JP2014236211A - 照明装置、露光装置、照明方法及びデバイス製造方法 - Google Patents

照明装置、露光装置、照明方法及びデバイス製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】照明光の照度を効率よく調整することができる照明装置、露光装置、照明方法及びデバイス製造方法を提供すること。
【解決手段】照明装置は、第1面に射出端が配置された複数の光ファイバを備え、該複数の光ファイバを介したランプ光源からのランプ光束を光射出部から射出する光伝送部と、光伝送部から射出したランプ光束をコリメートして第2面に導く第1光学系と、第1光学系を通過したランプ光束を第2面において面分割する分割部と、レーザ光源から発されたレーザ光束を導光し、光学系に導くレーザ光導光部と、を備え、レーザ光導光部は、光射出部における第1面から射出した第1の光を遮光しない位置に設けられて、レーザ光束をコリメートして第1光学系に導く第2光学系を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、照明装置、露光装置、照明方法及びデバイス製造方法に関する。
近年、情報表示装置として、液晶又は有機EL(Electro Luminescence)等の素子を用いた薄型の表示パネルが多用されている。これらの表示パネルは、薄いガラス基板に透明薄膜電極をフォトリソグラフィ手法でパターンニングすることにより製造されている。このフォトリソグラフィ手法において、マスクに形成されたパターンを感光基板(以下、基板ともいう)に投影露光してパターンニングする露光装置が知られている(例えば、特許文献1)。
米国特許第6,811,953号明細書
近年は、露光対象の微細化にともない、露光性能の向上が課題となっている。特に露光されたパターンの線幅のばらつきを低減するため、露光においては適切な照明条件を用いる必要がある。例えば、輪帯照明を小σ照明に変更する等、照明条件を切り替えて露光している。σ絞りを切り替えることにより照明条件を切り替えることができるが、小σに対応した照明絞りは、輪帯照明の絞りと比較して遮蔽されている面積が大きい。このため、照度が低下する可能性がある。照度が低下すると、同一の露光量を確保するためには、スキャン速度を低下させることになり、スループットが低下する可能性がある。スループットの低下を避けるためには、照明光の照度を向上する必要がある。また、リソグラフィー工程におけるプロセス条件からの要求で、非常に高い露光量を要求されるケースも想定される。しかしながら、ランプ光源を用いる場合、ランプ光源から照射される光量を安定して調整できる範囲は限られており、照度の向上は限定される。また、高い照度を確保するためには、ランプ光源として、より輝度が高いランプ光源を用いる必要が生じ、装置としてランニングコストの面での無駄が生じる。
本発明の態様は、照明光の照度を効率よく調整することができる照明装置、露光装置、照明方法及びデバイス製造方法を提供することを課題とする。
本発明の第1の態様に従えば、第1面に射出端が配置された複数の光ファイバを備え、該複数の光ファイバを介したランプ光源からのランプ光束を光射出部から射出する光伝送部と、前記光伝送部から射出した前記ランプ光束をコリメートして第2面に導く第1光学系と、前記第1光学系を通過した前記ランプ光束を前記第2面において面分割する分割部と、レーザ光源から発されたレーザ光束を導光し、前記第1光学系に導くレーザ光導光部と、を備え、前記レーザ光導光部は、前記光射出部における前記第1面から射出した前記ランプ光束を遮光しない位置に設けられて、前記レーザ光束をコリメートして前記第1光学系に導く第2光学系を備える照明装置が提供される。
本発明の第2の態様に従えば、所定のパターンが配置されるパターン配置面を照明する、前述の照明装置を備え、前記所定のパターンを介した光で基板を露光する、露光装置が提供される。
本発明の第3の態様に従えば、ランプ光源から発せされたランプ光束を複数に分岐し、分岐した前記ランプ光束を第1面から射出すること、射出した前記ランプ光束を第1光学系によってコリメートして第2面に導き、前記第2面において面分割すること、レーザ光源から発されたレーザ光束をコリメートして射出すること、コリメートされた前記レーザ光束を、前記第1面から射出した前記ランプ光束と重ならない位置から射出させて、前記第1光学系を通過させた後、前記第2面に導き、前記第2面において面分割すること、を含む照明方法が提供される。
本発明の第4の態様に従えば、前述した照明方法を用いて基板を露光し、露光された前記基板を現像して、転写された前記パターンに対応する露光パターン層を形成し、前記露光パターン層を介して前記基板を加工する、デバイス製造方法が提供される。
本発明の態様によれば、照明光の照度を効率よく調整することができる照明装置、露光装置、照明方法及びデバイス製造方法を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る露光装置の斜視図である。 図2は、本実施形態に係る露光装置を走査方向側から見た図である。 図3は、本実施形態に係る露光装置の側面図である。 図4は、本実施形態に係る照明装置を示す図である。 図5は、ライトガイドユニットを示す図である。 図6は、本実施形態に係る照明装置が備える導光部を示す図である。 図7は、射出部の概略構成を示す断面図である。 図8は、射出部の概略構成を示す図である。 図9は、照明装置の射出部から射出された光束の一部を示す図である。 図10は、射出部の他の例の概略構成を示す断面図である。 図11は、射出部の他の例の概略構成を示す図である。 図12は、射出部の他の例の概略構成を示す断面図である。 図13は、射出部の他の例の概略構成を示す図である。 図14は、射出部の他の例の概略構成を示す断面図である。 図15は、射出部の他の例の概略構成を示す断面図である。 図16は、本実施形態に係るデバイス製造方法の手順を示すフローチャートである。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下において、下は重力が作用する方向(鉛直方向)側であり、上は重力が作用する方向とは反対方向側である。また、以下においては、露光装置によって露光光が照射される基板が設定される平面に垂直な方向をZ軸方向、基板が設定される平面(Z軸と直交する平面)内の所定方向をX軸方向、基板が設定される平面(Z軸と直交する平面)内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向と表現する。X軸、Y軸、及びZ軸周りの回転(傾斜)方向は、それぞれ、θX方向、θY方向及びθZ方向と表現する。まず、露光装置EXの概要を説明する。
<露光装置の概要>
図1は、本実施形態に係る露光装置の斜視図である。図2は、本実施形態に係る露光装置を走査方向側から見た図である。図3は、本実施形態に係る露光装置の側面図である。図1〜3に示すように、露光装置EXは、マスクステージ1と、基板ステージ2と、マスクステージ駆動システム3と、基板ステージ駆動システム4と、照明システムISと、投影システムPSと、制御装置5とを備えている。また、露光装置EXは、ボディ13を備えている。ボディ13は、ベースプレート10と、第1コラム11と、第2コラム12とを有する。ベースプレート10は、例えばクリーンルーム内の支持面(例えば床面)FL上に防振台BLを介して配置される。第1コラム11は、ベースプレート10上に配置される。第2コラム12は、第1コラム11上に配置される。ボディ13は、投影システムPS、マスクステージ1及び基板ステージ2のそれぞれを支持する。投影システムPSは、定盤14を介して第1コラム11に支持される。マスクステージ1は、第2コラム12に対して移動可能に支持される。基板ステージ2は、ベースプレート10に対して移動可能に支持される。
