JP2014505263A - 積層鉄芯における故障検出 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来のこの種の方法では、高出力/高電圧源と断面の大きい励磁巻線とが必要である、鉄心における磁束密度が低下する、積層鉄芯の歯部領域における絶縁破壊の検出のための磁束が十分ではないといった多くの問題があった。
【解決手段】 積層鉄芯(12)の一対の歯部(16)間に延在するように磁束注入用の励磁ヨーク(18)を配置し、励磁ヨーク(18)は、一対の歯部(16)に組み合わされる一対のアームを有し、励磁ヨーク(18)には、励磁のための励磁巻線(26)が巻回されていて、励磁巻線(26)によって設けられた電気励起回路に対して電力を供給して励磁ヨーク(18)内に磁束を発生させ、その励磁ヨーク(18)および積層鉄芯(12)によって磁気回路(32)を形成し、磁気回路(32)における故障を積層鉄芯(12)の積層間の渦電流に対応して識別するべく、励磁巻線(26)の電気励起回路の特性を計測する。
【選択図】 図1

Description

本発明は積層鉄芯における故障検出に係り、より詳細には、電気機械の積層鉄芯における積層間の障害によって発生する故障の検出および故障場所の特定に関する。
電気機械などで使用される積層固定子の鉄心は、積層間の導電を防ぐために隣接する積層間に配置された絶縁材料からなる層を含む複数の積層によって形成されるものがある。このような積層鉄芯は、製造時およびメンテナンス作業時に積層間短絡を検査することによって、その積層鉄芯を破損させる可能性のある状態を識別することができる。その検査作業は、所定の誘磁電導を伴う積層固定子の環状励磁を含む計測方法を用いて行うことも可能である。この方法は、局所的な温度差による積層間短絡に起因する電流の影響を顕示化するものであり、高出力/高電圧源と断面が大きい励磁巻線を必要とする。
別の検査技術では、鉄心全体において磁束を励起する特別な巻線が積層鉄芯に設けられてもよく、その鉄心においては、磁束密度が低下する。この電磁式コア欠陥検出(EL CID)として既知の検査技術は、電気機械の動作時の磁束密度と異なる磁束密度を検査時に提供するものであるが、歯部領域における絶縁破壊の検出を実現するためには、積層鉄芯の歯部に対する磁束が十分ではない場合がある。
本発明の一態様によれば、電気機械の積層鉄芯の状態を評価する方法が提供される。本方法は、前記積層鉄芯の一対の歯部間に延在するように磁束注入励磁ヨークを配置し、その励磁ヨークは前記一対の歯部に組み合わされる一対のアームを有し、前記励磁ヨークは励磁巻線で巻回されて励磁を発生させることを含む。前記励磁巻線によって設けられた電気回路に対して電力を供給して前記励磁ヨークに磁束を発生させ、前記励磁ヨークおよび前記積層鉄芯によって磁気回路を形成する。前記励磁巻線によって設けられた電気回路の特性を計測して、前記積層鉄芯の積層間の渦電流に対応した前記磁気回路における故障を識別する。
本発明の別の態様によれば、前記電気回路の特性を計測する工程は、前記励磁ヨークと故障のない積層鉄芯の一部を介して形成された磁気回路の励磁巻線において計測された対応特性と比較した場合の、前記磁気回路における故障に対応する前記励磁巻線のインピーダンスおよび前記励磁巻線における電流のうちの少なくとも1つのばらつきを測定することを含んでもよい。
本発明の別の態様によれば、前記励磁巻線に対して電力を供給する工程は、定電圧で前記励磁巻線に対して電力を供給することを含んでもよく、前記電気回路の特性を計測する工程は、前記励磁ヨークと故障のない前記積層鉄芯の一部を介して形成された磁気回路の励磁巻線において計測された特性と比較した場合の、前記磁気回路における故障に対応する前記励磁巻線のインピーダンスおよび前記励磁巻線における電流のうちの少なくとも1つの変化を測定することを含んでもよい。
本発明の別の態様によれば、前記励磁巻線に対して電力を供給する工程は、定電流で前記励磁巻線に対して電力を供給することを含んでもよく、前記電気回路の特性を計測する工程は、前記励磁ヨークと故障のない前記積層鉄芯の一部を介して形成された磁気回路の励磁巻線において計測された特性と比較した場合の、前記磁気回路における故障に対応する前記励磁巻線のインピーダンスおよび前記励磁巻線に対して印加される電圧のうちの少なくとも1つのばらつきを測定することを含んでもよい。
本発明の別の態様によれば、前記励磁ヨークは第2の巻線を備えてもよく、前記励磁巻線に対して電力を供給する工程は、前記励磁ヨークの磁束に対応する前記第の2の巻線における電圧を計測し、その第2の巻線における電圧を参照して前記励磁巻線に印加される電圧を調整することで、前記励磁ヨークの磁束を一定に保つ。
本発明の別の態様によれば、前記励磁ヨークにおいて磁束が一定に保たれている場合、前記電気回路の特性を計測する工程は、前記励磁ヨークと故障のない前記積層鉄芯の一部を介して形成された磁気回路の励磁巻線において計測される特性と比較した場合の、前記磁気回路における故障に対応する前記励磁巻線のインピーダンスおよび前記励磁巻線における電流のうちの少なくとも1つの変化を測定することを含んでもよい。
本発明の別の態様によれば、前記励磁巻線の前記計測された特性に対応する出力特性を有する基準要素が設けられてもよく、前記励磁巻線の特性は前記基準要素の出力特性と比較されて、前記磁気回路における故障を識別される。
