JP2014240915A - 現像剤補給容器及び画像形成装置 - Google Patents

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Takeshi Fujino
猛 藤野
西田 真一
Shinichi Nishida
真一 西田
覚 仁戸部
Manabu Nitobe
覚 仁戸部
和明 高畑
Kazuaki Takahata
和明 高畑
田中 孝幸
Takayuki Tanaka
孝幸 田中
安田 淳司
Junji Yasuda
淳司 安田
田村 昌重
Masashige Tamura
田村  昌重
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Abstract

【課題】トナーの排出路のトナーの詰まり等を防止するとともに、トナー収容袋に適切な量の空気の充填を可能とする現像剤補給容器を提供する。【解決手段】容器枠体に内包され、弾性復元力を有し、現像剤を収容する現像剤収容袋41と、現像剤収容袋に収容されている現像剤を現像剤補給容器の外部へ排出するための現像剤排出路42とを具備し、容器枠体と現像剤収容袋との間の空間は気密室44を構成し、現像剤補給容器40は、現像剤収容袋の弾性復元力により現像剤収容袋が収縮することにより気密室の気圧が現像剤補給容器の外部の気圧よりも低い負圧状態の維持及び解除が可能な負圧維持解除手段と、現像剤収容袋に収容されている現像剤の量及び現像剤収容袋の大きさのうち少なくとも一方の情報を外部に出力する情報出力手段とを具備する。【選択図】図3

Description

本発明は、レーザービームプリンタ、LEDプリンタ、複写機等の画像形成装置に着脱可能に設けられ、現像剤を補給する現像剤補給容器を有する画像形成装置に関する。
プリンタ等の電子写真式の画像形成装置においては、微粉末の現像剤が使用されており、画像形成に伴い消費される現像剤が無くなる都度、現像剤補給容器から現像剤を補給する必要がある。
このような現像剤補給容器として、従来から、現像剤を搬送するためにスクリュー等の撹拌搬送部材を備えた現像剤補給容器が広く知られている。
ここで、現像剤補給容器のコストを低減したり、現像剤補給容器をリサイクルしたりしやすくするため、近年、現像剤補給容器の構成をより簡素化することが望まれている。
そこで例えば、特許文献1では、部品点数の少ない現像剤補給容器として、現像剤を収容する容器本体部を膨張収縮可能な弾性材料で形成し、弾性材料の復元力を利用することによって現像剤を排出する現像剤補給容器が記載されている。この構成によればスクリュー等の撹拌搬送部材が不要になるので部品点数を削減でき現像剤補給容器の構成を簡素化できる。
ところで、画像形成装置に使用される現像剤補給容器において、任意のタイミングで現像剤補給容器から現像剤を搬送・排出し、現像剤を画像形成装置に補給できることが必要である。特許文献1では、現像剤を排出するための出口部である現像剤流路上に備えた閉鎖部材を用いて、弾性材料の復元力により現像剤が現像剤補給容器から排出されることを抑制している。このようにすることで、任意のタイミングで現像剤補給容器から現像剤を搬送・排出することを可能としている。
昭60−232578号公報
しかしながら、特許文献1では、弾性材料の復元力によって現像剤を現像剤補給容器から排出しようとする圧力が常に閉鎖部材に対して働いている。そのため、閉鎖部材が開き始めた途端に圧力の解放が開始され、現像剤が現像剤補給容器から排出され始める。ところが、閉鎖部材が全開になっていない状態において、現像剤が現像剤補給容器から排出され始めると、閉鎖部材の開ききっていない部分が流路抵抗となり、現像剤が現像剤補給容器から排出される際の妨げとなってしまう。
このように流路抵抗によって現像剤が堰き止められると、堰き止められた部分において現像剤の詰まりが発生し、更に現像剤塊へと成長すると画質の低下を招くことがあった。
また、弾性材料の復元力を利用するといった一定期間のみ働く力を利用する構成においては、閉鎖部材が全開になっていない状態において圧力損失が発生すると、現像剤が現像剤補給容器から排出される前に圧力差が無くなってしまうことがある。そのため、閉鎖部材を開く速度によっては現像剤補給容器における現像剤の残り量がばらつき、現像剤の残り量が増大することもあった。
更に、現像剤補給容器の種類が複数あり、現像剤補給容器内の初期現像剤量が異なる場合には、それぞれ適切な量の現像剤を充填しなければならない。このような場合には、各々の弾性材料の適切な膨張の大きさが決まっているので、それに応じた大きさに膨張させなければならない。
また、現像剤補給容器の中の現像剤を、一回の膨張縮小で排出するのではなく、複数回に分けて排出する場合、膨張収縮可能な弾性材料の膨張させる大きさや、二回目以降に残っている現像剤の量によって現像剤の排出量が異なる場合がある。すなわち、現像器に補給される現像剤の量がばらつくと、現像器内に必要な量に対して過大もしくは過小になる場合があり、多すぎる場合は現像器内での現像剤の流動性不良によるパッキング、少なすぎる場合は現像剤劣化の促進や現像性の低下が発生する場合がある。
本発明は、このような課題を解決したものであり、本発明の目的は、現像剤が現像剤補給容器から排出される際の流路抵抗を低減させ、かつ現像剤補給容器からの現像剤の排出量を適正に制御することが可能な現像剤補給容器及び画像形成装置を提供するものである。
この目的を達成するために、本発明の現像剤補給容器は、
画像形成装置の装置本体に着脱可能で、前記装置本体に現像剤を補給するための現像剤補給容器であって、
容器枠体と、
前記容器枠体に内包され、弾性復元力を有し、前記現像剤を収容する現像剤収容袋と、
前記現像剤収容袋に収容されている前記現像剤を前記現像剤補給容器の外部へ排出するための現像剤排出路とを具備し、
前記容器枠体と前記現像剤収容袋との間の空間は気密室を構成し、
前記現像剤補給容器は、
前記現像剤収容袋の前記弾性復元力により前記現像剤収容袋が収縮することにより発生する、前記気密室の気圧が前記現像剤補給容器の外部の気圧よりも低い負圧状態の維持及び解除が可能な負圧維持解除手段と、
前記現像剤収容袋に収容されている現像剤の量及び前記現像剤収容袋の大きさのうち少なくとも一方の情報を外部に出力する情報出力手段と
をさらに具備することを特徴とする。
現像剤が現像剤補給容器から排出される際の流路抵抗を低減させ、かつ現像剤補給容器からの現像剤の排出量を適正に制御することが可能な現像剤補給容器及び画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施形態の画像形成装置の概略断面図である。 本発明の実施形態の画像形成装置に装着されるプロセスカートリッジの構成を示す図である。 本発明の実施形態のトナーカートリッジの断面図である。 図3に示すトナーカートリッジの外観を示す斜視図である 本発明の実施形態の導電性コーティングの電気抵抗値と、トナー収容袋の大きさ(容積)の関係を表したグラフである。 本発明の実施形態のトナーカートリッジを装着する場合の画像形成装置の外観を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態のトナーカートリッジの構成を示す断面図である。 図7に示すトナーカートリッジを装置本体に装着した場合の構成を示す断面図と画像形成装置の動作モードを示す表である。図8(a)は、トナーカートリッジを装置本体に装着した場合の構成を示す断面図であり、図8(b)は、画像形成装置の動作モードを示す表である。 図7に示すトナーカートリッジが装置本体に装着された場合の電気的接続を示すブロック図である。 本発明の実施形態のトナー排出量演算テーブルが有している演算テーブルに格納されているデータの関連性を示すグラフである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳細に説明する。
