JP2014226852A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】カラー印刷機で印刷したカラーページとモノクロ印刷機で印刷したモノクロページとを1つの文書として合わせたときに見栄えが悪くなることを抑制する画像形成装置および方法を提供する。
【解決手段】カラーとモノクロとが混在する原稿のうちカラーが含まれるページを印刷する画像形成装置2は、受信手段21と、取得手段22と、画像形成手段22と、印刷手段25と、を有する。受信手段21は印刷ジョブを受信し、取得手段22は印刷濃度情報および階調カーブ情報のうちの少なくとも一方を取得する。画像形成手段22は、印刷データに含まれるオブジェクトを抽出し、オブジェクトのオブジェクト情報および色情報を取得し、オブジェクト情報がテキストまたは図形であり、かつ、色情報が黒色(K)のみである場合、印刷濃度情報および階調カーブ情報のうちの少なくとも一方を使用して印刷データに基づいて印刷画像データを生成する。
【選択図】図5
【解決手段】カラーとモノクロとが混在する原稿のうちカラーが含まれるページを印刷する画像形成装置2は、受信手段21と、取得手段22と、画像形成手段22と、印刷手段25と、を有する。受信手段21は印刷ジョブを受信し、取得手段22は印刷濃度情報および階調カーブ情報のうちの少なくとも一方を取得する。画像形成手段22は、印刷データに含まれるオブジェクトを抽出し、オブジェクトのオブジェクト情報および色情報を取得し、オブジェクト情報がテキストまたは図形であり、かつ、色情報が黒色(K)のみである場合、印刷濃度情報および階調カーブ情報のうちの少なくとも一方を使用して印刷データに基づいて印刷画像データを生成する。
【選択図】図5
Description
本発明は、画像形成装置および画像形成方法に関する。
カラー印刷機が広く一般に普及し、職場や家庭などで原稿をカラー印刷する機会が増加している。通常、原稿はカラーページだけ、あるいはモノクロページだけの場合のみならずカラーページとモノクロページとが混在する場合もありうる。あるいは、1ページ中にカラーの部分とモノクロの部分とが混在する場合もありうる。このように、カラーとモノクロとが混在する原稿を1台の印刷機を使用して印刷する場合、カラー印刷機を使用してカラー印刷することになる。ところが、カラー印刷は、モノクロ印刷に比べて印刷コストがかさむ。ユーザーが負担する印刷コストを抑制する観点からは、カラー印刷機の使用を必要最低限に留めることが望まれる。
これに関連して、印刷コストの低減を考慮しつつ原稿をカラーで印刷する技術としては、下記の特許文献1の画像処理装置が知られている。当該画像処理装置では、原稿をカラーが含まれるカラーページと、カラーが含まれずモノクロのみのモノクロページとに分類する。そして、上記カラーページをカラー印刷機で印刷し、モノクロページをモノクロ印刷機で印刷することにより、カラー印刷機の使用を抑制して印刷コストの低減を図っている。
しかしながら、特許文献1の技術では、カラー印刷機およびモノクロ印刷機の各々が出力できる最高濃度などの違いにより、カラーページに含まれる黒文字と、モノクロページの黒文字とで色味が違ってしまい、1つの文書として合わせたときに見栄えが悪くなる、という問題がある。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものである。したがって、本発明の目的は、カラー印刷機で印刷したカラーページとモノクロ印刷機で印刷したモノクロページとを1つの文書として合わせたときに見栄えが悪くなることを抑制する画像形成装置および画像形成方法を提供することである。
本発明の上記目的は、下記によって達成される。
(1)カラーとモノクロとが混在する原稿のうちカラーが含まれるページを印刷する画像形成装置であって、前記原稿に基づいて生成された印刷ジョブを受信する受信手段と、前記原稿のうちモノクロのみのページを印刷するモノクロ画像形成装置の印刷濃度情報および階調カーブ情報のうちの少なくとも一方を取得する取得手段と、前記印刷ジョブの印刷データをラスタライズし、印刷画像データを生成する画像形成手段と、前記印刷画像データに基づいて印刷画像を用紙に印刷する印刷手段と、を有し、前記画像形成手段は、前記印刷データに含まれるオブジェクトを抽出し、当該オブジェクトのオブジェクト情報および色情報を取得し、前記オブジェクト情報がテキストまたは図形であり、かつ、前記色情報が黒色(K)のみである場合、前記印刷濃度情報および前記階調カーブ情報のうちの少なくとも一方を使用して前記印刷データに基づいて印刷画像データを生成する、画像形成装置。
(2)前記印刷ジョブの印刷設定を解析する解析手段をさらに有し、前記印刷設定のK版補正処理設定がオンである場合、前記取得手段は、前記印刷濃度情報および階調カーブ情報のうちの少なくとも一方を取得し、前記画像形成手段は、前記印刷データに含まれるオブジェクトを抽出し、当該オブジェクトのオブジェクト情報および色情報を取得し、前記オブジェクト情報がテキストまたは図形であり、かつ、前記色情報が黒色(K)のみである場合、前記印刷濃度情報および前記階調カーブ情報のうちの少なくとも一方を使用して前記印刷データに基づいて印刷画像データを生成することを特徴とする上記(1)に記載の画像形成装置。
(3)前記印刷濃度情報および前記階調カーブ情報は、前記印刷設定で設定されたIPアドレスの前記モノクロ画像形成装置に格納されていることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の画像形成装置。
(4)前記印刷濃度情報および前記階調カーブ情報は、前記印刷設定で設定されたIPアドレスのサーバーに格納されていることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の画像形成装置。
