JP2014236919A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】演出操作部の操作の誤検知等を簡易な構造で防止することが可能な遊技機を提供する。【解決手段】演出キー162は、押し面11,12,13,14を持つ押し部材10と、押し部材10を端部31で保持する筒状部材30と、筒状部材30の端部32を窪み部52で保持するハウジング40と、を含んで構成される。押し部材10の延在部21は、ハウジング40の切欠き部40aを通ってシート部材70の平面71に達する。押し面11が押されると、押し面11と反対側に位置する当て面がハウジング40の受け面41に接触すると共に、延在部21は、平面71を介して基板60のスイッチ61を押してONにする。受け面41〜44は、斜面に形成され、当て面と受け面41との接触は所定領域の面で行われる。これにより、接触後の押し部材10の挙動を抑制する。【選択図】図5

Description

本発明は、遊技球の入賞によって大当たりの抽選を行うパチンコ遊技機や遊技媒体の投入の際の抽選結果を複数リールの停止時に図柄の組み合わせで表示するスロットマシン等の遊技機に関するものである。
パチンコ遊技機等の遊技機では、遊技球が始動口等の役物に入賞することにより大当たりの抽選が行われる。そして、大当たりに当選した場合には、遊技機は、大入賞口が開放されて、多くの賞球を獲得し得る大当たり遊技状態となる。また、遊技機では、遊技者による遊技球の遊技や演出操作部の操作に伴って、画像表示部での表示や各種のランプの点灯、スピーカによる音響等の各種の演出が行われる。
このような演出操作部の構造として、従来から種々の構成・態様が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、遊技者が操作可能な操作手段を有し、操作手段の操作により遊技を所望に制御可能な弾球遊技機であって、操作手段は、ケース本体と、ケース本体の表面側に露出するように設けられた十字キーおよび演出ボタンと、ケース本体の裏面側に設けられた制御基板とを備えてユニット化され、弾球遊技機の前面側から着脱可能なように構成される構造が開示されている。
特開2006−187434号公報
ここで、遊技機の外面に位置する演出用の操作部は、操作がし易いことが求められるほか、操作内容が演出に反映されることが求められる。そのような操作内容の検知が正確に行われず誤検知や不検知が発生すると、遊技者の遊技に影響を及ぼすおそれがあり、また、製品としての遊技機の品質にも影響を及ぼすおそれがある。
本発明は、演出操作部の操作の誤検知等を簡易な構造で防止することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
本発明が適用される遊技機は、押し操作される押し面11,12,13,14を複数持ち、複数の当該押し面11,12,13,14の各々が露出するように支持され、当該押し面11,12,13,14のいずれか一が押されると傾いて遊技機本体158の奥側に移動する押し部材10と、前記押し部材10の前記押し面11,12,13,14の各々に対応して位置し、当該押し部材10の前記遊技機本体158の奥側への移動を検出するための検出部61,62,63,64と、前記押し部材10と前記検出部61,62,63,64との間に位置し、当該押し部材10の前記押し面11,12,13,14が押し操作されて傾いた当該押し部材10の動きを制限する制限手段41,42,43,44,11a,12a,13a,14aと、を備えることを特徴とするものである。
ここで、前記制限手段41,42,43,44,11a,12a,13a,14aは、前記押し部材10の押し操作された前記押し面11に対応して位置する前記検出部61により検出が行われ、押し操作された当該押し面11に対応しない他の当該検出部62〜64による検出が行われないように当該押し部材10の動きを制限することを特徴とすることができる。この場合には、誤検知等の防止を図ることが可能になる。
なお、本欄における上記符号は、本発明の説明に際して例示的に付したものであり、この符号により本発明が減縮されるものではない。
本発明によれば、演出操作部の操作の誤検知等を簡易な構造で防止することが可能になる。
本実施の形態に係るパチンコ遊技機の概略正面図である。 パチンコ遊技機の部分平面拡大図である。 パチンコ遊技機の制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。 演出キーの構成を説明する図である。 演出キーの構成を説明する図である。 演出キーの構成を説明する図である。 ハウジングを説明する斜視図である。 カバーを裏面側から見た斜視図である。 ハウジングが取り付けられたカバーを裏面側から見た斜視図である。 図4の線X-Xによる断面図である。 押し部材を示す図である。 図4の線Y-Yによる断面図である。 変形例を説明する図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〔本実施の形態に係る遊技機の基本構成〕
図1は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100の概略正面図である。
同図に示す遊技機の一例としてのパチンコ遊技機100は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたものである。このパチンコ遊技機100は、遊技球が打ち出される遊技盤110と、遊技盤110を囲む枠部材150とを備えている。遊技盤110は、枠部材150に着脱自在に取り付けられている。
遊技盤110は、前面に、遊技球により遊技を行うための遊技領域111と、下方から発射された遊技球が上昇して遊技領域111の上部位置へ向かう通路を形成するレール部材112と、遊技領域111の右側に遊技球を案内する案内部材113とを備えている。
本実施の形態では、遊技者により視認され易い遊技領域111の位置に、演出のための各種の画像を表示する画像表示部114が配設されている。この画像表示部114は、液晶ディスプレイ等による表示画面を備え、遊技者によるゲームの進行に伴い、例えば、図柄抽選結果(図柄変動結果)を遊技者に報知するための装飾図柄を表示したり、キャラクタの登場やアイテムの出現による演出画像を表示したりする。
また、遊技盤110の前面に、各種の演出に用いられる可動役物115および盤ランプ116を備えている。可動役物115は、遊技盤110上で動作することにより各種の演出を行い、また、盤ランプ116は、発光することで各種の演出を行う。