本発明の別の態様によれば、前記励磁巻線の電気回路はブリッジ回路を備えてもよく、そのブリッジ回路の励磁巻線および前記基準要素はそれぞれ前記ブリッジ回路のそれぞれのブランチに配置される。
本発明の別の態様によれば、前記基準要素は基準巻線が巻回された基準ヨークを含んでもよく、その基準巻線は前記ブリッジ回路に対して接続されていてもよい。
本発明の別の態様によれば、前記基準ヨークは、前記励磁ヨークから所定の距離に配置されてもよく、その励磁ヨークと共に前記積層鉄芯に沿って移動されて、その積層鉄芯に沿った様々な場所における故障の指標を提示するようにしてもよい。
本発明の別の態様によれば、前記基準ヨークは、前記積層鉄芯の積層間で障害がないことが分かっている場所において前記積層鉄芯の一対の歯部間に架け渡されるようにしてその固定位置に配置され、その基準ヨークの磁気回路に前記積層鉄芯が含まれるようにしてもよい。
本発明の別の態様によれば、前記基準ヨークは、前記積層鉄芯から離れた場所の磁気回路に配置されてもよい。
本発明の別の態様によれば、前記基準要素は、コンデンサを含んでもよい。
本発明の更なる態様によれば、電気機械の積層鉄芯の状態を評価する方法が提供される。本方法は、前記積層鉄芯の一対の歯部間に延在するように磁束注入励磁ヨークを配置し、前記励磁ヨークは前記一対の歯部に組み合わされる一対のアームを有し、前記励磁ヨークは励磁巻線で巻回されて励磁を発生させ、前記励磁のインピーダンスとほぼ同じインピーダンスを有する基準要素が設けられる。ブリッジ回路を設けられ、前記励磁巻線および基準要素のそれぞれは前記ブリッジ回路のそれぞれのブランチに配置される。前記励磁巻線に電力を供給して前記励磁ヨークに磁束を発生させ、前記励磁ヨークおよび積層鉄芯によって磁気回路を形成し、前記励磁ヨークが前記積層鉄芯において故障のない位置に配置されたとき、前記ブリッジ回路の前記ブランチにおいて電流および電圧のいずれか一方が均衡する。前記励磁ヨークと基準要素との少なくとも一方が前記積層鉄芯における隣接積層間の短絡による故障に隣接している場合に、前記ブリッジ回路の前記ブランチ間の不均衡が測定される。
本発明の更なる態様によれば、前記基準要素は、基準巻線を巻回してなる基準ヨークを含み、前記基準巻線は、前記ブリッジ回路に対して接続される。
本発明の更なる態様によれば、前記基準ヨークが前記積層鉄芯の一対の歯部に組み合わされるように設けられた一対のアームを備えていて、前記基準ヨークおよび積層鉄芯によって磁気回路を形成するようにしてもよい。
本発明の更なる態様によれば、前記基準ヨークは、前記積層鉄芯から離れた磁気回路に配置されてもよい。
本発明の更なる態様によれば、前記ブリッジ回路はMaxwell-Weinブリッジ回路を含んでもよく、前記基準要素は、前記励磁コイルのインダクタンスに対して均衡する容量性インピーダンスを与えるコンデンサを含んでもよい。
図1Aは、本発明による積層鉄芯の状態を評価する装置の斜視図である。 図1Bは、本発明による積層鉄芯の状態を評価する装置の別の態様を図示する斜視図である。 図2は、図1Aに図示した装置の等価回路を図示する概略図である。 図3は、図1Aに図示した装置の代替等価回路を図示する概略図である。 図4は、図1Bに図示した装置の等価回路を図示する概略図である。 図5は、基準要素を参照して積層鉄芯の状態を評価するブリッジ回路を図示する概略図である。 図6Aは、積層鉄芯の状態を評価するブリッジ回路で使用される代替アーム素子を図示する概略図である。 図6Bは、積層鉄芯の状態を評価するブリッジ回路で使用される代替アーム素子を図示する概略図である。 図6Cは、積層鉄芯の状態を評価するブリッジ回路で使用される代替アーム素子を図示する概略図である。 図7は基準要素を参照して積層鉄芯の状態を評価する代替ブリッジ回路を図示する概略図である。 図8Aは、本発明による積層鉄芯の状態を評価する基準要素を含む装置の代替構成の斜視図である。 図8Bは、本発明による積層鉄芯の状態を評価する基準要素を含む装置の代替構成の斜視図である。 図8Cは、本発明による積層鉄芯の状態を評価する基準要素を含む装置の代替構成の斜視図である。 図9は、積層鉄芯の状態を評価する代替装置の斜視図である。
好適な実施形態の以下の詳細な説明において、その一部をなす添付図面を参照するが、それらは本発明が実行可能な特定の好適な実施形態を例示目的で図示しているに過ぎず、それのみへの限定を意図するものではない。その他の実施形態を使用可能であり、本発明の要旨および範囲から逸脱しなければ変更を加えることが可能であることを理解されたい。
図1Aは、発電機における積層固定子の鉄心など、電気機械の積層鉄芯12の磁気回路の状態を評価する装置10を図示している。積層鉄芯12は、磁気材料からなる重畳積層のアセンブリを備えてもよい。この積層のそれぞれは、電気絶縁材料によって被覆されており、それによって、例えば、離れて配置され半径方向に突出した複数の歯部16に設けられた面14を有する固定子と歯部16間にその歯部16に関連して列設された溝17とが形成される。以下に詳述するように、装置10は、例えば積層間の絶縁材料における障害によって発生して結果的に隣接する積層間に電気的短絡を発生させてしまう故障を検出するために用いられることが可能であり、例えば、歯部16を流れる磁気回路によって形成される磁束を、それとは異なった場所すなわち故障のない積層鉄芯12の一部の場所に設けられた歯部16によって形成される磁気回路の磁束と比較した場合の、変化によって示される。
装置10は、複数の積層板からなる場合もあるU形の強磁性部材からなる励磁ヨーク18を含む。また、励磁ヨーク18は、横部24によって接続された一対のアーム20、22を含む。励磁ヨーク18の横部24には、磁束を発生させるための励磁巻線26が巻回されている。励磁ヨーク18および巻線26によって、積層鉄芯12内に磁束を生じせしめるためのプローブ構造体27が形成される。積層鉄芯12の状態を評価するための検査が行われているときには、ヨーク18は、そのアーム20、22が積層鉄芯の一対の歯部16に対して極めて近接して配置されるが、この場合、アーム20、22の端部は、それら両端部同士の間隔が一対の歯部16同士の間隔と一致するように設けられていることが望ましく、また、アーム20、22と歯部16との間の空隙は、最小限に抑えられることが望ましい。巻線26からなる電気励起回路28に交流電圧又は電流を供給すると、ヨーク18に磁束が生じ、その磁束励起が積層鉄芯12に注入される。電気励起回路28は、電源30すなわち電圧源又は電流源を備えてもよい。電源30は、50又は60Hzの周波数の交流電圧又は電流を供給でき、60Hz〜800Hzの所定の周波数で動作可能である。ヨーク18が架け渡される一対の歯部16の近くに横向きに配置された積層鉄芯12の局所領域において、磁束が発生する。このヨーク18によって生じる磁束密度は、発電機において積層鉄芯12が使用されてその動作中に積層鉄芯12に生じる磁束密度と等しいか、又は同程度の磁束密度であることが望ましい。
ヨーク18の磁気回路は、積層鉄芯12の検査領域の磁気回路32と結合され、その結合された2つの磁気回路によって、磁気結合検査回路33が形成される(図2)。巻線26に供給される交流電流は、有効分と無効分とを有する、ヨーク18と係合した巻線26のインピーダンスによって、制限される。図2は、磁気結合検査回路33の検査領域磁気回路32および関連する電気励起回路28の等価回路を図示しており、巻線26を流れる電流は、積層鉄芯12の渦電流とのヨーク18を介しての磁束鎖交を有する。ここでは、個々の積層の渦電流の影響は、等価抵抗36および漏れインダクタンス38を有する回路部分34によって描かれている。また、図1Aおよび1Bに符号31で示すように、積層間に絶縁が存在しない場合などのような、短絡又は故障が隣接する積層間に生じている場合には、巻線26との磁束鎖交は、回路部分40で以て模式的に表現されているとおり、積層鉄芯12における短絡によって形成される循環電流を含み得る。積層間の短絡は、閉位置に配置されているスイッチ42によって表わされ(破線で示されている)、検査領域磁気回路32において等価抵抗44およびインダクタンス46を含んでいる。等価抵抗44は、積層間の短絡を通って流れる循環電流を意味する、又は、それに関連するものであり、等価インダクタンス46は、積層間の短絡を通って流れる循環電流の漏れインダクタンスを意味する、又は、それに関連するものである。
図3は、検査領域部32’および関連の励起回路部28’を含む変圧器の等価回路に類似する等価電気回路33’を図示する。励起回路部28’は、抵抗48、相互インダクタンス52および漏れインダクタンス50によって表わされる巻線26を含む。相互インダクタンス52は、検査領域部32’に更に含まれる。この場合、相互インダクタンス52は、巻線26と、1)積層における渦電流、及び、2)積層間の短絡を介する循環電流、との間の相互インダクタンスを表す。インダクタンス56は、個々の積層内の渦電流の漏れインダクタンスを表し、抵抗54は、個々の積層内の渦電流の等価抵抗を表す。更に、検査領域回路部分32’において短絡又は故障が隣接する積層間に存在する場合、巻線26との磁束鎖交は、回路部分40’で示されるように、積層鉄芯12における短絡によって形成される循環電流を含み得る。積層間の短絡は、閉位置に配置されたスイッチ42’(破線で示す)で表わされ、検査領域回路32’において等価抵抗44’およびインダクタンス46’を含む。等価抵抗44’は、積層間の短絡を流れる循環電流を制限し、等価インダクタンス46’は、積層間の短絡を流れる循環電流による漏れインダクタンスを表す。
図2および図3の等価回路に示すように、巻線26における電流と固定電圧又は所定電圧におけるインピーダンスは、それ自体(自己インダクタンス)に対する巻線26の磁束鎖交と、巻線26を介して磁束と結合された個々の積層における渦電流の値(図2の36および38および図3の52、54、56で示す)と、巻線26を介して磁束と連結された積層間の循環電流(図2の44、46および図3の44’、46’で示す)とに応じて、変化し得る。ヨーク18およびそれに関連する巻線26が、積層鉄芯12に沿って縦方向に移動すると、すなわち、歯部16の横方向に沿って移動すると、励磁巻線26の電気回路28の特性が変化する場合がある。
従って、積層間の故障又は短絡の指標として、異なる特性又はパラメータを使用又は監視してもよい。例えば、特別な安定化、すなわち、所定の電圧又は電流からの僅かな変化に対する安定化又は補償を行う構成要素を追加せずに電源30を動作させる場合、励起回路28と関連付けられた監視モジュール58が、巻線26の電流又は巻線26のインピーダンスのいずれかを、積層短絡の指標として監視してもよい。同様に、電源30が定電圧電源である場合、すなわち、電圧が安定化されている場合には、監視モジュール58が、巻線26の電流又は巻線26のインピーダンスのいずれかを、積層短絡の指標として監視してもよい。電源30が定電流電源である場合、すなわち電流が安定化されている場合、モジュール58は、巻線26に印加される電圧又は巻線26のインピーダンスを、積層短絡の指標として監視するようにしてもよい。
装置10の更なる態様によれば、磁束がヨーク18において一定に保たれるように、電源30を制御してもよい。図4は、図3の等価回路の変形を図示しており、図1Bおよび図4を参照して説明すると、ヨーク18は、電源30の電圧出力を制御するための調整器62に接続された第2の巻線60を、備えるようにしてもよい。ヨーク18における磁束は、第2の巻線60をして交流電圧を発生せしめる。この場合の交流電圧は、ヨーク18の磁束に比例する。調整器62は、第2の巻線60の出力交流電圧を監視し、電源30の出力電圧を自動的に制御して、ヨーク18における磁束をほぼ一定に保つようにする。この装置10の構成によれば、監視モジュール58が、巻線26の電流又は巻線26のインピーダンスのいずれかを、積層短絡の指標として、監視するようにしてもよい。
上述の構成のそれぞれにおいて、積層鉄芯12における故障を検出するべく、監視されるパラメータ(電流、インピーダンス又は電圧)を、故障がないことが分かっている積層鉄芯に対応する既知の値と比較するようにしてもよい。監視モジュール58は、例えば計測器又はその他の読出装置によって、監視されているパラメータの指標を直接的に提示してもよい。若しくは、又は更に、監視モジュール58は、例えば監視モジュール58に含まれるマイクロプロセッサによって、積層鉄芯12における故障の指標として受信した結果をデジタル化し、そのデジタル化された結果を、積層鉄芯12における故障場所を特定するための自動処理並びに分析が行われるように、メモリに保存するようにしてもよい。
本装置10の更なる態様に基づき、積層鉄芯12における故障に対応する測定値を識別する構成を、図5に示す。特に、ブリッジ回路64の基準値と比較して監視モジュール58において受信された値を決定する構成を示す。このブリッジ回路64を含む構成は、図1Aおよび1Bを参照して説明したように、プローブ構造体27(励磁ヨーク18および巻線26)を含む励起回路28の一部によって設けられる第1の上方アームを含んでもよい。ブリッジ回路64は、更に、基準要素66によって設けられる第2の上方アームを含んでもよい。基準要素66は、例えば、以下で詳述するように、基準巻線、基準インダクタンス又は基準容量の1つを含んでもよい。ブリッジ回路64の第1および第2の下方アーム68、70は、例えば、抵抗器72およびインダクタ74(図7A)、抵抗器76(図7B)、又は抵抗器78およびコンデンサ80(図7C)を含む同一要素を備えてもよい。なお、図7Aの抵抗器72およびインダクタ74は、直列又は並列のいずれかで接続されてもよく、図7Cの抵抗器78およびコンデンサ80は、直列又は並列のいずれかで接続されてもよい。
プローブ構造体27に設けられる第1の上方アームと第1の下方アーム68とが、ブリッジ回路64の第1のブランチ65を形成し、基準要素66によって設けられる第2の上方アームと第2の下方アーム70とが、ブリッジ回路64の第2のブランチ67を形成する。計測器82は、ブリッジ回路64の2つのブランチ65、67間に架け渡すように配置されてもよく、それによって、2つのブランチ65、67間の電流差又は電圧差の測定を実現してもよい。計測器82は、操作者が読取可能な計測器を備えてもよく、および/又は、2つのブランチ65、67における電流又は電圧間の電圧差又は電流差を示すアナログ又はデジタル計測値を提供する監視モジュール58の電気回路を備えてもよい。計測器82によって表わされたブリッジ回路64の電圧又は電流計測部を備える監視モジュール58に加えて、監視モジュール58は、例えば、ブリッジ回路64の下方アーム68、70および/又は基準要素66など、ブリッジ回路64の1つ以上の追加部品を備えてもよい。
図8Aは、基準要素66の構成例を図示する。この場合の基準要素66は、基準巻線86で巻回された基準ヨーク84を備え、ブリッジ回路64の第2の上方アームは基準巻線86を備えてもよく(図6)、積層鉄芯12は基準要素66の磁気回路の一部として含まれる。基準巻線86は、電源30に接続されてもよく、この場合、電源30は、電源30から励磁巻線26に対して出力される電流および/又は電圧とほぼ同一の電流および/又は電圧を含む基準巻線86に対する電力出力を与える。基準ヨーク84および基準巻線86は、それぞれ励磁ヨーク18および励磁巻線26とほぼ同一の要素を備えることが望ましく、それによって、基準ヨーク84および基準巻線86が同一条件下において励磁ヨーク18および励磁巻線26のインピーダンスとほぼ同一のインピーダンス、すなわち、ほぼ同一の抵抗およびほぼ同一のリアクタンスを示すこととなる。すなわち、プローブ構造体27および基準要素66の両方が積層短絡のない積層鉄芯12に沿った場所に配置された場合、ブリッジ回路64の計測器82は、2つのブリッジ回路ブランチ65、67間のゼロに近い電圧差又は電流差を検出することが可能となる。プローブ構造体27が積層短絡31の近くに配置された場合(図1A)、循環磁束が発生し、巻線26のインピーダンスが変化して、ブリッジ回路64に不均衡が発生する。ブリッジ回路64における不均衡は、電圧又は電流の増加として計測器82によって検出されてもよく、それによって、積層短絡が存在するか否かの測定が実現する。
基準要素66の一態様によれば、図8Aを参照しつつ上記に説明したとおり、ローブ構造体27には第1のプローブを設け、基準要素66には第2のプローブを設けてもよく、その場合、第2のプローブは、プローブ構造体27と共に移動可能なように接続又は支持され、そしてプローブ構造体27から所定の距離dだけ離れていてもよい。プローブ構造体27と基準要素66とを接続することによって、プローブアセンブリ90が形成される。電源30からの電力は巻線26および巻線86に対して接続され、それによって、巻線26および巻線86が同じインピーダンスで動作すると仮定した場合、積層鉄芯12の共通又は同一の歯部16上に同じ極性の磁束を発生させる。更に、プローブ構造体27と基準構造体66との間の距離dは、巻線26および巻線86にインピーダンス差が発生した場合に、巻線26と巻線86の間での顕著な磁束鎖交を避けられる程度に長いことが望ましい。検査動作時において、プローブアセンブリ90は、積層鉄芯12の縦方向Lに沿って移動してもよい。プローブ構造体27又は基準要素66のいずれかが積層鉄芯12の積層における短絡に遭遇した場合、その積層短絡に隣接する方の巻線26、86のインピーダンスは、他方の巻線26、86のインピーダンスと比較して異なったものとなり、ブリッジ回路64における均衡が変化して、計測器82の電流又は電圧の変化として計測される。
基準要素66の別の態様によれば、図5を参照しつつ上記に説明したとおり、プローブ構造体27および基準要素66は、基準ヨーク84および基準巻線86に関して上述したものなどのように(図8A)、ほぼ同一の構造体としてもよい。しかしながら、図8Bに図示するように、基準構造体66が積層鉄芯12上の固定位置L1に配置され、基準ヨーク84が一対の歯部16間に延び、積層鉄芯12が基準要素66の磁気回路の一部を形成するようにしてもよい。この固定位置L1は、積層間に故障又は短絡がないことが分かっている積層鉄芯12の一部に位置するように選択される。更に、基準要素66およびその積層鉄芯12上の位置L1は、プローブ構造体27が積層短絡のない積層鉄芯12に沿った位置に配置された場合に基準要素66がプローブ構造体27とほぼ同一のインピーダンスを示すように、構成される。プローブ構造体27は、積層間の短絡を検出するために、縦方向Lに積層鉄芯12に沿って移動されてもよい。プローブ構造体27が積層鉄芯12の積層における短絡31に遭遇した場合(図1A)、巻線26のインピーダンスが基準巻線86のインピーダンスに対して相対的に変化することとなって、監視モジュール58によって検出されるようにブリッジ回路64における均衡を変化させる、すなわち、計測器82における電流又は電圧の変化が測定されることとなる。
基準要素66の更なる態様によれば、図5を参照しつつ上記に説明したように基準要素66が積層構造体12から離れて配置されて、成層鉄心12が基準要素66の磁気回路の一部でないようにすることもできる。図8Cに示すように、基準要素66は、図8Aを参照しつつ上記の説明したものと同様の基準ヨーク84および基準巻線86を備えてもよく、基準磁気回路12Rと組み合わされるものとしてもよく、又は積層鉄芯12から分離した磁気回路を形成する基準巻線86を含む異なる構造体を備えてもよく、電源30によって通電されてもよい。基準構造体66の巻線86は、同一のインダクタンスおよびインピーダンスを有するように構成されてもよく、又はプローブ構造体27の巻線26のように、同じインピーダンスのみを有してもよい。本態様によれば、プローブ構造体27は、積層間の短絡を検出するために縦方向Lで積層鉄芯12に沿って移動されるようにしてもよい。プローブ構造体27が積層鉄芯12の積層において短絡31と遭遇した場合(図1A)、巻線26のインピーダンスは、基準巻線86のインピーダンスと比較して相対的に変化することとなって、監視モジュール58によって検出されるように、ブリッジ回路64における均衡を変化させる、すなわち、計測器82における電流又は電圧の変化が測定されることとなる。
図7には、代替基準要素66’を取り入れた代替ブリッジ回路64’が図示されており、Maxwell-Weinブリッジ回路として構成されている。この構成において、上記の構成と同様に、基準要素66’は積層鉄芯12から分離している。ブリッジ回路64’の第1のブランチ65’の第1の上方アームは、プローブ構造体27によって形成される。基準要素66’は、コンデンサ92と抵抗器94とを備えているか、若しくはコンデンサ92のみを備えていて、ブリッジ回路66’の第2のブランチ67’の第2の下方アームを構成している。基準要素66’がコンデンサ92および抵抗器94を備える場合、コンデンサ92および抵抗器94は図示するような直列で構成されてもよく、並列で構成されてもよい。第1の下方アーム68’および第2の上方アーム70’は、図6A、6B、および6Cを参照してアーム68、70に関して説明したものと同一又は類似の部品を備えたものとすることもできる。プローブ構造体27の巻線26におけるインダクタンス50と関連した位相ずれは、コンデンサ92における位相ずれとは逆であるため、プローブ構造体27の誘導性インピーダンスは、ブリッジ回路64’の反対側のアームに配置された基準要素66’の容量性インピーダンスによって相殺されてもよい。本態様によれば、プローブ構造体27は、積層間の短絡を検出するために、縦方向Lで積層鉄芯12に沿って移動されてもよい。プローブ構造体27が積層鉄芯12の積層において短絡31と遭遇した場合(図1A)、巻線26のインピーダンスが基準要素66’のインピーダンスと比較して異なったものに変化することとなり、2つのブランチ65’、67’間に配置された計測器82’上の電流又は電圧の差によって示されるようなブリッジ回路64’の均衡の変化を生じさせる。
