以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明を省略する場合がある。
<実施の形態1>
以下、本発明の実施の形態1について、図1〜図7を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る検索システム1000を示す全体構成図である。図1を参照して、検索システム1000は、アンテナ4と、表示装置50と、映像コンテンツ受信機100と、コンテンツ処理端末200と、検索装置300とを含む。検索システム1000は、詳細は後述するが、検索装置300を利用した処理を行う。
なお、検索システム1000は、検索装置300を含まない構成であってもよい。
映像コンテンツ受信機100は、例えば、STBである。表示装置50は、例えば、テレビジョン受像機等である。表示装置50は、図示しない、スピーカーを備える。映像コンテンツ受信機100は、AVケーブルにより、表示装置50と接続されている。当該AVケーブルは、例えば、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)規格に準拠したケーブルである。映像コンテンツ受信機100は、詳細は後述するが、表示装置50を制御する。
コンテンツ処理端末200は、詳細は後述するが、視聴者(ユーザ)が可搬可能な、可搬型の端末である。コンテンツ処理端末200は、例えば、タブレット端末、スマートフォン等である。
映像コンテンツ受信機100は、コンテンツ選択部40と無線通信を行う。映像コンテンツ受信機100は、コンテンツ選択部40から受信する制御信号により、制御される。
コンテンツ選択部40は、例えば、リモコン(Remote Controller)である。コンテンツ選択部40には、複数のキーが設けられる。例えば、コンテンツ選択部40には、アップキー、ダウンキー、数字キー等が設けられる。アップキーは、例えば、映像コンテンツのチャンネル番号をインクリメントさせるためのキーである。ダウンキーは、例えば、映像コンテンツのチャンネル番号をデクリメントさせるためのキーである。数字キーは、例えば、映像コンテンツを特定するための番号を入力するためのキーである。以下においては、視聴者による、コンテンツ選択部40のキーの操作を、操作RMともいう。
映像コンテンツ受信機100は、インターネット30を介して、検索装置300と通信する。
映像コンテンツ受信機100は、制御部105と、通信部106と、表示制御部110とを備える。
通信部106は、無線通信を行う機能を有する。当該無線通信は、例えば、ワイヤレスHDMI規格に準拠した通信である。通信部106は、コンテンツ処理端末200と通信する。
制御部105は、映像コンテンツ受信機100内の各部を制御する。表示制御部110は、詳細は後述するが、映像コンテンツを受信し、表示装置50が該映像コンテンツを表示するように、表示装置50を制御する。すなわち、映像コンテンツ受信機100は、映像コンテンツを受信し、受信した該映像コンテンツを表示装置50に表示させる。当該映像コンテンツは、AV(Audio Visual)データ、または、AVデータに基づく映像である。
表示制御部110は、映像コンテンツ選択部102と、復号部103と、表示処理部104とを含む。
映像コンテンツ選択部102は、図示しない放送局から放送波により配信される映像コンテンツを、アンテナ4を介して受信する。当該放送波は、例えば、地上放送波、衛星放送波等である。
また、映像コンテンツ選択部102は、さらに、例えば、IP放送を行う放送局(図示せず)から、インターネット30を介して、配信される映像コンテンツを受信する。すなわち、映像コンテンツ選択部102は、映像コンテンツ受信機100の外部から、複数の映像コンテンツを受信する。
なお、映像コンテンツ選択部102が受信する各映像コンテンツは、符号化映像データおよび符号化音声データを含む。符号化映像データは、符号化(圧縮)された映像データ(信号)である。符号化音声データは、符号化(圧縮)された音声データ(信号)である。すなわち、映像コンテンツ選択部102が受信する映像コンテンツは、符号化(圧縮)されている。
以下においては、放送波により配信される映像コンテンツを、放送映像コンテンツともいう。以下においては、インターネット30経由で配信される映像コンテンツを、IP映像コンテンツともいう。
以下においては、映像コンテンツ選択部102が受信する複数の映像コンテンツのうち、視聴者による操作RMにより選択された映像コンテンツを、選択映像コンテンツともいう。
ここで、視聴者が、コンテンツ選択部40を利用して、選択映像コンテンツを選択するための操作RMを行ったとする。選択映像コンテンツは、例えば、放送映像コンテンツおよびIP映像コンテンツのいずれかである。
この場合、コンテンツ選択部40は、選択映像コンテンツを特定するコンテンツ選択情報を、制御部105へ送信する。制御部105は、受信したコンテンツ選択情報を、映像コンテンツ選択部102へ送信する。
映像コンテンツ選択部102は、受信したコンテンツ選択情報が特定する選択映像コンテンツに含まれる符号化映像データおよび符号化音声データを抽出し、当該符号化映像データおよび符号化音声データを、復号部103へ送信する。
復号部103は、符号化映像データおよび符号化音声データを復号することにより、映像データおよび音声データを取得する。そして、復号部103は、取得した映像データおよび音声データから構成されるAVデータを、通信部106および表示処理部104へ送信する。
なお、映像コンテンツ選択部102は、符号化(圧縮)されていない映像コンテンツを受信する構成(以下、変形構成Aともいう)としてもよい。以下においては、圧縮されていない映像コンテンツを、非圧縮映像コンテンツともいう。非圧縮映像コンテンツは、映像データおよび音声データを含む。
変形構成Aでは、表示制御部110は、例えば、復号部103を含まない。また、変形構成Aでは、映像コンテンツ選択部102は、選択映像コンテンツ(非圧縮映像コンテンツ)を、AVデータとして、通信部106および表示処理部104へ送信する。
表示処理部104は、受信したAVデータに含まれる映像データに基づく映像を表示装置50が表示するように、表示装置50を制御する。すなわち、表示処理部104は、映像コンテンツ選択部102が受信した映像コンテンツを表示装置50が表示するように、表示装置50を制御する表示制御処理を行う。当該表示制御処理とは、例えば、フォーマット変換処理、D/A(Digital to Analog)変換処理等の処理である。当該フォーマット変換処理は、例えば、映像データをHDMI規格に準拠したフォーマットに変換する処理である。以上の処理により、表示装置50は、映像コンテンツ(映像データに基づく映像)を表示する。
