JP2014225728A - 車両用周囲モニタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両周囲の映像の中から、運転者が注目している領域の映像を高い視認性で表示する。【解決手段】複数の撮像部10(10a,10b)がそれぞれ撮影した車両5の周囲の異なる方向の映像を映像表示部50に同時に並べて表示したときに、注視位置検出部30(注視映像特定部)において、映像表示部50に表示された複数の映像の中から、車両5の運転者150が注視したい映像を特定して、表示形態制御部40が、特定された映像の表示形態を変更して映像表示部50に表示する。【選択図】図3

Description

本発明は、車両に装着されて、車両周囲の状況を撮影して表示する車両用周囲モニタ装置に関するものである。
昨今、車両にカメラを装着して、運転者の死角になる領域の映像を撮影し、この映像をモニタに表示することによって、車両の死角を減らす取り組みが数多く行われている。その一部は、例えばバックモニタと呼ばれる、車両後方の死角を減らすシステムとして実用化されている。
そして、従来から車両に装着された後写鏡(バックミラー)をカメラで代替する試みもなされている(例えば特許文献1)。
特開2008−141578号公報
しかしながら、特許文献1に記載された車両周辺視認装置では、運転者の頭部位置を検出して、検出された頭部の位置に基づいて、後写鏡を置き換えたカメラで撮影した映像の中から、運転者が注目したい領域の映像を切り出して表示しているため、運転者が注目している領域の映像を表示することはできるが、その都度必要な領域を切り出して表示しているだけであって、その表示形態までは変更していないため、必ずしも視認性が高い表示が得られる訳ではないという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、運転者が注目した映像をより高い視認性で表示することを目的とする。
本発明に係る車両用周囲モニタ装置は、モニタ上で運転者が注目した位置に表示された映像を高い視認性で表示するものである。
すなわち、本発明に係る車両用周囲モニタ装置は、車両に設置されて、前記車両の周囲の異なる方向の映像を撮影する複数の撮像部と、前記複数の撮像部でそれぞれ撮影された複数の映像を同時に並べて表示する映像表示部と、前記車両の運転者の所定の挙動に基づいて、前記映像表示部に表示された複数の映像の中から、前記運転者が注視したい映像を特定する注視映像特定部と、前記特定された映像の表示形態を変更する表示形態制御部と、を備えることを特徴とする。
このように構成された本発明に係る車両用周囲モニタ装置によれば、複数の撮像部がそれぞれ撮影した車両の周囲の異なる方向の映像を映像表示部に同時に並べて表示したときに、注視映像特定部において、映像表示部に表示された複数の映像の中から、車両の運転者が映像表示部を注視する挙動に基づいて、運転者が注視したい映像を特定して、表示形態制御部が、特定された映像の表示形態を変更して映像表示部に表示するため、運転者が注視したい映像の視認性を向上させることができる。そして、これによって、車両走行中の運転者が車両周囲の道路状況や交通状況を確認するための視認負荷を低減することができる。
本発明に係る車両用周囲モニタ装置によれば、運転者が車両周囲の道路状況や交通状況を確認する際の視認負荷を低減することができる。
本発明の実施例1に係る車両用周囲モニタ装置の概略構成を示すブロック図である。 (a)は本発明の実施例1に係る車両用周囲モニタ装置が実装された車両の概略構成を示す図である。(b)は映像表示部の設置位置を説明する図である。(c)は映像表示部に表示された映像の一例を示す図である。 本発明の実施例1に係る車両用周囲モニタ装置の詳細構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る車両用周囲モニタ装置の白目・瞳検出部の概略構成を示す図である。 映像表示部を注視している運転者の顔面を撮影した画像の一例を示す図であり、(a)は画面の左方を注視している状態を示す画像である。(b)は画面の中央を注視している状態を示す画像である。(c)は画面の右方を注視している状態を示す画像である。 運転者の顔面を撮影した画像の中から検出した眼球の位置と瞳の位置とから、注視位置を算出する方法について説明する図である。 本発明の実施例1において映像表示部に表示される映像の表示形態の変化について説明する状態遷移図である。 本発明の実施例1において実行される処理の全体の流れを示すフローチャートである。 図8に示したフローチャートの中の、映像情報の読み込みと書き出しを行う処理の詳細な流れを示すフローチャートの前半部分である。 図8に示したフローチャートの中の、映像情報の読み込みと書き出しを行う処理の詳細な流れを示すフローチャートの後半部分である。 (a)は図7に示した、左画面を大きく表示するように設定変更を行う処理の詳細なフローチャートである。(b)は図7に示した、左右均等に表示するように設定変更を行う処理の詳細なフローチャートである。(c)は図7に示した、右画面を大きく表示するように設定変更を行う処理の詳細なフローチャートである。 本発明の実施例1の変形例について説明する状態遷移図である。 本発明の実施例2に係る車両用周囲モニタ装置の概略構成を示すブロック図である。 (a)は本発明の実施例2に係る車両用周囲モニタ装置の注視映像特定部の構成について説明する図である。(b)は図13(a)の表示形態切り替えスイッチの拡大図である。 本発明の実施例3に係る車両用周囲モニタ装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施例3に係る車両用周囲モニタ装置が実装された車両の概略構成を示す図である。 本発明の実施例3において映像表示部に表示される映像の表示形態の変化について説明する状態遷移図である。
以下、本発明に係る撮像装置の実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施例は、車両の後写鏡のひとつであるドアミラーを、本発明の車両用周囲モニタ装置で代用した例である。
(システム概略構成の説明)
まず、図1,図2を用いて、本実施例の概略構成を説明する。本実施例に係る車両用周囲モニタ装置1は、図1に示すように、車両5(図2(a)参照)に設置されて、撮像部10と、映像入出力制御部20と、注視位置検出部30(注視映像特定部)と、表示形態制御部40と、映像表示部50と、からなる。
撮像部10は、車両5(図2(a)参照)の左ドアミラーを代替する第1撮像部10aと、車両5の右ドアミラーを代替する第2撮像部10bからなる。
映像入出力制御部20は、撮像部10に対して撮影を行うタイミング信号を送信するとともに、撮像部10で撮影された複数の映像を受信する。なお、映像入出力制御部20の詳細構成については後述する。
注視位置検出部30は、本発明の注視映像特定部の一例として構成されており、車両5(図2(a)参照)の運転者が、後述する映像表示部50に表示された映像のうち、どの映像を注視しているかを特定する。なお、注視位置検出部30の詳細構成については後述する。
表示形態制御部40は、注視位置検出部30で特定された、運転者が注視している映像の表示サイズを拡大して、映像全体の表示形態を変更する。