本実施形態において、露光装置EXは、マスクMと基板(感光基板)PとをX軸方向に同期移動してマスクMのパターンを介した露光光ELで基板Pを走査露光するステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置(スキャニングステッパ)である。露光装置EXはこのようなものに限定されず、例えば、マスクMと基板Pとを静止した状態でマスクMのパターンを一括露光し、基板Pを順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置(ステッパ)であってもよい。
マスクMは、基板Pに投影されるデバイスのパターンが形成されたレチクルを含む。基板Pは、基材と、その基材の表面に形成された感光膜(塗布された感光剤)とを含む。基材は、大型のガラスプレートを含み、その一辺の長さ又は対角長(対角線の長さ)は、例えば500mm以上である。本実施形態においては、基板Pの基材として、一辺が約3000mmの矩形形状のガラスプレートを用いる。
露光装置EXは、照明光学系としての照明モジュールIL1〜IL7を複数個(本実施形態では7個)有する照明システムISと、投影光学系としての複数個の投影モジュールPL1〜PL7を(本実施形態では7個)有する投影システムPSとを備える。なお、照明モジュール及び投影モジュールの数は7個に限定されず、例えば、照明システムISが11個の照明モジュールを有し、投影システムPSが11個の投影モジュールを有してもよい。
照明システムISは、超高圧水銀ランプを用いたランプ光源17と、ランプ光源17から射出された光を反射する楕円鏡18と、楕円鏡18からの光のうち少なくとも一部の波長領域の光を反射するダイクロイックミラー19と、楕円鏡18が形成する光源像の近傍に配置されてダイクロイックミラー19からの光の進行を遮断可能な図示無きシャッタ装置と、光源像が形成される位置にその前側焦点が位置し、ダイクロイックミラー19からの光をほぼ平行な光束にするコリメートレンズ21A及び光源像の像を形成する集光レンズ21Bを含むリレー光学系21と、所定波長領域の光のみを通過させる不図示の干渉フィルタと、リレー光学系21からの光を分岐して、複数の照明モジュールIL1〜IL7のそれぞれに供給するライトガイドユニット23と、レーザ光束を複数の照明モジュールIL1〜IL7のそれぞれに供給するレーザ光源ユニット70と、を備えている。本実施形態では、それぞれの照明モジュールIL1〜IL7は、いずれも同様の構造である。本実施形態では、レーザ光源ユニット70は、複数の照明モジュールIL1〜IL7のそれぞれに対して1つずつ設けられている。
照明システムISは、所定の照明領域IR1〜IR7に露光光ELを照射することができる。照明システムISは、照明領域IR1〜IR7のそれぞれに配置されるマスクMの部分的な領域を、均一な照度分布の露光光ELで照明する。
本実施形態では、照明システムISから射出される露光光ELとして、例えば、超高圧水銀ランプを用いたランプ光源17から射出される輝線(g線、h線、i線)と、レーザ光源ユニット70から射出されるレーザ光束を用いる。本実施形態では、露光光ELのランプ光源17として超高圧水銀ランプを用いるが、露光光ELのランプ光源17はこれに限定されるものではない。例えば、露光光ELのランプ光源17としてキセノンランプ等を用いることができる。
投影システムPSは、露光光ELで照射されたマスクMのパターンの像を基板Pに投影するシステムである。投影システムPSが有する投影モジュールPL1〜PL7は、所定の投影領域PR1〜PR7に、それぞれ所定の倍率でパターンの像を投影する。それぞれの投影領域PR1〜PR7は、各投影モジュールPL1〜PL7から射出された露光光ELが照射される領域である。投影システムPSは、異なる7個の投影領域PR1〜PR7にそれぞれマスクMに形成されたパターン(マスクパターン)の像を投影する。投影システムPSは、基板Pのうち投影領域PR1〜PR7に配置された部分に、マスクパターンの像を所定の投影倍率で投影する。
各投影モジュールPL1〜PL7は、いずれも同様の構造なので、投影モジュールPL1を例として説明する。投影モジュールPL1は、図3に示すように、像面調整部33と、シフト調整部34と、2組の反射屈折型光学系31、32と、視野絞り35と、スケーリング調整部36とを備えている。照明領域IR1に照射され、マスクMを通過した露光光ELは、像面調整部33に入射する。像面調整部33は、投影モジュールPL1の像面の位置(Z軸、θX及びθY方向に関する位置)を調整することができる。像面調整部33は、マスクM及び基板Pに対して光学的にほぼ共役な位置に配置されている。像面調整部33は、第1光学部材33A及び第2光学部材33Bと、第2光学部材33Bに対して第1光学部材33Aを移動させることができる光学系駆動装置とを備えている。
第1光学部材33Aと第2光学部材33Bとは、気体軸受により、所定のギャップを介して対向する。第1光学部材33A及び第2光学部材33Bは、露光光ELを透過するガラス板であり、それぞれくさび形状を有する。図1に示す制御装置5は、光学系駆動装置を動作させて、第1光学部材33Aと第2光学部材33Bとの位置関係を調整することにより、投影モジュールPL1の像面の位置を調整することができる。像面調整部33を通過した露光光ELは、シフト調整部34に入射する。
シフト調整部34は、基板Pの表面におけるマスクMのパターンの像をX軸方向及びY軸方向にシフトさせることができる。シフト調整部34を透過した露光光ELは、1組目の反射屈折型光学系31に入射する。反射屈折型光学系31は、マスクMのパターンの中間像を形成する。反射屈折型光学系31から射出された露光光ELは、視野絞り35に入射する。視野絞り35は、反射屈折型光学系31により形成されるマスクパターンの中間像の位置に配置されている。視野絞り35は、投影領域PR1を規定する。本実施形態において、視野絞り35は、基板P上における投影領域PR1を台形状に規定する。視野絞り35を通過した露光光ELは、2組目の反射屈折型光学系32に入射する。
反射屈折型光学系32は、反射屈折型光学系31と同様の構造である。反射屈折型光学系32から射出された露光光ELは、スケーリング調整部36に入射する。スケーリング調整部36は、マスクパターンの像の倍率(スケーリング)を調整することができる。スケーリング調整部36を介した露光光ELは、基板Pに照射される。本実施形態において、投影モジュールPL1は、マスクパターンの像を、基板Pの表面に正立等倍で投影するが、これに限定されるものではない。例えば、投影モジュールPL1は、マスクパターンの像を拡大又は縮小したり、倒立で投影したりしてもよい。投影モジュールPL1〜PL7は、いずれも同等の構造である。
マスクステージ1は、マスクMを保持した状態で、照明領域IR1〜IR7に対して移動させる装置である。マスクステージ1は、マスクMを保持可能なマスク保持部15を有する。マスク保持部15は、マスクMを真空吸着可能なチャック機構を含み、マスクMを脱着できる。マスク保持部15は、マスクMの投影システムPS側の面(パターン形成面)とX軸及びY軸を含むXY平面とがほぼ平行となるように、マスクMを保持する。
図2に示すマスクステージ駆動システム3は、マスクステージ1を移動させるシステムである。マスクステージ駆動システム3は、例えばリニアモータを含み、第2コラム12のガイド面12G上においてマスクステージ1を移動可能である。マスクステージ1は、マスクステージ駆動システム3の作動により、マスク保持部15でマスクMを保持した状態で、ガイド面12G上を、X軸、Y軸及びθZ方向の3つの方向に移動可能である。
