JP2014236641A - カートシステム、カートおよび充電スタンド - Google Patents

カートシステム、カートおよび充電スタンド Download PDF

Info

Publication number
JP2014236641A
JP2014236641A JP2013118472A JP2013118472A JP2014236641A JP 2014236641 A JP2014236641 A JP 2014236641A JP 2013118472 A JP2013118472 A JP 2013118472A JP 2013118472 A JP2013118472 A JP 2013118472A JP 2014236641 A JP2014236641 A JP 2014236641A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cart
battery
charging
power supply
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013118472A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6096604B2 (ja
Inventor
智二 藤浪
Tomoji Fujinami
智二 藤浪
山本 晋也
Shinya Yamamoto
晋也 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Showa Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Seiki Co Ltd filed Critical Showa Seiki Co Ltd
Priority to JP2013118472A priority Critical patent/JP6096604B2/ja
Publication of JP2014236641A publication Critical patent/JP2014236641A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6096604B2 publication Critical patent/JP6096604B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】バッテリを有するカートのバッテリの充電の容易化を図ることができるカートシステムを提供する。
【解決手段】
カートシステムは、カート1と、充電スタンド2とを備える。カート1は、バッテリ11と、バッテリ11と電気的に接続されたバッテリ充電用電極部(第1電極部)13と、電気機器の給電プラグが接続されるとバッテリ11から供給される電力を電気機器に供給する給電ユニット15と、を有する。充電スタンド2は、商用電源からの電力供給を受けてバッテリ11を充電するための充電回路23と、充電回路23と電気的に接続可能な通電部(第2電極部)21と、カート1を所定の充電位置に位置決めするストッパ部と、を有する。カート1のバッテリ充電用電極部13は、カート1が充電位置に位置決めされた状態で通電部21に電気的に接触可能な部位に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、バッテリを有するカートと、当該カートのバッテリを充電するためも充電スタンドからなるカートシステムに関する。
従来から、病院等において、看護師が患者の検診等に用いられる器具(例えば、体温計や血圧計等)の運搬に用いられるいわゆるナースカートが知られている。そして、近年では、医療用の電子機器をナースカートに載せて患者の病室まで運搬し、当該医療用電子機器をナースカートに載せた状態で使用する場合が多くなっている。
そこで、従来から、バッテリを搭載し、医療用電子機器に電源供給できるナースカートが提案されている(特許文献1参照)。
特開2012−217685号公報
ところで、特許文献1に記載されたナースカートは、バッテリの残量が少なくなると充電器を用いてバッテリを充電する。
しかしながら、特許文献1に記載されたナースカートの場合、バッテリを充電する際、バッテリをカート本体から取り外してから充電を行う必要がある。このように、バッテリの充電を行う度にバッテリの取り外しが必要となると、ユーザにとってバッテリの充電作業が煩わしく感じられる虞がある。
そこで、バッテリを有するカートのバッテリの充電の容易化を図ることができるカートシステムを提供することを目的とする。
(1)本発明に係るカートシステムは、バッテリと、前記バッテリと電気的に接続された第1電極部と、電気機器の給電プラグが接続されると前記バッテリから供給される電力を前記電気機器に供給する給電ユニットと、を有するカートと、商用電源からの電力供給を受けて前記バッテリを充電するための充電回路と、前記充電回路と電気的に接続可能な第2電極部と、前記カートを所定の充電位置に位置決めするストッパ部と、を有する充電スタンドと、を備え、前記カートの前記第1電極部は、前記カートが前記充電位置に位置決めされた状態で前記第2電極部に電気的に接触可能な部位に設けられている。
本構成によれば、カートを所定の充電位置に位置決めするだけで、バッテリを充電できるので、カートに搭載されたバッテリの充電が容易になる。
(2)また、本発明に係るカートシステムは、上記カートが、更に、上記バッテリから供給される直流を交流に変換して上記給電ユニットに出力するインバータ回路を有するものであってもよい。
本構成によれば、カートの給電ユニットから交流を得ることができる。従って、交流により駆動する電気機器への給電が可能となる。
(3)また、本発明に係るカートシステムは、上記充電スタンドが、更に、箱状に形成され且つ内部に上記充電回路が配置される本体部と、本体部が上記床面上に配置された状態において本体部の床面側の端部から床面に沿って一方向に延出し且つカートを本体部に近づけるときにカートを充電位置に案内する案内部と、を有するケーシングを有するものであってもよい。
本構成によれば、案内部を有することにより、カートを容易に所定の充電位置に位置決めすることができる。