遊技領域111には、遊技球が落下する方向に変化を与えるための図示しない遊技くぎおよび風車等が配設されている。また、遊技領域111には、入賞や抽選に関する種々の役物が所定の位置に配設されている。また、遊技領域111には、遊技領域111に打ち出された遊技球のうち入賞口に入賞しなかったものを遊技領域111の外に排出する排出口117が配設されている。
本実施の形態では、入賞や抽選に関する種々の役物として、遊技球が入ると入賞して特別図柄抽選(大当たり抽選)が始動する第1始動口121および第2始動口122と、遊技球が通過すると普通図柄抽選(開閉抽選)が始動するゲート124と、が遊技盤110に配設されている。ここにいう第1始動口121および第2始動口122とは、予め定められた1の特別図柄表示器を作動させることとなる遊技球の入賞に係る入賞口をいう。
第2始動口122は、チューリップの花の形をした一対の羽根が電動ソレノイドにより開閉すると共に点灯する普通電動役物としての電動チューリップ123を備えている。電動チューリップ123は、羽根が閉じていると、遊技球が第2始動口122へ入り難い一方で、羽根が開くと第2始動口122の入口が拡大して遊技球が第2始動口122へ入り易くなるように構成されている。そして、電動チューリップ123は、普通図柄抽選に当選すると、点灯ないし点滅しながら羽根が規定時間(例えば6秒間)および規定回数(例えば3回)だけ開く。
なお、パチンコ遊技機100は、所定の条件下で、特別図柄抽選において大当たりに当選する大当たり確率が変動する場合(低確状態(例えば300分の1)から高確状態(例えば30分の1)への変動)がある。また、パチンコ遊技機100は、所定の条件下で、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間が短縮されたり、普通図柄抽選時の当選する確率が高まったり、普通図柄抽選時の普通図柄変動時間が短縮されたり、電動チューリップ123の羽根の開時間が延長されたり、電動チューリップ123の羽根が開く回数が増えたりする場合がある。
また、本実施の形態では、入賞や抽選に関するその他の役物として、特別図柄抽選の結果に応じて開放する特別電動役物としての大入賞口125と、遊技球が入賞しても抽選が始動しない普通入賞口126と、が遊技盤110に配設されている。
なお、本実施の形態では、遊技領域111に第1始動口121および第2始動口122が配設されているが、いずれか一方のみを配設する構成例やさらに他の始動口を配設する構成例も考えられる。また、本実施の形態では、遊技領域111に大入賞口125が1つ配設されているが、大入賞口125を複数配設する構成例も考えられる。
本実施の形態では、遊技盤110の右下の位置に、抽選結果や保留数に関する表示を行う表示器130が配設されている。
枠部材150は、遊技者がハンドル151に触れてレバー152を時計方向に回転させる操作を行うとその操作角度に応じた打球力にて遊技球を所定の時間間隔(例えば1分間に100個)で電動発射する発射装置(不図示)を備えている。また、枠部材150は、遊技者のレバー152による操作と連動したタイミングで発射装置に遊技球を1つずつ順に供給する供給装置(不図示)と、供給装置が発射装置に供給する遊技球を一時的に溜めておく皿153(図2参照)と、を備えている。この皿153には、例えば払い出しユニットによる払出球が払い出される。
なお、本実施の形態では、皿153を上下皿一体で構成しているが、上皿と下皿とを分離する構成例も考えられる。また、発射装置のハンドル151を所定条件下で発光させる構成例も考えられる。
また、枠部材150は、発射装置のハンドル151に遊技者が触れている状態であっても遊技球の発射を一時的に停止させるための停止ボタン154と、皿153に溜まっている遊技球を箱(不図示)に落下させて取り出すための取り出しボタン155と、を備えている。
また、枠部材150は、パチンコ遊技機100の遊技状態や状況を告知したり各種の演出を行ったりするスピーカ156および枠ランプ157を備えている。スピーカ156は、楽曲や音声、効果音による各種の演出を行い、また、枠ランプ157は、点灯点滅によるパターンや発光色の違い等で光による各種の演出を行う。なお、枠ランプ157については、光の照射方向を変更する演出を行うことを可能にする構成例が考えられる。
また、枠部材150は、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板(不図示)を備えている。
図2は、パチンコ遊技機100を説明する図であり、(a)は、遊技盤110の右下に配設された表示器130の一例を示す拡大図であり、(b)は、パチンコ遊技機100の部分平面図である。
パチンコ遊技機100の表示器130は、図2の(a)に示すように、第1始動口121の入賞に対応して作動する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122の入賞に対応して作動する第2特別図柄表示器222と、ゲート124の通過に対応して作動する普通図柄表示器223と、を備えている。第1特別図柄表示器221は、第1始動口121の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。第2特別図柄表示器222は、第2始動口122の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。普通図柄表示器223は、遊技球がゲート124を通過することにより普通図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222および普通図柄表示器223の各々は、LED表示装置で構成され、その点灯態様によって各抽選結果を表す図柄が表示される。
また、表示器130は、第1特別図柄表示器221での保留に対応して作動する第1特別図柄保留表示器218と、第2特別図柄表示器222での保留に対応して作動する第2特別図柄保留表示器219と、普通図柄表示器223での保留に対応して作動する普通図柄保留表示器220と、を備えている。第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220の各々は、LED表示装置で構成され、その点灯態様によって保留数が表示される。
ここで、保留について説明する。特別図柄や普通図柄の変動表示動作中(入賞1回分の変動表示が行なわれている間)にさらに他の遊技球による入賞があると、その入賞した遊技球に対する図柄の変動表示動作は、先に入賞した遊技球に対する変動表示動作が終了するまで、規定個数(例えば4個)を限度に保留される。このような保留がなされていることおよびその保留の数(未抽選数)が、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220に表示される。