基板ステージ2は、基板Pを保持するとともに、パターン転写装置としての照明システムIS及び投影システムPSから照射される露光光ELの投影領域PR1〜PR7に対して基板Pを走査方向(X軸方向)に移動させる。基板ステージ2は、基板Pを保持可能な基板保持部16を有する。基板保持部16は、基板Pを真空吸着可能なチャック機構を含み、基板Pが脱着できるようになっている。基板保持部16は、基板Pの表面(露光面)とXY平面とがほぼ平行となるように、基板Pを保持する。
基板ステージ駆動システム4は、基板ステージ2を移動させるシステムである。基板ステージ駆動システム4は、例えばリニアモータを含み、ベースプレート10のガイド面10G上において基板ステージ2を移動可能である。基板ステージ2は、基板ステージ駆動システム4が動作することにより、基板保持部16で基板Pを保持した状態で、図2に示すガイド面10G上を、X軸、Y軸、Z軸、θX、θY及びθZ方向の6方向に移動可能である。
図1及び図2に示すように、干渉計システム6は、マスクステージ1の位置情報を計測するレーザ干渉計ユニット6Aと、基板ステージ2の位置情報を計測するレーザ干渉計ユニット6Bとを有する。レーザ干渉計ユニット6Aは、マスクステージ1に配置された計測ミラー1Rを用いて、マスクステージ1の位置情報を計測可能である。レーザ干渉計ユニット6Bは、基板ステージ2に配置された計測ミラー2Rを用いて、基板ステージ2の位置情報を計測可能である。本実施形態において、干渉計システム6は、レーザ干渉計ユニット6A、6Bを用いて、X軸、Y軸及びθX方向に関するマスクステージ1及び基板ステージ2それぞれの位置を計測可能である。
図3に示す第1検出システム7は、マスクMの投影システムPS側における面(パターン形成面)のZ軸方向における位置を検出する。第1検出システム7は、いわゆる斜入射方式の多点フォーカス・レベリング検出システムであり、図3に示すように、マスクステージ1に保持されたマスクMの投影システムPS側の面と対向配置される複数の検出器7A〜7Fを有する。検出器7A〜7Fのそれぞれは、検出領域MZ1〜MZ6に検出光を照射する投射部と、検出領域MZ1〜MZ6に配置されたマスクMの下面(投影システムPS側における表面)からの検出光を受光可能な受光部とを有する。第1検出システム7は、検出領域MZ1〜MZ6に配置されたマスクMの下面におけるZ軸方向の位置が変化した場合、そのマスクMの下面のZ軸方向における変位量に応じて、受光部に対する検出光の入射位置がX軸方向に変位する。検出器7A〜7Fのそれぞれは、これらの受光部に対する検出光の入射位置の変位量に対応する信号を制御装置5に出力する。制御装置5は、検出器7A〜7Fのそれぞれの受光部からの信号に基づいて、検出領域MZ1〜MZ6に配置されたマスクMの下面のZ軸方向における位置を求めることができる。
第2検出システム8は、基板Pの表面(露光面)のZ軸方向における位置を検出する。第2検出システム8は、いわゆる斜入射方式の多点フォーカス・レベリング検出システムであり、図3に示すように、基板ステージ2に保持された基板Pの表面と対向配置される複数の検出器8A〜8Hを有する。検出器8A〜8Hのそれぞれは、検出領域PZ1〜PZ8に検出光を照射する投射部と、検出領域PZ1〜PZ8に配置された基板Pの表面からの検出光を受光可能な受光部とを有する。第2検出システム8は、検出領域PZ1〜PZ8に配置された基板Pの表面におけるZ軸方向の位置が変化した場合、その基板Pの表面のZ軸方向における変位量に応じて、受光部に対する検出光の入射位置がX軸方向に変位する。検出器8A〜8Hのそれぞれは、これらの受光部に対する検出光の入射位置の変位量に対応する信号を制御装置5に出力する。制御装置5は、検出器8A〜8Hのそれぞれの受光部からの信号に基づいて、検出領域PZ1〜PZ8に配置された基板Pの表面のZ軸方向における位置を求めることができる。
アライメントシステム9は、基板Pに設けられた位置検出用のマークとしてのアライメントマークを検出し、その位置を計測する。アライメントマークの位置は、例えば、露光装置EXのXY座標系における位置である。アライメントマークは、露光によって基板Pに転写されて、基板Pの表面に設けられる。本実施形態において、アライメントシステム9は、投影システムPSに対してX軸方向(走査方向)の−X側に配置されている。
アライメントシステム9は、いわゆるオフアクシス方式のアライメントシステムである。図3に示すように、アライメントシステム9は、基板ステージ2に保持された基板Pの表面と対向配置される複数(本実施形態では6個)の検出器9A〜9Fを有する。検出器9A〜9Fのそれぞれは、検出領域SA1〜SA6に検出光を照射する投射部と、検出領域SA1〜SA6に配置されたアライメントマークの光学像を取得する顕微鏡及び受光部とを有する。検出器9A〜9F及び検出領域SA1〜SA6は、走査方向と直交する方向、すなわちY軸の方向に配列されている。
図1、図3に示すように、露光装置EXは、空間像計測装置(AIS:Airial Image Sensor)40を有している。図3に示すように、空間像計測装置40は、基準部材43と、空間像計測用受光装置46とを有している。基準部材43は、基板ステージ2の投影システムPS側における表面に配置されている。より具体的には、基準部材43は、基板ステージ2の基板保持部16に対して−X側に配置されている。基準部材43が配置される位置はこれに限定されるものではない。
基準部材43の投影システムPS側における表面44は、基板保持部16に保持された基板Pの表面とほぼ同一の平面内に配置される。また、基準部材43の表面44には、投影モジュールPL1〜PL7からの露光光ELを透過する透光部45が設けられている。基準部材43の下方(基板ステージ2の内部側)には、透光部45を透過した光が入射するレンズ系47と、レンズ系47を通過した光を受光する受光素子としての光センサ48とを有する。光センサ48は、透光部45を透過し、レンズ系47を通過した光を受光する。本実施形態において、光センサ48は、例えば、撮像素子(CCD:Charge Coupled Device)を含む。光センサ48は、受光した露光光の光量に応じた信号を制御装置5に出力する。
露光装置EXは、焦点位置検出装置49を有する。焦点位置検出装置49は、投影光学系としての投影モジュールPL1〜PL7の焦点位置に関する情報(焦点位置情報)を検出する装置である。焦点位置情報は、投影モジュールPL1〜PL7のベストフォーカスの位置に関する情報及びデフォーカスの位置に関する情報の両方を含む。本実施形態において、焦点位置検出装置49は、基板Pを載置して保持する基板保持部16に対して+X側の基板ステージ2の投影システムPS側における表面に配置されている。つまり、焦点位置検出装置49は、基板ステージ2の投影システムPS側における表面に配置されている。より具体的には、焦点位置検出装置49は、基板ステージ2の基板保持部16に対して+X側に配置されている。焦点位置検出装置49が配置される位置はこれに限定されるものではない。例えば、焦点位置検出装置49を空間像計測装置40に隣接して設けてもよい。このようにすると、空間像計測装置40が検出するパターンと焦点位置検出装置49が検出するパターンとを近接してマスクMに設けることができるので、両者を共用することも容易になる。
