JP2014241043A - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】情報処理装置の操作性を向上する。
【解決手段】操作対象を表示する表示装置と、操作対象のうちの1つを操作可能な第1及び第2の入力装置と、表示装置に表示される第1の操作対象、第1の操作対象とは異なる第2の操作対象の操作を、それぞれ、第1の入力装置、第2の入力装置に割り当てる制御部と、を備える情報処理装置である。第1の入力装置及び第2の入力装置は、タッチパネルであり、第1の入力装置は、表示装置の表面に配置され、第2の入力装置は、情報処理装置の筺体の第1の入力装置及び表示装置の表示面とは対向する面に配置される。
【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理装置,情報処理方法,及び情報処理プログラムに関する。
例えば、スマートフォンでは、1つアプリケーションの操作時に他のアプリケーションが起動すると、該他のアプリケーションの割り込みによって、元のアプリケーションの画面が中断することがある。
図1A及び図1Bは、従来のスマートフォンの、他のアプリケーションの割り込みによる画面中断の一例を示す図である。図1Aは、Webブラウザ画面の閲覧中に着信があった場合に、Webブラウザ画面から着信を知らせる着信画面に画面が遷移し、Webブラウザ画面が見られなくなってしまう例である。図1Bは、例えば、GPS(Global Positioning System)を利用した道案内アプリケーションの地図画面表示中に、メニュー表示
のポップアップが表示され、地図画面の一部が見られなくなってしまう例である。
特開2009−187290号公報
図1Aに示される例では、画面がWebブラウザ画面から着信画面に遷移してしまうと、Webブラウザ画面の閲覧、操作等ができなくなる。図1Bに示される例では、メニュー表示のポップアップが優先して表示されるため、メニュー表示のポップアップによって道案内アプリケーションの画面中の一部が見られなくなったり、道案内アプリケーションへの操作ができなくなったりする。
以上のように、従来のスマートフォンでは、2つのアプリケーションが並行して起動している場合には、一方のアプリケーションがもう一方のアプリケーションの操作の障害となり、使いづらい点があった。
本発明の一態様は、操作性を向上する情報処理装置,情報処理方法,及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本発明の態様の一つは、
操作対象を表示する表示装置と、
前記操作対象のうちの1つを操作可能な第1及び第2の入力装置と、
前記表示装置に表示される第1の操作対象、第2の操作対象の操作を、それぞれ、前記第1の入力装置、第2の入力装置に割り当てる制御部と、
を備える情報処理装置である。
本発明の他の態様の一つは、上述した情報処理装置が実行する情報処理方法である。また、本発明の他の態様は、コンピュータを上述した情報処理装置として機能させる情報処理プログラム、及び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含むことができる。コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体には、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュ
ータ等から読み取ることができる一時的でない記録媒体をいう。
開示の情報処理装置,情報処理方法,及び情報処理プログラムによれば、操作性を向上することができる。
従来のスマートフォンの、他のアプリケーションの割り込みによる画面中断の一例を示す図である。 従来のスマートフォンの、他のアプリケーションの割り込みによる画面中断の一例を示す図である。 第1実施形態に係る携帯端末の画面出力の一例を示す図である。 携帯端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 携帯端末の機能ブロックの一例を示す図である。 制御部の2つ目以降のアプリケーションの操作の割り当ての処理のフローチャートの一例である。 制御部の2つ目以降のアプリケーションの操作の割り当ての処理のフローチャートの一例である。 第2のタッチパネルの無効領域の設定の一例を示す図である。 第2のタッチパネルの無効領域の設定の一例を示す図である。 第2のタッチパネルの無効領域を重複させた例を示す。 無効領域テーブルの一例を示す図である。 携帯端末の第2のアプリケーションの操作の割り当ての処理のフローチャートの一例である。 オブジェクト表示不可領域の設定の一例を示す図である。 優先領域の設定の一例を示す図である。 優先領域の設定の一例を示す図である。 第4実施形態に係る携帯端末の画面出力の一例を示す図である。 第4実施形態に係る携帯端末の複数のキャラクタ有効時の操作の割り当ての処理のフローチャートの一例である。 第5実施形態に係る携帯端末の画面出力の一例を示す図である。 第5実施形態に係る携帯端末の2つのアプリケーションが起動した場合の第1のタッチパネル及び画面の分割領域の割り当ての処理のフローチャートの一例である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
<第1実施形態>
情報処理装置は、操作対象を表示する表示装置,1つの操作対象を操作可能な第1及び第2の入力装置,及び,表示装置に表示される第1の操作対象、第2の操作対象の操作を、それぞれ、第1の入力装置、第2の入力装置に割り当てる制御部を備える。情報処理装置は、例えば、スマートフォン,携帯電話端末,タブレット端末,携帯型ゲーム装置,音楽プレイヤー等の携帯型の装置情報処理装置である。また、情報処理装置は、携帯型に限られず、少なくとも2つの入力装置を有する据え置き型のコンピュータであってもよい。第1及び第2の入力装置は、例えば、情報処理装置が携帯型である場合には、筺体の表面及び裏面に備えられるタッチパネルである。ただし、第1及び第2の入力装置は、これらに限られず、例えば、タッチパッド,マウス等のポインティングデバイス、キーボード、キーパッド、操作ボタン等であってもよい。また、第1及び第2の入力装置は互いに種類
の異なる入力装置であってもよい。
表示装置に表示される操作対象は、例えば、アプリケーションの画面,アイコン,ウィンドウ,キャラクタ等のオブジェクトを含む。
第1実施形態では、情報処理装置,操作対象,第1及び第2の入力装置として、それぞれ、携帯端末,アプリケーションの画面,携帯端末の筺体の表面及び裏面のタッチパネルを想定して説明する。また、第1実施形態では、携帯端末において、2つのアプリケーションが並行して起動した場合に、携帯端末が各アプリケーションの操作を表面及び裏面のタッチパネルへ割り当てることを想定して説明する。
図2は、第1実施形態に係る携帯端末の画面出力の一例を示す図である。図2では、上部にWebブラウザ画面、下部に着信があった場合のWebブラウザ画面に着信画面が重畳表示される画面が示される。
第1実施形態では、起動の順番で、表面及び裏面のタッチパネルへの、アプリケーションの操作の割り当てが行われる。例えば、携帯端末で、Webブラウザが最初に起動している場合には、Webブラウザ画面の操作は、表面のタッチパネルに割り当てられる。Webブラウザ画面表示中に、着信があった場合には、通話のアプリケーションの操作は、裏面のタッチパネルに割り当てられる。
また、着信後の携帯端末の画面(図2下部参照)では、Webブラウザ画面の前面のレイヤに、着信画面が透過して表示される。着信画面とは、図2では着信ボタンと、着信拒否ボタンと、電話番号を表示するボックスとを含む通話アプリケーションの画面の一つである。背面のレイヤの画面を視認可能にするために前面のレイヤの画面を透過表示することを、以降、オーバーレイ表示と称する。