パチンコ遊技機100の枠部材150は、遊技者が演出に対する入力を行うための入力装置を備えている。図2の(b)に示すように、本実施の形態では、入力装置の一例として、演出ボタン161と、演出ボタン161に隣接する演出キー162と、が枠部材150に配設されている。なお、演出キー162についての詳細は後述する。
〔制御ユニットの構成〕
次に、パチンコ遊技機100での動作制御や信号処理を行う制御ユニットについて説明する。
図3は、制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、制御ユニットは、メイン制御手段として、内部抽選および当選の判定等といった払い出す賞球数に関する各種制御を行う遊技制御部200を備えている。また、サブ制御手段として、演出を統括的に制御する演出制御部300と、画像および音響を用いた演出を制御する画像/音響制御部310と、各種のランプおよび可動役物115を用いた演出を制御するランプ制御部320と、払出球の払い出し制御を行う払出制御部400と、を備えている。
〔遊技制御部の構成・機能〕
遊技制御部200は、内部抽選および当選の判定等といった払い出し賞球数に関連する各種制御を行う際の演算処理を行うCPU201と、CPU201にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM202と、CPU201の作業用メモリ等として用いられるRAM203と、を備えている。
遊技制御部200は、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞すると特別図柄抽選を行い、特別図柄抽選での当選か否かの判定結果を演出制御部300に送る。また、特別図柄抽選時の当選確率の変動設定(例えば300分の1から30分の1への変動設定)、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間の短縮設定、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間の短縮設定を行い、設定内容を演出制御部300に送る。
さらに、遊技制御部200は、電動チューリップ123の羽根の開時間の延長、および電動チューリップ123の羽根が開く回数の設定、さらには羽根が開く際の開閉動作間隔の設定を制御する。また、遊技球が連続的に第1始動口121または第2始動口122へ入賞したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留や、遊技球が連続的にゲート124を通過したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留を設定する。
また、遊技制御部200は、特別図柄抽選の結果に応じて、大入賞口125が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで開状態を維持するラウンドを所定回数だけ繰り返すように制御する。さらには、大入賞口125が開く際の開閉動作間隔を制御する。
さらに、遊技制御部200は、第1始動口121、第2始動口122、大入賞口125および普通入賞口126に遊技球が入賞すると、遊技球が入賞した場所に応じて1つの遊技球当たり所定数の賞球を払い出すように、払出制御部400に対する指示を行う。例えば、第1始動口121に遊技球が入賞すると3個の賞球、第2始動口122に遊技球が入賞すると4個の賞球、大入賞口125に遊技球が入賞すると13個の賞球、普通入賞口126に遊技球が入賞すると10個の賞球をそれぞれ払い出すように、払出制御部400に指示命令(コマンド)を送る。なお、ゲート124を遊技球が通過したことを検出しても、それに連動した賞球の払い出しは払出制御部400に指示しない。
払出制御部400が遊技制御部200の指示に従って賞球の払い出しを行った場合には、遊技制御部200は、払い出した賞球の個数に関する情報を払出制御部400から取得する。それにより、払い出した賞球の個数を管理する。
遊技制御部200には、図3に示すように、第1始動口121への遊技球の入賞を検出する第1始動口検出部(第1始動口スイッチ(SW))211と、第2始動口122への遊技球の入賞を検出する第2始動口検出部(第2始動口スイッチ(SW))212と、電動チューリップ123を開閉する電動チューリップ開閉部213と、ゲート124への遊技球の通過を検出するゲート検出部(ゲートスイッチ(SW))214と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、大入賞口125への遊技球の入賞を検出する大入賞口検出部(大入賞口スイッチ(SW))215と、大入賞口125を閉状態と突出傾斜した開状態とに設定する大入賞口開閉部216と、普通入賞口126への遊技球の入賞を検出する普通入賞口検出部(普通入賞口スイッチ(SW))217と、が接続されている。
また、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選(大当たり抽選)の未抽選分の保留個数を限度個数内(例えば4個)で表示する第1特別図柄保留表示器218と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する第2特別図柄保留表示器219と、ゲート124への遊技球の通過により始動した普通図柄抽選(開閉抽選)が始動する未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する普通図柄保留表示器220と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第2特別図柄表示器222と、普通図柄抽選の結果を表示する普通図柄表示器223と、パチンコ遊技機100の状態を表示する状態表示器224と、が接続されている。
そして、第1始動口スイッチ211、第2始動口スイッチ212、ゲートスイッチ214、大入賞口スイッチ215および普通入賞口スイッチ217にて検出された検出信号が、遊技制御部200に送られる。また、遊技制御部200からの制御信号が、電動チューリップ開閉部213、大入賞口開閉部216、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219、普通図柄保留表示器220、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222、普通図柄表示器223および状態表示器224に送られる。それにより、遊技制御部200は、上記した払い出し賞球数に関連する各種制御を行う。
