JP2014237909A - 撚線機 - Google Patents

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Abstract

【課題】目板移動による撚り点調整の際、線心1の張力の変化を極力抑制し、撚り本数の変更の際、線心を所要の通過孔に容易に通過し直し得る。
【解決手段】目板を、撚りダイス2に向かって線心の走行方向に順々に設置した固定目板10と可動目板21で構成する。可動目板移動によって撚り点を撚りダイスの最適点に位置する際、固定目板は可動目板より線心の走行方向の上流側にあって不動のため、可動目板の移動によるその固定目板に送り込まれる各線心の張力や間隔の変化は少ない。固定目板及び可動目板に、その中心及びその周囲等間隔に線心通過孔13、23をそれぞれ形成し、固定目板周囲の通過孔は一つの隣接する両通過孔を除いて他の各通過孔が相互に線心が移動可能なスリット16でもって連通し、可動目板の周囲の通過孔は線心が移動可能なスリット28でもってその目板外縁に開口する。このスリットを介して線心の通過孔13、23への通し変えを行なう。
【選択図】図2

Description

この発明は、線心を撚り合わせる撚線機に関するものである。
撚線機は、所要本数の線心(絶縁体を施した導体)をサプライドラム(サプライ)から繰り出し、その繰り出した線心を目板を介して撚りダイスに送り込み、その撚りダイスで撚り合わして撚り線を製造するものである。この撚り線はシースが被覆されて各種使用態様、例えば通信用、制御用等のケーブルとされる(特許文献1図1参照)。
一方、そのケーブルは、使用態様によって、線心の2本撚り、同3本撚り、同6本撚り等と所要本数の線心撚りのものがある。その所要本数撚りをそれぞれの本数に対応する撚線機を設置して対応することは費用的に問題である。このため、通常、目板にその各本数に応じた線心通過孔を形成し、撚り本数の変更の際、所要本数の線心をその各線心に対応した各通過孔に通している。
このとき、所要本数の線心に対応するその通過孔は同じ位置のものではなく、例えば、2本撚りの場合は、中心点対称の位置の通過孔であり(図6参照)、3本撚りの場合は周囲3等分の位置の通過孔となり(図5参照)、それぞれ、異なる位置の通過孔となる。この異なる位置の通過孔に線心を通すには、一度、線心を切断し、その切断線心を新たな通過孔に通した後、繋ぎ直す作業が必要となる。その繋ぎ作業は、切断した両線心の絶縁体をそれぞれ剥いで導体を露出させ、両導体の端をU字状に曲げた後、そのU字状端を鎖状に係止して巻回することによって繋ぐこととなる。この作業は絶縁体剥離等が非常に煩雑のため、撚り線製造効率の低下の一要因となっている。
このため、目板にその内外縁から各通過孔に通じるスリットを形成し、そのスリットを介して通過孔から線心を出し入れ可能とし、撚り本数の変更の際、その出し入れでもって線心を所要の通過孔に通過させるようにした技術がある(特許文献1段落0014、図1〜図4参照)。
また、通信用、制御用等のケーブルは、撚り本数に合わせて線心の絶縁体の色を異ならせたり、絶縁体に刻印する番号(ナンバリング)を変更したりして、その線心の識別(接続個所等)を明確にするようにしている。例えば、撚り本数が3本であると、その線心(絶縁体)の色は、黒、白、赤となり、また、必要に応じて番号が付される。このため、撚り本数が変更すると、撚り本数のみならず、その線心の色や番号又は両者の組み合わせも変更となって、異なる色や番号の線心に変えることとなる。
このように、通信用、制御用等のケーブルにあっては、撚り本数の変更に加えてその線心の色配列等も異ならせる必要があるため、単なる撚り本数変更時の上記線心通過孔変えに比べて、通過孔に挿通していた線心の切断や他の色や番号の線心をその通過孔に再挿通する作業等が多くなってその作業が繁雑であり、撚り線製造効率の低下の一要因となっている。
実開平7−5222号公報
この撚線機において、撚り本数の変更等における通過孔の変更は上記特許文献1記載の技術で対応できるが、撚り線心数や同サイズ(径)が異なると、撚り線の層心径や線心の張力も変化し、その変化に応じて撚り点も変化する。このため、通常、撚りダイスは固定のため、目板を移動させてその撚り点が撚りダイスの最適点に位置するように調整する必要がある。