(5)前記印刷ジョブは、クライアントPC上で動作するプリンタードライバーで生成されることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(6)カラーとモノクロとが混在する原稿のうちカラーが含まれるページを印刷する画像形成方法であって、前記原稿に基づいて生成された印刷ジョブを受信する段階(a)と、前記原稿のうちモノクロのみのページを印刷するモノクロ画像形成装置の印刷濃度情報および階調カーブ情報のうちの少なくとも一方を取得する段階(b)と、前記印刷ジョブの印刷データをラスタライズし、印刷画像データを生成する段階(c)と、前記印刷画像データに基づいて印刷画像を用紙に印刷する段階(d)と、を有し、前記印刷画像データを生成する段階(c)では、前記印刷データに含まれるオブジェクトを抽出し、当該オブジェクトのオブジェクト情報および色情報を取得し、前記オブジェクト情報がテキストまたは図形であり、かつ、前記色情報が黒色(K)のみである場合、前記印刷濃度情報および前記階調カーブ情報のうちの少なくとも一方を使用して前記印刷データに基づいて印刷画像データを生成する、画像形成方法。
(7)前記段階(a)の後で、かつ、前記段階(b)の前において、前記印刷ジョブの印刷設定を解析する段階をさらに有し、前記印刷設定のK版補正処理設定がオンである場合、前記段階(b)では、前記印刷濃度情報および階調カーブ情報のうちの少なくとも一方を取得し、前記段階(c)では、前記印刷データに含まれるオブジェクトを抽出し、当該オブジェクトのオブジェクト情報および色情報を取得し、前記オブジェクト情報がテキストまたは図形であり、かつ、前記色情報が黒色(K)のみである場合、前記印刷濃度情報および前記階調カーブ情報のうちの少なくとも一方を使用して前記印刷データに基づいて印刷画像データを生成することを特徴とする上記(6)に記載の画像形成方法。
(8)画像形成装置に上記(6)または(7)に記載の画像形成方法を実行させるように構成される、制御プログラム。
(9)上記(8)に記載の制御プログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体。
(10)上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の画像形成装置と、前記モノクロ画像形成装置と、前記モノクロ画像形成装置の印刷濃度情報および階調カーブ情報が格納されている装置のIPアドレス設定とK版補正処理設定とを含む印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成装置と、を有する、画像形成システム。
本発明によれば、カラー印刷機で印刷する黒の印字色を、モノクロ印刷機で印刷する黒の印字色に合わせられる。したがって、カラー印刷機で印刷したカラーページとモノクロ印刷機で印刷したモノクロページとを1つの文書として合わせたときに見栄えが悪くなることを抑制できる。
以下、添付した図面を参照して本発明の画像形成装置および画像形成方法の実施形態を説明する。なお、図中、同一の部材には同一の符号を用いた。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の画像形成装置および画像形成方法を説明する。図1は本発明の第1の実施形態の画像形成システムの全体構成を示す概略ブロック図であり、図2は図1に示すクライアントPCの構成を示す概略ブロック図である。また、図3は図2に示すHDDに保存されているソフトウェアプログラムを説明するための概略ブロック図であり、図4は本実施形態の印刷ジョブの構成を説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の画像形成装置および画像形成方法を説明する。図1は本発明の第1の実施形態の画像形成システムの全体構成を示す概略ブロック図であり、図2は図1に示すクライアントPCの構成を示す概略ブロック図である。また、図3は図2に示すHDDに保存されているソフトウェアプログラムを説明するための概略ブロック図であり、図4は本実施形態の印刷ジョブの構成を説明するための図である。
図1に示すように、本実施形態の画像形成システムAは、クライアントPC(Personal Computer)1、第1画像形成装置2、および第2画像形成装置3を有する。本実施形態では、第1画像形成装置2は、カラーを含む原稿を印刷できる画像形成装置(以下、カラー印刷機とも称する。)であり、第2画像形成装置3は、モノクロの原稿を印刷できる画像形成装置(以下、モノクロ印刷機とも称する。)である。クライアントPC1、第1画像形成装置2、および第2画像形成装置3はネットワーク4を介して相互に通信可能に接続されている。なお、本実施形態の画像形成システムAに含まれるクライアントPCの数および画像形成装置の数は、上記の場合に限定されない。
クライアントPC1は、たとえばパーソナルコンピューター、ワークステーション、携帯情報端末などでありうる。カラー印刷機2およびモノクロ印刷機3は、たとえばプリンター、複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの機器の機能を兼ね備えた複合機(MFP)などでありうる。ネットワーク4は、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDIなどの規格によりコンピューターやネットワーク機器同士を接続したLAN、あるいはLAN同士を専用線で接続したWANなどを含む。
クライアントPC1は、印刷ジョブ生成装置として機能し、印刷ジョブを生成して、カラー印刷機2およびモノクロ印刷機3に送信する。印刷ジョブの詳細については後述する。
