JP2014230321A - ワイヤーハーネス - Google Patents

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勇 濱本
Isamu Hamamoto
勇 濱本
楠山 一博
Kazuhiro Kusuyama
一博 楠山
中島 正広
Masahiro Nakajima
正広 中島
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】複数の電線を不織部材で覆って保護したワイヤーハーネスにおいて、容易に偏平形状に形成できるようにすることを目的とする。【解決手段】ワイヤーハーネス10は、複数のグループに分けられた複数の電線12と、不織部材がホットプレスされることにより形成された電線保護部材20とを備える。電線保護部材20は、記複数の電線12をグループ毎に覆う複数の電線保持部22A、22Bと、前記複数の電線保持部22A、22Bが同一面上に配設されるように、前記複数の電線保持部22A、22B同士を連結する連結部24とを含む。【選択図】図1

Description

この発明は、電線を保護する技術に関する。
従来より、電線束に不織布を巻付けた状態で、不織布を加熱及び加圧することにより不織布を硬化させて、電線束の保護及び経路規制を行う技術が知られている。
上記技術では、電線束が多数の電線を含んでいると、電線束の外径が大きくなってしまう。このため、電線束を、車両における狭小スペースに配設することが困難となる。
上記のような狭小スペースに電線束を配設するためには、電線束を偏平形状にすればよい。しかしながら、電線束を偏平形状に保ったまま当該電線束に不織布を巻付けることは難しいし、また、当該偏平形状を保ったまま不織布を加熱及び加圧加工することも難しい。
ここで、特許文献1は、複数の電線を一対の不織布の間で挟込んだ状態で、一対の不織布を加熱及び加圧する技術を開示している。
特開2011−159564号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術によっても、一対の不織布の間に多数の電線を挟み込んだ状態では、加熱及び加圧後の完成品の厚みを小さくすることは難しい。
そこで、本発明は、複数の電線を不織部材で覆って保護したワイヤーハーネスを、容易に偏平形状に形成できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係るワイヤーハーネスは、複数のグループに分けられた複数の電線と、不織部材がホットプレスされることにより形成され、前記複数の電線を前記グループ毎に覆う複数の電線保持部と、偏平形状に形成され、前記複数の電線保持部が同一平面上に配設されるように、前記複数の電線保持部同士を連結する連結部とを含む電線保護部材と、を備える。
第2の態様は、第1の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記複数の電線保持部が同じ長さに設定されているものである。
第3の態様は、第1の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記複数の電線保持部のうちの少なくとも1つが他の前記電線保持部よりも短く設定されているものである。
第4の態様は、第1〜第3のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、前記連結部は、前記複数の電線保持部を並列状態に並べた姿勢で保持するものである。
第5の態様は、第1〜第3のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、前記複数の電線保持部のうちの少なくとも1つの少なくとも一端部が、他の前記電線保持部から離れる方向に向けられているものである。
第1の態様に係るワイヤーハーネスによると、前記複数の電線が前記グループ毎に複数の電線保持部によって覆われているため、複数の電線を不織部材で覆って保護することができる。また、複数の電線保持部が同一平面上に配設されるように、複数の電線保持部同士が偏平な連結部によって連結されているため、ワイヤーハーネスを容易に偏平形状に形成できる。
第2の態様によると、それぞれの電線保持部において、各グループの電線を同長さで保持することができる。
第3の態様によると、短い電線保持部によって保持されたグループの電線を、他の電線保持部によって保持されたグループの電線の途中で、外方に引出すことができる。
第4の態様によると、前記複数の電線保持部を並列状態にして偏平状態に維持することができる。
第5の態様によると、前記少なくとも1つの電線保持部によって保持されたグループの電線を、他の電線保持部によって保持されたグループの電線から外方に引出した状態で保持することができる。