また、表示処理部104は、受信したAVデータに含まれる音声データに基づく音声を、表示装置50のスピーカーが出力するように、表示装置50を制御する。
通信部106は、受信したAVデータを、コンテンツ処理端末200へ送信する。なお、通信部106は、AVデータを送信する際、必要に応じて、例えば、フォーマット変換処理N等を行う。フォーマット変換処理Nは、例えば、AVデータを、HDMI規格に準拠したフォーマットに変換する処理である。
次に、コンテンツ処理端末200について説明する。詳細は後述するが、コンテンツ処理端末200は、映像コンテンツ受信機100を介して、検索装置300と通信する。コンテンツ処理端末200は、制御部213と、表示部212と、通信部211と、操作部220とを備える。
制御部213は、コンテンツ処理端末200内の各部を制御する機能を有する。
表示部212は、文字、映像(映像コンテンツ)等を表示する機能を有する。表示部212には、文字、画像(映像)等を表示する画面が設けられる。表示部212は、例えば、LCDパネル(Liquid Crystal Display Panel)を使用した装置である。なお、表示部212は、上記以外の表示方式のパネルを使用した装置であってもよい。
また、表示部212は、視聴者が画面に直接触れることにより、情報入力可能なタッチパネル機能を有する。表示部212は、例えば、表示装置と位置入力装置とを組み合わせた複数の電子部品を含む。
表示部212は、視聴者が画面にタッチした位置を示す位置情報を、制御部213へ送信する。制御部213は、受信した位置情報に基づいて、所定の処理を行なう。すなわち、表示部212は、視聴者がコンテンツ処理端末200を操作するためのインターフェースである。
通信部211は、通信部106と同様な無線通信を行う機能を有する。通信部211は、映像コンテンツ受信機100と通信を行う。通信部211は、映像コンテンツ受信機100から送信されたAVデータ(映像コンテンツ)を受信した場合、当該AVデータを、表示部212へ送信する。
表示部212は、AVデータを受信した場合、当該AVデータに基づく映像(映像コンテンツ)を表示する。これにより、映像コンテンツ選択部102が受信した映像コンテンツは、表示装置50と、コンテンツ処理端末200の表示部212とにおいて表示される。すなわち、表示装置50および表示部212の各々には、同一の映像コンテンツが表示される。
操作部220は、ボタン214,215,216を含む。ボタン214は、押下されることにより、表示部212に表示されている画像をキャプチャする処理を行うためのキャプチャボタンである。ボタン215は、押下されることにより、後述の検索の処理を行うための検索ボタンである。ボタン216は、押下されることにより、表示部212に表示されている最新の画像の直前に表示部212が表示していた画像を、表示部212に表示させるための画像である。すなわち、ボタン216は、直前の画像に戻るための戻るボタンである。
以下においては、視聴者による、操作部220の操作、または、表示部212の画面に対するタッチ操作を、操作UMともいう。
次に、検索装置300について説明する。検索装置300は、検索エンジン31と、データベース32とを含む。データベース32は、複数種類の画像の各々に関連する複数の関連情報を示す。具体的には、データベース32は、複数の画像と、当該複数の画像の各々に関連する関連情報とを含む。
以下においては、データベース32に含まれる画像を、検索用画像ともいう。検索用画像は、例えば、ジャンルがドラマである映像コンテンツに登場する人物の顔の画像である。なお、各検索用画像と、当該検索用画像に関連する関連情報とは、予め関連付けられている。検索用画像が、例えば、人物の画像である場合、当該検索用画像に関連する関連情報は、当該人物のプロフィール等を示す情報である。
検索エンジン31は、詳細は後述するが、データベース32から関連情報を検索する。
次に、本実施の形態における、情報を検索する処理(以下、情報検索処理Nともいう)について説明する。図2は、情報検索処理Nのフローチャートである。
ここで、情報検索処理Nが行われている期間にわたり、一例として、映像コンテンツ受信機100の通信部106は、映像コンテンツ受信機100が外部から受信した映像コンテンツ(AVデータ)をコンテンツ処理端末200へ継続的に送信する処理を行っている。コンテンツ処理端末200の表示部212は、映像コンテンツ受信機100から継続的に受信している映像コンテンツを表示する。すなわち、コンテンツ処理端末200の表示部212が表示している映像コンテンツは、映像コンテンツ受信機100から受信したものである。
具体的には、コンテンツ処理端末200の表示部212および表示装置50の各々は、映像コンテンツである以下の画像G10を表示しているとする。すなわち、表示部212は、表示装置50が表示している画像G10(映像コンテンツ)を表示している。
図3は、画像G10の一例を示す図である。画像G10は、一例として、物体OB1,OB2とを示す。物体OB1,OB2は、画像で表現される。なお、図3には、後述の説明のために、表示装置50が画像G10を表示した直後において、存在しない後述の枠22も示される。
図4は、本発明の実施の形態1に係るコンテンツ処理端末200の表示部212が画像G10を表示している状態を示す図である。
図1、図2および図4を参照して、情報検索処理Nについて説明する。ここで、表示部212が画像G10を表示している状態において、視聴者が、一例として、物体OB1の情報(関連情報)を取得することを望んでいるとする。
この場合、まず、視聴者は、キャプチャボタン(ボタン214)を押下する。これにより、ステップS110において、キャプチャ処理が行われる。キャプチャ処理では、制御部213が、物体OB1を示す画像G10を、静止画像としてキャプチャ(取得)する。
次に、視聴者は、画像G10を表示している表示部212の画面に対し、選択操作SLを行う。当該選択操作SLは、例えば、物体OB1を囲む円を描く操作UM(タッチ操作)である。当該操作UMは、指、タッチペン等を使用して行われる。すなわち、選択操作SLは、表示されている画像G10(映像コンテンツ)内の領域を選択するための選択指示である。選択操作SLが行われることにより、ステップS120の処理が行われる。
