JP2014225108A - 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】カメラの全周を含む画像を展開せずに利用する場合により有用な画像を得る。
【解決手段】全周画像を取得する画像取得部と、上記全周画像に含まれる基準点が上記全周画像の中心に対して所定の向きに位置するような上記全周画像の回転角度を算出する回転角度算出部とを含む画像処理装置が提供される。
【選択図】図1

Description

本開示は、画像処理装置、画像処理方法およびプログラムに関する。
特殊な構造のレンズやカメラを用いることによって、カメラの全周を含む画像を得ることができる。このような画像を加工して利用するための技術は、種々提案されている。例えば、特許文献1には、全周囲カメラを用いて撮像された動画像から抽出された特徴点のデータを利用してオブジェクトの三次元座標を算出する技術が記載されている。また、特許文献2には、魚眼レンズを用いて撮像された画像を円筒面上に展開した展開画像に変換し、展開画像に基づいてオブジェクトまでの距離などを検出する技術が記載されている。
特許第4545093号公報 特開2012−226645号公報
例えば上記のように全周囲カメラや魚眼レンズを用いて撮像された画像にはひずみが生じる。それゆえ、こうした画像を利用するための技術は、ひずみの影響を除去するために画像を展開したり、ひずみを前提としてオブジェクトの座標や距離を算出したりするものが主であった。つまり、カメラの全周を含む画像をそのまま利用するための技術は、これまで十分には提案されてこなかった。
そこで、本開示では、カメラの全周を含む画像を展開せずに利用する場合により有用な画像を得ることを可能にする、新規かつ改良された画像処理装置、画像処理方法およびプログラムを提案する。
本開示によれば、全周画像を取得する画像取得部と、上記全周画像に含まれる基準点が上記全周画像の中心に対して所定の向きに位置するような上記全周画像の回転角度を算出する回転角度算出部とを含む画像処理装置が提供される。
また、本開示によれば、全周画像を取得することと、プロセッサが、上記全周画像に含まれる基準点が上記全周画像の中心に対して所定の向きに位置するような上記全周画像の回転角度を算出することとを含む画像処理方法が提供される。
また、本開示によれば、全周画像を取得する機能と、プロセッサが、上記全周画像に含まれる基準点が上記全周画像の中心に対して所定の向きに位置するような上記全周画像の回転角度を算出する機能とをコンピュータに実現させるためのプログラムが提供される。
カメラの全周を含む全周画像では、通常の撮像画像のように上下などの方向を一意に定義することが困難である。そこで、何らかの基準で設定される基準点が所定の向きに位置するように全周画像を回転させることによって、画像の内容に応じて適切な方向が知覚されやすい有用な画像を得ることができる。
以上説明したように本開示によれば、カメラの全周を含む画像を展開せずに利用する場合により有用な画像を得ることができる。
本開示の第1の実施形態に係る画像処理装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。 本開示の第1の実施形態においてカメラを鉛直方向に向けて撮像された撮像画像の例について説明するための図である。 本開示の第1の実施形態においてカメラを水平方向に向けて撮像された撮像画像の第1の例について説明するための図である。 本開示の第1の実施形態においてカメラを水平方向に向けて撮像された撮像画像の第2の例について説明するための図である。 本開示の第1の実施形態における移動方向の推定を概念的に示すフローチャートである。 本開示の第1の実施形態における撮像画像の回転の第1の例について説明するための図である。 本開示の第1の実施形態における撮像画像の回転の第2の例について説明するための図である。 本開示の第2の実施形態に係る第1の画像処理装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。 本開示の第2の実施形態に係る第2の画像処理装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。 本開示の第3の実施形態に係る撮像装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。 本開示の第4の実施形態に係る撮像装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。 本開示の第4の実施形態に係る画像処理装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。 本開示の第5の実施形態に係る画像処理装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。 本開示の第5の実施形態における撮像画像の回転角度算出の第1の例について説明するための図である。 本開示の第5の実施形態における撮像画像の回転角度算出の第2の例について説明するための図である。 本開示の第6の実施形態に係る第1の画像処理装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。 本開示の第6の実施形態に係る第2の画像処理装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。 本開示の第7の実施形態に係る撮像装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。 本開示の第7の実施形態における撮像画像の回転角度算出の第1の例について説明するための図である。 本開示の第7の実施形態における撮像画像の回転角度算出の第2の例について説明するための図である。 本開示の第8の実施形態に係る画像処理装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。 本開示の第8の実施形態に係る画像処理装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。 情報処理装置のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.第1の実施形態
1−1.機能構成
1−2.発生点および検出点の具体的な例
1−3.移動方向の推定
1−4.撮像画像の回転の例
2.第2の実施形態
3.第3の実施形態
4.第4の実施形態
5.第5の実施形態
5−1.機能構成
5−2.回転角度算出の例
6.第6の実施形態
7.第7の実施形態
7−1.機能構成
7−2.回転角度算出の例
8.第8の実施形態
9.ハードウェア構成
10.補足
(1.第1の実施形態)
(1−1.機能構成)
図1は、本開示の第1の実施形態に係る画像処理装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。図1を参照すると、画像処理装置100は、通信部102と、記憶部104と、画像取得部106と、ベクトル算出部108と、点検出部110と、回転角度算出部112と、画像編集部114とを含む。さらに、画像処理装置100は、表示制御部116と、表示部118とを含んでもよい。
本実施形態において、画像処理装置100は、ネットワークを介して他の装置から撮像画像を取得し、取得された画像を編集する装置である。画像処理装置100は、編集された画像を他の装置にネットワークを介して送信してもよいし、記憶部に蓄積してもよいし、あるいは自ら表示してもよい。
画像処理装置100は、例えば各種のPC(Personal Computer)、タブレット端末、携帯電話(スマートフォンを含む)、ゲーム機、またはメディアプレーヤなどの端末装置であってもよく、ネットワークを介して端末装置にサービスを提供するサーバであってもよい。画像処理装置100は、例えば後述する情報処理装置のハードウェア構成によって実現される。画像処理装置100がサーバである場合、画像処理装置100の機能はネットワークで接続された複数の情報処理装置が協働することによって実現されてもよい。以下、それぞれの構成要素についてさらに説明する。
通信部102は、例えば通信装置によって実現され、有線または無線の各種のネットワークを介して他の装置と通信する。例えば、通信部102は、他の装置から撮像画像のデータを受信して記憶部104に格納する。また、例えば、通信部102は、画像処理装置100において編集されて記憶部104に格納された画像のデータを他の装置に送信する。さらに、図示していないが、画像処理装置100がサーバである場合、通信部102は、サービスの提供を受ける端末装置から送信された処理の依頼などのコマンドを受信して画像処理装置100の各部に提供する。
記憶部104は、例えばストレージ装置および各種のメモリの組み合わせによって実現され、画像処理装置100で用いられる各種のデータを一時的または永続的に格納する。例えば、記憶部104は、通信部102が他の装置から受信した撮像画像のデータを少なくとも一時的に格納し、必要に応じて画像取得部106に提供する。また、例えば、記憶部104は、画像編集部114によって編集された画像のデータを少なくとも一時的に格納し、必要に応じて他の装置に送信するために通信部102に提供する。あるいは、記憶部104は、編集された画像のデータを表示のために表示制御部116に提供してもよい。
画像取得部106は、例えばCPU(Central Processing Unit)がメモリに格納されたプログラムに従って動作することによって実現され、記憶部104に格納された撮像画像のデータを取得する。ここで、画像取得部106によってデータが取得される撮像画像は、魚眼レンズを介して時間的に連続して撮像されたものである。ここで、魚眼レンズを介して撮像された撮像画像は、魚眼レンズを有するカメラの全周を含むため、全周画像ともいえる。これらの画像は、例えば動画像として一連のフレームを構成するものであってもよいし、独立して撮像された2枚以上の静止画であってもよい。
