JP2014236827A - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents
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なお、以下に示す図面において、同一の部材または相当する部材には同一の参照符号を付している。また、部材のサイズおよび形状は、説明の便宜のため、変形または誇張して模式的に表す場合がある。
まず、本発明の第1実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置(MRI装置)100について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るMRI装置を模式的に示す外観斜視図である。図2は、本発明の第1実施形態のMRI装置の構成と傾斜磁場の磁束の分布を示す部分断面図である。図3は、本発明の第1実施形態に係るMRI装置の下側の磁極の磁性部材を示す部分断面斜視図である。
図4は、比較例としての従来技術によるブロック状部材の配置と静磁場および傾斜磁場の磁束の分布を示す部分断面図である。図5は、比較例としての他の従来技術によるブロック状部材の配置と静磁場および傾斜磁場の磁束の分布を示す部分断面図である。図6は、本発明の第1実施形態に係るブロック状部材およびシート状部材の配置と静磁場および傾斜磁場の磁束の分布を示す部分断面図である。
図5に示すように、他の従来の中低磁場のMRI装置においては、鉄製の略円盤形状の磁極部7の表面上に、ブロック状部材9が層ごとに水平面(ブロック状部材9の表面に平行な平面)内で位置をずらして積層された構造が採用されている。このような構成では、ブロック状部材9間の水平方向の隙間は、積層方向に連続して存在しない。このため、傾斜磁場コイルによる磁束17は、ブロック状部材9間の水平方向の隙間部分において、積層方向に隣接するブロック状部材9を通過するように迂回し、磁極部7での渦電流が低減される。また、静磁場磁石による磁束24の不均一性も、ブロック状部材9間の水平方向の隙間が水平面内全体に分散して分布するために抑えられる。
すなわち、傾斜磁場の発生効率の低下を抑えつつ、傾斜磁場発生時の漏れ磁場による渦電流と残留磁場の発生を抑えることができ、良好な画像を得ることができるMRI装置100を提供できる。
さらに、傾斜磁場コイル14による磁束17の磁気抵抗が小さくなるので、磁性部材31の積層方向の厚さを低減することができ、鉄に比べて高価な珪素鋼板の使用量の削減、および製造作業性の向上が図られる。
図7に示す変形例では、シート状部材22を挟んだブロック状部材9が、層ごとに水平面(ブロック状部材9の表面に平行な平面)内で位置をずらして積層された構造が採用されている。このような構成によれば、静磁場磁石30(図2参照)による磁束24の不均一性が水平面内全体に分散されるために抑制され、撮像空間3(図2参照)での静磁場の均一性をより向上させることができる。
図8に示す他の変形例は、シート状部材22が複数の層を形成しており、シート状部材22の複数の層間、および両端面側に、ブロック状部材9が設置されている。このような構成によれば、撮像空間3(図2参照)側のシート状部材22の断面積が減るために、シート状部材22の電気抵抗値が増して渦電流の発生を抑えることができる。一方で、撮像空間3と反対側のもう一方のシート状部材22の存在により、傾斜磁場コイル14(図2参照)による磁束17に対する磁気抵抗を小さくすることができる。
次に、図9を参照して、本発明の第2実施形態に係るMRI装置について、前記した第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点の説明を適宜省略する。
図9は、本発明の第2実施形態に係るブロック状部材およびシート状部材の配置と静磁場の磁束の分布を示す部分断面図である。
次に、図10を参照して、本発明の第3実施形態に係るMRI装置について、前記した第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点の説明を適宜省略する。
図10は、本発明の第3実施形態に係るブロック状部材およびシート状部材の配置と静磁場の磁束の分布を示す部分断面図である。
次に、図11を参照して、本発明の第4実施形態に係るMRI装置について、前記した第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点の説明を適宜省略する。
図11は、本発明の第4実施形態に係るブロック状部材、シート状部材、および傾斜磁場コイルを示す部分断面図である。
次に、図12を参照して、本発明の第5実施形態に係るMRI装置について、前記した第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点の説明を適宜省略する。
図12は、本発明の第5実施形態に係るシート状部材の形状を示す部分平面図である。図12は、より詳しくは、x軸の正方向およびy軸の正方向の範囲、すなわち全体の1/4の範囲において、第5実施形態に係るシート状部材22aを、磁極部7および磁極突起部8とともに示す部分平面図である。