(4)また、本発明に係るカートシステムは、上記カートが、更に、複数のキャスタが取り付けらた底壁の一部に上記第1電極部が設けられているバッテリボックスを有し、上記案内部が、上記本体部から延出し上壁における上記本体部側の端部に前記第2電極部が設けられ、上記複数のキャスタが、一の仮想直線に対して線対称の位置関係にあり、上記カートを、上記仮想直線の延伸方向が上記案内部の延出方向と平行であり且つ上記複数のキャスタが上記案内部の上記延出方向とは直交する方向における両側に位置した状態で、上記案内部の延出方向に沿って上記第2電極部の上方に上記第1電極部が重なるまで移動させることにより、上記充電位置に位置決めできるものであってもよい。
本構成によれば、第1電極部がバッテリボックスにおけるキャスタが取り付けられる底壁の一部に設けられた構成とすることができるので、第1電極部上に異物が付着しにくい。従って、第1電極部の劣化を抑制できる。
(5)また、本発明に係るカートシステムは、上記バッテリボックスが、上記底壁に第1突起部が設けられ、上記ストッパ部が、上記案内部に設けられ且つ上記カートが上記案内部に案内されて上記充電位置に位置決めされたときに上記第1突起部を係止する第2突起部を含むものであってもよい。
本構成によれば、ストッパ部が、第2突起部という比較的簡単な構造で構成される。従って、充電スタンドの製造が容易となる利点がある。
(6)また、本発明に係るカートシステムは、上記ストッパ部が、上記案内部の短手方向における両側に設けられ且つ上記キャスタの移動を規制する傾斜部付きレールを含むものであってもよい。
本構成によれば、ストッパ部が、傾斜部付きレールという比較的簡単な構造で構成される。従って、充電スタンドの製造が容易となる利点がある。
(7)また、本発明に係るカートシステムは、上記充電スタンドが、更に、上記カートが上記充電位置に位置決めされていない状態において上記第2電極部を覆う位置に存在し且つカートが上記案内部に案内されて充電位置に位置決めされると第2電極部を覆わない位置に移動する電極カバーを有するものであってもよい。
本構成によれば、電極カバーにより第2電極部を保護することができるので、第2電極部の損耗を抑制できる。
(8)また、本発明に係るカートシステムは、上記カートが、更に、上記電気機器が載置可能である少なくとも1つの載置部と、上記バッテリボックスに立設され且つ載置部を支持する少なくとも1本の支柱と、を有するものであってもよい。
本構成によれば、カートに電気機器を載せて運搬することが可能となるので、ユーザの使い勝手が良くなる。
(9)また、本発明に係るカートシステムは、上記支柱が、前記支柱は、伸縮することにより前記載置部を前記床面に対して昇降させる昇降装置から構成されているものであってもよい。
本構成によれば、ユーザが床面に対して載置部を昇降させることが可能となるので、ユーザの使い勝手が良くなる。
(10)また、本発明に係るカートシステムは、上記カートが、更に、上記バッテリと上記給電ユニットとを電気的に接続する電源ケーブルを備え、上記電源ケーブルが、螺旋状に曲げられてもよい。
本構成によれば、上記載置部を床面に対して昇降させた場合、電源ケーブルにおける螺旋状部以外の部分に加わる応力を緩和することができる。従って、電源ケーブルと給電ユニットとの接続部分等に加わる応力を緩和することができるので、電源ケーブルや上記接続部分の劣化を抑制することができる。
(11)また、本発明に係るカートシステムは、上記カートが、更に、上記バッテリから上記給電ユニットへの電力供給路に介挿された開閉器を有するものであってもよい。
本構成によれば、開閉器により、給電ユニットへの電力の供給/非供給の切り替えが可能となるので、ユーザの使い勝手が良くなる。
(12)また、本発明に係るカートは、バッテリと、バッテリから供給される直流を交流に変換するインバータ回路と、電気機器の給電プラグが接続されるとインバータ回路から供給される電力を電気機器に供給する給電ユニットと、を備える。
本構成によれば、カートの給電ユニットから交流を得ることができるので、交流により駆動する電気機器への給電が可能となる。
(13)また、本発明に係る充電スタンドは、バッテリと、バッテリに電気的に接続された第1電極部と、電気機器の給電プラグが接続されると充電回路から供給される電力を電気機器に供給する給電ユニットと、を有するカートの、バッテリを充電するための充電スタンドであって、商用電源からの電力供給を受けてバッテリを充電するための充電回路と、充電回路と電気的に接続可能な第2電極部と、カートを床面上の所定の充電位置に位置決めするストッパ部と、を備え、第2電極部が、充電位置に位置決めされたカートの第1電極部に電気的に接触可能な部位に設けられている。
本構成によれば、カートを充電位置に位置決めするだけで、バッテリを充電できるので、カートに搭載されたバッテリの充電が容易になる。
本発明によれば、バッテリを有するカートのバッテリの充電の容易化を図ることが可能となる。
実施形態に係るカートシステムの斜視図である。 実施形態に係るカートの斜視図である。 実施形態に係る充電スタンドの斜視図である。 実施形態に係るカートシステムのブロック図である。 実施形態に係るカートシステムについて、カートを充電位置に位置決めする様子を示した平面図である。 実施形態に係るカートシステムについて、カートが充電位置に位置決めされた様子を示す斜視図である。 実施形態に係るカートの一部破断した側面図である。 実施形態に係る充電スタンドの要部斜視図である。 変形例に係る充電スタンドの斜視図である。
<実施形態>
<1>カートシステムの構成
図1は、本実施形態に係るカートシステムの斜視図であり、図2は、カート1の斜視図である。以下、本明細書において、カート1および充電スタンド2を床面Fに配置した場合において、床面Fに直交する方向における床面Fに向かう方向を下方向(下側)、その逆方向を上方向(上側)として説明する。
カートシステムは、カート1と、充電スタンド2とを備える。このカートシステムは、例えば、医療現場等で使用される。ここにおいて、看護師等は、カート1に患者の検診に使用される電気機器(例えば、体温計や血圧計等)を載せて患者のいる部屋等に電気機器を運搬する。
<カート>
カート1は、バッテリ11と、バッテリ11と電気的に接続されたバッテリ充電用電極部(第1電極部)13と、電気機器の給電プラグ(図示せず)が接続されるとバッテリ11から供給される電力を電気機器に供給する給電ユニット15と、を備える。なお、カート1の回路構成については、<2>で詳細に説明する。また、カート1は、内部にバッテリ11が収納されるバッテリボックス171と、電気機器が載置可能である天板(載置部)173と、バッテリボックス171に立設され天板173を支持する支柱175と、を備える。
バッテリボックス171は、底壁171bと、底壁171bと略同じ形状であり且つ底壁に略平行に配置された上壁171cと、底壁171bの周縁部と上壁171cの周縁部とを連結する側壁171dとから構成される扁平箱状である。
