JP2014500229A - 7−ヒドロキシ−インダノンベンゾイルヒドラゾン及び銅を含む相乗的殺真菌及び殺藻組成物 - Google Patents
7−ヒドロキシ−インダノンベンゾイルヒドラゾン及び銅を含む相乗的殺真菌及び殺藻組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014500229A JP2014500229A JP2013526008A JP2013526008A JP2014500229A JP 2014500229 A JP2014500229 A JP 2014500229A JP 2013526008 A JP2013526008 A JP 2013526008A JP 2013526008 A JP2013526008 A JP 2013526008A JP 2014500229 A JP2014500229 A JP 2014500229A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- copper
- compound
- species
- synergistic mixture
- growth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K33/00—Medicinal preparations containing inorganic active ingredients
- A61K33/24—Heavy metals; Compounds thereof
- A61K33/34—Copper; Compounds thereof
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N59/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing elements or inorganic compounds
- A01N59/16—Heavy metals; Compounds thereof
- A01N59/20—Copper
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/16—Amides, e.g. hydroxamic acids
- A61K31/165—Amides, e.g. hydroxamic acids having aromatic rings, e.g. colchicine, atenolol, progabide
- A61K31/166—Amides, e.g. hydroxamic acids having aromatic rings, e.g. colchicine, atenolol, progabide having the carbon of a carboxamide group directly attached to the aromatic ring, e.g. procainamide, procarbazine, metoclopramide, labetalol
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F1/00—Treatment of water, waste water, or sewage
- C02F1/50—Treatment of water, waste water, or sewage by addition or application of a germicide or by oligodynamic treatment
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C251/00—Compounds containing nitrogen atoms doubly-bound to a carbon skeleton
- C07C251/72—Hydrazones
- C07C251/84—Hydrazones having doubly-bound carbon atoms of hydrazone groups being part of rings other than six-membered aromatic rings
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F1/00—Treatment of water, waste water, or sewage
- C02F1/50—Treatment of water, waste water, or sewage by addition or application of a germicide or by oligodynamic treatment
- C02F1/505—Treatment of water, waste water, or sewage by addition or application of a germicide or by oligodynamic treatment by oligodynamic treatment
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F2103/00—Nature of the water, waste water, sewage or sludge to be treated
- C02F2103/007—Contaminated open waterways, rivers, lakes or ponds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F2103/00—Nature of the water, waste water, sewage or sludge to be treated
- C02F2103/42—Nature of the water, waste water, sewage or sludge to be treated from bathing facilities, e.g. swimming pools
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F2305/00—Use of specific compounds during water treatment
- C02F2305/04—Surfactants, used as part of a formulation or alone
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Zoology (AREA)
- Agronomy & Crop Science (AREA)
- Water Supply & Treatment (AREA)
- Pest Control & Pesticides (AREA)
- Plant Pathology (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Dentistry (AREA)
- Hydrology & Water Resources (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Oncology (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Communicable Diseases (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
本発明は、真菌及び藻の成長を防除するための、7−ヒドロキシ−インダノンベンゾイルヒドラゾン化合物及び銅を含有する混合物の使用に関する。
Description
関連出願の相互参照
本出願は、2010年8月20日出願の米国仮特許出願第61/375,300号の利益を請求し、これは参照により本明細書に明確に組み込まれる。
本出願は、2010年8月20日出願の米国仮特許出願第61/375,300号の利益を請求し、これは参照により本明細書に明確に組み込まれる。
本発明は、相乗的殺真菌又は殺藻混合物として銅、銅に基づいた殺真菌剤、銅に基づいた殺藻剤又は他の銅含有材料と組み合わせたヒドラゾン化合物及びそれらの使用に関する。
銅は、生物、特に微生物の成長を防除するために、多様な用途で使用されており、例えば、Handbook of Copper Compounds and Applications、H. W. Richardson編、Marcel Dekker, Inc. New York (1997)出版に記載されている(これは本明細書に参照により明確に組み込まれる)。これらの用途には、植物の広範囲の真菌性及び細菌性の病気を防除する農業における使用が含まれうる。銅生成物を淡水又は海洋環境において水生殺生剤として使用することもできる。銅生成物を、藻、真菌、大型水生植物及び軟体動物に対する銅の毒性に基づいて、泉及び池において防汚用途及び不要な生物を防除するために使用することができる。銅に基づいた材料は、真菌及び細菌の成長を抑制するために木材防腐剤として及び他の材料に使用することもできる。他の使用には、下水施設における植物の根を死滅させることも含まれる。
生態学的リスクアセスメント研究は、通常高い使用比で施用される銅生成物が鳥、哺乳類、魚及び他の水生動物種に毒性でありうることを示している(「Reregistration Eligibility Decision (RED) for Coppers」、EPA 738-R-06-020、2006年7月、これは参照により本明細書に明確に組み込まれる)。したがって、銅は、異なる環境において望ましくない生物の成長を防除する極めて有用な作用物質であるが、適用される銅の量を最小限にすることが望ましい。
本開示の一つの例示的な実施形態は、式I:
[式中、X3及びX5は、それぞれ独立してH及びハロゲンからなる群より選択され、
Y2は、H又はヒドロキシルであり、
Y4は、H、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ及びC1〜C6ハロアルキルからなる群より選択される]
の化合物を含む。
用語「アルキル」は、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソプロピル、イソブチル、第三級ブチル、ペンチル、ヘキシル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどを含む、分岐鎖、非分岐鎖又は環状炭素鎖を意味する。
用語「シクロアルキル」は、炭素及び水素からなる単環式又は多環式飽和置換基を意味する。
