JP2014235572A - 入出力装置およびguiコンポーネントの表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ディスプレイ画面に表示されるGUIコンポーネントの視認性を向上させることができる入出力装置を提供する。【解決手段】GUIコンポーネントを画面上に表示する表示手段20と、ユーザが触れた表示手段10の画面の位置を、操作位置として検出する検出手段30と、検出された操作位置を記憶する記憶手段40と、操作位置の履歴に基づいて、表示手段20の画面の汚れ度合いを推測する推測手段10と、推測された汚れ度合いに基づいて、表示手段20の画面に表示されるGUIコンポーネントの表示態様を決定し、決定したGUIコンポーネントの表示態様に基づいて、表示手段20に、GUIコンポーネントを表示させる表示制御手段10と、を備えることを特徴とする入出力装置。【選択図】図1
Description
本発明は、入出力装置およびGUIコンポーネントの表示方法に関するものである。
従来より、ドキュメント内の文書を読みやすくするために、画面の大きさに合わせて、テキストなどのGUIコンポーネントを動的に配置する技術が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来技術では、タッチパネルを備えた入出力装置において、タッチパネルの画面がユーザの指の皮脂などにより汚れてしまった場合に、太陽光などが画面に反射してしまい、テキストやアイコンなどのGUIコンポーネントの視認性が低下してしまう場合があった。
本発明が解決しようとする課題は、ディスプレイ画面に表示されるGUIコンポーネントの視認性を向上させることができる入出力装置を提供することである。
本発明は、ユーザが触れた画面上の位置を検出し、検出された位置の履歴に基づいて、画面の汚れ度合いを推測し、推測された汚れ度合いに基づいて、画面上でのGUIコンポーネントの表示態様を決定することで、上記課題を解決する。
本発明によれば、ディスプレイ画面の汚れ度合いを推測し、推測した汚れ度合いに基づいて、GUIコンポーネントの表示態様を変更することで、ディスプレイ画面内でのGUIコンポーネントの視認性を向上させることができる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る入出力装置1のブロック構成図である。図1に示すように、本実施形態に係る入出力装置1は、制御装置10、ディスプレイ20、タッチパネル30、および記憶装置40を備え、互いに情報の授受が可能となっている。
ディスプレイ20は、ディスプレイ20が備える画面上に、GUIコンポーメントを含む情報を表示する。ここで、GUIコンポーネントとは、テキスト、画像、動画などのコンテンツの情報や、所定のプログラムを実行するためのアイコンやボタンなどの情報を含むものであり、ディスプレイ20が備える画面上の任意の位置に配置することが可能となっている。
図2は、ディスプレイ20の画面に表示されるGUIコンポーネントの一例を示す図である。図2に示す例では、画面の左上側にコンテンツ情報であるテキスト情報1〜3が配置されており、画面の左下側に同じくコンテンツ情報である画像情報が配置されている。さらに、図2に示す例では、画面の右側にOKボタン、CANCELボタンが配置されている。このように、ディスプレイ20は、後述する制御装置10の指示により、GUIコンポーネントを所定の位置に配置する。
タッチパネル30は、ディスプレイ20の画面上に配置され、ユーザがディスプレイ20の画面に触れた(または押した)場合に、ユーザが触れたディスプレイ20の画面の位置を、操作位置として検出する。具体的には、タッチパネル30は、図2に示すように、ディスプレイ20の画面を平面とする二次元座標系において、画面の左上を原点とし、画面の左方向から右方向にX軸を、画面の上方向から下方向にY軸をとる。そして、タッチパネル30は、原点の座標を(0,0)とし、X軸方向の座標をx、Y軸方向の座標をyとして、ユーザが触れたディスプレイ20の画面の座標(x、y)を、操作位置として検出する。なお、原点の座標は画面の左上に限定されず、たとえば画面の左下であってもよい。
記憶装置40は、タッチパネル30により検出された操作位置を記憶する。ここで、図3は、記憶装置40に記憶されている操作位置の履歴の一例を示す図である。図3に示すように、記憶装置40は、タッチパネル30によりユーザの操作位置が検出された場合には、ユーザの操作位置が検出された日時と、ユーザが触れた操作位置の座標(x、y)とを記憶する。たとえば、図3に示す例では、記憶装置40は、直近の操作位置の履歴として、「2012年9月24日」の「2時34分56秒」に、ディスプレイ20の画面上の座標位置(643,83)を記憶している。このように、本実施形態では、ユーザが触れた画面の位置を二次元座標系における座標位置で検出し、検出した座標位置を記憶することで、ユーザが触れた画面の位置を適切に検出することができるとともに、ユーザの触れた画面の位置を簡潔なデータで記憶することができる。