制御装置5は、露光装置EXの動作を制御するとともに、本実施形態に係る焦点位置検出方法及び露光方法を実行する。制御装置5は、例えば、コンピュータであり、処理部5Pと、記憶部5Mと、入出力部5IOとを有する。処理部5Pは、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。記憶部5Mは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)若しくはハードディスク装置又はこれらを組み合わせたものである。入出力部5IOは、照明システムIS、投影システムPS、干渉計システム6、アライメントシステム9、マスクステージ駆動システム3、基板ステージ駆動システム4、空間像計測装置40及び焦点位置検出装置49等の機器類と接続するためのインターフェース、入力ポート及び出力ポート等を備えている。処理部5Pは、入出力部5IOを介して露光装置EXの機器類の動作を制御したり、機器類の状態に関する情報又は機器類の出力等を取得したりする。
基板Pの露光時において、露光装置EXの動作の少なくとも一部は、予め定められている露光に関する制御情報(露光制御情報)に基づいて実行される。露光制御情報は、露光装置EXの動作を規定する制御命令群を含み、露光レシピとも呼ばれる。以下の説明において、露光に関する制御情報を適宜、露光レシピ、と称する。露光レシピは、制御装置5に予め記憶されている。少なくとも基板Pの露光時(マスクM及び基板Pに対する露光光ELの照射動作時)における露光装置EXの動作条件は、露光レシピによって予め決定されている。制御装置5は、露光レシピに基づいて、露光装置EXの動作を制御する。
露光レシピは、基板Pの露光時におけるマスクステージ1及び基板ステージ2の移動条件を含む。基板Pの露光時、制御装置5は、露光レシピに基づいて、マスクステージ1及び基板ステージ2を移動する。露光装置EXは、マルチレンズ型スキャン露光装置であり、基板Pの露光領域の露光時において、マスクM及び基板Pは、XY平面内の所定の走査方向に移動される。制御装置5は、露光レシピに基づいて、マスクMと基板Pとを走査方向に同期移動しながらマスクMの下面(投影モジュールPL1〜PL7側の面)のパターン領域(パターンが形成された領域)に露光光ELを照射して、そのパターン領域を介して基板Pの表面の露光領域に露光光ELを照射して、それら露光領域を露光する。
基板P上に設けられた複数の露光領域に対する露光処理は、露光領域を投影領域PR1〜PR7に対して基板Pの表面(XY平面)に沿って走査方向に移動させるとともに、マスクMのパターン領域を照明領域IR1〜IR7に対してマスクMの下面(XY平面)に沿って走査方向に移動させながら実行される。本実施形態においては、基板Pの走査方向(同期移動方向)をX軸方向とし、マスクMの走査方向(同期移動方向)もX軸方向とする。
例えば、基板Pの露光領域PA1を露光する場合、制御装置5は、投影領域PR1〜PR7に対して基板Pの投影領域PR1をX軸方向に移動するとともに、その基板PのX軸方向への移動と同期して、照明領域IR1〜IR7に対してマスクMのパターン領域をX軸方向に移動しながら、照明領域IR1〜IR7に露光光ELを照射して、マスクMからの露光光ELを、投影モジュールPL1〜PL7を介して投影領域PR1〜PR7に照射する。これにより、基板Pの露光領域PA1〜PR7は、投影領域PR1〜PR7に照射された露光光ELで露光され、マスクMのパターン領域に形成されたパターンの像が、基板Pの露光領域PA1に投影される。
例えば、露光領域PA1の露光が終了した後、次の露光領域(例えば露光領域PA2)を露光するために、制御装置5は、投影領域PR1〜PR7が次の露光領域PA2の露光開始位置に配置されるように、基板ステージ2を制御して、投影領域PR1〜PR7に対して基板PをXY平面内の所定方向に移動する。また、制御装置5は、照明領域IR1〜IR7がパターン領域の露光開始位置に配置されるように、マスクステージ1を制御して、照明領域IR1〜IR7に対してマスクMを移動する。そして、投影領域PR1〜PR7が露光領域PA2の露光開始位置に配置され、照明領域IR1〜IR7がパターン領域の露光開始位置に配置された後、制御装置5は、その露光領域PA2の露光を開始する。制御装置5は、マスクステージ1が保持するマスクMと基板ステージ2が保持する基板PとをX軸方向に同期移動しながら基板Pに露光光ELを照射する動作と、次の露光領域を露光するために、基板PをXY平面内の所定方向(例えばX軸方向)にステッピング移動する動作を繰り返しながら、基板P上に設けられた複数の露光領域を、マスクMに設けられたパターン及び投影モジュールPL1〜PL7を介して順次露光する。
<照明装置>
図4は、本実施形態に係る照明装置を示す図である。図5は、ライトガイドユニットを示す図である。図6は、本実施形態に係る照明装置が備える光伝送部を示す図である。図7は、光伝送部の射出部の概略構成を示す断面図である。図8は、図7に示した光伝送部の射出部を射出側から見た平面図である。図9は、照明装置の射出部から射出された光束の一部を示す図である。図4に示した照明装置50は、照明システムISの一部である。照明装置50は、図1〜図3に示す露光装置EXに備えられる。照明装置50は、ライトガイドユニット23の少なくとも一部と、照明モジュールIL(IL1〜IL7)の少なくとも一部とを含んでいる。より具体的に説明すると、本実施形態において、照明装置50は、光伝送部60と、第1光学系と見なすことのできるインプットレンズ系51と、分割部と見なすことのできるレンズアレイ52と、レーザ光源ユニット70の一部と、を含んでいる。本実施形態においては、照明装置50は、絞り53をさらに含んでいる。
光伝送部60は、ライトガイドユニット23に備えられている。図5に示すように、ライトガイドユニット23は、複数(本実施形態では3個)の入射部23I1、23I2、23I3と、複数(本実施形態では7個)の射出部(光射出部)23R1、23R2、23R3、23R4、23R5、23R6、23R7とを有している。以下において、複数の入射部23I1〜23I3、複数の射出部23R1〜23R7を区別しないときには、入射部23I、射出部23Rという。ここで、ライトガイドユニット23の射出部23Rの端面は、第1面SP1に配置されていると見なすことができる。照明装置50は、複数の射出部23Rを有することにより、図1〜図3に示すような露光装置EXの照明システムISに適用された場合には、幅方向に存在する複数の照明領域に露光光ELを照射できるという利点がある。
図4に戻って、入射部23Iには、楕円鏡18によって反射された後にダイクロイックミラー19及びリレー光学系21を通過したランプ光源17からのランプ光束が入射する。照明装置50は、複数の入射部23Iを備える。このため、ランプ光源17、楕円鏡18、ダイクロイックミラー19及びリレー光学系21の組も、それぞれの入射部23I1、23I2、23I3に対応して複数の組(本実施形態では3組)が用意される。図1に示した露光装置EXでは、ランプ光源17、楕円鏡18、ダイクロイックミラー19及びリレー光学系21が一組のみ記載したが、図4に示す照明装置50を備える場合、入射部23Iの数に対応した数のランプ光源17、楕円鏡18、ダイクロイックミラー19及びリレー光学系21を備える。
ランプ光束を分岐する光束分岐装置としてのライトガイドユニット23では、入射部23Iの数よりも射出部23Rの数の方が多くなっている。ライトガイドユニット23は、それぞれの入射部23Iに入射した光束を分岐して、それぞれの射出部23Rに導く。ライトガイドユニット23が入射した光束を分岐する構造については後述する。