用語「アルケニル」は、エテニル、プロペニル、ブテニル、イソプロペニル、イソブテニル、シクロヘキセニルなどを含む、1つ又は複数の二重結合を含有する分岐鎖、非分岐鎖又は環状炭素鎖を意味する。
用語「アルキニル」は、プロピニル、ブチニルなどを含む、1つ又は複数の三重結合を含有する分岐鎖又は非分岐鎖炭素鎖を意味する。
本明細書全体にわたって使用されるとき、用語「R」は、特に記述のない限り、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C6ハロアルキル、C2〜C6ハロアルケニル、C2〜C6ハロアルキニル又はC3〜C6ハロシクロアルキルからなる群を意味する。
用語「アルコキシ」は、−OR置換基を意味する。
用語「アルキルチオ」は、−SR置換基を意味する。
用語「ハロアルキルチオ」は、Cl、F、I若しくはBr又はこれらの任意の組み合わせで置換されている、アルキルチオを意味する。
用語「シアノ」は、−C≡N置換基を意味する。
用語「ヒドロキシル」は、−OH置換基を意味する。
用語「ハロアルコキシ」は、−OR−X置換基を意味し、Xは、Cl、F、Br若しくはI又はこれらの任意の組み合わせである。
用語「ハロアルキル」は、Cl、F、I若しくはBr又はこれらの任意の組み合わせで置換されている、アルキルを意味する。
用語「ハロシクロアルキル」は、Cl、F、I若しくはBr又はこれらの任意の組み合わせで置換されている、炭素及び水素からなる単環式又は多環式飽和置換基を意味する。
用語「ハロアルケニル」は、Cl、F、I若しくはBr又はこれらの任意の組み合わせで置換されている、アルケニルを意味する。
用語「ハロアルキニル」は、Cl、F、I若しくはBr又はこれらの任意の組み合わせで置換されている、アルキニルを意味する。
用語「ハロゲン」又は「ハロ」は、F、Cl、Br及びIと定義される1個又は複数のハロゲン原子を意味する。
用語「アリール」は、水素及び炭素からなる環状芳香族置換基を意味する。
用語「ヘテロアリール」は、完全に不飽和でありうる環状置換基を意味し、ここで環状構造は、少なくとも1個の炭素及び少なくとも1個のヘテロ原子を含有し、前記ヘテロ原子は、窒素、硫黄又は酸素である。
用語「フェノキシ」は、水素及び炭素からなる6員の完全に不飽和の環で置換されている−Oを意味する。
用語「ニトロ」は、−NO2置換基を意味する。
用語「ベンジル」は、水素及び炭素からなる6員の完全に不飽和の環で置換されている−CH3を意味する。
用語「ベンゾイル」は、水素及び炭素からなる6員の完全に不飽和の環で置換されているカルボニルを意味する。
用語「複素環」は、完全若しくは部分的に飽和でありうる又は完全に不飽和でありうる環状構造を意味し、ここで環状構造は、少なくとも1個の炭素及び少なくとも1個のヘテロ原子を含有し、前記ヘテロ原子は、窒素、硫黄又は酸素である。
用語「アジド」は、−N3置換基を意味する。
この文書に開示されている特定の化合物は、1つ又は複数の異性体として存在することができる。一方の異性体が他方よりも活性でありうることは、当業者に理解されよう。本開示に開示されている構造は、明快さのために1つの幾何学的形態のみが描かれているが、分子の全ての幾何学的及び互変異性形態を表すことが意図される。
本発明の追加的な特徴及び利点は、本発明を実施するのに現在考えられる最適な様式を例示する以下の例示的な実施形態の詳細な記載を考慮すると、当業者に明白となろう。
本明細書に記載される本発明の実施形態は、網羅的になること又は開示された正確な形態に本発明を限定することを意図しない。むしろ、記載のために選択された実施形態は、当業者が本発明を実施することを可能にするように選択されている。開示は、銅、銅に基づいた殺真菌剤、銅に基づいた殺藻剤又は他の銅含有材料とヒドラゾン又はヒドラゾン誘導体との相乗的組み合わせとして記載されているが、本明細書に表されている概念を多様な用途に使用することができ、限定されるべきではないことを理解するべきである。
本発明の混合物は、植物病原性真菌に対して、ヒトを含む哺乳動物の真菌病原体に対して及び木材腐朽を引き起こす真菌に対して真菌毒性活性を有する。本発明の混合物は、広範囲の真菌毒性活性を、特に植物病原性真菌に対して有することができる。これらは、不完全菌綱(フンギインペルフェクチ(Fungi Imperfecti))、担子菌綱、卵菌綱及び子嚢菌綱を含む多数の綱の真菌に対して活性である。より詳細には、本発明の方法は、フィトフトラ(Phytophthora)属種、プラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola)、プソイドペロノスポラ・キュベンシス(Pseudoperonospora cubensis)、ピチウム(Pythium)属種、ピリクラリア・オリザエ(Pyricularia oryzae)、コレトトリクム(Colletotrichum)属種、ヘルミントスポリウム(Helminthosporium)属種、アルテルナリア(Alternaria)属種、セプトリア・ノドルム(Septoria nodorum)、レプトスファエリア・ノドルム(Leptosphaeria nodorum)、ウスチラゴ・マイジス(Ustilago maydis)、エリシフェ・グラミニス(Erysiphe graminis)、プッシニア(Puccinia)属種、スクレロチニア(Sclerotinia)属種、スファエロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea)、セルコスポラ(Cercospora)属種、リゾクトニア(Rhizoctonia)属種、ウンシヌラ・ネカトル(Uncinula necator)、セプトリア・トリチシ(Septoria tritici)及びポドスファエラ・ロイコトリカ(Podosphaera leucotricha)が含まれるが、これらに限定されない生物に対する活性を提供する。
本発明の方法は、C.アルビカンス(C. albicans)、C.グラブラタ(C. glabrata)、C.パラプシロシス(C. parapsilosis)、C.クルセイ(C. krusei)及びC.トロピカリス(C. tropicalis)などのカンジダ(Candida)属種、アスペルギルス・フミガーツス(Aspergillus fumigatus)などのアスペルギルス(Aspergillus)属種、フザリウム(Fusarium)属種、コクシジオイデス・イミチス(Coccidioides immitis)、クリプトコッカス・ネオホルマンス(Cryptococcus neoformans)、ヒストプラズマ・カプスラーツム(Histoplasma capsulatum)、ミクロスポルム(Microsporum)属種及びトリコフィトン(Tricophyton)属種が含まれるが、これらに限定されない哺乳動物(ヒトを含む)の真菌病原体に対する活性も提供する。本発明の方法は、グレオフィルム・トラボイル(Gleophyllum trabeur)、フィアロホラ・ムタビリス(Phialophora mutabilis)、ポリア・パルセンタ(Poria palcenta)及びトラメテス・ベルシコロル(Trametes versicolor)などの、木材腐朽を引き起こす真菌に対する活性も提供する。
本発明は、本発明の組成物を、液剤、懸濁剤、乳濁剤(emulsion)、水和剤及び水和粒剤、乳剤、粒剤,粉剤、餌剤(bait)などが含まれる殺有害生物組成物として送達及び使用されるように配合することができる、全てのビヒクルを企図する。典型的には、製剤は濃縮製剤を水で希釈した後、水性液剤、懸濁剤若しくは乳濁剤又はこれらの組み合わせとして施用される。そのような液剤、懸濁剤又は乳濁剤は、水溶性、水懸濁若しくは水懸濁性、水乳化若しくは水乳化性製剤又はこれらの組み合わせから製造され、これらは、水和剤若しくは水和粒剤として通常知られるものが含まれる固体;又は乳剤、水性懸濁剤若しくは懸濁濃縮剤(suspension concentrate)及び水性乳濁剤若しくは水中乳濁剤又は懸濁乳濁剤などのこれらの混合物として通常知られるものが含まれる液体である。容易に理解されるように、殺有害生物剤としての殺有害生物活性成分の所望の活性を有意に妨げることなく所望の有用性をもたらし、改善された残留寿命又は減少された有効濃度が達成される限り、この組成物を添加することができる任意の材料を使用してよい。
圧縮して水和粒剤を形成することができる水和剤は、殺有害生物活性成分、不活性担体及び界面活性剤の1つ又は複数の密接な混合物を含む。水和剤における殺有害生物活性成分の濃度は、水和剤の総重量に基づいて通常約10重量%〜約90重量%、より好ましくは約25重量%〜約75重量%である。水和剤の製剤の調製において、殺有害生物活性成分を、プロフィライト(prophyllite)、タルク、白亜、石膏、フラー土、ベントナイト、アタパルジャイト、デンプン、カゼイン、グルテン、モンモリロナイト粘土、珪藻土、精製ケイ酸塩などの任意の微細固体と混合することができる。そのような操作では、微細担体及び界面活性剤を、典型的には化合物(複数可)とブレンドし、摩砕する。
殺有害生物活性成分の乳剤は、乳剤の総重量に基づいて約10重量%〜約50重量%の殺有害生物活性成分などの都合の良い濃度を、適切な液体中に含む。殺有害生物活性成分は、不活性担体に溶解され、これは水混和性溶媒又は水不混和性有機溶媒と乳化剤の混合物のいずれかである。この乳剤を水及び油で希釈して、水中油乳濁剤の形態の散布混合物を形成することができる。有用な有機溶媒には、芳香族化合物、特にヘビー芳香族ナフサなどの石油の高沸点ナフタレン及びオレフィン部分が含まれる。例えばロジン誘導体を含むテルペン溶媒、シクロヘキサノンなどの脂肪族ケトン及び2−エトキシエタノールなどのアルコール錯体などの、他の有機溶媒を使用することもできる。
本明細書に有利に用いることができる乳化剤は、当業者により容易に決定することができ、多様な非イオン性、アニオン性、カチオン性及び両性乳化剤又は2つ以上の乳化剤のブレンドが含まれる。乳剤の調製に有用な非イオン性乳化剤の例には、ポリアルキレングリコールエーテル、アルキル及びアリールフェノール、脂肪族アルコール、脂肪族アミン又は脂肪酸とエチレンオキシドとの縮合物、エトキシル化アルキルフェノールなどのプロピレンオキシド、並びにポリオール又はポリオキシアルキレンでエステル化されたカルボン酸エステルが含まれる。カチオン性乳化剤には、第四級アンモニウム化合物及び脂肪族アミン塩が含まれる。アニオン性乳化剤には、アルキルアリールスルホン酸の油溶性塩(例えば、カルシウム)、硫酸化ポリグリコールエーテルの油溶性塩及びリン酸化ポリグリコールエーテルの適切な塩が含まれる。
