JP2014225090A - ガス警報装置 - Google Patents

ガス警報装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014225090A
JP2014225090A JP2013103304A JP2013103304A JP2014225090A JP 2014225090 A JP2014225090 A JP 2014225090A JP 2013103304 A JP2013103304 A JP 2013103304A JP 2013103304 A JP2013103304 A JP 2013103304A JP 2014225090 A JP2014225090 A JP 2014225090A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alarm
gas
light
light emitting
gas alarm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013103304A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6196803B2 (ja
Inventor
敏弘 渡邉
Toshihiro Watanabe
敏弘 渡邉
登 ▲高▼橋
登 ▲高▼橋
Noboru Takahashi
剛 久木原
Takeshi Kukihara
剛 久木原
武志 岩村
Takeshi Iwamura
武志 岩村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyu Inc
Komyo Rikagaku Kogyo KK
Original Assignee
Sankyu Inc
Komyo Rikagaku Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyu Inc, Komyo Rikagaku Kogyo KK filed Critical Sankyu Inc
Priority to JP2013103304A priority Critical patent/JP6196803B2/ja
Priority to CN201410149263.9A priority patent/CN104167082B/zh
Publication of JP2014225090A publication Critical patent/JP2014225090A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6196803B2 publication Critical patent/JP6196803B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Emergency Alarm Devices (AREA)

Abstract

【課題】警報光が被警報者に確実に見え、警報音や警報振動が被警報者に伝達されやすいガス警報装置を提供する。【解決手段】ガス警報装置2の筺体10の警報面12にガス取込孔22が設けられ、警報面12の一長辺に近い位置に発光装置30が設けられている。このガス警報装置2を、ヘルメットの目庇に取り付けて被警報者が頭部に装着する際に、ガス警報装置2の、警報面12が下を向き、発光装置30が目庇の先端に位置するようにし、筺体10内のガス検出装置によって、ガス取込孔22から取り込まれた気体中の検出対象ガスの濃度を測定し、発光装置30に警報光を放出させると、被警報者は、警報光を見ることができる。【選択図】図2

