JP2014220762A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014220762A
JP2014220762A JP2013100524A JP2013100524A JP2014220762A JP 2014220762 A JP2014220762 A JP 2014220762A JP 2013100524 A JP2013100524 A JP 2013100524A JP 2013100524 A JP2013100524 A JP 2013100524A JP 2014220762 A JP2014220762 A JP 2014220762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
luminance
value
evaluation value
luminance evaluation
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2013100524A
Other languages
English (en)
Inventor
山中 睦裕
Mutsuhiro Yamanaka
睦裕 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2013100524A priority Critical patent/JP2014220762A/ja
Priority to KR1020147034834A priority patent/KR101640875B1/ko
Priority to PCT/JP2013/003652 priority patent/WO2013187047A1/ja
Priority to US14/407,929 priority patent/US20150125032A1/en
Priority to CN201380031305.2A priority patent/CN104364824A/zh
Priority to TW102120918A priority patent/TWI509569B/zh
Publication of JP2014220762A publication Critical patent/JP2014220762A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B7/00Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
    • G03B7/08Control effected solely on the basis of the response, to the intensity of the light received by the camera, of a built-in light-sensitive device

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】撮像領域の明るさが変化した場合に画像の輝度値を調整する処理が画像処理に与える影響を低減した撮像装置を提供する。【解決手段】撮像部11は、所定のフレームレートで撮像範囲の画像を撮像する。増幅部12は、撮像部11から出力される画像データの輝度値を画素毎に増幅して外部に出力する。露光調整部13は、撮像部11の露光条件を調整する。制御部14は、画像データの複数画素の輝度値を統計処理して求めた輝度評価値が所定の目標値に一致するように、増幅部12の増幅率及び露光調整部13の露光条件を調整する。増幅部12から出力される画像データを画像処理することができる輝度範囲に輝度評価値が収まっている場合、制御部14は、輝度値を調整する処理によって生じる輝度評価値の変化率が所定の基準値以下となるように、露光条件及び増幅率の調整量を制限する。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置に関するものである。
従来、制御領域の画像を撮像する画像センサと、画像センサで撮像された画像情報から制御領域に存在する人の位置を特定する演算部と、演算部の演算結果に基づいて光源の点灯を制御する制御部とを備えた照明システムが提案されている(例えば特許文献1参照)。演算部は、画像センサで撮像された画像のフレーム間差分を求めることによって、フレーム間で輝度値が変化した画素を求めており、処理すべき対象、すなわち人のいる位置を求めている。
特開2011−108417号公報
一般に使用される画像センサは、その画像を人が見るために使用されるので、何らかの原因で被写体の輝度が変化すると、被写体の輝度を所定の輝度範囲に一致させるように露光量を自動的に調整する露光調整が速やかに行われる。
上述の照明システムでは、画像センサで撮像された画像のフレーム間差分を求めることで人の位置を特定しているため、露光調整によってフレーム間で露光量が変化すると、フレーム間で各画素の輝度値が変化し、人の検出が正しく行えない可能性があった。
本発明は上記課題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、撮像領域の明るさが変化した場合に画像の輝度値を調整する処理が画像処理に与える影響を低減した撮像装置を提供することにある。
本発明の撮像装置は、所定のフレームレート(Frame Rate)で撮像範囲の画像を撮像する撮像部と、前記撮像部の露光条件を調整する露光調整部と、前記撮像部から出力される画像データの輝度値を画素毎に増幅して外部に出力する増幅部と、前記画像データの複数画素の輝度値を統計処理して求めた輝度評価値が所定の目標値に一致するように、前記露光調整部の露光条件及び前記増幅部の増幅率のうち少なくとも何れか一方を調整する制御部とを備え、前記増幅部から出力される画像データを画像処理することができる輝度範囲に前記輝度評価値が収まっている場合は前記露光条件及び前記増幅率のうち少なくとも何れか一方を調整することによって生じる前記輝度評価値の変化率が所定の基準値以下となるように調整量を制限し、且つ、前記輝度評価値が前記輝度範囲外である場合は調整量の制限を行わないように前記制御部が構成されたことを特徴とする。
この撮像装置において、前記輝度評価値が前記輝度範囲を下回っている場合は、前記輝度評価値が前記輝度範囲に収まっている場合に比べて前記目標値を大きくするように、前記制御部が構成されることも好ましい。