この調整時、サプライから目板に送られる線心の走行経路(パスライン)は一定であり、目板が動くと、そのパスラインの目板に対する入線角度が変化し、所要の入線角から外れ(合わず)、線心に無理な力がかかったり、線心の張力が安定しなかったりする。
この発明は、以上の実状の下、撚り本数の変更等における目板の移動による撚り点の調整時、線心に無理な力がかかったり、線心の張力が安定しなかったりするのを防止することを第1の課題、その課題1を達成した上で、撚り本数又は線心の色配列等の変更の際、線心を目板の所要の通過孔に容易に通過し直し得るようにすることを第2の課題とする。
上記第1の課題を達成するため、この発明は、目板を、固定目板と可動目板で構成することとしたのである。
固定目板と可動目板を撚りダイスに向かって線心の走行方向に順々に設置すれば、撚りダイス側に可動目板が位置し、その可動目板の移動によって撚り点が撚りダイスの最適点に位置するようにし得る。このとき、固定目板は可動目板より線心の走行方向の上流側にあって不動のため、サプライから固定目板への線心パスラインに変化はなく、その線心に無理な力がかかったりせず、また、線心の張力に大きな変化もない。一方、固定目板と可動目板との距離には変化が生じるが、その変化は、サプライから固定目板を介さない可動目板への直接の線心パスラインの変化に比べれば小さく、可動目板における線心への力(反力)の変化も少なく、張力も安定となる。
すなわち、目板を固定目板と可動目板で構成することによって、撚り本数の変更等における目板の移動による撚り点の調整時、線心に無理な力がかかったり、線心の張力が安定しなかったりするのを防止し得る。
この発明の構成としては、サプライから繰り出した線心を、固定目板、可動目板を介して撚りダイスで撚る撚線機において、前記固定目板、可動目板を撚りダイスに向かって線心の走行方向に順々に設けるとともに、前記可動目板を前記撚りダイスに対して線心の走行方向の任意の位置に移動固定した構成を採用することができる。
この構成において、心線の本数が、2〜4、6又は7本であり、上記固定目板及び可動目板に、それぞれ、前記線心の中心通過孔を形成するとともにその周囲通過孔を各心線数に合わせて所定間隔、例えば等間隔になるように形成し、前記固定目板の周囲の通過孔は一つの隣接する両通過孔を除いて他の隣接する各通過孔が相互に線心が移動可能なスリットでもって連通されており、前記可動目板の周囲の通過孔は線心が移動可能なスリットでもってその目板外縁に開口している構成とすることができる。
この構成とすれば、撚り本数等の変更の際、線心をそれぞれスリットを介して所要の通過孔に容易に通過し直すことができる。すなわち、第2の課題を達成することができる。
なお、2〜4、6又は7本の線心撚りとしたのは、2〜4又は6本の線心の通過孔を周囲等間隔に設けると、その間隔角度は、2本:180度、3本:120度、4本:90度、6本:60度となって、全て30度の倍数となり、それぞれの通過孔を併用できるからである。7本撚りは、6本撚りの通過孔と中心の通過孔を使用する。
また、上記可動目板の上記撚りダイス側に、その可動目板と一体の補助目板を設け、この補助目板は、円環状をしてその中心に前記可動目板の各通過孔を通った線心の通過孔を有するとともに、周囲所定間隔、例えば等間隔に線心通過孔を有する構成とすることもできる。この構成とすれば、可動目板によっては対応し得ない線心本数の撚り線を得ることができる。例えば、下記実施形態では、5つの線心通過孔を設けることによってその5本撚りの撚り線を得ることができる。
さらに、上記固定目板の各通過孔に案内ローラを設け、その案内ローラは相互に直交する対の片持ち並行ローラからなる構成とすることもできる。このように構成すれば、対の並行ローラは片持ちで支持されて、その対の並行ローラの開放側から線心を出し入れできるため、上記線心のスリットを介した所要通過孔への通過し直すことが容易となる。
また、上記案内ローラを設けることで、通過孔内面による案内に比べれば、線心とローラとの摩擦抵抗は小さくて済むので、線心の張力負荷軽減が図られるとともに、線心表面への擦れ傷の発生を防止できる。
この発明は、以上のように、目板を固定目板と可動目板で構成したので、撚り点の調整時、線心に無理な力がかかったり、線心の張力が安定しなかったりするのを防止し得る。また、各通過孔にスリットを介して線心を出し入れ可能としたため、撚り本数等の変更の際の各線心の対応する通過孔への変更が容易である。これによって、撚線機の作業効率及び稼働率の向上が図れる。