図9には、積層鉄芯12の磁気回路の状態を評価するための、代替の装置110が図示されている。装置110は、第1のプローブアセンブリ127を備えており、その第1のプローブアセンブリ127は、第1のヨーク118と、ヨーク118が周囲に巻回された第1の巻線126とを備えて、励磁巻線を構成している。第1のヨーク118は、U形の強磁性部材を含むものとすることが可能であり、複数の積層板からなるものとすることが可能であり、そして、横部124によって接続された一対のアーム120、122を含んでいる。ヨーク118の横部124は、第1の巻線126が周囲に巻回されたものとすることができる。積層鉄芯12の状態の評価の検査処理の継続中には、第1のヨーク118は、一対のアーム120、122が第1の一対の歯部16a、16bに宛がわれて、その第1の一対の歯部16a、16b同士の間に延びる如く配置されるようにすることができる。
装置110は、第2のプローブアセンブリ107を更に含んでおり、第2のヨーク108と、第2のヨーク108の周囲に巻回された第2の巻線106とを含んで、検出巻線を構成している。第2のヨーク108は、複数の積層板からなるU形の強磁性部材を含んでおり、第1のヨーク118よりも小型のものとすることもできる。第2のヨーク108は、横部104によって接続された一対のアーム100、102を含む。第2のヨーク108の横部104は、第2の巻線106によって巻回されたものとすることができる。積層鉄芯12の状態の評価のための検査処理の実行中には、第2のヨーク108は、一対のアーム100、102が、第2の一対の歯部16c、16dに組み合わされてその第2の一対の歯部16c、16d同士の間に延在するように、配置することができる。その第2の一対の歯部16c、16dは、第1の一対の歯部16a、16bの中間又は間に配置される。図9に図示するように、第1のヨーク118は、第2の一対の歯部16c、16dを含んで3つの溝17a、17b、17cに跨がっていてもよく、第2のヨーク108は、他の2つの溝17aおよび17bの中間又は間に配置された一つの溝17bを跨いでいてもよい。若しくは、第1のヨーク118は、3つよりも多い溝17に跨がってもよく、第2のヨーク108は、第1のヨーク118が跨いでいる複数の溝17のうちから選択された溝17に跨がるように、中間歯部上に配置されてもよい。通常、第2のヨーク108は、第1のヨーク118が跨がる溝17の数よりも少なくとも2つ少ない数の溝17に跨がることとなる。
第1および第2のヨーク118、108が積層鉄芯12に沿って連動して移動可能とするべく、第2のヨーク108を第1のヨーク118に接続又は固着するようにしてもよい。第2のヨーク108は、第2のヨーク104の横部104は第1のヨーク118の横部124の直下又は内側に配置されるが、それと共に第1のヨーク118と同一の平面に配列されてもよい。若しくは、後述するように、第1のプローブ127が発生させた磁束の領域内に第2のヨーク108が依然として存在する程度に、第2のヨーク108が第1のヨーク118に対して近接するが縦方向Lに僅かにずれるようにしていてもよい。
プローブアセンブリ127は、電源130を含む電気回路128に接続されて、交流電圧又は電流を巻線126に供給し、プローブアセンブリ127の近くの積層鉄芯の局所領域に磁束を発生させるようにすることが可能である。電源130は、装置10の電源30に関して上述したような出力を供給する電源を含んで、電気機械の動作時に積層鉄芯12で実現する磁束密度と同一又は同程度の磁束密度を発生せしめるようにすることが可能である。
第2のプローブアセンブリ107は、センサプローブを含んでもよく、第1のプローブアセンブリ127によって積層鉄芯12に発生した磁束に対して、第2のヨーク108が第2の一対の歯部16c、16dを介して磁気的に接続された結果として、第2の巻線106に電圧を発生せしめるようにすることができる。すなわち、第2のプローブアセンブリ107は、第1のプローブアセンブリ127が発生させた磁束のうちの一部分を、第2の一対の歯部16c、16dを通って検出される磁束漏洩として感知することができる。第1および第2のプローブアセンブリ127、107を含む構造体が積層鉄芯に沿って縦方向Lに移動された際の、電圧の変化、又は、第2のプローブアセンブリ107から計測される、所定の閾値に対する相対的な電圧値によって、積層鉄芯12の積層における故障すなわち短絡の顕示化が行われるようにしてもよい。第2の巻線106は、第2の回路109に配置されてもよく、その第2の回路109は、操作者が読取可能な電圧監視計測器を含み得る監視モジュール158を含む。それに代えて、又は更に、監視モジュール158が、その監視モジュール158に含まれているマイクロプロセッサなどによって、積層鉄芯12の故障の指標としての受信結果をデジタル化し、そのデジタル化された結果をメモリに保存し、自動処理および分析を行って、積層鉄芯12における故障場所を特定するようにしてもよい。