入射部23Iから入射して光伝送部60によって射出部23Rに導かれた光束は、射出部23Rから射出する。射出部23Rから射出した光束は、インプットレンズ系51に入射する。インプットレンズ系51は、その前側焦点位置が光伝送部60、より具体的には光伝送部60の射出部23R、さらに具体的には第1面SP1に位置するように配置され、光伝送部60の射出部23Rから射出した光束をコリメートして第2面(所定面)SP2に導く。なお、図4においては、インプットレンズ系51を1つのレンズで示したが、複数枚のレンズを組み合わせた光学系を用いてもよい。インプットレンズ系51は、焦点距離調整機構を有し、焦点距離を変更可能としても良い。焦点距離調整機構は、例えば、インプットレンズ系51にズーム機構を設けたり、焦点距離が異なる複数のレンズを交換できる機構としたりすることができる。
インプットレンズ系51を通過し、射出したランプ光束は、レンズアレイ52に入射する。レンズアレイ52は、複数のエレメント52ELを備えている。それぞれのエレメント52ELは、第2面(所定面)SP2にレンズ面(入射面)52Iを備えている。入射面52Iは第2面SP2に配列されている。レンズアレイ52は、インプットレンズ系51を通過した光束を第2面SP2において空間的に面分割する。入射面52Iに入射した光束は、エレメント52EL毎の射出面52Eに射出部23Rの射出面の像を形成する。レンズアレイ52は、複数のエレメント52ELの射出面52E全体が平面的な光源として作用する。レンズアレイ52は、例えば、入射面52Iの後側焦点位置が射出面52Eの近傍に配置され、かつ射出面52Eの前側焦点位置が入射面52Iに設定されるフライアイレンズとしても良いが、インプットレンズ系51を通過した光束を第2面SP2において面分割できればこれに限定されない。なお、インプットレンズ系51は、光束をコリメートする第1光学系と見なすことができる。
レンズアレイ52から射出した光束は、絞り53を通過してその形状及び寸法の少なくとも一方が制限される。絞り53は、レンズアレイ52から射出した光束が適切な照明開口数となるように制限する。絞り53は特に限定されるものではないが、例えば、その開口部の形状がほぼ円形であるσ絞り、その開口部の形状がほぼ輪帯状である輪帯照明用絞り等を用いても良い。本実施形態において、照明装置50は、開口部の形状及び寸法の少なくとも一方が異なる複数の絞り53を備えている。照明装置50は、複数の絞り53を交換することにより、レンズアレイ52から射出した光束の形状及び寸法の少なくとも一方を制限する。絞り53を通過した光束は、その前側焦点位置が絞り53の設定位置に配置されたコンデンサレンズ54、55に入射する。コンデンサレンズ54、55は、入射した光束を集光してマスクMに照射する。マスクMに照射された光束は、マスクMに設けられたパターン及び投影モジュールPL(PL1〜PL7)を介して、基板P上に設けられた複数の露光領域を露光する。次に、光伝送部60についてより詳細に説明する。
図6に示すように、光伝送部60は、複数の光ファイバ61を有している。複数の光ファイバ61において、図4に示したリレー光学系21からの光束が入射する入射部23Iと、入射した光束が射出する射出部23Rとにそれぞれ複数の光ファイバ61の端部61TI、61TRが配置される。すなわち、複数の光ファイバ61は、端部61TI(以下、適宜入射端61TIという)がライトガイドユニット23の入射部23Iに配置され、端部61TR(以下、適宜射出端61TRという)がライトガイドユニット23の入射部23Rに配置される。本実施形態では、複数の入射端61TIの各端面は、それぞれの入射部23I毎に同一平面に配置されている。また、複数の射出端61TRの各端面は、それぞれ第1面SP1に配置されており、且つそれぞれの射出部23R毎に同一平面に配置されている。
入射部23Iは、光ファイバ61に光束が入射する部位である入射端61TIを少なくとも1つの群にまとめたものである。本実施形態において、入射部23Iは3個であるので、光ファイバ61の入射端61TIを3つの群にまとめる(束ねる)ことによって得られたそれぞれの入射端61TIの群(入射端群)が、それぞれの入射部23I1、23I2、23I3に配置される。
それぞれの射出部23Rは、光ファイバ61から光束が射出する部位である射出端61TRを所定数毎にまとめて複数の群としたものを少なくとも1つ含んでいる。本実施形態において、射出部23Rは7個であるので、光ファイバ61の射出端61TRは、少なくとも7つの群にまとめられる(束ねられる)。このようにして得られたそれぞれの射出端61TRの群(射出端群)は、それぞれの射出部23R1、23R2、23R3、23R4、23R5、23R6、23R7に配置される。
次に、レーザ光源ユニット70について、説明する。図4に示すように、レーザ光源ユニット70は、レーザ光源71と、レンズ72と、光ファイバ73と、レンズ74と、を備えている。ここで、レンズ72と光ファイバ73とレンズ74とを、レーザ光束を光学系に導くレーザ光導光部と見なすことができる。また、レンズ74を、レーザ光束をコリメートする第2光学系と見なすことができる。また、照明装置50は、レンズ72と、光ファイバ73と、レンズ74と、を含んでいる。
レーザ光源71は、レーザ光束を出力する発光装置である。レーザ光源71は、露光光として用いる波長又はその近傍の波長、例えば355nmの波長のレーザ光束を出力する。なお、レーザ光源71として、複数のレーザ光源を組み合わせて露光光の波長の近傍の波長域のなかで、複数の波長のレーザ光束を出力するようにしてもよい。
レンズ72は、レーザ光源71から射出されたレーザ光束の光路上に配置されており、レーザ光源71から射出されたレーザ光束を光ファイバ73の入射端に集光する。
光ファイバ73は、単線ファイバであり、入射端から入射した光束を射出端から射出する。本実施形態の光ファイバ73は、レンズ72を通過したレーザ光束が入射端から入射し、入射したレーザ光束を射出端から射出する。また、光ファイバ73の射出側の一部は、ライトガイドユニット23の射出部23Rに挿入されている。具体的には、図7に示すように、光ファイバ73の射出端は、ライトガイドユニット23の射出部23Rの光ファイバ61に囲まれている。
レンズ74は、光ファイバ73の射出面と対向する位置に配置されている。また、レンズ74は、ライトガイドユニット23の射出部23Rに挿入されている。具体的には、図7及び図8に示すように、レンズ74は、ライトガイドユニット23の射出部23Rの光ファイバ61に囲まれている。ここで、図8に示すように、レンズ74が配置されている領域には、光ファイバ61が配置されていていない。つまり、ライトガイドユニット23の複数の光ファイバ61は、レンズ74の周囲を囲うように配置されている。具体的には、複数の光ファイバ61は、レンズ74が配置されている領域80では、レンズ74が配置されている領域80の周りのみに配置され、レンズ74が配置されていない領域82では、全域に配置されている。レンズ74は、その前側焦点位置が光ファイバ73の射出端に位置するように配置され、光ファイバ73から射出されたレーザ光束をコリメートする。レンズ74でコリメートされたレーザ光束は、図4に示したインプットレンズ系51を介してレンズアレイ52に入射する。
図4に示すように、レーザ光源ユニット70は、レーザ光源71からレーザ光束を射出する。レーザ光源71から射出されたレーザ光束は、レンズ72で集光された後、光ファイバ73の入射端に入射され、光ファイバ73内を導光された後、射出端から射出される。光ファイバ73の射出端から射出されたレーザ光束は、レンズ74でコリメートされて、インプットレンズ系51に入射する。本実施形態では、インプットレンズ系51に入射されたレーザ光束は、第2面SP2に集光される。本実施形態の照明装置50では、レンズ74とインプットレンズ系51とを、光ファイバ73の射出端の像を第2面SP2に形成する結像光学系とすることができ、この場合、光ファイバ73の射出面と第2面SP2とが互いに光学的に共役の位置となる。
