JP2014224765A - レーザ測長装置及び測長方法 - Google Patents

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英介 原口
俊行 安藤
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俊行 安藤
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二郎 鈴木
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【課題】高精度に構造物まで距離を測定することができるレーザ測長装置及び測長方法を得ることを目的とする。【解決手段】サーボ回路11が、RFパワーディテクタ10により検出された受信信号の信号レベルと所定の閾値を比較し、その信号レベルが閾値より低い場合、XY軸制御機構12のX軸及びY軸を調整することで、コリメータ5から放射されるレーザ光の光軸を調整する。これにより、高精度に構造物7まで距離Lを測定することができる。【選択図】図1

Description

この発明は、被計測物までの距離を測定するレーザ測長装置及び測長方法に関するものである。
被計測物である構造物の変位を高精度に直接測定する方法として、レーザ測長装置が構造物までの距離を測定し、その距離と以前に測定した距離とを比較することで、構造物の変位を算出する方法がある。
レーザ測長装置における構造物までの距離の測定は、次のように行われる(例えば、特許文献1を参照)。
まず、ミラーやレトロリフレクタなどのプリズムを構造物に取り付けてから、レーザ測長装置がレーザ光を上記構造物に向けて放射し、その構造物のプリズムに反射されて戻ってきた上記レーザ光を受信する。
次に、レーザ測長装置は、放射レーザ光と受信レーザ光の位相差φを検出し、下記の式(1)に示すように、その位相差φを用いて、構造物までの距離Lを算出する。
Figure 2014224765
式(1)において、λはレーザ光の波長である。
特開2000−28722号公報(段落番号[0002])
従来のレーザ測長装置は以上のように構成されているので、構造物の傾きや横ずれなどが原因で、構造物に取り付けているプリズムにおけるレーザ光の光軸に軸ずれが生じている状況下では、その構造物のプリズムに反射されて戻ってきたレーザ光の信号レベルが低下する。その結果、レーザ光の位相差の検出精度が劣化して、構造物までの距離Lの算出精度が劣化してしまう課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、高精度に被計測物まで距離を測定することができるレーザ測長装置及び測長方法を得ることを目的とする。
この発明に係るレーザ測長装置は、レーザ光を発振するレーザ光発振手段と、レーザ光発振手段により発振されたレーザ光を空間に放射し、被計測物に取り付けられているプリズムに反射されて戻ってきた上記レーザ光を受信するレーザ光送受信手段と、レーザ光発振手段により発振されたレーザ光とレーザ光送受信手段により受信されたレーザ光との位相差を検出し、その位相差を用いて被計測物までの距離を算出する距離算出手段とを設け、光軸調整手段が、レーザ光送受信手段により受信されたレーザ光の信号レベルが所定の閾値より低い場合、レーザ光送受信手段から放射されるレーザ光の光軸を調整するようにしたものである。
この発明によれば、光軸調整手段が、レーザ光送受信手段により受信されたレーザ光の信号レベルが所定の閾値より低い場合、レーザ光送受信手段から放射されるレーザ光の光軸を調整するように構成したので、高精度に被計測物まで距離を測定することができる効果がある。
この発明の実施の形態1によるレーザ測長装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1によるレーザ測長装置の処理内容(測長方法)を示すフローチャートである。 コリメータ5の開口とレトロリフレクタ6の反射光との関係を示す説明図である。 サーボ回路11による光軸の調整状況(初期補足時)を示す説明図である。 サーボ回路11による光軸の調整状況(調整モード時)を示す説明図である。 サーボ回路11による光軸の調整処理(調整モード)と位相比較器9による距離算出処理(測定モード)の関係を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2によるレーザ測長装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態2によるレーザ測長装置の処理内容(測長方法)を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるレーザ測長装置を示す構成図である。
