備を有効に達成できる。誘導ビームで誘導されて深海装置1が浮上する場合には、5〜10分以内に回収可能である。捕獲装置14全体又は深海対象物固定ユニットを取り外し、例えば研究室へと移送するのに要する追加時間は約5分である。その後、研究室においては、加圧システム及びさらなる分離容器が、増殖可能な細胞培養の生成や冷凍保存のための液体窒素に対して既に利用可能になっている。不利な時間的進行の場合でさえ(例えば上昇時間に10分+回収に10分+船への移送に10分)、細胞材料のストレス時間は1時間未満である。文献の発見によると、圧力変化に対して分子・細胞のレベルの場合1時間まで耐えられることが示されている。有利な場合、捕獲から研究室までの経過時間は15分未満である。本発明に係る深海装置1によれば、回収工程をこれまでの通常のものよりも10倍〜30倍高速にできる。
一例として、図14は、回収後、組織/細胞処理のためのさらなる工程を示す。研究室において取り外された深海対象物固定ユニットを開くには、固定要素25及びスクリーン要素26を互いから分離する。そして、分離され、(もし適用されていれば)あらかじめ準備された深海対象物13の組織部分75をスクリーン要素26から取り外すことができる。二つの方法がある。第一の方法では、特に不凍剤(例えばDMSO、グリセリン)が前もって加えられている場合、例えばプラスチック管76内で冷凍する。第二の方法では、適当な容器77に酵素及び栄養液を加えることによって、初代細胞培養78を生成し、培養において増殖可能な細胞710が安定して育つまで継代する。工程は、好ましくは深海の圧力及び/又は温度条件が調整可能な方法で実現される。少なくとも、75から77そして79までの段階は深海条件下で行う必要があろう。これができない又は必要でない場合(例えば圧力チャンバなしで回収した後)、細胞分離後、可能な限り迅速に深海条件(例えば圧力、温度)を実現しなければならない。対応するシステムは知られており、既に試験されている(B.シリト、G.ヘメル、C.ドゥチ、D.コッティン、J.ザラツィン、P.−M.サラディン、J.ラヴォー、F.ゲイル、新しく設計された加圧回収装置を用いた水深2300mからの大型動物類の生きたままの捕獲、深海研究I55(2008年)881〜889頁を参照)。
図15は、少なくとも一の深海対象物13(特に生命力のある深海生物)を回収するための深海装置1を用いる工程の実施形態を示す。
深海位置81において、深海装置1が水中に船84の上から投下される。深海装置1のウェイト部品11aのために、ウェイト部品11aが深海底82に向かって方向付けられ、駆動ユニット16が水面に向かって方向付けられる状態で、深海装置1は沈降する。深海装置1は深海底82まで沈降するが、捕獲及び回収は、底に触れず、深海底82上方のどんな深さで行ってもよい。
区分a)深海装置1の受動的沈降を確認する。この段階においては、通常急ぐ必要はない。
区分b)深海装置1が深海底82へ達したことを確認する。深海底82の表面の外形にもよるが、深海装置1は多くの場合実質的に水平姿勢となる。スペーサ装置Ah(図15には図示せず)は、捕獲装置14の吸い込み開口部Eoが深海底82によって塞がれるのを防止可能である。
少なくとも一の深海対象物13’が、誘引又は吸引によって捕獲装置14に入る(区分c)。深海対象物が捕獲装置入って、このことを判定ユニットが確認すると、捕獲装置14が閉じられ、選択的又は追加的に、固定、分解及び/又は活性剤投入工程が開始される。
区分d)において、ウェイト手段11aが落下されて、深海装置1は浮力ユニット11bを用いて自ら直立する。これにより、浮力ユニット11aすなわち深海装置1の頭側端部が水面に向き、駆動ユニット16が深海底82を向く(段階e)。深海装置1が直立すると、深海装置1すなわちその長手方向軸Laは浮力方向Arと実質的に平行に、したがって仮想的な水平面Fに実質的に垂直に方向付けられる。
直立姿勢において、駆動ユニット16を用いて駆動が行われ、したがって浮上が行われる(区分f)。深海から水面に向かう途中では、深海装置1は、仮想的な水平面Fに実質的に垂直にその姿勢が方向付けられ、実質的に浮力方向Arに駆動される。図15には示さないが、深海装置1を、浮力方向からずれた部分における水面に、例えば水面上の特定の目標領域に確実に浮上させるよう、深海から駆動することも可能である。
深海装置1は、浮力方向Ar又は誘導ビームのいずれか一方に沿って進むように形成され構成され、又は位置及び/又は向きを検出するためのセンサ装置を備える。この場合、深海装置1の移動方向は、後側に配置された制御要素を用いて補正できる。
水面が達する直前に(例えば最後の100m以内で)、深海装置1が水面から飛び出さないよう、深海装置1を減速することもできる。逆に一方では深海装置が水面から飛び出すことが有利な場合もある。この場合は浮上の場所を検出しやすくなるからである(区分h)。
区分i)及びj)は、一例として、どのように深海装置1を回収できるかを示している。しかしながら、回収をゴムボート又は他のシステムで行うこともできる。
研究室を有する船84上で、上述した通り、深海対象物13のさらなる処理が行われる(区分k)。
本発明は、上記で説明した好ましい例示的な実施形態に限定されない。むしろ、本発明の概念を用いた種々の変形や変更が可能であり、これら変形例及び変更例は本発明の保護の範囲内である。本発明は特に、引用している請求項の技術的事項を含んでいるそれぞれの従属請求項の技術的事項の保護をも個別に主張するものである。
1…深海装置;11a…ウェイト手段;11b…浮力ユニット
12…本体
13…深海対象物;13’…深海対象物
14…捕獲装置
16…駆動ユニット
17…側面要素
22…可閉手段
24…チャンバ
25…固定要素25
26…スクリーン要素
27…ライン
28…ライン
29…ポンプ
34…機構
39…ガイド機構
44…分解部品
45…分解部品
46…流路
47…塊
75…組織部分
77…適当な容器
78…初代細胞培養
81…深海位置
82…深海底
84…船
211…落下機構
213…信号要素
214…空間
215…空間
216…空間
217…電気モータ
218…スクリューシステム
220…舵要素
221…舵要素
222…誘引手段
310…バネ装填機構
312…接続装置
316…開口部
317…LED
710…増殖可能な細胞
Ah…スペーサ装置
Ar…浮力方向
Eo…吸い込み開口部
F…仮想的な水平面
La…長手方向軸

Claims (22)

  1. 少なくとも一の深海対象物、特に少なくとも一の生物及び/又は細胞材料を回収する深海装置であって、
    少なくとも一の深海対象物を収容する捕獲装置(14)と、
    深海装置を駆動する駆動ユニット(16)と、
    を備え、
    前記深海装置は、前記駆動ユニット(16)を用いて水面に向かって実質的に浮力方向(Ar)に少なくとも部分的に駆動されるよう形成され構成され、及び/又は
    前記深海装置は、魚雷状に形成されてなることを特徴とする深海装置。
  2. 請求項1に記載の深海装置において、
    深海装置が、
    深海において実質的に浮力方向(Ar)にその姿勢が方向付けられるよう形成され構成され、かつ/又は
    少なくとも部分的に浮力方向(Ar)と実質的に平行にその姿勢が方向付けられ駆動されるよう形成され構成されてなる深海装置。
  3. 請求項1又は2に記載の深海装置において、
    落下可能なウェイト手段(11a)を備え、かつ/又は
    前記深海装置を頭側から先に沈降させるウェイト手段(11a)を備え、かつ/又は
    前記深海装置の姿勢を実質的に浮力方向(Ar)に方向付けるための浮力ユニット(11b)を備えてなる深海装置。
  4. 請求項3に記載の深海装置において、
    前記ウェイト手段(11a)及び/又は浮力ユニット(11b)は、前記深海装置の頭側端部領域に配置され、かつ/又は
    前記ウェイト手段(11a)を落下した後、前記深海装置は実質的に浮力方向(Ar)にその姿勢が方向付けられ、かつ/又は
    前記ウェイト手段(11a)を落下した後、前記深海装置が非駆動的に浮上する深海装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一に記載の深海装置において、
    前記捕獲装置(14)が、
    防水密閉可能であり、かつ/又は耐高圧密閉可能であり、かつ/又は
    前記捕獲装置(14)及び/又は少なくとも一の収容された深海対象物の温度を制御するための温度制御装置を備え、かつ/又は
    前記捕獲装置(14)内の圧力及び/又は少なくとも一の収容された深海対象物の圧力を調整するための圧力調整装置を備え、かつ/又は
    前記捕獲装置内の圧力及び/又は少なくとも一の収容された深海対象物の圧力が確実に実質的に外圧と共に変化するよう形成され構成されてなる深海装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一に記載の深海装置において、
    前記捕獲装置(14)が
    内部で少なくとも一の深海対象物を捕獲可能なチャンバ、
    少なくとも一の深海対象物がチャンバに収容されたか否かを判定する判定ユニット、
    判定ユニットが少なくとも一の深海対象物がチャンバ内にいると判定したときに閉じられる可閉チャンバ、
    少なくとも一の深海対象物をチャンバへ引き寄せるための誘引物、
    少なくとも一の深海対象物及び/又は深海水をチャンバへ吸引するための吸引装置(29)、
    少なくとも一の吸収された深海対象物が衝突可能なスクリーニング装置(26)
    のうちの少なくとも一を備える深海装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一に記載の深海装置において、
    前記捕獲装置(14)に収容した少なくとも一の深海対象物を分解し、かつ/又は固定するための準備装置(25,26,47)、及び/又は
    前記捕獲装置に収容した少なくとも一の深海対象物に少なくとも一の活性剤を供給する準備装置(25,26,47)、及び/又は
    少なくとも一の収容された深海対象物を周辺水から実質的に分離するよう、又は周辺水によって囲まれた状態で少なくとも一の深海対象物を回収するよう、形成され構成される捕獲装置(14)又は準備装置(25,26,47)
    を備える深海装置。
  8. 請求項7に記載の深海装置において、
    前記捕獲装置(14)に収容された少なくとも一の深海対象物を
    分解可能であり、かつ/又は挟持して固定可能であり、かつ/又は
    突き刺しによって固定可能であり、かつ/又は切断によって分解可能にしてなる深海装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一に記載の深海装置において、
    前記深海装置は長手方向軸を有する本体(12)を備え、前記捕獲装置(14)は少なくとも部分的に取り外し可能に、好ましくは再装着可能に該長手方向軸を有する本体(12)の内部に一体的に設置され、かつ/又は
    前記捕獲装置(14)は深海装置から少なくとも部分的に取り外し可能であり、好ましくは再装着可能であり、かつ/又は
    圧力システムへの接続装置を備えてなる深海装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか一に記載の深海装置において、前記捕獲装置(14)の吸い込み開口部(Eo)が深海底(82)によって塞がれるのを防止するための少なくとも一のスペーサ装置(Ah)を備えてなる深海装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか一に記載の深海装置において、
    前記駆動ユニット(16)が、
    プロペラ駆動ユニット、スクリュー駆動ユニット及び/又は反衝駆動ユニットとして形成され、かつ/又は
    前記深海装置を
    50km/h、
    75km/h、
    100km/h
    より大きい速度で駆動するよう形成され構成されてなる深海装置。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の深海装置において、
    深海装置の速度及び/又は移動方向を調整するための調整システム、及び/又は
    指向性ビームを検出するためのセンサ装置、及び/又は
    前記深海装置の位置及び/又は水深及び/又は姿勢を決定するための決定手段を備えてなる深海装置。
  13. 深海装置を用いて、好ましくは請求項1〜12のいずれか一に記載の深海装置を用いて、少なくとも一の深海対象物、特に少なくとも一の生物及び/又は細胞材料を回収する方法であって、
    少なくとも一の深海対象物が捕獲装置(14)を用いて収容され、
    前記深海装置を、駆動ユニット(16)を用いて水面に向かって実質的に浮力方向(Ar)に少なくとも部分的に駆動し、かつ/又は
    前記深海装置を魚雷のように水面に向かって駆動してなる方法。
  14. 請求項13に記載の方法において、
    前記深海装置の姿勢を深海において実質的に浮力方向(Ar)に方向付け、かつ/又は
    少なくとも部分的に浮力方向(Ar)と実質的に平行に、前記深海装置の姿勢が方向付けられ駆動されてなる方法。
  15. 請求項13又は14に記載の方法において、
    前記深海装置のウェイト手段(11a)を落下させ、かつ/又は
    前記深海装置を頭側から先に沈降させ、かつ/又は
    浮力ユニット(11b)を用いて、深海において実質的に浮力方向(Ar)に前記深海装置の姿勢を方向付けてなる方法。
  16. 請求項15に記載の方法において、
    前記ウェイト手段(11a)を落下した後、前記深海装置の姿勢を浮力方向(Ar)に実質的に方向付け、かつ/又は
    前記ウェイト手段(11a)を落下した後、前記深海装置は非駆動的に浮上する方法。
  17. 請求項13〜16のいずれか一に記載の方法において、
    前記捕獲装置(14)が、
    少なくとも一の収容された深海対象物の温度を深海の収容した領域の温度に確実に実質的に対応させ、かつ/又は
    少なくとも一の収容された深海対象物の圧力を深海の収容した領域の圧力に確実に実質的に対応させ、又は
    少なくとも一の収容された深海対象物の圧力が外圧と共に確実に実質的に変化してなる方法。
  18. 請求項13〜17のいずれか一に記載の方法において、
    判定ユニットが少なくとも一の深海対象物が前記捕獲装置(14)に収容されたか否かを判定し、かつ/又は
    判定ユニットが少なくとも一の深海対象物が前記チャンバ内にいると判定したときに、可閉チャンバを閉じ、かつ/又は
    吸引装置(29)が、少なくとも一の深海対象物及び/又は深海水をチャンバへ吸引してなる方法。
  19. 請求項13〜18のいずれか一に記載の方法において、
    前記捕獲装置(14)に収容された少なくとも一の深海対象物を分解し、かつ/又は固定し、かつ/又は
    前記捕獲装置(14)に収容された少なくとも一の深海対象物に、少なくとも一の活性剤を供給し、かつ/又は
    前記捕獲装置(14)に収容された少なくとも一の深海対象物を、周辺水から実質的に分離又は周辺水に囲まれた状態で回収してなる方法。
  20. 請求項13〜19のいずれか一に記載の方法において、
    前記捕獲装置(14)に収容された少なくとも一の深海対象物を
    分解し、かつ/又は挟持して固定し、かつ/又は
    突き刺しによって固定し、かつ/又は切断によって分解してなる方法。
  21. 請求項13〜20のいずれか一に記載の方法において、
    前記深海装置を前記駆動ユニット(16)を用いて反衝的に駆動し、かつ/又は
    前記深海装置を
    50km/h、
    75km/h、又は
    100km/h
    より大きい速度で駆動してなる方法。
  22. 請求項13〜21のいずれか一に記載の方法において、
    前記深海装置は指向性ビームを検出し、前記深海装置の移動方向を検出された指向性ビームに応じて調整可能にしてなる方法。
JP2013548745A 2011-01-14 2011-11-07 少なくとも一の深海対象物を回収する深海装置 Expired - Fee Related JP5789674B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102011008558A DE102011008558A1 (de) 2011-01-14 2011-01-14 Tiefseevorrichtung zur Bergung zumindest eines Tiefseeobjekts
DEDE102011008558 2011-01-14
PCT/EP2011/005590 WO2012095123A1 (de) 2011-01-14 2011-11-07 Tiefseevorrichtung zur bergung zumindest eines tiefseeobjekts

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014509282A true JP2014509282A (ja) 2014-04-17
JP5789674B2 JP5789674B2 (ja) 2015-10-07

Family

ID=44970983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013548745A Expired - Fee Related JP5789674B2 (ja) 2011-01-14 2011-11-07 少なくとも一の深海対象物を回収する深海装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9180946B2 (ja)
EP (1) EP2663487A1 (ja)
JP (1) JP5789674B2 (ja)
KR (1) KR20140043325A (ja)
DE (1) DE102011008558A1 (ja)
WO (1) WO2012095123A1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011008558A1 (de) * 2011-01-14 2012-07-19 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Tiefseevorrichtung zur Bergung zumindest eines Tiefseeobjekts
US9776693B2 (en) 2013-03-15 2017-10-03 Hadal, Inc. Systems and methods for improving buoyancy in underwater vehicles
CN106882348B (zh) * 2015-12-16 2018-10-23 上海航事志汇海洋装备有限公司 高海况下完成事故船与救援船对接的系统
CN107044917B (zh) * 2017-05-31 2023-06-20 国家深海基地管理中心 万米级深海自主式底质探取装置
NO347258B1 (no) 2017-07-24 2023-08-14 Stoe Tech As Et innsamlingssystem omfattende minst ett fartøy og minst én trål, samt en fremgangsmåte for tømming av en trål og en tilhørende trålpose
CN107449633B (zh) * 2017-08-18 2023-08-01 国家深海基地管理中心 一种热液区喷发物质捕集装置
US10955264B2 (en) 2018-01-24 2021-03-23 Saudi Arabian Oil Company Fiber optic line for monitoring of well operations
CN109323887A (zh) * 2018-10-25 2019-02-12 华南理工大学 一种多层次推进时空连续海水参数采样监测无人艇
CN110104145A (zh) * 2019-03-29 2019-08-09 浙江大学滨海产业技术研究院 一种水下机器人
US10995574B2 (en) 2019-04-24 2021-05-04 Saudi Arabian Oil Company Subterranean well thrust-propelled torpedo deployment system and method
US10883810B2 (en) 2019-04-24 2021-01-05 Saudi Arabian Oil Company Subterranean well torpedo system
US11365958B2 (en) 2019-04-24 2022-06-21 Saudi Arabian Oil Company Subterranean well torpedo distributed acoustic sensing system and method
CN110116794B (zh) * 2019-05-29 2024-01-23 浙江天煌科技实业有限公司 可供水质监测的mini水下机器人以及水样采集方法
CN112319735B (zh) * 2020-11-03 2021-07-27 中国船舶科学研究中心 一种水下泥里全埋物体打捞装备及作业方法
CN113703373B (zh) * 2021-09-06 2022-10-14 杭州瀚陆信息技术有限公司 一种深海智能着陆器组网的数据存储和读取方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63184595A (ja) * 1987-01-26 1988-07-30 Kaiyo Kagaku Gijutsu Center 無人潜水機の昇降装置
JPH03102838U (ja) * 1990-02-07 1991-10-25
JPH03105270U (ja) * 1990-02-14 1991-10-31
JP2000272583A (ja) * 1999-03-25 2000-10-03 Kawasaki Heavy Ind Ltd 自律型無人潜水機の水中ドッキング装置とドッキング方法
JP2002153161A (ja) * 2000-11-21 2002-05-28 Able Corp 深水生物運搬育成容器
JP2004166575A (ja) * 2002-11-19 2004-06-17 Japan Marine Sci & Technol Center 深海生物組織の培養細胞及び培養方法
JP2005287390A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Mitsuo Kuroiwa 生物学的水浄化装置
JP2010047094A (ja) * 2008-08-20 2010-03-04 Ihi Corp 水中航行体とその潜航・水平航行方法

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE944826C (de) * 1953-07-16 1956-06-21 Mueller Ludwig Reuse
US3147431A (en) * 1961-07-10 1964-09-01 Donald F Bennett Apparatus for measuring and recording the conductivity of sea water as a function ofdepth
US3354658A (en) * 1965-08-12 1967-11-28 Leonardi Sam Apparatus for performing underwater operations
US3732838A (en) * 1968-10-08 1973-05-15 F Kriedt Submersible salvage unit and method of operation
DE1805052A1 (de) * 1968-10-25 1970-05-27 Rudi Butt Notsignal fuer Unterseeboote im Kriegsfall
US3972555A (en) * 1976-01-02 1976-08-03 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Tong type recovery tool
FR2389533B1 (ja) * 1977-05-04 1980-02-22 Nal Expl Oceans Centre
US4854728A (en) * 1987-05-18 1989-08-08 Sippican Ocean Systems, Inc. Seawater probe
US5381751A (en) * 1993-11-17 1995-01-17 Oceaneering Technologies, Inc. Transportation and discharge of waste to abyssal depths
US6786087B2 (en) * 2002-03-25 2004-09-07 Council Of Scientific & Industrial Research Controlled thruster driven profiler for coastal waters
EP1493656A1 (de) * 2003-07-03 2005-01-05 Gabler Maschinenbau GmbH Unterseeboot
WO2008130682A1 (en) * 2007-04-17 2008-10-30 Woods Hole Oceanographic Institution Systems and methods for tethering underwater vehicles
US20100042324A1 (en) * 2008-04-07 2010-02-18 Murphy Robert J Method and apparatus using towed or autonomous marine laboratory
DE102009025268B4 (de) * 2009-06-17 2012-12-06 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Verfahren und Vorrichtung zur Konservierung von Tiefsee-Organismen
WO2010149572A2 (de) * 2009-06-26 2010-12-29 Medis-Kugel Gmbh Verfahren und anlage zur konservierung anatomischer präparate
PL2452868T3 (pl) * 2010-11-11 2013-05-31 Atlas Elektronik Gmbh Bezzałogowy pojazd podwodny i sposób wydobywania takiego pojazdu na powierzchnię wody
DE102011008558A1 (de) * 2011-01-14 2012-07-19 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Tiefseevorrichtung zur Bergung zumindest eines Tiefseeobjekts
KR101195773B1 (ko) * 2012-05-09 2012-11-05 국방과학연구소 수중운동체의 공동생성장치 및 이를 구비하는 수중운동체

