JP2014227971A - オイルフィルターの取外し工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】オイルフィルターが強固にエンジンエレメントに固着されている場合であっても、確実にオイルフィルターをエンジンエレメントから取り外すことができ、エンジンエレメントから取り外した後は、手間をかけずにオイルフィルターを容易に取り外すことができるオイルフィルターの取外し工具を提供する。
【解決手段】基部2と、基部2に立設され、オイルフィルターに突刺し可能な突起部3と、基部2に設けられ、基部2を回転させるための工具を係合する係合部4と、を有し、係合部4は、基部2において、オイルフィルターのエンジンエレメントに取り付けられている面と対向する面に対向して配置される面に設けられており、突起部3をオイルフィルターに突刺した状態で、工具を係合部4に係合して基部2を回転させることにより、突起部3がオイルフィルターを回転させてエンジンエレメントからオイルフィルターを取外し可能であることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】基部2と、基部2に立設され、オイルフィルターに突刺し可能な突起部3と、基部2に設けられ、基部2を回転させるための工具を係合する係合部4と、を有し、係合部4は、基部2において、オイルフィルターのエンジンエレメントに取り付けられている面と対向する面に対向して配置される面に設けられており、突起部3をオイルフィルターに突刺した状態で、工具を係合部4に係合して基部2を回転させることにより、突起部3がオイルフィルターを回転させてエンジンエレメントからオイルフィルターを取外し可能であることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車などのエンジンエレメントに着脱自在に取り付けられたオイルフィルターの取外し工具に関する。
自動車などのエンジンエレメントには、エンジンの作動を潤滑にするために使用されるオイルに含まれる摩擦部分から出る金属粉、ピストンの裏面にできる炭素粉などの不純物を除去するために、オイルフィルターが取り付けられている。オイルフィルターは、殆どが円筒形をしており、その底面の中心部には、螺子孔が設けられている。この螺子孔を、オイルエレメント側のオイル流通パイプの先端に形成された螺子溝に螺合させることにより、オイルフィルターがエンジンエレメントに取り付けられる。
オイルフィルターは、長期間使用すると濾過性能が低下するため、ある程度の距離(通常は1万km程度)を走行したら、新しいものと交換されている。オイルフィルタを交換する際には、使用済みのオイルフィルターを回転させて取外す必要があるが、オイルフィルターの周囲には非常に多くの部品が配置されているため、オイルフィルターを手で回そうとしても力が入りにくく、非常に回しにくかった。
そこで、従来からオイルフィルターを回すための工具が各種開発されている。その中で最も用いられているものとして、カップ型の工具がある。このカップ型工具は、その内周面が、オイルフィルタの頂部外周面に形成された形状(例えば多角面など)に対応する形状を有しており、カップ型工具の開口面と対向する面の外側中央部には、カップ型工具を回転させるための工具を係合する係合部が設けられている(例えば、特許文献1参照)。このカップ型工具をオイルフィルタの頂部に嵌合させ、係合部にめがねレンチなどの工具を係合させて、めがねレンチなどの工具に力を加えることにより、カップ型工具を回転させると、カップ型工具の内周面がオイルフィルターの頂部外周面に係合して、オイルフィルターも同方向に回り、オイルフィルターがエンジンエレメントから取り外されるようになっている。
上記特許文献1に記載のカップ型工具を用いて、オイルフィルターを取り外そうとしたときに、オイルフィルターが強固にエンジンエレメントに固着されている場合、カップ型工具を強い力で回転させる必要がある。しかしながら、オイルフィルターは外側ケースが比較的柔らかい材料で形成されているため、カップ型工具の内周面でオイルフィルターの頂部外周面に形成されている多角面などの形状がつぶされてしまい、カップ型工具が空回りして、オイルフィルターが取り外せなくなるという問題があった。
また、オイルフィルターの外側ケースの頂部外周面に形成されている多角面などの形状が、完全にはつぶされないものの変形して、カップ型工具の内周面に形成された多角面などの形状の角部に噛みこんでしまい、オイルフィルターをエンジンエレメントから取り外した後、カップ型工具からオイルフィルターを容易に抜き出すことができなくなるという問題があった。カップ型工具からオイルフィルターを抜き出すことができなくならないようにするためには、カップ型工具をオイルフィルターが外れる方向に少し回転させては逆方向にもどし、再度オイルフィルターが外れる方向に少し回転させては逆方向にもどすという作業を繰り返しながら、オイルフィルターを徐々に外す必要があり、手間がかかるという問題があった。