また、記憶装置40には、複数のアプリケーションプログラムが記憶されている。たとえば、ユーザがディスプレイ20の画面に表示されているアイコンに触れることで、後述する制御装置10により、アイコンに対応するアプリケーションプログラムが記憶装置40から読み出され、読み出されたアプリケーションプログラムが実行される。
さらに、記憶装置40には、アプリケーションの実行に必要な複数のGUIコンポーネントと、これらのGUIコンポーネントのレイアウト情報が記憶されている。たとえば、本実施形態では、ユーザにより所定のアプリケーションが実行された場合に、制御装置10により、実行されたアプリケーションに対応するレイアウト情報およびGUIコンポーネントが記憶装置40から取得され、取得されたレイアウト情報に基づいて、図2に示すように、取得されたGUIコンポーネントが、ディスプレイ20の画面上に配置される。
次に、制御装置10について説明する。制御装置10は、図1に示すように、GUIコンポーネントを表示するためのプログラムが格納されたROM(Read Only Memory)12と、このROM12に格納されたプログラムを実行する動作回路としてのCPU(Central Processing Unit)11と、アクセス可能な記憶装置として機能するRAM(Random Access Memory)13と、を備えている。
そして、制御装置10は、ROMに格納されたプログラムをCPUにより実行することにより、操作位置記憶機能と、汚れ度合い推測機能と、表示制御機能と、表示機能とを実現する。以下に、制御装置10が実現する各機能について説明する。
制御装置10の操作位置記憶機能は、ユーザが触れたディスプレイ20の画面上の位置である操作位置を、記憶装置40に記憶する。本実施形態では、タッチパネル30により、ユーザが触れたディスプレイ20の画面の座標位置が操作位置として検出される。操作位置記憶機能は、このようにタッチパネル30により検出された操作位置を、図3に示すように、記憶装置40に記憶する。
次に、制御装置10の汚れ度合い推測機能について説明する。汚れ度合い推測機能は、記憶装置40に記憶された操作位置の履歴に基づいて、ディスプレイ20の画面の汚れの度合いを推測する。ここで、図4は、汚れ度合い推測機能による、ディスプレイ20の画面の汚れの度合いの推測方法を説明するための図である。
汚れ度合い推測機能は、まず、図4に示すように、ディスプレイ20の画面を複数の検出領域に分割する。たとえば、図4に示す例では、ディスプレイ20の画面を10×10の100個の検出領域に分割している。
そして、汚れ度合い推測機能は、記憶装置40に記憶された操作位置の履歴に基づいて、分割した検出領域ごとに、ユーザが画面を触れた回数をカウントし、検出領域ごとに、ユーザが画面を触れた回数が所定値以上であるか否かを判断する。そして、汚れ度合い推測機能は、ユーザが画面を触れた回数が所定値以上である場合には、その検出領域は汚れていると推測し、一方、ユーザが画面を触れた回数が所定値未満である場合には、その検出領域は汚れていないと推測する。
たとえば、図4に示す例では、ユーザが画面を触れた回数が所定値以上であり、画面が汚れていると推測された検出領域を黒塗りで示し、一方、ユーザが画面を触れた回数が所定値未満であり、画面が汚れていないと推測された検出領域を白抜きで示している。このように、本実施形態において、汚れ度合い推測機能は、ディスプレイ20の画面のうち、ユーザが触れた回数が高い領域を、ユーザの指の皮脂などにより汚れている領域として推測する。
制御装置10の表示制御機能は、記憶装置40に記憶されているレイアウト情報に基づいて、GUIコンポーネントの表示制御を行う。たとえば、表示制御機能は、ユーザにより所定のアプリケーションが起動された場合に、このアプリケーションに対応するレイアウト情報とGUIコンポーネントを記憶装置40から取得し、取得したレイアウト情報に基づいて、図2に示すように、GUIコンポーネントの配置位置を決定する。
また、本実施形態において、表示制御機能は、GUIコンポーネントの配置位置を決定する際に、汚れ度合い推測機能により推測されたディスプレイ20の画面の汚れ度合いに基づいて、GUIコンポーネントの配置位置を変更する。具体的には、表示制御機能は、レイアウト情報においけるGUIコンポーネントの配置位置が、汚れ度合い推測機能により汚れていると推測された検出領域である場合には、このようなGUIコンポーネントの配置位置を、汚れ度合い推測機能により汚れていないと推測された検出領域に変更する。
