JP2014227270A - エスカレータ乗降口用照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】デッキカバーに光源及び電源装置を設けずにデッキカバーで効果的に注意喚起できると共に、保全性を損なうことなく乗客(利用者)が安全に乗降できるエスカレータ乗降口用照明装置を提供する。【解決手段】この照明装置では、欄干8の端部に設けられた人感センサ7が乗降口付近での乗客の接近を検出すると、デッキカバー3に着脱可能に装着された導光板1aの両端側における受光窓に対して対向するフレーム6の位置に設けた光源4が発光し、その光を受けて導光板1aの上面部が広範囲で面発光し、その状態で表記部の文字「乗降時は足元にご注意ください」が視覚上で浮き立ち、乗客に対して効果的に注意喚起でき、フレーム6に光源4及びそれに電源供給する配線を含む電源装置5を設けてデッキカバー3の導光板1aで効果的に注意喚起させることができる構造であるため、デッキカバー3の着脱に際して配線4aが切断される危険性が回避される。【選択図】図3
Description
本発明は、エスカレータの移動踏み板に乗ろうとする乗客(利用者)を乗降口で安全に誘導するための注意喚起機能を持つエスカレータ乗降口用照明装置に関する。
従来、エスカレータは、乗客が乗降床(デッキカバー)の端から次々と出現する無端状に連結された複数の移動踏み板(以下、ステップと呼ぶ)にタイミングを合わせて乗り移る乗物として知られるが、乗り移るタイミングを損なうと、ステップ同士の境目に乗ってしまったり、或いは無理に境目を外してステップを踏むこと等により、体のバランスを崩して転倒したりする恐れがあり、危険な面もある。
そこで、このような危険を対策した周知技術として、乗客が乗り降りする乗降部の改善を図った「エスカレータ」(特許文献1参照)、ステップの位置を表す矢印や乗客の注意を促す文字等を表示し、安価で小型且つ意匠的に見栄えが良い「エスカレータの表示装置」(特許文献2参照)が挙げられる。
上述した特許文献1に係る技術は、踏段(移動踏み板、ステップと同じ)の動きと連動して光学的に踏段の動きを表示する誘導表示装置を乗降板(乗降床、デッキカバーと同じ)に設け、乗客が乗るべき部位を表示して表示の延長した所に足を運ぶ(出す)ことによりスムーズにステップに乗れるようにしたものであるが、こうしたデッキカバーに多数の表示装置(表示部)を設ける構成の場合にはエスカレータから各表示装置に対する配線が多数必要となり、これらの配線が保守点検等の保全作業でデッキカバーを取り外したり、或いは設置する際の障害となり、作業ミス等があると誤って配線を断線してしまう等のトラブルを生じるため、取り扱い上が不便であるという問題がある。
また、引用文献2に係る技術は、乗場床下からステップが現れる付近の側壁のスカートガード部に透明媒体の周縁部に設けた発光体と、発光色で感光反応する感光材料で表現された被表示物と、を備え、乗客が乗降する際に側面で発光するパネルに表示した文字等で注意喚起するものであるが、乗場の側面に発光するパネルを設ける構成であるため、側面を見る乗客には有効に注意喚起できても、乗り込む際にステップの方を注視している乗客には有効に注意喚起することができないという構造上の弱点がある。
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、デッキカバーに光源及び電源装置を設けずにデッキカバーで効果的に注意喚起できると共に、保全性を損なうことなく乗客が安全に乗降できるエスカレータ乗降口用照明装置を提供することにある。
上記技術的課題を解決するため、本発明は、無端状に連結された複数のステップと、フレームに設置されて複数のステップの手前に配置されるデッキカバーと、を備えたエスカレータの乗降口付近に配置されるエスカレータ乗降口用照明装置であって、デッキカバーの局部に対して着脱可能に取り付けられると共に、両端側に受光窓を有する導光材から成る導光板と、フレームでの受光窓に対向する位置に設けられた光源と、を備え、導光板は、光源からの光を受光窓から受けて面発光することを特徴とする。