さらに、遊技制御部200には、ホールに設置されたホストコンピュータ(不図示)に対して各種の情報を送信する盤用外部情報端子基板250が接続されている。そして、遊技制御部200は、払出制御部400から取得した払い出した賞球数に関する情報や遊技制御部200の状態等を示す情報を、盤用外部情報端子基板250を介してホストコンピュータに送信する。
〔演出制御部の構成・機能〕
演出制御部300は、演出を制御する際の演算処理を行うCPU301と、CPU301にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM302と、CPU301の作業用メモリ等として用いられるRAM303と、日時を計測するリアルタイムクロック(RTC)304と、を備えている。
演出制御部300は、例えば遊技制御部200から送られる特別図柄抽選での当選か否かの判定結果に基づいて、演出内容を設定する。その際、演出ボタン等(演出ボタン161および演出キー162)を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。その際、演出ボタン等を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。この場合、例えば演出ボタン等のコントローラ(不図示)から操作に応じた信号(操作信号)を受け付け、この操作信号により識別される操作内容を演出の設定に反映させる。また、遊技が所定期間中断された場合には、演出の一つとして客待ち用の画面表示の設定を指示する。
さらには、遊技制御部200が特別図柄抽選時の当選確率を変動させた場合、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間を短縮させた場合、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間を短縮させた場合には、演出制御部300は設定された内容に対応させて演出内容を設定する。
また、演出制御部300は、設定した演出内容の実行を指示するコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送る。
〔画像/音響制御部の構成・機能〕
画像/音響制御部310は、演出内容を表現する画像および音響を制御する際の演算処理を行うCPU311と、CPU311にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM312と、CPU311の作業用メモリ等として用いられるRAM313と、を備えている。
そして、画像/音響制御部310は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、画像表示部114に表示する画像およびスピーカ156から出力する音響を制御する。
具体的には、画像/音響制御部310のROM312には、画像表示部114において遊技中に表示する図柄画像や背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための装飾図柄、遊技者に予告演出を表示するためのキャラクタやアイテム等といった画像データが記憶されている。さらには、画像データと同期させて、または画像データとは独立にスピーカ156から出力させる楽曲や音声、さらにはジングル等の効果音等といった各種音響データが記憶されている。CPU311は、ROM312に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。さらには、読み出した画像データを用いて背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、およびキャラクタ/アイテム表示等のための画像処理と、読み出した音響データを用いた音声処理とを行う。
そして、画像/音響制御部310は、画像処理された画像データにより画像表示部114での画面表示を制御する。また、音声処理された音響データによりスピーカ156から出力される音響を制御する。
〔ランプ制御部の構成・機能〕
ランプ制御部320は、盤ランプ116や枠ランプ157の発光、および可動役物115の動作を制御する際の演算処理を行うCPU321と、CPU321にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM322と、CPU321の作業用メモリ等として用いられるRAM323と、を備えている。
そして、ランプ制御部320は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、盤ランプ116や枠ランプ157の点灯/点滅や発光色等を制御する。また、可動役物115の動作を制御する。
具体的には、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた盤ランプ116や枠ランプ157での点灯/点滅パターンデータおよび発光色パターンデータ(発光パターンデータ)が記憶されている。CPU321は、ROM322に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、ランプ制御部320は、読み出した発光パターンデータにより盤ランプ116や枠ランプ157の発光を制御する。
また、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた可動役物115の動作パターンデータが記憶されている。CPU321は、可動役物115に対しては、読み出した動作パターンデータによりその動作を制御する。
〔払出制御部の構成・機能〕
払出制御部400は、払出球の払い出しを制御する際の演算処理を行うCPU401と、CPU401にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM402と、CPU401の作業用メモリ等として用いられるRAM403と、を備えている。
そして、払出制御部400は、遊技制御部200から送られたコマンドに基づいて、払出球の払い出しを制御する。
具体的には、払出制御部400は、遊技制御部200から、遊技球が入賞した場所(第1始動口121等)に応じた所定数の賞球を払い出すコマンドを取得する。そして、コマンドに指定された数だけの賞球を払い出すように払出駆動部411を制御する。ここでの払出駆動部411は、遊技球の貯留部から遊技球を送り出す駆動モータで構成される。
また、払出制御部400には、払出駆動部411により遊技球の貯留部から実際に払い出された賞球の数を検出する払出球検出部412と、貯留部(不図示)での遊技球の貯留の有無を検出する球有り検出部413と、遊技者が遊技する際に使用する遊技球や払い出された賞球が保持される皿153が満タン状態に有るか否かを検出する満タン検出部414と、が接続されている。そして、払出制御部400は、払出球検出部412、球有り検出部413および満タン検出部414にて検出された検出信号を受け取り、これらの検出信号に応じた所定の処理を行う。