ここで、図5は、レイアウト情報におけるGUIコンポーネントの配置位置の一例を示す図である。図5に示す例では、ディスプレイ20の画面のうち、OKボタンおよびCANCELボタンに対応する領域において、ユーザの指の皮脂などによる汚れが付着している。このような状況では、太陽光などの光がディスプレイ20の画面上に差し込んだ場合に、皮脂などにより光が乱反射してしまい、ユーザがディスプレイ20の画面に表示されたOKボタンやCANCELボタンを視認することが困難となる。
そこで、表示制御機能は、レイアウト情報に基づいてGUIコンポーネントを配置した場合に、図5に示すように、OKボタンやCANCELボタンが、ユーザの指の皮脂などの汚れが付着している領域に配置されてしまう場合には、図6に示すように、このようなOKボタンやCANCELボタンの配置位置を、汚れが付着していない領域に変更する。これにより、太陽光などの光が画面に差し込んだ場合でも、ユーザが、ディスプレイ20の画面に表示されたOKボタンやCANCELボタンを視認することが容易となる。なお、表示制御機能によるGUIコンポーネントの配置位置の具体的な決定方法については後述する。また、図6は、本実施形態において、画面の汚れ度合いに応じて配置されたGUIコンポーネントの表示例を示す図である。
さらに、表示制御機能は、ディスプレイ20の画面が皮脂などにより汚れていると推測された場合に、GUIコンポーネントの配置位置を変更することの他に、GUIコンポーネントに対するユーザの視認性を向上させるために、GUIコンポーネントの表示態様を変更する。
たとえば、表示制御機能は、ディスプレイ20の画面が汚れている領域に配置されるGUIコンポーネントについて、このGUIコンポーネントの色、輝度、グラデーションなどを変更して、背景に対するGUIコンポーネントのコントラストを高くすることで、このGUIコンポーネントに対するユーザの視認性を向上することができる。
また、表示制御機能は、ディスプレイ20の画面が汚れている領域に配置されるGUIコンポーネントについて、このGUIコンポーネントのサイズを大きくすることで、このGUIコンポーネントに対するユーザの視認性を向上することもできる。さらに、表示制御機能は、GUIコンポーネントを点滅させたり、または、GUIコンポーネントを太線または太字で表示したりすることで、GUIコンポーネントに対するユーザの視認性を向上することもできる。
制御装置10の表示機能は、表示制御機能により決定されたGUIコンポーネントの表示態様に基づいて、ディスプレイ20に、GUIコンポーネントをディスプレイ20の画面上に表示させる。これにより、ディスプレイ20の画面において、GUIコンポーネントに対するユーザの視認性が向上し、その結果、ユーザがディスプレイ20の画面を注視してしまうことを有効に防止することができる。
続いて、図7を参照して、本実施形態に係るGUIコンポーネントの表示処理について説明する。図7は、本実施形態に係るGUIコンポーネントの表示処理を示すフローチャートである。なお、図7に示す表示処理は、たとえば、ユーザが、ディスプレイ20の画面に表示されたアイコンに触れ、所定のアプリケーションを起動することで開始される。
ステップS101では、制御装置10の表示制御機能により、起動されたアプリケーションに対応するGUIコンポーネントと、そのレイアウト情報の取得が行われる。そして、ステップS102では、制御装置10の汚れ度合い推測機能により、記憶装置40に記憶されている操作位置の履歴の取得が行われる。
ステップS103では、制御装置10の汚れ度合い推測機能により、ステップS102で取得された操作位置の履歴に基づいて、ディスプレイ20の画面の汚れ度合いの推測が行われる。具体的には、汚れ度合い推測機能は、図4に示すように、ディスプレイ20の画面を複数の検出領域に分割し、操作位置の履歴に基づいて、分割した検出領域ごとに、ユーザが画面に触れた回数を算出する。そして、汚れ度合い推測機能は、ユーザが画面に触れた回数が多い検出領域ほど、ユーザの指の皮脂などにより汚れているものと判断し、その検出領域の汚れ度合いを高く推測する。なお、本実施形態では、汚れ度合い推測機能は、図4に示すように、ユーザが画面に触れた回数が所定値以上の検出領域を、ユーザの指の皮脂などにより汚れている検出領域として推測し、一方、ユーザが画面に触れた回数が所定値未満の検出領域を、ユーザの指の皮脂などにより汚れていない検出領域として推測する。
ステップS104では、制御装置10の表示制御機能により、ディスプレイ20の画面のサイズの取得が行われる。たとえば、表示制御機能は、ディスプレイ20の画面のサイズを、ピクセル単位で取得する。
