JP2014234765A - 車両のオイル吸入装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の駆動源から伝達された回転で駆動する機械式のオイルポンプの駆動トルクを低減でき、駆動源に与える損失を効果的に低減できるオイル吸入装置を提供する。
【解決手段】オイル貯留部(2)のオイルがオイルポンプ(10)に吸入されるまでの吸入区間に設けた空気吸入バルブ(20)を備える。空気吸入部(20)は、大気側(100)と連通する第1連通路(21)と、オイルポンプ(10)の吸入ポート(11)と連通する第2連通路(22)と、第1連通路(21)と第2連通路(22)との間の開閉を切り替え可能なバルブ機構(23)と、を備え、オイルポンプ(10)のオイル吸入圧力(P)が所定圧(P1)以下の負圧になったときにバルブ機構(23)が開くことで、オイル貯留部(2)から吸込管(30)に吸入されたオイルに空気吸入バルブ(20)から吸入された空気が混入されるように構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンなど車両の駆動源から伝達された回転で駆動する機械式のオイルポンプを備えた車両のオイル吸入装置に関する。
従来、車両に搭載された変速機などにおいて、ギヤや回転軸などの潤滑並びに冷却用のオイル(潤滑油又は作動油)の移送に用いられるオイルポンプとして、エンジンなど車両の駆動源から伝達された回転で駆動する機械式のオイルポンプ(ギヤポンプ)がある。この種のオイルポンプの設計では、必要な流量を設定するにあたって、規定回転数より低い回転領域で必要なオイルの流量を確保できるように、過去の実績や経験値から安全率を持った流量に設定している。そのため、規定回転数を超える高回転領域では、必要以上の流量のオイルを吸い上げることとなる。そのため、このような機械式のオイルポンプでは、規定回転数を越える高回転領域で無駄な駆動トルク(ポンプ駆動力)が発生することで、当該駆動トルクがエンジンなどの駆動源に対する損失となっていた。
この点に関して、機械式のオイルポンプの駆動トルクを低減するための機構として、流量を可変させる機構やポンプ回転数を低減させる機構を採用することが一般的である。流量を可変させる機構としては、例えば、特許文献1に示すように、油圧感応式スプール弁とリリーフ回路の組合せによる機構(リリーフ回路付可変流量ポンプ)が提案されている。また、ポンプ回転数を制御する機構としては、例えば、特許文献2に示すように、遊星ギヤを介してポンプ回転数を低減させる機構が提案されている。
しかしながら、上記のリリーフ回路付可変流量ポンプは、部品点数が多く高い寸法精度が要求されるため、構造の複雑化や重量増及びコスト増につながるおそれがある。また、構造が複雑であることで、オイルに含まる金属粉などの微小異物(コンタミネーション)に対する耐性にも課題がある。また、遊星ギヤでポンプの入力回転数を低減させる機構の場合にも、その機構が複雑で装置が大型化してしまうという問題がある。
特開平7−233787号公報 特開2005−207357号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、部品点数を少なく抑えた簡単な構成で、車両の駆動源から伝達された回転で駆動する機械式のオイルポンプの駆動トルクを低減することができ、駆動源に与える損失を効果的に低減できるオイル吸入装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明にかかる車両のオイル吸入装置は、車両の駆動源から伝達された回転で駆動する機械式のオイルポンプ(10)を備え、オイル貯留部(2)のオイルをオイルポンプ(10)に吸入して圧送するオイル吸入装置(1)であって、オイル貯留部(2)のオイルがオイルポンプ(10)の吸入部(11)に吸入されるまでの吸入区間に設けた空気吸入部(20)を備え、空気吸入部(20)は、大気側(100)と連通する第1連通路(21)と、オイルポンプ(10)の吸入部(11)と連通する第2連通路(22)と、第1連通路(21)と第2連通路(22)との間の開閉を切り替え可能な開閉機構(23)と、を備え、オイルポンプ(10)のオイル吸入圧力(P)が所定圧(P1)以下の負圧になったときに開閉機構(23)が開くことで、オイル貯留部(2)から吸込管(30)に吸入されたオイルに空気吸入部(20)から吸入された空気が混入されるように構成したことを特徴とする。
本発明にかかる車両のオイル吸入装置では、オイル貯留部のオイルがオイルポンプの吸入部に吸入されるまでの吸入区間に上記の空気吸入部を設けたことで、オイルポンプの吸入圧力が所定圧以下の負圧になったときに、当該空気吸入部でオイルポンプに空気を吸入させてその駆動トルクを低減させる構造としている。これにより、特に、規定回転数を越える高回転領域で余剰となっていた吐出量分のポンプ駆動トルクを低減させることができる。したがって、オイルポンプに回転を伝達している駆動源の駆動トルクを低下させることができ、駆動源に与える損失を効果的に低減できる。