この発明に係る撚線機の一実施形態の概略一部切断正面図 同実施形態の概略斜視図 同実施形態の可動目板を示し、(a)はその内側目板の右側面図、(b)はその外側(補助)目板の右側面図 同実施形態の固定目板を示し、(a)はその左側面図、(b)はその線心案内ローラの斜視図 同実施形態の一作用説明図であり、(a)は固定目板側、(b)は可動目板側 同実施形態の他の作用説明図であり、(a)は固定目板側、(b)は可動目板側 同実施形態の他の作用説明図であり、(a)は固定目板側、(b)は可動目板側 同実施形態の他の作用説明図であり、(a)は固定目板側、(b)は可動目板側 同他の実施形態の固定目板の正面図
この発明に係る撚線機の一実施形態を図1〜図8に示し、この撚線機は、図1、図2に示すように、従来と同様に、サプライドラム(スタンド)から繰り出した線心1を、目板を介して撚りダイス2で撚るものである。その目板は、従来と異なり、固定目板10と可動目板(摺動目板、移動目板)20とからなり、その両目板10、20は線心1の走行方向(図1の左右方向)に撚りダイス2に向かって順々に位置している。
固定目板10はフレームFに固定されて不動であり、可動目板20はフレームFの上記走行方向に長い摺動用シャフトSに台座dを介してシャフトSの長さ方向に移動自在であって、任意の位置で固定可能となっている。
上記可動目板20は、図1〜図3に示すように、内側目板(特許請求の範囲に記載の可動目板)21と外側目板(同補助目板)22とからなり、それぞれ、線心1の通過孔23と紙介在3の通過孔24を有している。外側目板22はその外縁等間隔にジュート介在の通過孔25を有している。
内側目板21はアーム26でもって外側目板22に一体となっている。そのアーム26の位置は内側目板21を支持できれば何れでも良いが、後述の線心1の通過孔23への出し入れ作業の支障にならない位置とするのが好ましく、この実施形態では、撚りダイス2に向かって右斜め上に位置させている。
内側目板21の線心1の通過孔23は、中心に1個、その周囲の6等分(60度間隔)位置の6個、左右の2個(左右の6等分位置の対の中間、隣の通過孔23との間隔:30度)の計:9個としている。これらの中心及び周囲の通過孔23を通った線心1は外側目板22の中央の開口(通過孔)27を通って撚りダイス2に至る。なお、これらの周囲の8個の通過孔23によって、6本の線心1の周囲等間隔(60度間隔)の撚りダイス2への導入、4本の線心1の周囲等間隔(90度間隔)の撚りダイス2への導入、3本の線心1の周囲等間隔(120度間隔)の撚りダイス2への導入、2本の線心1の周囲等間隔(180度間隔)の撚りダイス2への導入をそれぞれ行なうことができる。
この実施形態では、内側目板21が外側目板22の後側(線心走行方向(図1、図2の矢印方向)手前側、図1の左側)に位置するので、外側目板22の通過孔23を通った線心1が内側目板21に干渉することはない。
また、紙介在3の通過孔24は前記左右対の通過孔23間を除く各通過孔23間にそれぞれ2個設けている。この各通過孔23間に介在通過孔24が位置することにより、撚られた隣接する両線心1の間隙に介在が必ず存在して撚り線断面が円状となる。
各通過孔23には目板外縁に開口する線心1が通り得る幅のスリット28が形成されている。外側目板22の線心1の通過孔23は、周囲の5等分(72度間隔)位置の計:5個であり、その各通過孔23の間に1個又は2個の紙介在3の通過孔24が形成されている。図中、29は可動目板台座dに設けたジュート介在案内リングであり、ジュート介在がこのリング29の内周面を摺動案内されて外側目板21の外周縁の通過孔25に導かれる。
上記固定目板10は、図1、図2、図4に示すように、中心に1個、その周囲の6等分(60度間隔)位置の6個の計:7個の通過孔13を有し、その外周縁にジュート介在の通過孔15を有している。各通過孔13は下方の通過孔13、13の間を除き、相互に線心1の通過し得る幅のスリット16で連通されている。紙介在3の通過孔14は前記各通過孔13間にそれぞれ2個設けている。また、固定目板10の外縁等間隔にジュート介在の通過孔15を設けている。
この固定目板10の各通過孔13の後側(撚りダイス2と反対側)に線心案内ローラ18を設けている。その案内ロータ18は、図4(b)に示すように、固定目板10にビス固定のL字状固定板18cに対の並行(平行)ローラ18aと対の並行(平行)ローラ18bを直交させたイゲタ状(井桁状)ローラ構造となっている。
その対の並行ローラ18a、18bは片持ちで支持されており、このため、同図鎖線に示すように、その対の並行ローラ18a、18bの開放側から線心1を出し入れできる。すなわち、通過孔13を通る線心1を同図鎖線で示すようにこのローラ18から外して上記スリット16に移動可能であり、一方、そのスリット16を移動してきた線心1をこのローラ18に通して案内するようにすることができる。
このように、案内ローラ18によって線心1を案内すれば、通過孔23内面による案内に比べて、線心1とローラ18との摩擦抵抗は小さいので、線心1の張力負荷軽減が図られ、線心表面への擦れ傷の発生が防止される。
図中、19は固定目板21のフレームFに設けたジュート介在案内リングであり、ジュート介在がこのリング19の内周面を摺動案内されて固定目板10の外周縁の通過孔15に導かれる。
この実施形態は、以上の構成であり、つぎにその作用について説明する。このとき、通常、線心1にはその識別ため、絶縁体に、例えば、黒、白、赤、緑、黄、茶、青等の着色が施されている。このため、図5〜図8においては、その色でもって線心1を通す通過孔13、23を表す。
まず、撚り本数に対応する、線心1の通過させる固定目板10と可動目板20の各通過孔13、23は図5〜図8であり、図5が3心撚りの場合、図6が2心撚りの場合、図7が6心撚りの場合、図8が4心撚りの場合である。
このような態様によって、所要本数の撚り線を製造するが、通常、図8の4心撚り、図5の3心撚り、図6の2心撚りが多く製造されており、例えば、その4心撚りから3心撚りに変更する場合、図8の4心撚りでは、黒、白、赤、緑の線心1を使用しており、図5の3心撚りでは、緑の線心1が不要となる。このため、その緑の線心1は切断してサプライスタンドからの繰り出しが行なわれないようにし、残りの黒、白、赤の線心1を、図8の態様から図5の態様になるように各通過孔13、23への通し変えを行なう。この場合、黒の線心1のみの通し変えとなる。
その通し変えは、固定目板10にあっては、案内ローラ18から線心1を外し、その線心1をスリット16を介して所要の通過孔13に導いて案内ローラ18にセットする。このとき、スリット16内では2本の線心1、1が交差してそれぞれ反対方向に移動し得ない場合、その両線心1、1を通過孔13まで導いてその孔13内で行なう。通常、通過孔13は線心1の径の2倍以上の径を有するからである。
また、可動目板20にあっては、スリット28を通して線心1を内側目板21から外し、その線心1を所要の通過孔23にスリット28を介して導き入れる。
つぎに、これらの線心1の通過孔13、23への通し変えが終われば、又はその前に、可動目板20を撚りダイス2に対して前後に移動させて撚り点がそのダイス2の最適点に位置するようにして固定する。
この作業が終了すれば、所要の線心数の撚り線製造工程に移行する。このとき、固定目板10は可動目板20より線心1の走行方向の上流側にあって不動のため、サプライスタンドから固定目板10への線心1及び紙介在3のパスラインに変化はなく、その線心1及び紙介在3に無理な力がかかったりせず、また、線心1及び紙介在3の張力に大きな変化もない。一方、固定目板10と可動目板20との距離には変化が生じるが、その変化は、固定目板10が線心1及び紙介在3のガイドの役目を果たすため、サプライスタンドから固定目板10を介さない可動目板20への直接の線心1及び紙介在3のパスラインの変化に比べれば小さく、可動目板20における線心1及び介在3への力(反力)の変化も少なく、張力も安定となる。
上記は線心1の本数が2〜4、又は6の場合であるが、7本撚りの場合は、固定目板10及び可動内側目板21の6等分位の各通過孔13、23及び中心の通過孔13、23にそれぞれ線心1を通して製造する。この7本撚りから他の本数撚り、例えば、4本撚りにする場合は、中心の通過孔13、23を通る線心1は切断し、後の線心1は、6本撚りから4本撚りへの通し変えの場合と同じとする。
また、5本撚りの場合は、固定目板10にあっては、周囲の6個の内の適宜な5個の通過孔13に線心1を通し、可動目板20にあっては、外側目板22の通過孔23に線心1を通して製造する。この5本撚りから、他の本数撚りに移行する場合は、全ての線心1を切断することとなる。
