本発明は周辺機器及びその同期方法に関するものであり、特にホストに結合するのに適用する周辺機器及びその同期方法に関するものである。
近年、コンピューター技術が発達しているため、コンピューターの応用も多様になってきて、コンピューターは生活に不可欠な設備である。特に、ユーザーは周辺機器をコンピューターに結合してコンピューターの付加機能を拡充することができるため、コンピューターから派生した周辺機器も多様になってきて、例えば、マウス、キーボード、イヤホン、ヘッドホンやスピーカーなどがますます多様化している。
ところで、周辺機器は、視覚上の光学的効果を発生するように発光素子を備えることがある。また、周辺機器は、周辺機器の熱を放熱させるようにファンを備えることがある。
本発明の目的は周辺機器及びその同期方法を提供することにある。
本発明に係る周辺機器の同期方法は、ホストに接続され且つ第1の動作パターンで運転する第1の周辺機器、及び第2の周辺機器を含む周辺機器の同期方法であって、第2の周辺機器がホストに接続された時、第2の周辺機器はホストから同期信号を取得するステップと、第2の周辺機器は同期信号に基づいて第1の動作パターンと同じである第2の動作パターンで運転するステップと、を含む。
本発明の一実施例において、上記同期信号はホストにインストールされた検知プログラムにより提供され、検知プログラムが同期信号を生成するステップは、第2の周辺機器がホストに接続された時、問い合せ信号(inquiry signal)を第1の周辺機器に出力するステップと、第1の周辺機器が問い合せ信号に対して応答したアクナリッジ信号(acknowledge signal)を受信するステップと、アクナリッジ信号に基づいて同期信号を生成して第2の周辺機器に提供するステップと、を含む。
本発明の一実施例において、上記同期信号はホストにインストールされた検知プログラムにより提供され、検知プログラムが同期信号を生成するステップは、第2の周辺機器がホストに接続された時、第1の周辺機器及び第2の周辺機器を同期的に初期化して再起動させるようにリセット指令である同期信号を第1の周辺機器及び第2の周辺機器にそれぞれ出力するステップを含む。
本発明に係る周辺機器は、ホストに接続するのに適用する周辺機器であって、ホストに接続され且つ第1の動作パターンで運転する第1の周辺機器と、マイクロプロセッサ及びメモリを備える第2の周辺機器と、を備え、メモリはマイクロプロセッサが実行するプログラムコードを格納して、第2の周辺機器がホストに接続された時、第2の周辺機器がホストから同期信号を取得するステップと、第2の周辺機器が同期信号に基づいて第1の動作パターンと同じである第2の動作パターンで運転するステップと、を実行させる。
本発明の具体的な手段は第1及び第2の周辺機器を含む周辺機器を利用して、第2の周辺機器がホストに接続された時、第2の周辺機器がホストから同期信号を取得して該同期信号に基づいて第1の動作パターンと同じである第2の動作パターンで運転することによって、周辺機器の運転の一致性を向上させる。
本発明に係る一実施例における周辺機器の模式図である。
本発明に係る別の実施例における周辺機器の模式図である。
本発明に係る別の実施例における周辺機器の同期方法のフローチャートである。
本発明に係る別の実施例における周辺機器の同期方法のフローチャートである。
本発明に係る別の実施例における周辺機器の同期方法のフローチャートである。
本発明に係る別の実施例における周辺機器の同期方法のフローチャートである。
前記の概説及び以下の実施例はいずれも本発明の技術手段と達成効果について更なる説明をするためのものであり、それらに述べられる実施例及び図面は参照しながら本発明を説明するためだけで、本発明を制限するものではない。
(実施例)
図1は本発明に係る一実施例における周辺機器の模式図である。図1に示すように、ホストに結合するのに適用する周辺機器は例えば第1の周辺機器及び第2の周辺機器を含む。第1の周辺機器はホストに接続され、第1の動作パターンで運転される。ホストは、例えばパソコン本体、ノートパソコン、タブレット型コンピューター、携帯通信機器や個人情報端末(Personal Digital Assistant、PDA)などのものである。本実施例はホストの態様を制限するものではない。説明の便宜上、ホストとして、本実施例ではパソコン本体9を採用して説明する。
周辺機器係はパソコン本体9から派生した製品である。第1と第2の周辺機器はそれぞれ例えばキーボード、マウス、イヤホン、ヘッドホン、ヘッドホンマイク、スピーカー、ウェブカメラやコードホルダー(bungee)である。説明の便宜上、本実施例において、第1の周辺機器としてはキーボード10、第2の周辺機器としてはマウス12を採用して説明する。なお、他の実施例において、第1と第2の周辺機器はそれぞれ例えば無線キーボード、無線マウス、無線イヤホン、無線ヘッドホン、ヘッドホンマイク、スピーカー、ウェブカメラやコードホルダー(bungee)である。また、第1の周辺機器と第2の周辺機器は同じものであっても良く、異なるものであってもよい。本実施例は第1と第2の周辺機器の態様を制限するものではない。
また、第1の動作パターンの運転方式とはキーボード10の発光素子の発光頻度、発光色の変化及び/又はファンの回転速度を指し、或いはゲームに用いられるゲーム設定指令を指す。説明の便宜上、本実施例の第1の動作パターンは、ムード照明を作り出すようにキーボード10の発光素子を毎分15回の発光頻度で点滅させたり又は例えば黄色光、緑色光、赤色光の順で変化させたり、若しくはキーボード10のファンを例えば毎分60回転の回転速度で運転させたりすることを指す。若しくは、キーボード10がプロレベルプレーヤー設定、エキスパートレベルプレーヤー設定及びノーマルレベルプレーヤー設定を有する場合、第1の動作パターンは例えばプロレベルプレーヤー設定である。本実施例は第1の動作パターンの態様を制限するものではない。
次に、キーボード10がパソコン本体9に接続されている状態でマウス12がパソコン本体9に接続された時、マウス12はパソコン本体9から同期信号を取得して、当該同期信号に基づいて第2の動作パターンで運転する。なお、第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じである。また、マウス12はマイクロプロセッサ120及びメモリ122を備える。メモリ122はマイクロプロセッサ120が実行するプログラムコードを格納して、マイクロプロセッサ120を以下のステップを実行させる。すなわち、マウス12がパソコン本体9に接続された時、マウス12のマイクロプロセッサ120はパソコン本体9から同期信号を取得して、当該同期信号に基づいて第2の動作パターンで運転する。なお、第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じである。また、第2の動作パターンとはマウス12の発光素子の発光頻度、発光色の変化及び/又はファンの回転速度を指し、或いはゲームに用いられるゲーム設定指令を指す。本実施例は第2の動作パターンの態様を制限するものではない。