次に、図13を参照して、本発明の第6実施形態に係るMRI装置について、前記した第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点の説明を適宜省略する。
図13は、本発明の第6実施形態に係るシート状部材の形状を示す部分平面図である。図13は、より詳しくは、x軸の正方向およびy軸の正方向の範囲、すなわち全体の1/4の範囲において、第6実施形態に係るシート状部材22bを、磁極部7および磁極突起部8とともに示す部分平面図である。
3 撮像空間
5 被検者(被検体)
7 磁極部
8 磁極突起部
9 ブロック状部材
10 電磁コイル
14 傾斜磁場コイル
15 傾斜磁場
22,22a,22b シート状部材
25 永久磁石
30,30a 静磁場磁石
31 磁性部材
51 中心軸(z軸)
52 赤道面(平面)
100 MRI装置(磁気共鳴イメージング装置)
R1 シート状部材の半径
R2 ブロック状部材により形成される円の半径
Claims (14)
- 互いに同軸となる中心軸を有しかつ該中心軸に垂直な平面に関して面対称となるように配置され、磁性体から構成される略円盤形状を呈する磁極部を有し、被検体の撮像空間に静磁場を発生させる一対の静磁場磁石と、
前記平面に関して面対称となるように配置され、前記撮像空間に傾斜磁場を発生させる一対の傾斜磁場コイルと、
前記平面に関して面対称となるように配置された一対の磁性部材と、を備え、
前記磁性部材は、前記平面と平行な面に沿って複数配置されるブロック状部材と、前記平面と平行な面に沿って配置され、少なくとも前記中心軸側から半径方向に外縁まで連続して形成されてなるシート状部材と、を有する
ことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 前記ブロック状部材、または、前記シート状部材は、鉄(Fe)よりも電気抵抗値が高く、磁気ヒステリシス特性が小さい材料から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
- 前記ブロック状部材、または、前記シート状部材は、複数の珪素鋼板が積層されて構成されていることを特徴とする請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
- 前記ブロック状部材は、前記平面に垂直な方向に複数の層を形成しており、
前記シート状部材は、前記ブロック状部材の層間に設置されている
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。 - 前記シート状部材を間に挟む前記ブロック状部材は、前記層方向に真直ぐに重なるように積層されている
ことを特徴とする請求項4に記載の磁気共鳴イメージング装置。 - 前記シート状部材を間に挟む前記ブロック状部材は、前記層ごとに前記ブロック状部材の表面に平行な平面内で位置をずらして積層されている
ことを特徴とする請求項4に記載の磁気共鳴イメージング装置。 - 前記シート状部材は複数の層を形成しており、前記シート状部材の複数の層間に、前記ブロック状部材が設置されている
ことを特徴とする請求項4に記載の磁気共鳴イメージング装置。 - 前記シート状部材は、前記ブロック状部材の前記磁極部側に設置されている
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。 - 前記シート状部材を間に挟む前記ブロック状部材の前記中心軸方向の厚さに関して、前記撮像空間側の前記ブロック状部材の厚さが、前記磁極部側の前記ブロック状部材の厚さよりも薄い
ことを特徴とする請求項4に記載の磁気共鳴イメージング装置。 - 前記静磁場磁石は、電磁コイルを有する
ことを特徴とする請求項8に記載の磁気共鳴イメージング装置。 - 前記静磁場磁石は、永久磁石を有する
ことを特徴とする請求項9に記載の磁気共鳴イメージング装置。 - 前記シート状部材の半径は、前記ブロック状部材を前記平面と平行な面に沿って複数配置して構成した外縁により形成される円の半径よりも小さい
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。 - 前記シート状部材は、略円盤形状のシート、または、略円盤形状を半径方向に沿う線で分割した形状の複数のシートを組み合わせることにより構成されている
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。 - 前記シート状部材は、略正多角形形状のシート、または、略正多角形形状を半径方向に沿う線で分割した形状の複数のシートを組み合わせることにより構成されている
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
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