そこで、本発明は、オイルフィルターが強固にエンジンエレメントに固着されている場合であっても、確実にオイルフィルターをエンジンエレメントから取り外すことができ、オイルフィルターをエンジンエレメントから取り外した後は、手間をかけずにオイルフィルターを容易に取り出すことができるオイルフィルターの取外し工具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明によるオイルフィルターの取外し工具は、基部と、前記基部に立設され、オイルフィルターに突刺し可能な突起部と、前記基部に設けられ、前記基部を回転させるための工具を係合する係合部と、を有し、前記係合部は、前記基部において、前記オイルフィルターの前記エンジンエレメントに取り付けられている面と対向する面に対向して配置される面に設けられており、前記突起部を前記オイルフィルターに突刺した状態で、前記工具を前記係合部に係合して前記基部を回転させることにより、前記突起部が前記オイルフィルターを回転させて前記エンジンエレメントから前記オイルフィルターを取外し可能であることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明による他のオイルフィルターの取外し工具は、基部と、前記基部に立設され、オイルフィルターに突刺し可能な突起部と、前記基部に設けられ、前記基部を回転させるために把持する把持部と、を有し、前記把持部は、前記基部において、前記オイルフィルターの前記エンジンエレメントに取り付けられている面と対向する面に対向して配置される面に設けられており、前記突起部を前記オイルフィルターに突刺した状態で、前記把持部を把持して前記基部を回転させることにより、前記突起部が前記オイルフィルターを回転させて前記エンジンエレメントから前記オイルフィルターを取外し可能であることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明による他のオイルフィルターの取外し工具は、基部と、前記基部に設けられ、オイルフィルターに突刺し可能な突刺手段を挿通する挿通部と、前記基部に設けられ、前記基部を回転させるための工具を係合する係合部と、を有し、前記係合部は、前記基部において、前記オイルフィルターの前記エンジンエレメントに取り付けられている面と対向する面に対向して配置される面に設けられており、前記突刺手段を前記挿通部に挿通させるとともに前記オイルフィルターに突刺した状態で、前記工具を前記係合部に係合して前記基部を回転させることにより、前記突刺手段が前記オイルフィルターを回転させ前記エンジンエレメントから前記オイルフィルターを取外し可能であることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明による他のオイルフィルターの取外し工具は、基部と、前記基部に設けられ、オイルフィルターに突刺し可能な突刺手段を挿通する挿通部と、前記基部に設けられ、前記基部を回転させるために把持する把持部と、を有し、前記把持部は、前記基部において、前記オイルフィルターの前記エンジンエレメントに取り付けられている面と対向する面に対向して配置される面に設けられており、前記突刺手段を前記挿通部に挿通させるとともに前記オイルフィルターに突刺した状態で、前記把持部を把持して前記基部を回転させることにより、前記突刺手段が前記オイルフィルターを回転させ前記エンジンエレメントから前記オイルフィルターを取外し可能であることを特徴とする。
上述のオイルフィルターの取外し工具において、前記基部は、板状であり、前記突起部を複数有しており、前記突起部を、前記オイルフィルターの前記エンジンエレメントに取り付けられている面と対向する面に突刺すことが好ましい。
上述のオイルフィルターの取外し工具において、前記基部は、板状であり、前記挿通部を複数有しており、複数の前記突刺手段を、前記挿通部のぞれぞれに挿通させた状態で、前記オイルフィルターの前記エンジンエレメントに取り付けられている面と対向する面に突刺すことが好ましい。
上述のオイルフィルターの取外し工具において、前記基部は、カップ形状を有しており、少なくとも内周面は、前記オイルフィルターの外周面に形成された形状に対応する形状を有し、前記オイルフィルターに嵌合可能であってもよい。
上述のオイルフィルターの取外し工具において、前記基部は、前記オイルフィルターの周面の一部に対向して配置される第一の周面対向部と、前記第一の周面対向部と対向して設けられ前記オイルフィルターの周面の一部に対向して配置される第二の周面対向部と、前記第一の周面対向部と前記第ニの周面対向部とをその間隔を調節可能に連結する連結部とを有しており、前記突起部は、前記前記第一の周面対向部および前記第ニの周面対向部の少なくとも一方に、他の周面対向部側に向けて突出するように設けられており、前記係合部は、前記連結部に設けられていてもよい。
上述のオイルフィルターの取外し工具において、前記基部は、前記オイルフィルターの周面の一部に対向して配置される第一の周面対向部と、前記第一の周面対向部と対向して設けられ前記オイルフィルターの周面の一部に対向して配置される第二の周面対向部と、前記第一の周面対向部と前記第ニの周面対向部とをその間隔を調節可能に連結する連結部とを有しており、前記突起部は、前記前記第一の周面対向部および前記第ニの周面対向部の少なくとも一方に、他の周面対向部側に向けて突出するように設けられており、前記把持部は、前記連結部に設けられていてもよい。
上述のオイルフィルターの取外し工具において、前記基部は、前記オイルフィルターの周面の一部に対向して配置される第一の周面対向部と、前記第一の周面対向部と対向して設けられ前記オイルフィルターの周面の一部に対向して配置される第二の周面対向部と、前記第一の周面対向部と前記第ニの周面対向部とを連結する連結部とを有しており、前記挿通部は、前記前記第一の周面対向部および前記第ニの周面対向部の少なくとも一方に設けられており、前記係合部は、前記連結部に設けられていてもよい。
上述のオイルフィルターの取外し工具において、前記基部は、前記オイルフィルターの周面の一部に対向して配置される第一の周面対向部と、前記第一の周面対向部と対向して設けられ前記オイルフィルターの周面の一部に対向して配置される第二の周面対向部と、前記第一の周面対向部と前記第ニの周面対向部とを連結する連結部とを有しており、前記挿通部は、前記前記第一の周面対向部および前記第ニの周面対向部の少なくとも一方に設けられており、前記把持部は、前記連結部に設けられていてもよい。