詳しく言えば、マイクロプロセッサ120はメモリ122と結合している。マイクロプロセッサ120は例えば中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)又はマイクロコントローラー(Micro Control Unit、MCU)等であり、マウス12内の各素子の間の信号計算と処理を実行する。本実施例はマイクロプロセッサ120の態様を制限するものではない。メモリ122は例えば不揮発性メモリにより構成され、例えばフラッシュメモリ(Flash Memory)又は電気的消去書込み可能な読出し専用メモリ(Electrically Erasable/Programmable Read Only Memory、EEPROM)である。本実施例はメモリ122の態様を制限するものではない。
同期信号は例えばキーボード10の発光素子の発光頻度を指示してマウス12の発光素子を同期的に作動させる信号である。マイクロプロセッサ120が同期信号を受信すると、マイクロプロセッサ120は発光素子を制御するためのプログラムコードを実行し、これにより、マウス12の発光素子はキーボード10の発光素子に同期的に作動するようになり、一致の点滅発光を達成する。他の実施例では、同期信号は例えばキーボード10の発光素子の発光色の変化及び/又はファンの回転速度、及び/又はキーボード10がゲームに用いられる第1の動作パターンを指示して、マウス12に同期的に作動させる信号である。本実施例は同期信号の態様を制限するものではない。
また、マウス12のマイクロプロセッサ120がパソコン本体9から同期信号を取得するのは、例えばパソコン本体9にインストールされた検知プログラム、又はマウス12内のファームウエア(firmware)により実現される。本実施例はマウス12がパソコン本体9から同期信号を取得する方式を制限するものではない。
例えば、同期信号はパソコン本体9にインストールされた検知プログラムにより提供され、当該検知プログラムが同期信号を生成するのには以下のステップを含む。すなわち、マウス12がパソコン本体9に接続された時、問い合せ信号をキーボード10に出力し、もちろん、キーボード10は問い合せ信号に基づいてアクナリッジ信号を応答する。パソコン本体9はキーボード10より応答したアクナリッジ信号を受信すると、アクナリッジ信号に基づいて同期信号を生成してマウス12に提供する。
又は、例えば、同期信号はパソコン本体9にインストールされた検知プログラムにより提供され、且つ検知プログラムが同期信号を生成するためには以下のステップを含む。すなわち、マウス12がパソコン本体9に接続された時、パソコン本体9はキーボード10とマウス12にそれぞれ同期信号を出力し、当該同期信号はリセット指令であり、キーボード10及びマウス12を同期的に初期化して再起動させる。
また、本発明はマウス12のファームウエアにより、同期信号を取得する方式を実現する。例えば、マウス12がパソコン本体9に接続された時、マウス12はキーボード装置へとシミュレーションしてパソコン本体9から同期信号を取得する。この場合、マウス12はパソコン本体9からマウス12に出力したキーボードランプ信号制御指令を受信して該キーボードランプ信号制御指令を同期信号とする。当該キーボードランプ信号制御指令はリセット指令である。マウス12がパソコン本体9から同期信号を取得した同時に、キーボード10もパソコン本体9から同期信号を同期的に取得する。
上記に基づいて、まず、ユーザーはキーボード10をパソコン本体9に結合し、キーボード10の発光素子は毎分15回の発光頻度で点滅する。そして、ユーザーはさらにマウス12をパソコン本体9に結合する。この時、マウス12はパソコン本体9から同期信号を取得して当該同期信号に基づいて第2の動作パターンで運転する。当該第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じであるため、マウス12の発光素子も毎分15回の発光頻度で点滅する。これにより、キーボード10及びマウス12の発光素子は同じ発光頻度で同期的に運転する。
特に、他の実施例では、キーボード10は例えばプロレベルプレーヤー設定、エキスパートレベルプレーヤー設定及びノーマルレベルプレーヤー設定を有する。もちろん、異なるレベルのプレーヤーについてキーボード10のキーの応答速度を設定することができる。第1の動作パターンは例えばプロレベルプレーヤー設定である。マウス12がパソコン本体9に接続された時、マウス12はパソコン本体9から同期信号を取得して当該同期信号に基づいて第2の動作パターンで運転し、当該第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じであるため、マウス12もプロレベルプレーヤー設定を行うことになる。例えば、マウス12のキー応答操作指令のポーリングレート(Polling Rate)はプロレベルプレーヤーに設定され、そこで、コンピューターゲームにおいて、キーボード10とマウス12はプロレベルプレーヤー設定の第1及び第2の動作パターンで同期的に運転する。
上記の周辺機器は異なる態様により実施することができる。例えば、図2は本発明に係る別の実施例における周辺機器の運転模式図である。図2に示すように、本実施例は前記実施例の周辺機器と類似し、例えば第2の周辺機器も同期信号に基づいて第2の動作パターンで運転することができ、当該第2の動作パターンも第1の動作パターンと同じである。
しかし、図2に示す周辺機器は第1の周辺機器、第2の周辺機器及び第3の周辺機器を含み、第1、第2及び第3の周辺機器はそれぞれ順序でホストに接続されている。説明の便宜上、本実施例のホストは例えばノートパソコン29、第1の周辺機器は例えばマウス20、第2の周辺機器は例えばコードホルダー22、第3の周辺機器は例えばヘッドホン24である。本実施例はホスト、第1、第2及び第3の周辺機器の態様を制限するものではない。
より詳しく言うと、まず、マウス20がノートパソコン29に接続され、マウス20の発光素子は第1の動作パターンで運転する。そして、コードホルダー22がノートパソコン29に接続された時、コードホルダー22はノートパソコン29から同期信号を取得して、コードホルダー22の発光素子は同期信号に基づいて第2の動作パターンで運転する。当該第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じである。これにより、マウス20及びコードホルダー22の発光素子は同期になり、且つ一致の発光頻度を有する。
また、ヘッドホン24がノートパソコン29に接続された時、ヘッドホン24はノートパソコン29から同期信号を取得して、ヘッドホン24の発光素子は同期信号に基づいて第3の動作パターンで運転する。当該第3の動作パターンは第1の動作パターンと同じである。これにより、マウス20、コードホルダー22及びヘッドホン24の発光素子は一致の発光頻度を有する。他の実施例では、周辺機器は4つ、5つ又はそれより多くの周辺機器を含んでもよい。本実施例は周辺機器の態様と周辺機器の数を制限するものではない。
