JP2014238640A - 情報提供システム、サーバ、顧客操作端末、情報提供方法及びプログラム - Google Patents

情報提供システム、サーバ、顧客操作端末、情報提供方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】商品を購入していない顧客に対してもニーズに合った情報を提供することが可能な情報提供システム、サーバ、顧客操作端末、情報提供方法及びプログラムを提供する。【解決手段】顧客ごとの来店目的の履歴を前記顧客の識別情報と対応付けて蓄積する蓄積部と、来店した顧客の前記識別情報を取得する識別情報取得部と、前記識別情報取得部により取得された前記識別情報に対応付けて前記蓄積部に蓄積された前記履歴を取得する履歴取得部と、前記履歴取得部により取得された前記履歴が示す前記来店目的の頻度に応じて提供情報を出力する出力部と、を備える情報提供システム。【選択図】図1

Description

本発明は、情報提供システム、サーバ、顧客操作端末、情報提供方法及びプログラムに関する。
近年、商品の多様化に伴い、多くの企業や組織が様々な場所、媒体で広告を行っている。一般的に、商品が対象とする顧客層に向けて行う広告は、不特定多数の広範囲に対して行う広告と比較して、より顧客のニーズに合致しやすく広告効果が高いため、対象となる顧客層に向けた広告を行うための技術が求められている。そこで、そのような技術のひとつとして、商品の購入履歴などの顧客情報に基づいて、顧客ごとに適した広告を生成、および提供する技術が開発されている。
例えば、下記特許文献1では、過去の来店時における来店目的と注文された商品を対応付けて蓄積しておき、来店時に選択された来店目的と同じ来店目的の時に過去に注文された商品を示す情報を提供する技術が開示されている。
また、下記特許文献2では、自動取引装置に表示する広告を配信する際に、利用客の商品の購入履歴に応じた広告を生成および配信する技術が開示されている。
特開2011−210008号公報 特開2005−266944号公報
しかし、上記特許文献に開示された技術では、顧客が過去に購入した商品を示す購入履歴に基づいて広告を生成するため、顧客が過去に購入していない商品に関する広告を提供することが困難であるという問題があった。このため、上記特許文献に開示された技術では、例えば商品を購入していない顧客に対しては適する広告を提供することはできず、また、今まで購入していなかった商品を新たに求める顧客に対してその新たな商品に関する情報を提供することはできなかった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、商品を購入していない顧客に対してもニーズに合った情報を提供することが可能な、新規かつ改良された情報提供システム、サーバ、顧客操作端末、情報提供方法及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、顧客ごとの来店目的の履歴を前記顧客の識別情報と対応付けて蓄積する蓄積部と、来店した顧客の前記識別情報を取得する識別情報取得部と、前記識別情報取得部により取得された前記識別情報に対応付けて前記蓄積部に蓄積された前記履歴を取得する履歴取得部と、前記履歴取得部により取得された前記履歴が示す前記来店目的の頻度に応じて提供情報を出力する出力部と、を備える情報提供システムが提供される。
前記出力部は、前記頻度が高い前記来店目的に基づいて提供すべき内容を選択し前記提供情報を出力してもよい。
前記履歴は、前記顧客が前記来店目的で来店した日時を示す日時情報を含み、前記出力部は、前記日時情報が示す日時が新しいほど大きな重み付けを行って前記頻度を算出し、算出した前記頻度に応じて前記提供情報を出力してもよい。
前記出力部は、来店した前記顧客が過去に購入した商品の履歴を示す商品購入履歴にさらに基づいて前記提供情報を出力してもよい。
前記履歴は、前記顧客が前記来店目的で来店した日時を示す日時情報を含み、前記出力部は、前記商品購入履歴に含まれる商品と関連する前記来店目的については、前記商品を購入した日時以降の日時を示す日時情報を含む前記履歴に基づいて前記提供情報を出力してもよい。
前記出力部は、前記商品購入履歴に含まれる商品と関連する前記来店目的以外の前記来店目的の頻度に応じて前記提供情報を出力してもよい。
前記出力部は、来店した前記顧客の属性情報にさらに基づいて前記提供情報を出力してもよい。
前記情報提供システムは、来店した前記顧客に対して前記出力部により出力された前記提供情報を提供する提供部をさらに備えてもよい。
前記来店目的は、金融機関の店舗に来店した目的であり、前記提供情報は、金融商品に関する情報であってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、顧客ごとの来店目的の履歴を前記顧客の識別情報と対応付けて蓄積する蓄積部と、来店した顧客の前記識別情報を取得する識別情報取得部と、前記識別情報取得部により取得された前記識別情報に対応付けて前記蓄積部に蓄積された前記履歴を取得する履歴取得部と、前記履歴取得部により取得された前記履歴が示す前記来店目的の頻度に応じて提供情報を出力する出力部と、を備えるサーバが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、顧客ごとの来店目的の履歴を前記顧客の識別情報と対応付けて蓄積する蓄積部と、来店した顧客の前記識別情報を取得する識別情報取得部と、前記識別情報取得部により取得された前記識別情報に対応付けて前記蓄積部に蓄積された前記履歴を取得する履歴取得部と、前記履歴取得部により取得された前記履歴が示す前記来店目的の頻度に応じて提供情報を出力する出力部と、を備える顧客操作端末が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、顧客ごとの来店目的の履歴を前記顧客の識別情報と対応付けて蓄積するステップと、来店した顧客の前記識別情報を取得するステップと、取得された前記識別情報に対応付けて蓄積された前記履歴を取得するステップと、取得された前記履歴が示す前記来店目的の頻度に応じて提供情報を出力するステップと、を備える情報提供方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータに、顧客ごとの来店目的の履歴を前記顧客の識別情報と対応付けて蓄積するステップと、来店した顧客の前記識別情報を取得するステップと、取得された前記識別情報に対応付けて蓄積された前記履歴を取得するステップと、取得された前記履歴が示す前記来店目的の頻度に応じて提供情報を出力するステップと、を実行させるためのプログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、商品を購入していない顧客に対してもニーズに合った情報を提供することが可能である。