本発明によるオイルフィルターの取外し工具は、オイルフィルターに突刺された突起部や突刺手段により、オイルフィルターの外側ケースや内部に収納されているフィルター本体の突起部や突刺手段が突刺された部分を介して、基部に加えられた回転力がオイルフィルターに伝えられるため、オイルフィルターが強固にエンジンエレメントに固着されている場合であっても、確実にオイルフィルターをエンジンエレメントから取り外すことができる。
また、オイルフィルターに回転力を加えることにより、オイルフィルターが変形したとしても、突起部や突刺手段との間にクリアランスが生じる状態となるため、オイルフィルターをエンジンエレメントから取り外した後は、オイルフィルターの取外し工具からオイルフィルターを手間をかけずに容易に取り外すことができる。
以下に、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態に係るオイルフィルターの取外し工具1は、図1および図2に示すように、平面が円形の平板形状の基部2を有しており、基部2の円形平面の一面には、オイルフィルターF(図3参照)に突刺し可能な4本の突起部3が立設されている。基部2の円形平面の他の面の中央には、基部2を回転させるための工具を係合する係合部4が設けられている。
本実施形態に係るオイルフィルターの取外し工具1は、図1および図2に示すように、平面が円形の平板形状の基部2を有しており、基部2の円形平面の一面には、オイルフィルターF(図3参照)に突刺し可能な4本の突起部3が立設されている。基部2の円形平面の他の面の中央には、基部2を回転させるための工具を係合する係合部4が設けられている。
基部2の材質としては、特に限定されるものではないが、アルミニウムやスチールなどの金属を用いることができる。また、基部2の大きさは、特に限定されるものではないが、オイルフィルターFのエンジンエレメントE(図3参照)に取り付けられる側の面と対向する面(上面)と同程度の大きさであることが好ましい。なお、本実施形態においては、基部2は平面が円形の平板形状に成型したが、これに限定されるものではなく、平面が四角形など多角形状であってもよいし、オイルフィルターFの上面の形状に沿うように湾曲していてもよい。
突起部3の材質としては、特に限定されるものではないが、鉄、ステンレス、スチール、合金鋼などの金属を用いることができる。また、突起部3は、少なくともその先端部がオイルフィルターFの外側ケースFa(図3参照)を突き破り、オイルフィルターFの内部に突刺すことができる程度に鋭利な形状となっていればよい。本実施形態においては、突起部3は、断面円形の細い棒の一端を尖らせた形状となっている。また、突起部3の長さは、突起部3の根元近傍までオイルフィルターFに突刺した際に、オイルフィルターFの内部に収納されているフィルター本体(図示しない)に達する程度の長さであることが好ましい。突起部3が、フィルター本体に突き刺さされている状態で基部2を回転させることにより、その回転力をより確実にオイルフィルターFに伝えることができる。なお、本実施形態においては、突起部3の本数は4本としたが、複数本であればよく、3本から5本であることが好ましい。
係合部4は、図2(A),(B)に示すように、六角柱形状をしており、外周面にめがねレンチやスパナレンチなどの駆動工具が係合可能となっている。また、係合部4は、六角柱形状の中央部に角孔4aが形成されており、ラチェットハンドルなどの駆動用工具が嵌合可能となっている。係合部4の材質としては、特に限定されるものではないが、鉄、ステンレス、スチール、合金鋼などの金属を用いることができる。
基部2、突起部3および係合部4の形成方法は、特に限定されるものではなく、基部2と突起部3と係合部4とは、同じ材質で形成する場合は、ダイカスト鋳造法などを用いて一体成型することができる。基部2と突起部3および/または係合部4とを異なる材質で形成する場合は、基部2に対して突起部3および/または係合部4を溶接してもよいし、ダイカスト鋳造法を用いて突起部3および/または係合部4をインサートしてもよい。
次に、本実施形態によるオイルフィルターの取外し工具1の使用方法、すなわち、オイルフィルターの取外し工具1を用いてオイルフィルターFをエンジンエレメントEから取り外す方法について、説明する。
図3に示すように、オイルフィルターFは、円筒形をしており、その底面の中心部には、螺子孔Fbが設けられている。オイルフィルターFは、この螺子孔FbをエンジンエレメントEから突出して設けられたオイル流通パイプEaの先端に形成された螺子溝に螺合させることにより、エンジンエレメントEに取り付けられている。
このオイルフィルターFをエンジンエレメントEから取り外す際には、まず、オイルフィルターFの外側ケースFaであってオイルフィルターFのエンジンエレメントEに取り付けられている面と対向する面(上面、図3においては下側の面)に、本実施形態によるオイルフィルターの取外し工具1の突起部3の先端を当接させる。そして、オイルフィルターの取外し工具1の基部2あるいは係合部4をめがねレンチなどでオイルフィルターFに向けて叩くことにより、図3に示すように、突起部3がオイルフィルターFの外側ケースFaを突き破って内部に突刺された状態にする。この状態で、係合部4にめがねレンチなどを係合して基部2を回転させると、突起部3がオイルフィルターFを回転させてエンジンエレメントEからオイルフィルターFが取外される。