図9に図示した構成とは更に別の構成によれば、溝17に存在している発電機固定子巻線を用いることなしに、装置110を用いて検査処理を実行する場合には、第1の一対の歯部16a、16bと第2の一対の歯部16c、16dとの間に形成された溝17a、17cそれぞれに、磁気分路121を配置してもよい。磁気分路121は、磁性体で構成することができ、磁束の大部分を第2のプローブアセンブリ107へと方向転換するべく、溝17a、17c内に配置されるようにしてもよい。磁気分路121、及びそれによる磁束の方向転換によって、第2の一対の歯部16b、16cにおける積層短絡に対する装置110の感度を向上させることが可能となると考えられる。すなわち、磁気分路121は、第2の一対の歯部16a、16bの対に供給される磁束量を増加させることができ、それによって、積層における故障に対応した信号の強度を上げることができる。更に、磁気分路121を溝17a、17b内の異なる放射状の位置、すなわち歯部16a、16bの先端とは異なる位置まで移動させて、歯部16a、16bに沿った積層短絡の特定の半径方向の場所を特定しやすくしてもよい。これを積層短絡131によって模式的に例示している。
なお、第2のプローブ107は、積層鉄芯12に対して磁束を供給するように動作し、第1のプローブ127は、積層鉄芯12における磁束を検出するように動作して、積層における故障の位置を特定するものとして、励磁巻線を含む第1の巻線126と検出巻線を含む第2の巻線106を参照例として挙げつつ装置110を上記のとおり説明したが、それら励磁巻線および検出巻線はその立場を入れ替えるようにしてもよい。
装置110の、更に別の態様では、電源130は、電流に対する特別な安定化を行わずに動作させてもよく、定電圧電源を備えてもよい。若しくは、第1のヨーク118において磁束が一定に保たれるように、電源130を制御してもよく、その場合、電源130の電圧出力を制御する電圧調整器162に接続される磁束検出巻線160が、第1のヨークにおける磁束を検出するようにしてもよい(図9参照)。第1のヨーク118における磁束は、そのヨーク118における磁束に比例した交流電圧を、磁束検出巻線160において発生させる。調整器162は、磁束検出巻線160の出力交流電圧を監視して、電源130の出力電圧を自動的に制御し、ヨーク118における磁束をほぼ一定に保ってもよい。
本発明の特定の実施形態を例示および説明したが、本発明の要旨および範囲から逸脱することなく様々な他の変更および修正をなすことが可能であることは当業者にとって自明であろう。従って、添付の特許請求の範囲において、本発明の範囲内にある変更および修正のすべてが網羅されることが意図される。
10 装置
12 積層鉄芯
16 歯部
17 溝
18 励磁ヨーク
20、22 アーム
24 横部
26 励磁巻線
27 プローブ構造体
28 電気励起回路
30 電源
31 積層短絡
32 磁気回路
33 磁気結合検査回路
34 回路部
36 等価抵抗
38 漏れインダクタンス
40 回路部
42 スイッチ
44 等価抵抗
46 インダクタンス
48 抵抗
50 漏れインダクタンス
52 相互インダクタンス
58 監視モジュール
60 第2の巻線
62 調整器
64 ブリッジ回路
65 第1のブランチ
66 基準要素
67 第2のブランチ
82 計測器
84 基準ヨーク
86 基準巻線
92 コンデンサ
94 抵抗器

Claims (20)

  1. 電気機械の積層鉄芯の状態を評価する方法であって、
    前記積層鉄芯の一対の歯部間に延在するように磁束注入用の励磁ヨークを配置し、前記励磁ヨークは、前記一対の歯部に組み合わされる一対のアームを有し、前記励磁ヨークには、励磁のための励磁巻線が巻回されており、
    前記励磁巻線によって設けられた電気回路に対して電力を供給することで、前記励磁ヨークにおいて磁束を発生させ、前記励磁ヨークおよび前記積層鉄芯によって、磁気回路を形成し、
    前記磁気回路における故障を、前記積層鉄芯の積層間の渦電流に対応して識別するべく、前記励磁巻線の前記電気回路の特性を計測する
    ことを含む、電気機械の積層鉄芯の状態を評価する方法。
  2. 請求項1記載の方法において、
    前記電気回路の前記特性の計測は、前記磁気回路における前記故障に対応して計測される前記励磁巻線のインピーダンスおよび前記励磁巻線における電流のうちの少なくとも1つの変化の測定であって、故障のない場合に対応して前記積層鉄芯の一部を介して形成された磁気回路の前記励磁巻線において計測される特性と比較したときの相対的な変化の測定を含む
    ことを特徴とする方法。
  3. 請求項1記載の方法において、
    前記励磁巻線に対する電力の供給は、前記励磁巻線に対して定電圧で電力を供給することを含む
    ことを特徴とする方法。
  4. 請求項3記載の方法において、
    前記電気回路の前記特性の計測は、前記磁気回路における前記故障に対応した特性として計測される前記励磁巻線のインピーダンスおよび前記励磁巻線における電流のうちの少なくとも1つの変化であって、故障のない場合に対応して前記積層鉄芯の一部を介して形成された磁気回路の前記励磁巻線において計測される特性と比較したときの相対的な変化の、測定を含む
    ことを特徴とする方法。
  5. 請求項1記載の方法において、
    前記励磁巻線に対する電力の供給は、前記励磁巻線に対して定電流で電力を供給することを含む
