JP2014240993A - 光学系および撮像システム - Google Patents
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Abstract
Description
レンズの加工性を考慮したレンズでは、上記とは逆に「レンズ中心に比してレンズ周縁部での倍率が低く」なりやすく、周縁部での結像倍率を「レンズ中心に比べ高く」しようとすると、レンズ系全長が長くなり易い。
以下における「結像光学系」は、この発明の光学系の1例であり、この結像光学系としては「広角レンズ」が用いられている。
即ち、この例においては、「画角:0度(光軸)から180度までの間」が、中心から外にむかって単位画角あたりの倍率が増加する中心部であり、画角:180度から全画角:A度までが、中心部の外側にあり、中心部から外に向っての単位画角あたりの倍率の増加率が減少する周縁部である。
また、レンズ頂点a1、c1を結ぶ直線(広角レンズWLA、WLBの光軸)と、点b1、d1までの距離は、図に示す距離:L1である。
即ち、固体撮像素子SNAに、広角レンズWLAにより結像された画像のうち「画角:180度〜A度までの光束」が結像する画像部分(「IA」と呼ぶ。)と、固体撮像素子SNBに、広角レンズWLBにより結像された画像のうち「画角:180度〜A度までの光束」が結像する画像部分(「IB」と呼ぶ。)とは、同一画像である。
即ち、2つの広角レンズと固体撮像素子を用いることにより、180度を超える画角領域の画像に対しては「受光面積」が増えたのと同様の結果になり、これは単位画角当たりの倍率が増大したのと同じである。
しかし、上記画像部分IA、IBの情報を併せて利用できるので、上記倍率を一定とする場合に限らず、180度を超える画角領域において、単位画角あたりの倍率が、緩やかに増加する場合は勿論、「単調に減少」するようにしても、十分な情報量補償が可能であり「全天球に亘って均質な画質の全天球画像」を撮像できる。
(1) 43.3≧dY/dθ≧0.007[mm/deg]
を満足することが好ましい。
(1) 43.3≧dY/dθ≧0.007[mm/deg]
を満たすことが好ましい。
このような「広角レンズと固体撮像素子の組み合わせによる撮像光学系」を8個、空間内で放射状とし、正8面体型に組み合わせて全天球型の撮像システムとし、立体角:2πラジアンの全天球画像を撮像できる。
また、レンズ頂点a2、c2を結ぶ直線(広角レンズWLC、WLDの物体側光軸)と、点b2、d2までの距離は、図に示す距離:L2である。
図1は、全天球型の撮像システムの、実施の他の形態における要部を説明図的に示す図である。
以下の説明では用語として「前群、直角プリズム、後群」を用いる。
(2) 7.0<d/f<9.0
を満足することにより、広角レンズをコンパクトに、且つ、視差の影響を小さくすることができる。
プリズムの材料が上記の如き高屈折率であると、プリズム内の「光学的な光路長」が、実際の光路長より長くなり、光線を屈曲させる距離を広げることが出来る。
従って、前群・プリズム・後群における「前群と後群の間の光路長」を機械的な光路長よりも長く出来、広角レンズをコンパクトに構成できる。
実施例は、図1に示す全天球型の撮像システムの撮像光学系A、Bに用いられる広角レンズであり、撮像光学系A、Bに共に用いられる。即ち、撮像光学系A、Bに用いられる2つの広角レンズは「同一仕様」であり、図に示す距離:d1=d2である。
距離:d1は、撮像光学系Aの広角レンズの「入射瞳とプリズムPAの反射面との光軸上の距離」であり、距離:d2は、撮像光学系Bの広角レンズの「入射瞳とプリズムPBの反射面との光軸上の距離」である。
f=0.75、No=2.14、ω=190度
面番号 R D Nd νd
1 17.1 1.2 1.834807 42.725324
2 7.4 2.27
3 −1809 0.8 1.531131 55.753858
4* 4.58 2
5* 17.1 0.7 1.639999 60.078127
6 2.5 1.6
7 ∞ 0.3
8 ∞ 5 1.834000 37.160487
9 ∞ 1.92
10 ∞(開口絞り) 0.15
11 93.2 1.06 1.922860 18.896912
12 −6.56 1.0
13 3.37 1.86 1.754998 52.321434
14 −3 0.7 1.922860 18.896912
15 3 0.3
16* 2.7 1.97 1.531131 55.753858
17* −2.19 0.8
18 ∞ 0.4 1.516330 64.142022
19 ∞ 0
20 ∞ 0.3 1.516330 64.142022
21 ∞ 0.3
22 撮像面 。
上のデータで「*」印を付した面(前群の第2レンズの両面、および、後群の最終レンズの両面)は非球面である。
X=CH2/[1+√{1−(1+K)C2H2}]
+A4・H4+A6・H6+A8・H8+A10・H10+A12・H12+A14・H14
で表されるものであり、近軸曲率半径と円錐定数、非球面係数を与えて形状を特定する。