上記の空気吸入部は、オイル吸入圧力に応じてオイルポンプへの空気の吸い込みの有無が切り替わる構造である。したがって、オイルポンプの回転数が高回転の領域で吸入負圧が上昇したときに、オイルポンプへ吸入されるオイルに空気を混入させることができる。したがって、オイルポンプの高回転領域での吸入オイル量の増加を抑制することができ、ポンプ駆動力の低減効果及び吸入負圧低下の効果が得られる。これにより、簡単な構成で駆動源の駆動トルクを低下させることができる。
また、上記のオイル吸入装置では、開閉機構(23)は、第1連通路(21)と第2連通路(22)との間を開閉する弁体(25)と、弁体(25)を閉位置へ付勢する付勢手段(26)と、を備え、オイルポンプ(10)のオイル吸入圧力(P)が所定圧(P1)以下の負圧になると、弁体(25)が付勢手段(26)の付勢力に抗して閉位置から開位置へ移動するように構成してよい。
この構成によれば、部品点数を少なく抑えた簡単な構成で、オイルポンプの吸入圧力が所定以上となったときに該オイルポンプに空気を吸入させることができる。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態における構成要素の符号を本発明の一例として示したものである。
本発明にかかるオイル吸入装置によれば、部品点数を少なく抑えた簡単な構成で、車両の駆動源から伝達された回転で駆動する機械式のオイルポンプの駆動トルクを低減することができ、駆動源に与える損失を効果的に低減できる。
本発明の一実施形態にかかるオイル吸入装置を示す概略図である。 オイルポンプを示す図で、(a)は、オイルポンプの全体構成を示す図、(b)は、(a)のA−A矢視断面を示す図で、空気吸入バルブを示す図である。 空気吸入バルブの動作を説明するための図である。 オイルポンプの回転数とポンプ吸入圧力の関係を示すグラフである。 オイルポンプの回転数とポンプトルクの関係を示すグラフである。 オイルポンプの回転数とポンプ流量の関係を示すグラフである。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかるオイル吸入装置を示す概略図である。また、図2は、オイルポンプを示す図で、(a)は、オイルポンプの全体構成を示す図、(b)は、(a)のA−A矢視断面を示す図で、空気吸入バルブを示す図である。図1に示すように、オイル吸入装置1は、車両の駆動源であるエンジン(図示せず)から伝達された回転で駆動する機械式のオイルポンプ10と、オイルポンプの吸込端10a側に接続されてオイルバス(オイル貯留部)2内のオイルを吸入する吸込管30と、オイルポンプの吐出端10b側に接続された吐出管60とを備えている。
オイルポンプ10は、車両用の変速機において、ギヤなどの機械構造の潤滑並びに冷却用の作動油(オイル)の移送に用いられるオイルポンプである。このオイルポンプ10は、エンジンの駆動力で回転するクランク軸(図示せず)の回転が伝達されて回転する機械式のオイルポンプであって、オイルを圧送するためのポンプ部15と、吸込管30からポンプ部15へオイルを吸入するための吸入ポート(吸入部)11と、ポンプ部15から吐出管60へオイルを吐出するための吐出ポート13とを備える。ポンプ部15は、ケーシング12内に回転自在に支持されたアウタロータ16と、該アウタロータ16の内側において回転自在に支持されたインナロータ17とを備える容積型のトロコイドポンプである。このオイルポンプ10では、エンジンから伝達される回転の増減に応じてポンプ部15によるオイルの圧送量が増減するようになっている。
そして、本実施形態のオイルポンプ10は、大気側100と吸入ポート11との間に設けた空気吸入バルブ(空気吸入部)20を備える。空気吸入バルブ20は、大気側100と連通する第1連通路(大気開放部)21と、吸入ポート11と連通する第2連通路22と、オイルポンプ10の吸入圧力が所定圧(規定圧)以下の負圧になったときに第1連通路21と第2連通路22との間を連通させるバルブ機構(開閉機構)23とを備えて構成される。バルブ機構23は、第1連通路21と第2連通路22との間に形成した収容部24と、該収容部24に収容した球形状の弁体25と、弁体25を付勢するコイルスプリング(付勢手段)26とを備える。弁体25は、収容部24内で第1連通路21の周囲に形成した弁座部27に着座する閉位置と、該弁座部27から離間する開位置との間で移動可能となっている。コイルスプリング26は、弁体25を弁座部27に着座する閉位置へ向けて付勢している。そして、オイルポンプ10のオイル吸入圧力が所定圧以下の負圧になると、弁体25がコイルスプリング26の付勢力に抗して閉位置から開位置へ移動するようになっている。
