JP2014231851A - ウイング開閉装置 - Google Patents

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辰雄 小田原
Tatsuo Odawara
辰雄 小田原
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Abstract

【課題】ウイングを正確に緩停止させることができるウイング開閉装置を提供する。
【解決手段】ウイング5とウイングボデー3との間に設置された油圧シリンダ装置10、20とポンプ32とを接続する供給路33と、油圧シリンダ装置10、20とタンク35とを接続する排出路34と、油圧シリンダ装置10、20の上昇または下降を切り換える方向制御弁40とを備えたウイング開閉装置において、方向制御弁40とポンプ32との間の圧力を計測しコントローラ50に送信する圧力センサ45を設け、コントローラ50は圧力センサ45の計測圧力に基づいて油圧シリンダ装置10、20の緩停止開始圧力値を設定し、圧力センサ45の計測圧力値が緩停止開始圧力値に達した時に油圧シリンダ装置10、20に緩停止動作を開始させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、ウイング開閉装置に関し、特に、緩起動緩停止機能付きのウイング開閉装置に関する。
一般に、トラックにおける荷の積み下ろし作業を実施し易くするため、ウイングボデーの天井および左右側壁がウイング形状に開閉するように構成されたウイング車が知られている。
ウイング車のウイング開閉装置として、次のように構成されたものがある。すなわち、ウイング開閉装置は、左ウイングとウイングボデーとの間に設置された前後で一対の左側油圧シリンダ装置と、右ウイングとウイングボデーとの間に設置された前後で一対の右側油圧シリンダ装置と、DCモータに駆動される油圧ポンプに接続された供給路と、作動油が貯留されるオイルタンクに接続された排出路と、供給路および排出路が接続された左ウイング用方向制御弁および右ウイング用方向制御弁と、を備えており、これら左ウイング用方向制御弁および右ウイング用方向制御弁は一対のソレノイドを備えた電磁操作切換弁によってそれぞれ構成されている。
従来のこの種のウイング開閉装置として、ウイングの起動時や停止時の衝撃を緩和するための緩起動緩停止機能を備えたものが知られている。
例えば、動作始点から動作終点までの所要時間を計測して緩動作開始までの時間(DCモータの電圧値や電流値を含む測定情報で補正)を設定し、緩動作開始点を超えたらデューティー(duty)比を低下させ緩動作される緩起動緩停止機能付きウイング開閉装置(特許文献1参照)。
また、動作開始からポンプまたはDCモータの累積回転数が設定された値になったら緩動作を開始させ、回転速度が許容値よりも低下した場合にストロークエンドと判断して停止させる緩起動緩停止機能付きウイング開閉装置(特許文献2参照)。
特許第4144484号 特許第4555730号
しかしながら、作動時間や累積回転数によって緩動作開始点を決めて補正を行う緩起動緩停止機能付きウイング開閉装置においては、次のような問題点がある。
(1)温度変化によるポンプの吐出流量変化のバラツキが大きく影響するため、緩停止が不正確になる。
(2)バラツキの影響を低減するために補正を行っているが、全開動作または全閉動作を一回完了しないと補正することができない。
(3)途中で停止したり上げ下げを繰り返したりすると、ウイングの現在位置の把握が難しくなって緩動作開始点の把握が難しくなるため、緩停止が不正確になる。
本発明の目的は、ウイングを正確に緩停止させることができるウイング開閉装置を提供することにある。
前記した課題を解決するための手段のうち代表的なものは、次の通りである。
ウイングとウイングボデーとの間に設置された油圧シリンダ装置と、
前記油圧シリンダ装置とポンプとを接続する供給路と、
前記油圧シリンダ装置とタンクとを接続する排出路と、
前記油圧シリンダ装置の上昇または下降を切り換える方向制御弁と、
前記方向制御弁と前記ポンプとの間の圧力を計測する圧力センサと、
前記圧力センサの計測圧力に基づいて前記油圧シリンダ装置の緩停止開始圧力値を設定し、前記圧力センサの計測圧力値が前記緩停止開始圧力値に達した時に前記油圧シリンダ装置に緩停止動作を開始させるコントローラと、
