JP2014500828A - クーポンを有するスライド−オープン式タバコパッケージおよびクーポンを有するスライド−オープン式タバコパッケージを製造するための包装方法および包装機 - Google Patents

Abstract

スライド−オープン式タバコパッケージ（１）は、タバコ物品の群（２）を収容する平行六面体状の内側容器（３）であって、底壁（５）と、底壁（５）の反対側の引出開口（９）と、２つの互いに平行に向き合った主側壁（７）と、主側壁（７）間に介在する２つの平行の副側壁（８ａ，８ｂ）とを有している内側容器（３）と、平行六面体状の外側容器（４）であって、内側容器（３）が、内側容器（３）が外側容器（４）内に挿入されている閉位置と、内側容器（３）が外側容器（４）から少なくとも部分的に引き出されている開位置との間でスライドすることを可能にするように、内側容器（３）を収容している外側容器（４）と、タバコ物品の群（２）の周りに折畳まれており、タバコ物品の群（２）と内側容器（３）との間に位置しているクーポン（１８）とを有している。

Description

本発明は、クーポンを有するスライド−オープン式タバコパッケージおよびクーポンを有するスライド−オープン式タバコパッケージを製造するための包装方法および包装機に関する。

以下の記載では、簡単にするために、単なる非制限的例として、スライド−オープン式シガレット（紙巻タバコ）パケットについて説明する。

剛性のあるヒンジ蓋付きシガレットパケットは、製造が容易であり、使用が容易でかつ実際的であることによって、およびシガレットを内部に効果的に保護することによって、現在、最も広く市販されている。

加えて、剛性のあるスライド−オープン式シガレットパケットも提案されてきている。このパケットは、２つの容器を備えており、一方の容器が、他方の容器内に挿入されており、他方の容器から部分的に引出し可能になっている。さらに具体的には、剛性のあるスライド−オープン式シガレットパケットは、箔包装されたシガレット群を含む内側容器を備えており、内側容器は、内側容器が外側容器内に挿入されている閉位置と内側容器が外側容器から引き出されている開位置との間で外側容器に対してスライドするように、外側容器内に収容されている。内側容器は、外側容器から外方に直線的にスライドするようになっている場合もあり、または２つの容器を互いに接続するヒンジを中心として外方にスイングするようになっている場合もある。

剛性のある直線的スライド−オープン式シガレットパケットの多数の実施形態が、特許文献１，２，３，４に記載されており、剛性のあるスイング−オープン式シガレットパケットの一実施形態が、特許文献５に記載されている。

シガレットパケットのなかには、広告物または写真が印刷された単一シートまたは折畳みシートからなるクーポンを収容しているものがある。

剛性のあるスライドオープン式パケットでは、クーポンは、通常、外側容器と透明なプラスチック上包との間に挿入されている。この実施形態は、パケットが開封されるとすぐにクーポンが取出し可能になるという利点を有すると共に、封印されたパケット上にクーポンが見えるという欠点を有している（パケットが開封されたときにのみクーポンが見えると好ましい場合がある）。さらに重要なことであるが、パケットに対するクーポンの位置が不安定であり、これによって、完成したパケットの見た目を損なうことがある。すなわち、クーポンを適所に保持するために透明な上包がシガレットパケットおよびクーポンの周りに施されるまで、パケットが包装ラインに沿って移動すると、クーポンがパケットに送給された位置から無作為にすべる傾向にある。

この問題に対して提案されている１つの解決策は、クーポンを透明な上包と一緒に供給することである。しかし、この提案は、２つの互いに異なる材料を互いに対して正確な位置に一緒に供給しなければならないことによって、深刻な構造設計上の問題をもたらすことになる。

提案されている他の解決策は、クーポンをパケットに接着することである。しかし、この提案は、後でクーポンの一部をパケットから引き剥がさなければならず、これによって、クーポンおよび／またはパケット自体の見た目を損なうという欠点を有している。

仏国特許出願公開第２４９９９４７Ａ１号明細書 米国特許第４，５３４，４６３Ａ１号明細書 米国特許第５，０８０，２２７Ａ１号明細書 イタリア国特許第１１６９１６３Ｂ号明細書 国際特許出願公開第２００６／０２１５８１Ａ１号パンフレット

本発明の目的は、前述の欠点をなくすように設計され、特に、安価かつ容易に実施することができるクーポンを有するスライド−オープン式タバコパッケージおよびクーポンを有するスライド−オープン式タバコパッケージを製造するための包装方法および包装機を提供することにある。

本発明によれば、添付の請求項に記載されているクーポンを有するスライド−オープン式タバコパッケージおよびクーポンを有するスライド−オープン式タバコパッケージを製造するための包装方法および包装機が提供されることになる。