本発明の一実施形態に係る情報提供システムの概要を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る情報提供システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る来店目的履歴DBが記憶する来店目的履歴の一例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る情報提供システムの動作を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係る情報提供システムの動作を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係る受付端末が表示する誘導画面を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る受付端末が表示する来店目的選択画面を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る受付端末が表示する広告送信画面を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る携帯端末が表示する広告受信画面を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る携帯端末が表示する広告表示画面を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るサーバの動作を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.本発明の一実施形態に係る情報提供システムの概要>
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る情報提供システムの概要について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報提供システムの概要を示す説明図である。図1に示すように、本実施形態に係る情報提供システムは、センタ1および営業店2に設置された各種情報処理装置を有し、センタ1に設置された各装置と営業店2に設置された各装置とは専用網3を介して接続されている。
専用網3は、専用網3に接続されている装置から送信される情報の有線、または無線の伝送路である。専用網3は、金融機関のネットワークであり、例えば専用線またはIP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)により構成される。
営業店2は、金融機関の店舗や企業の展示場、小売店などの複数の情報処理装置が設置された施設であり、本明細書においては一例として、銀行の店舗であるものとして説明する。営業店2には、少なくとも受付端末40(顧客操作端末)、基地局60が設置され、基地局60は営業店2内に来店した顧客が操作する携帯端末50と無線通信を行う。なお、携帯端末50は、顧客により所有される携帯電話、スマートフォン、またはタブレット、若しくは営業店2から顧客に貸与される顧客用携帯端末などの携帯可能な端末である。本明細書においては一例として、携帯端末50は顧客により所有されるスマートフォンであるものとして説明する。
顧客は、営業店2に来店した際に、受付端末40に対して来店目的を入力する。来店目的とは、金融機関の店舗に来店した目的であり、例えば、新規口座開設、諸届作成、振込、入金、税公金収納、資産運用、相続、およびその他の各種申込みなどが挙げられる。受付端末40は、顧客による来店目的の入力を受け付けると、例えば、来店目的に対応する担当窓口における呼び出し順序を示す受付カードを発行したり、担当窓口に対して顧客が来店したことを通知したりする。顧客は、担当窓口から呼び出されるまでの間、営業店2の中で時間を過ごす。
センタ1は、金融機関の営業に関する各種情報を取り扱う情報処理センタであり、サーバ10、来店目的履歴DB(DataBase)20、および顧客情報DB30が設置される。来店目的履歴DB20は、顧客が過去に営業店2または他の営業店に来店したときに受付端末40に入力した来店目的を蓄積する。また、顧客情報DB30は、顧客情報として、顧客の年齢や性別などの属性情報、および過去に購入した商品の購入履歴情報を蓄積する。サーバ10は、来店目的履歴DB20および顧客情報DB30に蓄積された各種情報に基づいて、営業店2に来店した顧客に対して提供する情報を生成する。
ここで、上述したように、上記特許文献に開示された技術では、顧客が過去に購入した商品を示す商品購入履歴に基づいて広告を生成するため、顧客が過去に購入していない商品に関する広告を提供することが困難であるという問題があった。このため、上記特許文献に開示された技術では、例えば商品を購入していない顧客に対しては適する広告を提供することはできず、また、今まで購入していなかった商品を新たに求める顧客に対してその新たな商品に関する情報を提供することはできなかった。
そこで、上記事情を一着眼点にして本発明の一実施形態に係る情報提供システムを創作するに至った。本発明の一実施形態に係る情報提供システムは、商品を購入していない顧客に対してもニーズに合った情報を提供することができる。
