JP2014235065A - チップおよびその利用 - Google Patents

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Toshiaki Kitagawa
俊明 北川
倫久 川田
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倫久 川田
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義朗 山本
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Abstract

【課題】液体試料の移動速度を調整するチップを提供する。【解決手段】液体格納部(1)と、液体送達部(2)と、第1の流路(3)と、上記第1の流路(3)に備えられている減速部(5)と、上記液体格納部(1)と上記減速部(5)との間の上記第1の流路(3)に接続されている第2の流路(4)と、を備え、上記第1の流路(3)に接続されていない、上記第2の流路(4)の端部は、封止されているチップ。【選択図】図1

Description

本発明は、チップおよびその利用に関し、より詳細には、遠心力を駆動力として液体試料を移動させるチップおよび当該チップを利用した分析装置、並びに、分析方法に関するものである。
近年、液体試料の濃度等の分析において、遠心力を駆動力とするチップが利用されている。遠心力を駆動力とするチップを分析手段に用いることで、液体試料の移動および液体試料の前処理を並列して行うことができる。遠心力を駆動力とするチップを分析手段に用いる利点として、上記チップを用いることにより、液体試料に含まれる複数の成分を一度に分析することができることが挙げられる。
液体試料に含まれる複数の成分を一度に分析するためには、液体試料の移動速度を調節することが重要となる。そのため、遠心力が作用している液体試料の移動速度を調整するために特許文献1〜4に記載のデバイスが開発された。
特許文献1には、マイクロチャネル構造を有する平面基板を含むマイクロ流体デバイスが記載されており、当該マイクロ流体デバイスは、疎水性の効果により、液体を停止させるバルブを備えている。
特許文献2には、遠心力を駆動力とする分析チップが記載されており、特許文献3および4には、遠心力を駆動力とするマイクロ流体装置が記載されている。
特開2010−276610号公報(2010年12月9日公開) 特開2009−300433号公報(2009年12月24日公開) 特許04927817号公報(2012年2月17日登録) 特許05139263号公報(2012年11月22日登録)
しかしながら、上述のような従来技術は、以下の問題を生じる。
特許文献1に記載されているチップ500(図15)は、液体用の引入れポート501、引出しポート502、上記引入れポート501と上記引出しポート502との間のフロー導管503を備える。上記チップ500は、疎水性の効果により、液体を停止させるバルブ504を用いており、液体の容量または種類(例えば、液体の比重、界面張力)が変化した場合の考慮がされていない。そのため、液体の容量または種類を変更するたびにバルブ504自体の停止力を変更する必要があるという問題がある。
このため、液体の容量または種類が変化した場合であっても、液体試料の移動速度を調整するための新たな技術の開発が強く求められている。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るチップは、液体試料を格納する液体格納部と、上記液体試料に遠心力を作用させることにより、当該液体試料が送達される液体送達部と、上記液体格納部の内部空間と上記液体送達部の内部空間とを接続し、かつ、上記液体試料を上記液体格納部の内部空間から上記液体送達部の内部空間へと移動させるための第1の流路と、上記第1の流路に備えられている、上記液体試料の移動速度を減じる減速部と、上記液体格納部と上記減速部との間の上記第1の流路に接続されている、少なくとも1つの第2の流路と、を備え、上記第1の流路に接続されていない、上記第2の流路の端部は、封止されており、上記液体格納部および上記液体送達部の各々には、開口が形成されている。