本実施形態によるオイルフィルターの取外し工具1は、オイルフィルターFに突刺された突起部3により、オイルフィルターFの外側ケースFaや内部に収納されているフィルター本体の突起部3が突刺された部分を介して、基部2に加えられた回転力がオイルフィルターFに伝えられるため、オイルフィルターFが強固にエンジンエレメントEに固着されている場合であっても、確実にオイルフィルターFをエンジンエレメントEから取り外すことができる。また、係合部4は、基部2において、オイルフィルターFのエンジンエレメントEに取り付けられている面と対向する面に対向して配置される面に設けられているため、操作性がよい。
さらに、オイルフィルターFに回転力を加えることにより、オイルフィルターFが変形したとしても、突起部3または突刺手段との間にクリアランスが生じる状態となるため、オイルフィルターFをエンジンエレメントEから取り外した後は、オイルフィルターの取外し工具1からオイルフィルターFを手間をかけずに容易に取り外すことができる。
次に、本実施形態によるオイルフィルターの取外し工具1の変形例について、説明する。上述の本実施形態によるオイルフィルターの取外し工具1は、基部2の円形平面の突起部3が立設されている側の面とは反対側の面の中央に、基部2を回転させるための工具を係合する係合部4を設けるようにしたが、この係合部4に替えて、図4に示すように、基部2を回転させるために把持する把持部5を設けるようにしてもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明によるオイルフィルターの取外し工具の他の実施の形態について、図5を参照して説明する。
次に、本発明によるオイルフィルターの取外し工具の他の実施の形態について、図5を参照して説明する。
本実施形態に係るオイルフィルターの取外し工具11は、図5(C)に示すように、一面が開口された開口部12aと、開口部12aと対向する面に設けられた断面が円形の底部12bと、底部12bの外周縁に沿って立設された側周部12cとからなるカップ形状の基部12を有している。基部12の側周部12cの内周面は、オイルフィルターF(図3参照)の外周面頂部に形成された多角面に対応する多角面形状となっており、オイルフィルターFの頂部に嵌合可能になっている。なお、オイルフィルターFの外周面頂部に上面と直交する方向に沿って一定の長さの凹条形状が複数形成されている場合などもあり、基部12の側周部12cの内周面は多角面形状に限定されることはなく、オイルフィルターFの外周面に形成された形状に対応する形状を有し、オイルフィルターFに嵌合可能であればよい。基部12の材質としては、特に限定されるものではないが、アルミニウムやスチールなどの金属を用いることができる。
基部12の底部12b内側には、開口部12a側に向けて突出する突起部13が立設されている。本実施形態においては、突起部13は1本設けられているのみであるが、本数は限定されるものではなく、複数本有していてもよく、3〜5本設けることが好ましい。突起部13のその他の構成は、上述の第1の実施形態の突起部3と同様の構成とすることができる。
基部12の底部12b外側中央部には、基部12を回転させるための工具を係合する係合部14が設けられている。係合部14は、上述の第1の実施形態の係合部4と同様の構成とすることができる。
基部12、突起部13および係合部14の形成方法は、特に限定されるものではなく、上述の第1の実施形態に係るオイルフィルターの取外し工具1と同様の方法を用いて形成することができる。
本実施形態によるオイルフィルターの取外し工具11を用いてオイルフィルターFをエンジンエレメントE(図4参照)から取り外す際には、まず、オイルフィルターFの頂部にオイルフィルターの取外し工具11の基部12が嵌合可能なように位置合わせをするとともに、オイルフィルターFの上面にオイルフィルターの取外し工具11の突起部13の先端を当接させる。そして、オイルフィルターの取外し工具11の基部12あるいは係合部14をめがねレンチなどでオイルフィルターFに向けて叩くことにより、突起部13がオイルフィルターFの外側ケースFaを突き破って内部に突刺された状態にする。この状態で、係合部14にめがねレンチなどを係合して基部12を回転させると、基部12の内周面および突起部13がオイルフィルターFを回転させてエンジンエレメントEからオイルフィルターFが取外される。
本実施形態によるオイルフィルターの取外し工具11は、基部12の内周面だけでなく、オイルフィルターFの外側ケースFaや内部に収納されているフィルター本体の突起部13が突刺された部分を介しても、回転力がオイルフィルターFに伝えられるため、オイルフィルターFが強固にエンジンエレメントEに固着されている場合であっても、基部12の内周面でオイルフィルターFの頂部外周面に形成されている多角面などの形状がつぶされてしまうことはなく、オイルフィルターFをエンジンエレメントEから取り外すことができる。また、係合部14は、基部12において、オイルフィルターFのエンジンエレメントEに取り付けられている面と対向する面に対向して配置される面に設けられているため、操作性がよい。
さらに、基部12の内周面だけでなく、オイルフィルターFの外側ケースFaや内部に収納されているフィルター本体の突起部13が突刺された部分を介しても、回転力がオイルフィルターFに伝えられるため、オイルフィルターFに回転力を加えることにより、オイルフィルターFの外側ケースFaが変形したとしても、基部12の内周面に形成された多角面などの形状の角部に噛みこんでしまうことはなく、突起部13との間にクリアランスが生じる状態となるため、オイルフィルターFをエンジンエレメントEから取り外した後は、オイルフィルターの取外し工具11からオイルフィルターFを手間をかけずに容易に取り外すことができる。