閉位置にある本発明による剛性のある直線的スライド−オープン式シガレットパケットの前方斜視図である。 開位置にある図１のシガレットパケットの前方斜視図である。 クーポンが取り外されている、開位置にある図１のシガレットパケットの前方斜視図である。 クーポンのない図１のシガレットパケットの分解斜視図である。 閉位置にある本発明による剛性のあるスイング−オープン式シガレットパケットの前方斜視図である。 開位置にある図５のシガレットパケットの前方斜視図である。 それぞれ、パケットの多数の内部構成部品が破線によって示されている、閉位置および開位置にある図５のシガレットパケットの２つの側面図である。 図１のシガレットパケットのクーポンの展開平面図である。 図１のシガレットパケットの内側容器を形成するためのブランクの平面図である。 図１のシガレットパケットの外側容器を形成するためのブランクの平面図である。 明瞭にするために部品が取り外されている、図１のシガレットパケットを製造するための包装機の包装ユニットの略斜視図である。 それぞれ、クーポンを受け入れる前および後の図１２の包装機の包装ホイールのポケットの２つの図である。 図１のシガレットパケットの内側容器が送給されたときの図１３および図１４のポケットの４つの概略図である。 明瞭にするために部品が取り外されている、図１２の包装ユニットの代替的実施形態の略斜視図である。 閉位置にある本発明による剛性のある直線的スライド−オープン式シガレットパケットの代替的実施形態の前方斜視図である。 開位置にある図２１のシガレットパケットの前方斜視図である。 閉位置にある本発明による剛性のあるスイング−オープン式シガレットパケットの代替的実施形態の前方斜視図である。 開位置にある図２２のシガレットパケットの前方斜視図である。

図１の番号１は、剛性のある直線的スライド−オープン式シガレットパケットの全体を示している。

図１のシガレットパケット１は、包装された、すなわち、箔によって包装されたシガレット群２（図示せず）、および包装された群２を収容する厚紙などから作製された剛性のある外側パッケージを備えている。外側パッケージは、包装された群２を実際に収容する剛性のある内側容器３、および剛性のある外側容器４を備えている。内側容器３は、閉位置（図１）と開位置（図２および図３）との間で外側容器４に対して直線的にスライドするように、外側容器４内に収容されている。閉位置（図１）では、内側容器３は、外側容器４内に完全に挿入されている。開位置（図２および図３）では、内側容器３は、包装された群２にユーザーが直接アクセスするために、外側容器４から部分的に引き出されている。

図４に示されているように、内側容器３は、平行六面体状に形作られており、底壁５、上壁６、２つの互いに平行に向き合った主側壁７、および主側壁７間に介在する２つの平行の副側壁８ａ，８ｂを備えている。上壁６は、副側壁８ａの近くに、引出開口９を有している。引出開口９は、主側壁７の一部にも跨っている。引出開口９は、内側容器３が開位置にあるとき、外側容器４の外に位置するようになっており、これによって、群２がユーザーによって開けられたなら、内側容器３からのシガレット（図示せず）の取出しが可能になる。副側壁８ｂの近くにおいて、保持タブ１０が、各主側壁７から切り出され、主側壁７と副側壁８ｂとの間の縁から内側容器３の外方に突出している。４つの縦縁が、主側壁７と副側壁８との間に画定されており、８つの横縁が、側壁７，８と壁５，６との間に画定されている。

図示されていない別の実施形態では、内側容器３の上壁６の全体が引出開口９によって置き換えられており、その結果、引出開口９が底壁５と同じ大きさになっている。この場合、側壁７または８の少なくとも１つが、図１〜図８に示されているよりも短くなっているとよい。

図４に示されているように、外側容器４も平行六面体状に形作られており、底壁１１、上壁１２、２つの互いに平行に向き合った主側壁１３、副側壁１４、および副側壁１４の反対側の開口１５を備えている。開口１５を通って、内側容器３が、スライド式に嵌合されるようになっている。保持タブ１６が、開口１５を画定する主側壁１３の縁に沿って、各主側壁１３に接続されている。保持タブ１６は、主側壁１３から外側容器４の内方に突出しており、内側容器３が引き出されるとき、内側容器３の対応する保持タブ１０に係合し、これによって、制限ストッパとして作用し、内側容器３が外側容器４から外れないように防ぐようになっている。２つの縦縁が、主側壁１３と副側壁１４との間に画定されており、６つの横縁が、側壁１３，１４と壁１１，１２との間に画定されている。

外側容器４の副側壁１４は、中心孔を有している。この中心孔は、ユーザーが、内側容器３を開位置にスライドさせるために、副側壁１４を通して内側容器３の副側壁８ｂに圧力を加えるのを可能にするように、形作られかつ寸法決めされている。

図１〜図４の実施形態では、シガレットパケット１は、直線的にスライドして開くようになっている。すなわち、内側容器３は、直進運動（すなわち、主横縁と平行の方向における直線運動）によって、開位置と閉位置との間で外側容器４に対してスライドするようになっている。一方、図５〜図８の実施形態では、シガレットパケット１は、スイングして開くようになっている。すなわち、内側容器３は、内側容器３の底壁４を外側容器４の底壁１１に接続するヒンジ１７を中心とする回動によって、開位置と閉位置との間で外側容器４に対してスライドするようになっている。換言すれば、図１〜図４のシガレットパケット１と図５〜図８のシガレットパケット１との間の違いは、図５〜図８のシガレットパケット１の内側容器３は、ヒンジ１７において外側容器４にヒンジ結合（すなわち、接続）されている一方、図１〜図４のシガレットパケット１の内側容器３は、容器３，４間にどのような種類の接続も存在することなく、外側容器４内に単純に挿入されている点にある。その結果、図５〜図８のシガレットパケット１の容器３，４は、ヒンジ１７を中心として互いに対してスイングすることになるが、図１〜図４のシガレットパケット１の容器３，４は、互いに対して直線的にスライドすることになる。