次に、周辺機器の同期方法の作動についてさらに説明する。
図3は本発明に係る別の実施例における周辺機器の同期方法のフローチャートである。図3に示すように、周辺機器の同期方法では、ステップS301において、第1の周辺機器はホストに接続され且つ第1の動作パターンで運転する。
次に、ステップS303において、第2の周辺機器はホストに接続された時である。実際には、第2の周辺機器はUSB(Universal Serial Bus;ユニバーサル・シリアル・バス)、音源端子、TRS端子又は高精細度マルチメディアインターフェース(High Definition Multimedia Interface、HDMI(登録商標))等のインターフェースを介してホストに接続されることができ、これにより、ホストは第2の周辺機器を検知することができる。
ステップS305において、第2の周辺機器はホストから同期信号を取得する。実際には、第2の周辺機器はホストにインストールされた検知プログラム、又は第2の周辺機器そのもの内部のファームウエアにより同期信号を取得することができる。例えば、検知プログラムは同期信号を第2の周辺機器に提供し、当該同期信号は例えば第1の周辺機器の運転を指示して第2の周辺機器を同期的に運転させる信号、又は第1及び第2の周辺機器をリセットして運転させる信号、或いは第2の周辺機器がキーボード装置へとシミュレーションして受信するリセット信号である。また、第2の周辺機器はホストに有線接続又は無線接続することができる。これにより、ホストから同期信号を取得する。本実施例は第2の周辺機器がホストから同期信号を取得する方式を制限するものではない。
ステップS307において、第2の周辺機器は同期信号に基づいて第2の動作パターンで運転し、当該第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じである。実際には、第2の動作パターンの運転方式とは第2の周辺機器の発光素子の発光頻度、発光色の変化及び/又はファンの回転速度を指し、或いはゲームに用いられるゲーム設定指令を指す。もし第2の周辺機器は同期信号を受信していない場合、第2の動作パターンは第1の動作パターンと異なる。一方、第2の周辺機器は同期信号を受信した場合、第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じとなる。
実際には、同期信号は第1の周辺機器の運転状態を指示して第2の周辺機器を同期的に運転させる信号である。例えば、第1の周辺機器の発光素子は時間周期指令に基づいて点滅し、当該時間周期指令は発光素子を例えば参考タイミングから6秒ごとに発光させ、そこで、第2の周辺機器は同期信号に基づいて第2の動作パターンで運転し、当該第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じであり、これにより、第2の周辺機器の発光素子も前記時間周期指令に基づいて点滅する。
また、同期信号はリセット指令であってもよく、第1の周辺機器及び第2の周辺機器を同期的に初期化して再起動させる。例えば、同期信号はリセットの時間周期指令であり、当該リセットの時間周期指令は発光素子を例えば参考タイミングから8秒ごとに発光させ、そこで、第1及び第2の周辺機器は同期信号に基づいてそれぞれ第1及び第2の動作パターンで運転し、当該第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じであり、これにより、第1及び第2の周辺機器の発光素子も同期的に前記時間周期指令に基づいて点滅する。本実施例は同期信号の態様を制限するものではない。
当業者にさらに理解させるために、ここで別の実施例に係る周辺機器の同期方法を提供する。本実施例に係る周辺機器の同期方法はホストにインストールされた検知プログラムにより実現される。
図4は本発明に係る別の実施例における周辺機器の同期方法のフローチャートである。図4に示すように、周辺機器の同期方法では、ステップS401において、第1の周辺機器はホストに接続され且つ第1の動作パターンで運転する。
次に、ステップS403において、第2の周辺機器はホストに接続される。ここでの操作と作用は前記の実施例で説明されたものと同じため、説明を省略する。
ステップS405において、ホストにインストールされた検知プログラムは問い合せ信号を第1の周辺機器に出力する。実際には、ホストは第2の周辺機器を検知すると、検知プログラムは自動的に起動して問い合せ信号を第1の周辺機器に出力する。なお、問い合せ信号は第1の周辺機器の状態を問い合わせるための信号である。第1の周辺機器は問い合せ信号を受信すると、当該問い合せ信号に基づいて応答の動作を起動し、これにより、第1の周辺機器はアクナリッジ信号をホストに応答することができる。
次に、ステップS407において、検知プログラムは第1の周辺機器が問い合せ信号に対して応答したアクナリッジ信号を受信するかを判断する。実際には、アクナリッジ信号は第1の周辺機器の状態を指示するとともにホストに報告するための信号であり、これにより、検知プログラムは第1の周辺機器の状態を指示するアクナリッジ信号を取得したかを判断する。判断結果は「はい」の場合、ステップS409に進む。判断結果は「いいえ」の場合、ステップS405に戻って、検知プログラムは問い合せ信号を第1の周辺機器に出力する。
ステップS409において、検知プログラムはアクナリッジ信号に基づいて同期信号を生成して第2の周辺機器に提供する。実際には、検知プログラムが第1の周辺機器の状態を指示するアクナリッジ信号を受信すると、検知プログラムは第1の周辺機器の状態を得て、そこで、検知プログラムは第1の周辺機器の状態に基づいて同期信号を生成して第2の周辺機器に提供する。
次に、ステップS411において、第2の周辺機器はホストから同期信号を取得し、且つステップS413において、第2の周辺機器は同期信号も基づいて第2の動作パターンで運転し、当該第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じである。
詳しく言えば、検知プログラムが受信したアクナリッジ信号は第1の周辺機器の第1の動作パターンの運転方式を指示し、また第2の周辺機器が受信した同期信号は第1の周辺機器の第1の動作パターンの運転方式を指示する。これによると、検知プログラムはアクナリッジ信号に基づいて第1の周辺機器の第1の動作パターンの運転方式を得て、第2の周辺機器は同期信号に基づいて第1の周辺機器の第1の動作パターンの運転方式を得て、そこで、第2の周辺機器は第2の動作パターンの運転方式を変更して第1の動作パターンの運転方式に一致する。すると、第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じとなる。