尚、以下の説明において、上、下、垂直、水平といった方向を表す用語は、特に断りのない場合は、それらの通常の使用状態において見た時の方向を表す。つまり、現像ユニット或いはプロセスカートリッジの通常の使用状態は、適正に配置された画像形成装置本体に対して適正に装着され、画像形成動作に供し得る状態である。
<第1実施形態>
(画像形成装置の概略構成)
先ず、本実施形態の画像形成装置について図1及び図2を参照して説明する。
図1は、本実施形態の画像形成装置の概略断面図であり、図2は、画像形成装置に装着されるプロセスカートリッジの構成を示す図である。
画像形成装置100は、インライン方式、中間転写方式を採用したフルカラーレーザープリンタである。画像形成装置100は、画像情報に従って、例えば、シート、プラスチックシート、布などの記録媒体12にフルカラー画像を形成する。
画像情報は、画像形成装置100の装置本体101に接続された画像読取装置或いは画像形成装置100の装置本体101に通信可能に接続されたパーンナルコンピュータ等のホスト機器から、画像形成装置100の装置本体101に入力される。
画像形成装置100は、複数の画像形成部として、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を形成するための画像形成部SY、SM、SC、SKを有する。本実施形態では、画像形成部SY、SM、SC、SKは、水平方向に一列に配置されている。
尚、画像形成部SY、SM、SC、SKの構成及び動作は、形成する画像の色が異なることを除いて実質的に同じである。このため、以下、特に区別を要しない場合は、いずれかの色用に設けられた要素であることを表すために符号に与えた添え字Y、M、C、Kは省略して、画像形成部の構成部分については、総括的に説明する。
画像形成装置100は、複数の像担持体として、鉛直方向と交差する方向に並設された4個の感光体ドラム1を有する。感光体ドラム1は、図示しない駆動手段により図2の矢印Aの方向に回転駆動される。感光体ドラム1の周囲には、感光体ドラム1の表面を均一に帯電する帯電ローラ2、画像情報に基づきレーザーを照射して感光体ドラム1上に静電潜像を形成する露光手段としてのスキャナユニット3が配置されている。
感光体ドラム1の周囲には、静電像をトナー像として現像する現像手段としての現像ユニット4、転写後の感光体ドラム1の表面に残った転写残トナーを除去するクリーニング部材6が配置されている。更に、4個の感光体ドラム1に対向して、感光体ドラム1上のトナー像を記録媒体12に転写するための中間転写体としての中間転写ベルト5が配置されている。感光体ドラム1の回転方向において、帯電ローラ2による帯電位置、スキャナユニット3による露光位置、現像ユニット4による現像位置、中間転写ベルト5へのトナー像の転写位置、クリーニング部材6によるクリーニング位置は、この順番で設けられている。
尚、現像ユニット4は、現像剤担持体としての現像ローラ17を感光体ドラム1に対して接触させて反転現像を行うものである。即ち、現像ユニット4は、感光体ドラム1の帯電極性と同極性(本実施形態では負極性)に帯電したトナーを、感光体ドラム1上への露光により電荷が減衰した部分に付着させることで静電像を現像する。
無端状のベルトで形成された中間転写ベルト5は、全ての感光体ドラム1に当接し、図1に示す矢印B方向に回転する。中間転写ベルト5は、複数の支持部材として、従動ローラ51、二次転写対向ローラ52、駆動ローラ53に掛け渡されている。
中間転写ベルト5の内周面側には、4個の感光体ドラム1に、それぞれ、対向するように、4個の一次転写ローラ8が並設されている。一次転写ローラ8は、中間転写ベルト5を感光体ドラム1に向けて押圧し、中間転写ベルト5と感光体ドラム1とが当接する一次転写部N1を形成する。一次転写ローラ8には、一次転写バイアス電源(不図示)から、トナーの正規の帯電極性とは逆極性のバイアスが印加される。これによって、感光体ドラム1上のトナー像が中間転写ベルト5上に一次転写される。
中間転写ベルト5の外周面側において二次転写対向ローラ52に対向する位置には、二次転写ローラ9が配置されている。二次転写ローラ9は中間転写ベルト5を介して二次転写対向ローラ52に圧接し、中間転写ベルト5と二次転写ローラ9とが当接する二次転写部N2を形成する。そして、二次転写ローラ9に、図示しない二次転写バイアス電源から、トナーの正規の帯電極性とは逆極性のバイアスが印加される。これによって、中間転写ベルト5上のトナー像が記録媒体12に二次転写される。
(画像形成装置の概略動作)
画像形成時には、先ず、感光体ドラム1の表面が帯電ローラ2によって一様に帯電される。次いで、スキャナユニット3から発された画像情報に応じたレーザー光によって、帯電した感光体ドラム1の表面が走査露光され、感光体ドラム1上に画像情報に従った静電潜像が形成される。感光体ドラム1上に形成された静電潜像は、現像ユニット4によってトナー像として現像される。
感光体ドラム1上に形成されたトナー像は、一次転写ローラ8の作用によって中間転写ベルト5上に一次転写される。フルカラー画像の形成時には、上述のプロセスが、画像形成部SY、SM、SC、SKにおいて順次行われ、中間転写ベルト5上に各色のトナー像が重ね合わせられて一次転写される。
その後、中間転写ベルト5の回転と同期が取られて記録媒体12が二次転写部N2へと搬送され、二次転写ローラ9の作用によって、中間転写ベルト5上の4色トナー像は、一括して記録媒体12上に二次転写される。
トナー像が転写された記録媒体12は、定着装置10に搬送され、記録媒体12に熱及び圧力が加えられることで、記録媒体12にトナー像が定着される。
一次転写後に感光体ドラム1上に残留した一次転写残トナーは、クリーニング部材6によって除去、回収される。二次転写後に中間転写ベルト5上に残留した二次転写残トナーは、中間転写ベルトクリーニング装置11によって清掃される。
(プロセスカートリッジの構成)
次に、画像形成装置100に着脱可能なプロセスカートリッジの構成について説明する。
図2に示すように、感光体ドラム1、帯電ローラ2、現像ユニット4及びクリーニング部材6は、一体的にカートリッジ化されて、プロセスカートリッジ7を形成している。プロセスカートリッジ7は、画像形成装置本体に設けられた装着ガイド、位置決め部材などの装着手段(不図示)を介して、画像形成装置100に着脱可能となっている。本実施形態では、各色用のプロセスカートリッジ7は全て同一形状を有しており、各色用のプロセスカートリッジ7内には、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナーが収容されている。
