JP2014240857A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】手動で起立させることができる可動フェンス部材を開閉カバーに設置した場合であって、可動フェンス部材を手動で起立させずに開閉カバーが開放状態になるように支軸を中心に回動されてしまった場合であっても、開閉カバーの上面に載置された記録媒体が滑り落ちることのない、画像形成装置を提供する。【解決手段】可動フェンス部材115は、閉鎖状態の開閉カバー110の上面110bに対して起立していない状態であっても、開閉カバー110が閉鎖状態から開放状態に回動される動作に連動して起立するように形成されている。【選択図】図3
Description
この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置に関し、特に、その上面に記録媒体が載置される開閉カバーが設置された画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、上面に記録媒体(用紙、シート)が積載される開閉カバーが設置されたものが、広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、特許文献1等において、開閉カバーは、その上面に、画像形成装置本体から排出された画像形成後の記録媒体が積載されるように構成されている。また、開閉カバーは、画像形成装置本体の内部を開閉できるように、支軸を中心に回動可能に構成されている。そして、この開閉カバーを開放した状態で、画像形成装置本体からユニットを取り出してユニットの交換作業をおこなったり、画像形成装置本体でジャム(紙詰まり)した記録媒体を除去する作業をおこなったりしている。
一方、特許文献2には、画像形成装置本体の上部に形成された排紙トレイに、手動で出没可能なエンドフェンス(可動フェンス部材)を設置する技術が開示されている。詳しくは、排紙トレイは、その上面に、画像形成装置本体から排出された画像形成後の記録媒体が積載されるように構成されている。そして、排紙トレイの上面において、エンドフェンスを手動で出没(起立)させて、積載される記録媒体の排出方向先端部側にエンドフェンスを対向させている。
特許文献2の技術は、排紙トレイの上面においてエンドフェンスを手動で出没させて、積載される記録媒体の排出方向先端部側にエンドフェンスを対向させることができるように構成している。そのため、記録媒体の種類などに応じたユーザーの任意のエンドフェンスの手動操作によって、排紙トレイ上に排出される記録媒体が対向位置に出没したエンドフェンスによって規制されて、記録媒体が排紙トレイ上から勢いよく飛び出してしまう不具合を防止する効果が期待できる。
しかし、そのような排紙トレイを特許文献1等のように開閉カバーとして構成した場合であって、エンドフェンス(可動フェンス部材)の側に設置された支軸を中心に開閉カバーが回動するように構成した場合に、ユーザーがエンドフェンスの出没(起立)をおこなわずに開閉カバーが開放されると、開閉カバー上に載置された記録媒体が開閉カバーから滑り落ちてしまっていた。
しかし、そのような排紙トレイを特許文献1等のように開閉カバーとして構成した場合であって、エンドフェンス(可動フェンス部材)の側に設置された支軸を中心に開閉カバーが回動するように構成した場合に、ユーザーがエンドフェンスの出没(起立)をおこなわずに開閉カバーが開放されると、開閉カバー上に載置された記録媒体が開閉カバーから滑り落ちてしまっていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、手動で起立させることができる可動フェンス部材を開閉カバーに設置した場合であって、可動フェンス部材を手動で起立させずに開閉カバーが開放状態になるように支軸を中心に回動されてしまった場合であっても、開閉カバーの上面に載置された記録媒体が滑り落ちることのない、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる画像形成装置は、画像形成装置本体の内部を開閉できるように支軸を中心に回動可能に形成され、閉鎖状態でその上面に記録媒体が載置される開閉カバーと、閉鎖状態の前記開閉カバーの上面に対して手動で起立されることで、当該上面に載置される記録媒体に対して前記支軸の側で対向できるように形成された可動フェンス部材と、を備え、前記可動フェンス部材は、閉鎖状態の前記開閉カバーの上面に対して起立していない状態であっても、前記開閉カバーが閉鎖状態から開放状態に回動される動作に連動して起立するように形成されたものである。
本発明によれば、手動で起立させることができる可動フェンス部材を開閉カバーに設置した場合であって、可動フェンス部材を手動で起立させずに開閉カバーが開放状態になるように支軸を中心に回動されてしまった場合であっても、開閉カバーの上面に載置された記録媒体が滑り落ちることのない、画像形成装置を提供することができる。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1及び図2にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1に示すように、画像形成装置本体100の中央には、中間転写ベルト装置15が設置されている。また、中間転写ベルト装置15の中間転写ベルト8(中間転写体)に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応したプロセスカートリッジ6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
図1に示すように、画像形成装置本体100の中央には、中間転写ベルト装置15が設置されている。また、中間転写ベルト装置15の中間転写ベルト8(中間転写体)に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応したプロセスカートリッジ6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
図2を参照して、イエローに対応したプロセスカートリッジ6Yは、像担持体としての感光体ドラム1Yと、感光体ドラム1Yの周囲に配設された帯電装置4Y(帯電部)、現像装置5Y(現像部)、クリーニング装置2Y(クリーニング部)、除電部(不図示である。)等と、が1つのユニットとして画像形成装置本体100に対して着脱可能(交換可能)に構成されている。そして、感光体ドラム1Y上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)がおこなわれて、感光体ドラム1Y上にイエロー画像が形成されることになる。すなわち、プロセスカートリッジ6Yは、1次転写ローラ9Y(1次転写装置)などとともに、作像部を構成している。
なお、他の3つのプロセスカートリッジ6M、6C、6K(作像部)も、使用されるトナーの色が異なる以外は、イエローに対応したプロセスカートリッジ6Y(作像部)とほぼ同様の構成となっていて、それぞれのトナー色に対応した画像が形成される。以下、他の3つのプロセスカートリッジ6M、6C、6K(作像部)の説明を適宜に省略して、イエローに対応したプロセスカートリッジ6Y(作像部)のみの説明をおこなうことにする。
