JP3230054U - アラート機能を有するフェイスシールド - Google Patents
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Abstract
【課題】 飛沫感染防止をするとともに濃厚接触を回避したソーシャルディスタンスを保つことのできる濃厚接触アラート機能を有するフェイスシールドを提供する。【解決手段】 透明シールド部2とフレーム3とから成るフェイスシールド1であって、フレーム3にLED光源ユニット4、近接センサー5および制御回路6を備え、制御回路6は近接センサー5からの検知情報に基づき他者との接近度合いに応じてLED光源ユニット4からの発光色を変化させ、色変化した光はシールド部2の内層部を伝播してシールド部2の表面から発光表示されることとなり他者との接近度合いを判断することのできる構成とした。【選択図】図1
Description
本願考案は、ウイルスによる飛沫感染を予防すると共に飛沫拡散を防ぐためのフェイスシールド関する。
新型コロナウイルス感染症が世界的に流行しており、その感染経路としては接触感染、飛沫感染および空気感染がある。感染者から他者への感染を予防することは、感染経路を断ち切ることができ、感染拡大を防ぎ、感染症を収束に導くために重要なことである。
接触感染を防ぐためには手洗いやアルコール等による手指消毒をして、口や鼻の粘膜から体内へのウイルスの侵入を防ぎ、また、他者へのあるいは他者からの飛沫感染や空気感染を防ぐためにはマスク着用が推奨されている。
顔の表情や口の動きを示す必要または示すことが望ましい場合には透明な樹脂素材で顔の全部や鼻口部および目などを覆うことにより、感染予防を行いながら表情も見えるものとしてフェイスシールドが使用されている。
しかしフェイスシールドは密閉性を確保するものではないため、空気感染や飛沫感染に対して必ずしも万全な対策であるとは言い難い。
国立感染症研究所は、感染している可能性が考えられる者を濃厚接触者と呼ぶこととし、その者を特別な保護状態においたり、または外出禁止などの措置をするなどの取り扱いを決めており、2020年4月に濃厚接触者の定義としては、感染者の発病2日前以降の接触で、1メートル以内かつ15分以上の接触をした者、とのガイドラインを発表した。
国立感染症研究所は、感染している可能性が考えられる者を濃厚接触者と呼ぶこととし、その者を特別な保護状態においたり、または外出禁止などの措置をするなどの取り扱いを決めており、2020年4月に濃厚接触者の定義としては、感染者の発病2日前以降の接触で、1メートル以内かつ15分以上の接触をした者、とのガイドラインを発表した。
フェイスシールドを着用している場合であって、この定義を踏まえ、またソーシャルディスタンスを保つためにも更なる予防対策を図るものとして、フェイスシールドにアラート機能を具備させることが極めて有効である。
従来、作業員同士が近接したかどうかを検知する近接検知警報装置を作業現場で作業する各作業員のヘルメットに装着して、近接事故を防ぐために警報を発生させるものがある(特許文献1)。
この近接警報装置は作業員それぞれのヘルメットに搭載された電波の送受信装置により近接を検知した場合警報を鳴らすシステムである。
ただしこのシステムにおいては、当該ヘルメットを着用していない作業員は近接検知の対象とはならない。
ただしこのシステムにおいては、当該ヘルメットを着用していない作業員は近接検知の対象とはならない。
前記特許文献1では警報を鳴らすことの報知形式を採用しており、警報音だけでは作業装置の騒音で音が聞き取りにくい場合がある。
音だけではなく、他者が設定距離圏に接近した場合に音、光または振動などを出力することで報知する装置が特許文献2に開示されており、この特許文献2の装置では光または振動による報知手段も備えているので、報知手段については問題がない。しかし前記2件の特許文献の近接検知方式はいずれも相互間の電波送受信によるもので、作業員各自のヘルメットに近接警報装置が備えられていなければならない。
音だけではなく、他者が設定距離圏に接近した場合に音、光または振動などを出力することで報知する装置が特許文献2に開示されており、この特許文献2の装置では光または振動による報知手段も備えているので、報知手段については問題がない。しかし前記2件の特許文献の近接検知方式はいずれも相互間の電波送受信によるもので、作業員各自のヘルメットに近接警報装置が備えられていなければならない。