プロセスカートリッジ7は、感光体ドラム1等を備えた感光体ユニット13と、現像ローラ17等を備えた現像ユニット4とが一体化された構成である。
感光体ユニット13は、感光体ユニット13内の各部品を支持する枠体としてのクリーニング枠体14を有する。そして、クリーニング枠体14には、感光体ドラム1の他に、帯電ローラ2や、クリーニング部材6などが設けられている。
一方、現像ユニット4は、現像ユニット4内の各部品を支持する枠体としての現像枠体18を有する。現像ユニット4には、感光体ドラム1と接触して図2の矢印Dの方向に回転する現像ローラ17が設けられている。
現像ユニット4には、現像ローラ17の周面上に接触するように、図2の矢印Eの方向に回転してトナーを供給するトナー供給ローラ20が設けられている。
現像枠体18には、トナーの層厚を規制する現像ブレード21が設けられている。現像ブレード21は金属製の板ばねであり、所定の当接圧で現像ローラ17と当接しており、現像ローラ17上にトナーの薄層が形成され、感光体ドラム1の表面に供給される。
また、現像枠体18はトナーを一時的に収容するためのトナー収納室18aと、現像ローラ17やトナー供給ローラ20が設けられている現像室18bとを有している。トナー収納室18aにはトナーを受け入れるためのトナー流入口22が備えられている。
トナー収納室18aと現像室18bとは、トナーが通過するための開口部18cによって仕切られており、トナー収納室18aに供給されたトナーは、トナー収納室18aに設けられている撹拌部材19によって現像室18bへと搬送される。
尚、上述の構成では、トナー流入口22から供給されたトナーがトナー収納室18aにおいて一時的に収容されるようにしたが、トナー流入口22から直接に現像室18bへとトナーが搬送される構成としてもよい。
(トナーカートリッジの構成)
次に、本実施形態におけるトナーカートリッジ(現像剤補給容器)について説明する。
図3は本実施形態のトナーカートリッジ15の断面図であり、図4はトナーカートリッジ15の外観図である。
トナーカートリッジ15は、トナーを収容するための弾性(弾性復元力)を有するトナー収容袋41(現像剤収容袋)を有している。さらに、トナーカートリッジ15は、トナー収容袋41を収容(内包)するとともに、トナーカートリッジ15内の他の部品を支持する枠体として機能する容器本体40(容器枠体)を有している。
容器本体40の材質としては、内圧の変化に対して大きく潰れない程度の剛性を有しているものを採用するのが好ましい。本実施形態においては、容器本体40の材質としてポリスチレン樹脂を採用している。尚、使用する材質に関して、圧力に耐えうる素材であれば、例えば、ABS、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の樹脂を使用することも可能であるし、金属製であっても構わない。
また、トナー収容袋41の材質としては、各種樹脂が使用可能である。例えばポリアミド、ポリウレタン、ポリアミドエラストマー、ポリエステルエラストマー、ポリウレタンエラストマー、ポリスチレンエラストマー、フッ素系エラストマー、シリコーンゴム、ラテックスゴム等の各種エラストマーが使用可能である。さらに、これらのうちの2種以上を組合せたもの等を好適に使用することもできる。特にトナー収容袋41によるトナーの排出力を高くするためには、大きな伸度と復元力を持つ材料を採用することが好ましい。本実施例では上記の物質のなかで、薄膜化、柔軟性の観点から、トナー収容袋41の好適な材料として、ラテックスゴムを使用した。
容器本体40にはトナー排出路42(現像剤排出路)、空気連通路43、および装着ガイド48が設けられている。トナー排出路42はトナー収容袋41と容器本体40の内部において接続されており、トナー収容袋41内のトナーはトナー排出路42を経由して排出される。トナー収容袋41はトナー排出路42と接続されることにより容器本体40に支持される。
空気連通路43は容器本体40とトナー収容袋41との間の空間である気密室44と容器本体40の外部とを接続しており、気密室44と容器本体40の外部との間で空気の出入りを許容する。
(トナー収容袋の大きさを検知する動作)
次に、本発明の特徴であるトナー収容袋41の大きさを検知し、検知した大きさを外部に出力する動作について説明する。
トナー収容袋41の表面には、被覆された帯状の導電性コーティング201(値発生手段)が設けられている。導電性コーティング201の両端部は、トナー収容袋41の頚部(トナー排出路42との接続部分)からトナー収容袋41の頂部を横断して被覆されている。
頂部は、トナー収容袋41が膨張したときに、頚部から最も離れる部分である。このように、頚部と頂部とを結ぶように、導電性コーティング201を設けることで、感度良くトナー収容袋41の大きさを測定することが可能である。
導電性コーティング201の材料は、本実施形態ではカーボンブラックを導電性フィラーとして接着用樹脂に分散させたものである。接着用樹脂としては、エポキシ系、ポリエステル系、アクリル系など様々であり、コーティング対象の材質や特性に合わせて任意に選ぶ事が可能である。
導電性コーティング201の電気抵抗は材料のカーボンフィラーの添加量等にもよるが、本実施形態では幅1mm、初期長さ100mm、初期厚みが100μmの条件で測定した場合に、約100Ωとなるように材料設計している。
なお、トナー収容袋41を絶縁材料で構成するか、トナー収容袋41の表面に絶縁処理を施している。このため、導電性コーティング201を流れる電流がトナー収容袋41を介して短絡する事がないようにしている。
トナー収容袋41をトナー排出路42の口に被せた後、その周りをグリッパ202により外側から締めている。グリッパ202はトナー収容袋41の空気の漏れを防止しつつ、導電性コーティング201の両端部と電線203との接続部を押圧保持している。
導電性コーティング201は電線203を介してトナーカートリッジ側コネクタ204(情報出力手段)と電気的に接続されている。そして、導電性コーティング201の電気抵抗がトナーカートリッジ側コネクタ204を介してトナーカートリッジ15の外部から測定可能としている。
導電性コーティング201の電気抵抗は以下のような仕組みで測定される。
導電性コーティング201の初期抵抗は約100Ωである。不図示の回路により、トナーカートリッジ側コネクタ204および電線203を介して導電性コーティング201に50mAの電流が流れると、V=I×Rの関係から、初期抵抗が約100Ωの導電性コーティング201に約5Vの電圧が印加される。
この状態で、トナー収容袋41が膨張して変形すると、導電性コーティング201はトナー収容袋41の材料と同様に伸び、膨張の大きさに応じて抵抗が上昇する。このように膨張の大きさに応じて電気抵抗値が変化することでトナー収容袋41の大きさを検知可能である。
トナーカートリッジ側コネクタ204に供給される電流値が一定であるとすると、抵抗が約1kΩまで上がった場合、直流回路のオームの法則から、電圧が降下して、導電性コーティング201に印加される電圧は約0.5Vまで低下する。
すなわち、測定した導電性コーティング201の電圧から抵抗に計算することで、導電性コーティング201の電気抵抗を測定する事が可能である。そして、導電性コーティング201の電気抵抗とトナー収容袋41の膨張時の大きさの関係を予め測定しておくことで、容器本体40の内部のトナー収容袋41の大きさを検知する事が可能となる。