本発明の一態様によれば、対象となる液体試料の種類および液体試料の容量が異なる場合においても、減速部の停止力を変更することなく、液体試料の移動速度を下げることができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係るチップの一例を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るチップおよび当該チップを備えた遠心部を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るチップを模式的に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るチップに液体試料を導入する過程を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るチップに作用する力の関係を表す図である。 本発明の第2の実施形態に係るチップを模式的に示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るチップに液体試料を導入する過程を模式的に示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るチップを模式的に示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るチップに液体試料を導入する過程を模式的に示す図である。 本発明の第4の実施形態に係るチップを模式的に示す図である。 本発明の第5の実施形態に係る分析装置を模式的に示す図である。 本発明の第5の実施形態に係る他の分析装置を模式的に示す図である。 本発明におけるチップおよび液体試料の移動順序の変形例を模式的に示す図である。 本発明におけるチップおよび液体試料の移動順序の変形例を模式的に示す図である。 従来技術のチップを模式的に示す図である。 従来技術のチップを用いたチップの変形例を模式的に示す図である。
以下、本発明に係るチップ、分析装置および分析方法について詳しく説明するが、本発明の範囲は、これらの説明に拘束されることはなく、以下の例示以外についても、本発明の趣旨を損なわない範囲で適宜変更、実施することができる。具体的には、本発明は、下記の各実施形態に限定されるものでなく、請求項に示した範囲において種々の変更が可能であり。異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
なお、本明細書中に記載された特許文献の全てが、本明細書中において参考として援用される。なお、本明細書において特記しない限り、数値範囲を表す「A〜B」は、「A以上B以下」を意味する。
〔実施形態1〕
本発明の実施の一形態について、図1〜図5に基づいて説明すれば、以下の通りである。
(チップ100の構成)
図1は、本実施形態のチップ100の構成を示す模式図である。図2は、チップ100が、遠心力を作用させる遠心部に備えられている状態を示す模式図である。
チップ100は、液体試料8を格納する液体格納部1と、上記液体試料8に遠心力を作用させることにより、当該液体試料8が送達される液体送達部2と、上記液体格納部1の内部空間と上記液体送達部2の内部空間とを接続し、かつ、上記液体試料8を上記液体格納部1の内部空間から上記液体送達部2の内部空間へと移動させるための第1の流路3と、上記第1の流路3に備えられている、上記液体試料8の移動速度を減じる減速部5と、上記液体格納部1と上記減速部5との間の上記第1の流路3に接続されている、少なくとも1つの第2の流路4と、を備え、上記第1の流路3に接続されていない、上記第2の流路4の端部は、封止されており、上記液体格納部1および上記液体送達部2の各々には、開口部6、開口部7が形成されているものであればよい。
チップ100は、図2に示す円板状の遠心部110上に備えられ得る。遠心部110が回転することにより、チップ100に遠心力が作用する。液体試料8の重量をm、遠心部110の中心から液体試料8の重心までの距離をr、遠心部の回転角速度をωとした場合、遠心力(F)は、F=mrωと表すことができる。また、ここで液体試料8は、チップ100の内部に格納されているものを意図する。
図2に示すように、遠心部が回転すると、遠心力は、遠心部の中心から遠心部の外周部に向かう方向に向かって作用する。すなわち、遠心部の中心から遠心部の外周部に向かう方向と平行になるように、チップ100の液体格納部1が遠心部の中心側、チップ100の液体送達部2が遠心部の外側となるように、チップ100を遠心部110に備えると、図1の液体格納部1の中心を通るように示す矢印の方向に遠心力が作用する。
以下に上記各部材について詳細に説明する。