続いて、ステップS105〜S112では、ステップS101で取得された各GUIコンポーネントについて処理が行われる。まず、ステップS105では、表示制御機能により、ステップS101で取得されたGUIコンポーネントのうち、ディスプレイ20の画面上において、配置位置が決定されていないGUIコンポーネントが、対象コンポーネントして選択される。
なお、本実施形態において、表示制御機能は、重要度の高いGUIコンポーネントから先にステップS105〜S112の処理を行うことで、重要度の高いGUIコンポーネントを優先して、ユーザの皮脂などによる汚れの少ない領域に配置することができる。なお、GUIコンポーネントの重要度の決定方法は特に限定されないが、たとえば、常にディスプレイ画面の同じ位置に配置されるGUIコンポーネントは重要度を低くすることができ、一方、テキスト情報などのコンテンツやボタンやアイコンなどのGUIコンポーネントは重要度を高くすることができる。あるいは、表示制御機能は、レイアウト情報において画面の上部に表示されるGUIコンポーネントから先にステップS105〜S112の処理を行うことで、このようなGUIコンポーネントを画面の上部から順に配置する構成としてもよい。
ステップS106では、表示制御機能により、対象コンポーネントの描画サイズの算出が行われる。たとえば、表示制御機能は、ディスプレイ20の画面のサイズに合わせて、対象コンポーネントの描画サイズを、ピクセル単位で算出する。
そして、ステップS107では、表示制御機能により、ディスプレイ20の画面内に、対象コンポーネントを割り当て可能な領域があるか否かの判断が行われる。たとえば、表示制御機能は、対象コンポーネントを、レイアウト情報に定められた初期位置から上下左右に所定のピクセル数だけ移動させる。そして、表示制御機能は、対象コンポーネントを移動させた結果、対象コンポーネントが、画面が汚れていると推測された検出領域に重ならない場合には、対象コンポーネントを移動させた領域を、対象コンポーネントを割り当て可能な領域として判断し、対象コンポーネントを割り当て可能な領域があると判断することができる。
また、表示制御機能は、対象コンポーネントを移動させた結果、対象コンポーネントと、画面が汚れていると推測された領域とが重なる場合においても、対象コンポーネントの面積に対して、対象コンポーネントと画面が汚れていると推測された領域とが重なる部分の面積が、所定値(たとえば50%)以下である場合には、対象コンポーネントを移動させた領域を、対象コンポーネントを割り当て可能な領域として判断し、対象コンポーネントを割り当て可能な領域があると判断する構成としてもよい。
そして、ステップS107において、対象コンポーネントを割り当て可能な領域があると判断された場合には、ステップS108に進み、ステップS108において、表示制御機能により、ステップS107で判断された対象コンポーネントを割り当て可能な位置が、対象コンポーネントの配置位置として決定される。そして、続くステップS109において、表示制御機能により、ステップS108で決定された配置位置に、対象コンポーネントが配置される。
一方、対象コンポーネントを割り当て可能な領域がないと判断された場合には、ステップS110に進む。ステップS110では、表示制御機能により、対象コンポーネントの描画サイズを小さくすることで、対象コンポーネントを配置することができるか否かの判定が行われる。たとえば、本実施形態では、ステップS101で取得したレイアウト情報に、対象コンポーネントの最小の描画サイズの情報が含まれており、表示制御機能は、対象コンポーネントを、この対象コンポーネントの最小の描画サイズの範囲内で小さくした場合に、この対象コンポーネントを割り当て可能な領域があるか否かを判断する。なお、対象コンポーネントを割り当て可能な領域があるか否かの判断方法は、たとえば、ステップS107と同様に行うことができる。
そして、ステップS110において、対象コンポーネントを割り当て可能な領域があると判断された場合には、続くステップS111において、表示制御機能により、対象コンポーネントの描画サイズが、割り当て可能な領域の大きさに応じて変更され、続くステップS109において、描画サイズが変更された対象コンポーネントが、割り当て可能な領域に配置される。
一方、ステップS110で、対象コンポーネントの描画サイズを小さくても、対象コンポーネントを配置することができないと判断された場合には、ステップS112に進む。ステップS112では、表示制御機能により、背景に対して対象コンポーネントのコントラストが高くなるように、対象コンポーネントの表示態様の変更が行われる。言い換えれば、表示制御機能は、対象コンポーネントが強調されるように、対象コンポーネントの強調表示を行う。具体的には、表示制御機能は、背景の表示色に対してコントラストが大きい色を、対象コンポーネントの表示色として設定したり、対象コンポーネントがテキストや線図である場合には、このような対象コンポーネントの文字や線を太くしたりすることで、対象コンポーネントのコントラストを高くして(対象コンポーネントを強調して)、対象コンポーネントを表示する。