4th:0.001612
6th:-5.66534e-6
8th:-1.99066e-7
10th:3.69959e-10
12th:6.47915e-12
第4面
4th:-0.00211
6th:1.66793e-4
8th:9.34249e-6
10th:-4.44101e-7
12th:-2.96463e-10
第16面
4th:-0.006934
6th:-1.10559e-3
8th:5.33603e-4
10th:-1.09372e-4
12th:1.80753-5
14th:-1.52252e-7
第17面
4th:0.041954
6th:-2.99841e-3
8th:-4.27219e-4
10th:3.426519e-4
12th:-7.19338e-6
14th:-1.69417e-7
上記非球面の表記において例えば「-1.69417e-7」は「-1.69417×10-7」を意味する。
また、「4th〜14th」は、それぞれ「A4〜A14」である。
また、最も物体側のレンズ面から直角プリズムの反射面までの距離:DA、該反射面から最も像側のレンズ面までの距離:DBは、
DA=8.87
DB=14.76
である。
即ち、距離:DA+DBにより「広角レンズの性能に必要なレンズ全長」を確保しつつ、距離:D1をD2よりも短くすることにより、前群の「最も物体側のレンズ面」同士の距離を短くして、図10に示した例と同様「より近距離までの全天球画像」を得ることができるようになっている。
実施例の広角レンズでは、前群の3枚のレンズのうち、第2レンズに「光軸近傍と周辺とのレンズ肉厚の差」が出やすい。それで、該第2レンズをプラスチックレンズとして両面を非球面とすることにより補正を行っている。
「画角;0〜180°(半画角0〜90°)」までは30度刻みに「同一画角線」を描いてある。画角が増大すると共に、固体撮像素子の使用するセンサ領域(同心円の幅)が大きくなっている様子が分かる(図中の黒丸の大きさを参照)。即ち、画角:0〜180度の範囲では、単位画角あたりの倍率は単調増加している。
一方、画角180度〜190度の範囲は、「2つの撮像光学系の撮像画像の繋ぎ」として画像を利用する程度であるため、画角180度近傍の使用センサ領域に比べ、同心円の幅が狭くなっている。即ち、単位画角あたりの倍率は、この領域で小さくなっている。
横軸は半画角(0〜100度)を示し、縦軸は右側dY/dθ、左側が像高(Y)を示している。
しかし、上の例のように「画角:180度〜190度までの画像」を、画像をつなぎ合わせる際の基準データとして使用できる。
このようにすると、環境温度により2つの撮像光学系の相対位置関係が変動した場合においても「画像を正確に繋ぎ合わせる」ことができる。
以上、発明の好ましい実施の形態について説明したが、この発明は上述した特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
この発明の実施の形態に記載された効果は、発明から生じる好適な効果を列挙したに過ぎず、発明による効果は「実施の形態に記載されたもの」に限定されるものではない。
B 撮像光学系
LA1〜LA7 レンズ
LB1〜LB7 レンズ
PA、PB プリズム
SA、SB 開口絞り
SNA、SNB、SNC、SND 固体撮像素子
Claims (11)
- 中心から外にむかって単位画角あたりの倍率が増加する中心部と、
該中心部の外側にあり、前記中心部から外に向って単位画角あたりの倍率の増加率が減少する周縁部と、
を有することを特徴とする光学系。 - 請求項1記載の光学系において、
複数のレンズを含むことを特徴とする光学系。 - 請求項1記載の光学系において、
周縁部は、画角が0度から360/n(nは2以上の自然数)度を超えた領域であることを特徴とする光学系。 - 請求項3記載の光学系において、n=2であることを特徴とする光学系。
- 請求項1記載の光学系において、
画角:0度から全画角の領域で、像高:Y、画角:θが、条件:
(1) 43.3≧dY/dθ≧0.007[mm/deg]
を満たすことを特徴とする光学系。 - 請求項1記載の光学系において、
中心部では、単位画角あたりの倍率の増加率が単調増加することを特徴とする請求項1の光学系。 - 請求項1記載の光学系において、
周縁部では、単位画角あたりの倍率の増加率が単調減少することを特徴とする請求項1の光学系。 - 請求項1の光学系により集光された光を光電変換する撮像素子を含むことを特徴とする撮像システム。
- 請求項8記載の撮像システムにおいて、
光学系を複数備えたことを特徴とする撮像システム。 - 請求項9記載の撮像システムにおいて、
複数の光学系により集光された光を、それぞれ光電変換する複数の撮像素子を備えたことを特徴とする撮像システム。 - 請求項10記載の撮像システムにおいて、
複数の光学系の各周辺部からの光を光電変換した画像信号を用いて、複数の撮像素子で撮像した画像を繋ぎ合わせることを特徴とする撮像システム。
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