JP2014239310A - 端末装置、ロック状態解除方法及びロック状態解除プログラム - Google Patents

端末装置、ロック状態解除方法及びロック状態解除プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】第三者がロック状態を解除することを抑制する。【解決手段】通知部16は、ロック状態において、表示部12が表示している複数の情報から所定の選択方式に従って選択した情報を特定する特定情報を、通知非対象者に知覚されないように通知対象者に通知する。また、受付部18は、ロック状態において、指示された指示数値を受け付ける。そして、解除部20は、受付部18によって受け付けられた指示数値が、特定の数値と所定の暗証番号とを所定の演算子を用いて演算して得た演算結果と一致した場合に、ロック状態を解除する。ここで、特定の数値とは、表示部12が現在表示している複数の情報のうちの通知部により通知対象者に通知された特定情報により特定された情報に含まれる数値から所定規則に従って特定した数値を指す。【選択図】図1

Description

開示の技術は、端末装置、ロック状態解除方法及びロック状態解除プログラムに関する。
スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスの多くには、ロック機能が搭載されている。ロック機能は、スマートデバイスに搭載されている特定の機能(例えば電子メール機能や通話機能など)がスマートデバイスの利用者(以下、「利用者」という)以外の者(以下、「第三者」という)によって利用されることを防止する機能である。スマートデバイスは、ロック機能が作動している状態(以下、「ロック状態」という)で、例えば利用者によって特定の入力操作が行われてロック状態が解除されることにより、上記特定の機能の使用を可能にする。逆に、上記特定の機能は、ロック状態が解除されない限り、利用者と雖も使用することができない。
ここで、ロック状態を解除するためにスマートデバイスに対して行われる特定の入力操作としては、例えば、予め登録された数値(暗証番号)の入力操作が挙げられる。また、タッチパネルを有するスマートデバイスにあっては、タッチパネルに対し、予め登録された所定の数字や文字等を描く接触操作が挙げられる。
特開2007−189374号公報
しかしながら、上記特定の入力操作によるロック状態の解除方法では、例えば満員電車内のように混雑した状況下において利用者による入力操作が盗み見られ、入力操作を盗み見た第三者によってスマートデバイスのロック状態が解除されてしまう虞がある。
開示の技術は、第三者がロック状態を解除することを抑制することが目的である。
開示の技術において、表示部は、ロック状態において、各々数値を含む異なる複数の情報を表示する。また、通知部は、ロック状態において、表示部が表示している複数の情報から所定の選択方式に従って選択した情報を特定する特定情報を、通知非対象者に知覚されないように通知対象者に通知する。また、受付部は、ロック状態において、指示された指示数値を受け付ける。そして、解除部は、受付部によって受け付けられた指示数値が演算結果と一致した場合に、ロック状態を解除する。ここで、演算結果とは、表示部が現在表示している複数の情報のうちの通知部により通知対象者に通知された特定情報により特定された情報に含まれる数値から所定規則に従って特定した数値と所定の暗証番号とを所定の演算子を用いて演算して得た演算結果を指す。
開示の技術は、1つの側面として、第三者がロック状態を解除することを抑制することができる、という効果を有する。
第1及び第2実施形態に係るスマートデバイスの要部機能の一例を示すブロック図である。 第1及び第2実施形態に係るスマートデバイスの電気系の構成の一例を示すブロック図である。 第1及び第2実施形態に係るスマートデバイスに含まれる二次記憶部の記憶内容の一例を示す模式図である。 第1実施形態に係る振動通知用テーブルの内容の一例を示す模式図である。 第2実施形態に係る音響通知用テーブルの内容の一例を示す模式図である。 第1及び第2実施形態に係るスマートデバイスの外観構成の一例を示す概略正面図である。 第1実施形態に係るロック状態解除処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るロック解除画面が表示されている状態のスマートデバイスの外観構成の一例を示す概略正面図である。 第2実施形態に係るロック解除画面が表示されている状態のスマートデバイスの外観構成の一例を示す概略正面図である。 第2実施形態に係るロック状態解除処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図10に示すフローチャートの続きである。 第2実施形態に係るロック解除画面上のタッチパネルに“0”が描かれた状態の数値指示部の一例を示す態様図である。 第2実施形態に係るロック解除画面上のタッチパネルに“1”が描かれた状態の数値指示部の一例を示す態様図である。 第2実施形態に係るロック解除画面上のタッチパネルに“2”が描かれた状態の数値指示部の一例を示す態様図である。 第2実施形態に係るロック解除画面上のタッチパネルに“3”が描かれた状態の数値指示部の一例を示す態様図である。 第2実施形態に係るロック解除画面上のタッチパネルに“4”が描かれた状態の数値指示部の一例を示す態様図である。 第2実施形態に係るロック解除画面上のタッチパネルに“5”が描かれた状態の数値指示部の一例を示す態様図である。 第2実施形態に係るロック解除画面上のタッチパネルに“6”が描かれた状態の数値指示部の一例を示す態様図である。 第2実施形態に係るロック解除画面上のタッチパネルに“7”が描かれた状態の数値指示部の一例を示す態様図である。 第2実施形態に係るロック解除画面上のタッチパネルに“8”が描かれた状態の数値指示部の一例を示す態様図である。 第2実施形態に係るロック解除画面上のタッチパネルに“9”が描かれた状態の数値指示部の一例を示す態様図である。 第2実施形態に係るロック解除画面上のタッチパネルに“10”が描かれた状態の数値指示部の一例を示す態様図である。 第2実施形態に係るロック解除画面上のタッチパネルに“11”が描かれた状態の数値指示部の一例を示す態様図である。 第2実施形態に係るロック解除画面上のタッチパネルに“12”が描かれた状態の数値指示部の一例を示す態様図である。 第2実施形態に係るロック解除画面上のタッチパネルに“13”が描かれた状態の数値指示部の一例を示す態様図である。 第2実施形態に係るロック解除画面上のタッチパネルに“14”が描かれた状態の数値指示部の一例を示す態様図である。 第2実施形態に係るロック解除画面上のタッチパネルに“15”が描かれた状態の数値指示部の一例を示す態様図である。 第2実施形態に係るロック解除画面上のタッチパネルに“16”が描かれた状態の数値指示部の一例を示す態様図である。 第2実施形態に係るロック解除画面上のタッチパネルに“17”が描かれた状態の数値指示部の一例を示す態様図である。 第2実施形態に係るロック解除画面上のタッチパネルに“18”が描かれた状態の数値指示部の一例を示す態様図である。 第1及び第2実施形態に係る音響通知用テーブルの変形例を示す模式図である。