後から起動する通話のアプリケーションの画面がオーバーレイ表示されることによって、先に起動していたWebブラウザ画面は視認可能な状態が保たれる。ユーザは引き続きWebブラウザ画面を操作したい場合には、表面のタッチパネルからWebブラウザ画面を操作することができる。例えば、着信ボタンを押したい場合には、ユーザは、裏面のタッチパネルから着信画面中の着信ボタンを押すことができる。
このように、第1実施形態では、Webブラウザ画面と着信画面とで操作するタッチパネルを切り分けることによって、誤操作を低減させ、利便性を向上させることができる。また、一つの画面上で2つの異なるアプリケーションが表示され、異なる入力装置から並行して操作を行うことができるため、携帯端末の操作性が向上する。
<携帯端末の構成>
図3は、携帯端末のハードウェア構成の一例を示す図である。携帯端末1は、携帯型の情報処理装置であり、例えば、スマートフォン,携帯電話端末,タブレット端末,カーナビゲーションシステム,携帯型ゲーム装置等である。第1実施形態では、携帯端末1はスマートフォンと想定する。携帯端末1は、CPU(Central Processing Unit) 101
,記憶部102,第1のタッチパネル103A,第2のタッチパネル103B,ディスプレイ104,無線部105,オーディオ入出力部106,スピーカー107,マイクロフォン108,加速度センサ109,アンテナ110を備え、これらは電気的に接続されている。
記憶部102は、ROM(Read Only Memory) 102A,RAM(Random Access Memory) 102B,及び補助記憶装置102Cを含む。ROM 102A及びRAM 1
02Bは、主記憶装置として用いられ、CPU 101に、補助記憶装置102Cに格納されているプログラムをロードする記憶領域および作業領域を提供したり、バッファとして用いられたりする。ROM 102A及びRAM 102Bは、例えば、半導体メモリである。
補助記憶装置102Cは、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)等の不
揮発性の記憶装置である。また、補助記憶装置102Cとして、携帯端末2に対して着脱可能に装着される可搬媒体が用いられてもよい。可搬媒体には、例えば、EEPROM(Electrically EPROM)等によるメモリーカード等がある。可搬媒体による補助記憶装置102Cと、可搬型ではない補助記憶装置102Cとは、組み合わせて用いることも可能である。
補助記憶装置102Cは、例えば、OS,アプリケーション操作制御プログラム,その他様々なアプリケーションプログラムを保持する。アプリケーション操作制御プログラムは、複数のアプリケーションの操作を第1のタッチパネル103A及び第2のタッチパネル103Bに割り当てるためのプログラムである。アプリケーション操作制御プログラムは、「情報処理プログラム」の一例である。
CPU 101は、補助記憶装置102Cに保持されるOS,アプリケーション操作制御プログラム,その他様々なアプリケーションプログラムを、ROM 102A及びRAM102Bにロードして実行することによって、様々な処理を実行する。CPU 101は、1つに限られず、複数備えられてもよい。
ディスプレイ104は、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display,LCD)である。ディスプレイ104は、CPU 101から入力される信号に従って、画面データを表示する。携帯端末1の筺体のディスプレイ104が配置されている面を表面とする。
第1のタッチパネル103Aは、位置入力装置の1つであって、ディスプレイ104の表面に配置されている。第2のタッチパネル103Bは、携帯端末1の筺体の裏面に配置される。携帯端末1の裏面とは、携帯端末1の筺体のディスプレイ104が配置されている面と対向する面である。第1のタッチパネル103A及び第2のタッチパネル103Bは、それぞれ座標系を有しており、例えばユーザの指の接触位置及び接触範囲の座標を入力する。第1のタッチパネル103A及び第2のタッチパネル103Bは、抵抗膜方式,表面弾性波方式,赤外線方式,電磁誘導方式,静電容量方式等のいずれの方式のものでも良い。第1実施形態では、第2のタッチパネル103Bは、初期状態では、無効化されているものとする。
無線部105は、アンテナ110と接続しており、アンテナ110を通じて受信した無線信号を電気信号に変換してCPU 101に出力したり、CPU 101から入力される電気信号を無線信号に変換してアンテナ110を通じて送信したりする。無線部205は、例えば、第3世代移動通信システム,Wi−Fi,LTE(Long Term Evolution)
のうちのいずれか1つ又は複数に対応する電子回路である。
オーディオ入出力部106は、音声出力装置としてのスピーカー107と、音声入力装置としてのマイクロフォン108と接続する。オーディオ入出力部106は、マイクロフォン108から入力された音声信号を電気信号に変換してCPU 101に出力したり、CPU 101から入力された電気信号を音声信号に変換してスピーカー107に出力したりする。
加速度センサ109は、携帯端末1にかかる加速度を計測するセンサである。携帯端末1にかかる加速度から、携帯端末1の傾き、動き、重力等が検出される。例えば、加速度センサ109によって計測された重力から、加速度センサの傾きを計算することで、携帯端末1の縦横の向きが検出される。加速度センサ109は、例えば、静電容量式のMEMS(Micro Electro Mechanical System)の3軸加速度センサである。
携帯端末1のハードウェア構成は、図3に示される例に限られず、適宜構成要素の省略や置換、追加が行われてよい。例えば、携帯端末1は、図3に示されるハードウェア構成に加えて、バッテリを備える。
図4は、第1実施形態に係る携帯端末1の機能ブロックの一例を示す図である。携帯端末1は、機能ブロックとして、制御部11,表示処理部12,第1の入力処理部13,第2の入力処理部14,格納部15を含む。向き判定部16については、第1実施形態では動作しないため、後述される。
制御部11は、CPU 101がアプリケーション操作制御プログラムを実行することによって実現される。制御部11は、起動中であり、且つ、ユーザが直接操作を行うアプリケーションの操作を、第1のタッチパネル103A又は第2のタッチパネルに割り当てる。なお、本明細書において、アプリケーションと称する際には、ユーザによる直接の操作を用いるアプリケーションを示すこととする。
制御部11は、起動しているアプリケーションが1つである場合には、起動しているアプリケーションの操作をディスプレイ104の表面に配置されている第1のタッチパネル103Aに割り当てる。該起動中のアプリケーションとは異なるアプリケーションが後から起動した場合には、制御部11は、後から起動したアプリケーションの操作を第2のタッチパネル103Bに割り当てる。各アプリケーションが終了した場合には、制御部11は、第1のタッチパネル103A、第2のタッチパネル103Bへの各アプリケーションの操作の割り当てを解除する。制御部11の処理の詳細は、後述される。
表示処理部12は、CPU 101がディスプレイ104の制御プログラムを実行することによって実現される。表示処理部12は、所定のアプリケーションからの指示に従って、ディスプレイ104の表示の制御を行う。