またレンズ74の焦点距離を、インプットレンズ系51の焦点距離よりも短くしても良い。この場合、第2面SPに結像される光ファイバ73の射出面の像は拡大像となる。例えば、レンズ74の焦点距離を10mmとし、インプットレンズ系51の焦点距離を250mmとすると、第2面SP2に結像される像は、光ファイバ73の射出面を25倍に拡大した像となる。これによって、効率よくレンズアレイ52に光束を入射させることができる。さらに、光ファイバ73の射出面は均一な照度なので、レンズアレイ52の入射面(第2面SP2)も均一な照度分布とすることができる。
図4に示したように、ランプ光源17から射出されたランプ光束は、複数の光ファイバ61にそれぞれ入射する。複数の光ファイバ61に入射したランプ光束は、複数の光ファイバ61から射出された後、インプットレンズ系51でコリメートされて、レンズアレイ52に入射する。また、レーザ光源71から射出されたレーザ光束は、光ファイバ73から射出された後、レンズ74でコリメートされ、インプットレンズ系51で集光されてレンズアレイ52の入射面(第2面SP2)に光ファイバ73の像を結像する。レンズアレイ52に入射したランプ光束とレーザ光束は、絞り53、コンデンサレンズ54、55を通過してマスクMに照射される。
このように、照明装置50は、ランプ光源17から射出されたランプ光束とレーザ光源71から射出されたレーザ光束とを照明領域IRに照射する。ここで、複数の光ファイバ61からそれぞれ射出されたランプ光束は、インプットレンズ系51でコリメートされて、レンズアレイ52の所定範囲に入射する。このように、複数の光ファイバ61のそれぞれから射出されたランプ光束がレンズアレイ52に重なって入射するため、複数の光ファイバ61の射出端61TR側にレーザ光源ユニット70の光ファイバ73及びレンズ74が配置されていても、言い換えると、複数の光ファイバ61の射出端61TRの配置される領域の形状がレンズアレイ52の入射面全体の形状と相似でなくても、レンズアレイ52によって多数に分割された照度分布を重ね合わせて、マスクM面において均一な照度分布を得られる。
本実施形態の照明システムIS及び照明装置50では、ランプ光源17から射出されたランプ光束とレーザ光源71から射出されたレーザ光束とを照明領域IRに照射可能とすることで、レーザ光源71から射出されるレーザ光束の光量を調整し、照明領域IRに照射される光束の光量を調整することができる。つまり、本実施形態の照明システムIS及び照明装置50は、露光工程で照度を一時的に上げる場合に有効に活用することができる。例えば、光源がランプ光源だけの場合、ランプ光源の本数が決まると最大照度も決まるため、装置の構成上、簡単に照度をあげることは困難である。これに対して、本実施形態の照明システムIS及び照明装置50は、光源にレーザ光源71を含むことでで、必要に応じて、つまり、照明領域IRに照射する光束の照度を上げたいときに、レーザ光源71からレーザ光束を射出させることで、出力電力に応じて照明領域IRに照射する光束の照度を上げることができる。これにより、必要以上の電力消費を避けて、最適な消費電力で露光装置の運用が可能となる。
なお、本実施形態の照明システムIS及び照明装置50は、レーザ光源ユニット70を照明モジュールILに対応して1つずつ設けたがこれに限定されない。例えば、複数の照明モジュールILに対して1つのレーザ光源を設けてもよい。この場合、レーザ光源から射出されるレーザ光束を複数に分岐した後、それぞれの光ファイバに入射させる。このように、レーザ光源の台数を少なくすることができるが、レーザ光源から射出された光を分岐するため、レーザ光源から射出されたレーザ光束の光量に対して、それぞれのレーザ光源ユニット70から照射されるレーザ光束の光量が分岐した分だけ低減する。レーザ光源の台数は、それぞれのレーザ光源ユニット70から照射する光束の光量に応じて、適宜組み合わせることができる。また、1つの照明モジュールに対して複数のレーザ光源ユニット70を設けても良い。この場合、レーザ光源ユニットの光ファイバ73の複数の射出端が密になるように、レンズ74の前側焦点位置の近傍に配置しても良い。
また、本実施形態の照明システムIS及び照明装置50では、レーザ光源ユニット70から第2面SP2及び照明領域IRに入射させる光束の強度を調整する機構、つまり強度調整機構の機能をレーザ光源71に設け、レーザ光源71から射出するレーザ光束の強度を調整することで、第2面SP2及び照明領域IRに入射させるレーザ光束の強度を調整している。レーザ光源71を強度調整機構として用いることで、効率よくレーザ光束の強度を調整することができる。なお、強度調整機構として、絞りなどで射出された光の一部を遮蔽して、強度を低下させる機構を設けてもよい。
ここで、本実施形態の照明システムIS及び照明装置50では、ライトガイドユニット23の射出部23Rの光ファイバ61に囲まれた位置の中心にレーザ光源ユニット70の単線ファイバの光ファイバ73とレンズ74を配置したがこれに限定されない。
以下、図10から図15を用いて、ライトガイドユニット23の射出部23Rとレーザ光源ユニット70における射出側部分との位置関係、つまり、ランプ光束が射出される位置と、レーザ光束が射出される位置との関係の変形例について説明する。
図10は、第1変形例にかかる射出部の概略構成を示す断面図である。図11は、図10に示した第1変形例の射出部を射出側から見た平面図である。図10及び図11に示す照明装置50Aは、ライトガイドユニット23の射出部23RAが2つの領域82に分割されている。2つの領域82には、それぞれ複数の光ファイバ61が配置されている。光ファイバ61は、射出面からランプ光束を射出する。図11に示すように、射出側から射出部23RAを見ると、2つの領域82がそれぞれ矩形であって、2つの領域82の間に光ファイバ61が配置されていないことが分かる。つまり、射出側から見た射出部23RAにおいては、2つの領域82の間に矩形の空間が形成されている。
本変形例では、レーザ光源ユニット70の光ファイバ73とレンズ74とが、2つの領域82の間に配置されている。そして、図10及び図11に示すレーザ光源ユニット70は、レンズ74と、レンズ74aと、レンズ74、74aに連結した棒状部材76と、棒状部材76を棒の軸方向に移動させる駆動部78と、を有する。
レンズ74とレンズ74aとは、焦点距離が異なるレンズ(光学系)である。棒状部材76は、2つの領域82の間に挿入された部材であり、レンズ74とレンズ74aを固定している。棒状部材76は、レンズ74、74aの端部に固定されており、レンズ74、74aの光束が通過する光路から外れた位置に配置されている。駆動部78は、2つの領域82を結んだ線に直交する方向(光の進行方向を横切る方向)に棒状部材76を移動させる。本例のレーザ光源ユニット70では、駆動部78で棒状部材76を図11に示した矢印の方向に移動させることで、2つの領域82の間にレンズ74が配置された状態と、レンズ74aが配置された状態とを切り替えることができる。
これにより、照明装置50Aにおいて、レーザ光束が通過する光学系を変更(光学系の特性を変化)させることができ、第2面SP2に投影される光ファイバ73の射出面の像の大きさを変えることができる。この手法によっても、照明領域IRに照射される光束の光量を調整することができる。
