JP2014234077A - 伸縮アクチュエータ - Google Patents

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【課題】構造を簡素化するために本体の中心軸に対してモータの回転軸をずらした状態でモータを配置しても、伸縮アクチュエータに発生する振動を抑制して、乗り心地や操安性の低下を避けることができるようにする。【解決手段】ナックルおよび車体に接続されて伸縮動作により車輪の舵角を変化させる伸縮アクチュエータ7において、ナックルおよび車体に対する2つの接続部18,19を両端に有し、伸縮可能に構成された本体17と、この本体に固定されて、この本体を伸縮駆動するモータ25と、本体に固定されて、この本体の伸縮運動を規制するソレノイド26と、を備え、モータの回転軸A1が2つの接続部の中心を結ぶ本体の中心軸A0と一致しない状態でモータが配置され、本体の中心軸を挟んで、ソレノイドが車両前側に配置され、モータが車両後側に配置されたものとする。【選択図】図4

Description

本発明は、車両においてナックルおよび車体に接続されて伸縮動作により車輪の舵角を変化させる伸縮アクチュエータに関するものである。
4輪自動車では、近年、車両の走行安定性の向上などを図る目的で、左右の後輪の舵角(トー角)を個別に変化させる後輪操舵装置を設けることが行われており、この後輪操舵装置では、ナックルおよび車体に対する2つの接続部を有する本体をモータにより伸縮動作させることで車輪の舵角を変化させる伸縮アクチュエータを左右の後輪にそれぞれ設けるようにしている。
このような伸縮アクチュエータにおいては、ナックルおよび車体に対する2つの接続部の中心を結ぶ本体の中心軸に対して、モータや、モータの回転運動を本体の伸縮運動に変換する送りねじ機構を同軸的に配置した技術が知られている(特許文献1参照)。この技術では、本体の中心軸に対してモータを同軸的に配置するために、減速機構に遊星歯車機構が採用されている。
特開2009−241853号公報
さて、近年、製造コストを削減する観点から、伸縮アクチュエータの構造を簡素化することが求められており、このような伸縮アクチュエータの構造を簡素化する案の一つとして、遊星歯車機構を廃止することが考えられる。
しかしながら、遊星歯車機構を廃止すると、モータの中心軸を本体の中心軸からずらした状態でモータを配置する必要があり、このような構成では、重量のあるモータが本体の中心軸から離れた位置にあるため、本体の中心軸周りの重量バランスが大きく悪化する。このような状態では、車両走行時に伸縮アクチュエータが加振されると、本体の中心軸周りに発生する回転モーメントが伸縮アクチュエータの振動を助長して、乗り心地や操安性に影響を及ぼすという問題が生じる。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、構造を簡素化するために本体の中心軸に対してモータの回転軸をずらした状態でモータを配置しても、伸縮アクチュエータに発生する振動を抑制して、乗り心地や操安性の低下を避けることができるように構成された伸縮アクチュエータを提供することにある。
前記課題を解決するためになされた第1の発明は、ナックルおよび車体に接続されて伸縮動作により車輪の舵角を変化させる伸縮アクチュエータであって、前記ナックルおよび前記車体に対する2つの接続部を両端に有し、伸縮可能に構成された本体と、この本体に固定されて、この本体を伸縮駆動するモータと、前記本体に固定されて、この本体の伸縮運動を規制するソレノイドと、を備え、前記モータの回転軸が前記2つの接続部の中心を結ぶ前記本体の中心軸と一致しない状態で前記モータが配置され、前記本体の中心軸を挟んで、前記モータおよび前記ソレノイドの一方が車両前側に配置され、前記モータおよび前記ソレノイドの他方が車両後側に配置された構成とする。
これによると、モータおよびソレノイドが、本体の中心軸を挟んで車両前側と車両後側とに分けて配置されるため、ソレノイドが、モータに対するカウンターウエイトとして機能し、モータおよびソレノイドの各々により本体の中心軸周りに発生する回転モーメントが相殺されて、全体として本体の中心軸周りに発生する回転モーメントを低減することができるため、伸縮アクチュエータに発生する振動を抑制して、乗り心地や操安性の向上を図ることができる。