乳剤を調製するのに用いることができる代表的な有機液体は、キシレン、プロピルベンゼン画分などの芳香族液体;又は混合ナフタレン画分、鉱油、ジオクチルフタレートなどの置換芳香族有機液体;ケロセン;多様な脂肪酸のジアルキルアミド、特にジメチルアミド;並びにジエチレングリコールのn−ブチルエーテル、エチルエーテル又はメチルエーテル及びトリエチレングリコールのメチルエーテルなどのグリコールエーテルなどである。2つ以上の有機液体の混合物を乳剤の調製に用いることもできる。表面活性乳化剤は、典型的には、液体製剤に用いられ、乳化剤の組み合わせた重量に基づいて、0.1〜20重量%の量で用いられる。製剤は、他の適合性のある添加剤、例えば植物成長調節剤及び農業に使用される他の生物学的に活性な化合物を含有することもできる。
水性懸濁剤は、水性懸濁剤の総重量に基づいて約5〜約50重量%の範囲の濃度で水性ビヒクルに分散した1つ又は複数の水不溶性殺有害生物活性成分の懸濁剤を含む。懸濁剤は、殺有害生物活性成分の1つ又は複数を微粉砕し、粉砕材料を、水と上記に考察された同じ種類から選択された界面活性剤から構成されるビヒクルで激しく混合することにより調製される。無機塩及び合成又は天然ゴムなどの他の成分を加えて、水性ビヒクルの密度及び粘度を増加させることもできる。サンドミル、ボールミル又はピストン型ホモジナイザーなどの器具で水性混合物を調製し、均質化することにより、粉砕と混合を同時に行うことが多くの場合に最も有効である。
水性乳濁剤は、水性乳濁剤の総重量に基づいて典型的には約5〜約50重量%の範囲の濃度で水性ビヒクルに乳化した1つ又は複数の水不溶性殺有害生物活性成分の乳濁剤を含む。殺有害生物活性成分が固体である場合、水性乳濁剤に調製する前に適切な水不混和性溶媒に溶解しなければならない。乳濁剤は、液体殺有害生物活性成分又はその水不混和性溶液を、典型的には、上記に記載された乳濁剤の形成及び安定化を助ける界面活性剤を含む水性媒体に乳化することにより調製される。このことは、多くの場合、高剪断混合機又はホモジナイザーにより提供される激しい混合の助けにより達成される。
本発明の組成物は粒剤であることもでき、これは土壌への施用に特に有用である。粒剤は、通常、粒剤の総重量に基づいて約0.5〜約10重量%の殺有害生物活性成分(複数可)を、アタパルジャイト、ベントナイト、ケイ藻土、粘土又は同様の安価な物質などの粗く分割された不活性材料から完全に又は大部分が構成される不活性担体に分散して含有する。そのような製剤は、通常、殺有害生物活性成分を適切な溶媒に溶解し、約0.5〜約3mmの範囲の適切な粒径に予め形成された粒状担体に適用することにより調製される。適切な溶媒は、化合物が実質的又は完全に可溶性である溶媒である。そのような製剤は、担体、化合物及び溶媒の軟塊又はペーストを作製し、砕き、乾燥して、所望の粒子の粒剤にすることによっても調製することができる。
粉剤は、粉末形態の殺有害生物活性成分の1つ又は複数を、例えばカオリン粘土、粉砕火山岩などの適切な粉状農業用担体と密接に混合して調製することができる。粉剤は、適切には粉剤の総重量に基づいて約1〜約10重量%の化合物を含有することができる。
製剤は、追加的に補助界面活性剤を含有して、作物又は生物などの標的部位への殺有害生物活性成分の付着、湿潤及び浸透を増強することができる。これらの補助界面活性剤を、場合により、製剤の成分として又はタンクミックスとして用いることができる。補助界面活性剤の量は、水の散布量に基づいて、典型的には0.01〜1.0容量%、好ましくは0.05〜0.5容量%に変わる。適切な補助界面活性剤には、エトキシル化ノニルフェノール、エトキシル化合成又は天然アルコール、スルホコハク酸のエステルの塩、エトキシル化オルガノシリコーン、エトキシル化脂肪族アミン及び界面活性剤と鉱油又は植物油とのブレンドが含まれるが、これらに限定されない。
製剤は、場合により、他の殺有害生物化合物を含有する組み合わせを含むことができる。そのような追加的な殺有害生物化合物は、施用のために選択された媒体中の本発明の混合物と適合性があり、本発明の混合物の活性に拮抗しない殺真菌剤、殺虫剤、殺線虫剤、殺ダニ剤、節足動物駆除剤(arthropodicide)、殺菌剤又はこれらの組み合わせでありうる。したがって、そのような実施形態において、他の殺有害生物化合物は、同じ又は異なる殺有害生物用途において補足毒物として用いられる。組み合わせにおける本発明の混合物と殺有害生物化合物は、一般に、1:100〜100:1の重量比で存在することができる。
医薬用途では、本明細書に記載されている混合物は、例えば液剤、懸濁剤、錠剤、カプセル剤、軟膏剤、エリキシル剤及び注射用組成物などの、薬学的に許容される担体に取ることができる。医薬調合剤は、0.1重量%〜99重量%の活性成分を含有することができる。単回用量形態の「単位剤形」の調合剤は、好ましくは20%〜90%の活性成分を含有し、単回用量形態ではない調合剤は、好ましくは5%〜20%の活性成分を含有する。本明細書で使用されるとき、用語「活性成分」は、本明細書に記載される混合物、その塩、水和物及び他の薬学的に活性な化合物との混合物を意味する。例えば錠剤又はカプセル剤などの投与単位形態は、典型的に約0.05〜約1.0gの活性成分を含有する。
本発明の混合物を、他の農業用殺真菌剤と組み合わせて殺真菌混合物及びその相乗的混合物を形成することもできる。本発明の殺真菌混合物は、より広範囲の望ましくない病気を防除するため、多くの場合に1つ又は複数の他の殺真菌剤と共に施用される。他の殺真菌剤(複数可)と共に使用される場合、本発明の特許請求される混合物を他の殺真菌剤(複数可)と配合すること、他の殺真菌剤(複数可)とタンクミックスすること又は他の殺真菌剤(複数可)に続けて施用することができる。そのような他の殺真菌剤には、アミスルブロム2−(チオシアナトメチルチオ)−ベンゾチアゾール、2−フェニルフェノール、8−ヒドロキシキノリンスルフェート、アンチマイシン、アンペロミセス(Ampelomyces)、キスカリス(quisqualis)、アザコナゾール、アゾキシストロビン、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)QST713株、ベナラキシル(benalaxyl)、ベノミル、ベンチアバリカルブイソプロピル、ベンジルアミノベンゼンスルホン酸(BABS)塩、重炭酸塩、ビフェニル、ビスメルチアゾール、ビテルタノール、ビキサフェン、ブラストサイジン−S、ホウ砂、ボスカリド、ブロムコナゾール、ブピリメート、BYF1047、多硫化カルシウム、カプタホール、カプタン、カルベンダジム、カルボキシン、カルプロパミド、カルボン、クラザフェノン(chlazafenone)、クロロネブ、クロロタロニル、クロゾリネート、コニオチリウム・ミニタンス(Coniothyrium minitans)、シアゾファミド、シフルフェンアミド(cyflufenamid)、シモキサニル、シプロコナゾール、シプロジニル、クマリン、ダゾメット、デバカルブ(debacarb)、二アンモニウムエチレンビス−(ジチオカルバメート)、ジクロフルアニド、ジクロロフェン、ジクロシメット、ジクロメジン、ジクロラン、ジエトフェンカルブ、ジフェノコナゾール、ジフェンゾクアチオン(difenzoquat ion)、ジフルメトリム、ジメトモルフ、ジモキシストロビン、ジニコナゾール、ジニコナゾール−M、ジノブトン、ジノカップ、ジフェニルアミン、ジチアノン、ドデモルフ、ドデモルフアセテート、ドジン、ドジン遊離塩基(dodine free base)、エジフェンホス、エネストロビン、エポキシコナゾール、エタボキサム、エトキシキン、エトリジアゾール、ファモキサドン、フェンアミドン、フェナリモル、フェンブコナゾール、フェンフラム(fenfuram)、フェンヘキサミド、フェノキサニル、フェンピクロニル、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、フェンピラザミン、フェンチン、フェンチンアセテート、フェンチンヒドロキシド、フェルバム、フェリムゾン、フルアジナム、フルジオキソニル、フルモルフ、フルオピコリド、フルオピラム、フルオロイミド、フルオキサストロビン、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルスルファミド、フルトラニル、フルトリアホール、フルキサピロキサド、ホルペット、ホルムアルデヒド、ホセチル、ホセチルアルミニウム、フベリダゾール、フララキシル、フラメトピル、グアザチン、グアザチンアセテート、GY−81、ヘキサクロロベンゼン、ヘキサコナゾール、ヒメキサゾール、イマザリル、イマザリルスルフェート、イミベンコナゾール、イミンオクタジン(iminoctadine)、イミンオクタジントリアセテート、イミンオクタジントリス(アルベシレート)(tris(albesilate))、ヨードカルブ、イプコナゾール、イプフェンピラゾロン(ipfenpyrazolone)、イプロベンホス、イプロジオン、イプロバリカルブ、イソプロチオラン、イソピラザム、イソチアニル、カスガマイシン、カスガマイシン塩酸塩水和物、クレソキシムメチル、ラミナリン、マンカッパー(mancopper)、マンコゼブ、マンジプロプアミド(mandipropamid)、マンネブ、メパニピリム、メプロニル、メプチルジノカップ(meptyl-dinocap)、塩化第二水銀、酸化第二水銀、塩化水銀、メタラキシル、メフェノキサム、メタラキシル−M、メタム、メタムアンモニウム、メタムカリウム、メタムナトリウム、メトコナゾール、メタスルホカルブ、ヨウ化メチル、メチルイソチオシアネート、メチラム、メトミノストロビン、メトラフェノン、ミルジオマイシン、ミクロブタニル、ナバム、ニトロタールイソプロピル、ヌアリモル、オクチリノン、オフラセ、オレイン酸(脂肪酸)、オリサストロビン、オキサジキシル、オキシン銅、オキスポコナゾールフマル酸塩、オキシカルボキシン、ペフラゾエート、ペンコナゾール、ペンシクロン、ペンタクロロフェノール、ペンタクロロフェニルラウレート、ペンチオピラド、酢酸フェニル水銀、ホスホン酸、フタリド、ピコキシストロビン、ポリオキシンB、ポリオキシン、ポリオキソリム、重炭酸カリウム、カリウムヒドロキシキノリン硫酸塩、プロベナゾール、プロクロラズ、プロシミドン、プロパモカルブ、プロパモカルブ塩酸塩、プロピコナゾール、プロピネブ、プロキナジド、プロチオコナゾール、ピラクロストロビン、ピラゾホス、ピリベンカルブ、ピリブチカルブ、ピリフェノックス、ピリメタニル、ピリオフェノン、ピロキロン、キノクラミン、キノキシフェン、キントゼン、レイノウトリア・サカリネンシス(Reynoutria