次に、前記の周辺機器の同期方法は異なるフローにより実施することができることを説明する。
図5は本発明に係る別の実施例における周辺機器の同期方法のフローチャートである。図5に示すように、本実施例は前記の実施例に係る周辺機器の同期方法と類似し、例えば、周辺機器の同期方法も同期信号に基づいて第1及び第2周辺機器の動作パターンを同期させることができる。本実施例の周辺機器の同期方法は、ステップS501において、第1の周辺機器はホストに接続され且つ第1の動作パターンで運転する。次に、ステップS503において、第2の周辺機器はホストに接続される。ここでの操作と作用は前記の実施例で説明されたものと同じため、説明を省略する。
ステップS505において、ホストにインストールされた検知プログラムは同期信号を第1の周辺機器及び第2の周辺機器にそれぞれ出力する。実際には、同期信号は第1の周辺機器的第1の動作パターン及び第2の周辺機器の第2の動作パターンが同期的に運転するように指示する信号である。ホストの検知プログラムは第2の周辺機器を検知すると、新しく接続された装置を検知した旨を示す信号に基づいて同期信号を生成する。これにより、検知プログラムは同期信号を第1及び第2の周辺機器に出力する。
ステップS507において、同期信号はリセット指令であり、第1の周辺機器及び第2の周辺機器を同期的に初期化して再起動させ、当該第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じである。実際には、同期信号は例えば周辺機器の運転時間、参考基準時間、頻度、回転速度、設定パターンやデューティ等の運転のリセット指令であり、そこで、第1の周辺機器及び第2の周辺機器は同期信号を受信すると、第1及び第2の周辺機器は同期的に初期化して再起動し、これにより、第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じとなる。
例えば、同期信号は例えば周辺機器が同期的に初期化して再起動するように指示する信号であり、そこで、第1及び第2の周辺機器は同期的に初期化して再起動する。例えば、第1の周辺機器の発光素子は毎分15回の発光頻度で運転し、第2の周辺機器の発光素子は毎分20回の発光頻度で運転するが、同期信号は周辺機器の発光素子が毎分25回の発光頻度で運転するように指示し、これにより、第1及び第2の周辺機器は同期的に初期化して再起動し、第1及び第2の周辺機器の発光素子を毎分25回の発光頻度で同期的に運転させる。
他の実施例では、同期信号は第1又は第2の動作パターンのリセット信号に基づいてもよい。例えば、第1の周辺機器の発光素子は毎分15回の発光頻度で運転し、第2の周辺機器の発光素子は毎分20回の発光頻度で運転するが、同期信号は第1の動作パターンに基づくことができ、周辺機器の発光素子が毎分15回の発光頻度で運転するように指示し、又は同期信号は第2の動作パターンに基づくことができ、周辺機器の発光素子が毎分20回の発光頻度で運転するように指示する。もちろん、検知プログラムは第2の周辺機器を検知した時、第1又は第2の動作パターンの運転方式の信号を取得してもよい。本実施例は同期信号の態様を制限するものではない。
当業者にさらに理解させるため、ここで別の実施例に係る周辺機器の同期方法を提供する。本実施例に係る周辺機器の同期方法は第2の周辺機器そのもののファームウエアにより実現される。
図6は本発明に係る別の実施例における周辺機器の同期方法のフローチャートである。図6に示すように、ステップS601において、第1の周辺機器はホストに接続され、且つ第1の周辺機器は第1の動作パターンで運転する。
次に、ステップS603において、第2の周辺機器がホストに接続された時、第2の周辺機器はキーボード装置へとシミュレーションする。実際には、第2の周辺機器そのもののファームウエアはキーボード装置へとシミュレーションする機能を有する。キーボード装置がホストに接続された時、ホストはキーボードランプ信号制御指令をキーボード装置に出力し、本発明はこのような、キーボード装置がホストに接続された時の信号の動作特性を利用するため、キーボード装置へとシミュレーションする第2の周辺機器がホストに接続されると、ホストはキーボード装置へとシミュレーションする第2の周辺機器を検知し、そこで、ホストはキーボードランプ信号制御指令を第2の周辺機器に出力する。
ステップS605において、第2の周辺機器はホストから第2の周辺機器に出力したキーボードランプ信号制御指令を受信して該キーボードランプ信号制御指令を同期信号とする。次に,ステップS607において、第2の周辺機器がホストから同期信号を取得した同時に、第1の周辺機器もホストから同期信号を同期的に取得する。
実際には、キーボードランプ信号制御指令はキーボードをリセットさせるのを指示する指令である。そこで、ホストはキーボードランプ信号制御指令を第1及び第2の周辺機器に出力し、且つ第1の周辺機器は例えばキーボードである場合、第1の周辺機器はキーボードランプ信号制御指令に基づいて第1の動作パターンをリセットさせる。それと同時に、例えばマウスである第2の周辺機器はキーボード装置へとシミュレーションするため、第2の周辺機器はキーボードランプ信号制御指令を受信することができ、且つ受信したキーボードランプ信号制御指令の時間や特徴に基づいて第2の周辺機器の第2の動作パターンをリセットさせる。
ステップS609において、第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じであり、操作と作用は前記の実施例で説明されたものと同じため、説明を省略する。
以上により、本発明は周辺機器を利用して、当該周辺機器は第1及び第2の周辺機器を含み、第1の周辺機器は先にホストに接続され、そして、第2の周辺機器はホストに接続された時、第2の周辺機器はホストから同期信号を取得して当該同期信号に基づいて第2の動作パターンで運転し、当該第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じであり、これにより、周辺機器の運転の一致性を向上させる。また、第2の周辺機器がホストから同期信号を取得する方式は、ホストにインストールされた検知プログラム、又は第2の周辺機器内のファームウエアにより実現されることができる。これによって、本発明の周辺機器の操作利便性は向上する。
なお、上記内容は本発明の実施例に過ぎず、本発明の特許請求の範囲を限定するものではない。
8 モニター
9 パソコン本体
10 キーボード
12,20 マウス
120 マイクロプロセッサ
122 メモリ
22 コードホルダー
24 ヘッドホン
29 ノートパソコン
本発明は周辺機器及びその同期方法に関するものであり、特にホストに結合するのに適用する周辺機器及びその同期方法に関するものである。
近年、コンピューター技術が発達しているため、コンピューターの応用も多様になってきて、コンピューターは生活に不可欠な設備である。特に、ユーザーは周辺機器をコンピューターに結合してコンピューターの付加機能を拡充することができるため、コンピューターから派生した周辺機器も多様になってきて、例えば、マウス、キーボード、イヤホン、ヘッドホンやスピーカーなどがますます多様化している。