映像表示部50は、例えば液晶モニタで構成されて、表示形態制御部40で作成された映像を表示する。
車両用周囲モニタ装置1は、図2(a)に示すように、車両5に実装されている。第1撮像部10aは車両5の左ドアミラーの位置に設置されており、本来左ドアミラーが写す範囲の映像を撮影する。また、第2撮像部10bは車両5の右ドアミラーの位置に設置されており、本来右ドアミラーが写す範囲の映像を撮影する。
なお、ドアミラーは、通常は平面鏡や曲面鏡で構成されており、運転者の頭の位置の移動に応じた範囲の映像を映すものであることを考慮して、第1撮像部10aと第2撮像部10bは、広範囲の映像を撮影できるように設計されている。
映像表示部50は、例えばメータクラスタ内に設置される。具体的には、図2(b)に示すように、メータクラスタ7の中に備えられたエンジン回転計6と速度計8の間に設置される。なお、この映像表示部50は、視認時間を短くするために、できるだけ運転者の正面付近に設置するのが望ましい。
映像表示部50には、例えば図2(c)に示す映像60が表示される。映像60の左側には、第1撮像部10aで撮影した映像が表示される。図2(c)の例では、車両5の左後方にある障害物100a(図2(1)参照)を含む映像が表示される。また、映像60の右側には、第2撮像部10bで撮影した映像が表示される。図2(c)の例では、車両5の右後方にある障害物100b(図2(1)参照)を含む映像が表示される。なお、これらの映像は、同じ時刻に撮影された映像である。
そして、映像表示部50に表示される2枚の映像の間には、異なる方向の映像を表示していることを強調できるように、太い実線で構成された境界線62を表示して、左右の映像の識別性を高める。
(システム詳細構成の説明)
次に、図3,図4を用いて、車両用周囲モニタ装置1の詳細構成を説明する。
映像入出力制御部20は、図3に示すように、タイミングジェネレータ201と、第1ラインメモリ202と、第2ラインメモリ203と、第3ラインメモリ204と、第4ラインメモリ205と、第1スイッチ206と、第2スイッチ207と、第3スイッチ208と、第4スイッチ209と、を有する。
タイミングジェネレータ201は、表示形態制御部40の指示を受けて、撮像部10に対して撮影を行うタイミング信号Tを送信する。さらに、タイミングジェネレータ201は、後述するように、第1スイッチ206,第2スイッチ207,第3スイッチ208,第4スイッチ209をそれぞれ切り替えて、映像入出力制御部20に読み込む(入力する)映像信号と、映像入出力制御部20から読み出す(出力する)映像信号と、を適宜切り替える。その具体的な内容については、実施例1の作用の中で説明する。
第1ラインメモリ202は、映像表示部50に表示する映像の水平方向1ライン分の情報を格納できるラインメモリであり、第1撮像部10aで撮影された映像信号C1の水平方向1ライン分の情報を記憶する。
第2ラインメモリ203は、映像表示部50に表示する映像の水平方向1ライン分の情報を格納できるラインメモリであり、第1撮像部10aで撮影された映像信号C1の水平方向1ライン分の情報を記憶する。
第3ラインメモリ204は、映像表示部50に表示する映像の水平方向1ライン分の情報を格納できるラインメモリであり、第2撮像部10bで撮影された映像信号C2の水平方向1ライン分の情報を記憶する。
第4ラインメモリ205は、映像表示部50に表示する映像の水平方向1ライン分の情報を格納できるラインメモリであり、第2撮像部10bで撮影された映像信号C2の水平方向1ライン分の情報を記憶する。
第1スイッチ206は、第1撮像部10aで撮影された映像信号C1の水平方向1ライン分の情報の記憶先を、第1ラインメモリ202と第2ラインメモリ203のいずれかに切り替えるスイッチである。この第1スイッチ206はソフトウェアで構成されて、タイミングジェネレータ201によって制御される。
第2スイッチ207は、第1ラインメモリ202または第2ラインメモリ203に記憶された、第1撮像部10aで撮影された映像信号C1の水平方向1ライン分の情報を、表示形態制御部40に出力させるスイッチである。この第2スイッチ207はソフトウェアで構成されて、タイミングジェネレータ201によって制御される。
第3スイッチ208は、第2撮像部10bで撮影された映像信号C2の水平方向1ライン分の情報の記憶先を、第3ラインメモリ204と第4ラインメモリ205のいずれかに切り替えるスイッチである。この第3スイッチ208はソフトウェアで構成されて、タイミングジェネレータ201によって制御される。
第4スイッチ209は、第3ラインメモリ204または第4ラインメモリ205に記憶された、第2撮像部10bで撮影された映像信号C2の水平方向1ライン分の情報を、表示形態制御部40に出力させるスイッチである。この第4スイッチ209はソフトウェアで構成されて、タイミングジェネレータ201によって制御される。
注視位置検出部30(注視映像特定部)は、運転者の左右の眼球を含む画像を撮影して、撮影された画像の中から眼球を検出し、さらに、眼球の中の瞳(黒目)の位置を検出して、眼球の中の瞳の位置に基づいて、注視している方向を算出する。
注視位置検出部30は、図4に示すように、注視位置指示部32と、眼球・瞳位置検出部33と、注視位置算出部34と、運転者観測カメラ35と、を有する。
注視位置指示部32は、車両用周囲モニタ装置1(図1参照)を実際に動作させる前に、運転者の注視位置を測定するために行うキャリブレーション(校正)に使用される。注視位置指示部32は、具体的には、運転者が特定の位置を注視したことを伝達するスイッチで構成されている。注視位置指示部32の具体的な作用については、後述する注視位置検出方法の説明の中で後述する。
運転者観測カメラ35は、メータクラスタ7(図2(b)参照)の内部に、映像表示部50(図2(b)参照)の近傍に設置された小型カメラである。運転者観測カメラ35は、図4に示すように、運転席に着座した運転者150の左の眼球150Lと右の眼球150Rを含む撮影範囲Rの映像を撮影できるように配置されている。なお、運転者観測カメラ35を映像表示部50の近傍に設置するのは、運転者150が映像表示部50の中のどの位置を注視しているかをできるだけ正確に検出するためである。
眼球・瞳位置検出部33は、運転者観測カメラ35で撮影した運転者150の顔面の映像の中から、眼球の位置と瞳の位置とを検出する。その詳細な内容については、後述する注視位置検出方法の説明の中で後述する。
注視位置算出部34は、検出された眼球の位置と瞳の位置とに基づいて運転者150の注視位置を随時検出することによって、運転者150が映像表示部50を注視している挙動を特定する。その詳細な内容については、後述する注視位置検出方法の説明の中で後述する。
表示形態制御部40は、図3に示すように、表示形態決定部401と、表示形態変更部405と、を有する。
表示形態決定部401は、注視位置検出部30で検出された注視位置に基づいて、運転者150が映像表示部50を注視している挙動を特定して、映像表示部50に表示する映像の表示形態を決定する。
表示形態変更部405は、映像入出力制御部20に対して、表示形態決定部401で決定した表示形態を伝達して、所望の形態に補正された映像情報を受け取ることによって、表示形態を変更する。なお、具体的な処理の内容については、実施例1の処理の流れの説明の中で後述する。
