JP2014234610A - 背負式ブロワ - Google Patents

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圭介 池田
Keisuke Ikeda
圭介 池田
賢二 長沼
Kenji Naganuma
賢二 長沼
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Abstract

【課題】送風パイプが邪魔になることがなく、送風パイプを紛失する虞もないブロワを提供する。
【解決手段】動力源および該動力源によって駆動されるファンを備えるブロワ本体2と、ブロワ本体2が搭載される背負子3と、第1連結部材11を介してファンの吸出口10に連通する蛇腹部20を含む送風パイプ4と、送風パイプ4に設けられ、作業者によって把持されるグリップ50と、を有する背負式ブロワ1Aであって、送風パイプ4は背負子3に係止可能かつ係止解除可能であり、送風パイプ4が背負子3に係止されたときに、グリップ50を前方に向かせることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、落葉や刈り草を吹き寄せるために使用されたり、路上のゴミなどを吹き寄せるために使用されたりする送風機(ブロワ)に関し、特に背負式ブロワに関する。
ブロワは背負式と手持ち式とに大別されるが、いずれの方式のブロワもエンジンやモータなどの動力源と、動力源によって駆動されるファンと、ファンから送り出された空気が吹き出される送風パイプと、を備えている。
特開2000−192826号公報
一般的に、背負式ブロワの送風パイプは、手持ち式ブロワの送風パイプに比べて長尺である。このため、背負式ブロワの運搬時や収納時に送風パイプが邪魔になることがあった。また、背負式ブロワを背負った作業者が移動すると、送風パイプの先端が地面に擦れて破損したり、傷付いたりすることがあった。
そこで、ブロワ本体から取り外し可能な送風パイプや2以上のパイプ部材に分割可能な送風パイプが提案されている。しかし、ブロワ本体と送風パイプとを分離して収納した場合、送風パイプを紛失する虞がある。また、送風パイプを2以上のパイプ部材に分割した場合、一部のパイプ部材を紛失する虞がある。
本発明の目的は、送風パイプが邪魔になることがなく、送風パイプを紛失する虞もないブロワを提供することである。
本発明の背負式ブロワは、動力源および該動力源によって駆動されるファンを備える本体と、前記本体が搭載される背負子と、第1連結部材を介して前記ファンの吸出口に連通する蛇腹部を含む送風パイプと、前記送風パイプに設けられ、作業者によって把持される把持部と、を有し、前記送風パイプは前記本体または前記背負子に係止可能かつ係止解除可能であり、前記送風パイプが前記本体または前記背負子に係止されたときに、前記把持部を前方に向かせることができる。
本発明の一態様では、前記蛇腹部は、前記第1連結部材を通過した空気が流入する流入口を有し、前記送風パイプは前記本体に対して回動可能であり、前記送風パイプの回動に伴って、前記第1連結部材に対する前記流入口の開口面の向きが変更される。
本発明の他の態様では、前記第1連結部材と前記蛇腹部との間に介在する第2連結部材を有し、前記第2連結部材の一端は、前記第1連結部材の一端に、該第1連結部材の周方向に沿って回動可能に連結される。
本発明の他の態様では、前記送風パイプが伸縮可能である。
本発明によれば、送風パイプが邪魔になることがなく、送風パイプを紛失する虞もないブロワが実現される。
第1の実施形態に係る背負式ブロワの側面図である。 送風パイプの構造を模式的に示す分解斜視図である。 第1の実施形態に係る背負式ブロワの他の側面図である。 (a)は第1中間ノズルの側面図であり、(b)は(a)のA−A断面図である。 (a)は第2中間ノズルの側面図であり、(b)は(a)のB−B断面図である。 (a)は係止部の拡大側面図であり、(b)は係止部の拡大正面図である。 第1の実施形態に係る背負式ブロワの背面図である。 第2の実施形態に係る背負式ブロワの側面図である。 (a)は第1連結部材の接続端部の拡大側面図であり、(b)は第2連結部材の接続端部の拡大側面図である。 第1連結部材の接続端部と第2連結部材の接続端部との接続構造を示す拡大断面図である。 (a)〜(c)は、送風パイプの回動手順を示す説明図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施形態の一例について図1〜図7を参照しながら詳細に説明する。図1に示されるように、本実施形態に係る背負式ブロワ1Aは、動力源としてのエンジンおよび該エンジンによって駆動されるファンを備えた本体(以下“ブロワ本体”)2と、ブロワ本体2が搭載された背負子3と、ブロワ本体2に接続された送風パイプ4と、を備えている。背負子3は、ブロワ本体2が搭載されるベース部3aと、ベース部3aから略垂直に立ち上がる背当て部3bと、を有する。図示は省略されているが、背当て部3bの前面には長さ調節が可能な一対の肩ベルトが装着されている。背負式ブロワ1Aを使用する作業者は、左右の肩に肩ベルトを掛けて背負子3(ブロワ本体2)を背負う。以下の説明では、背負子3を背負った作業者の正面側を“前方”または“前面”、背面側を“後方”または“背後”と定義する。
ブロワ本体2に搭載されているファンは、吸込口(不図示)および吸出口10を備えたファンケース内に回転可能に収容されており、エンジンによってファンが回転駆動されると、吸込口から吸い込まれた空気が吸出口10から吐出される。
送風パイプ4は、2つの連結部材を介してファンケースの吸出口10に接続されている。具体的には、ファンケースの吸出口10にはパイプ状の第1連結部材11の一端(入口)が接続され、第1連結部材11の他端(出口)にはパイプ状の第2連結部材12の一端(入口)が接続されている。そして、第2連結部材12の他端(出口)に送風パイプ4の一端(入口)が接続されている。より具体的には、送風パイプ4は、長手方向一端側に設けられた蛇腹部20と、長手方向他端側に設けられた先端ノズル23と、これら蛇腹部20と先端ノズル23との間に設けられた第1中間ノズル21および第2中間ノズル22と、を有し、蛇腹部20の一端が第2連結部材12に接続されている。すなわち、図2に示されるように、送風パイプ4は、同軸上に並べられた蛇腹部20,第1中間ノズル21,第2中間ノズル22および先端ノズル23を有し、蛇腹部20の一方の開口部によって送風パイプ4の入口が構成され、先端ノズル23の一方の開口部によって送風パイプ4の出口が構成されている。図1に示される吸出口10から吐出された空気は、送風パイプ4の入口を構成する蛇腹部20の一方の開口部から送風パイプ4内に流入する。送風パイプ4内に流入した空気は、送風パイプ4の出口を構成する先端ノズル23の一方の開口部から流出する(吐出する)。以下の説明では、図2に示される蛇腹部20の一方の開口部を“流入口20a”と呼び、他方の開口部を“流出口20b”と呼ぶ。すなわち、図1に示される吸出口10から吐出された空気は、第1連結部材11および第2連結部材12を経由して蛇腹部20の流入口20a(図2)から蛇腹部20内に流入する。蛇腹部20内に流入した空気は、蛇腹部20を通過して該蛇腹部20の流出口20b(図2)から流出し、第1中間ノズル21に流入する。
送風パイプ4の一部を構成している蛇腹部20はゴム製であり、蛇腹状に形成されていることにより所定の角度範囲内において可撓性を備えている。送風パイプ4の他の一部を構成している第1中間ノズル21,第2中間ノズル22および先端ノズル23はプラスチック製である。なお、蛇腹部20は第1中間ノズル21などと同様に硬質の樹脂により形成されていてもよい。
図1に示されるように、吸出口10は下方を向いている。一方、第1連結部材11は略U字形の形状を有し、その入口は吸出口10に接続され、出口は第2連結部材12の入口に接続されている。よって、吸出口10から下向きに吐出された空気は、第1連結部材11によって進行方向が斜め上向きに変換された後、第2連結部材12を経て蛇腹部20(送風パイプ4)に流入する。
送風パイプ4はブロワ本体2に対して回動可能である。具体的には、第1連結部材11の端部(出口)は第2連結部材12の端部(入口)の内側に嵌合されており、第2連結部材12は、第1連結部材11の端部外周面に沿って回動可能である。換言すれば、第2連結部材12は、図1に示されるX軸を回転軸として回動可能である。第2連結部材12がX軸を回転軸として回動すると、第1連結部材11および第2連結部材12を介してブロワ本体2に接続されている送風パイプ4もX軸を回転軸として回動する。