図3は、空気吸入バルブ20の動作を説明するための図である。オイルポンプ10のオイル吸入圧力が所定圧よりも大きい状態では、弁体25にかかるコイルスプリング26の付勢力と吸入ポート11の作動油からかかる力との合力の方が、第1連通路21を介して大気側100からかかる力よりも大きい。したがって、弁体25は、コイルスプリング26の付勢力で弁座部27に着座した状態で、第1連通路21と第2連通路22との間を塞いでいる。そして、オイルポンプ10のオイル吸入圧力が負圧状態で所定圧以下になると、弁体25にかかるコイルスプリング26の付勢力と吸入ポート11の作動油からかかる力との合力よりも、第1連通路21を介して大気側100からかかる力の方が大きくなる。そうすると、弁体25がコイルスプリング26の付勢力に抗して弁座部27から離間することで、第1連通路21と第2連通路22との間が開かれるようになっている。これにより、オイルポンプ10によるオイルバス2内のオイルの吸入圧力に応じて、吸込管30からオイルバス2のオイルのみを吸入する第1吸込作動状態と、吸込管30からオイルバス2のオイルを吸入すると共に空気吸入バルブ20から空気を吸入する第2吸込作動状態とが切り替わる。
第1吸込作動状態では、オイルポンプ10の運転により、吸込管30からオイルのみが吸入され、空気吸入バルブ20から空気は吸入されない。この第1吸込作動状態では、オイルポンプ10に空気が吸い込まれないことで、オイルポンプ10の回転数にほぼ正比例する線形的なオイル流量の増加が得られる。第2吸込作動状態では、オイルポンプ10の運転により、吸込管30からオイルが吸入されると共に空気吸入バルブ20から空気が吸入される。空気吸入バルブ20から吸入された空気がオイルポンプ10内へ混入することで、(空気が混入しない状態と比較して)ポンプ負圧とポンプ駆動力の増加がより低く抑えられる。すなわち、本実施形態のオイル吸入装置1では、この空気混入によって、オイルポンプ10へ吸入するオイルに空気を混入させることでオイル吸入量を制限し、オイルポンプ10の油圧動力を低減させることができる。このように、空気吸入バルブ20から吸入する空気をオイルバス2から吸入するオイルに混入させることによって、特に高回転領域でのオイルポンプ10の回転数に対するオイル吸入量を低く抑えることができ、オイルポンプ10の駆動損失を効果的に低減することができる。
図4乃至図6は、本実施形態のオイル吸入装置1と従来構成のオイル吸入装置との性能比較について説明するための図で、図4は、オイルポンプ10の回転数(入力回転数)とポンプ吸入圧力の関係を示すグラフであり、図5は、オイルポンプ10の回転数とポンプトルクの関係を示すグラフであり、図6は、オイルポンプ10の回転数とポンプ流量の関係を示すグラフである。図5及び図6のグラフでは、従来構成のオイル吸入装置のラインを実線で示し、本実施形態のオイル吸入装置1のラインを点線で示している。ここでの従来構成のオイル吸入装置とは、本実施形態の空気吸入バルブ20を備えない構成である。
本実施形態のオイルポンプ10では、図4に示すように、ポンプ回転数Nが規定回転数N1未満の領域では、ポンプ吸入圧力Pが所定圧(規定負圧)P1よりも大きい状態(P>P1)であり、ポンプ回転数Nが規定回転数N1未満の領域では、ポンプ吸入圧力Pが規定圧力(規定負圧)P1以下(P≦P1)の負圧となる。したがって、ポンプ回転数Nが規定回転数N1未満の領域では、吸込管30からオイルのみを吸入する第1吸込作動状態であり、ポンプ回転数Nが規定回転数N1以上の領域では、吸込管30から吸入されたオイルに空気吸入バルブ20から吸入された空気が混入する第2吸込作動状態(空気混入状態)となる。これにより、図5のグラフに示すように、規定回転数N1以上の高回転領域で、従来構成のオイル吸入装置と比較して、吸入されるオイル流量の増加を抑制する(増加率を低く抑える)ことができる。したがって、図6に示すように、ポンプトルクの低減効果が得られる。これにより、ポンプ損失及び伝達損失を低減させることができる。
以上説明したように、本実施形態のオイル吸入装置1では、車両の駆動源から伝達された回転で駆動する機械式のオイルポンプ10を備えるオイル吸入装置1において、オイルポンプ10の吸入ポート11に空気吸入バルブ20を設けている。この空気吸入バルブ20は、吸入ポート11と連通する第1連通路21と、大気側100と連通する第2連通路22と、第1連通路21と第2連通路22との間の開閉を有無を切り替え可能なバルブ機構(開閉機構)23とを備え、オイルポンプ10のオイル吸入圧力が所定圧以下の負圧になったときにバルブ機構23が開くことで、オイルバス2から吸込管30に吸入されたオイルに空気吸入バルブ20で吸入された空気が混入されるように構成した。