第1の入力処理部13は、CPU 101が第1のタッチパネル103Aの制御プログラムを実行することによって実現される。第1の入力処理部13は、第1のタッチパネル103Aから入力されるユーザの指の接触位置及び接触範囲の座標を、制御部11または第1のタッチパネル103Aに操作が割り当てられている所定のアプリケーションに通知する。
第2の入力処理部14は、CPU 101が第2のタッチパネル103Bの制御プログラムを実行することによって実現される。第2の入力処理部14は、第2のタッチパネル103Bから入力されるユーザの指の接触位置及び接触範囲の座標を制御部11または操作が割り当てられている所定のアプリケーションに通知する。
格納部15は、予め静的に又はCPU 101によるアプリケーション操作制御プログラムの実行を通じて動的に、例えば、補助記憶装置102Cの記憶領域に作成される。格納部15は、無効領域テーブル151,表示領域テーブル152,優先領域テーブル153,デバイステーブル154を含む。これらのテーブルについては、第1実施形態では、使用されないため、後述する。
<処理の流れ>
図5A及び図5Bは、制御部11の2つ目以降のアプリケーションの操作の割り当ての処理のフローチャートの一例である。図5に示されるフローチャートは、例えば、2つ目のアプリケーションが起動すると開始される。以降、先に起動していたアプリケーションを第1のアプリケーション、後から起動したアプリケーションを第2のアプリケーションと称する。
OP1では、制御部11は、第2のタッチパネル103Bを有効化する。より具体的には、制御部11は第2の入力処理部14を起動し、第2の入力処理部14によって第2のタッチパネル103Bを有効化させる。次に処理がOP2に進む。
OP2では、制御部11は、第2のアプリケーションの操作を第2のタッチパネル103Bに割り当てる。具体的には、制御部11は、第2の入力処理部14に、第2のタッチパネル103Bからの座標入力を、第2のアプリケーションに通知するように指示する。ただし、この時点では、第2のタッチパネル103Bからの座標入力は、受け付けられず、第2のアプリケーションに通知されない。次に処理がOP3に進む。
OP3では、制御部11は、表示処理部12に、第2のアプリケーションの画面を、第1のアプリケーションの画面の前面に、透過表示、すなわち、オーバーレイ表示するよう指示する。以降、ディスプレイ104には、第2アプリケーションの画面がオーバーレイ表示される。次に処理がOP11に進む。
OP11では、制御部11は、第2のタッチパネル103Bが非接触状態になるまで待機する。第2のタッチパネル103Bの非接触状態とは、所定時間第2のタッチパネル103Bから座標入力が無い状態のことである。所定時間は、例えば、500ミリ秒である。ただし、これに限られない。
制御部11は、例えば、第2の入力処理部14からの情報を周期的に監視することによって、所定時間第2のタッチパネル103Bからの座標入力が無いことを確認し、第2のタッチパネル103Bの非接触状態を検知する。
第2のタッチパネル103Bが非接触状態になった場合には(OP11:YES)、処理がOP12に進む。OP12では、制御部11は、第2のタッチパネル103Bからの座標入力を利用可能な状態にする。具体的には、制御部11は、第2の入力処理部14に、第2のタッチパネル103Bからの座標入力を第2のアプリケーションに通知するように指示をする。以降は、第2のタッチパネル103Bからの座標入力は第2のアプリケーションに通知されるようになる。以降、タッチパネルからの座標入力をセンサ情報と称する。
携帯端末1は、ユーザの左右いずれか又は両方の手で保持されている状態であり、第2のタッチパネル103Bが有効にされた時点では、第2のタッチパネル103Bにはユーザの指が触れている場合がある。したがって、誤操作を低減するために、第2のタッチパネル103Bから入力されるセンサ情報は、第2のタッチパネル103Bが非接触状態になるまで利用不可能とされる。ユーザが第2のタッチパネル103Bから一旦指を離すという動作を行うことによって、第2のタッチパネル103Bへの接触にディスプレイ104に表示される第2のアプリケーションの画面が反応するようになる。
なお、所定時間経過しても第2のタッチパネル103Bが非接触状態にならない場合には(OP11:NO)、例えば、第2のタッチパネル103Bから一旦指を離すようにユーザに促すためのメッセージを表示する等してもよい。所定時間は、例えば、2〜10秒
程度である。
OP13では、第2のタッチパネル103Bへのタッチが検出されると(OP13:YES)、第2のアプリケーションに第2のタッチパネル103Bのセンサ情報が通知され、処理がOP14に進む。OP14では、第2のアプリケーションが第2のタッチパネル103Bのセンサ情報に応じた処理を行う。例えば、第2のタッチパネル103Bからのセンサ情報が第2のアプリケーションの画面中の表示ボタンの位置に対応するものである場合には、第2のアプリケーションは、表示ボタンの表示を選択状態に遷移させ、接触時間が連続して500ミリ以上となった場合に、該表示ボタンの選択に応じた処理を実行する。次に処理がOP15に進む。
OP15では、制御部11は、第2のアプリケーションの終了を検出する。第2のアプリケーションが終了した場合には(OP15:YES)、処理がOP16に進み、OP16では、制御部11は、第2のアプリケーションの操作の第2のタッチパネル103Bへの割り当てを解除し、第2のタッチパネル103Bを無効化する。第2のタッチパネル103Bの無効化は、具体的には、制御部11が第2の入力処理部14を停止させることによって行われる。第2の入力処理部14の停止に伴って、第2のタッチパネル103Bが無効化される。その後、図5A及び図5Bに示される処理が終了する。
第2のアプリケーションが終了するまでの間は(OP15:NO)、OP13からOP14の処理が繰り返し実行される。
<第1実施形態の作用効果>
第1実施形態では、携帯端末1は、先に起動している第1のアプリケーションの画面に、後から起動する第2のアプリケーションの画面をオーバーレイ表示することによって、先に起動している第1のアプリケーションの画面を継続して視認可能にする。また、携帯端末1では、第1のアプリケーションの操作を表面のタッチパネル(第1のタッチパネル103A)に、後から起動する第2のアプリケーションの操作を裏面のタッチパネル(第2のタッチパネル103B)に割り当てる。このように、異なるアプリケーションの操作を切り分けて異なる入力装置に割り当てることによって、誤操作を低減することができる。
また、第1実施形態によれば、異なるアプリケーションが携帯端末1の1つの画面に表示され、ユーザは並行して該異なるアプリケーションを操作することができるので、携帯端末1の操作性が向上する。
<第2実施形態>
携帯端末1は、ユーザの手で保持された状態で使用される。そのため、第2のアプリケーションが起動し、第2のタッチパネルが有効化される際に、第2のタッチパネル103Bにユーザの指が接触している場合がある。第2実施形態では、ユーザの指が接触したままで裏面に配置された第2のタッチパネル103Bが有効化された場合の誤動作を低減するために、第2のタッチパネル103Bに無効領域が設けられる。無効領域は、第2のタッチパネル103Bからのセンサ情報が第2の入力処理部14によって受け付けられない領域である。第2実施形態では、第1実施形態と共通する説明は省略される。
図6A及び図6Bは、第2のタッチパネル103Bの無効領域の設定の一例を示す図である。携帯端末1の向きには、例えば、縦向き,横向きがある。携帯端末1の縦向きとは、例えば、携帯端末1の筺体の長辺が略垂直方向になる向きである。携帯端末1の横向きとは、例えば、携帯端末の筺体の短辺が略垂直方向になる向きである。
