JP2014234024A - ハイブリッド車 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガソリンまたは軽油等の燃料油と水素との双方を燃料として用いるハイブリッド車において、電気分解によって水素を生成させるための水を貯える水タンク内の水の凍結防止および凍結した場合でも早期に溶融できるようにする。【解決手段】ガソリンまたは軽油の燃料油と水素の双方を燃焼することのできるエンジン2を備えたハイブリッド自動車1であって、水を電気分解することにより前記エンジン2に供給する水素および酸素を生成する水素発生装置14と、前記水素発生装置14へ供給する水を貯える水タンク12とを備え、前記水タンク12を、前記エンジン2の近傍に配置して成る。【選択図】図1

Description

本発明は、ガソリンまたは軽油等の燃料油と水素との双方を燃料として用いるハイブリッド車に関する。
近年、ガソリンや軽油等の燃料油以外の自動車の燃料として、水素が注目されている。水素を利用したエンジンの技術としては、例えば、特許文献1や特許文献2に記載のものがある。
特許文献1に記載の発明は、ガソリンと水素との双方を燃料として運転可能な内燃機関とモータとを備え、排気浄化触媒の暖気中には、水素タンクからの水素のみを燃料として内燃機関を運転すると共に、動力の補助として併せてモータを作動させることにより走行するハイブリッド車である。
特許文献2に記載の発明は、ガソリンを燃料とする自動車において、エンジンから排出される排ガス中に含まれる水を回収して電気分解することにより水素を生成し、当該水素をガソリンに添加して、燃焼効率を上げるようにしたものである。
特開2007−269227号公報 特開平5−302549号公報
ガソリンまたは軽油等の燃料油と水素との双方を燃料として運転可能な内燃機関を備えるハイブリッド車を構成するには、特許文献1に記載の水素タンクを搭載せずに、また、多量の水素を生成できるようにするため、水を電気分解することにより水素および酸素を生成する水素発生装置および当該水素発生装置へ水を供給する水タンクを装備することが考えられる。
しかし、ガソリンや軽油等の燃料油あるいは水素に比べて水の凝固点は高いので、当該ハイブリッド車を使用する環境が低温環境下である場合においては、水タンク内の水が凍結してしまい、水素を生成することができない虞がある。そして、低温環境下においては、水タンク内の水が凍結したまま走行を続けたとしても、水タンク内の水は溶けず、水素発生装置へ水を供給することができないので、水素の燃焼によって走行することができない。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、ガソリンまたは軽油等の燃料油と水素との双方を燃料として用いるハイブリッド車において、電気分解によって水素を生成させるための水を貯える水タンク内の水の凍結防止および凍結した場合でも早期に溶融できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決する第一の発明に係るハイブリッド車は、ガソリンまたは軽油の燃料油と水素の双方を燃焼することのできるエンジンを備えたハイブリッド自動車であって、水を電気分解することにより前記エンジンに供給する水素を生成する水素発生装置と、前記水素発生装置へ供給する水を貯える水タンクとを備え、前記水タンクを、前記エンジンの近傍に配置したことを特徴とする。
上記課題を解決する第二の発明に係るハイブリッド車は、第一の発明に係るハイブリッド車において、前記水タンクの配置位置を、前記エンジンからの熱線が照射され得る位置とすることを特徴とする。
上記課題を解決する第三の発明に係るハイブリッド車は、第一または第二の発明に係るハイブリッド車において、前記水タンクは、略直方体であり、当該水タンクにおける長手の面が前記エンジンにおける長手の面と対向して配置されることを特徴とする。
上記課題を解決する第四の発明に係るハイブリッド車は、第一から第三のいずれかの発明に係るハイブリッド車において、前記水タンクは、水を貯えるための槽部と、前記エンジンと対向する側における前記槽部の外側に設けられる遮光部と、前記遮光板と連結して前記槽部の内側へ延びる伝熱部とを有することを特徴とする。
上記課題を解決する第五の発明に係るハイブリッド車は、第一から第四のいずれかの発明に係るハイブリッド車において、ラジエター装置を備え、前記水タンクを、前記エンジンと前記ラジエター装置との間以外の領域に配置したことを特徴とする。
第一の発明に係るハイブリッド車によれば、水素発生装置に供される水を貯える水タンクを、エンジンの近傍に配置することにより、水タンクはエンジンの熱によって熱せられ、水タンク内の水の温度は上昇するので、水タンク内の水が凍結している場合において、早期に溶融することができる。また、水タンク内の水が凍結していない場合においても、運転中における水タンク内の水の凍結を防止することができる。
第二の発明に係るハイブリッド車によれば、エンジンからの熱線を照射され得るエンジンの近傍に配置することにより、水タンクはエンジンからの熱線を照射されて熱せられ、水タンク内の水の温度は上昇するので、水タンク内の水が凍結している場合において、早期に溶融することができる。また、水タンク内の水が凍結していない場合においても、運転中における水タンク内の水の凍結を防止することができる。
第三の発明に係るハイブリッド車によれば、水タンクを、略直方体形状に形成し、当該水タンクにおける長手の面をエンジンにおける長手の面と対向するように配置することにより、水タンクがエンジンからの熱線を照射され易くなるので、水タンク内において凍結した水をより早期に溶融させることができ、また、運転中における水タンク内の水の凍結を防止することができる。
第四の発明に係るハイブリッド車によれば、水タンクが、水を貯えるための槽部と、エンジンと対向する側における槽部の外側に設けられる遮光部と、遮光板と連結して槽部の内側へ延びる伝熱部とを有することにより、槽部を樹脂等の伝熱率の低い材料で形成した場合においても、遮光部および伝熱部を熱伝導率の高い材料で形成し、エンジンからの熱線が照射されることによって温度の上昇する遮光部の熱を伝熱部に効率的に伝達することができる。つまり、槽部を樹脂等の材料で形成しても、水タンク内において凍結した水を早期に溶融させることができ、また、運転中における水タンク内の水の凍結を防止することができる。
第五の発明に係るハイブリッド車によれば、水タンクを、エンジンとラジエター装置との間以外の領域でエンジンの近傍に配置させることにより、ラジエター装置におけるファンの送風によるエンジンの冷却効率向上が阻害されないと共に、ラジエター装置におけるファンの送風によって水タンク内において凍結した水の溶融が阻害されない。よって、水タンク内において凍結した水をより早期に溶融させることができ、また、運転中における水タンク内の水の凍結を防止することができる。
実施例1に係るハイブリッド車の構成を示す説明図である。 実施例1に係るハイブリッド車におけるエンジンおよび水タンクを示す説明図である。 実施例1に係るハイブリッド車における駆動形式と異なる駆動形式を採用した例の構成を示す説明図である。 図3における駆動形式とは異なる駆動形式を採用した例の構成を示す図3と同様の説明図である。
以下に、本発明に係るハイブリッド車の実施例について、添付図面を参照して詳細に説明する。もちろん、本発明は以下の実施例に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能であることは言うまでもない。
本発明の実施例1に係るハイブリッド車の構造について、図1および図2を参照して説明する。
図1に示すように、本実施例におけるハイブリッド車1は、ガソリンと水素の双方を燃焼することのできるエンジン(内燃機関)2を備え、トランスミッション3を介して当該エンジン2の出力を前輪軸4およびタイヤ(前輪)5に伝えることにより走行する。なお、車両に搭載するエンジン・コントロール・ユニット(以下、本明細書においてECUという)6は、ガソリンを燃焼させて走行する通常走行モードと水素を燃焼させて走行するエコ走行モードのいずれか一方の走行モードで走行するように制御すると共に、エンジン2における点火タイミング等をガソリンまたは水素の燃焼タイミングに調整する。
車両の右側部には給油口7が設けられ、給油口7と連通するガソリンタンク8にガソリンが貯えられる。ガソリンタンク8は、給油配管9と燃料切替装置(切替制御弁)10と燃料供給配管11とを介してエンジン2と連通可能となっている。
給油配管9と燃料供給配管11との連結部に設置される燃料切替装置10は、ECU6によって、前述した通常走行モードにおいては、ガソリンがエンジン2へ供給されるように給油配管9と燃料供給配管11とを連通すると共に水素および酸素がエンジン2へ供給されないように制御され、前述したエコ走行モードにおいては、ガソリンがエンジン2へ供給されないように給油配管9と燃料供給配管11との連通を遮断すると共に水素および酸素がエンジン2へ供給されるように制御される。
車両の前方部には、水素生成用の水を貯えるための水タンク12が備えられ、水タンク12は給水配管13を介して水素発生装置14と連通している。水タンク12に貯えられた水は、給水配管13に設けたポンプ15によって、水素発生装置14へ送られる。
水タンク12は、水タンク12内の水の凍結防止および凍結時の早期溶融を目的として、エンジン2の近傍に配置される。本実施例においては、水タンク12を、エンジン2の車両前後方向後方側近傍に配置する。
図2に示すように、本実施例に係るハイブリッド車における水タンク12は、腐食や錆などを防ぐために樹脂等から成る槽部12aと、槽部12aの外側における熱を槽部12aの内側へ伝熱させるための熱伝導率の高い材質である銅やアルミなどの金属板から成る伝熱部材12bとから構成される。
伝熱部材12bは、水タンク12におけるエンジン2との対向側(図2におけ左方側)に露出するように設置されて当該水タンク12の側面と略同じ大きさの銅板である遮光部12cと、遮光部12cと連結されて槽部12a内に延びる略L字形状の銅板である伝熱部12dとから成る。
エンジン2においてガソリンまたは水素が燃焼することにより、エンジン2周辺の環境温度が上昇すると共に、エンジン2から熱線が照射されることによって、伝熱部材12bにおける遮光部12cは昇温される。遮光部12cの熱は伝熱部12dを介して水タンク12内の水へ伝わるので、水タンク12内の水も昇温される。よって、水タンク12内の水の凍結を防止し、水タンク12内の水が凍結している場合には、凍結した水をより早期に溶融することができる。なお、遮光部12cには、エンジン2から放射される赤外線から樹脂製の槽部12aを保護する効果もある。
また、水タンク12における槽部12aの上部には、槽部12aに水を供給するための給水口12eが設けられ、槽部12aの下部には、槽部12aからポンプ15の作動によって水素発生装置14へ供給するための排水口12fが設けられている。すなわち、給水口12eから槽部12a内へ供給された水は、槽部12a内に貯えられ、ポンプ15が作動することにより、排水口12fから給水配管13を介して水素発生装置14へ供給される。
水素発生装置14においては、送られた水が電気分解されることにより、所定量の水素および酸素が生成される。水素発生装置14は、給水素配管16と前述した燃料切替装置10および燃料供給配管11を介してエンジンと連通可能となっている。
給水素配管16と燃料供給配管11との連結部に設置される燃料切替装置10は、ECU6によって、前述したようにガソリンのエンジン2への供給が制御されると共に、前述した通常走行モードにおいては、水素および酸素がエンジン2へ供給されないように給水素配管16と燃料供給配管11との連通を遮断すると共にガソリンがエンジン2へ供給されるように制御され、前述したエコ走行モードにおいては、水素および酸素がエンジンへ供給されるように給水素配管16と燃料供給配管11とを連通すると共にガソリンがエンジン2へ供給されないように制御される。
また、車両には蓄電池17が設けられ、水素発生装置14において水タンク12から供給される水を電気分解するために必要な電力は、この蓄電池17から水素発生装置14へ供給される。なお、本実施例においては、車両の後輪軸18に発電モータ19を備え、車両の制動動作の一部を回収して発電した電力を、蓄電池17において蓄えるようにしている。
車両の前方部には、エンジン2を冷却するためのラジエター装置20が備えられ、ラジエター装置20の後方側(図1における右方側)には、冷却水の冷却効率を向上させるために、ファン21が設けられている。このファン21によって、エンジン2には前方側(図1における左方側)から空気が送られるので、エンジン2の前方側であるラジエター装置20と対向する側は、エンジン2の後方側に比べて、冷却効率が向上される。
本実施例においては、エンジン2のラジエター装置20と反対の側すなわちエンジン2の車両前後方向後方側に、水素生成用の水を貯えるための水タンク12を備える。このように、水タンク12をエンジン2とラジエター装置20との間以外の領域に配置することにより、ラジエター装置20のファン21の送風によるエンジン2の冷却が妨げられることはなく、また、ファン21の送風によって水タンク12が冷却されることもない。
また、エンジン2の近傍はガソリンまたは水素の燃焼熱によって温められ、エンジン2周辺の環境温度はある程度の温度に収束され、一般に、エンジン2の直近から80℃前後の範囲a、70℃前後の範囲b、60℃前後の範囲cに区分けすることができる。
本実施例においては、図1に示すように、エンジン2の後方側は、70℃前後の範囲b、60℃前後の範囲cが広いのに対し、エンジン2の前方側は、70℃前後の範囲b、60℃前後の範囲cが狭い。よって、本実施例においては、前述した水タンク12を配置する場所として、広範囲で高温の状態にあるエンジン2の後方側近傍が好ましい。
もちろん、本実施例におけるエンジン2周辺の環境温度分布は一例であり、ハイブリッド車1の駆動形式(本実施例に係るハイブリッド車1の駆動形式はフロントエンジン/フロント駆動(FR車)である)によっても異なるので、水タンク12を配置するのに好ましい場所も異なる。
例えば、図3に示すように、ハイブリッド車101の駆動形式がリアエンジン/リア駆動(RR車)である場合には、車両の後方部に備えられたエンジン102のラジエター装置120と反対の側、すなわち、エンジン102の前方側に水タンク112を配置することが好ましい。また、例えば、図4に示すように、ハイブリッド車201の駆動形式がフロントエンジン/リア駆動(FR車)である場合には、車両の前方部に備えられたエンジン202の側方側に水タンク112を配置することが好ましい。なお、図3および図4において、その他の構成部材に関しては、図1に示した構成部材と同一の構成部材に、同一の符号を付して表してある。
本発明に係るハイブリッド車における水タンクの配置については、本実施例、図3および図4に示す例に限定されず、エンジンによる昇温が期待されるエンジン近傍であれば良い。
なお、車両には、水タンク12に貯えられた水量すなわち貯水量を検出する図示しない貯水量センサが設けられ、貯水量センサによって得られた検出結果はECU6へ送られる。また、車両には、蓄電池17に蓄えられた電力量を検出する図示しない蓄電量センサが設けられ、蓄電量センサによって得られた検出結果はECU6へ送られる、すなわち、本実施例におけるECU6は、バッテリー・マネージメント・ユニット(BMU)の機能を有する。
本実施例においては、ECU6は、図示しない貯水量センサよって、貯水量が水タンク12の貯水容量の10%以上であることを判断し、かつ、図示しない蓄電量センサによって、蓄電量が蓄電池17の蓄電容量の20%以上であることを判断した場合に、通常走行モードからエコ走行モードへの切替制御を行う。
具体的には、ECU6は、水タンク12の貯水量および蓄電池17の蓄電量の情報に基づいて、ハイブリッド車1の走行モードを選択、すなわち、エンジン2で燃焼させる燃料としてガソリンと水素を選択してエンジン2へ送るように燃料切替装置10を制御すると共に、ポンプ15による水タンク12から水素発生装置14への水の供給および水素発生装置14による水の電気分解を停止または作動する制御を行う。
また、ECU6は、エコ走行モードにおいては、図示しないスロットルの開度等を検出することにより、走行に適した水素量および酸素量を算出し、過不足なく適量の水素および酸素をエンジン2へ供給することができるように、水素発生装置14への水の供給量を決めるポンプ15の作動および生成される水素および酸素の量を決める水素発生装置14の作動を制御する。
本実施例に係るハイブリッド車1は、エコ走行モードにおいて、走行に必要な水素および酸素だけを順次生成するので、エンジン2へ供給する水素および酸素を一時的に貯えるタンクを搭載する必要がない。
次に、本実施例に係るハイブリッド車における運転動作について、図1を参照して説明する。
水タンク12に貯えられた水が凍結しない環境においては、水タンク12の貯水量および蓄電池17の蓄電量が十分にあれば、常に、ポンプ15によって水タンク12内の水を水素発生装置14に供給し、水素発生装置14において必要な量の水素および酸素を生成し、給水素配管16、燃料切替装置10、燃料供給配管11を介してエンジン2に水素および酸素を供給することができる。よって、エンジン2の始動時に、水素発生装置14によって水素および酸素を生成し、当該水素および酸素をエンジン2に供給して、水素の燃焼による運転を行うことができる。
一方、水タンク12に貯えられた水が凍結する環境においては、水タンク12内の貯水量および蓄電池17の蓄電量が十分であっても、ポンプ15によって水タンク12内の凍結した水を水素発生装置14に供給することができないので、水素発生装置14によって水素および酸素を生成することができず、水素のエンジン2への供給、すなわち、水素の燃焼による走行を行うことができない。よって、エンジン2の始動時には、ガソリンをエンジン2に供給して、ガソリンの燃焼による運転を行う。
ガソリンの燃焼による運転を続けると、エンジン2が温まる。エンジン2の昇温によってエンジン2周辺の空気が昇温されることにより、エンジン2の近傍に設置された水タンク12が温められると共に、エンジン2から放射される赤外線によってエンジン2に対向するように設置された水タンク12における伝熱部材12bの遮光部12cが温められる。遮光部12cの熱は、伝熱部材12bの伝熱部12dを介して水タンク12内の水に伝わるので、水タンク12内の水を早期に溶融することができる。また、エンジン2の運転中においては、同様の原理で、水タンク12内の水の凍結を防止することができる。
よって、早期に溶融された水タンク12内の水をポンプ15によって水素発生装置14に供給し、水素発生装置14において必要な量の水素および酸素を生成し、給水素配管16、燃料切替装置10、燃料供給配管11を介してエンジン2に供給することができる。
つまり、本実施例に係るハイブリッド車においては、水タンク12に貯えられた水が凍結する環境においても、エンジン2の始動後、凍結した水を早期に溶融することができるので、水素の燃焼による運転を早期に行うことができ、エンジン2の運転中には、水タンク12内の水の凍結を防止することができるので、安定した運転を行うことができる。
また、水タンク12に貯えられた水が凍結する環境において、水タンク12内の水の溶融に伴い、ECU6によって走行モードを通常走行モードからエコ走行モードへと切替える場合に、例えば、水タンク12に図示しない温度センサを取付け、温度センサによる検出結果に基づいて、ECU6による走行モードの制御を行うようにしても良い。
1 ハイブリッド車
2 エンジン
3 トランスミッション
4 前輪軸
5 タイヤ
6 エンジン・コントロール・ユニット(ECU)
7 給油口
8 ガソリンタンク
9 給油配管
10 燃料切替装置
11 燃料供給配管
12 水タンク
12a 水タンクの槽部
12b 水タンクの伝熱部材
12c 水タンクの伝熱部材における遮光部
12d 水タンクの伝熱部材における伝熱部
12e 水タンクの槽部における給水口
12f 水タンクの槽部における排水口
13 給水配管
14 水素発生装置
15 ポンプ
16 給水素配管
17 蓄電池
18 後輪軸
19 発電モータ
20 ラジエター装置
21 ファン

Claims (5)

  1. ガソリンまたは軽油の燃料油と水素の双方を燃焼することのできるエンジンを備えたハイブリッド自動車であって、
    水を電気分解することにより前記エンジンに供給する水素を生成する水素発生装置と、前記水素発生装置へ供給する水を貯える水タンクとを備え、
    前記水タンクを、前記エンジンの近傍に配置した
    ことを特徴とするハイブリッド車。
  2. 前記水タンクの配置位置を、前記エンジンからの熱線が照射され得る位置とする
    ことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車。
  3. 前記水タンクは、略直方体であり、当該水タンクにおける長手の面が前記エンジンにおける長手の面と対向して配置される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のハイブリッド車。
  4. 前記水タンクは、水を貯えるための槽部と、前記エンジンと対向する側における前記槽部の外側に設けられる遮光部と、前記遮光板と連結して前記槽部の内側へ延びる伝熱部とを有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のハイブリッド車。
  5. ラジエター装置を備え、
    前記水タンクを、前記エンジンと前記ラジエター装置との間以外の領域に配置した
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のハイブリッド車。
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