ここで、上壁171cは、底壁171bに対して略平行に配置され、平面視形状が上壁171cと略同じに形成されている。また、側壁171dは、底壁171bおよび上壁171cに対して略垂直に配置されている。
底壁171bの平面視形状は、底壁171bの厚み方向に直交する仮想直線L1に対して線対称な形状である。この底壁171bは、互いに対向する2辺が仮想直線L1に平行な矩形部171eと、矩形部171eにおける仮想直線L1に直交する一辺に連続する半楕円状部171fと、矩形部171eにおける半楕円状部171f側とは反対側の一辺の両端部から仮想直線L1の延伸方向に延出する2つの延出部171g,171gとを有する。即ち、バッテリボックス171は、仮想直線L1に沿った一方が丸みを帯びており、他方が窪んでいる。
また、上壁171cにおける支柱175が設けられる位置には、バッテリ11に接続される電源ケーブル153を挿通するための挿通孔(図示せず)が貫設されている。
また、バッテリボックス171には、複数(図2では4つ)のキャスタ181,181,182,182が取り付けられている。ここで、2つのキャスタ181,181は、底壁171bの半楕円状部171fに取り付けられており、仮想直線L1に対して線対称の位置関係にある。また、2つのキャスタ182,182は、底壁171bの2つの延出部171g,171gそれぞれに取り付けられており、仮想直線L1に対して線対称の位置関係にある。以下、キャスタ181,181を「前輪181,181」と称し、キャスタ182,182を「後輪182,182」と称する。
後輪182,182が、延出部171g,171gに設けられていることにより、カート1が安定する。また、ユーザ1は、後輪182,182が取り付けられた側からカート1を押して移動させる際、バッテリボックス171における2つの延出部171g,171gの間に対応する窪み部分があることにより、スムーズに足を運ぶことができる。
後輪182,182それぞれには、その回転を規制するためのストップレバー182aが設けられている。ストップレバー182aが下がった状態では後輪182が回転不能となり、ストップレバー182aが上がった状態では後輪182が回転可能となる。
バッテリ充電用電極部13は、カート1が後述の所定の充電位置に位置決めされた状態で通電部21に電気的に接触可能な部位に設けられている。具体的には、バッテリ充電用電極部13は、バッテリボックス171の底壁171bにおける半楕円状部171fに設けられている。ここで、「所定の充電位置」とは、カート1の充電スタンド2に対する相対的な位置であって、バッテリ充電用電極部13と、充電スタンド2が備える後述の通電部21とが接触した状態となる位置に相当する。
このように、バッテリ充電用電極部13がバッテリボックス171の底壁171bに設けられた構成とすることができるので、バッテリ充電用電極部13上に異物が付着しにくい。従って、バッテリ充電用電極部13の劣化を抑制できる。
また、底壁171bには、下側に突出する突起部(第1突起部)171aが突設されている。これは、カート1が、所定の充電位置に位置決めされた場合、カート1が当該充電位置から移動するのを抑制するためのものである。
天板173は、平面視で略矩形状に形成されている。天板173は、一対の支柱175により支持されている。また、天板173には、その外周部を囲繞するようにハンドル191が取り付けられている。これにより、ユーザは、カート1の周囲のあらゆる方向からハンドルを掴むことができる。そして、2つの後輪182,182の両方のストップレバー182aを上げた状態で、ハンドル191を把持して押したり引いたりすることにより、カート1を自在に移動させることができる。
また、ハンドル191の一部は、天板173の上面よりも高い位置に配置されている。これにより、例えば、電気機器を天板173に載置した状態でカート1を移動させる際、上記ハンドル191の一部が、電気機器の天板173からの落下を防止する落下防止機構として機能する。
天板173には、給電ユニット15と操作ユニット151とが取り付けられている。
給電ユニット15は、例えば、電気機器のプラグ(図示せず)が差し込まれる2つのコンセント部15bと、USB機器(図示せず)を接続できるUSBレセプタクル15cと、を備える。給電ユニット15は、電源ケーブル153を介してバッテリ11に電気的に接続されている。
操作ユニット151は、表示器151aと、通電釦151bとを備える。通電釦151bは、バッテリ11から給電ユニット15のコンセント部15bへの給電/非給電を切り替えるためのものである。また、通電釦151bには、例えばLED(Light Emitting Diode)等を用いた点灯装置(図示せず)が内蔵されている。表示器151aは、バッテリ11の残量を表示するためのものである。
ここにおいて、バッテリ11からコンセント部15bへの給電がなされていない状態で、通電釦151bが一度押下されると、通電釦151bが点灯し、バッテリ11からコンセント部15bへの給電が開始される。このとき、表示器151aには、バッテリ11の残量が表示される。
その後、再度、通電釦151bが押下されると、通電釦151bが消灯し、バッテリ11からコンセント部15bへの給電が停止する。このとき、表示器151aに表示されていたバッテリ11の残量表示も消える。
このように、バッテリ11からコンセント部15bへの給電/非給電に応じて通電釦151bが点灯/消灯する。これにより、ユーザがバッテリ11からコンセント部15bへの給電状態を視認できるので、安全性向上を図ることができる。
また、表示器151aが、バッテリ11の残量を表示する。これにより、ユーザがバッテリ11の残量を視認できるので、バッテリ11の充電時期を容易に把握することができる。
一対の支柱175,175は、バッテリボックス171の上壁171cに立設され、天板173を支持している。そして、天板173には、電気機器が載置可能となっている。これにより、ユーザは、カート1に電気機器を載せて運搬することができるので、ユーザの使い勝手が向上する。
また、各支柱175は、伸縮することにより、天板173を床面Fに対して昇降させることができる昇降装置から構成されている。具体的には、支柱175は、基部175aとロッド175bとを備える伸縮自在なガススプリング装置から構成されている。