なお、導電性コーティング201の抵抗値を測定するためには、トナーカートリッジ側コネクタ204に供給される電流値は一定である必要はなく、オームの法則により抵抗値を図ることが出来るだけの電流値が流れれば良い。
図5はトナー収容袋41の表面に被覆された導電性コーティング201の電気抵抗値と、トナー収容袋41の大きさ(容積)の関係を表したグラフである。横軸は導電性コーティング201の電気抵抗(kΩ)を、縦軸はトナー収容袋41の容積(cc)を表している。
同図に示すグラフから分かるように、トナー収容袋41の容量の増大に対して電気抵抗が高くなり、200ccの時点では、初期抵抗値の100Ωから約10倍程度に上がって1kΩになっている。すなわち、検知した電気抵抗からトナー収容袋41の大きさを測定する事が可能である。
ここで、導電性コーティング201の電気抵抗とトナー収容袋41の容積の関係の情報は、トナー充填を行う装置が持っていても良いし、装置本体101が持っていてもよい。またトナーカートリッジ15に記憶手段を持たせ、その記憶手段の中に記録しておき、トナー充填装置や装置本体101がその記録を読み取ることで演算しても良い。
(トナーカートリッジへのトナー充填)
トナーカートリッジ15に対して、トナー収容袋41の大きさを検知しながらトナーを充填する動作について説明する。
まず、トナーカートリッジ15にトナーを充填する際には、図3に示す薄膜シール部材47(負圧維持解除手段)は取り付けられていない。
この状態で、トナーを収容するためのトナー収容袋41には、トナー排出路42を経由して所定量のトナーと共に空気が充填される。トナー収容袋41に対してトナーと空気が注入されると、トナー収容袋41は弾性を有しているために容器本体40の内部において膨らもうとする。それによって、気密室44に存在する空気はトナー収容袋41の膨らみに伴い、空気連通路43を通して容器本体40の外部へと排出される。
このトナーと空気の充填動作において、前述のように導電性コーティング201の電気抵抗を検知する。図5に示す、導電性コーティング201の電気抵抗値とトナー収容袋41の容量の関係を参照して、導電性コーティング201の電気抵抗値からトナー収容袋41の容積に計算する。これによりトナー収容袋41の大きさ(ここでは単位ccである容量)を算出する。なお、この図5に示す電気抵抗値と容量の関係は、データテーブルに格納されており、このデータテーブルを参照して、電気抵抗値から容量が求められる。
そして、一定の容量に達した時点でトナー収容袋41へのトナーおよび空気の充填を停止し、過小もしくは過大なトナーおよび空気の充填を防止することで、トナー収容袋41を適切な膨張サイズに制御している。
トナー収容袋41に所定量のトナーと空気を充填した後、空気連通路43に対して、空気連通路43からの空気の流出入を遮蔽するための薄膜シール部材47を取り付ける。これにより、空気連通路43からの空気の流出入が遮蔽される。
つまり、気密室44の空気をトナー収容袋41の膨らみによって容器本体40の外部へと押し出した後に、空気連通路43からの空気の流出入を遮蔽することによって、容器本体40の外部から気密室44への空気流入を許容しないようにしている。
一方で、トナー収容袋41は、トナー収容袋41の弾性による復元力によって収縮しようとする。しかし、トナー収容袋41が収縮しようとしても気密室44へ空気が流入しないため、気密室44の空気は減圧され、気密室44は大気圧(外気圧)よりも低い状態である負圧状態(減圧状態)となる。
その結果として、空気が注入されたトナー収容袋41が収縮しようとする力と、気密室44の負圧が釣り合う状態において、トナー収容袋41が容器本体40の内部で膨らんでいる状態を維持することができる。本実施形態においては、容器本体40の容積を250ccとし、容器本体40内においてトナー収容袋41がトナーおよび空気を含んだ状態で200ccまで膨らませた場合の気密室44の気圧は大気圧に対して−10kPa程度であった。つまり、気密室44は大気に対して負圧状態となっている。
これによって、トナー収容袋41と接続されたトナー排出路42を介して大気に開放されている状態においても、トナー収容袋41内に収容したトナーと空気が排出されることを抑制することが可能となる。出荷時においてはトナー排出路42に対し、排出路封止部材46を取り付けた上で、トナー収容袋41内のトナーおよび空気が排出されるのを防止している。
(トナーカートリッジの装着)
図6は、トナーカートリッジ15を装着する場合の画像形成装置100の外観を示す斜視図である。
同図に示すように、画像形成装置100の前扉70を操作者が開けると、トナーカートリッジ15を装着するための挿入口71が現れる。画像形成装置100の装置本体101には装着リブ72が備えられており、容器本体40に設けられた装着ガイド48を装着リブ72に沿わせてトナーカートリッジ15をスライドさせて挿入する。
このように、トナーカートリッジ15を画像形成装置100の装置本体101にスライド挿入することで、まず、トナー排出路42が装置本体101に接続してトナーの排出が可能となるようにされる。その後、さらにトナーカートリッジ15をスライド挿入すると空気連通路43に設けられた薄膜シール部材47が装置本体101の部材により開かれ空気が空気連通路43を介して気密室44に導入される。
このため、気密室44の負圧が解除されることでトナー収容袋41が収縮してトナー収容袋41に収容されているトナーを装置本体101側に排出される。
尚、トナーカートリッジ15における各仕様については本発明の趣旨により、上記値に限定するものではない。
以上説明したように、本実施形態においては、トナー収容袋41の表面上に被覆された導電性コーティング201の電気抵抗を測定することでトナー収容袋41の大きさを検知する。そして、適切な容量までトナーおよび空気を導入することで、トナー収容袋41の過小もしくは過大な空気およびトナーの導入を防止することが可能となる。
<第2実施形態>
次に、本発明の他の実施形態のトナーカートリッジについて説明する。
図7は、本実施形態のトナーカートリッジ15aの構成を示す断面図である。図3に示す部分と同一又は類似の部分には、同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図3に示すトナーカートリッジと異なる点は、トナーカートリッジ15aの側面にトナーカートリッジメモリ205が備えられていることである。そして、トナーカートリッジ15aにトナーを充填する際に、装置本体101からトナーカートリッジメモリ205のデータを取得できるように構成されている。ここで、トナーカートリッジメモリ205とやり取りをする方法としては、接触式による読み取り・書き込み装置を使っても良いし、所謂RFIDのような非接触で読み取りや書き込みが可能な手段を使用しても問題は無い。
本実施形態においては、トナーを充填する前の段階で、予めトナーカートリッジメモリ205の記憶領域にトナー収容袋41に充填するトナーの量を記録してあり、装置本体101に装着されると、このトナーの量を装置本体101に出力可能になっている。
(トナーカートリッジへのトナー充填)
次に、トナーカートリッジ15aに対して、トナーカートリッジメモリ205が有するトナー収容量の情報に応じてトナーを充填する動作について説明する。