図１〜図８の各シガレットパケット１は、クーポン１８を備えている。クーポン１８は、（図９に示されているように）、平坦な状態にあるとき、ほぼ矩形状であり、広告物または写真が印刷されている。クーポン１８は、包装された群２と内側容器３との間に挿入され、包装された群２の周りに折畳まれるようになっている。クーポン１８は、矩形状側壁１９、矩形状側壁２０、および矩形状上壁２２を有している。側壁１９は、内側容器３の主側壁７（明らかなことではあるが、主側壁７の内面）に接触することになる。側壁２０は、折目２１に沿って側壁１９に接続されており、側壁１９に対して９０°折畳まれ、内側容器３の副側壁８ａ（明らかなことではあるが、副側壁８ａの内面）に接触することになる。上壁２２は、折目２３に沿って側壁１９に接続されており、側壁１９に対して９０°折畳まれ、側壁２０と直交して、内側容器３の引出開口９に配置されることになる。

図面に示されている実施形態では、クーポン１８の上壁２２は、引出開口９を通るクーポン１８の容易な取出しを可能にするために、内側容器３の引出開口９よりもいくらか小さくなっている。明らかなことではあるが、引出開口９が大きくなれば、クーポン１８が大きくなってもよい。

図示されていない別の実施形態では、クーポン１８は、側壁２０を有しておらず（すなわち、側壁１９および上壁２２のみを備えており）、または側壁１９を有していない（すなわち、側壁２０および上壁２２のみを備えており、この場合、上壁２２は、対応する折目に沿って側壁２０に接続されている）。

一実施形態では、折目２１および／または折目２３は、側壁２０および／または上壁２２を側壁１９から容易に分断させるための引裂き線（すなわち、わずかな引張力を加えることによって引裂可能な線）である。

図示されていない別の実施形態では、シガレットパケット１は、包装された群２の両側に２つのクーポン１８を備えている。図示されていない他の実施形態では、クーポン１８は、第１の側壁１９の反対側に第２の側壁１９を備えており、この場合、クーポン１８は、包装された群２の両側に、内側容器３の２つの主側壁７に接触する２つの側壁１９を備えることになる。

内側容器３が閉位置（図１、図５および図７）にあるとき、クーポン１８は、外側容器４内に完全に挿入された内側容器３内に位置しており、その結果、視野から隠されている。内側容器３が、閉位置（図１、図５および図７）から開位置（図２、図３、図６および図８）に外側容器４に対してスライド（直線的にスライドまたはスイング）したとき、クーポン１８は、内側容器３と一緒に外側容器４から引き出されることになる。

図１〜図４のシガレットパケット１の容器３，４は、それぞれ、図１０および図１１に示されている周知のブランク２４，２５から形成されている。とりわけ、ブランク２４，２５は、多数の区画（ｐａｎｅｌｓ）を備えている。これらの区画は、可能な限り、各容器３，４の対応する部分の参照番号と同一の（上付き記号の付いた）参照番号を用いて示されている。

図１０を参照すると、ブランク２４は、２つの縦折目２６および多数の横折目２７を有している。横折目２７は、縦折目２６間に、上壁６の一部を形成する区画６’、１つの主側壁７を形成する区画７’、底壁５を形成する区画５’、他の主側壁７を形成する区画７’’、および上壁６の残りを形成する区画６’’を画定している。

区画７’は、２つの側翼８’を有している。側翼８’は、副側壁８のそれぞれの内側部分を形成するものでる。側翼８’は、区画７’の両側に位置しており、縦折目２６によって区画７’から区別されている。区画７’’は、２つの側翼８’’を有している。側翼８’’は、副側壁８のそれぞれの外側部分を形成するものである。側翼８’’は、区画７’’の両側に位置しており、縦折目２６によって区画７’’から区別されている。区画７’の側翼８’は、各々、横折目２７によってそれぞれの側翼８’から区別されているタブ２８を有している。各保持タブ１０を画定する窓が、各区画７’，７’’に形成されている。

図１１を参照すると、ブランク２５は、２つの横折目２９および多数の縦折目３０を有している。縦折目３０は、横折目２９間に、１つの主側壁１３を形成する区画１３’、副側壁１４を形成する区画１４’、および他の主側壁１３を形成する区画１３’’を画定している。各区画１３’，１３’’は、保持タブ１６を有している。保持タブ１６は、区画１４‘’の反対側に位置しており、縦折目３０によって、それぞれの区画１３’，１３’’から区別されている。