以下、図面を参照して開示の技術の実施形態の一例を詳細に説明する。なお、以下の説明では、開示の技術に係る情報処理装置の一例としてスマートデバイスを例に挙げて説明するが、開示の技術は、これに限定されるものではない。開示の技術は、例えば、パーソナル・コンピュータ、ゲーム機、カーナビゲーション装置、携帯電話機、デジタルカメラなどの種々の端末装置に適用可能である。
[第1実施形態]
一例として図1に示すスマートデバイス10は、ロック機能を備えている。スマートデバイス10は、タッチパネル及びタッチパネル外に設けられたキー(ハードキー)を有しており、例えば、キーによって所定時間(例えば15秒)以内に何らかの指示が受け付けられない場合にロック機能が作動してロック状態とされる。
スマートデバイス10は、表示部12、測定部14、通知部16、受付部18及び解除部20を含む。表示部12は、ロック状態において、各々数値を含む異なる複数の情報(以下、「数値情報」という)を表示する。表示部12としては、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイが例示できる。複数の数値情報の各々に含まれる数値としては、例えば、現在時刻、温度、湿度、位置情報(本第1実施形態では一例として緯度及び経度)及び歩数が挙げられる。
測定部14は、外部環境を特定する物理量を測定する。物理量としては、例えば、温度、湿度及び位置情報が挙げられる。なお、表示部12に表示される数値情報に含まれる温度、湿度、位置情報は、測定部14の測定結果に応じて更新される。
通知部16は、ロック状態において、特定情報を、第三者(開示の技術に係る通知非対象者の一例)に知覚されないように利用者(開示の技術に係る通知対象者の一例)に通知する。ここで、特定情報とは、表示部12が表示している複数の数値情報から通知部16が所定の選択方式に従って選択した数値情報を特定する情報を指す。所定の選択方式としては、例えば、乱数を利用した選択方式(無作為選択方式)が挙げられる。
また、通知部16は、振動通知方式や音響通知方式の少なくとも一方の通知方式を用いて特定情報を利用者に通知する。振動通知方式は、特定情報に応じた類型振動を振動器(例えばバイブレータ)に発生させることで類型振動を利用者に感知させる通知方式を指す。音響通知方式は、音響を第三者に聴取させずに利用者に聴取させる音響伝達器(例えばイヤホンやヘッドホン)を利用して、特定情報に応じた類型音響を利用者に聴取させる通知方式を指す。
受付部18は、ロック状態において、指示された指示数値(例えば0〜18の何れかの整数)を受け付ける。受付部18の一例としては、後述のタッチパネル18A及びキー18B(図6参照)を含む入力デバイスが例示できる。
解除部20は、受付部18によって受け付けられた指示数値が、特定の数値と所定の暗証番号とを所定の演算子を用いて演算して得た演算結果と一致した場合に、ロック状態を解除する。ここで、特定の数値とは、表示部12が現在表示している複数の情報のうちの通知部16により通知対象者に通知された特定情報により特定された情報に含まれる数値から所定規則に従って特定した数値を指す。ここで、所定の暗証番号とは、例えば、利用者がスマートデバイス10に予め登録した1桁の数値を指す。また、所定規則とは、例えば、特定桁(例えば下1桁や全桁などの予め定められた桁)の数値を特定することを命令する規則を指す。また、所定の演算子とは、例えば、加算子である“+”を指す。なお、本第1実施形態では、説明の便宜上、上記の所定規則を利用者が既に知得している場合を前提にして説明する。
スマートデバイス10は、CPU(Central Processing Unit)30、一次記憶部32及び二次記憶部34を備え、CPU30、一次記憶部32及び二次記憶部34はバス36を介して接続されている。なお、一次記憶部32とは、揮発性のメモリを意味し、例えばRAM(Random Access Memory)を指す。二次記憶部34は、不揮発性のメモリを意味し、例えばフラッシュメモリやHDD(Hard Disk Drive)を指す。
二次記憶部34は、一例として図3に示すロック状態解除プログラム38、振動通知用テーブル40及び音響通知用テーブル42を記憶している。CPU30は、二次記憶部34からロック状態解除プログラム38を読み出して一次記憶部32に展開し、ロック状態解除プログラム38が有するプロセスを順次実行する。ロック状態解除プログラム38は、測定プロセス38A、通知プロセス38B及び解除プロセス38Cを有する。CPU30は、測定プロセス38Aを実行することで、図1に示す測定部14として動作する。また、CPU30は、通知プロセス38Bを実行することで、図1に示す通知部16として動作する。また、CPU30は、解除プロセス38Cを実行することで、図1に示す解除部20として動作する。
振動通知用テーブル40は、一例として図4に示すように、特定情報、照合値及び振動パターンを記憶している。図4に示す例では、特定情報として、現在時刻、歩数、温度、湿度及び緯度の各々の数値情報を特定する特定情報が例示されている。なお、以下では、説明の便宜上、現在時刻の数値情報を特定する特定情報を時刻特定情報と称する。また、歩数の数値情報を特定する特定情報を歩数特定情報と称する。また、温度の数値情報を特定する特定情報を温度特定情報と称する。湿度の数値情報を特定する特定情報を湿度特定情報と称する。また、緯度の数値情報を特定する特定情報を緯度特定情報と称する。