図2に示すように、クライアントPC1は、ネットワークI/F(InterFace)11、CPU(Central Processing Unit)12、HDD(Hard Disk Drive)13、メモリ14、操作部15、および表示部16を有する。これらの各構成要素は、バス17を介して相互に接続されている。
ネットワークI/F11は、ネットワーク4を経由してカラー印刷機2およびモノクロ印刷機3に接続し、クライアントPC1とカラー印刷機2およびモノクロ印刷機3との間においてデータの送受信を実行する。
CPU12は、各種ソフトウェアプログラムを実行し、印刷ジョブを生成して、ネットワークI/F11に対して当該印刷ジョブをカラー印刷機2およびモノクロ印刷機3に送信するように指示する。
図3に示すように、HDD13は、大容量の記憶装置であり、ソフトウェアプログラムであるOS(Operating System)130、アプリケーション131、カラー用プリンタードライバー132、およびモノクロ用プリンタードライバー133を格納する。
アプリケーション131は、ユーザーが原稿を作成するためのソフトウェアプログラムである。本実施形態では、ユーザーが作成する原稿には、カラーとモノクロとが混在しうる。
また、カラー用プリンタードライバー132は、カラー用印刷ジョブを生成し、カラー印刷機2に送信するためのソフトウェアプログラムである。一方、モノクロ用プリンタードライバー133は、モノクロ用印刷ジョブを生成し、モノクロ印刷機3に送信するためのソフトウェアプログラムである。
アプリケーション131、カラー用プリンタードライバー132、およびモノクロ用プリンタードライバー133は、CPU12によって実行される際にメモリ14の揮発性の記憶装置であるRAMに転送される。なお、HDD13には、上記ソフトウェアプログラム以外にもクライアントPC1の動作に必要な他のソフトウェアプログラムも格納されている。
アプリケーション131は、ユーザーから印刷設定の指示を受け付けて、カラー用プリンタードライバー132およびモノクロ用プリンタードライバー133に対して印刷設定画面を表示させるように指示する。本実施形態では、カラー用プリンタードライバー132およびモノクロ用プリンタードライバー133は、ユーザーとクライアントPC1との間のインターフェースとしての役割を果たすGUI(Graphical User Interface)を備えている。したがって、ユーザーは、表示部16に表示されるGUIの上記印刷設定画面を介して操作部15から印刷設定に関する情報を入力することができる。
カラー用プリンタードライバー132は、アプリケーション131の指示に基づいて、ユーザーに印刷設定に関する情報を入力するように促し、入力された情報に基づいてカラー用印刷ジョブを生成する。そして、生成されたカラー用印刷ジョブは、ネットワークI/F11を介してカラー印刷機2に送信される。同様に、モノクロ用プリンタードライバー133は、アプリケーション131の指示に基づいて、ユーザーに印刷設定に関する情報を入力するように促し、入力された情報に基づいてモノクロ用印刷ジョブを生成する。そして、生成されたモノクロ用印刷ジョブは、ネットワークI/F11を介してモノクロ印刷機3に送信される。
操作部15は、ユーザー入力を受け付けて、CPU12に伝達する。操作部15は、たとえばキーボード、マウスなどのポインティングデバイスを備え、ユーザーから各種設定や各種指示を受け付ける。
表示部16は、ユーザー入力の受け付け画面、処理結果などの各種情報を表示する。表示部16は、たとえば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレなどを備える。
図4に示すように、カラー用印刷ジョブおよびモノクロ用印刷ジョブは、各々印刷設定および印刷データを含む。本実施形態では、印刷設定は、用紙サイズ設定、排紙トレイ設定などの設定を含む。なお、図4に示す「K版補正処理設定」については、第2の実施形態で説明する。
印刷データは、原稿の1ページ〜最終ページの各々について、データファイルおよびレイアウトファイルを含む。データファイルとしては、PS(PostScript(登録商標))、PDF(Portable Document Format)、PCL(Printer Control Language)、およびXPS(XML Paper Specification)などのページ記述言語(PDL)で記述されたファイルが使用される。また、レイアウトファイルには、PSで記述されたオブジェクトが定義されている。
次に、図5〜図7を参照して、本実施形態の第1画像形成装置および第2画像形成装置について説明する。図5は図1に示す第1画像形成装置(カラー印刷機)の構成を示す概略ブロック図であり、図6は図5に示す画像処理部の構成を示す概略ブロック図であり、図7は図1に示す第2画像形成装置(モノクロ印刷機)の構成を示す概略ブロック図である。
図5に示すように、カラー印刷機2は、ネットワークI/F21、画像処理部22、操作部23、表示部24、印刷処理部25、後処理部26、制御部27を有し、これらの各構成要素は、バス28を介して相互に接続されている。
ネットワークI/F21は、受信手段として、ネットワーク4を経由してクライアントPC1に接続し、カラー印刷機2とクライアントPC1との間においてデータの送受信を実行する。本実施形態では、ネットワークI/F21は、印刷設定および印刷データを含むカラー用印刷ジョブをクライアントPC1から受信する。
画像処理部22は、受信したカラー用印刷ジョブを解析し、印刷画像データを生成する。図6に示すように、画像処理部22は、RIP(Raster Image Processor)処理部221、色変換処理部222、およびK版補正処理部223を有する。画像処理部22は、解析手段、取得手段、および画像形成手段として機能する。