(注視位置検出方法の説明)
次に、注視位置検出部30で行われる処理の内容について、図5,図6を用いて説明する。
図5(a),(b),(c)は、運転者観測カメラ35で撮影した運転者150の顔面の画像の一例である。撮影された画像の中には、例えば、図5(a)に示すように、運転者150の左の眼球150L(白目と黒目)と右の眼球150R(白目と黒目)が映っている。そして、左の眼球150Lの中には左の瞳(黒目)EPLが映っており、右の眼球150Rの中には右の瞳(黒目)EPRが映っている。
眼球の中の瞳(黒目)の位置は、運転者150の注視位置に応じて移動する。具体的には、左方向を注視しているときには、図5(a)に示すように、撮影された画像の中で、左右の瞳EPL,EPRは、ともに眼球150L,150Rの右側に移動する。また、正面を注視しているときには、図5(b)に示すように、撮影された画像の中で、左右の瞳は、ともに眼球の中央に移動する。そして、右方向を注視しているときには、図5(c)に示すように、撮影された画像の中で、左右の瞳は、ともに眼球の左側に移動する。
このように左右を注視したとき、図6に示すように、左の眼球150L(白目と黒目)の重心位置XG1Lと左の瞳EPL(黒目)の重心位置XG2Lとの間には、水平方向の偏差ΔXが生じる。また、右の眼球150R(白目と黒目)の重心位置XG1Rと右の瞳EPR(黒目)の重心位置XG2Rとの間には、水平方向の偏差ΔXが生じる。なお、図6は、運転者150が左方向を注視している状態を表わす図であり、図5(a)に対応している。このときに発生する水平方向の偏差ΔX,ΔXを正とする。そして、図示はしないが、右方向を注視しているときには、水平方向の偏差ΔX,ΔXがともに負の値となる。
また、正面を注視したときには、眼球の重心位置と瞳の重心位置とが近接するため、水平方向の偏差ΔX,ΔXの絶対値がともに小さくなる。なお、正面を注視したときに、注視対象物までの距離が近い場合には、左右の眼球がともに内側を向く、いわゆる輻輳が発生する。輻輳が発生すると、一般には左の眼球から算出した水平方向の偏差ΔXが負の値となり、右の眼球から算出した水平方向の偏差ΔXは正の値となるため、正面を注視したときの水平方向の偏差ΔX,ΔXの符号は状況によって異なる。
眼球の大きさや左右の眼球の距離が個人によって異なるため、同じ位置を注視した場合であっても、前記した水平方向の偏差ΔX,ΔXには個人差がある。そこで、まず、運転者150に映像表示部50の中の所定の位置を注視させて、そのときの眼球(白目と黒目)の中の瞳(黒目)の位置を検出して、キャリブレーションを行う。
キャリブレーションは、以下の手順で行われる。まず、車両用周囲モニタ装置1の眼球・瞳位置検出部33から、映像表示部50の所定の領域(画面の左半分の領域、画面の右半分の領域、画面全体)あるいは所定の位置(画面の左半分の領域内の特定の点、画面の右半分の領域内の特定の点、画面中央付近の特定の点)を注視するように指示を出す。運転者150は、その指示に従った位置を注視する。指示は、音声によって出力してもよいし、映像表示部50の中に表示してもよい。
指示に従った位置を注視したときに、運転者150は、手元に配置された、例えばプッシュスイッチからなる注視位置指示部32を押下することによって、指示された位置を注視したことを眼球・瞳位置検出部33に伝達する。
注視位置指示部32から眼球・瞳位置検出部33に対して、所定の位置を注視したことを示す指示が伝達されると、眼球・瞳位置検出部33は、運転者観測カメラ35で撮影された運転者150の両眼を含む画像の中から、画像処理によって眼球の位置と瞳の位置を検出する。
撮影された画像の中から、眼球(白目と黒目)と瞳(黒目)を検出する画像処理手法には様々なものが提案されており、そのいずれの方法によって行っても構わない。例えば、2値化処理によって眼球(白目)の領域を検出し、眼球に隣接した黒丸領域として黒目(瞳)を検出してもよいし、眼球(白目と黒目)のモデルを用意して、テンプレートマッチングによってその領域を検出してもよい。
眼球・瞳位置検出部33は、さらに、検出された眼球(白目と黒目)の領域と瞳(黒目)の領域から、それぞれの重心位置を算出し、算出された重心位置を、キャリブレーションデータとして注視位置算出部34に記憶する。
前記したように、定性的には、左方向を注視しているときは、両眼ともに、眼球(白目と黒目)の重心位置に対して、瞳(黒目)の重心位置が画像上で右方向に移動する。また、右方向を注視しているときは、両眼ともに、眼球(白目と黒目)の重心位置に対して、瞳(黒目)の重心位置が画像上で左方向に移動する。
さらに、正面を注視しているときは、両眼ともに、眼球(白目と黒目)の重心位置と瞳(黒目)の重心位置とが、画像上でほぼ同じ位置になる。
このように左右の眼球は連動して動くことから、データ量を削減するために、左の眼球150Lから検出した眼球(白目と黒目)の重心位置と瞳(黒目)の重心位置との水平方向の偏差ΔXと、右の眼球150Rから検出した眼球(白目と黒目)の重心位置と瞳(黒目)の重心位置との水平方向の偏差ΔXと、を平均してキャリブレーションデータΔX(=(ΔX+ΔX)/2)とする。算出されたキャリブレーションデータΔXは、注視位置算出部34に記憶される。
さらに、より正確なキャリブレーションデータを取得するために、1箇所を注視している状態で複数枚の画像を撮影して、眼球(白目と黒目)と瞳(黒目)の検出を複数回行って、その都度、前記した重心位置の水平方向偏差を算出して、算出された複数個の水平方向偏差を平均化してキャリブレーションデータとしてもよい。
キャリブレーションが終了した後で、眼球・瞳位置検出部33において、運転者150の眼球(白目と黒目)と瞳(黒目)の検出を行う。そして、検出された眼球の領域からその重心位置を算出して、検出された瞳の領域からその重心位置を算出する。
算出された眼球(白目と黒目)の重心位置(図6のXG1L,XG1R)と瞳(黒目)の重心位置(図6のXG2L,XG2R)とは、注視位置算出部34に送られて、眼球(白目と黒目)の重心位置と瞳(黒目)の重心位置との水平方向の偏差(ΔX,ΔX)の平均値が、記憶されているキャリブレーションデータΔXと照合されて、運転者150の注視位置が特定される。
(表示形態変更方法の説明)
次に、映像表示部50に表示される映像の表示形態の具体的な変更方法について、図7を用いて説明する。
図7は、運転者150の注視位置の変化に応じた具体的な表示形態の変更方法について、状態遷移図で表現したものである。
表示される映像の状態は3種類ある。すなわち、車両5の左後方と右後方とが等しい大きさで表示される第1の表示形態60Cと、車両5の左後方が右後方よりも幅広く表示される第2の表示形態60Lと、車両5の右後方が左後方よりも幅広く表示される第3の表示形態60Rである。
今、第1の表示形態60Cの表示がなされていたとする。このとき、注視位置算出部34で算出された注視位置が画面の中央にあったときには、第1の表示形態60Cの表示が継続される(状態遷移601)。これは、運転者150が、左右両方の映像を確認したい意図をもっていると考えられるためである。