区画１３’は、２つの矩形状端翼１１’，１２’を有している。端翼１１’，１２’は、区画１３’の両端に位置しており、横折目２９によって区画１３’から区別されている。端翼１１’，１２’は、壁１１，１２のそれぞれの外側部分を形成するものである。区画１４’は、２つの端翼１１’’，１２’’を有している。端翼１１’’，１２’’は、区画１４’の両端に位置しており、横折目２９によって区画１４’から区別されており、丸められた外側頂部を有する三角形状になっている。端翼１１’’，１２’’は、壁１１，１２のそれぞれの内側部分を形成するものである。区画１３’’は、２つの台形状端翼１２’’’，１３’’’を有している。端翼１２’’’，１３’’’は、区画１３’’の両端に位置しており、横折目２９によって区画１３’’から区別されている。端翼１２’’’，１３’’’は、壁１１，１２のそれぞれの内側部分を形成するものである。端翼１１’’，１１’’’および端翼１２’’，１２’’’は、外側容器４の壁１１，１２を画定するために端翼１１’，１２’に折畳まれるときに互いに重ならないように、設計されている。

図５〜図８のシガレットパケット１の容器３，４は、図１〜図４のシガレットパケット１の容器３，４を形成するのに用いられる図１０および図１１のブランク２４，２５と殆ど同一のそれぞれの周知のブランクから形成されるようになっている。

図１２は、すでに説明した図１〜図４に図示されている種類のシガレットパケット１を製造するためのシガレット包装機３１の一部を示している。さらに具体的には、包装機３１のうち、図１２は、包装ユニット３２を示している。包装ユニット３２は、G. D. Societa per Azioniによって製造されている包装機Ｘ２，包装機Ｘ３，または包装機Ｘ６におけるのと実質的に同じようにブランク２４を包装された群２の周りに折り畳むことによって、シガレットパケット１の内側容器３を形成するようになっている。

包装機３１は、包装ユニット３３も備えている。包装ユニット３３は、（シガレットパケット１を完成させるために）、包装ユニット３２からの内側容器３の周りにブランク２５を折り畳むことによって、外側容器４を形成するようになっている。

包装機３１の包装ユニット３２は、第１の包装ホイール３４を備えている。第１の包装ホイール３４は、垂直回転軸３５を中心として段階的に回転するようになっている。第１の包装ホイール３４は、多数の周方向ポケット３６、群移送ステーション３８、および移送ステーション３９を備えている。周方向ポケット３６は、回転軸３５を中心として段階的に回転し、これらのポケット３６に、クーポン送給ステーション３７を介してクーポン１８が連続的に送給されるようになっている。具体的には、クーポン送給ステーション３７において、各ポケット３６が平坦なクーポン１８を受け入れるようになっている。群移送ステーション３８において、包装された群２が各ポケット３６の内側に挿入され、すでに供給されているクーポンが、包装された群２の周りに折畳まれるようになっている。最後に、移送ステーション３９において、各包装された群２は、折畳まれたクーポン１８と一緒にポケット３６から取り出され、第２の包装ホイール４０に移送されることになる。クーポン１８は、送給ライン４１によってステーション３７に送給されるようになっている。

第２の包装ホイール４０は、回転軸３５と平行の回転軸４２を中心として回転するようになっており、第１の包装ホイール３４と同じように設計されており、多数の周方向ポケット４３を有している。第１および第２の包装ホイール３４，４０のポケット３６，４３において、各直方体状の包装された群２は、平坦な状態（すなわち、一方の副側面が外方を向き、（シガレット軸と平行の）長軸が回転軸３５，４２と交差し、対応する包装ホイール３４，４０の周囲と接する状態）で、配置されることになる。第１および第２の包装ホイール３４，４０は、移送ステーション３９において互いに重なるようになっており、包装された群２は、回転軸３５，４２と平行の垂直運動によって、第１の包装ホイール３４から第２の包装ホイール４０に移送されることになる。

移送ステーション４４では、折畳まれたクーポン１８を有する各包装された群２は、第２の包装ホイール４０のポケット４３から第３の包装ホイール４６のポケット４５に移送されることになる。第３の包装ホイール４６は、水平回転軸４７を中心として段階的に回転するように取り付けられており、各々、送給ライン４８によって移送ステーション４４に供給された剛性ブランク２４と一緒に、包装された群２および対応するクーポン１８を受け入れ、各々、ブランク２４を対応する包装された群２の周りに折畳み、これによって、クーポン１８によって部分的に覆われている包装された群２を収容する内側容器３を形成することになる。

移送ステーション５０では、内側容器３が、第３の包装ホイール４６から第４の移送ホイール４９に連続的に送給されるようになっている。第４の包装ホイール４９は、第３の包装ホイール４６の回転軸４７と交差する垂直回転軸５１を中心として段階的に回転し、移送ステーション５０において、第３の包装ホイール４６から内側容器３を連続的に受け入れ、それらを包装ユニット３３に移送するようになっている。

図１３に示されているように、第１の包装ホイール３４の各ポケット３６は、平行六面体状の主シート５２を有している。主シート５２は、包装された群２を収容するために、包装された群２の形状に対して雌型となるように相補的に作られている。主シート５２は、移送ステーション３８において、包装された群２を下向きに受入れ、移送ステーション３９において、包装された群２を上向きに引き渡すように設計されている。各ポケット３６の主シート５２には、明らかなことではあるが、包装された群２を下方から支持し、この下向きに挿入された包装された群２が主シート５２内の所望の位置にとどまることを確実にするための支持手段（図示せず）が装着されている。