Description

本発明は、ガス警報装置に関する。特に、騒音の多い作業現場で被警報者が作業に集中しているときでも、被警報者に確実に警報を伝えることのできるガス警報装置に関する。
人体に有毒なガスを検出して警報を発生させるガス警報装置は広く用いられており、工場、作業場、地下室等に設置されたガス警報装置や、被警報者が携帯する携帯型のガス警報装置がある。
携帯型のガス警報装置では、ガス警報装置を携帯する被警報者の周囲の雰囲気から有毒ガスの濃度を検出し、基準となる濃度の値と比較して、比較結果によって、光、音、又は振動を警報として出力するガス警報装置が主流である。
しかし、ガス警報装置を着衣のポケット内に収納した状態では、ガス警報装置が発光した光が見えず、また、振動も被警報者に伝わりにくいという問題がある。
ガス警報装置をヘルメットの帽体部分に取り付けて、主として振動や音で被警報者に警報を出力するものもあるが、騒音が大きい場所では音による警報が聞こえず、また、振動だけでは、警報の重要度に差を付けて出力することが困難であるという問題がある。
特に、ガス警報装置では、退避、避難のことを考慮すると、被警報者の周囲雰囲気中の有毒ガス濃度が、危険な水準に達する前に、注意を促す警報を出力することが望ましいため、被警報者が、出力された警報の重要度を理解できるガス警報装置が求められている。
また、被警報者が警報が出力されていることを確実に知覚できるようにするため、被警報者が発光を視認できるガス警報装置が求められている。
特開2009−167587号公報 特開2007−154365号公報 特表2008−510081号公報 実登第3019807号 実開平7-6888号公報 特開2007−193773号公報 特開2008−176457号公報 特許第4970001号
本発明は上記従来技術の不都合を解決するために創作されたものであり、その目的は、被警報者が視認できる発光による警報を出力することができ、また、被警報者が、出力された警報の水準を知覚できるガス警報装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、被警報者に携行され、前記被警報者の周囲雰囲気中の検出対象ガスの濃度を検出するガス検出装置を有し、検出された濃度を示す検出結果が、予め設定されている基準濃度と比較して、比較結果に基づいた警報が出力されるガス警報装置であって、前記ガス警報装置には、警報音を鳴らすブザーと、警報振動を発生させ、前記ガス警報装置の筺体を振動させる振動装置とが設けられ、前記筺体の一面である装着面は、被警報者が着帽する頭部装着物の目庇の床面と対面する底面に取り付けられ、前記装着面とは反対側の面である警報面の、前記目庇を正面にして前記頭部装着物を着帽した前記被警報者が視認できる場所に、警報光を放出する発光装置が設けられ、前記警報音と前記警報光と前期警報振動とのいずれか一以上が、前記警報として出力されるガス警報装置である。
また、本発明は、前記発光装置は、少なくとも赤色を含む複数の色の前記警報光を放出可能にされたガス警報装置である。
また、本発明は、前記ガス警報装置が前記目庇に取り付けられたときに、前記発光装置は、前記目庇の根本よりも先端に近い場所に位置するようにされたガス警報装置である。
また、本発明は、前記発光装置は、前記頭部装着物を着帽した前記被警報者の右眼よりも左眼に近い位置に配置された左方発光装置と、前記左眼よりも前記右眼に近い位置に配置された右方発光装置とのうち、少なくとも一方を発光体として有するガス警報装置である。
また、本発明は、前記筺体は、板状で長手方向を有し、前記筺体の中心を通り、前記長手方向とは垂直で前記警報面内の中心軸線と前記発光体との間の距離が、2.4cm以上6.9cm以下の範囲にされたガス警報装置である。
前記警報面には、出力された前記警報の意味が表示される液晶表示装置を設けることができる。
また、前記筺体は、柔軟性を有し、屈曲可能な材料で構成され、前記装着面は、凸状に湾曲できるようにされたガス警報装置も本発明に含まれるし、また、前記筺体は、剛性を有し、内部を保護する材料で構成され、前記装着面は、凸状に湾曲されたガス警報装置も本発明に含まれる。
また、片面が接着面にされ、前記接着面とは反対側の面が互いに着脱可能な係合面にされた第一、第二の取付装置によって、前記第一又は第二のいずれか一方の取付装置の前記接着面には前記装着面が接着され、他方の取付装置の前記接着面には、前記目庇の前記底面が接着された後、前記第一、第二の取付装置の前記係合面同士が係合して、前記ガス警報装置が、前記頭部装着物に取り付けられるようにすることができる。
また、本発明のガス警報装置には、一又は複数の基準濃度が設定されており、検出対象ガスの濃度が複数の区分に区分けされており、検出結果が示す濃度の値が、所定の基準値よりも低い濃度範囲の区分に属するときは、赤色の警報光は発光されず、基準値以上の濃度範囲の区分に属するときに、赤色の警報光で発光すると、被警報者が危険性を認識することができる。