図1において、基準光源1は基準光であるレーザ光を発振する光源である。
RF発振器2は周波数fのRF信号を出力する発振器である。
強度変調器3は基準光源1から発振されたレーザ光に対して、RF発振器2から出力された周波数fのRF信号を印加することで周波数fの強度変調を実施し、強度変調後のレーザ光を出力する処理を実施する。
なお、基準光源1、RF発振器2及び強度変調器3からレーザ光発振手段が構成されている。
光サーキュレータ4は強度変調器3から出力されたレーザ光をコリメータ5に出力する一方、コリメータ5により受信されたレーザ光を光検出器8に出力する処理を実施する。
コリメータ5はXY軸制御機構12の上に設置されており、光サーキュレータ4から出力されたレーザ光を空間に放射し、被計測物である構造物7に取り付けられているレトロリフレクタ6に反射されて戻ってきた上記レーザ光を受信する処理を実施する。
レトロリフレクタ6は構造物7に取り付けられており、中心に光を入射すると、その入射光と同軸に光を反射するプリズムである。
光検出器8は光サーキュレータ4から出力されたレーザ光(コリメータ5により受信されたレーザ光)を電気信号(RF信号)に変換し、その電気信号である受信信号を出力する処理を実施する。
なお、光サーキュレータ4、コリメータ5及び光検出器8からレーザ光送受信手段が構成されている。
位相比較器9はRF発振器2から出力された周波数fのRF信号と光検出器8から出力された受信信号との位相差φを検出し、その位相差φを用いて、構造物7までの距離Lnewを算出する処理を実施する。
また、位相比較器9は過去に算出した距離Loldを記憶しており、今回算出した距離Lnewと過去に算出した距離Loldを比較することで、構造物7の変化量ΔL(=Lnew−Lold)を算出する処理を実施する。
なお、位相比較器9は距離算出手段を構成している。
RFパワーディテクタ10は光検出器8から出力された受信信号の信号レベルを検出する処理を実施する。
サーボ回路11はRFパワーディテクタ10により検出された受信信号の信号レベルと所定の閾値を比較し、その信号レベルが閾値より低い場合、XY軸制御機構12のX軸及びY軸を調整することで、コリメータ5から放射されるレーザ光の光軸を調整する処理を実施する。
XY軸制御機構12はサーボ回路11の制御の下、X軸方向及びY軸方向の移動が可能なステージである。
なお、RFパワーディテクタ10、サーボ回路11及びXY軸制御機構12から光軸調整手段が構成されている。
次に動作について説明する。
図2はこの発明の実施の形態1によるレーザ測長装置の処理内容(測長方法)を示すフローチャートである。
まず、サーボ回路11は、XY軸制御機構12のX軸及びY軸の位置を初期設定することで、コリメータ5から放射されるレーザ光の光軸を初期設定する(ステップST1,ST2)。
サーボ回路11による光軸の初期設定が完了すると、基準光源1が基準光であるレーザ光を発振し、RF発振器2が周波数fのRF信号を強度変調器3及び位相比較器9に出力する。
強度変調器3は、基準光源1から発振されたレーザ光に対して、RF発振器2から出力された周波数fのRF信号を印加することで周波数fの強度変調を実施し、強度変調後のレーザ光を光サーキュレータ4に出力する。
光サーキュレータ4は、強度変調器3からレーザ光を受けると、そのレーザ光をコリメータ5に出力する。
コリメータ5は、光サーキュレータ4からレーザ光を受けると、そのレーザ光(平行光)を空間に放射する。
コリメータ5から放射されたレーザ光は、構造物7に取り付けられているレトロリフレクタ6に反射されてコリメータ5に戻り、コリメータ5によって受信される(ステップST3)。
ここで、図3はコリメータ5の開口とレトロリフレクタ6の反射光との関係を示す説明図である。
構造物7に傾きなどが生じておらず、レトロリフレクタ6の中心とレーザ光(平行光)の中心にずれ(光軸のずれ)が生じていなければ(図3(a)を参照)、コリメータ5の開口でレーザ光のけられは発生せず、そのレーザ光の受信信号の信号レベルは高い値になる。