ステップS120では、表示部212は、タッチパネル機能により、選択操作SLを受け付ける。すなわち、表示部212を含むコンテンツ処理端末200は、選択操作SLを受け付ける。そして、表示部212は、選択操作SLによりタッチされた位置を示す位置情報を、制御部213へ送信する。
そして、制御部213は、当該位置情報が示す位置により構成される線を、枠22として、表示部212が表示(描画)するように、当該表示部212を制御する。これにより、表示部212は、物体OB1を囲むように枠22を示す。枠22内の領域は、選択操作SLにより選択された領域である。すなわち、枠22内の領域は、視聴者により選択した検索対象の領域である。
以下においては、選択操作SLにより選択された領域内の画像を、領域画像ともいう。領域画像は、例えば、図3に示される枠22内の画像である。
表示部212に、枠22が表示されたことを確認した視聴者は、検索を開始するための検索開始操作を行う。当該検索開始操作は、検索ボタン(ボタン215)を押下する操作である。これにより、制御部213は、検索開始操作を検知する。そして、ステップS130の処理が行われる。
ステップS130では、領域画像および検索指示の送信が行われる。具体的には、制御部213が、領域画像を含む検索データSIを、通信部211を介して、映像コンテンツ受信機100へ送信する。ここで、検索データSIは、選択操作SLにより選択された領域画像を含むデータで構成される。また、当該検索データSIは、さらに、領域画像に関連する関連情報の検索を検索装置300に対し要求する検索指示も含む。すなわち、通信部211は、検索データSIに含まれる領域画像および検索指示を映像コンテンツ受信機100へ送信する。
これにより、映像コンテンツ受信機100の通信部106は、コンテンツ処理端末200から、検索データSIに含まれる領域画像および検索指示を受信する。
検索データSIに含まれる当該領域画像は、例えば、図3に示される枠22内の画像である。映像コンテンツ受信機100へ送信される検索データSIに含まれる領域画像は、例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)等の圧縮技術を用いて、制御部213により圧縮される。なお、領域画像は、圧縮されないで、映像コンテンツ受信機100へ送信されてもよい。
映像コンテンツ受信機100の通信部106が検索データSI(領域画像、検索指示)を受信すると、通信部106は、検索データSIを、制御部105へ送信する。制御部105は、検索データSIを、インターネット30を介して、検索装置300へ送信する。すなわち、通信部106は、制御部105を介して、コンテンツ処理端末200から受信した検索指示を検索装置300へ送信するための処理を行う。
なお、検索データSIを検索装置300へ送信する処理は、制御部105の代わりに通信部106が行う構成としてもよい。検索装置300が検索データSIを受信すると、ステップS140の処理が行われる。以下においては、検索データSIに含まれる領域画像を、検索対象画像ともいう。
ステップS140では、検索処理が行われる。検索処理では、検索エンジン31が、データベース32に含まれる複数の検索用画像の各々と、検索データSIに含まれる検索対象画像(領域画像)との比較を行う。当該比較は、例えば、画像のパターンマッチング等により行われる。なお、領域画像が圧縮されている場合、当該比較の処理の前に、検索エンジン31は、圧縮された領域画像を復号する。
そして、検索エンジン31は、データベース32に含まれる複数の検索用画像のうち、検索対象画像とほぼ一致する検索用画像を選択する。以下においては、検索エンジン31により選択された検索用画像を、選択画像ともいう。
なお、検索対象画像とほぼ一致する検索用画像が存在しない場合、検索エンジン31は、検索対象画像と最も類似する検索用画像を、選択画像として選択してもよい。また、検索対象画像とほぼ一致する検索用画像が存在せず、検索対象画像と類似する複数の検索用画像が存在する場合、検索エンジン31は当該複数の検索用画像を、選択画像として選択してもよい。
ステップS150では、関連情報送信処理が行われる。関連情報送信処理では、検索エンジン31が、選択画像に関連付けられた関連情報を、検索結果として、インターネット30経由で、映像コンテンツ受信機100へ送信する。
なお、選択画像が複数である場合、複数の選択画像にそれぞれ関連付けられた複数の関連情報が、映像コンテンツ受信機100へ送信される。
検索結果としての関連情報を受信した制御部105は、当該関連情報を、通信部106へ送信する。すなわち、通信部106は、検索指示を検索装置300へ送信するステップS130の処理により、領域画像に関連する関連情報を該検索装置300から受信する。そして、通信部106は、受信した関連情報をコンテンツ処理端末200へ送信する。
これにより、コンテンツ処理端末200の通信部211は、関連情報を受信する。すなわち、通信部211は、検索指示を、映像コンテンツ受信機100を介して検索装置300に与えることにより、検索装置300から送信される、領域画像に関連する関連情報を受信する。言い換えれば、通信部211は、検索指示を検索装置300に与えるための処理を行うことにより、検索装置300から送信される、領域画像に関連する関連情報を受信する。関連情報を受信した通信部211は、当該関連情報を、制御部213へ送信する。その結果、コンテンツ処理端末200の制御部213は、関連情報を受信する。
すなわち、ステップS130,S140により、検索システム1000は、検索指示を検索装置300に与えることにより、領域画像に関連する関連情報を該検索装置300から受信する。例えば、コンテンツ処理端末200の制御部213(通信部211)は、検索指示を、映像コンテンツ受信機100を介して検索装置300に与えることにより、領域画像に関連する関連情報を受信する。
また、ステップS130,S140,S150により、検索装置300は、検索指示の受信に応じて、関連情報を出力する。
ステップS160では、情報表示処理が行われる。情報表示処理では、要約すれば、コンテンツ処理端末200の表示部212が、関連情報の受信に応じて、該関連情報を表示する。
具体的には、情報表示処理では、関連情報を受信したコンテンツ処理端末200の制御部213が、当該関連情報を示す情報表示画像を生成する。そして、制御部213は、表示部212が情報表示画像を表示するように、表示部212を制御する。そして、ステップS160の処理は終了する。情報表示画像は、例えば、以下の情報表示画像G20である。