なお、本実施形態によるオイルフィルターの取外し工具11は、基部12の底部の外側中央に、基部12を回転させるための工具を係合する係合部14を設けるようにしたが、この係合部14に替えて、基部12を回転させるために把持する把持部(図示しない)を設けるようにしてもよい。
(第3の実施形態)
次に、本発明によるオイルフィルターの取外し工具のさらに他の実施の形態について、図6を参照して説明する。
次に、本発明によるオイルフィルターの取外し工具のさらに他の実施の形態について、図6を参照して説明する。
本実施形態に係るオイルフィルターの取外し工具21は、図6に示すように、基部22が、断面L字形状の第一の基部221と断面L字形状の第二の基部222とが組み合わされ断面コ字形状となっている。
第一の基部221は、矩形状でオイルフィルターFの周面の一部に対向して配置される第一の周面対向部221aと、矩形状で第一の周面対向部221aの一端に形成されオイルフィルターFの上面の一部に対向して配置される第一の上面対向部221bとからなる。第二の基部222は、矩形状でオイルフィルターFの周面の一部に対向して配置される第二の周面対向部222aと、矩形状で第二の周面対向部222aの一端に形成されオイルフィルターFの上面の一部に対向して配置される第二の上面対向部222bとからなる。
第一の上面対向部221bの外側面、すなわちオイルフィルターFの上面に対向して配置される側の面と対向する面には、棒状の雄ネジ25が設けられている。
第二の上面対向部222bの内側面には、第一の周面対向部221aと第二の周面対向部222aとを対向させた状態で、第一の上面対向部221bの外側面および側面の一部を収納可能な凹部(図示しない)が形成されている。そして、第一の上面対向部221bの外側面および側面の一部を第二の上面対向部222bの凹部の内面に当接させた状態で摺動させることにより、第一の周面対向部221aと第二の周面対向部222aとの間隔を広げたり狭めたりすることができるようになっている。
また、第二の上面対向部222bには、第一の上面対向部221bの外側面に設けられた雄ネジ25を挿入する長孔26が、第一の上面対向部221bの外側面および側面の摺動方向に沿って形成されている。
第一の基部221と第二の基部222とは、第一の上面対向部221bに設けられた雄ネジ25を第二の上面対向部222bに設けられた長孔26に挿入するとともに、第一の上面対向部221bの外側面および側面の一部を第二の上面対向部222bの凹部に収納した状態で雄ネジ25に雌ネジ27を螺合して締め付けることにより、連結されている。そして、雌ネジ25を緩めて、第一の上面対向部221bの外側面および側面の一部を第二の上面対向部222bの凹部に対して摺動させることにより、第一の周面対向部221aと第二の周面対向部222aとの間隔を調整することができるようになっている。
基部22の材質としては、特に限定されるものではないが、アルミニウムやスチールなどの金属を用いることができる。
なお、本実施形態における第一の上面対向部221bと第二の上面対向部222bとは、請求項に記載の連結部を構成する。
第一の周面対向部221aおよび第二の周面対向部222aの内側面、すなわちオイルフィルターF(図3参照)の周面に対向して配置される側の面には、オイルフィルターFに突刺し可能な1本の突起部23が、それぞれ立設されている。なお、突起部23は、第一の周面対向部221aおよび第二の周面対向部222aのそれぞれに、複数本設けてもよいし、どちらか一方に複数本設けてもよい。突起部23のその他の構成は、上述の第1の実施形態の突起部3と同様の構成とすることができる。
第一の上面対向部221bの外側面、すなわちオイルフィルターFの上面に対向して配置される側の面と対向する面の中央部には、基部22を回転させるための工具を係合する係合部24が設けられている。係合部24は、上述の第1の実施形態の係合部4と同様の構成とすることができる。
第一の基部221、第ニの基部222、突起部23および係合部24の形成方法は、特に限定されるものではなく、上述の第1の実施形態に係るオイルフィルターの取外し工具1と同様の方法を用いて形成することができる。
本実施形態によるオイルフィルターの取外し工具21を用いてオイルフィルターFをエンジンエレメントEから取り外す際には、まず、第一の周面対向部221aと第二の周面対向部222aとの間隔を広げて、第一の周面対向部221aと第二の周面対向部222aとがオイルフィルターFの周面に対向し、第一の上面対向部221bと第二の上面対向部222bとがオイルフィルターFの上面に対向するように位置合わせをする。そして、第一の周面対向部221aと第二の周面対向部222aをめがねレンチなどでオイルフィルターFに向けてそれぞれ叩くことにより、突起部23がオイルフィルターFの外側ケースFaを突き破って内部に突刺された状態にし、雌ネジ27を締めて第一の基部221と第二の基部222とを互いに固定する。この状態で、係合部24にめがねレンチなどを係合して基部22を回転させると、突起部23がオイルフィルターFを回転させてエンジンエレメントEからオイルフィルターFが取外される。
本実施形態によるオイルフィルターの取外し工具21は、オイルフィルターFに突刺された突起部23により、オイルフィルターFの外側ケースFaや内部に収納されているフィルター本体の突起部23が突刺された部分を介して、基部22に加えられた回転力がオイルフィルターFに伝えられるため、オイルフィルターFが強固にエンジンエレメントEに固着されている場合であっても、確実にオイルフィルターFをエンジンエレメントEから取り外すことができる。また、係合部24は、基部22において、オイルフィルターFのエンジンエレメントEに取り付けられている面と対向する面に対向させる面に設けられているため、操作性がよい。