また、本変形例の照明装置50Aでは、レーザ光束をコリメートする第2光学系の焦点距離を切り替える構成としたが、これに限定されない。照明装置50Aは、ランプ光束をコリメートし且つレーザ光束を第2面に集光させる第1光学系(本実施形態では、インプットレンズ系51)の焦点距離を切り替えてもよい。また、第1、第2光学系の焦点距離を切り替えるために、第1、第2光学系を、それらの焦点距離を連続的に変更することができる変倍光学系(ズーム光学系)としても良い。
図12は、第2変形例にかかる射出部の概略構成を示す断面図である。図13は、図12に示した第2変形例にかかる射出部を射出側から見た平面図である。図12及び図13に示す照明装置50Bは、1つのライトガイドユニット23の射出部23RBに対して、2つのレーザ光源ユニット70A、70Bが設けられている。
図12に示すように、照明装置50Bにおいて、ライトガイドユニット23の射出部23RBは2つの領域80Aと3つの領域82Aとに分割されている。領域80Aの内部にはレーザ光源ユニット70Aの光ファイバ73とレンズ74が配置され、領域80Bの内部にはレーザ光源ユニット70Bの光ファイバ73とレンズ74が配置されている。図12において、レーザ光源ユニット70A、70Bが配置されていない部分である2つの領域80Aを挟むように配置された3つの領域82Aのそれぞれには、複数の光ファイバ61が配置されている。本例の照明装置50Bにおいて、2つのレーザ光源ユニット70A、70Bは、ライトガイドユニット23の射出部23RBの中心を軸として、対称となる位置に配置されている。言い換えると、図13に示すように、2つのレーザ光源ユニット70A、70Bにおける最も射出側に配置される部材であるレンズ74(第2光学系)が、ライトガイドユニット23の射出部23RBの中心を軸として対称となる位置にそれぞれ配置されている。
本変形例の照明装置50Bは、2つのレーザ光源ユニット70A、70Bを設けているため、2つのレーザ光源ユニット70A、70Bから照明領域IRにレーザ光束を入射させることができる。本例の照明装置50Bでは、1つの照明領域IRに対して複数のレーザ光源ユニット70A、70Bを設けているが、上記実施形態と同様に、レーザ光束とランプ光束を照明領域IRに入射させることができる。また、2つのレーザ光源ユニット70A、70Bがライトガイドユニット23の射出部23RBの中心を軸として対称となる位置に配置されているため、照明領域IRに入射するレーザ光束の照度分布を平均化することができる。
図14は、第3変形例にかかる射出部の概略構成を示す断面図である。上記実施形態及び変形例では、第1及び第2光学系の合成光学系を、第2面SP2と光ファイバ73の射出面とが共役の関係となるように配置としたが、これに限定されない。図14に示すように、照明装置は、第1光学系とみなすことができるインプットレンズ系51と第2光学系として見なすことができるレンズ74との合成光学系に関して、第2面SPと、光ファイバ73の射出面と光学的に共役な共役面FIとを異なる位置としてもよい。また、上述したように、レンズ74の焦点距離を10mmとし、インプットレンズ系51の焦点距離を250mmとした場合、第2面SP2と共役面FIとの距離DIは、100mm以内としても良い。つまり、光ファイバ73の射出面と共役の関係になる位置が分割部と見なすことができるレンズアレイ52の入射面から100mm以内にしても良い。第2面SP2と共役面FIとの距離DIを100mm以内とすることで、レーザ光束を効率よくレンズアレイ52に入射させることができる。
図15は、第4変形例にかかる射出部の概略構成を示す断面図である。上記実施形態並びに変形例にかかる照明装置では、レーザ光束をコリメートするレンズ74を光ファイバ61の射出面(第1面)よりも手前、つまり、光ファイバ61が配置されている側に配置したがこれに限定されない。図15に示すように、レーザ光束をコリメートして第1光学系(インプットレンズ系)に導くレンズ74(第2光学系)を、第1面SP1を基準として光ファイバ61と反対側(光ファイバ61の射出側)に設けてもよい。このとき、コリメートされたレーザ光束を射出するレンズ74は、ライトガイトユニットの光射出部23Rから(第1面SP1)から射出した第1の光束(ランプ光束)90を遮光しない位置に設けられていればよい。これにより、第2光学系がランプ光束に影響を与えることを抑制することができ、ランプ光束とレーザ光束とを好適にレンズアレイに入射させることができる。
また、本実施形態の照明システムIS及び照明装置50は、レーザ光束をコリメートして第1光学系(本実施形態のインプットレンズ系51)に導く第2光学系を1枚のレンズ74としたが、これに限定されない。レーザ光束をコリメートする第2光学系は、少なくとも1枚のレンズを備えていればよく、複数枚のレンズを組み合わせてもよい。
<デバイス製造方法>
図16は、本実施形態に係るデバイス製造方法の手順を示すフローチャートである。本実施形態に係るデバイス製造方法は、半導体デバイス等のデバイスを製造する際に用いられる。本実施形態に係るデバイス製造方法では、まず、デバイスの機能・性能・パターンの設計が行われる(ステップS101)。次に、設計に基づいたマスク(レチクル)が製作される(ステップS102)。次に、デバイスの基材である基板が製造される(ステップS103)。次に、照明装置50を備えた露光装置EX及び本実施形態に係る照明方法を用いて、マスクパターンを露光光で基板を露光してマスクパターンを基板に転写する工程と、露光された基板(感光剤)を現像して、転写されたアライメントマークを含むパターンに対応する露光パターン層(現像された感光剤の層)を形成し、この露光パターン層を介して基板を加工する工程とを含む基板処理(露光処理)が実行される(ステップS104)。加工された基板が、ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程等の加工プロセスを含むデバイス組立工程(ステップS105)及び検査(ステップS106)等を経ることにより、デバイスが製造される。
以上、本開示について説明したが、前述した内容により本開示が限定されるものではない。また、上述した本開示の構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。また、本開示の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換及び変更を行うことができる。
照明装置50は、ランプ光源17及びレーザ光源71から射出されるg線、h線及びi線を用いたが、例えば、g線の光とh線の光とを同時に用いることもできるし、h線の光とi線の光とを同時に用いることもできるし、さらにi線の光だけを用いることもできる。
投影システムPSは、各投影モジュールが一対の結像光学系を有するものであるが、各投影モジュールが1つ又は3つ以上の結像光学系を有するものであってもよい。また、投影システムPSは、各投影モジュールが反射屈折型の結像光学系を有しているが、屈折型の結像光学系を有していてもよい。露光装置EXは、複数の投影モジュールを有する投影システムPSに対してマスク及び基板を移動させながら走査露光を行うマルチ走査型投影露光装置であるが、1つの投影モジュールを備えた一般の露光装置であってもよい。
例えば、本実施形態の基板としては、ディスプレイデバイス用のガラス基板のみならず、半導体デバイス製造用の半導体ウエハ、薄膜磁気ヘッド用のセラミックウエハ、あるいは露光装置で用いられるマスク又はレチクルの原版(合成石英、シリコンウエハ)等を適用することができる。
また、本実施形態は、米国特許第6341007号明細書、米国特許第6208407号明細書、米国特許第6262796号明細書等に記載されているような、複数の基板ステージを備えたツインステージ型の露光装置にも適用できる。