この撮像装置において、前記輝度範囲よりも低い所定の閾値を前記輝度評価値が下回っている場合は、前記輝度評価値が前記閾値以上となる場合に比べて前記目標値を大きくするように、前記制御部が構成されることも好ましい。
この撮像装置において、前記輝度評価値が前記輝度範囲を下回っている場合は、前記輝度評価値が前記輝度範囲に収まっている場合に比べて前記フレームレートを高くするように、前記制御部が構成されることも好ましい。
この撮像装置において、前記輝度範囲よりも低い所定の閾値を前記輝度評価値が下回っている場合は、前記輝度評価値が前記閾値以上となる場合に比べて前記フレームレートを高くするように、前記制御部が構成されることも好ましい。
この撮像装置において、前記輝度評価値が前記輝度範囲を上回っている場合は、前記輝度評価値が前記輝度範囲に収まっている場合に比べて前記目標値を小さくするように、前記制御部が構成されることも好ましい。
この撮像装置において、前記輝度範囲よりも高い所定の閾値を前記輝度評価値が上回っている場合は、前記輝度評価値が前記閾値以下となる場合に比べて前記目標値を小さくするように、前記制御部が構成されることも好ましい。
この撮像装置において、前記輝度評価値が前記輝度範囲を上回っている場合は、前記輝度評価値が前記輝度範囲に収まっている場合に比べて、前記フレームレートを高くするように前記制御部が構成されることも好ましい。
この撮像装置において、前記輝度範囲よりも高い所定の閾値を前記輝度評価値が上回っている場合は、前記輝度評価値が前記閾値以下となる場合に比べて、前記フレームレートを高くするように前記制御部が構成されることも好ましい。
この撮像装置において、前記輝度範囲よりも低い所定の第1閾値を前記輝度評価値が下回っている場合は、前記輝度評価値が前記第1閾値以上となる場合に比べて、前記目標値を大きくし且つ前記フレームレートを高くするように前記制御部が構成され、前記輝度範囲よりも高い所定の第2閾値を前記輝度評価値が上回っている場合は、前記輝度評価値が前記第2閾値以下となる場合に比べて、前記目標値を小さくし且つ前記フレームレートを高くするように前記制御部が構成されることも好ましい。
本発明によれば、画像データを画像処理することができる輝度範囲に輝度評価値が収まっている場合、露光条件及び増幅率の調整処理によって発生する輝度評価値の変化率が所定の基準値以下となるように、制御部が露光条件及び増幅率の調整量を制限している。したがって、画像の輝度値を調整するための処理が画像処理に与える影響を低減することができる。
本実施形態の撮像装置を用いた照明制御システムのブロック図である。 同上のフローチャートである。 (a)(b)は同上の調整動作を説明する図である。 同上の調整動作を説明する図である。 (a)(b)は同上の調整動作を説明する図である。 (a)(b)は同上の調整動作を説明する図である。
本発明に係る撮像装置及びそれを用いた動体検知装置並びに負荷制御システムの実施形態を図面に基づいて説明する。
撮像装置1は、予め設定された撮像領域の画像を撮像するものである。この撮像装置1は、図1に示すように、撮像部11と、増幅部12と、露光調整部13と、制御部14とを備える。
撮像部11は、例えばCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサのような固体撮像素子、撮像領域からの光を固体撮像素子に集光させるレンズ、固体撮像素子のアナログの出力信号をディジタルの画像信号(画像データ)に変換するA/D変換器などを備える。撮像部11は、後述する照明器具4の照明範囲を所定のフレームレート(Frame Rate)で撮像し、この照明範囲の画像データを増幅部12に随時出力する。なお、撮像部11から出力される画像データは、各画素の明るさを白黒の濃淡(例えば256階調)で表現した白黒濃淡画像の画像データからなる。
増幅部12は、撮像部11から出力される画像データの輝度値を画素毎に増幅して外部(本実施形態では物体検知装置2)に出力する。
露光調整部13は、撮像部11の露光時間を変化させることによって露光条件を調整する。なお、撮像部11がF値(絞り)を調整可能な絞り機構を備えている場合、露光調整部13は、絞り機構を制御してF値を変化させることで露光条件を制御してもよく、露光時間とF値の両方を変化させることで露光条件を制御してもよい。
制御部14は、撮像部11の複数画素の輝度値を平均し、その平均値を輝度評価値として求め、この輝度評価値が所定の目標値に一致するように、露光調整部13の露光条件(本実施形態では露光時間)及び増幅部12の増幅率を調整する。制御部14は、輝度評価値を所定の目標値に一致させるために、露光条件と増幅率の両方を変化させているが、露光条件のみを変化させることで輝度評価値を調整してもよいし、増幅率のみを変化させることで輝度評価値を調整してもよい。また制御部14は、評価対象領域に含まれる複数画素の輝度値の平均値を輝度評価値として求めているが、評価対象領域を複数に分割して各々で平均値を求め、それらを統計処理して輝度評価値を求めてもよい。また制御部14は、平均処理以外の統計処理を施すことによって、複数画素の輝度値を代表する輝度評価値を求めてもよい。
また、制御部14は、撮像部11が画像を撮像する周期(フレームレート)を切り替える機能も備えている。本実施形態では制御部14がフレームレートを5fps(frame per second)又は13.3fpsの何れかに切り替え可能であり、通常はフレームレートを5fpsに設定している。
この撮像装置1は、図1に示すような負荷制御システムに用いられる。この負荷制御システムは、上述の撮像装置1と、物体検知装置2と、照明制御装置3と、照明器具4を備える。
この負荷制御システムでは、撮像装置1が、照明器具4による照明空間の上方(例えば天井)に設置されて、下方の照明空間を見下ろした画像を撮像する。物体検知装置2は、撮像装置1で撮像された画像をもとに検知領域(すなわち照明器具4の照明空間)における検知対象(例えば人)の存否を検知し、その検知結果を照明制御装置3に出力する。照明制御装置3は、人が存在するとの検知結果が物体検知装置2から入力された場合は照明器具4を点灯させ、人が存在しないとの検知結果が物体検知装置2から入力された場合は照明器具4を消灯させる。
物体検知装置2は、入力部21と、画像処理部22と、画像メモリ23と、出力部24とを備える。
入力部21は、所定のフレームレートで撮像装置1から入力された画像データを画像処理部22に出力する。