また、第1の表示形態60Cの表示がなされているとき、注視位置算出部34で算出された注視位置が画面の左方にあったときには、表示形態が第2の表示形態60Lに変更される(状態遷移602)。これは、運転者150が、左方の映像を確認したい意図をもっていると考えられるためである。そして、このときは、左方の映像の表示サイズを拡大して表示することによって、左方の映像の視認性をより高める。また、このとき、右方の映像は、左右方向に縮小されて表示される。なお、図7に示した例では、左方の映像の表示幅を、第1の表示形態60Cの左画面に表示された映像に対して、1.5倍に拡大している。この拡大率は、拡大した際の視認性を考慮して適宜決定される。
さらに、第1の表示形態60Cの表示がなされているとき、注視位置算出部34で算出された注視位置が画面の右方にあったときには、表示形態が第3の表示形態60Rに変更される(状態遷移603)。これは、運転者150が、右方の映像を確認したい意図をもっていると考えられるためである。そして、このときは、右方の映像の表示サイズを拡大して表示することによって、右方の映像の視認性をより高める。また、このとき、左方の映像は、左右方向に縮小されて表示される。なお、図7に示した例では、右方の映像の表示幅を、第1の表示形態60Cの右画面に表示された映像に対して、1.5倍に拡大している。この拡大率は、拡大した際の視認性を考慮して適宜決定される。
次に、第2の表示形態60Lの表示がなされていたとする。このとき、注視位置算出部34で算出された注視位置が画面の中央または左方にあったときには、第2の表示形態60Lの表示が継続される(状態遷移604)。これは、運転者150が、左方の映像を確認したい意図をもっていると考えられるためである。なお、注視位置が画面の中央にあるときにも第2の表示形態60Lを継続するのは、僅かな注視位置の変動によって表示形態が頻繁に変更されることによる、映像のばたつきを防止するためである。
また、第2の表示形態60Lの表示がなされているとき、注視位置算出部34で算出された注視位置が画面の右方にあったときには、表示形態が第1の表示形態60Cに変更される(状態遷移605)。これは、運転者150が、左右両方の映像を確認したい、もしくは右方の映像を確認したい意図をもっていると考えられるためである。
さらに、第3の表示形態60Rの表示がなされていたとする。このとき、注視位置算出部34で算出された注視位置が画面の中央または右方にあったときには、第3の表示形態60Rの表示が継続される(状態遷移606)。これは、運転者150が、右方の映像を確認したい意図をもっていると考えられるためである。なお、注視位置が画面の中央にあるときにも第3の表示形態60Rを継続するのは、僅かな注視位置の変動によって表示形態が頻繁に変更されることによる、映像のばたつきを防止するためである。
また、第3の表示形態60Rの表示がなされているとき、注視位置算出部34で算出された注視位置が画面の左方にあったときには、表示形態が第1の表示形態60Cに変更される(状態遷移607)。これは、運転者150が、左右両方の映像を確認したい、もしくは左方の映像を確認したい意図をもっていると考えられるためである。
(処理の流れの説明)
次に、本実施例1の処理の流れについて、図8,図9A,図9B,図10を用いて説明する。まず、図8を用いて、全体の処理の流れを説明する。
(ステップS701)注視位置検出部30において、眼球の位置と瞳の位置のキャリブレーションを行う。キャリブレーションの内容は先に説明した通りであるため、詳細な処理の流れの説明は省略する。
(ステップS702)表示形態変更部405において、映像表示部50に表示する映像の表示形態の初期設定を行う。具体的には、映像表示部50の左右画面を均等に表示するように設定する。ここでは、後述するステップS714と同じ処理が行われる。
(ステップS703)表示形態制御部40において設定された表示形態で映像の表示を行うために、撮像部10で撮影した映像の読み込み(入力)と表示形態制御部40への書き出し(出力)を行う。なお、ステップS703の詳細な処理の内容については後述する。
(ステップS704)1フィールド分の映像の出力が完了したか否かを判断する。終了していないときはステップS703に戻り、終了していたら、ステップS705に進む。
(ステップS705)眼球・瞳位置検出部33において、運転者150の顔面の画像の中から、左右の眼球の領域と、左右の瞳の領域を検出する。具体的な処理の内容は、先に説明した通りである。
(ステップS706)注視位置算出部34において、運転者150が画面中央を注視しているか否かを判断する。画面中央を注視していると判断されたときはステップS703に戻り、画面中央を注視していないと判断されたときはステップS707に進む。
(ステップS707)注視位置算出部34において、運転者150が右画面を注視しているか否かを判断する。右画面を注視していると判断されたときはステップS710に進み、右画面を注視していないと判断されたときはステップS708に進む。
(ステップS708)表示形態決定部401において、そのときの映像表示部50の表示形態が、左画面を大きく表示する状態に設定されているか否かを判断する。左画面を大きく表示する状態に設定されているときはステップS715に進み、左画面を大きく表示する状態に設定されていないときはステップS709に進む。
(ステップS709)表示形態決定部401において、そのときの映像表示部50の表示形態が、右画面を大きく表示する状態に設定されているか否かを判断する。右画面を大きく表示する状態に設定されているときはステップS714に進み、右画面を大きく表示する状態に設定されていないときはステップS712に進む。
(ステップS710)表示形態決定部401において、そのときの映像表示部50の表示形態が、右画面を大きく表示する状態に設定されているか否かを判断する。右画面を大きく表示する状態に設定されているときはステップS715に進み、右画面を大きく表示する状態に設定されていないときはステップS711に進む。
(ステップS711)表示形態決定部401において、そのときの映像表示部50の表示形態が、左画面を大きく表示する状態に設定されているか否かを判断する。左画面を大きく表示する状態に設定されているときはステップS714に進み、左画面を大きく表示する状態に設定されていないときはステップS713に進む。
(ステップS712)表示形態変更部405において、映像表示部50に表示する映像の表示形態を、左画面が大きく表示されるように変更する。ステップS712の詳細なフローチャートは後述する。
(ステップS713)表示形態変更部405において、映像表示部50に表示する映像の表示形態を、右画面が大きく表示されるように変更する。ステップS713の詳細なフローチャートは後述する。
(ステップS714)表示形態変更部405において、映像表示部50に表示する映像の表示形態を、左右の画面が均等に表示されるように変更する。ステップS714の詳細なフローチャートは後述する。
(ステップS715)車両5のイグニッションスイッチがOFFになっているか否かを判断する。イグニッションスイッチがOFFになっているときには処理を終了する。一方、イグニッションスイッチがOFFになっていないときは、ステップS703に戻る。
次に、図9A,図9Bを用いて、ステップS703で実行される、映像の読み込みと書き出しの処理の流れを説明する。