また、表示制御機能は、対象コンポーネントがテキストである場合には、フォントを変更することで、対象コンポーネントのコントラストを高く(対象コンポーネントを強調)する構成としてもよい。このように、対象コンポーネントのコントラストを高く(対象コンポーネントを強調)することで、対象コンポーネントが皮脂などで汚れている領域に配置された場合でも、対象コンポーネントに対するユーザの視認性を向上させることができる。そして、ステップS112で、対象コンポーネントのコントラストが変更された後は、ステップS109に進み、コントラストが変更された対象コンポーネントが、レイアウト情報において定められた初期位置に配置される。
ステップS113では、表示制御機能により、ステップS101で取得された全てのGUIコンポーネントが、ディスプレイ20の画面上に配置されたか否かの判断が行われる。全てのGUIコンポーネントがディスプレイ20の画面上に配置されていない場合には、ステップS105に戻り、配置されていないGUIコンポーネントについて、ステップS105〜S112の処理が行われる。一方、全てのGUIコンポーネントがディスプレイ20の画面上に配置された場合には、ステップS114に進み、制御装置10の表示機能により、配置されたGUIコンポーネントが、ディスプレイ20の画面上に表示される。これにより、ユーザにGUIコンポーネントを適切に視認させることができる。
以上のように、本実施形態では、画面にGUIコンポーネントを表示する際に、ユーザが触れた画面上の位置の履歴に基づいて、ディスプレイ20の画面の汚れ度合いを推測する。そして、ディスプレイ20の画面のうち、推測した汚れ度合いが所定値以上の領域にGUIコンポーネントが配置される場合には、このGUIコンポーネントの配置位置を、推測した汚れ度合いが所定値未満の領域に変更する。これにより、本実施形態では、ディスプレイ20の画面がユーザの指の皮脂などにより汚れている場合でも、GUIコンポーネントがディスプレイ20の画面のうち汚れの少ない領域に配置されるため、たとえ、太陽光などの光が画面に差し込んだ場合に、ディスプレイ20の画面に表示されるGUIコンポーネントに対するユーザの視認性を向上させることができる。
特に、本実施形態に係る入出力装置1を、車両に搭載されたナビゲーション装置に適用した場合には、太陽光などの光が画面に差し込んだ場合でも、ディスプレイ20の画面に表示されるGUIコンポーネントに対するユーザの視認性を向上させることができるため、運転者が運転中にディスプレイ20の画面を注視してしまうことを有効に防止することができる。
さらに、本実施形態では、ディスプレイ画面のレイアウト上、画面の汚れ度合いが高い領域に配置されるGUIコンポーネントの配置位置を変更することができない場合でも、GUIコンポーネントのコントラストなどの表示態様を変更する。これにより、画面の汚れ度合いが高い領域に配置されるGUIコンポーネントの配置位置を変更することができない場合でも、画面の汚れ度合いが高い領域において、GUIコンポーネントに対するユーザの視認性を向上させることができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
たとえば、上述した実施形態では、ユーザが画面を触れた回数が所定値以上である場合に、その検出領域は汚れていると推測し、一方、ユーザが画面を触れた回数が所定値未満である場合には、その検出領域は汚れていないと推測することで、画面の汚れ度合いを2段階で推測する構成を例示したが、この構成に限定されず、たとえば、画面の汚れ度合いを数段階に分けて推測してもよい。たとえば、ユーザが画面を触れた回数が所定の第1閾値未満である場合には、その検出領域は汚れていないと推測し、ユーザが画面を触れた回数が第1閾値以上であり、かつ、この第1閾値よりも大きい第2閾値未満である場合には、その検出領域は少し汚れていると推測し、ユーザが画面を触れた回数が第2閾値以上である場合には、その検出領域は大いに汚れていると推測することで、画面の汚れ度合いを3段階で推測する構成としてもよい。
この場合、制御装置10の表示制御機能は、たとえば、ユーザが画面を触れた回数が第2閾値以上である領域に配置されるGUIコンポーネントについては、ユーザが画面を触れた回数が第2閾値未満である領域に配置し、ユーザが画面を触れた回数が第1閾値以上、かつ、第2閾値未満である領域に配置されるGUIコンポーネントについては、このGUIコンポーネントのコントラストを変更する構成とすることができる。このように、画面の汚れ度合いに応じてGUIコンポーネントの表示態様を変えることで、GUIコンポーネントに対する視認性を適切に向上させることができる。
