JP2014232981A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】FM帯以下の周波数帯域において、低背化しても性能劣化が少なく、アンテナケースの外観デザインの自由度を高くすることができるアンテナ装置を提供する。
【解決手段】アンテナ載置面から30[mm]の高さのアンテナ本体部10と、このアンテナ本体部10を覆うレドーム11とを備えてアンテナ装置1を構成する。アンテナ本体部10は、接地電位の地板から離れる方向にヘリカル状に巻かれた給電線でインダクタンス成分を確保するとともに、地板に対して略平行となる面部を有する天頂容量板により対地容量を確保する。天頂容量板の面積を一定値以上にすれば、その形状を変えても性能が大きく変化しないので、外観デザインの自由度を高めることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、AM帯及びFM帯の放送波を受信可能な低背型のアンテナ装置に関する。AM帯とは0.522[MHz]〜1.629[MHz]、FM帯とは76[MHz]〜108[MHz]の周波数帯をいう。
AM帯及びFM帯の放送波を受信可能な車両用の低背型アンテナ装置として、特許文献1、特許文献2に開示されたアンテナ装置が知られている。
特許文献1に開示されたアンテナ装置は、金属製のアンテナベース部上にアンテナ基板、すなわちアンテナエレメントの一部となるコイルが形成されたものを立設させ、さらに、アンテナ基板を跨ぐように、ハット状のトップ部が設けられている。アンテナ基板上のコイルの一端はトップ部に接続され、トップ部と共にFM帯で共振するアンテナエレメントを構成している。コイルの他端は、アンプ基板に接続される。
このような構造のアンテナ装置は、高さが70[mm]で、長手方向の長さが200[mm]前後でありながら、その一部がヘリカルアンテナとなる195[mm]の高さのロッドアンテナと同等のアンテナ特性を得ることができるとされている。
しかし、アンテナ装置の放射抵抗は、高さの2乗に比例する。そのため、アンテナ装置の高さを単純に低くすると性能が著しく劣化し、実用的に使用することが困難になるという問題がある。このような問題の解消を目的としたのが特許文献2に開示されたアンテナ装置である。特許文献2に開示されたアンテナ装置は、車両に固定されるベース部に支持された2種類のヘリカル部でアンテナエレメントを構成する。アンテナエレメントは、ベース部に近い側の第1ヘリカル部とベース部から遠い側の第2ヘリカル部とを有する。第2ヘリカル部は、第1ヘリカル部よりも単位長さ当たりの表面積が大きい。第1ヘリカル部は線路状パターンあるいは板状の導電性部材で構成される。他方、第2ヘリカル部は、線状、べた状パターン、べた状パターンとワイヤ、板状の導電性部材を略コ字状に折り曲げたもの(横長な螺旋形状のエレメント)で構成される。
特開2010−21856号公報 特開2012−161075号公報
特許文献2に開示されたアンテナ装置は、シャークフィン形状のアンテナケース内に、2種類のヘリカル部(第1ヘリカル部、第2ヘリカル部)を効率よく配置することにより、アンテナ利得を大きくすることができる。しかしながら、このようなアンテナ装置では、2種類のヘリカル部が一定間隔をおいて高さ方向に設けられる。特に、第2ヘリカル部を板状の導電性部材あるいは板状の基板に形成されるパターンで構成する場合は、面部がベース部に対して立設する、いわゆる縦置きの構造となる。そのため、低背化には限界があり、アンテナケースの外観デザインの自由度も低いという課題が残る。
本発明は、上記の問題点に鑑み、FM帯以下の周波数帯域において、低背化しても性能劣化が少なく、アンテナケースの外観デザインの自由度を高くすることができるアンテナ装置を提供することを主たる目的とする。