また、携帯端末1は、両手で保持される場合と片手(右/左)で保持される場合とがある。無効領域は、第2のタッチパネル103Bのユーザの指の接触パターンに応じて設定されるため、例えば、横向き、縦向き、両手保持、片手(右/左)保持の保持状態に応じて6パターン設定される。
図6Aは、携帯端末1が横向き、両手保持の場合の第2のタッチパネル103Bの無効領域の例を示す。図6Bは、携帯端末1が縦向き,左手で片手保持の場合の第2のタッチパネル103Bの無効領域の例を示す。
図6Cは、第2のタッチパネル103Bの一部のパターンの無効領域を重複させた例を示す。図6Cに示されるように、無効領域を固定領域とすると、座標入力が受け付けられる領域がなくなってしまうおそれがある。そのため、第2実施形態では、携帯端末1は、予め各保持状態のパターンに応じた無効領域の設定情報を保持し、保持状態を判定、保持状態に応じた無効領域の設定情報を読み出して、無効領域を設定する。
第2実施形態における携帯端末1のハードウェア構成は、図3に示される通りである。また、第2実施形態における携帯端末1の機能ブロックは、図4に示される通りである。第2実施形態では、向き判定部16が起動する。
向き判定部16は、CPU 101が加速度センサ109の制御プログラムを実行することによって実現される。向き判定部16は、加速度センサ109によって検出された重力から、携帯端末1の傾きを計測し、縦向き、横向きを判定する。
制御部11は、第2のアプリケーションの起動を契機に第2の入力処理部14を有効化した後、第2の入力処理部14から、第2のタッチパネル103Bの座標入力を取得し、両手保持、片手(右/左)保持を判定する。両手保持、片手(右/左)保持の判定は、既知の方法のいずれが用いられてもよい。例えば、第2のタッチパネル103Bの接触範囲が2つ以上あり、そのうちの2つ接触範囲のそれぞれに第2のタッチパネルの各短辺が含まれる場合には、制御部11は、両手保持であることを判定する。
制御部11は、向き判定部16からの向き判定結果と、両手保持、片手(右/左)保持の判定結果から、携帯端末1の保持状態を判定し、保持状態に応じた第2のタッチパネル103Bの無効領域の設定情報を格納部15から読出す。制御部11は、第2のアプリケーションの操作を第2のタッチパネル103Bに割り当てると、第2のタッチパネル103Bの無効領域の設定情報を第2の入力処理部14に通知する。これによって、第2のタッチパネル103Bの無効領域からのセンサ情報は受け付けられず、利用不可になる。
格納部15に格納される無効領域テーブル151には、無効領域の設定情報が格納されている。例えば、第2実施形態では、縦向きで両手保持の場合、縦向きで片手(右)保持の場合、縦向きで片手(左)保持の場合、横向きで両手保持の場合、横向きで片手(右)保持の場合、横向きで片手(左)保持の場合の、それぞれの無効領域テーブル151が格納されている。制御部11は、無効領域テーブル151から、縦向き、横向き、両手保持、片手(右/左)保持の携帯端末1の保持状態に応じた無効領域テーブル151を読み出して、第2のアプリケーションに通知する。
図7は、無効領域テーブル151の一例を示す図である。例えば、第2のタッチパネル103Bは長方形であって、一つの頂点を原点、原点から延びる長辺をX軸、原点から延びる短辺をY軸とする座標系を有する。
無効領域は、第2実施形態では、矩形で定義される。無効領域の設定情報は、例えば、
開始点の座標と、終点の座標とを含む。開始点は、矩形のうち、X座標Y座標ともに最小の値になる頂点の座標である。終点は、矩形のうち、X座標Y座標ともに最大の値になる頂点の座標である。無効領域が複数ある場合には、各無効領域について開始点と終点の座標が設定情報として格納される。
図7では、横向きで両手保持の場合の無効領域テーブル151の一例が示されている。横向きで両手保持の場合の無効領域は、例えば、第2のタッチパネル103Bの横向きの状態における両側30mmの領域である。この場合、無効領域の設定情報は、1番目の無効領域の開始点(X11,Y11)、1番目の無効領域の終点(X12,Y12)、2番目の無効領域の開始点(X21,Y21)、2番目の無効領域の終点(X22,Y22)を含む。なお、無効領域テーブル151に格納される情報は、無効領域の設定情報に限られず、例えば、座標入力が受け付けられる領域である有効領域の設定情報が格納されてもよい。なお、無効領域は矩形に限られず、任意に設定可能である。
(処理の流れ)
図8は、携帯端末1の第2のアプリケーションの操作の割り当ての処理のフローチャートの一例である。図8に示されるフローチャートは、例えば、第2のアプリケーションが起動すると開始される。
OP21では、制御部11は、第2のタッチパネル103Bを有効化する。次に処理がOP22に進む。
OP22では、制御部11は、有効になった第2の入力処理部14から、第2のタッチパネル103Bの接触範囲を取得する。第2の入力処理部14は、制御部11からの指示を受けて第2のタッチパネル103Bの接触範囲を測定し、測定した接触範囲を制御部11に通知する。次に処理がOP23に進む。
OP23では、制御部11は、向き判定部16から加速度センサ109の測定結果に基づく、携帯端末1の向き(縦向き、横向き)を取得する。向き判定部16は、制御部11からの指示を受けて、加速度センサ109を測定し、携帯端末1の向きを判定し、制御部11に通知してもよい。または、向き判定部16は、ユーザによって携帯端末1の向きが変更される等の契機によって測定された携帯端末1の向きを保持しておき、制御部11からの指示を受けて、保持した向きを制御部11に通知してもよい。次に、処理がOP24に進む。
OP24では、制御部11は、携帯端末1の向きと第2のタッチパネル103Bの接触範囲とから、携帯端末1の保持状態を判定する。次に処理がOP25に進む。
OP25では、制御部11は、格納部15から、携帯端末1の保持状態に応じた無効領域テーブル151を読み出す。次に処理がOP26に進む。
OP26では、制御部11は、第2の入力処理部14に第2のタッチパネル103Bの無効領域テーブル151を通知し、第2のタッチパネル103Bへの無効領域の設定を指示する。第2の入力処理部14は、制御部11からの指示を受けて、無効領域テーブル151にしたがって、第2のタッチパネル103Bに無効領域を設定する。次に処理がOP27に進む。
OP27では、制御部11は、読み出した無効領域テーブル151を第2のアプリケーションに通知する。次に処理がOP28に進む。
OP28では、第2のアプリケーションが、制御部11から通知された無効領域テーブル151に従って、第2のアプリケーションの画面を第1のアプリケーションの画面にオーバーレイ表示する。その後処理が図5BのOP11に進み、第1実施形態と同様にして処理が行われる。
<第2実施形態の作用効果>
第2実施形態では、携帯端末1の保持状態に応じて、第2のタッチパネル103Bに無効領域が設定される。無効領域からの座標入力は無視されるので、ユーザの指が接触したままで第2のタッチパネルが有効になった場合の誤操作を低減することができる。また、携帯端末1の性質上、ユーザは携帯端末1を保持して操作するため、意図せず裏面に設置された第2のタッチパネル103Bに接触することがある。そのような場合においても、携帯端末1の保持状態に応じて無効領域を設定することによって、誤操作を低減することができる。
なお、第2実施形態において無効領域は、携帯端末1の保持状態に応じてそれぞれ予め設定されていたが、例えば、第2のタッチパネル103Bの接触範囲を含むようにして動的に設定されてもよい。
<第3実施形態>