具体的には、本実施形態に係るサーバ10は、来店目的履歴DB20に蓄積された、顧客の過去の来店目的の頻度に基づいて広告情報(提供情報)を生成する。なお、広告情報とは金融商品に関する情報であり、商品の広告であってもよいし、為替相場や株価などの情報であってもよい。なお、広告情報は、文字や図形などを含む画像データであってもよいし、音声データであってもよい。
例えば、サーバ10は、顧客が資産運用を来店目的としていた頻度が高い場合には、資産運用に関する商品を過去に購入していない場合であっても、資産運用に関する広告情報を生成する。また、サーバ10は、顧客が振込を来店目的としていた頻度が高い場合には、資産運用に関する商品を過去に購入していた場合であっても、振込に関する広告情報を生成する。
ここで、来店目的の頻度が高いほど、その来店目的に関する商品の購買意欲が高いと考えられる。このため、サーバ10は、頻度が高い来店目的に基づいて広告情報を生成することで、顧客のニーズに合致した広告情報を生成することができる。
サーバ10は、生成した広告情報を携帯端末50に送信する。このため、顧客は、営業店2において担当窓口から呼び出されるまでの待ち時間の間に、サーバ10により生成された広告情報を携帯端末50により閲覧することができる。
このようにして、本実施形態に係る情報提供システムは、商品を購入していない顧客に対してもニーズに合った情報を提供することができる。
以上、本発明の一実施形態に係る情報提供システムの概要について説明した。続いて、情報提供システムの詳細な構成および動作処理について、図2〜図11を参照して説明する。
<2.実施形態>
まず、図2および図3を参照して、本発明の一実施形態に係る情報提供システムの構成について説明する。
[2−1.構成]
図2は、本発明の一実施形態に係る情報提供システムの構成を示すブロック図である。
(携帯端末50)
図2に示すように、携帯端末50は、通信部51、制御部52、操作表示部53、および非接触通信部54を有する。
・非接触通信部54
非接触通信部54は、近距離無線通信をすることが可能な通信装置である。非接触通信部54は、例えばNFC(Near Field Communication)チップなどにより実現される。
本実施形態では、非接触通信部54は、受付端末40の非接触通信部45と通信して、サーバ10が生成した広告情報の所在を示すURL(Uniform Resource Locator)情報を受信する。そして、非接触通信部54は、受信したURL情報を制御部52に出力する。
・通信部51
通信部51は、有線/無線により外部の情報装置との間でデータの送受信を行うための通信モジュールである。通信部51は、図1に示した基地局60を介して専用網3に接続され、サーバ10と通信する。他にも、通信部51は、電話回線や無線LAN(Local Area Network)などの外部の一般回線を介してサーバ10と通信してもよい。
本実施形態では、通信部51は、非接触通信部54により受付端末40から受信されたURL情報に基づいて、サーバ10により生成された広告情報にアクセスする。そして、通信部51は、サーバ10により生成された広告情報を受信して、制御部52に出力する。
・制御部52
制御部52は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って携帯端末50内の動作全般を制御する。制御部52は、例えばCPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサによって実現される。なお、制御部52は、使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM(Read Only Memory)、および適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)を含んでいてもよい。
本実施形態では、制御部52は、非接触通信部54により受付端末40から受信されたURL情報を通信部51に出力する。そして、制御部52は、通信部51を制御して、URL情報に基づいてサーバ10にアクセスし、サーバ10により生成された広告情報を取得する。また、制御部52は、操作表示部53を制御して、取得した広告情報を表示する。ここで、制御部52は、専用ソフトを用いて、URL情報の非接触通信による受信や、広告情報の取得および表示を実現してもよいし、スマートフォン等に一般的にインストールされているブラウザ等によって実現してもよい。
・操作表示部53
操作表示部53は、ユーザに対して画像データ(静止画像/動画像)の表示を行う表示部およびユーザ操作を検出する操作部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)またはOLED(Organic Light−Emitting Diode)、などにより実現される。また、操作部としての機能は、例えば、タッチパネルにより実現される。なお、表示部および操作部は、タッチパネルとして一体的に形成されていてもよいし、分離して形成されていてもよい。
本実施形態では、操作表示部53は、通信部51によりサーバ10から受信された広告情報を表示する。また、操作表示部53は、ユーザ操作により入力された情報を、制御部52に出力する。
(受付端末40)
図2に示すように、受付端末40は、通信部41、制御部42、媒体読取部43、操作表示部44、および非接触通信部45を有する。
・媒体読取部43
媒体読取部43は、来店した顧客の識別情報を取得する識別情報取得部としての機能を有する。具体的には、媒体読取部43は、営業店2に来店した顧客により通帳やカードなどの媒体が挿入される挿入口を有し、挿入された媒体に形成された磁気ストライプや情報コードなどを読み取ることで、顧客の口座番号や名前、顧客ID等の識別情報を取得する。媒体読取部43は、取得した顧客の識別情報を制御部42に出力する。
・制御部42