また、上述した実施形態では、ユーザが画面に触れた回数に基づいて、画面の汚れ度合いを算出する構成を例示したが、この構成に限定されず、たとえば、ユーザが画面に触れた頻度(一定時間内に画面に触れた回数)に基づいて、画面の汚れ度合いを算出する構成としてもよい。これにより、ユーザがディスプレイ20の画面を拭いた場合でも、画面の汚れ度合いを高い精度で推測することができる。
さらに、上述した実施形態では、検出領域においてユーザが画面に触れた回数に基づいて、この検出領域における画面の汚れ度合いを推測する構成を例示したが、この構成に限定されず、たとえば、他の検出領域の汚れ度合いとの相対的な評価に基づいて、この検出領域における画面の汚れ度合いを推測する構成としてもよい。
加えて、上述した実施形態では、ユーザが実行したアプリケーションに対応する全てのGUIコンポーネントについて配置位置を動的に決定する構成を例示したが、この構成に限定されず、たとえば、アプリケーションの開発者がGUIコンポーネントの配置位置を固定している場合には、このようなGUIコンポーネントについては配置位置を変更せず、コントラストが高くなるように表示態様を変化させることで、このようなGUIコンポーネントをアプリケーションの開発者が意図する位置に配置しつつ、このようなGUIコンポーネントに対するユーザの視認性を向上させることができる。また、同様に、アプリケーションの開発者がGUIコンポーネントの描画サイズを固定している場合には、このようなGUIコンポーネントの描画サイズは変更せずに、コントラストが高くなるように表示態様を変化させる構成とすることができる。
なお、上述した実施形態のディスプレイ20は本発明の表示手段に、タッチパネル30は本発明の検出手段に、記憶装置40は本発明の記憶手段に、制御装置10の汚れ度合い推測機能は本発明の推測手段に、制御装置10の表示制御機能は本発明の表示制御手段に、それぞれ対応する。
1…入出力装置
10…制御装置
20…ディスプレイ
30…タッチパネル
40…記憶装置
10…制御装置
20…ディスプレイ
30…タッチパネル
40…記憶装置
Claims (6)
- GUIコンポーネントを画面上に表示する表示手段と、
ユーザが触れた前記表示手段の画面の位置を、操作位置として検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された前記操作位置を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記操作位置の履歴に基づいて、前記表示手段の画面の汚れ度合いを推測する推測手段と、
前記推測手段により推測された前記汚れ度合いに基づいて、前記表示手段の画面に表示される前記GUIコンポーネントの表示態様を決定し、決定した前記GUIコンポーネントの表示態様に基づいて、前記表示手段に、前記GUIコンポーネントを表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする入出力装置。 - 請求項1に記載の入出力装置であって、
前記推測手段は、前記表示手段の画面を複数の領域に分割し、前記記憶手段に記憶されている前記操作位置の履歴に基づいて、前記領域ごとに、ユーザが画面に触れた回数を算出し、前記回数が高い前記領域ほど、前記汚れ度合いが高いと推測することを特徴とする入出力装置。 - 請求項1または2に記載の表示装置であって、
前記表示制御手段は、前記汚れ度合いが所定値以上の前記領域に前記GUIコンポーネントが配置される場合には、該GUIコンポーネントを、前記汚れ度合いが前記所定値未満の領域に配置することを特徴とする入出力装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の入出力装置であって、
前記表示制御手段は、前記汚れ度合いが高いほど、前記GUIコンポーネントを強調して表示することを特徴とする入出力装置。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の入出力装置であって、
前記検出手段は、前記表示手段の画面の座標系において、前記ユーザが触れた画面の位置の座標を、前記操作位置として検出することを特徴とする入出力装置。 - ユーザが触れた画面上の位置を検出し、検出された前記GUIコンポーネントの位置の履歴に基づいて、前記画面の汚れ度合いを推測し、推測された前記汚れ度合いに基づいて、前記画面上でのGUIコンポーネントの表示態様を決定し、決定した前記表示態様に基づいて、前記GUIコンポーネントを画面上に表示することを特徴とするGUIコンポーネントの表示方法。
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