図2を参照して、感光体ドラム1Y(像担持体)は、不図示のモータによって時計方向に回転駆動される。そして、帯電装置4Y(帯電ローラ)の位置で、感光体ドラム1Yの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光部7Y(光書込ヘッド)から発せられた露光光の照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光部7Y(光書込ヘッド)から発せられた露光光の照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、現像装置5Y(現像装置主部50)との対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、イエローのトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び1次転写ローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8(中間転写体)上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び1次転写ローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8(中間転写体)上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、クリーニング装置2Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上に残存した未転写トナーがクリーニングブレード2aによってクリーニング装置2Y内に回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、他のプロセスカートリッジ6M、6C、6K(作像部)でも、イエロー用のプロセスカートリッジ6Y(作像部)と同様におこなわれる。すなわち、作像部の上方に配設された露光部から、画像情報に基いた露光光が、各プロセスカートリッジ6M、6C、6Kの感光体ドラム上に向けて照射される。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
ここで、中間転写ベルト装置15は、図1を参照して、中間転写ベルト8、4つの1次転写ローラ9Y(図2を参照できる。)、駆動ローラ、従動ローラ、等で構成される。中間転写ベルト8は、駆動ローラと従動ローラと1次転写ローラとによって張架・支持されるとともに、駆動ローラの回転駆動によって図1中の矢印方向(反時計方向)に無端移動される。
1次転写ローラ9Yは、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Yとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写ローラ9Yに、トナーの極性とは逆の転写電圧(転写バイアス)が印加される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、各1次転写ローラ(9Y)の1次転写ニップを順次通過する。こうして、各感光体ドラム(1Y)上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、各1次転写ローラ(9Y)の1次転写ニップを順次通過する。こうして、各感光体ドラム(1Y)上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト8は、2次転写ローラ19(2次転写装置)との対向位置に達する。この位置では、駆動ローラ(2次転写対向ローラ)が、2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト8上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された転写紙等の記録媒体P上に転写される(2次転写工程である。)。このとき、中間転写ベルト8には、記録媒体Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト8は、中間転写クリーニング装置16(中間転写クリーニングブレード)の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8上の未転写トナーが、中間転写ベルト8に圧接する中間転写クリーニングブレード(中間転写クリーニング装置16)によって機械的に除去される。なお、中間転写クリーニングブレードは、ウレタンゴム等の弾性材料で形成された略板状部材であって、中間転写ベルト8に対して所定の当接圧及び当接角で当接している。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、図1を参照して、2次転写ニップの位置に搬送された記録媒体Pは、装置本体100の下方に配設された給紙部26から、給紙ローラ27やレジストローラ対28(タイミングローラ対)等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の記録媒体P(用紙)が複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の記録媒体P(用紙)が複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対28に搬送された記録媒体Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対28(タイミングローラ対)が回転駆動されて、記録媒体Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、記録媒体P上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着装置20の位置(定着ニップ)に搬送される。そして、この位置で、定着ベルト21(定着部材)及び加圧ローラ22(加圧部材)による熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像(トナー像)が記録媒体P上に定着される(定着工程である。)。
その後、記録媒体Pは、排紙ローラ対によって装置外へと排出される。排紙ローラ対によって装置外に排出された記録媒体Pは、出力画像として、排紙トレイ(スタック部)として機能する開閉カバー110上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
その後、記録媒体Pは、排紙ローラ対によって装置外へと排出される。排紙ローラ対によって装置外に排出された記録媒体Pは、出力画像として、排紙トレイ(スタック部)として機能する開閉カバー110上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、画像形成装置における作像部について詳述する。
図2に示すように、プロセスカートリッジ6Yは、感光体ドラム1Y(像担持体)、帯電装置4Y(帯電ローラ)、現像装置5Y、クリーニング装置2Y、等で構成される。
像担持体としての感光体ドラム1Yは、負帯電の有機感光体であって、装置本体100側に設置されたモータから駆動力を受けて図2の時計方向に回転駆動される。
図2に示すように、プロセスカートリッジ6Yは、感光体ドラム1Y(像担持体)、帯電装置4Y(帯電ローラ)、現像装置5Y、クリーニング装置2Y、等で構成される。