制御部42は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って受付端末40内の動作全般を制御する。制御部42は、例えばCPU、マイクロプロセッサによって実現される。なお、制御部42は、使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM、および適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAMを含んでいてもよい。
本実施形態では、制御部42は、媒体読取部43により読み取られた顧客の識別情報に基づいて、サーバ10に広告情報を生成するよう依頼する広告生成依頼を生成し、生成した広告生成依頼を通信部41に出力する。ここで、広告生成依頼には、顧客の識別情報が含まれる。また、制御部42は、通信部41により受信されたURL情報を非接触通信部45に設定して、外部に対してURL情報を送信可能にする。また、制御部42は、顧客操作に応じて各種誘導画面を表示するよう操作表示部44を制御する。
・通信部41
通信部41は、有線/無線により外部の情報装置との間でデータの送受信を行うための通信モジュールである。通信部41は、専用網3に接続され、来店目的履歴DB20、およびサーバ10と通信する。
本実施形態では、通信部41は、制御部42により生成された広告生成依頼をサーバ10に送信する。また、通信部41は、顧客の識別情報、操作表示部44が受け付けた来店目的情報、および来店日時を、来店目的履歴DB20に送信して記憶させる。また、通信部41は、サーバ10により広告生成依頼に応じて生成された広告情報の所在を示すURL情報を、サーバ10から受信して制御部42に出力する。
・操作表示部44
操作表示部44は、顧客による操作の誘導画面を表示する表示部および顧客操作を検出する顧客操作部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED装置により実現される。また、顧客操作部としての機能は、例えば、タッチパネルにより実現される。なお、表示部および顧客操作部は、タッチパネルとして一体的に形成されていてもよいし、分離して形成されていてもよい。
本実施形態では、操作表示部44は、営業店2に来店した顧客の来店目的の入力を受け付けて、サーバ10により生成された広告情報を顧客に提供するための各種誘導画面を表示する。顧客は、操作表示部44に表示された複数の来店目的の中から、1または2以上の来店目的を選択することで、受付端末40に来店目的を入力する。ここで、来店目的としては例えば、新規口座開設、諸届作成、振込、入金、税公金収納、資産運用、相続、およびその他の各種申込みなどが挙げられる。操作表示部44は、顧客により入力された来店目的を示す来店目的情報を、制御部42に出力する。
・非接触通信部45
非接触通信部45は、近距離無線通信をすることが可能な通信装置である。非接触通信部45は、例えばNFCチップなどにより実現される。
本実施形態では、非接触通信部45は、携帯端末50の非接触通信部54と通信して、サーバ10が生成した広告情報の所在を示すURL情報を送信する。
(来店目的履歴DB20)
来店目的履歴DB20は、顧客ごとの来店目的の履歴(来店目的履歴)を顧客の識別情報と対応付けて蓄積する蓄積部としての機能を有する。具体的には、来店目的履歴DB20は、営業店2または他の営業店に顧客が来店した際に、受付端末40に顧客が入力した来店目的情報を、顧客の識別情報に対応付けて記憶する。来店目的履歴は、顧客が来店した日時を示す日時情報を含んでいてもよく、来店目的履歴DB20は、受付端末40に顧客が入力した来店目的情報および識別情報に、さらに日時情報を対応付けて記憶する。ここで、図3を参照して、来店目的履歴DB20が記憶する来店目的履歴の具体例を説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係る来店目的履歴DB20が記憶する来店目的履歴の一例を示す説明図である。図3に示すように、来店目的履歴DB20は、顧客の識別情報である顧客ID、来店日付、および来店目的を対応付けて記憶している。例えば、来店目的履歴DB20は、顧客IDが100の顧客の、2012年4月3日、4日、5日、6日、7日、10日、11日の来店目的は「資産運用」であり、8日の来店目的は「相続」であり、9日の来店目的は「振込」であることを記憶している。なお、一組の顧客ID、来店日付、および来店目的を、1件の来店目的履歴として捉えてもよい。サーバ10は、受付端末40から顧客IDが100の顧客についての広告生成依頼を受信した場合には、来店目的履歴DB20を参照して、顧客IDが100の来店目的履歴を取得する。
なお、来店目的履歴DB20は、サーバ10と一体的に構成されていてもよい。
(顧客情報DB30)
顧客情報DB30は、顧客情報として、顧客の年齢や性別などの属性情報、および顧客が過去に購入した商品の購入履歴を蓄積する。顧客情報DB30は、サーバ10による要求に応じて、受付端末40が受け付けた顧客の識別情報に対応付けて記憶している各種顧客情報をサーバ10に送信する。なお、顧客情報DB30は、サーバ10と一体的に構成されていてもよい。
(サーバ10)
図2に示すように、サーバ10は、通信部11、制御部12、および生成部13を有する。
・通信部11
通信部11は、有線/無線により外部の情報装置との間でデータの送受信を行うための通信モジュールである。通信部11は、専用網3に接続され、来店目的履歴DB20、顧客情報DB30、受付端末40、および携帯端末50と通信する。
本実施形態では、通信部11は、受付端末40により広告生成依頼を受信して、制御部12に出力する。なお、通信部11を、広告生成依頼に含まれる、来店した顧客の識別情報を取得する識別情報取得部として捉えてもよい。
また、通信部11は、受付端末40の媒体読取部43により取得された顧客の識別情報に対応付けて来店目的履歴DB20に蓄積された、来店目的履歴を取得する履歴取得部としての機能を有する。より詳しくは、通信部11は、受付端末40から受信した広告生成依頼に含まれる顧客の識別情報を検索キーとして、来店目的履歴DB20からその顧客の来店目的履歴を検索して取得する。そして、通信部11は、取得した来店目的履歴を制御部12に出力する。