振動通知用テーブル40において、照合値とは、後述の乱数生成部60によって生成された乱数と照合される値を指す。照合値は、特定情報の各々に対して対応付けられている。照合値は、特定情報に応じて予め定められており、図4に示す例では、時刻特定情報に対して“0”から“19”までの整数が対応付けられている。また、歩数特定情報に対して“20”から“39”までの整数が対応付けられている。また、温度特定情報に対して“40”から“59”までの整数が対応付けられている。また、湿度特定情報に対して“60”から“79”までの整数が対応付けられている。また、緯度特定情報に対して“80”から“99”までの整数が対応付けられている。
振動パターンとは、後述のバイブレータ58が発する振動のパターンを指す。図4に示す例では、振動パターンとして、第1〜第5振動パターン(以下、これらを区別して説明する必要がない場合は「振動パターン」という)が例示されている。第1振動パターンは、例えば、第1所定時間(一例として1秒間)の連続振動が1回行われる振動パターンである。第2振動パターンは、例えば、連続振動が第2所定時間(例えば0.5秒)間隔で2回行われる振動パターンである。第3振動パターンは、例えば、連続振動が第2所定時間間隔で3回行われる振動パターンである。第4振動パターンは、例えば、連続振動が第2所定時間間隔で4回行われる振動パターンである。第5振動パターンは、例えば、第1所定時間よりも長い時間である第3所定時間(例えば3秒間)の連続振動が1回行われる振動パターンである。
音響通知用テーブル42は、一例として図5に示すように、特定情報、照合値及び音響パターンを記憶している。図5に示す例では、特定情報として、時刻特定情報、歩数特定情報、温度特定情報、湿度特定情報及び緯度特定情報が例示されている。また、図5に示す例では、照合値が図4に示す例と同様に各特定情報に対応付けられている。
音響パターンとは、後述のイヤホン72が出力する音響のパターンを指す。図5に示す例では、音響パターンとして、第1〜第5音響パターン(以下、これらを区別して説明する必要がない場合は「音響パターン」という)が例示されている。第1音響パターンは、例えば、第4所定時間(例えば0.5秒)の連続音が1回出力される音響パターンである。連続音としては、例えば「ピー」という音が挙げられる。第2音響パターンは、例えば、第4所定時間の連続音が第5所定時間(例えば0.5秒)間隔で2回出力される音響パターンである。第3音響パターンは、例えば、第4所定時間の連続音が第5所定時間間隔で3回出力される音響パターンである。第4音響パターンは、例えば、第4所定時間の連続音が第5所定時間間隔で4回出力される音響パターンである。第5音響パターンは、例えば、第4所定時間よりも長い時間である第6所定時間(例えば3秒間)の連続音が1回出力される音響パターンである。
図2に戻って、表示部12及び受付部18は、バス36に接続されている。表示部12は、CPU30の制御下で各種情報を表示する。受付部18は、一例として図6に示すタッチパネル18A及びキー18Bを含み、タッチパネル18A及びキー18Bは、何れも、利用者が指示する各種情報を受け付け、受け付けた情報をCPU30へ出力する。スマートデバイス10では、一例として図6に示すように、タッチパネル18Aが、表示部12の表示領域12Aに重ねられており、タッチパネル18Aが特定の指示体(例えば指やスタイラスペンなど)による接触操作を検知する。そして、表示部12がタッチパネルの検知結果に応じた情報を表示領域12Aに表示する。
一例として図2に示すように、スマートデバイス10は、無線通信部54、外部インタフェース(I/F)56、バイブレータ58(開示の技術に係る振動器の一例)、乱数生成部60及びリアルタイムクロック(以下、「RTC」という)62を備えている。また、スマートデバイス10は、歩数カウンタ64、温度センサ66、湿度センサ68及びGPS受信部70を備えている。無線通信部54、外部I/F56、バイブレータ58、RTC62、歩数カウンタ64、温度センサ66、湿度センサ68及びGPS受信部70は、バス36に接続されている。
無線通信部54は、無線通信プロセッサ(図示省略)、送受信回路(図示省略)及びアンテナ(図示省略)を含む。無線通信プロセッサは、CPU30と情報の授受を行うと共に、CPU30の指示を受けて送受信回路及びアンテナを介して通信先(例えば基地局)と無線通信を行う。
外部I/F56は、外部装置が接続され、外部装置とCPU30との間の各種情報の送受信を司る。図2に示す例では、外部装置の一例としてイヤホン74(開示の技術に係る音響伝達器)が例示されている。イヤホン74は、イヤホンコード72を介して外部I/F56に接続されている。CPU30は、音響を示す音響信号を外部I/F56及びイヤホンコード74を介してイヤホン72に出力し、イヤホン72は、入力された音響信号に応じた音響を出力する。
バイブレータ58は、CPU30の指示に従ってモータ(図示省略)を駆動させることにより振動を生成し、生成した振動をスマートデバイス10の筐体に伝達することでスマートデバイス10の筐体を振動させる。
乱数生成部60は、CPU30の指示に従って、乱数(例えば2桁の数値)を生成し、生成した乱数をCPU30へ出力する。
RTC62は、現在時刻を刻む装置であり、CPU30からの要求に応じて現在時刻をCPU30へ出力する。なお、本第1実施形態に係るスマートデバイス10では、電源投入後、無線通信部54によりネットワークを介して時刻を示す時刻情報が受信され、受信された時刻情報により示される時刻が現在時刻としてRTC62に上書きされる。これにより、バッテリー抜き又はバッテリー放電後でもRTC62の現在時刻が高精度に計時される。また、無線通信部54がネットワークを介して定期的に時刻情報を受信し、受信した時刻情報により示される時刻をRTC62に上書きすることで、RTC62の現在時刻が高精度に計時される。
歩数カウンタ64は、CPU30の指示に従って、3軸加速度センサ(図示省略)によって測定された加速度を利用して、スマートデバイス10を携帯している利用者の歩数を測定し、測定した歩数をCPU30へ出力する。
温度センサ66は、CPU30の指示に従って、スマートデバイス10の外部の温度(例えば外気温)を測定し、測定した温度をCPU30へ出力する。
湿度センサ68は、CPU30の指示に従って、スマートデバイス10の外部の湿度(例えば外気湿度)を測定し、測定した湿度をCPU30へ出力する。