蛇腹部20に着目すると、送風パイプ4がX軸を回転軸として回動する際、蛇腹部20の流入口20a(図2)も当然にX軸を回転軸として回転する。換言すれば、ブロワ本体2に固定されている第1連結部材11に対する流入口20aの開口面の向きが変更される。
図1に示される送風パイプ4がX軸を回転軸として回動されると、送風パイプ4のブロワ本体2に対する位置が図3に一点鎖線で示される位置から実線で示される位置に変更される。すなわち、ブロワ本体2の前方に位置していた送風パイプ4をブロワ本体2の側方に移動させることができる。また、ブロワ本体2から前方に向かって延びていた送風パイプ4を背負子3に沿って立てることができる。
ここで、図1に示されるように、背負子3の側面上部には係止部30が設けられており、送風パイプ4の第1中間ノズル21の端部外周面には、係止部30に係止可能かつ係止解除可能な係止ピン40が設けられている。よって、送風パイプ4を図3に実線で示される位置まで回動させ、係止ピン40を係止部30に係止させることにより、送風パイプ4を背負子3に係止させることができる。換言すれば、送風パイプ4を図3に実線で示される位置まで回動させると、係止ピン40が係止部30に係止可能な位置に配置されるように、係止部30および係止ピン40の位置が設定されている。
図4(a),(b)に示されるように、係止ピン40は、第1中間ノズル21の外周面から径方向に突出する軸部40aと、軸部40aの先端に一体成形された頭部40bと、を有する。一方、図6(a),(b)に示されるように、係止部30は嵌合溝31を有する。嵌合溝31は係止部30の前面および側面において開口しており、係止ピン40(図4)は係止部前面から嵌合溝31に嵌め込まれる。すなわち、図4(a),(b)に示される係止ピン40は、図6(a)の紙面右側から左側へ向けて嵌合溝31に嵌め込まれる。換言すれば、図4(a),(b)に示される係止ピン40は、図6(b)の紙面手前から奥へ向けて嵌合溝31に嵌め込まれる。
図6(a),(b)に示される、係止部前面における嵌合溝31の幅(W1)は、図4(b)に示される係止ピン40の頭部40bの直径(D1)よりも狭い。一方、図6(a)に示されるように、嵌合溝31の内部には括れ部31aが形成されており、括れ部31aよりも奥における嵌合溝31の幅(W2)は、図4(b)に示される係止ピン40の頭部40bの直径(D1)よりも広い。よって、係止部30を僅かに弾性変形させながら係止ピン40の頭部40bを括れ部31aの奥に押し込むと、係止ピン40が嵌合溝31の内部(括れ部31aの奥)に保持される。すなわち、係止ピン40が嵌合溝31から不意に外れることが防止される。換言すれば、図3に実線で示される送風パイプ4の背負子3に対する係止が不意に解除されることが防止される。なお、図4(b)に示される係止ピン40の軸部40aの直径(D2)は、図6(a),(b)に示される、係止部前面における嵌合溝31の幅(W1)および係止部側面における嵌合溝31の幅(W3)よりも細い。よって、係止ピン40の軸部40aは嵌合溝31に自由に出入りできる。
再び図1を参照する。送風パイプ4を構成する第1中間ノズル21には、作業者によって把持される把持部としてのグリップ50が装着されている。グリップ50には、エンジンの回転数を調節するためのトリガ51が設けられている。トリガ51の操作量に応じてエンジンの回転数が上下し、ファンの回転速度が変化する。なお、トリガ51の操作量を示す信号はケーブル52を介してブロワ本体2に送られる。
図1に示されるように、グリップ50は、第1中間ノズル21の径方向に延びており、この点に関して係止ピン40と共通している。しかし、第1中間ノズル21に対する係止ピン40の突出方向とグリップ50の突出方向とは、略90°異なっている。よって、図3に示されるように、係止ピン40を係止部30に係止させると、グリップ50が自動的に前方を向く。換言すれば、係止ピン40を係止部30に係止させるとグリップ50が前方を向くように、係止ピン40およびグリップ50の位置が設定されている。すなわち、送風パイプ4が背負子3に係止されると、送風パイプ4に設けられているグリップ50が自動的に前方を向く。換言すれば、グリップ50は、背負子3を背負っている作業者の背面側から正面側へ向かって延びる。よって、ブロワ本体2を背負った状態でもグリップ50に容易にアクセスすることができる。なお、第1中間ノズル21に対するグリップ50の取付け構造については後述する。