sachalinensis)抽出物、シルチオファム、シメコナゾール、ナトリウム2−フェニルフェノキシド、重炭酸ナトリウム、ナトリウムペンタクロロフェノキシド、スピロキサミン、硫黄、SYP−Z071、SYP−048、SYP−Z048、タール油、テブコナゾール、テクナゼン、テトラコナゾール、チアベンダゾール、チフルザミド、チオファネートメチル、チラム、チアジニル、トルクロホスメチル、トリルフルアニド、トリアジメホン、トリアジメノール、トリアゾロピリミジン、トリアゾキシド、トリシクラゾール、トリデモルフ、トリフロキシストロビン、トリフルミゾール、トリホリン、トリチコナゾール、バリダマイシン、ビンクロゾリン、ジネブ、ジラム、ゾキサミド、カンジダ・オレオフィラ(Candida oleophila)、フザリウム・コシスポラム(Fusarium cocysporum)、グリオクラジウム(Gliocladium)属種、フレビオプシス・ギガンテアン(Phlebiopsis gigantean)、ストレプトミセス・グリセオビリジス(Streptomyces griseoviridis)、トリコデルマ(Trichoderma)属種、(RS)−N−(3,5−ジクロロフェニル)−2−(メトキシメチル)−スクシンイミド、1,2−ジクロロプロパン、1,3−ジクロロ−1,1,3,3−テトラフルオロアセトン水和物、1−クロロ−2,4−ジニトロナフタレン、1−クロロ−2−ニトロプロパン、2−(−ヘプタデシル−2−イミダゾリン−1−イル)エタノール、2,3−ジヒドロ−5−フェニル−1,4−ジチ−イン1,1,4,4−テトラオキシド、2−メトキシエチル水銀アセテート、2−メトキシエチル水銀クロリド、2−メトキシエチル水銀シリケート、3−(4−クロロフェニル)−5−メチルローダニン、4−(2−ニトロプロパ−1−エニル)フェニルチオシアナテム、アンプロピルホス(ampropylfos)、アニラジン、アジチラム(azithiram)、多硫化バリウム、Bayer32394、ベノダニル、ベンキノックス、ベンタルロン(bentaluron)、ベンザマクリル、ベンザマクリルイソブチル、ベンザモルフ、ビナプアクリル、ビス(メチル水銀)スルフェート、ビス(トリブチルスズ)オキシド、ブチオベート、カドミウムカルシウム銅亜鉛クロメートスルフェート(cadmium calcium copper zinc chromate sulfate)、カルバモルフ、CECA、クロベンチアゾン、クロラニホルメタン、クロルフェナゾール、クロルキノックス、クリンバゾール、シクラフルアミド、シペンダゾール、シプロフラム、デカフェンチン(decafentin)、ジクロン、ジクロゾリン、ジクロブトラゾール、ジメチリモール、ジノクトン、ジノスルホン、ジノテルボン、ジピリチオン、ジタリンホス、ドジシン(dodicin)、ドラゾキソロン、EBP、ESBP、エタコナゾール、エテム(etem)、エチリム(ethirim)、フェンアミノスルフ(fenaminosulf)、フェナパニル(fenapanil)、フェニトロパン、5−フルオロシトシン及びその殺真菌促進剤(profungicide)、フルオトリマゾール、フルカルバニル、フルコナゾール、フルコナゾール−シス、フルメシクロックス、フロファネート、グリオジン、グリセオフルビン、ハラクリネート、Hercules3944、ヘキシルチオホス、ICIA0858、イソパンホス(isopamphos)、イソバレジオン(isovaledione)、メベニル、メカルビンジド、メタゾキソロン、メトフロキサム、メチル水銀ジシアンジアミド、メトスルホバックス(metsulfovax)、ミルネブ、ムコクロル酸無水物、ミクロゾリン、N−3,5−ジクロロフェニル−スクシンイミド、N−3−ニトロフェニル−イタコンイミド、ナタマイシン、N−エチルメルクリオ−4−トルエンスルホンアニリド、ニッケルビス(ジメチルジチオカルバメート)、OCH、フェニル水銀ジメチルジチオカルバメート、硝酸フェニル水銀、ホスジフェン、ピコリンアミド、UK−2A及びその誘導体、プロチオカルブ、プロチオカルブ塩酸塩、ピラカルボリド、ピリジニトリル、ピロキシクロル、ピロキシフル、キナセトール、キナセトール硫酸塩、キナザミド、キンコナゾール、ラベンザゾール、サリチルアニリド、SSF−109、スルトロペン、テコラム(tecoram)、チアジフルオル(thiadifluor)、チシオフェン(thi-cyofen)、チオクロルフェンフィム、チオファネート、チオキノックス、チオキシミド、トリアミホス、トリアリモール、トリアズブチル、トリクラミド、ウルバシド(urbacid)、ザリラミド並びにこれらの任意の組み合わせが含まれる。
本発明の混合物を、哺乳動物の感染を防除するために使用される他の抗真菌化合物と組み合わせて殺真菌混合物及びその相乗的混合物を形成することもできる。本発明の殺真菌混合物は、より広範囲の望ましくない病気を防除するため、1つ又は複数の他の抗真菌化合物又はそれらの薬学的に許容される塩と共に施用することができる。他の抗真菌化合物と共に使用される場合、本発明の特許請求される混合物を他の抗真菌化合物(複数可)と配合すること、他の抗真菌化合物(複数可)と同時投与すること又は他の抗真菌化合物(複数可)に続けて施用することができる。典型的な抗真菌化合物には、フルコナゾール、ボリコナゾール、イトラコナゾール、ケトコナゾール及びミコナゾールなどのアゾール、アムホテリシンB、ナイスタチン又はリポソーム並びにAbelcet、AmBisome及びAmphocilなどのそのリポソーム及び脂質形態などのポリエン、5−フルオロシトシンなどのプリンヌクレオチド阻害剤、ニッコーマイシン及びニューモカンジン(pneumocandin)又はカスポファンギン及びミコファンギン(micofungin)などのエキノキャンディン誘導体などのポリオキシンからなる群より選択される化合物が含まれるが、これらに限定されない。
加えて、本発明の混合物を、施用に選択された媒体において本発明の混合物と適合性があり、本発明の混合物の活性に拮抗しない、殺虫剤、殺線虫剤、殺ダニ剤、節足動物駆除剤、殺菌剤又はこれらの組み合わせを含む他の殺有害生物剤と組み合わせて、殺有害生物混合物及びその相乗的混合物を形成することができる。本発明の殺真菌混合物は、多種多様な望ましくない有害生物を防除するため、多くの場合に1つ又は複数の他の殺有害生物剤と共に施用される。他の殺有害生物剤と共に使用される場合、本発明の特許請求される混合物を他の殺有害生物剤(複数可)と配合すること、他の殺有害生物剤(複数可)とタンクミックスすること又は他の殺有害生物剤(複数可)に続けて施用することができる。典型的な殺虫剤には、下記が含まれるが、これらに限定されない:アロサミジン及びツリンギエンシンなどの抗生物質殺虫剤;スピノサドなどの大環状ラクトン殺虫剤;アバメクチン、ドラメクチン、エマメクチン、エプリノメクチン、イベルメクチン及びセラメクチンなどのエバーメクチン殺虫剤;レピメクチン、ミルベメクチン、ミルベマイシンオキシム及びモキシデクチンなどのミルベマイシン殺虫剤;ヒ酸カルシウム、酢酸亜ヒ酸銅、ヒ酸銅、ヒ酸鉛、亜ヒ酸カリウム及び亜ヒ酸ナトリウムなどのヒ素殺虫剤;アナバシン、アザジラクチン、d−リモネン、ニコチン、ピレトリン、シネリン、シネリンI、シネリンII、ジャスモリンI、ジャスモリンII、ピレトリンI、ピレトリンII、カッシア、ロテノン、リアニア及びサバジラなどの植物性殺虫剤;ベンジオカルブ及びカルバリルなどのカルバメート殺虫剤;ベンフラカルブ、カルボフラン、カルボスルファン、デカルボフラン(decarbofuran)及びフラチオカルブなどのベンゾフラニルメチルカルバメート殺虫剤;ジメチルカルバメート殺虫剤のジミタン(dimitan)、ジメチラン、ヒキンカルブ及びピリミカルブ;アラニカルブ、アルジカルブ、アルドキシカルブ、ブトカルボキシム、ブトキシカルボキシム、メトミル、ニトリラカルブ、オキサミル、タジムカルブ、チオカルボキシム、チオジカルブ及びチオファノックスなどのオキシムカルバメート殺虫剤;アリキシカルブ、アミノカルブ、ブフェンカルブ、ブタカルブ、カルバノレート、クロエトカルブ、ジクレシル、ジオキサカルブ、EMPC、エチオフェンカルブ、フェネタカルブ、フェノブカルブ、イソプロカルブ、メチオカルブ、メトルカルブ、メキサカルベート、プロマシル、プロメカルブ、プロポキスル、トリメタカルブ、XMC及びキシリルカルブなどのフェニルメチルカルバメート殺虫剤;ジネックス、ジノプロップ、ジノサム及びDNOCなどのジニトロフェノール殺虫剤;ヘキサフルオロケイ酸バリウム、氷晶石、フッ化ナトリウム、ヘキサフルオロケイ酸ナトリウム及びスルフルラミドなどのフッ素殺虫剤;アミトラズ、クロルジメホルム、ホルメタネート及びホルムパラネート(formparanate)などのホルムアミジン殺虫剤;アクリロニトリル、二硫化炭素、四塩化炭素、クロロホルム、クロロピクリン、パラジクロロベンゼン、1,2−ジクロロプロパン、ギ酸エチル、二臭化エチレン、二塩化エチレン、酸化エチレン、シアン化水素、ヨードメタン、臭化メチル、メチルクロロホルム、塩化メチレン、ナフタレン、ホスフィン、フッ化スルフリル及びテトラクロロエタンなどの薫蒸殺虫剤;ホウ砂、多硫化カルシウム、オレイン酸銅、塩化水銀、チオシアン酸カリウム及びチオシアン酸ナトリウムなどの無機殺虫剤;ビストリフルオロン、ブプロフェジン、クロルフルアズロン、シロマジン、ジフルベンズロン、フルシクロクスロン、フルフェノクスロン、ヘキサフルムロン、ルフェヌロン、ノバルロン、ノビフルムロン、ペンフルオロン(penfluoron)、テフルベンズロン及びトリフルムロンなどのキチン合成阻害剤;エポフェノナン、フェノキシカルブ、ヒドロプレン、キノプレン、メトプレン、ピリプロキシフェン及びトリプレンなどの幼若ホルモン模倣体;幼若ホルモンI、幼若ホルモンII及び幼若ホルモンIIIなどの幼若ホルモン;クロマフェノジド、ハロフェノジド、メトキシフェノジド及びテブフェノジドなどの脱皮ホルモンアゴニスト;アルファ−エクジソン及びエクジステロンなどの脱皮ホルモン;ジオフェノランなどの脱皮阻害剤;プレコセンI、プレコセンII及びプレコセンIIIなどのプレコセン;ジシクラニルなどの未分類の昆虫成長調節剤;ベンスルタップ、カルタップ、チオシクラム及びチオスルタップ(thiosultap)などのネライストキシン類似体殺虫剤;フロニカミドなどのニコチノイド殺虫剤;クロチアニジン、ジノテフラン、イミダクロプリド及びチアメトキサムなどのニトログアニジン殺虫剤;ニテンピラム及びニチアジンなどのニトロメチレン殺虫剤;アセタミプリド、イミダクロプリド、ニテンピラム及びチアクロプリドなどのピリジルメチルアミン殺虫剤;ブロモDDT、カンフェクロル、DDT、pp’−DDT、エチル−DDD、HCH、ガンマ−HCH、リンダン(lindane)、メトキシクロル、ペンタクロロフェノール及びTDEなどの有機塩素系殺虫剤;アルドリン、ブロモシクレン、クロルビシクレン、