GPS受信部70は、複数のGPS衛星からの電波を受信し、受信結果を示す受信結果情報をCPU30に出力する。CPU30は、GPS受信部70から入力された受信結果情報に基づいてスマートデバイス10の現在位置を示す緯度及び経度を算出する。
次に本第1実施形態の作用として、ロック状態において、CPU30がロック状態解除プログラム38を実行することでスマートデバイス10によって行われるロック状態解除処理について、図7を参照して説明する。
一例として図7に示すロック状態解除処理では、先ず、ステップ100において、測定部14により、解除画面表示条件を満足したか否かが判定される。ここで、解除画面表示条件とは、例えば、キー18Bが操作されたとの条件が挙げられる。ステップ100において、解除画面表示条件を満足していない場合は、判定が否定されて、ステップ100の判定が再び行われる。ステップ100において、解除画面表示条件を満足した場合は、判定が肯定されて、ステップ102へ移行する。
ステップ102では、測定部14により、測定結果等が取得される。ここで、測定結果等とは、例えば、RTC62が出力した現在時刻、歩数カウンタ64が出力した歩数、温度センサ66が出力した温度、湿度センサ68が出力した湿度、及びGPS受信部70が出力した受信結果を指す。
次のステップ104では、測定部14により、一例として図8に示すロック解除画面76が表示領域12Aに表示されるように表示部12が制御される。これに応じて、表示部12は、ロック解除画面76を表示領域12Aに表示する。図8に示すロック解除画面76には、ステップ102で取得された測定結果等が数値情報として表示されている。図8に示す例では、RTC62が出力した現在時刻として、“15:39”が例示されている。また、歩数カウンタ64が出力した歩数として、“3812”が例示されている。また、温度センサ66が出力した温度として、“30℃”が例示されている。また、湿度センサ68が出力した湿度として、“34%”が例示されている。また、GPS受信部70が出力した受信結果に基づいて算出された緯度及び経度として、“N35 39 30.45/E139 44 43.04”が例示されている。
また、図8に示すロック解除画面76には、数値指示部78が表示されている。数値指示部78は、テンキー及びOKキーを含み、ロック状態を解除する際にタッチパネル18Aを介して操作される。テンキーは、“0”〜“9”の整数を示すソフトウェアキーであり、OKボタンは、テンキーを介して入力された数値を確定する際に操作されるソフトウェアキーである。
次のステップ106では、通知部16により、乱数生成部60で生成された乱数が取得され、その後、ステップ108へ移行する。
ステップ108では、通知部16により、振動通知用テーブル40又は音響通知用テーブル42から、ステップ106で取得された乱数が含まれる照合値に対応する特定情報が取得される。
次のステップ110では、通知部16により、ステップ108で取得された特定情報により特定された数値情報に含まれる数値(ここでは一例として全桁の数値)が取得され、その後、ステップ112へ移行する。なお、ここで、上記ステップ108で取得された特定情報が時刻特定情報の場合、通知部16により、現在時刻数値及び直前時刻数値が取得される。現在時刻数値とは、RTC62の現在時刻の全桁の数値を指し、直前時刻数値とは、現在時刻よりも単位時間だけ前(ここでは一例として1分前)の時刻の全桁の数値を指す。すなわち、RTC62の現在時刻が15時39分の場合、現在時刻数値は、15時39分に含まれる「1539」という4桁の数値であり、直前時刻数値は、15時38分に含まれる「1538」という4桁の数値である。
ステップ112では、通知部16により、ステップ110で取得された数値と利用者によってスマートデバイス10に予め登録された暗証番号とが加算される。例えば、暗証番号として“4”が予め登録されており、ステップ110で取得された数値が“1539”という現在時刻数値及び“1538”という直前時刻数値の場合、加法演算により、“1543”及び“1542”との2つの演算結果が得られる。なお、ここでは、ステップ110で取得された数値の全桁の数値と暗証番号とを足し合わせる例を挙げているが、開示の技術はこれに限定されるものではなく、ステップ110で取得された数値の桁数未満の所定桁の数値と暗証番号とを足し合わせてもよい。
例えば、ステップ110で取得された数値のうちの下1桁と暗証番号とを足し合わせてもよいし、ステップ110で取得された数値のうちの上1桁と暗証番号とを足し合わせてもよい。また、ここでは、暗証番号として1桁の数値を例示しているが、これに限らず、2桁以上の数値であってもよい。また、上記では、“1539”と暗証番号との加算を例示しているが、これに限らず、“1539”を逆に並べた“3951”と暗証番号との加算であってもよい。このように、暗証番号と足し合わせる数値は、ステップ110で取得された数値から所定規則に従って特定した数値であれば如何なる数値であってもよい。
次のステップ114では、通知部16により、イヤホン72がイヤホンコード74を介して外部I/F56に接続されているか否かが判定される。ステップ114において、イヤホン72がイヤホンコード74を介して外部I/F56に接続されている場合は、判定が肯定されて、ステップ116へ移行する。ステップ114において、イヤホン72がイヤホンコード74を介して外部I/F56に接続されていない場合は、判定が否定されて、ステップ118へ移行する。
ステップ116では、通知部16により、振動通知用テーブル40からステップ106で取得された乱数が含まれる照合値に対応する振動パターンが取得され、取得された振動パターンでバイブレータ58を振動させることで、利用者に特定情報が通知される。また、音響通知用テーブル42からステップ106で取得された乱数が含まれる照合値に対応する音響パターンが取得され、取得された音響パターンの音響をイヤホン72から出力させることで、利用者に特定情報が通知される。ステップ116の処理が行われた後、ステップ120へ移行する。
ステップ118では、通知部16により、振動通知用テーブル40からステップ106で取得された乱数が含まれる照合値に対応する振動パターンが取得され、取得された振動パターンでバイブレータ58を振動させることで、利用者に特定情報が通知される。ステップ118の処理が行われた後、ステップ120へ移行する。