(ステップS801)第1スイッチ206を第1ラインメモリ202側(図3の端子a11側)に倒し、第2スイッチ207を第2ラインメモリ203側(図3の端子b12側)に倒し、第3スイッチ208を第3ラインメモリ204側(図3の端子a21側)に倒し、第4スイッチ209を第4ラインメモリ205側(図3の端子b22側)に倒す。
(ステップS802)第1ラインメモリ202に、タイミングジェネレータ201からクロック信号CK11を与えて、このクロック信号CK11によって、映像信号C1を1ライン分だけ第1ラインメモリ202に読み込む。
(ステップS803)第3ラインメモリ204に、タイミングジェネレータ201からクロック信号CK21を与えて、このクロック信号CK21によって、映像信号C2を1ライン分だけ第3ラインメモリ204に読み込む。
(ステップS804)第2ラインメモリ203に、タイミングジェネレータ201からクロック信号CK12を与えて、このクロック信号CK12によって、映像信号C1を1ライン分だけ第2ラインメモリ203から表示形態制御部40に読み出す。
(ステップS805)第4ラインメモリ205に、タイミングジェネレータ201からクロック信号CK22を与えて、このクロック信号CK22によって、映像信号C2を1ライン分だけ第4ラインメモリ205から表示形態制御部40に読み出す。
(ステップS806)第2ラインメモリ203から読み出した映像信号C1と第4ラインメモリ205から読み出した映像信号C2を表示形態変更部405で1ラインの映像信号に合成する。このようにして合成された1ラインの映像信号は、映像表示部50に表示される。
(ステップS807)タイミングジェネレータ201の作用によって、クロック信号の周波数を設定する。すなわち、クロック信号CK11の周波数とクロック信号CK21の周波数を入れ替える。また、クロック信号CK12の周波数とクロック信号CK22の周波数を入れ替える。
(ステップS808)次に、第1スイッチ206を第2ラインメモリ203側(図3の端子b11側)に倒し、第2スイッチ207を第1ラインメモリ202側(図3の端子a12側)に倒し、第3スイッチ208を第4ラインメモリ205側(図3の端子b21側)に倒し、第4スイッチ209を第3ラインメモリ204側(図3の端子a22側)に倒す。
(ステップS809)第2ラインメモリ203に、タイミングジェネレータ201からクロック信号CK12を与えて、このクロック信号CK12によって、映像信号C1を1ライン分だけ第2ラインメモリ203に読み込む。
(ステップS810)第4ラインメモリ205に、タイミングジェネレータ201からクロック信号CK22を与えて、このクロック信号CK22によって、映像信号C2を1ライン分だけ第4ラインメモリ205に読み込む。
(ステップS811)第1ラインメモリ202に、タイミングジェネレータ201からクロック信号CK11を与えて、このクロック信号CK11によって、映像信号C1を1ライン分だけ第1ラインメモリ202から表示形態制御部40に読み出す。
(ステップS812)第3ラインメモリ204に、タイミングジェネレータ201からクロック信号CK21を与えて、このクロック信号CK21によって、映像信号C2を1ライン分だけ第3ラインメモリ204から表示形態制御部40に読み出す。
(ステップS813)第1ラインメモリ202から読み出した映像信号C1と第3ラインメモリ204から読み出した映像信号C2を表示形態変更部405で1ラインの映像信号に合成する。このようにして合成された1ラインの映像信号は、映像表示部50に表示される。
(ステップS814)タイミングジェネレータ201の作用によって、クロック信号の周波数を設定する。すなわち、クロック信号CK11の周波数とクロック信号CK21の周波数を入れ替える。また、クロック信号CK12の周波数とクロック信号CK22の周波数を入れ替える。
次に、図10(a)を用いて、ステップS712で行う、映像表示部50の左画面を大きく表示するように設定変更する処理の流れを説明する。
(ステップS901)タイミングジェネレータ201の作用によって、クロック信号CK11とクロック信号CK21を、それぞれ周波数fに設定する。また、クロック信号CK12の周波数を4f/3に設定する。そして、クロック信号CK22の周波数を4fに設定する。これによって、映像表示部50の左画面が大きく表示されるように設定変更される。具体的には、この設定によって、左画面の幅が右画面の幅に対して3倍の大きさで表示される。
次に、図10(c)を用いて、ステップS713で行う、映像表示部50の右画面を大きく表示するように設定変更する処理の流れを説明する。
(ステップS903)タイミングジェネレータ201の作用によって、クロック信号CK11とクロック信号CK21を、それぞれ周波数fに設定する。また、クロック信号CK12の周波数を4fに設定する。そして、クロック信号CK22の周波数を4f/3に設定する。これによって、映像表示部50の右画面が大きく表示されるように設定変更される。具体的には、この設定によって、右画面の幅が左画面の幅に対して3倍の大きさで表示される。
次に、図10(b)を用いて、ステップS714で行う、映像表示部50の左右画面を均等に表示するように設定変更する処理の流れを説明する。
(ステップS902)タイミングジェネレータ201の作用によって、クロック信号CK11とクロック信号CK21を、それぞれ周波数fに設定する。また、クロック信号CK12とクロック信号CK22を、それぞれ周波数2fに設定する。これによって、映像表示部50の左右画面が同じ幅で表示されるように設定変更される。
なお、以上説明した実施例1では、注目していない側の画面は、書き出し周波数を読み出し周波数の4倍の周波数である4fに設定することによって、注目していない側の画面に、撮影した映像情報を全て表示した。しかし、注目していない側の画面への書き出し周波数は2fに設定してもよい。
図11は、注目していない側の画面への書き出し周波数を2fに設定したときの状態遷移図を示す。このとき、図11に示す第2の表示形態60L2と第3の表示形態60R2のように、注目していない側の画面の表示範囲は制限されるが、図7に示した表示例と比べると、注目していない側の画面にも障害物がより拡大して表示されるため、注目していない側の画面に障害物等の注意が必要な物体が存在したときに、運転者150に対して、より一層注意を喚起することが可能となる。
なお、図11に示した第2の表示形態60L2,第3の表示形態60R2を実現するためには、注目していない側の画面への映像信号の書き出しを、読み込んだ映像信号C1,C2の途中で打ち切る必要があるため、図3に示した映像入出力制御部20に、さらに、読み込んだ映像信号C1,C2を周波数2fで所定画素数だけ書き出したか否かを判断する機能が追加される。この機能は、簡単な論理回路で実現することが可能であるため、詳細説明は省略する。
次に、本発明の車両用周囲モニタ装置を、車両の後写鏡のひとつであるドアミラーの代用として用いた別の実施例2について説明する。
(システム概略構成と作用の説明)
以下、図12,図13を用いて、本実施例の概略構成と作用を説明する。本実施例に係る車両用周囲モニタ装置2は、図12に示すように、車両5(図2(a)参照)に設置されて、撮像部10と、映像入出力制御部20と、スイッチ操作検出部36(注視映像特定部)と、表示形態制御部40と、映像表示部50とからなる。
車両用周囲モニタ装置2の構成は、実施例1で説明した図1とほぼ同様であり、撮像部10を構成する第1撮像部10aと第2撮像部10bの車両5への搭載状態も実施例1で説明した図2(a)と同様である。唯一、実施例1が有していた注視位置検出部30(図1参照)の代わりに、図12に示すスイッチ操作検出部36を有する点のみが異なっている。以下、実施例1との差異について、図2〜図4,図12,図13を参照して説明する。
スイッチ操作検出部36は、図13(a)に示すように、車両5(図2(a)参照)のステアリングホイール362に設置された表示形態切り替えスイッチ364からなる。この表示形態切り替えスイッチ364(図13(b)参照)は、3極単投のロッカースイッチで構成されており、表示形態切り替えスイッチ364の左側が押下された状態と、表示形態切り替えスイッチ364の右側が押下された状態と、表示形態切り替えスイッチ364の左右がともに押下されていない状態と、の3通りの状態を指定することができる。
そして、表示形態切り替えスイッチ364の左側が押下されたときには、その情報が図3に示す表示形態決定部401に伝えられる。そして、表示形態変更部405が、映像表示部50の表示形態を、左画面が大きく表示されるように変更する。
また、表示形態切り替えスイッチ364の右側が押下されたときには、その情報が、図3に示す表示形態決定部401に伝えられる。そして、表示形態変更部405が、映像表示部50の表示形態を、右画面が大きく表示されるように変更する。
また、表示形態切り替えスイッチ364の左右がともに押下されていないときには、その情報が、図3に示す表示形態決定部401に伝えられる。そして、表示形態変更部405が、映像表示部50の表示形態を、左右画面が均等に表示されるように変更する。
このように、映像表示部50に表示させたい画面形態を、運転者150(図4参照)の、表示形態切り替えスイッチ364の操作(所定のスイッチ操作)を検出することによって、簡便に選択することができる。
なお、同様の機能は、ステアリングホイール362の裏面側に設置されたウインカーレバー366の操作(ウインカー操作)に基づいて実現することもできる。
すなわち、運転者150が車両5を走行中に、右側の車線に車線変更を行う前にウインカーレバー366を操作して右側に方向指示器を出すと、右側の方向指示器を出したことが、図3に示す表示形態決定部401に伝えられる。そして、表示形態変更部405が、映像表示部50の表示形態を、右画面が大きく表示されるように変更する。そして、運転者150は、映像表示部50を目視して車両の右後方の安全確認を行うことができるため、安心して車線変更を行うことができる。
さらに、左側の車線に車線変更を行う前にウインカーレバー366を操作して左側に方向指示器を出すと、左側の方向指示器を出したことが、図3に示す表示形態決定部401に伝えられる。そして、表示形態変更部405が、映像表示部50の表示形態を、左画面が大きく表示されるように変更する。そして、運転者150(図4参照)は、映像表示部50を目視して車両の左後方の安全確認を行うことができるため、安心して車線変更を行うことができる。
このように、運転者150(図4参照)の表示形態切り替えスイッチ364やウインカーレバー366の操作(ウインカー操作)に基づいて、運転者150が注視すべき映像の視認性が高くなるように、映像表示部50の表示形態を適宜変更することができる。
次に、本発明の車両用周囲モニタ装置を、車両周囲の死角モニタとして用いた別の実施例3について説明する。
(システム概略構成の説明)
以下、図14〜図16を用いて、本実施例の概略構成と作用を説明する。本実施例に係る車両用周囲モニタ装置3は、図14に示すように、車両5(図15参照)に設置されて、撮像部12と、映像変換および映像入出力制御部22と、注視位置検出部30(注視映像特定部)と、表示形態制御部40と、映像表示部50とからなる。
車両用周囲モニタ装置3の基本構成は実施例1と同じであるが、撮像部10(図1参照)の代わりに撮像部12を有する点と、映像入出力制御部20(図1参照)の代わりに映像変換および映像入出力制御部22を有する点が異なっている。
撮像部12は、4台のカメラから構成されており、図15に示すように、車両の左ドアミラー付近に設置されて、車両の左側面の下方を撮影する第3撮像部10cと、車両の右ドアミラー付近に設置されて、車両の右側面の下方を撮影する第4撮像部10dと、車両の前端に設置されて、車両の前端直下を撮影する第5撮像部10eと、車両の後端に設置されて、車両の後端直下を撮影する第6撮像部10fと、からなる。
映像変換および映像入出力制御部22は、映像入出力制御部20(図1参照)が有する機能と、後述する、撮像部12で撮影した複数の映像をそれぞれ座標変換して1枚の映像に合成する機能と、を有する。
(作用の説明)
以下、実施例3の作用について説明する。車両用周囲モニタ装置3は、図15に示すように、車両5に搭載されて、撮像部12を構成する4台のカメラは、それぞれ、運転者150(図4参照)から死角になる領域の映像を撮影する。
そして、運転者150が、車両5に設置された起動スイッチ(非図示)を操作すると、撮像部12で同時刻に撮影された4枚の映像が、映像変換および映像入出力制御部22において1枚の映像に合成されて、図16に示す全周囲表示形態62Cとして映像表示部50に表示される。
全周囲表示形態62Cが表す映像は、第3撮像部10cが撮影した映像を車両5の上空から見下ろしたように座標変換した俯瞰映像100c1と、第4撮像部10dが撮影した映像を車両5の上空から見下ろしたように座標変換した俯瞰映像100d1と、第5撮像部10eが撮影した映像を車両5の上空から見下ろしたように座標変換した俯瞰映像100e1と、第6撮像部10fが撮影した映像を車両5の上空から見下ろしたように座標変換した俯瞰映像100f1と、をそれぞれ、車両5を上空から見下ろした仮想図形である車影5aの周りに、お互いの位置関係を保つように配置して、あたかも車両5を上空から見下ろしたように表現したものである。
そして、俯瞰映像100c1の中には、車両5の左側方にある障害物100cが表示されて、俯瞰映像100d1の中には、車両5の右側方にある障害物100dが表示されて、俯瞰映像100e1の中には、車両5の前方にある障害物100eが表示されて、俯瞰映像100f1の中には、車両5の後方にある障害物100fが表示される。
なお、各俯瞰映像100c1,100d1,100e1,100f1の境界部には、各俯瞰映像同士の識別性を高めるために、境界線64が表示される。
このような俯瞰図表示は、昨今、車両の周囲状況をモニタする装置として実用化されているため、全周囲表示形態62Cを表わす画像を生成する処理の内容についての説明は省略する。
注視位置検出部30(注視映像特定部)は、車両5の運転者150(図4参照)が注視している映像表示部50の画面内の位置を検出する。その構成と作用は、実施例1で説明した通りである。
検出された注視位置に応じて、表示形態制御部40の作用によって、図16に示す状態遷移図に基づいて映像表示部50に表示される映像の表示形態が変更される。