画像メモリ23は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)のような大容量の揮発性メモリからなり、画像処理部22によってデータの書き込み、読み出しが制御される。画像メモリ23は、例えば、撮像装置1から入力された1乃至数フレーム分の画像データや、画像処理の過程で作成される差分画像などのデータを記憶する。
画像処理部22は、例えば画像処理に特化したマイクロコンピュータからなり、組み込みのプログラムを実行することによって、画像データに人が写っているか否かを判定する機能が実現される。画像処理部22は、所定のフレームレートで入力部21から画像信号が入力されると、画像メモリ23から1フレーム前の画像データを読み込み、フレーム間差分を行うことによって、フレーム間で輝度値が所定の閾値以上変化した画素領域を抽出する。画像処理部22は、例えば、抽出した画素領域の面積を、画像に写る人の大きさをもとに設定された規定の範囲と比較することによって、撮像領域に人がいるか否かを判断し、判断結果を出力部24に出力する。また、画像処理部22は、入力部21から入力された画像データを画像メモリ23に記憶させており、画像メモリ23には1乃至数フレーム分の画像データが記憶されている。
出力部24は、信号線を介して接続された照明制御装置3との間で通信を行う機能を有しており、画像処理部22から人の存否を判断した結果が入力されると、この判断結果を照明制御装置3に送信する。
照明制御装置3は、物体検知装置2の出力部24から入力された判断結果に基づいて、複数台の照明器具4の点灯、消灯を制御する。照明制御装置3は、人が存在するという判断結果が物体検知装置2から入力されない場合、制御対象である照明器具4を消灯させている。照明制御装置3は、人が存在するという判断結果が物体検知装置2から入力されると、制御対象の照明器具4を点灯させる。その後、人が存在するという判断結果が物体検知装置2から入力されなくなると、照明制御装置3は、所定の点灯保持時間が経過した時点で照明器具4を消灯させる。これにより、照明空間に人がいる間は照明器具4が点灯するから、必要な明るさを確保でき、照明空間から人がいなくなると、所定の点灯保持時間が経過した時点で照明器具4が消灯するから、無駄な電力消費を削減できる。
ところで、何らかの原因で撮像領域の明るさが変化した場合、人が見るための画像であれば、画面の輝度を人の目に適した輝度範囲に速やかに調整する必要がある。それに対して、本実施形態では、撮像装置1の画像は、人が見るための画像ではなく、動体検知のための画像処理に使用されるので、画面の輝度を速やかに調整する必要は無い。むしろ、露光条件を変更するなどして画面輝度を速やかに変化させた場合、その影響で動体検知が正しく行えない可能性があった。そこで、本実施形態では、動体検知のための画像処理が行えないほど画面輝度が暗くなったり、明るくなったりした場合は、制御部14が、露光調整部13の露光条件及び増幅部12の増幅率を変化させて輝度評価値を所定の目標値に即座に一致させる。一方、画面輝度が変化した場合でも、画像処理を支障なく行えるような画面輝度であれば、制御部14は、輝度評価値を所定の目標値に近付けるように、露光条件及び増幅率を緩やかに変化させており、動体検知のための画像処理に悪影響を与えないようにしている。
ここで、制御部14が、画面の明るさ(輝度評価値)に応じて画面の輝度値を調整する動作について、図2のフローチャートを参照して説明する。
撮像部11は、所定のフレームレート(通常時は5fps)で撮像領域を撮像し、撮像領域を撮像する毎に画像データを増幅部12に出力する。撮像部11が各フレームで撮像した画像データを増幅部12に出力すると、増幅部12は、画像データの各画素の輝度値を所定の増幅率で増幅して、物体検知装置2に出力する。
制御部14は、増幅部12から出力される画像データをフレーム毎に取り込むと(図2のステップS1)、複数画素の輝度値の平均値を求め、この平均値を輝度評価値L1とする。
制御部14は、輝度評価値L1を求めると、この輝度評価値L1と所定の目標値T1との差分を求め、この差分が小さくなるように、増幅部12の増幅率及び露光調整部13の露光条件を調整する。本実施形態では各画素の輝度値が256階調(0〜255)であり、輝度評価値L1の目標値T1を通常は64としている。
ところで、本実施形態の撮像装置1は、人が見るための画像を撮像するのではなく、後段の物体検知装置2が動体検知の画像処理を行う画像を撮像するために用いられる。したがって、人の目には明るすぎたり、暗すぎたりする画像であっても、問題なく画像処理が行える輝度範囲であれば、制御部14は、露光条件及び増幅率を調整することによって輝度評価値L1が大きく変化しないように、露光条件及び増幅率の調整量を制限する。以下では、画像処理が問題なく行える輝度範囲の下限値をLM1(例えば32)、上限値をLM4(例えば128)として、制御部14の動作を説明する。
制御部14は、ステップS1で輝度評価値L1を求めると、上述した輝度範囲の上限値LM4と輝度評価値L1との高低を比較する(ステップS2)。輝度評価値L1が上限値LM4を超えていれば(ステップS2のYes)、制御部14は、輝度評価値L1と所定の閾値(第2閾値)LM5(例えば160)との高低をさらに比較する(ステップS3)。輝度評価値L1が閾値LM5以下、すなわちLM4<L1≦LM5であれば(ステップS3のNo)、制御部14は、輝度評価値L1が目標値T1となるように露光時間及び増幅率を変更する(ステップS6)。一方、輝度評価値L1が閾値LM5を超えていれば(ステップS3のYes)、制御部14は、フレームレートを13.3fpsに高速化し(ステップS4)、輝度評価値L1の目標値T1を通常時よりも低い値T2(例えば56)に切り替える(ステップS5)。制御部14は、フレームレートを高くし、目標値を通常時よりも低い値T2に切り替えた後、輝度評価値L1が目標値T2となるように露光時間及び増幅率を変更しており(ステップS6)、輝度評価値L1が目標値T2に短時間(次のフレーム)で調整される。なお、輝度評価値L1が上限値LM4を超えている場合、制御部14は、輝度評価値L1の変化率を後述の基準値以下に制限するために露光時間及び増幅率の調整量を制限する処理を行っておらず、輝度評価値L1が目標値に即座に一致するように露光時間及び増幅率を調整する。したがって、制御部14は、輝度評価値L1を目標値に短時間で一致させることができ、所望の画像処理が行えるようになるまでの時間を短縮できる。