    ことを特徴とする方法。
  6. 請求項5記載の方法において、
    前記電気回路の前記特性の計測は、前記磁気回路における前記故障に対応した特性として計測される前記励磁巻線のインピーダンスおよび前記励磁巻線における電圧のうちの少なくとも1つの変化であって、故障のない場合に対応して前記積層鉄芯の一部を介して形成された磁気回路の前記励磁巻線において計測される特性と比較したときの相対的な変化の測定を含む
    ことを特徴とする方法。
  7. 請求項1記載の方法において、
    前記励磁ヨークが第2の巻線を備えており、前記励磁巻線に対する電力の供給では、前記励磁ヨークの前記磁束に対応する前記第2の巻線における電圧を計測し、当該第2の巻線における電圧を参照して前記励磁巻線に印加される電圧を調整することで、前記励磁ヨークの磁束を一定に保つ
    ことを特徴とする方法。
  8. 請求項7記載の方法において、
    前記電気回路の前記特性の計測は、前記磁気回路における前記故障に対応した特性として計測される前記励磁巻線のインピーダンスおよび前記励磁巻線における電流のうちの少なくとも1つの変化であって、故障のない場合に対応して前記積層鉄芯の一部を介して形成された磁気回路の前記励磁巻線において計測される特性と比較したときの相対的な変化の、測定を含む
    ことを特徴とする方法。
  9. 請求項1記載の方法において、
    前記励磁巻線の前記計測された特性に対応する出力特性を有する基準要素を含み、
    前記磁気回路における前記故障を識別するべく、前記励磁巻線の前記特性が前記基準要素の前記出力特性と比較される
    ことを特徴とする方法。
  10. 請求項9記載の方法において、
    前記励磁巻線の前記電気回路は、ブリッジ回路を備え、
    前記ブリッジ回路の前記励磁巻線、および前記基準要素は、それぞれ前記ブリッジ回路の対応するブランチに配置される
    ことを特徴とする方法。
  11. 請求項10記載の方法において、
    前記基準要素は、基準巻線を巻回してなる基準ヨークを含み、
    前記基準巻線は、前記ブリッジ回路に接続される
    ことを特徴とする方法。
  12. 請求項11記載の方法において、
    前記基準ヨークは、前記励磁ヨークから所定の距離に配置され、前記励磁ヨークと共に前記積層鉄芯に沿って移動されて、前記積層鉄芯に沿った様々な場所での故障の指標を提示する
    ことを特徴とする方法。
  13. 請求項11記載の方法において、
    前記基準ヨークは、当該基準ヨークの磁気回路に前記積層鉄芯を含むようにするべく、前記積層鉄芯の積層間で障害がないことが分かっている場所において前記積層鉄芯の一対の歯部間に架け渡されるように、固定位置に配置される
    ことを特徴とする方法。
  14. 請求項11記載の方法において、
    前記基準ヨークは、前記積層鉄芯から離れた場所の磁気回路に配置される
    ことを特徴とする方法。
  15. 請求項10記載の方法において、
    前記基準要素は、コンデンサを含む
    ことを特徴とする方法。
  16. 電気機械の積層鉄芯の状態を評価する方法であって、
    前記積層鉄芯の一対の歯部間に延在するように磁束注入励磁ヨークを配置すること、ここに、前記励磁ヨークは前記一対の歯部に組み合わされる一対のアームを有しており、かつ、前記励磁ヨークは励磁巻線が巻回されていて励磁を発生させ、
    前記励磁のインピーダンスと略同じインピーダンスを有する基準要素を設けること、
    ブリッジ回路を設け、ここに、前記励磁巻線および前記基準要素のそれぞれが前記ブリッジ回路のそれぞれのブランチに配置されること、
    前記励磁巻線に電力を供給して前記励磁ヨークに磁束を発生させ、前記励磁ヨークおよび積層鉄芯によって磁気回路を形成し、前記励磁ヨークが前記積層鉄芯において故障のない位置に配置されたときに前記ブリッジ回路の前記ブランチにおいて電流および電圧のいずれか一方が均衡するようにすること、
    前記励磁ヨークおよび前記基準要素の少なくとも一方が前記積層鉄芯における隣接積層間の短絡による故障に隣接しているときの前記ブリッジ回路の前記ブランチ間の不均衡を測定すること
    を含むことを特徴とする、電気機械の積層鉄芯の状態を評価する方法。
  17. 請求項16記載の方法において、
    前記基準要素は、基準巻線で巻回された基準ヨークを含み、
    前記基準巻線は、前記ブリッジ回路に接続される
    ことを特徴とする方法。
  18. 請求項17記載の方法において、
    前記基準ヨークは、前記積層鉄芯の一対の歯部に組み合わされるように設けられた一対のアームを備えて、前記基準ヨークおよび積層鉄芯によって磁気回路を形成する
    ことを特徴とする方法。
  19. 請求項17記載の方法において、
    前記基準ヨークは、前記積層鉄芯から離れた磁気回路に配置される
    ことを特徴とする方法。
  20. 請求項10記載の方法において、
    前記ブリッジ回路は、Maxwell-Weinブリッジ回路を含み、
    前記基準要素は、前記励磁コイルのインダクタンスに対してそれと均衡する容量性インピーダンスを与える、コンデンサを含む
    ことを特徴とする方法。
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