を備えるウイング開閉装置。
前記した手段によれば、ウイングを正確に停止させることができる。
本発明の一実施形態であるウイング開閉装置を搭載したウイング車を示す斜視図である。 本発明の一実施形態であるウイング開閉装置を示す回路図である。 本発明の一実施形態であるウイング開閉装置の開作動時の時間とモータ電圧との関係を示すグラフである。 本発明の一実施形態であるウイング開閉装置の閉作動時の時間とモータ電圧との関係を示すグラフである。 本発明の一実施形態であるウイング開閉装置の方向制御弁とポンプ間に介設された圧力センサの計測結果を示すグラフである。 本発明の一実施形態であるウイング開閉装置の緩停止動作を説明するフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を図面に即して説明する。
本実施形態において、本発明に係るウイング開閉装置は、図1に示されたウイング車のウイングの開閉を制御するものとして構成されており、ウイング車のウイングボデーが構築された荷台の横根太に直接吊り下げられている。
図1に示されているように、ウイング車1はトラック2の荷台に搭載されているウイングボデー3を備えており、ウイングボデー3の左右の側壁にはウイング5が一対、支軸4によって回動自在に支持されて、ガルウイング形態に斜め上方に開閉するように設備されている。
なお、左、右のウイング5、5は同一の構造をもって左右対称形状に配設されているため、以下、左側のウイング5について代表的に説明する。
ウイングボデー3の前後壁には前後で一対の複動形油圧シリンダ装置(以下、油圧シリンダ装置という。)10および20がそれぞれ上向きに配設されており、前後の油圧シリンダ装置10および20はそのシリンダ側がウイングボデー3に回転自在にそれぞれ枢着されている。
前側油圧シリンダ装置10におけるピストンロッド11はウイング5の前側端部に回転自在に枢着されており、後側油圧シリンダ装置20におけるピストンロッド21はウイング5の後側端部に回転自在に枢着されている。したがって、ウイング5は前後の油圧シリンダ装置10および20の伸縮作動によって開閉駆動されるようになっている。
前後の油圧シリンダ装置10および20はウイング開閉装置30によって駆動され制御されるように構成されており、ウイング開閉装置30はユニット化されてウイング車のウイングボデーが構築された荷台の横根太に後述するように吊り下げられている。
次に、ウイング車のウイング開閉装置の油圧回路の構成を図2について説明する。
なお、ウイング車のウイング開閉装置は左右対称に構成されているので、便宜上、左側の回路をもって代表的に図示および説明する。
ウイング開閉装置30はDCモータ31によって回転駆動される油圧ポンプ32と、作動油が貯留されたオイルタンク35を備えている。油圧ポンプ32の吸入ポート32aはオイルタンク35にフィルタ36を介して接続され、油圧ポンプ32の吐出ポートには供給路33が接続されている。オイルタンク35には排出路34が接続されており、供給路33と排出路34との間にはリリーフ弁37が介設されている。
供給路33および排出路34には方向制御弁40が接続されている。方向制御弁40は4ポート・3位置・ABT接続・スプリングセンタ・電磁切換弁として構成されている。方向制御弁40の第一負荷ポートA(以下、Aポートという)には第一給排路41が接続されており、第二負荷ポートB(以下、Bポートという)には第二給排路42が接続されている。
第一給排路41には第一パイロットチェック弁43が介設されており、第一パイロットチェック弁43はAポートへの逆流を阻止するように構成されている。第一パイロットチェック弁43のパイロット回路43aは第二給排路42における第二パイロットチェック弁44の方向制御弁40側に接続されている。
また、第二給排路42には第二パイロットチェック弁44が介設されており、第二パイロットチェック弁44のパイロット回路44aは第一給排路41における第一パイロットチェック弁43の方向制御弁40側に接続されている。
図2に示されているように、前側油圧シリンダ装置10のシリンダ室はピストン12によって、上昇駆動側シリンダ室13と下降駆動側シリンダ室14とに仕切られている。上昇駆動側シリンダ室13には前側上昇駆動側分岐路15が接続されており、下降駆動側シリンダ室14には前側下降駆動側分岐路16が接続されている。