クロルダン、クロルデコン、ジエルドリン、ジロール(dilor)、エンドスルファン、エンドリン、HEOD、ヘプタクロル、HHDN、イソベンザン、イソドリン、ケレバン及びミレックス(mirex)などのシクロジエン殺虫剤;ブロムフェンビンホス、クロルフェンビンホス、クロトキシホス、ジクロルボス、ジクロトホス、ジメチルビンホス、ホスピレート(fospirate)、ヘプテノホス、メトクロトホス(methocrotophos)、メビンホス、モノクロトホス、ナレド、ナフタロホス、ホスファミドン、プロパホス、TEPP及びテトラクロルビンホスなどの有機リン酸系殺虫剤;ジオキサベンゾホス、ホスメチラン及びフェントエートなどの有機チオリン酸系殺虫剤;アセチオン、アミトン、カズサホス、クロルエトキシホス、クロルメホス、デメフィオン、デメフィオン−O、デメフィオン−S、デメトン、デメトン−O、デメトン−S、デメトンメチル、デメトン−O−メチル、デメトン−S−メチル、デメトン−S−メチルスルホン、ジスルホトン、エチオン、エトプロホス、IPSP、イソチオエート、マラチオン、メタクリホス、オキシデメトンメチル、オキシデプロホス、オキシジスルホトン、ホレート、スルホテップ、テルブホス及びチオメトンなどの脂肪族有機チオリン酸系殺虫剤;アミジチオン、シアントエート、ジメトエート、エトエートメチル、ホルモチオン、メカルバム、オメトエート、プロトエート、ソファミド及びバミドチオンなどの脂肪族アミド有機チオリン酸系殺虫剤;クロルホキシム、ホキシム及びホキシムメチルなどのオキシム有機チオリン酸系殺虫剤;アザメチホス、クマホス、クミトエート、ジオキサチオン、エンドチオン、メナゾン、モルホチオン、ホサロン、ピラクロホス、ピリダフェンチオン及びキノチオンなどの複素環式有機チオリン酸系殺虫剤;ジチクロホス及びチクロホスなどのベンゾチオピラン有機チオリン酸系殺虫剤;アジンホスエチル及びアジンホスメチルなどのベンゾトリアジン有機チオリン酸系殺虫剤;ジアリホス及びホスメットなどのイソインドール有機チオリン酸系殺虫剤;イソキサチオン及びゾラプロホスなどのイソオキサゾール有機チオリン酸系殺虫剤;クロルプラゾホス及びピラゾホスなどのピラゾロピリミジン有機チオリン酸系殺虫剤;クロルピリホス及びクロルピリホスメチルなどのピリジン有機チオリン酸系殺虫剤;ブタチオホス、ダイアジノン、エトリムホス、リリンホス、ピリミホスエチル、ピリミホスメチル、プリミドホス、ピリミテート及びテブピリムホスなどのピリミジン有機チオリン酸系殺虫剤;キナルホス及びキナルホスメチルなどのキノキサリン有機チオリン酸系殺虫剤;アチダチオン、リチダチオン、メチダチオン及びプロチダチオンなどのチアジアゾール有機チオリン酸系殺虫剤;イサゾホス及びトリアゾホスなどのトリアゾール有機チオリン酸系殺虫剤;アゾトエート、ブロモホス、ブロモホスエチル、カルボフェノチオン、クロルチオホス、シアノホス、シチオエート(cythioate)、ジカプトン、ジクロフェンチオン、エタホス、ファムフール、フェンクロルホス、フェニトロチオンフェンスルホチオン、フェンチオン、フェンチオンエチル、ヘテロホス、ジョドフェンホス、メスルフェンホス、パラチオン、パラチオンメチル、フェンカプトン、ホスニクロル、プロフェノホス、プロチオホス、スルプロホス、テメホス、トリクロルメタホス−3及びトリフェノホスなどのフェニル有機チオリン酸系殺虫剤;ブトネート及びトリクロルホンなどのホスホン酸系殺虫剤;メカルホンなどのホスホノチオエート系殺虫剤;ホノホス及びトリクロロナト(trichloronat)などのフェニルエチルホスホノチオエート系殺虫剤;シアノフェンホス、EPN及びレプトホスなどのフェニルフェニルホスホノチオエート系殺虫剤;クルホメート、フェナミホス、ホスチエタン、メホスホラン、ホスホラン及びピリメタホスなどのホスホルアミデート系殺虫剤;アセフェート、イソカルボホス、イソフェンホス、メタミドホス及びプロペタンホスなどのホスホルアミドチオエート系殺虫剤;ジメホックス、マジドックス(mazidox)、ミパホックス及びスクラダンなどのホスホロジアミド系殺虫剤;インドキサカルブなどのオキサジアジン殺虫剤;ジアリホス、ホスメット及びテトラメトリンなどのフタルイミド殺虫剤;アセトプロール、シエノピラフェン、エチプロール、フィプロニル、ピラフルプロール、ピリプロール、テブフェンピラド、トルフェンピラド及びバニリプロールなどのピラゾール殺虫剤;アクリナトリン、アレトリン、ビオアレトリン、バルトリン、ビフェントリン、ビオエタノメトリン、シクレトリン、シクロプロトリン、シフルトリン、ベータ−シフルトリン、シハロトリン、ガンマ−シハロトリン、ラムダ−シハロトリン、シペルメトリン、アルファ−シペルメトリン、ベータ−シペルメトリン、シータ−シペルメトリン、ゼータ−シペルメトリン、シフェノトリン、デルタメトリン、ジメフルトリン(dimefluthrin)、ジメトリン、エンペントリン、フェンフルトリン、フェンピリトリン(fenpirithrin)、フェンプロパトリン、フェンバレレート、エスフェンバレレート、フルシトリネート、フルバリネート、タウフルバリネート、フレトリン、イミプロトリン、メペルフルトリン(meperfluthrin)、メトフルトリン、ペルメトリン、ビオペルメトリン、トランスペルメトリン、フェノトリン、プラレトリン、プロフルトリン、ピレスメトリン、レスメトリン、ビオレスメトリン、シスメトリン、テフルトリン、テラレトリン、テトラメトリン、テトラメチルフルトリン、トラロメトリン及びトランスフルトリンなどのピレスロイドエステル殺虫剤;エトフェンプロックス、フルフェンプロックス、ハルフェンプロックス、プロトリフェンブト及びシラフルオフェンなどのピレスロイドエーテル殺虫剤;フルフェネリム及びピリミジフェンなどのピリミジンアミン殺虫剤;クロルフェナピルなどのピロール殺虫剤;スピロメシフェンなどのテトロン酸殺虫剤;ジアフェンチウロンなどのチオ尿素殺虫剤;フルコフロン及びスルコフロンなどの尿素殺虫剤;クロサンテル、クロタミトン、EXD、フェナザフロル、フェノキサクリム(fenoxacrim)、フルベンジアミド、ヒドラメチルノン、イソプロチオラン、マロノベン、メタフルミゾン、メトキサジアゾン、ニフルリジド、ピリダベン、ピリダリル、ラフォキサニド、トリアラテン(triarathene)、トリアザメート、メプチルジノカップ、ピリベンカルブなどの未分類の殺虫剤並びにこれらの任意の組み合わせ。
混合物は殺真菌剤として広範囲の効能を有する。施用されるヒドラゾン及び銅含有材料の正確な量は、施用される特定の材料及び混合物におけるヒドラゾンと銅の相対的な量のみならず、望まれる特定の作用、防除される真菌の種及びその成長段階、並びに混合物を接触させる植物又は他の産物の部分によっても左右される。したがって、全ての混合物及びそれを含有する製剤は、同様の濃度で又は同じ真菌の種に対して等しく有効ではないことがある。
混合物は、病気抑制的であり植物学的に許容される量で植物における使用に有効である。用語「病気抑制的であり植物学的に許容される量」は、防除が望ましい植物の病気を死滅又は抑制するが、植物に対して有意な毒性がない混合物の量を意味する。必要とされる混合物の正確な量は、防除される真菌病、用いられる製剤の種類、施用方法、特定の植物の種、気候条件などで変わる。希釈及び施用率は、用いられる機器の種類、望ましい施用方法及び頻度、並びに防除される病気に応じて左右される。真菌感染した植物の葉の防除では、ヒドラゾンとの混合物において使用される銅の量は、1ヘクタールあたり0.001〜5キログラム(kg/ha)、好ましくは0.05〜1kg/haの範囲でありうる。銅との混合物において使用されるヒドラゾンの量は、0.001〜5kg/ha、好ましくは0.05〜1kg/haの範囲でありうる。銅とヒドラゾンのモル比は、0.1:1〜10,000:1、好ましくは0.5:1〜1000:1、より好ましくは1:1〜20:1の範囲でありうる。
所定の施用においてヒドラゾンと混合される銅材料の好ましい量は、土壌若しくは灌漑用水に存在する銅、天然供給源の葉に存在する銅、真菌若しくは細菌病防除のために施用された銅、肥料成分として施用された銅、散布施用などの施用のための殺真菌液剤の調製に使用された水に存在する銅、施用する散布液剤若しくは粉剤の調製に使用された製剤に存在する銅又は他の任意の適切な銅供給源などの他の供給源からの銅の入手可能性によって影響を受けうることを、理解するべきである。
真菌の防除には、ヒドラゾンを、真菌防除が望ましい場所に混合物が生じるように、銅の施用前後に施用することができる。追加的に、銅又はヒドラゾンの複数回の施用を適用することができる。
種保護剤として、種に被覆される毒物の量は、種50キログラム(kg)あたり、通常は約10〜約250グラム(g)、好ましくは約20〜約60gの投与率である。土壌殺真菌剤として、化学薬品を、通常は0.5〜約20kg、好ましくは約1〜約5kg/haの率で土壌に組み込むことができる又は表面に施用することができる。
本発明の混合物は、広範囲の殺藻活性を有することができる。本発明の方法で防除されうる藻には、個別の種及び混合培養が含まれる。防除される種の例には、コナミドリムシ(Chlamydomonas reinhardtii)、クロレラ・ピレノイドサ(Chlorella pyrenoidosa)、セネデスムス・クアドリカウダ(Scenedesmus quadricauda)、クロロコッカム・オレオファシエンス(Chlorococcum oleofaciens)及びセレナストルム(Selenastrum)属種などの緑藻;フォルミディウム(Phormidium)属種、アナベナ・フロスアクア(Anabaena flosaquae)、イシクラゲ(Nostoc commune)、オシフィアトラ(Osiffiatorae)属種、シネコシスティス(Synechocystis)属種及びシネココッカス(Synechococcus)属種などのラン藻(シアノバクテリア);並びにドナリエラ・パルバ(Dunaliella parva)などの海藻が含まれる。
本発明の方法によると、本明細書に記載される混合物を、塩素/臭素化合物、グルタルアルデヒド、イソチアゾール、イソチアゾロン、有機スズ製剤、第四級アンモニウム化合物及びトリアジンを含む、他の既知の抗藻化合物と組み合わせることができる。
藻を防除するのに必要な活性混合物の量は、例えば、表面の種類;存在する水の量;活性混合物が被覆組成物に組み込まれている、物体に直接適用される又は水性若しくは他の溶液に添加される;並びに藻の蔓延の種類及び程度などの多くの要因によって左右される。