RIP処理部221は、ネットワークI/F21で受信したカラー用印刷ジョブの印刷データ(PDL)をラスタライズ処理し、ビットマップ形式のラスターデータを生成する。また、RIP処理部221は、上記ラスターデータを構成する画素ごとに、オブジェクト情報を含むタグビットを生成する。上記オブジェクト情報は、対応する画素が属するオブジェクトの種類を示し、たとえば、テキスト(Text)、図形(Graphic)、画像(Image)、非オブジェクト(None)などを識別するための情報である。さらに、RIP処理部221は、上記オブジェクトで使用する色情報を取得する。
色変換処理部222は、RIP処理部221によるラスタライズ処理の際に、入力オブジェクトの色空間を出力用の色空間に変換する。入力オブジェクトの色は、RGB(赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)、Gray Scale、CMYK(シアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)、キー(Key))、CIE(Commision Internationale de l'Eclairage)色空間などの色空間で指定される。一方、印刷処理部25のサポートする色空間はCMYKのみであるため、必要に応じて入力オブジェクトの色空間からCMYKへの色変換処理を実行する。なお、カラー印刷機2が有する色特性などの要求仕様は、カラープロファイルに記述されている。
続いて、画像処理部22は、ラスタライズ処理されて生成されたラスターデータに、予め設定された印刷濃度および階調カーブを適用し、印刷画像データを生成する。
K版補正処理部223は、K版補正情報を取得し、上記オブジェクト情報および色情報が所定条件を満たす場合、通常の色変換処理を実施する代わりに上記K版補正情報を使用して補正処理を実施し、印刷画像データを生成する。K版補正情報および補正処理の詳細については後述する。
操作部23は、ユーザー入力を受け付けて、画像処理部22に伝達する。操作部23は、たとえばテンキー、タッチパネルなどの入力デバイスを有し、ユーザーからの各種設定、各種指示を受け付ける。
表示部24は、ユーザー入力の受け付け画面、処理結果などの各種情報を表示する。表示部24は、たとえば液晶ディスプレイなどを備える。液晶ディスプレイと上記タッチパネルは、タッチパネルディスプレイとして一体的に形成される。
印刷処理部25は、印刷手段として、電子写真式プロセスなどの公知の作像プロセスを用いて、印刷画像データに基づいて印刷画像を用紙にカラー印刷する。印刷処理部25の構成は、従来のカラー印刷装置の印刷処理部の構成と同様であるため、詳細な説明を省略する。
後処理装置26は、ステープル処理、パンチ処理、製本処理などを実行するための装置である。後処理装置26の構成は、従来の後処理装置の構成と同様であるため、詳細な説明を省略する。
制御部27は、ネットワークI/F21、画像処理部22、操作部23、表示部24、印刷処理部25、および後処理部26を制御する。制御部27は、CPUおよび記憶部を有し、当該記憶部に格納された制御プログラムを上記CPU実行でして、ネットワークI/F21、画像処理部22、および印刷処理部25を制御し、本実施形態の画像形成方法を実行する。
次に、図7を参照して、本実施形態のモノクロ印刷機について説明する。図7に示すように、モノクロ印刷機3は、ネットワークI/F31、画像処理部32、操作部33、表示部34、印刷処理部35、後処理部36、および制御部37を有し、これらの各構成要素は、バス38を介して相互に接続されている。以下では、カラー印刷機2と同様の構成については詳しい説明を省略する。
ネットワークI/F31は、クライアントPC1のモノクロ用プリンタードライバー133で生成されたモノクロ用印刷ジョブを受信する。当該モノクロ用印刷ジョブは、画像処理部32に伝達され、RIP処理部によってラスタライズ処理される。なお、本実施形態のモノクロ印刷機3の画像処理部32は色変換処理を実施しない。したがって、画像処理部32はカラー印刷機2のようにカラープロファイルを備える必要はない。
続いて、画像処理部32は、ラスタライズ処理されて生成されたラスターデータに、予め設定された印刷濃度情報および階調カーブ情報を適用し、印刷画像データを生成する。上記印刷濃度情報は、印刷処理部35が印刷画像を用紙にモノクロ印刷する際に使用する印刷濃度に関する情報であり、複数段階の濃度から選択することができる。また、上記階調カーブ情報は、上記ラスターデータのデータ値と印刷濃度との関係を示す情報である。本実施形態では、印刷濃度情報および階調カーブ情報は、画像処理部32に格納されており、K版補正情報として、カラー印刷機2に送信される。
そして、印刷処理部35は、上記印刷画像データに基づいて用紙に印刷画像をモノクロ印刷する。
制御部37は、ネットワークI/F31、画像処理部32、操作部33、表示部34、印刷処理部35、および後処理部36を制御する。
以下、図8〜図11を参照して、本実施形態の画像形成方法の処理手順の概略について説明する。図8は本実施形態のクライアントPCにおけるカラー用印刷ジョブ生成の処理手順の概略を説明するためのフローチャートである。また、図9は本実施形態のカラー印刷機の画像形成方法を説明するためのフローチャートであり、図10は図9に示すステップS202の処理内容を説明するためのフローチャートである。
以下では、カラーとモノクロとが混在する原稿をユーザーが作成し、当該原稿のうちのカラーを含むページがカラー印刷機2でカラー印刷され、モノクロのみのページがモノクロ印刷機3でモノクロ印刷される場合を例示して説明する。
本実施形態では、カラー印刷機2で印刷する黒の印字色を、モノクロ印刷機3で印刷する黒の印字色に合わせる構成を有しているため、カラー用印刷ジョブ生成およびカラー印刷機2における画像形成方法について主に説明する。モノクロ用印刷ジョブ生成およびモノクロ印刷機3における画像形成方法については、通常のモノクロ印刷機によるモノクロ印刷と同様であるので、説明を省略する。カラー用印刷ジョブ生成の処理手順は以下のとおりである。
