JP2014222486A - 非線形要素を含む系の解析装置および解析プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
非線形要素を含む系の解析装置および解析プログラムを記録した記録媒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014222486A JP2014222486A JP2013102572A JP2013102572A JP2014222486A JP 2014222486 A JP2014222486 A JP 2014222486A JP 2013102572 A JP2013102572 A JP 2013102572A JP 2013102572 A JP2013102572 A JP 2013102572A JP 2014222486 A JP2014222486 A JP 2014222486A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nonlinear element
- characteristic
- stage
- nonlinear
- calculation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 title claims abstract description 38
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 95
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims abstract description 71
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 41
- 238000013459 approach Methods 0.000 claims description 5
- 238000004088 simulation Methods 0.000 abstract description 22
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 14
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 8
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000011160 research Methods 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 2
- 101001139126 Homo sapiens Krueppel-like factor 6 Proteins 0.000 description 1
- 238000002940 Newton-Raphson method Methods 0.000 description 1
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 1
- 238000004422 calculation algorithm Methods 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 1
Abstract
Description
図1は直流電圧源とリアクトルとダイオードが直列接続された回路であり、ここでは例題回路と呼ぶ。リアクトルには初期電流i0としてダイオード順方向の電流が与えられており、ダイオードはONとなっている。電源電圧が、電流方向とは逆方向のため、一定時間後、リアクトルに流れる電流は0となりダイオードはOFFとなるが、そのとき初期電流の値によっては2S−DIRKで計算したダイオードやリアクトルの電圧にスパイクが生じる場合がある。
Case1. 1段目で負電流となりダイオードがOFFする場合、
Case2. 1段目では正電流だが、変数変換後に負電流となる場合、
Case3. 1段目、変数変換後ともに正電流で、2段目に負電流となる場合、と場合分けをしたときの計算過程を示す。
陰的ルンゲクッタ法により非線形要素を有する系の解析を行う非線形要素を含む系の解析装置であって、
動作点を前記非線形要素の特性曲線に近づけるように、各段の計算に関する前記非線形要素の特性を所定量変更した特性を用いて計算を行う特性補償手段を有することを特徴とする非線形要素を含む系の解析装置にある。
第1の態様に記載する非線形要素を含む系の解析装置において、
前記陰的ルンゲクッタ法において、変数変換により、各段における移動距離をL倍に拡大又は縮小する操作に対し、前記非線形要素の特性曲線を1/Lとすることにより動作点が非線形要素の特性曲線上に乗るように前記非線形要素の特性を変更したことを特徴とする非線形要素を含む系の解析装置にある。
第1または第2の態様に記載する非線形要素を含む系の解析装置において、
前記陰的ルンゲクッタ法は二段対角型陰的ルンゲクッタ法であることを特徴とする非線形要素を含む系の解析装置にある。
第1〜第3の態様のいずれか一つに記載する非線形要素を含む系の解析装置において、
前記系は電気回路であり、前記非線形要素は前記電気回路を構成する非線形素子であることを特徴とする非線形要素を含む系の解析装置にある。
陰的ルンゲクッタ法により非線形要素を有する系の解析を行う非線形要素を含む系の解析プログラムを記録した記録媒体において、
動作点を前記非線形要素の特性曲線に近づけるように、各段の計算に関する前記非線形要素の特性を所定量変更した特性を用いて電子計算機に計算を行なわせる特性補償法のプログラムを記憶していることを特徴とする非線形要素を含む系の解析プログラムを記録した記録媒体にある。
第5の態様に記載する非線形要素を含む系の解析装置において、
前記陰的ルンゲクッタ法において、変数変換により、各段における移動距離をL倍に拡大又は縮小する操作に対し、前記非線形要素の特性曲線を1/Lとすることにより動作点が非線形要素の特性曲線上に乗るように前記非線形要素の特性を変更したことを特徴とする非線形要素を含む系の解析プログラムを記録した記録媒体にある。
第5または第6の態様に記載する非線形要素を含む系の解析プログラムを記録した記録媒体において、
前記陰的ルンゲクッタ法は二段対角型陰的ルンゲクッタ法であることを特徴とする非線形要素を含む系の解析プログラムを記録した記録媒体にある。
第5〜第7の態様の何れか一つに記載する非線形要素を含む系の解析プログラムを記録した記録媒体において、
前記系は電気回路であり、前記非線形要素は前記電気回路を構成する非線形素子であることを特徴とする非線形要素を含む系の解析プログラムを記録した記録媒体にある。
2S−DIRKにおけるスパイク発生の原因が、変数変換の行き過ぎにある点は前に述べたが、スパイク発生防止のための特性補償機能(後に詳述する)を追加した本形態における2S−DIRKの説明とともに、本形態に係る解析装置を説明する。
に対する、時間刻みhで、時刻tn−1からtnに進むための数式は次のとおりとなる。
を用いて、時刻tn−1からh~だけ進んだ時刻t~nにおける一時的な解y~nを算出する。
として、2段目の公式
を用いて、時刻tnにおける解ynを求める。また、式(2)〜(4)は、
とも表すこともできる。
Case5;1段目、変数変換後ともに正電流で、2段目でダイオードがOFFする場合(図13に示す場合)。