液体格納部1は、液体試料8を格納するための構成である。液体格納部1には、開口部6が形成されている。開口部6は、液体試料8を液体格納部1内に導入するため、および/または、外部の大気と液体格納部1の内部の液体試料8が接するため(換言すれば、液体格納部1の内部空間を外部の大気に対して開放するため)に備えられている。なお、液体格納部1は、液体試料8を格納できる構成であればよく、具体的な大きさ、形状等は特に限定されるものではない。また、開口部6は、液体試料8を液体格納部1内に導入するため、および/または、外部の大気と液体格納部1の内部の液体試料8が接するために備えられていればよく、具体的な大きさ、形状、液体格納部1に備えられる位置等は特に限定されるものではない。
液体送達部2は、液体格納部1に格納された液体試料8に遠心力を作用させることにより、移動した液体試料8を受け入れるための構成である。液体送達部2には、開口部7が形成されている。開口部7は、液体送達部2の内部空間に封止された空気層を形成させないため、および/または、液体試料8を液体送達部2から排出するために備えられている。なお、液体送達部2は、移動した液体試料8を受け入れる得る構成であればよく、具体的な大きさ、形状等は特に限定されるものではない。また、開口部7は、液体試料8が移動する際に液体送達部2から溢れないように、液体送達部2の内部空間に封止された空気層を形成させないため、および/または、液体試料8を液体送達部2から排出するために備えられていればよく、具体的な大きさ、形状、液体送達部2に備えられる位置等は特に限定されない。
液体格納部1と液体送達部2とは、第1の流路3によって接続されている。この第1の流路3により液体格納部1内の液体試料8が、液体送達部2内に移動する。第1の流路3の途中には、減速部5が備えられている。
減速部5は、液体試料8が第1の流路3を介して、液体格納部1から液体送達部2に移動するときの速度を減じるための構成である。減速部5は、親水性または疎水性の表面を有した流路であり得、液体試料8の液面、減速部5および第1の流路3の表面張力の作用の大小関係により、液体試料8の移動速度を減じるものであり得る。上記表面張力に大小関係を発生させるために、第1の流路3および減速部5の表面と液体試料8との接触角度を変化させてもよいし、減速部5の面積を変更してもよく、またこれらを組み合わせてもよい。
本実施形態では、減速部5として、第1の流路3の内部に疎水性の表面(疎水性領域)を設けるとよい。なお、本明細書中において、「疎水性」とは、減速部5と液体試料8との親和性が小さい程度に、第1の流路3の内部の表面(疎水性領域)が疎水性であることを意図する。疎水性の表面を設ける方法としては、特に限定されないが、疎水性の官能基(例えば、アルキル基、フェニル基等)を有する膜を形成する方法、フッ素系の膜(例えば、テトラフルオロエチレン等によって形成された膜等)を形成する方法、または、水との親和性が小さい膜(例えば、金属膜)を形成する方法等が挙げられる。液体試料8の溶媒が極性溶媒(例えば、水等)である場合、上記疎水性の表面を形成することにより、容易に液体試料8の移動速度を減じることができる。
本実施形態では、減速部5として、第1の流路3の内部に親水性の表面(親水性領域)を設けるとよい。なお、本明細書中において、「親水性」とは、減速部5と液体試料8との親和性が小さい程度に、第1の流路3の内部の表面(親水性領域)が親水性であることを意図する。親水性の表面を設ける方法としては、特に限定されないが、親水性の官能基(例えば、ヒドロキシル基等)を有する膜を形成する方法、減速部5の表面に対してプラズマ処理またはUV処理を行う方法等が挙げられる。液体試料8の溶媒が無極性溶媒(例えば、ヘキサン等)である場合、上記親水性の表面を形成することにより、容易に液体試料8の移動速度を減じることができる。
また、減速部5は、液体試料8の移動速度を減じるものであれば特に限定されず、上述した手段の他に、第1の流路3の横断面の面積を小さくする方法、第1の流路3の内部に液体試料8の移動を遮る障害物(例えば、柱状または凹凸状の突起等)を設ける方法等が挙げられる。
第1の流路3において、液体格納部1と減速部5との間に、第2の流路4が接続されている。第2の流路4の、第1の流路3と接続していない端部は封止されている。ここで「端部が封止されている」とは、第2の流路4の、第1の流路3と接続していない端部において、第2の流路4の内部空間と外部の大気とが接することのないように塞がれていることを意図している。更に具体的に「端部が封止されている」とは、第2の流路4が、第1の流路3と接続している端部以外で塞がれていることを意図している。