本実施形態のオイル吸入装置1では、オイルバス2のオイルがオイルポンプ10に吸入されるまでの吸入区間に上記の空気吸入バルブ20を設けたことで、オイルポンプ10の吸入圧力が所定圧以下の負圧となったときに、当該空気吸入バルブ20でオイルポンプ10に空気を吸入させてその駆動トルクを低減させる構造としている。これにより、特に、規定回転数を越える高回転領域で余剰となっていた吐出量分のポンプ駆動トルクを低減させることができる。したがって、オイルポンプ10に回転を伝達している駆動源の駆動トルクを低下させることができ、駆動源に与える損失を効果的に低減できる。
このように、オイルバス2内のオイルがオイルポンプ10に吸入されるまでの吸入区間に、オイルバス2内のオイルの吸入量と空気の吸入量との配分を可変させる(空気とオイルを吸い分ける)機構として、空気吸入バルブ20を設けたことで、オイルポンプ10に空気を吸入させることでその駆動トルクを意図的に低減させる構造としている。すなわち、オイルポンプ10の吸入経路上に空気を吸い込むための手段を設けたことで、オイルポンプ10の吸入圧力が所定以下の負圧のときに該オイルポンプ10のオイルの余剰吸込量を規制することができ、オイルポンプ10の駆動に必要なトルクを低減できるようにした。これにより、特に、規定回転数を越える高回転領域で余剰となっていた吐出量分のポンプ駆動トルクを低減させることができる。その結果、オイルポンプ10を駆動しているエンジン(駆動源)の駆動トルクを効果的に低下させることができる。
また、上記のオイル吸入装置では、空気吸入バルブ20は、第1連通路21と第2連通路22との間を開閉する弁体25と、弁体25を閉位置へ付勢するコイルスプリング(付勢手段)26とを備え、オイルポンプ10のオイル吸入圧力が所定以下の負圧になると、弁体25にかかる力でコイルスプリング26の付勢力に抗して弁体25が閉位置から開位置へ移動するように構成している。
この構成によれば、部品点数を少なく抑えた簡単な構成で、オイルポンプ10の吸入圧力が所定以上となったときに該オイルポンプ10に空気を吸入させることができる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態の空気吸入バルブ20の具体的な構造は一例であり、本発明にかかるオイル吸入装置が備える空気吸入部は、オイルポンプの吸入圧力に応じて開閉の切り替えが可能な構造であれば、上記の空気吸入バルブ20のような構成には限らず、他の構造であってもよい。また、上記実施形態では、空気吸入バルブをオイルポンプの吸入ポートに設けた場合を示したが、本発明にかかる空気吸入部は、オイル貯留部のオイルがオイルポンプ(ポンプ部)に吸入されるまでの吸入区間に設けていれば、上記実施形態に示す以外の位置に設けてもよい。
1 オイル吸入装置
2 オイルバス(オイル貯留部)
10 オイルポンプ
10a 吸込端
10b 吐出端
11 吸入ポート(吸入部)
12 ケーシング
13 吐出ポート
15 ポンプ部
16 アウタロータ
17 インナロータ
20 空気吸入バルブ(空気吸入部)
21 第1連通路
22 第2連通路
23 バルブ機構(開閉機構)
24 収容部
25 弁体
26 コイルスプリング(付勢手段)
27 弁座部
30 吸込管
60 吐出管
100 大気側
N ポンプ回転数
N1 規定回転数
P ポンプ吸入圧力
P1 規定(所定)圧力

Claims (2)

  1. 車両の駆動源から伝達された回転で駆動する機械式のオイルポンプを備え、オイル貯留部のオイルを前記オイルポンプに吸入して圧送するオイル吸入装置であって、
    前記オイル貯留部のオイルが前記オイルポンプの吸入部に吸入されるまでの吸入区間に設けた空気吸入部を備え、
    前記空気吸入部は、大気側と連通する第1連通路と、前記オイルポンプの吸入部と連通する第2連通路と、前記第1連通路と前記第2連通路との間の開閉を切り替え可能な開閉機構と、を備え、
    前記オイルポンプのオイル吸入圧力が所定圧以下の負圧になったときに前記開閉機構が開くことで、前記オイル貯留部から前記吸込管に吸入されたオイルに前記空気吸入部から吸入された空気が混入されるように構成した
    ことを特徴とする車両のオイル吸入装置。
  2. 前記開閉機構は、
    前記第1連通路と前記第2連通路との間を開閉する弁体と、
    前記弁体を閉位置へ付勢する付勢手段と、を備え、
    前記オイルポンプのオイル吸入圧力が前記所定圧以下の負圧になると、前記弁体が前記付勢手段の付勢力に抗して前記閉位置から前記開位置へ移動するように構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両のオイル吸入装置。
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