一方、構造物7に傾きなどが生じて、レトロリフレクタ6の中心とレーザ光(平行光)の中心にずれ(光軸のずれ)が生じていると(図3(b)を参照)、コリメータ5の開口でレーザ光のけられが発生して、そのレーザ光の受信信号の信号レベルは低い値になる。
光サーキュレータ4は、コリメータ5により受信されたレーザ光を光検出器8に出力する。
光検出器8は、光サーキュレータ4からレーザ光(コリメータ5により受信されたレーザ光)を受けると、そのレーザ光を電気信号(RF信号)に変換し、その電気信号である受信信号を位相比較器9及びRFパワーディテクタ10に出力する。
RFパワーディテクタ10は、光検出器8から受信信号を受けると、その受信信号の信号レベルを検出する(ステップST4)。
サーボ回路11は、RFパワーディテクタ10が受信信号の信号レベルを検出すると、その受信信号の信号レベルと所定の閾値を比較する(ステップST5)。
サーボ回路11は、その受信信号の信号レベルが閾値以上であれば、コリメータ5から放射されるレーザ光の光軸を調整する必要がないため、光軸の調整処理を実施しない。
一方、その受信信号の信号レベルが閾値より低い場合、XY軸制御機構12のX軸及びY軸を調整することで、コリメータ5から放射されるレーザ光の光軸を調整する。
以下、サーボ回路11による光軸の調整処理を具体的に説明する。
図4はサーボ回路11による光軸の調整状況(初期補足時)を示す説明図であり、図5はサーボ回路11による光軸の調整状況(調整モード時)を示す説明図である。
図6はサーボ回路11による光軸の調整処理(調整モード)と位相比較器9による距離算出処理(測定モード)の関係を示すフローチャートである。
図6は、サーボ回路11による光軸の調整処理(調整モード)が完了して、一旦、位相比較器9による距離算出処理(測定モード)に移行しても、受信信号の信号レベルが閾値より低くなると、再び、サーボ回路11による光軸の調整処理(調整モード)に戻ることを表している。
サーボ回路11は、初期補足時において、図4(a)に示すように、受信信号の信号レベルが閾値より低い場合(ステップST5)、図4(b)に示すように、XY軸制御機構12のX軸を掃引して(ステップST6)、受信信号の信号レベルが最大になるX軸の位置を特定する(ステップST7)。
調整モード時において、受信信号の信号レベルが閾値より低い場合(図5(a)を参照)、図5(b)に示すように、XY軸制御機構12のX軸を連続的に変化させて、受信信号の信号レベルが最大になるX軸の位置を特定する。
サーボ回路11は、受信信号の信号レベルが最大になるX軸の位置を特定すると、図4(c)及び図5(c)に示すように、XY軸制御機構12のX軸の位置が、上述した信号レベルが最大になるX軸の位置になるように再調整することで、コリメータ5から放射されるレーザ光の光軸のX軸を再調整する(ステップST8)。
サーボ回路11がXY軸制御機構12のX軸の位置を再調整すると、上記と同様に、コリメータ5がレーザ光を放射して、構造物7のレトロリフレクタ6に反射されて戻ってきたレーザ光を受信する(ステップST9)。
光サーキュレータ4は、コリメータ5により受信されたレーザ光を光検出器8に出力し、光検出器8は、光サーキュレータ4から出力されたレーザ光を電気信号に変換し、その電気信号である受信信号を位相比較器9及びRFパワーディテクタ10に出力する。
RFパワーディテクタ10は、光検出器8から受信信号を受けると、その受信信号の信号レベルを検出する(ステップST10)。
サーボ回路11は、RFパワーディテクタ10が受信信号の信号レベルを検出すると、その受信信号の信号レベルと所定の閾値を比較する(ステップST11)。
サーボ回路11は、その受信信号の信号レベルが閾値以上であれば、光軸の調整処理を完了する。
一方、初期補足時において、その受信信号の信号レベルが閾値より低い場合、図4(d)に示すように、XY軸制御機構12のY軸を掃引して(ステップST12)、受信信号の信号レベルが最大になるY軸の位置を特定する(ステップST13)。
調整モード時において、受信信号の信号レベルが閾値より低い場合、図5(d)に示すように、XY軸制御機構12のY軸を連続的に変化させて、受信信号の信号レベルが最大になるX軸の位置を特定する。
サーボ回路11は、受信信号の信号レベルが最大になるY軸の位置を特定すると、図4(e)及び図5(e)に示すように、XY軸制御機構12のY軸の位置が、上述した信号レベルが最大になるY軸の位置になるように再調整することで、コリメータ5から放射されるレーザ光の光軸のY軸を再調整する(ステップST14)。