基部175aは、長尺の有底角筒状に形成されている。基部175aの長手方向に直交する断面の外形は、略台形状である。ここで、「台形」とは、2辺が互いに平行であり且つ当該2辺に対して直交する一辺に対向する一辺が他の3辺に対して傾斜している形状を意味する。即ち、基部175aの側面は、互いに平行な2つ面と、当該2つの面に直交する一面と、これら3つの面に対して傾斜している傾斜面とから構成される。
また、基部175aには、複数(図1および図2では、3つ)のトレイ受け部177が上下方向に離間して取り付けられている。このトレイ受け部177には、例えば、ピンセット等の道具を載せたトレイ(図示せず)が載置される。
また、基部175aの傾斜面には、上面が開口した箱状のバーコードスタンド176が設けられている。このバーコードスタンド176には、バーコードリーダ等のハンディ端末を収納することができる。
ロッド175bは、長尺の円筒状に形成されている。ロッド175bは、その長手方向における一端部が基部175aの内側に挿入されている。また、ロッド17bの他端部は、天板173に固定されている。
なお、ロッド175bの形状は、円筒状に限定されるものではなく、例えば、断面が楕円状であってもよいし、角形であってもよい。
また、2つの支柱175,175の一方の内側には、電源ケーブル153の一部が配置されている。ここで、電源ケーブル153は、螺旋状に曲げられた螺旋状部153aを有している。そして、この螺旋状部153aが、ロッド175bの内側に位置している。また、基部175aの底部には、電源ケーブル153が挿通される挿通孔(図示せず)が貫設されている。そして、電源ケーブル153は、ロッド175bの内側から、基部175aの底部の挿通孔および前述のバッテリボックス171の上壁171cの挿通孔を通って、バッテリボックス171内に引き入れられている。
ところで、天板173の下面側には、昇降レバー193が取り付けられており、この昇降レバー193を上下方向に操作することにより、支柱175を伸縮させることができる。具体的には、ユーザが昇降レバー193を上側に倒れた状態で維持すると、支柱175が伸縮自在となり、天板173が床面Fに対して昇降自在となる。一方、昇降レバー193を放すと、昇降レバー193が下側に倒れ、支柱175が伸縮不能となり天板173の高さが固定される。従って、ユーザは、まず、昇降レバー193を上側に倒れた状態で維持しながら天板173を上下方向に移動させ、天板173の高さが所望の高さになったところで昇降レバー193を放せば天板173を所望の高さに設定することができる。
これにより、ユーザは天板173を昇降させて所望の高さに設定することが可能となるので、ユーザの使い勝手が良くなる。
なお、天板173の床面Fに対する昇降動作については、<3−2>で更に詳細に説明する。
<充電スタンド>
図3は、充電スタンド2の斜視図である。
充電スタンド2は、充電回路23と、通電部(第2電極部)21とを備える。ここで、充電回路23は、商用電源(図示せず)からの電力供給を受けてバッテリ11を充電するためのものである。また、通電部21は、充電回路23と電気的に接続されている。なお、充電スタンド2の回路構成については、<2>で詳細に説明する。
また、充電スタンド2は、箱状に形成された本体部26と、本体部26が床面F上に配置された状態において本体部26の床面F側の端部から床面Fに沿って一方向に延出する案内部25とを有するケーシング210を備える。案内部25は、カート1を本体部26に近づけるときにカート1を所定の充電位置に案内するためのものである。このように、ケーシング210が案内部25を有することにより、カート1を容易に所定の充電位置に位置決めすることができる。
本体部26は、内部に充電回路23が配置される。本体部26は、略矩形箱状に形成された基体部26aと、基体部26aにおける床面F側とは反対側の端部から案内部25の延出方向に突出した突出部26bとを備える。ここで、突出部26bの先端部が、カート1に当接してカード1の移動を規制するカート止め部28に相当する。ここにおいて、カート1が所定の充電位置に位置決めされた状態では、バッテリボックス171の側壁171dの一部が突出部26bのカート止め部28に当接した状態となる。ここで、バッテリボックス171の側壁171dの一部とは、側壁171dのうち、底壁171bの半楕円状部171fの周部に連続する部位に相当する。
また、突出部26bのカート止め部28は、カート1を所定の充電位置に位置決めするストッパ部の一部を構成する。また、突出部26bのカート止め部28は、バッテリボックス171の側壁171dの形状に沿うように窪んでいる。これにより、カート1が所定の充電位置に位置決めされた場合、バッテリボックス171の側壁171dと突出部26bのカート止め部28とが略面接触した状態となる。これにより、カート1を所定の充電位置に位置決めし易くなる。
案内部25は、底壁25bと、底壁25bと略同じ形状であり且つ底壁25bに略平行に配置された上壁25cと、側壁25dとから構成される略矩形箱状である。充電スタンド2が床面F上に配置された状態において、案内部25上面の床面Fからの高さは、本体部26における突出部26b下面の床面Fからの高さに略等しくなるように設定されている。
ここにおいて、充電スタンド2が、本体部26と案内部25とを各別に作製した後、両者を組み合わせることにより完成するものとする。この場合、前述のように、案内部25上面の床面Fからの高さが、本体部26における突出部26b下面の床面Fからの高さに略等しくなるように設定されていれば、突出部26bが案内部25の取り付け位置の目安となる。これにより、充電スタンド2を組み立てやすくなるので、充電スタンド2の製造容易化を図ることができる。
また、案内部25は、基端側が本体部26に連結され、本体部26からの延出方向において長尺である。なお、案内部25の基端側は、開口しており、本体部26の内部に連通している。これにより、バッテリ11で発生した熱が、案内部25側に伝達し易くなるので、バッテリ11で発生した熱の放熱特性の向上を図ることができる。
更に、底壁25bおよび上壁25cの先端側の角部は、丸みを帯びている。即ち、案内部25における先端側の側壁25dは、湾曲している。これにより、カート1が案内部25によって案内される際、前輪181,181が、案内部25の先端側の角部に引っ掛ることなく、案内部25にスムーズに導入される。
また、案内部25の上壁25cにおける本体部26側の端部には、平面視弧状の台座部21bが設けられている。そして、台座部21bの上面側には、通電部21が敷設されている。また、台座部21bは、カート1が所定の充電位置に位置決めされていない状態で、台座部21bの上面全体を覆う電極カバー29が設けられている。この電極カバー29は、本体部26の突出部26bの内側に移動可能である。