さらに、オイルフィルターFに回転力を加えることにより、オイルフィルターFが変形したとしても、突起部23または突起部23との間にクリアランスが生じる状態となるため、オイルフィルターFをエンジンエレメントEから取り外した後は、オイルフィルターの取外し工具21からオイルフィルターFを手間をかけずに容易に取り外すことができる。
なお、本実施形態によるオイルフィルターの取外し工具1は、第一の周面対向部221aと第二の周面対向部222aを矩形状に形成したが、これに限定されるものではなく、突起部23と同じ太さの棒状に形成し突起部23と一体的に連続して設け、突起部23と周面対向部とでL字形状となるようにしてもよい。
なお、本実施形態によるオイルフィルターの取外し工具21は、第一の基部221と第二の基部222とは、第一の上面対向部221bに設けられた雄ネジ25を第二の上面対向部222bに設けられた長孔26に挿入するとともに、第一の上面対向部221bの外側面および側面の一部を第二の上面対向部222bの凹部に収納した状態で雄ネジ25に雌ネジ27を螺合して締め付けることにより、連結されるようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、雄ネジ25、雌ネジ27および長孔26を設けることなく、第一の上面対向部221bの側面に長手方向に沿って凹条を設け、これに係合して摺動可能な凸条を第二の上面対向部222bの側面に長手方向に沿って設けるとともに、第一の上面対向部221bの凹条の先端に第二の上面対向部222bの凸条の抜け落ちを防止する係止部(図示しない)を設けてもよい。この場合、突起部23をオイルフィルターFに突刺した後は、第一の周面対向部221bおよび第二の周面対向部222bの外側からオイルフィルターFとともにバンドなどで締め付け、第一の基部221と第二の基部222とを固定してもよい。
なお、本実施形態によるオイルフィルターの取外し工具21は、第一の上面対向部221bの外側面に、基部22を回転させるための工具を係合する係合部24を設けるようにしたが、この係合部24に替えて、基部22を回転させるために把持する把持部(図示しない)を設けるようにしてもよい。
(第4の実施形態)
次に、本発明によるオイルフィルターの取外し工具のさらに他の実施の形態について、図7を参照して説明する。
次に、本発明によるオイルフィルターの取外し工具のさらに他の実施の形態について、図7を参照して説明する。
本実施形態に係るオイルフィルターの取外し工具31は、図7に示すように、一面が開口された開口部32aと、開口部32aと対向する面に設けられた断面が円形の底部32bと、底部32bの外周縁に沿って立設された側周部32cとからなるカップ形状の基部32を有している。基部32の側周部32cには、オイルフィルターF(図3参照)に突刺し可能な突刺手段33を挿通する孔状の挿通部35が設けられている。挿通部35は、1つ設けられているのみでもよいし、複数個設けられていてもよい。また、挿通部35は、基部32の側周部32cではなく、基部32の底部32bに設けられていてもよいし、側周部32cと底部32bの両方に設けられていもよい。基部32のその他の構成は、上述の第2の実施形態の基部12と同様の構成とすることができる。
突刺手段33は、少なくともその先端部がオイルフィルターFの外側ケースFaを突き破り、オイルフィルターFの内部に突刺すことができる程度に鋭利な形状となっていればよい。本実施形態においては、突刺手段33は、一端を尖らせた断面円形の細い長い棒状体33aを有しており、棒状体33aの他端には、突刺手段33をオイルフィルターの取外し工具31の基部32から引き抜く際に用いるバールなどの工具を係止させるための棒状体33aよりも大きな径の係止部33bが形成されている。突刺手段33のその他の構成は、上述の第1の実施形態の突起部3と同様の構成とすることができる。
基部32の底部33b外側中央部には、基部32を回転させるための工具を係合する係合部34が設けられている。係合部34は、上述の第1の実施形態の係合部4と同様の構成とすることができる。
基部32および係合部34の形成方法は、特に限定されるものではなく、上述の第1の実施形態に係るオイルフィルターの取外し工具1と同様の方法を用いて形成することができる。
本実施形態によるオイルフィルターの取外し工具31を用いてオイルフィルターFをエンジンエレメントEから取り外す際には、まず、オイルフィルターFの頂部にオイルフィルターの取外し工具31の基部32を嵌合させる。そして、突刺手段33の先端をオイルフィルターの取外し工具31の基部32の挿通部35に差し込み、突刺手段33の係止部33bをめがねレンチなどでオイルフィルターFに向けて叩くことにより、突刺手段33が、オイルフィルターの取外し工具31の基部32の挿通部35に挿通された状態で、オイルフィルターFの外側ケースFaを突き破って内部に突刺された状態にする。この状態で、係合部34にめがねレンチなどを係合して基部32を回転させると、基部32の内周面および突刺手段33がオイルフィルターFを回転させてエンジンエレメントEからオイルフィルターFが取外される。なお、挿通部35が複数設けられている場合には、オイルフィルターFが取り付けられている位置や向き、環境に応じて、突刺手段33を突刺しやすい位置にある挿通部35に選択的に差し込み、オイルフィルターFに突刺手段33を突刺してもよい。