第3実施形態では、第2のタッチパネル103Bの無効領域の設定に合わせて、第2のアプリケーションの画面に、オブジェクト表示不可領域を設定する。オブジェクト表示不可領域は、選択ボタン等の操作ボタン,アイコン,リンク等の操作対象オブジェクトが表示されない領域である。第2のタッチパネル103Bの無効領域に操作対象オブジェクトが表示されても、無効領域への接触は受け付けられないため、無効領域に表示される操作対象オブジェクトは操作されることがない。そのため、第3実施形態では、第2のアプリケーションの画面にオブジェクト表示不可領域を設定し、第2のタッチパネル103Bの無効領域に応じた画面内の領域には操作対象オブジェクトが表示されないようにする。第3実施形態では、第1実施形態及び第2実施形態と共通する説明は省略される。
図9は、オブジェクト表示不可領域の設定の一例を示す図である。第2のアプリケーショの画面のサイズは、すなわち、ディスプレイ104の画面のサイズである。また、第2のタッチパネル103Bのサイズは、ディスプレイ104に表示される操作対象オブジェクトの操作性を考慮して、ディスプレイ104の画面のサイズとほぼ同じであるとする。この場合には、第2のアプリケーションの画面と第2のタッチパネル103Bのサイズとは、ほぼ同じである。
したがって、第2のアプリケーションの画面のオブジェクト表示不可領域は、第2のタッチパネル103Bの無効領域とほぼ同じ位置に、同じサイズ又は無効領域よりも大きいサイズに設定される。
格納部15には、各無効領域テーブル151に対応する表示領域テーブル152が格納される。すなわち、格納部15には、携帯端末1の各保持状態に応じた表示領域テーブル152が格納されている。各表示領域テーブル152には、無効領域テーブル151と同様に、オブジェクト表示不可領域の開始点の座標及び終点の座標が格納されている。なお、例えば、第2のアプリケーションの画面は、第2のタッチパネル103Bとは独立した座標系を有しており、第2のアプリケーションの画面のオブジェクト表示不可領域と第2のタッチパネル103Bの無効領域とは、共通の基準座標系を用いて対応づけられている。共通の基準座標系は、例えば、第2のタッチパネル103Bの座標系であってもよいし、第2のアプリケーションの画面の座標系であってもよいし、両座標系とは異なる第3の座標系であってもよい。なお、表示領域テーブル152に格納される情報は、オブジェク
ト表示不可領域の情報に限られず、例えば、ボタン等の操作対象オブジェクトを表示可能な領域であるオブジェクト表示可能領域の情報が格納されてもよい。
第3実施形態では、制御部11は、第2のアプリケーションの起動を契機に第2の入力処理部14を有効化した後、第2の入力処理部14から、第2のタッチパネル103Bの座標入力を取得し、両手保持、片手(右/左)保持を判定する。制御部11は、向き判定部16からの向き判定結果と、両手保持、片手(右/左)保持の判定結果とから、携帯端末1の保持状態を取得し、格納部15から、保持状態に応じた無効領域テーブル151と表示領域テーブル152とを読出し、第2のアプリケーションに通知する。また、制御部11は、読み出した無効領域テーブル151を第2の入力処理部14に通知する。
通知を受けると、第2のアプリケーションは、第2のアプリケーション画面のオーバーレイ表示を行う。このとき第2のアプリケーションは、オブジェクト表示不可領域に、操作対象オブジェクトを配置しないようにして画面を作成する。
第3実施形態の処理の流れは、第2実施形態の図8で説明された処理の流れにおいて、OP25、OP27で制御部11が格納部15から読み出し、第2のアプリケーションに通知するテーブルに、表示領域テーブル152が追加される点が異なる。
<第3実施形態の作用効果>
第3実施形態では、第2のタッチパネル103Bの無効領域に応じて第2のアプリケーションの画面にオブジェクト表示不可領域が設定される。また、ユーザは、携帯端末1の保持によって、意図せずに、携帯端末1の裏面に配置される第2のタッチパネルに触れてしまうことがあるが、ユーザが意図せず触れてしまう可能性の高い範囲は無効領域に設定される。第2のタッチパネル103Bの無効領域に対応する第2のアプリケーションの画面の領域には、操作対象オブジェクトが配置されないため、第3実施形態によれば、誤操作をより低減することができる。また、ユーザは、裏面への指の配置を気にすることなく、携帯端末1の操作を行うことができ、操作性が向上する。
<第3実施形態の変形例>
ユーザが携帯端末1の裏面に配置された第2のタッチパネル103Bを通じてディスプレイ104に表示される操作対象オブジェクトを操作する場合には、人差し指で操作する可能性が高い。そのため、オブジェクト表示可能領域の中で人差し指の稼動範囲を含む領域に優先して使用頻度の高い操作対象オブジェクトが配置されるようにしてもよい。
図10A及び図10Bは、優先領域の設定の一例を示す図である。優先領域は、操作対象オブジェクトが使用頻度に応じて優先的に表示される領域である。図10A及び図10Bともに携帯端末1の裏面が示されている。図10A及び図10Bでは、第2のアプリケーションの画面中のオブジェクト表示可能領域と、第2のタッチパネル103Bの有効領域とは対応するため、便宜上、優先領域と無効領域とは第2のタッチパネル103Bの領域に配置されて図示されている。実際には、優先領域は、第2のアプリケーションの画面に対して設定されるものである。
図10Aは、携帯端末1の横向きの場合の優先領域の設定例が示される。図10Bは、携帯端末の縦向きの場合の優先領域の設定例が示される。図10A及び図10Bに示される例にでは、オブジェクト表示可能領域の上半分が優先度A領域、下半分が優先度B領域に設定される。優先度A領域は、例えば、優先度B領域よりも優先度が高い領域である。優先度A領域には、例えば、第2のアプリケーションの操作対象オブジェクトの中でも使用頻度が所定の閾値よりも高い操作対象オブジェクトが対応付けられる。優先度B領域には、例えば、第2のアプリケーションの操作対象オブジェクトの中で使用頻度が所定の閾
値未満の操作対象オブジェクトが対応付けられる。
なお、図10A及び図10Bに示される優先領域の設定は一例であって、オブジェクト表示可能領域の分割数,優先度の割り当て等は、図10A及び図10Bに示される例に限られない。
優先領域の設定情報は、格納部15に格納される優先領域テーブル153に格納される。優先領域テーブル153は、無効領域テーブル151、表示領域テーブル152に対応して、携帯端末1の保持状態に応じて複数用意される。優先領域テーブル153には、オブジェクト表示可能領域内における1つ又は複数の優先領域の開始点の座標及び終点の座標の設定情報と、各優先領域に使用頻度に応じて割り当てられる第2のアプリケーションの操作対象オブジェクトの情報とが格納される。なお、優先領域は第2のアプリケーションの画面に設定されるため、優先領域の開始点及び終点の座標は、第2のアプリケーションの座標系の値となる。
本変形例では、制御部11は、第2のアプリケーションの起動を契機に第2の入力処理部14を有効化した後、第2の入力処理部14から、第2のタッチパネル103Bの接触範囲を取得し、両手保持、片手(右/左)保持を判定する。制御部11は、向き判定部16からの向き判定結果と、両手保持、片手(右/左)保持の判定結果とから、携帯端末1の保持状態を取得し、格納部15から、保持状態に応じた無効領域テーブル151、表示領域テーブル152、優先領域テーブル153を読出し、第2のアプリケーションに通知する。
通知を受けると、第2のアプリケーションは、第2のアプリケーション画面のオーバーレイ表示を行う。このとき第2のアプリケーションは、オブジェクト表示不可領域に、操作対象オブジェクトを配置しないようにして画面を作成する。また、第2のアプリケーションは、オブジェクト表示可能領域内の各優先領域に、使用頻度に応じて割り当てられた操作対象オブジェクトを配置して画面を作成する。