また、チップ100は、封止されている端部を有する第2の流路4を少なくとも1つ備えていればよく、封止されている端部を有する第2の流路を複数備えていてもよい。封止されている端部を有する第2の流路を複数備えていれば、液体試料8の移動速度をより精密に調整することが可能となる。
液体試料8が、第2の流路4に導入されると、第2の流路4の封止されている端部に空気層9が形成される。空気層9は、液体試料8と第2の流路4の封止されている端部との間に挟まれた気体の層であるため、圧縮性の気体としてバネの特性を有する。空気層9のバネの特性については後述する。
また、本明細書中で「接続されている」とは、固定的に接続されていてもよいし、稼働的に接続されていてもよい。
第1の流路3および第2の流路4の横断面の面積は、好ましくは1×10−12〜5×10−5であり、より好ましくは、1×10−10〜2.5×10−6である。
例えば、第1の流路3および第2の流路4の横断面が四角形の場合、好ましくは、上記四角形の幅が1×10−6m〜1×10−2m、高さが1×10−6m〜5×10−3mであり、より好ましくは、上記四角形の幅が1×10−5m〜5×10−3m、高さが1×10−5m〜5×10−4mである。
第1の流路3および第2の流路4の横断面の面積が上記の範囲であることにより、第1の流路3および第2の流路4は毛細管力を生じることができる。
液体格納部1に導入された液体試料8の容量が、液体格納部1の容積よりも多い場合は、第1の流路3に生じる毛細管力の効果により、第1の流路3に備えられている減速部5の手前まで液体試料8を移動させることができる。
一方、液体格納部1に導入された液体試料8の容量が、液体格納部1の容積よりも少ない場合は、液体試料8の液面と第1の流路3との表面張力が釣り合う、第1の流路3の位置まで液体試料8を移動させることができる。
また、第1の流路3および第2の流路4が、毛細管力を生じない構造の場合であっても、液体試料8へ外部から力を加えることにより、液体試料8を第1の流路3へ導入させ、遠心力により、当該液体試料8を減速部5の手前まで移動させることができる。
図1におけるαは、液体試料8に作用する遠心力の方向と第2の流路4が伸長する方向とがなす角度を表す。また、図1におけるβは、液体試料8に作用する遠心力の方向と第1の流路3が伸長する方向とがなす角度を表す。
上記αおよびβは特に限定されないが、αは0°〜90°、好ましくは0°〜45°、より好ましくは0°〜20°であり、βは、0°〜90°、好ましくは45°〜90°、より好ましくは70°〜90°である。上記αおよびβを調整することにより、減速部5の停止力を増加させることなく、液体試料8の移動速度を低減することができる。また、上記αおよびβを調整することにより、減速部5の停止力を減少させることなく、液体試料8の移動速度を上昇させることができる。
図3は、液体試料8を導入したチップを表す模式図である。図4は、液体試料8をチップに導入する過程を表す図である。
液体試料8は、開口部6から液体格納部1内に導入される(図4(a))。液体格納部1内に導入された液体試料8は、第1の流路3の内部を通過し、第2の流路4の第1の流路3との接続部および減速部5の手前まで移動する(図4(b))。このときに第2の流路4の封止された端部に、空気層9が形成される。次にチップを備えた遠心部110が回転して、チップ100に遠心力が作用することにより、減速部5の方向および第2の流路4の方向に分散して、液体試料8に遠心力が伝わり、液体試料8が第2の流路4内に移動する(図4(c))。図4(c)に示すチップ100にさらに遠心力を作用させることにより、液体試料8は、減速部5を通過し、液体送達部2に移動する。
図5は、液体試料8が導入されたチップ(図3に示すチップ)に作用する力の関係を模式的に示す図である。図4および図5を用いて空気層9が有するバネの特性について説明する。上述したように、液体試料8をチップ100に導入すると、第2の流路4の封止されている端部に空気層9が形成される。空気層9は、液体試料8と第2の流路4の封止されている端部との間に挟まれた気体であり、圧縮性の気体である。そのため、空気層9は、バネの特性を有する。
図5(a)は、チップ100に作用する力の関係を示した模式図である。図5(b)は、従来技術のチップに作用する力の関係を示した模式図である。図5(a)および図5(b)において、空気層9を301、減速部5を302、チップに作用する遠心力Fを303、減速部5における液体試料8の停止力fを304、減速部5を通過した後の液体試料8に作用する遠心力Fを305、第2の流路4の延伸方向に向かって、液体試料8に作用する遠心力Fを306とし、空気層9から液体試料8に作用する反力(空気層9の圧縮力)fを307としたとき、f=Fとなる。