本発明のアンテナ装置は、接地電位の地板と接触しない部位で、当該地板から離れる方向にヘリカル状に巻かれた線状導体と、この線状導体のうち前記地板から離れている一方の端部と導通し、前記地板に対して略平行となる面部を有する面状導体と、前記線状導体の他方の端部と接続され、当該線状導体及び前記面状導体により受信したFM帯又はAM帯の周波数の受信波を増幅する増幅器とを備えたものである。
「略平行」とは、完全に平行でなくとも、地板との間で対地容量を確保できる程度の平行度であれば良いことを意味する。また、「面部」は、必ずしも閉曲面に限定されず、使用周波数において面として扱うことができるものであれば、環状、網状、格子状その他の形状のものであっても良いことを意味する。
ある実施の態様では、面部の面積がFM帯の上限使用周波数の波長の0.02倍の二乗以上である。また、前記地板の表面から前記面状導体の外周までの距離が使用周波数の波長の0.008倍以下である。また、前記線状導体が前記面状導体の外周と同じ形状でヘリカル状に巻かれており、ヘリカル径が前記面状導体の外周よりも大きいサイズである。
前記増幅器は、その雑音指数が、FM帯のすべての帯域においてほぼ等しい。また、前記増幅器が、FM帯の受信波を増幅するための化合物半導体HEMTを増幅素子として含むFM増幅器である。
本発明のアンテナ装置は、アンテナ高さを低背化することにより減少する地板との間の容量(キャパシタンス)を、面状導体で増加させるとともに、この面状導体により増幅器との整合も容易になるので、アンテナ性能の低下を抑制することができる。
また、面状導体の面積が一定ならば特性はその形状には依存しないため、アンテナ装置全体の外観デザインの自由度を高めることができる。
本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の分解斜視図。 本実施形態のアンテナ装置の一部分解斜視図。 (a)は本実施形態のアンテナ装置におけるアンテナ本体部の正面図、(b)は長径方向の側面図、(c)は短径方向の側面図。 回路基板に搭載される電子回路の構成図。 FM増幅器の構成図。 本実施形態と比較用アンテナ装置との帯域内平均S/N比を表すグラフであり、(a)はAM帯、(b)はFM帯のものを表す。 (a)は比較用アンテナ装置が有するアンテナエレメントの複素入力インピーダンスの特性図、(b)は本実施形態のアンテナ装置が有するアンテナエレメントの複素入力インピーダンスの特性図。 比較用アンテナ装置と本実施形態のアンテナ装置とのNF比較図。 増幅素子の最適雑音整合インピーダンス(Γopt)と等雑音円を示す図。 天頂容量板の正面形状が舟型のアンテナ装置の一部分解斜視図。 天頂容量板の正面形状が正方形のアンテナ装置の一部分解斜視図。 天頂容量板の正面形状が長方形のアンテナ装置の一部分解斜視図。 (a)〜(d)は、AM帯における比較用アンテナ装置と各実施形態に係るアンテナ装置との相対的なS/N特性図。 (a)〜(d)は、FM帯における比較用アンテナ装置と各実施形態に係るアンテナ装置との相対的なS/N特性図。
以下、本発明を日本のAM帯(0.522〜1.629[MHz])及びFM帯(76〜90[MHz])の放送波を受信して増幅するアンテナ装置、特に、車両に取付可能な低背型アンテナ装置に適用した場合の実施の形態を説明する。
本実施形態のアンテナ装置は、例えば車両のルーフ面のように、導電性を有するアンテナ設置面に取り付けて使用される。取り付けた際には、ルーフ面から略30[mm]以下の高さでAM帯及びFM帯の放送波を受信する。
図1は、本実施形態に係るアンテナ装置の構造例を示す外観分解斜視図である。このアンテナ装置1は、上記のアンテナ設置面に取り付けられるアンテナ本体部10と、このアンテナ本体部10を蓋するレドーム11とを備えている。アンテナ設置面からアンテナ本体部10までの高さは、略30[mm]である。レドーム11は、電波透過性の合成樹脂で構成される。