また、第2の発明は、前記モータおよび前記ソレノイドのうちの重量の大きいものの重心が重量の小さいものの重心より前記本体の中心軸に近接するように、前記モータおよび前記ソレノイドが配置された構成とする。
これによると、モータおよびソレノイドの重量が異なる場合でも、全体として本体の中心軸周りに発生する回転モーメントを低減することができるため、伸縮アクチュエータに発生する振動をより一層抑制して、乗り心地や操安性をより一層向上させることができる。
また、第3の発明は、前記モータおよび前記ソレノイドが、車両前後方向から見て互いに重なり合う位置に配置された構成とする。
これによると、モータおよびソレノイドの各々により本体の中心軸周りに発生する回転モーメントの発生位置が軸方向に近づくため、モータおよびソレノイドを支持する本体に発生するねじれを低減することができ、これにより乗り心地の向上を図ることができる。
このように本発明によれば、モータおよびソレノイドが、本体の中心軸を挟んで車両前側と車両後側とに分けて配置されるため、ソレノイドが、モータに対するカウンターウエイトとして機能し、モータおよびソレノイドの各々により本体の中心軸周りに発生する回転モーメントが相殺されて、全体として本体の中心軸周りに発生する回転モーメントを低減することができるため、伸縮アクチュエータに発生する振動を抑制して、乗り心地や操安性の向上を図ることができる。
本実施形態に係るリアサスペンション1を示す斜視図である。 図1に示した伸縮アクチュエータ7の平面図である。 図1に示した伸縮アクチュエータ7を車体3側からみた側面図である。 図3に示したIV−IV線で切断した伸縮アクチュエータ7の断面図である。 図2に示したモータ25およびソレノイド26の軸方向位置に関する2つの例を示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係るリアサスペンション1を示す斜視図である。なお、この図1には車輪左側のリアサスペンション1を示すが、車輪右側のリアサスペンションはこれと対称に現れる。
リアサスペンション1は、図示しない車輪(後輪)を回転自在に支持するナックル2と、ナックル2を上下動可能に車体3に連結するアッパアーム4及びロアアーム5と、車輪の上下動を緩衝する懸架スプリング付きダンパ6と、ナックル2および車体3に接続されて伸縮動作により車輪の舵角(トー角)を変化させる伸縮アクチュエータ7と、を備えている。
このリアサスペンション1は、マルチリンク型のダブルウイッシュボーン・サスペンションであり、アッパアーム4は、いわゆるA型アームであり、ナックル2に接続される接続部12と、車体3に接続される前後2つの接続部13a,13bとを有している。ロアアーム5は、ナックル2に接続される接続部14と、車体3に接続される接続部15とを有している。
伸縮アクチュエータ7は、本体17の両端に、ナックル2に接続される第1接続部18と、車体3に接続される第2接続部19とを有している。この第1接続部18および第2接続部19はゴムブッシュジョイントで構成される。第1接続部18は、ロアアーム5の接続部14の上方で且つスピンドル11の前方の位置でナックル2に接続されている。第2接続部19は、アッパアーム4の前側の接続部13aの下方の位置で車体3に接続されている。
このように配置された伸縮アクチュエータ7を伸縮動作させると、仮想キングピン軸を中心にしてナックル2がトーイン方向及びトーアウト方向に回転し、車輪の舵角(トー角)を変化させることができる。なお、この伸縮アクチュエータ7は、ジオメトリー変化に寄与するサスペンションアームとしても機能する。
次に、図1に示した伸縮アクチュエータ7について説明する。図2は、伸縮アクチュエータ7の平面図である。図3は、伸縮アクチュエータ7を車体3側からみた側面図である。
図2に示すように、伸縮アクチュエータ7は、本体17を構成する部材として、第1接続部18と一体的に形成された出力ロッド(可動体)22と、第2接続部19と一体的に形成された第1ハウジング23と、第1ハウジング23にボルト30で締結される第2ハウジング24と、を備えている。出力ロッド22は、第2ハウジング24に進退自在に支持され、この出力ロッド22の進退に応じて本体17全体が伸縮動作する。
また、伸縮アクチュエータ7は、第1ハウジング23に固定されて、出力ロッド22を進退駆動するモータ25と、第1ハウジング23に固定されて、出力ロッド22の進退運動を規制するソレノイド26と、を備えている。ソレノイド26はソレノイドカバー27で覆われた状態で設けられている。
次に、モータ25およびソレノイド26の配置位置について説明する。
本実施形態では、第1接続部18の中心C1と第2接続部19の中心C2とを結ぶ本体17の中心軸A0とモータ25の回転軸A1とが一致しない状態でモータ25が配置されている。特に本実施形態では、本体17の中心軸A0とモータ25の回転軸A1とが平行で、且つ本体17の中心軸A0に対してモータ25の回転軸A1が車両後側にずれた状態でモータ25が配置されている。
なお、本体17の中心軸A0を規定する第1接続部18および第2接続部19の中心C1,C2は、第1接続部18および第2接続部19を構成するゴムブッシュジョイントにおけるブッシュ(内筒部材)28,29の中心とすればよい。
また、本実施形態では、本体17の中心軸A0を挟んで、モータ25が車両後側に配置され、ソレノイド26が車両前側に配置されている。モータ25およびソレノイド26の軸方向位置については、モータ25が車体側に配置され、ソレノイド26がナックル側に配置されている。
また、本実施形態では、図3に示すように、モータ25の重量がソレノイド26の重量より大きいため、モータ25の重心G1がソレノイド26の重心G2より本体17の中心軸A0に近接するようにモータ25およびソレノイド26が配置されている。
特に、次の式1で示されるように、モータ25およびソレノイド26に関する力のモーメントが釣り合うか、あるいは近似するように、モータ25およびソレノイド26の配置位置を設定するとよい。
W1×L1=W2×L2 (式1)
ここで、L1は、本体17の中心軸A0からモータ25の重心G1までの距離であり、L2は、本体17の中心軸A0からソレノイド26の重心G2までの距離であり、W1は、モータ25の重量であり、W2は、ソレノイド26の重量である。
次に、図2に示した伸縮アクチュエータ7の内部構造について説明する。図4は、図3に示したIV−IV線で切断した伸縮アクチュエータ7の断面図である。
伸縮アクチュエータ7は、モータ25の回転運動を出力ロッド22の進退運動(直線運動)に変換する送りねじ機構(運動変換機構)32と、モータ25の回転を減速して送りねじ機構32に伝達する減速機構33と、出力ロッド22の進退運動を規制するロック機構34と、を備えている。送りねじ機構32、減速機構33およびロック機構34は第1ハウジング23および第2ハウジング24に収容されている。
送りねじ機構32は、外面に台形ねじが形成されたおねじ部材41と、おねじ部材41に噛み合うめねじ部材42と、めねじ部材42に外装された円筒状のガイド部材43と、を有している。この送りねじ機構32は、第1接続部18の中心C1と第2接続部19の中心C2とを結ぶ本体17の中心軸A0と同軸的に設けられている。
おねじ部材41は出力ロッド22と一体的に形成され、出力ロッド22と相反する側の端部には、ガイド部材43に軸方向に変位可能に支持されたスライダ44が固定されている。ガイド部材43は、軸受け45を介して第2ハウジング24に回転可能に支持されている。めねじ部材42はガイド部材43に回転不能に固定されている。
減速機構33は、駆動ギヤ51と被動ギヤ52とを有する1段減速機構である。駆動ギヤ51および被動ギヤ52はヘリカルギヤで構成される。駆動ギヤ51は、一端がモータ25の出力軸53に回転不能に連結され、他端が軸受け54に保持されている。軸受け54は第2ハウジング24に支持されている。被動ギヤ52は、送りねじ機構32のガイド部材43に固定され、ガイド部材43およびめねじ部材42と一体的に回転する。
このように構成された送りねじ機構32および減速機構33において、モータ25を回転動作させると、出力軸53の回転に連動して減速機構33の駆動ギヤ51が回転し、この駆動ギヤ51の回転に応じて、被動ギヤ52と、送りねじ機構32のガイド部材43およびめねじ部材42とが一体的に回転し、めねじ部材42の回転に応じておねじ部材41が軸方向に移動し、これに連動して出力ロッド22が進退動作する。
ロック機構34は、ロックプレート61と、ロックピン62と、を有している。ロックプレート61は、減速機構33の被動ギヤ52に固定され、被動ギヤ52と一体的に回転する。ロックプレート61にはロックピン62が嵌入する溝が形成されている。ロックピン62は、被動ギヤ52の径方向に進退自在に設けられ、ソレノイド26により進退駆動される。
ソレノイド26は、内部に図示しないコイル、プランジャ(磁性体)およびばねを備え、プランジャがばねにより突出方向に付勢され、コイルに通電することで発生する電磁力によりプランジャを吸引する、いわゆるプル型のものであり、ソレノイド26の非通電時には、プランジャに連結されたロックピン62が前進位置にあり、コイルに通電すると、ロックピン62が後退する。
ソレノイド26の非通電時には、ロックピン62が前進してロックプレート61の溝に嵌入することで、被動ギヤ52の回転が規制されるロック状態となり、ソレノイド26に通電すると、ロックピン62が後退してロックプレート61の溝から脱出して、被動ギヤ52の回転を許容するロック解除状態となる。
したがって、車両走行中にはソレノイド26に常時通電してロック解除状態に保持することで、モータ25により出力ロッド22に進退動作させる後輪操舵制御が可能になり、駐車時やフェイル(機能失陥)時には、ソレノイド26の通電を停止して出力ロッド22の進退動作が不能なロック状態とする。
なお、ソレノイド26により駆動されるロックピン62などのロック部材を被動ギヤ52などギヤの歯に直接係合させる構成も可能である。
このように本実施形態では、図2に示したように、モータ25の回転軸A1が本体17の中心軸A0に対してずれた状態でモータ25が配置されているため、モータ25を本体17に同軸的に配置した場合に必要となる遊星歯車機構が不要になり、図4に示したように、駆動ギヤ51および被動ギヤ52で構成された1段減速機構で済むため、構造を簡素化することができる。
また、本実施形態では、モータ25およびソレノイド26が、本体17の中心軸A0を挟んで車両前側と車両後側とに分けて配置されるため、ソレノイド26が、モータ25に対するカウンターウエイトとして機能して、本体17の中心軸A0廻りの重量バランスを向上させることができる。すなわち、モータ25およびソレノイド26の各々により本体20の中心軸A0周りに発生する回転モーメントが相殺されて、全体として本体20の中心軸A0周りに発生する回転モーメントを低減することができる。このため、伸縮アクチュエータに発生する振動を抑制して、乗り心地や操安性の向上を図ることができる。
さらに、本実施形態では、図3に示したように、モータ25およびソレノイド26のうちの重量の大きいものの重心(ここではモータ25の重心G1)が、重量の小さいものの重心(ここではソレノイド26の重心G2)より、本体17の中心軸A0に近接するように、モータ25およびソレノイド26が配置されているため、モータ25およびソレノイド26の重量が異なる場合でも、全体として本体20の中心軸A0周りに発生する回転モーメントを低減することができるため、伸縮アクチュエータに発生する振動をより一層抑制して、乗り心地や操安性をより一層向上させることができる。
次に、モータ25およびソレノイド26の軸方向位置について説明する。図5は、図2に示したモータ25およびソレノイド26の軸方向位置に関する2つの例を示す模式図である。
図5(A)に示す例では、モータ25およびソレノイド26が軸方向に離間して配置され、モータ25とソレノイド26とが車両前後方向から見て重なり合わない構成となっている。このような構成では、モータ25およびソレノイド26の各々により本体17の中心軸A0周りに発生する回転モーメントの発生位置が軸方向に大きくずれるため、モータ25およびソレノイド26を支持する第1ハウジング23にねじれが発生する。
一方、図5(B)に示す例では、モータ25およびソレノイド26が軸方向に近接して配置され、モータ25とソレノイド26とが車両前後方向からみて重なり合う構成となっている。このような構成では、モータ25およびソレノイド26の各々により本体17の中心軸A0周りに発生する回転モーメントの発生位置が軸方向に近づくため、モータ25およびソレノイド26を支持する第1ハウジング23に発生するねじれを低減することができ、これにより乗り心地の向上を図ることができる。
以上、本発明を特定の実施形態に基づいて説明したが、これらの実施形態はあくまでも例示であって、本発明はこれらの実施形態によって限定されるものではない。また、上記実施形態に示した本発明に係る伸縮アクチュエータ7の各構成要素は、必ずしも全てが必須ではなく、少なくとも本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
すなわち、本実施形態では、図2に示したように、本体17の中心軸A0を挟んで、モータ25が車両後側に配置され、ソレノイド26が車両前側に配置された構成としたが、これとは逆に、本体17の中心軸A0を挟んで、モータ25が車両前側に配置され、ソレノイド26が車両後側に配置された構成も可能である。なお、車両前側に配置されると、チッピング、すなわち前輪で跳ね上げられた小石などの異物が衝突することで、故障が発生する確率が高くなるため、故障したときの影響が小さなソレノイド26を車両前側に配置することが望ましい。
また、本実施形態では、図3に示したように、モータ25の重心G1がソレノイド26の重心G2より本体17の中心軸A0に近接するようにモータ25およびソレノイド26が配置された構成としたが、ソレノイド26の重量がモータ25の重量より大きい場合には、ソレノイド26の重心G2がモータ25の重心G1より本体17の中心軸A0に近接するようにモータ25およびソレノイド26を配置すればよい。
また、本実施形態では、図4に示したように、モータ25の回転軸A1が本体17の中心軸A0に対して平行で且つ車両前後方向にずれた構成としたが、減速機構33をウォームおよびウォームホイールで構成するなどして、モータ25の回転軸A1が本体17の中心軸A0に対して直交するようにモータ25を配置してもよい。
1 リアサスペンション
2 ナックル
3 車体
7 伸縮アクチュエータ
17 本体
18 第1接続部
19 第2接続部
22 出力ロッド
23 第1ハウジング
24 第2ハウジング
25 モータ
26 ソレノイド
32 送りねじ機構
33 減速機構
34 ロック機構
53 出力軸
A0 本体の中心軸
A1 モータの回転軸
G1 モータの重心
G2 ソレノイドの重心

Claims (3)

  1. ナックルおよび車体に接続されて伸縮動作により車輪の舵角を変化させる伸縮アクチュエータであって、
    前記ナックルおよび前記車体に対する2つの接続部を両端に有し、伸縮可能に構成された本体と、
    この本体に固定されて、この本体を伸縮駆動するモータと、
    前記本体に固定されて、この本体の伸縮運動を規制するソレノイドと、
    を備え、
    前記モータの回転軸が前記2つの接続部の中心を結ぶ前記本体の中心軸と一致しない状態で前記モータが配置され、
    前記本体の中心軸を挟んで、前記モータおよび前記ソレノイドの一方が車両前側に配置され、前記モータおよび前記ソレノイドの他方が車両後側に配置されたことを特徴とする伸縮アクチュエータ。
  2. 前記モータおよび前記ソレノイドのうちの重量の大きいものの重心が重量の小さいものの重心より前記本体の中心軸に近接するように、前記モータおよび前記ソレノイドが配置されたことを特徴とする請求項1に記載の伸縮アクチュエータ。
  3. 前記モータおよび前記ソレノイドが、車両前後方向から見て互いに重なり合う位置に配置されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の伸縮アクチュエータ。
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