なお、上記各撚り線作用において、紙介在3やジュート介在等の介在を適宜にその通過孔14、24、15、25又は通過孔13、23に通して線心1、1間の隙間を埋めて撚り線外径断面が円状となる充填率となるようにする。これによって、シースの厚さが一定(同一厚の層)となる。その充填率の調整は、紙介在3にあっては、その介在本数の他、紙厚を変えたり、幅を変えたりし、ジュートにあっては、介在本数の他、そのジュート番手の変更によって行なう。ジュート番手は長さ29,029m当たりの質量のキログラム数を云う。通過孔13、23は、通常、線心通過孔であるが、前記のように撚り線外径断面を円状となる充填率にするため、紙介在3やジュート介在等の介在を通す場合がある。
上記実施形態の固定目板10はスリット16でもって線心1の通過孔13変えを行なったが、図9に示すように、外周縁に開口するスリット16’を形成して、可動目板(内側目板21)と同様な作用によってその通し変えを行なうようにすることができる。このとき、スリット16’の形状、位置等は、線心1の摺動通過に伴いL字状等と線心1が抜け出たり、傷付いたりしないように適宜に決定する。
また、各通過孔13、23は、上記実施形態においては、その内面を膨出円弧状として線心1が円滑に摺動するようにしたが、その円弧面を有する案内ダイス(特許文献1図4の符号23参照)を嵌め込むようにしても良い。このとき、スリット16、16’を有する場合は、その案内ダイスは周囲の一部がスリット幅欠けたものとして、線心1の通過孔13からの出し入れができるようにする。
さらに、内側目板21に周囲の5等分(72度間隔)位置に通過孔23を形成し得れば、外側目板22を省略することができる。このとき、図3(a)の通過孔23の一つは兼用できる。また、ジュート介在の通過孔25は内側目板21の外周縁に設けることとなる。同様に、固定目板10においても、周囲の5等分(72度間隔)位置に通過孔13を形成し得る。
1 線心
2 撚りダイス
3 介在
10 固定目板
13 固定目板の線心通過孔
14、15 固定目板の介在通過孔
16 固定目板の線心通過孔のスリット
18 線心案合ローラ
18a、18b 案内ロータの対の並行ローラ
19 固定目板の介在案内リング
20 可動目板
21 可動目板の内側目板
22 可動目板の外側目板(補助目板)
23 内側目板および外側目板の線心通過孔
24 内側目板の介在通過孔
25 外側目板の介在通過孔
27 補助目板の通過孔(開口)
28 内側目板の線心通過孔のスリット
29 可動目板の介在案内リング

Claims (4)

  1. サプライから繰り出した線心(1)を、固定目板(10)、可動目板(21)を介して撚りダイス(2)で撚る撚線機であって、前記固定目板(10)、可動目板(21)を前記撚りダイス(2)に向かって線心(1)の走行方向に順々に設けるとともに、前記可動目板(21)を前記撚りダイス(2)に対して線心(1)の走行方向の任意の位置に移動固定可能としたことを特徴とする撚線機。
  2. 線心(1)の本数が、2〜4、6又は7本であり、上記固定目板(10)及び可動目板(21)に、それぞれ、前記線心(1)の中心通過孔(13、23)を形成するとともにその周囲通過孔(13、23)を各心線(1)数に合わせて所定間隔になるように形成し、前記固定目板(10)の周囲の通過孔(13)は一つの隣接する両通過孔(13、13)を除いて他の隣接する各通過孔(13)が相互に線心(1)が移動可能なスリット(16)でもって連通されており、前記可動目板(21)の周囲の通過孔(23)は線心(1)が移動可能なスリット(28)でもってその目板外縁に開口していることを特徴とする請求項1に記載の撚線機。
  3. 上記可動目板(21)の上記撚りダイス(2)側に、その可動目板(21)と一体の補助目板(22)を設け、この補助目板(22)は、円環状をしてその中心に前記可動目板(21)の各通過孔(23)を通った線心(1)の通過孔(27)を有するとともに、周囲所定間隔に線心通過孔(23)を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の撚線機。
  4. 上記固定目板(10)の各通過孔(13)に案内ローラ(18)を設け、その案内ローラ(18)は相互に直交する対の並行片持ちローラ(18a、18a、18b、18b)からなることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の撚線機。
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