図8に示すように、まず、印刷設定を実行する(ステップS101)。作成した原稿を印刷するため、ユーザーが操作部15によりカラー用プリンタードライバー132を起動すると、カラー用プリンタードライバー132は、印刷設定画面を開いて各種の印刷設定の入力をユーザーに促す。ユーザーは、たとえば、用紙サイズ、排紙トレイなど必要な設定項目について設定し、上記印刷設定画面を閉じる。
次に、印刷ジョブを生成する(ステップS102)。カラー用プリンタードライバー132は、上記印刷設定および上記原稿のデータに基づいてカラー用印刷ジョブを生成する。
次に、印刷ジョブを送信する(ステップS103)。カラー用プリンタードライバー132は、生成された上記カラー用印刷ジョブをカラー印刷機2にネットワークI/F11を介して送信する。送信された上記カラー用印刷ジョブはカラー印刷機2によって受信される。本実施形態のカラー印刷機2における画像形成方法の処理手順は以下のとおりである。
図9に示すように、まず、印刷ジョブを受信する(ステップS201)。ネットワークI/F21は、クライアントPC1からのカラー用印刷ジョブを受信し、画像処理部22へ伝達する。
次に、印刷画像データを生成する(ステップS202)。画像処理部22は、上記カラー用印刷ジョブの印刷設定を解析し、各々のページの印刷データに基づいて印刷画像データに変換する。印刷画像データの生成方法は、図10のフローチャートに示すとおりである。
まず、K版補正情報を取得する(ステップS301)。K版補正処理部223は、モノクロ印刷機3の画像処理部32に対して、K版補正情報としての印刷濃度情報および階調カーブ情報を要求する。画像処理部32は、K版補正処理部223に対して印刷濃度情報および階調カーブ情報を送信する。
次に、RIP処理およびオブジェクト抽出を実行する(ステップS302)。画像処理部22のRIP処理部221は、上記カラー用印刷ジョブの印刷データをRIP処理し、オブジェクトを抽出する。画像処理部22は、オブジェクト情報がテキスト、図形、画像のいずれかであるかを判定し、かつそのオブジェクトで使用する色情報を取得する。
次に、抽出オブジェクトが所定条件を満たすか否かを判断する(ステップS303)。具体的には、上記オブジェクト情報がテキストまたは図形で、かつ、上記色情報が黒色(K)のみである場合(ステップS303:YES)、K版補正処理を実行する(ステップS304)。本実施形態では、通常のカラープロファイルを使用した色変換処理を行わず、上記ステップS301において取得した印刷濃度情報および階調カーブ情報のうちの少なくとも一方を使用してK版補正処理を実行する。すなわち、色変換処理部222が通常のカラープロファイルを使用して色変換処理を実行する代わりに、K版補正処理部223が、モノクロ印刷機3の上記印刷濃度情報および階調カーブ情報のうちの少なくとも一方に基づいてK版補正処理を実行する。
K版補正処理部223は、現状でのカラー印刷機2およびモノクロ印刷機3が黒色(K)を印刷したときの印字色を推定し、印字色に違いがある場合、カラー印刷機2で印刷するK版の印字色を、モノクロ印刷機3で印刷する印字色に合わせる。
一般に印刷機は、印字色が予め定められた標準色に合致するように製造時に設計および設定される。しかしながら、経年変化や部品の消耗などに起因して、印字色の濃度は使用初期の段階から変化しうる。たとえば、モノクロ印刷機3の印字色が何らかの原因により使用初期に比べて薄くなった場合、K版補正処理部223は、カラー印刷機2の経年変化も考慮しつつ印刷画像データの濃度を薄くして、モノクロ印刷機3の印字色に合わせる。
一方、上記オブジェクトが上記所定条件を満たさない場合、すなわち上記オブジェクト情報が画像であるか、あるいは、上記色情報が黒色(K)のみではない場合(ステップS303:NO)、通常の色変換処理を実行する(ステップS305)。色変換処理部222は、通常のカラープロファイルを使用して色変換処理を実行する。
次に、現ページのRIP処理が完了したか否かを判断する(ステップS306)。画像処理部22は、現在処理しているページのすべてのオブジェクトに対してRIP処理が完了していない場合(ステップS306:NO)、ステップS302の処理に戻る。
一方、現ページのRIP処理が完了している場合(ステップS306:YES)、全ページについてRIP処理が完了しているか否かを判断する(ステップS307)。画像処理部22は、全ページのRIP処理が完了したか否かを判断し、残りページがある場合(ステップS307:NO)、ステップS301の処理へ移行する。
一方、全ページのRIP処理が完了している場合(ステップS307:YES)、画像処理部22は、印刷画像データを生成する処理を終了する。
次に、再び図9に戻り、印刷画像を印刷する(ステップS203)。印刷処理部25は、生成された上記印刷画像データに基づいて印刷画像を用紙にカラー印刷する。
以上、図10のフローチャートで説明した画像形成方法では、抽出オブジェクト情報がテキストまたは図形で、かつ、色情報が黒色(K)のみである場合、印刷濃度情報および階調カーブ情報のうちの少なくとも一方を使用して印刷画像データを生成する。したがって、カラー印刷機2で印刷する黒の印字色を、モノクロ印刷機3で印刷する黒の印字色に合わせられる。
以上で説明した本実施形態の画像形成装置および画像形成方法は下記の効果を奏する。
カラー印刷機2で印刷する黒の印字色を、モノクロ印刷機3で印刷する黒の印字色に合わせられるので、カラー印刷機2で印刷したカラーページとモノクロ印刷機3で印刷したモノクロページとを1つの文書として合わせたときに見栄えが悪くなることを抑制できる。
