JP2014234283A - プロフィル付きベルト及びベルト搬送装置 - Google Patents

プロフィル付きベルト及びベルト搬送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】プロフィル群に横方向の荷重が加わった際の各プロフィル相互間のずれを抑制し、各プロフィルの傾倒を抑制して、搬送物品に対して適切な押し出し力を作用させることができるようにする。
【解決手段】ベルト本体10の背面10cに、該ベルト本体10の長さ方向に沿って隣り合うように複数のプロフィル1,2を各々独立して設け、該複数のプロフィル1,2によって一群のプロフィル群Pを構成してなるプロフィル付きベルトBLにおいて、プロフィル群P内のプロフィル1,2の各々は、当該プロフィル群P内の他のプロフィル2,1に対し、それぞれ背面10cに対して垂直な方向と交差する方向から互いに当接する、又は、それぞれ背面10cに対して垂直な方向と交差する方向から対向するように近接し、プロフィル群Pに対して横方向の荷重が加わった際に互いに当接する、少なくとも1つの当接部1a,22aを有する。
【選択図】図2

Description

本発明はプロフィル付きベルト及びベルト搬送装置に関し、詳しくは、ベルト本体の背面に複数のプロフィルからなるプロフィル群を有するプロフィル付きベルト及びこれを使用したベルト搬送装置に関する。
板状物や棒状物等の搬送物品を搬送する搬送装置として、ベルト本体の背面に、プロフィルを設けたプロフィル付きベルトをプーリー間に架け渡したベルト搬送装置が知られている。このベルト搬送装置は、プーリーを回転させることによってプロフィル付きベルトを回転駆動させ、このベルト上に載置された搬送物品を搬送する。
プロフィルは、突起、アタッチメント等とも呼ばれ、通常、ベルト本体の背面から突出するように、熱融着、接着、ねじ止め等によって取り付けられている。プロフィル付きベルトは、その上に載置される搬送物品をプロフィルによって押しながら搬送する。
このようなプロフィル付きベルトでは、プロフィルの取付け幅(ベルト本体の長さ方向に沿う幅)を狭くし、ベルト本来の柔軟性を阻害しないようにする必要がある。しかし、その一方で、プロフィルには搬送物による負荷や衝撃力が繰り返し作用し、根元部に大きな負荷が掛かって剥離し易いため、プロフィルの取付け面積を大きくすることが望まれる。このため、従来のプロフィル付きベルトは、ベルト本来の柔軟性の確保とプロフィルの取付け面積の増大化という相反する課題を同時に解決しなくてはならない問題がある。
この対応策として、図18に示すように、プロフィル100の側面100aからベルト本体200の長さ方向に突出する倒れ止め用の脚部101を一体に設けたものがある。しかし、このようなプロフィル100でも、根元部の強度を超える荷重が加わった場合、当該根元部が破損する問題があり、上記問題を解決するには十分ではなかった。
そこで、従来、図19(a)に一例を示すように、ベルト本体200の長さ方向に沿って複数のプロフィル102、103を各々独立して隣り合うように設け、これによって一群のプロフィル群104を構成したプロフィル付きベルトが提案されている(特許文献1〜3)。
このプロフィル付きベルトによれば、プロフィル群104に対して横方向からの荷重が加わった際、隣り合うプロフィル102、103の側面同士が密着して支え合うことによって、プロフィル群104があたかも1つの大型のプロフィルとして機能するので、各プロフィル102、103の取付け面積を大きくしなくても、各プロフィル102、103単独で荷重を受ける場合に比べて、負荷や衝撃力に対する抵抗力を大きくすることができる。
また、プロフィル群104内の各プロフィル102、103は、それぞれ独立してベルト本体200に取り付けられるため、図19(b)に示すように、ベルトがプーリーに巻き付けられて湾曲した際、その曲率に応じて各プロフィル102、103の先端側が互いに離間し、ベルト本来の柔軟性を阻害することもない。
実開平4−7517号の全文明細書、図1〜図3 実開平4−112815号の全文明細書、図1〜図5、図7 特開2008−230852号公報、図1〜図3
一般にプロフィル102、103は弾性材によって形成されているため、搬送物品と当接することによって、図20に示すように、プロフィル群104に横方向の荷重Fが加わった場合、まず荷重Fが直接作用するプロフィル102が撓み変形して、隣接するプロフィル103にもたれ掛るように傾倒する。このときプロフィル102、103は、その側面同士が密着して傾倒を阻止し、屈曲して撓むことのないように立設状態を維持するようにしている。しかし、側面同士の密着力を超える荷重Fが加わると、プロフィル102、103の側面同士が矢印で示すように相対的に反対方向にずれるように移動し、その結果、全体として荷重Fの方向に沿って傾倒してしまう問題がある。特にプロフィル102、103が背高に形成され、横方向の荷重Fが作用する位置が背面から高くなる程、このような傾倒の問題が顕著となる。