図5は、情報表示画像G20の一例を示す図である。図5を参照して、情報表示画像G20は、画像表示領域R11と、情報表示領域R12とを含む。
画像表示領域R11には、画像G21が表示される。画像G21は、例えば、ジャンルがドラマである映像コンテンツに登場する人物の顔の画像である。
画像G21は、例えば、ステップS140の検索処理において選択された選択画像(検索用画像)である。この場合、検索装置300は、選択画像を付加した関連情報を、映像コンテンツ受信機100を介して、コンテンツ処理端末200へ送信する。
なお、画像G21は、選択画像に限定されず、領域画像としての検索対象画像であってもよい。
情報表示領域R12には、関連情報が表示される。当該関連情報は、画像G21が人物の画像である場合、当該人物のプロフィール等の情報である。
なお、情報表示画像G20は、一例であり、情報表示画像G20の形態は、図5のような形態に限定されない。また、検索対象とされる物体は、人物に限定されない。検索対象とされる物体は、領域の指定により選択された、物、場所等であってもよい。
なお、情報表示画像が表示された状態において、視聴者によりボタン216(戻るボタン)が押下された場合、コンテンツ処理端末200の状態は、映像コンテンツ表示状態に戻る(移行する)。映像コンテンツ表示状態は、表示部212が情報表示画像を表示する直前に表示していた映像コンテンツを表示する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、映像コンテンツ受信機100の表示制御部110は、映像コンテンツを受信し、表示装置50が該映像コンテンツを表示するように、表示装置50を制御する。コンテンツ処理端末200は、表示装置50が表示している映像コンテンツを表示し、かつ、該映像コンテンツ内の領域を選択するための指示である選択指示を受け付ける機能を有する表示部212を備える。検索システム1000は、選択指示により選択された領域内の画像である領域画像に関連する関連情報の検索を要求する検索指示を検索装置300に与えることにより、領域画像に関連する関連情報を検索装置300から受信する。
これにより、表示されている映像コンテンツ内の画像に関連する情報を得ることができる。
また、本実施の形態によれば、視聴者が、選択操作SLにより、表示装置50およびコンテンツ処理端末200が表示している映像コンテンツに示される物体を直接指定する。そして、選択操作SLに応じて、選択操作SLにより選択された領域画像を利用して、当該領域画像に関連する関連情報を、検索装置300に要求する処理が行われる。これにより、物体に関する的確なキーワードを指定することなく、視聴者が必要とする情報を入手することができるという効果がある。
また、本実施の形態によれば、上記構成により、関連情報を得るために、従来のようにキーワード等を入力するといった操作を必要としない。そのため、視聴者は、情報を入手したい対象物の的確なキーワードがわからなくても、当該対象物の情報を入手することができる。すなわち、視聴者は、検索対象の対象物に係るキーワードを特定することなく所望の情報を入手できる。
また、関連情報を得るために、視聴者はコンテンツ処理端末200に対し操作を行うため、表示装置50が表示している映像コンテンツの視聴を妨げることなく、関連情報を入手することができる。
また、本実施の形態によれば、視聴者が、映像コンテンツ内の領域を選択するという簡単な操作を行うことにより、関連情報を得ることができる。すなわち、容易な操作により、関連情報を得ることができる。
なお、本実施の形態に係る図1の検索システム1000では、映像コンテンツ受信機100と表示装置50とは独立した装置として記載されているが、この構成に限定されない。映像コンテンツ受信機100および表示装置50は、同一の筐体に収容される構成(以下、変形構成N1ともいう)としてもよい。変形構成N1では、例えば、映像コンテンツ受信機100は、表示装置50を備える。
なお、本実施の形態に係る図1の検索システム1000では、映像コンテンツ受信機100が放送映像コンテンツを受信する経路と、映像コンテンツ受信機100がIP映像コンテンツおよび関連情報を受信する経路とを独立した構成としたがこれに限定されない。
例えば、映像コンテンツ受信機100が放送映像コンテンツを受信する経路と、映像コンテンツ受信機100がIP映像コンテンツおよび関連情報を受信する経路とを、同じ1つの経路とする構成(以下、変形構成N2ともいう)としてもよい。変形構成N2では、例えば、1つの経路において、上り信号および下り信号が統合される。
また、本実施の形態では、コンテンツ選択部40と、コンテンツ処理端末200とを、別々の装置として記載したが、これに限定されない。コンテンツ選択部40およびコンテンツ処理端末200は、同一の筐体に収容される構成(以下、変形構成N3ともいう)としてもよい。変形構成N3では、例えば、コンテンツ処理端末200は、コンテンツ選択部40を備える。
また、本実施の形態では、表示部212と独立して、ボタン214(キャプチャボタン)およびボタン215(検索ボタン)をハードウエア的に設ける構成としたがこれに限定されない。例えば、図6のように、表示部212が表示している画像G10に、GUI(Graphical User Interface)のボタン14B,15Bを配置する構成(以下、ボタン変形構成N4ともいう)としてもよい。
ボタン14B,15Bは、制御部213によりソフトウエア的に生成されたボタンである。ボタン14Bは、ボタン214(キャプチャボタン)と同一の機能を有する。ボタン15Bは、ボタン215(検索ボタン)と同一の機能を有する。
また、本実施の形態では、表示部212と独立して、ボタン216(戻るボタン)をハードウエア的に設ける構成としたがこれに限定されない。例えば、図7のように、表示部212が表示している情報表示画像G20に、GUIのボタン16Bを配置する構成(以下、ボタン変形構成N5ともいう)としてもよい。
ボタン16Bは、制御部213によりソフトウエア的に生成されたボタンである。ボタン16Bは、ボタン216(戻るボタン)と同一の機能を有する。
<実施の形態2>
以下、本発明の実施の形態2について、主に、図8〜10を用いて説明する。