ステップ120では、解除部20により、受付部18により、一例として図8に示す数値指示部78を介して数値が受け付けられたか否かが判定される。ステップ120において、数値指示部78を介して数値が受け付けられた場合は、判定が肯定されて、ステップ122へ移行する。ステップ120において、数値指示部78を介して数値が受け付けられていない場合は、判定が否定されて、ステップ120の判定が再び行われる。
ステップ122では、解除部20により、ステップ112で行われた加算の結果とステップ120で受け付けられた数値とが一致しているか否かが判定される。なお、本ステップ122では、ステップ112にて現在時刻数値及び直前時刻数値による2つの演算結果(加算の結果)が得られた場合、2つの加算の結果の何れかとステップ120で受け付けられた数値とが一致しているか否かが判定される。ステップ122において、ステップ112で行われた加算の結果とステップ120で受け付けられた数値とが一致している場合は、判定が肯定されて、ステップ124へ移行する。ステップ122において、ステップ112で行われた加法演算の演算結果とステップ120で受け付けられた数値とが一致していない場合は、判定が否定されて、ステップ126へ移行する。
ステップ124では、解除部20により、ロック状態が解除され、その後、ロック状態解除処理が終了する。
ステップ126では、解除部20により、カウント値(初期設定値が“0”のカウント値)に“1”が加算され、その後、ステップ128へ移行する。
ステップ128では、解除部20により、ステップ126で“1”が加算されたカウント値が閾値(例えば“5”)を超えたか否かが判定される。ステップ128において、ステップ126で“1”が加算されたカウント値が閾値を超えていない場合は、判定が否定されて、ステップ106へ移行する。ステップ128において、ステップ126で“1”が加算されたカウント値が閾値を超えた場合は、判定が肯定されて、ステップ130へ移行する。
ステップ130では、解除部20により、エラー処理が行われ、その後、ロック状態解除処理が終了する。なお、ここで、エラー処理とは、例えば、ロック状態を維持する処理及びエラー表示処理を指す。エラー表示処理とは、例えば、暗証番号が不適切なためにロック状態を解除することができなかった旨及び所定の特殊な解除方法によらなければロック状態を解除することができない旨を表示部12に対して表示させる処理を指す。
以上説明したように、スマートデバイス10では、ロック状態において、通知部16により、表示部12が表示している複数の数値情報から乱数に従って選択された数値情報を特定する特定情報が、第三者に知覚されないように利用者に対して通知される。そして、解除部20により、受付部18によって受け付けられた数値が、利用者へ通知された特定情報により特定された数値情報に含まれる数値から所定規則に従って特定された数値と暗証番号とを足し合わせた演算結果と一致した場合に、ロック状態が解除される。
すなわち、特定情報により特定された数値情報、所定規則及び暗証番号を既に知得している利用者であればロック状態の解除に必要な数値(受付部18を介して入力すべき数値)を特定することができるので、解除部20によりロック状態を解除することができる。しかし、特定情報、所定規則及び暗証番号の何れか1つでも知得していない者(例えば第三者)はロック状態の解除に必要な数値を特定することができないので、解除部20によりロック状態を解除することができない。従って、スマートデバイス10は、第三者がロック状態を解除することを抑制することができる。
また、スマートデバイス10では、表示部12が表示している複数の数値情報の各々に含まれている数値が所定の更新条件を満足した場合に更新される。すなわち、現在時刻はRTC62によって時々刻々更新される。また、緯度及び経度はGPS受信部70で受信された電波に応じて更新され、歩数は歩数カウンタ64の測定結果に応じて更新され、温度は温度センサ66の測定結果に応じて更新され、湿度は湿度センサ68の測定結果に応じて更新される。従って、スマートデバイス10は、暗証番号と足し合わせる数値として固定値を用いる場合と比較して、第三者によるロック解除を困難にすることができる。
また、スマートデバイス10では、表示部12が表示している温度、湿度、緯度及び経度が、測定部14によって測定された物理量が更新された場合に更新される。従って、スマートデバイス10は、暗証番号と足し合わせる数値を容易に更新することができる。
また、スマートデバイス10では、バイブレータ58が第1〜第5振動パターンで振動し、イヤホン72が第1〜第5音響パターンで音響を発することで、特定情報を利用者に通知する。従って、スマートデバイス10は、特定情報を第三者に知覚させることなく利用者に通知することができる。
また、スマートデバイス10では、表示部12が表示している数値情報のうち、生成された乱数に対応する数値情報を決定し、決定した数値情報に含まれる数値と暗証番号とを足し合わせて得た演算結果を用いてロック状態を解除するか否かが判定される。従って、スマートデバイス10は、乱数を用いずに数値情報を決定する場合と比較して、ロック状態の解除に如何なる数値が使用されているか第三者によって特定され難くすることができる。
なお、上記第1実施形態では、暗証番号と数値情報に含まれる数値とを足し合わせる例を挙げて説明したが、開示の技術はこれに限定されるものではない。例えば、暗証番号と数値情報に含まれる数値とが除算子、乗算子又は減算子によって演算されてもよい。また、暗証番号と数値情報に含まれる数値とが加算子、除算子、乗算子及び減算子のうちの2つ以上の演算子を含む演算式により演算されてもよい。また、除算子を用いて演算すると小数点が発生することも考えられるが、この場合は、例えば、小数点以下を四捨五入すればよい。また、減算子を用いて演算すると負の数値が発生することも考えられるが、この場合は、例えば、マイナスの符号を除いた数値を採用すればよい。
また、上記第1実施形態では、乱数を用いて特定情報が選択される場合について説明したが、開示の技術はこれに限定されるものではない。例えば、利用者が予め定めた順序(スマートデバイス10に対して事前に登録した順序)に従って特定情報が選択されてもよい。このように、表示部12が表示している複数の数値情報のうちの何れの数値情報に含まれる数値がロック状態解除処理に用いられているのかを第三者に特定させ難くする選択方式に従って特定情報が選択されるのであれば、如何なる選択方式で選択されてもよい。
