JP2014500031A5 - - Google Patents

Claims (10)

1. バイオリアクター内の培地で光照射の下で培養されている光合成微生物中のユビキノン（ＣｏＱ１０）およびユビキノール（ＣｏＱＨ２）の含有量を増加させる方法であって、前記光合成微生物が、藍藻類、緑藻類および黄緑藻類からなる群から選択され、前記方法が酸化ストレスを誘発するステップを含む方法において、
   前記酸化ストレスの誘発が前記光合成微生物をＦｅ^３＋と一緒に前記培地でインキュベートすることによって引き起こされることを特徴とする方法。
2. 前記インキュベーションが、前記培地中のＦｅ^３＋含有量が１ｍｇ／ｌ〜６ｍｇ／ｌで実施される、請求項１に記載の方法。
3. 藍藻類の前記インキュベーションが、初期の２０μＥ・ｍ^−２・ｓ^−１から１２０μＥ・ｍ^−２・ｓ^−１まで時間的に増加する表面照射強度で実施される、請求項１または２に記載の方法。
4. 緑藻類および黄緑藻類の前記インキュベーションが、１１０μＥ・ｍ^−２・ｓ^−１ 〜１３０μＥ・ｍ^−２・ｓ^−１ の一定の照射強度で実施される、請求項１または２に記載の方法。
5. ０．０５〜０．５０ｍｌ／ｌのオレアートの前記培地への添加をさらに含む、請求項１〜４のいずれか一項に記載の方法。
6. 乾燥バイオマスに対する重量でのＣｏＱ１０含有量が、
   −藍藻類では少なくとも６μｇ／ｇ、
   −緑藻類および黄緑藻類では少なくとも３．６μｇ／ｇ
   であり、
   前記バイオマスに対する重量での３価鉄（Ｆｅ ^３＋ ）含有量が、
   −藍藻類では少なくとも１０μｇ／ｇ、
   −緑藻類および黄緑藻類では少なくとも１０μｇ／ｇ
   である、請求項１〜５のいずれか一項に記載の方法を適用することによって得られる光合
   成微生物。
7. 少なくとも４．３のＱＨ２／Ｑ１０比によって特徴づけられる、請求項６に記載の光合成微生物。
8. 前記バイオマスに対する重量での３価鉄（Ｆｅ^３＋）含有量が、
   −藍藻類では少なくとも３０μｇ／ｇ、
   −緑藻類および黄緑藻類では少なくとも６０μｇ／ｇ
   である、請求項６または７に記載の光合成微生物。
9. 請求項６〜８のいずれか一項に記載の光合成微生物から生成される油性抽出物。
10. 請求項６〜８のいずれか一項に記載の光合成微生物から製造される乾燥藻類製品。