ところで、周辺機器は、視覚上の光学的効果を発生するように発光素子を備えることがある。また、周辺機器は、周辺機器の熱を放熱させるようにファンを備えることがある。
本発明の目的は周辺機器及びその同期方法を提供することにある。
本発明に係る周辺機器の同期方法は、ホストに接続され且つ第1の動作パターンで動作する第1の周辺機器、及び第2の周辺機器を含む周辺機器の同期方法であって、第2の周辺機器がホストに接続された時、第2の周辺機器はホストから同期信号を取得するステップと、第2の周辺機器は同期信号に基づいて第1の動作パターンと同じである第2の動作パターンで動作するステップと、を含み、上記同期信号はホストにインストールされた検知プログラムにより提供され、検知プログラムが同期信号を生成するステップは、第2の周辺機器がホストに接続された時、問い合せ信号(inquiry signal)を第1の周辺機器に出力するステップと、第1の周辺機器が問い合せ信号に対して応答したアクナリッジ信号(acknowledge signal)を受信するステップと、アクナリッジ信号に基づいて同期信号を生成して第2の周辺機器に提供するステップと、を含む。
本発明の一実施例において、ホストに接続され且つ第1の動作パターンで動作する第1の周辺機器、及び第2の周辺機器を含む周辺機器の同期方法であって、第2の周辺機器がホストに接続された時、第2の周辺機器はホストから同期信号を取得するステップと、第2の周辺機器は同期信号に基づいて第1の動作パターンと同じである第2の動作パターンで動作するステップと、を含み、上記同期信号はホストにインストールされた検知プログラムにより提供され、検知プログラムが同期信号を生成するステップは、第2の周辺機器がホストに接続された時、第1の周辺機器及び第2の周辺機器を同期的に初期化して再起動させるようにリセット指令である同期信号を第1の周辺機器及び第2の周辺機器にそれぞれ出力するステップを含む。
本発明に係る周辺機器は、ホストに接続するのに適用する周辺機器であって、ホストに接続され且つ第1の動作パターンで動作する第1の周辺機器と、マイクロプロセッサ及びメモリを備える第2の周辺機器と、を備え、メモリはマイクロプロセッサが実行するプログラムコードを格納して、第2の周辺機器がホストに接続された時、第2の周辺機器がホストから同期信号を取得するステップと、第2の周辺機器が同期信号に基づいて第1の動作パターンと同じである第2の動作パターンで動作するステップと、を実行させ、上記同期信号はホストにインストールされた検知プログラムにより提供され、検知プログラムが同期信号を生成するステップは、第2の周辺機器がホストに接続された時、問い合せ信号(inquiry signal)を第1の周辺機器に出力するステップと、第1の周辺機器が問い合せ信号に対して応答したアクナリッジ信号(acknowledge signal)を受信するステップと、アクナリッジ信号に基づいて同期信号を生成して第2の周辺機器に提供するステップと、を含む。
本発明の具体的な手段は第1及び第2の周辺機器を含む周辺機器を利用して、第2の周辺機器がホストに接続された時、第2の周辺機器がホストから同期信号を取得して該同期信号に基づいて第1の動作パターンと同じである第2の動作パターンで動作することによって、周辺機器の動作の一致性を向上させる。
本発明に係る一実施例における周辺機器の模式図である。
本発明に係る別の実施例における周辺機器の模式図である。
本発明に係る別の実施例における周辺機器の同期方法のフローチャートである。
本発明に係る別の実施例における周辺機器の同期方法のフローチャートである。
本発明に係る別の実施例における周辺機器の同期方法のフローチャートである。
本発明に係る別の実施例における周辺機器の同期方法のフローチャートである。
前記の概説及び以下の実施例はいずれも本発明の技術手段と達成効果について更なる説明をするためのものであり、それらに述べられる実施例及び図面は参照しながら本発明を説明するためだけで、本発明を制限するものではない。
(実施例)
図1は本発明に係る一実施例における周辺機器の模式図である。図1に示すように、ホストに結合するのに適用する周辺機器は例えば第1の周辺機器及び第2の周辺機器を含む。第1の周辺機器はホストに接続され、第1の動作パターンで動作される。ホストは、例えばパソコン本体、ノートパソコン、タブレット型コンピューター、携帯通信機器や個人情報端末(Personal Digital Assistant、PDA)などのものである。本実施例はホストの態様を制限するものではない。説明の便宜上、ホストとして、本実施例ではパソコン本体9を採用して説明する。
周辺機器係はパソコン本体9から派生した製品である。第1と第2の周辺機器はそれぞれ例えばキーボード、マウス、イヤホン、ヘッドホン、ヘッドホンマイク、スピーカー、ウェブカメラやコードホルダー(bungee)である。説明の便宜上、本実施例において、第1の周辺機器としてはキーボード10、第2の周辺機器としてはマウス12を採用して説明する。なお、他の実施例において、第1と第2の周辺機器はそれぞれ例えば無線キーボード、無線マウス、無線イヤホン、無線ヘッドホン、ヘッドホンマイク、スピーカー、ウェブカメラやコードホルダー(bungee)である。また、第1の周辺機器と第2の周辺機器は同じものであっても良く、異なるものであっても良い。本実施例は第1と第2の周辺機器の態様を制限するものではない。
また、第1の動作パターンの動作方式とはキーボード10の発光素子の発光頻度、発光色の変化及び/又はファンの回転速度を指し、或いはゲームに用いられるゲーム設定指令を指す。説明の便宜上、本実施例の第1の動作パターンは、ムード照明を作り出すようにキーボード10の発光素子を毎分15回の発光頻度で点滅させたり又は例えば黄色光、緑色光、赤色光の順で変化させたり、若しくはキーボード10のファンを例えば毎分60回転の回転速度で動作させたりすることを指す。若しくは、キーボード10がプロレベルプレーヤー設定、エキスパートレベルプレーヤー設定及びノーマルレベルプレーヤー設定を有する場合、第1の動作パターンは例えばプロレベルプレーヤー設定である。本実施例は第1の動作パターンの態様を制限するものではない。
次に、キーボード10がパソコン本体9に接続されている状態でマウス12がパソコン本体9に接続された時、マウス12はパソコン本体9から同期信号を取得して、当該同期信号に基づいて第2の動作パターンで動作する。なお、第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じである。また、マウス12はマイクロプロセッサ120及びメモリ122を備える。メモリ122はマイクロプロセッサ120が実行するプログラムコードを格納して、マイクロプロセッサ120を以下のステップを実行させる。すなわち、マウス12がパソコン本体9に接続された時、マウス12のマイクロプロセッサ120はパソコン本体9から同期信号を取得して、当該同期信号に基づいて第2の動作パターンで動作する。なお、第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じである。また、第2の動作パターンとはマウス12の発光素子の発光頻度、発光色の変化及び/又はファンの回転速度を指し、或いはゲームに用いられるゲーム設定指令を指す。本実施例は第2の動作パターンの態様を制限するものではない。