目庇に取り付けて、床面を向く警報面から発光装置の警報光が放出されるから、被警報者が発光を視認することができる。
警報光と、警報音と、警報振動を組み合わせて、ガス濃度を被警報者に知らせることができる。特に、発光装置が、被警報者が赤色と認識できる色の警報光を放出すると、被警報者の注意が警報光に向きやすいので、被警報者に危険な濃度に達したことを示す警報を伝達することができる。
また、警報振動と警報音とを、警報光に組み合わせて出力すると、被警報者には、異なる内容の警報が出力されていることが認識され、注意が警報に向けられやすくなる。
特に、警報の内容と検出されたガス濃度の値との関係を取り決めておくと、被警報者が警報から、検出された検出対象ガスの濃度を知ることができる。
本発明のガス警報装置を説明するための図(警報面) 本発明のガス警報装置を説明するための斜視図 本発明のガス警報装置を説明するための図(背面図) 本発明のガス警報装置を説明するための図(装着面) (a):頭部装着物の正面図 (b):その底面図 (a):第一、第二の取付装置の平面図 (b):第一、第二の取付装置の断面図 装着面に第一の取付装置を貼付した状態を示す図 頭部装着物の目庇に第二の取り付け装置を貼付した状態を示す図 第一、第二の取付装置の係合状態を説明するための図 頭部装着物の目庇にガス警報装置が装着された状態を示す図 ガス警報装置が装着された頭部装着物を被警報者が着帽した状態を示す図 ガス警報装置の装置回路のブロック図 発光の中心位置の場所を説明するための図
以下、本発明の一例のガス警報装置2を、図面に基づいて説明する。
図1を参照し、本発明のガス警報装置2は、湾曲した平板状の筐体10を有している。筺体10は、六面を有しており、六面のうち、一面が警報面12とされている。ここでは、図2、3に示すように、警報面12は凹面にされている。
警報面12は、長い二辺と短い二辺を有しており、長い二辺のうち、後述するようにガス警報装置2が目庇に取り付けられたときに、前方となる一辺の付近に、一乃至複数個の発光装置30が設けられている。
ここでは、前方となる一辺に、切欠部351,352が設けられており、発光装置30は、切欠部351,352の内部に配置された一乃至複数個のLEDによって構成されている。切欠部351,352の表面は透明の窓部341,342で覆われており、LEDが点灯し、発光光が窓部341,342を通って放出されることで、発光装置30が警報光をガス警報装置2の外部に放出するようになっている。
警報面12には、ブザー孔37が空けられており、ブザー孔37の内側にはブザーが配置されている。ブザーが動作して警報音を鳴らすと、警報音は、ブザー孔37を通って、ガス警報装置2の外部に放出される。
また、筐体10の内部には振動装置が設けられており、振動装置が動作して振動すると、振動は筺体10に伝達されて、筺体10が警報振動するように構成されている。
また、警報面12には、筺体10を貫通するガス取込孔22が設けられており、筺体10の内部には、ガス取込孔22に接続されたガス検出装置が設けられている。被警報者の周囲の気体はガス取込孔22からガス検出装置に取り込まれる。
ガス検出装置は、一種又は複数種の検出対象ガスの濃度を検出できるように構成されており、ガス警報装置2が、検出対象ガスを含む雰囲気中に位置するときは、雰囲気中の検出対象ガスが含まれる気体は、ガス取込孔22からガス検出装置に取り込まれて、雰囲気に含有された検出対象ガスの濃度が検出される。
なお、符号41(図2)は、筺体10内部に配置された充電池を充電するための端子である。
図12は、ガス警報装置2の装置回路60のブロック図であり、充電池が供給する電力によって動作する。
装置回路60は、主制御回路61を有しており、ブザー35と、発光装置30と、振動装置36とには、主制御回路61が出力する制御信号が入力され、警報音と、警報光と、警報振動とを出力するようになっている。
警報音と、警報光と、警報振動とは、制御信号の内容により、出力強度や出力時間が変わり、また、警報音の鳴り方や、警報光の明滅の状態や色も変わる。又、警報振動の振動の仕方も変わるようになっている。
ガス検出装置21が検出対象ガスの濃度を検出すると、検出された濃度を示す検出結果は、ガス検出装置21から主制御回路61に出力される。
主制御回路61には、予め、一乃至複数の基準濃度が設定されており、検出対象ガスの濃度は、最小の基準濃度よりも小さい値の範囲である区分と、値が隣接する基準濃度の間の範囲である区分と、最大の基準濃度よりも大きい値の範囲である区分とに区分けされている。
本ガス警報装置2が出力する警報は、警報音、警報光、警報振動が含まれており、警報音、警報光、警報振動のうち、少なくともいずれか一つを異ならせることで、被警報者が互いに異なることを認識できる複数の警報を出力することができる。