以下、図16の状態遷移図について、順を追って説明する。映像表示部50に表示される映像の状態は5種類ある。すなわち、図16に示すように、前記した全周囲表示形態62Cと、後方表示形態62Bと、前方表示形態62Fと、左側方表示形態62Lと、右側方表示形態62Rである。
今、全周囲表示形態62Cの表示がなされていたとする。このとき、注視位置検出部30(注視映像特定部)で算出された注視位置が画面の中央にあったときには、全周囲表示形態62Cの表示が継続される(状態遷移701)。これは、運転者150(図4参照)が全周囲の映像を確認したい意図をもっていると考えられるためである。
また、全周囲表示形態62Cの表示がなされているとき、注視位置検出部30で算出された注視位置が画面の下方にあったときには、表示形態が後方表示形態62Bに変更される(状態遷移702)。これは、運転者150が下方の映像(ずなわち車両5の後方)を確認したい意図をもっていると考えられるためである。そして、このときは、運転者150の意図を反映するように、車両5の後方の俯瞰映像100f1の表示サイズを拡大して俯瞰映像100f2とした表示形態とすることによって、車両後方の映像の視認性をより高める。なお、俯瞰映像100f1の表示サイズの拡大率は、拡大した際の視認性を考慮して適宜決定される。
そして、後方表示形態62Bの表示がなされているとき、注視位置検出部30で算出された注視位置が画面の中央、画面の左方、または画面の右方にあったときには、後方表示形態62Bの表示が継続される(状態遷移703)。
さらに、後方表示形態62Bの表示がなされているとき、注視位置検出部30で算出された注視位置が画面の上方にあったときには、表示形態が全周囲表示形態62Cに変更される(状態遷移704)。これは、運転者150が全周囲の映像を確認したい意図をもっていると考えられるためである。
また、全周囲表示形態62Cの表示がなされているとき、注視位置検出部30で算出された注視位置が画面の上方にあったときには、表示形態が前方表示形態62Fに変更される(状態遷移705)。これは、運転者150が上方の映像(ずなわち車両5の前方)を確認したい意図をもっていると考えられるためである。そして、このときは、運転者150の意図を反映するように、車両5の前方の俯瞰映像100e1の表示サイズを拡大して俯瞰映像100e2とした表示形態とすることによって、車両前方の映像の視認性をより高める。なお、俯瞰映像100e1の表示サイズの拡大率は、拡大した際の視認性を考慮して適宜決定される。
そして、前方表示形態62Fの表示がなされているとき、注視位置検出部30で算出された注視位置が画面の中央、画面の左方、または画面の右方にあったときには、前方表示形態62Fの表示が継続される(状態遷移706)。
さらに、前方表示形態62Fの表示がなされているとき、注視位置検出部30で算出された注視位置が画面の下方にあったときには、表示形態が全周囲表示形態62Cに変更される(状態遷移707)。これは、運転者150が全周囲の映像を確認したい意図をもっていると考えられるためである。
また、全周囲表示形態62Cの表示がなされているとき、注視位置検出部30で算出された注視位置が画面の左方にあったときには、表示形態が左側方表示形態62Lに変更される(状態遷移708)。これは、運転者150が左方の映像(ずなわち車両5の左側方)を確認したい意図をもっていると考えられるためである。そして、このときは、運転者150の意図を反映するように、車両5の左側方の俯瞰映像100c1の表示サイズを拡大して俯瞰映像100c2とした表示形態とすることによって、車両左側方の映像の視認性をより高める。なお、俯瞰映像100c1の表示サイズの拡大率は、拡大した際の視認性を考慮して適宜決定される。
そして、左側方表示形態62Lの表示がなされているとき、注視位置検出部30で算出された注視位置が画面の中央、画面の上方、画面の下方、または画面の左方にあったときには、左側方表示形態62Lの表示が継続される(状態遷移709)。
さらに、左側方表示形態62Lの表示がなされているとき、注視位置検出部30で算出された注視位置が画面の右方にあったときには、表示形態が全周囲表示形態62Cに変更される(状態遷移710)。これは、運転者150が全周囲の映像を確認したい意図をもっていると考えられるためである。
また、全周囲表示形態62Cの表示がなされているとき、注視位置検出部30で算出された注視位置が画面の右方にあったときには、表示形態が右側方表示形態62Rに変更される(状態遷移711)。これは、運転者150が、右方の映像(ずなわち車両5の右側方)を確認したい意図をもっていると考えられるためである。そして、このときは、運転者150の意図を反映するように、車両5の右側方の俯瞰映像100d1の表示サイズを拡大して俯瞰映像100d2とした表示形態とすることによって、車両右側方の映像の視認性をより高める。なお、俯瞰映像100d1の表示サイズの拡大率は、拡大した際の視認性を考慮して適宜決定される。
そして、右側方表示形態62Rの表示がなされているとき、注視位置検出部30で算出された注視位置が画面の中央、画面の上方、画面の下方、または画面の右方にあったときには、右側方表示形態62Rの表示が継続される(状態遷移712)。
さらに、右側方表示形態62Rの表示がなされているとき、注視位置検出部30で算出された注視位置が画面の左方にあったときには、表示形態が全周囲表示形態62Cに変更される(状態遷移713)。これは、運転者150が全周囲の映像を確認したい意図をもっていると考えられるためである。
以上説明したように、実施例1に係る車両用周囲モニタ装置1によれば、複数の撮像部10(10a,10b)がそれぞれ撮影した車両5の周囲の異なる方向の映像を映像表示部50に同時に並べて表示したときに、注視位置検出部30(注視映像特定部)において、映像表示部50に表示された複数の映像の中から、車両5の運転者150が映像表示部50を注視する挙動に基づいて、運転者150が注視したい映像を特定して、表示形態制御部40が、特定された映像の表示形態を変更して映像表示部50に表示するため、運転者150が注視したい映像の視認性を向上させることができる。そして、これによって、車両走行中の運転者150が車両周囲の道路状況や交通状況を確認するための視認負荷を低減することができる。
また、実施例1に係る車両用周囲モニタ装置1によれば、複数の撮像部10(10a,10b)を車両5のドアミラー(後写鏡)の代替として設けるため、従来のドアミラーをより小型化することができる。そして、これによって、車両5のデザイン性を向上させることができる。
また、実施例1に係る車両用周囲モニタ装置1によれば、表示形態制御部40は、車両5の運転者150が注視したいとして特定された映像の表示サイズを拡大するものであるため、運転者150が見たがっている映像の視認性をより一層向上させることができる。
また、実施例1に係る車両用周囲モニタ装置1によれば、表示形態制御部40は、車両5の運転者150が注視したいとして特定された映像が、そのときに拡大表示されている映像でないときには、映像表示部50に、2枚の映像を左右均等なサイズで表示するため、僅かな注視位置の変動によって表示形態が頻繁に変更されることによる、映像のばたつきを防止することができる。
また、実施例1に係る車両用周囲モニタ装置1によれば、注視位置検出部30(注視映像特定部)は、運転者150の白目と黒目からなる眼球を検出して、検出された眼球の中の瞳(黒目)の位置に基づいて、運転者150が注視したい映像を特定するため、既存の画像処理手法を用いて、運転者150の注視位置を簡便に検出することができる。