さらに、払出制御部400には、ホールに設置されたホストコンピュータに対して各種の情報を送信する枠用外部情報端子基板450が接続されている。そして、払出制御部400は、例えば払出駆動部411に対して払い出すように指示した賞球数に関する情報や払出球検出部412にて検出された実際に払い出された賞球数に関する情報等を枠用外部情報端子基板450を介してホストコンピュータに送信する。また、遊技制御部200に対しても、同様の情報を送信する。
〔演出キー162の構成〕
続いて、演出キー162の構成について説明する。なお、本実施の形態における演出キー162は、十字キーとも呼ばれるものである。
図4、図5および図6は、演出キー162の構成を説明する図である。すなわち、図4は、演出キー162の主に外観を示す斜視図であり、図4の(a)は、演出キー162が操作されていない状態、(b)は、演出キー162が操作されている状態をそれぞれ示す。また、図5および図6は、演出キー162を構成する部品を示す分解斜視図であり、図5は、カバー158の表面側から見た状態であり、図6は、カバー158の裏面側から見た状態である。
図4の(a)に示すように、演出キー162は、枠部材150のカバー158から露出する露出面を持ち、平面視で十字状に形成された押し部材10を備えている。
付言すると、枠部材150のカバー158は、皿153(図2参照)を持つ皿ユニットの外面を構成するものである。また、演出キー162は、皿ユニットの内部に後述の基板60を備えている。なお、図4および図5のカバー158および基板60については、全体形状を省略して部分的に示している。
〔押し部材10について〕
ここにいう押し部材10の露出面は、押し部材10の表面側に設けられ、押し操作される押し面11,12,13,14で構成される。これらの押し面11〜14は、カバー158の表面よりも突出して位置する。4つの押し面11〜14の各々は、互いに略90度間隔で配置されている。
そして、押し面11は、図4の(a)の左方向を指す矢印図形が印刷ないし刻印され、また、押し面12は、同図の(a)の奥行き方向を指す矢印図形が印刷ないし刻印されている。押し面13は、図4の(a)の右方向を指す矢印図形が印刷ないし刻印され、また、押し面14は、同図の(a)の手前方向を指す矢印図形が印刷ないし刻印されている。
押し部材10の押し面11〜14のいずれか一を押し操作することにより、例えば画像表示部114に表示されている複数の画像のいずれかを選ぶことが可能である。例えば、押し部材10の押し面11に力Pが作用することで押し操作されると、図4の(b)に示すように、押し面11が奥側に移動する。
より詳細には、押し部材10がカバー158に対して全体的に奥側に略平行移動するのではなく、押し操作された押し面11の方向に押し部材10が傾く。すなわち、押し面11が押されると、押し部材10はカバー158に対して傾き、押し面11が奥側に移動する。
なお、本実施の形態では、押し面11〜14のすべてを一緒に押す場合に別の機能を果たすようには構成されていないが、押し面11〜14のすべてを一緒に押すことで、中央キー(例えば選択決定キー)として機能するように構成する例も考えられる。
図5および図6に示すように、演出キー162の押し部材10は、押し面11〜14とは反対側の位置に延在部21,22,23,24を有する。これらの延在部21〜24は、押し面11〜14とは反対側に位置する押し部材10の端面10a(図6参照)から延びている。延在部21〜24は、横断面が長方形状である。
より具体的には、延在部21〜24は、一方向すなわち押し面11〜14から離れる方向(図4または図5における左方向)に延びている。また、延在部21〜24は、端面10aに対して略直角方向に延びており、延在部21〜24同士が互いに略平行に延びている。
延在部21は押し面11に対応する位置にある。同じく、延在部22〜24の各々は、押し面12〜14に対応する位置にある。
また、図6に示すように、押し部材10は、略中央部分に位置し、端面10a(図6参照)から環状に突出する突出部25を有する。
なお、延在部21〜24および突出部25は、押し部材10に一体に形成されており、押し部材10に固着されている。このため、延在部21〜24および突出部25は、押し面11〜14に対して相対移動しない。
〔カバー158〕
カバー158についてさらに説明する。図5に示すように、押し部材10の押し面11に対応するカバー158の位置には、長方形状に切り欠かれた切欠き部158aが形成されている。同じく、押し面12〜14の各々に対応するカバー158の位置に、長方形状の切欠き部158b,158c,158d(図5参照)が形成されている。
また、図6に示すように、カバー158の裏面側には、基板60に対応するボス91,92が形成されている。また、カバー158の裏面側には、ハウジング40の取り付け部53に対応するボス93と、ハウジング40の取り付け部54に対応するボス94と、が形成されている。なお、ボス93,94の裏面からの高さは、ボス91,92よりも低い。
また、図4または図5に示すように、押し面11〜14の相互に隣り合う領域には、カバー158の仕切り固定部159がX形状に延在し、これにより押し面11〜14の各々が仕切られている。仕切り固定部159は、カバー158の表面から突出すると共に中央部分(X形状における交差する部分)が少し窪んで形成されている。
このような仕切り固定部159により、押し面11〜14の押し操作をより確実に行うことが可能になる。
〔筒状部材30およびハウジング40について〕
演出キー162は、図5に示すように、上述の押し部材10の突出部25と端部31で係合して押し部材10を支持する筒状部材30と、筒状部材30の端部32で筒状部材30と係合して保持するハウジング40と、を備えている。
なお、筒状部材30の端部31は、押し部材10側の端部(一端部)であり、また、端部32は、ハウジング40側の端部(一端部とは反対の他端部)である。筒状部材30は、円筒形状である。
演出キー162のハウジング40は、特定の形状に形成された受け面41,42,43,44を備えている。これらの受け面41〜44は、押し部材10と対向するようにハウジング40の押し部材10側に位置し、押し部材10を受ける。
ハウジング40の受け面41には、押し部材10の延在部21に対応する位置に延在部21の外形に対応する大きさの切欠き部40aが形成されている。同じく、受け面42〜44の各々には、延在部22〜24の各々に対応する位置に延在部22〜24の各々に対応する大きさの切欠き部40b,40c,40dが形成されている。