1) 後退オイラー法で時刻tn−1+h~における値を計算する(1段目の計算)。
2) 式(3)の変数変換を行う。
3) 変数変換後の値を用いて区分折れ線での動作点を判定する。このとき、折れ線の特性は元の特性(2段目の特性と同じ)を使用する。
4) 計算が収束した後、動作点が折れ線の区分を跨いだ場合は、下式(6)を用いて特性の切片の補正を行う(以下、切片補正と呼ぶ)。
ここで、xn−1,yn−1は、時刻tn−1における素子の動作点を、a,bは新しい動作点領域での傾きと切片を示す。かかる切片補正により等価的に特性の縮小を実現している。
とする。時刻tn−1から時刻t~nへと進むための数値積分を行っており、時刻tn−1におけるx、yの値をxn−1、yn−1とする。上式(7)を動作点(xn−1、yn−1)周りで拡大縮小することを考える。
となる。
より、変数変換後のx座標、y座標は
となる。ここで、
とおくと、変数変換後の解は
となり、式(7)と同じ元の素子特性上に乗る。すなわち、本形態における特性補償を行うことで、動作点は非線形素子の特性上に乗ることとなる。
1,2 データベース
3 演算処理部
3A 特性補償手段
4 入力装置
5 出力装置
Claims (8)
- 陰的ルンゲクッタ法により非線形要素を有する系の解析を行う非線形要素を含む系の解析装置であって、
動作点を前記非線形要素の特性曲線に近づけるように、各段の計算に関する前記非線形要素の特性を所定量変更した特性を用いて計算を行う特性補償手段を有することを特徴とする非線形要素を含む系の解析装置。 - 請求項1に記載する非線形要素を含む系の解析装置において、
前記陰的ルンゲクッタ法において、変数変換により、各段における移動距離をL倍に拡大又は縮小する操作に対し、前記非線形要素の特性曲線を1/Lとすることにより動作点が非線形要素の特性曲線上に乗るように前記非線形要素の特性を変更したことを特徴とする非線形要素を含む系の解析装置。 - 請求項1または請求項2に記載する非線形要素を含む系の解析装置において、
前記陰的ルンゲクッタ法は二段対角型陰的ルンゲクッタ法であることを特徴とする非線形要素を含む系の解析装置。 - 請求項1〜請求項3の何れか一つに記載する非線形要素を含む系の解析装置において、
前記系は電気回路であり、前記非線形要素は前記電気回路を構成する非線形素子であることを特徴とする非線形要素を含む系の解析装置。 - 陰的ルンゲクッタ法により非線形要素を有する系の解析を行う非線形要素を含む系の解析プログラムを記録した記録媒体において、
動作点を前記非線形要素の特性曲線に近づけるように、各段の計算に関する前記非線形要素の特性を所定量変更した特性を用いて電子計算機に計算を行なわせる特性補償法のプログラムを記憶していることを特徴とする非線形要素を含む系の解析プログラムを記録した記録媒体。 - 請求項5に記載する非線形要素を含む系の解析装置において、
前記陰的ルンゲクッタ法において、変数変換により、各段における移動距離をL倍に拡大又は縮小する操作に対し、前記非線形要素の特性曲線を1/Lとすることにより動作点が非線形要素の特性曲線上に乗るように前記非線形要素の特性を変更したことを特徴とする非線形要素を含む系の解析プログラムを記録した記録媒体。 - 請求項5または請求項6に記載する非線形要素を含む系の解析プログラムを記録した記録媒体において、
前記陰的ルンゲクッタ法は二段対角型陰的ルンゲクッタ法であることを特徴とする非線形要素を含む系の解析プログラムを記録した記録媒体。 - 請求項5〜請求項7の何れか一つに記載する非線形要素を含む系の解析プログラムを記録した記録媒体において、
前記系は電気回路であり、前記非線形要素は前記電気回路を構成する非線形素子であることを特徴とする非線形要素を含む系の解析プログラムを記録した記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013102572A JP6195290B2 (ja) | 2013-05-14 | 2013-05-14 | 非線形要素を含む系の解析装置および解析プログラムを記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013102572A JP6195290B2 (ja) | 2013-05-14 | 2013-05-14 | 非線形要素を含む系の解析装置および解析プログラムを記録した記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014222486A true JP2014222486A (ja) | 2014-11-27 |
JP6195290B2 JP6195290B2 (ja) | 2017-09-13 |
Family
ID=52121971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013102572A Active JP6195290B2 (ja) | 2013-05-14 | 2013-05-14 | 非線形要素を含む系の解析装置および解析プログラムを記録した記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6195290B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106197523A (zh) * | 2016-06-30 | 2016-12-07 | 重庆邮电大学 | 基于一阶线性系统的弱信号检测及复原 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003216677A (ja) * | 2002-01-25 | 2003-07-31 | Fujitsu Ltd | 非線型素子の特性値計算方法及び装置 |
JP2009210408A (ja) * | 2008-03-04 | 2009-09-17 | Mitsubishi Electric Corp | 無線システム及びその位置特定方法 |
JP2010282359A (ja) * | 2009-06-03 | 2010-12-16 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | 回路解析方法、回路解析装置、回路解析プログラム、回路解析プログラムを記録した記録媒体 |
-
2013
- 2013-05-14 JP JP2013102572A patent/JP6195290B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003216677A (ja) * | 2002-01-25 | 2003-07-31 | Fujitsu Ltd | 非線型素子の特性値計算方法及び装置 |
JP2009210408A (ja) * | 2008-03-04 | 2009-09-17 | Mitsubishi Electric Corp | 無線システム及びその位置特定方法 |