図8は、本発明の実施の形態2に係る検索システム1000Aを示す全体構成図である。図8を参照して、検索システム1000Aは、図1の検索システム1000と比較して、映像コンテンツ受信機100の代わりに映像コンテンツ受信機100Aを含む点が異なる。検索システム1000Aのそれ以外の構成は、検索システム1000と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
映像コンテンツ受信機100Aは、図1の映像コンテンツ受信機100と比較して、表示制御部110の代わりに表示制御部110Aを備える点が異なる。映像コンテンツ受信機100Aのそれ以外の構成は、映像コンテンツ受信機100と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
表示制御部110Aは、図1の表示制御部110と比較して、画像合成部107をさらに含む点が異なる。表示制御部110Aのそれ以外の構成は、表示制御部110と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
表示制御部110Aは、表示制御部110と同様に、映像コンテンツを受信し、表示装置50が該映像コンテンツを表示するように、表示装置50を制御する。すなわち、映像コンテンツ受信機100Aは、映像コンテンツを受信し、受信した該映像コンテンツを表示装置50に表示させる。
画像合成部107は、詳細は後述するが、関連情報と映像コンテンツとを示す合成画像を生成する。
次に、本実施の形態における、情報を検索する処理(以下、情報検索処理Aともいう)について説明する。図9は、情報検索処理Aのフローチャートである。図9において、図2のステップ番号と同じステップ番号の処理は、実施の形態1で説明した処理と同様な処理が行われるので詳細な説明は繰り返さない。以下、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
ここで、情報検索処理Aが行われている期間にわたり、一例として、映像コンテンツ受信機100の通信部106は、映像コンテンツ受信機100が外部から受信した映像コンテンツ(AVデータ)をコンテンツ処理端末200へ継続的に送信する処理を行っている。コンテンツ処理端末200の表示部212は、映像コンテンツ受信機100から継続的に受信している映像コンテンツを表示する。すなわち、コンテンツ処理端末200の表示部212が表示している映像コンテンツは、映像コンテンツ受信機100から受信したものである。
具体的には、コンテンツ処理端末200の表示部212および表示装置50の各々は、映像コンテンツである図3の画像G10を表示しているとする。
図8、図9および図4を参照して、情報検索処理Aについて説明する。
まず、実施の形態1と同様に、ステップS110,S120,S130,S140の処理が行われる。これにより、検索装置300により、検索用画像が、選択画像として選択される。ステップS140の処理の後、ステップS150Aの処理が行われる。
ステップS150Aでは、関連情報送信処理Aが行われる。関連情報送信処理Aでは、検索エンジン31が、選択画像に関連付けられた関連情報を、検索結果として、インターネット30経由で、映像コンテンツ受信機100Aへ送信する。なお、選択画像が複数である場合、複数の選択画像にそれぞれ関連付けられた複数の関連情報が、映像コンテンツ受信機100Aへ送信される。
検索結果としての関連情報を受信した制御部105は、当該関連情報を、通信部106および画像合成部107へ送信する。すなわち、通信部106は、検索指示を検索装置300へ送信するステップS130の処理により、領域画像に関連する関連情報を該検索装置300から受信する。
次に、ステップS151A,S160の処理と、ステップS152A,S153Aの処理とが並列的に実行される。
ステップS151Aでは、関連情報送信処理A1が行われる。関連情報送信処理A1では、映像コンテンツ受信機100の通信部106が、受信した関連情報をコンテンツ処理端末200へ送信する。
これにより、コンテンツ処理端末200の通信部211は、関連情報を受信する。すなわち、通信部211は、検索指示を、映像コンテンツ受信機100を介して検索装置300に与えることにより、領域画像に関連する関連情報を検索装置から受信する。関連情報を受信した通信部211は、当該関連情報を、制御部213へ送信する。その結果、コンテンツ処理端末200の制御部213は、関連情報を受信する。
ステップS151Aの処理の後、実施の形態1と同様、ステップS160の処理が行われる。これにより、コンテンツ処理端末200の表示部212が、該関連情報(例えば、図5の情報表示画像G20)を表示する。
なお、実施の形態1と同様、情報表示画像が表示された状態において、視聴者によりボタン216(戻るボタン)が押下された場合、コンテンツ処理端末200の状態は、映像コンテンツ表示状態に戻る(移行する)。
以下においては、ステップS152Aの処理が行われる直前において、表示装置50が表示していた映像コンテンツを、表示映像コンテンツともいう。
ステップS152Aでは、合成画像生成処理が行われる。合成画像生成処理では、画像合成部107が、検索装置300から、制御部105を介して受信した関連情報と映像コンテンツとを示す合成画像を生成する。当該合成画像は、例えば、以下の合成画像G30である。合成画像は、表示映像コンテンツと、関連情報とを並べて示す画像である。
図10は、合成画像G30の一例を示す図である。図10を参照して、合成画像G30は、画像表示領域R31と、情報表示領域R32と、映像表示領域R33とを含む。
画像表示領域R31は、図5と同様に、画像G21が表示される。画像G21は、前述したように、例えば、ジャンルがドラマである映像コンテンツに登場する人物の顔の画像である。画像G21は、選択画像(検索用画像)または領域画像(検索対象画像)である。
情報表示領域R32には、画像合成部107が受信した関連情報が表示される。映像表示領域R33は、サイズが縮小された表示映像コンテンツを示す領域である。表示映像コンテンツの縮小は、画像合成部107により行われる。すなわち、合成画像G30では、視聴者による表示映像コンテンツの視聴を妨げないように、画像表示領域R31、情報表示領域R32および映像表示領域R33が配置される。
なお、合成画像G30は、一例であり、合成画像G30の形態は、図10のような形態に限定されない。また、検索対象とされる物体は、人物に限定されない。検索対象とされる物体は、領域の指定により選択された、物、場所等であってもよい。