また、ハウジング40は、へりが押し部材10側に立ち上がってリブ形状に形成されている周縁部51を有する。すなわち、ハウジング40の周縁部51は、受け面41〜44を囲むように形成されている。
ハウジング40は、受け面41〜44に囲まれる略中央部分にて基板60の方向に窪む窪み部52を有する。窪み部52は、筒状部材30を保持するための形状に形成されている。その詳細は後述する。
ハウジング40は、ハウジング40をカバー158に取り付けるための取り付け部53,54を有する。付言すると、ハウジング40が取り付け部53,54を介してカバー158に取り付けられると、押し部材10および筒状部材30がハウジング40とカバー158との間で保持される。
〔基板60およびシート部材70について〕
演出キー162についてさらに説明する。演出キー162は、スイッチ61,62,63,64が実装される上述の基板60と、基板60とハウジング40との間に位置するシート部材70と、を備えている。
基板60は、1枚で構成されているが、複数枚で構成することも考えられる。
基板60のスイッチ61は、ハウジング40の切欠き部40aに対応する表面60aの位置に搭載されている。同じく、スイッチ62〜64の各々は、ハウジング40の切欠き部40b〜40dに対応する表面60aの位置に搭載されている。
これらのスイッチ61〜64は、押し部材10の押し面11〜14のいずれか一が押し操作されたことを検知するためのものであり、押されることでONになる。スイッチ61〜64は、基板60の表面60aと直交する方向にストロークすることで検知するストロークのあるスイッチであり、本実施の形態では、タクトスイッチを用いている。このタクトスイッチは、押されると不図示の接点同士が通電状態になり(ON状態)、押されないと不図示のばねにより接点同士が非通電状態に戻るものである(OFF状態)。
なお、各スイッチ61〜64が基板60に設置される設置領域は、長方形状である(図5参照)。
演出キー162のシート部材70は、例えば飲み物からこぼれた液体が隙間を伝って基板60のスイッチ61〜64に達しないようにスイッチ61〜64の全体を覆うための樹脂部材であり、比較的柔らかくて薄いものである。なお、押し部材10の押し面11〜14を押した際にシート部材70の変形が行われることから、押し操作時のクリック感を感じさせることが可能である。
シート部材70は、押し部材10の延在部21に対応する平面71を有する。また、シート部材70は、押し部材10の延在部22〜24に対応する平面72,73,74を有する。
〔構成部品相互の関係についてのより詳細な説明〕
このように、演出キー162は、カバー158、押し部材10、筒状部材30、ハウジング40、基板60およびシート部材70を構成部品として含んで構成されている。
以下、これら構成部品相互の関係についてより詳細に説明する。
まず、演出キー162の筒状部材30とハウジング40との関係をより詳細に説明する。
図7は、ハウジング40を説明する斜視図であり、同図の(a)はハウジング40単体の斜視図であり、(b)は、筒状部材30がハウジング40に係合する状態を示す斜視図である。
図7の(a)に示すように、ハウジング40の窪み部52は、受け面41〜44と連続して形成される内周面52aと、内周面52aの奥まった位置に底として形成され、筒状部材30の端部32と係合可能な環状溝部52bと、環状溝部52bに囲まれて山形状に突出する山形状部52cと、を含んで構成されている。
窪み部52の環状溝部52bは、筒状部材30の端部32に対応する形状に形成され、端部32と係合可能である。また、山形状部52cは、端部32の内径寸法よりも小さく形成され、端部32に挿入可能である。
そして、図7の(b)に示すように、ハウジング40の窪み部52に筒状部材30の端部32を挿入すると、端部32が窪み部52の内周面52aおよび環状溝部52b(図7の(a)参照)と係合することで、筒状部材30は、ハウジング40に対する位置が規正されて立設する。
なお、筒状部材30は、ハウジング40に立設した状態では、端部31がハウジング40の受け面41〜44(図7の(a)参照)よりも高く位置する。
次に、カバー158、押し部材10および筒状部材30の関係をより詳細に説明する。
図8は、カバー158を裏面側から見た斜視図であり、(a)は、カバー158および押し部材10の斜視図であり、(b)は、筒状部材30が押し部材10に係合する状態を示す斜視図である。
図8の(a)に示す状態では、カバー158の切欠き部158a〜158dに押し部材10が位置する。すなわち、上述したように、押し部材10の押し面11の部分が切欠き部158aに位置し、押し面12の部分が切欠き部158bに位置し、押し面13の部分が切欠き部158cに位置し、押し面14の部分が切欠き部158dに位置する。
上述したように、押し部材10の端面10aには、延在部21〜24が形成され、かつ、延在部21〜24に囲まれるように突出部25が形成されている。さらに説明すると、延在部21〜24の各々は、押し部材10の押し面11〜14の各々の略中央に位置するのではなく、いずれか一方に偏って位置する。これは、成形により製造される押し部材10の型抜きを考慮したものである。したがって、延在部21〜24の各々を別の位置に形成する変形例も考えられる。
また、上述したように、カバー158の裏面には、ボス91〜94が形成されている。
そして、図8の(b)に示すように、筒状部材30の端部(上端部)31は、押し部材10の突出部25を受け入れ可能である。すなわち、筒状部材30は、端部(下端部)32がハウジング40の窪み部52と係合している状態において(図7参照)、端部31が押し部材10の突出部25と係合することで、押し部材10を保持する。押し部材10が筒状部材30に支持されると、押し部材10は、一定の姿勢が保持される。
なお、図8の(b)に示すように、押し部材10において、当て面11a,12a,13a,14aが端面10aに連続して形成されている。付言すると、当て面11aは、押し面11(図5参照)の反対側に位置し、ハウジング40に当たるように形成された面であり、また、延在部21が形成されている面ということができる。同じく、当て面12a〜14aの各々は、押し面12〜14(図5参照)の反対側の面に位置し、ハウジング40に当たるように形成された面であり、延在部22〜24が形成されている面ということができる。
次に、カバー158、押し部材10およびハウジング40の関係をより詳細に説明する。
図9は、ハウジング40が取り付けられたカバー158を裏面側から見た斜視図である。
同図に示すように、押し部材10の延在部21は、ハウジング40の切欠き部158aから飛び出ており、延在部21の先端21aは、ハウジング40の外側に位置する。同じく、延在部22〜24の各々は、切欠き部158b〜158dから飛び出ており、先端21b,21c,21dは、ハウジング40の外側に位置する。