また、台座部21bの長手方向における両端部には、電極カバー29を案内するガイドレール211が設けられている。そして、電極カバー29は、ガイドレール211に案内されて突出部26bの内側に移動できる。また、電極カバー29は、突出部26bの内側に設けられたばね等の付勢部材(図示せず)により、台座部21bの上面全体を覆う位置(通電部21を覆う位置)に移動するように付勢されている。
一方、案内部25の上壁25cの先端部には、2つの平面視矩形状の貫通孔25e,25eが貫設されている。そして、2つの貫通孔25e,25eそれぞれから、突起部(第2突起部)27,27が突出している。この2つの突起部27,27は、カート1が案内部25に案内されて所定の充電位置に位置決めされたとき、バッテリボックス171の突起部171a,171aを係止する。また、2つの突起部27,27は、突没自在となっており、ばね等の付勢部材により突出する方向に付勢されている。
この2つの突起部27,27と、突出部26bのカート止め部28とから、カート1を所定の充電位置に位置決めするストッパ部が構成されている。
以上のように、本実施形態に係る充電スタンド2では、ストッパ部が、前述の突出部26bのカート止め部28と、2つの突起部27という比較的簡単な構造から構成される。従って、充電スタンド2の製造が容易となる利点がある。
<2>カートシステムの回路構成について
次に、本実施形態に係るカートシステムの回路構成について説明する。
図4は、カートシステムのブロック図である。
カート1は、バッテリ11と、バッテリ充電用電極部13と、インバータ111と、スイッチ112と、給電ユニット15と、スイッチ制御部113と、残量計測部114と、通電釦151bと、表示器151aとを備える。
バッテリ11は、バッテリ充電用電極部13に電気的に接続されるとともに、スイッチ112を介してインバータ111に接続されている。インバータ111は、バッテリ11から供給される直流を交流に変換して給電ユニットに出力する。給電ユニット15の2つのコンセント15bには、インバータ111から100Vの交流が供給される。これにより、カート1の給電ユニット15から交流を得ることができるので、交流により駆動する電気機器への給電が可能となる。
スイッチ(開閉器)112は、バッテリ11から給電ユニット15への電力供給路に介挿されている。
これにより、スイッチ112により、給電ユニット15への電力の供給/非供給の切り替えが可能となるので、ユーザの使い勝手が良くなる。
スイッチ制御部113は、通電釦151bのオンオフに応じてスイッチ112の開閉制御を行う。具体的には、スイッチ112がオフの状態において、通電釦151bが一度押下されると、スイッチ制御部113は、スイッチ112をオン状態にする。更に、スイッチ112がオンの状態において、通電釦151bがもう一度押下されると、スイッチ制御部113は、スイッチ112をオフ状態にする。
残量計測部114は、バッテリ11の残量を計測し、計測した結果を表示器151aに表示する機能を有する。ここで、表示器151aは、例えば、液晶表示パネルから構成される。残量計測部114は、通電釦151bに接続されており、通電釦151bが押下されたことに起因してバッテリ11の残量計測を開始する。
充電スタンド2は、通電部21と、充電回路23と、電源回路231とを備える。電源回路231は、AC100Vの商用電源500からの電力供給を受けて直流を出力する。この電源回路231は、例えば、ダイオードブリッジおよび平滑用コンデンサ等から構成される整流平滑回路と、当該整流平滑回路から出力される直流を昇降圧する昇降圧回路とから構成される。
充電回路23は、電源回路231から供給される直流を通電部21に出力する。そして、通電部21がカート1のバッテリ充電用電極部13に接続された状態では、充電回路23からバッテリ11に充電電流が流入し、バッテリ11が充電される。
<3>動作
<3−1>カート1を所定の充電位置に位置決めする動作について
まず、カート1を所定の充電位置に位置決めする動作について説明する。
図5は、カート1を充電位置に位置決めする様子を示した図である。図5では、床面F上に配置されたカート1および充電スタンド2を床面F側から見た場合を示している。ここで、(a)は、カート1が所定の充電位置に位置決めされていない状態を示し、(b)は、カート1が所定の充電位置に位置決めされた状態を示している。
カート1を所定の充電位置に位置決めする場合、カート1の向きは、カート1の仮想直線L1の延伸方向(図5(a)中の直線L1)が案内部25の長手方向に沿って延伸する仮想直線L2(図5(a)中の直線L2)に平行となるように設定される。また、前輪181,181(後輪182,182)と案内部25との位置関係は、案内部25の長手方向から見たときに、前輪181,181(後輪182,182)が、案内部25の短手方向における両側に位置するように設定される(図5(a)中の矢印AR1参照)。
そして、ユーザがこの状態を維持したままカート1を案内部25の長手方向L2に沿って移動させる(図5(a)中の矢印AR2参照)。ここでは、ユーザは、カート1を通電部21の上方にバッテリ充電用電極部13が重なるまで移動させる。
このとき、カート1の突起部171aは、まず、充電スタンド2の突起部27における充電スタンド2の先端側に当接する。次に、ユーザがカート1を案内部25の長手方向L2に沿って移動させると、カート1の突起部171aから充電スタンド2の突起部26に対して突起部26を充電スタンド2の底壁25bに向かって押圧する方向への力が生じる。すると、突起部26が、案内部25の内部に没入する。そして、ユーザが更にカート1を案内部25の長手方向L2に沿って移動させると、カート1の突起部171aが案内部25の突起部26における充電スタンド2の基端側に移動する。
そして、図5(b)に示すように、カート1のバッテリボックス171の側壁171dの一部が、充電スタンド2のカート止め部28に当接する。このとき、充電スタンド2の2つの突起部27,27が、案内部25の上壁25cから突出した状態に戻る。そして、2つの突起部27,27それぞれが、カート1の突起部171a,171aを係止し、カート1が所定の充電位置に位置決めされる。
図6に、カートシステムについて、カート1が所定の充電位置に位置決めされた状態における斜視図を示す。
カート1が所定の充電位置に位置決めされた状態では、カート1のバッテリボックス171と前輪181,181および後輪182,182とで囲まれた空間に、充電スタンド2の案内部25が配置された状態となる。