特許文献3ではヘルメットに対する障害物の接近を検出し、これを装着者本人に警告することが可能なヘルメット装着具が開示されている。
周囲に存在する物体との間の距離を検出する距離センサーおよび発光や警告音による報知装置がヘルメットに設けられている。この装置においては検知対象との送受信の必要はない点において前記2つの特許文献とは異なるが、近接報知装置が単にヘルメットに備えられるものであって、感染防止対策についてはまったく想定外となっている。
周囲に存在する物体との間の距離を検出する距離センサーおよび発光や警告音による報知装置がヘルメットに設けられている。この装置においては検知対象との送受信の必要はない点において前記2つの特許文献とは異なるが、近接報知装置が単にヘルメットに備えられるものであって、感染防止対策についてはまったく想定外となっている。
この技術分野における従来の近接警報装置は双方が接近検知装置を備えていなければならなかったり、作業現場において採用される技術で近接警報装置の装備対象がヘルメットに限定されているので飛沫感染防止対策とはなり得ず、しかも警告報知対象がヘルメット着用者本人に対してであり、他者への報知とはなり得ないものであった。
感染防止対策およびソーシャルディスタンスの観点から、濃厚接触アラート機能を備え、着用者本人および対面相手などの他者に対して発光、近接距離に伴う異なる発光色、または必要により警告音などで接近状況を報知する手段を備えて充分な感染防御対策ができるフェイスシールドが提供される。
本願考案のフェイスシールドは飛沫感染防止対策として、および自己のみならず他者に対して、近接状況の報知をするものであり、透明シールド部にLED等の光源からの発光・点灯によりアラート(警報)表示させることで装着者、接触者や対面者、接待者、観衆に対し接近状況を報知して、接触行為、対応、行動等における距離感や時間などの判断基準を与えることになり、結果としてソーシャルディスタンスを保った行動を促し、ウイルス感染防止効果を有する。
本考案の実施形態について図を参照しながら説明をする。
図1は本考案のフェイスシールド1を示す図であり、フェイスシールド1は可撓性の透明なシールド部2とそのシールド部2を上方の左右端部で支承するフレーム3とで構成される。
図1は本考案のフェイスシールド1を示す図であり、フェイスシールド1は可撓性の透明なシールド部2とそのシールド部2を上方の左右端部で支承するフレーム3とで構成される。
フレーム3には近接センサー5および近接センサーの感知作動に伴い発光するLEDアラート光源4、およびこれらを制御する制御回路部6が組み込まれている。なお、図示されないが電池は制御回路部6に収納されており、また必要に応じて報知音発生装置をフレーム3の任意の箇所に組み込むようにしても良い。
シールド部2とフレーム3との接合部は図示していないが、適宜の手段で接合すれば良く特に限定はない。好ましい形態の例としては、回動可能および取り外し可能な嵌着構造を採用することが考えられ、このような形態とすることでシールド部2で顔部を覆う必要のないときや飲食時にはシールド部2を上方に回動させることができ。さらにシールド部2はフレーム3から取り外して除菌、洗浄することを可能とする。
LED光源ユニット4の設置箇所については、フレーム3の前頭部に相当する位置であってシールド部2の裏面に接するように設置し、異なる発光色のLEDを複数個設ける。
近接センサー5および制御回路部6はフレーム3の適宜の位置に設置すれば良いが、図1においてはフレーム3の左側頭部に近接センサー5を、フレーム3の後頭部に制御回路部6を組み込む構造としている。
接近状態の報知方法として、シールド部2の裏面に接するように設けられた複数個のLEDからの光はシールド部2の裏面から入光して、シールド部2を構成する透明板状体の内層部を伝播してシールド部2の表面から発光するもので、その際に近接センサー5の検知強度により異なる色を発光表示する。
対面者との接近度合いと経過時間との関係からLED発光によるアラート表示例を以下の表に示す。
フェイスシールド1における濃厚接触アラートの発光色による段階的変化を図2に示す。接触度合いにより(A)⇒(B)⇒(C)と発光色変化をさせる。
(A) 通常時:青色光常時点灯または不点灯
(A) 1m以内離脱時:青色光常時点灯