またステップS2において輝度評価値L1が上限値LM4未満の場合(ステップS2のNo)、制御部14は、上述した輝度範囲の下限値LM1と輝度評価値L1との高低を比較する(ステップS7)。輝度評価値L1が下限値LM1を下回っていれば(ステップS7のYes)、制御部14は、輝度評価値L1と所定の閾値(第1閾値)LM0(例えば28)との高低をさらに比較する(ステップS8)。輝度評価値L1が閾値LM0以上、すなわちLM0≦L1<LM1であれば(ステップS8のNo)、制御部14は、輝度評価値L1が目標値T1となるように露光時間及び増幅率を変更する(ステップS6)。一方、輝度評価値L1が閾値LM0未満であれば(ステップS8のYes)、制御部14は、フレームレートを13.3fpsに高速化し(ステップS9)、輝度評価値L1の目標値T1を通常時よりも高い値T3(例えば104)に切り替える(ステップS10)。制御部14は、フレームレートを高くし、目標値を通常時よりも高い値T3に切り替えた後、輝度評価値L1が目標値T3となるように露光時間及び増幅率を変更しており(ステップS6)、輝度評価値L1が目標値T3に短時間(次のフレーム)で調整される。なお、輝度評価値L1が下限値LM1を下回っている場合、制御部14は、輝度評価値L1の変化率を後述の基準値以下に制限するために露光時間及び増幅率の調整量を制限する処理を行っておらず、輝度評価値L1が目標値に即座に一致するように露光時間及び増幅率を調整する。したがって、制御部14は、輝度評価値L1を目標値に短時間で一致させることができ、所望の画像処理が行えるようになるまでの時間を短縮できる。
またステップS7において輝度評価値L1が下限値LM1以上であれば(ステップS7のNo)、制御部14は、輝度評価値L1と所定の閾値LM3(例えば66)との高低を比較する(ステップS11)。輝度評価値L1が閾値LM3よりも大きい、すなわちLM3<L1≦LM4であれば(ステップS11のYes)、制御部14は、輝度値が128分の1だけ小さくなるように露光時間及び増幅率を変更して、輝度評価値L1を微調整する(ステップS12)。
またステップS11において輝度評価値L1が閾値LM3以下であれば(ステップS11のNo)、制御部14は、輝度評価値L1と閾値LM2(例えば62)との高低を比較する(ステップS13)。輝度評価値L1が閾値LM2未満、すなわちLM1≦L1<LM2であれば(ステップS13のYes)、制御部14は、輝度値が128分の1だけ大きくなるように露光時間及び増幅率を変更して、輝度評価値L1を微調整する(ステップS14)。
また、ステップS13において輝度評価値L1が閾値LM2以上、すなわち、LM2≦L1≦LM3の場合、制御部14は、輝度評価値L1が目標値T1にほぼ一致していると判断し、露光時間及び増幅率を変化させることなく処理を終了する。
なお、制御部14は、輝度評価値L1が閾値LM5を上回るとフレームレートを高速化しているが、輝度評価値L1が上限値LM4を上回るとフレームレートを高速化してもよい。また、制御部14は、輝度評価値L1が閾値LM5を上回ると目標値を通常時よりも小さい値T2に切り替えているが、輝度評価値L1が上限値LM4を上回ると目標値を通常時よりも小さい値T2に切り替えてもよい。また、制御部14は、輝度評価値L1が閾値LM0を下回るとフレームレートを高速化しているが、輝度評価値L1が下限値LM1を下回るとフレームレートを高速化してもよい。また、制御部14は、輝度評価値L1が閾値LM0を下回ると目標値を通常時よりも高い値T3に切り替えているが、輝度評価値L1が下限値LM1を下回ると目標値を通常時よりも高い値T3に切り替えてもよい。
制御部14による画面輝度の調整処理は以上の通りであり、制御部14が、輝度評価値L1をもとに画面輝度を調整する様子を図3〜図6を参照してより詳細に説明する。
図3(a)は、画像処理を問題無く行える輝度範囲に輝度評価値L1が収まっている場合、すなわち輝度評価値L1が下限値LM1以上且つ上限値LM4以下である場合の調整動作を示している。輝度評価値L1が下限値LM1以上且つ閾値LM2未満の場合、制御部14は、露光時間及び増幅率を変更し、フレーム毎に輝度値を128分の1ずつ大きくすることによって輝度評価値L1を目標値T1に徐々に近付ける。また輝度評価値L1が閾値LM3より大きく且つ上限値LM4以下の場合、制御部14は、露光時間及び増幅率を変更し、フレーム毎に輝度値を128分の1ずつ小さくすることによって輝度評価値L1を目標値T1に徐々に近付ける。図3(a)の例では、時刻t1から時刻t2までの期間、照明器具4がフェード消灯することによって、画面輝度が徐々に暗くなる。この間、制御部14は、フレーム毎に輝度値が128分の1ずつ大きくなるように、露光時間及び増幅率を調整しているが、フェード消灯によって画面輝度が暗くなるペースの方が速いため、露光時間及び増幅率の調整が追いつかず、画面輝度は徐々に暗くなる。時刻t2において照明器具4が完全に消灯すると、その後は、制御部14が、フレーム毎に輝度値が128分の1ずつ大きくなるように、露光時間及び増幅率を調整することによって、輝度評価値L1が徐々に大きくなり、時刻t3において目標値T1に一致する。
このように、画像処理を問題無く行える輝度範囲に輝度評価値L1が収まっている場合、制御部14は、輝度評価値L1の変化率が所定の基準値(例えば1フレーム当たり128分の1)を超えないように、露光時間及び増幅率を変化させている。したがって、露光時間及び増幅率を変化させたことによって輝度評価値L1が変化した場合でも、その変化率が所定の基準値以下に収まるから、輝度値を調整した後の画像データを用いて問題なく画像処理を行うことができる。なお本実施形態では輝度値が256階調であるので、輝度値の変化率が1フレーム当たり128分の1を超えないように、制御部14が露光条件及び増幅率を変化させた場合、露光条件及び増幅率の調整によってフレーム間で発生する輝度値の変化は2以下になる。このように、露光条件及び増幅率の調整によって生じる輝度値の変化が緩やかになるから、輝度値を調整する処理が画像データを用いた画像処理に与える影響を低減でき、画像処理を問題無く行うことができる。
また、図3(b)は、人が見る画像を撮像する場合に画面輝度を補正する動作を示し、この動作例では、露光時間及び増幅率を変化させることによって発生する輝度値の変化率が制限されていない。この動作例では、時刻t10から時刻t15までの期間は、例えば照明器具4をフェード消灯させたことによって画面輝度が徐々に低下している。時刻t11及び時刻t13において、人が見るための画像に適した輝度範囲よりも輝度評価値L1が暗くなると、制御部14は、露光条件及び増幅率を調整することで、次のフレームでは輝度評価値L1を目標値T1に一致させている。この場合、時刻t11から時刻t12まで期間と、時刻t13から時刻t14までの期間では画面輝度が急激に変化しており、動体の存在によって発生する輝度変化と区別するのが難しいため、動体検知のための画像処理を行えなくなる。