第１の包装ホイール３４の各ポケット３６は、主シート５２に沿って二次シート５３も有している。二次シート５２は、拡がっているクーポン１８を収容するために、クーポン１８の壁２０，２２の形状に対して雌型となるように相補的に作られている。二次シート５３は、吸引シートである。すなわち、二次シート５３は、吸引によって、クーポン１８の壁２０，２２を保持するようになっており、この目的のために、吸引源に接続可能な多数の内部吸引孔５４を有している。図１４は、拡がっているクーポン１８を支持する第１の包装ホイール３４のポケット３６を示している。図から分かるように、クーポン１８の壁２０，２２は、二次シート５３内に挿入され、吸引によって、二次シート５３に保持されている。一方、クーポン１８の側壁１９は、支持されずに、主シート５２の上開口の上方に延在している（すなわち、クーポン１８は、吸引によって、二次シート５３に保持されている壁２０，２２によってのみ支持されており、側壁１９は、空洞の上方に「突出」している）。その結果、包装された群２は、主シート５２内に挿入されると、クーポン１８と係合し、同時にクーポン１８の壁２０，２２を折目２１，２３を中心として９０°折畳むことになる。明らかなことであるが、包装された群２がクーポン１８の側壁１９に接触すると、クーポン１８の壁２０，２２が折目２１，２３を中心として自在に折畳まれることを可能にするために、ポケット３６の二次シート５２の孔５４を通る吸引が遮断されることになる。

包装された群２を第１の包装ホイール３４のポケット３６の主シート５２内に挿入する方法が、図１５〜図１８に概略的に示されている。図１５に示されているように、拡がっているクーポン１８が、まず、送給ステーション３７において、ポケット３６の二次シート５３内に送給され、これによって、（図１４により明瞭に示されているように）、クーポン１８の壁２０，２２が、吸引によって、二次シート５３に保持されることになる。移送ステーション３８において、包装された群２は、まず、図１６に示されているように、ポケット３６の主シート５２の上方に配置され、次いで、図１７に示されているように、ポケット３６の主シート５２内に軸方向下向きに挿入され、これによって、クーポン１８の側壁１９を下方に押し、クーポン１８の壁２０，２２を折目２１，２３を中心として９０°折畳むことになる。図１８は、包装された群２が主シート５２内に完全に挿入され、クーポン１８が包装された群５２の周りに折畳まれている状態を示している。移送ステーション３９において、包装された群２およびクーポン１８は、第１の包装ホイール３４のポケット３６の主シート５２から一緒に引き出され、第２の包装ホイール４０のポケット４３に一緒に移送されることになる。

図１２の包装機３１の包装ユニット３２では、クーポン送給ステーション３７は、第１の包装ホイール３４に配置されており、クーポン１８は、前述したように、平坦な状態で第１の包装ホイール３４のポケット３６に挿入されるようになっている。図１９の包装機３１の包装ユニット３２では、クーポン挿入ステーション３７は、第２の包装ホイール４０に配置されており、クーポン１８は、平坦な状態で、第１の包装ホイール３４のポケット３６ではなく、第２の包装ホイール４０のポケット４３に送給されるようになっている。図１９の実施形態では、第２の包装ホイール４０のポケット４３は、前述の第１の包装ホイール３４のポケット３６と同じである。従って、各ポケット４３は、包装された群２のための主シート５２および拡がっているクーポン１８のための二次シート５３を備えている。包装された群２およびクーポン１８を第２の包装ホイール４０のポケット４３内に送給する方法は、前述した第１の包装ホイール３４のポケット３６内に送給する方法と同じである。図１９の実施形態は、２つの変更形態を有することができる。第１の（好ましい）変更形態では、送給ステーション３７において、各クーポン１８は、第２の包装ホイール４０のポケット４３の底壁に配置されるようになっている（すなわち、二次シート５３は、ポケット４３の底壁に形成されている）。その結果、移送ステーション３９において、包装された群２が第２の包装ホイール４０のポケット４３内に上向きに挿入されたとき、クーポン１８が包装された群２の周りに折畳まれることになる。第２の変更形態では、送給ステーション３７において、各クーポンは、第２の包装ホイール４０のポケット４３の上壁に配置されるようになっている（すなわち、二次シート５３は、ポケット４３の上壁に形成されている）。その結果、移送ステーション４４において、包装された群２が第２の包装ホイール４０のポケット４３から上方に引き出されたとき、クーポン１８が包装された群２の周りに折畳まれることになる。

図１〜図８の実施形態では、クーポン１８は、包装された群２と内側容器３との間（すなわち、内側容器３の内側）に配置され、包装された群２の周りに折畳まれるようになっている。一方、図２０〜図２３の実施形態では、クーポン１８は、内側容器３と外側容器４との間（すなわち、内側容器３の外側）に配置され、内側容器３の周りに折畳まれるようになっている。