また、モノクロ印刷機3においてカラー印刷機2のプロファイルを備えることなく、モノクロ印刷機3の印字色をカラー印刷機2の印字色に合わせることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、第1の実施形態の構成に加えて、カラー印刷機がK版補正処理を実施するか否かを印刷設定によって制御する構成を有する。以下、図11および図12を参照して、本実施形態の画像形成装置および画像形成方法を説明する。なお、説明の重複を避けるため、第1の実施形態と同じ構成については説明を省略する。
第2の実施形態は、第1の実施形態の構成に加えて、カラー印刷機がK版補正処理を実施するか否かを印刷設定によって制御する構成を有する。以下、図11および図12を参照して、本実施形態の画像形成装置および画像形成方法を説明する。なお、説明の重複を避けるため、第1の実施形態と同じ構成については説明を省略する。
図11は本実施形態におけるカラー用プリンタードライバーの印刷設定画面の一例を示す図であり、図12は本実施形態におけるカラー印刷機の印刷画像データを生成する方法を説明するためのフローチャートである。
図11に示すように、印刷設定画面は、用紙サイズ設定および排紙トレイ設定を含む通常の印刷設定をするための通常印刷設定部132aと、本実施形態のカラースプリット機能に関連する設定をするためのカラースプリット設定部132bとを有する。
通常印刷設定部132aの「用紙サイズ」設定および「排紙トレイ」設定については、従来の印刷設定における用紙サイズ設定および排紙トレイ設定と同様なので説明を省略する。
カラースプリット設定部132bの「K(ブラック)版補正処理」のチェックボックスは、K版補正処理を実施する(オン)か、あるいは実施しない(オフ)か、について設定するためのチェックボックスである。当該チェックボックスにチェックが入力されることによりオンに設定され、当該チェックボックスからチェックが外されることによりオフに設定される。
また、「補整対象機IPアドレス」の入力欄は、K版補正処理を実施する場合、カラー印刷機2に送信される上記K版補正情報が保存されている装置のIPアドレスを設定するための入力欄である。モノクロ印刷機3に上記K版補正情報が保存されている場合、モノクロ印刷機3のIPアドレスが入力される。なお、上記K版補正情報は、ネットワーク4に接続されているサーバーなどに保存されていてもよい。サーバーに上記K版補正情報が保存されている場合、当該サーバーのIPアドレスが入力される。
さらに、「補正可否チェック」ボタンは、モノクロ印刷機3の印刷濃度をカラー印刷機2の印刷濃度に補正できるか否かをチェックするためのボタンである。カラー印刷機2およびモノクロ印刷機3の印刷濃度の設定によっては、カラー印刷機2で補正対象のモノクロ印刷機3の印刷濃度に補正しきれない可能性もある。カラー用プリンタードライバー132は、「補正可否チェック」ボタンが押下された場合、カラー印刷機2のK版情報(印刷濃度情報、階調カーブ情報)と、対象のモノクロ印刷機3のK版補正情報(印刷濃度情報、階調カーブ情報)とを比較する。そして、カラー印刷機2の最高濃度が、モノクロ印刷機3の最高濃度よりも低く、モノクロ印刷機3の濃度に合わせきれないと判断した場合、カラー用プリンタードライバー132はその旨を表示部16に表示する。
このように、カラー用プリンタードライバー132の印刷設定画面を通じて本実施形態のカラースプリット機能について印刷設定がなされ、カラー印刷機2にカラー用印刷ジョブが送信される。カラー印刷機2は、第1の実施形態と同様に、上記カラー用印刷ジョブを受信し、印刷画像データを生成し、印刷画像を印刷する。本実施形態におけるカラー印刷機2の印刷画像データの生成方法は、図12に示すとおりである。
まず、K版補正処理設定がオンであるか否かを判断する(ステップS401)。画像処理部22は、上記カラー用印刷ジョブの印刷設定を解析して、K版補正処理設定がオンであるか、あるいはオフであるかを判断する。K版補正処理設定がオンではない場合、すなわちオフである場合(ステップS401:NO)、通常のRIP処理および通常の色変換処理を実施(ステップS409)したのち、ステップS408の処理に移行する。
一方、K版補正処理設定がオンである場合(ステップS401:YES)、K版補正情報を取得する(ステップS402)。K版補正処理部223は、モノクロ印刷機3の画像処理部32に対して、K版補正情報としての印刷濃度情報および階調カーブ情報の送信を要求する。画像処理部32は、K版補正処理部223に対して印刷濃度情報および階調カーブ情報を送信する。なお、画像処理部32は、上記モノクロ用印刷ジョブに含まれるK版補正処理設定の設定値に基づいて、上記印刷濃度情報および階調カーブ情報をカラー印刷機2に送信するようにネットワークI/F31に指示することもできる。
次に、RIP処理およびオブジェクト抽出を実行する(ステップS403)。画像処理部22のRIP処理部221は、上記カラー用印刷ジョブの印刷データをRIP処理し、オブジェクトを抽出する。画像処理部22は、オブジェクト情報がテキスト、図形、画像のいずれかであることを判定し、かつそのオブジェクトで使用する色情報を取得する。
次に、抽出オブジェクトが所定条件を満たすか否かを判断する(ステップS404)。具体的には、上記オブジェクト情報がテキストまたは図形で、かつ、上記色情報が黒色(K)のみである場合(ステップS404:YES)、K版補正処理を実行する(ステップS405)。本実施形態では、色変換処理部222が通常のカラープロファイルを使用して色変換処理を実行する代わりに、K版補正処理部223がモノクロ印刷機3の上記印刷濃度情報および階調カーブ情報に基づいてK版補正処理を実行する。
一方、上記オブジェクトが上記所定条件を満たさない場合、すなわち上記オブジェクト情報が画像であるか、あるいは、上記色情報が黒色(K)のみではない場合(ステップS404:NO)、通常の色変換処理を実行する(ステップS406)。色変換処理部222は、通常のカラープロファイルを使用して色変換処理を実行する。
次に、現ページのRIP処理が完了したか否かを判断する(ステップS407)。画像処理部22は、現在処理しているページのすべてのオブジェクトに対してRIP処理が完了していない場合(ステップS407:NO)、ステップS403の処理に戻る。一方、現ページのRIP処理が完了している場合(ステップS407:YES)、全ページについてRIP処理が完了しているか否かを判断する(ステップS408)。画像処理部22は、全ページのRIP処理が完了したか否かを判断し、残りページがある場合(ステップS408:NO)には、ステップS401の処理へ移行する。一方、全ページのRIP処理が完了している場合(ステップS408:YES)、印刷画像データを生成する処理を終了する。
以上、図12のフローチャートで説明した画像形成方法では、印刷設定に含まれるK版補正処理設定がオンであるか否かが判断される。補正処理設定がオンであって、抽出オブジェクト情報がテキストまたは図形で、かつ、色情報が黒色(K)のみである場合、カラー印刷機2で印刷する黒の印字色を、モノクロ印刷機3で印刷する黒の印字色に合わせる。
以上で説明した本実施形態の画像形成装置および画像形成方法は、第1の実施形態の効果に加えて下記の効果を奏する。
K版補正処理を実施するか否かについてユーザーが設定することができるので、K版補正処理が不要な場合は解除することができる。
以上のとおり、実施形態において、本発明の画像形成装置および画像形成方法を説明した。しかしながら、本発明は、その技術思想の範囲内において当業者が適宜に追加、変形、および省略することができることはいうまでもない。
たとえば、第1および第2の実施形態では、クライアントPC上で動作するプリンタードライバーが印刷ジョブを生成する場合について説明した。しかしながら、本発明はプリンタードライバーが印刷ジョブを生成する場合に限定されず、クライアントPC上で動作する他のソフトウェアプログラムまたはクライアントPC以外のネットワークに接続された装置が印刷ジョブを生成する構成としてもよい。たとえば、カラー印刷機が、当該カラー印刷機に備えられたスキャナーで読み取った原稿に基づいて印刷ジョブを生成し、当該カラー印刷機の画像処理部およびモノクロ印刷機の画像処理部に送信する構成としてもよい。
また、第1および第2の実施形態では、カラー用プリンタードライバーおよびモノクロ用プリンタードライバーの2つのプリンタードライバーを使用してカラー用印刷ジョブおよびモノクロ用印刷ジョブを生成する場合について説明した。しかしながら、本発明では、カラー用プリンタードライバーおよびモノクロ用プリンタードライバーの2つのプリンタードライバーの機能を兼ね備えた1つのプリンタードライバーを使用してカラー用印刷ジョブおよびモノクロ用印刷ジョブを生成する構成としてもよい。
また、第1および第2の実施形態では、カラー印刷機で印刷する黒の印字色を、モノクロ印刷機で印刷する黒の印字色に合わせる場合について説明した。しかしながら、本発明は、モノクロ印刷機がカラー印刷機のK版情報(印刷濃度情報、階調カーブ情報)を取得し、モノクロ印刷機で印刷する黒の印字色を、カラー印刷機で印刷する黒の印字色に合わせる構成とすることもできる。
また、第2の実施形態では、カラー印刷機の最高濃度が、モノクロ印刷機の最高濃度よりも低く、モノクロ印刷機の濃度に合わせきれないと判断した場合には、プリンタードライバーがその旨を表示部に表示する場合ついて説明した。しかしながら、プリンタードライバーがその旨を表示部に表示するだけでなく、K版補正処理設定をオフにしてK版補正処理を実施しないように設定する構成としてもよい。
1 クライアントPC、
11 ネットワークI/F、
12 CPU、
13 HDD、
130 OS、
131 アプリケーション、
132 カラー用プリンタードライバー、
132a 通常印刷設定部、
132b カラースプリット設定部、
133 モノクロ用プリンタードライバー、
14 メモリ、
15 操作部、
16 表示部、
17 バス、
2 第1画像形成装置、
21 ネットワークI/F、
22 画像処理部、
23 操作部、
24 表示部、
25 印刷処理部、
26 後処理部、
27 制御部、
28 バス、
3 第2画像形成装置、
31 ネットワークI/F、
32 画像処理部、
33 操作部、
34 表示部、
35 印刷処理部、
36 後処理部、
37 制御部、
38 バス、
4 ネットワーク。
11 ネットワークI/F、
12 CPU、
13 HDD、
130 OS、
131 アプリケーション、
132 カラー用プリンタードライバー、
132a 通常印刷設定部、
132b カラースプリット設定部、
133 モノクロ用プリンタードライバー、
14 メモリ、
15 操作部、
16 表示部、
17 バス、
2 第1画像形成装置、
21 ネットワークI/F、
22 画像処理部、
23 操作部、
24 表示部、
25 印刷処理部、
26 後処理部、
27 制御部、
28 バス、
3 第2画像形成装置、
31 ネットワークI/F、
32 画像処理部、
33 操作部、
34 表示部、
35 印刷処理部、
36 後処理部、
37 制御部、
38 バス、
4 ネットワーク。
Claims (10)
- カラーとモノクロとが混在する原稿のうちカラーが含まれるページを印刷する画像形成装置であって、
前記原稿に基づいて生成された印刷ジョブを受信する受信手段と、
前記原稿のうちモノクロのみのページを印刷するモノクロ画像形成装置の印刷濃度情報および階調カーブ情報のうちの少なくとも一方を取得する取得手段と、
前記印刷ジョブの印刷データをラスタライズし、印刷画像データを生成する画像形成手段と、