(B) 1m以内接近時:黄色光常時点灯
(C) 1m以内接近15分経過:赤色光常時点灯または点滅
(A) 通常時:青色光常時点灯または不点灯
(A) 1m以内離脱時:青色光常時点灯
(B) 1m以内接近時:黄色光常時点灯
(C) 1m以内接近15分経過:赤色光常時点灯または点滅
図3はフェイスシールド1の使用例の概略図で、対面者がフェイスシールド1の着用者に接近するに連れ、近接センサー5の検知強度が変化する。ここで接近状態が1m以内となり、かつ制御回路部6により計時された対面時間が15分を経過すると制御回路部6からの指示で赤色発光表示となり、濃厚接触であることを報知することとなる。
発光色の変化を透明シールド部2に表示して接近状況を報知することの他に、透明シールド部2の表面に、印刷またはエッチング等の導光加工をして、図柄、模様、文字などを表示することにより接触相手に接近状況を報知することもできる。
本考案のフェイスシールド1を着用することにより、感染経路の遮断だけでなく、濃厚接触回避のための、対面接触者との距離感および接触時間などの判断基準となり、ウイルス等からの感染防御装置として極めて有効である。
1 フェイスシールド
2 シールド部
3 フレーム
4 LED光源ユニット
5 近接センサー
6 制御回路部
2 シールド部
3 フレーム
4 LED光源ユニット
5 近接センサー
6 制御回路部
Claims (3)
- 可撓性の透明素材からなり顔部を覆うシールド部と前記シールド部が取り付けられるフレームとから構成され、前記フレームに近接センサーおよび前記近接センサーの感知作動に伴い発光する光源ユニットアラート装置を備えたことを特徴とするフェイスシールド。
- 前記光源ユニットアラート装置における光源として発光色の異なる複数のLEDを備え、近接センサーの感知強度に従って段階的に応じて発光色が異なることを特徴とする請求項1に記載のフェイスシールド。
- 前記透明シールド部表面に印刷またはエッチング等の導光加工をすることで任意の図柄や模様または文字等を発光表示することを可能とした請求項1に記載のフェイスシールド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020004550U JP3230054U (ja) | 2020-10-06 | 2020-10-06 | アラート機能を有するフェイスシールド |
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Family
ID=73992744
Family Applications (1)
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JP (1) | JP3230054U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102305729B1 (ko) * | 2021-01-22 | 2021-09-28 | 손승현 | 볼에 밀착되어 차단성능이 향상된 기능성 마스크 |
JP2022012926A (ja) * | 2020-07-02 | 2022-01-18 | 秋夫 湯田 | 人との接触記録装置。 |
CN114403519A (zh) * | 2022-03-09 | 2022-04-29 | 高梵(浙江)信息技术有限公司 | 一种可防水防油用羽绒服 |
CN114652359A (zh) * | 2022-04-13 | 2022-06-24 | 河南省计量科学研究院 | 一种可辅助核酸采集、检测的穿戴设备及方法 |
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2020
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CN114403519B (zh) * | 2022-03-09 | 2023-07-04 | 高梵(浙江)信息技术有限公司 | 一种可防水防油用羽绒服 |
CN114652359A (zh) * | 2022-04-13 | 2022-06-24 | 河南省计量科学研究院 | 一种可辅助核酸采集、检测的穿戴设备及方法 |
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