各区分には、区分毎に被警報者が異なることを認識できる警報が対応付けて記憶されており、検出結果が基準濃度と比較されると、比較結果から、検出結果が示す検出濃度が属する区分が特定され、特定された区分に対応付けられた警報を出力するための制御信号が、ブザー35と、発光装置30と、振動装置36とに出力され、検出濃度が属する区分に応じた内容の警報が被警報者に出力される。
次に、本発明のガス警報装置2の使用方法を説明する。
本発明のガス警報装置2は、図5(a)、(b)に示すような、帽子やヘルメットなどの頭部装着物50の目庇52に装着して使用するようにされている。
この頭部装着物50はヘルメットであり、金属製又はプラスチック製の帽体51に、帽体51と同じ材質の目庇52が設けられており、一般に、ヘルメットの目庇52は、目庇52の両面のうち、被警報者が頭部装着物50を装着したときに下方を向く底面59は凹状で、上方を向く反対側の面65が凸状の湾曲面になるように成型されている。
図3、4を参照し、筺体10の六面のうち、警報面12とは反対側の面は凸状の装着面11にされており、凹状にされた目庇52の底面59と、装着面11とが密着するようにされている。
図6(a)、(b)の符号54、55は、ガス警報装置2を、頭部装着物50の目庇52に取り付けるための第一、第二の取付装置であり、同図(a)はその平面図、同図(b)はその断面図である。
第一、第二の取付装置54、55は、柔軟性を有する基材フィルム58を有しており、基材フィルム58の片面には、接着剤層57が設けられて接着面にされており、反対側の面には、係合シート56が設けられている。
第一の取付装置54の係合シート56と、第二の取付装置55の係合シート56とは、互いに接触させて押圧すると二枚の係合シート56は係合し、離間させるためには、係合している力よりも大きな力を必要とする。従って、第一、第二の取付装置54、55は、係合シート56の係合力によって、密着して貼り合わされるようになっている。
係合力よりも大きな力を加え、係合した第一、第二の取付装置54、55を離間させた後、表面を接触して押圧すると、第一、第二の取付装置54、55の係合シート56は、再度係合して貼り合わされるようになっており、第一、第二の取付装置54、55は、係合シート56同士の着脱で、貼合わせと離間とを繰り返し行えるようになっている。
第一、第二の取付装置54、55は柔軟性を有しており、第一、第二の取付装置54、55の接着剤層57のうち、一方の接着剤層57を装着面11(図4)に接触させて押圧し、他方の接着剤層57を、目庇52の底面59に接触させて押圧すると、第一、第二の取付装置54、55は、接着剤層57の接着力によって、ガス警報装置2と頭部装着物50とにそれぞれ貼付される。
ここでは、図7に示すように、二枚の第一の取付装置54が装着面11に貼付されており、また、図8に示すように、二枚の第二の取付装置55が目庇52の底面59に貼付されている。
図7、8の状態では、第一、第二の取付装置54、55は、係合シート56がそれぞれ露出されており、ガス警報装置2は、発光装置301、302を目庇52の先端側に向け、ガス警報装置2がなるべく目庇52からはみ出ずにできるだけ発光装置301、302が目庇52の先端側に位置するように、第一、第二の取付装置54、55の係合シート56同士を接触させて押圧して係合シート56同士を係合させ、図9に示すように、第一、第二の取付装置54、55を密着させてガス警報装置2を目庇52に装着させる。
ガス警報装置2は、発光装置301、302が目庇52の先端に位置した状態で、第一、第二の取付装置54、55を介して、目庇52に固定されている。図10は、その状態の頭部装着物50とガス警報装置2である。
ガス警報装置2と第一の取付装置54との間の接着力と、第一、第二の取付装置54、55の間の係合力と、第二の取付装置55と目庇52との間の接着力とは、ガス警報装置2(及び第一、第二の取付装置54、55)の重量を懸吊する力以上の大きさになっている。
接着剤層57と目庇52の底面59との間の接着力や、接着剤層57と装着面11との間の接着力は、二枚の係合シート56の係合力よりも大きくなっており、ガス警報装置2を把持して係合力よりも大きな力で目庇52から取り外そうとすると、第一、第二の取付装置54、55は、一方はガス警報装置2に貼付され、他方は目庇52に貼付された状態で、二枚の係合シート56の間の係合が解除される。
図11は、ガス警報装置2が目庇52に装着された頭部装着物50を被警報者15が装着した状態であり、その状態では、ガス警報装置2の警報面12は、鉛直下方を向いて露出されている。