トナー収容袋41には、トナー排出路42を経由して所定量のトナーと共に空気が充填される。トナー収容袋41に対してトナーと空気が注入されると、トナー収容袋41は弾性を有しているために容器本体40の内部において膨らもうとする。それによって、気密室44に存在する空気はトナー収容袋41の膨らみに伴い、空気連通路43を通して容器本体40の外部へと排出される。
このトナーと空気の充填動作において、前述のようにトナーカートリッジメモリ205から充填すべきトナー量の情報を取得し、所望の量で充填を停止する。このため、過小もしくは過大なトナーおよび空気の注入を防止し、トナー収容袋41を適切な膨張サイズにすることが可能となる。
また、トナーの収容量が異なる複数のトナーカートリッジがある場合でも、画像形成装置又はトナー充填装置がトナーカートリッジ15aのトナーカートリッジメモリ205からトナーの収容量を読み取り、対応が可能である。
<第3実施形態>
本実施形態では、画像形成装置100の装置本体101に複数回に分けてトナーを補給する際に、適切なトナー量を補給するためのものである。導電性コーティング201とトナーカートリッジメモリ205とを有する、第2実施形態で説明した構成のトナーカートリッジ15aを用いた構成である。しかし、補給の度に適切な量を補給するという機能を果たす上では、トナーカートリッジメモリ205のみを有し、導電性コーティング201を有しない構成とすることも可能である。以下、その詳細について説明する。
負圧を用いてトナー収容袋41に収容されたトナーを維持するトナーカートリッジ15aにおいて繰り返し補給を行う場合、市場に出荷する際には、トナー収容袋41の中の空気を抜き、気密室44の負圧を解除した状態で出荷する。
そして、画像形成装置100の装置本体101にトナーカートリッジ15aを装着した後、気密室44に負圧を形成して、トナー収容袋41に空気を導入する。それは、市場で出回っているトナーカートリッジ15aの空気の量が長時間の保存で徐々に抜けてトナー収容袋41の大きさがバラつくことが考えられるため、予め空気を抜いて置いた方が安定して補給できるからである。
ここで、トナー収容袋41の中がほぼトナーのみで充填されており、トナーカートリッジ15aを装置本体101に装着後、負圧によりトナー収容袋41を膨張させる場合を考える。この場合には、気密室44の負圧を形成するポンプの回転駆動時間などを決めておけば、トナー収容袋41の大きさを検知する導電性コーティング201が無くても適切な量の補給が可能である。
但し、ポンプの空気を吸引する量等のバラつきなどを考えると、導電性コーティング201によりトナー収容袋41の大きさを検知できる方がより正確に測定でき、より補給の精度を向上させることができる。
よって本実施形態では、最善の形態として、トナー収容袋41の大きさを検知する導電性コーティング201と収容するトナーの量又はトナー収容袋41の大きさの情報を保持するトナーカートリッジメモリ205の両方を具備する構成に関して説明する。しかし、トナーカートリッジ15aがトナーカートリッジメモリ205のみ具備する構成であっても基本的な機能を果たすことには問題が無い。
図8は、本実施形態において、トナーカートリッジ15aを画像形成装置100の装置本体101aに装着した場合の構成を示す断面図と画像形成装置100の動作モードを示す表である。図8(a)は、トナーカートリッジ15aを画像形成装置100の装置本体101aに装着した場合の構成を示す断面図であり、図8(b)は、画像形成装置100の動作モードを示す表である。
図8に示す構成は、基本的には第1実施形態及び第2実施形態に準じ、これらと同一又は類似の部分には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図8(a)に示すように、装置本体101aは、トナーカートリッジ15aが装着されるとトナー排出路42に接続してトナー140を装置本体に導入するトナー排出路接続部80(現像剤排出路接続部)が設けられている。トナー排出路接続部80には、トナー排出路42が接続した後にトナー排出路接続部80を封止するシール部材81が設けられている。
一方、装置本体101aは、トナーカートリッジ15aが装着されると、空気連通路43に接続して気密室44と装置本体101aとの間で空気を連通させるように空気連通路接続部90が設けられている。空気連通路接続部90には、空気連通路43が接続した後に空気連通路接続部90を封止するシール部材92が設けられている。空気連通路接続部90には、空気連通路43の薄膜シール部材47を破断するために、円筒形状であるシール破断部材91が設けられている。
装置本体101aには、トナー収納室18aに設けられたトナー流入口22とトナー排出路接続部80との間のトナー導入路120(現像剤導入路)にトナー排出路開閉部材82(第1の開閉手段)が備えられている。そして、トナー排出路開閉部材82によりトナー排出路42に対して空気の流出入を制御することが可能である。
また、空気連通路接続部90から装置本体101a側に連絡する接続路130には、空気の流出入を制御するための空気連通路開閉部材93(第2の開閉手段)が備えられている。
また、空気連通路接続部90とトナー排出路開閉部材82との間に空気流路83が備えられている。そして、本実施形態においては装置本体101aがポンプ73から空気を吸引することにより、空気流路83及び空気連通路43を経由してトナー収容袋41に空気を注入することが可能となる。
なお、トナーカートリッジ15aが装置本体101aに装着される場合、トナー排出路42が接続されてトナーの排出が可能になった後に、空気連通路43の薄膜シール部材47が破断させるようになっている。
また、装置本体101aには、トナーカートリッジ側コネクタ204と接触して電気的導通が取られ、導電性コーティング201の電気抵抗の値を受け取る本体側コネクタ206が設けられている。さらに、トナーカートリッジ15aのトナーカートリッジメモリ205に対して読み込みや書き込みを行うリーダ・ライタ207(リード手段、リードライト手段)を具備し、トナーカートリッジ15aから得られた情報によってポンプ73の制御を行う。
次に、トナーカートリッジ15aが装置本体101aに装着された場合の電気的接続について説明する。
図9は、トナーカートリッジ15aが装置本体101aに装着された場合の電気的接続を示すブロック図である。
同図に示すように、トナーカートリッジ15aは、導電性コーティング201の両端に接続されたトナーカートリッジ側コネクタ204が設けられている。また、トナーカートリッジ15aは、さらに、トナーカートリッジメモリ205が設けられており、ここにには、トナー収容袋容量演算テーブル208、トナー排出量演算テーブル209、及びトナー収容量記憶部210が設けられている。
トナー収容袋容量演算テーブル208(袋容量データテーブル)は、トナー収容袋41の表面に被覆された導電性コーティング201の電気抵抗をトナー収容袋41の容量に変換する演算テーブルであり、図5に示すグラフのデータが保持されている。
トナー排出量演算テーブル209(排出量データテーブル)は、トナー収容袋41内に収容されているトナー収容量とトナー収容袋41の大きさからトナーの排出量を演算する演算テーブルである。
トナー収容量記憶部210(現像剤量記憶手段)は、トナーカートリッジ15aが収容するトナー量を記憶する不揮発性で読み書き可能となっている。