本明細書に記載されている混合物は単独で投与して藻を防除することもできるが、これらを製剤として投与することが好ましい。有用な製剤は、1つ又は複数の化合物及び1つ又は複数の許容される担体を含む。用語「許容される担体」は、製剤の活性混合物及び他の成分と適合性があり、系に対して毒性ではない又は系の分解を引き起こさない担体を意味する。混合物の製剤は、0.01〜99.9重量%の混合物を含有することができる。より典型的には、溶液及び製剤は、1.0〜85重量%の混合物を含有する。有用な製剤には、水性液剤(aqueous solutions)、溶媒に基づいた液剤、水和剤、乳剤、粉剤、粒剤、ペレット剤、エアゾール剤又はフロアブル剤(flowable emulsion concentrates)が含まれる。そのような製剤において、化合物は、液体又は固体担体で増量されており、望ましい場合には、適切な界面活性剤が組み込まれる。
散布製剤の場合、湿潤剤、展着剤、分散剤、固着剤、接着剤、乳化剤などの1つ又は複数の補助剤を含むことが、多くの場合に望ましい。当該技術分野において一般的に使用されるそのような補助剤は、John W. McCutcheon, Inc. publication Detergents and Emulsifiers, Annual、Allured Publishing Company, Ridgewood, New Jersey, U.S.A.において見出すことができる。散布製剤を、従来の多量液体散布、少量散布、空気注入散布、空中散布、背負式手持散布(backpack and hand held spray)及び粉剤散布(dust)などの一般的な施用方法を使用して投与することができる。希釈及び施用率は、用いられる機器の種類、施用方法、処理領域及び防除される藻に応じて左右される。
本発明の混合物を使用して、冷却塔水における藻を防除することもできる。そのような施用では、混合物のヒドラゾン及び銅成分は、0.001ppmから化合物の溶解限度まで、好ましくは0.01〜200ppmの濃度で維持される。
加えて、本発明の化合物は、被覆又は含浸組成物に藻抵抗性を付与するために有用である。そのような用途において、混合物は、被覆又は含浸組成物に0.1〜10重量%、好ましくは1〜5重量%の濃度で組み込まれる。
本発明の化合物は、また、スタッコ、屋根用マスチック、壁用マスチック及び石積用被覆などの建造物に藻抵抗性を付与するため;下の基材を藻から保護するためのクリア仕上及び被覆において;水槽、魚卵孵化場、エビ用池、魚類用池、軟体動物及び甲殻類培養を含む養殖における藻の防除のため;水泳プール、池、泉及び観賞用の池などの娯楽用及び装飾用水域における藻の防除のため;沈降又は分離用の池、廃棄物処理用の池及び貯水池などの工業又は地方自治体用途のための水域における藻の防除のため;水耕農業又は水田における藻の防除のため;パルプ及び紙製品の加工及び製造における藻の防除のため;並びに藻に対して保護するためにプラスチック又はプラスチック被覆に含めるために有用でありうる。非標的生物への悪影響を避けるために、化合物及び施用率の選択に注意しなければならない。
混合物は殺藻剤として広範囲の効能を有する。施用されるヒドラゾン及び銅含有材料の正確な量は、施用される特定の材料及び混合物におけるヒドラゾンと銅の相対的な量のみならず、望まれる特定の作用、防除される藻の種及びその成長段階、並びに混合物を接触させる場所によっても左右される。したがって、全ての混合物及びそれを含有する製剤は、同様の濃度で又は同じ藻の種に対して等しく有効ではないことがある。
必要とされる混合物の正確な量は、防除される藻の種、用いられる製剤の種類、施用方法、気候条件などで変わる。希釈及び施用率は、用いられる機器の種類、望ましい施用方法及び頻度、並びに防除される藻の種に応じて左右される。活性混合物における銅とヒドラゾンのモル比は、0.1:1〜10,000:1、好ましくは0.5:1〜1000:1、より好ましくは1:1〜20:1の範囲でありうる。
所定の施用においてヒドラゾンと混合される銅材料の好ましい量は、水域に存在する銅又は処理される材料、散布施用などの施用のための殺藻液剤の調製に使用された水若しくは溶媒に存在する銅、施用する散布液剤若しくは粉剤の調製に使用された製剤に存在する銅又は他の任意の適切な銅供給源などの他の供給源からの銅の入手可能性によって影響を受けうることを、理解するべきである。
藻の防除には、ヒドラゾンを、防除が望ましい場所に混合物が生じるように、銅の施用前後に施用することができる。追加的に、銅又はヒドラゾンの複数回の施用を適用することができる。
下記に例示されるように、無機又は有機の一価若しくは二価銅塩又はキレートと混合した本発明のヒドラゾン又はこれらの金属錯体(以降、「銅生成物」と呼ぶ)は、銅生成物の生物学的効力を増加し、低い銅使用比で同等又は改善された効能を可能にする。包括的であることを意図しないが、増強された効力を提供するために本発明の化合物と混合することができる銅生成物には、以下が含まれうる:オキシ塩化銅、オクタン酸銅、炭酸アンモニウム銅、ヒ酸銅、オキシ硫酸銅、ギ酸銅、プロピオン酸銅、オキシ酢酸銅、クエン酸銅、塩化銅、塩化二アンモニウム銅、硝酸銅、炭酸銅、リン酸銅、ピロリン酸銅、銅二ナトリウムEDTA、銅二アンモニウムEDTA、シュウ酸銅、酒石酸銅、グルコン酸銅、グリシン酸銅、グルタミン酸銅、アスパラギン酸銅、アジピン酸銅、パルミチン酸銅、ステアリン酸銅、カプリル酸銅、デカン酸銅、ウンデシレン酸銅、ネオデカン酸銅、リノール酸銅、オレイン酸銅、ホウ酸銅、メタンスルホン酸銅、スルファミン酸銅、酢酸銅、水酸化銅、酸化銅、オキシクロリド硫酸銅(copper oxychloride-sulfate)、硫酸銅、塩基性硫酸銅、銅オキシン、銅3−フェニルサリチレート、塩化水酸化銅、ジメチルジチオカルバミン酸銅、硫酸銅アンモニウム、硫酸銅マグネシウム、ナフテン酸銅、銅エタノールアミン、クロメート化ヒ酸銅、アンモニア性ヒ酸銅(ammoniacal copper arsenate)、アンモニア性ヒ酸銅亜鉛(ammoniacal copper zinc arsenate)、アンモニア性ホウ酸銅(ammoniacal copper borate)、ボルドー液、クロム酸亜鉛銅、クフラネブ(cufraneb)、硫酸ヒドラジニウム第二銅、クプロバム(cuprobam)、ナノ銅材料、塩化ジデシルジメチルアンモニウム銅、Algimycin P11−C、Aquatrine、A&V−70、Cutrine−plus、Stocktrine II及びK−Tea殺藻剤、並びに適切であればこのような化合物の水和物。
2−ヒドロキシフェニルケトン及び安息香酸ヒドラジドから2−ヒドロキシフェニルケトンベンゾイルヒドラゾンを調製する方法は、文献によって良く知られている。これらの方法は、2−ヒドロキシフェニルケトン出発材料を7−ヒドロキシ−インダノンに置換することにより、7−ヒドロキシ−インダノンベンゾイルヒドラゾンの調製に容易に適合可能である。加えて、これらの材料の金属錯体の調製も、良く知られている(例えば、参照により本明細書に明確に組み込まれる、Ainscoughら、J. Inorg. Biochem. 1999、77、125-133を参照すること)。
置換7−ヒドロキシ−インダン−1−オンの調製方法も良く知られている。例えば、インダノンは、Morrisonら、Tetrahedron Lett. 2009、50、7021-7023;Tadicら、Heterocycles 1988、27、407-421;及びNguyら、J. Org. Chem. 1987、52、1649-1655(これらは参照により本明細書に明確に組み込まれる)のように、単純に置換されたフェノールから、対応する3−ハロプロピオン酸エステルへの変換、続く転位及び環化により調製することができる。
出発インダノンも、例えば、Muckensturm及びDiyani、J. Chem. Res., Synop. 1995、442-443又はUchikawaら、PCT国際公開第2007/148808号(これらは参照により本明細書に明確に組み込まれる)に記載されているように、単純に置換されたフェノールから、対応するアクリル酸エステルへの変換、続く転位及び環化により調製することができる。
前駆体ヒドラジドの調製方法も良く知られている。ヒドラジドは、例えば、Maxwellら、J. Med. Chem. 1984、27、1565-1570などでカルボン酸から及びDydioら、J. Org. Chem. 2009、74、1525-1530などでカルボン酸エステルから調製することができる(これらは参照により本明細書に明確に組み込まれる)。
したがって式Iの任意の7−ヒドロキシ−インダノンベンゾイルヒドラゾン及びその金属錯体(複数可)の合成は、完全に記載されており、出発インダノン及び出発安息香酸ヒドラジド、酸又はエステルは、記載されているか又は市販されている。
開示されているヒドラゾンは、また、殺有害生物的に許容される塩及び水和物の形態であってもよい。下記の実施例1は、そのようなインダノンヒドラゾンの典型的な調製方法を提供する。
したがって、式Iの化合物は、周知の化学的手順を使用して作製することができる。本開示に特定的に記述されてはいない中間体は、市販されている又は化学文献に開示されている経路により作製することができる又は標準的な手順を利用して市販の出発材料から容易に合成することができる。
以下の実施例は、本開示の化合物の多様な態様を例示するために提示されており、請求項に対する制限であると解釈されるべきではない。
実施例1
4−メチル安息香酸[4,6−ジクロロ−7−ヒドロキシ−インダニリジン]ヒドラジド(化合物1)
4−メチル安息香酸[4,6−ジクロロ−7−ヒドロキシ−インダニリジン]ヒドラジド(化合物1)
4,6−ジクロロ−7−ヒドロキシ−インダン−1−オン(100ミリグラム(mg)、0.46ミリモル(mmol))を、1%酢酸を含有するプロピルアルコール(2ミリリットル(mL))において4−メチル安息香酸ヒドラジド(60mg、0.40mmol)と合わせ、100℃に24時間(h)加熱した。25℃に冷却して、混合物を水(2mL)で希釈した。固体生成物を濾過により収集し、水で洗浄し、真空下、80℃で乾燥して、標題化合物(92mg、66%)を黄色の固体として得た。融点:218〜222℃;1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 11.20 (s,1H), 11.08 (s, 1H), 7.81 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 7.55 (s, 1H), 7.34 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 3.10 (d, J = 8.7 Hz, 4H), 2.39 (s, 3H); ESIMS m/z 349 ([M+H]+), 347 ([M-H]-).