ベクトル算出部108は、例えばCPUがメモリに格納されたプログラムに従って動作することによって実現され、画像取得部106によって取得された撮像画像における動きベクトルを算出する。例えば、ベクトル算出部108は、撮像画像を所定のサイズのブロックに分割し、時間的に前後に位置する撮像画像の間でブロックマッチングを実行することによって動きベクトルを算出する。なお、動きベクトルの算出にはこれ以外にも公知のさまざまな手法を利用することが可能である。
ここで、ベクトル算出部108は、後述する点検出部110での処理結果に応じて2段階で動きベクトルを算出してもよい。この場合、例えば、ベクトル算出部108は、まず撮像画像の全体について第1のブロックサイズで動きベクトルを算出する。算出された動きベクトルは一旦点検出部110に提供され、点検出部110で動きベクトルに基づいて探索領域が設定される。次に、ベクトル算出部108は、撮像画像のうちの探索領域(その近傍を含んでもよい)について第1のブロックサイズよりも小さい第2のブロックサイズで動きベクトルを算出し、算出された動きベクトルを点検出部110に提供する。点検出部110は、探索領域において、より小さい第2のブロックサイズで算出された動きベクトルを用いて発生点または収束点を探索する。このように、ベクトル算出部108におけるブロックマッチングの実行回数を削減することによって、画像処理装置100全体としての処理負荷が軽減されうる。
なお、他の実施形態では、ベクトル算出部108が画像処理装置100に含まれなくてもよい。つまり、画像処理装置100は、必ずしも動きベクトルを自ら算出しなくてもよい。例えば、動きベクトルは、他の装置で算出されてデータとして通信部102によって受信され、記憶部104に格納されてもよい。この場合、ベクトル算出部108は、撮像画像に対応する動きベクトルのデータを記憶部104から読み出すベクトル取得部によって代替されうる。
点検出部110は、例えばCPUがメモリに格納されたプログラムに従って動作することによって実現され、ベクトル算出部108によって算出された動きベクトルの発生点または収束点を検出する。後述するように、魚眼レンズを介して時間的に連続して撮像された撮像画像では、カメラの移動方向に応じて動きベクトルの発生点または収束点が現れる。より具体的には、点検出部110は、撮像画像の周縁部で発生点および収束点の両方を検出するか、撮像画像の中央部で発生点または収束点のいずれかを検出しうる。
ここで、点検出部110は、上述したベクトル算出部108での2段階の動きベクトルの算出に対応して、2段階で発生点または収束点を検出してもよい。この場合、例えば、点検出部110は、まず撮像画像の全体について第1のブロックサイズで算出された動きベクトルに基づいて撮像画像中に探索領域を設定する。探索領域には、例えば、動きベクトルの大きさが相対的に小さい領域、または相対的に多くの動きベクトルの方向が交差する領域が設定されうる。これは、発生点および収束点の近傍では動きベクトルの大きさが小さくなり、また発生点および収束点には多くの動きベクトルの方向が集中するという、魚眼レンズを介して時間的に連続して撮像された撮像画像の特徴を反映したものである。点検出部110は探索領域の情報をベクトル算出部108に提供し、ベクトル算出部108は探索領域(その近傍を含んでもよい)についてより小さい第2のブロックサイズで動きベクトルを算出する。さらに、点検出部110は第2のブロックサイズで算出された動きベクトルに基づいて、探索領域の中で発生点または収束点を探索する。
あるいは、ベクトル算出部108での動きベクトルの算出が2段階ではない場合でも、点検出部110は、上記の例と同様にして探索領域を設定し、探索領域の中で発生点または収束点を探索してもよい。この場合、点検出部110は、ベクトル算出部108によって算出された動きベクトルを第1の粒度で抽出して探索領域を設定し、探索領域の中で第1の粒度よりも細かい第2の粒度で動きベクトルを抽出して発生点または収束点を探索しうる。この場合も、探索領域には、例えば動きベクトルの大きさが相対的に小さい領域、または相対的に多くの動きベクトルの方向が交差する領域が設定されうる。
なお、点検出部110によって検出される動きベクトルの発生点および収束点のより具体的な例については後述する。
回転角度算出部112は、例えばCPUがメモリに格納されたプログラムに従って動作することによって実現され、点検出部110によって撮像画像の周縁部で発生点が検出された場合に、発生点が撮像画像の中心に対して所定の向きに位置するような撮像画像の回転角度を算出する。より具体的には、回転角度算出部112は、発生点が撮像画像の中心に対して下に位置するように回転角度を算出しうる。このような回転角度は、後述するように、例えば撮像画像が魚眼レンズを鉛直方向に向けて撮像された画像である場合に、カメラの移動に伴って流れていく撮像画像がより自然に観察されるように撮像画像を回転させる角度でありうる。ここで、回転角度算出部112は、発生点を基準点として、基準点が撮像画像の中心に対して所定の向きに位置するように回転角度を算出するともいえる。後述するように、本実施形態において、撮像画像の解析の結果得られた発生点は撮像画像における注視点であるものと推定され、回転角度算出部112は推定された注視点を基準点として回転角度を算出している。
画像編集部114は、例えばCPUがメモリに格納されたプログラムに従って動作することによって実現され、回転角度算出部112によって算出された回転角度に従って撮像画像を回転させる。上述のように、回転角度算出部112は、撮像画像の周縁部で発生点が検出された場合に、発生点が撮像画像の中心に対して所定の向きに位置するような回転角度を算出しうる。従って、画像編集部114は、撮像画像の周縁部で発生点が検出された場合に、発生点が撮像画像の中心に対して所定の向きに位置するように撮像画像を回転させているともいえる。より具体的には、画像編集部114は、発生点が撮像画像の中心に対して下に位置するように撮像画像を回転させてもよい。後述する動きベクトルの発生点および収束点のより具体的な例を参照すれば明らかなように、このような回転の処理は、撮像画像が収束点から発生点に向かって移動しながら撮像された画像であるという推定に基づく処理ともいえる。
表示制御部116は、例えばCPUがメモリに格納されたプログラムに従って動作することによって実現され、例えば各種のディスプレイなどの出力装置によって実現される表示部118を制御して記憶部104から読み出したデータに基づく画像を表示させる。ここで、記憶部104には、画像編集部114によって編集された画像、より具体的には回転角度算出部112によって算出された回転角度に従って画像編集部114で回転された撮像画像が格納されうる。従って、表示制御部116は、画像取得部106から画像編集部114までの処理の結果として生成された画像を表示部118に表示させるともいえる。
(1−2.発生点および検出点の具体的な例)
図2〜図4を参照して、上述した画像処理装置100の点検出部110によって検出される動きベクトルの発生点および検出点のより具体的な例について、さらに説明する。
図2は、本開示の第1の実施形態においてカメラを鉛直方向に向けて撮像された撮像画像の例について説明するための図である。図2には、カメラ10を鉛直方向に向けて撮像された撮像画像15の例が示されている。カメラ10は、魚眼レンズ11を有し、魚眼レンズ11の光軸方向は略鉛直方向である。また、カメラ10は、略水平方向、すなわち魚眼レンズ11の光軸方向に対して垂直な方向に移動している。
この場合、撮像画像15では、周縁部に動きベクトルVの発生点Rおよび収束点Cの両方が現れる。魚眼レンズ11の光軸方向が略鉛直方向である場合、撮像画像15の中央部がカメラ10の上方にあたり、撮像画像15の周縁部がカメラ10の周囲にあたる。ここで、撮像画像15は、カメラ10の全周を含む全周画像である。この状態でカメラ10が略水平方向に移動すると、時間的に連続して撮像される撮像画像15では、周縁部のある点、すなわちカメラ10が向かっている方向に対応する点から発生した画像が、主に両側に分かれて周縁部を流れ、撮像画像15の中心に対して反対側にある周縁部の点、すなわちカメラ10が遠ざかっている方向に対応する点に収束する。このようにして、動きベクトルVには発生点Rと収束点Cとが現れる。この場合、撮像画像15における観察者の注視点は、カメラ10が向かっていく先、すなわち発生点Rであるものと推定されうる。
上述のように、画像処理装置100の点検出部110は、このような発生点Rと収束点Cとを検出しうる。ここで、点検出部110は、発生点Rと収束点Cとの位置関係の規則性を利用して、検出の処理を効率化してもよい。例えば、発生点Rが撮像画像15の周縁部の第1の部分で発見された場合、収束点Cは撮像画像15の中心に対して第1の部分の反対側に位置する第2の部分に存在するはずである。そこで、点検出部110は、この第2の部分を優先的に、または第2の部分に限定して収束点Cを探索してもよい。逆に、収束点Cが撮像画像15の周縁部の第1の部分で発見された場合、発生点Rは撮像画像15の中心に対して第1の部分の反対側に位置する第2の部分に存在するはずである。そこで、点検出部110は、この第2の部分を優先的に、または第2の部分に限定して発生点Rを探索してもよい。
より具体的には、例えば、点検出部110は、撮像画像15の端から順に動きベクトルを解析して発生点Rまたは収束点Cを探索し、撮像画像15の周縁部で発生点Rまたは収束点Cが発見された場合には、その部分を第1の部分として、探索の対象を当該第1の部分に対応する第2の部分(撮像画像15の中心に対して反対側の部分)にジャンプさせてもよい。このように、点検出部110による動きベクトルの解析の実行回数を削減することによって、画像処理装置100全体としての処理負荷が軽減されうる。
なお、例えば魚眼レンズ11の光軸方向が鉛直方向に対してある程度以上傾いているような場合、撮像画像15の周縁部には発生点Rまたは収束点Cのいずれか一方だけが現れ、他方の点は撮像画像15の範囲から外れうる。この場合、上記の第1の部分で発生点Rまたは収束点Cが発見されたとしても、第2の部分でこれらと対になる収束点Cまたは発生点Rは発見されない。しかし、この場合、第2の部分以外に収束点Cまたは発生点Rが存在することもないと考えられるため、点検出部110は第2の部分で収束点Cまたは発生点Rが発見されなかったことをもって探索を終了してもよい。