像担持体としての感光体ドラム1Yは、負帯電の有機感光体であって、装置本体100側に設置されたモータから駆動力を受けて図2の時計方向に回転駆動される。
帯電装置4Y(帯電ローラ)は、芯金上に、ウレタン樹脂、導電性粒子としてのカーボンブラック、硫化剤、発泡剤等を処方した中抵抗の発泡ウレタン層を形成した弾性を有するローラ部材である。帯電装置4Y(帯電ローラ)の中抵抗層の材質としては、ウレタン、エチレン−プロピレン−ジエンポリエチレン(EPDM)、ブタジエンアクリロニトリルゴム(NBR)、シリコーンゴムや、イソプレンゴム等に抵抗調整のためにカーボンブラックや金属酸化物等の導電性物質を分散したゴム材や、またこれらを発泡させたものを用いることもできる。なお、本実施の形態では、感光体ドラム1Yに対して帯電ローラ4Yが接触するように構成しているが、感光体ドラム1Yに対して帯電ローラ4Yが微小ギャップをあけて対向するように構成することもできる。
クリーニング装置2Yは、感光体ドラム1Yに摺接するクリーニングブレード2aが設置されていて、感光体ドラム1Y上の未転写トナーを機械的に除去・回収する。クリーニングブレード2aは、ウレタンゴム等の弾性材料で形成された略板状部材であって、感光体ドラム1Yに対して所定の当接圧及び当接角で当接している。
クリーニング装置2Yは、感光体ドラム1Yに摺接するクリーニングブレード2aが設置されていて、感光体ドラム1Y上の未転写トナーを機械的に除去・回収する。クリーニングブレード2aは、ウレタンゴム等の弾性材料で形成された略板状部材であって、感光体ドラム1Yに対して所定の当接圧及び当接角で当接している。
現像装置5Yは、現像剤担持体としての現像ローラ51が感光体ドラム1Yに対して微小ギャップをあけて対向するように配置されていて、双方の部材1Y、51の間(対向位置)には現像領域が形成される。現像装置5Y内には、現像剤としてのトナー(非磁性又は磁性の1成分現像剤)が収容されている。そして、現像装置5Yは、感光体ドラム1Y上に形成される静電潜像を現像する(トナー像を形成する。)。
以下、図2を用いて、現像装置5Yについて詳述する。
図2を参照して、本実施の形態における現像装置5Yは、非接触1成分現像方式の現像装置であって、主として、感光体ドラム1Y上に形成される静電潜像を現像する現像装置主部50と、現像装置主部50に補給するためのトナー(1成分現像剤)が収容された現像剤容器としてのトナー容器60と、で構成されている。
現像装置5Yは、プロセスカートリッジ6Yとして他の作像部材1Y、2Y、4Yとともに装置本体100に対して着脱可能(交換可能)に設置されるが、現像装置主部50(プロセスカートリッジ6Y)に対してトナー容器60を別々に交換できるように構成されている。すなわち、トナー容器60は、装置本体100に装着された現像装置主部50(プロセスカートリッジ6Y)に対して上方の位置で着脱可能(交換可能)に設置されている。そして、開閉カバー110(図1を参照できる。)を支軸110a(回転中心)を中心に回動させて開閉することにより、現像装置主部50からトナー容器60を分離してトナー容器60のみを交換したり、トナー容器60が装着された状態の現像装置主部50(プロセスカートリッジ6Y)を交換したりする。
なお、トナー容器60の交換はその内部に収容されたトナーがなくなるタイミングでおこなわれ、現像装置主部50(プロセスカートリッジ6Y)の交換はその構成部品(例えば、現像ローラ51、感光体ドラム1Y等である。)が寿命に達するとともに内部のトナーがなくなるタイミングでおこなわれる。したがって、トナー容器60の交換は独立して単独でおこなわれることがあるが、現像装置主部50(プロセスカートリッジ6Y)の交換はトナー容器60とともに(トナー容器60が装着された状態で)おこなわれることになる。
図2を参照して、本実施の形態における現像装置5Yは、非接触1成分現像方式の現像装置であって、主として、感光体ドラム1Y上に形成される静電潜像を現像する現像装置主部50と、現像装置主部50に補給するためのトナー(1成分現像剤)が収容された現像剤容器としてのトナー容器60と、で構成されている。
現像装置5Yは、プロセスカートリッジ6Yとして他の作像部材1Y、2Y、4Yとともに装置本体100に対して着脱可能(交換可能)に設置されるが、現像装置主部50(プロセスカートリッジ6Y)に対してトナー容器60を別々に交換できるように構成されている。すなわち、トナー容器60は、装置本体100に装着された現像装置主部50(プロセスカートリッジ6Y)に対して上方の位置で着脱可能(交換可能)に設置されている。そして、開閉カバー110(図1を参照できる。)を支軸110a(回転中心)を中心に回動させて開閉することにより、現像装置主部50からトナー容器60を分離してトナー容器60のみを交換したり、トナー容器60が装着された状態の現像装置主部50(プロセスカートリッジ6Y)を交換したりする。
なお、トナー容器60の交換はその内部に収容されたトナーがなくなるタイミングでおこなわれ、現像装置主部50(プロセスカートリッジ6Y)の交換はその構成部品(例えば、現像ローラ51、感光体ドラム1Y等である。)が寿命に達するとともに内部のトナーがなくなるタイミングでおこなわれる。したがって、トナー容器60の交換は独立して単独でおこなわれることがあるが、現像装置主部50(プロセスカートリッジ6Y)の交換はトナー容器60とともに(トナー容器60が装着された状態で)おこなわれることになる。
現像装置主部50は、現像剤担持体としての現像ローラ51、現像剤供給部材としての供給ローラ53、現像剤規制部材としてのドクターブレード52、複数の搬送部材としての搬送スクリュ54、55、第1搬送スクリュ54による第1搬送経路B1と第2搬送スクリュ55による第2搬送経路B2とを隔絶する仕切部材56、トナー容器60からトナーが補給される主部側補給口57、等で構成されている。
現像ローラ51(現像剤担持体)は、感光体ドラム1Yに対向して、感光体ドラム1Y上に形成された静電潜像にトナー(現像剤)を供給する。現像ローラ51としては、導電性金属材料で形成された回転軸部(芯金)上に、弾性層(導電性を有するゴム材料などで形成されている。)が成型されたものを用いることができる。
供給ローラ53(現像剤供給部材)は、2つの搬送スクリュ54、55の下方に配設されていて、現像ローラ51に摺接して現像ローラ51にトナーを供給する。供給ローラ53は、芯金上に、導電性を有する発泡ポリウレタン層(電気抵抗値が103〜1014Ω程度のものである。)が積層されている。また、供給ローラ53は、感光体ドラム1Yとの現像領域において現像工程に供されなかった現像ローラ51上のトナーを、現像ローラ51から除去する機能も有している。
ドクターブレード52(現像剤規制部材)は、その先端部が現像ローラ51の外周面に10〜100N/m程度の圧力にて所定角度で当接するように配設されていて、現像ローラ51に担持された現像剤の量を規制する。ドクターブレード52としては、ステンレス鋼等の金属材料からなる薄い板状部材を用いることができる。
供給ローラ53(現像剤供給部材)は、2つの搬送スクリュ54、55の下方に配設されていて、現像ローラ51に摺接して現像ローラ51にトナーを供給する。供給ローラ53は、芯金上に、導電性を有する発泡ポリウレタン層(電気抵抗値が103〜1014Ω程度のものである。)が積層されている。また、供給ローラ53は、感光体ドラム1Yとの現像領域において現像工程に供されなかった現像ローラ51上のトナーを、現像ローラ51から除去する機能も有している。