[第2実施形態]
上記第1実施形態では、図8に示すロック解除画面76を利用してロック状態を解除する場合を例示したが、本第2実施形態では、一例として図9に示すロック解除画面82を利用してロック状態を解除する場合について説明する。なお、本第2実施形態では、上記第1実施形態で説明した構成要素については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図9に示すスマートデバイス80は、図8に示すスマートデバイス10と比較して、表示部12がロック解除画面76に代えてロック解除画面82を表示する点が異なる。図9に示すロック解除画面82は、図8に示すロック解除画面76と比較して、数値指示部78に代えて数値指示部84が表示される点が異なる。数値指示部84は、複数の目印画像84を含み、各目印画像84は、形状及び大きさが略同一の円状画像である。複数の目印画像84は、3×3の行列状に配置されている。
次に本第2実施形態の作用として、ロック状態において、CPU30が本第2実施形態に係るロック状態解除プログラム38を実行することでスマートデバイス80によって行われるロック状態解除処理について、図10及び図11を参照して説明する。図10及び図11に示すロック状態解除処理は、図7に示すロック状態解除処理と比較して、ステップ104に代えてステップ200を有する点、及び、ステップ120,122に代えてステップ201〜208を有する点が異なる。
ステップ200では、測定部14により、一例として図9に示すロック解除画面82が表示領域12Aに表示されるように表示部12が制御される。これに応じて、表示部12は、ロック解除画面82を表示領域12Aに表示する。
ステップ201では、解除部20により、目印画像84Aの位置に対応する位置への指示体の接触がタッチパネル18Aで検知されたか否かが判定される。ステップ201において、目印画像84Aの位置に対応する位置への指示体の接触がタッチパネル18Aで検知された場合は、判定が肯定されて、ステップ202へ移行する。ステップ201において、目印画像84Aの位置に対応する位置への指示体の接触がタッチパネル18Aで検知されていない場合は、判定が否定されて、ステップ201の判定が再び行われる。
ステップ202では、解除部20により、指示体によるスライド操作がタッチパネル18Aで検知されたか否かが判定される。ステップ202において、指示体によるスライド操作がタッチパネル18Aで検知された場合は、判定が肯定されて、ステップ204へ移行する。ステップ202において、指示体によるスライド操作がタッチパネル18Aで検知されていない場合(例えばタップ操作やフリック操作の場合)は、判定が否定されて、ステップ126へ移行する。
ステップ204では、解除部20により、指示体の非接触がタッチパネル18Aで検知されたか否かが判定される。ステップ204において、指示体の非接触がタッチパネル18Aで検知された場合は、判定が肯定されて、ステップ206へ移行する。ステップ204において、指示体の非接触がタッチパネル18Aで検知されていない場合は、判定が否定されて、ステップ204の判定が再び行われる。
ステップ206では、解除部20により、ステップ202で検知されたスライド操作によりタッチパネル18A上で描かれた軌跡が、目印画像84Aを利用して描かれた所定数値を示す軌跡か否かが判定される。ここで、所定数値とは、“0”〜“18”までの何れかの整数を指す。所定数値を示す軌跡か否かは、一例として図12A〜図12Tに示すように、タッチパネル18Aが各整数に応じて予め定められた目印画像84Aの各位置に対応する各位置にて各整数に応じて予め定められた順序で指示体の接触を検知したか否かにより判定される。図12A〜図12Tに示すように、“0”〜“18”の各整数を描く場合、始点及び終点の各位置に対応する目印画像84Aは予め定められており、始点の位置から終点の位置にかけて指示体が通過すべき目印画像84Aも予め定められている。
ステップ206において、ステップ202で検知されたスライド操作によりタッチパネル18A上で描かれた軌跡が、目印画像84Aを利用して描かれた所定数値を示す軌跡の場合は、判定が肯定されて、ステップ208へ移行する。ステップ206において、ステップ202で検知されたスライド操作によりタッチパネル18A上で描かれた軌跡が、目印画像84Aを利用して描かれた所定数値を示す軌跡でない場合は、判定が否定されて、ステップ126へ移行する。
ステップ208では、解除部20により、ステップ112で行われた加算の結果とステップ206においてタッチパネル50上で描かれた軌跡により示される所定数値とが一致しているか否かが判定される。なお、本ステップ208では、ステップ112にて現在時刻数値及び直前時刻数値による2つの演算結果(加算の結果)が得られた場合、2つの加算の結果の何れかとタッチパネル50上で描かれた軌跡により示される所定数値とが一致しているか否かが判定される。ステップ208において、ステップ112で行われた加算の結果とステップ206においてタッチパネル50上で描かれた軌跡により示される所定数値とが一致している場合は、判定が肯定されて、ステップ124へ移行する。ステップ208において、ステップ112で行われた加算の結果とステップ206においてタッチパネル50上で描かれた軌跡により示される所定数値とが一致していない場合は、判定が否定されて、ステップ126へ移行する。
以上説明したように、スマートデバイス80では、表示された目印画像84Aを利用してタッチパネル18A上で描かれた所定数値が演算結果と一致しているか否かが解除部20により判定される。そして、表示された目印画像84Aを利用してタッチパネル18A上で描かれた所定数値が演算結果と一致していた場合に、解除部20により、ロック状態が解除される。従って、スマートデバイス80は、表示された目印画像84Aを利用してタッチパネル18A上でロック解除用の数値が描かれる場合であっても、第三者がロック状態を解除することを抑制することができる。
なお、上記第2実施形態では、表示領域52において目印画像84Aが3×3の行列状に表示されている場合を例に挙げて説明したが、開示の技術はこれに限定されるものではなく、より細分化された行列状(例えば10×10の行列状)に表示されていてもよい。