図1に示される第2中間ノズル22は、同図に示される第1中間ノズル21の内側に嵌め込まれており、第1中間ノズル21の軸線に沿って往復移動可能である。換言すれば、第1中間ノズル21に対する第2中間ノズル22の挿入長を変更可能である。すなわち、送風パイプ4は伸縮可能である。
図4(b)に示されるように、第1中間ノズル21の内周面には2つの凹溝60が形成されている。それぞれの凹溝60は第1中間ノズル21の中心を挟んで対向している。すなわち、2つの凹溝60は180°異なる位置に形成されている。図4(a)に示されるように、それぞれの凹溝60は、第1中間ノズル21の一方の端部に設けられた切替え部61と、切替え部61から互いに逆方向に延びる導入部62および案内部63と、を有する。
切替え部61は、第1中間ノズル21の一方の端部に、第1中間ノズル21の周方向に沿って円弧状に形成されている。導入部62は、切替え部61の略中央から第1中間ノズル21の軸線に沿って直線状に形成されており、第1中間ノズル21の端面において開口している。案内部63は、切替え部61の一端から第1中間ノズル21の軸線に沿って直線状に形成されている。すなわち、導入部62と案内部63とは、切替え部61を介して連通している。以下の説明では、案内部63と交わる切替え部61の一端を“方向変換部61a”と呼び、方向変換部61aと反対側の一端を“収容部61b”と呼ぶ。
一方、図5(a),(b)に示されるように、第2中間ノズル22の端部外周面には、第1中間ノズル21の2つの凹溝60(図4(b))に対応する2つの凸部70が形成されている。それぞれの凸部70は第2中間ノズル22の中心を挟んで対向している。すなわち、2つの凸部70は180°異なる位置に形成されている。
第1中間ノズル21と第2中間ノズル22とは次のようにして接続される。まず、第2中間ノズル22に形成されている凸部70を第1中間ノズル21に形成されている凹溝60の導入部62に嵌め込む。次いで、第2中間ノズル22を第1中間ノズル21に押し込み、凸部70を切替え部61の内壁に突き当てる。その後、第2中間ノズル22を第1方向に回転させて、凸部70を切替え部61の収容部61bに移動させる。凸部70が収容部61bに移動すると、第2中間ノズル22の長手方向への移動が規制される。このとき、送風パイプ4の長さが最長になる。
次に、送風パイプ4を伸縮させる手順について説明する。第2中間ノズル22を上記の第1方向とは逆向きの第2方向に回転させて、凹溝60の収容部61b内にある凸部70を方向変換部61aに移動させる。凸部70が方向変換部61aに移動すると、第2中間ノズル22の長手方向への移動規制が解除される。次いで、送風パイプ4の全長が所望の長さになるまで第2中間ノズル22を第1中間ノズル21に押し込む。このとき、第2中間ノズル22に設けられている凸部70は、第1中間ノズル21に設けられている案内部63内を移動する。すなわち、凸部70と凹溝60(案内部63)との協働によって第2中間ノズル22の移動が案内される。
再び図1を参照する。グリップ50は、ブラケット80を介して第1中間ノズル21に装着されている。図7に示されるように、ブラケット80は、第1中間ノズル21を該第1中間ノズル21の径方向両側から挟み込む2つのアーチ部材80a,80bから構成されている。それぞれのアーチ部材80a,80bは第1中間ノズル21を挟んで突き合わされ、ボルト81およびナット82によって互いに固定されている。ブラケット80は、ボルト81とナット82との結合を緩めることにより第1中間ノズル21の軸線方向にスライド可能であり、ブラケット80をスライドさせることにより、グリップ50(図1)の位置を調節することができる。図4(b)に示されるように、第1中間ノズル21の外周面には、内周面に形成された凹溝60に対応する凸条84が形成されている。図1に示されるように、ブラケット80は凸条84に嵌合しており、凸条84に案内されて第1中間ノズル21の軸線方向にスライドする。すなわち、凸条84は第1中間ノズル21上におけるグリップ50の移動を案内するガイド部材であるとともに、グリップ50の第1中間ノズル21に対する回転を規制する回り止め部材でもある。