同様に、後側油圧シリンダ装置20のシリンダ室はピストン22によって、上昇駆動側シリンダ室23と下降駆動側シリンダ室24とに仕切られている。上昇駆動側シリンダ室23には後側上昇駆動側分岐路25が接続されており、下降駆動側シリンダ室24には後側下降駆動側分岐路26が接続されている。
前側上昇駆動側分岐路15と後側上昇駆動側分岐路25とは第一給排路41に第一パイロットチェック弁43の方向制御弁40と反対側においてそれぞれ接続されており、前側上昇駆動側分岐路15と後側上昇駆動側分岐路25とは第一給排路41から実質的にそれぞれ分岐された状態になっている。
同様に、前側下降駆動側分岐路16と後側下降駆動側分岐路26とは第二給排路42に第二パイロットチェック弁44の方向制御弁40と反対側においてそれぞれ接続されており、後側下降駆動側分岐路16と後側下降駆動側分岐路26とは第二給排路42から実質的に分岐された状態になっている。
前側上昇駆動側分岐路15には前側スローリターン弁17が分岐点の前側上昇駆動側シリンダ室13寄り位置に介設されている。前側スローリターン弁17はチェック弁17aおよび絞り弁17bとから構成されており、圧油を前側上昇駆動側シリンダ室13に供給するときは、チェック弁17aが開かれ、前側上昇駆動側シリンダ室13から圧油が排出されるときにはチェック弁17aが閉じられ絞り弁17bを介して徐々にタンクを排出し、ウイング5が急激に閉じられることがないようになっている。
同様に、後側上昇駆動側分岐路25には後側スローリターン弁27が分岐点の後側上昇駆動側シリンダ室23寄り位置に介設されている。後側スローリターン弁27はチェック弁27aおよび絞り弁27bから構成されており、圧油が後側上昇駆動側シリンダ室23へ供給されるときにはチェック弁27aが開かれ、圧油が後側上昇駆動側シリンダ室23から排出されるときにはチェック弁27aが閉じられ、絞り弁27bを介して徐々にタンクへ排出され、ウイング5が急激に閉じられることのないようになっている。
第一給排路41の前側上昇駆動側分岐路15と後側上昇駆動側分岐路25との分岐点よりも第一パイロットチェック弁43寄りの位置には、方向制御弁40を迂回する迂回路38の一端が接続されており、迂回路38の他端は排出路34を経由してオイルタンク35に接続されている。迂回路38には常時閉じで非常時に開かれる止め弁39が介設されており、迂回路38および止め弁39はウイング開閉装置30のマニホールド(図示せず)に形成されている。
供給路33には圧力センサ45が方向制御弁40とポンプ32との間に介設されている。圧力センサ45は方向制御弁40とポンプ32との間の圧力を逐次計測して検出結果をコントローラ50に送信する。
コントローラ50は、中央演算処理部(CPU)51と、DCモータ31を駆動するドライバ52と、タイマ54と、メモリー55とを有している。
ドライバ52はバッテリー56の電力によってDCモータ31を駆動し、スイッチ57によってオン・オフされる。また、ドライバ52はDCモータ52を位相制御(PWM)または周波数制御(FM)する機能を有している。
タイマ54はウイング5の全閉状態から現在の位置までの所要時間およびウイング5の全開状態から現在の位置までの所要時間等を計測する。
メモリー55はCPU51の制御動作に伴うデータの記憶を行う。
ここで、前記構成に係るウイング開閉装置30の油圧回路の作用を説明する。
ウイング車1の走行中、ウイング5はウイングボデー3を密閉するように閉じられた状態に維持される。この際、前後の油圧シリンダ装置10および20は短縮状態に維持され、方向制御弁40は中立位置に維持されている。
ウイングボデー3に対する荷の積み下ろし作業に際して、ウイング5が開放される場合、図2において、方向制御弁40はポンプポートP(以下、Pポートという)がAポートに、タンクポートT(以下、Tポートという)がBポートにそれぞれ接続されるウイング上昇作動位置に切り換えられる。
このウイング上昇作動位置において、油圧ポンプ32の圧油は前側上昇駆動側シリンダ室13および後側上昇駆動側シリンダ室23に、供給路33→方向制御弁40→第一給排路41→第一パイロットチェック弁43→前側上昇駆動側分岐路15および後側上昇駆動側分岐路25→前側スローリターン弁17のチェック弁17aおよび後側スローリターン弁27のチェック弁27a、を経由してそれぞれ供給される。同時に、第一給排路41からパイロット回路44aを介して圧油が供給され、第二パイロットチェック弁44が開かれ、第二給排路42の逆流が許容される状態になる。
他方、前側油圧シリンダ装置10の下降駆動側シリンダ室14および後側油圧シリンダ装置20の下降駆動側シリンダ室24の圧油はオイルタンク35に、前側下降駆動側分岐路16および後側下降駆動側分岐路26→第二給排路42→第二パイロットチェック弁44→方向制御弁40→排出路34、を経由してそれぞれ排出される。
以上の圧油の供給作動および排出作動により、前後の油圧シリンダ装置10および20が伸長作動されるため、ウイング5は両油圧シリンダ装置10、20のピストンロッド11、21によって前後が同時に上昇され、図1に示されているようにウイングボデー3の側方が開放されて行く。
そして、ウイング5が所定の開度まで上昇されると、方向制御弁40は図2に示されている中立位置に戻される。この中立位置の状態においては、閉鎖時と同じ保持状態が作り出されるため、ウイング5は所定の開度で開いた状態を維持することができる。
その後、開放されたウイング5が閉鎖されるに際して、図2に示されている方向制御弁40はPポートがBポートに、TポートがAポートにそれぞれ接続されるウイング下降作動位置に切り換えられる。
この切換作動位置(ウイングの下降作動位置)において、前側油圧シリンダ装置10の上昇駆動側シリンダ室13および後側油圧シリンダ装置20の上昇駆動側シリンダ室23の圧油はオイルタンク35に、前側上昇駆動側分岐路15および後側上昇駆動側分岐路25→前側スローリターン弁17の絞り弁17bおよび後側スローリターン弁27の絞り弁27b→第一給排路41→方向制御弁40→排出路34、を経由して排出される。
この際、第一給排路41に介設された第一パイロットチェック弁43にはパイロット回路43aによって第二給排路42の圧油が導入されているため、第一パイロットチェック弁43は逆流を許容する状態になる。
他方、油圧ポンプ32の圧油は前側油圧シリンダ装置10の下降駆動側シリンダ室14および後側油圧シリンダ装置20の下降駆動側シリンダ室24に、供給路33→方向制御弁40→第二給排路42→第二パイロットチェック弁44→前側下降駆動側分岐路16および後側下降駆動側分岐路26、を経由してそれぞれ供給される。
ウイング5が完全に閉鎖されると、方向制御弁40は中立位置に戻され、元の閉鎖状態が創り出される。
ところで、ウイング車のウイングは重量(質量)が大きいので、起動時および停止時の衝撃が大きくなる。
本実施形態においては、緩起動緩停止機能を実行するためのコントローラ50が設けられている。
さらに、コントローラ50は温度変化等によるポンプ吐出流量変化バラツキの影響および途中停止や上げ下げ繰り返し等によるウイング現在位置の誤差の影響を防止するための緩停止開始点補正機能を実行する。
図3(A)、(B)はウイング5の開作動時の緩起動および緩停止動作を示す。
緩起動区間では、DCモータ31の電圧が緩起動開始点からドライバ52による位相制御によって増加され、緩起動区間の緩起動終点では全電圧(バッテリー電圧)がDCモータ31に印加される。
ウイング5が全開する手前の緩停止区間では、緩停止区間の緩停止開始点(通常区間の終点となるタイミング)からドライバ52による位相制御によって、DCモータ31の電圧が全電圧から減少され、減少された電圧がDCモータ31に印加される。
したがって、減少された電圧がDCモータ31に印加された状態で、ウイング5が緩やかに全開される。ウイング5の全開状態が圧力センサ45によって検出された後、DCモータ31は自動停止される。
図4(A)、(B)はウイング5の閉作動時の緩起動および緩停止動作を示す。
緩起動区間では、DCモータ31の電圧が緩起動開始点からドライバ52による位相制御によって増加され、緩起動区間の緩起動終点では予め設定された電圧がDCモータ31に印加される。
ウイング5が全閉する手前の緩停止区間では、緩停止区間の開始点(通常区間の終点)からドライバ52による位相制御によって、DCモータ31の電圧が予め設定された電圧からリニアに単調に減少され、予め設定された減少電圧がDCモータ31に最終的に印加される。
したがって、減少された電圧がDCモータ31に印加された状態で、ウイング5が緩やかに全閉される。ウイング5の全閉状態が圧力センサ45によって検出された後、DCモータ31は自動停止される。
ここで、緩停止区間の緩停止開始点は、圧力センサ45によって計測される方向制御弁40とポンプ32との間の圧力値(図5参照)で表すことができる。これは、方向制御弁40とポンプ32との間の圧力が油圧シリンダ装置の荷重と比例関係にあり、方向制御弁40とポンプ32との間の圧力値からウイング5の変位量を推測することができるからである。つまり、ウイング5の位置が所定位置に達した点を緩停止区間の緩停止開始点と決定することにより、それに対応した圧力センサ45の圧力値Ps(図5参照)を緩停止区間の緩停止開始点として表すことができる。
以下、ウイング開閉装置30の緩停止の作用を図6に示されたフローチャートに沿って説明する。
フローがスタートすると、第一ステップS1において、コントローラ50は「開スイッチがオンか」を判断する。
開スイッチがオンの場合(YES)には第二ステップS2に進む。
開スイッチがオンでない場合(NO)には第十四ステップS14に進む。
第二ステップS2において、コントローラ50は緩起動駆動を行なう。
第三ステップS3において、コントローラ50は「開スイッチがオンか」を判断する。 開スイッチがオンの場合(YES)には第四ステップS4に進む。
開スイッチがオンでない場合(NO)には第十四ステップS14に進む。
第四ステップS4において、コントローラ50は通常駆動を実行し、第五ステップS5に進む。
第五ステップS5において、コントローラ50は方向制御弁40とポンプ32との間の圧力を圧力センサ45によって計測し、第六ステップS6に進む。
第六ステップS6において、コントローラ50は「圧力センサの計測圧力値Pが正規の圧力値と違いがある場合は、車輛が傾いているか、または雪などでウイング5が重くなっている」と判断して、緩停止開始圧力値Psの値を補正する。
第七ステップS7において、コントローラ50は「圧力センサの計測圧力値Pが緩停止開始圧力値Ps以下か(P≦Ps)」を判断する。
計測圧力値Pが緩停止開始圧力値Ps以下である場合(YES)には第八ステップS8に進む。
計測圧力値Pが緩停止開始圧力値Ps以下でない場合(NO)には第三ステップS3に戻り、計測圧力値Pが緩停止開始圧力値Ps以下になるまで、前記の動作を繰り返す。
第八ステップS8において、コントローラ50は「開スイッチがオンか」を判断する。 開スイッチがオンの場合(YES)には第九ステップS9に進む。
開スイッチがオンでない場合(NO)には第十四ステップS14に進む。
第九ステップS9において、コントローラ50は緩停止駆動を実行し、第十ステップS10に進む。
第十ステップS10において、コントローラ50は圧力を計測し、第十一ステップS11に進む。
第十一ステップS11において、コントローラ50は計測した圧力値Pnをメモリに記憶し、第十二ステップS12に進む。
第十二ステップS12において、コントローラ50は「圧力センサ45の現在の計測圧力値Pnが直前の計測圧力値Pn-1に比較して急増していないか」判断する。
現在の計測圧力値Pnが直前の計測圧力値Pn-1に比較して急増していない場合(NO)には、第八ステップS8に戻る。
現在の計測圧力値Pnが直前の計測圧力値Pn-1に比較して急増している場合(YES)には、第十三ステップS13に進む。
第十三ステップS13において、コントローラ50は急増する直前の計測圧力値Pn-1より緩停止開始圧力値Psの値を更新する。
ここで、毎回、緩停止開始圧力値Psを更新する必要はなく、初期設定時あるいは設定値と実測値がずれてきた場合に更新を行ない、第十四ステップS14に進む。
第十四ステップS14において、コントローラ50はDCモータ31の駆動を停止する。
なお、図6は開動作について詳細に述べたが、閉動作についても実質的に同じフローである。
また、図6のフローチャートでは、DCモータ31を位相制御する場合を例示したが、周波数制御してもよく、この場合にはデューティー比(f)の代わりに周波数を使用して各ステップを実行すればよい。
本実施形態によれば、次の効果が得られる。
(1)緩停止開始点をリアルタイムで更新することができるので、ウイングを正確に緩停止させることができる。
(2)緩停止開始点をリアルタイムで更新することができるので、温度変化等によるポンプ吐出流量変化バラツキの影響および途中停止や上げ下げ繰り返し等によるウイング現在位置の誤差の影響を防止することができる。
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、圧力センサは、左右のウイング開閉装置毎に設けるに限らず、左右のウイング開閉装置で共用するように構成してもよい。
また、ウイング開閉作動時における緩起動の制御は省略してもよい。
ウイングを緩停止させた後も、ウイング停止位置に到達しない場合には、一定時間後に、動作速度を上げて、停止までの待ち時間を短縮させてもよい。
本来の緩停止動作で停止することが望ましいが、温度変化や電圧変動等によるポンプ吐出流量変化が生じて緩停止開始点の誤差が大きくなると、緩停止区間内で停止しなくなり、緩停止速度のために誤差が大きくなる程、停止までの待ち時間が永くなってしまうが、誤差が発生した場合であっても、動作速度を上げることにより、待ち時間を短縮することができる。
1…ウイング車、2…トラック、3…ウイングボデー、4…支軸、5…ウイング、6…荷台、
10…前側油圧シリンダ装置、11…ピストンロッド、12…ピストン、13…前側上昇駆動側シリンダ室、14…前側下降駆動側シリンダ室、15…前側上昇駆動側分岐路、16…前側下降駆動側分岐路、17…前側スローリターン弁、17a…チェック弁、17b…絞り弁、
20…後側油圧シリンダ装置、21…ピストンロッド、22…ピストン、23…後側上昇駆動側シリンダ室、24…後側下降駆動側シリンダ室、25…後側上昇駆動側分岐路、26…後側下降駆動側分岐路、27…後側スローリターン弁、27a…チェック弁、27b…絞り弁、
30…ウイング開閉装置(油圧アクチュエータ駆動装置)、31…DCモータ、32…油圧ポンプ、32a…吸入ポート、33…供給路、34…排出路、35…オイルタンク、36…フィルタ、37…リリーフ弁、38…迂回路、39…止め弁、
40…方向制御弁、41…第一給排路、42…第二給排路、43…第一パイロットチェック弁、43a…パイロット回路、44…第二パイロットチェック弁、44a…パイロット回路、
45…圧力センサ、
50…コントローラ、51…中央演算処理部(CPU)、52…ドライバ、54…タイマ、55…メモリー、56…バッテリー、57…スイッチ。

Claims (3)

  1. ウイングとウイングボデーとの間に設置された油圧シリンダ装置と、
    前記油圧シリンダ装置とポンプとを接続する供給路と、
    前記油圧シリンダ装置とタンクとを接続する排出路と、
    前記油圧シリンダ装置の上昇または下降を切り換える方向制御弁と、
    前記方向制御弁と前記ポンプとの間の圧力を計測する圧力センサと、
    前記圧力センサの計測圧力に基づいて前記油圧シリンダ装置の緩停止開始圧力値を設定し、前記圧力センサの計測圧力値が前記緩停止開始圧力値に達した時に前記油圧シリンダ装置に緩停止動作を開始させるコントローラと、
    を備えるウイング開閉装置。
  2. 前記コントローラは、前記圧力センサの現在の計測圧力値が直前の計測圧力値に比較して急増したことを検出した場合、急増する直前の圧力値を、次回のウイングの開閉操作時の前記緩停止開始圧力値として更新する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のウイング開閉装置。
  3. 緩停止を開始した後、一定時間後に停止位置に到達しない場合には、動作速度を上げて、停止までの待ち時間を短縮させる、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のウイング開閉装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3236119A4 (en) * 2014-12-16 2018-08-08 KYB-YS Co., Ltd. Rotary valve and fluidic actuator unit with same
JP2019077395A (ja) * 2017-10-26 2019-05-23 三菱重工業株式会社 水陸両用車

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