実施形態に係るワイヤーハーネスを示す概略斜視図である。 ホットプレス用成形型の一例を示す説明図である。 同上のホットプレス用成形型を用いて不織部材をホットプレスする状態を示す説明図である。 第1変形例に係るワイヤーハーネスを示す概略斜視図である。 第2変形例に係るワイヤーハーネスを示す概略斜視図である。
以下、実施形態に係るワイヤーハーネスについて説明する。図1は、ワイヤーハーネス10を示す概略斜視図である。
ワイヤーハーネス10は、複数の電線12と、電線保護部材20とを備える。
複数の電線12は、複数のグループに分けられている。ここでは、複数の電線12は、2つのグループに分けられ、それぞれのグループが複数の電線12を含む。一方のグループに属する複数の電線12は、本電線保護部材20によって保護される箇所で1つに束ねられており、以下、このグループに属する複数の電線12を第1電線束10Aと称する。他方のグループに属する複数の電線12は、本電線保護部材20によって保護される箇所で1つに束ねられており、以下、このグループに属する複数の電線12を第2電線束10Bと称する。ここでは、第1電線束10Aよりも第2電線束10Bは太径であるが、両者の外径は同じであってもよいし、両者の外径の大小関係が逆であってもよい。なお、それぞれのグループは、1本の電線のみ含んでいてもよい。また、第1電線束10A及び第2電線束10Bが、電線保護部材20から引出された箇所で分岐されていてもよい。また、第1電線束10A及び第2電線束10Bは、光ファイバケーブル等を含んでいてもよい。
上記電線12は、車両等において各種電気機器間を電気的に相互接続する配線材である。電線12の端部にはコネクタ14等が接続され、本ワイヤーハーネス10が車両に組込まれた状態で、当該コネクタ14が電気機器に接続される。これにより、電気機器同士が本ワイヤーハーネス10を通じて電気的に接続される。
電線保護部材20は、不織部材(例えば、不織布)がホットプレスされることにより形成された部材である。
ここで、不織部材としては、初期状態では柔軟な状態を呈しており、加熱工程を経ることにより硬くなることが可能なものを用いることができる。このような不織部材として、基本繊維と、これと絡み合う接着樹脂(バインダとも呼ばれる)とを含むものを用いることができる。接着樹脂は、基本繊維の融点よりも低い融点(例えば、110℃〜115℃)を有する樹脂である。不織部材を基本繊維の融点よりも低くかつ接着樹脂の融点よりも高い加工温度に加熱すると、接着樹脂が溶融して基本繊維間に染込む。その後、不織部材が接着樹脂の融点よりも低い温度になると、基本繊維同士を結合した状態で接着樹脂が固化する。これより、不織部材が加熱前の状態よりも硬くなり、加熱時の成形形状に維持される。また、不織部材同士が接触している部分では、当該接触部分にも溶融した接着樹脂が染込んで固化する。これにより、不織部材同士の接触部分が接合される。
ただし、基本繊維は、接着樹脂の融点で繊維状態を保ち得る繊維であればよく、樹脂繊維の他、各種繊維を用いることができる。また、接着樹脂としては、基本繊維の融点よりも低い融点を持つ熱可塑性樹脂繊維を用いることができる。接着樹脂は、粒状であっても繊維状であってもよい。また、芯繊維の外周に接着樹脂層を形成してバインダ繊維を構成し、これを基本繊維と絡み合わせるようにしてもよい。この場合の芯繊維としては、上記基本繊維と同材料のものを用いることができる。
基本繊維と接着樹脂の組み合わせとしては、基本繊維をPET(ポリエチレンテレフタレート)の樹脂繊維とし、接着樹脂をPETとPEI(ポリエチレンイソフタレート)の共重合樹脂とした例が挙げられる。この場合、基本繊維の融点はおよそ250℃であり、接着樹脂の融点は110℃〜150℃である。このため、不織部材を110℃〜250℃の温度に加熱すると、接着樹脂が溶融し、溶融せずに繊維状を保つ基本繊維間に染込む。そして、不織部材が接着樹脂の融点よりも低い温度になると、基本繊維同士を結合した状態で接着樹脂が固化し、上記成形形状の維持及び不織部材同士の接合を行う。
また、ホットプレスとは、不織部材に対する加熱処理及び不織部材を型に押付けて所定形状に形成する処理を施すことをいう。加熱処理と所定形状への形成処理とは、同時に行われてもよいし、或は、連続的に別々に行われてもよい。例えば、不織部材を圧縮状態で加熱した後、冷却により固まる前に所定の型に押付けて曲げることで、当該曲げ形状に維持できる。この実施形態に係る電線保護部材20を製造するのに適したホットプレス加工の例については後にさらに詳述する。
電線保護部材20は、複数の電線保持部22A、22Bと、連結部24とを備える。
上記電線保持部22A、22Bは、複数の電線12をグループ毎に、即ち、第1電線束10A及び第2電線束10B毎に覆うように構成されている。