再び、図9を参照して、ステップS153Aでは、合成画像表示処理が行われる。合成画像表示処理では、表示処理部104が、表示装置50が、表示中の映像コンテンツの代わりに合成画像を表示するように、該表示装置50を制御する。これにより、表示装置50は、合成画像(例えば、合成画像G30)を表示する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、実施の形態1の処理に加え、表示装置50においても、表示映像コンテンツの視聴を妨げないように関連情報が表示される。そのため、本実施の形態では、実施の形態1の効果に加え、視聴者による映像コンテンツの視聴を妨げることなく、関連情報を入手することができる。
また、本実施の形態では、実施の形態1と同様な効果が得られる。すなわち、表示されている映像コンテンツ内の画像に関連する情報を得ることができる。また、視聴者は、情報を入手したい対象物の的確なキーワードがわからなくても、当該対象物の情報を入手することができる。
なお、本実施の形態に係る図8の検索システム1000Aは、前述の変形構成N1と同様な構成とされてもよい。すなわち、映像コンテンツ受信機100Aおよび表示装置50は、同一の筐体に収容される構成とされてもよい。この構成では、例えば、映像コンテンツ受信機100Aは、表示装置50を備える。
また、本実施の形態では、前述の変形構成N2と同様な構成とされてもよい。すなわち、映像コンテンツ受信機100Aが放送映像コンテンツを受信する経路と、映像コンテンツ受信機100AがIP映像コンテンツおよび関連情報を受信する経路とを、同じ1つの経路とする構成とされてもよい。
また、本実施の形態では、前述の変形構成N3と同様な構成とされてもよい。すなわち、コンテンツ選択部40およびコンテンツ処理端末200は、同一の筐体に収容される構成とされてもよい。
また、本実施の形態では、前述のボタン変形構成N4とされてもよい。すなわち、図6のように、表示部212が表示している画像G10に、GUIのボタン14B,15Bを配置する構成とされてもよい。
<実施の形態3>
以下、本発明の実施の形態3について、主に、図11〜13を用いて説明する。
図11は、本発明の実施の形態3に係る検索システム1000Bを示す全体構成図である。図11を参照して、検索システム1000Bは、図1の検索システム1000と比較して、映像コンテンツ受信機100の代わりに映像コンテンツ受信機100Bを含む点と、コンテンツ処理端末200の代わりにコンテンツ処理端末200Bを含む点と、アンテナ4を含まない点とが異なる。検索システム1000Bのそれ以外の構成は、検索システム1000と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
映像コンテンツ受信機100Bは、図1の映像コンテンツ受信機100と比較して、通信部106の代わりに情報蓄積部108を備える点が異なる。映像コンテンツ受信機100Bのそれ以外の構成は、映像コンテンツ受信機100と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
情報蓄積部108は、例えば、小容量のメモリである。情報蓄積部108は、近距離の無線通信により、情報蓄積部108が蓄積(記憶)している情報を読み出し可能なデバイスである。当該近距離の無線通信は、例えば、電磁界または電波等を用いた通信である。
情報蓄積部108は、例えば、RF(Radio Frequency)タグである。情報蓄積部108は、映像コンテンツ受信機100Bを特定する固有情報を記憶している。当該固有情報は、例えば、シリアルナンバーである。
次に、映像コンテンツ受信機100Bが映像コンテンツを表示するための処理について説明する。映像コンテンツ受信機100Bは、図1の映像コンテンツ受信機100と比較して、放送映像コンテンツを受信しない点が異なる。すなわち、映像コンテンツ受信機100Bは、IP映像コンテンツを受信する。
以下においては、IP映像コンテンツを配信している放送局を、コンテンツ配信放送局ともいう。コンテンツ配信放送局は、例えば、PC等のサーバで構成される。コンテンツ配信放送局は、インターネット30と通信する。
まず、コンテンツ選択部40は、実施の形態1と同様、コンテンツ配信放送局(図示せず)から、インターネット30を介して、配信される複数のIP映像コンテンツ(映像コンテンツ)を受信する。
以下においては、映像コンテンツ選択部102が受信する複数の映像コンテンツのうち、視聴者による操作RMにより選択された映像コンテンツを、選択映像コンテンツともいう。
ここで、視聴者が、コンテンツ選択部40を利用して、当該複数のIP映像コンテンツのいずれかを選択するための操作RMを行ったとする。この場合、コンテンツ選択部40は、選択映像コンテンツ(IP映像コンテンツ)を特定するコンテンツ選択情報を、制御部105へ送信する。制御部105は、受信したコンテンツ選択情報を、映像コンテンツ選択部102へ送信する。
映像コンテンツ選択部102は、受信したコンテンツ選択情報が特定するIP映像コンテンツに含まれる符号化映像データおよび符号化音声データを抽出し、当該符号化映像データおよび符号化音声データを、復号部103へ送信する。
復号部103は、符号化映像データおよび符号化音声データを復号することにより、映像データおよび音声データを取得する。そして、復号部103は、取得した映像データおよび音声データから構成されるAVデータを、表示処理部104へ送信する。
なお、映像コンテンツ選択部102は、1種類のIP映像コンテンツを受信する構成としてもよい。この構成の場合、前述のコンテンツ選択情報を利用した処理は行われず、コンテンツ選択部40は、受信したIP映像コンテンツから得られる符号化映像データおよび符号化音声データを、復号部103へ送信する。
なお、実施の形態1と同様、映像コンテンツ選択部102は、符号化(圧縮)されていない映像コンテンツ(IP映像コンテンツ)を受信する構成(以下、変形構成B1ともいう)としてもよい。以下においては、圧縮されていない映像コンテンツを、非圧縮映像コンテンツともいう。非圧縮映像コンテンツは、映像データおよび音声データを含む。
変形構成B1では、表示制御部110は、例えば、復号部103を含まない。また、変形構成B1では、映像コンテンツ選択部102は、選択映像コンテンツ(非圧縮映像コンテンツ)を、AVデータとして、表示処理部104へ送信する。