また、通信部11は、受付端末40の媒体読取部43により取得された顧客の識別情報に対応付けて顧客情報DB30に蓄積された、顧客情報を取得する顧客情報取得部としての機能を有する。より詳しくは、通信部11は、受付端末40から受信した広告生成依頼に含まれる顧客の識別情報を検索キーとして、顧客情報DB30からその顧客の商品購入履歴や属性情報などの顧客情報を検索して取得する。そして、通信部11は、取得した顧客情報を制御部12に出力する。
また、通信部11は、生成部13により生成された広告情報の所在を示すURL情報を受付端末40に送信する。そして、通信部11は、受付端末40との非接触通信によりURL情報を取得した携帯端末50からのアクセスに応じて、生成部13により生成された広告情報を携帯端末50に送信する。なお、通信部11を、営業店2に来店した顧客に対して生成部13により生成された広告情報を提供する提供部として捉えてもよい。
・制御部12
制御部12は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従ってサーバ10内の動作全般を制御する。制御部12は、例えばCPU、マイクロプロセッサによって実現される。なお、制御部12は、使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM、および適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAMを含んでいてもよい。
本実施形態では、制御部12は、受信された広告生成依頼に応じた広告情報を生成するよう通信部11および生成部13を制御する。具体的には、制御部12は、通信部11により広告生成依頼に含まれる顧客の識別情報に応じて取得された来店目的履歴および顧客情報を生成部13に出力する。そして、制御部12は、生成部13により生成された広告情報、および広告情報の所在を示すURL情報を通信部11に出力する。
・生成部13
生成部13は、通信部11により取得された来店目的履歴が示す来店目的の頻度に応じて広告情報を生成して出力する出力部としての機能を有する。より具体的には、生成部13は、頻度が高い又は最も高い来店目的に基づいて広告情報を生成する。なお、来店目的の頻度とは、顧客が営業店2または他の営業店に来店した際に、受付端末40にその来店目的を入力した回数である。来店目的の頻度は、所定期間における回数であってもよいし、顧客が初めて来店したときから現在に至るまでの全期間における累計回数であってもよい。例えば、図3に示した顧客IDが100の顧客が来店した場合、「資産運用」の頻度が7回、「相続」の頻度が1回、「振込」の頻度が1回であるので、生成部13は、頻度が最も高い「資産運用」に関する広告情報を生成する。来店目的の頻度が高いほど、その来店目的に関する商品の購買意欲が高いと考えられるため、生成部13は、頻度が最も高い来店目的に基づいて広告情報を生成することで、顧客のニーズに合致した広告情報を生成することができる。
ここで、生成部13が生成する広告情報について具体的に説明する。サーバ10は、図示しない記憶部により、来店目的ごとに広告情報のひな形を予め記憶している。生成部13は、頻度が最も高い来店目的の広告情報のひな形に、最新の商品情報や関連する情報、来店した顧客の顧客情報などのパーツを組み込むことで、広告情報を生成する。このとき、生成部13は、広告情報をWebページとして生成し、作成したWebページの所在を示すURL情報を生成する。そして、生成部13は、生成した広告情報およびURL情報を、通信部11に出力する。
なお、生成部13は、顧客の来店の度に広告情報およびURL情報を生成しなくてもよい。例えば、生成部13は、来店目的ごとに広告情報およびURL情報を予め生成および記憶しておき、顧客が来店した際には、頻度が最も高い来店目的に対応する広告情報およびURL情報を選択して、通信部11に出力してもよい。いずれの場合も、来店目的と提供すべき情報とを対応付けて記憶しておき、当該顧客について頻度が高い来店目的に応じて、提供すべき情報の内容を選択して、顧客に対し広告情報を提供することになる。すなわち、ここでいう生成とは、顧客に提供すべき提供情報をいくつかのパーツを組み込んで作る他、予め記憶しておいた提供情報を選択して選択結果を出力することも含むものである。
また、生成部13は、来店目的履歴が示す来店日時が新しいほど大きな重み付けを行って頻度を算出し、算出した頻度に応じて広告情報を生成する。例えば、生成部13は、直近1年に大きな重み付けを行い、それより過去に小さな重み付けを行って頻度を算出して、算出した頻度に応じて広告情報を生成してもよい。他にも、生成部13は、例えば直近1年の来店目的履歴のみに基づいて、広告情報を生成してもよい。来店日時が新しい来店目的ほど、現在の顧客のニーズを表していると考えられるため、生成部13は、このような重み付けを行うことで、現在の顧客のニーズに合致した広告情報を提供することができる。
また、生成部13は、来店した顧客が過去に購入した商品の履歴を示す商品購入履歴にさらに基づいて広告情報を生成してもよい。より具体的には、一度購入した商品を再度購入する確率は低いと考えられるため、生成部13は、すでに購入した商品に関連する来店目的についての頻度を除外して広告情報を生成する。つまり、生成部13は、商品購入履歴に含まれる商品と関連する来店目的以外の来店目的の頻度に応じて広告情報を生成する。例えば、顧客が「資産運用」に関する商品を購入した場合には、生成部13は、「資産運用」以外の来店目的のうち、最も頻度が高い来店目的に基づいて広告情報を生成する。生成部13は、一度購入した商品に関連する来店目的の頻度を除外して広告情報を生成することで、顧客が購入済みであり、すでに情報を欲していないと考えられる商品分野についての広告情報を提供することを避けることができる。