次に、各構成部品が組み立てられてパチンコ遊技機100(図1参照)に設置された状態の演出キー162について、より詳細に説明する。
図10は、図4の線X-Xによる断面図であり、演出キー162の縦断面図である。
図10に示すように、演出キー162の押し部材10において、延在部22の長さは、延在部24と互いに異なる。また、延在部22の先端22aおよび延在部24の先端24aは、斜面状に形成されている。
押し部材10の延在部21〜24(図6参照)についてより詳細に説明すると、延在部21〜24は、一定の長さではない。すなわち、延在部21の長さは、延在部22〜24と互いに異なり、延在部21,23の長さは互いに同じである。また、延在部21〜24の先端21a〜24aは、延在部21〜24が延びる方向に対して略直角ではなく傾斜し、かつ、その傾斜角度は互いに同じである。このような延在部21〜24の形状は、カバー158と基板60とが互いに略平行でなく仮想延長線が交差する関係であることに起因するものである。
なお、延在部21〜24の先端21a〜24aの傾斜角度を、互いに異なるように形成することも考えられる。
さらに説明すると、図10に示すように、延在部22の先端22aは、シート部材70の平面72に延びており、延在部24の先端24aは、シート部材70の平面74に延びている。同様に、延在部21,23の先端21a,23a(図6参照)の各々は、シート部材70の平面71,73(図5参照)に延びている。
なお、シート部材70の平面71〜74は、延在部21〜24の先端21a〜24aの傾斜に対応して斜面になっている。シート部材70の平面71〜74の勾配は、互いに同じであるが、互いに異なるように形成することも考えられる。
ここで、押し部材10、基板60およびシート部材70の位置関係について説明する。
図10に示すように、基板60のスイッチ62は、シート部材70の平面72に隣接しており、平面72を隔てて延在部22の先端22aが位置する。また、スイッチ64は、シート部材70の平面74に隣接しており、平面74を隔てて延在部24の先端24aが位置する。
同様に、基板60のスイッチ61,63(図5参照)の各々は、シート部材70の平面71,73(図5参照)に隣接し、かつ、平面71,73を隔てて延在部21,23の先端21a,23a(図6参照)が位置する。
なお、押し部材10の延在部21の先端21aにおける端面における長辺は、スイッチ61の長辺と交差する方向に延びる(図5および図6参照)。同じく、先端22a〜24aの各々の長辺は、スイッチ62〜64と交差する方向に延びる。
これにより、押し部材10によるスイッチ61〜64の押し動作(ON動作)がより確実に行われるようになる。
さらに説明すると、筒状部材30に保持される押し部材10は、押し面11〜14のいずれか一が押されていない状態では、図10に示すように、延在部21〜24の先端21a〜24aの各々がシート部材70の平面71〜74に接触ないし近接する。付言すると、同図に示す状態では、押し部材10がハウジング40の受け面42,44に接触していない。すなわち、押し部材10の端面10a(図6参照)は、受け面41〜44(図5参照)のいずれとも離間している。
また、筒状部材30に保持される押し部材10は、押し面11〜14のいずれか一が押し操作されるとハウジング40に対して傾き、基板60の対応するスイッチ61〜64がシート部材70の平面71〜74を介して押し部材10の延在部21〜24により押圧され、ONになる。
付言すると、このようなハウジング40に対して押し部材10が傾くという挙動に起因し、ハウジング40において切欠き部40bが窪み部52の内周面52aに及んでいる(とりわけ図6参照)。
すなわち、押し部材10の延在部22は、他の延在部21,23,24に比べて突出部25に近接して位置する(図6または図8参照)。かかる位置関係のために、ハウジング40において切欠き部40a,40c,40dは、窪み部52の内周面52aに及ばない一方で、切欠き部40bは、内周面52aに及ぶように形成されている。
〔演出キー162における誤検知防止のための構造について〕
次に、押し部材10に対する遊技者の動作をより正確に検出するための構造(誤検知防止構造)について説明する。
図11は、押し部材10を示す図である。同図の(a)は、押し部材10の押し面11〜14のいずれかも押し操作されていない状態を縦断面図および斜視図で部分的に示し、(b)は、押し部材10の押し面11が押し操作された状態を縦断面図および斜視図で部分的に示す。なお、図11の(a)および(b)に示す状態は、筒状部材30がハウジング40の窪み部52に保持され、かつ、筒状部材30が押し部材10を保持している。
図11の(a)に示すように、押し部材10の当て面11aは、平たんに形成され、平たんな端面10aと同一の平面で構成されている。その一方で、当て面11aに対向するハウジング40の受け面41は、所定の勾配を持った斜面に形成されている。より具体的には、受け面41は、略中央に位置する窪み部52から周縁部51に向かう方向に下りになる斜面である。かかる受け面41の形状は、縦断面図にて、ハウジング40の板厚が窪み部52寄りでは厚くて周縁部51寄りでは薄くなっていることから、より明らかである。
なお、本実施の形態では、ハウジング40の板厚を変えることで受け面41の斜面形状を構成しているが、一定の板厚で受け面41の斜面形状を構成する変形例も考えられる。
押し部材10の当て面11aとハウジング40の受け面41との組み合わせについて説明したが、他の組み合わせ、すなわち当て面12a(図8参照)と受け面42(図7参照)との組み合わせ、当て面13a(図8参照)と受け面43(図7参照)との組み合わせ、および当て面14a(図8参照)と受け面44(図7参照)との組み合わせについても、同様である。すなわち、押し部材10の当て面12a〜14aは、当て面11aと同じく平たんであり、ハウジング40の受け面42〜44は、受け面41と同じく、窪み部52側が高く周縁部51側が低い斜面である。
このように、複数の受け面41〜44は斜面形状であり、これら受け面41〜44によって、ハウジング40の底面には、中央寄り(窪み部52)に向けて高くなる丘陵形状が形成されている。
なお、図11の(a)に示す状態では、斜視図で図示するように、押し部材10の当て面11aは、ハウジング40の受け面41に接触していない。同じく、押し部材10の当て面12a〜14aは、ハウジング40の受け面42〜44に接触していない。
そして、押し部材10の例えば押し面11が力Pで押されると(押し操作)、図11の(b)に示すように、押し部材10の当て面11aがハウジング40の受け面41を押圧する。より具体的には、当て面11aが受け面41と面接触して押圧する。すなわち、押し部材10の当て面11aにおいてある面積を持つ領域がハウジング40の受け面41と接触する。