表示処理部104は、実施の形態1と同様、受信したAVデータに含まれる映像データに基づく映像を表示装置50が表示するように、表示装置50を制御する。すなわち、表示処理部104は、映像コンテンツ選択部102が受信した映像コンテンツを表示装置50が表示するように、表示装置50を制御する表示制御処理を行う。なお、当該表示制御処理は、実施の形態1の処理と同様なので詳細な説明は繰り返さない。以上の処理により、表示装置50は、映像コンテンツを表示する。
次に、コンテンツ処理端末200Bについて説明する。コンテンツ処理端末200Bは、詳細は後述するが、視聴者が可搬可能な、可搬型の端末である。
コンテンツ処理端末200Bは、図1のコンテンツ処理端末200と比較して、さらに、情報読取部61と、復号部64と、表示処理部65とを含む点が異なる。コンテンツ処理端末200Bのそれ以外の構成は、コンテンツ処理端末200と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
情報読取部61は、詳細は後述するが、電磁界または電波等を用いた無線通信により、情報蓄積部108に記憶された情報を読み出す機能を有する。復号部64は、詳細は後述するが、圧縮された映像コンテンツを復号する。表示処理部65は、詳細は後述するが、映像コンテンツを、表示部212に表示させる制御を行う。
次に、映像コンテンツ受信機100Bが映像コンテンツを表示するための処理について説明する。
まず、視聴者は、コンテンツ処理端末200Bと映像コンテンツ受信機100Bとが無線通信可能なように、コンテンツ処理端末200Bを映像コンテンツ受信機100Bの近傍におく。
これにより、コンテンツ処理端末200Bの情報読取部61は、無線通信により、情報蓄積部108に記憶されている固有情報を読み出す。前述したように、当該固有情報は、映像コンテンツ受信機100Bを特定する情報である。当該固有情報は、例えば、シリアルナンバーである。当該固有情報により、映像コンテンツ受信機100Bとの紐付けが行われる。情報読取部61は、読み出した固有情報を、制御部213へ送信する。
そして、制御部213が、映像コンテンツ受信機100Bが受信している映像コンテンツと同じ映像コンテンツを要求するためのコンテンツ要求指示を、通信部211へ送信する。なお、コンテンツ要求指示には、映像コンテンツ受信機100Bを特定する固有情報が示される。
通信部211は、コンテンツ要求指示を受信すると、コンテンツ取得処理を行う。コンテンツ取得処理は、要約すれば、固有情報を利用して、映像コンテンツ受信機100Bの表示制御部110が受信している映像コンテンツと同じ映像コンテンツを取得する処理である。なお、通信部211は、固有情報を元に、コンテンツ配信放送局にアクセスする。
具体的には、コンテンツ取得処理では、通信部211が、コンテンツ要求指示を、インターネット30を介して、コンテンツ配信放送局へ送信する。コンテンツ要求指示を受信したコンテンツ配信放送局は、コンテンツ要求指示が示す固有情報により特定される映像コンテンツ受信機100Bへ配信しているIP映像コンテンツと同じIP映像コンテンツを、コンテンツ処理端末200Bへ配信する。
これにより、通信部211は、映像コンテンツ受信機100Bへ配信されているIP映像コンテンツと同じIP映像コンテンツを受信する。
そして、通信部211は、受信したIP映像コンテンツから得られる符号化映像データおよび符号化音声データを、復号部64へ送信する。
復号部64は、復号部103と同じ処理を行う。すなわち、復号部64は、符号化映像データおよび符号化音声データを復号することにより、映像データおよび音声データを取得する。そして、復号部64は、取得した映像データおよび音声データから構成されるAVデータを、表示処理部65へ送信する。
なお、コンテンツ配信放送局が配信する映像コンテンツは、符号化(圧縮)されていない映像コンテンツ(IP映像コンテンツ)とする構成(以下、変形構成B2ともいう)としてもよい。以下においては、圧縮されていない映像コンテンツを、非圧縮映像コンテンツともいう。非圧縮映像コンテンツは、映像データおよび音声データを含む。
変形構成B2では、コンテンツ処理端末200Bは、例えば、復号部103を含まない。また、変形構成B2では、通信部211は、受信したIP映像コンテンツ(非圧縮映像コンテンツ)を、AVデータとして、表示処理部65へ送信する。
表示処理部65は、表示処理部104と同様な処理を行う。すなわち、表示処理部65は、受信したAVデータに含まれる映像データに基づく映像を表示部212が表示するように、表示部212を制御する。すなわち、表示処理部65は、通信部211が受信した映像コンテンツを表示部212が表示するように、表示部212を制御する表示制御処理を行う。なお、当該表示制御処理は、実施の形態1の処理と同様なので詳細な説明は繰り返さない。以上の処理により、表示部212は、表示装置50が表示している映像コンテンツと同じ映像コンテンツを表示する。
次に、本実施の形態における、情報を検索する処理(以下、情報検索処理Bともいう)について説明する。図12は、情報検索処理Bのフローチャートである。図12において、図2のステップ番号と同じステップ番号の処理は、実施の形態1で説明した処理と同様な処理が行われるので詳細な説明は繰り返さない。以下、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
ここで、前述のコンテンツ取得処理が行われることにより、情報検索処理Bが行われている期間にわたり、コンテンツ配信放送局は、映像コンテンツ受信機100Bおよびコンテンツ処理端末200Bの各々へ、同一の映像コンテンツ(IP映像コンテンツ)を継続的に配信する。すなわち、コンテンツ処理端末200Bの表示部212が表示している映像コンテンツは、コンテンツ取得処理により通信部211が取得したものである。
ここで、コンテンツ処理端末200Bの表示部212および表示装置50の各々は、映像コンテンツである図3の画像G10を表示しているとする。図13は、コンテンツ処理端末200Bの表示部212が画像G10を表示している状態を示す図である。
図11、図12および図13を参照して、情報検索処理Aについて説明する。
まず、実施の形態1と同様に、ステップS110,S120の処理が行われる。これにより、制御部213は、検索開始操作を検知する。そして、ステップS130Bの処理が行われる。
ステップS130Bでは、領域画像および検索指示の送信が行われる。具体的には、制御部213が、領域画像および検索指示を含む検索データSIを、通信部211を介して、検索装置300へ送信する。当該検索データSIと、検索データSIに含まれる領域画像および検索指示は、ステップS130で説明したものと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