ドクターブレード52(現像剤規制部材)は、その先端部が現像ローラ51の外周面に10〜100N/m程度の圧力にて所定角度で当接するように配設されていて、現像ローラ51に担持された現像剤の量を規制する。ドクターブレード52としては、ステンレス鋼等の金属材料からなる薄い板状部材を用いることができる。
ここで、現像ローラ51や供給ローラ53やドクターブレード52には、不図示の電源部から、所定の電圧が印加されていて、現像ローラ51上におけるトナーの移動が促進されている。なお、本実施の形態では、現像ローラ51に対して、現像領域において現像ローラ51と感光体ドラム1Yとの間でトナーが往復運動するように、交番電圧(AC周波数が500〜1000Hz程度、ピーク・ツー・ピーク電圧が500〜3000V程度、印加時間デューティが30〜70%程度の矩形波である。)を印加している。
2つの搬送スクリュ54、55(搬送部材)は、装置本体100に装着された状態で、現像装置主部50内に収容されたトナーを回転軸方向(図2の紙面垂直方向である。)に搬送して循環経路を形成する。
第1搬送部材としての第1搬送スクリュ54は、供給ローラ53に対向する位置(上方の位置である。)に配設されていて、トナーを回転軸方向(長手方向)に水平に搬送(図2の紙面垂直方向の手前側から奥側への搬送である。)しながら、供給ローラ53上にトナーを供給する。
第1搬送部材としての第1搬送スクリュ54は、供給ローラ53に対向する位置(上方の位置である。)に配設されていて、トナーを回転軸方向(長手方向)に水平に搬送(図2の紙面垂直方向の手前側から奥側への搬送である。)しながら、供給ローラ53上にトナーを供給する。
第2搬送部材としての第2搬送スクリュ55は、仕切部材56を介して第1搬送スクリュ54に対向する位置(上方の位置である。)に配設されていて、トナーを回転軸方向(長手方向)に水平に搬送(図2の紙面垂直方向の奥側から手前側への搬送である。)する。そして、第2搬送スクリュ55は、第1搬送スクリュ54による第1搬送経路B1の下流側から第2中継部を介して循環されるトナーを第1搬送経路B1の上流側に第1中継部を介して搬送する。
2つの搬送スクリュ54、55は、現像ローラ51や感光体ドラム1Yと同様に、回転軸がほぼ水平になるように配設されている。また、2つの搬送スクリュ54、55は、いずれも、軸部にスクリュ部が螺旋状に巻装されたものである。
2つの搬送スクリュ54、55は、現像ローラ51や感光体ドラム1Yと同様に、回転軸がほぼ水平になるように配設されている。また、2つの搬送スクリュ54、55は、いずれも、軸部にスクリュ部が螺旋状に巻装されたものである。
なお、第1搬送スクリュ54による搬送経路(第1搬送経路B1)と、第2搬送スクリュ55による搬送経路(第2搬送経路B2)と、は仕切部材56(壁部)によって隔絶されている。
図示は省略するが、第2搬送スクリュ55による第2搬送経路B2の下流側と、第1搬送スクリュ54による第1搬送経路B1の上流側と、は第1中継部を介して連通している。第2搬送スクリュ55による第2搬送経路B2の下流側に達したトナーが、第1中継部にて自重落下して、第1搬送経路B1の上流側に達することになる。
また、第1搬送スクリュ54による第1搬送経路B1の下流側と、第2搬送スクリュ55による第2搬送経路B2の上流側と、は第2中継部を介して連通している。そして、第1搬送経路B1にて供給ローラ53上に供給されなかったトナーが、第2中継部の近傍に留まって盛り上がって、第2中継部を介して第2搬送経路B2の上流側に搬送(供給)されることになる。
なお、第2中継部におけるトナーの搬送性(第1搬送経路B1から第2搬送経路B2への重力方向に逆らったトナーの受け渡しである。)を向上させるために、第1搬送スクリュ54の下流側の位置(第2中継部に対応する位置である。)に、パドル形状部や、スクリュの巻き方向が逆方向に形成されたスクリュ部、を設けることもできる。
図示は省略するが、第2搬送スクリュ55による第2搬送経路B2の下流側と、第1搬送スクリュ54による第1搬送経路B1の上流側と、は第1中継部を介して連通している。第2搬送スクリュ55による第2搬送経路B2の下流側に達したトナーが、第1中継部にて自重落下して、第1搬送経路B1の上流側に達することになる。
また、第1搬送スクリュ54による第1搬送経路B1の下流側と、第2搬送スクリュ55による第2搬送経路B2の上流側と、は第2中継部を介して連通している。そして、第1搬送経路B1にて供給ローラ53上に供給されなかったトナーが、第2中継部の近傍に留まって盛り上がって、第2中継部を介して第2搬送経路B2の上流側に搬送(供給)されることになる。
なお、第2中継部におけるトナーの搬送性(第1搬送経路B1から第2搬送経路B2への重力方向に逆らったトナーの受け渡しである。)を向上させるために、第1搬送スクリュ54の下流側の位置(第2中継部に対応する位置である。)に、パドル形状部や、スクリュの巻き方向が逆方向に形成されたスクリュ部、を設けることもできる。
また、図2を参照して、現像装置主部50は、上方の位置にてトナー容器60の容器側補給口63に連通する主部側補給口57が形成されている。この主部側補給口57は、トナー容器60から現像装置主部50へのトナー(現像剤)の補給をおこなうためのものである。
また、図示を省略するが、現像ローラ51、供給ローラ53、第1搬送スクリュ54、第2搬送スクリュ55の各軸部にはギアが設置されていて、アイドラギアをも含めたギア列が形成されている。そして、これらのギア列に不図示の駆動モータ(駆動手段)から駆動力が入力されて、現像ローラ51、供給ローラ53、第1搬送スクリュ54、第2搬送スクリュ55がそれぞれ図2の矢印方向に回転駆動される。
また、図示を省略するが、現像ローラ51、供給ローラ53、第1搬送スクリュ54、第2搬送スクリュ55の各軸部にはギアが設置されていて、アイドラギアをも含めたギア列が形成されている。そして、これらのギア列に不図示の駆動モータ(駆動手段)から駆動力が入力されて、現像ローラ51、供給ローラ53、第1搬送スクリュ54、第2搬送スクリュ55がそれぞれ図2の矢印方向に回転駆動される。
ここで、現像剤容器としてのトナー容器60は、アジテータ61、容器側搬送部材としての容器側搬送スクリュ62、容器側補給口63、等で構成されている。
アジテータ61は、回転軸部に薄板状の可撓性部材が貼着されたものであって、図2の反時計方向に回転することで、トナー容器60の収容部C内に収容されたトナーを容器側搬送スクリュ62による搬送経路に向けて搬送する。
容器側搬送スクリュ62(容器側搬送部材)は、装置本体100に装着された状態で、容器内に収容されたトナーを容器側補給口63に向けて回転軸方向一端側に向けて搬送する。
容器側補給口63は、容器側搬送スクリュ62による搬送経路において回転軸方向一端側に形成されている。そして、容器側補給口63から排出されたトナーは、主部側補給口57を介して現像装置主部50の第2搬送経路B2の上流側に自重落下により補給される。
アジテータ61は、回転軸部に薄板状の可撓性部材が貼着されたものであって、図2の反時計方向に回転することで、トナー容器60の収容部C内に収容されたトナーを容器側搬送スクリュ62による搬送経路に向けて搬送する。
容器側搬送スクリュ62(容器側搬送部材)は、装置本体100に装着された状態で、容器内に収容されたトナーを容器側補給口63に向けて回転軸方向一端側に向けて搬送する。