が0以下の場合、液体試料8は、減速部5にて停止する。Fが0よりも大きい場合、液体試料8は、減速部5を通過する。従来の技術では、空気層9が形成されないため、F=F−f(図5(b))となり、f≧Fの場合に液体試料8が停止する。一方、本実施形態におけるチップ100では、F=F−f−fであり、f≧F−fの場合に液体試料8が停止する。f=Fであることから、空気層9が生じ、液体試料8に作用する力がFの分だけ軽減される。
従来の技術では、液体試料8の停止力を増加させるためには、減速部5の停止力を増加させる必要があった。一方、本発明に係るチップ100は、空気層9が形成されるため、減速部5の停止力を増加させることなく、液体試料8の停止力を増加させることができる。また、空気層9は、圧縮性の気体であるため、Fは、自動的に調整される。
(分析方法)
本実施形態におけるチップ100を用いた分析方法を説明する。ただし、本実施形態におけるチップ100を用いた分析方法は、以下の方法に限定されない。
液体試料8を呈色させる分析方法の一例を説明する。まず、液体試料8に含まれる成分と反応する試薬を液体送達部2の内部に保存する。上記試薬の状態は特に限定されないが、乾燥した状態であることが好ましい。上記構成によれば、長時間にわたって試薬を安定的に保存することができる。上記試薬が液状の場合、液体試料8と上記試薬とを混合する工程を加えることで反応を行うことが可能である。
本発明におけるチップを用いた分析としては、例えば、コレステロール値の測定が挙げられる。コレステロール値の測定では、液体試料8は血液であり、試薬は、主成分が、コレステロールエステラーゼ、コレステロールオキシダーゼ、ペルオキシダーゼ、3,5−ジメトキシ−N−エチル−N−(2−ハイドロキシ−3−スルホプロピル)−アニリンナトリウム、4−アミノアンチピリンおよびアスコルビン酸オキシダーゼからなる群から選択される化合物が挙げられる。
また、本発明におけるチップを用いた分析として、尿酸値の測定が挙げられる。尿酸値の測定では、液体試料8が血液であり、試薬は、主成分がウリカーゼ、ペルオキシダーゼ、4−アミノアンチピリンリポプロテインリパーゼおよびアスコルビン酸オキシダーゼからなる群より選択される化合物が挙げられる。液体試料8と試薬とが混合および反応することにより発色または呈色する。分析装置を用いて、反応後の液体試料8に含まれる成分の色の変化を検出し、当該色の変化を解析することにより、当該成分の濃度を測定することができる。すなわち、液体試料8に含まれる成分と反応する試薬をチップ100の内部に保存することにより、容易に当該成分の濃度を測定することができる。
(チップの製造方法)
各実施形態におけるチップの製造方法は、特に限定されないが、例えば、チップは、液体試料8が移動する空間が形成された基板と、当該基板とは別の蓋基板とを貼り合わせて作製することができる。「液体試料8が移動する空間」とは、液体格納部1、液体送達部2、第1の流路3および第2の流路4のことを意図する。「蓋基板」とは、例えば開口部6、7が形成された基板を意図する。液体試料8が移動する空間が形成された基板と蓋基板とを貼り合わせる手段は、特に限定されないが、熱、薬剤等によって樹脂表面を融解し、接着を行う接着方、樹脂自体が有する自己吸着性を利用した接着法等が挙げられる。また、各基板に形成される、液体試料8が移動する空間および開口部6、7を形成する手段は、特に限定されないが、ウエットエッチング、ドライエッチング、金型による成形、機械加工等により形成される。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図6、図7に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図6は、本実施形態におけるチップ101を示す模式図である。図7は、液体試料8をチップ101に導入する過程を示す図である。本実施形態におけるチップ101は、図6に示すように、第2の流路4が、液体試料8へ作用する遠心力の方向と平行な方向へ伸長しているものである。すなわち、図1におけるαが0°のチップである。
液体試料8は、開口部6から液体格納部1内に導入される(図7(a))。液体格納部1内に導入された液体試料8は、第1の流路3の内部を通過し、第2の流路4の第1の流路3との接続部および減速部5の手前まで移動する(図7(b))。このときに第2の流路4の封止された端部に、空気層9が形成される。次にチップを備えた遠心部110が回転して、チップ101に遠心力が作用することにより、減速部5の方向および第2の流路4の方向に分散して、液体試料8に遠心力が伝わり、液体試料8が第2の流路4内に移動する(図7(c))。