また、上記各実施形態では、通知部16が音響通知用テーブル42を用いて利用者へ特定情報を通知する場合を例示したが、開示の技術はこれに限定されるものではなく、例えば図13に示す音響通知用テーブル90を用いて利用者へ特定情報を通知してもよい。図13に示す音響通知用テーブル90は、図5に示す音響通知用テーブル42と比較して、図5に示す各種特定情報に加えて、温度・湿度特定情報及び温度・歩数特定情報などの複数種類の特定情報を有する点が異なる。音響通知用テーブル90において、図5に示す各種特定情報に加えて追加された複数種類の特定情報としては、現在時刻、歩数、温度、湿度及び緯度の2つ以上の組み合わせを特定する特定情報が例示できる。
図13に示す例では、温度・湿度特定情報及び温度・歩数特定情報が例示されており、温度・湿度特定情報とは、温度及び湿度を特定する特定情報を指し、温度・歩数特定情報とは、温度及び歩数を特定する特定情報を指す。また、図13に示す例では、温度・歩数特定情報に対して、“100〜119”の整数が照合値として対応付けられており、第6音響パターンが対応付けられている。第6音響パターンは、音響通知用テーブル90に含まれる他の音響パターンと異なる音響パターンである。また、図13に示す例では、温度・歩数特定情報に対して、“120〜139”の整数が照合値として対応付けられており、第7音響パターンが対応付けられている。第7音響パターンは、音響通知用テーブル90に含まれる他の音響パターンと異なる音響パターンである。なお、ここでは、音響通知用テーブル90を例に挙げて説明したが、一例として図4に示す振動通知用テーブル40も音響通知用テーブル90と同様に変更することが可能である。
また、上記各実施形態では、表示部12が表示している現在時刻、緯度、経度、歩数、温度及び湿度の各数値をロック状態解除処理に供する場合を例示したが、これに限らず、表示部12が表示する他の数値をロック状態解除処理に供してもよい。例えば、ステップ106で生成される乱数とは別のタイミングで(例えばステップ100の解除画面表示条件を満足した場合に)生成された乱数を表示部12に表示させ、表示された乱数をロック状態解除処理に供してもよい。なお、関数(例えばy=ax+b)を表示部12に表示させ、関数における特定の係数(例えば一次関数の傾き及び傾きの少なくとも一方)を、生成された乱数を用いて更新するようにしてもよい。関数を特定する特定情報が利用者に通知された場合、独立変数(例えば“y=ax+b”における“x”)に暗証番号を代入して得た従属変数(開示の技術に係る指示数値)が数値指示部78(84)で受け付けられると、解除部20によりロック状態が解除される。
また、スマートデバイス10(80)に紫外線センサ(図示省略)が搭載されている場合、紫外線センサによって測定された紫外線の強度を表示部12に表示させ、表示された紫外線の強度をロック状態解除処理に供してもよい。また、スマートデバイス10(80)に風速計(図示省略)が搭載されている場合、風速計によって測定された風速を表示部12に表示させ、表示された風速をロック状態解除処理に供してもよい。
また、上記各実施形態では、タッチパネル18Aが指示数値を受け付ける例を挙げて説明したが、開示の技術はこれに限定されるものではない。例えば、スマートデバイス10(80)にマイクロフォン(図示省略)が搭載されている場合、マイクロフォンが、音声で表現された指示数値を、音声情報として取得することにより、受け付けてもよい。
また、上記各実施形態では、ロック状態が解除されると、表示画面がロック解除画面76(82)からホーム画面へ遷移する場合を例示したが、開示の技術はこれに限定されるものではない。例えば、特定のリソース(例えばアドレス帳や音楽データなど)やアプリケーションを利用者のみが使用することができるようにロックし、上述したロック状態解除処理が行われることによってロック状態が解除されるようにしてもよい。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願及び技術規格は、個々の文献、特許出願及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
ロック状態において、各々数値を含む異なる複数の情報を表示する表示部と、前記ロック状態において、前記表示部が表示している前記複数の情報から所定の選択方式に従って選択した情報を特定する特定情報を、通知非対象者に知覚されないように通知対象者に通知する通知部と、前記ロック状態において、指示された指示数値を受け付ける受付部と、前記受付部によって受け付けられた前記指示数値が、前記表示部が現在表示している前記複数の情報のうちの前記通知部により前記通知対象者に通知された前記特定情報により特定された情報に含まれる数値から所定規則に従って特定した数値と所定の暗証番号とを所定の演算子を用いて演算して得た演算結果と一致した場合に、前記ロック状態を解除する解除部と、を含む端末装置。
(付記2)
前記複数の情報のうちの少なくとも1つに含まれる数値は、所定の更新条件を満足した場合に更新される付記1に記載の端末装置。
(付記3)
外部環境を特定する物理量を測定する測定部を更に含み、前記複数の情報のうちの少なくとも1つに含まれる数値は、前記測定部が測定した物理量が変化した場合に前記測定部の測定結果に応じて更新される付記2に記載の端末装置。
(付記4)
前記通知部は、前記特定情報に応じた類型振動を振動器に発生させることで前記類型振動を前記通知対象者に感知させる振動通知方式、及び、音響を前記通知非対象者に聴取させずに前記通知対象者に聴取させる音響伝達器を利用して、前記特定情報に応じた類型音響を前記通知対象者に聴取させる音響通知方式のうちの少なくとも一方により、前記特定情報を前記通知対象者に通知する付記1から付記3の何れか1つに記載の端末装置。
(付記5)
前記所定の選択方式は、前記表示部が表示している前記複数の情報から1つの情報を無作為に選択する選択方式である付記1から付記4の何れか1つに記載の端末装置。
(付記6)
前記所定規則は、特定桁の数値を特定することを命令する規則である付記1から付記5の何れか1つに記載の端末装置。
(付記7)
前記所定規則に従って特定した数値及び前記所定の暗証番号の少なくとも一方は1桁の数値である付記1から付記6の何れか1つに記載の端末装置。
(付記8)