ステップS140では、実施の形態1と同様に検索処理が行われる。これにより、選択画像(検索用画像)が選択される。
ステップS150Bでは、関連情報送信処理Bが行われる。関連情報送信処理Bは、ステップS150の関連情報送信処理と比較して、関連情報が、映像コンテンツ受信機100の代わりにコンテンツ処理端末200Bへ送信される点が異なる。関連情報送信処理Bのそれ以外の処理は、関連情報送信処理と同様なので詳細な説明は繰り返さない。以下、簡単に説明する。
関連情報送信処理Bでは、検索エンジン31が、選択画像に関連付けられた関連情報を、検索結果として、インターネット30経由で、コンテンツ処理端末200Bへ送信する。
これにより、コンテンツ処理端末200Bの通信部211は、関連情報を受信する。すなわち、通信部211は、検索指示を検索装置300へ送信することにより、領域画像に関連する関連情報を検索装置300から受信する。関連情報を受信した通信部211は、当該関連情報を、制御部213へ送信する。その結果、コンテンツ処理端末200Bの制御部213は、関連情報を受信する。
ステップS160では、実施の形態1と同様に情報表示処理が行われる。これにより、表示部212は、情報表示画像を表示する。情報表示画像は、例えば、図5の情報表示画像G20である。
なお、情報表示画像が表示された状態において、視聴者によりボタン216(戻るボタン)が押下された場合、実施の形態1と同様、コンテンツ処理端末200Bの状態は、映像コンテンツ表示状態に戻る(移行する)。
以上説明したように、本実施の形態によれば、コンテンツ処理端末200Bが、映像コンテンツを、コンテンツ配信放送局から直接受信する構成においても、実施の形態1と同様な効果を得ることができる。すなわち、表示されている映像コンテンツ内の画像に関連する情報を得ることができる。また、視聴者は、情報を入手したい対象物の的確なキーワードがわからなくても、当該対象物の情報を入手することができる。
また、関連情報を得るために、視聴者はコンテンツ処理端末200Bに対し操作を行うため、表示装置50が表示している映像コンテンツの視聴を妨げることなく、関連情報を入手することができる。
なお、本実施の形態に係る図11の検索システム1000Bは、前述の変形構成N1と同様な構成とされてもよい。すなわち、映像コンテンツ受信機100Bおよび表示装置50は、同一の筐体に収容される構成とされてもよい。この構成では、例えば、映像コンテンツ受信機100Bは、表示装置50を備える。
また、本実施の形態では、前述の変形構成N2と同様な構成とされてもよい。すなわち、映像コンテンツ受信機100BがIP映像コンテンツを受信する経路と、映像コンテンツ受信機100BがIP映像コンテンツおよび関連情報を受信する経路とを、同じ1つの経路とする構成とされてもよい。
また、本実施の形態では、前述の変形構成N3と同様な構成とされてもよい。すなわち、コンテンツ選択部40およびコンテンツ処理端末200Bは、同一の筐体に収容される構成とされてもよい。
また、本実施の形態では、前述のボタン変形構成N4とされてもよい。すなわち、図6のように、表示部212が表示している画像G10に、GUIのボタン14B,15Bを配置する構成とされてもよい。
また、本実施の形態では、前述のボタン変形構成N5とされてもよい。すなわち、図7のように、表示部212が表示している情報表示画像G20に、GUIのボタン16Bを配置する構成としてもよい。
(その他の変形例)
以上、本発明に係る検索システム、コンテンツ処理端末および映像コンテンツ受信機について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これら実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨を逸脱しない範囲内で、当業者が思いつく変形を本実施の形態に施したものも、本発明に含まれる。つまり、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
また、映像コンテンツ受信機100は、図1に示される全ての構成要素を含まなくてもよい。すなわち、映像コンテンツ受信機100は、本発明の効果を実現できる最小限の構成要素のみを含めばよい。映像コンテンツ受信機100A,100Bも、本発明の効果を実現できる最小限の構成要素のみを含めばよい。
また、コンテンツ処理端末200は、図1に示される全ての構成要素を含まなくてもよい。すなわち、コンテンツ処理端末200は、本発明の効果を実現できる最小限の構成要素のみを含めばよい。コンテンツ処理端末200Bも、本発明の効果を実現できる最小限の構成要素のみを含めばよい。
また、本発明は、検索システム1000,1000A,1000Bのいずれかが備える特徴的な構成部の動作をステップとする情報取得方法として実現してもよい。また、本発明は、当該情報取得方法に含まれる各ステップをコンピュータが実行してもよい。また、本発明は、そのような情報取得方法に含まれる各ステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現してもよい。また、本発明は、そのようなプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体として実現されてもよい。また、当該プログラムは、インターネット等の伝送媒体を介して配信されてもよい。
上記実施の形態で用いた全ての数値は、本発明を具体的に説明するための一例の数値である。すなわち、本発明は、上記実施の形態で用いた各数値に制限されない。
また、本発明に係る情報取得方法は、図2、図9または図12のフローチャートの一部または全てに相当する。本発明に係る情報取得方法は、図2、図9または図12における、対応する全てのステップを必ずしも含む必要はない。すなわち、本発明に係る情報取得方法は、本発明の効果を実現できる最小限のステップのみを含めばよい。
また、情報取得方法における各ステップの実行される順序は、本発明を具体的に説明するための一例であり、上記以外の順序であってもよい。また、情報取得方法におけるステップの一部と、他のステップとは、互いに独立して並列に実行されてもよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。