チップ101では、液体試料8に作用する遠心力の方向と第2の流路4の伸長している方向とが同じであるため、第2の流路4に作用する遠心力(図5のF)が増加する。このため、減速部5の停止力を増加させることなく、液体試料8の移動速度を軽減させることができる。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、図8、図9に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図8は、本実施形態におけるチップ102を示す模式図である。図9は、液体試料8をチップ102に導入する過程を示す図である。本実施形態におけるチップ102は、図8に示すように、上記第2の流路4が、液体試料8へ作用する遠心力の方向と交わる方向へ伸長しているものである。特に、図8では、図1におけるαがβよりも大きいチップを示す。
液体試料8は、開口部6から液体格納部1内に導入される(図9(a))。液体格納部1内に導入された液体試料8は、第1の流路3の内部を通過し、第2の流路4の第1の流路3との接続部および減速部5の手前まで移動する(図9(b))。このときに第2の流路4の封止された端部に、空気層9が形成される。次にチップを備えた遠心部110が回転して、チップ102に遠心力が作用することにより、減速部5の方向および第2の流路4の方向に分散して、液体試料8に遠心力が伝わり、液体試料8が第2の流路4内に移動する(図9(c))。
チップ102では、液体試料8に作用する遠心力の方向と第2の流路4の伸長している方向とがなす角度αが、液体試料8に作用する遠心力の方向と第1の流路3の伸長している方向とがなす角度βよりも大きいため、第2の流路4に作用する遠心力(図5のF)が減少する。このため、減速部5の停止力を減少させることなく、液体試料8の移動速度を上昇させることができる。
〔実施形態4〕
本発明の他の実施形態について、図10に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図10は、本実施形態におけるチップ103を示す模式図である。本実施形態におけるチップ103は、第1の流路3が、減速部5よりも液体格納部1の側に、液体試料8へ作用する遠心力の方向と交わる方向へ伸長する流路を含んでいるものである。すなわち、図1におけるβが90°のチップである。
チップ103では、液体試料8に作用する遠心力の方向と第1の流路3の伸長している方向とがなす角度βが90°であるため、第1の流路3の伸長方向に向かって液体試料8に作用する遠心力が低減し、減速部5にかかる液体試料8の移動する力が低減される。このため、減速部5の停止力を増加させることなく、液体試料8の移動速度を低減させることができる。
〔実施形態5〕
本発明におけるチップを用いた分析装置の一実施形態、図11および図12に基づいて説明する。
本実施形態における分析装置201および202は、本発明のチップ、上記チップを備えるとともに、上記チップに格納された液体試料8に遠心力を作用させる遠心部と、上記チップの液体送達部2へ移動した液体試料8を分析する分析部とを備える。
上記構成により、本発明におけるチップの液体送達部2に移動した液体試料8の成分を分析することができる。例えば、液体送達部2に保存した試薬と反応し、呈色した液体試料8の光学的な変化量を分析することで、当該液体試料8の成分を分析することができる。
ここで、「分析部」とは、液体試料8を分析することができる構成であればよく、特に限定されないが、本実施形態では、発光部120および受光部130を含んでなる構成を例として挙げる。
図11は、本実施形態における分析装置201の模式図であり、図12は、本実施形態における分析装置202の模式図である。
図11に示す分析装置201は、発光部120から光を出射し、チップ100の液体送達部2にて反射または散乱した光を、受光部130で受ける分析装置である。図12に示す分析装置202は、発光部120から光を出射し、チップ100の液体送達部2を透過した光を、受光部130で受ける分析装置である。すなわち、本発明における分析装置の発光部120および受光部130は、遠心部に対してチップと同じ側に設けられていても、遠心部を挟む位置に設けられてもよい。
本実施形態における分析装置は、上述した構成を有することにより、遠心部上にチップを備えた状態で、液体送達部2に移動した液体試料8を分析(例えば、発色など)することができる。