図２０〜図２３の実施形態では、上壁２２は、内側容器３の引出開口９よりも大きくなっている。従って、この場合、上壁２２は、引出開口９の全体を覆うのみならず、内側容器３の上壁６の一部にも及んでいる。図示されていない別の実施形態では、上壁２２は、内側容器３の引出開口９と正確に同じ大きさを有している。従って、この場合、上壁２２は、引出開口９の全体を覆っているが、内側容器３の上壁６の一部を覆っていない。図示されていない他の実施形態では、上壁２２は、内側容器３の引出開口９よりも小さくなっている。従って、この場合、上壁２２は、引出開口９の一部のみを覆っており、上壁６をまったく覆っていない。

一実施形態では、折目２１および／または折目２３は、側壁２０および／または上壁２２を側壁１９から容易に分断させるための引裂き線（すなわち、わずかな引張力を加えることによって引裂可能である線）である。一実施形態では、クーポン１８の壁１９，２０，２１の１つ、２つ、または３つが、永久接着剤を用いて、内側容器３の対応する壁７，８ａ，６に接着されてもよい（この場合、接合された部分は、不可逆的に引裂かれねばならない）。あるいは、クーポン１８の壁１９，２０，２１の１つ、２つ、または３つが、（接合された部分を繰り返し再接着することを可能にする）非乾燥接着剤を用いて、内側容器３の対応する壁７，８ａ，６に接着されてもよい。

図２０〜図２３の実施形態において、クーポン１８の側壁１９は、対応する保持タブ１０に重なってこの保持タブ１０の作動を妨げないように、内側容器３の主側壁７よりも十分に小さくなっていることに留意することが重要である。

図２０〜図２３の実施形態は、クーポン１８（さらに正確には、クーポン１８の側壁１９）を内側容器３の引出開口９よりも大きくすることができという主な利点を有している。また、クーポン１８は、包装された群２から分離しているので、クーポン１８への印刷時の着色剤がタバコの芳香に悪影響を与えないようにすることができる。

ここに記載したシガレットパケット１は、多くの利点を有している。

特に、このシガレットパケット１は、標準的な包装機によっても容易に製造することができる。

ここに記載したシガレットパケット１では、クーポン１８は、パケットが封印されている限り、視界から隠されており、その一方、パケットが開封されると、迅速かつ容易に取外し可能である。

ここに記載したシガレットパケット１の設計は、その多くの利点を考慮すると、シガレットカートンの製造に適用されてもよい。シガレットカートンは、シガレット群と違ってシガレットパケットの群を含んでいることを除けば、シガレットパケット１と実質的に同じである。

また、ここに記載した包装機３１は、クーポン１８を包装された群２に迅速、容易、かつ効果的に付設することによって、多くの利点を有している。特に、クーポン１８は、少なくとも１つの壁−壁２０または上壁２２をある角度で折畳むことによって、第３の包装ホイール４７のポケット４５の適所にしっかりと保持されるので、内側容器３を形成するためにブランク２４を折り畳むときに、無作為にすべらない程度にポケット４５内に固定されることになる。ある角度で折畳まれているので、クーポン１８は、包装された群２に対して斜めに（すなわち、「曲がって」）配置されることがない点に留意することが重要である。

剛性のある直線的スライド−オープン式シガレットパケットの多数の実施形態が、特許文献１，２，３，４，５に記載されており、剛性のあるスイング−オープン式シガレットパケットの一実施形態が、特許文献６に記載されている。

【０００９】
提案されている他の解決策は、クーポンをパケットに接着することである。しかし、この提案は、後でクーポンの一部をパケットから引き剥がさねばならなく、これによって、クーポンおよび／またはパケット自体の見た目を損なうという欠点を有している。
特許文献７は、ヒンジ蓋付き剛性パケットを製造するためのシガレット包装機を開示している。この包装機は、ヒンジ蓋付き外側容器を形成するために、第１のブランクをシガレット群の周りに折畳む第１の包装ユニットと、外側容器に対して軸方向に摺動するように外側容器を包囲する管状スライドを形成するために、第２のブランクを外側容器の周りに折畳む第２の包装ユニットと、を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】

英国特許出願公開第２４６６２０４Ａ号明細書 仏国特許出願公開第２４９９９４７Ａ１号明細書 米国特許第４，５３４，４６３Ａ１号明細書 米国特許第５，０８０，２２７Ａ１号明細書 イタリア国特許第１１６９１６３Ｂ号明細書 国際特許出願公開第２００６／０２１５８１Ａ１号パンフレット 国際特許出願公開第２００９／１０１１２０Ａ１号パンフレット

Claims (15)