実施例2
レプトスファエリア・ノドルム(Leptosphaeria nodorum)に対するヒドラゾンの対真菌毒性への銅の効果
レプトスファエリア・ノドルム(Leptosphaeria nodorum)(LEPTNO)に対するインビトロ対真菌毒性アッセイを、CuSO4として通常含まれる銅微量栄養素を省いた以外は、Coursen及びSisler(American Journal of Botany 1960、47、541-549)により記載された液体増殖培地を使用して実施した。「銅マイナス」と呼ばれる培地は、10gのグルコース、1.5gのK2HPO4、2gのKH2PO4及び1gの(NH4)2SO4を1リットルの脱イオン水に溶解し、溶液を0.5gのChelex 100樹脂(Bio−Rad分析等級、50〜100メッシュ、ナトリウム形態、カタログ番号142−2822)により、室温で1h撹拌して処理することにより調製した。MgSO4・7H2O(0.5g)を加え、撹拌を更に1時間続けた。微量元素(マイナスCuSO4)並びにCoursen及びSislerにより記載されたビタミンを濃縮貯蔵溶液から加え、培地全体を濾過により滅菌した。銅を含有する培地は、CuCl2・2H2Oを銅マイナス培地に20μMで添加することにより調製した。試験化合物を、ジメチルスルホキシド(DMSO)に10μg/mLで溶解し、1μLのアリコートを、平底96ウエルマイクロタイタープレートの2つのウエルに加えた。銅マイナス培地(100μL)をウエルの一方に加え、銅プラス培地を二番目のウエルに加えた。それぞれの培地を含む対照ウエルは、1μLのDMSO及び100μLの培地を受け取った。
レプトスファエリア・ノドルム(Leptosphaeria nodorum)に対するヒドラゾンの対真菌毒性への銅の効果
レプトスファエリア・ノドルム(Leptosphaeria nodorum)(LEPTNO)に対するインビトロ対真菌毒性アッセイを、CuSO4として通常含まれる銅微量栄養素を省いた以外は、Coursen及びSisler(American Journal of Botany 1960、47、541-549)により記載された液体増殖培地を使用して実施した。「銅マイナス」と呼ばれる培地は、10gのグルコース、1.5gのK2HPO4、2gのKH2PO4及び1gの(NH4)2SO4を1リットルの脱イオン水に溶解し、溶液を0.5gのChelex 100樹脂(Bio−Rad分析等級、50〜100メッシュ、ナトリウム形態、カタログ番号142−2822)により、室温で1h撹拌して処理することにより調製した。MgSO4・7H2O(0.5g)を加え、撹拌を更に1時間続けた。微量元素(マイナスCuSO4)並びにCoursen及びSislerにより記載されたビタミンを濃縮貯蔵溶液から加え、培地全体を濾過により滅菌した。銅を含有する培地は、CuCl2・2H2Oを銅マイナス培地に20μMで添加することにより調製した。試験化合物を、ジメチルスルホキシド(DMSO)に10μg/mLで溶解し、1μLのアリコートを、平底96ウエルマイクロタイタープレートの2つのウエルに加えた。銅マイナス培地(100μL)をウエルの一方に加え、銅プラス培地を二番目のウエルに加えた。それぞれの培地を含む対照ウエルは、1μLのDMSO及び100μLの培地を受け取った。
LEPTNOを、直径9cmのペトリ皿においてポテトデキストロース寒天で7日間成長させた。滅菌脱イオン水(20mL)を培養プレートに加え、表面を滅菌プラスチックループで穏やかに掻き取って胞子を懸濁させた。得られた懸濁液を二重層の滅菌チーズクロスで濾過した。濾過した胞子懸濁液(5mL)をベンチ式遠心分離器により2000rpmで2min遠心分離した。得られた胞子ペレットを10mLの滅菌脱イオン水(Chelex 100樹脂により、水1リットルあたり0.5gの樹脂を使用して室温で1h撹拌して処理した)に再懸濁し、再び遠心分離した。胞子を銅マイナス培地に再懸濁し、懸濁液を1mLあたり2×105胞子に調整した。マイクロタイタープレートに、100μLのこの胞子懸濁液を接種し、NepheloStarプレート読み取り機で光散乱を測定して真菌の成長を評価する前に、プレートを25℃で72hインキュベートした。成長抑制は、試験化合物の存在下での成長を、試験化合物を欠いている対照ウエルにおける成長と比較して決定した。
銅プラス培地における0.05μg/mLの試験化合物による成長抑制の結果(銅プラス抑制%観測値)を、銅マイナス培地において同じ化合物で得た結果(銅マイナス抑制%観測値)に基づいて、S. R. Colby、Weeds 1967、15、20-22により記載された式を使用して計算した予測値(銅プラス抑制%予測値)と比較し、試験全体での試験化合物のない銅マイナス及び銅プラス培地における成長と比較して決定した、塩化銅単独に起因する抑制と比較した。データをTable 3に表す。結果は、ヒドラゾンと銅がLEPTNOに対して相乗的な対真菌毒性効果を生じることを例証している。
実施例3
トマト枯葉病(tomato blight)(フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans))に対する銅との混合物におけるヒドラゾンの効能
50μMのCuCl2・2H2Oと組み合わせた50ppmのヒドラゾン化合物を、接種の24h前に施用した予防処理として評価した。効能は、トマト葉枯れ病(tomato late blight)(TLB)、病原フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)に対する病気防除の率に基づいて決定した。処理は、それぞれ3回の繰り返しによる完全無作為化設計で準備した。1本のトマト植物を有するポットを実験単位として考慮した。ヒドラゾンをアセトンに溶解し、0.01%のTriton(登録商標)X−100、0.1%のAtlox 4913及び50μMのCuCl2・2H2Oを含有する水に再懸濁して、最終濃度を10%アセトンにした。全ての処理を、回転台散布機を使用して、接種の24h前に流出するまで施用した。P.インフェスタンス(P. infestans)胞子嚢の水性懸濁液による接種を、Delta塗布散布機を使用して実施した。病気防除の率は、接種の7日後に決定した。データをTable 3に表し、トマト葉枯れ病の防除に銅との混合物におけるヒドラゾンの効能を例証している。
トマト枯葉病(tomato blight)(フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans))に対する銅との混合物におけるヒドラゾンの効能
50μMのCuCl2・2H2Oと組み合わせた50ppmのヒドラゾン化合物を、接種の24h前に施用した予防処理として評価した。効能は、トマト葉枯れ病(tomato late blight)(TLB)、病原フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)に対する病気防除の率に基づいて決定した。処理は、それぞれ3回の繰り返しによる完全無作為化設計で準備した。1本のトマト植物を有するポットを実験単位として考慮した。ヒドラゾンをアセトンに溶解し、0.01%のTriton(登録商標)X−100、0.1%のAtlox 4913及び50μMのCuCl2・2H2Oを含有する水に再懸濁して、最終濃度を10%アセトンにした。全ての処理を、回転台散布機を使用して、接種の24h前に流出するまで施用した。P.インフェスタンス(P. infestans)胞子嚢の水性懸濁液による接種を、Delta塗布散布機を使用して実施した。病気防除の率は、接種の7日後に決定した。データをTable 3に表し、トマト葉枯れ病の防除に銅との混合物におけるヒドラゾンの効能を例証している。
Claims (22)
- 請求項1に記載の化合物及び銅を含む相乗的混合物。
- 植物の真菌病原体の成長を防除するための、請求項2に記載の相乗的混合物の使用。
- 哺乳動物の真菌病原体の成長を防除するための、請求項2に記載の相乗的混合物の使用。
- 木材、金属及びプラスチックから本質的になる群より選択される不活性基材における真菌の成長を防除するための、請求項2に記載の相乗的混合物の使用。
- 真菌の子嚢菌綱、担子菌綱、卵菌綱及び不完全菌綱のうちの少なくとも1つに属する真菌の成長を防除するための、請求項2に記載の相乗的混合物の使用。
- 真菌が、フィトフトラ(Phytophthora)属種、プラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola)、プソイドペロノスポラ・キュベンシス(Pseudoperonospora cubensis)、ピチウム(Pythium)属種、ピリクラリア・オリザエ(Pyricularia oryzae)、コレトトリクム(Colletotrichum)属種、ヘルミントスポリウム(Helminthosporium)属種、アルテルナリア(Alternaria)属種、セプトリア・ノドルム(Septoria nodorum)、レプトスファエリア・ノドルム(Leptosphaeria nodorum)、ウスチラゴ・マイジス(Ustilago maydis)、エリシフェ・グラミニス(Erysiphe graminis)、プッシニア(Puccinia)属種、スクレロチニア(Sclerotinia)属種、スファエロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea)、セルコスポラ(Cercospora)属種、リゾクトニア(Rhizoctonia)属種、ウンシヌラ・ネカトル(Uncinula necator)、セプトリア・トリチシ(Septoria tritici)及びポドスファエラ・ロイコトリカ(Podosphaera leucotricha)からなる群より選択される、請求項2に記載の相乗的混合物。
- 銅と混合した式1の化合物の成長抑制量が、銅と請求項1の化合物との総モル比が1:1を超える混合物として提供される、請求項2に記載の相乗的混合物。
- 式1の化合物の成長抑制量が、銅と請求項1の化合物とのモル比が1:1及び1:2のうちの1つである単離ヒドラゾン銅錯体として提供される、請求項2に記載の相乗的混合物。
- 銅と組み合わされる式1の化合物が金属と錯体を形成する、請求項2に記載の相乗的混合物。
- 式1の化合物と錯体を形成する金属が、Cu+、Cu2+、Fe2+、Fe3+、Zn2+及びMn2+から本質的になる群より選択される、請求項10に記載の相乗的混合物。
- 銅が、オキシ塩化銅、オクタン酸銅、炭酸アンモニウム銅、ヒ酸銅、オキシ硫酸銅、ギ酸銅、プロピオン酸銅、オキシ酢酸銅、クエン酸銅、塩化銅、塩化二アンモニウム銅、硝酸銅、炭酸銅、リン酸銅、ピロリン酸銅、銅二ナトリウムEDTA、銅二アンモニウムEDTA、シュウ酸銅、酒石酸銅、グルコン酸銅、グリシン酸銅、グルタミン酸銅、アスパラギン酸銅、アジピン酸銅、パルミチン酸銅、ステアリン酸銅、カプリル酸銅、デカン酸銅、ウンデシレン酸銅、ネオデカン酸銅、リノール酸銅、オレイン酸銅、ホウ酸銅、メタンスルホン酸銅、スルファミン酸銅、酢酸銅、水酸化銅、酸化銅、オキシクロリド硫酸銅(copper oxychloride-sulfate)、硫酸銅、塩基性硫酸銅、銅オキシン、銅3−フェニルサリチレート、塩化水酸化銅、ジメチルジチオカルバミン酸銅、硫酸銅アンモニウム、硫酸銅マグネシウム、ナフテン酸銅、銅エタノールアミン、クロメート化ヒ酸銅、アンモニア性ヒ酸銅(ammoniacal copper arsenate)、アンモニア性ヒ酸銅亜鉛(ammoniacal copper zinc arsenate)、アンモニア性ホウ酸銅(ammoniacal copper borate)、ボルドー液、クロム酸亜鉛銅、クフラネブ(cufraneb)、硫酸ヒドラジニウム第二銅、クプロバム(cuprobam)、ナノ銅材料、並びに塩化ジデシルジメチルアンモニウム銅、Algimycin P11−C、Aquatrine、A&V−70、Cutrine−plus、Stocktrine II及びK−Tea殺藻剤からなる群のうちの少なくとも1つとして提供される、請求項2に記載の相乗的混合物。
- 藻の成長を防除するための、請求項2に記載の相乗的混合物の使用。
- 淡水若しくは海洋環境又は木材、金属及びプラスチックから本質的になる群より選択される不活性基材における藻の成長を防除するための、請求項2に記載の相乗的混合物の使用。
- 緑藻及びラン藻(シアノバクテリア)のうちの少なくとも1つに属する藻の成長を防除するための、請求項2に記載の相乗的混合物の使用。
- 藻が、コナミドリムシ(Chlamydomonas reinhardtii)、クロレラ・ピレノイドサ(Chlorella pyrenoidosa)、セネデスムス・クアドリカウダ(Scenedesmus quadricauda)、クロロコッカム・オレオファシエンス(Chlorococcum oleofaciens)、セレナストルム(Selenastrum)属種、フォルミディウム(Phormidium)属種、アナベナ・フロスアクア(Anabaena flosaquae)、イシクラゲ(Nostoc commune)、オシフィアトラ(Osiffiatorae)属種、シネコシスティス(Synechocystis)属種、シネココッカス(Synechococcus)属種及びドナリエラ・パルバ(Dunaliella parva)からなる群より選択される、請求項2に記載の相乗的混合物。
- X3及びX5が、それぞれ独立してハロゲンから選択される、請求項1に記載の化合物。
- X3及びX5がClである、請求項1に記載の化合物。
- Y2がHである、請求項18に記載の化合物。
- Y4が、H、Cl、CH3、CF3又はOCH3からなる群より選択される、請求項19に記載の化合物。
- Y4がHである、請求項20に記載の化合物。
- Y2がヒドロキシルであり、Y4がCH3である、請求項18に記載の化合物。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US37530010P | 2010-08-20 | 2010-08-20 | |
US61/375,300 | 2010-08-20 | ||
PCT/US2011/048251 WO2012024488A2 (en) | 2010-08-20 | 2011-08-18 | Synergistic fungicidal and algicidal compositions including 7-hydroxy-indanone benzoylhydrazones and copper |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014500229A true JP2014500229A (ja) | 2014-01-09 |
Family
ID=45594275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013526008A Withdrawn JP2014500229A (ja) | 2010-08-20 | 2011-08-18 | 7−ヒドロキシ−インダノンベンゾイルヒドラゾン及び銅を含む相乗的殺真菌及び殺藻組成物 |
Country Status (11)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20120045522A1 (ja) |
EP (1) | EP2605660A2 (ja) |
JP (1) | JP2014500229A (ja) |
CN (1) | CN103547153A (ja) |
BR (1) | BR112013003994A2 (ja) |
CA (1) | CA2808652A1 (ja) |
CO (1) | CO6690748A2 (ja) |
GT (1) | GT201300045A (ja) |
MX (1) | MX2013002054A (ja) |
RU (1) | RU2013112322A (ja) |
WO (1) | WO2012024488A2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019034921A (ja) * | 2017-08-15 | 2019-03-07 | 基嗣 田島 | 殺菌・抗菌用組成物 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013536229A (ja) * | 2010-08-20 | 2013-09-19 | ダウ アグロサイエンシィズ エルエルシー | ヒドラゾン誘導体及び銅を含む相乗的殺藻組成物 |
WO2017004519A1 (en) * | 2015-07-02 | 2017-01-05 | University Of Utah Research Foundation | Substituted benzohydrazide analogs as histone demethylase inhibitors |
US11540519B2 (en) * | 2020-10-13 | 2023-01-03 | Gary Carella | Method, device, and system of mold, moss, and algae mitigation for asphalt roofing |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH524573A (de) * | 1968-11-23 | 1972-06-30 | Bayer Ag | Verfahren zur Herstellung von N-Acyl-p-dialkylaminophenylhydrozonen |
US5182303A (en) * | 1988-12-27 | 1993-01-26 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Substituted semicarbazone arthropodicides |
AU2003903453A0 (en) * | 2003-07-07 | 2003-07-17 | The University Of Queensland | Production of hydrogen |
US7760804B2 (en) * | 2004-06-21 | 2010-07-20 | Intel Corporation | Efficient use of a render cache |
CN101541348A (zh) * | 2005-11-03 | 2009-09-23 | 红点生物公司 | 腙衍生物及其用途 |
WO2008071765A1 (en) * | 2006-12-14 | 2008-06-19 | Nycomed Gmbh | Pharmaceutically active spiro-substituted benzimidazole derivatives |
EP2376440A2 (en) * | 2009-01-14 | 2011-10-19 | Dow AgroSciences LLC | Fungicidal compositions including hydrazone derivatives and copper |
-
2011
- 2011-08-18 CA CA2808652A patent/CA2808652A1/en not_active Abandoned
- 2011-08-18 EP EP11818775.6A patent/EP2605660A2/en not_active Withdrawn
- 2011-08-18 MX MX2013002054A patent/MX2013002054A/es unknown
- 2011-08-18 CN CN201180050553.2A patent/CN103547153A/zh active Pending
- 2011-08-18 RU RU2013112322/04A patent/RU2013112322A/ru not_active Application Discontinuation
- 2011-08-18 JP JP2013526008A patent/JP2014500229A/ja not_active Withdrawn
- 2011-08-18 WO PCT/US2011/048251 patent/WO2012024488A2/en active Application Filing
- 2011-08-18 US US13/212,635 patent/US20120045522A1/en not_active Abandoned
- 2011-08-18 BR BR112013003994A patent/BR112013003994A2/pt not_active IP Right Cessation
-
2013
- 2013-02-19 GT GT201300045A patent/GT201300045A/es unknown
- 2013-02-20 CO CO13034591A patent/CO6690748A2/es unknown
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019034921A (ja) * | 2017-08-15 | 2019-03-07 | 基嗣 田島 | 殺菌・抗菌用組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2808652A1 (en) | 2012-02-23 |
CO6690748A2 (es) | 2013-06-17 |
RU2013112322A (ru) | 2014-09-27 |
CN103547153A (zh) | 2014-01-29 |
US20120045522A1 (en) | 2012-02-23 |
WO2012024488A3 (en) | 2013-09-12 |
MX2013002054A (es) | 2013-03-25 |
EP2605660A2 (en) | 2013-06-26 |
GT201300045A (es) | 2014-04-08 |
BR112013003994A2 (pt) | 2016-07-12 |
WO2012024488A2 (en) | 2012-02-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2376435A2 (en) | Synergistic fungicidal compositions including hydrazone derivatives and copper | |
JP2018138593A (ja) | 相乗的殺真菌性組成物 | |
ES2712448T3 (es) | Mezclas fungicidas sinérgicas para reprimir hongos en cereales | |
TWI379635B (en) | Isomeric mixtures of dinitro-octylphenyl esters and synergistic fungicidal mixtures therefrom | |
AU2011291974B2 (en) | Synergistic fungicidal and algicidal compositions including 2-hydroxyphenylaldehyde and 2-hydroxyphenylketone heterocycloylhydrazones and copper | |
JP7084396B2 (ja) | 殺真菌組成物および穀類における真菌防除のための混合物 | |
JP2014500229A (ja) | 7−ヒドロキシ−インダノンベンゾイルヒドラゾン及び銅を含む相乗的殺真菌及び殺藻組成物 | |
ES2809706T3 (es) | Mezclas fungicidas sinérgicas para el control fúngico del añublo en arroz | |
JP7084397B2 (ja) | 殺真菌組成物および穀類における真菌防除のための混合物 | |
MX2013006826A (es) | Interacciones de fungicidas sinergicos de 5-fluorositosina y otros fungicidas. | |
AU2011291979A1 (en) | Synergistic fungicidal and algicidal compositions including 7-hydroxy-indanone benzoylhydrazones and copper | |
JP5265919B2 (ja) | ジニトロ−オクチルフェニルエステルの異性体混合物およびこれらから得られる相乗性殺菌剤混合物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140807 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20150122 |