それに対して、本実施形態では、画像処理を問題なく行える輝度範囲に輝度評価値L1が収まっている場合、制御部14は、露光時間及び増幅率を変化させることによる輝度値の変化率を128分の1に制限しており、輝度値の変化を緩やかにしている。これにより、露光条件及び増幅率を変化させることによって生じる輝度値の変化を、画像処理に支障のない大きさに低減でき、画像処理を支障なく行うことができる。
図4は、画像処理を問題無く行える輝度範囲の下限値LM1を輝度評価値L1が下回った場合の動作を示している。時刻t20から時刻t23までの期間では、例えば照明器具がフェード消灯することによって、撮像領域の明るさが徐々に暗くなっている。
時刻t20から時刻t21までの期間、制御部14は、フレーム毎に輝度値が128分の1ずつ大きくなるよう露光時間及び増幅率を調整している。しかし、フェード消灯により画面輝度が暗くなるペースの方が速いため、露光時間及び増幅率の調整が追いつかず、画面輝度は徐々に暗くなる。なお、制御部14は、輝度値の変化率が所定の基準値以下となるように、露光条件及び増幅率を調整して、輝度評価値L1を目標値T1に近付けているので、調整処理によって発生する輝度値の変化が小さくなり画像処理を支障なく行うことができる。
一方、時刻t21において輝度評価値L1が下限値LM1を下回ると、制御部14は、次のフレームで輝度評価値L1が目標値T1に一致するように、露光時間及び増幅率を変化させている。ここで、輝度評価値L1が下限値LM1を下回ったフレーム(時刻t21)と次のフレーム(時刻t22)の間では輝度値が大きく変化するため、動体検知のための画像処理は行えない。しかし、時刻t22以降は輝度評価値L1が下限値LM1以上且つ上限値LM4以下となるので、露光時間及び増幅率を変化させたことによる輝度値の変化率が128分の1に制限され、画像処理を支障なく行うことができる。
その後も、制御部14は、フレーム毎に輝度値が128分の1ずつ大きくなるように、露光時間及び増幅率を調整するが、時刻t22から時刻t23まではフェード消灯によって画面輝度が暗くなるペースの方が速く、画面輝度は徐々に暗くなる。そして、時刻t23において照明器具4が完全に消灯すると、制御部14が、フレーム毎に輝度値が128分の1ずつ大きくなるように、露光時間及び増幅率を調整することで、輝度評価値L1は上昇に転じ、目標値T1に一致する。
また図5(a)は、画像処理を支障なく行うことができる輝度範囲よりも小さい所定の閾値LM0を輝度評価値L1が下回った場合の動作を示している。時刻t30から時刻t33までの期間では、例えば照明器具がフェード消灯することによって、撮像領域の明るさが徐々に暗くなっている。
時刻t30から時刻t31までの期間、制御部14は、フレーム毎に輝度値が128分の1ずつ大きくなるように、露光時間及び増幅率を調整しているが、フェード消灯によって画面輝度が暗くなるペースの方が速く、画面輝度は徐々に暗くなる。時刻t31において、輝度評価値L1が、下限値LM1よりも低い閾値LM0を下回ると、制御部14は、フレームレートを5fpsから13.3fpsに高速化し、且つ、目標値T1をより大きな値T3(=104)に切り替える。そして、制御部14は、次のフレームで、輝度評価値L1が目標値T3になるように、露光時間及び増幅率を変化させている。ここで、輝度評価値L1が閾値LM0を下回ったフレーム(時刻t31)と次のフレーム(時刻t32)の間では輝度値が大きく変化するため、動体検知のための画像処理は行えない。しかし、時刻t32以降は輝度評価値L1が下限値LM1以上且つ上限値LM4以下となり、露光時間及び増幅率の調整による輝度値の変化率が128分の1以下に制限されるため、画像処理を支障なく行うことができる。なお、画像処理を問題無く行える輝度範囲(下限値LM1以上且つ上限値LM4以下)に輝度評価値L1が収まると、制御部14は、フレームレート及び目標値を元の値に戻している。
その後、制御部14は、フレーム毎に輝度値が128分の1ずつ大きくなるように、露光時間及び増幅率を調整しているが、時刻t32から時刻t33まではフェード消灯によって画面輝度が暗くなるペースの方が速く、画面輝度は徐々に暗くなる。そして、時刻t33において照明器具4が完全に消灯すると、制御部14が、フレーム毎に輝度値が128分の1ずつ大きくなるように、露光時間及び増幅率を調整することで、輝度評価値L1は上昇に転じ、目標値T1に一致する。
ここで、図5(b)は目標値T1を変化させない場合の調整動作を示し、時刻t40から時刻t45にかけて照明器具がフェード消灯し、それに応じて撮像領域の明るさが徐々に低下している。
時刻t40から時刻t41までの期間、制御部14は、フレーム毎に輝度値が128分の1ずつ大きくなるように、露光時間及び増幅率を調整しているが、フェード消灯によって画面輝度が暗くなるペースの方が速く、画面輝度は徐々に暗くなる。時刻t41において輝度評価値L1が下限値LM1を下回ると、制御部14は、露光時間及び増幅率を変化させることによって、輝度評価値L1が目標値T1となるように輝度値を調整する。しかし、図示例ではフェード消灯に伴って輝度評価値L1が低下するペースが大きいため、時刻t43において輝度評価値L1が再び下限値LM1を下回ることになる。そのため、制御部14は、時刻t43において、輝度評価値L1を目標値T1とするために露光時間及び増幅率を変化させており、時刻t41〜t42の期間と、時刻t43〜t44の期間の両方で、動体検知のための画像処理が行えなくなっていた。
それに対して、本実施形態では輝度評価値L1が、下限値LM1よりも小さい閾値LM0を下回ると、制御部14が、輝度評価値L1の目標値をより大きな値T2に切り替えている。したがって、輝度評価値L1が目標値T2に調整されてから、フェード消灯に伴って輝度評価値L1が減少していき、下限値LM1を下回るまでに要する時間が、目標値を変化させない場合に比べて長くなる。図5(a)の動作例では、時刻t31で露光時間及び増幅率を調整して輝度評価値L1を目標値T2に変化させた後、フェード消灯が終了する時刻t33までの間に、輝度評価値L1が下限値LM1を下回ることがない。よって、輝度値を目標値に一致させるために、制御部14が露光時間及び増幅率を調整する回数が少なくなり、画面輝度を調整するために画像処理が行えなくなる期間を短縮できる。