図10は、トナー排出量演算テーブル209が有している演算テーブルに格納されているデータの関連性を示すグラフである。
同図に示すグラフでは、横軸がトナー収容量(g)であり、縦軸がトナー排出量(g)を示している。そして、凡例にあるようにトナー収容袋41の容量(cc)に対応したグラフが描かれている。したがって、トナー収容袋41の容量と、現在のトナー収容量とからトナー排出量を求めることができるようになっている。
装置本体101aには、メモリ・リーダ・ライタ207が設けられており、トナーカートリッジメモリ205への情報を書き込み、及びトナーカートリッジメモリ205からの情報の読み込みを行う。トナーカートリッジメモリ205とメモリ・リーダ・ライタ207は電気的接点で接触することで情報のやり取りを行っているが、非接触で読み取りや書き込みが可能な所謂、RFIDなどで構成されていても問題は無い。本体側コネクタ206はトナーカートリッジ側コネクタ204に電気的に接触する。
さらに、装置本体101aには、制御回路200が設けられており、メモリ・リーラ・ライタ207の情報及び導電性コーティング201からの情報に基づいて、ポンプ73を制御する。さらに、制御回路200によりメモリ・リーダ・ライタ207を介してトナーカートリッジメモリ205に情報の書き込みも行うことができるようになっている。
(装置本体へのトナーの補給動作)
ここで、トナーカートリッジ15が初期に充填されているトナー量が20gの場合に、そのトナーをほぼ均等に4回に分けて補給する場合の動作を説明する。
図8(b)に示すように、本実施形態の画像形成装置は、第1モードから第4モードまでの4つの動作モードを有しており、順番に動作モードが実行されるようになっている。以下、各モード毎に動作について説明する。
[第1モード:初期状態]
図8(b)の第1モードは初期状態であり、トナーカートリッジ15が装置本体101に取り付けられている状態で、かつ補給動作を開始する前の状態を表している。 ここで、トナー排出路開閉部材82、空気連通路開閉部材93はともに閉じた状態(close)である。また、ポンプ73も停止している。トナー排出路開閉部材82及び空気連通路開閉部材の開閉は電磁シャッタやメカニカルシャッタなど、いずれであってもよい。また、ポンプ73は本実施形態では安価かつ取り扱いの容易な一般的なチューブポンプの構成であるが、例えばロータリーポンプと制御弁などの組み合わせであっても、同じ機能が発揮できればよく、本実施形態の形態に限定されるものではない。
まず、トナーカートリッジ15aが装置本体101aに装着されると、制御回路200がメモリ・リーダ・ライタ207を介してトナーカートリッジメモリ205内のデータを取得する。
そして、トナー収容量記憶部210に記録されているトナー収容量が補給可能な量に達しない場合、装置本体101はトナーカートリッジ15aの交換メッセージを表示し、補給動作を開始しない。トナー収容量が補給可能な量以上の場合、補給動作を開始するために第2モードに移行する。
[第2モード:負圧形成開始]
第2モードに入ると、トナー排出路開閉部材82が開き、空気連通路開閉部材93が閉じた状態で、ポンプ73が動作を開始する。ポンプ73による吸引によって、気密室44の空気は空気流路83および空気連通路43を経由して容器本体40の外部へと排出される。すなわち、気密室44はポンプ73による吸引によって、負圧状態となる。
このように気密室44が負圧状態になると、気密室44の負圧とトナー収容袋41の弾性が釣り合うようにトナー収容袋41が膨らもうとする。本モードにおいては、トナー排出路開閉部材82は開いた状態(open)であるために、トナー排出路42を経由して空気がトナー収容袋41内に流入し、トナー収容袋41を膨らませることが出来る。
[第3モード:負圧形成停止]
第3モードでは、第1実施形態と同様に、トナー収容袋41の表面に被覆されている導電性コーティング201の電気抵抗を検知する。そして、トナー収容袋容量演算テーブル208を参照してトナー収容袋41の容積に計算することで、所望の量で充填を停止する。このため、過小もしくは過大な空気の充填を防止し、トナー収容袋41を適切な膨張サイズにすることが可能となる。以下、詳細に動作を説明する。
まず、制御回路200が導電性コーティング201の電気抵抗値を、トナーカートリッジ側コネクタ204を介して検知する。次に、トナーカートリッジメモリ205内のトナー収容袋容量演算テーブル208を読み出し、先ほど得られた導電性コーティング201の電気抵抗値をトナー収容袋41の容量に変換する。制御回路200はトナー収容袋41の容量が所定の大きさになった時点でポンプ73の動作を停止させる。これにより、気密室44の負圧形成動作が終了する。
本実施形態におけるトナーカートリッジ15aの構成においては、トナー収容袋41が収縮しようとしても空気連通路開閉部材93は閉じた状態としているため、気密室44へ空気が流入しない。そのため、気密室44の空気は減圧され、気密室44は大気圧(外気圧)よりも低い状態である負圧状態(減圧状態)となる。
その結果として、空気が注入され膨らんでいる状態のトナー収容袋41が収縮しようとする力と、気密室44の負圧が釣り合う状態において、トナー収容袋41が容器本体40の内部で膨らんでいる状態を維持することができる。
これによって、トナー排出路開閉部材82が開いた状態で、トナー収容袋41と接続されたトナー排出路42を介して大気に開放されている状態においても、トナー収容袋41内に収容したトナーと空気が排出されることを抑制することが可能となる。 以上で述べたように第3モードにおいては、トナー排出路開閉部材82を全開にした状態で、気密室44内を負圧に維持することで、トナー収容袋41からトナーを排出するための準備を行う。
[第4モード:負圧解除]
最後に、第4モードにおいては、トナー排出路開閉部材82は開いた状態を維持し、空気連通路開閉部材93を閉じた状態から開いた状態へと切り替える。これによって、空気連通路43を経由して気密室44に空気が流入し、気密室44の負圧状態が解除される。その結果、気密室44の負圧により膨らんだ状態を維持していたトナー収容袋41は、膨らんだ状態を維持する力がなくなり、弾性部材の復元力によって収縮する。
つまり、気密室44の負圧状態を解除すると同時に、弾性部材の復元力によってトナー収容袋41が収縮することを利用して、トナー収容袋41内に収容されたトナーを空気と共にトナー排出路42から排出させることができる。ここで、トナー収容袋41を単に膨張させて排出させる構成の場合は、トナー排出路を開けてしまうと同時にトナー排出が始まってしまい、トナー排出路を開ける途中で空気だけが出始め、トナーの排出路の状況に応じてトナー排出量にばらつきが発生してしまう。しかしながら本実施形態の構成では、排出口の開閉速度などのバラつきによるトナー補給量のバラつきが発生しにくいことが分かる。
最後に、制御回路200が、トナー収容量記憶部210に、トナーカートリッジ15が収容していたトナー量から今回排出したトナー量を差し引いたトナー残量を記録し(更新し)、初期状態である第1モードへと切り替えて次回のトナー排出に備えておく。
そして、トナー収容量記憶部210に記憶されているトナー量に基づいてポンプ73による空気の充填を制御するようにすることもできる。