容器側補給口63は、容器側搬送スクリュ62による搬送経路において回転軸方向一端側に形成されている。そして、容器側補給口63から排出されたトナーは、主部側補給口57を介して現像装置主部50の第2搬送経路B2の上流側に自重落下により補給される。
このように構成された現像装置5Yは、次のように動作する。
まず、トナー容器60から補給口57、63を介して第2搬送経路B2内に補給されたトナーは、現像装置主部50内を循環するトナーとともに、第2搬送スクリュ55によって撹拌・混合されながら、第1搬送経路B1に供給される。そして、第1搬送経路B1に搬送されたトナーは、第1搬送スクリュ54に搬送されながら、その一部が供給ローラ53に供給され担持される。供給ローラ53に担持されたトナーは、現像ローラ51との圧接部(当接位置)で摩擦帯電された後に、現像ローラ51上に移動して担持される。その後、現像ローラ51上に担持されたトナーは、ドクターブレード52との当接位置で、薄層化・均一化された後に、感光体ドラム1Yとの対向位置(現像領域)に達する。そして、この位置で、現像領域に形成された電界(現像電界)によって、感光体ドラム1Y上に形成された潜像にトナーが吸着される。
まず、トナー容器60から補給口57、63を介して第2搬送経路B2内に補給されたトナーは、現像装置主部50内を循環するトナーとともに、第2搬送スクリュ55によって撹拌・混合されながら、第1搬送経路B1に供給される。そして、第1搬送経路B1に搬送されたトナーは、第1搬送スクリュ54に搬送されながら、その一部が供給ローラ53に供給され担持される。供給ローラ53に担持されたトナーは、現像ローラ51との圧接部(当接位置)で摩擦帯電された後に、現像ローラ51上に移動して担持される。その後、現像ローラ51上に担持されたトナーは、ドクターブレード52との当接位置で、薄層化・均一化された後に、感光体ドラム1Yとの対向位置(現像領域)に達する。そして、この位置で、現像領域に形成された電界(現像電界)によって、感光体ドラム1Y上に形成された潜像にトナーが吸着される。
以下、本実施の形態における画像形成装置100において、特徴的な構成・動作について詳述する。
先に図1を用いて説明したように、本実施の形態における画像形成装置には、画像形成装置本体100の内部を開閉できるように、支軸110aを中心に回動可能に形成された開閉カバー110が設けられている。
具体的に、図3(A)(又は、図3(B))に示すように、通常時は開閉カバー110が閉じた状態(閉鎖状態であって、装置本体100の内部が露呈していない状態である。)で、先に説明した画像形成プロセスがおこなわれる。そして、図3(C)に示すように、開閉カバー110を支軸110a(回転中心)を中心に回動させて開放した状態(開放状態であって、装置本体100の内部が上方に露呈している状態である。)にして、プロセスカートリッジ6Yの交換作業などをおこなって、再び開閉カバー110を閉鎖状態に戻すことになる。
先に図1を用いて説明したように、本実施の形態における画像形成装置には、画像形成装置本体100の内部を開閉できるように、支軸110aを中心に回動可能に形成された開閉カバー110が設けられている。
具体的に、図3(A)(又は、図3(B))に示すように、通常時は開閉カバー110が閉じた状態(閉鎖状態であって、装置本体100の内部が露呈していない状態である。)で、先に説明した画像形成プロセスがおこなわれる。そして、図3(C)に示すように、開閉カバー110を支軸110a(回転中心)を中心に回動させて開放した状態(開放状態であって、装置本体100の内部が上方に露呈している状態である。)にして、プロセスカートリッジ6Yの交換作業などをおこなって、再び開閉カバー110を閉鎖状態に戻すことになる。
このように、画像形成装置本体100はそれほど高さ方向の寸法が大きなものではなくて、開閉カバー110は、画像形成装置本体100の内部を上方に向けて露呈させるものであるため、ユーザー(作業者)は、自身の手元を上方から確認しながらプロセスカートリッジ6Y等の交換ユニットの交換作業をスムーズにおこなうことができる。
また、本実施の形態では、開閉カバー110の支軸110a(回転中心)が、記録媒体Pの排出方向先端側(図3の左方である。)に設置されている。これにより、開閉カバー110の支軸110aを記録媒体Pの排出方向後端側(図3の右方である。)に設置する場合に比べて、排出部(図3の装置100の右上方に突出した部分である。)などの干渉を避けて、開閉カバー110の開放範囲(開放角度)を大きく設定することができるため、プロセスカートリッジ6Y等の交換ユニットの交換時の作業性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、開閉カバー110の支軸110a(回転中心)が、記録媒体Pの排出方向先端側(図3の左方である。)に設置されている。これにより、開閉カバー110の支軸110aを記録媒体Pの排出方向後端側(図3の右方である。)に設置する場合に比べて、排出部(図3の装置100の右上方に突出した部分である。)などの干渉を避けて、開閉カバー110の開放範囲(開放角度)を大きく設定することができるため、プロセスカートリッジ6Y等の交換ユニットの交換時の作業性を向上させることができる。
また、この開閉カバー110は、図3(A)(又は、図3(B))に示すように、閉鎖状態でその上面110bに記録媒体Pが載置される排紙トレイ(スタック部)としても機能する。詳しくは、開閉カバー110の上面110bに、画像形成装置本体100において画像が形成された後の記録媒体Pが排出されて載置されることになる。
このように、画像形成装置本体100(開閉カバー110)の上方の空間を画像形成後の記録媒体Pを積載する排紙スペースとして利用することで、画像形成装置本体100の側方の空間を排紙スペースとして利用する場合に比べて、画像形成装置の設置面積(上方からみた装置の投影面積である。)を小さくすることができる。
このように、画像形成装置本体100(開閉カバー110)の上方の空間を画像形成後の記録媒体Pを積載する排紙スペースとして利用することで、画像形成装置本体100の側方の空間を排紙スペースとして利用する場合に比べて、画像形成装置の設置面積(上方からみた装置の投影面積である。)を小さくすることができる。
ここで、本実施の形態における画像形成装置には、閉鎖状態の開閉カバー110の上面110bに対して手動で起立されることで、上面110bに載置される記録媒体Pに対して支軸110aの側で対向できるように形成された可動フェンス部材115が設けられている。この可動フェンス部材115は、支軸110aとともに、記録媒体Pの排出方向先端側(図3の左方である。)に設置されている。
詳しくは、可動フェンス部材115は、略ブーメラン形状(略くの字状)の部材であって、回転軸115aを中心にして回転可能に開閉カバー110に保持されている。そして、可動フェンス部材115は、図3(A)に示すように、開閉カバー110の上面110bに対して起立していない状態のときに上面115b(載置面)から突出しないように形成されている。具体的に、開閉カバー110は、非起立状態のときに、開閉カバー110に形成された凹部に収納されている。