ここで、一度ある来店目的に関連する商品を購入した後も、同一の来店目的で来店する頻度が高い場合には、同一または類似の商品を購入する確率は高いとも考えられる。そこで、生成部13は、商品購入履歴に含まれる商品と関連する来店目的については、商品を購入した日時以降の日時を示す日時情報を含む来店目的履歴に基づいて広告情報を生成する。例えば、顧客が「資産運用」に関する商品を購入した日時以降に「資産運用」を来店目的とする頻度が、他と比較して最も高い場合には、生成部13は、「資産運用」に関連する広告情報を生成する。このように、生成部13は、購入済みの商品に関する来店目的については、購入した日時以降の頻度に基づいて広告情報を生成することで、一度購入したものの再度情報を欲していると考えられる商品分野についての広告情報を提供することができる。
また、生成部13は、来店した顧客の属性情報にさらに基づいて広告情報を生成してもよい。例えば、生成部13は、顧客の年齢や性別に合せて広告情報を構成する文字や図形の大きさ、配置、色彩などのレイアウトを変化させたり、顧客の預金残高に応じて紹介する商品を変化させたりしてもよい。
以上、本実施形態に係る情報提供システムの構成について説明した。続いて、図4〜図11を参照して、本実施形態に係る情報提供システムの動作処理について説明する。
[2−2.動作処理]
以下では、まず、図4〜図10を参照して、情報提供システム全体の動作処理について説明する。その後、図11を参照して、サーバ10による広告情報の生成処理について詳細に説明する。
(2−2−1.情報提供システムの動作処理)
図4および図5は、本発明の一実施形態に係る情報提供システムの動作を示すシーケンス図である。図4に示すように、まず、ステップS102で、受付端末40の操作表示部44は、誘導画面を表示する。ここで、操作表示部44が表示する誘導画面の一例を、図6に示す。
図6は、本発明の一実施形態に係る受付端末40が表示する誘導画面を示す説明図である。図6に示すように、受付端末40の操作表示部44は、誘導画面を表示することで、通帳またはカードを媒体読取部43に挿入することを誘導する。
次いで、図4に示すように、ステップS104で、媒体読取部43は、顧客により挿入された通帳またはカードを受入れる。
次に、ステップS106で、媒体読取部43は、通帳またはカードを読み取ることにより、顧客の識別情報である顧客IDを取得する。
次いで、ステップS108で、媒体読取部43は、通帳またはカードを排出して顧客に返却する。
次に、ステップS110で、操作表示部44は、来店目的選択画面を表示する。ここで、操作表示部44が表示する来店目的選択画面の一例を、図7に示す。
図7は、本発明の一実施形態に係る受付端末40が表示する来店目的選択画面を示す説明図である。図7に示すように、受付端末40の操作表示部44は、来店目的選択画面を表示することで、「新規口座開設」、「諸届作成」、「振込」、「入金」、「税公金収納」、「資産運用」、「ご相続」、「各種申込み」のいずれかの来店目的を選択するよう、顧客を誘導する。
次いで、図4に示すように、ステップS112で、操作表示部44は、顧客による来店目的の選択を受け付ける。
次に、ステップS114で、受付端末40の通信部41は、操作表示部44により受け付けた顧客の来店目的を示す来店目的情報を、来店目的履歴DB20に送信して書き込む。このとき、来店目的履歴DB20は、来店目的情報を、来店日時および顧客IDに対応付けて記憶する。
次いで、ステップS116で、受付端末40の通信部41は、広告生成依頼をサーバ10に送信する。ここで、広告生成依頼は、上記ステップS106で媒体読取部43により取得された顧客IDが含まれる。
次に、ステップS118で、広告生成依頼を受信したサーバ10の通信部11は、来店目的履歴DB20から、営業店2に来店した顧客の顧客IDに対応付けて記憶されている来店目的履歴を取得する。
次いで、ステップS120で、通信部11は、顧客情報DB30から、営業店2に来店した顧客の顧客IDに対応付けて記憶されている顧客情報として、商品購入履歴、および属性情報を取得する。
そして、ステップS122で、生成部13は、通信部11により取得された来店目的履歴、商品購入履歴、および属性情報に基づいて、広告情報を生成する。生成部13による広告情報の生成動作は、図11を参照して後述するので、ここでの詳細な説明は省略する。
次に、ステップS124で、通信部11は、生成部13により生成された広告情報の所在を示すURL情報を、受付端末40に送信する。
次いで、ステップS126で、受付端末40の制御部42は、通信部41により受信されたURL情報を非接触通信部45に設定して、非接触通信により外部に送信可能にする。
次に、ステップS128で、操作表示部44は、広告送信画面を表示する。ここで、操作表示部44が表示する広告送信画面の一例を、図8に示す。
図8は、本発明の一実施形態に係る受付端末40が表示する広告送信画面を示す説明図である。図8に示すように、受付端末40の操作表示部44は、広告送信画面を表示することで、携帯端末50をカードリーダ部(非接触通信部45)にかざして非接触通信可能にするよう、顧客を誘導する。
顧客は、図8に示した広告送信画面が表示されたときに、広告情報を閲覧するか否かを選択することができる。より具体的には、顧客は、携帯端末50を受付端末40の非接触通信部45にかざすことで、後述の処理により、サーバ10によって生成された広告情報を閲覧することができる。一方で、顧客は、図8に示した広告送信画面でスキップボタンを押下することで、広告情報を閲覧しないことを選択する。以下では、まず、顧客が広告情報を閲覧することを選択する場合、即ち携帯端末50を受付端末40の非接触通信部45にかざす場合について、図5を参照して説明する。
図5に示すように、顧客が広告情報を閲覧することを選択する場合、まず、ステップS202で、携帯端末50の非接触通信部54と受付端末40の非接触通信部45とは、非接触通信を確立する。
次いで、ステップS204で、非接触通信部54は、URL情報の送信要求を受付端末40の非接触通信部45に送信する。
次に、ステップS206で、非接触通信部45は、上記ステップS126において制御部42により設定されたURL情報を、携帯端末50の非接触通信部54に送信する。