本実施形態によるオイルフィルターの取外し工具31は、基部32の内周面だけでなく、オイルフィルターFの外側ケースFaや内部に収納されているフィルター本体の突刺手段33が突刺された部分を介しても、回転力がオイルフィルターFに伝えられるため、オイルフィルターFが強固にエンジンエレメントEに固着されている場合であっても、基部32の内周面でオイルフィルターFの頂部外周面に形成されている多角面などの形状がつぶされてしまうことはなく、オイルフィルターFをエンジンエレメントEから取り外すことができる。また、係合部34は、基部32において、オイルフィルターFのエンジンエレメントEに取り付けられている面と対向する面に対向して配置される面に設けられているため、操作性がよい。
さらに、基部32の内周面だけでなく、オイルフィルターFの外側ケースFaや内部に収納されているフィルター本体の突刺手段33が突刺された部分を介しても、回転力がオイルフィルターFに伝えられるため、オイルフィルターFに回転力を加えることにより、オイルフィルターFの外側ケースFaが変形したとしても、基部32の内周面に形成された多角面などの形状の角部に噛みこんでしまうことはなく、突刺手段33との間にクリアランスが生じる状態となるため、オイルフィルターFをエンジンエレメントEから取り外した後は、突刺手段33を抜きとることにより、オイルフィルターの取外し工具31からオイルフィルターFを手間をかけずに容易に取り外すことができる。
なお、本実施形態によるオイルフィルターの取外し工具31は、基部32の底部32bの外側中央に、基部32を回転させるための工具を係合する係合部34を設けるようにしたが、この係合部34に替えて、基部32を回転させるために把持する把持部(図示しない)を設けるようにしてもよい。
また、本実施形態によるオイルフィルターの取外し工具31は、基部32をカップ形状に形成したが、第1の実施形態や第3の実施形態に係るオイルフィルターの取外し工具1,21の基部2,22と同様の形状にしてもよい。この場合、基部の第1の実施形態や第3の実施形態に係るオイルフィルターの取外し工具1、21において突起部3,23が設けられている位置に、突起部3,23に替えて挿通部を設けるとよい。
(第5の実施形態)
第3の実施形態に係るオイルフィルターの取外し工具21において突起部23が設けられている位置に、突起部23に替えて挿通部を設ける場合、図8に示すように、挿通部45は、第一の周面対向部421aと第二の周面対向部422aの端部が切り欠かれた形状とすることもできる。この場合、連結部は、第一の周面対向部421aと第二の周面対向部422aとの間隔を調節可能とする必要はなく、基部42は一体的に連続して形成されたコ字状とすることができる。また、突刺手段43は、オイルフィルターFの径より長い1本の棒状体であって一端を尖らせたものを用いることができる。その他の各構成については、第4の実施形態と同様の構成とすることができる。
第3の実施形態に係るオイルフィルターの取外し工具21において突起部23が設けられている位置に、突起部23に替えて挿通部を設ける場合、図8に示すように、挿通部45は、第一の周面対向部421aと第二の周面対向部422aの端部が切り欠かれた形状とすることもできる。この場合、連結部は、第一の周面対向部421aと第二の周面対向部422aとの間隔を調節可能とする必要はなく、基部42は一体的に連続して形成されたコ字状とすることができる。また、突刺手段43は、オイルフィルターFの径より長い1本の棒状体であって一端を尖らせたものを用いることができる。その他の各構成については、第4の実施形態と同様の構成とすることができる。
本実施形態によるオイルフィルターの取外し工具41を用いてオイルフィルターFをエンジンエレメントEから取り外す際には、まず、オイルフィルターFの周面頂部付近の任意の位置から対向する周面側に向けて、突刺手段43を突刺し、オイルフィルターFを貫通した状態にする。そして、オイルフィルターFの周面から突出している突刺手段43を跨ぐようにして基部42をオイルフィルターFの上方から被せ、突刺手段43を挿通部45に挿入させるとよい。その他については、第4の実施形態などと同様である。
1,11,21,31,41:オイルフィルターの取外し工具
2,12,22,32,42:基部
3,13,23:突起部
33,43:突刺手段
4,14,24,34,44:係合部
5:把持部
35,45:挿通部
F:オイルフィルター
E:エンジンエレメント
2,12,22,32,42:基部
3,13,23:突起部
33,43:突刺手段
4,14,24,34,44:係合部
5:把持部
35,45:挿通部
F:オイルフィルター
E:エンジンエレメント
Claims (11)
- 基部と、
前記基部に立設され、オイルフィルターに突刺し可能な突起部と、
前記基部に設けられ、前記基部を回転させるための工具を係合する係合部と、
を有し、
前記係合部は、前記基部において、前記オイルフィルターの前記エンジンエレメントに取り付けられている面と対向する面に対向して配置される面に設けられており、
前記突起部を前記オイルフィルターに突刺した状態で、前記工具を前記係合部に係合して前記基部を回転させることにより、前記突起部が前記オイルフィルターを回転させて前記エンジンエレメントから前記オイルフィルターを取外し可能であることを特徴とするオイルフィルターの取外し工具。 - 基部と、前記基部に立設され、オイルフィルターに突刺し可能な突起部と、
前記基部に設けられ、前記基部を回転させるために把持する把持部と、
を有し、
前記把持部は、前記基部において、前記オイルフィルターの前記エンジンエレメントに取り付けられている面と対向する面に対向して配置される面に設けられており、
前記突起部を前記オイルフィルターに突刺した状態で、前記把持部を把持して前記基部を回転させることにより、前記突起部が前記オイルフィルターを回転させて前記エンジンエレメントから前記オイルフィルターを取外し可能であることを特徴とするオイルフィルターの取外し工具。 - 基部と、
前記基部に設けられ、オイルフィルターに突刺し可能な突刺手段を挿通する挿通部と、