そして、バッテリ11の充電が完了すれば、カート1を所定の充電位置から案内部25に沿って離脱させればよい。
以上のように、本実施形態に係るカートシステムでは、カート1を所定の充電位置に位置決めするだけで、バッテリ11を充電できるので、カート1に搭載されたバッテリ11の充電が容易になる。
ところで、カート1に搭載されたバッテリ11を充電できる構成としては、カート1にバッテリ11に接続された電源コードを設けることが考えられる。
しかしながら、この構成では、ユーザが建物の壁等に設置されたコンセントを探して見つけたコンセントに電源コードを接続する作業が必要となる。或いは、バッテリ11の充電を行わない場合は、電源コードが邪魔になる虞がある。
これに対して、本実施形態に係るカートシステムでは、充電スタンド2の位置さえ把握しておけば、コンセントを探してこれに電源コードを接続する手間が省ける。また、電源コードを使用しない構成なので、電源コードが邪魔になる虞もない。
<3−2>天板の床面に対する昇降動作について
次に、天板173の床面Fに対する昇降動作について説明する。
図7は、カート1の一部破断した側面図である。図7の実線は、天板173が最も下側(最も床面Fに近い側)の位置P1にある場合を示し、図7の破線は、天板173が位置P1よりも上側の位置P2にある場合を示している。
天板173が最も下側の位置P1にある場合、螺旋状部153aが最も縮んだ状態となっている。そして、天板173が位置P1よりも上側の位置P2まで上昇した場合、螺旋状部153aが伸びる。このように、電源ケーブル153では、天板173を床面Fに対して昇降するのに対応して螺旋状部153aが伸縮する。
これにより、天板173を床面Fに対して昇降させた場合、電源ケーブル153における螺旋状部153a以外の部分に加わる応力を緩和することができる。従って、電源ケーブル153と給電ユニット15との接続部分(図示せず)等に加わる応力を緩和することができるので、電源ケーブル153や上記接続部分の劣化を抑制することができる。
<3−3>カバーの動作について
次に、充電スタンド2の電極カバー29の動作について説明する。
図8は、充電スタンド2の要部斜視図である。(a)は、電極カバー29が通電部21を覆わない位置に存在する場合を示し、(b)は、電極カバー29が通電部21を覆う位置に存在する場合を示す。
電極カバー29は、カート1が所定の充電位置に位置決めされていない状態において通電部21を覆う位置に存在する。そして、カート1が案内部25に案内されて所定の充電位置に位置決めされると、電極カバー29は、突出部26bの内側の位置(通電部21を覆わない位置)に移動する。
具体的には、カート1が充電スタント2から離れた位置にある場合、電極カバー29は、台座部21cの上面全体を覆う位置(通電部21を覆う位置)に存在している。そして、カート1が案内部25に案内されて所定の充電位置に近づくと、カート1のバッテリボックス171の側壁171dが電極カバー29に当接する。
そして、バッテリボックス171の側壁171dが電極カバー29に当接した状態から、カート1を更に充電スタンド2の本体部26に近づけると、電極カバー29がガイドレール211に沿って突出部26bの内側(通電部21を覆わない位置)に向かって移動する。そして、カート1が所定の充電位置に位置決めされると、電極カバー29が突出部26bの内側(通電部21を覆わない位置)に配置される。このとき、バッテリ充電用電極部13が、通電部21に接触する。
このように、カート1が所定の充電位置に位置決めされていない場合、例えば、カート1が充電スタンド2から離れた位置にある場合、電極カバー29が、通電部21を覆う。これにより、通電部21を保護することができるので、通電部21の損耗を抑制できる。
<変形例>
(1)実施形態では、案内部25の上面にバッテリボックス171に突設された突起部27がストッパ部の一部を構成する例について説明した。但し、ストッパ部は、必ずしも突起部27を含むものに限定されるものではない。例えば、ストッパ部が、案内部25の短手方向における両側に設けられ且つ前輪181或いは後輪182の移動を規制する傾斜部付きレールを含むものであってもよい。
図9は、本変形例に係る充電スタンド3の斜視図である。
充電スタンド3は、案内部25の短手方向における両側にレール31が取り付けられている。
傾斜部付きレール31は、第1傾斜部31aと、第2傾斜部31bと、ガイド部31cとから構成される。第1傾斜部31aは、本体部26側ほど突出量が大きくなるように傾斜している。第2傾斜部31bは、第1傾斜部31aに連続し且つ本体部26側ほど突出量が小さくなるように傾斜している。ガイド部31cは、前輪181を案内するためのものであり、傾斜部付きレール31の短手方向における両側に設けられている。
ここにおいて、カート1を案内部1に沿って本体部26に近づけていくと、まず、前輪181が第1傾斜部31aを上り、その後、第2傾斜部31bを下り、カート1が充電位置に位置決めされる。これにより、カート1が一度所定の充電位置に位置決めされると、そこから充電位置以外の位置に移動させるには第2傾斜部31bを上らせる必要があり、その分、カート1の移動が抑制される。
本構成によれば、ストッパ部が、傾斜部付きレール31という比較的簡単な構造で構成される。例えば、傾斜部付きレール31は、実施の形態のような突没自在の突起部27に比べて構造が簡単である。従って、充電スタンド3の製造が容易になるという利点がある。
(2)実施形態では、カート1が2本の支柱175,175を備える例について説明したが、支柱の本数は必ずしも2本に限定されるものではなく、例えば、1本であってもよい。本構成によれば、支柱の本数を少なくすることによる部品点数の削減を図ることができる。
或いは、3本以上の支柱を備える構成としてもよい。本構成によれば、支柱の本数が増えることにより、天板の支持力が増加するので、カート1の積載重量の許容範囲を大きくすることができる。
(3)実施形態では、支柱175がガススプリング装置から構成される例について説明したが、支柱175の構造はこれに限定されるものではなく、例えば、油圧シリンダを利用した構造であってもよい。
本発明に係るカートシステムは、病院における回診用途に好適である。また、工業や店舗等における検査や在庫管理用途にも好適である。
1 カート
2,3 充電スタンド
11 バッテリ
13 バッテリ充電用電極部(第1電極部)
15 給電ユニット(コンセント)
21 通電部(第2電極部)
23 充電回路
27 突起部(ストッパ部)