第3実施形態の変形例の処理の流れは、第2実施形態の図8で説明された処理の流れにおいて、OP25、OP27で制御部11が格納部15から読み出し、第2のアプリケーションに通知するテーブルに、表示領域テーブル152と優先領域テーブル153とが追加される。
第3実施形態の変形例では、操作対象オブジェクトを操作する可能性の高い人差し指の稼動範囲を含む第2のタッチパネル103Bの領域に対応する画面内の領域に、優先的に、使用頻度の高い操作対象オブジェクトが配置される。すなわち、ユーザが操作しやすい位置に操作対象オブジェクトが配置される。そのため、第3実施形態の変形例では、第2のアプリケーションの操作性が向上する。
<第4実施形態>
第4実施形態では、携帯端末1が、同じアプリケーション内の異なる操作対象オブジェクトの操作を、第1のタッチパネル103A、第2のタッチパネル103Bに割り当てる。第4実施形態では、第1実施形態〜第3実施形態と共通する説明は省略される。
第4実施形態において、携帯端末1のハードウェア構成は、図3に示される通りである。第4実施形態における携帯端末1の機能ブロックも、図4に示される通りである。
図11は、第4実施形態に係る携帯端末の画面出力の一例を示す図である。図11に示される画面は、ゲームアプリケーションの画面であって、第1のキャラクタと第2のキャ
ラクタとが表示されている。以降、第4実施形態では、ゲームアプリケーションにおける操作対象オブジェクトとして第1のキャラクタと第2のキャラクタとの操作を、第1のタッチパネル103A、第2のタッチパネル103Bに割り当てる例について説明する。
以降、先に有効になっているキャラクタを第1のキャラクタとし、後から有効になるキャラクタを第2のキャラクタとする。第4実施形態では、各キャラクタには優先度が予め設定されており、例えば、第1のキャラクタと第2のキャラクタとで優先度の高い方のキャラクタの操作が第1のタッチパネル103Aに割り当てられる。もう一方のキャラクタの操作は、第2のタッチパネル103Bに割り当てられる。
図11に示される例では、第1のキャラクタの操作が第1のタッチパネル103Aに割り当てられており、第2のキャラクタの操作が第2のタッチパネル103Bに割り当てられている。第4実施形態では、第1のタッチパネル103Aに操作が割り当てられたキャラクタは非透過表示され、第2のタッチパネル103Bに操作が割り当てられたキャラクタは透過表示される。透過表示は一例であるが、第2のタッチパネル103Bに操作が割り当てられたキャラクタは、第1のタッチパネル103Aに操作が割り当てられたキャラクタと区別可能なように、第1のキャラクタの表示とは形態が異なって表示される。
第4実施形態では、制御部11は、第2のキャラクタの有効化を契機に、各キャラクタの操作の割り当て処理を行う。制御部11は、先に有効化されていた第1のキャラクタと後から有効化された第2のキャラクタとの優先度を比較し、優先度に応じて、第1及び第2のキャラクタの操作を第1のタッチパネル103A、第2のタッチパネル103Bに割り当てる。
各キャラクタの優先度は、格納部15のデバイステーブル154に格納されている。デバイステーブル154は、複数のキャラクタが有効になった場合に制御部11によって参照される。例えば、デバイステーブル154においてより高い値が設定されるキャラクタは、優先度が高くなる。第4実施形態では、優先度のより高いキャラクタの操作が第1のタッチパネル103Aに割り当てられる。また、例えば、デバイステーブル154に値が設定されていないキャラクタの操作は、最優先として扱われ、第1のタッチパネル103Aに割り当てられる。
制御部11は、各キャラクタの操作の割り当て処理が終了すると、各キャラクタの操作の割り当てをゲームアプリケーションに通知し、第2のタッチパネル103Bを有効化させる。以降、第2のタッチパネル103Bからのセンサ情報は、第2の入力処理部14を通じてゲームアプリケーションに通知され、ゲームアプリケーションによって第2のタッチパネル103Bに操作が割り当てられたキャラクタの操作情報として扱われる。
(処理の流れ)
図12は、第4実施形態に係る携帯端末1の複数のキャラクタ有効時の操作の割り当ての処理のフローチャートの一例である。図12に示されるフローチャートは、例えば、所定のゲームアプリケーションにおいて、第2のキャラクタが起動すると開始される。なお、第1のキャラクタとは、先行して有効化されていたキャラクタを指し、第2のキャラクタとは、後から有効化されたキャラクタを指す。
OP31では、制御部11は、格納部15に格納されるデバイステーブル154を参照する。次に処理がOP32に進む。
OP32では、制御部11は、デバイステーブル154に第2のキャラクタの優先度が格納されているか否かを判定する。デバイステーブル154に第2のキャラクタの優先度
が格納されている場合には(OP32:YES)、処理がOP33に進む。
デバイステーブル154に第2のキャラクタの優先度が格納されていない場合には(OP32:NO)、第2のキャラクタが最優先として扱われる。この場合には処理がOP35に進み、OP35において、制御部11は、第2のキャラクタの操作を第1のタッチパネル103Aに、第1のキャラクタの操作を第2のタッチパネル103Bに割り当てる。次に処理がOP36に進む。
OP33では、制御部11は、第1のキャラクタの優先度と第2のキャラクタの優先度とを比較する。第1のキャラクタの優先度の方が第2のキャラクタの優先度よりも高い場合には(OP33:YES)、処理がOP34に進む。OP34では、制御部11は、優先度が高い第1のキャラクタの操作を第1のタッチパネル103Aに、第2のキャラクタの操作を第2のタッチパネル103Bに割り当てる。次に処理がOP36に進む。
第2のキャラクタの優先度の方が第1のキャラクタの優先度よりも高い場合には(OP33:NO)、処理がOP35に進む。OP35では、制御部11は、優先度が高い第2のキャラクタの操作を第1のタッチパネル103Aに、第1のキャラクタの操作を第2のタッチパネル103Bに割り当てる。次に処理がOP36に進む。
OP36では、制御部11は、第1のタッチパネル103A及び第2のタッチパネル103Bの操作の割り当てが終了したので、第2のタッチパネル103Bを有効化する。このとき、制御部11は、ゲームアプリケーションに第1及び第2のキャラクタの操作の割り当てを通知する。また、制御部11は、第2の入力処理部14に、第2のタッチパネル103Bからのセンサ情報をゲームアプリケーションに通知するよう指示する。その後、処理が図5BのOP11に進む。
第4実施形態では、図5Bにおける第2のアプリケーションは、ゲームアプリケーションとなる。また、OP15において、制御部11は、第2のアプリケーションの終了を判定する代わりに、第4実施形態では、第1又は第2のキャラクタのいずれかの無効化を判定する。OP16において、制御部11は、有効になっているキャラクタの操作が第2のタッチパネル103Bに割り当てられている場合には、例えば、第1のタッチパネル103Aに割り当て直し、第2のタッチパネル103Bを無効化する。
なお、第1のキャラクタと第2のキャラクタの優先度が同じである場合には、有効化された順番の早い方が優先度が高いものとして扱われるようにしてもよい。
<第4実施形態の作用効果>
第4実施形態では、携帯端末1は、所定のゲームアプリケーションの第1のキャラクタと第2のキャラクタとの操作を第1のタッチパネル103A、第2のタッチパネル103Bに優先度に応じて割り当てる。これによって、同じアプリケーション内の異なる操作対象オブジェクトの操作をそれぞれ異なる入力装置に割り当てることができ、異なる操作対象オブ絵ジェクトを並行して操作可能となり、携帯端末1の操作性が向上する。