前記演算子は加算子である付記1から付記7の何れか1つに記載の端末装置。
(付記9)
前記複数の情報の少なくとも1つは現在時刻を含む情報である付記1から付記8の何れか1つに記載の端末装置。
(付記10)
ロック状態において、各々数値を含む異なる複数の情報を表示する表示部が表示している前記複数の情報から所定の選択方式に従って選択した情報を特定する特定情報を、通知非対象者に知覚されないように通知対象者に通知し、前記ロック状態において、指示された指示数値を受け付け、受け付けた前記指示数値が、前記表示部が現在表示している前記複数の情報のうちの前記通知対象者に通知した前記特定情報により特定された情報に含まれる数値から所定規則に従って特定した数値と所定の暗証番号とを所定の演算子を用いて演算して得た演算結果と一致した場合に、前記ロック状態を解除することを含むロック状態解除方法。
(付記11)
前記複数の情報のうちの少なくとも1つに含まれる数値は、所定の更新条件を満足した場合に更新される付記10に記載のロック状態解除方法。
(付記12)
外部環境を特定する物理量を測定し、前記複数の情報のうちの少なくとも1つに含まれる数値は、測定した物理量が変化した場合に測定結果に応じて更新される付記11に記載のロック状態解除方法。
(付記13)
前記特定情報に応じた類型振動を振動器に発生させることで前記類型振動を前記通知対象者に感知させる振動通知方式、及び、音響を前記通知非対象者に聴取させずに前記通知対象者に聴取させる音響伝達器を利用して、前記特定情報に応じた類型音響を前記通知対象者に聴取させる音響通知方式のうちの少なくとも一方で前記特定情報を前記通知対象者に通知する付記10から付記12の何れか1つに記載のロック状態解除方法。
(付記14)
前記所定の選択方式は、前記表示部が表示している前記複数の情報から1つの情報を無作為に選択する選択方式である付記10から付記13の何れか1つに記載のロック状態解除方法。
(付記15)
コンピュータに、ロック状態において、各々数値を含む異なる複数の情報を表示する表示部が表示している前記複数の情報から所定の選択方式に従って選択した情報を特定する特定情報を、通知非対象者に知覚されないように通知対象者に通知し、前記ロック状態において、指示された指示数値を受け付け、受け付けた前記指示数値が、前記表示部が現在表示している前記複数の情報のうちの前記通知対象者に通知した前記特定情報により特定された情報に含まれる数値から所定規則に従って特定した数値と所定の暗証番号とを所定の演算子を用いて演算して得た演算結果と一致した場合に、前記ロック状態を解除することを含む処理を実行させるためのロック状態解除プログラム。
10 スマートデバイス
12 表示部
14 測定部
16 通知部
18 受付部
20 解除部
58 バイブレータ
72 イヤホン

Claims (7)

  1. ロック状態において、各々数値を含む異なる複数の情報を表示する表示部と、
    前記ロック状態において、前記表示部が表示している前記複数の情報から所定の選択方式に従って選択した情報を特定する特定情報を、通知非対象者に知覚されないように通知対象者に通知する通知部と、
    前記ロック状態において、指示された指示数値を受け付ける受付部と、
    前記受付部によって受け付けられた前記指示数値が、前記表示部が現在表示している前記複数の情報のうちの前記通知部により前記通知対象者に通知された前記特定情報により特定された情報に含まれる数値から所定規則に従って特定した数値と所定の暗証番号とを所定の演算子を用いて演算して得た演算結果と一致した場合に、前記ロック状態を解除する解除部と、
    を含む端末装置。
  2. 前記複数の情報のうちの少なくとも1つに含まれる数値は、所定の更新条件を満足した場合に更新される請求項1に記載の端末装置。
  3. 外部環境を特定する物理量を測定する測定部を更に含み、
    前記複数の情報のうちの少なくとも1つに含まれる数値は、前記測定部が測定した物理量が変化した場合に前記測定部の測定結果に応じて更新される請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記通知部は、前記特定情報に応じた類型振動を振動器に発生させることで前記類型振動を前記通知対象者に感知させる振動通知方式、及び、音響を前記通知非対象者に聴取させずに前記通知対象者に聴取させる音響伝達器を利用して、前記特定情報に応じた類型音響を前記通知対象者に聴取させる音響通知方式のうちの少なくとも一方により、前記特定情報を前記通知対象者に通知する請求項1から請求項3の何れか1項に記載の端末装置。
  5. 前記所定の選択方式は、前記表示部が表示している前記複数の情報から1つの情報を無作為に選択する選択方式である請求項1から請求項4の何れか1項に記載の端末装置。
  6. ロック状態において、各々数値を含む異なる複数の情報を表示する表示部が表示している前記複数の情報から所定の選択方式に従って選択した情報を特定する特定情報を、通知非対象者に知覚されないように通知対象者に通知し、
    前記ロック状態において、指示された指示数値を受け付け、
    受け付けた前記指示数値が、前記表示部が現在表示している前記複数の情報のうちの前記通知対象者に通知した前記特定情報により特定された情報に含まれる数値から所定規則に従って特定した数値と所定の暗証番号とを所定の演算子を用いて演算して得た演算結果と一致した場合に、前記ロック状態を解除する
    ことを含むロック状態解除方法。
  7. コンピュータに、
    ロック状態において、各々数値を含む異なる複数の情報を表示する表示部が表示している前記複数の情報から所定の選択方式に従って選択した情報を特定する特定情報を、通知非対象者に知覚されないように通知対象者に通知し、
    前記ロック状態において、指示された指示数値を受け付け、
    受け付けた前記指示数値が、前記表示部が現在表示している前記複数の情報のうちの前記通知対象者に通知した前記特定情報により特定された情報に含まれる数値から所定規則に従って特定した数値と所定の暗証番号とを所定の演算子を用いて演算して得た演算結果と一致した場合に、前記ロック状態を解除する
    ことを含む処理を実行させるためのロック状態解除プログラム。
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