アンテナ本体部10は、図2の一部分解斜視図に示されるように、主として、上記のアンテナ設置面に適合する形状の底面を有する第1ベース部101と、この第1ベース部101に嵌合される第2ベース部102と、第1ベース部101及び第2ベース部102を上記のアンテナ設置面に取り付けるための取付機構103と、回路部104と、支持体107と、線状導体の一例となる給電線108及び面状導体の一例となる対地容量確保用導板(以下、「天頂容量板」という。)109とを備えている。給電線108は、例えば線径0.4[mm]の銅線で構成される。天頂容量板109は、例えば厚み0.2[mm]、面積が4900[mm]の銅板などで構成される。給電線108と天頂容量板109とで、アンテナエレメントが実現される。
回路部104は、アンテナエレメントに接続される受信端子と、アンテナエレメントで受信した信号を増幅するための増幅器を含む電子回路と、増幅された信号を外部回路へ出力するためのアンテナインタフェースと、を搭載した回路基板104bを備える。
支持体107は、アンテナエレメントを支持するために用いられるもので、アンテナ設置面に対して垂直方向に突出する筒状の誘電体ブロックなどで構成される。回路部104は、支持体107の筒体の中空部に収容され、これにより、アンテナ本体部10のサイズの節約を図っている。
第1ベース部101は、アンテナ設置面とアンテナ装置1との緩衝材となるもので、例えばゴム等の弾性部材で構成される。その略中央部には、取付機構103を貫通させるための孔部101aが形成されている。第2ベース部102は、アンテナエレメント及び回路部104の接地ラインを車両のアンテナ設置面に電気的に接続するためのもので、使用時にアンテナ設置面と導通することにより、接地電位となる地板として機能するものである。そのため、導電性部材で構成され、その略中央部には、回路部104を装着するための窪み102aと、孔部102bとが形成されている。
取付機構103は、第2ベース部102の地板をアンテナ設置面に導通させるとともに、アンテナ本体部10を車両に固定するためのものである。そのため、取付機構103は、ボルト等の接合部材103bにより、アンテナ設置面、第1ベース部101及び第2ベース部102を挟むように構成される。
第1ベース部101の外底部からは、孔部101a及び第2ベース部102の孔部102aを介して、電源ケーブル105aと同軸ケーブル106aとが取り出される。電源ケーブル105aは、電源部インタフェース105bを介して回路基板104に実装される増幅回路に電力及び制御信号を供給する。また、同軸ケーブル106aは、アンテナインタフェース106bを介してアンテナ出力を外部回路へ取り出す。
回路部104は、ネジ孔を有する導電性のフレーム104a上に、上記のアンテナ給電端子、電子回路、アンテナインタフェースを実装した回路基板104bを取り付け、さらに、ネジ104cで第2ベース部102に固定している。
支持体107は、地板と接触しない部位で、給電線108を当該地板から離れる方向にヘリカル状に巻き、さらに天頂容量板109を地板と略平行となるように取り付けるためのものである。すなわち、アンテナ設置面と平行となる支持体107の上底部107aに、位置決め用の複数の突起体107bと、ネジ受け部107cとが形成されている。また、アンテナ設置面と垂直となる支持体107の外側面107dに、複数の溝107eとアンテナガイド107fとが形成されている。溝107eは、所定間隔(ピッチ)でヘリカル状に形成される。アンテナガイド107fは、回路部104に近くなる方向に形成される。この溝107eには、給電線108が装着され、これにより、ヘリカルコイルが実現される。支持体107は、ネジ孔107gを貫通するネジ107hにより、第2ベース部102に固定される。
支持体107の上底部107aには、天頂容量板109が配設される。天頂容量板109のうち、突起体107bに対応する部位には、位置決め用の複数の孔部109bが形成されており、また、支持体107のネジ受け部107cに向けてネジ109dを差し込むためのネジ孔109cが形成されている。
上述した給電線108の一方の端部108aは、天頂容量板109の縁に近いネジ孔109c及びネジ109dを通じて、この天頂容量板109と電気的に接続される。給電線108の他方の端部108bは、アンテナガイド107fで案内されて、回路部104のアンテナ給電端子へ接続される。
レドーム11は、第1ベース部101及び第2ベース部102のネジ孔を介して、複数のネジ103cにより固定される。
組み立てられたアンテナ本体10の外観を図3に示す。図3(a)は上面図、(b)は長辺方向の側面図、(c)は短辺方向の側面図である。図3(a)に示されるように、天頂容量板109は、円弧状と略矩形状とを組み合わせた卵形状の平板で、第1ベース部101及び第2ベース部102から突出する支持体107の上底部107aと同じ形状及びサイズに成形される。本実施形態のアンテナ本体10は、アンテナ設置面から天頂容量板109までの高さが30[mm]である。このように低背化できる理由については、後述する。
なお、天頂容量板109は、図示の例では、平板であるが、必要な電気性能を確保する観点からは、必ずしも平板である必要はなく、環状、網状、環と格子との組み合わせ、その他の形状であっても良い。
また、給電線108は、支持体107の外側面に、所定間隔(ピッチ)で巻かれたヘリカルコイルになっており、ヘリカル径は、天頂容量板109の外径とほぼ同じである。つまり、コイルの巻線一周によって囲まれる平面の面積の大きさは、天頂容量板109の面積(外周で囲まれた部分の面積)と同等になっている。ヘリカル径及び給電線108のピッチは、このように調整された給電線108はFM帯の周波数で共振するが、FM帯のほか、AM帯の周波数の受信も行うことができる。
次に、図1〜図3のような構造のアンテナ装置1の各部の構成を詳細に説明する。
[回路部]
回路部104の基板に実装される電子回路の構成図を図4に示す。
アンテナ給電端子41から取り込んだ受信波は、分岐回路42でAM帯のものとFM帯のものとに分波される。一方の分岐路には、FM増幅器43が挿入され、他方の分岐路には、AM整合回路44とAM増幅器45とが挿入されている。合成回路46は、両増幅器43,45の出力を合成して出力端子47へ出力するものである。アンテナ給電端子41は、アンテナガイド107fでガイドされた給電線108の他方の端部108bが接続され、出力端子47は、アンテナインタフェース106bに接続される。
なお、この電子回路には、適宜、帯域通過フィルタ、AGC(Automatic Gain Control:自動利得制御)回路などを付加しても良い。
図4に示すFM増幅器43は、初段の増幅素子として、GaAs系、InP系、GaN系、SiGe系などの化合物半導体で作製されたHEMT(High Electron Mobility Transistor:高電子移動度トランジスタ)を用いる。HEMTは、半導体ヘテロ接合に誘起された高移動度の二次元電子ガスをチャネルとしたFET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)である。
このHEMTを用いたFM増幅器43の構成例は、図5に示すものとなる。すなわち、ソース接地されたエンハンスメント型のHEMT50のゲートGに、アンテナ給電端子41,増幅器入力端子Riを通じて入力されたFM受信波と、電源端子Piから直流阻止回路51及びバイアス回路52を経て供給された正のバイアス電力とを入力する。増幅器入力端子RiからHEMT50のゲートGまでを接続する配線線路は、アンテナエレメントのインピーダンスが非常に高いことから、200[Ω]以上(好ましくは1[kΩ]以上)の高インピーダンスとなるように線路幅が制限されている。
HEMT50のソースSは、接地ラインと導通する増幅器側接地端子Grに接続される。HEMT50のドレイン(負荷側)Dには、FM並列共振回路53の一方端と出力整合回路54とが接続されている。FM並列共振回路53の他方端は、電源端子Piに接続される。出力整合回路54は、増幅器出力端子Roを通じて接続される他の電子回路との間で出力整合をとるためのものである。
HEMTは、一般的には、地上波デジタル放送(470[MHz]〜710[MHz])の受信機やマイクロ波帯の信号を増幅する高周波機器用の増幅器において使用される増幅素子である。FM帯の周波数でこれを使用するには、コスト的にも性能対効果の観点からも不利とされていた。
すなわち、もともと熱雑音が信号電力に重畳しているのが当たり前のFM帯の周波数の受信波では、HEMTを採用したとしても、顕著な性能改善に結びつかない。すなわち、HEMTをFM帯の周波数で使用しても増幅能力が過剰であり、地上波デジタル放送のような広範な周波数にわたる回路・部品の動作、アンテナエレメントの指向性等を考慮した設計・製造技術は余分な負担となる。また、シリコンバイポーラトランジスタに比べ、化合物半導体素材が高価で、基板に形成する際のパターンルールが微細となる。そのため、製造コストも相対的に高くなるばかりでなく、電気的ストレスに対して脆弱となる。
しかし、HEMTは、電子の移動度や飽和速度が高い、電子供給層のドーピング濃度が高いことなどから、以下のような特徴を持つ。
・相互コンダクタンスgmが大きい。
・利得が高い。
・スイッチング速度が速い。
・低雑音である。
そこで、本実施形態では、HEMTのこの特徴を積極的に活用し、広帯域にわたって低雑音となるFM増幅器43を実現するものである。つまり、インピーダンス整合の追求よりも、アンテナエレメントに接続したときの雑音指数(Noise Figure:以下、「NF」という)を所望の周波数帯域全体でほぼ一定になるように動作させるという視点を重視したものである。
NFは、分子が増幅器入力における信号対雑音比(S/N)in、分母が増幅器入力における信号対雑音比(S/N)outで表される指標である。
使用するHEMTは、最小雑音指数Fminが小さく、さらに等価雑音抵抗Rnが小さいものが好ましい。
AM増幅器45で使用する増幅素子については、1/f雑音、すなわち、低周波域の雑音である3dB/オクターブでその強度が減衰する雑音を考慮して、HEMTではなく、一般的なFETもしくはバイポーラトランジスタを利用している。
[アンテナエレメント]
アンテナ装置1は、給電線(ヘリカルコイル)108のインダクタンス成分と面積が4900[mm]の天頂容量板109で確保した容量成分との直列共振により、モノポールアンテナとして動作する。インダクタンス成分は、給電線108の巻数(ターン数)を増やしたり、間隔(ピッチ)を狭めることにより増加させることができる。
しかし、インダクタンス成分を単純に増加させるとQ値が大きくなり、アンテナエレメントが狭帯域となってしまうため、広帯域にわたって良好な特性を維持することが困難となる。また、一般に、アンテナエレメントを低くしていくと、つまり、アンテナ取付面からの距離である対地距離を小さくしていくと、対地容量(キャパシタンス)が減少し、共振する周波数が限られたものとなる。
天頂容量板109は、このような問題を解消し、対地距離を30[mm](使用中心周波数の波長の0.008倍)以下にしても、その分、必要な対地容量を確保するとともに、Q値を低減させ、これにより、広帯域の周波数をカバーできるようにしたものである。
便宜上、本実施形態のアンテナ装置1との性能比較に用いる比較用アンテナ装置を設計し、所定の計器を用いて動作シュミレーションを行った。比較用アンテナ装置は、AM帯及びFM帯の周波数の放送波を受信可能なものであり、給電線108をヘリカル状に巻回する点は、本実施形態のアンテナ装置1と共通である。相違点は、天頂容量板109に相当する部分を対地に略平行な平板ではなく、対地に対して垂直方向(高さ方向)に延設するように成形して、対地距離を70[mm]にした点である。
図6は、本実施形態のアンテナ装置1が有するアンテナエレメント(給電線108及び天頂容量板109)の信号対雑音(S/N)特性図であり、(a)はAM帯でのS/N、(b)はFM帯でのS/Nである。縦軸は、比較用アンテナ装置のものを0[dB]としたときのS/N(dB)、横軸は、天頂容量板109の長径を90[mm]に固定したときの、短辺方向の長さ、つまり天頂幅である。図示の例では、天頂幅を10〜90[mm]まで変化させて、S/Nを計測した。
図6を参照すると、AM帯では、天頂幅が大きくなるに従ってS/Nが増大する。そして、天頂幅が30[mm](天頂容量板面積は90[mm]×30[mm]=2700[mm])以上で、比較用アンテナ装置が有するアンテナエレメント(ヘリカル状の給電線及びシャーク状の容量補償部)よりも高いS/Nを示している。
FM帯では、天頂幅が50[mm]以上(天頂容量板面積は90[mm]×50[mm]=4500[mm])以上で、比較用アンテナ装置のものと同等のS/Nを示した。
このことは、アンテナエレメントの高さが70[mm]から30[mm]へとほぼ半減したにも関わらず、AM帯、FM帯ともに、比較用アンテナ装置のアンテナエレメントと同等のS/N特性が得られることを表している。
図7は、FM帯の放送波を受信する場合のアンテナエレメントの複素入力インピーダンスの軌跡を表すスミス図(Smith chart)である。このスミス図は、アンテナエレメントの基準インピーダンスZoである50[Ω]で規格化したもので、水平軸は複素入力インピーダンス(反射係数)の実数部、垂直軸は虚数部である。最外周は全反射に対応している。図7(a)は比較用アンテナ装置の複素入力インピーダンスの軌跡71、同(b)は、本実施形態のアンテナ装置1の複素入力インピーダンスの軌跡72を表す。
図7を参照すると、軌跡71,72は、どちらのアンテナ装置もほぼ同じ円周上にある。つまり、両者が等雑音円上にある。そうであれば、アンテナエレメントから出力される信号のS/Nは等しいことになる。また、図7(b)から明らかなように、本実施形態のアンテナ装置1の方が、同一帯域76[MHz]〜90[MHz]における軌跡72が短い。つまり、複素入力インピーダンスの変化が小さい。これは、本実施形態において天頂容量板109を付加したことにより対地容量が増加した結果、アンテナエレメントのQ値が低減し、広帯域にわたって良好な特性を維持することができることを表している。
図8は、シミュレーションによりノイズパラメータ解析をしたときのアンテナエレメントのNF(Noise Figure:雑音指数)を比較したグラフである。破線は比較用アンテナ装置、実線は本実施形態のアンテナ装置についてのものである。縦軸は、NF[dB]、横軸は周波数[MHz]である。NFが小さいほど、S/Nが良いことは周知である。
図8によれば、NFの最低値はほぼ同じであるが、本実施形態のアンテナ装置1のアンテナエレメントの方が、やや広帯域特性を示している。
図9は、図7(b)に示したスミス図上に、さらに、最適雑音整合インピーダンスΓopt91と等雑音円92とを追記した図である。
最適雑音整合インピーダンスΓopt91は、FM増幅器43で使用するHEMT50のNFを最小にするインピーダンスである。等雑音円92は、NFが一定値になる複素入力インピーダンスの虚数部(複素反射係数)をプロットしたものである。
等雑音円92上では、FM増幅器43は、所望の周波数帯域の至るところで等NFとなる。等雑音円92上のNFは、複素入力インピーダンス(軌跡71)と最適雑音整合インピーダンスΓopt91との距離が近いほど低くなる。この距離を近づけるには、天頂容量板109の面積を大きくすれば良い。
シミュレーションによれば、この面積が使用周波数で定まる一定値以上であれば、その形状に関わらず、スミス図上における複素入力インピーダンス(軌跡71)を最適雑音整合インピーダンスΓoptに近づけることができる。この「使用周波数で定まる一定値」は、アンテナ装置1の上限使用周波数の波長の0.02倍の二乗である。
また、上記面積を大きくすることにより、Q値が小さくなるので、使用周波数帯域における複素入力インピーダンスの変化が緩やかになり、広い周波数帯域にわたって等雑音円上に載るように調整することが容易になる。
なお、等雑音円上のNFは、主として、FM増幅器43におけるHEMT50の入力における等価雑音抵抗Rnにより定まる。例えば、特性インピーダンスZoが50[Ω]のアンテナエレメントからの受信波を増幅する際に、最適雑音整合インピーダンスΓopt91が「0.68−0.16j」のHEMT50を初段の増幅素子として使用し、等NF円のNFを約1.1[dB]以下にしようとすると、最小雑音指数Fminが0.1[dB]以下で、等価雑音抵抗Rnは2[Ω]以下であることが望ましい。換言すれば、そのような最小雑音指数Fmin及び等価雑音抵抗RnのHEMTを用いることが望ましい。
アンテナエレメントのうち、給電線108のヘリカル径については、上記の面積を有する天頂容量板109の形状を決定した上で、その天頂容量板109の外周以上の大きさにすれば良い。
天頂容量板109の面積及び給電線108のヘリカル径を、上記のようにFM帯の受信波に合わせて設計することにより、AM帯の受信波についても受信が可能である。しかも、図6(a)に示されるように、HEMT50を増幅素子として用いていないAM帯でも高いS/Nを維持するので、本実施形態のアンテナ装置1をAM帯及びFM帯の受信波として共用することができる。
[変形例]
上述した実施形態では、アンテナ装置1を30[mm]まで低背化することに起因して生じる使用周波数帯の狭帯域化を、上限使用周波数の波長の0.02倍の二乗以上の面積の天頂容量板109を設けることで抑制し、逆に広帯域化し、比較用アンテナ装置と同等のS/Nを得ることが可能となる例を説明した。
ここで、天頂容量板109の面積が一定であれば、確保できる対地容量(キャパシタンス)は、ほぼ一定値となる。つまり、アンテナ装置1のアンテナ特性、例えば、S/Nは、天頂容量板109の形状に依存しない。このことは、天頂容量板109の形状を、要求デザインに応じて変えられることを意味する。そのため、レドーム11を含めたアンテナ装置1の外観デザインに対する自由度を高めることができる。
例えば、図10に示すように、天頂容量板の正面形状、支持体の上底部、ヘリカルコイルのヘリカル形状を舟型にしたアンテナ本体部20とし、レドーム21も、アンテナ本体部20の形状に適合する形状にすることができる。このアンテナ装置2の天頂容量板の面積は、図1に示したアンテナ装置1のものと同じく4900[mm]であり、アンテナ設置面から天頂容量板の外周までの距離は、30[mm]である。また、アンテナ装置2の分解組立構造は、図2に示した構造と同じものとなる。
このような構造のアンテナ装置2は、天頂幅(短径)が車両の進行方向と直交するように配置することにより、アンテナ装置1よりも進行時の空気抵抗を低減させることができる利点がある。
同様に、図11に示すように、アンテナ本体部30の天頂容量板の正面形状を正方形状とし、レドーム31をその形状に適合する形状に成形したアンテナ装置3にしても良い。
あるいは、図12に示すように、アンテナ本体部40の天頂容量板の正面形状を長方状とし、レドーム41をその形状に適合する形状に成形したアンテナ装置4にしても良い。いずれのアンテナ装置3,4も、天頂容量板の面積が同じであれば、図1あるいは図2に示したアンテナ装置1と同様の手順で組み立てることにより、アンテナ装置1,2と同様のアンテナ特性を得ることができる。
なお、図11,図12では、天頂容量板及びヘリカルコイル(給電線)を省略してあるが、実際には存在する。
図13は、比較用アンテナ装置との比較によるAM帯における相対S/N[dB]特性図である。(a)は図1に示したアンテナ装置1、(b)は図10に示したアンテナ装置2、(c)は図11に示したアンテナ装置3、(d)は図12に示したアンテナ装置4の例である。それぞれ、縦軸が相対S/N[dB]、横軸が周波数である。
また、図14は、比較用アンテナ装置との比較によるFM帯における相対S/N[dB]特性図である。(a)は図1に示したアンテナ装置1、(b)は図10に示したアンテナ装置2、(c)は図11に示したアンテナ装置3、(d)は図12に示したアンテナ装置4の例である。それぞれ、縦軸が相対S/N[dB]、横軸が周波数である。
図13(a)〜(d)及び図14(a)〜(d)から明らかなように、天頂容量板の面積が同じである限り、各アンテナ装置1,2,3,4の間では、相対S/Nに殆ど差が見られない。
このように、本実施形態のアンテナ装置1では、低背化したことにより減少する対地容量(キャパシタンス)を、天頂容量板109で補い、さらに、給電線108のヘリカル径を天頂容量板の外周以上にしてQ値を下げている。そのため、対地距離が30[mm]のアンテナ本体部10であっても、対地距離が70[mm]以上のアンテナ装置と同等のアンテナ特性(S/N特性等)を広帯域にわたって実現することができる。
また、天頂容量板109の面積を、使用する帯域の上限使用周波数(FM帯の上限周波数)の波長の0.02倍の二乗以上とすることで、複素入力インピーダンスの軌跡を、FM増幅器、特に化合物半導体HEMTの最適雑音整合インピーダンスの近傍に持ってくることが容易になる。そのため、所望の周波数帯域全体で一定のS/N特性を得ることができる。
さらに、天頂容量板の面積が一定ならば特性はその形状には依存しないため、レドームを含めた外観デザインの自由度が高いアンテナ装置を容易に実現することができる。
なお、本実施形態では、緩衝部材としての第1ベース部101と、地板を有する第2ベース部102とを別々に設ける例について説明したが、これらを一体に成形しても良いことは勿論である。
1,2,3,4・・・アンテナ装置、10,20,30,40・・・アンテナ本体部、11,21,31,41・・・レドーム、101・・・第1ベース部、102・・・第2ベース部、104・・・回路部、107・・・支持体、108・・・給電線、109・・・天頂容量板。

Claims (8)

  1. 接地電位の地板と接触しない部位で、当該地板から離れる方向にヘリカル状に巻かれた線状導体と、
    この線状導体のうち前記地板から離れている一方の端部と導通し、前記地板に対して略平行となる面部を有する面状導体と、
    前記線状導体の他方の端部と接続され、当該線状導体及び前記面状導体により受信したFM帯又はAM帯の周波数の受信波を増幅する増幅器とを備えて成る、
    アンテナ装置。
  2. 前記面部の面積が、FM帯の上限使用周波数の波長の0.02倍の二乗以上である、
    請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 前記地板の表面から前記面状導体の外周までの距離が使用周波数の波長の0.008倍以下である、
    請求項2記載のアンテナ装置。
  4. 前記線状導体が前記面状導体の外周と同じ形状でヘリカル状に巻かれている、
    請求項1,2又は3記載のアンテナ装置。
  5. 前記線状導体のヘリカル径が前記面状導体の外周よりも大きいサイズである、
    請求項4記載のアンテナ装置。
  6. 前記増幅器における雑音指数が、FM帯のすべての帯域においてほぼ等しい、
    請求項1ないし5のいずれかの項記載のアンテナ装置。
  7. 前記増幅器が、FM帯の受信波を増幅するための化合物半導体HEMTを増幅素子として含むFM増幅器である、
    請求項6記載のアンテナ装置。
  8. 前記化合物半導体HEMTは、使用周波数においてその最小雑音指数が0.1[dB]以下で、等価雑音抵抗が2[Ω]以下の素子である、
    請求項7記載のアンテナ装置。
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