以下に添付図面を参照して、本発明にかかる画面対応付け方法、画面対応付け装置、および画面対応付けプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(評価支援システム100の一実施例)
図1は、実施の形態にかかる画面対応付け装置101を含む評価支援システム100の一実施例を示す説明図である。
図1において、評価支援システム100は、画面対応付け装置101と、利用者端末102と、を含む。画面対応付け装置101と、利用者端末102と、は、ネットワーク110により接続される。ネットワーク110は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット、携帯電話網などである。
画面対応付け装置101は、利用者端末102に接続し、利用者端末102と通信するコンピュータである。画面対応付け装置101は、利用者端末102からログ情報を受信し、利用者端末102に生産性情報を送信する。画面対応付け装置101のハードウェア構成例については図2において後述する。
ここで、生産性情報とは、どれだけ少ない労力や資源などを用いてどれだけ多くの成果物を作成できるかを示す生産性の評価値を含む情報である。評価値とは、例えば、文書データの作成にかかった時間に対する文書データが示す文書に含まれる文字数などの文書データの価値を示す値の比率である。
利用者端末102は、アプリケーションを実行し、利用者端末102の利用者の操作によって発生したイベントの履歴になるログ情報を、画面対応付け装置101に送信するコンピュータである。ログ情報とは、例えば、イベントの内容と、イベントが発生した時点を示す時点情報と、を含む情報である。
イベントとは、例えば、利用者の操作入力によって発生する信号である。操作入力とは、例えば、マウスボタンを押下すること、マウスを移動すること、キーボードのボタンを押下すること、タッチパネルを操作すること、テンキーを操作すること、トラックボールやジョイスティックなどを操作することなどである。イベントの内容とは、例えば、アクティブウィンドウを切り替えること、文字列を選択すること、文字列をコピーすること、文字列を貼り付けることなどである。
利用者端末102とは、例えば、ノート型パソコン、デスクトップ型パソコン、携帯電話機(スマートフォン、PHS(Personal Handyphone System))、またはタブレット型端末などである。
図1において、画面対応付け装置101は、利用者端末102からログ情報を受信する。ここで、画面対応付け装置101は、生産性の評価対象になる所定の作業によって作成されたファイルaの識別情報を有する。
次に、画面対応付け装置101は、受信したログ情報から、操作対象画面を切り替えるイベントを検出する。ここで、操作対象画面とは、例えば、アクティブウィンドウである。そして、画面対応付け装置101は、生産性の評価対象になる所定の作業によって作成されたファイルaが表示される画面Aを基点にして、画面Aと他のファイルが表示される画面との間で、アクティブウィンドウを交互に2往復分切り替えたか否かを判定する。ここで、画面とは、ディスプレイ上の領域であって、例えば、ウィンドウである。
画面対応付け装置101は、例えば、ファイルaが表示される画面Aを基点にして、画面Aとファイルbが表示される画面Bとの間で、アクティブウィンドウを連続して切り替えた回数が所定回数以上であるか否かを判定する。ここで、所定回数とは、アクティブウィンドウを交互に何往復分切り替えたかを示す回数である。所定回数とは、例えば、4回であって、画面Aと画面Bとの間でアクティブウィンドウを交互に2往復分切り替えたことを示す回数である。
図1の例では、画面対応付け装置101は、「画面A→画面B→画面A→画面B→画面A」の順で、アクティブウィンドウを連続して4回切り替えたと判定する。換言すれば、画面対応付け装置101は、「画面A→画面B→画面A→画面B→画面A」の順で、アクティブウィンドウを交互に2往復分切り替えたと判定する。これにより、画面対応付け装置101は、画面Aと画面Bとの関連度合いを判定することができる。
ここで、画面対応付け装置101は、2往復分切り替えたと判定したため、画面Aと画面Bとは関連する画面であって、画面Bに表示されたファイルbも、ファイルaと同様に所定の作業に関するファイルであると判定する。そして、画面対応付け装置101は、所定の作業に関するファイルとして、ファイルaの識別情報にファイルbの識別情報を対応付ける。また、画面対応付け装置101は、画面Cについては、1往復分切り替えたのみであると判定して、画面Aと画面Cとは関連する画面ではなく、画面Cに表示されたファイルcは、ファイルaとは異なり、所定の作業に関するファイルではないと判定してもよい。そして、画面対応付け装置101は、ファイルaの識別情報にファイルcの識別情報を対応付けなくてもよい。
これにより、画面対応付け装置101は、評価対象になる所定の作業によって作成されたファイルaとは異なるファイルbについても、評価対象になる所定の作業に関するファイルであるか否かを判定することができる。そして、画面対応付け装置101は、所定の作業に関するファイルであると判定した場合、所定の作業に関するファイルとして、ファイルaの識別情報に、所定の作業に関するファイルであると判定したファイルの識別情報を対応付けておくことができる。
次に、画面対応付け装置101は、ファイルaが表示される画面Aをアクティブウィンドウにした時間と、ファイルbが表示される画面Bをアクティブウィンドウにした時間と、を算出する。そして、画面対応付け装置101は、画面Aをアクティブウィンドウにした時間と、画面Bをアクティブウィンドウにした時間と、に基づいて、所定の作業にかかる作業時間を算出する。これにより、画面対応付け装置101は、算出した作業時間を用いて、所定の作業の生産性の評価値を算出することができる。そして、画面対応付け装置101は、評価値を含む生産性情報を利用者端末102に送信することができる。
(画面対応付け装置101のハードウェア構成例)
次に、図2を用いて、画面対応付け装置101のハードウェア構成例について説明する。