次いで、ステップS208で、携帯端末50の操作表示部53は、広告受信画面を表示する。ここで、操作表示部53が表示する広告受信画面の一例を、図9に示す。
図9は、本発明の一実施形態に係る携帯端末50が表示する広告受信画面を示す説明図である。図9に示すように、携帯端末50の操作表示部53は、広告受信画面を表示することで、サーバ10により生成された広告情報を閲覧するよう、顧客を誘導する。
次に、図5に示すように、ステップS210で、操作表示部53は、図9に示した広告受信画面での広告表示ボタンの押下を検出する。
次いで、ステップS212で、携帯端末50の通信部51は、ステップS206で取得されたURL情報に基づいてサーバ10にアクセスして、サーバ10により生成された広告情報を取得する。
そして、ステップS214で、操作表示部53は、取得した広告情報に基づいて広告表示画面を表示する。ここで、操作表示部53が表示する広告受信画面の一例を、図10に示す。
図10は、本発明の一実施形態に係る携帯端末50が表示する広告表示画面を示す説明図である。図10に示すように、携帯端末50の操作表示部53は、広告表示画面を表示することで、顧客に対してサーバ10により生成された広告情報を提供することができる。また、上述したように、顧客は、受付端末40による受付の後の待ち時間の間に、広告情報を携帯端末50により閲覧することで、時間を有効活用することができる。
以上、図8に示した広告送信画面が表示されたときに、顧客が広告情報を閲覧することを選択する場合について説明した。続いて、顧客が広告情報を閲覧しないことを選択する場合について説明する。
図5に示すように、顧客が広告情報を閲覧しないことを選択する場合、まず、ステップS302で、受付端末40の操作表示部44は、顧客によりスキップボタンが押下されたことを検出する。
次いで、ステップS304で、受付端末40の制御部42は、通信部41により受信されたURL情報を破棄する。このとき、通信部41は、広告情報の破棄要求をサーバ10に送信して、サーバ10により生成および記憶されている広告情報を破棄させてもよい。
以上、本実施形態に係る情報提供システム全体の動作処理について説明した。続いて、図11を参照して、サーバ10による広告情報の生成処理について詳細に説明する。
(2−2−2.サーバ10の動作処理)
図11は、本発明の一実施形態に係るサーバ10の動作を示すフローチャートである。図11に示すように、まず、ステップS402で、通信部11は、受付端末40から広告生成依頼を受信する。
次いで、ステップS404で、通信部11は、来店目的履歴DB20から、営業店2に来店した顧客の顧客IDに対応付けて記憶されている来店目的履歴を取得する。
次に、ステップS406で、通信部11は、顧客情報DB30から、営業店2に来店した顧客の顧客IDに対応付けて記憶されている顧客情報として、商品購入履歴、および属性情報を取得する。
そして、ステップS408で、生成部13は、来店目的の頻度を算出する。このとき、生成部13は、来店目的ごとの、所定期間における選択回数を算出してもよいし、顧客が初めて来店したときから現在に至るまでの全期間における累計選択回数を算出してもよい。また、生成部13は、来店目的履歴が示す来店日時が新しいほど大きな重み付けを行って頻度を算出してもよい。さらに、生成部13は、商品購入履歴にさらに基づくことで、すでに購入した商品に関連する来店目的についての頻度を算出対象から除外してもよい。また、生成部13は、購入済みの商品に関する来店目的については、購入した日時以降の来店目的履歴に基づいて頻度を算出してもよい。
次いで、ステップS410で、生成部13は、算出した中で最も頻度が高い来店目的を判定する。本明細書では、一例として、「資産運用」「振込」「相続」のいずれかが最も頻度が多かった場合の処理を説明する。
「資産運用」の頻度が最も高い場合、ステップS412で、生成部13は、投資信託、外貨預金、信託商品を紹介する広告情報を生成する。このとき、生成部13は、顧客の属性情報に基づいて、広告情報のレイアウトや紹介する商品を変化させてもよい。
他方、「振込」の頻度が最も高い場合、ステップS414で、生成部13は、インターネットバンキングのサービスを紹介する広告情報を生成する。このとき、生成部13は、顧客の属性情報に基づいて、広告情報のレイアウトや紹介するインターネットバンキングの契約プラン等を変化させてもよい。
また、「相続」の頻度が最も高い場合、ステップS416で、生成部13は、相続に関するサービスを紹介する広告情報を生成する。このとき、生成部13は、顧客の属性情報に基づいて、広告情報のレイアウトや紹介する商品を変化させてもよい。
その後、ステップS418で、生成部13は、生成した広告情報の所在を示すURL情報を、広告生成依頼を送信してきた受付端末40に返信する。
以上、本実施形態に係るサーバ10による広告情報の生成処理について説明した。
<3.まとめ>
以上説明したように、本発明の一実施形態に係る情報提供システムは、商品を購入していない顧客に対してもニーズに合った情報を提供することができる。より具体的には、情報提供システムは、頻度が最も高い来店目的に基づいて広告情報を生成することで、顧客のニーズに合致した広告情報を生成することができる。このとき、情報提供システムは、来店日時が新しい来店目的ほど重く、古いほど軽い重み付けを行うことで、顧客の現在のニーズに合致した広告情報を提供することができる。また、情報提供システムは、商品購入履歴にさらに基づくことで、すでに購入済みであり情報を欲していない商品分野を回避したり、一度購入したものの再度情報を欲している商品分野についての広告情報を提供したりすることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、本発明に係る顧客操作端末として、営業店2における受付端末40を用いて説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、本発明に係る顧客操作端末として、自動取引装置(ATM:Automatic Teller Machine)や記帳台などを用いてもよい。また、本発明は、現実に存在する営業店2などの実店舗への訪問以外にも、例えばネットショッピング等の仮想店舗への訪問にも適用することができる。