28 カート止め部(ストッパ部)
29 電極カバー
151b 通電釦(開閉器)
171 バッテリボックス
181 前輪(キャスタ)
182 後輪(キャスタ)
193 昇降レバー

Claims (13)

  1. バッテリと、
    前記バッテリと電気的に接続された第1電極部と、
    電気機器の給電プラグが接続されると前記バッテリから供給される電力を前記電気機器に供給する給電ユニットと、を有するカートと、
    商用電源からの電力供給を受けて前記バッテリを充電するための充電回路と、
    前記充電回路と電気的に接続可能な第2電極部と、
    前記カートを所定の充電位置に位置決めするストッパ部と、を有する充電スタンドと、を備え、
    前記カートの前記第1電極部は、前記カートが前記充電位置に位置決めされた状態で前記第2電極部に電気的に接触可能な部位に設けられている
    ことを特徴とするカートシステム。
  2. 前記カートは、更に、前記バッテリから供給される直流を交流に変換して前記給電ユニットに出力するインバータ回路を有する
    ことを特徴とする請求項1記載のカートシステム。
  3. 前記充電スタンドは、更に、
    箱状に形成され且つ内部に前記充電回路が配置される本体部と、
    前記本体部が前記床面上に配置された状態において前記本体部の前記床面側の端部から前記床面に沿って一方向に延出し且つ前記カートを前記本体部に近づけるときに前記カートを前記充電位置に案内する案内部と、を有するケーシングを有する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のカートシステム。
  4. 前記カートは、更に、
    複数のキャスタが取り付けられた底壁の一部に前記第1電極部が設けられているバッテリボックスを有し、
    前記案内部は、上記本体部から延出し上壁における前記本体部側の端部に前記第2電極部が設けられ、
    前記複数のキャスタは、一の仮想直線に対して線対称の位置関係にあり、
    前記カートを、前記仮想直線の延伸方向が前記案内部の延出方向と平行であり且つ前記複数のキャスタが前記案内部の前記延出方向とは直交する方向における両側に位置した状態で、前記案内部の延出方向に沿って前記第2電極部の上方に前記第1電極部が重なるまで移動させることにより、前記充電位置に位置決めできる
    ことを特徴とする請求項3記載のカートシステム。
  5. 前記バッテリボックスは、前記底壁に第1突起部が突設され、
    前記ストッパ部は、
    前記案内部に設けられ且つ前記カートが前記案内部に案内されて前記充電位置に位置決めされたときに前記第1突起部を係止する第2突起部を含む
    ことを特徴とする請求項4記載のカートシステム。
  6. 前記ストッパ部は、
    前記案内部の短手方向における両側に設けられ且つ前記キャスタの移動を規制する傾斜部付きレールを含む
    ことを特徴とする請求項4記載のカートシステム。
  7. 前記充電スタンドは、更に、
    前記カートが前記充電位置に位置決めされていない状態において前記第2電極部を覆う位置に存在し且つ前記カートが前記案内部に案内されて前記充電位置に位置決めされると前記第2電極部を覆わない位置に移動する電極カバーを有する
    ことを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載のカートシステム。
  8. 前記カートは、更に、
    前記電気機器が載置可能である少なくとも1つの載置部と、
    前記バッテリボックスに立設され且つ前記載置部を支持する少なくとも1本の支柱と、を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のカートシステム。
  9. 前記支柱は、伸縮することにより前記載置部を前記床面に対して昇降させる昇降装置から構成されている
    ことを特徴とする請求項8記載のカートシステム。
  10. 前記カートは、更に、前記バッテリと前記給電ユニットとを電気的に接続する電源ケーブルを備え、
    前記電源ケーブルは、螺旋状に曲げられている
    ことを特徴とする請求項9記載のカートシステム。
  11. 前記カートは、更に、
    前記バッテリから前記給電ユニットへの電力供給路に介挿された開閉器を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のカートシステム。
  12. バッテリと、
    前記バッテリから供給される直流を交流に変換するインバータ回路と、
    電気機器の給電プラグが接続されると前記インバータ回路から供給される電力を前記電気機器に供給する給電ユニットと、を備える
    ことを特徴とするカート。
  13. バッテリと、前記バッテリに電気的に接続された第1電極部と、電気機器の給電プラグが接続されると前記バッテリから供給される電力を前記電気機器に供給する給電ユニットと、を有するカートの、前記バッテリを充電するための充電スタンドであって、
    商用電源からの電力供給を受けて前記バッテリを充電するための充電回路と、
    前記充電回路と電気的に接続された第2電極部と、
    前記カートを所定の充電位置に位置決めするストッパ部と、を備え、
    前記第2電極部は、前記充電位置に位置決めされた前記カートの前記第1電極部に電気的に接触可能な部位に設けられている
    ことを特徴とする充電スタンド。
JP2013118472A 2013-06-05 2013-06-05 カートシステム、カートおよび充電スタンド Active JP6096604B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013118472A JP6096604B2 (ja) 2013-06-05 2013-06-05 カートシステム、カートおよび充電スタンド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013118472A JP6096604B2 (ja) 2013-06-05 2013-06-05 カートシステム、カートおよび充電スタンド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014236641A true JP2014236641A (ja) 2014-12-15
JP6096604B2 JP6096604B2 (ja) 2017-03-15

Family