図2は、実施の形態にかかる画面対応付け装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。図2において、画面対応付け装置101は、CPU(Central Processing Unit)201と、ROM(Read Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203と、I/F(Interface)204と、を有する。また、各構成部はバス200によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU201は、画面対応付け装置101の全体の制御を司る。ROM202は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。
I/F204は、通信回線を通じてLAN、インターネットなどのネットワーク110に接続され、このネットワーク110を介して他の装置に接続される。そして、I/F204は、ネットワーク110と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F204には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
(利用者端末102のハードウェア構成例)
次に、利用者端末102のハードウェア構成例について説明する。
利用者端末102は、図2と同様に、CPUと、ROMと、RAMと、I/Fと、を有する。また、利用者端末102は、例えば、光ディスクドライブ、光ディスク、ディスプレイ、キーボード、マウス、スキャナ、およびプリンタの少なくともいずれか1つを有してもよい。
キーボードは、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力を行う。また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウスは、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの変更などを行う。ポインティングデバイスとして同様に機能を備えるものであれば、トラックボールやジョイスティックなどであってもよい。
スキャナは、画像を光学的に読み取り、利用者端末102内に画像データを取り込む。スキャナは、例えば、OCR(Optical Character Reader)機能を有してもよい。また、プリンタは、画像データや文書データを印刷する。プリンタには、例えば、レーザプリンタやインクジェットプリンタを採用することができる。
(難易度情報テーブル300の記憶内容)
次に、図3を用いて、難易度情報テーブル300の記憶内容の一例について説明する。難易度情報テーブル300は、例えば、図2に示したRAM203などの記憶領域によって実現される。
図3は、難易度情報テーブル300の記憶内容の一例を示す説明図である。図3に示すように、難易度情報テーブル300は、ファイル名項目に対応付けて、アプリケーション項目と、難易度項目と、点数項目と、総文字数項目と、オブジェクト数項目と、ページ数項目と、を有し、ファイルごとに各項目に情報が設定されることにより、レコードを記憶する。
ファイル名項目には、所定の作業によって作成されるデータの名称が記憶される。アプリケーション項目には、所定の作業に用いるアプリケーションの種別が記憶される。難易度項目には、所定の作業の難易度が記憶される。点数項目には、所定の作業の難易度に対応する点数が記憶される。総文字数項目には、所定の作業により作成されるファイルに含まれる総文字数が記憶される。オブジェクト数項目には、所定の作業により作成されるファイルに含まれるオブジェクト数が記憶される。ページ数項目には、所定の作業により作成されるファイルのページ数が記憶される。
ここで、図3に示した難易度情報テーブル300の記憶内容は、生産性の評価対象になる所定の作業が文書データを作成する作業である場合に用いられる内容である。
次に、図4を用いて、難易度情報テーブル300の記憶内容の別の例について説明する。難易度情報テーブル300は、例えば、図2に示したRAM203などの記憶領域によって実現される。
図4は、難易度情報テーブル300の記憶内容の別の例を示す説明図である。図4に示すように、難易度情報テーブル300は、ファイル名項目に対応付けて、難易度項目と、点数項目と、総Step数項目と、を有し、ファイルごとに各項目に情報が設定されることにより、レコードを記憶する。
ファイル名項目には、所定の作業によって作成されるプログラムコードの名称が記憶される。難易度項目には、所定の作業の難易度が記憶される。点数項目には、所定の作業の難易度に対応する点数が記憶される。総Step数項目には、所定の作業により作成されるプログラムに含まれる総Step数が記憶される。
ここで、図4に示した難易度情報テーブル300の記憶内容は、生産性の評価対象になる所定の作業がプログラムコードを作成する作業である場合に用いられる内容である。また、難易度情報テーブル300は、図3に示した記憶内容と、図4に示した記憶内容と、を両方記憶していてもよい。
(画面対応付け装置101の機能的構成例)
次に、図5を用いて、画面対応付け装置101の機能的構成例について説明する。
図5は、画面対応付け装置101の機能的構成例を示すブロック図である。画面対応付け装置101は、判定部501と、対応付け部502と、算出部503と、出力部504と、を含む。
判定部501と、対応付け部502と、算出部503と、出力部504とは、例えば、図2に示したROM202、RAM203などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU201に実行させることにより、または、I/F204により、その機能を実現する。
判定部501は、操作対象画面の切り替えを含む操作ログに基づいて、第1の画面を基点として、第1の画面と、第2の画面との間で、操作対象画面を連続して切り替えた回数が所定回数以上であるか否かを判定する。
ここで、画面とは、ウィンドウである。操作対象画面の切り替えを含む操作ログとは、利用者の操作入力によって発生したイベントのログの集合に含まれるログである。操作対象画面とは、アクティブウィンドウである。
第1の画面とは、あるデータの編集が行われる画面である。あるデータとは、所定の作業により作成されるデータである。所定の作業とは、生産性の評価対象になる作業であって、例えば、文書データを作成する作業、またはプログラムコードを作成する作業である。所定の作業により作成されるデータとは、上述した文書データまたはプログラムコードである。所定の作業により作成されるデータは、作成途中でデータの名称がリネームされたり、データがバックアップされたりした場合には、リネームされたデータやバックアップされたデータを含んでもよい。
例えば、所定の作業により作成される「打合せ資料.txt」が、作成途中で、「打合せ資料.txt」→「打合せ資料ver1.txt」→「打合せ資料ver2.txt」→「打合せ資料最終版.txt」などのようにリネームされた場合を例に挙げる。この場合、第1の画面は、「打合せ資料.txt」、「打合せ資料ver1.txt」、「打合せ資料ver2.txt」、「打合せ資料最終版.txt」などの各々のデータが表示される画面を含んでもよい。
第2の画面とは、所定の作業により作成されるデータとは異なる別データが表示される画面である。所定回数とは、アクティブウィンドウを交互に何往復分切り替えたかを示す回数である。所定回数とは、例えば、4回であって、アクティブウィンドウを交互に2往復分切り替えたことを示す回数である。
判定部501は、図1の例では、ログ情報に基づいて、画面Aを基点にして、画面Aと画面Bとの間で、アクティブウィンドウを交互に2往復分以上切り替えたか否かを判定する。ここで、判定部501は、「画面A→画面B→画面A→画面B→画面A」の順で、アクティブウィンドウを連続して4回切り替えており、アクティブウィンドウを交互に2往復分切り替えたと判定する。
また、判定部501は、所定回数未満であると判定した場合、下記の処理を行ってもよい。この場合、判定部501は、操作対象画面の切り替えを含む操作ログに基づいて、操作対象画面を第1の画面から第2の画面に切り替えてから、当該第2の画面から第1の画面に切り替えるまでの期間が、所定時間以上であるか否かを判定する。判定部501は、図1の例では、画面Cについて、所定回数未満であると判定し、画面Aから画面Cに切り替えてから画面Aに戻すまでの期間が、所定時間以上であるか否かを判定する。
また、判定部501は、所定回数未満であると判定した場合、下記の処理を行ってもよい。この場合、判定部501は、操作対象画面の切り替えを含む操作ログに基づいて、操作対象画面を第1の画面から第2の画面に切り替えてから、当該第2の画面から第1の画面に切り替えるまでの期間の累積期間が、所定時間以上であるか否かを判定する。
これにより、判定部501は、第1の画面と第2の画面との関連度合いを判定して、第2の画面に表示されたデータを、第1の画面に表示されたデータと同様に、所定の作業に関するデータであるか否かを判定することができる。結果として、判定部501は、評価対象になる所定の作業によって作成されたデータとは異なる別のデータについても、評価対象になる所定の作業に関するデータであるか否かを判定することができる。判定結果は、例えば、RAM203などの記憶領域に記憶される。
対応付け部502は、切り替えた回数が所定回数以上であると判定した場合、第1の画面の識別情報に、第2の画面の識別情報を対応付ける。画面の識別情報とは、第1の画面に表示されたデータの名称、ウィンドウのID、またはデータを第1の画面に表示したアプリケーションのタスクIDである。対応付け部502は、図1の例では、判定部501によって2往復分切り替えたと判定されたため、所定の作業に関するファイルとして、ファイルaの識別情報にファイルbの識別情報を対応付ける。
また、対応付け部502は、所定時間未満であると判定した場合、第1の画面の識別情報に、第2の画面の識別情報を対応付けてもよい。対応付け部は、図1の例では、画面Aから画面Cに切り替えてから画面Aに戻すまでの期間が、所定時間以上であるため、画面Aに表示されるファイルaの識別情報に画面Cに表示されるファイルcの識別情報を対応付けなくてもよい。これにより、対応付け部502は、所定の作業に関するデータとして、所定の作業により作成されるデータの識別情報に、別のデータの識別情報を対応付けておくことができる。対応付けたデータは、例えば、RAM203などの記憶領域に記憶される。
算出部503は、操作対象画面の切り替えを含む操作ログに基づいて、第1の画面を操作対象画面にした時間を算出する。次に、算出部503は、操作対象画面の切り替えを含む操作ログに基づいて、第1の画面の識別情報に対応付けられた識別情報が示す画面を操作対象にした時間を算出する。そして、算出部503は、算出した第1の画面を操作対象画面にした時間と、算出した第1の画面の識別情報に対応付けられた識別情報が示す画面を操作対象にした時間とに基づいて、所定の作業にかかる作業時間を算出する。
算出部503は、図1の例では、画面Aをアクティブウィンドウにした時間を算出し、画面Bをアクティブウィンドウにした時間を算出し、画面Aおよび画面Bをアクティブウィンドウにした時間を合算することにより、所定の作業にかかる時間を算出する。これにより、算出部503は、所定の作業にかかる時間を精度よく算出することができる。
また、算出部503は、ログの集合のうちで最初に発生した操作対象画面を切り替えるイベントの発生時点から最後に発生した操作対象画面を切り替えるイベントの発生時点までの総合時間を算出してもよい。次に、算出部503は、操作対象画面の切り替えを含む操作ログに基づいて、第1の画面および第1の画面の識別情報に対応付けられた識別情報が示す画面のいずれの画面とも異なる他の画面を操作対象にした時間を算出してもよい。そして、算出部503は、算出した総合時間と、算出した他の画面を操作対象にした時間とに基づいて、所定の作業にかかる作業時間を算出してもよい。
算出部503は、図1の例では、全体の時間を算出し、画面Cをアクティブウィンドウにした時間を算出し、全体の時間から画面Cをアクティブウィンドウにした時間を減算することにより、所定の作業にかかる時間を算出する。これにより、算出部503は、所定の作業にかかる時間を精度よく算出することができる。
また、算出部503は、作業時間と作業の難易度とを用いて作業の生産性の評価値を表す関係情報に基づいて、所定の作業にかかる作業時間と所定の作業の難易度とから所定の作業の生産性の評価値を算出してもよい。
ここで、関係情報とは、所定の作業が文書データを作成する作業である場合、評価値={(所定の作業の難易度×総文字数×オブジェクト数×ページ数)÷(作業時間)}の関係式である。また、関係情報とは、所定の作業がプログラムコードを作成する作業である場合、評価値={(所定の作業の難易度×総Step数)÷(作業時間)}の関係式である。
算出部503は、例えば、上述した関係式に、作業時間を代入し、難易度情報テーブル300に記憶された難易度に対応する点数、総文字数、オブジェクト数、およびページ数を代入することにより、所定の作業の生産性の評価値を算出する。これにより、算出部503は、所定の作業の生産性の評価値を算出して、利用者端末102の利用者に通知することができる。結果として、利用者端末102の利用者に、所定の作業の生産性の向上を図るよう促すことができる。
出力部504は、算出結果を出力する。出力形式としては、例えば、ディスプレイ(不図示)への表示、プリンタ(不図示)への印刷出力、I/F204による利用者端末102への送信がある。また、RAM203などの記憶領域に記憶することとしてもよい。
(画面対応付け装置101の評価支援処理の具体例)
次に、図6および図7を用いて、画面対応付け装置101の評価支援処理の具体例について説明する。
図6および図7は、画面対応付け装置101の評価支援処理の具体例を示す説明図である。図6に示すように、画面対応付け装置101は、ログの集合600から、生産性の評価対象になる所定の作業によって作成されたファイルが表示される第1の画面をアクティブウィンドウにしたイベントのログを検出する。ここでは、生産性の評価対象になる所定の作業によって作成されたファイルは、打合せ資料であるとする。画面対応付け装置101は、例えば、ログ601を検出して、文書作成ソフトウェアによって打合せ資料が表示される第1の画面が起動されて、アクティブウィンドウを第1の画面に切り替えたことを検出する。
次に、画面対応付け装置101は、ログの集合600から、ログ601の次にアクティブウィンドウを切り替えたイベントのログを検出する。画面対応付け装置101は、例えば、ログ602を検出して、ウェブブラウザによってウェブページが表示される第2の画面が起動されて、アクティブウィンドウを第1の画面から第2の画面に切り替えたことを検出する。ここで、画面対応付け装置101は、第1の画面と第2の画面との間でアクティブウィンドウを切り替えた回数を計数して、回数「1」を記憶する。
そして、画面対応付け装置101は、ログの集合600から、ログ602の次にアクティブウィンドウを切り替えたイベントのログを検出する。画面対応付け装置101は、例えば、ログ603を検出して、アクティブウィンドウを第2の画面から第1の画面に切り替えたことを検出する。ここで、画面対応付け装置101は、第1の画面と第2の画面との間でアクティブウィンドウを切り替えた回数をインクリメントして、回数「2」を記憶する。また、画面対応付け装置101は、ログ603を検出して、アクティブウィンドウを第2の画面から第1の画面とは異なる別の画面に切り替えたことを検出した場合であれば、第1の画面と第2の画面との間でアクティブウィンドウを切り替えた回数をリセットする。
次に、画面対応付け装置101は、ログの集合600から、ログ603の次にアクティブウィンドウを切り替えたイベントのログを検出する。画面対応付け装置101は、例えば、ログ604を検出して、アクティブウィンドウを第1の画面から第2の画面に切り替えたことを検出する。ここで、画面対応付け装置101は、第1の画面と第2の画面との間でアクティブウィンドウを切り替えた回数をインクリメントして、回数「3」を記憶する。また、画面対応付け装置101は、ログ604を検出して、アクティブウィンドウを第1の画面から第2の画面とは異なる別の画面に切り替えたことを検出した場合であれば、第1の画面と第2の画面との間でアクティブウィンドウを切り替えた回数をリセットする。
そして、画面対応付け装置101は、ログの集合600から、ログ604の次にアクティブウィンドウを切り替えたイベントのログを検出する。画面対応付け装置101は、例えば、ログ605を検出して、アクティブウィンドウを第2の画面から第1の画面に切り替えたことを検出する。ここで、画面対応付け装置101は、第1の画面と第2の画面との間でアクティブウィンドウを切り替えた回数をインクリメントして、回数「4」を記憶する。また、画面対応付け装置101は、ログ605を検出して、アクティブウィンドウを第2の画面から第1の画面とは異なる別の画面に切り替えたことを検出した場合であれば、第1の画面と第2の画面との間でアクティブウィンドウを切り替えた回数をリセットする。
ここで、画面対応付け装置101は、第1の画面と第2の画面との間でアクティブウィンドウを切り替えた回数が「4」になったため、第1の画面と第2の画面との間でアクティブウィンドウが2往復していることを検出する。次に、画面対応付け装置101は、2往復していることが検出できたため、所定の作業に関するファイルとして、第1の画面の識別情報に、第2の画面の識別情報を対応付ける。
次に、画面対応付け装置101は、ログの集合600から、ログ605の次にアクティブウィンドウを切り替えたイベントのログを検出する。画面対応付け装置101は、例えば、ログ606を検出して、表計算ソフトウェアによってデータ一覧が表示される第3の画面が起動されて、アクティブウィンドウを第1の画面から第3の画面に切り替えたことを検出する。ここで、画面対応付け装置101は、第1の画面と第3の画面との間でアクティブウィンドウを切り替えた回数を計数して、回数「1」を記憶する。ここで、画面対応付け装置101は、ログ606を検出して、アクティブウィンドウを第1の画面から第2の画面とは異なる第3の画面に切り替えたことを検出したため、第1の画面と第2の画面との間でアクティブウィンドウを切り替えた回数をリセットする。
そして、画面対応付け装置101は、ログの集合600から、ログ606の次にアクティブウィンドウを切り替えたイベントのログを検出する。画面対応付け装置101は、例えば、ログ607を検出して、アクティブウィンドウを第3の画面から第1の画面に切り替えたことを検出する。ここで、画面対応付け装置101は、第1の画面と第3の画面との間でアクティブウィンドウを切り替えた回数をインクリメントして、回数「2」を記憶する。また、画面対応付け装置101は、ログ607を検出して、アクティブウィンドウを第3の画面から第1の画面とは異なる別の画面に切り替えたことを検出した場合であれば、第1の画面と第3の画面との間でアクティブウィンドウを切り替えた回数をリセットする。
ここで、画面対応付け装置101は、第1の画面と第3の画面との間でアクティブウィンドウを切り替えた回数が「4」未満であるため、第1の画面の識別情報に、第3の画面の識別情報を対応付けない。
そして、画面対応付け装置101は、第1の画面をアクティブウィンドウにした時間と、第2の画面をアクティブウィンドウにした時間と、に基づいて所定の作業にかかる作業時間を算出する。これにより、画面対応付け装置101は、算出した作業時間を用いて、所定の作業の生産性の評価値を算出することができる。そして、画面対応付け装置101は、評価値を含む生産性情報を利用者端末102に送信することができる。
図7に示すように、画面対応付け装置101は、図6と同様に処理を行うことにより、所定の作業により作成されるデータが表示される画面(図7の操作画面の欄に記載された画面)、当該データに関連するデータが表示される画面(図7の関連画面の欄に記載された画面)、および別の作業に関連するデータが表示される画面(図7の非関連画面の欄に記載された画面)を分類する。
ここで、所定の作業により作成されるデータが表示される画面は、図7の操作画面の欄に記載されたアプリケーションにより、図7の操作画面の欄に記載されたデータを表示した画面である。当該データに関連するデータが表示される画面は、図7の関連画面の欄に記載されたアプリケーションにより、図7の関連画面の欄に記載されたデータを表示した画面である。別の作業に関連するデータが表示される画面は、図7の非関連画面の欄に記載されたアプリケーションにより、図7の非関連画面の欄に記載されたデータを表示した画面である。
次に、画面対応付け装置101は、所定の作業により作成されるデータが表示される画面を操作対象画面にした時間を算出する。次に、画面対応付け装置101は、当該データに関連するデータが表示される画面を操作対象画面にした時間を算出する。そして、画面対応付け装置101は、算出した時間の合計時間を、所定の作業にかかる時間として算出する。
また、画面対応付け装置101は、所定の作業により作成されるデータが表示される画面を、表示開始から表示終了までの総合時間を算出してもよい。次に、画面対応付け装置101は、別の作業に関連するデータが表示される画面を操作対象画面にした時間を算出する。そして、画面対応付け装置101は、算出した総合時間から、別の作業に関連するデータが表示される画面を操作対象画面にした時間を減算した時間を、所定の作業にかかる時間として算出してもよい。
(ログ情報の一例)
次に、図8〜図13を用いて、ログ情報の一例について説明する。
図8〜図13は、ログ情報の一例を示す説明図である。図8に示すログの集合800は、利用者端末102の利用者がメーリングソフトウェアになるMailer.exeを用いて「議事録送付」のメールの編集画面のウィンドウを開いた場合のログの集合である。図8の例では、ログ801は、イベントの発生時点を示す「2012/12/11 20:25:39.545」を含む。また、ログは、利用者を示す「accountName=’Owner’」を含む。
また、ログは、イベントの内容を示す「ActiveWindowName=’議事録送付’processName=’C:¥¥(中略)¥¥Mailer.exe’」を含む。また、ログは、ウィンドウの設定を示す「showCmd=’1’」を含む。また、ログは、イベントの識別情報を示す「processId=1980」を含む。
換言すれば、ログ801は、Mailer.exeのアプリケーションを用いて「議事録送付」のウィンドウを開いてアクティブウィンドウにするイベントを示すログである。また、他のログは、アプリケーションの利用者のマウスの操作入力によって発生したイベントのログである。
図9に示すログの集合900は、利用者端末102の利用者がテキストエディタを用いてテキスト入力画面を開いた場合のログの集合である。図9の例では、ログ901は、イベントの内容を示す「ActiveWindowName=’無題’」を含む。また、ログ901は、ログ801と同様に、イベントの発生時点、利用者、ウィンドウの設定、およびイベントの識別情報を示すデータを含む。
換言すれば、ログ901は、テキストエディタになるEditor.exeのアプリケーションを用いてテキスト入力画面を開いてアクティブウィンドウにするイベントのログである。また、他のログは、アプリケーションの利用者のマウスの操作入力によって発生したイベントのログである。
図10に示すログの集合1000は、利用者端末102の利用者がテキストエディタを用いて開いたテキスト入力画面において「Alt」と「F4」とのキーを押下してテキスト入力画面を閉じた場合のログの集合である。
図10の例では、ログ1001は、イベントの内容を示す「keyEvent_down=’alt+F4’」を含む。また、ログ1001は、ログ801と同様に、イベントの発生時点、利用者、およびイベントの識別情報を示すデータを含む。換言すれば、ログ1001は、アプリケーションの利用者が「Alt」と「F4」とのキーを押下したイベントのログである。
また、ログ1002は、イベントの内容を示す「CloseWindow=’無題−Editor’」を含む。また、ログ1002は、ログ801と同様に、イベントの発生時点、利用者、ウィンドウの設定、およびイベントの識別情報を示すデータを含む。換言すれば、ログ1002は、「Alt」と「F4」とのキーを押下したことにより発生したテキスト入力画面を閉じるイベントのログである。
また、ログ1003は、イベントの内容を示す「ActiveWindowName=’web browser’」を含む。また、ログ1003は、ログ801と同様に、イベントの発生時点、利用者、ウィンドウの設定、およびイベントの識別情報を示すデータを含む。換言すれば、ログ1003は、テキスト入力画面を閉じたことにより、アクティブウィンドウをウェブブラウザの画面に切り替えるイベントのログである。
図11に示すログの集合1100は、利用者端末102の利用者がテキストエディタを用いて開いたテキスト入力画面において「Ctrl」と「O」とのキーを押下してファイルを開くダイアログを開いた場合のログの集合である。
図11の例では、ログ1101は、イベントの内容を示す「keyEvent_down=’ctrl+O’」を含む。また、ログ1101は、ログ801と同様に、イベントの発生時点、利用者、およびイベントの識別情報を示すデータを含む。換言すれば、ログ1101は、テキストエディタになるEditor.exeのアプリケーションを用いて開いたテキスト入力画面において「Ctrl」と「O」とのキーを押下してファイルを開くダイアログを開いたイベントのログである。また、他のログは、アプリケーションの利用者のマウスの操作入力によって発生したイベントのログである。
図12に示すログの集合1200は、利用者端末102の利用者が別のテキストエディタを用いて開いたテキスト入力画面において「Shift」と「Ctrl」と「S」とのキーを押下して保存ダイアログを開いた場合のログの集合である。
図12の例では、ログ1201は、イベントの内容を示す「keyEvent_down char=’shift+ctrl+S’」を含む。また、ログ1201は、ログ801と同様に、イベントの発生時点、利用者、およびイベントの識別情報を示すデータを含む。換言すれば、ログ1201は、テキストエディタになるEditor.exeのアプリケーションを用いて開いたテキスト入力画面において「Shift」と「Ctrl」と「S」とのキーを押下して保存ダイアログを開いたイベントのログである。また、他のログは、アプリケーションの利用者のマウスの操作入力によって発生したイベントのログである。
図13に示すログの集合1300は、利用者端末102の利用者が別のテキストエディタを用いて開いたテキスト入力画面において、「Alt」と「Tab」とのキーを押下してアクティブウィンドウを切り替える場合のログの集合である。
図13の例では、ログ1301は、イベントの内容を示す「keyEvent_down char=’alt+tab’」を含む。また、ログ1301は、ログ801と同様に、イベントの発生時点、利用者、ウィンドウの設定、およびイベントの識別情報を示すデータを含む。換言すれば、ログ1301は、「Alt」と「Tab」とのキーを押下したことにより発生したアクティブウィンドウを切り替えるイベントのログである。
図8〜図13に上述したログ情報に基づいて、画面対応付け装置101は、操作対象画面を切り替えるイベントを検出して、操作対象画面にした時間を算出することができる。また、図11および図12に上述したログ情報に基づいて、画面対応付け装置101は、所定の作業により作成されるデータが、作成途中でリネームされたり、バックアップされたりしたことを検出することができる。
(所定の作業の生産性の評価値の一例)
次に、図14および図15を用いて、所定の作業の生産性の評価値の出力例の一例について説明する。
図14および図15は、所定の作業の生産性の評価値の出力例の一例を示す説明図である。図14において、画面対応付け装置101は、所定の作業が文書データを作成する作業である場合の図7において算出した作業時間を取得する。次に、画面対応付け装置101は、評価値={(所定の作業の難易度×総文字数×オブジェクト数×ページ数)÷(作業時間)}の関係式に、作業時間を代入し、難易度情報テーブル300に記憶された難易度に対応する点数、総文字数、オブジェクト数、およびページ数を代入する。
そして、画面対応付け装置101は、所定の作業の生産性の評価値を算出する。その後、図14に示すように、画面対応付け装置101は、作業時間、難易度情報テーブル300に記憶された難易度、総文字数、オブジェクト数、ページ数、および所定の作業の生産性の評価値を示す生産性情報を作成する。
図15において、画面対応付け装置101は、所定の作業がプログラムコードを作成する作業である場合の図7において算出した作業時間を取得する。次に、画面対応付け装置101は、評価値={(所定の作業の難易度×総Step数)÷(作業時間)}の関係式に、作業時間を代入し、難易度情報テーブル300に記憶された難易度に対応する点数、および総Step数を代入する。
そして、画面対応付け装置101は、所定の作業の生産性の評価値を算出する。その後、図15に示すように、画面対応付け装置101は、作業時間、難易度情報テーブル300に記憶された難易度、総Step数、および所定の作業の生産性の評価値を示す生産性情報を作成する。これにより、算出部503は、所定の作業の生産性の評価値を算出して、生産性情報に含めて、利用者端末102の利用者に通知することができる。結果として、利用者端末102の利用者に、所定の作業の生産性の向上を図るよう促すことができる。
(画面対応付け装置101の評価支援処理手順)
次に、図16を用いて、画面対応付け装置101の評価支援処理手順の一例について説明する。
図16は、画面対応付け装置101の評価支援処理手順の一例を示すフローチャートである。図16において、画面対応付け装置101は、生産性の評価対象になる所定の作業によって作成されたデータを選択する(ステップS1601)。次に、画面対応付け装置101は、図17および図18に示す算出処理を実行する(ステップS1602)。そして、画面対応付け装置101は、生産性の評価値を算出する(ステップS1603)。
次に、画面対応付け装置101は、生産性の評価対象になる複数の所定の作業の各々の作業によって作成されたデータのうち、未選択のデータがあるか否かを判定する(ステップS1604)。ここで、未選択のデータがある場合(ステップS1604:Yes)、画面対応付け装置101は、ステップS1601の処理に戻る。
一方で、未選択のデータがない場合(ステップS1604:No)、画面対応付け装置101は、評価支援処理を終了する。これにより、画面対応付け装置101は、各々の作業の生産性の評価値を算出することができる。
(算出処理手順の一例)
次に、図17および図18を用いて、ステップS1602に示した算出処理手順の一例について説明する。
図17および図18は、算出処理手順の一例を示すフローチャートである。図17において、画面対応付け装置101は、ログ情報に基づいて、アプリケーションを実行することによりデータが表示される画面とは異なる他の画面を、操作対象画面にした時間を算出する(ステップS1701)。
次に、画面対応付け装置101は、ログ情報に基づいて、データ表示の時系列表を作成する(ステップS1702)。そして、画面対応付け装置101は、生産性の評価対象になる所定の作業によって作成されたデータを特定する(ステップS1703)。
次に、画面対応付け装置101は、アプリケーションを実行することにより画面に表示されたデータであって、ステップS1703において特定したデータとは異なる他のデータを選択する(ステップS1704)。
そして、画面対応付け装置101は、ステップS1703において特定したデータが表示される画面と、ステップS1704において選択したデータが表示される画面との間で、操作対象画面を所定回数以上連続して切り替えたか否かを判定する(ステップS1705)。
ここで、所定回数以上連続して切り替えた場合(ステップS1705:Yes)、画面対応付け装置101は、ステップS1703において特定したデータに、ステップS1704において選択したデータを対応付ける(ステップS1706)。そして、画面対応付け装置101は、ステップS1707の処理に移行する。
一方で、所定回数以上連続して切り替えていない場合(ステップS1705:No)、画面対応付け装置101は、未選択のデータがあるか否かを判定する(ステップS1707)。ここで、未選択のデータがある場合(ステップS1707:Yes)、画面対応付け装置101は、ステップS1704の処理に戻る。一方で、未選択のデータがない場合(ステップS1707:No)、画面対応付け装置101は、図18の処理に移行する。
図18において、画面対応付け装置101は、ステップS1703において特定したデータに対応付けられていないデータを選択する(ステップS1801)。次に、画面対応付け装置101は、ステップS1801において選択したデータが表示される画面を操作対象画面にした一区間分の期間が所定時間以上であるか否かを判定する(ステップS1802)。ここで、一区間分の期間とは、データが表示される画面を操作対象画面にした複数の期間のうちの、最長の期間であってもよいし。最短の期間であってもよい。
ここで、所定時間未満である場合(ステップS1802:No)、画面対応付け装置101は、ステップS1703において特定したデータに、ステップS1801において選択したデータを対応付ける(ステップS1803)。そして、画面対応付け装置101は、ステップS1804の処理に移行する。
一方で、所定時間以上である場合(ステップS1802:Yes)、画面対応付け装置101は、未選択のデータがあるか否かを判定する(ステップS1804)。ここで、未選択のデータがある場合(ステップS1804:Yes)、画面対応付け装置101は、ステップS1801の処理に戻る。
一方で、未選択のデータがない場合(ステップS1804:No)、画面対応付け装置101は、ログ情報のうちの最初のログが示す時点から最後のログが示す時点までの全体の時間を算出する(ステップS1805)。
次に、画面対応付け装置101は、ステップS1703において特定したデータに対応付けられていない各種データが表示された画面を操作対象にした時間を算出する(ステップS1806)。そして、画面対応付け装置101は、全体の時間から、ステップS1806において算出した時間を減算して、所定の作業にかかる作業時間を算出し(ステップS1807)、算出処理を終了する。これにより、画面対応付け装置101は、生産性の評価値を算出するために用いられる作業時間を算出することができる。
以上説明したように、画面対応付け装置101によれば、所定の作業により作成されるデータが表示される第1の画面を基点として、第1の画面と、別データが表示される第2の画面との間で、操作対象画面を連続して切り替えた回数を計数することができる。次に、画面対応付け装置101によれば、切り替えた回数が所定回数以上であると判定した場合、第1の画面の識別情報に、第2の画面の識別情報を対応付けることができる。これにより、画面対応付け装置101は、第1の画面と第2の画面との関連度合いを判定することができる。このため、画面対応付け装置101は、評価対象になる所定の作業によって作成されたデータとは異なる別データについても、評価対象になる所定の作業に関するデータであるか否かを判定することができる。結果として、画面対応付け装置101は、所定の作業に関するデータであると判定した場合、所定の作業に関するデータとして、別データの識別情報を対応付けておくことができる。
また、画面対応付け装置101によれば、所定回数未満であると判定した場合、操作対象画面を第1の画面から第2の画面に切り替えてから、当該第2の画面から第1の画面に切り替えるまでの期間が、所定時間以上であるか否かを判定することができる。次に、画面対応付け装置101によれば、所定時間未満であると判定した場合、第1の画面の識別情報に、第2の画面の識別情報を対応付けることができる。これにより、画面対応付け装置101は、第1の画面と第2の画面との関連度合いを判定することができる。このため、画面対応付け装置101は、評価対象になる所定の作業によって作成されたデータとは異なる別データについても、評価対象になる所定の作業に関するデータであるか否かを判定することができる。結果として、画面対応付け装置101は、所定の作業に関するデータであると判定した場合、所定の作業に関するデータとして、別データの識別情報を対応付けておくことができる。
また、画面対応付け装置101によれば、所定回数未満であると判定した場合、操作対象画面を第1の画面から第2の画面に切り替えてから、当該第2の画面から第1の画面に切り替えるまでの期間の累積期間が、所定時間以上であるか否かを判定することができる。次に、画面対応付け装置101によれば、所定時間未満であると判定した場合、第1の画面の識別情報に、第2の画面の識別情報を対応付けることができる。これにより、画面対応付け装置101は、第1の画面と第2の画面との関連度合いを判定することができる。このため、画面対応付け装置101は、評価対象になる所定の作業によって作成されたデータとは異なる別データについても、評価対象になる所定の作業に関するデータであるか否かを判定することができる。結果として、画面対応付け装置101は、所定の作業に関するデータであると判定した場合、所定の作業に関するデータとして、別データの識別情報を対応付けておくことができる。
また、画面対応付け装置101によれば、第1の画面を操作対象画面にした時間を算出し、第1の画面の識別情報に対応付けられた識別情報が示す画面を操作対象にした時間を算出することができる。次に、画面対応付け装置101によれば、算出した第1の画面を操作対象画面にした時間と、算出した第1の画面の識別情報に対応付けられた識別情報が示す画面を操作対象にした時間とに基づいて、所定の作業にかかる作業時間を算出することができる。これにより、画面対応付け装置101は、生産性の評価値を算出するために用いられる作業時間を算出することができる。
また、画面対応付け装置101によれば、総合時間を算出し、第1の画面および第1の画面の識別情報に対応付けられた識別情報が示す画面のいずれの画面とも異なる他の画面を操作対象にした時間を算出することができる。次に、画面対応付け装置101によれば、算出した総合時間と、算出した他の画面を操作対象にした時間とに基づいて、所定の作業にかかる作業時間を算出することができる。これにより、画面対応付け装置101は、生産性の評価値を算出するために用いられる作業時間を算出することができる。
また、画面対応付け装置101によれば、作業時間と作業の難易度とを用いて作業の生産性の評価値を表す関係情報に基づいて、所定の作業にかかる作業時間と所定の作業の難易度とから所定の作業の生産性の評価値を算出することができる。これにより、画面対応付け装置101は、評価値を含む生産性情報を利用者端末102に送信することができる。
なお、本実施の形態で説明した画面対応付け方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本画面対応付けプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また本画面対応付けプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータが、
操作対象画面の切り替えを含む操作ログに基づいて、あるデータの編集が行われる第1の画面を基点として、前記あるデータとは異なる別データが表示される第2の画面との間で、前記操作対象画面を連続して切り替えた回数が所定回数以上であるか否かを判定し、
前記切り替えた回数が前記所定回数以上であると判定した場合、前記第1の画面の識別情報に、前記第2の画面の識別情報を対応付ける、
処理を実行することを特徴とする画面対応づけ方法。
(付記2)前記コンピュータが、
前記所定回数未満であると判定した場合、前記操作対象画面の切り替えを含む操作ログに基づいて、前記操作対象画面を前記第1の画面から前記第2の画面に切り替えてから、当該第2の画面から前記第1の画面に切り替えるまでの期間が、所定時間以上であるか否かを判定し、
前記所定時間未満であると判定した場合、前記第1の画面の識別情報に、前記第2の画面の識別情報を対応付ける、
処理を実行することを特徴とする付記1に記載の画面対応付け方法。
(付記3)前記コンピュータが、
前記所定回数未満であると判定した場合、前記操作対象画面の切り替えを含む操作ログに基づいて、前記操作対象画面を前記第1の画面から前記第2の画面に切り替えてから、当該第2の画面から前記第1の画面に切り替えるまでの期間の累積期間が、所定時間以上であるか否かを判定し、
前記所定時間未満であると判定した場合、前記第1の画面の識別情報に、前記第2の画面の識別情報を対応付ける、
処理を実行することを特徴とする付記1に記載の画面対応付け方法。
(付記4)前記コンピュータが、
前記操作対象画面の切り替えを含む操作ログに基づいて、前記第1の画面を前記操作対象画面にした期間を算出し、
前記操作対象画面の切り替えを含む操作ログに基づいて、前記第1の画面の識別情報に対応付けられた識別情報が示す画面を前記操作対象画面にした期間を算出し、
算出した前記第1の画面を前記操作対象画面にした期間と、算出した前記第1の画面の識別情報に対応付けられた識別情報が示す画面を前記操作対象画面にした期間とに基づいて、前記あるデータの編集を行う作業にかかる作業時間を算出する、
処理を実行することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の画面対応付け方法。
(付記5)前記コンピュータが、
前記操作対象画面の切り替えを含む操作ログに基づいて、最初に発生した前記操作対象画面の切り替えの発生時点から最後に発生した前記操作対象画面の切り替えの発生時点までの総合期間を算出し、
前記操作対象画面の切り替えを含む操作ログに基づいて、前記第1の画面および前記第1の画面の識別情報に対応付けられた識別情報が示す画面のいずれの画面とも異なる他の画面を前記操作対象画面にした期間を算出し、
算出した前記総合期間と、算出した前記他の画面を前記操作対象画面にした期間とに基づいて、前記あるデータの編集を行う作業にかかる作業時間を算出する、
処理を実行することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の画面対応付け方法。
(付記6)前記コンピュータが、
作業時間とデータの編集を行う作業の難易度とを用いてデータの編集を行う作業の生産性の評価値を表す関係情報に基づいて、前記あるデータの編集にかかる作業時間と前記あるデータの編集を行う作業の難易度とから前記あるデータの編集を行う作業の生産性の評価値を算出する、
処理を実行することを特徴とする付記4または5に記載の画面対応付け方法。
(付記7)操作対象画面の切り替えを含む操作ログに基づいて、あるデータの編集が行われる第1の画面を基点として、前記あるデータとは異なる別データが表示される第2の画面との間で、前記操作対象画面を連続して切り替えた回数が所定回数以上であるか否かを判定する判定部と、
前記切り替えた回数が前記所定回数以上であると判定した場合、前記第1の画面の識別情報に、前記第2の画面の識別情報を対応付ける対応付け部と、
を有することを特徴とする画面対応付け装置。
(付記8)コンピュータに、
操作対象画面の切り替えを含む操作ログに基づいて、あるデータの編集が行われる第1の画面を基点として、前記あるデータとは異なる別データが表示される第2の画面との間で、前記操作対象画面を連続して切り替えた回数が所定回数以上であるか否かを判定し、
前記切り替えた回数が前記所定回数以上であると判定した場合、前記第1の画面の識別情報に、前記第2の画面の識別情報を対応付ける、
処理を実行させることを特徴とする画面対応付けプログラム。