そして、可動フェンス部材115は、回転軸115aを中心にして回転することで、図3(B)に示すように上面110bに対して起立することになる。具体的に、開閉カバー110には非起立状態の可動フェンス部材115を把持するための窪み(不図示である。)が形成されていて、ユーザー(作業者)はその窪みから指を差し込んで可動フェンス部材115を摘まんだ状態で時計方向に回転させて、図3(B)に示すように可動フェンス部材115を起立させることになる。
そして、可動フェンス部材115は、回転軸115aを中心にして回転することで、図3(B)に示すように上面110bに対して起立することになる。具体的に、開閉カバー110には非起立状態の可動フェンス部材115を把持するための窪み(不図示である。)が形成されていて、ユーザー(作業者)はその窪みから指を差し込んで可動フェンス部材115を摘まんだ状態で時計方向に回転させて、図3(B)に示すように可動フェンス部材115を起立させることになる。
このような可動フェンス部材115を起立させる作業は、ユーザー(作業者)の自由な意思のもとにおこなわれるものである。具体的に、開閉カバー110上に排出される記録媒体Pの種類(サイズやコシなどである。)によって、その記録媒体Pが開閉カバー110上から勢いよく飛び出してしまう不具合が生じてしまうような場合や、開閉カバー110上に連続的に排出される複数枚の記録媒体Pの先端部をきれいに揃えてスタックさせるような場合、などにユーザーが任意に可動フェンス部材115を起立させることになる。起立状態にある可動フェンス部材115は、図3(B)に示すように、開閉カバー110上に排出される記録媒体Pの排出方向先端部(破線で囲んだ部分である。)に対向して、記録媒体Pの排出方向の移動を規制する規制部材として機能することになる。
なお、ユーザーが可動フェンス部材115を起立させない場合としては、上述したような不具合が生じない場合に加えて、排出方向の長さの大きな大サイズの記録媒体Pが排出される場合がある。特に、本実施の形態では、非起立時において可動フェンス部材115が上面110b(載置面)から突出しないように形成されているため、可動フェンス部材115が大サイズの記録媒体Pの排出を妨げることはない。
なお、ユーザーが可動フェンス部材115を起立させない場合としては、上述したような不具合が生じない場合に加えて、排出方向の長さの大きな大サイズの記録媒体Pが排出される場合がある。特に、本実施の形態では、非起立時において可動フェンス部材115が上面110b(載置面)から突出しないように形成されているため、可動フェンス部材115が大サイズの記録媒体Pの排出を妨げることはない。
そして、本実施の形態において、可動フェンス部材115は、閉鎖状態の開閉カバー110の上面110bに対して起立していない状態(図3(A)の状態である。)であっても、開閉カバー110が閉鎖状態から開放状態に回動される動作に連動して起立するように形成されている。すなわち、図3(A)の状態にある可動フェンス部材115は、開閉カバー110が開放状態になることで、図3(C)に示すように自動的に起立位置に回転することになる。
詳しくは、可動フェンス部材115は、その一端側が画像形成装置本体(支軸110aの近傍の位置である。)に接続されたワイヤ状部材116の他端側に接続されている。このワイヤ状部材116は、図3(A)又は図3(B)に示すように開閉カバー110が閉鎖状態であるときに可動フェンス部材115の起立の有無に関わらず可動フェンス部材115に張力を付与しないで、図3(C)に示すように開閉カバー110が閉鎖状態から開放状態に回動するときに可動フェンス部材115に張力を付与して可動フェンス部材115を起立させるものである。
詳しくは、可動フェンス部材115は、その一端側が画像形成装置本体(支軸110aの近傍の位置である。)に接続されたワイヤ状部材116の他端側に接続されている。このワイヤ状部材116は、図3(A)又は図3(B)に示すように開閉カバー110が閉鎖状態であるときに可動フェンス部材115の起立の有無に関わらず可動フェンス部材115に張力を付与しないで、図3(C)に示すように開閉カバー110が閉鎖状態から開放状態に回動するときに可動フェンス部材115に張力を付与して可動フェンス部材115を起立させるものである。
さらに詳しくは、図3(A)及び図3(B)に示すように、開閉カバー110が閉じた状態であるとき、可動フェンス部材115に接続されたワイヤ状部材116は充分に緩んだ状態であって、可動フェンス部材115を起立させてもしなくても、そのワイヤ状部材116の緩んだ状態に変化は生じない。すなわち、開閉カバー110が閉じた状態であるとき、可動フェンス部材115の回動動作においてワイヤ状部材116の力が作用することはない。
これに対して、図3(C)に示すように、開閉カバー110が支軸110aを中心に回動されて開放されていくと、可動フェンス部材115に接続されたワイヤ状部材116は徐々に張られた状態になって、可動フェンス部材115が起立されていなくても、ワイヤ状部材116に引っ張られて可動フェンス部材115が回転軸115aを中心に起立方向(時計方向)に回転することになる。すなわち、開閉カバー110が閉鎖状態から開放状態に変化するとき、非起立状態の可動フェンス部材115にワイヤ状部材116の力が作用して可動フェンス部材115が起立する。なお、開閉カバー110が閉鎖状態である場合に可動フェンス部材115が予め起立されていても、開閉カバー110が開放状態に変化するときに、可動フェンス部材115にワイヤ状部材116の力が作用することになるが、その力は可動フェンス部材115をそのまま起立させる方向のものであって可動フェンス部材115の起立状態が維持される。
これに対して、図3(C)に示すように、開閉カバー110が支軸110aを中心に回動されて開放されていくと、可動フェンス部材115に接続されたワイヤ状部材116は徐々に張られた状態になって、可動フェンス部材115が起立されていなくても、ワイヤ状部材116に引っ張られて可動フェンス部材115が回転軸115aを中心に起立方向(時計方向)に回転することになる。すなわち、開閉カバー110が閉鎖状態から開放状態に変化するとき、非起立状態の可動フェンス部材115にワイヤ状部材116の力が作用して可動フェンス部材115が起立する。なお、開閉カバー110が閉鎖状態である場合に可動フェンス部材115が予め起立されていても、開閉カバー110が開放状態に変化するときに、可動フェンス部材115にワイヤ状部材116の力が作用することになるが、その力は可動フェンス部材115をそのまま起立させる方向のものであって可動フェンス部材115の起立状態が維持される。
このような構成により、可動フェンス部材115を起立させていない状態で開閉カバー110が開放されてしまっても、開閉カバー110の開放動作に連動して可動フェンス部材115が自動的に起立して、開閉カバー110の上面110bに載置された記録媒体Pの上面110bに沿った斜め下方への移動を規制する規制部材として機能することになる。すなわち、上面110bに記録媒体Pが積載された開閉カバー110が開放されても、閉鎖状態時における可動フェンス部材115の起立・非起立に関わらず、可動フェンス部材115が起立して開閉カバー110から記録媒体Pが滑り落ちてしまう不具合を防止することができる。
なお、このような効果を確実にするためには、開閉カバー110が開放状態にあるときに、可動フェンス部材115の起立状態が確実に維持されるように構成することが好ましい。