このような押し部材10の接触領域は、本実施の形態では、図11の(b)における斜視図に斜線で図示するように、略V字形状である。言い換えると、接触領域は、押し面11における幅方向W1にわたって延びている。このため、押し部材10の当て面11aがハウジング40の受け面41と接触領域による面で接触した後には、押し部材10はハウジング40に対する相対移動が規制され、押し部材10の姿勢は点接触の場合に比べて安定する。これにより、押し部材10の延在部21の先端21aが基板60のスイッチ61(図5参照)を押してONになる一方で、他の延在部22〜24の先端22a〜24aが基板60のスイッチ62〜64を押さずにONにならない。
こうして、押し部材10に対する遊技者の動作を確実に検出することができ、誤検知を防止することが可能である。
かかる押し部材10の誤検知防止は、力Pが幅方向W1の略中央位置に作用する場合はもちろんのこと(図4の(b)参照)、図11の(b)における斜視図に示すように、力Pが幅方向W1の略中央位置以外の縁部に作用する場合にも、担保されるものである。
このような押し部材10の接触領域による姿勢安定効果についてさらに説明する。
図12は、図4の線Y-Yによる断面図であり、演出キー162の縦断面図である。なお、図12では、カバー158、シート部材70および基板60(図5参照)の図示を省略している。
図12に示すように、押し部材10の押し面11が押し下げられ、これにより、押し部材10の当て面11aがハウジング40の受け面41に接触すると、面接触によって押し部材10のハウジング40に対する動きが制限される。
すなわち、当て面11aと受け面41との面接触が行われると、ガタツキ等のような押し部材10の挙動が抑制され、押し面11が延びる方向と交差する方向に延びる例えば押し面14の当て面14aと受け面44との間が離れる離間状態が保持される。
ここで、遊技者が押し部材10の押し面11を押し操作した場合、押し面11に対応するスイッチ61がONになり、他のスイッチ62〜64はONにならずOFFのままであるべきである。
しかしながら、当て面11a〜14aと受け面41〜44とが面接触でないと、押し面11〜14の押し操作によっては、スイッチ61がONにならずに例えば押し面14に対応するスイッチ64がONになってしまうという誤検知や、スイッチ61がONになったりスイッチ64がONになったりするという誤検知ないし不検知が発生するおそれがある。このような誤検知等の発生は、演出キー162の操作性を損ねて、遊技者の遊技に悪影響を及ぼしたり製品品質を低下させたりするおそれがある。
本実施の形態では、面接触が行われるような簡易な構成を採用することによって、より正確な検知を低コストで効果的に実現することが可能である。
〔種々の変形例〕
本実施の形態について種々の変形例が考えられる。
図13は、変形例を説明する図であり、図11に対応するものである。すなわち、図13の(a)は、押し部材10の押し面11〜14のいずれかも押し操作されていない状態を縦断面図および斜視図で部分的に示し、(b)は、押し部材10の押し面11が押し操作された状態を縦断面図および斜視図で部分的に示す。
図13に示す変形例では、同図の(a)における縦断面図に示すように、押し部材10の当て面11aが傾斜し、ハウジング40の受け面41が傾斜しておらず、平たんである。この点で、かかる変形例は、当て面11aが平たんな面で受け面41が傾斜面である上述の本実施の形態(図11参照)とは異なる。
なお、かかる変形例の場合には、押し部材10の当て面12a〜14aは、当て面11aと同じく傾斜し、ハウジング40の受け面42〜44は、受け面41と同じく平たんである。
また、他の変形例として、押し部材10の当て面11aが傾斜すると共にハウジング40の受け面41が傾斜することで、押し部材10がハウジング40と面接触するように構成する構成例を挙げることができる。
また、別の変形例として、押し部材10がハウジング40と複数の点で接触するように構成し、面接触の場合と同様の動き抑制効果を果たす構成例を挙げることができる。
また、さらに別の変形例として、押し部材10を保持する筒状部材30の端部31の形状より押し部材10のハウジング40に対する挙動を抑制する構成例を挙げることができる。
以上説明したように、本実施の形態では、押し部材10がハウジング40に対する挙動を制限するための簡易な構造を採用することから、演出キー162が備える押し面11〜14に対する押し操作の検知をより確実に行うことが可能になる。
ここで、パチンコ遊技機100(図1参照)は遊技機の一例であり、カバー158(図4、図5、図6、図8、図9または図10参照)は遊技機本体の一例である。
押し部材10(図4、図5、図6、図10、図11、図12または図13参照)は、押し部材の一例であり、押し面11,12,13,14(図4、図5、図10、図11、図12または図13参照)は、押し面の一例である。
スイッチ61,62,63,64(図5または図10参照)は、検出部の一例である。
ハウジング40の受け面41,42,43,44(図5、図7、図10または図12参照)および押し部材10の当て面11a,12a,13a,14a(図8の(b)、図11、図12または図13参照)は、制限手段の一例である。
10…押し部材、11,12,13,14…押し面、11a,12a,13a,14a…当て面、40…ハウジング、41,42,43,44…受け面、61,62,63,64…スイッチ、100…パチンコ遊技機、162…演出キー

Claims (2)

  1. 押し操作される押し面を複数持ち、複数の当該押し面の各々が露出するように支持され、当該押し面のいずれか一が押されると傾いて遊技機本体の奥側に移動する押し部材と、
    前記押し部材の前記押し面の各々に対応して位置し、当該押し部材の前記遊技機本体の奥側への移動を検出するための検出部と、
    前記押し部材と前記検出部との間に位置し、当該押し部材の前記押し面が押し操作されて傾いた当該押し部材の動きを制限する制限手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記制限手段は、前記押し部材の押し操作された前記押し面に対応して位置する前記検出部により検出が行われ、押し操作された当該押し面に対応しない他の当該検出部による検出が行われないように当該押し部材の動きを制限することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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