前記基部に設けられ、前記基部を回転させるための工具を係合する係合部と、
を有し、
前記係合部は、前記基部において、前記オイルフィルターの前記エンジンエレメントに取り付けられている面と対向する面に対向して配置される面に設けられており、
前記突刺手段を前記挿通部に挿通させるとともに前記オイルフィルターに突刺した状態で、前記工具を前記係合部に係合して前記基部を回転させることにより、前記突刺手段が前記オイルフィルターを回転させ前記エンジンエレメントから前記オイルフィルターを取外し可能であることを特徴とするオイルフィルターの取外し工具。 - 基部と、
前記基部に設けられ、オイルフィルターに突刺し可能な突刺手段を挿通する挿通部と、
前記基部に設けられ、前記基部を回転させるために把持する把持部と、
を有し、
前記把持部は、前記基部において、前記オイルフィルターの前記エンジンエレメントに取り付けられている面と対向する面に対向して配置される面に設けられており、
前記突刺手段を前記挿通部に挿通させるとともに前記オイルフィルターに突刺した状態で、前記把持部を把持して前記基部を回転させることにより、前記突刺手段が前記オイルフィルターを回転させ前記エンジンエレメントから前記オイルフィルターを取外し可能であることを特徴とするオイルフィルターの取外し工具。 - 前記基部は、板状であり、前記突起部を複数有しており、
前記突起部を、前記オイルフィルターの前記エンジンエレメントに取り付けられている面と対向する面に突刺すことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のオイルフィルターの取外し工具。 - 前記基部は、板状であり、前記挿通部を複数有しており、
複数の前記突刺手段を、前記挿通部のぞれぞれに挿通させた状態で、前記オイルフィルターの前記エンジンエレメントに取り付けられている面と対向する面に突刺すことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のオイルフィルターの取外し工具。 - 前記基部は、カップ形状を有しており、少なくとも内周面は、前記オイルフィルターの外周面に形成された形状に対応する形状を有し、前記オイルフィルターに嵌合可能であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のオイルフィルターの取外し工具。
- 前記基部は、前記オイルフィルターの周面の一部に対向して配置される第一の周面対向部と、前記第一の周面対向部と対向して設けられ前記オイルフィルターの周面の一部に対向して配置される第二の周面対向部と、前記第一の周面対向部と前記第ニの周面対向部とをその間隔を調節可能に連結する連結部とを有しており、
前記突起部は、前記前記第一の周面対向部および前記第ニの周面対向部の少なくとも一方に、他の周面対向部側に向けて突出するように設けられており、
前記係合部は、前記連結部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のオイルフィルターの取外し工具。 - 前記基部は、前記オイルフィルターの周面の一部に対向して配置される第一の周面対向部と、前記第一の周面対向部と対向して設けられ前記オイルフィルターの周面の一部に対向して配置される第二の周面対向部と、前記第一の周面対向部と前記第ニの周面対向部とをその間隔を調節可能に連結する連結部とを有しており、
前記突起部は、前記前記第一の周面対向部および前記第ニの周面対向部の少なくとも一方に、他の周面対向部側に向けて突出するように設けられており、
前記把持部は、前記連結部に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のオイルフィルターの取外し工具。 - 前記基部は、前記オイルフィルターの周面の一部に対向して配置される第一の周面対向部と、前記第一の周面対向部と対向して設けられ前記オイルフィルターの周面の一部に対向して配置される第二の周面対向部と、前記第一の周面対向部と前記第ニの周面対向部とを連結する連結部とを有しており、
前記挿通部は、前記前記第一の周面対向部および前記第ニの周面対向部の少なくとも一方に設けられており、
前記係合部は、前記連結部に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のオイルフィルターの取外し工具。 - 前記基部は、前記オイルフィルターの周面の一部に対向して配置される第一の周面対向部と、前記第一の周面対向部と対向して設けられ前記オイルフィルターの周面の一部に対向して配置される第二の周面対向部と、前記第一の周面対向部と前記第ニの周面対向部とを連結する連結部とを有しており、
前記挿通部は、前記前記第一の周面対向部および前記第ニの周面対向部の少なくとも一方に設けられており、
前記把持部は、前記連結部に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のオイルフィルターの取外し工具。
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JP2013110125A JP2014227971A (ja) | 2013-05-24 | 2013-05-24 | オイルフィルターの取外し工具 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2013-05-24 JP JP2013110125A patent/JP2014227971A/ja active Pending
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