以上のように、本実施形態に係る背負式ブロワ1Aでは、送風パイプ4が背負子3に係止可能かつ係止解除可能である。よって、背負式ブロワ1Aの運搬時や収納時に送風パイプ4が邪魔になることがない。また、送風パイプ4を背負子3に係止させておけば、背負式ブロワ1Aを背負った状態で移動しても、送風パイプ4の先端が地面に擦れて破損したり、傷付いたりすることがない。また、蛇腹部20とブロワ本体2との間で送風パイプ4の角度を変更することができるので、収納状態を長期間維持した場合においても、蛇腹部20にクセが付くなど、送風パイプ4に負担が掛かる虞がない。
さらに、送風パイプ4を背負子3に係止させることにより、送風パイプ4を背負子3に沿って立てることができる。よって、送風パイプ4を含む背負式ブロワ1Aの全体をコンパクト化できる。したがって、収納時や運搬時に送風パイプ4をブロワ本体2から取り外したり、送風パイプ4を分解したりする必要がなく、送風パイプ4を紛失する虞もない。
また、送風パイプ4を背負子3に係止させると、送風パイプ4に設けられているグリップ50が自動的に前方を向く。よって、ブロワ本体2を背負った状態でもグリップ50に容易にアクセスすることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の実施形態の他の一例について図8〜図11を参照しながら詳細に説明する。もっとも、本実施形態に係る背負式ブロワの基本構成は、第1の実施形態に係る背負式ブロワと同一である。そこで、既に説明した部材と同一または実質的に同一の部材には同一の符号を用い、繰り返しの説明は省略する。また、必要に応じて図1〜図7を参照する。
図8に示されるように、本実施形態に係る背負式ブロワ1Bは、動力源としてのエンジンおよび該エンジンによって駆動されるファンを備えたブロワ本体2と、ブロワ本体2が搭載された背負子3と、ブロワ本体2に接続された送風パイプ4と、を備えている。送風パイプ4は蛇腹部20を含むとともに、ブロワ本体2に対して回動可能であり、送風パイプ4の回動に伴って蛇腹部20の流入口20a(図2)の第1連結部材11に対する向きが変更される。図8に示される背負式ブロワ1Bは、以上の構成に関して図1に示される背負式ブロワ1Aと共通する。
しかし、図8に示される背負式ブロワ1Bは、送風パイプ4の回動方向に関して図1に示される背負式ブロワ1Aと異なる。図1に示される背負式ブロワ1Aが備える送風パイプ4は、同図に示されるX軸を回転軸として矢印a−b方向に回動する。一方、図8に示される背負式ブロワ1Bが備える送風パイプ4は、同図に示される連結ピン90を回転軸として矢印c−d方向に回動する。すなわち、図8に示される送風パイプ4は上下に回動する。
図9(a),(b)に示されるように、第2連結部材12に接続される第1連結部材11の接続端部11aには、連結ピン90(図8)が貫通される丸孔91が形成されている。一方、第1連結部材11に接続される第2連結部材12の接続端部12aには、丸孔91と連通するとともに、連結ピン90(図8)が貫通される長孔92が形成されている。
図10に示されるように、第1連結部材11の接続端部11aは第2連結部材12の接続端部12aの内側に挿入されており、第2連結部材12の接続端部12aに形成されている長孔92と第1連結部材11の接続端部11aに形成されている丸孔91とは互いに連通している。さらに、連通する長孔92および丸孔91には連結ピン90が貫通されている。このとき、連結ピン90は長孔92の一方の端部(図中で右側の端部)に位置している。また、第1連結部材11の接続端部11aと第2連結部材12の接続端部12aとは重なっている。
次に、図11(a)〜(c)を参照して、図8に示される送風パイプ4を回動させる手順について説明する。まず、図11(a)に示されるように、第2連結部材12を第1連結部材11から離間する方向(図11の紙面右側)に引っ張る。すると、長孔92のみでなく、丸孔91をも貫通している連結ピン90の位置は固定されているので、第2連結部材12のみが移動し、第1連結部材11から離間する。このとき、第2連結部材12の移動に伴って、連結ピン90は長孔92に対して相対移動する。すなわち、図11(b)に示されるように、連結ピン90が長孔92の他方の端部(図中で左側の端部)に移動する。また、第1連結部材11の接続端部11aと第2連結部材12の接続端部12aとの重なり合いが解除され、第2連結部材12が第1連結部材11に対して回動可能となる。換言すれば、第2連結部材12が第1連結部材11に対して回動可能となる程度に、接続端部11aと接続端部12aとの重なり合いが解除される。換言すれば、接続端部11aと接続端部12aとの重なり合いが完全に解除される必要はない。