前記印刷画像データに基づいて印刷画像を用紙に印刷する印刷手段と、を有し、
前記画像形成手段は、
前記印刷データに含まれるオブジェクトを抽出し、当該オブジェクトのオブジェクト情報および色情報を取得し、
前記オブジェクト情報がテキストまたは図形であり、かつ、前記色情報が黒色(K)のみである場合、前記印刷濃度情報および前記階調カーブ情報のうちの少なくとも一方を使用して前記印刷データに基づいて印刷画像データを生成する、画像形成装置。 - 前記印刷ジョブの印刷設定を解析する解析手段をさらに有し、
前記印刷設定のK版補正処理設定がオンである場合、
前記取得手段は、
前記印刷濃度情報および階調カーブ情報のうちの少なくとも一方を取得し、
前記画像形成手段は、
前記印刷データに含まれるオブジェクトを抽出し、当該オブジェクトのオブジェクト情報および色情報を取得し、
前記オブジェクト情報がテキストまたは図形であり、かつ、前記色情報が黒色(K)のみである場合、前記印刷濃度情報および前記階調カーブ情報のうちの少なくとも一方を使用して前記印刷データに基づいて印刷画像データを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記印刷濃度情報および前記階調カーブ情報は、前記印刷設定で設定されたIPアドレスの前記モノクロ画像形成装置に格納されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記印刷濃度情報および前記階調カーブ情報は、前記印刷設定で設定されたIPアドレスのサーバーに格納されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記印刷ジョブは、クライアントPC上で動作するプリンタードライバーで生成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- カラーとモノクロとが混在する原稿のうちカラーが含まれるページを印刷する画像形成方法であって、
前記原稿に基づいて生成された印刷ジョブを受信する段階(a)と、
前記原稿のうちモノクロのみのページを印刷するモノクロ画像形成装置の印刷濃度情報および階調カーブ情報のうちの少なくとも一方を取得する段階(b)と、
前記印刷ジョブの印刷データをラスタライズし、印刷画像データを生成する段階(c)と、
前記印刷画像データに基づいて印刷画像を用紙に印刷する段階(d)と、を有し、
前記印刷画像データを生成する段階(c)では、
前記印刷データに含まれるオブジェクトを抽出し、当該オブジェクトのオブジェクト情報および色情報を取得し、
前記オブジェクト情報がテキストまたは図形であり、かつ、前記色情報が黒色(K)のみである場合、前記印刷濃度情報および前記階調カーブ情報のうちの少なくとも一方を使用して前記印刷データに基づいて印刷画像データを生成する、画像形成方法。 - 前記段階(a)の後で、かつ、前記段階(b)の前において、
前記印刷ジョブの印刷設定を解析する段階をさらに有し、
前記印刷設定のK版補正処理設定がオンである場合、
前記段階(b)では、
前記印刷濃度情報および階調カーブ情報のうちの少なくとも一方を取得し、
前記段階(c)では、
前記印刷データに含まれるオブジェクトを抽出し、当該オブジェクトのオブジェクト情報および色情報を取得し、
前記オブジェクト情報がテキストまたは図形であり、かつ、前記色情報が黒色(K)のみである場合、前記印刷濃度情報および前記階調カーブ情報のうちの少なくとも一方を使用して前記印刷データに基づいて印刷画像データを生成することを特徴とする請求項6に記載の画像形成方法。 - 画像形成装置に請求項6または7に記載の画像形成方法を実行させるように構成される、制御プログラム。
- 請求項8に記載の制御プログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置と、
前記モノクロ画像形成装置と、
前記モノクロ画像形成装置の印刷濃度情報および階調カーブ情報が格納されている装置のIPアドレス設定とK版補正処理設定とを含む印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成装置と、を有する、画像形成システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013107962A JP2014226852A (ja) | 2013-05-22 | 2013-05-22 | 画像形成装置および画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013107962A JP2014226852A (ja) | 2013-05-22 | 2013-05-22 | 画像形成装置および画像形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014226852A true JP2014226852A (ja) | 2014-12-08 |
Family
ID=52127150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013107962A Pending JP2014226852A (ja) | 2013-05-22 | 2013-05-22 | 画像形成装置および画像形成方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2014226852A (ja) |
-
2013
- 2013-05-22 JP JP2013107962A patent/JP2014226852A/ja active Pending
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