また、上記実施形態では、サーバ10、来店目的履歴DB20、顧客情報DB30、および受付端末40が分離して構成される例を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、受付端末40が、サーバ10、来店目的履歴DB20、および顧客情報DB30としての機能を有していてもよい。この場合、受付端末40は、外部との通信を行うことなく、顧客に対して広告情報を提供することができる。
また、上記実施形態では、受付端末40は、非接触通信部45による非接触通信によってURL情報を携帯端末50に送信する例を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、受付端末40は、非接触通信により広告情報そのものを携帯端末50に送信してもよい。
また、情報処理装置に内蔵されるCPU、ROM及びRAM等のハードウェアに、上記サーバ10、来店目的履歴DB20、顧客情報DB30、受付端末40、携帯端末50の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記録した記録媒体も提供される。
1 センタ
2 営業店
3 専用網
10 サーバ
11 通信部
12 制御部
13 生成部
20 来店目的履歴DB
30 顧客情報DB
40 受付端末
41 通信部
42 制御部
43 媒体読取部
44 操作表示部
45 非接触通信部
50 携帯端末
51 通信部
52 制御部
53 操作表示部
54 非接触通信部
60 基地局

Claims (13)

  1. 顧客ごとの来店目的の履歴を前記顧客の識別情報と対応付けて蓄積する蓄積部と、
    来店した顧客の前記識別情報を取得する識別情報取得部と、
    前記識別情報取得部により取得された前記識別情報に対応付けて前記蓄積部に蓄積された前記履歴を取得する履歴取得部と、
    前記履歴取得部により取得された前記履歴が示す前記来店目的の頻度に応じて提供情報を出力する出力部と、
    を備える情報提供システム。
  2. 前記出力部は、前記頻度が高い前記来店目的に基づいて提供すべき内容を選択し前記提供情報を出力する、請求項1に記載の情報提供システム。
  3. 前記履歴は、前記顧客が前記来店目的で来店した日時を示す日時情報を含み、
    前記出力部は、前記日時情報が示す日時が新しいほど大きな重み付けを行って前記頻度を算出し、算出した前記頻度に応じて前記提供情報を出力する、請求項2に記載の情報提供システム。
  4. 前記出力部は、来店した前記顧客が過去に購入した商品の履歴を示す商品購入履歴にさらに基づいて前記提供情報を出力する、請求項3に記載の情報提供システム。
  5. 前記履歴は、前記顧客が前記来店目的で来店した日時を示す日時情報を含み、
    前記出力部は、前記商品購入履歴に含まれる商品と関連する前記来店目的については、前記商品を購入した日時以降の日時を示す日時情報を含む前記履歴に基づいて前記提供情報を出力する、請求項4に記載の情報提供システム。
  6. 前記出力部は、前記商品購入履歴に含まれる商品と関連する前記来店目的以外の前記来店目的の頻度に応じて前記提供情報を出力する、請求項4に記載の情報提供システム。
  7. 前記出力部は、来店した前記顧客の属性情報にさらに基づいて前記提供情報を出力する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報提供システム。
  8. 前記情報提供システムは、来店した前記顧客に対して前記出力部により出力された前記提供情報を提供する提供部をさらに備える、請求項1〜7のいずれか一項に記載の情報提供システム。
  9. 前記来店目的は、金融機関の店舗に来店した目的であり、前記提供情報は、金融商品に関する情報である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の情報提供システム。
  10. 顧客ごとの来店目的の履歴を前記顧客の識別情報と対応付けて蓄積する蓄積部と、
    来店した顧客の前記識別情報を取得する識別情報取得部と、
    前記識別情報取得部により取得された前記識別情報に対応付けて前記蓄積部に蓄積された前記履歴を取得する履歴取得部と、
    前記履歴取得部により取得された前記履歴が示す前記来店目的の頻度に応じて提供情報を出力する出力部と、
    を備えるサーバ。
  11. 顧客ごとの来店目的の履歴を前記顧客の識別情報と対応付けて蓄積する蓄積部と、
    来店した顧客の前記識別情報を取得する識別情報取得部と、
    前記識別情報取得部により取得された前記識別情報に対応付けて前記蓄積部に蓄積された前記履歴を取得する履歴取得部と、
    前記履歴取得部により取得された前記履歴が示す前記来店目的の頻度に応じて提供情報を出力する出力部と、
    を備える顧客操作端末。
  12. 顧客ごとの来店目的の履歴を前記顧客の識別情報と対応付けて蓄積するステップと、
    来店した顧客の前記識別情報を取得するステップと、
    取得された前記識別情報に対応付けて蓄積された前記履歴を取得するステップと、
    取得された前記履歴が示す前記来店目的の頻度に応じて提供情報を出力するステップと、
    を備える情報提供方法。
  13. コンピュータに、
    顧客ごとの来店目的の履歴を前記顧客の識別情報と対応付けて蓄積するステップと、
    来店した顧客の前記識別情報を取得するステップと、
    取得された前記識別情報に対応付けて蓄積された前記履歴を取得するステップと、
    取得された前記履歴が示す前記来店目的の頻度に応じて提供情報を出力するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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