ID=52138970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013118472A Active JP6096604B2 (ja) 2013-06-05 2013-06-05 カートシステム、カートおよび充電スタンド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6096604B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108327570A (zh) * 2018-04-08 2018-07-27 安吉华众汽车修理有限公司 一种新型方便转运和移动的充电桩
CN112842773A (zh) * 2021-03-10 2021-05-28 李明航 一种医疗用小推车

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001178000A (ja) * 1999-12-16 2001-06-29 Yasumasa Akazawa 車両用充電装置
JP2004336903A (ja) * 2003-05-08 2004-11-25 Toshiba Plant Systems & Services Corp カート搭載蓄電池充電装置
JP2007336672A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Funai Electric Co Ltd 充電装置及び自走式装置用の充電装置
JP2008148463A (ja) * 2006-12-11 2008-06-26 Okamura Corp 電源装置
JP2012139393A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Toyo Vending Kk オーバーベッドテーブル

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001178000A (ja) * 1999-12-16 2001-06-29 Yasumasa Akazawa 車両用充電装置
JP2004336903A (ja) * 2003-05-08 2004-11-25 Toshiba Plant Systems & Services Corp カート搭載蓄電池充電装置
JP2007336672A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Funai Electric Co Ltd 充電装置及び自走式装置用の充電装置
JP2008148463A (ja) * 2006-12-11 2008-06-26 Okamura Corp 電源装置
JP2012139393A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Toyo Vending Kk オーバーベッドテーブル

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108327570A (zh) * 2018-04-08 2018-07-27 安吉华众汽车修理有限公司 一种新型方便转运和移动的充电桩
CN112842773A (zh) * 2021-03-10 2021-05-28 李明航 一种医疗用小推车
CN112842773B (zh) * 2021-03-10 2022-05-24 李明航 一种医疗用小推车

Also Published As

Publication number Publication date
JP6096604B2 (ja) 2017-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2533394A2 (en) Overbed table with wireless power transfer
US10278681B2 (en) Motion sensitive and capacitor powered handheld device
DK2454969T3 (en) Height adjustable table
US9472966B2 (en) Surgical tray assemblies for storing, charging, powering, and/or communicating with surgical instruments
JP2013106676A5 (ja)
US20220399748A1 (en) Power system for mobile workstation
US20110213268A1 (en) Living body index measurement apparatus
JP6096604B2 (ja) カートシステム、カートおよび充電スタンド
US8890489B2 (en) Capacitive power supply for handheld device
JP2015515908A (ja) 側面保護台を用いた患者移送装置
JP7442105B2 (ja) 給電スタンド
US11439557B2 (en) Modular surgical system
JP2012023841A (ja) 什器システム
JP5228082B2 (ja) バッテリーパックが備えられた移動式医療用モニター
JP2017086325A (ja) カート用バッテリボックスおよびカート
JP4623821B2 (ja) 医療電子機器用カート
TWM362441U (en) An electric device having a power supply device
JP5992720B2 (ja) 什器
KR20110064278A (ko) 배터리 팩이 구비된 이동식 의료용 모니터
JP2012019875A (ja) 什器システム
CN214315023U (zh) 一种方便移动的高压开关电源
CN213047779U (zh) 一种神经内科用病床
CN210347781U (zh) 一种移动式电磁辐射监测装置
CN208891836U (zh) 智能桌
EP1269961A3 (en) Wall unit for medical institutions

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6096604

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250