今回、排出したトナー量は、トナー排出量演算テーブル209のデータを参照することで行われる。すなわち、図10のグラフの凡例で示すようなトナー収容袋41の容量からグラフが選択される。さらに、トナー収容量記憶部210に記憶されているトナー収容量を読み出し、図10のグラフの横軸のトナー収容量に対応する縦軸のトナー排出量が求められる。
これにより、仮にトナーカートリッジが取り外され、再度装着されたとしても、その度に装置本体101aがトナーカートリッジメモリ205のデータを読み取って、トナーカートリッジに収納されているトナーの量を確認することができる為、補給を誤る事は無い。
<従来技術に対する優位性>
次に、上述した本発明の実施形態の従来技術に対する優位性を説明する。従来技術では、現像剤を排出するための出口部である現像剤流路上に閉鎖部材を備えることで、弾性材料の復元力によって現像剤が現像剤補給容器から排出されることを抑制する方法が開示されている。
しかしながら、閉鎖部材によって現像剤が現像剤補給容器から排出されることを抑制しているものの、弾性材料の復元力によって現像剤を現像剤補給容器から排出しようとする圧力が常に働いている。そのため、現像剤が現像剤補給容器から排出されることを抑制する閉鎖部材が開き始めた途端に圧力の解放が開始され、現像剤が現像剤補給容器から排出され始める。
ところが、閉鎖部材が全開になっていない状態において、現像剤が現像剤補給容器から排出され始めると、閉鎖部材の開ききっていない部分が流路抵抗となり、現像剤が現像剤補給容器から排出される際の妨げとなる。このように流路抵抗によって現像剤が堰き止められると、堰き止められた部分において現像剤の詰まりが発生し、更に現像剤塊へと成長すると画質の低下を招くことがあった。
また、弾性材料の復元力を利用するといった一定期間のみ働く力を利用する構成においては、上述したような閉鎖部材が全開になっていない状態において圧力損失が発生すると、現像剤が現像剤補給容器から排出される前に圧力差が無くなってしまうことがある。そのため、閉鎖部材を開く速度によっては現像剤補給容器における現像剤の残り量がばらつき、現像剤の残り量が増大することもあった。
これに対して、本発明においては、容器本体40の気密室44を負圧状態にすることによって、弾性を有するトナー収容袋41が膨らんだ状態においても収縮を抑制し、膨らんだ状態を維持している。そして、トナー収容袋41からトナー140を排出させる際には、空気連通路43を経由して気密室44に空気を流入させることによって、気密室44の負圧状態が解除される。
つまり、トナー収容袋41からトナーが排出されることを制御している機構がトナー収容袋41からトナーが排出される際のトナー流路であるトナー排出路42以外に備えられている。これによって、トナーがトナー収容袋41から排出される際のトナー流路における流路抵抗を低減させることが可能となる。
また、本発明の実施形態においては、従来技術のようにトナー流路が全開になっていない状態でトナーが排出され始めることがないため、これによってもトナー流路における流路抵抗を低減させることが可能となる。
加えて、トナー流路が全開になっていない部分が流路抵抗となり、トナーが堰き止められるといった従来技術における課題を抑制することができるため、トナー塊などの生成を抑制することが可能となる。さらに、トナー流路が確実に全開となった状態において、トナーの排出をさせることができることに加えて、トナーを排出させるためのきっかけが、流路抵抗への影響が少ない空気の流入である。そのため、弾性材料の復元力を利用するといった一定期間のみ働く力を利用する構成において、効果的に圧力を開放させることができる。その結果として、トナー収容袋41内のトナー残り量のばらつきを抑制することが可能となる。
さらに、従来技術において仮に、トナー収容袋41内に空気の再充填が必要な場合、トナー収容袋41内からトナーおよび空気を排出しようとする圧力が常に発生しているため、トナー飛散が発生しやすくなる。
これに対して、本発明においては、容器本体40の気密室44を負圧状態にすることによって、弾性を有するトナー収容袋41が膨らんだ状態においても収縮を抑制し、膨らんだ状態を維持している。そして、気密室44の負圧を解除するまではトナーの排出を抑制することが可能である。その結果として、トナー収容袋41内に空気を再充填する際にもトナー排出圧力を抑制することが出来き、トナー飛散を抑制できる。
最後に上述した実施形態1〜3の構成、作用効果をまとめると以下のとおりである。各実施形態において、トナーカートリッジ15(現像剤補給容器)は、薄膜シール部材47(負圧維持解除手段)を具備する。薄膜シール部材47は、トナー収容袋41(現像剤収容袋)の弾性復元力によりトナー収容袋41が収縮することにより気密室44の気圧がトナーカートリッジ15の外部の気圧よりも低い負圧状態の維持と解除とが可能である。
このため、装置本体101にトナーカートリッジ15を装着する前などでは、薄膜シール部材47により気密室44を負圧に維持することでトナー収容袋41の収縮を抑制してトナー(現像剤)がトナー収容袋41から排出されないようにする。
一方、画像形装置の装置本体101に装着してトナーを装置本体101に供給する場合には、薄膜シール部材47により気密室44の負圧を解除して外部の気圧と同じする。これにより、トナー収容袋41の弾性復元力によりトナーがトナー排出路42(現像剤排出路)から排出される。
このように、トナーの排出を薄膜シール部材47により行うため、トナー排出路42は開いた状態のままで、トナーの排出の制御が行える。このため、従来のように排出路の開閉により現像剤の排出の制御を行なうことで発生する流路抵抗による現像剤の詰まりなどの発生を抑制することができる。
さらに、トナーカートリッジ15はトナー収容袋41に収容されているトナーの量及びトナー収容袋41の大きさのうち少なくとも一方の情報を外部に出力するトナーカートリッジ側コネクタ204(情報出力手段)を具備する。このため、装置本体101から空気をトナーカートリッジ15に充填する場合に、トナー収容袋41に収容されているトナーの量及びトナー収容袋41の大きさのうち少なくとも一方の情報に基づいて適切な量の空気を充填するように制御することが可能である。
15、15a…トナーカートリッジ
18a…トナー収納室
22…トナー流入口
40…現像剤補給容器
41…トナー収容袋
42…トナー排出路
43…空気連通路
44…気密室
45…一方向弁
46…排出路封止部材
47…薄膜シール部材
48…装着ガイド
70…前扉
71…挿入口
72…装着リブ
73…ポンプ
80…トナー排出路接続部
81…受入シール部材
82…トナー排出路開閉部材
83…空気流路
90…空気連通路接続部
91…シール破断部材
92…空気シール部材
93…空気連通路開閉部材
100…画像形成装置
101、101a…装置本体
120…トナー導入路
130…接続路
140…トナー
200…制御回路
201…導電性コーティング
204…トナーカートリッジ側コネクタ
205…トナーカートリッジメモリ
206…本体側コネクタ
207…メモリ・リーダ・ライタ
208…トナー収容袋容量演算テーブル
209…トナー排出量演算テーブル
210…トナー収容量記憶部

Claims (14)

  1. 画像形成装置の装置本体に着脱可能で、前記装置本体に現像剤を補給するための現像剤補給容器であって、