また、実施例1に係る車両用周囲モニタ装置1によれば、映像表示部50は、車両5のメータクラスタ7に設置されるため、運転者150の正面に映像を表示することができる。これによって、運転者150は少ない視線移動によって車両5の後側方の状況を確認することができる。
また、実施例2に係る車両用周囲モニタ装置2によれば、スイッチ操作検出部36(注視映像特定部)は、映像表示部に表示された複数の映像の中から1つの映像を特定する運転者の表示形態切り替えスイッチ364の操作(所定のスイッチ操作)を検出して、検出された表示形態切り替えスイッチ364の操作に基づいて、運転者が注視したい映像を特定するため、少ない操作負荷で、見たい方向の映像を表示させることができる。
また、実施例2に係る車両用周囲モニタ装置2によれば、スイッチ操作検出部36(注視映像特定部)は、運転者150のウインカーレバー366の操作を検出して、検出されたウインカーレバー366の操作(ウインカー操作)に基づいて、運転者150が注視したい映像を特定するため、車線変更を行う意思表示さえ行えば、特別な表示切り替えの操作を行うことなしに、映像表示部50に、車線変更を行う際に目視確認が必要な領域の映像を表示させることができる。
また、実施例3に係る車両用周囲モニタ装置3によれば、複数の撮像部12(10c,10d,10e,10f)は、運転者150から死角になる領域を撮影するものであるため、車両5の周囲に発生する死角のうち、運転者150が注目した方向の死角の状況を、高い視認性で目視確認することができる。
なお、以上説明した、実施例1,実施例3においては、運転者150の眼球の中の瞳の位置の変化に基づいて、運転者150の注視位置を検出したが、これは、運転者150の顔の向きを検出して注視位置の検出を行ってもよい。撮影した画像から顔の向きを検出する方法も多数提案されており、そのいずれの方法を用いて行ってもよい。例えば、眼球,鼻,口の位置関係を、予め設定された顔面のモデルと照合することによって、顔の向きを検出することができる。
また、実施例1,実施例3においては、運転者150の眼球の中の瞳の位置の変化のみに基づいて映像の表示形態を変更したが、このとき、さらに、運転者150の頭部の位置を考慮してもよい。
すなわち、通常のドアミラーを見る場合、頭部の位置を移動することによって、ドアミラーに映る映像の範囲が変化する。本実施例においても、運転者150の頭部の位置を推定することによって、映像表示部50に映る映像の範囲を変更できるように構成することが可能である。
運転者の頭部の位置は、例えば、運転者観測カメラ35で観測した画像の中の左右の眼球の位置に基づいて推定することができる。そして、推定された頭部位置に応じて撮像部10(12)を構成するカメラ毎に、予め決められた範囲の画像を切り出して映像表示部50に表示する。予め決められた範囲は、例えば、頭の位置を移動させながら、その位置に頭があるときに映像表示部50に表示して欲しい映像を、撮像部が撮像した画像を上下左右にスクロールさせながら決定するキャリブレーションを行うことによって決定して、そのときの映像の切り出し位置をカメラ毎に記憶しておくことによって実現できる。
また、運転者150の注視位置の判定は、1度の注視位置検出処理のみで判断するのではなく、所定の時間経過を考慮して判断してもよい。すなわち、所定の回数(例えば3回)の計測を行って、その間連続して同じ領域を注視していたとき(注視点が停留したとき)に、初めて、その領域を注視していると判断してもよい。これにより、不要なノイズが除去されることによって、表示画面のばたつきを軽減することができる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであるため、本発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、本発明に含まれることは勿論である。
1 車両用周囲モニタ装置
10 撮像部
10a 第1撮像部
10b 第2撮像部
20 映像入出力制御部
201 タイミングジェネレータ
202 第1ラインメモリ
203 第2ラインメモリ
204 第3ラインメモリ
205 第4ラインメモリ
206 第1スイッチ
207 第2スイッチ
208 第3スイッチ
209 第4スイッチ
30 注視位置検出部(注視映像特定部)
40 表示形態制御部
401 表示形態決定部
405 表示形態変更部
50 映像表示部
C1,C2 映像信号
T タイミング信号

Claims (9)

  1. 車両に設置されて、前記車両の周囲の異なる方向の映像を撮影する複数の撮像部と、
    前記複数の撮像部でそれぞれ撮影された複数の映像を同時に並べて表示する映像表示部と、
    前記車両の運転者の所定の挙動に基づいて、前記映像表示部に表示された複数の映像の中から、前記運転者が注視したい映像を特定する注視映像特定部と、
    前記特定された映像の表示形態を変更する表示形態制御部と、を備えることを特徴とする車両用周囲モニタ装置。
  2. 前記複数の撮像部は、前記車両の後写鏡の代替として設けられることを特徴とする請求項1に記載の車両用周囲モニタ装置。
  3. 前記表示形態制御部は、前記特定された映像の表示サイズを拡大するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用周囲モニタ装置。
  4. 前記表示形態制御部は、前記特定された映像が、そのときに拡大表示されている映像でないときには、前記映像表示部に、複数の映像を均等なサイズで表示することを特徴とする請求項3に記載の車両用周囲モニタ装置。
  5. 前記注視映像特定部は、前記運転者の白目と黒目からなる眼球を検出して、検出された眼球の中の黒目の位置に基づいて、前記運転者が注視したい映像を特定することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両用周囲モニタ装置。
  6. 前記注視映像特定部は、前記映像表示部に表示された複数の映像の中から1つの映像を特定する、前記運転者の所定のスイッチ操作を検出して、検出された所定のスイッチ操作に基づいて、前記運転者が注視したい映像を特定することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両用周囲モニタ装置。
  7. 前記注視映像特定部は、前記運転者のウインカー操作を検出して、検出されたウインカー操作に基づいて、前記運転者が注視したい映像を特定することを特徴とする請求項6に記載の車両用周囲モニタ装置。
  8. 前記複数の撮像部は、前記運転者から死角になる領域を撮影するものであることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の車両用周囲モニタ装置。
  9. 前記映像表示部は、前記車両のメータクラスタに設置されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の車両用周囲モニタ装置。
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