そのような構成としては、開閉カバー110が最大限に開放された状態(最終的な開放位置に位置した状態である。)において、ワイヤ状部材116が可動フェンス部材115に付与する張力が、可動フェンス部材115に非起立方向(反時計方向)の回転モーメントを与えないようなものである。例えば、開閉カバー110が最大限に開放された状態において、ワイヤ状部材116を延長した仮想線が回転軸115aを通るように構成することができる。すなわち、可動フェンス部材115に付与される張力に対する反力の方向が、回転軸115aに向かう方向になるように構成することができる。
そのような構成としては、開閉カバー110が最大限に開放された状態(最終的な開放位置に位置した状態である。)において、ワイヤ状部材116が可動フェンス部材115に付与する張力が、可動フェンス部材115に非起立方向(反時計方向)の回転モーメントを与えないようなものである。例えば、開閉カバー110が最大限に開放された状態において、ワイヤ状部材116を延長した仮想線が回転軸115aを通るように構成することができる。すなわち、可動フェンス部材115に付与される張力に対する反力の方向が、回転軸115aに向かう方向になるように構成することができる。
また、本実施の形態では、開閉カバー110が開放される動作に連動してワイヤ状部材116の張力が可動フェンス部材115に作用して可動フェンス部材115が起立するように構成した。
これに対して、図示は省略するが、開閉カバー110が開放される動作に連動して弾性部材(スプリングやゴムなどである。)の弾性力が可動フェンス部材115に作用して可動フェンス部材115が起立するように構成することもできる。具体的に、弾性部材は、開閉カバー110が閉鎖状態にあるときには可動フェンス部材115の起立・非起立に関わらず可動フェンス部材115に干渉しないで、開閉カバー110が開放されるときに可動フェンス部材115の起立・非起立に関わらず可動フェンス部材115に干渉して弾性力を作用させる位置に配置されることになる。
また、図示は省略するが、開閉カバー110が開放される動作に連動してリンク機構の引張力が可動フェンス部材115に作用して可動フェンス部材115が起立するように構成することもできる。具体的に、リンク機構は、開閉カバー110が閉鎖状態にあるときには可動フェンス部材115の起立・非起立に関わらず可動フェンス部材115に引張力を作用させないで、開閉カバー110が開放されるときに可動フェンス部材115の起立・非起立に関わらず可動フェンス部材115に引張力を作用させるように構成されることになる。
これに対して、図示は省略するが、開閉カバー110が開放される動作に連動して弾性部材(スプリングやゴムなどである。)の弾性力が可動フェンス部材115に作用して可動フェンス部材115が起立するように構成することもできる。具体的に、弾性部材は、開閉カバー110が閉鎖状態にあるときには可動フェンス部材115の起立・非起立に関わらず可動フェンス部材115に干渉しないで、開閉カバー110が開放されるときに可動フェンス部材115の起立・非起立に関わらず可動フェンス部材115に干渉して弾性力を作用させる位置に配置されることになる。
また、図示は省略するが、開閉カバー110が開放される動作に連動してリンク機構の引張力が可動フェンス部材115に作用して可動フェンス部材115が起立するように構成することもできる。具体的に、リンク機構は、開閉カバー110が閉鎖状態にあるときには可動フェンス部材115の起立・非起立に関わらず可動フェンス部材115に引張力を作用させないで、開閉カバー110が開放されるときに可動フェンス部材115の起立・非起立に関わらず可動フェンス部材115に引張力を作用させるように構成されることになる。
さらには、図4に示すように、開閉カバー110が開放される動作に連動して可動フェンス部材115が当接部110cとの当接によって押動されて、可動フェンス部材115が起立するように構成することもできる。
詳しくは、図4に示すように、画像形成装置本体100において支軸110aの近傍に当接部110cを設ける。この当接部110cは、上方に起立するように形成されていて、その先端部が曲面状に形成されている。そして、当接部110cは、図4(A)に示すように開閉カバー110が閉鎖状態であるときに可動フェンス部材115(手動で起立させられるように構成されている。)の起立の有無に関わらず可動フェンス部材115に当接しないで、図4(B)に示すように開閉カバー110が閉鎖状態から開放状態に回動するときに可動フェンス部材115に当接して可動フェンス部材115を起立させるように構成されている。
具体的に、当接部110cは、開閉カバー110が閉鎖状態にあるときには可動フェンス部材115の起立・非起立に関わらず可動フェンス部材115に干渉しないで、開閉カバー110が開放されるときに可動フェンス部材115の起立・非起立に関わらず可動フェンス部材115に干渉して可動フェンス部材115を起立させることになる。
なお、このように構成した場合であっても、開閉カバー110が開放状態にあるときに、可動フェンス部材115の起立状態が確実に維持されるように構成することが好ましい。例えば、開閉カバー110が最大限に開放された状態において、可動フェンス部材115に当接して可動フェンス部材115の非起立方向(時計方向)の回転を規制するストッパ部を画像形成装置本体100に設置することができる。
詳しくは、図4に示すように、画像形成装置本体100において支軸110aの近傍に当接部110cを設ける。この当接部110cは、上方に起立するように形成されていて、その先端部が曲面状に形成されている。そして、当接部110cは、図4(A)に示すように開閉カバー110が閉鎖状態であるときに可動フェンス部材115(手動で起立させられるように構成されている。)の起立の有無に関わらず可動フェンス部材115に当接しないで、図4(B)に示すように開閉カバー110が閉鎖状態から開放状態に回動するときに可動フェンス部材115に当接して可動フェンス部材115を起立させるように構成されている。
具体的に、当接部110cは、開閉カバー110が閉鎖状態にあるときには可動フェンス部材115の起立・非起立に関わらず可動フェンス部材115に干渉しないで、開閉カバー110が開放されるときに可動フェンス部材115の起立・非起立に関わらず可動フェンス部材115に干渉して可動フェンス部材115を起立させることになる。
なお、このように構成した場合であっても、開閉カバー110が開放状態にあるときに、可動フェンス部材115の起立状態が確実に維持されるように構成することが好ましい。例えば、開閉カバー110が最大限に開放された状態において、可動フェンス部材115に当接して可動フェンス部材115の非起立方向(時計方向)の回転を規制するストッパ部を画像形成装置本体100に設置することができる。
以上説明したように、本実施の形態において、可動フェンス部材115は、閉鎖状態の開閉カバー110の上面110bに対して起立していない状態であっても、開閉カバー110が閉鎖状態から開放状態に回動される動作に連動して起立するように形成されている。これにより、手動で起立させることができる可動フェンス部材115を開閉カバー110に設置した場合であって、可動フェンス部材115を手動で起立させずに開閉カバー110が開放状態になるように支軸110aを中心に回動されてしまった場合であっても、開閉カバー110の上面110bに載置された記録媒体Pが滑り落ちる不具合を抑止することができる。