より具体的には、電線保持部22A、22Bは、不織部材がホットプレスされることによって、第1電線束10A又は第2電線束10Bを覆う筒形状(ここでは、円筒形状)をなすように加工されている。ここでは、電線保持部22Aの外径は、電線保持部22Bの外径よりも大きい。電線保持部22A、22Bは、第1電線束10A又は第2電線束10Bを、束ねた状態に維持すると共に、第1電線束10A又は第2電線束10Bの保護及び経路規制を行う。なお、電線保持部22A、22Bは、第1電線束10A又は第2電線束10Bの長手方向全体を覆っていてもよいし、その長手方向の一部を覆っていてもよい。
また、ここでは、複数の電線保持部22A、22Bの長さ寸法は同じに設定されている。そして、複数の電線保持部22A、22Bのそれぞれの両端部が、それらの長手方向において同じ位置に揃えられた状態で、複数の電線保持部22A、22Bが第1電線束10A及び第2電線束10Bを保護している。
なお、複数の電線保持部22A、22Bの長さ寸法が同じであることは必須ではなく、複数の電線保持部のうちの少なくとも1つが他の電線保持部よりも短くてもよい。この場合の一例については、後の第1変形例で説明する。
連結部24は、偏平形状に形成され、複数の電線保持部22A、22Bが同一平面上に配設されるように、複数の電線保持部22A、22Bを連結している。また、連結部24は、複数の電線保持部22A、22Bが配設される前記平面に沿って配設される形状に形成されている。これにより、電線保護部材20が全体として偏平な形状を呈する。
ここでは、連結部24は、不織部材をホットプレスすることによって、細長い方形板状に形成されている。この連結部24の一側部に電線保持部22Aが連結され、連結部24の他側部に電線保持部22Bが連結されている。これにより、電線保持部22A、22Bが、並列状態で、同一平面上に配設されるように、連結された状態に維持されている。
また、連結部24の一側部24aは、その一主面側(図1の下面側)に突出する形状に形成され、その一側部24aの縁部に電線保持部22Aが連結されている。また、連結部24の他側部24bは、その一主面側(図1の下面側)に突出する形状に形成され、その他側部24bの縁部に電線保持部22Bが連結されている。これにより、連結部24の他主面(図1で示された連結部24の上面)を含む面に、電線保持部22A、22Bの外周面(図1で示された電線保持部22A、22Bの上側部分)が接するような状態で、電線保持部22A、22Bが連結状態に維持されている。
なお、上記電線保護部材20に対して、連結部24の面に対して交差する方向に曲るように、電線を保持する部分が連設されていてもよい。
また、ここでは、連結部24は、複数の電線保持部22A、22Bを並列状態に並べた姿勢で保持しているが、必ずしもこのように構成されている必要はない。複数の電線保持部間の距離が、その長手方向の途中で変動してもよい。かかる構成の一例については、後に第2変形例で説明する。
上記電線保護部材20は、1つの不織部材をホットプレスすることによって形成されたものであってもよいし、複数の不織部材をホットプレスしつつ相互に接合することによって形成されたものであってもよい。
上記電線保護部材20の製造方法例について説明する。
ホットプレス用成形型60としては、図2に示すものを用いることができる。すなわち、ホットプレス用成形型60は、下型62と、上型72とを備える。
下型62は、熱伝導性に優れた金属等により形成された長尺部材であり、その一主面(上面)に下型面63が形成されている。下型面63は、概略的には、上方に開口する2つの溝形状部分63a、63bと、それらの間の上向きの平面状部分63cとを含む。
2つの溝形状部分63a、63bは、上記電線保持部22A、22Bに対応する横断面円弧状の溝形状に形成されている。2つの溝形状部分63a、63bは、並列状態に並んでおり、これらの間に上記連結部24の一主面を形作るための平面状部分63cが形成されている。これらの2つの溝形状部分63a、63bと平面状部分63cとの上方空間は、大きく開口している。
上型72は、熱伝導性に優れた金属等により形成された長尺部材であり、その一主面(下面)に、上型面73が形成されている。上型面73は、下方に開口する2つの溝形状部分73a、73bと、それらの間の下向きの平面状部分73cとを含む。
2つの溝形状部分73a、73bは、上記電線保持部22A、22Bに対応する横断面円弧状の溝形状に形成されている。2つの溝形状部分73a、73bは、並列状態に並んでおり、これらの間に上記連結部24の他主面を形作るための平面状部分73cが形成されている。
そして、上型面73を、上記下型面63の上方開口を塞ぎつつ当該下型面63内に配設できるようになっている。このように上型面73が下型面63内に配置されることにより、上型面73と下型面63との間で、電線保護部材20の外形状を形成可能なスペースが形成される。なお、下型62及び上型72には、ヒーター等の加熱部66、76が設けられている。
そして、第1電線束10A及び第2電線束10B周りに不織部材を配設すると共に、それらの間を連結するように不織部材を配設した状態で、それら第1電線束10A及び第2電線束10B及び不織部材を、下型面63及び上型面73間に配設して、不織部材をホットプレスする。
ここでは、第1電線束10A及び第2電線束10Bのそれぞれに、シート状の不織部材40A、40Bを巻付けている。また、シート状の不織部材40Cを下型面63内に敷詰めるように配設し、この不織部材40C上に配設するようにして、第1電線束10Aに不織部材40Aを巻付けた部分、及び、第2電線束10Bのうち不織部材40Bを巻付けた部分を、下型面63上に配設している。さらに、これらの上に被せるようにしてシート状の不織部材40Dを配設している。
この後、図3に示すように、上型72の上型面73を下型面63内に挿入し、この状態で、下型62及び上型73を加熱してホットプレスを行うと、不織部材40A、40B、40C、40Dは下型面63及び上型面73間において圧縮状態で加熱される。
この後、不織部材40A、40B、40C、40Dが冷却されると、不織部材40A、40B、40C、40Dの表面は下型面63及び上型面73形状に応じた形状で硬化する。
上記のように不織部材40A、40B、40C、40Dをホットプレスする際、電線保持部22A、22Bに対応する部分は、溝形状部分63a、63b及び溝形状部分73a、73b間で筒形状をなすように形作られる。また、連結部24に対応する部分は、平面状部分63c及び平面状部分73c間で板状をなすように形作られる。また、不織部材40C、40D同士はホットプレスによって相互に接合されると共に、不織部材40C、40Dのうち不織部材40A、40Bに重ねられた部分は当該不織部材40A、40Bに対してホットプレスによって接合される。
これにより、不織部材40A、40B、40C、40Dによって上記電線保護部材20が形成されることになる。なお、上記したように、電線保護部材20は、単一の不織部材によって形成されていてもよいし、より少ない数の又はより多くの数の不織部材によって形成されてもよい。
上記ワイヤーハーネス10は、クランプ部材等によって車体に対して取付固定される。この際、第1電線束10A及び第2電線束10B、連結部24は、所定平面上に位置するように配設されているため、狭いスペース等にも容易に配索できる。
以上のように構成されたワイヤーハーネス10によると、複数の電線12がグループ毎に複数の電線保持部22A、22Bによって覆われているため、それらの電線12を電線保持部22A、22Bによって覆って保護すると共に、それらの電線12が一定の経路に沿って配設された状態に維持することができる。また、複数の電線保持部22A、22Bが同一平面上に配設されるように、複数の電線保持部22A、22Bが偏平な連結部24によって連結されているため、ワイヤーハーネス10を容易に偏平形状に形成できる。これにより、ワイヤーハーネス10を狭小なスペースに容易に配設することができる。
また、第1電線束10A及び第2電線束10Bを不織部材40A、40Bで覆うと共にそれらを連結するように不織部材40C、40Dを配設し、不織部材40A、40B、40C、40Dをホットプレスすれば、上記電線保護部材20を形成できるため、当該電線保護部材20を容易に形成できる。特に、第1電線束10A及び第2電線束10Bを偏平な状態にせず、例えば、横断面円形をなすように電線12を束ねた状態で、第1電線束10A及び第2電線束10Bを不織部材40A、40Bで覆えばよいため、その作業を容易に行える。
また、電線保持部22A、22Bが同じ長さに設定されているため、各グループの電線束10A、40Bを同じ長さに亘って保持することができる。
また、電線保持部22A、22Bが並列状態に維持されているため、第1電線束10A及び第2電線束10Bを並列状態にして偏平状態に維持することができる。これにより、偏平な狭小スペースに、ワイヤーハーネス10を容易に配索できる。
{変形例}
図4は第1変形例に係るワイヤーハーネス110を示す概略斜視図である。
この第1変形例に係るワイヤーハーネス110の電線保護部材120が上記実施形態に係るワイヤーハーネス10の電線保護部材20と異なる点は、上記複数の電線保持部22A、22Bに対応する複数の電線保持部122A、122Bの一部である電線保持部122Bが、他の電線保持部122Aよりも短く形成されている点である。電線保持部122A、122Bの一端部の位置は、それらの長手方向において一定位置に揃えてあり、従って、電線保持部122Bの他端部は、電線保持部122Aの長手方向中間部に位置している。
なお、上記連結部24に対応する連結部124も、短い方の電線保持部122Bと同じ長さに設定されている。本ワイヤーハーネス110のその他の構成は、上記ワイヤーハーネス10と同様である。
この変形例によると、電線保持部122Aの長手方向中間部において、電線保持部122Bの他端部から第2電線束10Bが外部に延出している。このため、電線保持部122Aの長手方向中間部において、第1電線束10Aの途中で第2電線束10Bを分岐させるように外方に引出して、車両に配索することができる。
これにより、電線保持部122Aの一端側では、第1電線束10A及び第2電線束10Bを並列状態で偏平状態に維持し、電線保持部122Aの長手方向中間部では、第1電線束10Aに対する第2電線束10Bの分岐位置を一定位置に保ちつつ、当該第2電線束10Bを分岐させて外方に引出すことができる。つまり、上記構成は、第1電線束10Aに対する第2電線束10Bの分岐位置を固定する役割を有しているといえる。この観点からするすると、本電線保護部材120は、ワイヤーハーネスの分岐箇所の固定を粘着テープ等の巻付作業無しで実現できる構成といえる。
なお、図4に示す例では、電線保持部122Aの他端部に結束バンド180を介して、車体固定用のクランプ部材182が固定されている。本電線保護部材120が、本クランプ部材182を介して車体に固定されると、上記第2電線束10Bの分岐箇所が、車体に対して一定位置に位置決めされることになる。
図5は第2変形例に係るワイヤーハーネス210を示す概略斜視図である。
この第2変形例に係るワイヤーハーネス210の電線保護部材220が上記実施形態に係るワイヤーハーネス10の電線保護部材20と異なる点は、上記複数の電線保持部22A、22Bに対応する複数の電線保持部222A、222Bの一部である電線保持部222Bの一端部が、他の電線保持部222Aから離れる方向に向けられている点である。
より具体的には、電線保持部222Bの一端部は電線保持部222Aに対して並列状態に配設されており、電線保持部222Bの長手方向中間部及び他端部が、所定平面上で、電線保持部222Aから徐々に離れるように湾曲して外方に向く形状に形成されている。また、連結部24に対応する連結部224は、電線保持部222A、222B間でそれらの他端側に向けて徐々に広がる板形状に形成されている。
この第2変形例によると、電線保持部222Bによって保持された電線束10Bを、他の電線保持部222Aによって保持された電線束10Aに対して外側に向けて引出した状態で保持することができる。これにより、電線束10Bを、電線の配設経路に沿ってより確実に経路規制することができる。
なお、上記実施形態では、複数の電線12を2つの電線束10A、10Bに分けて、それぞれを電線保持部22A、22Bで保持した例で説明したが、複数の電線12がより多数のグループに分けられていてもよい。この場合、複数の連結部が、それぞれのグループの電線束を保持する複数の電線保持部のそれぞれの間に設けられ、複数の電線保持部が並列状態で並ぶように維持されればよい。
この場合においても、上記第1変形例と同様に、複数の電線保持部の少なくとも一部が他の電線保持部よりも短く設定されてもよい。
また、上記第2変形例と同様に、複数の電線保持部の少なくとも一部の端部が他の電線保持部から離れる方向に向けられていてもよい。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10,110,210 ワイヤーハーネス
10A 第1電線束
10B 第2電線束
12 電線
20、120,220 電線保護部材
22A、22B,122A、122B,222A、222B 電線保持部
24,124,224 連結部
40A、40B、40C、40D 不織部材

Claims (5)

  1. 複数のグループに分けられた複数の電線と、
    不織部材がホットプレスされることにより形成され、前記複数の電線を前記グループ毎に覆う複数の電線保持部と、偏平形状に形成され、前記複数の電線保持部が同一平面上に配設されるように、前記複数の電線保持部同士を連結する連結部とを含む電線保護部材と、
    を備えるワイヤーハーネス。
  2. 請求項1記載のワイヤーハーネスであって、
    前記複数の電線保持部が同じ長さである、ワイヤーハーネス。
  3. 請求項1記載のワイヤーハーネスであって、
    前記複数の電線保持部のうちの少なくとも1つが他の前記電線保持部よりも短い、ワイヤーハーネス。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のワイヤーハーネスであって、
    前記連結部は、前記複数の電線保持部を並列状態に並べた姿勢で保持する、ワイヤーハーネス。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のワイヤーハーネスであって、
    前記複数の電線保持部のうちの少なくとも1つの少なくとも一端部が、他の前記電線保持部から離れる方向に向けられている、ワイヤーハーネス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114026759A (zh) * 2019-07-02 2022-02-08 株式会社自动网络技术研究所 配线系统及变更的配线系统的制造方法

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