本発明のエスカレータ乗降口用照明装置によれば、デッキカバーに着脱可能に装着された導光板の両端側における受光窓に対して対向するフレームの位置に設けた光源からの光を受けて導光板が面発光し、フレームに光源及びそれに電源供給する配線を含む電源装置を設けてデッキカバーの導光板で効果的に注意喚起させることができる構成としているため、デッキカバーの着脱に際して配線が切断される危険性が回避され、結果として、保全性を損なうことなく注意喚起された乗客(利用者)が安全に乗降できるようになる。
以下に、本発明のエスカレータ乗降口用照明装置について、実施例を挙げ、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るエスカレータ乗降口用照明装置における光学部材であって、デッキカバー(乗降床)3に対してスライド移動により着脱可能な導光板1の組み付け構造を分解して示した外観斜視図である。図2は、図1で説明した組み付け構造についての配線4a済みの光源4が設けられたフレーム6に対する組み付け構造を分解して示した外観斜視図である。図3は、図2で説明した組み付け構造を電源装着を含めてエスカレータの乗降口に適用した場合の実施例1に係るエスカレータ乗降口用照明装置全体を含む周辺構造の要部を一部破断して示した外観斜視図である。
最初に、図1を参照すれば、このエスカレータ乗降口用照明装置における光学部材となる導光板1は、短手方向の両端側に光学的な受光窓2を有してデッキカバー3の上面部における略中央の局部に設けられた溝付き凹部に対してスライド移動により着脱可能に取り付けられるスライド方向に対する垂直な平面方向での断面形状が略凸状である様子を示している。即ち、導光板1は、スライド方向の長手方向の両側に溝付き凹部の溝にガイドされる鍔部を有しており、鍔部が溝にガイドされて完全に装着された状態ではデッキカバー3の上面と導光板1の上面とが同一面になる嵌合状態となり、容易には外れない構造となっている。
次に、図2を参照すれば、図1で説明した導光板1がスライド移動によりデッキカバー3に装着された一枚板状の組み付け構造を配線4a済みの光源4が設けられた枠状のフレーム6に対して上方から実装する様子を示している。この実装状態では、フレーム6にデッキカバー3が装着された際に導光板1の受光窓2の位置と対向するフレーム6の立面内壁側の位置に対して、LEDテープや蛍光灯等により面状や線状に発光する光源4が設けられる構造となる。尚、光源4の厚みが小さい場合にはそのままフレーム6の立面内壁側に設けて構わないが、蛍光灯等で厚みが大きくなった場合には光源4を収容する収容部をフレーム6の立面外壁側に設けても良い。何れにせよ、光源4に電源を供給するための配線4aは、フレーム6の立面外壁側に沿って配設されるため、デッキカバー3の着脱(実装や取り外し)に際して干渉されず、破断の危険性が極めて低くなっている。即ち、ここでは、デッキカバー3の導光板1を発光させるための光源4や配線4a、更には後述する電源装置をデッキカバー3自体に設ける必要がないため、保守点検等で保全性が損なわれない構造となっている。
更に、図3を参照すれば、図2で説明した組み付け構造(基本的には配線4a済みの光源4が設けられたフレーム6に対して、導光板1がデッキカバー3に装着された一枚板状の組み付け構造を実装した形態のもの)について、フレーム6の下面側で配線4aの剥き出し線と電気的に接続するように電源装置5を装着してエスカレータの乗降口に適用した場合の照明装置全体を含む周辺構造の要部を示している。具体的に云えば、図2で説明した組み付け構造を用いて櫛板11を介して無端状に連結された複数のステップ10に対して結合した様子を示す他、上述した無表記の導光板1をそのまま用いず、これに代えて乗客(利用者)に対する注意喚起用の表記部を有する導光板1aを用いている。図3に示す導光板1aの表記部では、導光板1aの上面に面発光時にコントラストで強調表示される文字「乗降時には足元にご注意ください」が表記される場合を示すが、その他に図形等を加えて例えば「足元に注意△」とするような表記としても良い。
加えて、図3を参照すれば、デッキカバー3の周囲の乗降口近傍となるハンドレール9が取り付けられた欄干8の端部には、乗降口付近での乗客(利用者)の接近を検出する人感センサ7が設けられ、光源4が人感センサ7により乗客(利用者)を検出した結果を受けて発光するようになっている。即ち、この照明装置では、欄干8の端部に設けられた人感センサ7が乗降口付近での乗客(利用者)の接近を検出すると、光源4が発光してデッキカバー3に取り付けられた導光板1a両端の受光窓2から光入射し、導光板1a内部に伝達されると乱反射により導光板1aの上面部が広範囲で面発光し、その状態で表記部の文字「乗降時には足元にご注意ください」が視覚上で浮き立つため、乗客(利用者)に対して効果的に注意喚起することができる。