1. スライド−オープン式タバコパッケージにおいて、
   タバコ物品の群（２）を収容する平行六面体状の内側容器（３）であって、底壁（５）と、前記底壁（５）の反対側の引出開口（９）と、２つの互いに平行に向き合った主側壁（７）と、前記主側壁（７）間に介在する２つの平行の副側壁（８ａ，８ｂ）とを有している内側容器（３）と、
   平行六面体状の外側容器（４）であって、前記内側容器（３）が、前記内側容器（３）が前記外側容器（４）内に挿入されている閉位置と、前記内側容器（３）が前記外側容器（４）から少なくとも部分的に引き出されている開位置との間でスライドすることを可能にするように、前記内側容器（３）を収容している外側容器（４）と、
   前記内側容器（３）に付設されたクーポン（１８）と、
   を備えており、
   前記クーポン（１８）は、前記タバコ物品の群（２）の周りに折畳まれており、前記タバコ物品の群（２）と前記内側容器（３）との間に位置していることを特徴とする、スライド−オープン式タバコパッケージ。
2. 前記クーポン（１８）は、
   前記内側容器（３）の第１の壁（７）に接触して配置された第１の壁（１９）と、
   第２の壁（２２）であって、第１の折目（２３）に沿って前記第１の壁（１９）に接続されており、前記第１の壁（１９）に対して９０°折畳まれており、前記内側容器（３）の前記引出開口（９）に重なっている第２の壁（２２）と、
   を備えていることを特徴とする、請求項１に記載のパッケージ。
3. 前記内側容器（３）の前記第１の壁（７）は、主側壁（７）であることを特徴とする、請求項２に記載のパッケージ。
4. 前記クーポン（１８）は、第３の壁（２０）を備えており、前記第３の壁（２０）は、第２の折目（２１）に沿って前記クーポン（１８）の前記第１の壁（１９）に接続されており、前記クーポン（１８）の前記第１の壁（１９）に対して９０°折畳まれており、前記クーポン（１８）の前記第２の壁（２２）と直交しており、前記内側容器（３）の第２の壁（８ａ）に接触していることを特徴とする、請求項２または３に記載のパッケージ。
5. スライド−オープン式タバコパッケージにおいて、
   タバコ物品の群（２）を収容する平行六面体状の内側容器（３）であって、底壁（５）と、前記底壁（５）の反対側の引出開口（９）と、２つの互いに平行に向き合った主側壁（７）と、前記主側壁（７）間に介在する２つの平行の副側壁（８ａ，８ｂ）とを有している内側容器（３）と、
   平行六面体状の外側容器（４）であって、前記内側容器（３）が、前記内側容器（３）が前記外側容器（４）内に挿入されている閉位置と、前記内側容器（３）が前記外側容器（４）から少なくとも部分的に引き出されている開位置との間でスライドすることを可能にするように、前記内側容器（３）を収容している外側容器（４）と、
   前記内側容器（３）に付設されたクーポン（１８）と、
   を備えており、
   前記クーポン（１８）は、前記内側容器（３）の周りに折畳まれており、前記内側容器（３）が前記閉位置にあるとき、前記内側容器（３）と前記外側容器（４）との間に位置していることを特徴とする、タバコ物品のスライド−オープン式パッケージ。
6. スライド−オープン式タバコパッケージ（１）を製造するための包装方法において、
   平行六面体状の内側容器（３）を形成するために、第１の包装ユニット（３３）において、第１のブランク（２４）をタバコ物品の群（２）の周りに折畳むステップであって、 前記内側容器（３）は、底壁（５）と、前記底壁（５）と反対側の引出開口（９）と、２つの互いに平行に向き合った主側壁（７）と、前記主側壁（７）間に介在する２つの平行の副側壁（８ａ，８ｂ）とを有しているステップと、
   平行六面体状の外側容器（４）を形成するために、第２の包装ユニット（３２）において、第２のブランク（２５）を前記内側容器（３）の周りに折畳むステップであって、前記外側容器（４）は、前記内側容器（３）が、前記内側容器（３）が前記外側容器（４）内に挿入されている閉位置と、前記内側容器（３）が前記外側容器（４）から少なくとも部分的に引き出されている開位置との間でスライドすることを可能にするように、前記内側容器（３）を収容するようになっているステップと、
   前記タバコ物品の群（２）に付設されるクーポン（１８）を供給するステップと、
   を含んでおり、
   前記第１のブランク（２４）を前記タバコ物品の群（２）の周りに折畳む前に、前記クーポン（１８）が前記タバコ物品の群（２）と前記内側容器（３）との間に配置されるように、前記クーポン（１８）を前記タバコ物品の群（２）の周りに折畳むステップをさらに含んでいることを特徴とする、方法。
7. 平坦な状態にある前記クーポン（１８）を第１の包装コンベヤ（３４；４０）の第１のポケット（３６；４３）の二次シート（５３）内に送給するステップと、
   前記平坦なクーポン（１８）を前記二次シート（５３）内に送給した後、前記タバコ物品の群（２）を前記第１の包装コンベヤ（３４；４０）の前記第１のポケット（３６；４３）の主シート（５２）内に送給するステップと、
   をさらに含んでいることを特徴とする、請求項６に記載の包装方法。