また、画像処理を問題無く行える輝度範囲から輝度評価値L1が外れた場合にフレームレートを高くする場合の調整動作を図6(a)に示し、フレームレートを変化させない場合の調整動作を図6(b)に示す。図6(b)に示すようにフレームレートが一定の場合、画像処理を問題無く行える輝度範囲から輝度評価値L1が外れると、輝度評価値L1が上記の輝度範囲に収まるまでに比較的長い時間D2を要し、この間は輝度値が大きく変化するため画像処理が行えなくなる。それに対して、本実施形態では、画像処理を問題無く行える輝度範囲から輝度評価値L1が外れると、制御部14が、フレームレートを高速化しており、フレームレートが一定の場合に比べて、輝度評価値L1が上記の輝度範囲に収まるまでの時間D1を短縮できる。よって、輝度評価値L1が画像処理に適さない期間が短くなり、画像処理を早期に再開することができる。
なお、上述した閾値LM0〜LM5の値は、画像処理の内容などに応じて適宜変更が可能である。
以上説明したように、本実施形態の撮像装置1は、所定のフレームレートで撮像範囲の画像を撮像する撮像部11と、撮像部11の露光条件を調整する露光調整部13と、撮像部11から出力される画像データの輝度値を画素毎に増幅して外部に出力する増幅部12と、画像データの複数画素の輝度値を統計処理して求めた輝度評価値が所定の目標値に一致するように、露光調整部13の露光条件及び増幅部12の増幅率のうち少なくとも何れか一方を調整する制御部14とを備える。増幅部12から出力される画像データを画像処理に使用できる輝度範囲に輝度評価値が収まっている場合は露光条件及び増幅率のうち少なくとも何れか一方を調整することによって生じる輝度評価値の変化率が所定の基準値以下となるように調整量を制限し、且つ、輝度評価値が上記の輝度範囲外である場合は調整量の制限を行わないように制御部14が構成されている。
これにより、画像データを画像処理することができる輝度範囲に輝度評価値が収まっている場合、露光条件及び増幅率のうち少なくとも何れか一方を調整することによって生じる輝度評価値の変化率が所定の基準値以下となるように、制御部14が調整量を制限する。したがって、画像の明るさを調整するための処理が画像処理に与える影響を低減することができる。また、輝度評価値が上記の輝度範囲外である場合は調整量の制限を行わないように制御部14が構成されているので、輝度評価値を目標値に短時間で一致させることができ、所望の画像処理が行えるようになるまでの時間を短縮できる。なお、画像データを画像処理することができる輝度範囲とは、輝度値が暗すぎるために画像処理を行えない輝度範囲や、輝度値が明るすぎて画像処理を行えない輝度範囲を除いた輝度範囲である。
また、輝度評価値L1が上記の輝度範囲(下限値LM1以上、且つ、上限値LM4以下)を下回っている場合は、輝度評価値L1が上記の輝度範囲に収まっている場合に比べて目標値を大きくするように、制御部14が構成されることも好ましい。
これにより、輝度評価値L1が減少して上記の輝度範囲を下回ると、輝度評価値L1が輝度範囲に収まっている場合に比べて大きい値に設定された目標値まで輝度評価値L1が調整される。よって、その後も輝度評価値L1が減少し続けた場合に、輝度評価値L1が上記の輝度範囲を再び下回るまでの時間が長くなる。
また、上記の輝度範囲よりも低い所定の閾値LM0を輝度評価値L1が下回っている場合は、輝度評価値L1が閾値LM0以上となる場合に比べて目標値を大きくするように、制御部14が構成されることも好ましい。
これにより、輝度評価値L1が減少して閾値LM0を下回ると、輝度評価値L1が閾値LM0以上となる場合に比べて大きい値に設定された目標値まで輝度評価値L1が調整される。よって、その後も輝度評価値L1が減少し続けた場合に、輝度評価値L1が上記の輝度範囲を再び下回るまでの時間を長くできる。
また、輝度評価値L1が上記の輝度範囲を下回っている場合は、輝度評価値L1が上記の輝度範囲に収まっている場合に比べてフレームレートを高くするように、制御部14が構成されることも好ましい。
これにより、輝度評価値L1が上記の輝度範囲に収まるまでにかかる時間を短くでき、制御部14の調整動作に応じて輝度評価値L1が変化する期間を短くできるから、画像処理が行えなくなる時間を短くできる。
また、上記の輝度範囲よりも低い所定の閾値LM0を輝度評価値L1が下回っている場合は、輝度評価値L1が閾値LM0以上となる場合に比べてフレームレートを高くするように、制御部14が構成されることも好ましい。
これにより、輝度評価値L1が上記の輝度範囲に収まるまでにかかる時間を短くでき、制御部14の調整動作に応じて輝度評価値L1が変化する期間を短くできるから、画像処理が行えなくなる時間を短くできる。
また、輝度評価値L1が上記の輝度範囲を上回っている場合は、輝度評価値L1が上記の輝度範囲に収まっている場合に比べて目標値を小さくするように、制御部14が構成されることも好ましい。
これにより、輝度評価値L1が増加して上記の輝度範囲を上回ると、輝度評価値L1が輝度範囲に収まっている場合に比べて小さい値に設定された目標値まで輝度評価値L1が調整される。よって、その後も輝度評価値L1が増加し続けた場合に、輝度評価値L1が上記の輝度範囲を再び上回るまでの時間を長くできる。
また、上記の輝度範囲よりも高い所定の閾値LM5を輝度評価値が上回っている場合は、輝度評価値が閾値LM5以下となる場合に比べて目標値を小さくするように、制御部14が構成されることも好ましい。
これにより、輝度評価値L1が増加して閾値LM5を上回ると、輝度評価値L1が閾値LM5以下となる場合に比べて小さい値に設定された目標値まで輝度評価値L1が調整される。よって、その後も輝度評価値L1が増加し続けた場合に、輝度評価値L1が上記の輝度範囲を再び上回るまでの時間を長くできる。
また、輝度評価値L1が上記の輝度範囲を上回っている場合は、輝度評価値L1が上記の輝度範囲に収まっている場合に比べて、フレームレートを高くするように制御部14が構成されることも好ましい。
これにより、輝度評価値L1が上記の輝度範囲に収まるまでにかかる時間を短くでき、制御部14の調整動作に応じて輝度評価値L1が変化する期間を短くできるから、画像処理が行えなくなる時間を短くできる。
また、上記の輝度範囲よりも高い所定の閾値LM5を輝度評価値L1が上回っている場合は、輝度評価値L1が閾値LM5以下となる場合に比べて、フレームレートを高くするように制御部14が構成されることも好ましい。
これにより、輝度評価値L1が上記の輝度範囲に収まるまでにかかる時間を短くでき、制御部14の調整動作に応じて輝度評価値L1が変化する期間を短くできるから、画像処理が行えなくなる時間を短くできる。
また、上記の輝度範囲よりも低い所定の第1閾値LM0を輝度評価値L1が下回っている場合は、輝度評価値L1が第1閾値LM0以上となる場合に比べて、目標値を大きくし且つフレームレートを高くするように制御部14が構成され、上記の輝度範囲よりも高い所定の第2閾値LM5を輝度評価値L1が上回っている場合は、輝度評価値L1が第2閾値LM5以下となる場合に比べて、目標値を小さくし且つフレームレートを高くするように制御部14が構成されることも好ましい。
これにより、輝度評価値L1が減少して第1閾値LM0を下回ると、輝度評価値L1が第1閾値LM0以上となる場合に比べて大きい値に設定された目標値まで輝度評価値L1が調整される。よって、その後も輝度評価値L1が減少し続けた場合に、輝度評価値L1が上記の輝度範囲を再び下回るまでの時間を長くできる。また、輝度評価値L1が増加して第2閾値LM5を上回ると、輝度評価値L1が第2閾値LM5以下となる場合に比べて小さい値に設定された目標値まで輝度評価値L1が調整される。よって、その後も輝度評価値L1が増加し続けた場合に、輝度評価値L1が上記の輝度範囲を再び上回るまでの時間を長くできる。さらに、輝度評価値L1が第1閾値LM0を下回るか、第2閾値LM5を上回ると、制御部14はフレームレートを高くするから、輝度評価値L1が上記の輝度範囲に収まるまでに要する時間を短くできる。したがって、制御部14が輝度値を調整する動作に応じて輝度評価値L1が変化する期間を短くできるから、画像処理が行えなくなる時間を短くできる。
なお、本発明の精神と範囲に反することなしに、広範に異なる実施形態を構成することができることは明白なので、この発明は、特定の実施形態に制約されるものではない。
1 撮像装置
2 物体検知装置
3 照明制御装置
4 照明器具
11 撮像部
12 増幅部
13 露光調整部
14 制御部

Claims (10)

  1. 所定のフレームレートで撮像範囲の画像を撮像する撮像部と、
    前記撮像部の露光条件を調整する露光調整部と、
    前記撮像部から出力される画像データの輝度値を画素毎に増幅して外部に出力する増幅部と、
    前記画像データの複数画素の輝度値を統計処理して求めた輝度評価値が所定の目標値に一致するように、前記露光調整部の露光条件及び前記増幅部の増幅率のうち少なくとも何れか一方を調整する制御部とを備え、
    前記増幅部から出力される画像データを画像処理することができる輝度範囲に前記輝度評価値が収まっている場合は前記露光条件及び前記増幅率のうち少なくとも何れか一方を調整することによって生じる前記輝度評価値の変化率が所定の基準値以下となるように調整量を制限し、且つ、前記輝度評価値が前記輝度範囲外である場合は調整量の制限を行わないように前記制御部が構成されたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記輝度評価値が前記輝度範囲を下回っている場合は、前記輝度評価値が前記輝度範囲に収まっている場合に比べて前記目標値を大きくするように、前記制御部が構成されたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記輝度範囲よりも低い所定の閾値を前記輝度評価値が下回っている場合は、前記輝度評価値が前記閾値以上となる場合に比べて前記目標値を大きくするように、前記制御部が構成されたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 前記輝度評価値が前記輝度範囲を下回っている場合は、前記輝度評価値が前記輝度範囲に収まっている場合に比べて前記フレームレートを高くするように、前記制御部が構成されたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  5. 前記輝度範囲よりも低い所定の閾値を前記輝度評価値が下回っている場合は、前記輝度評価値が前記閾値以上となる場合に比べて前記フレームレートを高くするように、前記制御部が構成されたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  6. 前記輝度評価値が前記輝度範囲を上回っている場合は、前記輝度評価値が前記輝度範囲に収まっている場合に比べて前記目標値を小さくするように、前記制御部が構成されたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  7. 前記輝度範囲よりも高い所定の閾値を前記輝度評価値が上回っている場合は、前記輝度評価値が前記閾値以下となる場合に比べて前記目標値を小さくするように、前記制御部が構成されたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  8. 前記輝度評価値が前記輝度範囲を上回っている場合は、前記輝度評価値が前記輝度範囲に収まっている場合に比べて、前記フレームレートを高くするように前記制御部が構成されたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  9. 前記輝度範囲よりも高い所定の閾値を前記輝度評価値が上回っている場合は、前記輝度評価値が前記閾値以下となる場合に比べて、前記フレームレートを高くするように前記制御部が構成されたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  10. 前記輝度範囲よりも低い所定の第1閾値を前記輝度評価値が下回っている場合は、前記輝度評価値が前記第1閾値以上となる場合に比べて、前記目標値を大きくし且つ前記フレームレートを高くするように前記制御部が構成され、
    前記輝度範囲よりも高い所定の第2閾値を前記輝度評価値が上回っている場合は、前記輝度評価値が前記第2閾値以下となる場合に比べて、前記目標値を小さくし且つ前記フレームレートを高くするように前記制御部が構成されたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