なお、第4実施形態は、第2実施形態又は第3実施形態と組み合わせて実施することも可能である。また、第4実施形態では、ゲームアプリケーション中のキャラクタの操作について説明されたが、第4実施形態を適用可能なアプリケーションおよび操作対象オブジェクトは、これに限られない。また、第4実施形態では、各キャラクタに優先度を設定して第1のタッチパネル103A、第2のタッチパネル103Bに操作を割り当てたが、キャラクタをアプリケーションに代えて実行することも可能である。すなわち、携帯端末1は、アプリケーションに対して優先度を設定し、2つのアプリケーションが並行して起動
している場合には、優先度に応じて、第1及び第2のアプリケーションの操作を第1のタ
ッチパネル103A、第2のタッチパネル103Bに割り当ててもよい。
<第5実施形態>
第5実施形態では、携帯端末1の第2のタッチパネル103Bが何らかの理由で使用できない状態で、複数のアプリケーションが起動した場合に、携帯端末1は、ディスプレイ104の画面を分割して、各アプリケーションを表示させる。また、携帯端末1は、第1のタッチパネル103Aの領域も画面に合わせて分割し、各アプリケーションの操作をそれぞれ画面表示に対応する分割領域に割り当てる。第5実施形態では、第1実施形態〜第4実施形態と共通する説明は省略される。
第5実施形態において、携帯端末1のハードウェア構成は、図3に示される通りである。第5実施形態における携帯端末1の機能ブロックは、図4に示される通りである。
図13は、第5実施形態に係る携帯端末の画面出力の一例を示す図である。以降、第5実施形態では、2つのアプリケーションが並行して起動している場合の例について説明する。図13の上部に示される携帯端末の画面出力は、Webブラウザの画面である。WebブラウザでWebページを閲覧中に、着信があった場合の第5実施形態の画面出力の一例が、図13の下部に示される。
第5実施形態では、携帯端末1は、裏面に配置されている第2のタッチパネル103Bが使用できない状態の場合に、画面を2分割し、一方にWebブラウザ画面を、もう一方に通話アプリケーションの着信画面を表示する。また、携帯端末1は、表面に配置されている第1のタッチパネル103Aの領域も画面に合わせて分割し、一方をWebブラウザ画面の操作に、もう一方を着信画面の操作に割り当てる。Webブラウザ画面と着信画面とをいずれの分割領域に割り当てるかは、例えば、各アプリケーションに設定された優先度によって決定される。例えば、携帯端末1が縦向きであり、画面が上下に2分割される場合には、上部の領域により優先度の高いアプリケーションが割り当てられる。
第5実施形態では、タッチパネルが1つである場合にも、画面とタッチパネルの領域とを分割して複数のアプリケーションに割り当てることによって、複数のアプリケーションが互いに障害になることなく、ユーザは複数のアプリケーションを操作することができる。なお、画面及び第1のタッチパネル103Aの領域の分割は、等分割に限られず、アプリケーションに設定された優先度等によって、アプリケーション毎に範囲が異なっていてもよい。
以降、先行して起動しているアプリケーションを第1のアプリケーション、後から起動するアプリケーションを第2のアプリケーションと称する。例えば、図13に示される例では、第1のアプリケーションはWebブラウザであり、第2のアプリケーションは通話アプリケーションである。
第5実施形態における携帯端末1の処理は、具体的には以下の通りである。制御部11は、第2のアプリケーションの起動を契機に、画面及び第1のタッチパネル103Aの分割及び分割領域へのアプリケーションの操作の割り当てを行う。制御部11は、先に起動していた第1のアプリケーションと後から起動した第2のアプリケーションとの優先度を比較し、優先度に応じて、第1及び第2のアプリケーションに割り当てられる第1のタッチパネル103A及び画面の分割領域を決定する。
例えば、縦方向の場合には、操作のしやすさに応じて、例えば、画面上部になるほど優先度の高いアプリケーションが割り当てられる。横方向の場合には、例えば、向かって左
側の領域ほど優先度の高いアプリケーションが割り当てられる。
各アプリケーションの優先度は、格納部15のデバイステーブル154に格納されている。デバイステーブル154は、複数のアプリケーションが起動した場合に制御部11によって参照される。例えば、デバイステーブル154においてより高い値が設定されるアプリケーションは、優先度が高くなる。例えば、デバイステーブル154に値が設定されていないアプリケーションの操作は、最優先として扱われる。
制御部11は、分割領域の割り当て処理が終了すると、表示処理部12と、第1の入力処理部14とに、アプリケーションの分割領域への割り当てを通知し、第1のタッチパネル103Aを一旦無効化して、再度有効化させる。以降、第1のタッチパネル103Aからのセンサ情報は、入力された領域に応じて割り当てられたアプリケーションに通知される。
(処理の流れ)
図14は、第5実施形態に係る携帯端末1の2つのアプリケーションが起動した場合の第1のタッチパネル103A及び画面の分割領域の割り当ての処理のフローチャートの一例である。図14に示されるフローチャートは、例えば、第2のアプリケーションが起動すると開始される。なお、図14に示されるフローチャートは、2つのアプリケーションが並行して起動した場合に、第1のタッチパネル103A及び画面は2つに等分割されることを前提とする。また、図14において、2つに等分割された第1のタッチパネル103A及び画面は、優先度の高い方を第1の領域、もう一方を第2の領域と称する。なお、縦向きの場合には、上半分の領域が第1の領域、下半分の領域が第2の領域となる。また、横向きの場合には、向かって左半分の領域が第1の領域、向かって右側の領域が第2の領域となる。
OP41では、制御部11は、第2のタッチパネル103Bが使用可能か否かを判定する。第2のタッチパネル103Bが使用可能な場合には(OP41:YES)、処理が図5AのOP1に進み、第1実施形態で説明された処理が実行される。第2のタッチパネル103Bが使用不可能な場合には(OP41:NO)、処理がOP42に進む。
OP42では、制御部11は、格納部15に格納されるデバイステーブル154を参照する。次に処理がOP43に進む。
OP43では、制御部11は、デバイステーブル154に第2のアプリケーションの優先度が格納されているか否かを判定する。デバイステーブル154に第2のアプリケーションの優先度が格納されている場合には(OP43:YES)、処理がOP44に進む。
デバイステーブル154に第2のアプリケーションの優先度が格納されていない場合には(OP43:NO)、第2のアプリケーションが最優先として扱われる。この場合には処理がOP46に進み、OP46において、制御部11は、第2のアプリケーションを第1の領域に、第1のアプリケーションを第2の領域に割り当てる。次に処理がOP47に進む。
OP44では、制御部11は、第1のアプリケーションの優先度と第2のアプリケーションの優先度とを比較する。第1のアプリケーションの優先度の方が第2のアプリケーションの優先度よりも高い場合には(OP44:YES)、処理がOP45に進む。OP45では、制御部11は、優先度が高い第1のアプリケーションを第1の領域に、第2のアプリケーションを第2の領域に割り当てる。次に処理がOP47に進む。
第2のアプリケーションの優先度の方が第1のアプリケーションの優先度よりも高い場合には(OP44:NO)、処理がOP46に進む。OP46では、制御部11は、優先度が高い第2のアプリケーションを第1の領域に、第1のアプリケーションを第2の領域に割り当てる。次に処理がOP47に進む。