なお、本実施の形態では、カラーの画像形成装置100に対して本発明を適用したが、モノクロの画像形成装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、電子写真方式の画像形成装置100に対して本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることなく、その他の方式の画像形成装置(例えば、インクジェット方式の画像形成装置や、オフセット印刷機などである。)に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、画像形成後の記録媒体Pが排出・積載される開閉カバー110に対して本発明を適用した。これに対して、原稿を自動搬送して原稿情報を読み取った後に排紙トレイ(原稿排紙トレイ)に排出する原稿自動搬送装置が設置された複写機などにおいて、その排紙トレイが開閉カバーとして機能している場合にも、その開閉カバーに対して当然に本発明を適用することができる。このような場合の原稿も、本願の「記録媒体」に含まれるものと定義する。
そして、それらの場合であっても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、電子写真方式の画像形成装置100に対して本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることなく、その他の方式の画像形成装置(例えば、インクジェット方式の画像形成装置や、オフセット印刷機などである。)に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、画像形成後の記録媒体Pが排出・積載される開閉カバー110に対して本発明を適用した。これに対して、原稿を自動搬送して原稿情報を読み取った後に排紙トレイ(原稿排紙トレイ)に排出する原稿自動搬送装置が設置された複写機などにおいて、その排紙トレイが開閉カバーとして機能している場合にも、その開閉カバーに対して当然に本発明を適用することができる。このような場合の原稿も、本願の「記録媒体」に含まれるものと定義する。
そして、それらの場合であっても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
6Y、6M、6C、6K プロセスカートリッジ、
100 画像形成装置(画像形成装置本体)、
110 開閉カバー、
110a 支軸(回転中心)、
110b 上面(載置面)、
110c 当接部、
115 可動フェンス部材、
115a 回転軸(回転中心)、
116 ワイヤ状部材、 P 記録媒体(用紙)。
100 画像形成装置(画像形成装置本体)、
110 開閉カバー、
110a 支軸(回転中心)、
110b 上面(載置面)、
110c 当接部、
115 可動フェンス部材、
115a 回転軸(回転中心)、
116 ワイヤ状部材、 P 記録媒体(用紙)。
Claims (5)
- 画像形成装置本体の内部を開閉できるように支軸を中心に回動可能に形成され、閉鎖状態でその上面に記録媒体が載置される開閉カバーと、
閉鎖状態の前記開閉カバーの上面に対して手動で起立されることで、当該上面に載置される記録媒体に対して前記支軸の側で対向できるように形成された可動フェンス部材と、
を備え、
前記可動フェンス部材は、閉鎖状態の前記開閉カバーの上面に対して起立していない状態であっても、前記開閉カバーが閉鎖状態から開放状態に回動される動作に連動して起立するように形成されたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記可動フェンス部材は、前記開閉カバーの上面に対して起立していない状態のときに当該上面から突出しないように形成され、回転軸を中心にして回転することで当該上面に対して起立するように前記開閉カバーに回転可能に保持されたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記可動フェンス部材は、その一端側が前記画像形成装置本体に接続されたワイヤ状部材の他端側に接続され、
前記ワイヤ状部材は、前記開閉カバーが閉鎖状態であるときに前記可動フェンス部材の起立の有無に関わらず前記可動フェンス部材に張力を付与しないで、前記開閉カバーが閉鎖状態から開放状態に回動するときに前記可動フェンス部材に張力を付与して前記可動フェンス部材を起立させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成装置本体は、前記支軸の近傍に当接部を備え、
前記当接部は、前記開閉カバーが閉鎖状態であるときに前記可動フェンス部材の起立の有無に関わらず前記可動フェンス部材に当接しないで、前記開閉カバーが閉鎖状態から開放状態に回動するときに前記可動フェンス部材に当接して前記可動フェンス部材を起立させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記開閉カバーは、その上面に、前記画像形成装置本体において画像が形成された後の記録媒体が排出されて載置され、
前記支軸及び前記可動フェンス部材は、記録媒体の排出方向先端側に設置されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013122430A JP2014240857A (ja) | 2013-06-11 | 2013-06-11 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013122430A JP2014240857A (ja) | 2013-06-11 | 2013-06-11 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014240857A true JP2014240857A (ja) | 2014-12-25 |
Family
ID=52140155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013122430A Pending JP2014240857A (ja) | 2013-06-11 | 2013-06-11 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014240857A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0459849U (ja) * | 1990-09-29 | 1992-05-22 | ||
JPH05289433A (ja) * | 1992-04-10 | 1993-11-05 | Konica Corp | 画像形成装置 |
JP2009155090A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2013054224A (ja) * | 2011-09-05 | 2013-03-21 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
-
2013
- 2013-06-11 JP JP2013122430A patent/JP2014240857A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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