また、本実施形態は、米国特許第6897963号明細書、欧州特許出願公開第1713113号明細書等に開示されているような、基板を保持する基板ステージと、基板を保持せずに、基準マークが形成された基準部材及び/又は各種の光電センサを搭載した計測ステージとを備えた露光装置にも適用することができる。また、複数の基板ステージと計測ステージとを備えた露光装置を採用することもできる。
また、露光装置EXの種類としては、液晶表示素子製造用又はディスプレイ製造用の露光装置に限られず、基板に半導体素子パターンを露光する半導体素子製造用の露光装置、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD)、マイクロマシン、MEMS、DNAチップ、レチクル又はマスク等を製造するための露光装置等にも広く適用できる。
また、前記実施形態においては、レーザ干渉計を含む干渉計システムを用いて各ステージの位置情報を計測するものとしたが、これに限らず、例えば各ステージに設けられるスケール(回折格子)を検出するエンコーダシステムを用いてもよい。
また、前記実施形態においては、光透過性の基板上に所定の遮光パターン(又は位相パターン・減光パターン)を形成した光透過型マスクを用いたが、このマスクに代えて、例えば米国特許第6778257号明細書に記載されているように、露光すべきパターンの電子データに基づいて透過パターン又は反射パターン、あるいは発光パターンを形成する可変成形マスク(電子マスク、アクティブマスク、あるいはイメージジェネレータとも呼ばれる)を用いてもよい。また、非発光型画像表示素子を備える可変成形マスクに代えて、自発光型画像表示素子を含むパターン形成装置を備えるようにしてもよい。
また、前記実施形態の露光装置EXは、本願請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度及び光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、露光装置EXの組立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組立工程は、各種サブシステム相互の機械的接続、電気回路の配線接続及び気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組立工程の前に、各サブシステム個々の組立工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組立工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置EXの製造は温度及びクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
また、前記実施形態の構成要素は適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。また、法令で許容される限りにおいて、上述の実施形態で引用した露光装置等に関するすべての公開公報及び米国特許の記載を援用して本明細書の記載の一部とする。このように、前述した実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態及び運用技術等は、すべて本発明の範囲に含まれる。
1 マスクステージ
2 基板ステージ
3 マスクステージ駆動システム
4 基板ステージ駆動システム
5 制御装置
6 干渉計システム
9 アライメントシステム
17 光源
18 楕円鏡
19 ダイクロイックミラー
21 リレー光学系
23 ライトガイドユニット
23R、23R1〜23R7 射出部
23I、23I1〜23I3 入射部
50 照明装置
51 インプットレンズ系
52 レンズアレイ
52EL エレメント
52E 射出面
52I 入射面
53 絞り
54、55 コンデンサレンズ
60 導光部
61、73 光ファイバ
61TR 射出端(端部)
61TI 入射端(端部)
70 レーザ光源ユニット
71 レーザ光源
72、74 レンズ
EX 露光装置

Claims (11)

  1. 第1面に射出端が配置された複数の光ファイバを備え、該複数の光ファイバを介したランプ光源からのランプ光束を光射出部から射出する光伝送部と、
    前記光伝送部から射出した前記ランプ光束をコリメートして第2面に導く第1光学系と、
    前記第1光学系を通過した前記ランプ光束を前記第2面において面分割する分割部と、
    レーザ光源から発されたレーザ光束を導光し、前記第1光学系に導くレーザ光導光部と、を備え、
    前記レーザ光導光部は、前記光射出部における前記第1面から射出した前記ランプ光束を遮光しない位置に設けられて、前記レーザ光束をコリメートして前記第1光学系に導く第2光学系を備える照明装置。
  2. 前記第1光学系は、前記レーザ光束を前記第2面で集光するように導く請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記第2光学系は、前記複数の光ファイバの前記射出端が位置する領域に挟まれている請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 前記レーザ光導光部は、前記第2光学系に前記レーザ光束を導く光ファイバを備える請求項1から3のいずれか一項に記載の照明装置。
  5. 前記第1及び第2光学系は、前記光ファイバの射出面と前記分割部の入射面とを共役の関係とする請求項4に記載の照明装置。
  6. 前記第2光学系の焦点距離は、前記第1光学系の焦点距離よりも短い請求項1から5のいずれか一項に記載の照明装置。
  7. 前記レーザ光束の強度を調整する強度調整機構を有する請求項1から6のいずれか一項に記載の照明装置。
  8. 所定のパターンが配置されるパターン配置面を照明する、請求項1から7のいずれか一項に記載の照明装置を備え、
    前記所定のパターンを介した光で基板を露光する、露光装置。
  9. 前記光伝送部は、ランプ光源から発せされたランプ光束をそれぞれ射出する複数の前記光射出部を有し、
    前記複数の光射出部から射出した複数の光束をそれぞれコリメートする複数の前記第1光学系と、
    前記複数の第1光学系を通過した複数の光束をそれぞれ面分割する複数の前記分割部と、
    前記複数の光射出部のそれぞれに配置された複数の前記レーザ光導光部と、備え、
    複数の光射出部のそれぞれには、前記光伝送部の前記複数の光ファイバの前記射出端が位置する請求項7に記載の露光装置。
  10. ランプ光源から発せされたランプ光束を複数に分岐し、分岐した前記ランプ光束を第1面から射出すること、
    射出した前記ランプ光束を第1光学系によってコリメートして第2面に導き、前記第2面において面分割すること、
    レーザ光源から発されたレーザ光束をコリメートして射出すること、
    コリメートされた前記レーザ光束を、前記第1面から射出した前記ランプ光束と重ならない位置から射出させて、前記第1光学系を通過させた後、前記第2面に導き、前記第2面において面分割すること、
    を含む照明方法。
  11. 請求項10に記載の照明方法を用いて基板を露光し、
    露光された前記基板を現像して、転写されたパターンに対応する露光パターン層を形成し、
    前記露光パターン層を介して前記基板を加工する、デバイス製造方法。
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