警報面12にはスイッチボタン42が設けられており、被警報者15がスイッチボタン42を操作すると、筺体10の内部に配置された充電池から、主制御回路61や、ガス検出装置21に電力が供給され、ガス警報装置2は、動作を開始し、常時又は一定の時間間隔で、被警報者15の周囲の雰囲気の検出対象ガスの濃度が検出され、上述したように、測定濃度を示す検出結果が主制御回路61で基準濃度と比較され、測定濃度が位置する区分が特定される。
発光装置30は、少なくとも赤色を含む複数種類の色の警報光を出力できるようにされており、測定濃度が人体に無害な濃度の安全区分内であるときは、緑色の警報光が出力され、人体に危険な濃度ではないが、退避の選択を促す注意区分にあるときは、黄色の警報光が出力され、人体に有害で、退避しか選択が無い危険区分に在るときは、赤色の警報光が出力され、注意区分内でも、濃度範囲に差がある区分が含まれていると、低い濃度範囲の区分では警報光が長周期で明滅し、高い濃度範囲の区分では、警報光は短周期で明滅するように設定できる。
発光装置30は、目庇52の先端に位置しており、発光装置30が出力する警報光は、被警報者15の左眼と右眼の少なくともいずれか一方で視認される。従って、被警報者15が警報光の状態と測定濃度との関係を予め認識していれば、被警報者15が視認した警報光の状態から、周囲の雰囲気に含有される検出対象ガスの濃度を認識することができる。
警報音については、高い濃度範囲の区分では、その区分よりも低い濃度範囲の区分よりも音量が大きくなるように設定されており、また、断続的に音が出力される場合は、高濃度範囲の区分では短周期で、低濃度範囲の区分では長周期になる。
ガス警報装置2は、目庇52に取り付けられており、被警報者15の耳に近い場所に位置しており、また、ガス警報装置2が服などで覆われることは無いから、被警報者15には、警報音が良く聞こえるようになっている。被警報者15が、警報音の状態と、危険性との関係を予め認識していれば、被警報者15の視点が下方を向き、発光装置30が出力する警報光を視認しにくい場合であっても、注意を発光装置30に向けられる。
警報振動についても、測定値が低濃度区分では発生せず、高濃度区分になると発生するようにしてもよいし、振動の強さが、低濃度区分では弱く、高濃度区分では低濃度区分よりも強くなるようにしてもよい。
ガス警報装置2は、帽体51と目庇52とが硬質の頭部装着物50に装着されると、筺体10の振動が、目庇52と帽体51とを振動させ、被警報者15の頭部を刺激して、警報振動が出力されていることが被警報者15に知覚されやすい。
ガス警報装置2の検出対象ガスは、ここでは、一酸化炭素である。本発明のガス警報装置2は、一酸化炭素の場合には、安全区分は30ppmよりも小さい濃度範囲とし、注意区分は30ppm以上、50ppm未満の濃度範囲とし、危険区分は50ppm以上の区分とした上で、注意区分と危険区分内には複数の区分を設定している。
発光装置30は、筐体10の左右二箇所に取り付けられており、ガス警報装置2が取り付けられた頭部装着物50を被警報者15が着帽したときに、右眼に近い方を右方発光装置301、左眼に近い方を左方発光装置302とすると、両方の発光装置301、302を両目で見える位置に配置すると、警報光が認識しやすくなる。
警報光が認識されやすくなる条件を説明すると、図13は、紙面上方を前方にして、被警報者15を上方から見た図であり、被警報者15の頭部4の両側に体躯5の肩の部分が見えている。
同図に示された交差する二直線731,732のうち、左方の直線731は、右眼で視認できる片眼視界の左方の限界を示しており、右方の直線732は、左眼で視認できる片眼視界の右方の限界を示しており、二直線731,732で挟まれた領域が、両眼で視認できる両眼視界である。被警報者15が作業等に集中しておらず、注意力が周囲に及んでいるときには、二直線731,732の交差角度である両眼視界角度θ1は、一般に120°であると言われている。
右眼の左方限界の直線731は右眼を通り、左眼の右方限界の直線732は左眼を通るから、二直線731,732は顔面の前方に交点が位置することになるが、ここでは、顔面と交点の距離は無視し、両眼の間の中央位置Aに交点があるものとして記載されている。
図13の符号311,312は、右方発光装置301が発光して警報光を放出するときの発光の中心位置と、左方発光装置302が発光して警報光を放出するときの発光の中心位置であり、中心位置311又は312が二直線731,732で挟まれた両眼視界内に位置している場合には、右方発光装置301又は左方発光装置302のいずれかは、両眼で見えることになる。
図13中、符号721、722は二箇所の中心位置311、312を結ぶ直線である。
顔面は鉛直になっているものとして顔面が位置する鉛直面を基準面とし、発光の中心位置311、312と基準面との間の距離は、目庇52の根元から先端までの目庇長さL1に等しいものとすると、市販のヘルメットの形状では、目庇長さL1は典型的には5cmであることが分かっている。
従って、発光の中心位置311、312は、交点が位置する中央位置Aを通り、基準面に対して垂直な基準直線74からの距離X1は、約8.66(=5×tan(60°))cmとなり、従って、8.6cm以下であれば、その中心位置311、312は、両眼視界の内部に位置することになる。
他方、市販のヘルメットの形状を調査すると、目庇長さL2が4.0cmの小型のヘルメットも販売されていることが分かっており、そのヘルメットの目庇52にガス警報装置2を取り付けた場合は、中心位置311又は312と基準直線74との間の距離が8.6cmであると、中心位置311又は312は、二直線731,732で挟まれた両眼視界の範囲外に位置することになる。
従って、小型のヘルメットでも中心位置311又は312が両眼視界内に位置するためには、中心位置311又は312と基準直線74との間の距離X2は、約6.92(=4×tan(60°))cmであり、6.9cm以下であればよいことになる。
従って、本発明のガス警報装置2では、右方発光装置301又は左方発光装置302の発光のいずれかの中心位置311又は312と基準直線74との間の距離は、少なくとも一方が6.9cm以下であれば、少なくとも、その一方が両眼視界内に位置しており、両方の中心位置311、312と基準直線74との間の距離が、両方とも6.9cm以下であれば、両方の発光装置301、302が両眼視界内に位置することになる。
他方、被警報者15が作業等に集中していて、周囲に注意力が及ばないときには、両眼視界角度θ1は50°程度に狭まるものと言われている。
この状態で両眼視界内に中心位置311、312が位置すると作業の邪魔になる。従って、中心位置311、312は集中したときの両眼視界の外側に位置することが望ましいので、5cmの目庇長さL1を考慮すると、中心位置311、312と基準直線74との間の距離は約2.33(=5×tan(25°))cmであるから、2.4cm以上であることが望ましい。
従って、中心位置311、312と基準直線74との間の距離は、2.4cm以上6.9cm以下であればよい。
図11から分かるように、ガス警報装置2を目庇52に取り付けたときは、中心位置311、312は両眼の中心が位置する水平面よりも上方に位置するが、高さの差は小さいので高さの差を無視すると、筺体10の中央を通り、長手方向33と垂直な中心軸線38が、基準直線74と一致するから、中心位置311、312が中心軸線38から2.4cm以上6.9cm以下の範囲に位置するように、右方発光装置301と左方発光装置302を筺体10に設ければよい。
なお、ブザー孔37とスイッチボタン42とガス取込孔22とは、警報面12に設けられていたが、警報面12でなくても、装着面11以外の他の面に設けられても良い。
また、ここでは、被警報者15が、警報を認識したときは、スイッチボタン42を所定時間押圧することにより、警報音と警報振動との発生を停止させることができるようにされている。
また、警報面12には、液晶表示装置45が設けられており、主制御回路61は、例えば、ガス検出装置21から入力された検出結果を液晶表示装置45に表示することができる。被警報者15は、警報を認識したときは、頭部装着物50からガス警報装置2を取り外し、液晶表示装置45に表示された内容を確認することによって、周囲雰囲気のより詳しい状況を知ることができるようにされている。
液晶表示装置45は、必ずしもガス警報装置2に設けなくてもよく、例えば、充電用の端子41をコンピュータとの間でデータを入出力する端子と兼用させ、測定値の履歴等のデータを、有線によるデータ通信によってコンピュータに送信し、又は、ガス警報装置2に無線送受信機を設けておき、無線通信でコンピュータに接続された無線送受信装置に送信し、送信内容をコンピュータに接続された表示装置に表示するようにしてもよい。
また、ここでは、第一の取付装置54と第二の取付装置55とによって、ガス警報装置2を頭部装着物50に装着したが、ガス警報装置2を頭部装着物50に固定することができれば、他の方法であっても良く、例えば、クリップ等で、頭部装着物50の目庇52とガス警報装置2とを一緒に挟むことによって固定しても良い。
また、上述したガス警報装置2の筺体10は剛性を有していたが、筺体10と、筺体10内の基板等を柔軟性を有する材料で構成させ、ガス警報装置が柔軟性を有するようにしてもよい。この場合、目庇52に取り付けやすくなる。
2……ガス警報装置
10……筐体
11……装着面
12……警報面
21……ガス検出装置
22……ガス取込孔
30……発光装置
301……右方発光装置
302……左方発光装置
35……ブザー
36……振動装置
50……頭部装着物
51……帽体
52……目庇
54……第一の取付装置
55……第二の取付装置
45……液晶表示装置

Claims (5)

  1. 被警報者に携行され、前記被警報者の周囲雰囲気中の検出対象ガスの濃度を検出するガス検出装置を有し、検出された濃度を示す検出結果が、予め設定されている基準濃度と比較して、比較結果に基づいた警報が出力されるガス警報装置であって、
    前記ガス警報装置には、警報音を鳴らすブザーと、警報振動を発生させ、前記ガス警報装置の筺体を振動させる振動装置とが設けられ、
    前記筺体の一面である装着面は、被警報者が着帽する頭部装着物の目庇の床面と対面する底面に取り付けられ、
    前記装着面とは反対側の面である警報面の、前記目庇を正面にして前記頭部装着物を着帽した前記被警報者が視認できる場所に、警報光を放出する発光装置が設けられ、
    前記警報音と前記警報光と前期警報振動とのいずれか一以上が、前記警報として出力されるガス警報装置。
  2. 前記発光装置は、少なくとも赤色を含む複数の色の前記警報光を放出可能にされた請求項1記載のガス警報装置。
  3. 前記ガス警報装置が前記目庇に取り付けられたときに、前記発光装置は、前記目庇の根本よりも先端に近い場所に位置するようにされた請求項1又は請求項2のいずれか1項記載のガス警報装置。
  4. 前記発光装置は、前記頭部装着物を着帽した前記被警報者の右眼よりも左眼に近い位置に配置された左方発光装置と、前記左眼よりも前記右眼に近い位置に配置された右方発光装置とのうち、少なくとも一方を発光体として有する請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載のガス警報装置。
  5. 前記筺体は、板状で長手方向を有し、
    前記筺体の中心を通り、前記長手方向とは垂直で前記警報面内の中心軸線と前記発光体との間の距離が、2.4cm以上6.9cm以下の範囲にされた請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のガス警報装置。
JP2013103304A 2013-05-15 2013-05-15 ガス警報装置 Active JP6196803B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013103304A JP6196803B2 (ja) 2013-05-15 2013-05-15 ガス警報装置
CN201410149263.9A CN104167082B (zh) 2013-05-15 2014-04-15 瓦斯警报装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013103304A JP6196803B2 (ja) 2013-05-15 2013-05-15 ガス警報装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014225090A true JP2014225090A (ja) 2014-12-04
JP6196803B2 JP6196803B2 (ja) 2017-09-13

Family

ID=51910869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013103304A Active JP6196803B2 (ja) 2013-05-15 2013-05-15 ガス警報装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6196803B2 (ja)
CN (1) CN104167082B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015178685A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 株式会社フジタ 頭部装着部
KR101969936B1 (ko) * 2018-01-10 2019-08-13 (주)아드반텍 가스센서 집중관리 시스템 및 이의 동작방법

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108760877B (zh) * 2018-05-23 2021-03-30 Oppo广东移动通信有限公司 气体检测方法及相关产品
CN109847222A (zh) * 2018-11-30 2019-06-07 歌尔股份有限公司 一种可穿戴设备及人体健康防护方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007154365A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Riken Keiki Co Ltd ガス検知器付ヘルメットおよびヘルメット装着用ガス検知器
US20090322512A1 (en) * 2008-06-25 2009-12-31 Frederick Larry D Personal alarm device for headwear for proximity detection
JP2011208328A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Masataka Samon ヘルメット

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN2055682U (zh) * 1989-09-28 1990-04-11 王海华 瓦斯报警安全帽
CN2144839Y (zh) * 1992-08-31 1993-10-27 冯文渊 有害气体安全报警帽
CN2729833Y (zh) * 2004-08-02 2005-09-28 毛惠敏 新型瓦斯报警装置
CN2852763Y (zh) * 2005-11-29 2007-01-03 李铁顺 瓦斯监测安全帽
CN201528706U (zh) * 2009-10-01 2010-07-21 洛阳迎春电器有限公司 一种用于矿井作业的智能化多功能安全头盔
CN202145928U (zh) * 2011-08-03 2012-02-22 武汉钢铁(集团)公司 一种安全帽
CN202483631U (zh) * 2012-04-01 2012-10-10 大连华明利德节能科技有限公司 一种三色灯光语音瓦斯报警器
CN202722622U (zh) * 2012-04-29 2013-02-13 山东科技大学 一种具有逃生导航功能的矿用安全帽

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007154365A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Riken Keiki Co Ltd ガス検知器付ヘルメットおよびヘルメット装着用ガス検知器
US20090322512A1 (en) * 2008-06-25 2009-12-31 Frederick Larry D Personal alarm device for headwear for proximity detection
JP2011208328A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Masataka Samon ヘルメット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015178685A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 株式会社フジタ 頭部装着部
KR101969936B1 (ko) * 2018-01-10 2019-08-13 (주)아드반텍 가스센서 집중관리 시스템 및 이의 동작방법

Also Published As

Publication number Publication date
CN104167082B (zh) 2019-01-04
JP6196803B2 (ja) 2017-09-13
CN104167082A (zh) 2014-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8744113B1 (en) Communication eyewear assembly with zone of safety capability
JP6196803B2 (ja) ガス警報装置
US20190030718A1 (en) Robotic safety using wearables
US20090227852A1 (en) Pulse sensor, pulse meter, oximeter, joystick, and helmet
US8203458B2 (en) Safety helmet with gas-measuring device
US8995678B2 (en) Tactile-based guidance system
JP3230054U (ja) アラート機能を有するフェイスシールド
WO2019077478A1 (en) PROTECTIVE DEVICE FOR EYE PROTECTION
GB2459944A (en) Article of safety wear with gas alarm indicator
KR102652305B1 (ko) 안전 헤드웨어 상태 검출 시스템
WO2019061825A1 (zh) 一种vr/ar头戴设备
JP2010185155A (ja) 指標投射手段付きヘルメット
CN202694524U (zh) 一种无线气体检测报警器发送端
KR20160066896A (ko) 청각 장애인용 안경 스타일 웨어러블 단말기
JP2016139881A (ja) ヘッドマウントディスプレイ
CN114206448A (zh) 头戴式空气质量风险预警及改善装置
KR20210075237A (ko) 스마트 안전조끼
KR101990427B1 (ko) 3d프린터를 이용한 사용자 맞춤형 황사 마스크를 구비한 휴대용 먼지감지기를 이용한 미세먼지 경보 장치
KR20140060764A (ko) 미아방지 및 실종방지용 신발
TW201928901A (zh) 包括偵測反射能量的偵測器的可攜式偵測系統及裝置
KR102036853B1 (ko) 발광형 음향 안내장치
KR102317800B1 (ko) 체결형 안전모 표시 장치
US20210335120A1 (en) Social distancing reminder device
EP3815067B1 (en) Improved arboriculture safety system
GB2488770A (en) Vicinity indicator for a helmet

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170307

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170427

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170705

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170705

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170821

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6196803

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250