JP2010282359A (ja) * | 2009-06-03 | 2010-12-16 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | 回路解析方法、回路解析装置、回路解析プログラム、回路解析プログラムを記録した記録媒体 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106197523A (zh) * | 2016-06-30 | 2016-12-07 | 重庆邮电大学 | 基于一阶线性系统的弱信号检测及复原 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6195290B2 (ja) | 2017-09-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Vanbeylen et al. | Blind maximum likelihood identification of Hammerstein systems | |
Patcharaprakiti et al. | Modeling of single phase inverter of photovoltaic system using Hammerstein–Wiener nonlinear system identification | |
Tant et al. | On the numerical accuracy of electromagnetic transient simulation with power electronics | |
Obeidat et al. | Real-time parameter estimation of PMDC motors using quantized sensors | |
Soria et al. | Overcurrent relay with unconventional curves and its application in industrial power systems | |
Wang et al. | Robust dynamic state estimation of power systems with model uncertainties based on adaptive unscented filter | |
Lv et al. | Non-iterative identification and model following control of Hammerstein systems with asymmetric dead-zone non-linearities | |
Lu et al. | Reduced-order observer based-fault estimation for Markovian jump systems with time-varying generally uncertain transition rates | |
Mueller et al. | Modeling and analysis of DC microgrids as stochastic hybrid systems | |
JP6195290B2 (ja) | 非線形要素を含む系の解析装置および解析プログラムを記録した記録媒体 | |
Braga et al. | Robust stability and stabilization of discrete-time Markov jump linear systems with partly unknown transition probability matrix | |
CN105404610A (zh) | 基于2级3阶单对角隐式Runge-Kutta法的电磁暂态计算方法 | |
Fang et al. | On Filon methods for a class of Volterra integral equations with highly oscillatory Bessel kernels | |
Makarow et al. | Suboptimal nonlinear model predictive control with input move-blocking | |
JP2009064090A (ja) | モデル予測制御装置およびモデル予測制御方法 | |
Tlelo-Cuautle et al. | Numerical simulation of Chua's circuit oriented to circuit synthesis | |
Iordache et al. | ACAP-Analog Circuit Analysis Program | |
Stefopoulos et al. | Quadratic integration method for transient simulation and harmonic analysis | |
JP6220115B2 (ja) | フラッシオーバの解析方法 | |
Wai et al. | Experimental verification of total sliding-mode control for Chua's chaotic circuit | |
US20120035895A1 (en) | Converged mesh generation based on statistical system and method | |
Alzate et al. | Multiobjective design of PI controllers with applications | |
Orlowski | Nonlinear into state and input dependent form model decomposition-Applications to discrete-time model predictive control with succesive time-varying linearization along predicted trajectories | |
JP5294328B2 (ja) | 非線形要素の特性が区分折れ線近似されたシステムの動作点を電子計算機により求める方法、そのプログラム、当該プログラムを記録した記録媒体及びシミュレーション装置 | |
Hsu et al. | Ultimate boundedness control of linear systems with band-bounded nonlinear actuators and additive measurement noise |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20150422 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160229 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170120 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170315 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170324 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170809 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170809 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6195290 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |