JP2014507838A - 緊急呼び出しに応答する緊急応答システムに向上した位置情報を提供するためのVoIPシステム、コンポーネント、及び方法 - Google Patents

緊急呼び出しに応答する緊急応答システムに向上した位置情報を提供するためのVoIPシステム、コンポーネント、及び方法 Download PDF

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Abstract

VoIP電話コネクタ位置を特定して、特に緊急発呼要求がVoIP電話ネットワークに位置することができるようにするシステム及び技術が開示されている。VoIP電話コネクタと関連付けられている位置及び発呼情報の両方または片方のデータベースを構築する方法が記載されている。またさらに、関連付けられているVoIP電話コネクタに応じて、位置及び発呼情報の両方または片方を判断させ、この情報を緊急応答機関及びキャンパスセキュリティネットワークの両方に送信させ、緊急発呼を緊急応答機関及びキャンパスセキュリティネットワークの両方に橋渡しするVoIP電話サーバの実施形態が記載されている。
【選択図】図1

Description

開示されている実施形態は、緊急(911)呼び出しを検知することができ、緊急呼び出しを受けると、緊急応答システムに向上した位置情報を提供することができ、一部の実施形態では、同時情報及び電話会議接続の両方または片方をキャンパス(企業キャンパス、大学キャンパス、またはその他の建物及び階数の両方または片方のなす組織化されたグループ)の応答システム、及び、地方自治体その他の政府の緊急応答システムに対して提供する、向上したVoIPデータコネクタ及びVoIP(Voice−over−IP)電話システムに関する。
従来の「アナログ音声通話のみ可能な旧来の電話システム」(POTSシステム)では、全ての入ってくる電話回線(ずっと前に廃止された「パーティライン」を除く)が物理的に接続されているアナログ電話に対応していたので、911呼び出しサービスを比較的実施しやすかった。特に、地方電話局で「911」呼び出しを受けると、発呼者の位置がすぐに分かり、緊急応答システムに伝達されるようになっていた常駐型のシステムでは実施しやすかった。とりわけ、「向上した911」(e911)サービスでは、発呼者の電話番号が提供され、自動位置識別(ALI)データベースを利用して、発呼者の住所及び名称情報が探し出された。これら全てが、固定回線ではうまくいっていたが、後述するように、企業または「キャンパス」タイプの電話システムでの実施には欠点がある。
企業またはキャンパスタイプの電話システム(企業、病院、学校等)では、緊急電話をルーティングする需要があるが、これら電話システムは通常、複数のアナログまたはデジタル電話が「構内電話交換機」または「PBX」電話交換機に接続されている「マルチライン電話システム」である。これらシステムは、数十年前から存在はしているものの、システムが具体的な発呼者のキャンパスにおける具体位置を、システムから緊急応答システムに伝える有効な手段は存在していなかった。ほんのつい最近まで、企業は、各発呼者に関連付けられている専用電話番号があったので(直通社内通話(DID)番号)、自身のALIデータベース情報を構築することはできたものの、緊急応答システムに送られるアドレスは、PBXに関連する「本社」またはセキュリティデスクだけであった。しかし一般的には、緊急応答システムが、キャンパスまたは企業のセキュリティ門と連携をとるべきであるが、このセキュリティ門も、緊急電話の発呼者の具体的な位置情報を持たないことが多く、電話線以外の方法(呼び出し、巡回員を利用する等)で緊急電話をかけた人を探さねばならなかった。さらに、ALIその他のデータベースに人的資源を利用すると、ヒューマンエラーが生じやすく、緊急電話の発呼者はますます見つかりにくくなる惧れがある。
今日は、企業キャンパス内のどのネットワークジャックにも差し込めるVoIP電話が普及したので、企業が維持している電話の位置のすべてのデータベース「マップ」が、VoIP電話(有線であれ無線であれ)がキャンパス内で移動させられるたびに、不正確になる惧れがある。この問題の解決法は、いままで主に、VoIP電話機自身内に位置情報を配置して、この情報を緊急発呼とともに送信されるようにする、という手法に着目していた。この方法の位置の例が、Lucentに譲渡されたBenco等に対する米国特許出願公開第2006/0293024号明細書に記載されている。この出願では、GPS追跡機器をVoIP電話器内に設置した実施形態が記載されている。しかし一般的にGPSは屋内(特にビルの内部領域)では働かず、高層ビルの「階数」情報を提供してはくれない。さらに、GPSが情報を比較的正確に追跡しているとはいっても、約15−30フィート程度の不確定窓(uncertainty window)がある。このようなばらつきによって、VoIP電話が送信するGPS位置情報を緊急発呼の一部として利用すると、緊急応答システムが部屋、階数、またはビルを間違える可能性がまだある。
別の解決法の先行技術として、Xu氏に対する米国特許公開第2007/0242550号明細書がある。この出願書類では、VoIP電話(VoIPエンドポイント)が、接続されているネットワークデバイス及びポート番号を判断するシステムを記載している。したがって、エンドポイントデバイスの位置がALIデータベースに保存されているという前提で、VoIP電話器の一般的な位置を、ネットワークデバイスの位置を知ることで判断することができる。この方法に関する欠点には、ネットワークデバイスが頻繁にアップグレードされたり置き換えられたりされ、通信「クローゼット」の棚に一般的に維持され、これらクローゼットが企業のビルの各フロアに1つだけとか、1つもない状態になると、ネットワークデバイスのデータベース及びそのポート位置を維持するのは、ヒューマンエラーを受けやすくなったり、データベースを最新の状態に保持する義務が怠られがちになったりする恐れがあり、あるネットワークデバイスの位置が、必ずしも緊急応答システムに対して十分具体的な情報を提供しない、ということになりかねない。
本開示は、向上したVoIPデータコネクタを利用して、位置情報を、検知された緊急(911)発呼から緊急応答システムに提供するデバイス、システム、及び方法に関する。開示されたシステム及び方法は、データベースから位置情報を探して、緊急発呼の発信元の位置を特定して、この位置情報を、地方自治体その他の地方政府が運営する緊急応答機関に伝え、一部の実施形態では、キャンパスのセキュリティサイトに発信元の位置情報を提供する。一実施形態では、位置情報を緊急通報911マップに載せる。
本明細書に開示するシステムは、複数のVoIPデータコネクタと通信する複数のVoIP電話器が含まれ、これらネットワークエレメントは、VoIP電話サーバ及びローカルエリアネットワーク(「LAN」)によって位置データベースと通信する、または接続する。VoIP電話サーバは、さらに、公衆交換電話網(「PSTN」)及びインターネットの両方または片方に接続されている。VoIP電話サーバは、さらに、緊急応答機関と通信するよう構成されており、さらには、キャンパスセキュリティコンピュータネットワーク及びサーバの両方または片方と通信するように構成されていてもよい。
本願に関して他の記載されている実施形態には、緊急発呼が検知された場合に、データベースから位置情報を探して、位置情報をキャンパスセキュリティ及び緊急応答機関に同時に(または略同時に)提供することが含まれる。
記載されている実施形態は、標準的なVoIP/CAT5またはその他の電話ケーブルを介して壁のプラグ差込口に接続されているVoIP電話器とともに、または、無線ルータに対する無線手段とともに利用されて、企業VoIPシステムを実装している企業LANネットワークに電話接続を提供することができる。
緊急応答においては、数秒が重要になるので、エラーを最小限に抑えて、緊急発呼者の位置を確実に提供するデータベースを構築するための労力を最小限に抑えることが肝要である。上述した先行技術の説明からわかるように、緊急発呼者の位置を正確に見つける、という課題が長年存在しており、この必要性が、緊急通報911サービスの発展を促してきた。VoIP電話システム及び緊急通報911システムに関する先行技術は、完全に正確であり、ヒューマンエラーが最小限に抑えられたシステムを達成しておらず、正確な911の位置情報、という課題は、本発明の前に残存していた。
本発明の開示は、緊急911VoIP発呼者の位置データベースを構築する際のヒューマンエラーが最小限に抑えられ、且つ、ネットワーク機器をアップグレードしても、VoIP電話器が、複数のビル、多層階のLAN接続企業、学校、病院、政府、その他の種類のキャンパスにおける複数の位置で移動可能、差し込み可能であるような場合であっても、発呼者の位置を確実に発見できるシステムを記載している。このVoIP電話器の複雑性は、VoIP電話器が、電話器がどこに差し込まれていようと、一定の電話番号に固定されている、ということに起因している。したがって、緊急応答システムその他のシステムは、本質的に、発呼しているVoIP電話器の位置を知ることができない。開示されている実施形態では、VoIP電話器の位置を信頼性高く正確に検知することができるので、緊急応答システムが緊急発呼者の位置を特定する際の事前の数分、数秒を節約することができるようになる。
好適な実施形態の以下の詳細な記載を、添付図面を参照しながら説明する。様々な特徴が実際の縮尺率では描かれていない点に留意されたい。実際、様々な特徴の寸法は、説明を明瞭にするために縮小拡大されている場合がある。加えて、一部のコンポーネントは説明の便宜上省いている場合がある。
緊急発呼が検知された場合に、位置情報を提供するシステムを示すグラフィックな図である。
図1のVoIPデータコネクタを示すグラフィックな図である。
図2のVoIPデータコネクタの設置方法を示すフロー図である。
図1の緊急発呼を分割して、位置情報を提供するための方法を示すフロー図である。
記載されている原理に従って動作することができるVoIP電話サーバのより詳細な概略図である。
図1は、緊急発呼が検知された場合に、位置情報を提供するシステムを示すグラフィックな図である。一実施形態では、システム100は、無線接続により、または、Ethernet(登録商標)ケーブル経由でVoIPデータコネクタと通信する、または、接続されているVoIP電話器110を含む。VoIP電話器はさらに、無線通信(たとえば802.11a/b/g/nの無線プロトコルその他の無線手段)を介してVoIPデータコネクタ120と通信することができてもよい。VoIP電話器100は次に、VoIPデータコネクタ120経由でLAN130にアクセスすることができる。VoIP電話器110からの発呼を受けて、発呼が緊急電話かを検知するためのVoIP電話サーバ140が、LAN130には接続されている。これら接続は、通常はLAN130経由で提供され、ルーティング及び交換エレメントは、公知のデータネットワーク機器及び技術を利用するLANデータスイッチ及びネットワークルータを含んでいる。LANデータスイッチ及びデータネットワークルータの例は、Cisco等の会社から提供されており、現在のこれらデータネットワーク製品(本願の出願時)には、Catalyst4500E Series、4900M Series、ME4900 Series、ME6500 Series、及びCatalyst 3750 Metro Series LANスイッチ及びネットワークルータが含まれている。
VoIP発呼要求を受けると、VoIP電話サーバ140は、発呼が緊急発呼であるかを判断する。電話サーバ140が、インターネット150及び公衆交換電話網(「PSTN」)160の両方または片方に接続される。緊急ではない発呼は、通常のものとして、これらネットワークのいずれかを介してルーティングされる。VoIP電話サーバは、VoIP発呼を受けてルーティングするために特に適合されたハードウェアを含んでもよいし、Linux(登録商標)またはWindows(登録商標)に実装される企業サーバにインストールすることもできる。本願の出願時にわかっているVoIPサーバパッケージは、CiscoのUnified Communications Managerである。
緊急(911)発呼として検知された発呼は、キャンパスセキュリティ190及び緊急応答機関170に、位置データベース180経由で中継された位置情報とともに転送してもよい。本願は、特定の部屋位置情報(フロアプラン及びフロア情報またはクアドラント情報の両方または片方に含まれるようなもの)を特に記録することができ、各VoIPデータコネクタ120に関連付けられていてよいシステムを提供する。この関連付けを行うための実施形態の一例では、各VoIPデータコネクタが、位置データベース180に関連付けられており、格納されている具体的なIDを有してよい。この情報を利用して、キャンパスサイトまたは高層ビルにおける位置(たとえばフロアプランの位置、階数、またはフロアクアドラント/位置情報によって)を特定することができ、この情報を、VoIP電話サーバ140から送信された位置情報の一部として緊急応答者に送信することができる。
キャンパス、企業、その他の実装実体が、e911サービスを有する場合には、緊急発呼は、位置データベース180からのデータが、緊急応答機関170へと、外部に発信される緊急発呼の物理位置とともに、e911トランクに沿ってルーティングされる。顧客がe911サービスを有していない場合には、緊急発呼は、PSTN160から緊急応答機関170に、通常は顧客の電話番号と住所を含む一般情報とともにルーティングされる。顧客がe911サービスを有する場合には、さらなる具体情報が提供される(ビル番号、フロア番号、部屋番号等)。
記載されている実施形態では、緊急発呼が、キャンパスセキュリティネットワーク190及び緊急応答機関170の両方に対して同時に行われたり、同時に、または略同時にルーティングされたり、中継されたりしてよい。キャンパスセキュリティが緊急応答機関に同時に接続されている場合には、キャンパスセキュリティが緊急発呼に参加することができる。こうすることで、キャンパスセキュリティ190は、緊急応答機関170の派遣係に関連情報を渡すことができるようになり、この緊急応答機関170の派遣係が、次に、キャンパス外の緊急応答機関に情報(たとえば、ビルの入り口位置その他可能性のある緊急情報)を転送することができる。こうすることで、さらに、キャンパスセキュリティは、発呼者が話せないような場合であっても、関連情報を緊急応答機関に提供することができるようになる。
データベース180に含まれている情報とともに、VoIP電話器110からのVoIPデータコネクタ120(直接VoIPデータネットワーク100で特定される)による緊急発呼は、外部に配信される緊急発呼の正確な位置を、キャンパスセキュリティ190及び緊急応答機関170に送ることができる。緊急応答機関170へのリンクは、e911トランクその他の通信リンク(たとえば、緊急応答機関170の専用サーバ等へ)を通っていてよい。これは、VoIP電話または端末の位置が替わった場合には、緊急発呼の発信元の正確な位置を確かめるための信頼性のおける手段が存在しなかった従来のVoIPシステムに比したときの向上点である。緊急応答システムの人員が、直接または確実に正確な位置に行くことができない、という示唆は、彼らが誤った場所に赴き、彼ら及びキャンパスセキュリティの両方または片方が緊急発呼者を探さねばならない場合、報告されている緊急事態に対応するための貴重な時間が失われ、生命が危険に晒されたり、体が不自由になったり、その他の重篤な状態を引き起こす可能性があることを意味している。緊急応答機関170及びキャンパスセキュリティ190の両方または片方に緊急発呼があった場合に正確な発呼者の情報を伝えることに加えて、VoIP電話サーバ140は、別の通知サーバ195によって、緊急警告を作成することで、外部(キャンパス全体または特定のキャンパスの要員または居住者)へ、ストローブ光、ベル、サイレン、電子メール、発呼、公共放送システム及びスピーカの少なくともいずれか、またはテキストメッセージにより、メッセージを放送する。
この方法によって、緊急通知システムは、放送または具体的な緊急通知を行うことができるようになり、これら通知には、キャンパスシステム内のVoIPネットワークコネクタ120の位置に対して記録した位置情報に従ってより多くの具体的な情報を含んでよい。さらに、これもここで記載する向上したシステム及び方法のおかげで、ALIデータベースに格納されるデータの精度及び確実性が増すことから、正確で対象を絞られた逆の911通知システムを利用することができ、緊急発呼を益々狭いキャンパスの領域の電話に向けることができる((たとえば、まだ退去させられていない火事の出ているビルの場所の人々を退避させる、または、有害物質が出た、または、地震で不安定になる可能性のあるビルの階にいる人々を退去させることが必要となる、具体的なコンテキストで、通知の情報特異性が、特に有効な場所に方向づけることができる))。たとえば、一定のオフィスから緊急発呼を受けると、そのオフィスを、本願の教示を利用して具体的(with specificity)に特定し、及び、同じ先駆け(token)となる緊急発呼を、逆の911技術及び正確なデータベース情報を利用して配置することができ、これら緊急発呼を、特に、緊急発呼の発信元であるオフィスの近隣オフィスに対して行うことができる。この逆911技術の用途の一例にすぎない。ALIデータベースの特定の正確な情報は、逆911通知の情報に関して多くの用途が考えられる。
VoIP電話サーバ140及びVoIPデータコネクタ120の間に通信を実装する際には、プロトコルを実装する。1つの方法としては、VoIP電話サーバのソフトウェア機能を向上させたり、強化したりすることがある。別の方法に、別の機器または別のソフトウェアプロトコルを利用して、システム100の1以上のコンポーネントに具現化されているVoIPデータコネクタと通信すること、もある。別の機器またはプロトコルは、データ通信ネットワークを介してVoIPデータコネクタ120に対して情報クエリを行う(たとえば特定のVoIPデータコネクタのIDのクエリ)。この別のツールによって、複数の電話システムと協働する際の柔軟性が追加され、同時に、伝統的にはキャンパスVoIP発呼ネットワークにVoIP発呼を提供するために実装されてきた標準的なVoIP電話サーバの利用が可能となり、この標準的なVoIP電話サーバが、次に、この特定のプロトコルをもつAPIまたはその他のインターフェースを利用して通信して、集合体としてこれら2つの実体が、図1に示すVoIP電話サーバ140の機能を提供することができる。この方法によると、緊急発呼をキャンパスセキュリティ190、緊急応答機関170、及び、その他の通知サーバ195との間で橋渡しをする「新しい機能」部に、位置データベース180を維持することができる。
VoIP電話サーバ140の緊急発呼システムは、キャンパスセキュリティ190、緊急応答機関170、及び、VoIP電話器110の発呼の間に3方向へ発呼を実装することができる。これら3つの実体は、話し合い、緊急事態の性質及び対処法について通信することができる。
図2は、図1のVoIPデータコネクタ120を示すグラフィックな図である。VoIPデータコネクタ120の一実施形態は、既存の構成にもよく見られる物理的なジャックである。このようなコネクタは、物理的なRJ−45ジャックを持つビルの壁に設置されるために、Cat5またはCat6ケーブルの差し込みが可能である。VoIPデータコネクタ120に、さらなる、より具体的な位置データを提供するために、VOIPデータコネクタ120に対して不揮発性メモリの一種を設け、上述したように、位置データベース180に対して、VoIP電話サーバ140その他のネットワーク制御システムを介する等して、Ethernet(登録商標)ケーブル(通常この場合にはLANの壁内配線により)により通信を行う。
VoIPデータコネクタ120には、コネクタ210及び220が含まれている。有線の実施形態では、Ethernet(登録商標)(たとえばCAT5)を物理的なコネクタ210に差し込み、他の物理的コネクタ220が、上述したように壁内のEthernet(登録商標)ケーブルを介して関連情報を送信する。コネクタ210及び220が図2には示されているが、関連情報は、1つのコネクタ(たとえば各情報及びデータをインタリーブすることで)送信され、アプリケーションソフトウェアにより処理されてもよい。無線の実施形態では、無線通信リンク210が、VoIP電話器110に対して、無線通信チャネルを介して(たとえば802.11a/b/g/nプロトコルで提供されるようなもの)、通信が送受信されてよい。コネクタ210または無線通信リンク210は、コントローラ230と通信しており、メモリ250(たとえばROM,EPROM、EEPROM、磁気メモリ、メモリスタ、その他の種類の、電源が失われたときにコンテンツを保持することができるメモリ)をプログラミングする電子インテリジェンスを含んでいてよい。コネクタ210は、無線ネットワーク130と通信する無線通信回路経由で提供することもできる。
コントローラ230は、外部インターフェース240からプログラミングコマンドを受け取ることもできるし、または、プログラミングラップトップ(たとえばインストーラが利用するようなもの)またはVoIPサーバ140と通信するために、TCP/IP通信プロトコル等のネットワーキングプロトコルを利用して、物理的コネクタ210、220を介して(または無線通信リンク210を介して)通信することもできる。プログラミングタスクは、一部には、たとえば、データベース180で見当たらないVoIPデータコネクタを探すため、または、潜在的なデータの不一致を特定するために、VoIPサーバ140によって実施されてよい。そして、直接物理接続240または無線接続(たとえばBluetooth(登録商標))を利用して、物理的に位置を確かめたり、具体的にVoIPデータ接続をプログラミングしたりすることのできるオンサイトの実装またはメンテナンス技術者により、プログラミングを完了させることができる。オンサイト実装の一例としては、技術者は、プログラミングラップトップとともにバーコードスキャナを利用して、バーコードから、ビルのフロアプランまたはビルの物理情報に取り付けられている位置情報を入力することができる。他のバーコード特定情報を、VoIPデータコネクタ120それぞれに関連付けられている材料(たとえばボックス)に配置してもよい。これらの識別情報は、VoIPデータコネクタ120の位置に関連付けられているデータベース内に連結されてもよい。
図2を参照して説明を続けると、本実施形態では、さらなる制御回路230の機能に、インターネットプロトコル送信をVoIPサーバ140に対して提供する、というものがある。具体的には、制御回路230は、外部に発信される通信(VoIP電話器110から)に、VoIPデータ端末120の、データベース180から位置情報を決定する際に猶予な識別子を含んだパケットストリームを提供する。
一般的にはVoIPデータコネクタ120内のメモリ250及び制御回路230の両方または片方が一般的には電力を必要とするために、記載されるEthernet(登録商標)ケーブルは、VoIPデータコネクタ120内のエレクトロニクスが必要とする電源の機能を果たすことができる。これは、PoE(Power−over−Ethernet(登録商標):パワーオーバーイーサネット(登録商標))スイッチの利用により実装されてよく、PoEスイッチは、Ethernet(登録商標)またはLANケーブル線を介して、エンドポイントに対して送電を行い、これは、多くのVoIP電話器110に送電するための中心的な方法である。今記載しているシステムでは、対象の「エンドポイント」が、PoEネットワーク接続から自身の電力を得て、VoIPデータコネクタ120(たとえば不揮発性メモリ250及び、不揮発性メモリ250と通信するアクセス回路など)の中間エレクトロニクスを動作させる。他の実施形態では、VoIPデータコネクタ120は、コンテキスト及び設計の必要性に応じて、電池、太陽電池、RF連結電力、その他の発電手段(特に非PoE環境において)を含むことができる。
さらに図2を参照して説明を続けると、あるデバイスがコネクタ210経由でプログラミングされる場合には、接続されているプログラミングデバイスが、識別子がメディアアクセス制御(「MAC」)アドレスであろうと物理的な識別子であろうと、VoIPデータコネクタ120の識別子を引き出すことができる。不揮発性メモリ250及び位置データベース180は、インストール時に、VoIPデータコネクタ120の物理的な位置及び識別子の両方または片方をプログラミングすることができる。各VoIPデータコネクタ120は、プログラミングラップトップが差し込まれたときに、MACアドレスをVoIPデータコネクタ120から引き出すことができるネットワークエレントとして機能するMACアドレスを有している。プログラミングは、全体または一部を、ネットワーク側のVoIPサーバ接続20によって行うこともできる。さらに、前述したように、コネクタ210は、無線回路であってもよいし、プログラミングが、無線手段により行われてもよい。
プログラミングにおいては、VoIPデータコネクタ120に関連付けられているMACアドレスが、VoIPデータコネクタ120自身の物理的位置に関連付けられていれて位置データベース180に格納されてよい。インストールプログラミングは、ネットワーク接続されたデバイス/VoIPデータコネクタ120の位置にヒューマンエラーが介在する可能性を少なくすることができる。このようにして、物理的アドレスをチェック、ダブルチェックすることで、インストールの精度を確保することができる。さらに、VoIPデータコネクタ120は一般的にはビルの壁内に物理的に設置されることから、後で移動されたり置き換えられたりする静的なものである(キャンパス中を移動させることができるVoIP電話器とは対照的である)。
図3は、図2のVoIPデータコネクタの設置方法を示すフロー図である。構築段階302の最初の段階のステップ304は、ビルの壁に物理的ジャックを設置する(このステップはさらに、VoIPデータコネクタ120の接続(たとえば有線または無線)を完了することも含む。ステップ306で、VoIPデータコネクタ120にアクセスしてプログラミングを行う(たとえば、プログラミングラップトップ(エレクトロニックス設置要員が運ぶラップトップその他のコンピューティングデバイスなど)を接続することで)。ステップ308で、このVoIPデータコネクタ120のMACアドレスその他の識別子を、たとえば、プログラミングラップトップを利用して設置要員が、位置データベース180に読み出したり、記録したりする。この時点で、ステップ310で、位置ID、オフィス部屋番号、及びビルの位置を、VoIPデータコネクタ120の不揮発性メモリ250にプログラミングする(このステップは必須ではない)。さらに、ステップ312で、ステップ310またはそれより前のステップに関するデータを、位置データベース180内に更新することができる。これらステップそれぞれが、キャンパス内の複数のVoIPデータコネクタ120について繰り返される。最後のVoIPデータコネクタ120がプログラミングされると、最後のステップ314に到達する。上述ではこのプロセスが連続したものとして示されたが(つまり、複数のVoIPデータコネクタ120それぞれの個々のプログラミングを繰り返すとして示されたが)、複数のVoIPOデータコネクタは、並列に、または同時にプログラミングされてもよい点を理解されたい。これは、技術者の指揮下で個々のプログラミング機器内で行われてもよいし、中央サーバ(たとえばVoIPサーバ140)で自動的に行われてもよい。
システム全体の設計目的によっては、VoIPデータコネクタ120は、MACアドレスを連続して「アドバタイズ」してもよいし、しなくてもよい。言い換えると、問題は、VoIPデータコネクタ120のネットワーキングコンポーネントが、そのMACアドレスを含む、ネットワーク上の自身の存在に関する情報をネットワークに提供するか否かである。TCP/IPデータネットワーク上のネットワーク内に含まれているデバイスがデバイス固有のMACアドレスを有していさえすれば、これは、設計上の選択であり、接続されているデバイスは、他のネットワークエレメントから必ずしもいつも見えなくてもよい。デバイスが自身のMACアドレスを「アドバタイズ」している場合には、このデバイスがネットワークに入ろうとしていることを示している。差し込み式のデバイスは、DHCPタイプのデバイスである場合には、IPアドレスを要求する、または、その静的なIPアドレスがネットワーク上に構築される。Ethernet(登録商標)ケーブルがVoIPデータコネクタ120に差し込まれ、MAC及びIPアドレスの両方をアナウンスすると、外へ発信される緊急発呼の物理的な位置が、特定のVoIPデータコネクタ120に合致することで、キャンパスセキュリティ190及び緊急応答機関170が緊急位置へと方向づけられる。
多くのキャンパスには余分なジャックがあるはずなので、全ての個々のジャックにMACアドレスをアドバタイズさせるのは電力の無駄であり、ここに記載する1つの実施形態では、各VoIPデータコネクタ120を、たとえばEthernet(登録商標)ケーブルが接続されたときに、アクティブにしてよい。したがって、VoIPデータコネクタ120内のピンがEthernet(登録商標)ケーブルのピンと接続されると、VoIPデータコネクタ120は、利用中であると判断して、このときになって初めて自身のMACアドレスのアドバタイズを開始する。さらに、電源が落ちているときにVoIPデータコネクタ120のエレクトロニクスに給電するかについても公言する。記載した不揮発性メモリ230のタイプのメモリは、VoIPネットワークコネクタ120の識別情報を格納するためのものなので、メモリ230は、必要なデータを保持しておくために一貫した電源を必要としなくなり、コネクタ120は、実際に利用されるときだけ給電されればよいことになる。
VoIPデータコネクタ120の別の実装においては、Ethernet(登録商標)ケーブルが差し込まれ、且つ、挿入されたケーブルの他端で通信信号が生成された場合に限り、コネクタに、給電のみを目的として回路が提供されてよい。こうすることで、Ethernet(登録商標)がVoIPデータコネクタ120のRJ−45コネクタに差し込まれた際の電力を確保しておくことができるが、ケーブルの他端には何も確保しておかない、ということになる。
図4は、図1に開示するようなシステムによって、緊急発呼を分割して位置情報を提供するための方法を示すフロー図である。ブロック405でプロセスが開始される。動作410が次に開始されて、ここではユーザが、VoIP電話器110を利用して発呼を行う。動作420でこの発呼はルーティングされ、VoIP電話サーバ140が発呼を処理する。次に、決定動作430により、発呼が911緊急発呼か、標準的な非緊急の発呼かを判断する。発呼が非緊急の発呼である場合には、発呼に通常の発呼処理を行う。発呼が緊急発呼である場合には、発呼に、VoIPデータコネクタ120に関する位置データベース180の情報にアクセスする動作440を行う。動作440の後に、一実施形態では、動作450によって、発呼を、緊急応答機関170とキャンパスセキュリティ190とに分割する。随意で設けられる動作460(必須の動作ではない)では、さらに、VoIPデータコネクタ120の位置IDをキャンパスセキュリティ190に知らせる。随意のステップ460を行うか否かに関わらず、ステップ470では、VoIPデータコネクタ120の位置情報を、位置IDとともに緊急応答機関170に知らせる。この情報は、既存のe911トランクを介して、または、その他のデータ通信チャネル経由で、緊急応答機関170に渡すこともできる。
キャンパスがe911トランクを有している場合には、VoIPネットワークコネクタ120が決定する発呼者の実際の物理的位置(部屋番号、階数、ビルの座標(building coordinates)等の位置情報を含む)を、緊急応答機関170に渡すことができる。発呼者がe911トランクを有しておらず、緊急発呼を標準的なPSTNラインで送信する場合には、省略された位置情報群(たとえばキャンパスのビルの物理的アドレス等)を、緊急応答機関170に渡す。しかし、e911トランクが、発呼者、緊急応答機関170、及びキャンパスセキュリティ190の間で3方向の橋渡しを行うVoIP電話サーバ140機器及び機能により利用可能ではない場合であっても、これらすべての3つの実体は、互いに通信することができ、特に、キャンパスセキュリティは、地方自治体その他の緊急政府応答機関と調整をとって、データベース180から収集することができ、キャンパスセキュリティ190に対して、VoIPネットワークコネクタ120に接続されている発呼者の物理的位置に従って通知される情報により正確な緊急位置に向かうことができる。この場合には、またより具体的にはステップ410でユーザが通信できない場合には、キャンパスセキュリティ190が、緊急応答機関170に連絡して、緊急応答システムの担当者に対して、迅速に入口までのルートを伝えて、例えば、緊急応答システムの担当者が、キャンパスのビル、階数、及び、部屋番号またはビルの座標の示す方向に向かうことができるようにする。
図5は、VoIPサーバ140をより詳しく示す。この図は、前述した実施形態における、VoIPサーバ140、システム100におけるその動作、及び、システム100に対する動作方法をより詳しく示している。この図に示す実施形態においては、VoIPサーバ140がネットワーク130に接続されており、VoIP電話器110と通信して、VoIP発呼要求を受け取り、VoIP電話器110にVoIP呼び出し接続を行うことができる。VoIPサーバ140は、さらに、ネットワーク上のVoIP電話コネクタ120と通信して、VoIP電話コネクタ120から識別子その他の位置情報を受け取る。前述したように、VoIP電話コネクタ120は、データネットワーク130をホストしているビルに固定設置される。VoIP電話コネクタ120は、VoIP電話器110とネットワーク130との間に介在するよう配置される(より詳しくは、VoIP電話コネクタ120は、LANネットワーク130の構成を含むLANルータとVoIP電話器110との間に介在させられる)。
VoIP電話サーバ140は、ネットワーク130から、データ(VoIP発呼要求、及び、識別子または位置情報)を受信することのできるネットワーク接続505を含む。VoIP電話サーバ140は、データコネクタ505と通信可能な論理回路もいくつか含む。特に、VoIP電話サーバ140は、ネットワーク接続505と通信する発呼ルーティング制御回路510を含む。発呼ルーティング制御回路510は、受信したVoIP発呼要求を受信してルーティングすることができる。発呼ルーティング制御回路510は、受信した発呼要求に従って発呼を接続することができ、VoIP電話器110に受信した発呼をルーティングすることもできる。ほとんどの場合、外部に発信される発呼は、外部通信ネットワーク接続540を通り、インターネットまたは公衆交換電話網(「PSTN」)によって送信され、通常の発呼同様として繋がれる。
VoIP電話サーバ140は、さらに、これもネットワーク接続505と通信することができる緊急発呼検知回路520も含んでいる。緊急発呼検知回路520は、受信した発呼のなかから緊急発呼要求を検知することができる。緊急発呼検知回路520の動作は、制御回路550による制御を受け、この制御回路550が、さらにプログラムメモリ555を含む(これは、マイクロプロセッサとして動作している制御回路550により実行されると、制御回路に、VoIP電話サーバコンポーネントにこの実施形態に記載されている内容を実行するよう命令するためのコンピュータ命令を含むコンピュータプログラムを格納することができるコンピュータ可読媒体である)。
検知された緊急発呼要求を受信すると、制御回路550は、緊急位置特定回路530に命令して、データベース180にアクセスして、緊急発呼者の位置に関する情報及びその他格納されている情報を取得させる。この情報は、VoIP電話コネクタ120に関連付けられている識別情報及び位置情報の両方または片方に従ってアクセスされる。データベース180からアクセスされた情報をみれば、企業、学校、病院その他のキャンパスまたはビルのどこで緊急発呼が行われたかを特定することができる。
図5の参照を続けると、制御回路550は、緊急位置特定回路530に命令して、外部通信ネットワーク540経由で緊急応答機関170に緊急発呼をルーティングさせ、さらに、位置情報及び発呼者情報の両方または片方を、緊急応答機関170に伝達させる。特定の実施形態では、制御回路550は、さらに、コンピュータ可読媒体555に格納されている他の命令に従って、緊急位置特定回路530に対して命令して、位置情報及び発呼者情報の両方または片方をキャンパスセキュリティネットワーク190に(キャンパスセキュリティ190のサーバ、交換台、その他の通信機器)に伝達させる。この通信は、図示されているように外部通信ネットワーク接続540経由で行われてもよいし、内部キャンパスネットワーク(たとえば前述し、図示したネットワーク130)経由で行うこともできる。
一実施形態では、制御回路550は、さらに、VoIP電話サーバに命令して、3方向の緊急発呼(緊急発呼の発信元の発呼者から、緊急応答機関170及びキャンパスセキュリティネットワーク190の両方に)行わせることができる。この「電話会議」によって、緊急応答システムの担当者の動作を、キャンパス/企業セキュリティ組織のものと効率よく調整することができるので、たとえばキャン3方向へのパス/企業セキュリティグループが、企業のビルまたはキャンパスへの主要なアクセスポイントで待ち合わせをして、応答システム担当者が、緊急事の起った場所の位置を特定するための手助けをすることができる。この接続も、外部通信ネットワーク540を介して行うこともできるし、3方向その他のマルチラインの電話会議により接続されている内部企業エレメントに行うこともでき、この通信チャネルは、前述し、図示されているネットワーク130経由で構築することができる。
図5ではデータベース180はVoIPサーバ140に接続されるとして描かれているが、VoIPサーバ140内に設置され、たとえば統合データベースをVoIPサーバの一部として販売することができると好適である。制御回路のコンピュータ可読媒体555は、VoIPソフトウェアアプリケーションの一部として搭載されたソフトウェアを含んでよく、さらには、ファームウェアを含んでもよく、また、これら両方を含んでもよい。コンピュータ可読媒体555を提供することで、ソフトウェア及びファームウェアの両方または片方(VoIPサーバのBIOSを含む)を、ここに示す実施形態に記載される機能を行うようにアップグレードすることができる。たとえば現在既存のVoIPシステムに対しては、記載されているVoIP電話コネクタ120と通信する動作(これらコネクタ120のプログラミング及びこれらコネクタ120の識別子及び位置情報の読み出しを含む)を達成するための命令が、コンピュータ可読媒体内に格納された形で提供されていてもよい。このようにして、VoIP電話サーバ140が、コンピュータ可読媒体経由でアップグレードされ、上述した機能を達成することができ、または、コンピュータ可読媒体がここで記載する機能を達成するための命令を具現化してもしなくても、制御回路に埋め込まれたこの機能を有するサーバが構築されて頒布されることができる。さらに、VoIP電話サーバ140及びデータベース180は、企業サイトに設けられるとして示されているが、これら機械、またはこれらの機能の一部は、企業サイトから遠隔に設けられてもよく、その代わりに、またはそれに加えて、クラウドコンピューティングアプリケーションに埋め込まれてもよい。
様々な実施形態を記載してきたが、これらはあくまで例示であり限定ではない点を理解されたい。したがって好適な実施形態の範囲は、上述したいずれかの実施形態に限定されるものではなく、添付請求項及びその均等物により、本仮特許出願の優先権を主張する特許の範囲が決定される。
たとえば、ここで記載した機械またはエンジンは、ネットワークコンピューティング環境における仮想マシン、コンピュータ、ノード、インスタンス、ホスト、または機械であってよい。さらに、この記載では、ネットワークコンピューティング環境を、機械間の通信を促して機械にリソースを共有させる通信チャネルにより接続される一連の機械であるとして言及した。さらに、サーバは、ソケットリッスナーとして動作するプログラムを実行するものとして配備される機械であり、ソフトウェアインスタンスを含んでよい。
リソースは、ハードウェア(サーバ、クライアント、メインフレームコンピュータ、ネットワーク、ネットワークストレージ、データソース、メモリ、中央処理ユニット、科学的な機器、その他のコンピューティングデバイス)、及び、ソフトウェア、ソフトウェアライセンス、利用可能なネットワークサービス、その他の非ハードウェアリソース、またはこれらの組み合わせを含んでよい。
ネットワークコンピューティング環境には、これらに限定はされないが、コンピューティンググリッドシステム、分散型コンピューティング環境、クラウドコンピューティング環境等が含まれてよい。これらのネットワーキングされたコンピューティング環境には、地理的に拡散された位置にあってよい複数のリソースからなる仮想組織を構成するハードウェア及びソフトウェアインフラストラクチャが含まれる。
ここでは通信プロトコルに触れている場合があるが、本願及び、本願から派生するすべての特許の範囲は、他のローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、その他、他の通信プロトコルを利用して動作するネットワークに拡張することができる。
本願では、サービス及びアプリケーションを、択一的な(alternative)用語を利用して記載してきた。サービスは、java(登録商標)サービスであっても、オペレーティングコードの他のインスタンスであってもよい。サービス/アプリケーションは、ネットワーキングされたコンピューティング環境における機械または機械のクラスタ上で動作するプログラムである。サービスはトランスポートすることができ、複数の機械で実装することもできるし、これに加えて、またはこの代わりに、機械間を移動させることもできる。
ここでは、この技術分野で特別な意味を持つ用語を利用した。特定の用語が、「技術分野特別の用語」として解釈されるべきか否かは、その用語が利用される文脈に応じて決まる。「接続される」「通信する」、またはこれらに類似した用語は、参照されているエレメント間で、通信及び接続が直接される場合、または参照されているエレメント間1以上の中間物(インターネットまたはその他の通信ネットワークを含む)を介している場合、のように、一般的に、幅広く解釈されうる。「ネットワーク」「システム」「環境」、またはこれらに類似した用語は、一般的には、本開示の1以上の態様を具現化するためにネットワーキングされたコンピューティングシステムのことを表す。これらの用語及びその他の用語は、それらが本開示で利用される文脈に介して解釈されるべきである、というのも、当業者もこれら用語を開示される文脈において理解するからである。上述した定義は、開示されている文脈に基づきこれらの用語に与えられるだろう他の意味を排除するものではない。
「〜のときに」「均等である」「〜している間」「完了」といった、比較、計測、タイミングを表す用語は、それぞれ「実質的に〜のとき」「実質的に均等である」「実質的に〜している間」「実質的に完了」という意味で利用されており、ここで「実質的に」とは、これら比較、計測、及びタイミングの表現が、明示的または暗示的に示されている所望の結果を生じさせるために現実的であることを意味している。
加えて、セクションの見出し項目は、米国特許試行規則CFR1.77の示唆に従って行われている、または単に読みやすくする目的から与えられている。これら見出しは、本開示に基づき発行されうる請求項に示す発明を制限したり特徴づけたりするものではないので、ご注意いただきたい。特に、例ではあるが、見出しが「技術分野」であっても、請求項は、いわゆる技術分野の説明として、この見出しにおける用語に限定はされない。さらに、「背景技術」における技術の記載は、本開示の発明の先行技術であるという自認とみなされるべきではない。また、「発明の概要」と銘打たれていても、この見出しは、請求項に示された発明の特徴を示しているわけではない。さらに、本開示において「発明」という用語が単数で言及されていても、これは、この開示において1つしか新規な点がないと言っているわけではない。本開示からは、複数の請求項の限定に従って複数の発明が述べられており、これら請求項が、発明(単数及び複数を含む)及び保護される均等物を定義している。つまり、請求項の範囲の実体はこの開示に照らして解釈されるべきではあるが、ここに記載する見出しに制約されるべきではない。

Claims (36)

  1. VoIP電話サーバであって、
    ネットワーク上で動作して、複数のVoIP電話器と通信して、VoIP発呼要求を受信して、前記複数のVoIP電話に対してVoIP発呼接続を行い、前記ネットワーク上の複数のVoIP電話コネクタと通信して、前記複数のVoIP電話コネクタから識別子またはその他の位置情報を受信し、
    前記複数のVoIP電話コネクタは、前記ネットワークをホストするビルに固定設置され、前記ネットワーク上の複数のLANルータと複数のVoIP電話器との間に介在しており、
    前記VoIP電話サーバは、
    前記VoIP発呼要求、及び、前記識別子またはその他の位置情報を含むデータを、前記ネットワークから受信するネットワーク接続と、
    前記ネットワーク接続と通信可能であり、前記発呼要求を受信してルーティングする発呼ルーティング制御回路と、
    前記ネットワーク接続と通信可能であり、受信した前記発呼要求のなかから緊急発呼要求を検知する緊急発呼検知回路と、
    前記ネットワーク接続と通信可能であり、検知された前記緊急発呼要求を行うために経由されたVoIP電話コネクタから前記識別子またはその他の位置情報を受信して、位置データベースにアクセスして、特定された前記VoIP電話コネクタに関連付けられているキャンパス位置情報及び発呼者情報の両方または片方を判断する緊急位置特定回路と、
    前記VoIP電話サーバが、受信した前記VoIP発呼要求に応じてVoIP発呼をルーティングして、緊急発呼をルーティングして、前記位置情報及び発呼者情報の両方または片方を、緊急応答機関に伝達する外部通信ネットワーク接続と、
    前記発呼ルーティング制御回路、前記緊急発呼検知回路、及び、前記緊急位置特定回路と通信可能な制御回路であって、VoIP発呼要求をルーティングするよう前記発呼ルーティング制御回路に命令して、前記緊急発呼検知回路と通信して、VoIP電話器からの緊急発呼を検知して、前記VoIP電話器からの緊急発呼を検知すると、前記緊急位置特定回路に命令して、前記位置情報及び発呼者情報の両方または片方を取得させ、前記緊急発呼をルーティングさせ、前記位置情報及び発呼者情報の両方または片方を前記緊急応答機関に伝達させる制御回路と
    を備える、VoIP電話サーバ。
  2. 前記制御回路はさらに、前記緊急位置特定回路とともに、前記位置情報及び発呼者情報の両方または片方をキャンパスセキュリティネットワークに伝達する、請求項1に記載のVoIP電話サーバ。
  3. 前記制御回路はさらに、前記緊急発呼の発信元である発呼者からの3方向の緊急発呼を、緊急応答機関とキャンパスセキュリティネットワークの両方に対して行う、請求項1または2に記載のVoIP電話サーバ。
  4. 前記3方向の緊急発呼は、前記外部通信ネットワーク接続を経由した前記緊急応答機関への接続を含む、請求項3に記載のVoIP電話サーバ。
  5. 前記3方向の緊急発呼は、前記ネットワーク接続を経由した前記キャンパスセキュリティネットワークへの接続を含む、請求項4に記載のVoIP電話サーバ。
  6. 前記制御回路はさらに、緊急警告を作成して送信する、請求項1から5のいずれか一項に記載のVoIP電話サーバ。
  7. 前記緊急警告は、複数の受信者に放送される、請求項6に記載のVoIP電話サーバ。
  8. 前記緊急警告は、特定のキャンパスの要員または占有者に放送される、請求項6に記載のVoIP電話サーバ。
  9. 前記制御回路はさらに、前記緊急の状況に応じて、前記緊急位置特定回路に通信して、前記緊急警告を前記キャンパスの特定の領域に送信させる、請求項6に記載のVoIP電話サーバ。
  10. 前記制御回路は、前記緊急位置特定回路との通信で特定された電話器の位置に応じて、前記ネットワーク上の特定のVoIP電話器に対して逆911通知を行う、請求項9に記載のVoIP電話サーバ。
  11. 前記逆911通知は、前記キャンパスの特定のビルのフロアのVoIP電話器に送信される、請求項10に記載のVoIP電話サーバ。
  12. 前記緊急警告は、ストローブ光、ベル、サイレン、電子メール、発呼、公共放送システム及びスピーカ、並びにテキストメッセージからなる群から選択される、請求項6から11のいずれか一項に記載のVoIP電話サーバ。
  13. 前記ネットワークにインストールされ、前記ネットワーク接続を介して前記発呼ルーティング制御回路と前記緊急発呼検知回路と通信する1以上のVoIP電話コネクタをさらに備える、請求項1から12のいずれか一項に記載のVoIP電話サーバ。
  14. コンピュータに、
    ネットワーク上の複数のLANルータと複数のVoIP電話器との間に介在可能な、前記ネットワーク上のVoIP電話コネクタと通信して、前記VoIP電話コネクタから識別子またはその他の位置情報を受信する手順と、
    受信したVoIP発呼要求のなかから緊急発呼要求を検知する手順と、
    検知された前記緊急発呼要求を行うために利用されたVoIP電話コネクタと通信して、前記緊急発呼要求を行うために利用された前記VoIP電話コネクタから前記識別子またはその他の位置情報を受信する手順と、
    位置データベースにアクセスして、特定された前記VoIP電話コネクタに関連付けられているキャンパス位置情報及び発呼者情報の両方または片方を判断する手順と、
    判断された前記キャンパス位置情報及び発呼者情報の両方または片方を緊急応答機関に伝達する手順と
    を実行させるためのプログラム。
  15. 前記位置情報及び発呼者情報の両方または片方をキャンパスセキュリティネットワークに伝達する手順をさらに実行させるための、請求項14に記載のプログラム。
  16. 前記緊急発呼の発信元である発呼者からの3方向の緊急発呼を、緊急応答機関とキャンパスセキュリティネットワークの両方に対して行う手順をさらに実行させるための、請求項14または15に記載のプログラム。
  17. 前記位置データベースにアクセスすることで特定された電話器のキャンパスの位置に応じて、前記ネットワーク上の特定のVoIP電話器に対して逆911通知を行う手順をさらに実行させるための、請求項14から16のいずれか一項に記載のプログラム。
  18. ビルに固定設置され、複数のVoIP電話コネクタを有するVoIP電話ネットワークを介して複数のVoIP発呼を処理する方法であって、前記ビルは、前記ネットワークをホストしており、前記複数のVoIP電話コネクタは、前記ネットワーク上の複数のLANルータと複数のVoIP電話器との間に介在しており、
    前記ネットワークで複数のVoIP発呼要求を受信して、ルーティングする段階と、
    受信した前記発呼要求のなかから緊急発呼要求を検知する段階と、
    検知された前記緊急発呼要求を行うために利用されたVoIP電話コネクタと通信して、前記緊急発呼要求を行うために利用された前記VoIP電話コネクタから識別子または位置情報を受信する段階と、
    位置データベースにアクセスして、特定された前記VoIP電話コネクタに関連付けられているキャンパス位置情報及び発呼者情報の両方または片方を判断する段階と、
    判断された前記キャンパス位置情報及び発呼者情報の両方または片方を緊急応答機関に伝達する段階と
    を実行する方法。
  19. 前記位置情報及び発呼者情報の両方または片方をキャンパスセキュリティネットワークに伝達する段階をさらに備える、請求項18に記載の方法。
  20. 前記緊急発呼の発信元である発呼者からの3方向の緊急発呼を、緊急応答機関とキャンパスセキュリティネットワークの両方に対して構築する段階をさらに備える、請求項18または19に記載の方法。
  21. 前記位置データベースにアクセスすることで特定された電話器のキャンパスの位置に応じて、前記ネットワーク上の特定のVoIP電話器に対して逆911通知を行う段階をさらに備える、請求項18から20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 前記複数のVoIP電話器は、少なくとも一部には無線通信によって前記複数のVoIP電話コネクタを通じて通信を行う、請求項18から21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 複数のVoIP電話コネクタを有するVoIP電話ネットワークを構成する方法であって、前記複数のVoIP電話コネクタは、識別子または位置情報をVoIP電話サーバに伝達して、前記VoIP電話ネットワーク上の緊急発呼者の正確な位置発見を促す方法であって、
    前記複数のVoIP電話コネクタそれぞれについて、前記複数のVoIP電話コネクタそれぞれと関連付けられるべき識別子または位置情報を決定する段階であって、前記複数のVoIP電話コネクタそれぞれは、前記複数のVoIP電話コネクタそれぞれを介して配置された緊急発呼に関連づけて、自身の識別子または位置情報を通信可能である段階と、
    前記複数のVoIP電話コネクタの位置情報のデータベースを構築する、または、更新する段階と
    を備え、
    前記データベースは、緊急発呼を受信したとき、及び、前記緊急発呼が配置されたVoIP電話コネクタから識別子または位置情報を受信したときに、VoIP電話サーバが特定の位置情報にアクセス可能なように前記VoIP電話サーバによりアクセス可能である、方法。
  24. 前記複数のVoIP電話コネクタから識別子を読み取り、前記データベースに、前記複数のVoIP電話コネクタそれぞれについて位置情報を格納するためにプログラミングラップトップを利用する段階をさらに備える、請求項23に記載の方法。
  25. 前記プログラミングラップトップとともにバーコードスキャナを利用して、ビルのフロアプランのバーコードから、または、前記ビルの物理的位置から、位置情報を入力する段階をさらに備える、請求項24に記載の方法。
  26. 前記プログラミングラップトップとともにバーコードスキャナを利用して、VoIP電話コネクタ識別子を有しているバーコードから識別情報を入力する段階をさらに備える、請求項24または25に記載の方法。
  27. 前記VoIP電話コネクタの前記識別子は、前記VoIP電話コネクタに格納されているMACアドレスである、請求項23から26のいずれか一項に記載の方法。
  28. 前記VoIP電話サーバを利用して、ネットワーク接続されているVoIP電話コネクタに関する情報を前記ネットワークで収集して、収集した情報で前記データベースを更新する段階をさらに備える、請求項23から27のいずれか一項に記載の方法。
  29. VoIPデータコネクタであって、
    ビルの壁に搭載され、VoIP電話器からケーブルを受けることができる筐体と、
    VoIP電話器と通信可能な、前記筐体の中の第1の回路と、
    キャンパスVoIPデータネットワークと通信可能な、前記筐体の中の第2の回路と、
    前記VoIPデータコネクタの識別子を格納するメモリと、
    プログラミングコンピュータと通信して、前記VoIPデータコネクタの前記識別子を前記メモリにプログラミングするメモリ制御回路と
    を備えるVoIPデータコネクタ。
  30. 前記第1の回路は、VoIP電話ケーブルから機械的及び電気的接続を受ける物理的コネクタである、請求項29に記載のVoIPデータコネクタ。
  31. 前記第1の回路は、VoIP電話器と通信可能な無線通信回路である、請求項29または30に記載のVoIPデータコネクタ。
  32. VoIP電話サーバであって、
    ネットワークからVoIP発呼要求を受信して、受信した前記発呼要求をルーティングする手段と、
    受信した前記発呼要求のなかから緊急発呼要求を検知する手段と、
    前記緊急発呼を行うために経由されたVoIP電話コネクタと通信して、検知された前記緊急発呼要求を行うために経由されたVoIP電話コネクタから識別子または位置情報を受信する手段と、
    位置データベースにアクセスして、特定された前記VoIP電話コネクタに関連付けられているキャンパス位置情報及び発呼者情報の両方または片方を判断する手段と、
    判断された前記キャンパス位置情報及び発呼者情報の両方または片方を、緊急応答機関に伝達する手段と
    を備えるVoIP電話サーバ。
  33. 前記緊急発呼の発信元である発呼者からの3方向の緊急発呼を、緊急応答機関とキャンパスセキュリティネットワークの両方に対して行う手段をさらに備える、請求項32に記載のVoIP電話サーバ。
  34. VoIP電話サーバを介してVoIP電話ネットワークで動作するVoIP電話器であって、
    前記VoIP電話サーバは、VoIP電話器からの発呼要求を受信およびルーティングする発呼ルーティング制御回路と、受信した前記発呼要求のなかから緊急発呼要求を検知する緊急発呼検知回路とを有し、
    前記VoIP電話器は、
    VoIP発呼要求を行い、前記VoIP電話サーバを通じて接続されると、発呼者と被呼者との間にVoIP発呼を提供するVoIP発呼回路と、
    前記VoIP電話サーバに緊急発呼要求を信号で知らせる緊急発呼回路と、
    緊急発呼要求があった場合に、位置認識VoIPネットワーク接続と通信して、緊急応答システムが前記VoIP電話器のユーザのネットワーク接続の位置を受信して、位置データベースにアクセスして、特定されたVoIP電話コネクタに関連付けられているキャンパス位置情報及び発呼者情報の両方または片方を判断するネットワーク位置インターフェース回路と
    を備えるVoIP電話器。
  35. 前記VoIP電話器は、無線通信リンクを利用して、前記位置認識VoIPネットワーク接続と通信する、請求項34に記載のVoIP電話器。
  36. 前記VoIP電話器は、有線接続を利用して、前記位置認識VoIPネットワーク接続と通信する、請求項34または35に記載のVoIP電話器。
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