図3は、本開示の第1の実施形態においてカメラを水平方向に向けて撮像された撮像画像の第1の例について説明するための図である。図3には、カメラ10を水平方向に向けて撮像された撮像画像15の例が示されている。カメラ10は、魚眼レンズ11を有し、魚眼レンズ11の光軸方向は略水平方向である。また、カメラ10は、略水平方向に、魚眼レンズ11のある方を前にして移動している。
この場合、撮像画像15では、中央部に動きベクトルVの発生点Rだけが現れる。カメラ10が魚眼レンズ11のある方を前にして移動している場合、撮像画像15の中央部がカメラ10の前方にあたり、撮像画像15の周縁部がカメラ10の上下および左右にあたる。この状態でカメラ10が前方に移動すると、時間的に連続して撮像される撮像画像15では、中央部のある点、すなわちカメラ10が向かっている方向に対応する点から発生した画像が周縁部に向かって流れ、そのまま撮像画像15の端へと発散する。このようにして、動きベクトルVには発生点Rだけが現れる。この場合、撮像画像15における観察者の注視点が、カメラ10が向かっていく先、すなわち発生点Rであるものと推定されうる。
図4は、本開示の第1の実施形態においてカメラを水平方向に向けて撮像された撮像画像の第2の例について説明するための図である。図4にも、カメラ10を水平方向に向けて撮像された撮像画像15の例が示されている。カメラ10は、魚眼レンズ11を有し、魚眼レンズ11の光軸方向は略水平方向である。また、カメラ10は、略水平方向に、魚眼レンズ11のある方を後ろにして移動している。
この場合、撮像画像15では、中央部に動きベクトルVの収束点Cだけが現れる。カメラ10が魚眼レンズ11のある方を後ろにして移動している場合、撮像画像15の中央部がカメラ10の後方にあたり、撮像画像15の周縁部がカメラ10の上下および左右にあたる。この状態でカメラ10が前方に移動すると、時間的に連続して撮像される撮像画像15では、撮像画像15の端から現れた画像が周縁部から中央部に向かって流れ、中央部のある点、すなわちカメラ10が遠ざかっている方向に対応する点に収束する。このようにして、動きベクトルVには収束点Cだけが現れる。この場合、撮像画像15における観察者の注視点が、カメラ10が遠ざかっていく元、すなわち収束点Cであるものと推定されうる。
(1−3.移動方向の推定)
図5は、本開示の第1の実施形態における移動方向の推定を概念的に示すフローチャートである。本実施形態では、画像処理装置100の画像編集部114が、撮像画像の周縁部で動きベクトルの発生点が検出された場合に、発生点が撮像画像の中心に対して所定の向きに位置するように撮像画像を回転させうる。このような処理が、撮像画像が収束点から発生点に向かって移動しながら撮像された画像であるという推定に基づく処理ともいえることは、上述した通りである。このように、本開示のいくつかの実施形態では、撮像画像の移動方向の推定に基づく処理が実行されうる。図5では、そのような推定の一例が概念的に示されている。
なお、以下で説明する撮像画像の移動方向の推定は、必ずしも画像処理装置100において明示的に実行されるとは限らない。つまり、画像処理装置100において実現される機能、または画像処理装置100において実行されるステップの中に、撮像画像の移動方向に推定は必ずしも含まれない。ただし、例えば上記の画像編集部114の処理のように、点検出部110による発生点または収束点の検出結果に基づいて実行される処理は、検出結果から推定される撮像画像の移動方向をふまえて設定された処理でありうる。
図を参照すると、まず、画像取得部106が、撮像画像を取得する(ステップS101)。上記のように、ここで取得される撮像画像は、魚眼レンズを介して時間的に連続して撮像されたものである。次に、ベクトル算出部108が撮像画像における動きベクトルを算出する(ステップS103)。なお、図ではベクトル算出部108および点検出部110のシンプルな処理が示されているが、上記の説明で提示されたようなオプションを採用することも可能である。
ここで、点検出部110が動きベクトルの発生点または収束点を検出した結果、撮像画像に発生点および収束点の両方が存在した場合(ステップS105のYES)、撮像画像は、図2に示した例のように、収束点から発生点に向かって移動しながら撮像された画像であると推定される(ステップS107)。なお、上述のように、魚眼レンズの光軸方向が鉛直方向に対して傾いていたなどの理由で撮像画像の周縁部に発生点または収束点のいずれか一方だけが現れ、他方の点が撮像画像の範囲から外れた場合を考慮して、ステップS105の条件は「撮像画像の周縁部に発生点または収束点が存在する?」と読み替えられてもよい。この場合、ステップS107でいう収束点および発生点は、撮像画像の範囲から外れた点を含みうる。
一方、ステップS105でNOの場合、撮像画像に発生点が存在すれば(ステップS109のYES)、撮像画像は、図3に示した例のように、発生点に向かって、すなわち発生点に近づくように移動しながら撮像された画像であると推定される(ステップS111)。また、ステップS109でもNOの場合、撮像画像に収束点が存在すれば(ステップS113のYES)、撮像画像は、図4に示した例のように、収束点から遠ざかるように移動しながら撮像された画像であると推定される(ステップS115)。なお、図示していないが、ステップS115でもNOの場合、すなわち点検出部110が発生点も収束点も検出しなかった場合、撮像画像が移動せずに撮像された画像であると推定されてもよい。
以上で説明したような移動方向の推定を、上記で説明した第1の実施形態に当てはめると、以下のようになる。
まず、撮像画像が、図2に示した例のように、収束点から発生点に向かって移動しながら撮像された画像であると推定される場合(ステップS107)、画像編集部114が、発生点が撮像画像の中心に対して所定の向きに位置するように撮像画像を回転させうる。これは、後述するように、魚眼レンズを鉛直方向に向けて移動させながら撮像された撮像画像は、進行方向が画像の中心に対して所定の向きに位置する方が観察しやすいためである。
一方、撮像画像が、図3および図4に示した例のように、発生点に向かって、または収束点から遠ざかって移動しながら撮像された画像であると推定される場合(ステップS111,S115)、画像編集部114は撮像画像を回転させない。これは、これらの例のような画像では、既に上下および左右が固定されており、回転させる必要がないためである。
(1−4.撮像画像の回転の例)
図6および図7を参照して、上述した画像処理装置100の画像編集部114における撮像画像の回転のより具体的な例について、さらに説明する。なお、以下で例示する撮像画像は、いずれも、図2に示した例のように、収束点から発生点に向かって移動しながら撮像された画像であるものとする。
図6は、本開示の第1の実施形態における撮像画像の回転の第1の例について説明するための図である。図6では、動きベクトルVの発生点Rと収束点Cとが存在する撮像画像15が示されている。撮像画像15をそのまま観察した場合、画像は、左上にある発生点Rから右下にある収束点Cへと、主に撮像画像15の両側に分かれて流れていく。このような状態での画像の観察は、観察者に違和感を覚えさせることが多いことが、経験的に知られている。
そこで、図示された例では、回転角度算出部112が発生点Rが撮像画像15の中心に対して下に位置するように回転角度を算出し、画像編集部114が算出された回転角度に従って撮像画像15を回転させる。回転後の撮像画像15は、撮像画像15rとして図示されている。撮像画像15rでは、画像が下にある発生点Rから上にある収束点Cへと流れていくため、観察者は違和感を覚えにくい。
魚眼レンズを介して撮像された撮像画像の向きによる観察者の違和感に対処するためには、車両などの移動手段にカメラを設置する際に向きを固定したり、カメラとは別のセンサなどによってカメラの向きを検出したりすることも考えられるが、上記のように撮像後に撮像画像を回転させることによって、撮像時のカメラの向きに関わらず、より自然に観察することが可能な撮像画像を提供することができる。
図7は、本開示の第1の実施形態における撮像画像の回転の第2の例について説明するための図である。図7でも、図6と同様に動きベクトルVの発生点Rと収束点Cとが存在する撮像画像15が示されている。図示された例では、回転角度算出部112が発生点Rと収束点Cとを結ぶ方向が左右方向に一致するように回転角度を算出し、画像編集部114が算出された回転角度に従って撮像画像15を回転させる。回転後の撮像画像15rでは、画像が右にある発生点Rから左にある収束点Cへと流れていく。このような撮像画像15rの向きは、例えば、観察者の注目がカメラの向かっていく先、すなわち発生点Rよりも、流れていく画像そのものにある場合に好適でありうる。
(2.第2の実施形態)
次に、図8および図9を参照して、本開示の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、上記の第1の実施形態に係る画像処理装置100と同様の機能が、第1および第2の画像処理装置に分散して実現される。
図8は、本開示の第2の実施形態に係る第1の画像処理装置の概略的な機能構成を示すブロック図であり、図9は、本開示の第2の実施形態に係る第2の画像処理装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。
図8を参照すると、第1の画像処理装置200は、通信部102と、記憶部104と、画像取得部106と、ベクトル算出部108と、点検出部110と、記録制御部202とを含む。さらに、第1の画像処理装置200は、回転角度算出部112を含んでもよい。
本実施形態において、第1の画像処理装置200は、ネットワークを介して他の装置から撮像画像を取得し、取得された画像をメタ情報とともに記録する装置である。第1の画像処理装置200は、メタ情報が関連付けられた画像を第2の画像処理装置250にネットワークを介して送信する。
図9を参照すると、第2の画像処理装置250は、通信部252と、記憶部254と、画像取得部256と、回転角度算出部258と、画像編集部114とを含む。さらに、第2の画像処理装置250は、表示制御部116と、表示部118とを含んでもよい。
本実施形態において、第2の画像処理装置250は、ネットワークを介して第1の画像処理装置200からメタ情報が関連付けられた画像を取得し、メタ情報に従って取得された画像を編集する装置である。第2の画像処理装置250は、編集された画像を他の装置にネットワークを介して送信してもよいし、記憶部に蓄積してもよいし、あるいは自ら表示してもよい。
第1の画像処理装置200および第2の画像処理装置250は、例えば各種のPC、タブレット端末、携帯電話(スマートフォンを含む)、ゲーム機、またはメディアプレーヤなどの端末装置であってもよく、ネットワークを介して端末装置にサービスを提供するサーバであってもよい。第1の画像処理装置200および第2の画像処理装置250は、例えば後述する情報処理装置のハードウェア構成によって実現される。第1の画像処理装置200または第2の画像処理装置250がサーバである場合、装置の機能はネットワークで接続された複数の情報処理装置が協働することによって実現されてもよい。以下、それぞれの構成要素についてさらに説明する。なお、上記の第1の実施形態で説明されたものと同様の機能構成については、共通の符号を付することによって重複した説明を省略する。
記録制御部202は、例えばCPUがメモリに格納されたプログラムに従って動作することによって実現され、点検出部110による発生点または収束点の検出結果に基づくメタ情報を撮像画像に関連付けて記録する。例えば、記録制御部202は、検出された発生点または収束点の撮像画像内での位置を記録してもよい。また、第1の画像処理装置200が回転角度算出部112を含む場合、記録制御部202は、回転角度算出部112によって算出された撮像画像の回転角度を記録してもよい。
通信部252は、例えば通信装置によって実現され、有線または無線の各種のネットワークを介して第1の画像処理装置200を含む他の装置と通信する。例えば、通信部252は、第1の画像処理装置200から撮像画像のデータをメタ情報とともに受信して記憶部254に格納する。また、例えば、通信部252は、第2の画像処理装置250において編集されて記憶部254に格納された画像のデータを他の装置に送信する。さらに、図示していないが、第2の画像処理装置250がサーバである場合、通信部252は、サービスの提供を受ける端末装置から送信された処理の依頼などのコマンドを受信して第2の画像処理装置250の各部に提供する。
記憶部254は、例えばストレージ装置および各種のメモリの組み合わせによって実現され、第2の画像処理装置250で用いられる各種のデータを一時的または永続的に格納する。例えば、記憶部254は、通信部252が第1の画像処理装置から受信した撮像画像のデータとメタ情報とを少なくとも一時的に格納し、必要に応じて画像取得部256または回転角度算出部258に提供する。また、例えば、記憶部254は、画像編集部114によって編集された画像のデータを少なくとも一時的に格納し、必要に応じて他の装置に送信するために通信部252に提供する。あるいは、記憶部254は、編集された画像のデータを表示のために表示制御部116に提供してもよい。
画像取得部256は、例えばCPUがメモリに格納されたプログラムに従って動作することによって実現され、記憶部254に格納された撮像画像のデータを取得する。ここで、画像取得部256によってデータが取得される撮像画像は、魚眼レンズを介して時間的に連続して撮像されたものである。これらの画像は、例えば動画像として一連のフレームを構成するものであってもよいし、独立して撮像された2枚以上の静止画であってもよい。
回転角度算出部258は、第1の画像処理装置200が回転角度算出部112を含まない場合に設けられうる。回転角度算出部258は、例えばCPUがメモリに格納されたプログラムに従って動作することによって実現され、撮像画像の周縁部で発生点が検出された場合に、発生点が撮像画像の中心に対して所定の向きに位置するような撮像画像の回転角度を算出する。本実施形態では点検出部110が第1の画像処理装置200に含まれるため、回転角度算出部258は、第1の画像処理装置200から撮像画像とともに提供されたメタ情報を記憶部254から読み出し、このメタ情報に基づいて発生点の撮像画像内での位置を特定する。
(3.第3の実施形態)
次に、図10を参照して、本開示の第3の実施形態について説明する。本実施形態では、上記の第1の実施形態と同様の機能が、撮像を実行する撮像装置において実現される。つまり、本実施形態では、撮像装置が画像処理装置としても機能する。
図10は、本開示の第3の実施形態に係る撮像装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。図10を参照すると、撮像装置300は、撮像部302と、画像取得部304と、記憶部104と、ベクトル算出部108と、点検出部110と、回転角度算出部112と、画像編集部114とを含む。撮像装置300は、さらに、通信部102を含んでもよい。また、撮像装置300は、さらに、表示制御部116と、表示部118とを含んでもよい。
本実施形態において、撮像装置300は、自ら撮像を実行して撮像画像を取得し、取得された画像を編集する装置である。撮像装置300は、編集された画像を他の装置にネットワークを介して送信してもよいし、記憶部に蓄積してもよいし、あるいは自ら表示してもよい。
撮像装置300は、例えばデジタルカメラのように撮像機能を主な機能とする端末装置であってもよく、タブレット端末、携帯電話(スマートフォンを含む)、またはゲーム機などのように付加的な機能として撮像機能を有する端末装置であってもよい。撮像装置300は、例えば後述する情報処理装置のハードウェア構成によって実現される。以下、それぞれの構成要素についてさらに説明する。なお、上記の第1の実施形態で説明されたものと同様の機能構成については、共通の符号を付することによって重複した説明を省略する。
撮像部302は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有する撮像装置と、撮像素子によって生成されたRAWデータに対して階調や色調の調節、ノイズ低減処理、サイズ変換などの処理を実行した上で例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)など各種の形式の画像データを生成する画像処理回路とによって実現される。撮像部302は、撮像素子へのオブジェクト像の結像を制御するためのレンズとして魚眼レンズを含み、魚眼レンズを介して時間的に連続して撮像した撮像画像を画像取得部304に提供する。魚眼レンズは、例えばデジタルカメラの場合の交換式レンズや、その他の端末装置の場合のレンズアタッチメントなどのように、撮像部302に着脱可能に取り付けられてもよい。
画像取得部304は、例えばCPUがメモリに格納されたプログラムに従って動作することによって実現され、撮像部302が撮像した撮像画像のデータを取得する。ここで、画像取得部304によってデータが取得される撮像画像は、撮像部302の魚眼レンズを介して時間的に連続して撮像されたものである。これらの画像は、例えば動画像として一連のフレームを構成するものであってもよいし、独立して撮像された2枚以上の静止画であってもよい。
(4.第4の実施形態)
次に、図11および図12を参照して、本開示の第4の実施形態について説明する。本実施形態では、上記の第3の実施形態に係る撮像装置300と同様の機能が、撮像装置と画像処理装置とに分散して実現される。
図11は、本開示の第4の実施形態に係る撮像装置の概略的な機能構成を示すブロック図であり、図12は、本開示の第4の実施形態に係る画像処理装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。
図11を参照すると、撮像装置400は、撮像部402と、画像取得部304と、記憶部104と、ベクトル算出部108と、点検出部110と、記録制御部202とを含む。撮像装置400は、さらに、通信部102、または回転角度算出部112を含んでもよい。また、撮像装置400は、さらに、表示制御部116と、表示部118とを含んでもよい。
本実施形態において、撮像装置400は、自ら撮像を実行して撮像画像を取得し、取得された画像をメタ情報とともに記録する装置である。撮像装置400は、メタ情報が関連付けられた画像を記憶部104に含まれるリムーバブル記録媒体を介して画像処理装置450に受け渡すか、通信部102からネットワークを介して画像処理装置450に送信する。
図12を参照すると、画像処理装置450は、通信部252と、記憶部254と、画像取得部256と、回転角度算出部258と、画像編集部114とを含む。さらに、画像処理装置450は、表示制御部116と、表示部118とを含んでもよい。なお、画像処理装置450の機能構成は、上記の第2の実施形態に係る第2の画像処理装置250の機能構成と同様である。
本実施形態において、画像処理装置450は、ネットワークを介して撮像装置400からメタ情報が関連付けられた画像を取得し、メタ情報に従って取得された画像を編集する装置である。画像処理装置450は、編集された画像を他の装置にネットワークを介して送信してもよいし、記憶部に蓄積してもよいし、あるいは自ら表示してもよい。
撮像装置400は、例えばデジタルカメラのように撮像機能を主な機能とする端末装置であってもよく、タブレット端末、携帯電話(スマートフォンを含む)、またはゲーム機などのように付加的な機能として撮像機能を有する端末装置であってもよい。また、画像処理装置450は、例えば各種のPC、タブレット端末、携帯電話(スマートフォンを含む)、ゲーム機、またはメディアプレーヤなどの端末装置であってもよく、ネットワークを介して端末装置にサービスを提供するサーバであってもよい。撮像装置400および画像処理装置450は、例えば後述する情報処理装置のハードウェア構成によって実現される。画像処理装置450がサーバである場合、画像処理装置450の機能はネットワークで接続された複数の情報処理装置が協働することによって実現されてもよい。以下、それぞれの構成要素についてさらに説明する。なお、上記の第1〜第3の実施形態で説明されたものと同様の機能構成については、共通の符号を付することによって重複した説明を省略する。
撮像部402は、上記の第3の実施形態で説明した撮像部302と同様の機能構成であるが、撮像画像を画像取得部304に提供するだけではなく記憶部104に格納する。撮像装置400、記録制御部202によってメタ情報が撮像画像に関連付けて記録されるが、撮像画像の編集は撮像装置400ではなく画像処理装置450で実行されるため、記憶部104に格納される撮像画像は撮像部402から提供されたものでありうる。
(5.第5の実施形態)
次に、図13〜図15を参照して、本開示の第5の実施形態について説明する。本実施形態では、上記の各実施形態で説明した発生点または収束点の検出とは異なる撮像画像の解析結果に基づいて撮像画像における注視点が推定され、注視点が撮像画像の中心に対して所定の向きに位置するように撮像画像が回転される。
(5−1.機能構成)
図13は、本開示の第5の実施形態に係る画像処理装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。図13を参照すると、画像処理装置500は、通信部102と、記憶部104と、画像取得部106と、画像解析部502と、回転角度算出部504と、画像編集部114とを含む。画像処理装置500は、さらに、表示制御部116と、表示部118とを含んでもよい。
画像処理装置500は、例えば各種のPC、タブレット端末、携帯電話(スマートフォンを含む)、ゲーム機、またはメディアプレーヤなどの端末装置であってもよく、ネットワークを介して端末装置にサービスを提供するサーバであってもよい。画像処理装置500は、例えば後述する情報処理装置のハードウェア構成によって実現される。画像処理装置500がサーバである場合、画像処理装置500の機能はネットワークで接続された複数の情報処理装置が協働することによって実現されてもよい。以下、それぞれの構成要素についてさらに説明する。なお、上記の第1の実施形態で説明されたものと同様の機能構成については、共通の符号を付することによって重複した説明を省略する。
画像解析部502は、例えばCPUがメモリに格納されたプログラムに従って動作することによって実現され、画像取得部106によって取得された撮像画像を解析する。画像解析部502は、公知の各種の手法を用いて撮像画像を解析しうる。従って、本実施形態では、撮像画像が必ずしも魚眼レンズを介して撮像された全周画像でなくてよい。撮像画像は、例えば、全周囲カメラを用いて撮像された全周画像であってもよい。画像解析部502は、このような撮像画像に対して、例えばパターン解析などの処理を実行して撮像画像の中で所定のアクションが発生した点を検出する。あるいは、画像解析部502は、撮像画像に含まれるオブジェクトを認識してもよい。このような画像解析の結果は、後述する回転角度算出部504における撮像画像の回転角度の算出に利用される。
回転角度算出部504は、例えばCPUがメモリに格納されたプログラムに従って動作することによって実現され、画像解析部502における撮像画像の解析の結果に基づいて撮像画像の回転角度を算出する。より具体的には、回転角度算出部504は、撮像画像の解析によって特定される撮像画像の中の基準点が撮像画像の中心に対して所定の向きに位置するような撮像画像の回転角度を算出する。例えば、画像解析部502によって撮像画像の中で所定のアクションが発生した点が検出された場合、回転角度算出部504は、この点を基準点として回転角度を算出しうる。この場合、回転角度算出部504は、所定のアクションが発生した点を撮像画像における注視点であるものと推定して、注視点が見やすい位置に来るように回転角度を算出しているともいえる。
あるいは、画像解析部502によって撮像画像に含まれるオブジェクトが認識された場合、回転角度算出部504は、認識されたオブジェクト上の任意の点を基準点として回転角度を算出しうる。この場合、撮像画像は時間的に連続して撮像される一連のフレーム画像でありえ、回転角度算出部504は、撮像画像の各フレームにおいて基準点が撮像画像の中心に対して同じ向きに位置するように回転角度を算出してもよい。なお、このような回転角度の算出のより具体的な例については後述する。
(5−2.回転角度算出の例)
図14および図15を参照して、上述した画像処理装置500の回転角度算出部504による撮像画像の回転角度算出のより具体的な例について、さらに説明する。
図14は、本開示の第5の実施形態における撮像画像の回転角度算出の第1の例について説明するための図である。図14では、複数のユーザP1〜P3を含む撮像画像17が示されている。なお、図示された例において、撮像画像17は全周囲カメラを用いて撮像された全周画像であるため、撮像画像17の中央部には画像がない。
ここで、撮像画像17に含まれるユーザP1〜P3は、例えば会議に参加しており、ユーザP1〜P3のうちのいずれかが発言する。撮像画像17には、ユーザP1〜P3とともに、発言しているユーザを示すためのランプL1〜L3も含まれている。ランプL1〜L3は、ユーザP1〜P3の近傍で、例えば各ユーザの服などに装着されたり、各ユーザの前の机上に配置されたりしており、対応するユーザが発言する場合には点灯する。
図示された例では、ユーザP1が発言しており、ユーザP1に対応するランプL1が点灯している。画像処理装置500の画像解析部502は、この点灯を所定のアクションとして検出し、撮像画像でランプL1が映っている点をアクションが発生した点、つまり推定される注視点として特定する。回転角度算出部504は、この点が撮像画像17の中心に対して下に位置するように撮像画像17の回転角度を算出しうる。算出された回転角度に従って画像編集部114によって回転された撮像画像17を、撮像画像17rとして示す。撮像画像17rでは、発言しているユーザP1を現実の上下と同じ向きで観察できる。
なお、回転角度算出部504は、推定された注視点が撮像画像17の中心に対してどの向きに位置するように回転角度を算出してもよいが、例えば上記のように注視点が下に位置するように回転角度を算出すると、注視点の近傍で撮像画像17に映った世界の上下が撮像画像17の観察時の上下と一致するため、より自然に観察することが可能な撮像画像を提供することができる。
上記の例では、ユーザP1〜P3に対応して設置された装置であるランプL1〜L3が、ユーザの発言を示す所定のアクションを実行した。他の例では、ユーザP1〜P3自身が所定のアクションを実行してもよい。例えば、画像解析部502は、ユーザの口の動きを所定のアクションとして検出し、動きが検出されたユーザの口が映っている点をアクションが発生した点、すなわち推定される注視点として特定する。
図15は、本開示の第5の実施形態における撮像画像の回転角度算出の第2の例について説明するための図である。図15では、オブジェクトであるユーザを含む撮像画像19が示されている。なお、図示された例において、撮像画像19は魚眼レンズを用いて撮像された全周画像であるため、撮像画像19では中央部にも画像がある。
ここで、撮像画像19は、時間的に連続して撮像される一連のフレーム画像であり、また魚眼レンズを有するカメラを回転させながら撮像されている。従って、撮像画像19のフレームN(N=1,2,・・・)と、所定のフレーム数だけ後のフレームN+M(M=1,2,・・・)とでは、オブジェクトであるユーザの写っている角度が異なる。回転角度算出部504は、ユーザの左手の先に基準点Qを設定し、各フレームにおいて基準点Qが撮像画像19の中心に対して同じ向きに位置するように回転角度を算出する。
この回転角度に従って撮像画像19を回転させた結果、フレームN+Mの撮像画像19は、フレームNとの間の回転ベクトルVRがキャンセルされるように回転されるため、回転後のフレームN+Mの撮像画像19rでは基準点QがフレームNの撮像画像19と同じく、画像の中心に対して右上に位置している。従って、観察者は、カメラの回転にかかわらず、フレームが進行しても安定してオブジェクトであるユーザを視認することができる。
(6.第6の実施形態)
次に、図16および図17を参照して、本開示の第6の実施形態について説明する。本実施形態では、上記の第5の実施形態に係る画像処理装置500と同様の機能が、第1および第2の画像処理装置に分散して実現される。
図16は、本開示の第6の実施形態に係る第1の画像処理装置の概略的な機能構成を示すブロック図であり、図17は、本開示の第6の実施形態に係る第2の画像処理装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。
図16を参照すると、第1の画像処理装置600は、通信部102と、記憶部104と、画像取得部106と、画像解析部502と、記録制御部602とを含む。さらに、第1の画像処理装置600は、回転角度算出部504を含んでもよい。
図17を参照すると、第2の画像処理装置650は、通信部252と、記憶部254と、画像取得部256と、回転角度算出部652と、画像編集部114とを含む。さらに、第2の画像処理装置650は、表示制御部116と、表示部118とを含んでもよい。
第1の画像処理装置600および第2の画像処理装置650は、例えば各種のPC、タブレット端末、携帯電話(スマートフォンを含む)、ゲーム機、またはメディアプレーヤなどの端末装置であってもよく、ネットワークを介して端末装置にサービスを提供するサーバであってもよい。第1の画像処理装置600および第2の画像処理装置650は、例えば後述する情報処理装置のハードウェア構成によって実現される。第1の画像処理装置600または第2の画像処理装置650がサーバである場合、装置の機能はネットワークで接続された複数の情報処理装置が協働することによって実現されてもよい。以下、それぞれの構成要素についてさらに説明する。なお、上記の第1、第2、および第5の実施形態で説明されたものと同様の機能構成については、共通の符号を付することによって重複した説明を省略する。
記録制御部602は、例えばCPUがメモリに格納されたプログラムに従って動作することによって実現され、画像解析部502による撮像画像の解析結果に基づくメタ情報を撮像画像に関連付けて記録する。例えば、記録制御部602は、撮像画像の中で所定のアクションが発生した点の位置を記録してもよい。また、記録制御部602は、撮像画像に含まれるオブジェクトの情報を記録してもよい。あるいは、第1の画像処理装置600が回転角度算出部504を含む場合、記録制御部602は、回転角度算出部504によって算出された撮像画像の回転角度を記録してもよい。
回転角度算出部652は、第1の画像処理装置600が回転角度算出部504を含まない場合に設けられうる。回転角度算出部652は、例えばCPUがメモリに格納されたプログラムに従って動作することによって実現され、上述した回転角度算出部504と同様に撮像画像の回転角度を算出する。本実施形態では画像解析部502が第1の画像処理装置600に含まれるため、回転角度算出部652は、第1の画像処理装置600から撮像画像とともに提供されたメタ情報を記憶部254から読み出し、このメタ情報に基づいて撮像画像の回転角度を算出する。
(7.第7の実施形態)
次に、図18〜図20を参照して、本開示の第7の実施形態について説明する。本実施形態では、撮像画像とともに取得されたセンサデータに基づいて撮像画像における注視点が推定され、注視点が撮像画像の中心に対して所定の向きに位置するように撮像画像が回転される。
(7−1.機能構成)
図18は、本開示の第7の実施形態に係る撮像装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。図18を参照すると、撮像装置700は、撮像部302と、画像取得部304と、センサ702と、センサデータ解析部704と、回転角度算出部706と、画像編集部114と、記憶部104とを含む。撮像装置700は、さらに、通信部102を含んでもよい。また、撮像装置700は、さらに、表示制御部116と、表示部118とを含んでもよい。
本実施形態において、撮像装置700は、自ら撮像を実行して撮像画像を取得し、取得された画像をセンサデータに基づいて編集する装置である。撮像装置300は、編集された画像を他の装置にネットワークを介して送信してもよいし、記憶部に蓄積してもよいし、あるいは自ら表示してもよい。
撮像装置700は、例えばデジタルカメラのように撮像機能を主な機能とする端末装置であってもよく、タブレット端末、携帯電話(スマートフォンを含む)、またはゲーム機などのように付加的な機能として撮像機能を有する端末装置であってもよい。撮像装置700は、例えば後述する情報処理装置のハードウェア構成によって実現される。以下、それぞれの構成要素についてさらに説明する。なお、上記の第1および第3の実施形態で説明されたものと同様の機能構成については、共通の符号を付することによって重複した説明を省略する。
センサ702は、例えば加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ(方位を検出する)、光センサ、音センサ(音声データを取得するマイクロフォンを含む)などの各種のセンサによって実現される。センサデータ解析部704は、例えばCPUがメモリに格納されたプログラムに従って動作することによって実現され、センサ702から提供されるセンサデータを解析する。センサデータ解析部704は、センサデータの解析によって、例えば、撮像装置700に到達した音声の音源方向を検出する。また、センサデータ解析部704は、センサデータの解析によって撮像画像における方位(例えば東西南北)を検出してもよい。
回転角度算出部706は、例えばCPUがメモリに格納されたプログラムに従って動作することによって実現され、センサデータ解析部704におけるセンサデータの解析の結果に基づいて撮像画像の回転角度を算出する。より具体的には、回転角度算出部706は、センサデータの解析によって特定される撮像画像の中の基準点が撮像画像の中心に対して所定の向きに位置するような撮像画像の回転角度を算出する。例えば、センサデータ解析部704によって撮像装置700に到達した音声の音源方向が検出された場合、回転角度算出部706は、音源方向に対応する撮像画像内の点を基準点として回転角度を算出しうる。この場合、回転角度算出部706は、音源方向に対応する点を撮像画像における注視点であるものと推定して、注視点が見やすい位置に来るように回転角度を算出しているともいえる。
あるいは、センサデータ解析部704によって撮像画像における方位が検出された場合、回転角度算出部706は、所定の方位(例えば北)に対応する撮像画像内の点を基準点として回転角度を算出しうる。この場合、撮像画像は時間的に連続して撮像される一連のフレーム画像であり得、回転角度算出部706は、撮像画像の各フレームにおいて方位が共通するように回転角度を算出してもよい。
(7−2.回転角度算出の例)
図19および図20を参照して、上述した撮像装置700の回転角度算出部706による撮像画像の回転角度算出のより具体的な例について、さらに説明する。
図19は、本開示の第7の実施形態における撮像画像の回転角度算出の第1の例について説明するための図である。図19では、複数のユーザP1〜P3を含む撮像画像17が示されている。なお、図示された例において、撮像画像17は全周囲カメラを用いて撮像された全周画像であるため、撮像画像17の中央部には画像がない。
ここで、撮像画像17に含まれるユーザP1〜P3は、例えば会議に参加しており、ユーザP1〜P3のうちのいずれかが発言する。ユーザの発言の音声は撮像装置700まで到達し、センサ702に含まれるマイクロフォンによって検出される。センサデータ解析部704は、マイクロフォンから提供された音声データの解析によって、検出された音声の音源方向を検出する。
図示された例では、ユーザP1が発言しており、ユーザP1がいる方向が音源方向(SOUND DIRECTION)になる。センサデータ解析部704は、この音源方向を検出する。回転角度算出部706は、検出された音源方向に対応する撮像画像内の点を撮像画像の注視点であるものと推定し、この点が撮像画像17の中心に対して下に位置するように撮像画像17の回転角度を算出しうる。算出された回転角度に従って画像編集部114によって回転された撮像画像17を、撮像画像17rとして示す。撮像画像17rでは、発言しているユーザP1を現実の上下と同じ向きで観察できる。
なお、回転角度算出部706は、推定された注視点が撮像画像17の中心に対してどの向きに位置するように回転角度を算出してもよいが、例えば上記のように注視点が下に位置するように回転角度を算出すると、注視点の近傍で撮像画像17に映った世界の上下が撮像画像17の観察時の上下と一致するため、より自然に観察することが可能な撮像画像を提供することができる。
図20は、本開示の第7の実施形態における撮像画像の回転角度算出の第2の例について説明するための図である。図20では、撮像装置700を鉛直方向に向けて撮像された撮像画像15の例が示されている。撮像装置700は、撮像部302に含まれる魚眼レンズ11を有し、魚眼レンズ11の光軸方向は略鉛直方向である。また、撮像装置700は、略水平方向、すなわち魚眼レンズ11の光軸方向に対して垂直な方向に移動している。
ここで、撮像装置700は、センサ702に含まれる地磁気センサによって方位を検出している。センサデータ解析部704は、地磁気センサから提供されたセンサデータの解析によって、撮像画像15における方位(東(E)、西(W)、南(S)、北(N))を検出する。この検出結果によると、撮像画像15は、撮像装置700を北東方向に移動させながら撮像されている。回転角度算出部706は、撮像画像15における所定の方位、ここでは北(N)に対応する撮像画像内の点を基準点として、この点が撮像画像15の中心に対して上に位置するように撮像画像15の回転角度を算出しうる。
このようにして算出された回転角度に従って画像編集部114が撮像画像を回転させることによって、撮像画像15は、例えば撮像装置700の移動方向にかかわらず、北を上にして表示される。これによって、観察者は、例えば、撮像装置700からみてどの方向に何があるかを撮像画像15から認識することができる。また、撮像装置700が移動しながら撮像画像15を撮像した場合には、撮像画像15から撮像装置700の移動方向を認識することもできる。
(8.第8の実施形態)
次に、図21および図22を参照して、本開示の第8の実施形態について説明する。本実施形態では、上記の第7の実施形態に係る撮像装置700と同様の機能が、撮像装置と画像処理装置とに分散して実現される。
図21は、本開示の第8の実施形態に係る画像処理装置の概略的な機能構成を示すブロック図であり、図22は、本開示の第8の実施形態に係る画像処理装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。
図21を参照すると、撮像装置800は、撮像部402と、記憶部104と、センサ702と、センサデータ解析部704と、記録制御部802とを含む。撮像装置800は、さらに、通信部102、または回転角度算出部706を含んでもよい。また、撮像装置800は、さらに、表示制御部116と、表示部118とを含んでもよい。
本実施形態において、撮像装置800は、自ら撮像を実行して撮像画像を取得し、取得された画像をセンサデータに基づくメタ情報とともに記録する装置である。撮像装置800は、メタ情報が関連付けられた画像を記憶部104に含まれるリムーバブル記録媒体を介して画像処理装置850に受け渡すか、通信部102からネットワークを介して画像処理装置850に送信する。
図22を参照すると、画像処理装置850は、通信部252と、記憶部254と、画像取得部256と、回転角度算出部852と、画像編集部114とを含む。さらに、画像処理装置850は、表示制御部116と、表示部118とを含んでもよい。
本実施形態において、画像処理装置850は、ネットワークを介して撮像装置800からメタ情報が関連付けられた画像を取得し、メタ情報に従って取得された画像を編集する装置である。画像処理装置850は、編集された画像を他の装置にネットワークを介して送信してもよいし、記憶部に蓄積してもよいし、あるいは自ら表示してもよい。
