JP2014501714A5

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Publication number: JP2014501714A5
Application number: JP2013538264A
Authority: JP
Filing date: 2011-11-11
Publication date: 2014-12-25
Anticipated expiration: 2031-11-11

Claims

分子イメージング方法における使用のための、二官能性化合物またはその塩を含む二官能性分子組成物であって、ここで、該二官能性化合物が以下の式：

｛式中、
ＸおよびＹのうちの１つはＣ＝Ｏであり、かつ、他方はＮＲであり、
各ｍおよびｐは、独立して、０〜６から選ばれ、
Ｒ¹は、放射性核種をキレートすることのできるキレーティング基であり、以下の：

から選ばれ；
Ｒ、Ｒ²、Ｒ³およびＲ⁴は、独立して、水素または場合により置換されたＣ_1-7アルキル基であり；
Ｂは、前記キレーティング基を反応性基に連結するためのリンカー基であり、以下の式：

（式中、
各Ｑは、独立して、−ＮＲ⁵−、−Ｃ（Ｏ）ＮＲ⁵−、−Ｃ（Ｏ）Ｏ−、−ＮＲ⁵Ｃ（Ｏ）ＮＲ⁵−、−ＮＲ⁵Ｃ（Ｓ）ＮＲ⁵−および−Ｏ−からなる群から選ばれ、
各Ｒ⁵は、独立して、水素または場合により置換されたＣ_1-7アルキル基であり、
各ｑおよびｓは、独立して、０〜６から選ばれ、そして、
各ｒは、独立して、１〜６から選ばれる。）
により表され；
Ａ^*は、Ｔに連結された反応した反応性基であり、
Ｔは、対象中の着目の標的に結合可能なターゲティング基である。｝
により表され、さらにここで、前記方法が、以下のステップ：
（ａ）前記二官能性化合物が前記着目の標的に結合するように、前記二官能性分子組成物を前記対象に投与するステップ；と
（ｂ）前記二官能性化合物の前記キレーティング基Ｒ¹が前記着目の標的において放射性核種をキレートするように、放射性核種を含むイメージングプローブ組成物を前記対象に投与するステップ；と
（ｃ）前記放射性核種を検出して、生物系における前記着目の標的を画像化するステップ；と
を含む、前記二官能性分子組成物。
前記式中、ｓが、独立して０〜６から選ばれ、各ｒが、独立して１〜６から選ばれ、かつ、ｑが、１〜６から選ばれる、分子イメージング方法における使用のための請求項１に記載の二官能性分子組成物。
前記分子イメージング方法が、ＰＥＴまたはＳＰＥＴである、分子イメージング方法における使用のための請求項１または２に記載の二官能性分子組成物。
前記反応性基Ａが、タンパク反応性の官能基であり、そして任意には、前記反応性基が、マレイミド、アルデヒド、エステル、ヒドラジン、ヒドラジン誘導体、アルコキシアミン、アルコキシアミン誘導体、アルキン、アルケンおよびアジド基から成る群から選択される、分子イメージング方法における使用のための請求項１〜３のいずれか１項に記載の二官能性分子組成物。
Ｒ¹が、以下の：

である、分子イメージング方法における使用のための請求項１〜４のいずれか１項に記載の二官能性分子組成物。
前記化合物が、以下の式：

により表される、分子イメージング方法における使用のための請求項１〜５のいずれか１項に記載の二官能性分子組成物。
Ｂが、以下の式：

のいずれか１つにより表される、分子イメージング方法における使用のための請求項１〜５のいずれか１項に記載の二官能性分子組成物。
前記放射性核種が、スカンジウム、鉄、コバルト、銅、ガリウム、イットリウム、ジルコニウム、テクネチウム、インジウム、錫、レニウム、ガドリニウム、テルビウム、ホルミウムまたはルテチウムの同位体である、分子イメージング方法における使用のための請求項１〜７のいずれか１項に記載の二官能性分子組成物。
前記放射性核種が、ガリウムの同位体であるか、またはＧａ−６８もしくはＧａ−６７である、分子イメージング方法における使用のための請求項８に記載の二官能性分子組成物。
前記ターゲティング基および着目の標的が、受容体とリガンド、または抗体と抗原、またはグルコーストランスポーターなどの代謝プローブ／グルコース、低酸素状態／低酸素応答性部位、または骨塩／ビスホスホネート、またはアビジン（もしくはストレプトアビジンもしくは関連タンパク質）／ビオチンもしくはビオチン様誘導体、またはＲＮＡ／アンチセンスＲＮＡである、分子イメージング方法における使用のための請求項１〜９のいずれか１項に記載の二官能性分子組成物。
前記ターゲティング基が、前記着目の標的における結合パートナーに結合することのできるペプチド、タンパク質、抗体、アプタマーまたは小分子リガンドである、分子イメージング方法における使用のための請求項１〜１０のいずれか１項に記載の二官能性分子組成物。
前記ターゲティング基が、アネキシンＶおよびシナプトタグミンのＣ２ドメイン、ＴＩＭＰ−２、ＣＥＡ、ＲＧＤペプチド、ソマトスタチン受容体ターゲティングペプチド、ボンベシン、ガストリンまたはＶＣＡＭターゲティングペプチドを包含する、分子イメージング方法における使用のための請求項１１に記載の二官能性分子組成物。
前記着目の標的が、病気の細胞または組織上で発現されるリガンドまたは受容体、病気の状態に関連する細胞表面抗原、癌特異的マーカーまたは組織特異的マーカーなどの腫瘍マーカーであるか、あるいは、前記着目の標的が、分子イメージングを受けている対象における位置、器官、組織タイプ、感染因子または生理学的性質である、分子イメージング方法における使用のための請求項１〜１２のいずれか１項に記載の二官能性分子組成物。
前記生物系が、分子イメージングもしくは治療を含む、病気もしくは状態の診断もしくは治療を受けている対象、または、その中でのターゲティング分子の生体内分布が評価される対象であり、そして、任意には、前記治療が、放射性核種治療または前記二官能性分子と結合した放射性核種もしくは化学療法剤を用いる癌の治療である、請求項１〜１３のいずれか１項に記載の二官能性分子組成物。
分子イメージングまたは治療の方法における使用のためのキットであって、以下の：請求項１〜１４のいずれか１項に記載の二官能性化合物を有する二官能性分子組成物であって、前記化合物は、反応性基Ａを介して生体部位、ターゲティング基、タンパク質、ポリペプチドまたはデリバリービヒクルに連結されている、二官能性分子組成物；および放射性核種を含むイメージング組成物を含む、前記キット。