プロフィル群104の各プロフィル102、103が全体で傾倒してしまうと、プロフィル群104によって搬送物品を支持する機能が劣り、搬送物品に対して適切な押し出し力を作用させることができなくなる問題がある。過度の傾倒が繰り返されると、各プロフィル102、103の根元部が破損し易くなる問題もある。
そこで、本発明は、プロフィル群に横方向の荷重が加わった際の各プロフィル相互間のずれを抑制し、各プロフィルの傾倒を抑制して、搬送物品に対して適切な押し出し力を作用させることができるプロフィル付きベルトを提供することを課題とする。
また、本発明は、プロフィル群に横方向の荷重が加わった際の各プロフィル相互間のずれを抑制し、各プロフィルの傾倒を抑制して、搬送物品に対して適切な押し出し力を作用させることができるプロフィル付きベルトを有するベルト搬送装置を提供することを課題とする。
本発明の他の課題は、以下の記載により明らかとなる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
1.ベルト本体の背面に、該ベルト本体の長さ方向に沿って隣り合うように複数のプロフィルを各々独立して設け、該複数のプロフィルによって一群のプロフィル群を構成してなるプロフィル付きベルトにおいて、
前記プロフィル群内の前記プロフィルの各々は、当該プロフィル群内の他の前記プロフィルに対し、それぞれ前記背面に対して垂直な方向と交差する方向から互いに当接する、又は、それぞれ前記背面に対して垂直な方向と交差する方向から対向するように近接し、前記プロフィル群に対して横方向の荷重が加わった際に互いに当接する、少なくとも1つの当接部を有していることを特徴とするプロフィル付きベルト。
2.前記当接部は、点状、線状又は面状に形成されていることを特徴とする前記1記載のプロフィル付きベルト。
3.前記プロフィル群内のいずれか1つの前記プロフィルは、当該プロフィル群内の他の少なくとも1つの前記プロフィルの上面に覆い被さるように突出する少なくとも1つの突出部を有し、
前記当接部は、前記突出部の下面と、前記他の少なくとも1つの前記プロフィルの上面とによって形成されていることを特徴とする前記1又は2記載のプロフィル付きベルト。
4.前記プロフィル群内の隣り合う前記プロフィルのうちの一方の前記プロフィルの側面に凹部が形成され、他方の前記プロフィルの側面に、前記凹部内に収納される凸部が形成され、
前記当接部は、前記凹部の内面の前記背面に対して垂直な方向と交差する少なくとも1つの面と、前記凸部の表面の前記背面に対して垂直な方向と交差する少なくとも1つの面とによって形成されていることを特徴とする前記1又は2記載のプロフィル付きベルト。
5.前記プロフィル群内の隣り合う前記プロフィルのうちの一方のプロフィルの側面に、高さ方向に沿って山部及び谷部が交互に連続して形成され、他方のプロフィルの側面に、高さ方向に沿って谷部及び山部が交互に連続して形成され、
前記当接部は、前記一方のプロフィルの前記山部又は前記谷部の表面と、前記他方のプロフィルの前記谷部又は前記山部の表面とによって形成されていることを特徴とする前記1又は2記載のプロフィル付きベルト。
6.前記1〜5のいずれかに記載のプロフィル付きベルトをプーリー間に架け渡してなることを特徴とするベルト搬送装置。
本発明によれば、プロフィル群に横方向の荷重が加わった際の各プロフィル相互間のずれを抑制し、各プロフィルの傾倒を抑制して、搬送物品に対して適切な押し出し力を作用させることができるプロフィル付きベルトを提供することができる。
また、本発明によれば、プロフィル群に横方向の荷重が加わった際の各プロフィル相互間のずれを抑制し、各プロフィルの傾倒を抑制して、搬送物品に対して適切な押し出し力を作用させることができるプロフィル付きベルトを有するベルト搬送装置を提供することができる。
本発明に係るプロフィル付きベルトの一例を示す斜視図 図1に示すプロフィル付きベルトの1つのプロフィル群の設置部位を示す側面図 図1に示すプロフィル付きベルトが屈曲した際の様子を示す側面図 プロフィル群の他の態様を示す側面図 プロフィル群の更に他の態様を示す側面図 プロフィル群の更に他の態様を示す側面図 プロフィル群の更に他の態様を示す側面図 プロフィル群の更に他の態様を示す側面図 プロフィル群の更に他の態様を示す側面図 プロフィル群の更に他の態様を示す側面図 プロフィル群の更に他の態様を示す側面図 プロフィル群の更に他の態様を示す側面図 本発明に係るプロフィル付きベルトを使用したベルト搬送装置の一例を示す斜視図 点状又は線状に接触する当接部を説明するプロフィル群の設置部位を示す側面図 実施例を説明するグラフ 実施例を説明するグラフ 実施例を説明するグラフ 従来のプロフィル付きベルトの1つのプロフィルの設置部位を示す側面図 (a)は従来のプロフィル付きベルトの1つのプロフィル群の設置部位を示す側面図、(b)はプロフィル付きベルトが屈曲した際の1つのプロフィル群の設置部位を示す側面図 図19に示すプロフィル付きベルトに横方向の荷重が加わった状態を説明する側面図
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係るプロフィル付きベルトの一例を示す斜視図、図2は、図1に示すプロフィル付きベルトの1つのプロフィル群の設置部位を示す側面図である。