以下、受信信号の信号レベルが閾値以上になるまで、ステップST3〜ST14の処理を繰り返し実施する。
位相比較器9は、サーボ回路11による光軸の調整処理が完了して測定モードに移行した後、光検出器8から受信信号を受けると、その受信信号とRF発振器2から出力された周波数fのRF信号との位相差φを検出する。なお、その受信信号とRF信号の位相差φを検出することは、放射レーザ光と受信レーザ光の位相差を検出することと等価である。
位相比較器9は、位相差φを検出すると、その位相差φを上記の式(1)に代入することで、構造物7までの距離Lを算出する。
また、位相比較器9は、過去に算出した距離Loldを記憶しており、今回算出した距離LをLnewとして、下記の式(2)に示すように、構造物7の変化量ΔLを算出する。
ΔL=Lnew−Lold (2)
なお、レーザ測長装置における測定範囲Mは、強度変調の周波数fを用いて表すことができる。
Figure 2014224765
式(3)において、cは光速である。
また、レーザ測長装置における距離Lの測定精度は、受信信号の信号雑音比(SNR)を用いて算出することができる。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、サーボ回路11が、RFパワーディテクタ10により検出された受信信号の信号レベルと所定の閾値を比較し、その信号レベルが閾値より低い場合、XY軸制御機構12のX軸及びY軸を調整することで、コリメータ5から放射されるレーザ光の光軸を調整するように構成したので、高精度に構造物7まで距離Lを測定することができる効果を奏する。
この実施の形態1では、強度変調器3が、基準光源1から発振されたレーザ光に対して、RF発振器2から出力された周波数fのRF信号を印加することで周波数fの強度変調を実施する強度変調方式を用いる例を示したが、レーザ光の変調方式は強度変調方式に限るものではなく、例えば、光ヘテロダイン方式や2波長ヘテロダイン方式を用いるようにしてもよい。
また、レトロリフレクタ6が構造物7に取り付けられている例を示したが、トロリフレクタの代わりに、コーナーキューブミラーなどが構造物7に取り付けられていてもよい。
また、調整モード時では、XY軸制御機構12のX軸及びY軸を連続的に変化させるものを示したが、XY軸制御機構12のX軸及びY軸を断続的に変化させるようにしてもよい。
実施の形態2.
図7はこの発明の実施の形態2によるレーザ測長装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
レトロリフレクタ6a,6b,6cは構造物7に取り付けられており、中心に光を入射すると、その入射光と同軸に光を反射するプリズムである。
指向角度制御機構21は、例えばアダプティブミラー対などの光アンテナに実装されており、指向角度制御回路22の制御の下、コリメータ5から放射されるレーザ光の指向角度を切り換えることが可能な機構である。
指向角度制御回路22は指向角度制御機構21の角度を制御して、コリメータ5から放射されるレーザ光の指向角度を、順番に、レトロリフレクタ6a,6b,6cに対応する角度に切り換える処理を実施する。
なお、指向角度制御機構21及び指向角度制御回路22から指向角度制御手段が構成されている。
上記実施の形態1では、1つのレトロリフレクタ6が構造物7に取り付けられている例を示したが、巨大な構造物7の場合、複数のレトロリフレクタ6a,6b,6cが構造物7に取り付けられ、構造物7の複数箇所の変位を測定する必要があることがある。
このような場合、コリメータ5から放射されるレーザ光の指向角度を順番に切り換えて、複数箇所の変位を順番に測定するようにする。
図8はこの発明の実施の形態2によるレーザ測長装置の処理内容(測長方法)を示すフローチャートである。
まず、指向角度制御回路22は、指向角度制御機構21の角度を制御して、コリメータ5から放射されるレーザ光の指向角度をレトロリフレクタ6aに対応する角度に設定する(ステップST21)。
コリメータ5から放射されるレーザ光の指向角度がレトロリフレクタ6aに対応する角度に設定されている状態で、上記実施の形態1と同様に、光軸の調整処理を実施したのち(ステップST22)、位相比較器9が、上記実施の形態1と同様の方法で、構造物7のレトロリフレクタ6aまでの距離Lや変化量ΔLを算出する(ステップST23)。
次に、指向角度制御回路22は、指向角度制御機構21の角度を制御して(ステップST25)、コリメータ5から放射されるレーザ光の指向角度をレトロリフレクタ6bに対応する角度に設定する(ステップST21)。
コリメータ5から放射されるレーザ光の指向角度がレトロリフレクタ6bに対応する角度に設定されている状態で、上記実施の形態1と同様に、光軸の調整処理を実施したのち(ステップST22)、位相比較器9が、上記実施の形態1と同様の方法で、構造物7のレトロリフレクタ6bまでの距離Lや変化量ΔLを算出する(ステップST23)。
次に、指向角度制御回路22は、指向角度制御機構21の角度を制御して(ステップST25)、コリメータ5から放射されるレーザ光の指向角度をレトロリフレクタ6cに対応する角度に設定する(ステップST21)。
コリメータ5から放射されるレーザ光の指向角度がレトロリフレクタ6cに対応する角度に設定されている状態で、上記実施の形態1と同様に、光軸の調整処理を実施したのち(ステップST22)、位相比較器9が、上記実施の形態1と同様の方法で、構造物7のレトロリフレクタ6cまでの距離Lや変化量ΔLを算出する(ステップST23)。
以下、測定処理を終了するまで(ステップST24)、ステップST21〜ST25の処理を繰り返し実施する。
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、指向角度制御回路22が、指向角度制御機構21の角度を制御して、コリメータ5から放射されるレーザ光の指向角度を、順番に、レトロリフレクタ6a,6b,6cに対応する角度に切り換えるように構成したので、構造物7の複数の箇所までの距離や変位を測定することができる効果を奏する。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 基準光源(レーザ光発振手段)、2 RF発振器(レーザ光発振手段)、3 強度変調器(レーザ光発振手段)、4 光サーキュレータ(レーザ光送受信手段)、5 コリメータ(レーザ光送受信手段)、6,6a,6b,6c レトロリフレクタ、7 構造物(被計測物)、8 光検出器(レーザ光送受信手段)、9 位相比較器(距離算出手段)、10 RFパワーディテクタ(光軸調整手段)、11 サーボ回路(光軸調整手段)、12 XY軸制御機構(光軸調整手段)、21 指向角度制御機構(指向角度制御手段)、22 指向角度制御回路(指向角度制御手段)。

Claims (3)

  1. レーザ光を発振するレーザ光発振手段と、
    上記レーザ光発振手段により発振されたレーザ光を空間に放射し、被計測物に取り付けられているプリズムに反射されて戻ってきた上記レーザ光を受信するレーザ光送受信手段と、
    上記レーザ光発振手段により発振されたレーザ光と上記レーザ光送受信手段により受信されたレーザ光との位相差を検出し、上記位相差を用いて上記被計測物までの距離を算出する距離算出手段と、
    上記レーザ光送受信手段により受信されたレーザ光の信号レベルが所定の閾値より低い場合、上記レーザ光送受信手段から放射されるレーザ光の光軸を調整する光軸調整手段と
    を備えたレーザ測長装置。
  2. 被計測物の複数の箇所にプリズムが取り付けられている場合、レーザ光送受信手段から放射されるレーザ光の指向角度を各々のプリズムに対応する角度に切り換える指向角度制御手段を備えていることを特徴とする請求項1記載のレーザ測長装置。
  3. レーザ光を発振するレーザ光発振処理ステップと、
    上記レーザ光発振処理ステップで発振されたレーザ光を空間に放射し、被計測物に取り付けられているプリズムに反射されて戻ってきた上記レーザ光を受信するレーザ光送受信処理ステップと、
    上記レーザ光発振処理ステップで発振されたレーザ光と上記レーザ光送受信処理ステップで受信されたレーザ光との位相差を検出し、上記位相差を用いて上記被計測物までの距離を算出する距離算出処理ステップと、
    上記レーザ光送受信処理ステップで受信されたレーザ光の信号レベルが所定の閾値より低い場合、上記レーザ光送受信処理ステップで放射されるレーザ光の光軸を調整する光軸調整処理ステップと
    を備えた測長方法。
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CN108594209A (zh) * 2018-03-28 2018-09-28 中国航空工业集团公司洛阳电光设备研究所 一种激光测距光轴一致性动态校准方法及系统

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