OP47では、制御部11は、第1及び第2のアプリケーションの割り当てが終了したので、第1のタッチパネル103Aを一旦無効化して、再度有効化する。このとき、制御部11は、第1の入力処理部14、第1及び第2のアプリケーションに割り当てを通知する。その後、図14に示される処理が終了する。
第1または第2のアプリケーションのいずれか一方が終了すると、制御部11は、第1のタッチパネル103A及び画面の分割を解除し、起動しているアプリケーションを全画面表示し、該アプリケーションの操作を第1のタッチパネル103Aに割り当てる。
なお、第5実施形態では、2つのアプリケーションが並行して起動している場合について説明したが、3つ以上のアプリケーションが並行して起動している場合にも、第1のタッチパネル103A及び画面の分割数を増やすことによって第5実施形態を適用することが可能である。
<第5実施形態の作用効果>
第5実施形態では、携帯端末1は、1つの入力装置を用いて、並行して起動している複数のアプリケーションを操作可能となる。これによって、並行して起動している複数のアプリケーションを、互いに中断等の障害なく操作することができ、携帯端末1の操作性が向上する。
なお、第5実施形態では、第2のタッチパネル103Bの使用不可の場合について説明されたが、第1のタッチパネル103Aの使用不可の場合についても、第2のタッチパネル103Bの領域を分割することで、第5実施形態の技術を適用可能である。
また、第1実施形態と第5実施形態の技術とを組み合わせることによって、第2のタッチパネル103Bが使用可能な場合に、2つ以上のアプリケーションを並行して操作することが可能となる。例えば、第1のアプリケーションの操作が第1のタッチパネル103Aに、第2のアプリケーションの操作が第2のタッチパネル103Bに割り当てられており、第2のアプリケーションの画面がオーバーレイ表示されている状況において、3つ目のアプリケーションが起動した場合を想定する。この場合には、例えば、制御部11は、ディスプレイ104の画面と第1のタッチパネル103Aの領域とを分割して、一方に第1のアプリケーション、もう一方に3つ目のアプリケーションを割り当てるようにすることで、3つのアプリケーションの操作を並行して行うことができる。同様にして、3つ以上のアプリケーションを並行して起動及び操作させることも可能である。
<その他>
第1実施形態から第5実施形態では、入力装置としてタッチパネルを例に説明したが、第1実施形態から第5実施形態で説明された技術は、タッチパネル以外の入力装置にも適用可能である。第1実施形態から第5実施形態の技術が適用可能な入力装置には、例えば、タッチパッド、キーパッド、コントローラ、キーボード、操作ボタン等がある。
1 携帯端末
11 制御部
12 表示処理部
13 第1の入力処理部
14 第2の入力処理部
15 格納部

Claims (11)

  1. 操作対象を表示する表示装置と、
    前記操作対象のうちの1つを操作可能な第1及び第2の入力装置と、
    前記表示装置に表示される第1の操作対象、前記第1の操作対象とは異なる第2の操作対象の操作を、それぞれ、前記第1の入力装置、第2の入力装置に割り当てる制御部と、を備える情報処理装置。
  2. 前記制御部は、前記第1及び第2の操作対象の操作の前記第1及び第2の入力装置への割り当てを、優先度に従って行う、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第2の入力装置は所定の面積を有し、接触位置及び接触範囲を検知する位置入力装置であって、
    前記制御部は、前記第2の入力装置の所定の領域に位置入力を無効とする少なくとも1つ無効領域を設定する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 加速度センサをさらに備え、
    前記制御部は、前記第2の入力装置から取得される前記接触位置及び接触範囲に基づいて、前記情報処理装置がユーザによって両手で保持されているのか、右手又は左手のいずれか一方の手で保持されているのかを判定し、該判定結果と前記加速度センサによって得られる前記情報処理装置の向きとに応じて、前記無効領域の位置及びサイズを設定する、請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示装置の画面上の位置と前記第2の入力装置で接触位置が検出される入力面上の位置とは対応付けされており、
    前記制御部は、前記第2の入力装置に操作が割り当てられている前記第1または第2の操作対象を管理するアプリケーションに、前記第2の入力装置の前記無効領域の位置に対応付けされた前記表示装置の画面の領域に、操作対象を配置させない、
    請求項3又は4に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、前記第2の入力装置の位置入力を有効とする有効領域に対応する前記表示装置の画面の領域中に優先領域を設定し、前記第2の入力装置に操作が割り当てられている前記第1または第2の操作対象を管理するアプリケーションに、使用頻度に応じて、操作対象を配置させる、
    請求項3から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記第1の入力装置及び第2の入力装置は、タッチパネルであり、
    前記第1の入力装置は、前記表示装置の表面に配置され、
    前記第2の入力装置は、前記情報処理装置の筺体の前記第1の入力装置及び表示装置の表示面とは対向する面に配置される、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記第1の入力装置は、所定の面積の位置入力面を有し前記表示装置の画面上の位置と接触位置が検出される該位置入力面上の位置とが対応付けされている位置入力装置の該位置入力面の第1の分割領域であり、
    前記第2の入力装置は、前記位置入力装置の、前記第1の分割領域とは独立する該位置入力面の第2の分割領域であり、
    前記制御部は、前記表示装置に表示される第1の操作対象、前記第1の操作対象とは異
    なる第2の操作対象の操作を、前記第1又は第2の分割領域に割り当てる、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記第1の入力装置は、所定の面積の位置入力面を有し前記表示装置の画面上の位置と接触位置が検出される該位置入力面上の位置とが対応付けされている位置入力装置であって、
    前記制御部は、前記表示装置に表示される前記第1の操作対象、前記第2の操作対象、前記第1及び第2の操作対象とは異なる第3の操作を、それぞれ、前記第1の入力装置の位置入力面の第1の分割領域、前記第1の分割領域とは独立する前記第1の入力装置の位置入力面の第2の分割領域、前記第2の入力装置に割り当てる、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 操作対象を表示する表示装置と、
    前記操作対象のうちの1つを操作可能な第1及び第2の入力装置と、を備える情報処理装置が、
    前記表示装置に表示される第1の操作対象、前記第1の操作対象とは異なる第2の操作対象の操作を、それぞれ、前記第1の入力装置、第2の入力装置に割り当てる、
    情報処理方法。
  11. 操作対象を表示する表示装置と、
    前記操作対象のうちの1つを操作可能な第1及び第2の入力装置と、を備える情報処理装置に、
    前記表示装置に表示される第1の操作対象、前記第1の操作対象とは異なる第2の操作対象の操作を、それぞれ、前記第1の入力装置、第2の入力装置に割り当てさせる、
    ための情報処理プログラム。
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