プロフィル付きベルトBLは、所定幅のベルト本体10の一方の面に、ベルト長さ方向に沿って等間隔で一体に突設された複数の歯部10aを有する歯付きベルトによって構成されている。
ベルト本体10は、この種のベルトに一般に使用される弾性材を用いて形成することができる。弾性材としてはウレタン樹脂を好ましく使用することができる。
ベルト本体10内には、複数本の心線10bが埋設されている。各心線10bは、ベルト長さ方向に沿って延び、互いに平行で等間隔となるように並列している。各心線10bは、一般に撚線からなり、スチールやステンレス等の金属線の他、アラミド繊維、ガラス繊維、炭素繊維、ポリエステル繊維等の化学繊維を使用することができる。
ベルト本体10の歯部10aが突設された面とは反対側の面である背面10cに、プロフィル群Pが突出するように形成されている。図1及び図2では1つのプロフィル群Pのみを示しているが、一般にプロフィル群Pは、ベルト本体10の長さ方向に沿って、所定の間隔をおいて背面10cに複数形成される。
プロフィル群Pは、第1のプロフィル1と第2のプロフィル2の2つのプロフィルによって構成されている。第1のプロフィル1と第2のプロフィル2は、ベルト本体10の長さ方向に沿って隣り合っているが、互いに分離可能となるように、各々独立して背面10cから突出するように形成されている。
第1のプロフィル1と第2のプロフィル2は、いずれもウレタン樹脂等の弾性材によって形成され、それぞれの根元部11、21が背面10cに取り付けられている。各プロフィル1、2の取り付けは、ここでは熱融着によって行われる態様を示している。しかし、接着剤を用いた接着やねじ止め等によって行うようにしてもよい。
第1のプロフィル1と第2のプロフィル2の融着部位は、それぞれ歯部10aの突設部位と正反対に位置している。各根元部11、21は、ここでは側面視で幅狭状となっており、ベルト長さ方向に沿う融着幅W1が、歯部10aの最大幅W2の領域内に納まり、なお且つ、第1のプロフィル1及び第2のプロフィル2のそれぞれの厚みD2、D3(ベルト本体10の長さ方向に沿う厚み)よりも小さくなるように形成することで、背面10cとの融着領域を小さくし、ベルト本体10の柔軟性を極力阻害しないようにしたものを例示している。しかし、融着幅W1は、使用されるプーリー歯数に応じて適宜設定することができ、例えば、歯部10aの最大幅W2よりも大きくしたり、歯部10aのピッチより大きくしたりしてもよい。また、隣接する歯部10a、10a間に対応する背面10cに形成してもよい。
第1のプロフィル1と第2のプロフィル2は、それぞれ背面10cに対して垂直な方向と交差する方向から互いに当接可能な当接部を形成するため、互いに形状が異なっている。すなわち、第1のプロフィル1は、根元部11から一定厚みで真っ直ぐ上方に延びる平板状又は直方体状に形成されている。一方、第2のプロフィル2は、第1のプロフィル1と同様に、根元部21から一定厚みで真っ直ぐ上方に延びているが、第1のプロフィル1の高さよりも更に上方まで延び、上端が第1のプロフィル1側に向けて直角に屈曲するように突出した突出部22を一体に有している。これにより、第2のプロフィル2は、図2に示すように、側面視で倒L字状に形成されている。突出部22は、第1のプロフィル1の上面1aに覆い被さり、該上面1aの全体を被覆するように形成されている。
第1のプロフィル1、第2のプロフィル2は、ベルト本体10が不図示のプーリーに巻き付けられていない直線状で、且つ、搬送物品等による荷重が加えられていない無負荷状態にあるときに、互いに対向し、非接触で近接しているか、又は、互いに接触するように配置されている。このとき、第1のプロフィル1の上面1aと、第2のプロフィル2の突出部22の下面22aとは、いずれも背面10cに対して垂直な方向と交差する面として配置されている。従って、第1のプロフィル1の上面1aと、第2のプロフィル2の突出部22の下面22aは、それぞれ背面10cに対して垂直な方向と交差する方向から互いに対向し、非接触で近接しているか、又は、それぞれ背面10cに対して垂直な方向と交差する方向から互いに常時当接している。
次に、このようなプロフィル群Pに対して搬送物品による荷重が加わった場合の作用について説明する。
図2に示すように、ベルト本体10の長さ方向に沿って横方向から荷重Fが加わると、第1のプロフィル1、第2のプロフィル2が共に、各々の根元部11、21を支点として荷重Fの方向に沿って傾倒しようとする。このとき、第1のプロフィル1と第2のプロフィル2は、図20に示したように、対向する側面同士が互いに反対方向にずれるように動こうとする力が働く。
しかし、第1のプロフィル1の上面1aと第2のプロフィル2の突出部22の下面22aは、背面10cに対して垂直な方向と交差する面として互いに対向し、近接又は接触しているため、第2のプロフィル2が荷重Fを受けて傾倒しようとする力が、該上面1aと該下面22aとの当接によって、上面1aを背面10cに向けて押圧する力に変換され、傾倒を抑制するように働く。このとき、第1のプロフィル1の上面1aと第2のプロフィル2の突出部22の下面22aとは、互いに面状に当接して傾倒を抑制する当接部として機能している。
その結果、第1のプロフィル1と第2のプロフィル2の相互間のずれが抑制され、共に傾倒しようとする動きが抑えられることにより、プロフィル群P全体の傾倒が抑制される。これにより、プロフィル群Pが搬送物品と接触した際に、プロフィル群Pが全体として屈曲し撓んでしまうことがなく、搬送物品に対して適切な押し出し力を作用させることができるようになる。
第1のプロフィル1及び第2のプロフィル2は、各々独立して背面10cから突出するように形成されているため、このプロフィル付きベルトBLが不図示のプーリーに巻き付けられて湾曲した際、図3に示すように、曲率に応じて先端側が互いに離間することができる。このため、ベルト本来の柔軟性を阻害することはない。
このような先端側の離間動作を円滑に行えるようにするため、第1のプロフィル1の上面1aにおける第2のプロフィル2側の角部に位置する部位に、面取り部1bを形成しておくことが好ましい。面取り部1bに代えて角部を円弧状に丸めたアール(R)を形成してもよい。
第1のプロフィル1及び第2のプロフィル2の傾倒を効果的に抑制するためには、互いの当接面である第1のプロフィル1の上面1aと、第2のプロフィル2の突出部22の下面22aは、ベルト本体10の背面10cに対して垂直な方向と交差する方向から当接するように形成されている必要がある。ここでは、これら上面1aと下面22aは、背面10cと平行な面として形成された態様を示している。しかし、ベルト本体10の背面10cに対して垂直な方向と交差する方向から互いに当接することによって第1のプロフィル1と第2のプロフィル2の相互間のずれが抑制でき、なお且つ、プーリーに巻き付けられた際に先端側が円滑に離間できるものであれば、僅かに傾斜する傾斜面、又は、不図示のプーリーの回転軸を中心とする円弧面として形成してもよい。
第2のプロフィル2の突出部22の下面22aは、図1及び図2に示すように、第1のプロフィル1の上面1aの全面を被覆するように形成されている。これにより、第2のプロフィル2の傾倒を、第1のプロフィル1の上面1aの全面と当接することによって支持することができ、第1のプロフィル1と第2のプロフィル2の相互間のずれを効果的に抑制することができる。特に、荷重Fが第2のプロフィル2の比較的高い位置に作用しても、その傾倒を抑制する効果が高い。
また、図2に示すように、第2のプロフィル2の突出部22の高さ方向に沿う厚みD1は、当該第2のプロフィル2の厚みD2と同等以上とすることが好ましい。これにより、荷重Fを受けた際に突出部22のみが屈曲して撓んでしまうことがなく、第1のプロフィル1と第2のプロフィル2の相互間のずれを効果的に抑制することができる。
なお、第1のプロフィル1の厚みD3は、第2のプロフィル2の厚みD2と同等とすることが好ましい。これにより、第1のプロフィル1の上面1aによって、第2のプロフィル2の傾倒を効果的に支持することができる。
荷重Fから遠い側に配置される第1のプロフィル1には、図4に示すように、第2のプロフィル2側とは反対側に張り出すように倒れ止め用脚部12を一体に設けるようにしてもよい。これによって、第1のプロフィル1それ自体の傾倒も抑制できるため、プロフィル群P全体の傾倒抑制効果をより高めることができる。
プロフィル群Pを構成するプロフィルの数は複数であればよく、図1及び図2に示す2つに限定されない。図5は、隣接する第1のプロフィル1及び第2のプロフィル2に、更に第3のプロフィル3を追加した3つのプロフィルによって一群のプロフィル群Pを構成した態様を示している。
第3のプロフィル3は、第1のプロフィル1及び第2のプロフィル2と同様、根元部31が背面10cに熱融着され、第2のプロフィル2よりも更に上方に延びている。そして、第2のプロフィル部2と同様に、上端に、第2のプロフィル2側に直角に屈曲するように突出する突出部32を一体に有する倒L字状に形成され、第2のプロフィル2に近接又は接触して隣り合うように配置されている。
ここでは、第3のプロフィル3の突出部32の下面32aは、第2のプロフィル2の突出部22の下面22aと同様、背面10cに対して平行な面として形成されており、第2のプロフィル2の上面2aに対向し、近接又は接触するように配置されている。この態様では、この第3のプロフィル3の突出部32の下面32aと第2のプロフィル2の上面2aも、横方向の荷重Fが加わった際の傾倒を抑制する当接部として機能する。
そして、横方向の荷重Fが第3のプロフィル3に加わると、第2のプロフィル2と第3のプロフィル3との間で、上述した第1のプロフィル1と第2のプロフィル2との間の作用と全く同様に作用し、第3のプロフィル3が荷重Fを受けて傾倒しようとする力が、第2のプロフィル2の上面2aと第3のプロフィル3の突出部32の下面32aとの当接によって、第2のプロフィル2の上面2aを背面10cに向けて押圧する力に変換され、第2のプロフィル2と第3のプロフィル3の相互間のずれが抑制される。
また、第1のプロフィル1と第2のプロフィル2の相互間のずれも、上述したように抑制されるため、第1のプロフィル1、第2のプロフィル2及び第3のプロフィル3が共に傾倒しようとする動きが抑えられ、プロフィル群P全体の傾倒が抑制される。
この第1のプロフィル1、第2のプロフィル2及び第3のプロフィル3を有するプロフィル群Pによれば、第1のプロフィル1及び第2のプロフィル2の2つだけの場合に比べ、より大きな荷重Fにも対応することができる。
もちろん、第3のプロフィル3も、第1のプロフィル1及び第2のプロフィル2と同様、独立して背面10cから突設されているため、プーリーに巻き付けられた際、先端側は容易に離間でき、ベルト本来の柔軟性を阻害することはない。
図5では、第3のプロフィル3の突出部32は、第2のプロフィル2の上面2aの略半分を被覆するように形成されているが、第2のプロフィル2の突出部22と同様に、第2のプロフィル2の上面2aの全体を被覆するように形成してもよい。これにより、荷重Fが作用する高さが高くなっても、プロフィル群Pの傾倒を抑制する効果を高めることができる。
なお、図5中の符号2bは、第2のプロフィル2の上面2aにおける第3のプロフィル3側の角部に位置する部位に形成された面取り部である。
図6は、第3のプロフィル3を、第1のプロフィル1に隣り合うように配置した態様を示している。このように第3のプロフィル3を配置することにより、ベルト長さ方向に沿ういずれの方向から横方向の荷重が作用しても、プロフィル群Pの傾倒を抑制することができる。
すなわち、このプロフィル群Pに対して図示左から荷重F1が加わった場合は、第1のプロフィル1と第2のプロフィル2とによって傾倒を抑制する。また、反対に図示右から荷重F2が加わった場合は、第3のプロフィル3が傾倒しようとする力が、第2のプロフィル2の上面2aと第3のプロフィル3の突出部32の下面32aとの当接によって、第2のプロフィル2の上面2aを背面10cに向けて押圧する力に変換される。
第2のプロフィル2に加えられた背面10cに向けて押圧する力は、突出部22を介して第1のプロフィル1の上面1aに伝達され、該第1のプロフィル1の上面1aを背面10cに向けて押圧することになるため、結局、第1のプロフィル1と第3のプロフィル3の相互間のずれが抑制され、プロフィル群P全体の傾倒が抑制される。従って、ベルト長さ方向に沿ういずれの方向からの荷重Fにも対応することができる。
ここでも、第3のプロフィル3の突出部32は、第2のプロフィル2の上面2aの略半分を被覆するように形成されているが、第2のプロフィル2の上面2aの全体を被覆するように形成してもよいことはもちろんである。これにより、荷重Fが作用する高さが高くなっても、プロフィル群Pの傾倒を抑制することができる。
図7は、第1のプロフィル1、第2のプロフィル2及び第3のプロフィル3の3つによって、ベルト長さ方向に沿ういずれの方向からの荷重Fにも対応することができるように構成した他の態様を示している。ここでは、第1のプロフィル1を挟んで、第2のプロフィル2及び第3のプロフィル3を対称に形成している。
すなわち、第2のプロフィル2の突出部22は、第1のプロフィル1の上面1aの半分を被覆するように形成され、一方、第3のプロフィル3の突出部32は、第1のプロフィル1の上面1aの残りの半分を被覆するように形成されている。これにより、第2のプロフィル2の突出部22と第3のプロフィル3の突出部32は、第1のプロフィル1の上面1a上で、互いに突き合わされるように対向している。
このプロフィル群Pに対し、図示左から荷重F1が加わった場合、第1のプロフィル1と第2のプロフィル2とによって傾倒を抑制することができる。また、反対に図示右から荷重F2が加わった場合は、第1のプロフィル1と第3のプロフィル3とによって傾倒を抑制することができる。
従って、このプロフィル群Pによっても、ベルト長さ方向に沿ういずれの方向からの荷重Fにも対応することができる。
また、この態様では、第2のプロフィル2と第3のプロフィル3は同一形状のものを使用することができるため、部品の種類は実質的に2種類で済み、それだけ低コスト化を図ることができる。
図8は、第1のプロフィル1、第2のプロフィル2及び第3のプロフィル3の3つによって、ベルト長さ方向に沿ういずれの方向からの荷重Fにも対応することができるように構成した更に他の態様を示している。ここでは、第2のプロフィル2を側面視でT字状に形成し、その両側に対称に第1のプロフィル1及び第3のプロフィル3を配置している。
すなわち、第2のプロフィル2は、第1のプロフィル1に向けて突出するように形成された突出部22の他に、第3のプロフィル3に向けて突出するように形成された突出部23を有し、側面視でT字状に形成されている。また、第1のプロフィル1及び第3のプロフィル3は、それぞれ平板状又は直方体状に形成されている。そして、第2のプロフィル2の突出部22、23が、第1のプロフィル1の上面1a、第3のプロフィル3の上面3aの全体をそれぞれ上から覆い被さるように形成されている。第2のプロフィル2の突出部22の下面22aは第1のプロフィル1の上面1aと対向し、第2のプロフィル2の突出部23の下面23aは第3のプロフィル3の上面3aと対向し、それぞれ近接又は接触するように配置されて当接部を形成している。なお、符号3bは、第3のプロフィル3の上面3aに形成された面取り部である。
そして、図示左から荷重F1が加わった場合、第1のプロフィル1と第2のプロフィル2とによって傾倒を抑制することができる。また、反対に図示右から荷重F2が加わった場合、第2のプロフィル2と第3のプロフィル3とによって傾倒を抑制することができる。
従って、このプロフィル群Pによっても、ベルト長さ方向に沿ういずれの方向からの荷重Fにも対応することができる。
また、この態様では、第1のプロフィル1と第3のプロフィル3は同一形状のものを使用することができるため、部品の種類は実質的に2種類で済み、それだけ低コスト化を図ることができる。
図9は、搬送物品を押し出すために更に別途のアタッチメント4が追加で取り付けられたプロフィル群Pの一例を示している。
このプロフィル群Pは、図8と同様、第2のプロフィル2の両側に、第1のプロフィル1と第3のプロフィル3とが配置されている。第3のプロフィル3は、第1のプロフィル1よりも高さが低く形成されている。そして、第2のプロフィル2の一方の突出部22は、第1のプロフィル1の上面1aを被覆するように配置され、他方の突出部23は、第3のプロフィル3の上面3aを被覆するように配置されている。第3のプロフィル3は、高さが低く形成されているため、第2のプロフィル2の突出部23は、もう一方の突出部22よりも低い位置から突出するように形成されている。
アタッチメント4は平板状に形成されており、第2のプロフィル2の側面に着脱可能にねじ止めされている。アタッチメント4は第2のプロフィル2の突出部23の上面23bから該第2のプロフィル2に沿い、且つ、該第2のプロフィル2よりも上方に延びている。
このプロフィル群Pでは、アタッチメント4に加わる荷重F1、F2は、該アタッチメント4を介して第2のプロフィル2に作用するが、いずれの荷重F1、F2が作用しても、図8に示すプロフィル群Pと同様にして傾倒を抑制することができる。
ここでは第1のプロフィル1に倒れ止め用脚部12が設けられ、荷重F1に対する傾倒抑制効果を高めているが、必ずしも設けられていなくてもよい。
図10は、第1のプロフィル1と第2のプロフィル2の2つのみによって、ベルト長さ方向に沿ういずれの方向から荷重F1、F2が作用しても、プロフィル群Pの傾倒を抑制できるように構成された態様を示している。
ここでは、第1のプロフィル1の側面に、第2のプロフィル2に向けて突出する凸部13が形成されている。また、第2のプロフィル2の側面には、第1のプロフィル1の凸部13を収納する凹部24が形成されている。すなわち、第1のプロフィル1と第2のプロフィル2は、凸部13が凹部24内に収納されることによって互いに係合している。
このとき、凸部13の下面13bは、凹部24内の下側の面24aと対向し、近接又は接触するように配置され、凸部13の上面13aは、凹部24内の上側の面24bと対向し、近接又は接触するように配置されている。これら凸部13の下面13b、上面13a、凹部24内の下側の面24a、上側の面24bは、いずれも背面10cに対して垂直な方向と交差し、プロフィル群Pの傾倒を抑制するように機能する当接部を形成している。
そして、図示左から荷重F1が加わった場合、第2のプロフィル2の凹部24内の上側の面24bと、第1のプロフィル1の凸部13の上面13aとが当接して傾倒を抑制する。また、反対に図示右から荷重F2が加わった場合、第1のプロフィル1の凸部13の下面13bと、第2のプロフィル2の凹部24内の下側の面24aとが当接して傾倒を抑制する。
従って、このプロフィル群Pでは、2つのプロフィルのみでベルト長さ方向に沿ういずれの方向からの荷重Fにも対応することができる。プロフィル数は最小数で済むため、それだけ低コスト化を図ることができる。
なお、第1のプロフィル1に凹部を設け、第2のプロフィル2に凸部を設けるようにしてもよい。また、凸部と凹部はそれぞれ複数設けるようにしてもよい。
図11は、3つのプロフィルによって、ベルト長さ方向に沿ういずれの方向から荷重F1、F2が作用しても、プロフィル群Pの傾倒を抑制できるように構成された更に他の態様を示している。
ここでは、図示右から第1のプロフィル1、第2のプロフィル2、第3のプロフィル3が隣り合うように背面10cに突出して形成されているが、各プロフィル1〜3相互の対向する側面に、連続する山部と谷部とが形成されている。
すなわち、第1のプロフィル1において、第2のプロフィル2に対向する側面には、高さ方向に沿って山部14及び谷部15が交互に連続して形成されている。また、第2のプロフィル2において、第1のプロフィル1に対向する側面には、高さ方向に沿って山部25及び谷部26が交互に連続して形成されている。
また、第2のプロフィル2において、第3のプロフィル3に対向する側面にも、高さ方向に沿って山部25及び谷部26が交互に連続して形成されている。更に、第3のプロフィル3において、第2のプロフィル2に対向する側面には、高さ方向に沿って山部33及び谷部34が交互に連続して形成されている。
これら第1のプロフィル1、第2のプロフィル2及び第3のプロフィル3は、各山部14、25、33と、これに対応する各谷部15、26、34とが対向し、近接又は接触して互いに係合するように配置されている。ここでは、各山部14、25、33の表面又は各谷部15、26、34の表面は、背面10cに対して垂直な方向と略45°の角度で交差する面とされ、各山部14、25、33及び各谷部15、26、34は、側面視で90°の角度で突出又は窪むように形成されているが、具体的な角度は、各プロフィル1〜3の厚みや各山部14、25、33の大きさによって適宜設定することができる。一般には側面視で45°〜90°程度の範囲の角度で突出又は窪むように形成とすることができる。
そして、図示左から荷重F1が加わった場合、第2のプロフィル2と第3のプロフィル3の互いの山部25と谷部34又は谷部26と山部33とが係合し、それらの表面同士が当接することによって、第3のプロフィル3が傾倒しようとする力が、当接面を介して第2のプロフィル2を下方向に押し付ける力に変換される。また同時に、第1のプロフィル1と第2のプロフィル2の互いの山部14と谷部26又は谷部15と山部25とが係合し、それらの表面同士が当接することによって、第2のプロフィル2が傾倒しようとする力が、当接面を介して第1のプロフィル1を下方向に押し付ける力に変換される。このため、第1のプロフィル1〜第3のプロフィル3の傾倒は抑制される。このとき、各山部14、25、33又は各谷部15、26、34の表面は、互いに当接して傾倒を抑制するように機能する当接部を形成している。
その結果、第1のプロフィル1〜第3のプロフィル3の相互間のずれが抑制され、共に傾倒しようとする動きが抑えられることにより、プロフィル群P全体の傾倒が抑制される。これにより搬送物品に対して適切な押し出し力を作用させることができる。
この図11に示すプロフィル群Pでは、背面10c上における第2のプロフィル2の形成部位が歯部10aの突設部位と正反対に位置し、第1のプロフィル1と第2のプロフィル2の形成部位が、歯部10a、10a間と正反対に位置しているが、図12に示すように、各プロフィル1〜3の各々を歯部10aの突設部位と正反対に位置するように形成してもよい。
以上説明したプロフィル付きベルトBLは、図13に示すように、プーリー51、51間に亘って架け渡されることによってベルト搬送装置5を構成する。ここではプーリー51、51間に架け渡されたプロフィル付きベルトBLを2組使用し、これらを所定の間隔をおいて並列させて同方向に向けて同期駆動することによって板状長尺物50を搬送するようにしている。
板状長尺物50は、各プロフィル付きベルトBL上に固定されているプロフィル群P、P間に仕切られるように載置され、このプロフィル群Pによって押されながら搬送される。
このベルト搬送装置5によれば、上述したように、プロフィル群Pに横方向の荷重が加わった際の各プロフィル相互間のずれを抑制し、各プロフィルの傾倒を抑制して、搬送物品に対して適切な押し出し力を作用させることができ、長期に亘って安定して搬送物品の搬送を行うことができる。
なお、以上説明したプロフィル付きベルトBLは、歯部10aを有する歯付きベルトを例示したが、歯部10aは必ずしも設けられていなくてもよい。
また、以上説明した各プロフィル群Pにおいて、傾倒を抑制するためにそれぞれ背面10cに対して垂直な方向と交差する方向から互いに当接する当接部は、全て面状に接触するものを示したが、これに限定されない。
例えば、図14に示すように、図1及び図2に示した第2のプロフィル2の突出部22の下面22aに、第1のプロフィル1の上面1aに向けて突出し、該上面1aと常時当接するか、又は、該上面1aと対向し、非接触で近接して、荷重Fが加わった際に互いに接触する突部27を形成することにより、第1のプロフィル1の上面1aと突部27の先端で点状に接触可能な当接部を形成するようにしてもよい。また、この突部27は、第2のプロフィル2の幅方向に亘って形成することにより、第1のプロフィル1の上面1aと突部27の先端で線状に接触可能な当接部を形成するようにしてもよい。
このような突部27は、突出部22の下面22aに複数形成してもよい。また、第2のプロフィル2の突出部22の下面22aに形成することに代えて、又は、加えて、第1のプロフィル1の上面1aに1つ又は複数形成するようにしてもよい。このような突部27は、図4〜図12に示した他のプロフィル群Pの各当接部にも同様に適用することができることはもちろんである。
(実施例1)
図2に示した形状の第1のプロフィル1と第2のプロフィル2とによって構成されるプロフィル群Pを用い、第2のプロフィル2側から横方向の荷重(押し付け力N)を加えたときの、先端の横方向の変位量(mm)を測定した。荷重(N)は、ベルト本体の背面から17mm、25mmの高さでそれぞれ加えた。
なお、比較例1として、第2のプロフィルが突出部を有していない以外は上記同様のプロフィル群を用意し、同様に荷重(N)を加えた。
プロフィル群Pの寸法は、全高が32mm、第1のプロフィル及び第2のプロフィルの厚み(D3、D2)がそれぞれ10mm、突出部の厚み(D1)が10mmである。突出部を有していない比較例1では、第2のプロフィルが突出部の厚み10mm分、第1のプロフィルよりも上方に突出した形となっている。
荷重(N)を17mm高さで加えた結果を図15に、25mmの高さで加えた結果を図16にそれぞれ示す。
いずれの高さにおいても、本発明によれば荷重(N)に対する変位量(mm)が小さく抑えられていることがわかる。
(実施例2)
図11に示した形状の第1のプロフィル1、第2のプロフィル2及び第3のプロフィル3によって構成されるプロフィル群Pを用い、第1のプロフィル1側から横方向の荷重(N)を加えたときの、先端の横方向の変位量(mm)を測定した。荷重(N)は、ベルト本体の背面から15mmの高さで加えた。
なお、比較例2として、各プロフィルを山部及び谷部を有していない平板状に形成した以外は上記同様のプロフィル群を用意し、同様に荷重(N)を加えた。
プロフィル群Pの寸法は、全高が32mm、各プロフィルの厚みがそれぞれ3mm(合計9mm)である。
その結果を図17に示す。
本発明によれば荷重(N)に対する変位量(mm)が小さく抑えられていることがわかる。特に、比較例2では、荷重が50Nを超えるようになると、各プロフィル間が相互に大きくずれてしまい、たわみ変形を生じて荷重に対する抵抗力が上がらなかったのに対し、本発明によれば、80Nを越えても各プロフィルによって荷重に対して抵抗でき、傾向を抑制することができた。
BL:プロフィル付きベルト
P:プロフィル群
1:第1のプロフィル
1a:上面(当接部)
1b:面取り部
11:根元部
12:倒れ止め用脚部
13:凸部
13a:上面(当接部)
13b:下面(当接部)
14:山部
15:谷部
2:第2のプロフィル
2a:上面(当接部)
2b:面取り部
21:根元部
22:突出部
22a:下面(当接部)
23:突出部
23a:下面(当接部)
23b:上面
24:凹部
24a:下側の面(当接部)
24b:上側の面(当接部)
25:山部
26:谷部
27:突部(当接部)
3:第3のプロフィル
3a:上面(当接部)
3b:面取り部
31:根元部
32:突出部
32a:下面(当接部)
33:山部
34:谷部
4:アタッチメント
5:ベルト搬送装置
50:板状長尺物
51:プーリー
10:ベルト本体
10a:歯部
10b:心線
10c:背面

Claims (6)

  1. ベルト本体の背面に、該ベルト本体の長さ方向に沿って隣り合うように複数のプロフィルを各々独立して設け、該複数のプロフィルによって一群のプロフィル群を構成してなるプロフィル付きベルトにおいて、
    前記プロフィル群内の前記プロフィルの各々は、当該プロフィル群内の他の前記プロフィルに対し、それぞれ前記背面に対して垂直な方向と交差する方向から互いに当接する、又は、それぞれ前記背面に対して垂直な方向と交差する方向から対向するように近接し、前記プロフィル群に対して横方向の荷重が加わった際に互いに当接する、少なくとも1つの当接部を有していることを特徴とするプロフィル付きベルト。
  2. 前記当接部は、点状、線状又は面状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のプロフィル付きベルト。
  3. 前記プロフィル群内のいずれか1つの前記プロフィルは、当該プロフィル群内の他の少なくとも1つの前記プロフィルの上面に覆い被さるように突出する少なくとも1つの突出部を有し、
    前記当接部は、前記突出部の下面と、前記他の少なくとも1つの前記プロフィルの上面とによって形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のプロフィル付きベルト。
  4. 前記プロフィル群内の隣り合う前記プロフィルのうちの一方の前記プロフィルの側面に凹部が形成され、他方の前記プロフィルの側面に、前記凹部内に収納される凸部が形成され、
    前記当接部は、前記凹部の内面の前記背面に対して垂直な方向と交差する少なくとも1つの面と、前記凸部の表面の前記背面に対して垂直な方向と交差する少なくとも1つの面とによって形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のプロフィル付きベルト。
  5. 前記プロフィル群内の隣り合う前記プロフィルのうちの一方のプロフィルの側面に、高さ方向に沿って山部及び谷部が交互に連続して形成され、他方のプロフィルの側面に、高さ方向に沿って谷部及び山部が交互に連続して形成され、
    前記当接部は、前記一方のプロフィルの前記山部又は前記谷部の表面と、前記他方のプロフィルの前記谷部又は前記山部の表面とによって形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のプロフィル付きベルト。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のプロフィル付きベルトをプーリー間に架け渡してなることを特徴とするベルト搬送装置。
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