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63184595A (ja) * 1987-01-26 1988-07-30 Kaiyo Kagaku Gijutsu Center 無人潜水機の昇降装置
JPH03102838U (ja) * 1990-02-07 1991-10-25
JPH03105270U (ja) * 1990-02-14 1991-10-31
JP2000272583A (ja) * 1999-03-25 2000-10-03 Kawasaki Heavy Ind Ltd 自律型無人潜水機の水中ドッキング装置とドッキング方法
JP2002153161A (ja) * 2000-11-21 2002-05-28 Able Corp 深水生物運搬育成容器
JP2004166575A (ja) * 2002-11-19 2004-06-17 Japan Marine Sci & Technol Center 深海生物組織の培養細胞及び培養方法
JP2005287390A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Mitsuo Kuroiwa 生物学的水浄化装置
JP2010047094A (ja) * 2008-08-20 2010-03-04 Ihi Corp 水中航行体とその潜航・水平航行方法

Also Published As

Publication number Publication date
US9180946B2 (en) 2015-11-10
JP5789674B2 (ja) 2015-10-07
DE102011008558A1 (de) 2012-07-19
KR20140043325A (ko) 2014-04-09
US20130305975A1 (en) 2013-11-21
EP2663487A1 (de) 2013-11-20
WO2012095123A1 (de) 2012-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5789674B2 (ja) 少なくとも一の深海対象物を回収する深海装置
WO2017019695A1 (en) Aquatic sampler and collection apparatus
US8789495B2 (en) Method and apparatus for conserving deep-sea organisms
Pirotta et al. An economical custom-built drone for assessing whale health
Manchee et al. Bacillus anthracis on Gruinard island
US20220090992A1 (en) Sampler Apparatus for an Unmanned Aerial Vehicle
Ferrante et al. Transport of diatom frustules by copepod fecal pellets to the sediments of Lake Michigan 1
CN108709876B (zh) 一种用于水产养殖的多参数监测青苔及水质装置
KR20180124035A (ko) 폐사 물고기 포획 트랩을 가진 가두리 양식 설비
GB2571003A (en) A method or apparatus for collecting marine life
Billings et al. SyPRID sampler: A large-volume, high-resolution, autonomous, deep-ocean precision plankton sampling system
EP3827241A1 (en) Dissociation of biological samples
EP4152921A1 (en) Fish farming system
JP2016168936A (ja) さんご採捕用無人潜水艇及びさんご採捕システム
Brinckmann Centrifuges and their application for biological experiments in space
Stacy et al. Thermal characterization of Nakagata’s mouse sperm freezing protocol
CN108012976A (zh) 一种循环流水鱼水质分析系统及其工作方法
Wang et al. Capturing amphipods in the Mariana Trench with a novel pressure retaining sampler
Young et al. Thermal tolerances of embryos and planktotrophic larvae of Archaeopneustes hystrix (A. Agassiz)(Spatangoidea) and Stylocidaris lineata (Mortensen)(Cidaroidea), bathyal echinoids from the Bahamian Slope
KR101480264B1 (ko) 수중생물 정량채집 장치
CA2629965A1 (en) Method, article, and apparatus for cryopreservation of biological samples
Ahn Development of Moon Jellyfish Removal ROV System and Its Sea Trial
Gao et al. Development of an underwater robot for sediment soil sampling
CN114467866B (zh) 一种基于温度控制的海肠诱捕系统
Matsushima Thin sections of Technovit 7100 resin of rice endosperm and staining

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140617

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20140625

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20140626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150612

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150612

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150714

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150803

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5789674

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees