JP2014229074A - ソフトウェアの開発支援装置、開発支援方法およびプログラム - Google Patents

ソフトウェアの開発支援装置、開発支援方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014229074A
JP2014229074A JP2013108218A JP2013108218A JP2014229074A JP 2014229074 A JP2014229074 A JP 2014229074A JP 2013108218 A JP2013108218 A JP 2013108218A JP 2013108218 A JP2013108218 A JP 2013108218A JP 2014229074 A JP2014229074 A JP 2014229074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
connection
cycle
name
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013108218A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5971193B2 (ja
Inventor
哲 長尾
Satoru Nagao
哲 長尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2013108218A priority Critical patent/JP5971193B2/ja
Publication of JP2014229074A publication Critical patent/JP2014229074A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5971193B2 publication Critical patent/JP5971193B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)

Abstract

【課題】演算周期に起因する動作エラーが生じる可能性のある機能ブロックおよび結線を容易に特定する。
【解決手段】このソフトウェアの開発支援装置は、複数の機能ブロックと、それらを結ぶ結線と、を有するブロック図と、機能ブロック毎に設定された演算周期と、に基づいてブロック図に対応するソースコードを出力手段に出力する。
そして、このソフトウェアの開発支援装置は、演算周期の短い機能ブロックである短周期ブロックから、短周期ブロックよりも演算周期の長い機能ブロックである長周期ブロックへ出力される信号の伝送を表す結線名と、短周期ブロックの機能ブロック名と、長周期ブロックの機能ブロック名と、を抽出する抽出手段を少なくとも有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ソフトウェアの開発支援装置、開発支援方法およびそのプログラムに係り、特にソフトウェアとして開発する機能ブロックの動作確認に関する。
自動車等の電子制御装置に組み込むソフトウェアの設計では、複数の機能ブロックをパソコン等の画面上で視覚的に組み合わせ、その情報を元に、ソフトウェアのソースコードを自動的に生成させる。
そして、自動生成されたソフトウェアを電子制御装置に組み込んで実機テストを行う。しかし、実機テストの段階で動作不良が生じると、ソフトウェアの設計から見直しをしなければならず、手戻り規模が大きくなってしまう。
特許文献1には、複数の機能ブロックが結線されてなるモジュールの動作を確認するためのソフトウェア開発支援システムおよびプログラムが提案されている。具体的には、演算シミュレーションの途中で、動作のチェックのために演算を停止する機能ブロックを追加することが提案されている。
特開2010−102362号公報
しかしながら、特許文献1に提案されたソフトウェア開発支援システムにおいては、演算シミュレーション途中における動作の異常は確認できても、異常の原因となる箇所を特定することは容易ではない。
特にユーザが任意に設定できる機能ブロック毎の演算周期に関し、演算周期の設定値と各機能ブロック間を結ぶ結線によっては、信号を入力する側の機能ブロックが、信号を出力する側の機能ブロックが送出した信号を正しく参照できず、正しい動作が行われない虞がある。近年、複雑な制御のため機能ブロック規模が大きくなりつつあり、上記問題が顕著になってきている。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、演算周期に起因する動作エラーが生じる可能性のある機能ブロックおよび結線を容易に特定することを目的とする。
ここに開示される発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲及びこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は、機能ブロック名が付与された複数の機能ブロックと、結線名が付与され、該機能ブロックを互いに結ぶ結線と、を有するブロック図が予め格納されたブロック図格納手段(120)と、機能ブロック毎の演算周期を利用者が入力するための入力手段(200)と、入力手段により入力された演算周期を機能ブロックに割り当てる割当手段(130)と、を備え、演算周期およびブロック図に基づいて、ブロック図に対応するソースコードを出力手段(300)に出力するソフトウェアの開発支援装置であって、少なくとも、演算周期の短い機能ブロックである短周期ブロックから、該短周期ブロックよりも演算周期の長い機能ブロックである長周期ブロックへ出力される信号の伝送を表す結線名と、短周期ブロックの機能ブロック名と、長周期ブロックの機能ブロック名と、を抽出する抽出手段(150)を有することを特徴としている。
これによれば、長周期ブロックが短周期ブロックの出力信号を参照しているような結線を抽出することができる。加えて、そのような結線がなされている長周期ブロックおよび短周期ブロックを抽出することができる。したがって、利用者は、該当のブロックおよび結線において、正しい動作が行われない可能性を、ソースコードを生成する前の段階で見つけ出すことができる。すなわち、実機テストで動作不良を確認する場合に較べて、手戻り規模を抑制することができる。
第1実施形態に係るソフトウェアの開発支援装置の概略構成を示す図である。 ブロック図の一例を示す図である。 ソフトウェアの開発支援方法を示すフローチャートである。 図3におけるステップS34の詳細を示すフローチャートである。 ブロック通番付与ステップにおいてメモリに保持されるテーブルの一例を示す図である。 入力用結線名抽出ステップにおいてメモリに保持されるテーブルの一例を示す図である。 出力用結線名抽出ステップにおいてメモリに保持されるテーブルの一例を示す図である。 出力部に出力されるテーブルの一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各図相互において、互いに同一もしくは均等である部分に、同一符号を付与する。
(第1実施形態)
最初に、図1を参照して、本実施形態に係るソフトウェアの開発支援装置10の概略構成について説明する。
本実施形態におけるソフトウェアの開発支援装置10は、自動ソースコード生成のためのモデル設計を支援するものである。モデル設計は、各種機能を有する機能ブロック同士を結線してなるブロック図を基に、演算の妥当性等を検証しつつ行われる。
ソフトウェアの開発支援装置10は、処理部100と、処理部100に必要な情報を入力する入力部200と、処理部100により処理された情報を外部に出力する出力部300と、を有する。処理部100は、いずれも周知のCPU、ROM・RAMなどのメモリ、I/Oおよびこれらを接続するバスによって構成され、与えられた命令を実行する部分である。また、入力部200は、例えばキーボードやマウスといった入力デバイスであり、出力部300は、例えばディスプレイやプリンタといった出力デバイスである。すなわち、ソフトウェアの開発支援装置10は一般的に用いられるパーソナルコンピュータおよびそれに準じる装置により構成することができる。
処理部100は、複数の機能ブロックが格納された機能ブロックデータベース110(以下、機能ブロックDBと示す)と、使用者が任意に選択した機能ブロック同士を結線して作成したブロック図が格納されたブロック図データベース120(以下、ブロック図DBと示す)と、を有する。また、処理部100は、ブロック図データベース120に格納されたブロック図を構成する各機能ブロックに演算周期を設定する割当部130を有する。演算周期は入力部200を介して利用者が入力する。処理部100は、演算周期が設定された各機能ブロックにより構成されたブロック図を基に、演算シミュレーションを実施するための演算シミュレーション部140を有する。演算シミュレーションとは、利用者が作成したブロック図において、入力に対して出力が意図した通りになっているか否かをシミュレートする一般的なものであり、必ずしも、演算周期を考慮した信号の参照抜け等を忠実にシミュレートできるものとは限らない。
上記構成に加えて、本実施形態の処理部100は抽出部150を有する。ところで、演算周期の異なる少なくとも2つの機能ブロック同士が結線されたブロック図において、演算周期の短い短周期ブロックから、この短周期ブロックよりも演算周期の長い長周期ブロックへ信号が伝送されるような結線が存在する場合がある。このような結線がされていると、長周期ブロックは、短周期ブロックが出力した信号を正しく参照できず、正しい動作が行われない虞がある。抽出部150は、このような結線がされた機能ブロックの機能ブロック名および結線の結線名を抽出する。
本実施形態における抽出部150は、ブロック図を構成するN個の機能ブロックについて、演算周期の短い順に自然数(1〜n)の通番(以下、ブロック通番と示す)を付与するブロック通番付与部152を有する。また、機能ブロック毎に、入力に用いられる入力用結線の結線名を抽出する入力用結線名抽出部154と、出力に用いられる出力用結線の結線名を抽出する出力用結線名抽出部156と、を有する。さらに、ブロック通番m(2≦m≦n)に該当する機能ブロックにおける入力用結線の結線名と一致する結線名が、ブロック通番1〜(m−1)に該当する機能ブロックにおける出力用結線に存在するか否かを検索する検索部158を有する。
上記したように、このソフトウェアの開発支援装置10は、主に電子式汎用計算機として構成され、いずれも周知のCPU、ROM・RAMなどのメモリ、I/O、およびこれらを接続するバスによって構成される。そして、ソフトウェアの開発支援装置10は、メモリに記憶されたプログラムを実行することで、各処理(割当部130、抽出部150、演算シミュレーション部140に割り当てられた処理)を実行する。
なお、ブロック図DB120、割当部130、抽出部150、入力部200、出力部300は、それぞれ、特許請求の範囲における、ブロック図格納手段、割当手段、抽出手段、入力手段、出力手段に相当する。また、抽出部150を構成する、ブロック通番付与部152、入力用結線名抽出部154、出力用結線名抽出部156、検索部158は、それぞれ、特許請求の範囲における、ブロック通番付与手段、入力用結線名抽出手段、出力用結線名抽出手段、検索手段に相当する。
次に、図2に示す具体的なブロック図の例、および図3〜図8を参照して、ソフトウェアの開発支援装置10の動作について説明する。すなわち、ソフトウェアの開発支援方法について説明する。なお、特許請求の範囲に記載の、ソフトウェアの開発支援プログラム、とは、以下に記載するソフトウェアの開発支援方法をコンピュータに実行させるプログラムである。
まず、図2を参照して、動作の説明の例とするブロック図の構成について説明する。
図2に示すブロック図は、N個の機能ブロックから成る。それぞれの機能ブロック名は、α,β,・・・,ζである。各機能ブロックには、利用者が設定した演算周期が割当部130により割り当てられる。図2に示す例では、機能ブロックα、β、ζにそれぞれ演算周期K2、K1、Knが与えられる。また、機能ブロックα、β、ζを除く他の機能ブロックにもそれぞれ演算周期(K3〜K(n−1))が与えられるが、この例では省略する。そして、この例では、演算周期の大小関係がK1<K2<・・・<Knである。
機能ブロックαは、入力用結線として結線Eおよび結線Fが結線され、出力用結線として結線D、結線Gおよび結線Hが結線される。
機能ブロックβは、入力用結線として結線A、結線B、結線Cおよび結線Dが結線され、出力用結線として結線Eが結線される。すなわち、結線Dおよび結線Eは機能ブロックαと機能ブロックβとを結ぶ結線である。より詳しくは、結線Dは機能ブロックαにとっての出力用結線であり、且つ、機能ブロックβにとっての入力用結線である。また、結線Eは機能ブロックαにとっての入力用結線であり、且つ、機能ブロックβにとっての出力用結線である。
機能ブロックζは、入力用結線として結線H、結線Iおよび結線Jが結線され、出力用結線として結線Kおよび結線Lが結線される。すなわち、結線Hは機能ブロックαと機能ブロックζとを結ぶ結線である。より詳しくは、結線Hは機能ブロックαにとっての出力用結線であり、且つ、機能ブロックζにとっての入力用結線である。
次いで、図3および図4のフローチャート、ならびに、図5〜図8を参照して、ソフトウェアの開発支援装置10の動作について順を追って説明する。
最初に、図3に示すように、入力ステップS10を実施する。図2に示すブロック図に対して、利用者が、演算周期を機能ブロック毎に設定する。具体的には、利用者が、各機能ブロックに対応する演算周期を、入力部200を介して処理部100に入力する。
次に、割当ステップS20を実施する。このステップでは、割当部130が、入力ステップS1において入力された演算周期の情報を各機能ブロックに割り当てる。
次に、抽出ステップS30を実施する。本実施形態における抽出ステップS30は、ブロック通番付与ステップS31と、入力用結線名抽出ステップS32と、出力用結線名抽出ステップS33と、検索ステップS34と、を有する。以下、順を追って説明する。
ブロック通番付与ステップS31は、演算周期の小さい順に、各機能ブロックにブロック通番を付与するステップである。このステップS31では、ブロック通番付与部152が、K1<K2<・・・<Knの順になるように、各機能ブロックを昇順ソートし、ブロック通番として、順に1〜nを付与する。そして、ブロック通番付与部152は、図5に示すテーブルをメモリに保持する。なお、図5に示すテーブルは、付与されたブロック通番、ブロック通番に対応する機能ブロックおよび演算周期が一覧化されたテーブルである。
ブロック通番付与ステップS31の後、入力用結線名抽出ステップS32および出力用結線名抽出ステップS33を実施する。なお、この2つのステップS32,S33の実施順は任意である。
入力用結線名抽出ステップS32では、入力用結線名抽出部154が、図6に示すように、各機能ブロックの入力用結線の結線名のみを一覧にした入力用結線テーブルを生成する。なお、入力用結線テーブルにおいては、機能ブロック毎の結線名にも結線通番iが付与される。例えば、ブロック通番が1とされた機能ブロック(機能ブロックβ)では、図6に示すように、結線Aに結線通番i=1が付与され、結線Bには結線通番i=2が付与され、結線Cには結線通番i=3が付与され、結線Dには結線通番i=4が付与される。さらに、この機能ブロックβにおいて、すべての結線に結線通番が付与された後、最後の結線通番の直後の結線通番には結線名として「Null」が割り当てられる(i=iNull)。なお、図4に示すフローチャートにおいて、例えば、入力用結線テーブルのm行目かつi列目のセルに割り当てられた結線名をXmiと示す。
出力用結線名抽出ステップS33では、出力用結線名抽出部156が、図7に示すように、各機能ブロックの出力用結線の結線名のみを一覧にした出力用結線テーブルを生成する。図6に示す入力用結線テーブルと同様、機能ブロック毎の結線名にも結線通番oが付与される。なお、図4に示すフローチャートにおいて、例えば、出力用結線テーブルのm行目かつo列目のセルに割り当てられた結線名をYmoと示す。
検索ステップS34は、入力用結線名抽出ステップS32および出力用結線名抽出ステップS33の後に実施される。検索ステップS34は、2≦m≦nを満たすブロック通番mが付与された機能ブロックの入力用結線と同じ結線が、ブロック通番1〜ブロック通番(m−1)が付与された機能ブロックの出力用結線として存在するか否かを検索するステップである。
そして、最後に出力ステップS40を実施する。このステップでは、抽出ステップS30により抽出された結果を出力部300に出力する。
図4のフローチャート、図6および図7を用いて検索ステップS34について具体的に説明する。
まず、ステップS34aを実施する。ステップS34aは、検索を開始する最初の機能ブロックを設定するステップであり、図4に示すように、ブロック通番m=2の機能ブロック(本実施形態では機能ブロックα)が検索開始の最初の機能ブロックとされる。なお、ブロック通番m=1の機能ブロック(機能ブロックβ)は演算周期がもっとも短いため、他のどの機能ブロックからの出力信号も参照することができる。このため、このステップS34aでは、ブロック通番m=2の機能ブロックを検索開始の最初の機能ブロックとしている。
次に、ステップS34bを実施する。ステップS34bは、2≦m≦nを満たすすべての機能ブロックについて検索が終了しているか否かを判定するステップである。すべての機能ブロックの検索が終了していれば(No判定)、検索ステップS34を終了する。すべての機能ブロックの検索が終了していなければ(Yes判定)、ステップS34cに進む。本説明においては、この段階で、ステップS34aで規定された機能ブロックα(m=2)が検索の対象となっている。このため、すべての機能ブロックの検索は終了しておらず、Yes判定となるので、ステップS34cに進む。
次に、ステップS34cを実施する。ステップS34cは、検索を開始する最初の結線通番iを設定するステップであり、図4に示すように、結線通番i=1の入力用結線(X21:本実施形態では、図6に示すように、結線E)が検索開始の最初の結線とされる。
次に、ステップS34dを実施する。ステップS34dは、検索の対象とされた機能ブロック、すなわち現段階での機能ブロックα、のすべての入力用結線について、検索が終了しているか否かを判定するステップである。すべての入力用結線(機能ブロックαであればi=1〜2の2つの結線)の検索が終了していれば(No判定)、ステップS34hを経由して次のブロック通番の機能ブロック(m=3)の検索に移行する。すなわち、次のブロック通番の機能ブロックについてのステップ34bに進む。ステップS34hは、検索対象の機能ブロックのブロック通番を1つ進めるステップである。一方、すべての機能ブロックの検索が終了していなければ(Yes判定)、ステップS34eに進む。本説明においては、この段階で、ステップS34aおよびステップS34dで規定された入力用結線(X21:結線E)が検索の対象となっている。このため、すべての入力用結線の検索は終了しておらず、Yse判定となるので、ステップS34eに進む。
次に、ステップS34eを実施する。ステップS34eは、検索の対象となっている入力用結線と一致する出力用結線が、ブロック通番w(1≦w≦m−1)が付与された機能ブロックの出力用結線のなかに存在するか否かを判定するステップである。この段階では、検索の対象となっている入力用結線はX21、すなわち結線Eである。そして、図7に示すように、一致の確認が行われる出力用結線はY1oであるが、ブロック通番m=1の機能ブロックβにおける対象の結線はY11のみである。Y11は結線Eであり、X21=Y11であるから、図4におけるステップS34eはYes判定となる。すなわち、ステップS34fに進む。
次に、ステップS34fを実施する。ステップS34fは、ステップS34eの条件式Xmi=Ywo(m≧2,1≦w≦m−1)を満たす結線の結線名と、その結線が結ぶ機能ブロック、すなわち、特許請求の範囲に記載の短周期ブロックおよび長周期ブロックの機能ブロック名を、処理部100が備えるメモリに格納するステップである。この段階では、結線Eが上記条件式を満たすため、結線E、結線Eが接続された短周期側の機能ブロックβおよび長周期側の機能ブロックα、の結線名および機能ブロック名が関連付けられてメモリに保持される。
次に、ステップS34gを実施する。ステップS34gは、検索の対象となっている入力用結線の結線通番iを1つ進めるステップである。この例では、X21に次いでX22が検索の対象となる。図6に示すように、X22は結線Fである。
次に、再びステップS34dを実施する。ブロック通番m=2の結線通番i=2は結線FであってNullではないから、i<inullを満たす。すなわち、ステップS34dはYes判定であり、ステップS34eに進む。
次に、再びステップS34eを実施する。この段階では、検索の対象となっている入力用結線はX22、すなわち結線Fである。そして、図7に示すように、一致の確認が行われる出力用結線はY1oであるが、ブロック通番m=1の機能ブロックβにおける対象の結線はY11のみである。Y11は結線Eであり、X21≠Y11であるから、図4におけるステップS34eはNo判定となる。したがって、図4に示すように、ステップS34gを経て再びステップS34dに進む。
この段階で、検索対象の入力用結線はX23となっている。X23はNullであるからi<inullを満たさない。すなわち、ステップS34dはNo判定であり、ステップS34hを経由して次のブロック通番の機能ブロック(m=3)の検索に移行する。
そして、図4に示すように、再びステップS34bを実施する。本実施形態において例示するブロック図は少なくとも3つの機能ブロックα,β,ζを有する。このため、m=3であるこの段階においては、m≦nを満たす。したがって、ステップS34cに進む。ステップS34cを経由した段階で、検索の対象となる入力用結線はX31となる。
そして、上記した要領でステップS34b〜ステップS34hを繰り返す。ブロック通番3〜ブロック通番nに係る各機能ブロックの入力用結線についても、上記したステップを踏んでXmi=Ywo(m≧2,1≦w≦m−1)を満たす結線の結線名と、その結線が結ぶ機能ブロック、すなわち、特許請求の範囲に記載の短周期ブロックおよび長周期ブロックの機能ブロック名を抽出する。なお、本実施形態では、Xn1=Y23であり、該当する結線H、結線Hが接続された短周期側の機能ブロックαおよび長周期側の機能ブロックζ、の結線名および機能ブロック名が関連付けられてメモリに保持される。
入力用結線Xn3(結線J)の検索を終了すると、ステップS34gを経由してステップS34dに進む。この段階でXn4=Nullであるから、ステップS34dはNo判定となる。そして、ステップ34hを経由してステップS34bに進む。本実施形態における機能ブロックはN個であり、ブロック通番はnまでであるから、m≦nを満たさない。したがって、ステップS34bはNo判定となる。そして、本実施形態に係るソフトウェアの開発支援装置10は、図4に示すように、検索ステップS34を終了し、出力ステップS40に進む。
出力ステップS40では、例えば、図8に示すように、ステップS34fにおいてメモリに格納した情報を出力部300に出力する。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
上記した実施形態では、処理部100に抽出部150と演算シミュレーション部140と、を両方含む例を示したが、それぞれが独立であってもよい。
また、上記した実施形態では、抽出ステップS30において、各機能ブロックにブロック通番を付与し、図6および図7に示すようなテーブルに分けて、該当の結線および機能ブロックを抽出する例を示した。しかしながら、これは一例であって、少なくとも、演算周期の短い短周期ブロックから、演算周期の長い長周期ブロックへ出力される信号の伝送を表す結線名と、短周期ブロック名と、長周期ブロック名と、を抽出する抽出手段を有する構成であれば同様の効果を奏することができる。
10・・・ソフトウェアの開発支援装置
100・・・処理部
110・・・機能ブロックデータベース
120・・・ブロック図データベース
130・・・割当部
140・・・演算シミュレーション部
150・・・抽出部
200・・・入力部
300・・・出力部

Claims (6)

  1. 機能ブロック名が付与された複数の機能ブロックと、結線名が付与され、該機能ブロックを互いに結ぶ結線と、を有するブロック図が予め格納されたブロック図格納手段(120)と、
    前記機能ブロック毎の演算周期を利用者が入力するための入力手段(200)と、
    前記入力手段により入力された前記演算周期を前記機能ブロックに割り当てる割当手段(130)と、を備え、
    前記演算周期および前記ブロック図に基づいて、前記ブロック図に対応するソースコードを出力手段(300)に出力するソフトウェアの開発支援装置であって、
    少なくとも、前記演算周期の短い前記機能ブロックである短周期ブロックから、該短周期ブロックよりも前記演算周期の長い前記機能ブロックである長周期ブロックへ出力される信号の伝送を表す前記結線名と、前記短周期ブロックの前記機能ブロック名と、前記長周期ブロックの前記機能ブロック名と、を抽出する抽出手段(150)を有することを特徴とする、ソフトウェアの開発支援装置。
  2. N個(N≧2)の前記機能ブロックが用いられる前記ブロック図に対して、
    前記抽出手段は、
    前記割当手段により前記演算周期が割り当てられた前記機能ブロックを、前記演算周期の短い順に1〜n(n=N)のブロック通番を付与するブロック通番付与手段(152)と、
    前記機能ブロック毎に、入力に用いられる入力用結線の前記結線名を抽出する入力用結線名抽出手段(154)と、
    前記機能ブロック毎に、出力に用いられる出力用結線の前記結線名を抽出する出力用結線名抽出手段(156)と、
    ブロック通番m(2≦m≦n)に該当する前記機能ブロックにおける前記入力用結線の前記結線名と一致する前記結線名が、ブロック通番1〜(m−1)に該当する前記機能ブロックにおける前記出力用結線に存在するか否かを検索する検索手段(158)と、を有することを特徴とする請求項1に記載の、ソフトウェアの開発支援装置。
  3. 機能ブロック名が付与された複数の機能ブロックと、結線名が付与され、該機能ブロックを互いに結ぶ結線と、を有するブロック図において、利用者が入力手段を介して前記機能ブロック毎に演算周期を入力する入力ステップ(S10)と、
    割当手段が、前記入力ステップにおいて入力された前記演算周期を前記機能ブロックに割り当てる割当ステップ(S20)と、
    抽出手段が、少なくとも、前記演算周期の短い前記機能ブロックである短周期ブロックから、該短周期ブロックよりも前記演算周期の長い前記機能ブロックである長周期ブロックへ出力される信号の伝送を表す前記結線名と、前記短周期ブロックの前記機能ブロック名と、前記長周期ブロックの前記機能ブロック名と、を抽出する抽出ステップ(S30)と、を備えることを特徴とする、ソフトウェアの開発支援方法。
  4. N個(N≧2)の前記機能ブロックが用いられる前記ブロック図に対して、
    前記抽出ステップは、
    ブロック通番付与手段が、前記割当手段により前記演算周期が割り当てられた前記機能ブロックを、前記演算周期の短い順に1〜n(n=N)のブロック通番を付与するブロック通番付与ステップ(S31)と、
    入力用結線名抽出手段が、前記機能ブロック毎に、入力に用いられる入力用結線の前記結線名を抽出する入力用結線名抽出ステップ(S32)と、
    出力テーブル生成手段が、前記機能ブロック毎に、出力に用いられる出力用結線の前記結線名を抽出する出力用結線名抽出ステップ(S33)と、
    検索手段が、ブロック通番m(2≦m≦n)に該当する前記機能ブロックにおける前記入力用結線の前記結線名と一致する前記結線名が、ブロック通番1〜(m−1)に該当する前記機能ブロックにおける前記出力用結線に存在するか否かを検索する検索ステップ(S34)と、を有することを特徴とする請求項3に記載の、ソフトウェアの開発支援方法。
  5. 機能ブロック名が付与された複数の機能ブロックと、結線名が付与され、該機能ブロックを互いに結ぶ結線と、を有するブロック図に基づいて、前記ブロック図に対応するソースコードを生成するソフトウェアの開発支援プログラムであって、
    割当手段が、利用者により入力された演算周期を前記機能ブロックに割り当てる割当ステップ(S20)と、
    抽出手段が、少なくとも、前記演算周期の短い前記機能ブロックである短周期ブロックから、該短周期ブロックよりも前記演算周期の長い前記機能ブロックである長周期ブロックへ出力される信号の伝送を表す前記結線名と、前記短周期ブロックの前記機能ブロック名と、前記長周期ブロックの前記機能ブロック名と、を抽出する抽出ステップ(S30)と、をコンピュータに実行させる、ソフトウェアの開発支援プログラム。
  6. N個(N≧2)の前記機能ブロックが用いられる前記ブロック図に対して、
    前記抽出ステップは、
    ブロック通番付与手段が、前記割当手段により前記演算周期が割り当てられた前記機能ブロックを、前記演算周期の短い順に1〜n(n=N)のブロック通番を付与するブロック通番付与ステップ(S31)と、
    入力用結線名抽出手段が、前記機能ブロック毎に、入力に用いられる入力用結線の前記結線名を抽出する入力用結線名抽出ステップ(S32)と、
    出力テーブル生成手段が、前記機能ブロック毎に、出力に用いられる出力用結線の前記結線名を抽出する出力用結線名抽出ステップ(S33)と、
    検索手段が、ブロック通番m(2≦m≦n)に該当する前記機能ブロックにおける前記入力用結線の前記結線名と一致する前記結線名が、ブロック通番1〜(m−1)に該当する前記機能ブロックにおける前記出力用結線に存在するか否かを検索する検索ステップ(S34)と、を有することを特徴とする請求項5に記載のソフトウェアの開発支援プログラム。
JP2013108218A 2013-05-22 2013-05-22 ソフトウェアの開発支援装置、開発支援方法およびプログラム Active JP5971193B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013108218A JP5971193B2 (ja) 2013-05-22 2013-05-22 ソフトウェアの開発支援装置、開発支援方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013108218A JP5971193B2 (ja) 2013-05-22 2013-05-22 ソフトウェアの開発支援装置、開発支援方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014229074A true JP2014229074A (ja) 2014-12-08
JP5971193B2 JP5971193B2 (ja) 2016-08-17

Family

ID=52128868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013108218A Active JP5971193B2 (ja) 2013-05-22 2013-05-22 ソフトウェアの開発支援装置、開発支援方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5971193B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08150654A (ja) * 1994-11-28 1996-06-11 Sekisui Chem Co Ltd 押出し成形機の押出し量演算装置
US20050034106A1 (en) * 2003-08-07 2005-02-10 National Instruments Corporation Visualization tool for viewing timing information for a graphical program
JP2008090696A (ja) * 2006-10-04 2008-04-17 Nissan Motor Co Ltd プログラム解析装置及びプログラム解析方法
JP2010102362A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Meidensha Corp ソフトウェアの開発支援システム、開発支援方法およびプログラム
JP2010111228A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Toyota Motor Corp ブレーキ制御装置
JP2010211284A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Toyota Motor Corp データ処理装置
WO2011027393A1 (ja) * 2009-09-02 2011-03-10 トヨタ自動車株式会社 ブレーキ制御装置
JP2013254371A (ja) * 2012-06-07 2013-12-19 Toyota Motor Corp ソフトウェア開発支援装置、ソフトウェア開発支援方法及びソフトウェア開発支援プログラム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08150654A (ja) * 1994-11-28 1996-06-11 Sekisui Chem Co Ltd 押出し成形機の押出し量演算装置
US20050034106A1 (en) * 2003-08-07 2005-02-10 National Instruments Corporation Visualization tool for viewing timing information for a graphical program
JP2008090696A (ja) * 2006-10-04 2008-04-17 Nissan Motor Co Ltd プログラム解析装置及びプログラム解析方法
JP2010102362A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Meidensha Corp ソフトウェアの開発支援システム、開発支援方法およびプログラム
JP2010111228A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Toyota Motor Corp ブレーキ制御装置
JP2010211284A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Toyota Motor Corp データ処理装置
WO2011027393A1 (ja) * 2009-09-02 2011-03-10 トヨタ自動車株式会社 ブレーキ制御装置
JP2013254371A (ja) * 2012-06-07 2013-12-19 Toyota Motor Corp ソフトウェア開発支援装置、ソフトウェア開発支援方法及びソフトウェア開発支援プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5971193B2 (ja) 2016-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106776349B (zh) 一种接口检测流程的设置方法和系统
JP5350428B2 (ja) 自動プログラム生成装置、方法及びコンピュータプログラム
JP2008547128A5 (ja)
JP2016207166A5 (ja)
CN103597469A (zh) 集成开发环境中的实况浏览器工具
JP6310527B1 (ja) オブジェクト分析装置、オブジェクト分析方法、及びプログラム
JP5937245B1 (ja) 運用手順評価装置および運用手順評価プログラム
JP4791990B2 (ja) プラントモデル開発システム
JP5316485B2 (ja) ソフトウェア開発支援装置、ソフトウェア開発支援方法およびソフトウェア開発支援プログラム
JP2011191985A (ja) シンボリック実行支援プログラム、方法及び装置
JP5971193B2 (ja) ソフトウェアの開発支援装置、開発支援方法およびプログラム
JP5948896B2 (ja) 作業内容生成装置、作業フロー生成装置、作業内容生成方法、作業フロー生成方法、作業内容生成プログラム、及び作業フロー生成プログラム
JP2007249826A (ja) テスト項目生成装置
JP6169302B2 (ja) 仕様構成装置および方法
JP2008102831A (ja) 情報提供装置、プログラム及び情報提供方法
JP6451417B2 (ja) デバッグ支援装置、デバッグ支援システム、デバッグ支援方法、および、デバッグ支援プログラム
JP6433468B2 (ja) プログラム作成支援方法
CN115827115A (zh) 微信小程序的h5页面跳转方法、装置、设备及存储介质
JP6665576B2 (ja) 支援装置、支援方法及びプログラム
JP2009211622A (ja) 契約定義関数検証装置、その方法及びそのプログラム
JP6157166B2 (ja) 部品生成システムおよび方法ならびにプログラム
US8694293B2 (en) Simulation support method, computer-readable storage medium storing simulation support program, and simulation support apparatus
JPWO2012049816A1 (ja) モデル検査装置、方法及びプログラム
CN112527278A (zh) 智能表单生成及发布方法、装置、终端及存储介质
JP5600826B1 (ja) 非構造化データ処理システム、非構造化データ処理方法およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150828

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160614

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160627

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5971193

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250