撮像装置800は、例えばデジタルカメラのように撮像機能を主な機能とする端末装置であってもよく、タブレット端末、携帯電話(スマートフォンを含む)、またはゲーム機などのように付加的な機能として撮像機能を有する端末装置であってもよい。また、画像処理装置850は、例えば各種のPC、タブレット端末、携帯電話(スマートフォンを含む)、ゲーム機、またはメディアプレーヤなどの端末装置であってもよく、ネットワークを介して端末装置にサービスを提供するサーバであってもよい。撮像装置800および画像処理装置850は、例えば後述する情報処理装置のハードウェア構成によって実現される。画像処理装置850がサーバである場合、画像処理装置850の機能はネットワークで接続された複数の情報処理装置が協働することによって実現されてもよい。以下、それぞれの構成要素についてさらに説明する。なお、上記の第1、第2、第4、および第7の実施形態で説明されたものと同様の機能構成については、共通の符号を付することによって重複した説明を省略する。
記録制御部802は、例えばCPUがメモリに格納されたプログラムに従って動作することによって実現され、センサデータ解析部704によるセンサデータの解析結果に基づくメタ情報を撮像画像に関連付けて記録する。例えば、記録制御部802は、撮像装置800に到達した音声の音源方向または音源方向に対応する撮像画像内の点の位置を記録してもよい。また、記録制御部802は、撮像画像における方位を記録してもよい。あるいは、撮像装置800が回転角度算出部706を含む場合、記録制御部802は、回転角度算出部706によって算出された撮像画像の回転角度を記録してもよい。
回転角度算出部852は、撮像装置800が回転角度算出部706を含まない場合に設けられうる。回転角度算出部852は、例えばCPUがメモリに格納されたプログラムに従って動作することによって実現され、上述した回転角度算出部706と同様に撮像画像の回転角度を算出する。本実施形態ではセンサデータ解析部704が撮像装置800に含まれるため、回転角度算出部852は、撮像装置800から撮像装置とともに提供されたメタ情報を記憶部254から読み出し、このメタ情報に基づいて撮像画像の回転角度を算出する。
(9.ハードウェア構成)
次に、図23を参照して、本開示の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成について説明する。図23は、情報処理装置のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。図示された情報処理装置900は、例えば、上記の実施形態における画像処理装置(第1の画像処理装置および第2の画像処理装置を含む)および撮像装置を実現しうる。
情報処理装置900は、CPU(Central Processing unit)901、ROM(Read Only Memory)903、およびRAM(Random Access Memory)905を含む。また、情報処理装置900は、ホストバス907、ブリッジ909、外部バス911、インターフェース913、入力装置915、出力装置917、ストレージ装置919、ドライブ921、接続ポート923、通信装置925を含んでもよい。さらに、情報処理装置900は、必要に応じて、撮像装置933、およびセンサ935を含んでもよい。情報処理装置900は、CPU901に代えて、またはこれとともに、DSP(Digital Signal Processor)またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)と呼ばれるような処理回路を有してもよい。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、ROM903、RAM905、ストレージ装置919、またはリムーバブル記録媒体927に記録された各種プログラムに従って、情報処理装置900内の動作全般またはその一部を制御する。ROM903は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータなどを記憶する。RAM905は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータなどを一次記憶する。CPU901、ROM903、およびRAM905は、CPUバスなどの内部バスにより構成されるホストバス907により相互に接続されている。さらに、ホストバス907は、ブリッジ909を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス911に接続されている。
入力装置915は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチおよびレバーなど、ユーザによって操作される装置である。入力装置915は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール装置であってもよいし、情報処理装置900の操作に対応した携帯電話などの外部接続機器929であってもよい。入力装置915は、ユーザが入力した情報に基づいて入力信号を生成してCPU901に出力する入力制御回路を含む。ユーザは、この入力装置915を操作することによって、情報処理装置900に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりする。
出力装置917は、取得した情報をユーザに対して視覚的または聴覚的に通知することが可能な装置で構成される。出力装置917は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどの表示装置、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置、ならびにプリンタ装置などでありうる。出力装置917は、情報処理装置900の処理により得られた結果を、テキストまたは画像などの映像として出力したり、音声または音響などの音声として出力したりする。
ストレージ装置919は、情報処理装置900の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置919は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)などの磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、または光磁気記憶デバイスなどにより構成される。このストレージ装置919は、CPU901が実行するプログラムや各種データ、および外部から取得した各種のデータなどを格納する。
ドライブ921は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体927のためのリーダライタであり、情報処理装置900に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ921は、装着されているリムーバブル記録媒体927に記録されている情報を読み出して、RAM905に出力する。また、ドライブ921は、装着されているリムーバブル記録媒体927に記録を書き込む。
接続ポート923は、機器を情報処理装置900に直接接続するためのポートである。接続ポート923は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)ポートなどでありうる。また、接続ポート923は、RS−232Cポート、光オーディオ端子、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)ポートなどであってもよい。接続ポート923に外部接続機器929を接続することで、情報処理装置900と外部接続機器929との間で各種のデータが交換されうる。
通信装置925は、例えば、通信ネットワーク931に接続するための通信デバイスなどで構成された通信インターフェースである。通信装置925は、例えば、有線または無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、またはWUSB(Wireless USB)用の通信カードなどでありうる。また、通信装置925は、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、または、各種通信用のモデムなどであってもよい。通信装置925は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、TCP/IPなどの所定のプロトコルを用いて信号などを送受信する。また、通信装置925に接続される通信ネットワーク931は、有線または無線によって接続されたネットワークであり、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、ラジオ波通信または衛星通信などである。
撮像装置933は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子、および撮像素子へのオブジェクト像の結像を制御するためのレンズなどの各種の部材を用いて実空間を撮像し、撮像画像を生成する装置である。撮像装置933は、静止画を撮像するものであってもよいし、また動画像を撮像するものであってもよい。
センサ935は、例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ、光センサ、音センサなどの各種のセンサである。センサ935は、例えば情報処理装置900の筐体の姿勢など、情報処理装置900自体の状態に関する情報や、情報処理装置900の周辺の明るさや騒音など、情報処理装置900の周辺環境に関する情報を取得する。また、センサ935は、GPS(Global Positioning System)信号を受信して装置の緯度、経度および高度を測定するGPSセンサを含んでもよい。
以上、情報処理装置900のハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。かかる構成は、実施する時々の技術レベルに応じて適宜変更されうる。
(10.補足)
本開示の実施形態は、例えば、上記で説明したような情報処理装置(画像処理装置(第1の画像処理装置および第2の画像処理装置を含む)または撮像装置)、複数の情報処理装置を含むシステム、情報処理装置またはシステムで実行される情報処理方法、情報処理装置を機能させるためのプログラム、およびプログラムが記録された一時的でない有形の媒体を含みうる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変形例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)全周画像を取得する画像取得部と、
前記全周画像に含まれる基準点が前記全周画像の中心に対して所定の向きに位置するような前記全周画像の回転角度を算出する回転角度算出部と
を備える画像処理装置。
(2)前記回転角度算出部は、前記全周画像において推定された注視点を前記基準点として前記回転角度を算出する、前記(1)に記載の画像処理装置。
(3)前記回転角度算出部は、前記全周画像の解析結果に基づいて前記注視点を推定する、前記(2)に記載の画像処理装置。
(4)前記画像取得部は、魚眼レンズを介して時間的に連続して撮像される前記全周画像を取得し、
前記回転角度算出部は、前記全周画像における動きベクトルの発生点を前記注視点であるものと推定する、前記(3)に記載の画像処理装置。
(5)前記回転角度算出部は、前記全周画像の周縁部で前記発生点が検出された場合に、前記発生点を前記注視点であるものと推定する、前記(4)に記載の画像処理装置。
(6)前記回転角度算出部は、前記全周画像において所定のアクションが発生した点を前記注視点であるものと推定する、前記(3)に記載の画像処理装置。
(7)前記画像取得部は、複数のユーザを含む前記全周画像を取得し、
前記回転角度算出部は、前記複数のユーザのうち発言しているユーザを示す前記所定のアクションが発生した点を前記注視点であるものと推定する、前記(6)に記載の画像処理装置。
(8)前記所定のアクションは、前記各ユーザ自身または前記各ユーザに対応して設置された装置によって実行される、前記(7)に記載の画像処理装置。
(9)前記回転角度算出部は、前記全周画像とともに取得されたセンサデータに基づいて前記注視点を推定する、前記(2)に記載の画像処理装置。
(10)前記回転角度算出部は、前記全周画像とともに取得された音声データによって示される音源方向に対応する前記全周画像内の点を前記注視点であるものと推定する、前記(9)に記載の画像処理装置。
(11)前記回転角度算出部は、前記基準点が前記全周画像の中心に対して下に位置するように前記回転角度を算出する、前記(1)〜(10)のいずれか1項に記載の画像処理装置。
(12)前記画像取得部は、魚眼レンズを介して撮像される前記全周画像を取得する、前記(1)〜(11)のいずれか1項に記載の画像処理装置。
(13)前記回転角度算出部は、前記全周画像とともに取得された方位データによって示される所定の方位に対応する前記全周画像内の点を前記基準点として前記回転角度を算出する、前記(1)に記載の画像処理装置。
(14)前記回転角度算出部は、前記全周画像内のオブジェクト上の点を前記基準点として前記回転角度を算出する、前記(1)に記載の画像処理装置。
(15)前記画像取得部は、時間的に連続して撮像される前記全周画像を取得し、
前記回転角度算出部は、前記全周画像の各フレームにおいて前記基準点が前記全周画像の中心に対して同じ向きに位置するように前記回転角度を算出する、前記(14)に記載の画像処理装置。
(16)前記画像取得部は、魚眼レンズを介して時間的に連続して撮像される前記全周画像を取得し、
前記回転角度算出部は、前記全周画像において動きベクトルの発生点および収束点の両方が検出された場合に、前記発生点と前記収束点とを結ぶ方向が所定の方向に一致するように前記回転角度を算出する、前記(1)に記載の画像処理装置。
(17)前記算出された回転角度に従って前記全周画像を回転させる画像編集部をさらに備える、前記(1)〜(16)のいずれか1項に記載の画像処理装置。
(18)前記算出された回転角度を前記全周画像に関連付けて記録する記録制御部をさらに備える、前記(1)〜(16)のいずれか1項に記載の画像処理装置。
(19)全周画像を取得することと、
プロセッサが、前記全周画像に含まれる基準点が前記全周画像の中心に対して所定の向きに位置するような前記全周画像の回転角度を算出することと
を含む画像処理方法。
(20)全周画像を取得する機能と、
プロセッサが、前記全周画像に含まれる基準点が前記全周画像の中心に対して所定の向きに位置するような前記全周画像の回転角度を算出する機能と
をコンピュータに実現させるためのプログラム。
100,450,500,850 画像処理装置
102,252 通信部
104,254 記憶部
106,256,304 画像取得部
108 ベクトル算出部
110 点検出部
112,258,504,652,706,852 回転角度算出部
114 画像編集部
200,600 第1の画像処理装置
202,602,802 記録制御部
250,650 第2の画像処理装置
300,400,700,800 撮像装置
302,402 撮像部
502 画像解析部
702 センサ
704 センサデータ解析部

Claims (20)

  1. 全周画像を取得する画像取得部と、
    前記全周画像に含まれる基準点が前記全周画像の中心に対して所定の向きに位置するような前記全周画像の回転角度を算出する回転角度算出部と
    を備える画像処理装置。
  2. 前記回転角度算出部は、前記全周画像において推定された注視点を前記基準点として前記回転角度を算出する、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記回転角度算出部は、前記全周画像の解析結果に基づいて前記注視点を推定する、請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像取得部は、魚眼レンズを介して時間的に連続して撮像される前記全周画像を取得し、
    前記回転角度算出部は、前記全周画像における動きベクトルの発生点を前記注視点であるものと推定する、請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記回転角度算出部は、前記全周画像の周縁部で前記発生点が検出された場合に、前記発生点を前記注視点であるものと推定する、請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記回転角度算出部は、前記全周画像において所定のアクションが発生した点を前記注視点であるものと推定する、請求項3に記載の画像処理装置。
  7. 前記画像取得部は、複数のユーザを含む前記全周画像を取得し、
    前記回転角度算出部は、前記複数のユーザのうち発言しているユーザを示す前記所定のアクションが発生した点を前記注視点であるものと推定する、請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記所定のアクションは、前記各ユーザ自身または前記各ユーザに対応して設置された装置によって実行される、請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記回転角度算出部は、前記全周画像とともに取得されたセンサデータに基づいて前記注視点を推定する、請求項2に記載の画像処理装置。
  10. 前記回転角度算出部は、前記全周画像とともに取得された音声データによって示される音源方向に対応する前記全周画像内の点を前記注視点であるものと推定する、請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記回転角度算出部は、前記基準点が前記全周画像の中心に対して下に位置するように前記回転角度を算出する、請求項1に記載の画像処理装置。
  12. 前記画像取得部は、魚眼レンズを介して撮像される前記全周画像を取得する、請求項1に記載の画像処理装置。
  13. 前記回転角度算出部は、前記全周画像とともに取得された方位データによって示される所定の方位に対応する前記全周画像内の点を前記基準点として前記回転角度を算出する、請求項1に記載の画像処理装置。
  14. 前記回転角度算出部は、前記全周画像内のオブジェクト上の点を前記基準点として前記回転角度を算出する、請求項1に記載の画像処理装置。
  15. 前記画像取得部は、時間的に連続して撮像される前記全周画像を取得し、
    前記回転角度算出部は、前記全周画像の各フレームにおいて前記基準点が前記全周画像の中心に対して同じ向きに位置するように前記回転角度を算出する、請求項14に記載の画像処理装置。
  16. 前記画像取得部は、魚眼レンズを介して時間的に連続して撮像される前記全周画像を取得し、
    前記回転角度算出部は、前記全周画像において動きベクトルの発生点および収束点の両方が検出された場合に、前記発生点と前記収束点とを結ぶ方向が所定の方向に一致するように前記回転角度を算出する、請求項1に記載の画像処理装置。
  17. 前記算出された回転角度に従って前記全周画像を回転させる画像編集部をさらに備える、請求項1に記載の画像処理装置。
  18. 前記算出された回転角度を前記全周画像に関連付けて記録する記録制御部をさらに備える、請求項1に記載の画像処理装置。
  19. 全周画像を取得することと、
    プロセッサが、前記全周画像に含まれる基準点が前記全周画像の中心に対して所定の向きに位置するような前記全周画像の回転角度を算出することと
    を含む画像処理方法。
  20. 全周画像を取得する機能と、
    プロセッサが、前記全周画像に含まれる基準点が前記全周画像の中心に対して所定の向きに位置するような前記全周画像の回転角度を算出する機能と
    をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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