次いで、図11(b)に示される第2連結部材12を矢印方向に押し上げる(または引き上げる)と、図11(c)に示されるように、第2連結部材12が第1連結部材11に対して回動する。この結果、第2連結部材12を介して第1連結部材11に接続されている送風パイプ4(図8)が同方向に回動し、図8に示される位置に移動する。このとき、第2連結部材12の端部(接続端部12aと反対側の端部)に接続されている蛇腹部20の流入口20a(図2)の第1連結部材11に対する向きが変更されることは自明である。なお、図8に示される送風パイプ4は、上記のように回動される前は、図1に示される送風パイプ4と同じ位置にある。また、図8に示される送風パイプ4の位置は、図3に実線に示される送風パイプ4の位置と同じである。すなわち、図8に示されるように、本実施形態に係る背負式ブロワ1Bが備える送風パイプ4も背負子3に沿って立てることができる。また、本実施形態に係る背負式ブロワ1Bが備える送風パイプ4にも係止ピン40が設けられており、背負子3には係止部30が設けられている。よって、送風パイプ4は背負子3に係止可能かつ係止解除可能である。
また、図8に示される蛇腹部20と第1中間ノズル21は、周方向に回動可能に連結されている。よって、係止ピン40を係止部30に係止させる前に第1中間ノズル21を蛇腹部20に対して予め回動させておくことにより、係止ピン40が係止部30に係止された後に、グリップ50を前方に向けることができる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施形態では、送風パイプ4が背負子3に係止可能かつ係止解除可能であった。しかし、送風パイプ4がブロワ本体2に係止可能かつ係止解除可能な実施形態も本発明に含まれる。また、ファンの動力源が電動モータである実施形態も本発明に含まれる。
1A,1B 背負式ブロワ
2 ブロワ本体
3 背負子
3a ベース部
3b 背当て部
4 送風パイプ
10 吸出口
11 第1連結部材
11a 接続端部
12 第2連結部材
12a 接続端部
20 蛇腹部
20a 流入口
20b 流出口
21 第1中間ノズル
22 第2中間ノズル
23 先端ノズル
30 係止部
31 嵌合溝
31a 括れ部
40 係止ピン
40a 軸部
40b 頭部
50 グリップ
51 トリガ
52 ケーブル
60 凹溝
61 切替え部
61a 方向変換部
61b 収容部
62 導入部
63 案内部
70 凸部
80 ブラケット
80a,80b アーチ部材
81 ボルト
82 ナット
84 凸条
90 連結ピン
91 丸孔
92 長孔

Claims (4)

  1. 動力源および該動力源によって駆動されるファンを備える本体と、
    前記本体が搭載される背負子と、
    第1連結部材を介して前記ファンの吸出口に連通する蛇腹部を含む送風パイプと、
    前記送風パイプに設けられ、作業者によって把持される把持部と、を有し、
    前記送風パイプは前記本体または前記背負子に係止可能かつ係止解除可能であり、
    前記送風パイプが前記本体または前記背負子に係止されたときに、前記把持部を前方に向かせることができる、背負式ブロワ。
  2. 前記蛇腹部は、前記第1連結部材を通過した空気が流入する流入口を有し、
    前記送風パイプは前記本体に対して回動可能であり、
    前記送風パイプの回動に伴って、前記第1連結部材に対する前記流入口の開口面の向きが変更される、請求項1に記載の背負式ブロワ。
  3. 前記第1連結部材と前記蛇腹部との間に介在する第2連結部材を有し、
    前記第2連結部材の一端は、前記第1連結部材の一端に、該第1連結部材の周方向に沿って回動可能に連結される、請求項1または2に記載の背負式ブロワ。
  4. 前記送風パイプが伸縮可能である、請求項1〜3のいずれかに記載の背負式ブロワ。
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