8. 前記第１のブランク（２４）を前記タバコ物品の群（２）および前記クーポン（１８）の周りに折畳むために、前記タバコ物品の群（２）および前記クーポン（１８）を前記第１のブランク（２４）と一緒に第２の包装コンベヤ（４６）の第２のポケット（４５）に移送するステップをさらに含んでいることを特徴とする、請求項７に記載の包装方法。
9. 前記タバコ物品の群（２）が前記第１の包装コンベヤ（３４；４０）の前記第１のポケット（３６；４３）の前記主シート（５２）内に送給されるのに伴って、前記クーポン（１８）の第１の壁（１９）を前記タバコ物品の群（２）の第１の壁に取り付けるステップと、
   前記タバコ物品の群（２）が前記第１の包装コンベヤ（３４；４０）の前記第１のポケット（３６；４３）の前記主シート（５２）内に送給されるのに伴って、前記クーポン（１８）の第２の壁（２２）を前記タバコ物品の群（２）の第２の壁上に前記クーポン（１８）の前記第１の壁（１９）に対して９０°折畳むステップと、
   をさらに含んでいることを特徴とする、請求項７または８に記載の包装方法。
10. 前記タバコ物品の群（２）が前記第１の包装コンベヤ（３４；４０）の前記第１のポケット（３６；４３）の前記主シート（５２）内に送給されるのに伴って、前記クーポン（１８）の第３の壁（２０）を前記タバコ物品の群（２）の第３の壁上に前記クーポン（１８）の前記第１の壁（１９）に対して９０°折畳むステップをさらに含んでいることを特徴とする、請求項９に記載の包装方法。
11. 前記クーポン（１８）の前記第２の壁（２２）を前記第１の包装コンベヤ（３４；４０）の前記第１のポケット（３６；４３）の前記二次シート（５３）上に吸引によって保持するステップをさらに含んでいることを特徴とする、請求項７〜１０のいずれか１つに記載の包装方法。
12. スライド−オープン式タバコパッケージ（１）を製造するための包装機において、
    平行六面体状の内側容器（３）を形成するために、第１のブランク（２４）をタバコ物品の群（２）の周りに折畳むための第１の包装ユニット（３３）であって、前記内側容器（３）は、底壁（５）と、前記底壁（５）と反対側の引出開口（９）と、２つの互いに平行に向き合った主側壁（７）と、前記主側壁（７）間に介在する２つの平行の副側壁（８ａ，８ｂ）とを有している第１の包装ユニット（３３）と、
    平行六面体状の外側容器（４）を形成するために、第２のブランク（２５）を前記内側容器（３）の周りに折畳むための第２の包装ユニット（３２）であって、前記外側容器（４）は、前記内側容器（３）が、前記内側容器（３）が前記外側容器（４）内に挿入されている閉位置と、前記内側容器（３）が前記外側容器（４）から少なくとも部分的に引き出されている開位置との間でスライドすることを可能にするように、前記内側容器（３）を収容するようになっている第２の包装ユニット（３２）と、
    前記タバコ物品の群（２）に付設されるクーポン（１８）を供給するための送給ライン（４１）と、
    を備えており、
    前記第２の包装ユニット（３２）は、前記第１のブランク（２４）を前記タバコ物品の群（２）の周りに折畳む前に、前記クーポン（１８）が前記タバコ物品の群（２）と前記内側容器（３）との間に配置されるように、前記クーポン（１８）を前記タバコ物品の群（２）の周りに折畳むようになっていることを特徴とする、包装機。
13. 前記第２の包装ユニット（３２）は、
    第１のポケット（３６；４３）を有する第１の包装コンベヤ（３４；４０）であって、前記第１のポケット（３６；４３）は、前記タバコ物品の群（２）のための主シート（５２）および前記クーポン（１８）のための二次シート（５３）を有している第１の包装コンベヤ（３４；４０）と、
    平坦な状態の前記クーポン（１８）を前記第１のポケット（３６；４３）の前記二次シート（５３）内に送給する送給ステーション（３７）と、
    前記送給ステーション（３７）の下流に配置された移送ステーション（３８）であって、前記タバコ物品の群（２）を前記第１のポケット（３６；４３）の前記主シート（５２）内に送給するようになっている、移送ステーション（３８）と、
    を備えていることを特徴とする、請求項１２に記載の包装機。
14. 前記第２の包装ユニット（３２）は、第２のポケット（４５）を有する第２の包装コンベヤ（４６）を備えており、前記第２のポケット（４５）は、前記タバコ物品の群（２）および前記クーポン（１８）を前記第１のブランク（２４）と一緒に受け入れ、前記第１のブランク（２４）を前記タバコ物品の群（２）および前記クーポン（１８）の周りに折畳むようになっていることを特徴とする、請求項１３に記載の包装機。
15. 前記タバコ物品の群（２）が前記第１の包装コンベヤ（３４；４０）の前記第１のポケット（３６；４３）の前記主シート（５２）内に送給されるのに伴って、前記クーポン（１８）の第１の壁（１９）が前記タバコ物品の群（２）の第１の壁上に取り付けられるようになっており、
    前記タバコ物品の群（２）が前記第１の包装コンベヤ（３４；４０）の前記第１のポケット（３６；４３）の前記主シート（５２）内に送給されるのに伴って、前記クーポン（１８）の第２の壁（２２）が、前記タバコ物品の群（２）の第２の壁上に前記クーポン（１８）の前記第１の壁（１９）に対して９０°折畳まれるようになっていることを特徴とする、請求項１３または１４に記載の包装機。

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