JP2013100524A 2012-06-13 2013-05-10 撮像装置 Withdrawn JP2014220762A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013100524A JP2014220762A (ja) 2013-05-10 2013-05-10 撮像装置
KR1020147034834A KR101640875B1 (ko) 2012-06-13 2013-06-11 물체 검출 장치
PCT/JP2013/003652 WO2013187047A1 (ja) 2012-06-13 2013-06-11 物体検出装置
US14/407,929 US20150125032A1 (en) 2012-06-13 2013-06-11 Object detection device
CN201380031305.2A CN104364824A (zh) 2012-06-13 2013-06-11 物体检测装置
TW102120918A TWI509569B (zh) 2012-06-13 2013-06-13 物體檢測裝置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013100524A JP2014220762A (ja) 2013-05-10 2013-05-10 撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014220762A true JP2014220762A (ja) 2014-11-20

Family

ID=51938816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013100524A Withdrawn JP2014220762A (ja) 2012-06-13 2013-05-10 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014220762A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112422842A (zh) * 2020-11-18 2021-02-26 重庆紫光华山智安科技有限公司 一种自适应曝光方法、介质及终端
CN113364992A (zh) * 2020-08-03 2021-09-07 神盾股份有限公司 影像感测装置及其曝光时间调整方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113364992A (zh) * 2020-08-03 2021-09-07 神盾股份有限公司 影像感测装置及其曝光时间调整方法
CN113364992B (zh) * 2020-08-03 2023-10-17 神盾股份有限公司 影像感测装置及其曝光时间调整方法
CN112422842A (zh) * 2020-11-18 2021-02-26 重庆紫光华山智安科技有限公司 一种自适应曝光方法、介质及终端
CN112422842B (zh) * 2020-11-18 2022-05-31 重庆紫光华山智安科技有限公司 一种自适应曝光方法、介质及终端

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3701712B1 (en) Adaptive infrared illumination for exposure correction
US20180332263A1 (en) Image processing apparatus and image processing method thereof
WO2013187047A1 (ja) 物体検出装置
JP4600684B2 (ja) 撮影装置及び撮影方法
CN113452970B (zh) 用于评定夜晚模式图像获得期间的环境光的方法
JP2010068386A (ja) 撮像装置、撮像方法及びプログラム
JP2005347873A (ja) 撮像装置
US8477212B2 (en) Camera device, exposure control method, and program
JP2012010048A (ja) 画像信号処理装置
JP2010157925A (ja) 撮像装置及びその制御方法及びプログラム
US10284767B2 (en) Shooting device, shooting method, and non-transitory computer readable recording medium storing program
JP4885902B2 (ja) 撮影装置及びその制御方法
US9113117B2 (en) Image-taking apparatus and method for controlling the same
US10271029B2 (en) Image pickup apparatus and method of controlling an image pickup apparatus
JP2014220762A (ja) 撮像装置
KR101396342B1 (ko) 디지털 촬영 장치 및 이의 제어 방법
KR101716818B1 (ko) 초저조도용 cctv 카메라 시스템
JP2010004543A (ja) 撮像装置
JP5316923B2 (ja) 撮像装置及びそのプログラム
KR101510111B1 (ko) 저 조도시 컬러 제어기능을 갖는 cctv 시스템
US11336802B2 (en) Imaging apparatus
JP2004297645A (ja) 撮像システム
US20180253829A1 (en) Image processing apparatus, method for controlling image processing apparatus, and storage medium
KR100962307B1 (ko) 촬상 장치에서 컬러 모드 절환 방법
JP6849351B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141006

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160226

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20161006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20161212