詳しく言えば、マイクロプロセッサ120はメモリ122と結合している。マイクロプロセッサ120は例えば中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)又はマイクロコントローラー(Micro Control Unit、MCU)等であり、マウス12内の各素子の間の信号計算と処理を実行する。本実施例はマイクロプロセッサ120の態様を制限するものではない。メモリ122は例えば不揮発性メモリにより構成され、例えばフラッシュメモリ(Flash Memory)又は電気的消去書込み可能な読出し専用メモリ(Electrically Erasable/Programmable Read Only Memory、EEPROM)である。本実施例はメモリ122の態様を制限するものではない。
同期信号は例えばキーボード10の発光素子の発光頻度を指示してマウス12の発光素子を同期的に作動させる信号である。マイクロプロセッサ120が同期信号を受信すると、マイクロプロセッサ120は発光素子を制御するためのプログラムコードを実行し、これにより、マウス12の発光素子はキーボード10の発光素子に同期的に作動するようになり、一致の点滅発光を達成する。他の実施例では、同期信号は例えばキーボード10の発光素子の発光色の変化及び/又はファンの回転速度、及び/又はキーボード10がゲームに用いられる第1の動作パターンを指示して、マウス12に同期的に作動させる信号である。本実施例は同期信号の態様を制限するものではない。
また、マウス12のマイクロプロセッサ120がパソコン本体9から同期信号を取得するのは、例えばパソコン本体9にインストールされた検知プログラム、又はマウス12内のファームウエア(firmware)により実現される。本実施例はマウス12がパソコン本体9から同期信号を取得する方式を制限するものではない。
例えば、同期信号はパソコン本体9にインストールされた検知プログラムにより提供され、当該検知プログラムが同期信号を生成するのには以下のステップを含む。すなわち、マウス12がパソコン本体9に接続された時、問い合せ信号をキーボード10に出力し、もちろん、キーボード10は問い合せ信号に基づいてアクナリッジ信号を応答する。パソコン本体9はキーボード10より応答したアクナリッジ信号を受信すると、アクナリッジ信号に基づいて同期信号を生成してマウス12に提供する。
又は、例えば、同期信号はパソコン本体9にインストールされた検知プログラムにより提供され、且つ検知プログラムが同期信号を生成するためには以下のステップを含む。すなわち、マウス12がパソコン本体9に接続された時、パソコン本体9はキーボード10とマウス12にそれぞれ同期信号を出力し、当該同期信号はリセット指令であり、キーボード10及びマウス12を同期的に初期化して再起動させる。
また、本発明はマウス12のファームウエアにより、同期信号を取得する方式を実現する。例えば、マウス12がパソコン本体9に接続された時、マウス12はキーボード装置へとシミュレーションしてパソコン本体9から同期信号を取得する。この場合、マウス12はパソコン本体9からマウス12に出力したキーボードランプ信号制御指令を受信して該キーボードランプ信号制御指令を同期信号とする。当該キーボードランプ信号制御指令はリセット指令である。マウス12がパソコン本体9から同期信号を取得した同時に、キーボード10もパソコン本体9から同期信号を同期的に取得する。
上記に基づいて、まず、ユーザーはキーボード10をパソコン本体9に結合し、キーボード10の発光素子は毎分15回の発光頻度で点滅する。そして、ユーザーはさらにマウス12をパソコン本体9に結合する。この時、マウス12はパソコン本体9から同期信号を取得して当該同期信号に基づいて第2の動作パターンで動作する。当該第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じであるため、マウス12の発光素子も毎分15回の発光頻度で点滅する。これにより、キーボード10及びマウス12の発光素子は同じ発光頻度で同期的に動作する。
特に、他の実施例では、キーボード10は例えばプロレベルプレーヤー設定、エキスパートレベルプレーヤー設定及びノーマルレベルプレーヤー設定を有する。もちろん、異なるレベルのプレーヤーについてキーボード10のキーの応答速度を設定することができる。第1の動作パターンは例えばプロレベルプレーヤー設定である。マウス12がパソコン本体9に接続された時、マウス12はパソコン本体9から同期信号を取得して当該同期信号に基づいて第2の動作パターンで動作し、当該第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じであるため、マウス12もプロレベルプレーヤー設定を行うことになる。例えば、マウス12のキー応答操作指令のポーリングレート(Polling Rate)はプロレベルプレーヤーに設定され、そこで、コンピューターゲームにおいて、キーボード10とマウス12はプロレベルプレーヤー設定の第1及び第2の動作パターンで同期的に動作する。
上記の周辺機器は異なる態様により実施することができる。例えば、図2は本発明に係る別の実施例における周辺機器の動作模式図である。図2に示すように、本実施例は前記実施例の周辺機器と類似し、例えば第2の周辺機器も同期信号に基づいて第2の動作パターンで動作することができ、当該第2の動作パターンも第1の動作パターンと同じである。
しかし、図2に示す周辺機器は第1の周辺機器、第2の周辺機器及び第3の周辺機器を含み、第1、第2及び第3の周辺機器はそれぞれ順序でホストに接続されている。説明の便宜上、本実施例のホストは例えばノートパソコン29、第1の周辺機器は例えばマウス20、第2の周辺機器は例えばコードホルダー22、第3の周辺機器は例えばヘッドホン24である。本実施例はホスト、第1、第2及び第3の周辺機器の態様を制限するものではない。
より詳しく言うと、まず、マウス20がノートパソコン29に接続され、マウス20の発光素子は第1の動作パターンで動作する。そして、コードホルダー22がノートパソコン29に接続された時、コードホルダー22はノートパソコン29から同期信号を取得して、コードホルダー22の発光素子は同期信号に基づいて第2の動作パターンで動作する。当該第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じである。これにより、マウス20及びコードホルダー22の発光素子は同期になり、且つ一致の発光頻度を有する。