以上に説明した実施例1に係るエスカレータ乗降口用照明装置によれば、デッキカバー3に着脱可能に装着された導光板1aの両端側における受光窓2に対して対向するフレーム6の位置に設けた光源4からの光を受けて導光板1aが面発光し、フレーム6に光源4及びそれに電源供給する配線4aを含む電源装置5を設けてデッキカバー3の導光板1aで効果的に注意喚起させることができる構造であるため、デッキカバー3の着脱に際して配線4aが切断される危険性が回避される。この結果、保全性を損なうことなく注意喚起された乗客(利用者)が安全に乗降できるようになる。
1、1a 導光板
2 受光窓
3 デッキカバー(昇降床)
4 光源
4a 配線
5 電源装置
6 フレーム
7 人感センサ
8 欄干
9 ハンドレール
10 ステップ(移動踏み板)
11 櫛板
2 受光窓
3 デッキカバー(昇降床)
4 光源
4a 配線
5 電源装置
6 フレーム
7 人感センサ
8 欄干
9 ハンドレール
10 ステップ(移動踏み板)
11 櫛板
Claims (4)
- 無端状に連結された複数の移動踏み板と、フレームに設置されて前記複数の移動踏み板の手前に配置されるデッキカバーと、を備えたエスカレータの乗降口付近に配置されるエスカレータ乗降口用照明装置であって、
前記デッキカバーの局部に対して着脱可能に取り付けられると共に、両端側に受光窓を有する導光材から成る導光板と、前記フレームでの前記受光窓に対向する位置に設けられた光源と、を備え、
前記導光板は、前記光源からの光を前記受光窓から受けて面発光することを特徴とするエスカレータ乗降口用照明装置。 - 請求項1記載のエスカレータ乗降口用照明装置において、前記デッキカバーの周辺の前記乗降口近傍に設けられて当該乗降口付近での利用者の接近を検出する人感センサを備え、前記光源は、前記人感センサにより利用者を検出した結果を受けて発光することを特徴とするエスカレータ乗降口用照明装置。
- 請求項1記載のエスカレータ乗降口用照明装置において、前記導光板は、利用者に対する注意喚起用の表記部を有することを特徴とするエスカレータ乗降口用照明装置。
- 請求項3記載のエスカレータ乗降口用照明装置において、前記表記部は、前記導光板の上面に表記されると共に、前記面発光時にコントラストで強調表示される文字又は図形であることを特徴とするエスカレータ乗降口用照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013108984A JP2014227270A (ja) | 2013-05-23 | 2013-05-23 | エスカレータ乗降口用照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013108984A JP2014227270A (ja) | 2013-05-23 | 2013-05-23 | エスカレータ乗降口用照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014227270A true JP2014227270A (ja) | 2014-12-08 |
Family
ID=52127476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013108984A Pending JP2014227270A (ja) | 2013-05-23 | 2013-05-23 | エスカレータ乗降口用照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014227270A (ja) |
-
2013
- 2013-05-23 JP JP2013108984A patent/JP2014227270A/ja active Pending
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