なお、発光部120および受光部130の具体的な構成としては特に限定されず、適宜、周知の発光装置および受光装置を用いることが可能である。
〔変形例〕
本発明におけるチップの構造を有する部位と本発明におけるチップの第2流路を有さない構造を有する部位とを組み合わせたチップの実施の一形態について図13および図14に基づいて説明する。
従来の技術のチップを2つ組み合わせ、重量が異なる液体試料を用いる場合(図16、チップ510)、液体試料に作用する遠心力は、遠心力:F=mrωとなり、液体試料の重量が大きくなれば、液体試料に作用する遠心力は大きくなる。
すなわち、従来の技術では重量の大きい液体試料514と重量の小さい液体試料515に同時に遠心力を作用させると、重量の大きい液体試料514の方に大きな遠心力が作用し、重量の大きい液体試料514、重量の小さい液体試料515の順序でチップの内部を移動する。
重量の小さい液体試料515に作用する遠心力は、重量の大きい液体試料514に作用する遠心力よりも小さいため、重量の小さい液体試料515、重量の大きい液体試料514の順序で液体試料を移動させることはできない。また、重量の小さい液体試料515と重量の大きい液体試料514とを同時に移動させることもできない。
図13および図14は、本発明におけるチップの構造を有する部位と本発明におけるチップの第2流路を有さない構造を有する部位とを組み合わせたチップ110の模式図である。
液体試料18は液体格納部1に導入され、液体試料28は液体格納部401に導入される(図13(a)および図14(a))。なお、液体試料18は、液体試料28よりも重量が大きいものとする。
チップ110において、液体試料18に作用する遠心力は、液体試料28に作用する遠心力よりも大きいが、液体試料18を導入した部位に第2の流路4を備えるため、液体試料18の移動速度を低減することができる。そのため、液体試料18の移動速度を重量の小さい液体試料28の移動速度と同じに調整することができる(図13(b))、あるいは、液体試料18の移動速度を液体試料28の移動速度よりも遅く調整することができる(図14(b))。
チップ110は、上述した構成を有することにより、重量の異なる液体試料を混合する順序を調整することができる。また、チップ110は、上述した構成を有することにより、1つのチップ内で、チップ110に備えられている液体送達部402を、少量の液体試料を用いて洗浄した後に、多量の液体試料を用いて洗浄することもできる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るチップは、液体試料を格納する液体格納部と、上記液体試料に遠心力を作用させることにより、当該液体試料が送達される液体送達部と、上記液体格納部の内部空間と上記液体送達部の内部空間とを接続し、かつ、上記液体試料を上記液体格納部の内部空間から上記液体送達部の内部空間へと移動させるための第1の流路と、上記第1の流路に備えられている、上記液体試料の移動速度を減じる減速部と、上記液体格納部と上記減速部との間の上記第1の流路に接続されている、少なくとも1つの第2の流路と、を備え、上記第1の流路に接続されていない、上記第2の流路の端部は、封止されており、上記液体格納部および上記液体送達部の各々には、開口が形成されている。
上記の構成によれば、液体試料が第1の流路と第2の流路とに分かれて移動する。このため、第1の流路に移動する液体試料に作用する遠心力を減じることができ、第1の流路に備えられている減速部によって、液体試料の移動速度を確実に減少または停止させることができる。
本発明の態様2に係るチップは、上記態様1において、上記減速部が、上記第1の流路の内部表面に設けられている、疎水性領域または親水性領域によって形成されていてもよい。
上記の構成によれば、簡単な減速部の構成によって、液体試料の移動速度を調節することができる。
本発明の態様3に係るチップは、上記態様1または2において、上記第1の流路が、上記減速部よりも上記液体格納部の側に、上記液体試料へ作用する遠心力の方向と交わる方向へ伸長する流路を含んでいてもよい。
上記の構成によれば、第1の流路へ作用する遠心力の方向成分を小さくすることができる。
本発明の態様4に係るチップは、上記態様1〜3において、上記第2の流路が、上記液体試料へ作用する遠心力の方向と交わる方向へ伸長しているものであってもよい。
上記の構成によれば、第2の流路へ作用する遠心力の方向成分を小さくすることができる。
本発明の態様5に係るチップは、上記態様1〜3において、上記第2の流路は、上記液体試料へ作用する遠心力の方向と平行な方向へ伸長しているものであってもよい。
上記の構成によれば、第2の流路へ作用する遠心力の方向成分を大きくすることができる。
本発明の態様6に係るチップは、上記態様1〜5において、上記第1の流路および上記第2の流路の横断面の面積は、1×10−12以上、1×10−5以下であることが好ましい。
上記構成によれば、第1の流路および第2の流路に毛細管力を発生させることができる。これにより、液体試料を減速部の手前まで移動させることができる。さらに、第1の流路および第2の流路に毛細管力を発生させることにより、液体格納部の容積よりも多い容量の液体試料を導入することができる。
本発明の態様7に係るチップは、上記態様1〜6において、上記液体送達部の内部に、上記液体試料と反応する試薬が備えられていてもよい。
上記構成によれば、液体送達部に移動した液体試料が、試薬と反応することができる。
本発明の態様8に係るチップは、上記態様7において、上記液体試料が血液であって、上記試薬がコレステロールエステラーゼ、コレステロールオキシダーゼ、ペルオキシダーゼ、3,5−ジメトキシ−N−エチル−N−(2−ハイドロキシ−3−スルホプロピル)−アニリンナトリウム、4−アミノアンチピリンおよびアスコルビン酸オキシダーゼからなる群より選択される少なくとも1つであってもよい。
上記構成によれば、コレステロールの測定のための呈色反応を容易に行うことができる。
本発明の態様9に係るチップは、上記態様7において、上記液体試料が血液であって、上記試薬が、ウリカーゼ、ペルオキシダーゼ、4−アミノアンチピリンリポプロテインリパーゼおよびアスコルビン酸オキシダーゼからなる群より選択される少なくとも1つであってもよい。
上記構成によれば、尿酸値の測定のための呈色反応を容易に行うことができる。
本発明の態様10に係る分析装置は、上記態様1〜9のいずれかに記載のチップと、上記チップを備えるとともに、上記液体試料へ遠心力を作用させる遠心部と、上記液体送達部へ移動した上記液体試料を分析する分析部と、を備える。
上記構成によれば、遠心部上にチップを備えた状態で、液体送達部に移動した液体試料を分析(例えば、発色など)することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、チップ及び分析装置に利用することができる。
1 液体格納部
2 液体送達部
3 第1の流路
4 第2の流路
5 減速部
6、7 開口部
8 液体試料
9 空気層
100〜103 チップ
110 遠心部
120 発光部
130 受光部
200〜202 分析装置
301 空気層
302 減速部
303 遠心力
304 減速部による停止力
305 減速部を通過した後の液体試料に作用する遠心力
306 第2の流路の延伸方向に向かって、液体試料に作用する遠心力
307 空気層から液体試料に作用する反力(空気層の圧縮力)
401 液体格納部
402 液体送達部

Claims (5)

  1. 液体試料を格納する液体格納部と、
    上記液体試料に遠心力を作用させることにより、当該液体試料が送達される液体送達部と、
    上記液体格納部の内部空間と上記液体送達部の内部空間とを接続し、かつ、上記液体試料を上記液体格納部の内部空間から上記液体送達部の内部空間へと移動させるための第1の流路と、
    上記第1の流路に備えられている、上記液体試料の移動速度を減じる減速部と、
    上記液体格納部と上記減速部との間の上記第1の流路に接続されている、少なくとも1つの第2の流路と、を備え、
    上記第1の流路に接続されていない、上記第2の流路の端部は、封止されており、
    上記液体格納部および上記液体送達部の各々には、開口が形成されている、チップ。
  2. 上記減速部は、上記第1の流路の内部表面に設けられている、疎水性領域または親水性領域によって形成されている、請求項1に記載のチップ。
  3. 上記第1の流路は、上記減速部よりも上記液体格納部の側に、上記液体試料へ作用する遠心力の方向と交わる方向へ伸長する流路を含んでいる、請求項1または2に記載のチップ。
  4. 上記第2の流路は、上記液体試料へ作用する遠心力の方向と交わる方向へ伸長しているものである、請求項1〜3のいずれか1項に記載のチップ。
  5. 上記第2の流路は、上記液体試料へ作用する遠心力の方向と平行な方向へ伸長しているものである、請求項1〜3のいずれか1項に記載のチップ。
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