また、ヘッドホン24がノートパソコン29に接続された時、ヘッドホン24はノートパソコン29から同期信号を取得して、ヘッドホン24の発光素子は同期信号に基づいて第3の動作パターンで動作する。当該第3の動作パターンは第1の動作パターンと同じである。これにより、マウス20、コードホルダー22及びヘッドホン24の発光素子は一致の発光頻度を有する。他の実施例では、周辺機器は4つ、5つ又はそれより多くの周辺機器を含んでも良い。本実施例は周辺機器の態様と周辺機器の数を制限するものではない。
次に、周辺機器の同期方法の作動についてさらに説明する。
図3は本発明に係る別の実施例における周辺機器の同期方法のフローチャートである。図3に示すように、周辺機器の同期方法では、ステップS301において、第1の周辺機器はホストに接続され且つ第1の動作パターンで動作する。
次に、ステップS303において、第2の周辺機器はホストに接続された時である。実際には、第2の周辺機器はUSB(Universal Serial Bus;ユニバーサル・シリアル・バス)、音源端子、TRS端子又は高精細度マルチメディアインターフェース(High Definition Multimedia Interface、HDMI(登録商標))等のインターフェースを介してホストに接続されることができ、これにより、ホストは第2の周辺機器を検知することができる。
ステップS305において、第2の周辺機器はホストから同期信号を取得する。実際には、第2の周辺機器はホストにインストールされた検知プログラム、又は第2の周辺機器そのもの内部のファームウエアにより同期信号を取得することができる。例えば、検知プログラムは同期信号を第2の周辺機器に提供し、当該同期信号は例えば第1の周辺機器の動作を指示して第2の周辺機器を同期的に動作させる信号、又は第1及び第2の周辺機器をリセットして動作させる信号、或いは第2の周辺機器がキーボード装置へとシミュレーションして受信するリセット信号である。また、第2の周辺機器はホストに有線接続又は無線接続することができる。これにより、ホストから同期信号を取得する。本実施例は第2の周辺機器がホストから同期信号を取得する方式を制限するものではない。
ステップS307において、第2の周辺機器は同期信号に基づいて第2の動作パターンで動作し、当該第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じである。実際には、第2の動作パターンの動作方式とは第2の周辺機器の発光素子の発光頻度、発光色の変化及び/又はファンの回転速度を指し、或いはゲームに用いられるゲーム設定指令を指す。もし第2の周辺機器は同期信号を受信していない場合、第2の動作パターンは第1の動作パターンと異なる。一方、第2の周辺機器は同期信号を受信した場合、第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じとなる。
実際には、同期信号は第1の周辺機器の動作状態を指示して第2の周辺機器を同期的に動作させる信号である。例えば、第1の周辺機器の発光素子は時間周期指令に基づいて点滅し、当該時間周期指令は発光素子を例えば参考タイミングから6秒ごとに発光させ、そこで、第2の周辺機器は同期信号に基づいて第2の動作パターンで動作し、当該第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じであり、これにより、第2の周辺機器の発光素子も前記時間周期指令に基づいて点滅する。
また、同期信号はリセット指令であってもよく、第1の周辺機器及び第2の周辺機器を同期的に初期化して再起動させる。例えば、同期信号はリセットの時間周期指令であり、当該リセットの時間周期指令は発光素子を例えば参考タイミングから8秒ごとに発光させ、そこで、第1及び第2の周辺機器は同期信号に基づいてそれぞれ第1及び第2の動作パターンで動作し、当該第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じであり、これにより、第1及び第2の周辺機器の発光素子も同期的に前記時間周期指令に基づいて点滅する。本実施例は同期信号の態様を制限するものではない。
当業者にさらに理解させるために、ここで別の実施例に係る周辺機器の同期方法を提供する。本実施例に係る周辺機器の同期方法はホストにインストールされた検知プログラムにより実現される。
図4は本発明に係る別の実施例における周辺機器の同期方法のフローチャートである。図4に示すように、周辺機器の同期方法では、ステップS401において、第1の周辺機器はホストに接続され且つ第1の動作パターンで動作する。
次に、ステップS403において、第2の周辺機器はホストに接続される。ここでの操作と作用は前記の実施例で説明されたものと同じため、説明を省略する。
ステップS405において、ホストにインストールされた検知プログラムは問い合せ信号を第1の周辺機器に出力する。実際には、ホストは第2の周辺機器を検知すると、検知プログラムは自動的に起動して問い合せ信号を第1の周辺機器に出力する。なお、問い合せ信号は第1の周辺機器の状態を問い合わせるための信号である。第1の周辺機器は問い合せ信号を受信すると、当該問い合せ信号に基づいて応答の動作を起動し、これにより、第1の周辺機器はアクナリッジ信号をホストに応答することができる。
次に、ステップS407において、検知プログラムは第1の周辺機器が問い合せ信号に対して応答したアクナリッジ信号を受信するかを判断する。実際には、アクナリッジ信号は第1の周辺機器の状態を指示するとともにホストに報告するための信号であり、これにより、検知プログラムは第1の周辺機器の状態を指示するアクナリッジ信号を取得したかを判断する。判断結果は「はい」の場合、ステップS409に進む。判断結果は「いいえ」の場合、ステップS405に戻って、検知プログラムは問い合せ信号を第1の周辺機器に出力する。
ステップS409において、検知プログラムはアクナリッジ信号に基づいて同期信号を生成して第2の周辺機器に提供する。実際には、検知プログラムが第1の周辺機器の状態を指示するアクナリッジ信号を受信すると、検知プログラムは第1の周辺機器の状態を得て、そこで、検知プログラムは第1の周辺機器の状態に基づいて同期信号を生成して第2の周辺機器に提供する。
次に、ステップS411において、第2の周辺機器はホストから同期信号を取得し、且つステップS413において、第2の周辺機器は同期信号も基づいて第2の動作パターンで動作し、当該第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じである。
詳しく言えば、検知プログラムが受信したアクナリッジ信号は第1の周辺機器の第1の動作パターンの動作方式を指示し、また第2の周辺機器が受信した同期信号は第1の周辺機器の第1の動作パターンの動作方式を指示する。これによると、検知プログラムはアクナリッジ信号に基づいて第1の周辺機器の第1の動作パターンの動作方式を得て、第2の周辺機器は同期信号に基づいて第1の周辺機器の第1の動作パターンの動作方式を得て、そこで、第2の周辺機器は第2の動作パターンの動作方式を変更して第1の動作パターンの動作方式に一致する。すると、第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じとなる。
次に、前記の周辺機器の同期方法は異なるフローにより実施することができることを説明する。
図5は本発明に係る別の実施例における周辺機器の同期方法のフローチャートである。図5に示すように、本実施例は前記の実施例に係る周辺機器の同期方法と類似し、例えば、周辺機器の同期方法も同期信号に基づいて第1及び第2周辺機器の動作パターンを同期させることができる。本実施例の周辺機器の同期方法は、ステップS501において、第1の周辺機器はホストに接続され且つ第1の動作パターンで動作する。次に、ステップS503において、第2の周辺機器はホストに接続される。ここでの操作と作用は前記の実施例で説明されたものと同じため、説明を省略する。
ステップS505において、ホストにインストールされた検知プログラムは同期信号を第1の周辺機器及び第2の周辺機器にそれぞれ出力する。実際には、同期信号は第1の周辺機器的第1の動作パターン及び第2の周辺機器の第2の動作パターンが同期的に動作するように指示する信号である。ホストの検知プログラムは第2の周辺機器を検知すると、新しく接続された装置を検知した旨を示す信号に基づいて同期信号を生成する。これにより、検知プログラムは同期信号を第1及び第2の周辺機器に出力する。
ステップS507において、同期信号はリセット指令であり、第1の周辺機器及び第2の周辺機器を同期的に初期化して再起動させ、当該第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じである。実際には、同期信号は例えば周辺機器の動作時間、参考基準時間、頻度、回転速度、設定パターンやデューティ等の動作のリセット指令であり、そこで、第1の周辺機器及び第2の周辺機器は同期信号を受信すると、第1及び第2の周辺機器は同期的に初期化して再起動し、これにより、第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じとなる。
例えば、同期信号は例えば周辺機器が同期的に初期化して再起動するように指示する信号であり、そこで、第1及び第2の周辺機器は同期的に初期化して再起動する。例えば、第1の周辺機器の発光素子は毎分15回の発光頻度で動作し、第2の周辺機器の発光素子は毎分20回の発光頻度で動作するが、同期信号は周辺機器の発光素子が毎分25回の発光頻度で動作するように指示し、これにより、第1及び第2の周辺機器は同期的に初期化して再起動し、第1及び第2の周辺機器の発光素子を毎分25回の発光頻度で同期的に動作させる。
他の実施例では、同期信号は第1又は第2の動作パターンのリセット信号に基づいてもよい。例えば、第1の周辺機器の発光素子は毎分15回の発光頻度で動作し、第2の周辺機器の発光素子は毎分20回の発光頻度で動作するが、同期信号は第1の動作パターンに基づくことができ、周辺機器の発光素子が毎分15回の発光頻度で動作するように指示し、又は同期信号は第2の動作パターンに基づくことができ、周辺機器の発光素子が毎分20回の発光頻度で動作するように指示する。もちろん、検知プログラムは第2の周辺機器を検知した時、第1又は第2の動作パターンの動作方式の信号を取得しても良い。本実施例は同期信号の態様を制限するものではない。
当業者にさらに理解させるため、ここで別の実施例に係る周辺機器の同期方法を提供する。本実施例に係る周辺機器の同期方法は第2の周辺機器そのもののファームウエアにより実現される。
図6は本発明に係る別の実施例における周辺機器の同期方法のフローチャートである。図6に示すように、ステップS601において、第1の周辺機器はホストに接続され、且つ第1の周辺機器は第1の動作パターンで動作する。
次に、ステップS603において、第2の周辺機器がホストに接続された時、第2の周辺機器はキーボード装置へとシミュレーションする。実際には、第2の周辺機器そのもののファームウエアはキーボード装置へとシミュレーションする機能を有する。キーボード装置がホストに接続された時、ホストはキーボードランプ信号制御指令をキーボード装置に出力し、本発明はこのような、キーボード装置がホストに接続された時の信号の動作特性を利用するため、キーボード装置へとシミュレーションする第2の周辺機器がホストに接続されると、ホストはキーボード装置へとシミュレーションする第2の周辺機器を検知し、そこで、ホストはキーボードランプ信号制御指令を第2の周辺機器に出力する。
ステップS605において、第2の周辺機器はホストから第2の周辺機器に出力したキーボードランプ信号制御指令を受信して該キーボードランプ信号制御指令を同期信号とする。次に,ステップS607において、第2の周辺機器がホストから同期信号を取得した同時に、第1の周辺機器もホストから同期信号を同期的に取得する。
実際には、キーボードランプ信号制御指令はキーボードをリセットさせるのを指示する指令である。そこで、ホストはキーボードランプ信号制御指令を第1及び第2の周辺機器に出力し、且つ第1の周辺機器は例えばキーボードである場合、第1の周辺機器はキーボードランプ信号制御指令に基づいて第1の動作パターンをリセットさせる。それと同時に、例えばマウスである第2の周辺機器はキーボード装置へとシミュレーションするため、第2の周辺機器はキーボードランプ信号制御指令を受信することができ、且つ受信したキーボードランプ信号制御指令の時間や特徴に基づいて第2の周辺機器の第2の動作パターンをリセットさせる。
ステップS609において、第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じであり、操作と作用は前記の実施例で説明されたものと同じため、説明を省略する。
以上により、本発明は周辺機器を利用して、当該周辺機器は第1及び第2の周辺機器を含み、第1の周辺機器は先にホストに接続され、そして、第2の周辺機器はホストに接続された時、第2の周辺機器はホストから同期信号を取得して当該同期信号に基づいて第2の動作パターンで動作し、当該第2の動作パターンは第1の動作パターンと同じであり、これにより、周辺機器の動作の一致性を向上させる。また、第2の周辺機器がホストから同期信号を取得する方式は、ホストにインストールされた検知プログラム、又は第2の周辺機器内のファームウエアにより実現されることができる。これによって、本発明の周辺機器の操作利便性は向上する。
なお、上記内容は本発明の実施例に過ぎず、本発明の特許請求の範囲を限定するものではない。
8 モニター
9 パソコン本体
10 キーボード
12,20 マウス
120 マイクロプロセッサ
122 メモリ
22 コードホルダー
24 ヘッドホン
29 ノートパソコン