    容器枠体と、
    前記容器枠体に内包され、弾性復元力を有し、前記現像剤を収容する現像剤収容袋と、
    前記現像剤収容袋に収容されている前記現像剤を前記現像剤補給容器の外部へ排出するための現像剤排出路とを具備し、
    前記容器枠体と前記現像剤収容袋との間の空間は気密室を構成し、
    前記現像剤補給容器は、
    前記現像剤収容袋の前記弾性復元力により前記現像剤収容袋が収縮することにより発生する、前記気密室の気圧が前記現像剤補給容器の外部の気圧よりも低い負圧状態の維持及び解除が可能な負圧維持解除手段と、
    前記現像剤収容袋に収容される現像剤の量及び前記現像剤収容袋の大きさのうち少なくとも一方の情報を外部に出力する情報出力手段と
    をさらに具備することを特徴とする現像剤補給容器。
  2. 前記情報出力手段は、前記現像剤収容袋に設けられ、前記現像剤収容袋の大きさに応じた値を発生する値発生手段を具備し、前記値発生手段によって発生された前記現像剤収容袋の大きさに応じた値を外部に出力することを特徴とする請求項1に記載の現像剤補給容器。
  3. 前記値発生手段は、前記現像剤収容袋の表面に設けられ、前記現像剤収容袋の変形に応じて電気抵抗値が変化する導電性コーティングを有し、
    前記情報出力手段は、前記導電性コーティングに接続され、前記現像剤補給容器の外部から接触して前記導電性コーティングの前記電気抵抗値を得るためのカートリッジ側コネクタを有し、
    前記カートリッジ側コネクタを介して前記現像剤補給容器の外部から前記電気抵抗値を測定することで、前記現像剤収容袋の大きさを検知可能であることを特徴とする請求項2に記載の現像剤補給容器。
  4. 前記導電性コーティングは、前記現像剤収容袋の前記現像剤排出路との接続部分と前記現像剤収容袋が膨張した時に前記接続部と最も離れる部分とを結ぶように設けられていることを特徴とする請求項3に記載の現像剤補給容器。
  5. 前記現像剤収容袋に現像剤が収容される前は前記現像剤収容袋に収容されるべき現像剤の量を記憶し、前記現像剤収容袋に現像剤が収容された後は前記現像剤収容袋に収容されている現像剤の量を記憶するための現像剤量記憶手段を具備し、
    前記情報出力手段により前記現像剤補給容器の外部に出力可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の現像剤補給容器。
  6. 前記現像剤量記憶手段は、前記現像剤補給容器の外部から書き換え可能であることを特徴とする請求項5に記載の現像剤補給容器。
  7. 前記現像剤量記憶手段に記憶されている前記収容されるべき現像剤の量に基づいて前記現像剤収容袋に現像剤が充填されていることを特徴とする請求項6に記載の現像剤補給容器。
  8. 前記導電性コーティングの電気抵抗値から前記現像剤収容袋の容量を求めるデータが格納された袋容量データテーブルを有し、前記袋容量データテーブルは、前記現像剤補給容器の外部から読み出し可能であることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の現像剤補給容器。
  9. 前記現像剤収容袋の大きさと前記現像剤収容袋に収容されている現像剤の量とから現像剤の排出量を決定するためのデータが格納された排出量データテーブルを有し、前記排出量データテーブルは、前記現像剤補給容器の外部から読み出し可能であることを特徴とする請求項7に記載の現像剤補給容器。
  10. 現像剤を用いて画像を形成する画像形成装置において、
    請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の現像剤補給容器と、
    前記現像剤補給容器が前記装置本体に装着された場合に、前記現像剤補給容器の前記現像剤排出路から排出された現像剤を前記装置本体の内部に導入するための、前記現像剤排出路に接続する現像剤排出路接続部と
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  11. 現像剤を用いて画像を形成する画像形成装置において、
    請求項3又は請求項4に記載の現像剤補給容器と、
    前記現像剤補給容器が前記装置本体に装着されている場合に、前記現像剤収容袋に空気を充填するためのポンプと、
    前記現像剤補給容器が前記装置本体に装着されている場合に、前記カートリッジ側コネクタに接触して電気的導通を可能にする本体側コネクタとを具備し、
    前記本体側コネクタ及び前記カートリッジ側コネクタを介して前記導電性コーティングに電圧を印加して前記導電性コーティングの電気抵抗値を測定することで前記現像剤収容袋の大きさを検知し、この検知した大きさに基づいて前記現像剤収容袋への前記ポンプによる空気の充填を制御することを特徴とする画像形成装置。
  12. 現像剤を用いて画像を形成する画像形成装置において、
    請求項7に記載の現像剤補給容器と、
    前記現像剤補給容器が前記装置本体に装着されている場合に、前記現像剤収容袋に空気を充填するためのポンプと、
    前記現像剤補給容器が前記装置本体に装着されている場合に、前記現像剤量記憶手段に記憶されている現像剤の量を読み出すリード手段とを具備し、
    前記リード手段によって読み出された、前記現像剤量記憶手段に記憶されている現像剤の量に基づいて前記現像剤収容袋への前記ポンプによる空気の充填を制御することを特徴とする画像形成装置。
  13. 現像剤を用いて画像を形成する画像形成装置において、
    請求項8に記載の現像剤補給容器と、
    前記現像剤補給容器が前記装置本体に装着されている場合に、前記現像剤収容袋に空気を充填するためのポンプと、
    前記現像剤補給容器が前記装置本体に装着されている場合に、前記袋容量データテーブルからデータを読み出すリード手段とを具備し、
    前記リード手段によって前記袋容量データテーブルから読み出されたデータを参照して前記現像剤収容袋の容量を求め、この容量に基づいて前記現像剤収容袋への前記ポンプによる空気の充填を制御することを特徴とする画像形成装置。
  14. 現像剤を用いて画像を形成する画像形成装置において、
    請求項9に記載の現像剤補給容器と、
    前記現像剤補給容器が前記装置本体に装着されている場合に、前記現像剤収容袋に空気を充填するためのポンプと、
    前記現像剤補給容器が前記装置本体に装着されている場合に、前記排出量データテーブルからデータを読み出すリード手段と、
    前記現像剤補給容器が前記装置本体に装着されている場合に、前記現像剤量記憶手段に記憶されているデータを読み書きするリードライト手段と、
    前記現像剤補給容器から前記装置本体に現像剤が供給された場合に、前記リード手段によって前記排出量データテーブルから読み出されたデータに基づいて前記現像剤補給容器から排出された現像剤の量を算出し、この排出された現像剤の量に基づいて前記リードライト手段によって前記現像剤量記憶手段に記憶されている現像剤の量を更新するとともに、更新した前記現像剤の量に基づいて前記現像剤収容袋への前記ポンプによる空気の充填を制御することを特徴とする画像形成装置。
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